JP2015074464A - 物品載置装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニップ機構のような部材を設けなくてよい載置装置を実現する。【解決手段】小袋載置装置(1)は、親送出部(2A)と、ワーク(W)を搬送した距離であるロータリーエンコーダ(RE)の角度を検知する回転数・角度検知部(54)と、親送出部(2A)の送出動作の開始タイミングを、角度を基準として予め規定するシフト部(52)と、角度と、開始タイミングとに基づいて、親送出部(2A)の送出動作を制御する同期部(53)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を搬送する搬送装置と連動し、上記物品に他の物品を載置する物品載置装置に関する。
従来、小袋用定位置投入装置として、特許文献1に開示された装置が知られている。この小袋用定位置投入装置では、投入しようとする小袋を、ニップ機構によって挾み込んで、搬送コンベアによって搬送されてくる包装品の搬送経路の上方の定位置まで搬送し、その位置で待機させておく。そして、搬送コンベア上の包装品が先に待機している小袋の直下に到達したことを検知したときに、小袋の待機を解除してその搬送を再開し、その小袋を包装品の上に強制的に落下させる。
実開平5−65808号公報(1993年8月31日公開)
特許文献1に開示された従来の小袋用定位置投入装置では、小袋の投入位置まで包装品が到達したことトリガーとして、小袋の投入動作を開始するようになっている。そのため、投入動作を開始した直後に小袋を落下させる必要があることから、小袋を待機させるニップ機構を投入口に設ける必要が生じる。
しかしながら、上記ニップ機構を投入口に設ける小袋用定位置投入装置では、同装置を構成する部品点数が増加してしまうという問題や、小袋を一旦待機させなければならないことにより動作速度の向上が図りにくくなるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、物品を搬送する搬送装置と連動し、上記物品に他の物品を載置する物品載置装置において、上記他の物品を送出する送出口に上述したニップ機構のような部材を設けなくてよい構成を実現することにある。
本発明に係る物品載置装置は、物品を搬送する搬送装置と連動し、上記物品に他の物品を載置する物品載置装置において、上記物品に上記他の物品である小物品を載置するために当該小物品を送り出す第1送出手段と、上記搬送装置が上記物品を搬送した距離である搬送量を検知する搬送量検知手段と、上記第1送出手段による送出動作の開始タイミングを、上記搬送量を基準として予め規定する規定手段と、上記搬送量検知手段が検知した搬送量と、上記規定手段において規定された開始タイミングとに基づいて、上記第1送出手段による送出動作を制御する送出制御手段とを備える。
上記構成によれば、第1送出手段による送出動作の開始タイミングを、搬送装置の搬送量を基準として予め規定する規定手段を備えているので、搬送装置の搬送量が所定値に達すれば第1送出手段による送出動作の開始タイミングとなることを予め認識しておくことができる。
さらに、上記構成によれば、上記予め認識されたタイミングと、搬送量検知手段によって検知される現時点の搬送量とに基づいて、第1送出手段による送出動作を制御する送出制御手段を備えているので、上記物品が第1送出手段の送出口に達する前に第1送出手段による送出動作を開始させることができるようになる。
その結果、上記構成では、上述した従来の小袋用定位置投入装置のニップ機構に相当する部材を省くことができるようになる。
本発明に係る物品載置装置は、上記第1送出手段の停止中に、上記物品に上記小物品を載置するために当該小物品を送り出す第2送出手段をさらに備え、上記規定手段は、さらに、上記第2送出手段による送出動作の開始タイミングを、上記搬送量を基準として予め規定し、上記送出制御手段は、さらに、上記搬送量検知手段が検知した搬送量と、上記規定手段において規定された開始タイミングとに基づいて、上記第2送出手段による送出動作を制御してもよい。
上記構成によれば、第1送出手段が何らかの異常等によって停止しても、第2送出手段による補完を行うことができるので、上記物品に上記小物品が載置されないまま搬送されてしまうといった事態を回避することができる。
さらに上記構成によれば、規定手段が、第2送出手段による送出動作の開始タイミングを、搬送装置の搬送量を基準として予め規定することによって、第2送出手段による送出動作を適切なタイミングで実行することができるため、第1送出手段の停止後、第2送出手段による補完が実行される体制への切り替えを容易に行うことができるようになる。
本発明に係る物品載置装置は、上記物品が上記第1送出手段よりも上流側の所定の位置にあることを検知する物品検知手段をさらに備え、上記規定手段は、上記物品検知手段による検知結果に基づき上記規定を行ってもよい。
上記構成によれば、規定手段は、送出手段による送出動作の開始タイミングを、物品検知手段による検知結果に基づき規定することで、上記物品の搬送が一時的に滞ったときでも、送出タイミングを適切に設定するといった制御が可能となる。
本発明に係る物品載置装置は、上記物品に上記他の物品である小物品を載置するために当該小物品を送り出す第1送出手段と、上記搬送装置が上記物品を搬送した距離である搬送量を検知する搬送量検知手段と、上記第1送出手段による送出動作の開始タイミングを、上記搬送量を基準として予め規定する規定手段と、上記搬送量検知手段による検知結果と、上記規定手段において規定された開始タイミングとに基づいて、上記第1送出手段による送出動作を制御する送出制御手段とを備えることで、従来の小袋用定位置投入装置のニップ機構に相当する部材を省くことができるようになる。
本発明の実施形態1に係る小袋載置装置の構成を示す図であり、(a)は正面図を、(b)は右側面図を示す。 図1に示された小袋載置装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図1に示された小袋載置装置の要部の動作を示す図である。 図2に示された制御部が処理する信号及びデータの波形を示す波形図である。 図2に示された制御部が補正する前の信号の波形と、補正した後の信号の波形とを示す波形図であり、(a)は本実施形態の波形を示し、(b)は比較例の波形を示す。 図2に示された制御部が備える同期部の動作を示すフローチャートである。 図2に示された制御部が備えるワーク検知部の動作とシフト部の動作とを示すフローチャートであり、(a)はワーク検知部がワークセンサから信号を受け取った際の動作を、(b)はシフト部が親送出部の状態を取得する際の動作を、(c)はシフト部が親シフト前データをシフトさせて親シフト後データを生成する際の動作を示す。 図1に示された小袋載置装置の比較例を示す正面図である。 図8に示された小袋載置装置の各部に入出力される信号の波形を示す波形図である。
本発明の一実施形態について図1〜図7に基づいて説明すれば以下のとおりである。
<小袋載置装置の構成>
小袋載置装置(物品載置装置)1は、搬送コンベア(搬送装置)11と連動し、ワーク(物品)に小袋(他の物品、小物品)を連続して載置することができるものであり、以下に説明する構成を備える。
なお、ワーク及び小袋としては、例えば、即席麺及び調味料入り小袋、菓子及び乾燥剤入り小袋などが考えられるが、これらに限られるものではない。また、小袋の代わりに乾燥剤シートのように袋状ではない物を用いてもよい。
図1は、本実施形態に係る小袋載置装置1の構成を示す図であり、(a)は正面図を、(b)は右側面図を示す。
図1に示されるように、小袋載置装置1は、親送出部(第1送出手段)2A及び子送出部(第2送出手段)2Bからなる送出部12と、制御部50と、ワークセンサ(物品検知手段)WSとを備える。
ここで、制御部50は、シフト部(規定手段)52と、同期部(送出制御手段)53と、回転数・角度検知部(搬送量検知手段)54とを少なくとも備える。なお、制御部50の詳細構成については後述する。
なお、図1に記載されたXYZ軸は、図1以外の図に記載されたXYZ軸と対応している。
(搬送コンベア)
搬送コンベア11は、複数のワークWをX軸の正方向へ連続して搬送するものである。ここで、搬送コンベア11は、無端ベルト111と、一対のプーリ112と、ロータリーエンコーダREとを備える。
また、無端ベルト111は、一対のプーリ112に架け渡されており、プーリ112の回転によって駆動され、載置された複数のワークWをX軸の正方向へ搬送する。また、無端ベルト111のうち上側に位置するベルト部分が往路側のベルト部分となってX軸の正方向に走行する一方、下側に位置するベルト部分が復路側のベルト部分となってX軸の負方向に走行する。
また、プーリ112は、モータおよび電源などからなる駆動装置(非図示)により駆動されて回転する。
また、ロータリーエンコーダREは、その回転数及び角度によって搬送コンベア11による搬送量(搬送コンベア11がワークWを搬送した距離)を測定するものである。
なお、無端ベルト111には、後述する押動体Pが長手方向に一定の間隔で複数設けられている。ここで、押動体Pは、例えば板状や一対のステッィク状をなす部材であり、無端ベルト111の表面から突出し、無端ベルト111の動きにあわせて同一速度で動いてワークWをX軸の正方向に押す。
また、無端ベルト111のうち上側に位置するベルト部分には、ワーク供給装置(非図示)から複数のワークWが供給される。
(送出部)
送出部12は、複数個の小袋Sが連なった連続体を個別の小袋Sに切断し、搬送コンベア11が搬送してくるワークWに当該小袋を載置するものである。
親送出部2Aは、リザーブボックス21Aと、ピッチ検出器22Aと、送り部23Aと、ロータリーカッター24Aと、搬送ベルト25Aと、操作パネル26Aとを備える。また、子送出部2Bは、親送出部2Aと同等の構成、すなわちリザーブボックス21Bと、ピッチ検出器22Bと、送り部23Bと、ロータリーカッター24Bと、搬送ベルト25Bと、操作パネル26Bとを備え、親送出部2Aの下流側(X軸の正方向側)に配置されている。そして、子送出部2Bは、親送出部2Aが異常停止した場合、親送出部2Aに替わってワークWに小袋Sを載置する。
親送出部2Aは、リザーブボックス21Aに滞留する複数個の小袋Sが連なった連続体を、ピッチ検出器22Aによって検出されたピッチで送り部23Aにより送り、ロータリーカッター24Aにより個別の小袋に連続して切断し、その小袋を搬送ベルト25Aを介してワークWに載置する。この一連の動作は、親送出部2Aが小袋を載置する動作である。以上は、子送出部2Bについても同様である。
以上のように、小袋Sのフィード機構や、ロータリーカッター機構は、ユニット化されており、簡単にメンテナンスすることができる。
(ワークセンサ)
ワークセンサWSは、親送出部2Aの上流側(X軸の負方向側)において無端ベルト111と対向するように配置され、無端ベルト111上にワークWがあるか否かを検知するものである。
ここで、ワークセンサWSは、無端ベルト111上の対向する位置にワークWが存在するときにはH(ハイ)信号を出力し、ワークWが存在しないときにはL(ロー)信号を出力する。この信号は、ワークセンサWSの出力信号として後述するように制御部50により受信される。
(制御部)
制御部50は、図2に示すように、ワークセンサWSからのワークセンサ信号Swsの入力を受け付けるワーク検知部51と、ロータリーエンコーダREからの信号の入力を受け付ける回転数・角度検知部54と、メモリ52aを備えたシフト部52と、同期部53とを備えている。これらの動作については後述する。
(その他の構成)
小袋載置装置1は、操作パネル26A・26Bにより、50種類の小袋データを記憶し、データを切り換えることができる。なお、この数に限定されるわけではなく、小袋載置装置1は、50種類を越えて小袋データを記憶してもよい。
また、小袋Sの寸法は、例えば、幅が40mm〜100mm、長さが50mm〜130mm、厚みが20mm程度である。
<小袋載置装置の動作>
図3は、図1に示された小袋載置装置1の要部Aの動作を示す図である。
図3の(1)〜(12)は、搬送コンベア11による搬送状態の遷移を、ロータリーエンコーダREの1回転(以下、単に「回転」と記すときは、ロータリーエンコーダREの回転を意味する。)毎に示したものである。ここで、複数のワークは、図1に示されるように、無端ベルト111に載置されており、図3に示されるように、搬送が進むにつれてX軸の正方向へ搬送される。なお、図3では、無端ベルト111は、省略されている。
(1)〜(12)の各状態において、特に注目すべき各部の動作を示せば、以下のとおりである。
(1)
ワークセンサWS:設置された位置(以下、「第1の位置」と記載)においてワークWAを検知。
(2)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知せず。
親送出部2A:搬送ベルト25Aの送出口直下の位置(以下、「第2の位置」と記載)から2回転分後(X軸の負方向)にワークWAが存在するため、そのワークWAへ載置するための小袋PAを、ロータリーカッター24Aによって切断、搬送ベルト25Aへ移動。
(3)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知。
親送出部2A:第2の位置から1回転分後に存在するワークWAへ載置するための小袋PAを、搬送ベルト25Aの出口へ向けて移動。第2の位置から2回転分後にはワークWが存在しないため、ロータリーカッター24Aによる小袋の切断を休止。
(4)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知。
親送出部2A:第2の位置まで搬送されたワークWA上に小袋PAを送出。第2の位置の1回転分後にはワークWが存在しないため、搬送ベルト25Aを移動中の小袋はない。第2の位置の2回転分後にはワークWが存在するため、ロータリーカッター24Aによる小袋の切断を再開。
(5)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWBを検知。
親送出部2A:第2の位置にワークWが存在しないため、搬送ベルト25Aの送出口から小袋を送出しない。第2の位置から1回転分後に存在するワークWへ載置するための小袋を、搬送ベルト25Aの出口へ向けて移動。第2の位置から2回転分後にワークWが存在するため、ロータリーカッター24Aによる小袋の切断を続行。
(6)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知せず。
親送出部2A:第2の位置にまで搬送されたワークW上に小袋を送出。第2の位置から1回転分後に存在するワークWへ載置するための小袋を、搬送ベルト25Aの出口へ向けて移動。ここで、第2の位置から2回転分後にワークWBが存在するため、ロータリーカッター24Aによる小袋の切断を続行するはずであるが、異常停止して当該切断を中断(破線B)。
(7)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知。
親送出部2A:第2の位置にまで搬送されたワークW上に小袋を送出。
(8)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知。
親送出部2B:親送出部2Aの異常停止を受け、搬送ベルト25Bの送出口直下の位置(以下、「第3の位置」と記載)の2回転分後にはワークWBが存在するため、ロータリーカッター24Bによる小袋PBの切断を開始。
(9)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知。
親送出部2A:正常復帰し、第2の位置から2回転分後にワークWが存在するため、そのワークWへ載置するための小袋を、ロータリーカッター24Aによって切断、搬送ベルト25Aへ移動(破線C)。
子送出部2B:第3の位置から1回転分後に存在するワークWBへ載置するための小袋PBを、搬送ベルト25Bの出口へ向けて移動。
(10)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知。
親送出部2A:第2の位置から1回転分後に存在するワークWへ載置するための小袋を、搬送ベルト25Aの出口へ向けて移動。第2の位置から2回転分後にワークWが存在するため、そのワークWへ載置するための小袋を、ロータリーカッター24Aによって切断、搬送ベルト25Aへ移動。
子送出部2B:第3の位置にまで搬送されたワークWB上に小袋PBを送出。第3の位置から2回転分後にワークWが存在するため、そのワークWへ載置するための小袋を、ロータリーカッター24Bによって切断、搬送ベルト25Bへ移動。
(11)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知せず。
親送出部2A:第2の位置にまで搬送されたワークW上に小袋を送出。第2の位置から1回転分後に存在するワークWへ載置するための小袋を、搬送ベルト25Aの出口へ向けて移動。第2の位置から2回転分後にワークWが存在するため、そのワークWへ載置するための小袋を、ロータリーカッター24Aによって切断、搬送ベルト25Aへ移動。
子送出部2B:第3の位置から1回転分後に存在するワークWへ載置するための小袋を、搬送ベルト25Bの出口へ向けて移動。
(12)
ワークセンサWS:第1の位置においてワークWを検知せず。
親送出部2A:第2の位置にまで搬送されたワークW上に小袋を送出。第2の位置から1回転分後に存在するワークWへ載置するための小袋を、搬送ベルト25Aの出口へ向けて移動。第2の位置から2回転分後にはワークWが存在しないため、ロータリーカッター24Aによる小袋の切断を休止。
子送出部2B:第3の位置にまで搬送されたワークW上に小袋を送出。
以上のように、小袋載置装置1は、ワークWに小袋を連続して載置する。そして、小袋載置装置1は、親送出部2Aが異常停止しても、子送出部2Bを利用してワークWに小袋を連続して載置する。
(制御部における信号波形)
図4は、図2に示された制御部50が処理する信号及びデータの波形を示す波形図である。図4には、矢印Dで示す方向に、ロータリーエンコーダREの回転数及び角度(以下、それぞれ単に「回転数」及び「角度」と記す。)が示されている。ここで、角度は、ワークWが搬送されると増加し、360°になると回転数を1繰り上げて0°にリセットされる。そして、回転(1)〜回転(10)は、図3に示された(1)〜(10)に対応しており、ロータリーエンコーダREは、各回転の開始時に角度が0°であり、終了時に角度が360°であるように設定される。
図2及び図4に示されるように、制御部50は、ワークセンサ信号Swsと、ワークセンサ確認範囲信号Srと、親シフト前データSAaと、親シフト後データSAbと、親運転中信号SAcと、親同期信号SAdと、子シフト前データSBaと、子シフト後データSBbと、子運転中信号SBcと、子同期信号SBdを処理する。ここで、各信号・データがオンである範囲は、斜線のハッチングにより示されている。
(ワークセンサ信号)
ワークセンサ信号Swsは、図1に示されたワークセンサWSによってワークセンサWSと無端ベルト111との間にワークWがあると検知されているときにオンされる。
(ワークセンサ確認範囲信号)
ワークセンサ確認範囲信号Srは、ワーク検知部51内において生成される信号であり、ワーク検知部51がワークセンサ信号Swsを取り込むべき期間をオン状態で示す。当該期間は、例えば各回転における20°〜200°である。
なお、ワーク検知部51は、ワークセンサ確認範囲信号Srがオンの期間にワークセンサWSからワークセンサ信号Swsを取り込み、取り込んだワークセンサ信号Swsをシフト部52に出力する。
(親シフト前データ)
親シフト前データSAaは、シフト部52がそのメモリ52a内に記憶するデータである。この親シフト前データSAaは、各回転につき1°から360°までに対応したオン/オフを示すデータであり、ワークセンサ信号Swsがオンとなった時点の角度から、同一回転の360°までの範囲をオンと規定するデータである。
(親シフト後データ)
親シフト後データSAbは、シフト部52がそのメモリ52a内に記憶するデータである。この親シフト後データSAbは、各回転につき1°から360°までに対応したオン/オフを示すデータであり、親シフト前データSAaがオンとされた回転の1回転後(メモリ52a内における番地を1ビット分シフト)の回転全般をオンと規定するデータである。
ここで、シフト部52(図2参照)は、ワーク検知部51からワークセンサ信号Swsを受けて、上記親シフト前データSAa及び親シフト後データSAbを生成し、メモリ52a内に記憶する。また、記憶した親シフト前データSAa及び親シフト後データSAbは、同期部53によって参照される。
(親運転中信号)
親運転中信号SAcは、親送出部2Aが異常停止していないときにオンされる。ここで、親送出部2Aが異常停止した場合(例えば、回転(6)〜回転(8))、小袋は、搬送ベルト25Aから送出されない。ただし、既に搬送ベルト25Aまで達している小袋は、親送出部2Aが異常停止した場合でも、そのままワークWへ載置される。
なお、親送出部2Aの異常停止または正常復帰は、常に、角度が0°(360°)の時になされる。本実施形態では、搬送ベルト25Aは、角度Ddにおいて異常停止し、角度Dgにおいて正常復帰している。
(親同期信号)
親同期信号SAdは、親シフト後データSAbを補正したものであり、親運転中信号SAcがオンされており、かつ、親シフト前データSAaがオンされている範囲を、補正量α進めた範囲(角度Da〜角度Db)においてオンされる信号である。
ここで、同期部53(図2参照)は、シフト部52のメモリ52aに記憶されている親シフト後データSAbを参照しつつ、親送出部2Aからの親運転中信号SAcと、回転数・角度検知部54によって検知された、その時点におけるロータリーエンコーダREの回転及び角度を受けて親同期信号SAdを生成して親送出部2Aに出力する。そして、親送出部2Aは、親同期信号SAdがオンされた時に親送出部2Aによる小袋の送出動作(切断動作及びその上流側の動作)を開始し、親同期信号SAdがオフされた時に親送出部2Aによる小袋の送出動作を停止する。
(子シフト前データ)
子シフト前データSBaは、シフト部52がそのメモリ52a内に記憶するデータである。この子シフト前データSBaは、各回転につき1°から360°までに対応したオン/オフを示すデータであり、親運転中信号SAcがオンされておらず、かつ、親シフト後データSAbがオンされている範囲(例えば、回転(6))をオンと規定するデータである。換言するならば、子シフト前データSBaは、親運転中信号SAcがオンされている回転において、親シフト後データSAbをオフと規定した(消した)データである。
なお、図4では、子シフト前データSBaのうち消された部分は、破線で示されている。例えば、角度Dcを含む回転(5)では、子シフト前データSBaは、オフであり、角度Deを含む回転(6)では、子シフト前データSBaは、オンである。
(子シフト後データ)
子シフト後データSBbは、シフト部52がそのメモリ52a内に記憶するデータである。この子シフト後データSBbは、各回転につき1°から360°までに対応したオン/オフを示すデータであり、子シフト前データSBaがオンとされた回転の2回転後(メモリ52a内における番地を2ビット分シフト)の回転全般をオンと規定するデータである。
ここで、シフト部52(図2参照)は、ワーク検知部51からワークセンサ信号Swsを受けて、上記子シフト前データSBa及び子シフト後データSBbを生成し、メモリ52a内に記憶する。また、記憶した子シフト前データSBa及び子シフト後データSBbは、同期部53によって参照される。
(子運転中信号)
子運転中信号SBcは、子送出部2Bが停止していないときにオンされる。
(子同期信号)
子同期信号SBdは、子シフト後データSBbを補正したものであり、子運転中信号SBcがオンされており、かつ、子シフト前データSBaがオンされている範囲を、補正量β進めた範囲(角度Df〜角度Dh)においてオンされる信号である。
ここで、同期部53(図2参照)は、シフト部52のメモリ52aに記憶されている子シフト後データSBbを参照しつつ、子送出部2Bからの子運転中信号SBcと、回転数・角度検知部54によって検知された、その時点におけるロータリーエンコーダREの回転及び角度を受けて子同期信号SDdを生成して子送出部2Bに出力する。そして、子送出部2Bは、子同期信号SBdがオンされた時に子送出部2Bによる小袋の送出動作(切断動作及びその上流側の動作)を開始し、子同期信号SBdがオフされた時に子送出部2Bによる小袋の送出動作を停止する。
(補正量)
搬送ベルト25Aが小袋をワークに載置する位置は、小袋載置装置1の経年劣化や、小袋載置装置1が設置される環境の変化により、設計時の位置からずれることがある。そこで、制御部50は、上述のように補正量αを利用し、親シフト後データSAbを補正して親同期信号SAdを生成する。同様に、制御部50は、上述のように補正量βを利用し、子シフト後データSBbを補正して子同期信号SBdを生成する。
図5は、図2に示された制御部50が補正する前の信号の波形と、補正した後の信号の波形とを示す波形図であり、(a)は本実施形態の波形を示し、(b)は比較例の波形を示す。
図5の(a)に示されるように、回転・角度を基準としてオン期間が予め規定され、メモリ52a内に記憶された親シフト前データSAa、子シフト前データSBaを用いる本実施形態の構成では、親同期信号SAd、子同期信号SBdを親シフト後データSAb、子シフト後データSBbに一致させることも(A:α、βはゼロ)、後ろにずらすことも(B:α、βは正の値)、前にずらすことも(C:α、βは負の値)可能である。
図5の(b)に示される比較例については、後述する。
(制御部における処理の流れ)
以下では、制御部50における処理の流れをフローチャートを用いて説明する。なお、以下では、親送出部2Aに関する処理について説明するが、子送出部2Bに関する処理も同様である。
図6は、図2に示された制御部50が備える同期部53の動作を示すフローチャートである。
図6に示されるように、まず、同期部53は、回転数・角度検知部54からロータリーエンコーダREの現在の回転数及び角度を取得する(ステップS101)。
次に、同期部53は、現在の角度が送出動作を開始すべきか否かの判断を行うべき角度(α°)となっているか否かを判定する(ステップS102)。
同期部53が現在の角度がα°であると判定した場合(ステップS102でYES)、同期部53は、シフト部52から現在の回転数・角度に対応する親シフト後データSAbを取得する(ステップS103)。
一方、同期部53が現在の角度がα°ではないと判定した場合(ステップS102でNO)、上記ステップS101へ戻る。
次に、同期部53は、取得した親シフト後データSAbがオンであるか否かを判定する(ステップS104)。
同期部53が取得した親シフト後データSAbがオンであると判定した場合(ステップS104でYES)、同期部53は、親送出部2Aが送出動作中か否かを確認し(ステップS105)、送出動作中であれば送出動作を継続させ(ステップS106)、送出動作中でなければ送出動作を開始させる(ステップS107)。
一方、同期部53が取得した親シフト後データSAbがオンではないと判定した場合(ステップS104でNO)、同期部53は、親送出部2Aが送出動作中か否かを確認し(ステップS108)、送出動作中であれば送出動作を終了させ(ステップS109)、送出動作中でなければ上記ステップS101へ戻る。
図7は、図2に示された制御部50が備えるワーク検知部51の動作とシフト部52の動作とを示すフローチャートであり、(a)はワーク検知部51がワークセンサWSから信号を受け取った際の動作を、(b)はシフト部52が親送出部2Aの状態を取得する際の動作を、(c)はシフト部52が親シフト前データSAaをシフトさせて親シフト後データSAbを生成する際の動作を示す。
図7の(a)に示されるように、ワーク検知部51がワークセンサWSから信号を受け取った際の動作は、以下の通りである。
まず、ワーク検知部51は、回転数・角度検知部54からロータリーエンコーダREの現在の回転数及び角度を取得する(ステップS201)。
次に、シフト部52は、ワークセンサ確認範囲信号Srに基づき、現在の角度がワークの有無を確認すべき角度範囲に含まれるか否かを判定する(ステップS202)。
次に、ワーク検知部51は、現在の角度がワークの有無を確認すべき角度範囲に含まれると判定した場合(ステップS202でYES)、ワーク検知部51からワークセンサ信号Swsを取得する(ステップS203)。
一方、ワーク検知部51は、現在の角度がワークの有無を確認すべき角度範囲に含まれると判定しなかった場合(ステップS202でNO)、上記ステップS201へ戻る。
次に、シフト部52は、現在の角度において取得したワークセンサ信号Swsがオンであるか否かを判定する(ステップS204)。
シフト部52が、現在の角度において取得したワークセンサ信号Swsがオンであると判定した場合(ステップS204でYES)、現在の回転数において現在の角度以降に対応する親シフト前データSAaをオンする(ステップS205)。
一方、シフト部52が、現在の角度において取得したワークセンサ信号Swsがオンであると判定しなかった場合(ステップS204でNO)、上記ステップS201へ戻る。
図7の(b)に示されるように、シフト部52が親送出部2Aの状態を取得する際の動作は、以下の通りである。
まず、シフト部52は、親送出部2Aが送出動作中であるか否かを判定する(ステップS301)。
シフト部52が、親送出部2Aが送出動作中であると判定した場合(ステップS301でYES)、回転数・角度検知部54からロータリーエンコーダREの現在の回転数及び角度を取得する(ステップS302)。
一方、シフト部52が、親送出部2Aが送出動作中であると判定しなかった場合(ステップS301でNO)、上記ステップS301へ戻る。
次に、シフト部52は、取得した角度が、親送出部2Aが送出動作を開始した角度(以下、「カット角度」と記載)になったか否かを判定する(ステップS303)。
シフト部52が、取得した角度がカット角度になったと判定した場合(ステップS303でYES)、親シフト前データSAaをオフにする(ステップS304)。
一方、シフト部52が、取得した角度がカット角度になったと判定しなかった場合(ステップS303でNO)、上記ステップS301へ戻る。
図7の(c)に示されるように、シフト部52が親シフト前データSAaをシフトさせて親シフト後データSAbを生成する際の動作は、以下の通りである。
まず、シフト部52は、回転数・角度検知部54からロータリーエンコーダREの現在の回転数及び角度を取得する(ステップS401)。
次に、シフト部52は、取得した角度が0°であるか否かを判定する(ステップS402)。
シフト部52が、取得した角度が0°であると判定した場合(ステップS402でYES)、親シフト前データSAaを所定量シフト(メモリ52a内における番地を1ビット分シフト)させて親シフト後データSAbを生成する(ステップS403)。
一方、シフト部52が、取得した角度が0°であると判定しなかった場合(ステップS402でNO)、上記ステップS401へ戻る。
<小袋載置装置の特徴と効果>
以上のように、小袋載置装置1は、ワークW(物品)を搬送する搬送コンベア11(搬送装置)と連動し、ワークWに小袋S(他の物品、小物品)を載置する物品載置装置である。そして、小袋載置装置1は、ワークWに小袋Sを載置するために小袋Sを送り出す親送出部2A(第1送出手段)と、搬送コンベア11がワークWを搬送した距離である搬送量をロータリーエンコーダREの回転数及び角度によって検知する回転数・角度検知部54(搬送量検知手段)と、親送出部2Aによる送出動作の開始タイミングを、搬送コンベア11の搬送量(ロータリーエンコーダREの回転数及び角度)を基準として予め親シフト後データSAbとして規定するシフト部52(規定手段)と、回転数・角度検知部54が検知した搬送量と、シフト部52において規定されたタイミングとに基づいて、適宜補正量αによる補正を施しつつ、親送出部2Aによる送出動作を制御する同期部53(送出制御手段)とを備える。
上記構成によれば、親送出部2Aによる送出動作の開始タイミングを、ロータリーエンコーダREの回転数及び角度を基準として予め規定することができるので、回転数及び角度が所定値に達すれば親送出部2Aによる送出動作の開始タイミングとなることを予め認識しておくことができる。
さらに、上記構成によれば、上記予め認識されたタイミングと、回転数・角度検知部54によって検知される現時点の回転数及び角度とに基づいて、親送出部2Aによる送出動作を制御することができるので、ワークWが親送出部2Aの送出口に達する前に親送出部2Aによる送出動作を開始させることができるようになる。
その結果、上記構成では、従来の小袋用定位置投入装置のニップ機構に相当する部材を省くことができるようになる。
また、小袋載置装置1は、親送出部2Aの停止中に、ワークWに小袋Sを載置するために当該ワークWを送り出す子送出部2B(第2送出手段)をさらに備え、シフト部52は、さらに、子送出部2Bによる送出動作の開始タイミングを、搬送コンベア11の搬送量を基準として予め規定し、同期部53は、さらに、回転数・角度検知部54が検知した搬送量と、シフト部52において規定された開始タイミングとに基づいて、子送出部2Bによる送出動作を制御してもよい。
上記構成によれば、親送出部2Aが何らかの異常等によって停止しても、子送出部2Bによる補完を行うことができるので、ワークWに小袋Sが載置されないまま搬送されてしまうといった事態を回避することができる。
さらに上記構成によれば、シフト部52が、子送出部2Bによる送出動作の開始タイミングを、搬送コンベア11の搬送量を基準として予め規定することによって、子送出部2Bによる送出動作を適切なタイミングで実行することができるため、親送出部2Aの停止後、親送出部2Aによる補完が実行される体制への切り替えを容易に行うことができるようになる。
また、小袋載置装置1は、ワークWが親送出部2Aまたは子送出部2Bよりも上流側(つまり、X軸の負方向側)の所定の位置にあることを検知するワークセンサWS(物品検知手段)をさらに備え、シフト部52は、ワークセンサWSによる検知結果に基づき上記規定を行ってもよい。
上記構成によれば、シフト部52は、親送出部2Aまたは子送出部2Bによる送出動作の開始タイミングを、ワークセンサWSによる検知結果に基づき規定することで、ワークWの搬送が一時的に滞ったときでも、送出タイミングを適切に設定するといった制御が可能となる。
また、小袋載置装置1は、搬送コンベア11と同調(連動)し、高速域から低速域まで確実に小袋Sを投入(載置)することができる。
また、小袋載置装置1は、従来の間歇運転を、連続運転とすることにより、毎分400袋の小袋Sを投入することができる。なお、この数値に限定されるわけではなく、小袋載置装置1は、使用条件・利用部品によっては、毎分400袋を越える小袋Sを投入することができる。
〔比較例〕
小袋載置装置1の比較例について図8〜図9、図5に基づいて説明すれば以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同等の機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は、図1に示された小袋載置装置1の比較例である小袋載置装置201を示す正面図である。
図8に示されるように、小袋載置装置201は、搬送コンベア211と、親送出部202Aと、子送出部202Bと、ワークセンサWSとを備える。
ここで、小袋載置装置201では、小袋載置装置1とは異なり、親送出部202Aは、親搬送ニップ部225Aと、親小袋検知センサ226Aとを備える。また、子送出部202Bは、子搬送ニップ部225Bと、子小袋検知センサ226Bとを備える。
なお、搬送コンベア211は、ワークWを間歇的にX軸の正方向へ搬送する。換言するならば、小袋載置装置201は、投入しようとする小袋を、親搬送ニップ部225A・親搬送ニップ部225Bによって挾み込んで、搬送コンベア211によって搬送されてくるワークWの搬送経路の上方(Z軸の正方向側)の定位置まで搬送し、その位置で待機させておく。そして、搬送コンベア211上のワークWが先に待機している小袋の直下に到達したことを検知したときに、小袋の待機を解除してその搬送を再開し、その小袋を包装品の上に強制的に落下させる。
図9は、図8に示された小袋載置装置201の各部に入出力される信号の波形を示す波形図である。図9では、矢印Tは、時間が経過して行く方向を示す。
図9に示されるように、小袋載置装置201の各部は、ワークセンサ信号Swsと、アタッチ信号Saと、親シフト前データSAeと、親シフト後データSAfと、親運転中信号SAcと、親投入信号SAgと、子シフト前データSBeと、子シフト後データSBfと、子運転中信号SBcと、子投入信号SBgとを処理する。
(アタッチ信号)
アタッチ信号Saは、搬送コンベア211(図8参照)がワークWを一定距離搬送するごとに親送出部202A・子送出部202B(以下、単に「送出部」)に入力されるパルス状の信号である。
(親シフト前データ)
親シフト前データSAeは、ワークセンサ信号Swsがオンとなった時刻から、当該時刻を含む期間が終わる時刻までの範囲をオンと規定するデータである。
(親シフト後データ)
親シフト後データSAfは、親シフト前データSAeがオンとされた期間の1期間後の期間全般をオンと規定するデータである。
(親運転中信号)
親運転中信号SAcは、親送出部2Aが異常停止していないときにオンされる。そして、本比較例では、親搬送ニップ部225Aは、時刻Tdにおいて異常停止し、時刻Tgにおいて正常復帰している。
(親投入信号)
親投入信号SAgは、親送出部202Aに小袋を載置する準備を開始させるために、親送出部202Aへ入力されるパルス状の信号である。ここで、親投入信号SAgは、例えば、アタッチ信号Saがオンされた時刻Tiにおいてオンされる。
(子シフト前データ)
子シフト前データSBeは、親運転中信号SAcがオンされておらず、かつ、親シフト後データSAfがオンされている範囲(例えば、期間(6))をオンと規定するデータである。換言するならば、子シフト前データSBeは、親運転中信号SAcがオンされている期間において、親シフト後データSAfをオフと規定した(消した)データである。
なお、図9では、子シフト前データSBeのうち消された部分は、破線で示されている。例えば、時刻Tcを含む期間(5)では、子シフト前データSBeは、オフであり、時刻Teを含む期間(6)では、子シフト前データSBeは、オンである。
(子シフト後データ)
子シフト後データSBfは、子シフト前データSBeがオンとされた期間の2期間後の期間全般をオンと規定するデータである。
(子投入信号)
子投入信号SBgは、子送出部202Bに小袋を載置する準備を開始させるために、子送出部202Bへ入力されるパルス状の信号である。ここで、子投入信号SBgは、例えば、アタッチ信号Saがオンされた時刻Tjにおいてオンされる。
図5の(b)は、図8に示された小袋載置装置201の各部が処理する親シフト後データSAf・子シフト後データSBfと、親投入信号SAg・子投入信号SBg(以下、単に「投入信号」)と、開始信号Shとを示す波形図である。
なお、開始信号Shは、送出部が動作を開始するタイミングをオンにより示す。
図5の(b)に示されるように、(A)では、投入信号がオンされると同時(時刻Tk)に、送出部が動作を開始する。
また、(B)では、投入信号がオンされてから、時間γだけ遅らせて、送出部が動作を開始する。
しかしながら、投入信号がオンされてから、時間γだけ早めて、送出部が動作を開始することはできない。なぜならば、投入信号がオンされる時刻は、搬送コンベア211がワークWを搬送する速度に依存しており、予め正確に予測できないからである。
以上のように、小袋載置装置201は、開始信号Shを所望のタイミングで送出部に送信できるわけではなく、間歇的に小袋を処理せざるを得ない。換言するならば、小袋載置装置201は、小袋を待機させるために、親搬送ニップ部225A・親小袋検知センサ226A・子搬送ニップ部225B・子小袋検知センサ226Bを設けなくてはならない。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、一方向に間隔を空けて直列に搬送される複数の被包装品に、被包装品の搬送経路と異なる搬送経路で小袋を搬送しながら1つずつ載置していく搬送装置に利用することができる。
1 小袋載置装置(物品載置装置)
11 搬送コンベア(搬送装置)
2A 親送出部(第1送出手段)
2B 子送出部(第2送出手段)
52 シフト部(規定手段)
53 同期部(送出制御手段)
54 回転数・角度検知部(搬送量検知手段)
S、PA、PB 小袋(他の物品、小物品)
W、WA、WB ワーク(物品)
WS ワークセンサ(物品検知手段)

Claims (3)

  1. 物品を搬送する搬送装置と連動し、上記物品に他の物品を載置する物品載置装置において、
    上記物品に上記他の物品である小物品を載置するために当該小物品を送り出す第1送出手段と、
    上記搬送装置が上記物品を搬送した距離である搬送量を検知する搬送量検知手段と、
    上記第1送出手段による送出動作の開始タイミングを、上記搬送量を基準として予め規定する規定手段と、
    上記搬送量検知手段が検知した搬送量と、上記規定手段において規定された開始タイミングとに基づいて、上記第1送出手段による送出動作を制御する送出制御手段と、
    を備えることを特徴とする物品載置装置。
  2. 上記第1送出手段の停止中に、上記物品に上記小物品を載置するために当該小物品を送り出す第2送出手段をさらに備え、
    上記規定手段は、さらに、上記第2送出手段による送出動作の開始タイミングを、上記搬送量を基準として予め規定し、
    上記送出制御手段は、さらに、上記搬送量検知手段が検知した搬送量と、上記規定手段において規定された開始タイミングとに基づいて、上記第2送出手段による送出動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の物品載置装置。
  3. 上記物品が上記第1送出手段よりも上流側の所定の位置にあることを検知する物品検知手段をさらに備え、
    上記規定手段は、上記物品検知手段による検知結果に基づき上記規定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の物品載置装置。
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