JP2015073929A - 噴霧器 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴霧状態と停止状態の切り替えが容易に行える噴霧器を提供する。【解決手段】噴霧器の液体供給路の途中に設けられた弁体21を閉弁ばね22で閉方向に付勢し、その弁体21に一体に連結された回転体24と、開閉ボタン5が取り付けられた押圧体26とを端面どうしで対向するように配し、回転体24の案内溝24aと係合する固定ピン27を設けて、弁体21が液体供給路9を閉じた閉状態(停止状態)から、開閉ボタン5を押圧体26とともに押し込んで回転体24を押圧するだけで、回転体24を回転させながら弁体21と一体に軸方向移動させた後にその軸方向移動を規制して、弁体21が液体供給路9を開いた開状態(噴霧状態)を保持することができ、また、開状態からスライド体28をスライドさせるだけで、回転体24を逆回転させてその軸方向移動規制を解除し、閉弁ばね22の弾力で閉状態に戻せるようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、液体供給路の途中に設けた弁体を操作して噴霧状態と停止状態の切り替えを行うようにした噴霧器に関する。
農業用の薬液等の液体の噴霧に使用される噴霧器は、通常、本体の先端にノズル部を有しており、そのノズル部への液体供給路の途中に設けた弁体を操作することにより、噴霧状態と停止状態の切り替えを行うようになっている。
例えば、筒状の本体の後端側にその外周から突出するように把持部を設けたガン(ピストル)タイプの噴霧器では、弁体を操作して液体供給路を開閉する開閉機構として、弁体を閉方向に付勢する閉弁ばねを設け、弁体に連結されたレバーを本体に回動可能に取り付け、レバーにリング等の係止片を設けて、この係止片が掛けられる係止部を把持部に設けたものが採用されることが多い(例えば、特許文献1参照。)。この開閉機構によれば、作業者が閉弁ばねの弾力に抗してレバーを把持部と一緒に握り込んで、弁体を開方向に移動させ、レバーの係止片を係止部に掛けることにより、弁体が液体供給路を開いた状態(以下、「開状態」とも称する。)でレバーを保持して液体の噴霧を行うことができ、係止片を係止部から外すと、閉弁ばねの弾力によってレバーが初期位置に復帰するとともに、弁体が閉方向に移動して液体供給路を閉じた状態(以下、「閉状態」とも称する。)となり、噴霧を停止することができる。
特開2010−110717号公報
しかしながら、上述したような従来のレバー式の開閉機構を有する噴霧器では、作業者が噴霧作業を始めようとするときに、作業者側の条件等によっては、レバーを把持部と一緒に握り込む動作をスムーズに行えないことがある。また、レバーを把持部と一緒に握り込んだ後、その状態を保持しながら係止片を係止部に掛けるようになっている場合は、その二つの動作を順に行うことに対して、作業者が面倒に感じることが多い。
さらに、係止片を係止部に掛けた後は、把持部のみを持つように握りなおして噴霧作業を行うか、あるいはレバーと把持部を一緒に握ったままで噴霧作業を行う必要があり、このときの操作性の点でも改善の余地があった。
そこで、本発明は、噴霧状態と停止状態の切り替えが容易に行え、操作性に優れた噴霧器を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、先端にノズル部を有する本体と、前記ノズル部への液体供給路の途中に設けられた弁体と、前記弁体を操作して液体供給路を開閉する開閉機構とを備えた噴霧器において、前記開閉機構は、前記弁体の閉方向に沿って延びる円筒状の筒体と、前記筒体に挿入され、その軸心まわりに回転可能かつ軸方向移動可能に保持された回転体と、前記回転体を前記弁体に一体に連結する連結部材と、前記筒体の内周面から突出し、前記回転体と係合する固定ピンと、前記弁体および回転体を弁体の閉方向に付勢する閉弁ばねと、前記筒体の内周面から突出する突起を有し、前記筒体の軸方向にスライド可能に保持されたスライド体とを備え、前記弁体が前記閉弁ばねに押されて液体供給路を閉じた閉状態から、前記回転体を閉弁ばねの弾力に抗して押圧したときに、前記回転体が前記固定ピンに案内されて一定方向に回転しながら弁体と一体に軸方向移動した後にその軸方向移動を規制されることにより、前記弁体が液体供給路を開いた開状態が保持されるようになり、前記開状態から前記スライド体をスライドさせて前記突起を前記回転体と係合させることにより、前記回転体が前記一定方向と逆の方向に回転して、前記固定ピンによる軸方向移動の規制を解除され、前記弁体と一体に前記閉弁ばねに押されて軸方向移動し、前記閉状態に戻るようにしたものを採用した。
上記の構成によれば、弁体が液体供給路を閉じた閉状態から、開閉機構の回転体を押圧するだけで、回転体を回転させながら弁体と一体に軸方向移動させた後にその軸方向移動を規制して、弁体が液体供給路を開いた開状態を保持することができ、また、開状態からスライド体をスライドさせるだけで、回転体を逆回転させてその軸方向移動規制を解除し、閉弁ばねの弾力で閉状態に戻すことができるので、前述のレバー式の開閉機構を有するものに比べて、噴霧器の噴霧状態と停止状態の切り替えが容易になるうえ、噴霧作業中の操作性を向上させることもできる。
ここで、具体的には、前記回転体として、その外周面に軸方向に対して斜めに延びる案内溝と、前記案内溝の一端から軸方向に対して直交し、かつ案内溝と鈍角をなす方向に延びる係止溝とが連続して設けられたものを採用し、前記閉状態から前記回転体を押圧したときは、前記固定ピンが回転体に対して相対的に前記案内溝内を移動した後に前記係止溝に入り込むことにより、前記回転体が一定方向に回転しながら軸方向移動した後にその軸方向移動を規制されるようにしたり、前記回転体の外周面に、軸方向に対して斜めに延びる傾斜面を有する凸部を設け、前記スライド体の突起に、前記回転体が軸方向移動を規制された状態のときに前記凸部の傾斜面と平行に係合する係合面を設けたりすることができる。
また、前記スライド体を前記回転体から離れる方向に付勢する離反ばねを設け、前記開状態からスライド体を前記離反ばねの弾力に抗して押圧してスライドさせることにより、前記スライド体の突起が回転体と係合するようにすれば、その係合によって回転体の軸方向移動規制が解除された後にスライド体から手を離すだけで、スライド体を初期位置に復帰させることができるので、噴霧器の操作がより簡単になる。
さらに、前記本体に前記液体供給路の一部が通された把持部を設け、前記把持部を作業者が把持したときにその親指で前記回転体およびスライド体を押圧可能な位置に前記開閉機構を設けるようにすれば、作業者が片手で把持部を握ったまま噴霧状態と停止状態の切り替えが行えるようになるので、噴霧器の操作性をさらに向上させることができる。
本発明の噴霧器は、上述したように、噴霧を開始するときは開閉機構の回転体を押圧するだけでよく、また、噴霧を停止するときは開閉機構のスライド体をスライドさせるだけでよいので、噴霧状態と停止状態の切り替えが容易で、噴霧作業中の操作性の向上も図れる。
実施形態の噴霧器の正面図(噴霧状態) 図1の噴霧器の縦断面図(停止状態) 図2のIII−III線に沿った断面図 a、bは、互いに異なる方向から見た図1の開閉機構の要部の分解斜視図 a〜cはそれぞれ停止状態と噴霧状態の切り替え動作を説明する開閉機構の要部の拡大正面図
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。この噴霧器は、図1および図2に示すように、筒状の本体1と、本体1の先端に設けられたノズル部2と、本体1の後端側の外周面から斜め後方に延びる把持部3とを備え、液体を供給するホース(図示省略)を把持部3の下端に接続した状態で、把持部3に設けた開閉機構4の開閉ボタン5を押すことによってノズル部2から液体を噴出するガンタイプのものである。そして、本体1内の回転軸6に連結された調節つまみ7を回転操作することによって、液体の噴出量を調節できるようになっている。なお、本体1の先端側(以下、単に「先端側」、「後端側」というときは本体1を基準とする。)には、ノズル部2の径方向外側を覆う筒状のフード8が取り付けられている。
前記本体1は、その内周面と回転軸6との間にノズル部2への液体供給路9が形成され、この液体供給路9の途中に流量調節弁10が設けられている。また、本体1の後端側の内周面に設けられた雌ねじ1aに、回転軸6の外周に嵌合固定された雄ねじ部材11と、回転軸6を通して本体1の後端開口を閉塞する蓋部材12がねじ結合されている。
前記流量調節弁10は、本体1の内周面に設けられた環状の弁座13と、回転軸6の先端部に設けられた円錐状の弁体14とからなる。そして、調節つまみ7を回転操作して回転軸6を回転させると、回転軸6外周の雄ねじ部材11と本体1内周面の雌ねじ1aとのねじ結合により、回転軸6が軸方向に移動し、その先端の弁体14の弁座13との間の間隔(弁体14の開度)が変化して、ノズル部2に送られる液体の流量すなわち液体噴出量を調節できるようになっている。
前記ノズル部2は、本体1内の流量調節弁10よりも先端側の液体供給路9に筒状の整流中子15を挿入し、本体1にねじ結合するキャップ16で円錐状の噴板17を整流中子15の先端に固定したもので、噴板17の中央部に設けた噴出口17aから液体が噴出される。
前記把持部3は、本体1と一体に形成されており、その内部には前記液体供給路9の一部が通されている。そして、液体供給路9の途中に本体1と平行に円筒穴部9aが形成され、この円筒穴部9aに開閉弁18が設けられている。円筒穴部9aは本体1の先端側に開口しており、その先端開口を蓋部材19で閉塞されている。
前記開閉弁18は、円筒穴部9aの内周面に設けられた環状の弁座20と、弁座20に対して接離可能に保持された円錐台状の弁体21とからなる。その弁体21は、前記蓋部材19との間に設けられた閉弁ばね22で弁座20に押し付けられる方向(閉方向)に付勢されており、後述するように前記開閉機構4によって操作されて液体供給路9を開閉するようになっている。閉弁ばね22としては、弁体21の大径側端面に設けられた突軸が挿入されるコイルばねが用いられている。
前記開閉機構4は、図2および図3に示すように、前記開閉弁18の弁体21の閉方向に沿って延びる状態で把持部3に埋め込まれた有底円筒状の筒体23と、この筒体23に挿入され、筒体23の軸心まわりに回転可能かつ軸方向移動可能に保持された二段円筒状の回転体24と、回転体24を弁体21に一体に連結する連結軸(連結部材)25と、回転体24の後端側の小径部と端面どうしで対向するように先端側が筒体23に挿入された押圧体26と、筒体23の内周面から突出し、回転体24と係合する固定ピン27と、回転体24を挟んで固定ピン27と対向する位置で筒体23の軸方向にスライド可能に保持されたスライド体28とを備えている。固定ピン27は、六角ボルトの先端におねじのない小径の先端部27aを形成したもので、把持部3の側面から筒体23にねじ込まれて、その先端部27aで回転体24と係合している。
前記筒体23は後端側の開口を蓋部材29で閉塞されており、その蓋部材29を貫通する押圧体26の後端部に前記開閉ボタン5が取り付けられて、作業者が把持部3を把持したときにその親指で開閉ボタン5および押圧体26を介して回転体24を押圧できるようになっている。また、筒体23には正面側(図3の下側)で軸方向に延びる開口23aが形成されており、その上下の開口縁部(図示省略)がスライド体28の筒体23軸方向へのスライドを案内するようになっている。
図3および図4に示すように、前記回転体24は、その外周に軸方向に対して斜めに延びる案内溝24aと、案内溝24aの一端(後端)から軸方向に対して直交し、かつ案内溝24aと鈍角をなす方向に延びる係止溝24bとが連続して設けられており、この案内溝24aまたは係止溝24bで固定ピン27の先端部27aと係合している。また、この回転体24には、大径部と小径部との段差面から後端側へ突出し、軸方向に対して斜めに延びる傾斜面を有する凸部24cが設けられている。
前記スライド体28は、筒体23の正面側開口23aの上下縁部と摺動する断面H字状の摺動部28aと、摺動部28aの外側で筒体23の軸方向に延びる蓋部28bと、蓋部28bの外側面から筒体23の径方向に延びる押圧部28cと、摺動部28aの内側面に沿って延び、筒体23の内周面から突出する楔状の突起28dとを一体に形成したもので、作業者が把持部3を把持したときにその親指で押圧部28cを押圧できるようになっている。そして、このスライド体28を回転体24から離れる方向に(後端側へ)付勢する離反ばね30が、把持部3の正面側の側面にねじ止めされたばね支持片31との間に設けられている。なお、この離反ばね30は、コイルばねが用いられており、スライド体28の摺動部28aとばね支持片31のそれぞれに設けられた突軸を両端部に挿入された状態で支持されている。
この噴霧器は上述したような構成であり、次に、その噴霧状態と停止状態の切り替え動作を図5に基づいて説明する。
図5(a)は、開閉弁18の弁体21が閉弁ばね22の弾力により弁座20に押し付けられて閉状態となり、噴霧器の噴霧が停止された状態(停止状態)を示している。このときには、弁体21に連結軸25で連結された回転体24と、回転体24の後端面に対向する押圧体26と、押圧体26に取り付けられた開閉ボタン5とが初期位置にあり、回転体24の案内溝24aの先端部分が固定ピン27の先端部27aの位置にある。また、スライド体28も回転体24と接触しない初期位置にある。
図5(a)の停止状態から、閉弁ばね22の弾力に抗して開閉ボタン5を押圧体26とともに押し込んでいくと、図5(b)に示すように、まず、押圧体26に押圧された回転体24が、固定ピン27に案内されて(固定ピン先端部27aが回転体24に対して相対的に案内溝24a内を移動することにより)、一定方向へ回転しながら先端側へ軸方向移動する。その後、回転体24の回転により固定ピン先端部27aが相対的に案内溝24aから係止溝24bへ入り込むと、回転体24が軸方向移動を規制されて停止する。これにより、回転体24と一体の弁体21も弁座20から離れた位置で停止して開状態となるので、開閉ボタン5の押圧を止めても(開閉ボタン5から手を離しても)、弁体21の開状態すなわち噴霧器の噴射状態が保持される。
一方、図5(b)で開閉ボタン5の押圧を止めた状態(通常の噴射状態)から、離反ばね30の弾力に抗してスライド体28の押圧部28cを押圧し、スライド体28全体を先端側へスライドさせると、図5(c)に示すように、スライド体28の突起28dの上向きの傾斜面(係合面)が回転体24の凸部24cの傾斜面と平行に係合することにより、回転体24が前記一定方向と逆の方向に回転して、固定ピン先端部27aが相対的に係止溝24bから案内溝24aへ戻り、固定ピン27による回転体24の軸方向移動の規制が解除される。そして、この後にスライド体28の押圧を止めると、離反ばね30の弾力によってスライド体28が初期位置に復帰するとともに、弁体21、回転体24、押圧体26および開閉ボタン5が、閉弁ばね22に押されて一体に後端側へ移動して図5(a)の状態に戻り、噴霧器の噴射が停止される。
この噴霧器は、上述したように、開閉弁18の弁体21が液体供給路9を閉じた閉状態から、開閉機構4の回転体24を押圧するだけで、回転体24を回転させながら弁体21と一体に軸方向移動させた後にその軸方向移動を規制して、弁体21が液体供給路9を開いた開状態を保持することができ、また、開状態からスライド体28をスライドさせるだけで、回転体24を逆回転させてその軸方向移動規制を解除し、閉弁ばね22の弾力で閉状態に戻せるので、従来のレバー式の開閉機構を有するものに比べて、噴霧器の噴霧状態と停止状態の切り替えが容易で、噴霧作業中の操作性も優れている。
また、開閉機構4は、作業者が把持部3を把持したときにその親指で開閉ボタン5およびスライド体28を押圧できる位置に設けられているので、作業者が片手で把持部3を握ったまま、噴霧状態と停止状態の切り替えをスムーズに行うことができる。
さらに、この噴霧器では、従来のものに比べて、レバーがない分、噴霧作業中の操作がしやすいし、見かけがすっきりしたデザインになるという利点もある。
1 本体
2 ノズル部
3 把持部
4 開閉機構
5 開閉ボタン
7 調節つまみ
9 液体供給路
10 流量調節弁
18 開閉弁
20 弁座
21 弁体
22 閉弁ばね
23 筒体
24 回転体
24a 案内溝
24b 係止溝
24c 凸部
25 連結軸(連結部材)
26 押圧体
27 固定ピン
27a 先端部
28 スライド体
28d 突起
30 離反ばね

Claims (5)

  1. 先端にノズル部を有する本体と、前記ノズル部への液体供給路の途中に設けられた弁体と、前記弁体を操作して液体供給路を開閉する開閉機構とを備えた噴霧器において、
    前記開閉機構は、前記弁体の閉方向に沿って延びる円筒状の筒体と、前記筒体に挿入され、その軸心まわりに回転可能かつ軸方向移動可能に保持された回転体と、前記回転体を前記弁体に一体に連結する連結部材と、前記筒体の内周面から突出し、前記回転体と係合する固定ピンと、前記弁体および回転体を弁体の閉方向に付勢する閉弁ばねと、前記筒体の内周面から突出する突起を有し、前記筒体の軸方向にスライド可能に保持されたスライド体とを備え、
    前記弁体が前記閉弁ばねに押されて液体供給路を閉じた閉状態から、前記回転体を閉弁ばねの弾力に抗して押圧したときに、前記回転体が前記固定ピンに案内されて一定方向に回転しながら弁体と一体に軸方向移動した後にその軸方向移動を規制されることにより、前記弁体が液体供給路を開いた開状態が保持されるようになり、
    前記開状態から前記スライド体をスライドさせて前記突起を前記回転体と係合させることにより、前記回転体が前記一定方向と逆の方向に回転して、前記固定ピンによる軸方向移動の規制を解除され、前記弁体と一体に前記閉弁ばねに押されて軸方向移動し、前記閉状態に戻るようにしたものであることを特徴とする噴霧器。
  2. 前記回転体は、その外周面に軸方向に対して斜めに延びる案内溝と、前記案内溝の一端から軸方向に対して直交し、かつ案内溝と鈍角をなす方向に延びる係止溝とが連続して設けられており、前記閉状態から前記回転体を押圧したときは、前記固定ピンが回転体に対して相対的に前記案内溝内を移動した後に前記係止溝に入り込むことにより、前記回転体が一定方向に回転しながら軸方向移動した後にその軸方向移動を規制されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の噴霧器。
  3. 前記回転体の外周面に、軸方向に対して斜めに延びる傾斜面を有する凸部を設け、前記スライド体の突起に、前記回転体が軸方向移動を規制された状態のときに前記凸部の傾斜面と平行に係合する係合面を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の噴霧器。
  4. 前記スライド体を前記回転体から離れる方向に付勢する離反ばねを設け、前記開状態からスライド体を前記離反ばねの弾力に抗して押圧してスライドさせることにより、前記スライド体の突起が回転体と係合するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の噴霧器。
  5. 前記本体に前記液体供給路の一部が通された把持部を設け、前記把持部を作業者が把持したときにその親指で前記回転体およびスライド体を押圧可能な位置に前記開閉機構を設けたことを特徴とする請求項4に記載の噴霧器。
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