JP2015074482A - カートンの取扱設備及び取扱方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カートンの取扱設備及び取扱方法において、1機のロボット装置によってカートンの取扱に係る作業を効率よく行う。
【解決手段】カートン供給装置2とカートン下面封止装置3とカートン上面封止装置6とカートン保持機能とカートン起函機能を併有するハンドリングユニット12を備えた1機のロボット装置1を備え、該ロボット装置1によって、カートンCを保持してカートン下面封止装置に移送するとともに、物品が収容されたカートンCを保持して上記カートン上面封止装置に移送する。係る構成によれば、カートンの起函作業、下面封止作業、物品収容後の上面封止作業、及び各作業工程間のカートン移送作業の全てが1機のロボット装置で一元的に集約して行われ、作業効率が格段に向上する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、ロボット装置を用いたカートンの取扱設備及び取扱方法に関するものである。
カートンは、安価で取り扱いが容易であり、また収容された物品に対する保護機能が高い等の理由から、梱包資材としてあらゆる産業分野において広く使用されている。
ところで、このカートンは、梱包資材としての流通時には、その輸送性、保管性等を考慮して、扁平に折り畳んだ状態で販売される。
従って、このカートンを取得し、これに物品を収容して一般市場に流通させるに際しては、先ず、扁平に折り畳まれたカートンを起函して上下両面が開口した角筒状の形体とし、さらにこの角筒状のカートンの下面側を封止して空箱状のカートンを得るという複数のカートン形成工程を経る必要がある。
さらに、この空のカートンは、物品収容工程に移送され、ここで所要の物品が収容された後、開口している上面側が封止されることで梱包作業が完了する。そして、梱包が完了したカートンは、順次パレットに積み込まれて輸送工程に送られる。
このように、カートンは、その使用に際して起函から梱包移送まで多数の工程を経る必要があることから、これら一連の作業工程全体としての作業効率の向上を図るためには、各作業工程での作業を一元的に集約して行うことが有効であり、これを実現する手法の一つとして、ハンドリングロボット装置を用いたカートンの取扱手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−313522号公報
ところで、特許文献1に示される取扱手法は、搬送コンベアと印字装置とバンド掛け機とパレットが配置位置された作業スペース内に1機のハンドリングロボット装置を設置し、上記搬送コンベアによって搬送されてきた梱包完了状態の梱包箱を上記ハンドリングロボット装置により吸着保持して該搬送コンベア側から印字装置側へ移送し、該印字装置の印字ヘッドによって印字する。さらに、印字完了後、該梱包箱を上記ハンドリングロボット装置によりバンド掛け機まで移送し、ここで上記梱包箱にバンドを掛けた後、該梱包箱を上記パレットまで移送するものである。
この手法によれば、上記ハンドリングロボット装置により上記梱包箱を、搬送コンベアから印字装置へ、さらに該印字装置からバンド掛け機を経てパレットへと移送する構成であることから、梱包作業の効率化という点においては一定の効果は認められるものの、ここにはそれ以外の必須の作業工程、即ち、梱包箱の起函作業と、梱包箱の上下両面のそれぞれに対する封止作業については何ら考慮がされておらず、従って、カートンを用いた梱包作業全体を通しての作業の効率化という点においては、十分とは言い難いものである。
このような問題に対しては、例えば、特許文献1に記載の上記取扱手法において、さらに梱包箱の起函工程及び梱包箱の上下両面の封止工程を追加することも考えられる。
しかしながら、上記取扱手法においては、上記ハンドリングロボット装置のロボットアームの先端に装着されたクランプヘッドが、梱包箱の一面を吸着するとともに相対向する二面を挟み込んで保持する構造とされており、梱包箱に対する保持点の数が多い分だけ梱包箱を保持した状態での動作が制約される。このため、クランプヘッドに梱包箱を保持した状態のまま、単なる移送動作ではなく複雑な動きが要求される梱包箱の起函作業とか上下両面の封止作業に関わる動作を行わせることは難しく、結果的に上記ハンドリングロボット装置を用いた手法に、梱包箱の起函作業及び梱包箱の上下両面の封止作業を追加的に組み込むことは困難である。
さらに、上述のように、クランプヘッドによって梱包箱の一面を吸着するとともに相対向する二面を挟み込んでこれを保持する構造には、以下のような問題もある。
(a)梱包箱の大きさが変更される場合、吸着保持側では何ら支障は生じないが、挟み込み保持側では梱包箱の大きさによっては、相対向する二面を挟み込んで保持することができないことも予想されるなど、梱包箱の大きさの変更への対応が難しい。
(b)梱包箱の三面が保持面となることから、上記クランプヘッドによって上記梱包箱を保持した状態で該梱包箱をパレット上に順次積み付ける場合、この積み付けに係る梱包箱の保持面の何れかは、必ず先に積み付けられた他の梱包箱の何れかの面に対向し、この対向部分には上記クランプヘッドの吸着部材と二つの挟持部材の何れかが存在することから、各梱包箱を隙間なく詰めて積み付けることができない。
そこで本願発明は、ロボット装置を用いたカートンの取扱設備及び取扱方法において、カートンの取扱に係る作業を効率よく行うことを主たる目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明に係るカートンの取扱設備は、扁平状に折り畳まれたカートンを順次供給するカートン供給装置と、起函されたカートンの下面を封止するカートン下面封止装置と、物品が収容されたカートンの上面を封止するカートン上面封止装置と、ロボットアームの先端に上記カートンの保持機能と該カートンの起函機能を併有するハンドリングユニットを備えた1機のロボット装置を備えるとともに、上記ロボット装置を、上記カートン供給装置から供給される上記カートンを保持し且つこれを起函して上記カートン下面封止装置に移送するとともに、物品が収容されたカートンを保持してこれを上記カートン上面封止装置に移送するように構成したことを特徴としている。
ここで、上記カートン下面封止装置又はカートン上面封止装置は、上記カートンの下面側又は上面側の前後及び左右の縁部にそれぞれ存在する突片状のフラップを折り畳んで封止して上記カートンの底壁又は天壁を構成するものである。
また、上記ハンドリングユニットのカートンの保持機能とは、起函以前の扁平状のカートンと起函された後の立体的なカートンの双方を保持する機能である。
さらに、上記ハンドリングユニットの起函機能とは、保持された扁平状のカートンの各面を起こしてこれを立体化する機能である。
本願の第2発明では、上記第1の発明に係るカートンの取扱設備において、下面が封止されたカートンを物品収容工程へ搬出するカートン搬出装置と、物品が収容されたカートンを搬入するカートン搬入装置を備えるとともに、上記ロボット装置を、下面が封止された上記カートンを上記ハンドリングユニットによって保持して上記カートン下面封止装置から上記カートン搬出装置へ移送するとともに、物品が収容されたカートンを保持してこれを上記カートン搬入装置から上記カートン上面封止装置へ移送するように構成したことを特徴としている。
ここで、上記カートン搬出装置及びカートン搬入装置は、例えば、食品をカートンに収容して輸送する場合のように、清浄な作業領域での作業が要求されるカートンへの物品の収容工程と、清浄性がさほど要求されない作業領域で行われるカートンの梱包工程(物品収容の前後の工程を含む)とを別の作業領域で行うような場合に必要となるものである。従って、作業領域を分ける必要が無いような場合には、上記カートン搬出装置及びカートン搬入装置を設けずに、カートン下面封止装置によって下面が封止されたカートンにその作業領域内で物品を収納し且つ上面を封止することも有り得る。
なお、上記カートン搬出装置及びカートン搬入装置は、必ずしも個別の搬送装置として設ける必要は無く、例えば、1機の連続式コンベア装置とか、移送機能を備えた1機のロボット装置として構成することも可能である。
本願の第3発明では、上記第1又は第2の発明に係るカートンの取扱設備において、上記ロボット装置の上記ハンドリングユニットを、上記カートンの隣り合う二面を吸着して保持する構成としたことを特徴としている。
ここで、上記「カートンの隣り合う二面」は、カートンが扁平状である場合には平面状において隣り合う二面であり、起函された後の立体的なカートンにおいては所定の交差角(最終的には略90°)をもって隣り合う二面、例えば、隣り合う二つの側面、底面と側面、天面と側面である。
なお、上記ハンドリングユニットによって物品が収容された重量の大きいカートンを保持する場合には、上記ハンドリングユニットに対し、上記カートンの隣り合う二面を吸着して保持する構成に加え、カートンの底面を支えるための支持部材を設けてもよい。かかる支持部材は、板状、棒状又は爪状などの適宜形状であって、必要に応じて上記ハンドリングユニットから出入り動作する機能を備えていることが望ましい。
本願の第4発明では、上記第1又は第2の発明に係るカートンの取扱設備において、物品が収容されたカートンの重量を計測する計測装置を備えたことを特徴としている。
ここで、この計測装置の機能・構造に何等制限はなく、要は物品が収容された状態でのカートン重量を計測できれば足りる。
本願の第5発明では、上記第4の発明に係るカートンの取扱設備において、上記計測装置を、上記ロボット装置の上記ロボットアーム側、又は床面側に設けたことを特徴としている。
ここで、上記ロボットアーム側とは、上記ロボットアーム自体のみではなく、該ロボットアームの先端に取付けられた上記ハンドリングユニット、及び上記ロボットアームと上記ハンドリングユニットの中間部位をも含む広い概念である。
また、上記計測装置を床面側に設けることもできるが、この場合の計測態様としては、例えば、床面上に計測装置を設置し、物品が収容されたカートンに対する上記ハンドリングユニットによる保持作用を一時的に解除して該カートンを上記計測装置の上面に載置し、この載置状態で該カートンの重量を計測することが考えられる。
本願の第6発明では、上記第1又は第2の発明に係るカートンの取扱設備において、上面が封止された上記カートンに所要情報を付記する情報付記装置を備えたことを特徴としている。
ここで、情報付記装置としては、カートンに直接所要情報を印字する印字装置とか、所要情報を記載したシールをカートンに貼付する貼付装置が考えられる。
本願の第7の発明に係るカートンの取扱方法は、ロボットアームの先端にカートンの保持機能とカートンの起函機能を併有するハンドリングユニットを備えた1機のロボット装置を使用し、該ハンドリングユニットによってカートン供給装置から供給される扁平状に折り畳まれたカートンを保持してこれを起函するとともにこれをカートン下面封止装置に移送してその下面を封止し、さらに物品が収容されたカートンを上記ハンドリングユニットによって保持し且つこれをカートン上面封止装置に移送してその上面を封止することを特徴としている。
本願の第8発明では、上記第7の発明に係るカートンの取扱方法において、下面が封止された上記カートンを上記ハンドリングユニットによって保持してこれを上記カートン下面封止装置から上記カートン搬出装置へ移送するとともに、物品が収容されたカートンを上記ハンドリングユニットによって保持してこれを上記カートン搬入装置から上記カートン上面封止装置へ移送することを特徴としている。
本願の第9発明では、上記第7又は第8の発明に係るカートンの取扱方法において、上記カートンに物品を収容した後、該カートンの重量を計測することを特徴としている。
本願の第10発明では、上記第7又は第8の発明に係るカートンの取扱方法において、上記カートンに物品を収容した後、該カートンに所要情報を付記することを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係るカートンの取扱設備、及び第7の発明に係るカートンの取扱方法によれば、カートン梱包上の必須作業、即ち、カートンの起函作業、カートン下面の封止作業、物品収容後におけるカートン上面の封止作業、及びこれら各作業工程間のカートンの移送作業のすべてを1機のロボット装置によって一元的に集約して行うことができるため、作業効率が格段に向上し、カートンを用いた物品の梱包コストの低減を図ることができる。また、カートンの取扱設備をよりコンパクトに構成することができることから、取扱設備の占有面積の狭小化による工場スペースの有効利用とか、取扱設備の設置コストの低減を図ることができる。
(b)本願の第2の発明に係るカートンの取扱設備、及び第8の発明に係るカートンの取扱い方法によれば、上記ロボット装置によって、下面が封止された上記カートンを上記ハンドリングユニットによって保持して上記カートン下面封止装置から上記カートン搬出装置へ移送するとともに、物品が収容されたカートンを保持してこれを上記カートン搬入装置から上記カートン上面封止装置へ移送するように構成しているので、例えば、食品製造工場のように衛生上の理由から、さほど清浄領域での作業が要求されないカートンの梱包に係る各作業と、清浄領域での作業が要求されるカートンへの物品の収容作業を別の作業領域にて行い、これら両作業領域間のカートンの移送を上記カートン搬出装置とカートン搬入装置で行うような場合においても、上記(a)に記載の効果を確実に得ることができるものであり、結果的に本願発明のカートンの取扱設備及び取扱方法の適用範囲の拡大及び普及が促進される。
(c)本願の第3の発明に係るカートンの取扱設備によれば、上記(a)又は(b)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記ロボット装置の上記ハンドリングユニットを、上記カートンの隣り合う二面を吸着して保持するように構成しているので、例えば、特許文献1に記載の発明のように、ハンドリングロボット装置のクランプヘッドによって梱包箱の一面を吸着するとともに相対向する二面を挟み込んで保持する構成に比して、カートンに対する保持点の数が少なくなる。
従って、上記ハンドリングユニットの上記カートンに対する保持点の数が少ない分だけ、該カートンを保持した状態における上記ハンドリングユニットの動作の自由度が向上し、その結果、カートンを保持した状態のまま、単なる移送動作ではなく複雑な動作が要求されるカートンの起函作業とか上下両面の封止作業に関わる動作を行うことが可能となり、カートンの梱包作業に係る作業効率の向上が促進される。
さらに、上記カートンの隣り合う二面を吸着して保持する構成であることに起因して、例えば、
(イ)使用されるカートンの大きさが変更されても、上記ハンドリングユニットの上記カートンの隣り合う二面のそれぞれに対する吸着位置を変更することで、何ら支障なくカートンを保持することができ、カートンの大きさの変更への対応が容易である、
(ロ)カートンの隣り合う二面が保持面となることから、例えば、梱包されたカートンを上記ハンドリングユニットでパレット上に積み付けるような場合、積み付けに係るカートンの二つの保持面以外の面を、先に積み付けられた他のカートンの面に接触させて隙間なく詰めて積み付けることができる、
等の効果が得られる。
(d)本願の第4の発明に係るカートンの取扱設備、又は第9の発明に係るカートンの取扱方法によれば、上記(a)又は(b)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、物品が収容されたカートンの重量を計測する計測装置を備えているので、計測により取得される重量値を、予め保持している空のカートンの重量を対比することで、カートンへの物品の収容漏れとか、収容された物品の数量の過不足を検出することができ、この結果、物品の収容漏れとか収容量に過不足があるカートンの事前排除が担保され、作業上の信頼性が向上する。
(e)本願の第5の発明に係るカートンの取扱設備によれば、上記(d)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記計測装置を上記ロボット装置の上記ロボットアーム側に設けた場合には、該ロボットアームによってカートンを本来想定された所定の移動軌跡(即ち、カートンの梱包作業に係る移動軌跡)に沿って移送する間に重量が計測されるので、ロボット装置に無駄な動作をさせることなく迅速に重量を計測できる。
また、上記計測装置を床面側に設けた場合には、例えば、物品が収容されたカートンに対する上記ハンドリングユニットによる保持作用を一時的に解除して該カートンを、床面上に設置された計測装置の上面に載置し、この載置状態で該カートンの重量を計測することになるが、係る計測形態においては、上記計測装置及び上記カートンに対して上記ロボットアームの動作に伴う動的因子(例えば、加速度)の影響が及ぶことが確実に排除されることから、より精度の良い重量測定が実現される。
さらに、上記計測装置を床面側に設けることで、上記計測装置を上記ロボットアーム側に設ける場合に比して、該ロボットアーム側の重量の軽減及び構造の簡略化、並びに該ロボットアームの作動制御の容易化を図ることができ、延いてはロボット装置の低コスト化を図ることができる。
(f)本願の第6の発明に係るカートンの取扱設備、又は第10の発明に係るカートンの取扱方法によれば、上記(a)又は(b)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上面が封止された上記カートンに所要情報を付記する情報付記装置を備えているので、一連のカートン梱包作業の中で情報付記が為され、例えば、情報付記作業をこの取扱設備と切り離して別途に行う場合に比して、作業効率の向上が図れる。
本願発明の実施の形態に係るカートンの取扱設備の全体構成を示す斜視図である。 図1に示したカートンの取扱設備の平面図である。 図1に示すロボット装置のハンドリングユニットによる扁平状のカートンの保持状態説明図である。 図3に示したハンドリングユニットにおける第2ユニットの拡大図である。 図1に示すロボット装置のハンドリングユニットによる起函途中のカートンの保持状態説明図である。 図5に示したハンドリングユニットにおける第2ユニットの拡大図である。 図1に示すロボット装置のハンドリングユニットによる起函完了状態のカートンの保持状態説明図である。 図7に示したハンドリングユニットにおける第2ユニットの拡大図である。 物品が収容されたカートンに対するハンドリングユニットのプリセット状態図である。 上記ハンドリングユニットによるカートンの隣り合う二面のうちの一の面に対する保持状態図である。 上記ハンドリングユニットによるカートン隣り合う二面に対する保持状態図である。 ロボット装置によりカートン供給装置からのカートン取り出し状態図である。 ロボット装置のハンドリングユニットによって扁平状のカートンを保持した状態図である。 ハンドリングユニットによるカートンの起函途中の状態図である。 カートンの起函が完了した状態図である。 カートン下面側の前後フラップの封止作業の状態図である。 カートン下面側の左右フラップの封止作業の状態図である。 カートン下面側の封止部分へのテープ貼着作業の状態図である。 カートン下面側の封止部分へのテープ貼着作業が完了した状態図である。
図1及び図2には、本願発明の実施形態に係るカートンの取扱設備の全体システムを示している。このカートンの取扱設備は、区画壁103によって、清浄性が要求される清浄作業領域101と、さほど清浄性は要求されない通常作業領域102に区画された工場スペースの上記通常作業領域102に設けられている。なお、清浄作業領域101と通常作業領域102は、上記区画壁103に設けた開口部104を介して連通している。
上記取扱設備は、扁平状に折り畳まれたカートンCを起函し且つその下面を封止して上面の開口した箱状のカートンCとし、これを上記清浄作業領域101側に設けられた物品収容部(図示省略)に搬送するとともに、該物品収容部から返送される物品が収容されたカートンCを受けて、該カートンCの上面を封止するとともに、その表面に所定の情報表示を施した上で、順次パレット8に積み込むという一連の梱包作業に供せられるものであり、後述するロボット装置1を中心として、その周囲にカートン供給装置2とカートン下面封止装置3とカートン搬出装置4とカートン搬入装置5とカートン上面封止装置6と印字装置7(特許請求の範囲中の「情報付記装置」に該当する)及びパレット8を配置して構成される。以下、このロボット装置1の構成、動作等を具体的に説明する。
「ロボット装置1」
(1)全体構成
上記ロボット装置1は、上記取扱設備の中心設備となるもので、床面側に設置され且つ旋回及び起伏自在とされた本体部10と、該本体部10の先端側に起伏自在に取付けられたロボットアーム11を備えるとともに、該ロボットアーム11の先端部には、図3に示すように、該ロボットアーム11の軸心回りに全旋回可能とされたアームヘッド11Aと、該アームヘッド11Aに対して支軸11Aa周りに揺回動可能に支持されるとともに全旋回可能とされたアタッチメント取付台11Bが取付けられている。
さらに、上記アタッチメント取付台11Bには、ロードセル9aを備えた計測装置9を介して次述のハンドリングユニット12が取付けられている。従って、このハンドリングユニット12は、上記ロボットアーム11と上記アームヘッド11A及び上記アタッチメント取付台11Bの作動によって、三軸方向へ移動可能で且つ自由な姿勢を採り得るようになっている。
(2)ハンドリングユニット12
(2−a)ハンドリングユニット12の機能
上記ハンドリングユニット12は、カートンCの起函機能と保持機能を併有し、後述のように扁平状に折り畳まれたカートンCを保持し、これを起函して立体形状とするとともに、基本的には、カートンCを上記カートン搬出装置4に移送した時点から上記カートン搬入装置5から搬入されるカートンCを保持するまでの期間を除き、該カートンCを保持し続ける。
そして、上記ロボットアーム11の動作に伴って、上記カートンCを、上記カートン供給装置2から上記カートン下面封止装置3、上記カートン搬出装置4へと移送するとともに、上記カートン搬入装置5において上記カートンCを保持した後は、さらにこれを該カートン搬入装置5から上記カートン上面封止装置6、上記印字装置7及び上記パレット8へと移送する。
また、このハンドリングユニット12は、上述のようにカートンCを各装置間で移送するに止まらず、この移送の間に、該ハンドリングユニット12の位置、姿勢等を適宜制御することで、上記カートン下面封止装置3においてはカートンCの下面の封止作業を実行させ、上記カートン上面封止装置6においてはカートンCの上面の封止作業を実行させ、さらに上記印字装置7においては上記カートンCへの印字作業を実行させるようになっている。
(2−b)ハンドリングユニット12の構成
上記ハンドリングユニット12は、第1ユニット12Aと第2ユニット12Bを連結して構成される。
(2−b−1)第1ユニット12A
上記第1ユニット12Aは、図3に示すように、上記計測装置9を介して上記ロボットアーム11のアタッチメント取付台11Bに連結されたベースフレーム15を備える。このベースフレーム15には支持材20が固定されるとともに、該支持材20には複数の支柱19が前方へ向けて突設されている。そして、この複数の支柱19の前端には平板状のサポート板18が取付けられている。
上記サポート板18には、所定ピッチで並ぶ三個の穴が2列に、合計六個形成されている。また、このサポート板18の各穴には、上記支持材20に取付けられた吸着パッド13とイジェクター14が、それぞれ配置されている。この場合、上記吸着パッド13の突出方向の位置は、該吸着パッド13の前端面が上記サポート板18の前面と略面一となるように相対的に設定されている。従って、上記イジェクター14からの高圧空気によって上記吸着パッド13に負圧吸引作用が働くと、上記サポート板18の前面側に配置された上記カートンCは該吸着パッド13に吸引され、上記サポート板18に衝合した状態で該吸着パッド13によって吸着保持される。
さらに、上記第1ユニット12Aには、エアシリンダ16が配置されている。このエアシリンダ16は、次述の第2ユニット12Bの揺動駆動に供されるもので、上記支持材20の一端寄り部位に、そのロッド端を側方へ向けた状態で揺動可能に取付けられている。また、上記第1ユニット12Aの一端側で且つ上記サポート板18の裏面から上記エアシリンダ16寄りに適宜離間した位置には、該第1ユニット12Aに次述の第2ユニット12Bの一端部21aを連結するための連結ピン30が設けられている。
(2−b−2)第2ユニット12B
上記第2ユニット12Bは、図3及び図4に示すように、その一端部21aが上記連結ピン30によって上記第1ユニット12Aのベースフレーム15の一端側に相対回動可能に連結されたベースフレーム21を備えている。このベースフレーム21には、ガイドレール23が取付けられるとともに、該ガイドレール23にはスライダー17を介して支持材24が摺動可能に取付けられている。
また、この支持材24には、複数の支柱29を介して平板状のサポート板22が固定されている。このサポート板22には所定ピッチで並ぶ二個の穴が2列に、合計四個形成されている。
さらに、上記支持材24には、上記サポート板22の各穴のそれぞれに対応するようにして、吸着パッド26とイジェクター27がスプリング28を介して進退変位可能に取付けられている。そして、上記吸着パッド26は、上記スプリング28が自由長にあるときには、図4に示すように、該吸着パッド26の前端面が上記サポート板22の前面と略面一となる(以下、このときの上記吸着パッド26の位置を「基準位置」という)ように設定されている一方、該吸着パッド26の前端面にこれを前方に突出させる方向の外力(即ち、上記吸着パッド26と該吸着パッド26の前方側において対向するカートンCの第2の面C2との間に作用する負圧吸引力)が掛ったときには、上記スプリング28を縮小させて上記基準位置よりも前方に突出し、図6に示すように、該吸着パッド26の前端面が上記サポート板22の前面よりも突出した位置で保持されるように構成されている。
また、上記支持材24は、上述のように、上記スライダー17を介して上記ガイドレール23に沿って摺動可能とされているが、この支持材24を駆動するために上記ベースフレーム21と上記支持材24の間に、該ガイドレール23と略平行にエアシリンダ25が取付けられており、該エアシリンダ25の伸縮動によって上記支持材24は上記ガイドレール23に沿って、図4に示すように上記連結ピン30に近づいた「前進位置」と図8に示すように該連結ピン30から遠ざかった「後退位置」の間で移動される。
なお、上記支持材24には、上述のように、上記各吸着パッド26と各イジェクター27と各スプリング28のほか、上記サポート板22と上記支柱29が取付けられているので、これら各部材は上記支持材24と一体的に移動することから、以下においては、上記支持材24及びこれと一体的に移動する上記各部材を纏めて「摺動体32」という。
以上のように構成された第2ユニット12Bは、図3及び図4に示すように、上記ベースフレーム21の一端部21aが連結ピン30によって上記第1ユニット12Aの上記ベースフレーム15の一端部15aに相対回動可能に連結されるとともに、該ベースフレーム21の上記連結ピン30の取付位置から適宜離間した位置には、上記第1ユニット12A側に設けた上記エアシリンダ16のロッド端がシリンダピン31によって連結されている。
従って、上記第2ユニット12Bは、上記エアシリンダ16の作動によって、図3に示すように、上記第1ユニット12A側の上記サポート板18と上記第2ユニット12B側のサポート板22が同一平面を構成するように延出する位置(以下、この場合のハンドリングユニット12の姿勢を「平面姿勢」という)と、図7に示すように、上記第1ユニット12A側の上記サポート板18と上記第2ユニット12B側のサポート板22が略直交状態に交差して延出する位置(以下、この場合のハンドリングユニット12の姿勢を「直交姿勢」という)の間で姿勢を変更できるようになっている。なお、図5は、上記「平面姿勢」と「直交姿勢」の間での姿勢変更動作の過渡状態を示している。
(2−c)ハンドリングユニット12の作動動作
上記ハンドリングユニット12の作動動作としては、図3に示すように、後述のカートン供給装置2に収容されている扁平状に折り畳まれたカートンCを吸着して保持する「扁平カートン保持動作」と、図5に示すように保持した扁平状のカートンCを起函させる「カートン起函動作」と、図7に示すように起函されたカートンCを保持する「初期保持動作」と、図9〜図10に示すように、物品が収容されたカートンCを保持する場合のように、一旦保持を解除した起函済みのカートンCを再度保持する「再保持動作」がある。以下、これら作動動作を説明する。
なお、後述するカートン下面封止装置3での下面封止作業及びカートン搬出装置4へのカートン移送作業は、上記「初期保持動作」によるカートン保持形態で行われる。また、後述するカートン上面封止装置6での封止作業と上記印字装置7での印字作業及びパレット8への積み付け作業は、上記「再保持動作」によるカートン保持形態で行われる。
(2−c−1)扁平カートン保持動作
上記カートンCは、扁平状に折り畳んだ状態で上記カートン供給装置2にストックされており、該カートン供給装置2から上記ロボット装置1の上記ハンドリングユニット12によって順次1枚ずつ取出される。このカートン供給装置2からの上記カートンCの取り出しに伴う該カートンCの保持動作が「扁平カートン保持動作」である。
「扁平カートン保持動作」は、図3及び図4に示すように、上記ハンドリングユニット12の姿勢を「平面姿勢」に設定した状態で行われる。また、この場合、上記第2ユニット12B側の上記摺動体32は、「前進位置」に位置設定されている。
このように姿勢及び位置が設定された上記ハンドリングユニット12の上記第1ユニット12Aの上記サポート板18と、上記第2ユニット12Bの上記サポート板22をそれぞれ上記カートン供給装置2側に収容されている扁平状のカートンCの表面に押し当てる(図3、図4及び図12参照)。
この場合、上記ハンドリングユニット12の動作位置の精度は極めて高く(例えば、±5mm程度)、該ハンドリングユニット12が予め設定された動作軌跡に基づいて動作することで、上記カートンCの隣接する二面間の折曲点Ca(この折曲点Caは、扁平状のカートンCを起函したとき、隣接する二面間の折曲稜線に対応する)が、上記連結ピン30の軸心を通って上記サポート板18の面方向に対して45°の方向に延びる直線L上に略位置するように該ハンドリングユニット12の上記カートンCに対する位置決めがなされる。
このように上記ハンドリングユニット12を上記カートンCに押し当てた状態で、上記第1ユニット12A側の上記吸着パッド13と上記第2ユニット12B側の上記吸着パッド26のそれぞれに吸引力を発生させる。すると、上記第1ユニット12A側においては、上記吸着パッド13の吸引力によって上記カートンCの第1の面C1が吸着され、該第1の面C1は上記サポート板18に当接された状態で吸着保持される。
一方、上記第2ユニット12B側においては、上記サポート板22と上記カートンCの第2の面C2が当接していれば、該第2の面C2は基準位置にある上記吸着パッド26の吸引力によって上記サポート板22に当接した状態で吸着保持される。
しかし、例えば、上記第2の面C2の変形等によって該第2の面C2が基準位置にある上記吸着パッド26の前端面と平行ではなく傾斜離間しているような場合には、上記吸着パッド26は、上記第2の面C2との間に作用する吸引力によって上記基準位置よりも前方側へ引き寄せられて上記サポート板22よりも前方へ突出し、この突出状態で上記第2の面C2を吸着保持する。
即ち、上記吸着パッド26の前端面が上記サポート板22と面一である状態を基準位置とし、該吸着パッド26にこれを前方へ引き出す力が作用した場合には上記スプリング28を縮小させて該基準位置よりも前方へ突出する構成とすることで、上記第2ユニット12Bを上記カートンCの第2の面C2に押し当てたにも拘らず、例えば、上記第2の面C2の変形等によって上記吸着パッド26が上記第2の面C2に当接せず、該吸着パッド26による上記第2の面C2の保持が不確実となるような場合であっても、上記吸着パッド26が前方へ突出して上記第2の面C2に当接してこれを吸着保持することができるものであり、該第2ユニット12B側における上記カートンCに対する良好な吸着保持性能が担保される。
このように、上記ハンドリングユニット12の上記第1ユニット12A側と第2ユニット12B側の双方において上記カートンCを吸着保持した状態で、上記ロボットアーム11を適宜作動させることで、上記カートンCを上記カートン供給装置2から取り出すことができる(図13参照)。
(2−c−2)カートン起函動作
「カートン起函動作」は、上記「扁平カートン保持動作」に引き続いて行われる。即ち、図3に示す扁平状のカートンCの保持状態において、上記エアシリンダ16を伸長させて上記第2ユニット12Bを、上記連結ピン30を中心として前方側へ傾動させる。すると、図5に示すように、上記第1ユニット12Aの上記サポート板18にサポートされた上記カートンCの第1の面C1に対して、上記第2ユニット12Bの上記サポート板22にサポートされた第2の面C2が上記折曲点Ca部分から折曲され次第に立体化される(図5、図14参照)。
なお、この場合、図6に示すように、上記第2ユニット12Bの傾動に伴って、上記吸着パッド26は上記第2の面C2を吸着保持したまま該第2の面C2に追従して次第に前方へ突出し、該第2の面C2には上記サポート板22の上記連結ピン30から遠い側の縁部が当接し、該第2の面C2は上記縁部によって押し上げられる状態で傾動変位する。
このような上記ハンドリングユニット12の第2ユニット12Bによる上記カートンCの第2の面C2の傾動変位は、図7及び図8に示すように、上記ハンドリングユニット12が「直交姿勢」となり、上記カートンCの第1の面C1と第2の面C2が直交状態となるまで継続され、この時点でカートンCの起函作業が完了する。
ところで、このような上記第2ユニット12Bの傾動によるカートン起函作業においては、単に該第2ユニット12Bを傾動させたのでは上記カートンCの上記第2の面C2を上記折曲点Caから正確に折曲させることはできない。
即ち、図3及び図4に示すように、上記カートンCを「平面姿勢」にある上記ハンドリングユニット12の上記第1ユニット12Aと第2ユニット12Bに保持させた状態においては、上記カートンCの折曲点Caが上記連結ピン30から斜め45度の方向へ偏移している。一方、上記カートンCの第2の面C2は、上記第2ユニット12Bの上記吸着パッド26によって吸着保持されており、これら両者の位置関係は固定されている。
従って、このような状態において、上記第2ユニット12Bが上記連結ピン30を中心として前方側へ向けて傾動すると、その傾動の進行に伴って、上記折曲点Caと上記吸着パッド26の距離は次第に減少変化し、その結果、上記第2の面C2の端部が上記第1の面C1側に押し付けられて潰れ変形を起し、上記折曲点Caで適正に折曲させることはできないことになる。
係る事態を回避して上記折曲点Caでの適正な折曲を実現するためには、上記第2ユニット12Bの傾動の進行に伴って、上記カートンCの第2の面C2を吸着保持している上記吸着パッド26が上記連結ピン30から遠ざかるのを許容すること、即ち、上記吸着パッド26が設けられた上記摺動体32が「前進位置」側から「後退位置」側へ移動するのを許容することが必要となる。
しかし、このように上記摺動体32を「前進位置」側から「後退位置」側へ移動させる力は、上記折曲点Caと上記吸着パッド26の距離の減少に起因して上記第1の面C1に掛る押圧力の反力によるものである。このため、このような反力による上記摺動体32の移動を何等規制することなく自由に行わせると、例えば、「後退位置」側への過度の移動によって上記カートンCの上記第2の面C2のみならず上記第1の面C1も同時に上記第2ユニット12B側へ引き寄せられて上記折曲点Ca部分が大きく弧状に変形し、該折曲点Caでの適正な折曲が実現できないことになり得る。
一方、上記摺動体32の「後退位置」側への移動を過度に規制すると、上述のような上記第2の面C2の潰れ変形を招来することになり、これも好ましくない。
そこで、この実施形態では、上記摺動体32を駆動する上記エアシリンダ25の作動に着目し、該エアシリンダ25を用いて上記第2ユニット12Bの傾動に伴う上記摺動体32の移動動作に所要の規制作用を付与するようにしている。
即ち、上記エアシリンダ25は、その伸縮作動によって上記摺動体32を上記ベースフレーム21上において移動させるものであって、その本来的な使用態様は、後述するように物品が収納されたカートンCを吸着保持する場合において、上記第2ユニット12B側に上記摺動体32介して保持された上記カートンCを移動させることなく、上記第1ユニット12Aを上記摺動体32側へ移動させて上記カートンCの第1の面C1に当接させるものであり(図9〜図11参照)、その際の上記エアシリンダ25の作動圧は常用圧(0.5MPa程度)に設定されている。
しかし、上記エアシリンダ25の作動力を、上述のように上記摺動体32の「前進位置」側から「後退位置」側への移動動作に対する規制力として利用する場合には、その作動圧を常用圧よりも低く(例えば、常用圧の5分の1程度)の低圧に設定する。そして、上記カートンCの起函作業における上記第2ユニット12Bの傾動時には、上記エアシリンダ25を低圧で縮小側へ作動させる。
すると、上記第2ユニット12Bの傾動に伴って上記摺動体32が上記カートンCの上記折曲点Ca側からの反力を受けて「前進位置」側から「後退位置」側へ強制的に移動させられる場合、上記エアシリンダ25は縮小作動状況下にあるものの、その作動力に抗して、上記摺動体32の移動力によって強制的に伸長される。即ち、上記摺動体32は、常時小さな力(即ち、上記エアシリンダ25の縮小作動力)で「前進位置」側へ(即ち、上記折曲点Ca側へ)付勢されながら「後退位置」側へ移動されることになる。
この結果、上記カートンCの第2の面C2は、潰れ変形を起したり、大きく弧状に変形したりすることなく、上記折曲点Caにおいて上記第1の面C1に対して略直交状に折曲されるものである。
(2−c−3)初期保持動作
「初期保持動作」は、上記「カートン起函動作」に引き続いて行われる。即ち、図7に示すように起函された上記カートンCの隣り合う二面C1,C2を上記ハンドリングユニット12の第1ユニット12Aと第2ユニット12Bによって吸着保持した状態で行われるものであり、具体的には、図15〜図19に示すように上記カートン下面封止装置3における下面封止作業に伴う動作である。
ここで、上記カートン下面封止装置3の構成を説明する。上記カートン下面封止装置3は、図1及び図2に示すように、基台40上に、先端部が上方へ折曲延出した折曲棒体で構成される前後フラップ折曲部41と、前後両端部がそれぞれ側方へ折曲延出した左右一対の折曲棒体をその両端がそれぞれY形となるように平行に配置した左右フラップ折曲部42と、該左右フラップ折曲部42の後半部分に重複するようにしてその下方側に配置されたテープ貼着器43を備えて構成される。
そして、図15に示すように、上記ロボット装置1の上記ハンドリングユニット12に保持された上記カートンCを、上記カートン下面封止装置3の上方位置まで移動させた後、先ず、図16に示すように、上記ロボット装置1を作動させて上記カートンCの前フラップ44と後フラップ45を上記カートン下面封止装置3の前後フラップ折曲部41に押し当てながら、上記カートンCを該前後フラップ折曲部41の前部側から後部側へ摺動させて前後両フラップ44,45をそれぞれ折り畳む。
さらに、図17及び図18に示すように、上記カートンCを上記左右フラップ折曲部42側に移動させ、ここを前方に向けて摺動させることで左右フラップ46を折り畳む。この左右フラップの折畳み作業の後半部において、図19に示すように、上記テープ貼着器43によって折り畳まれた各フラップの封止がなされ、これによって上端が開口した空のカートンCが得られる。
上記カートンCの下面の封止が完了すると、この空のカートンCを上記ロボット装置1の移送動作によって上記カートン搬出装置4上に移送し、該カートン搬出装置4によって物品収容工程へ送る。以上が、上記ロボット装置1の「初期保持動作」である。
(2−c−4)再保持動作
「再保持動作」は、図1及び図2に示すように、物品収容工程において物品が収容された後、該物品収容工程から上記カートン搬入装置5によって移送されてきた物品が収容された重いカートンCを、上記ロボット装置1のハンドリングユニット12で保持し、これを上記カートン上面封止装置6に移送し、ここで上記カートンCの上面を封止した後、さらに上記印字装置7に移送してここで所要情報を印字し、さらに必要に応じてカートンCを上記パレット8に積み上げるまでの一連の動作である。
なお、上記カートン上面封止装置6は、上記カートン下面封止装置3を天地反対に形成したものであり、背高の基台60に前後フラップ折曲部61と左右フラップ折曲部62及びテープ貼着器63を備えて構成され、その動作は上記カートン下面封止装置3での動作に準じるため、これを援用し、ここでの説明は省略する。
また、上記印字装置7は、例えば、インクジエット式の印字ヘッド71を備えており、上記ロボット装置1のハンドリングユニット12に保持された上記カートンCを該印字ヘッド71の前面側を一定速度で通過させることで、該カートンCの印刷予定部位に所要情報が印字される。
これら各作業において前提となるのが、載置された上記カートンCを上記ロボット装置1のハンドリングユニット12によって再保持する動作であるので、以下においてはこのハンドリングユニット12による上記カートンCの再保持動作を、図9〜図11を参照して説明する。
載置状態にあるカートンCの上記ハンドリングユニット12による保持は、図9に示すように、該ハンドリングユニット12を「直交姿勢」に設定するとともに、上記第2ユニット12B側においては上記摺動体32を「後退位置」に設定した状態で行われる。
先ず、図9に示すように、「直交姿勢」に設定された上記ハンドリングユニット12を上記カートンCの隣り合う二面C1,C2のそれぞれに対応するように接近配置する。
次に、図10に示すように、上記第2ユニット12Bの上記サポート板22と上記吸着パッド26を上記カートンCの第2の面C2に押し付けるとともに、上記各吸着パッド26に吸引作用を発生させて該吸着パッド26によって上記第2の面C2を吸着保持する。
この場合、例えば、上記吸着パッド26の前端面が上記カートンCの第2の面C2と平行でなかったとしても、上述のように、上記スプリング28を介して基準位置で保持されている上記吸着パッド26が上記第2の面C2との間に作用する吸引力を受けて前方へ突出することで、該吸着パッド26が上記第2の面C2に確実に当接してこれを吸着保持することができる。
また、上記吸着パッド26による上記カートンCの第2の面C2に対する吸着保持が、該カートンCを移動させることなく行われることから、該カートンCが物品収容後の重いカートンであったとしても、その重量の影響を受けることなく、上記カートンCを上記吸着パッド26により確実に吸着保持することができる。
これらの相乗効果として、上記第2ユニット12Bの上記吸着パッド26によって上記カートンCの第2の面C2が確実に保持され、その信頼性が担保される。
次に、図10に示す状態において、上記ロボットアーム11によって上記ハンドリングユニット12全体を前方側(即ち、上記カートンCの第1の面C1に接近する方向)へ移動させる。また、これと同時に、上記第2ユニット12B側の上記エアシリンダ25を縮小させて上記吸着パッド26を含む上記摺動体32を「後退位置」側から「前進位置」側へ移動させるが、この移動形態は上記摺動体32と上記ベースフレーム21の相対移動であって、これを上記摺動体32側からみれば、上記ベースフレーム21及び該ベースフレーム21に連結された上記第1ユニット12Aが一体的に上記摺動体32側へ引き寄せられたといえる。
この結果、上記ハンドリングユニット12全体の前方への移動に伴う上記第2ユニット12Bの移動量が、上記摺動体32の「後退位置」側から「前進位置」側への移動によって吸収され、上記第2ユニット12B側の上記吸着パッド26による上記カートンCの第2の面C2の吸着保持状態に何等変化をもたらすことなく、即ち、この吸着部分に無用の力を掛けるとか、該吸着パッド26と共に上記カートンCを移動させること無く、上記第1ユニット12Aの上記サポート板18及び上記吸着パッド13を上記カートンCの第1の面C1に当接させ、該吸着パッド13によって該第1の面C1を吸着保持することができる。以上で、上記カートンCの再保持動作が完了する。
このように、上記ロボットアーム11の作動によって上記ハンドリングユニット12全体を上記カートンC側へ移動させると同時に、上記エアシリンダ25を縮小させて上記摺動体32を「後退位置」側から「前進位置」側へ移動させることで、上記カートンCを移動させずにその位置を維持したまま、上記第1ユニット12Aの上記吸着パッド13を上記カートンCの上記第1の面C1に当接させてこれを吸着保持することができるものであり、特にこの実施形態のように上記カートンCがその内部に物品が収容された重いものである場合には、その効果は顕著なものとなる。
このように、先に、上記第2ユニット12B側での吸着保持、即ち、上記カートンCの第2の面C2と上記第2ユニット12Bの上記吸着パッド26の前端面とが平行でなくても、該吸着パッド26の基準位置から前方側への突出作用によって該吸着パッド26により上記第2の面C2を的確に吸着できるという信頼性の高い上記第2ユニット12B側での吸着保持を実行し、しかる後、上記第1ユニット12Aを上記カートンCの第1の面C1側へ移動させてその吸着パッド13によってこれを吸着保持するという二段階の動作を経ることで、上記ハンドリングユニット12によって上記カートンCを確実に吸着保持することができる。
「その他」
この実施形態においては、図3に示すように、上記ロボット装置1の上記アタッチメント取付台11Bと上記ハンドリングユニット12の間に上記計測装置9を配置している。従って、例えば、上記カートン上面封止装置6での上面封止作業が完了した後、該カートンCの保持状態のまま、一連の梱包作業の中で該カートンCの重量を計測することができ、例えば、カートンCを別途に設置した計測装置に移動させてその重量を計測する場合に比して、作業性が極めて良好となる。
また、一連の梱包作業の中で上記カートンCの重量を計測するので、例えば、計測により取得される重量値を、予め保持している空のカートンCの重量を対比することで、カートンCへの物品の収容漏れとか、収容された物品の数量の過不足を、梱包工程において検出し、当該カートンCの排除等の対応措置を迅速且つ的確にとることができ、作業上の信頼性が向上する。
本願発明に係るカートンの取扱設備及び取扱方法は、カートンを梱包資材として用い、これに物品を収容して梱包するような産業分野において利用されるものである、
1 ・・ロボット装置
2 ・・カートン供給装置
3 ・・カートン下面封止装置
4 ・・カートン搬出装置
5 ・・カートン搬入装置
6 ・・カートン上面封止装置
7 ・・印字装置
8 ・・パレット
9 ・・計測装置
11 ・・ロボットアーム
12 ・・ハンドリングユニット
C ・・カートン

Claims (10)

  1. 扁平状に折り畳まれたカートンを順次供給するカートン供給装置と、
    起函されたカートンの下面を封止するカートン下面封止装置と、
    物品が収容されたカートンの上面を封止するカートン上面封止装置と、
    ロボットアームの先端に上記カートンの保持機能と該カートンの起函機能を併有するハンドリングユニットを備えた1機のロボット装置を備えるとともに、
    上記ロボット装置は、上記カートン供給装置から供給される上記カートンを保持し且つこれを起函して上記カートン下面封止装置に移送するとともに、物品が収容されたカートンを保持してこれを上記カートン上面封止装置に移送するように構成されたことを特徴とするカートンの取扱設備。
  2. 請求項1において、
    下面が封止されたカートンを物品収容工程へ搬出するカートン搬出装置と、
    物品が収容されたカートンを搬入するカートン搬入装置を備え、
    上記ロボット装置は、下面が封止された上記カートンを上記ハンドリングユニットによって保持して上記カートン下面封止装置から上記カートン搬出装置へ移送するとともに、物品が収容されたカートンを保持してこれを上記カートン搬入装置から上記カートン上面封止装置へ移送するように構成されたことを特徴とするカートンの取扱設備。
  3. 請求項1又は2において、
    上記ロボット装置の上記ハンドリングユニットは、上記カートンの隣り合う二面を吸着して保持する構成であることを特徴とするカートンの取扱設備。
  4. 請求項1又は2において、
    物品が収容されたカートンの重量を計測する計測装置が備えられていることを特徴とするカートンの取扱設備。
  5. 請求項4において、
    上記計測装置は、上記ロボット装置の上記ロボットアーム側、又は床面側に設けられていることを特徴とするカートンの取扱設備。
  6. 請求項1又は2において、
    上面が封止された上記カートンに所要情報を付記する情報付記装置が備えられていることを特徴とするカートンの取扱設備。
  7. ロボットアームの先端にカートンの保持機能とカートンの起函機能を併有するハンドリングユニットを備えた1機のロボット装置を使用し、該ハンドリングユニットによってカートン供給装置から供給される扁平状に折り畳まれたカートンを保持してこれを起函するとともにこれをカートン下面封止装置に移送してその下面を封止し、さらに物品が収容されたカートンを上記ハンドリングユニットによって保持し且つこれをカートン上面封止装置に移送してその上面を封止することを特徴とするカートンの取扱方法。
  8. 請求項7において、
    下面が封止された上記カートンを上記ハンドリングユニットによって保持してこれを上記カートン下面封止装置から上記カートン搬出装置へ移送するとともに、物品が収容されたカートンを上記ハンドリングユニットによって保持してこれを上記カートン搬入装置から上記カートン上面封止装置へ移送することを特徴とするカートンの取扱方法。
  9. 請求項7又は8において、
    上記カートンに物品を収容した後、該カートンの重量を計測することを特徴とするカートンの取扱方法。
  10. 請求項7又は8において、
    上記カートンに物品を収容した後、該カートンに所要情報を付記することを特徴とするカートンの取扱方法。
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