JP2015073847A - 液体回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体を折り畳むように纏めた際に形状が崩れ難く、更に、チューブの曲げに起因したキンク等により不具合が生じることを抑制できる液体回路を提供する。
【解決手段】可撓性を有するチューブ2を有し、チューブ2で折り畳み可能な液体流路3と、液体流路3を複数の流路部4A,4B,4Cに分けて定形状にて保持すると共に、前記各流路部4A,4B,4Cに対応し、且つ、液体流路3を折り畳んだ際に互いに重なり合う加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8と、重なり合った加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8同士の相対位置を固定する位置決め部9A,9Bと、を備える液体回路1である。
【選択図】図3

Description

本発明は、補液、透析液、血液等の液体が流動する液体回路に関する。
透析治療に用いられる透析装置などの医療装置には、血液が循環する血液回路や血液回路に薬液を補液する補液回路などが装着される。補液回路は、薬液が流動するチューブを備えており、回路の途中には、薬液に付与する目的や役割に応じた流路部(加温部など)が設けられている。この種の液体回路は、可撓性を有するチューブで折り曲げられ、全体を折り畳むように纏められて搬送用の段ボール箱に収納される。
しかしながら、全体を単に纏めただけの従来の液体回路では、搬送時に、液体回路の纏まりが解け、その形状が崩れ易かった。また、液体回路を折り畳む際には、通常、チューブが曲げられる位置においてキンク等が生じ、不具合が発生してしまうことがある。
本発明は、以上の課題を解決することを目的とし、全体を折り畳むように纏めた際に形状が崩れ難く、更に、チューブの曲げに起因した不具合が生じない液体回路を提供することを目的とする。
本発明は、液体が流動する液体回路であって、可撓性を有するチューブを有し、チューブで折り畳み可能な液体流路と、液体流路を複数の流路部に分けて定形状にて保持すると共に、前記各流路部に対応し、且つ、前記液体流路を折り畳んだ際に重なり合う複数の流路保持部と、重なり合う前記複数の流路保持部同士の相対位置を固定する位置決め部と、を備える。
この液体回路では、液体流路の各流路部が流路保持部で保持され、更に、位置決め部によって流路保持部同士の相対位置も固定されるので、液体流路を折り畳んで纏めても液体回路の形状は崩れ難く、安定している。また、チューブの曲げに起因したキンク等の不具合を抑制でき、品質の安定性に有利である。
複数の流路保持部は、板状のメイン保持部と、メイン保持部に重なる側の領域の面積がメイン保持部よりも小さいサブ保持部とを有し、サブ保持部は、メイン保持部に重なった際にメイン保持部の領域内に収まるようにすることもできる。この構成では、メイン保持部の領域内にサブ保持部が収まることでコンパクト化に有利である。
位置決め部は、サブ保持部に設けられたサブ側嵌合部と、メイン保持部に設けられ、サブ側嵌合部に嵌め込まれてサブ保持部を位置決めするメイン側嵌合部とを有する液体回路とすることができる。メイン側嵌合部をサブ側嵌合部に嵌め込むことでメイン保持部とサブ保持部との相対位置を確実に、且つ簡易に固定できる。
メイン保持部は、パネル本体部と、パネル本体部の周縁から突き出す突出部とを有し、メイン保持部とサブ保持部とが重なり合う状態で、メイン保持部に保持された流路部とサブ保持部に保持された流路部とを接続するチューブは、パネル本体部の周縁から突き出して折れ曲がる屈曲部を有し、突出部は、屈曲部を避けて突き出している液体回路とすることができる。この構成では、パネル本体部の周縁でチューブの屈曲部を踏んで潰してしまうのを突出部が干渉して防止できる。つまり、突出部がチューブの屈曲部を保護するので、品質向上に有利である。
更に、突出部の突出長さを屈曲部の突出長さと同じ又は長くすることができ、この構成では、縦置きした場合等にも、チューブの屈曲部の潰れを、突出部によって、より確実に保護できる。
メイン保持部は、液体流路を通過する液体を加温する加温パネルであり、サブ保持部の少なくとも一つは、上記のチューブのうち、ローラポンプに装着される巻回部を保持するポンプチューブホルダーとすることができる。加温パネルをメイン保持部で兼用でき、ポンプチューブホルダーをサブ保持部で兼用できるので、部品点数を抑え、コンパクト化に有利である。
メイン保持部は、液体流路を通過する液体を加温する加温パネルであり、サブ保持部の少なくとも一つは、計量チャンバパネルとすることができる。加温パネルをメイン保持部で兼用でき、計量チャンバパネルをサブ保持部で兼用できるので、部品点数を抑え、コンパクト化に有利である。
サブ保持部の一つは、上記のチューブのうち、ローラポンプに装着される巻回部を保持するポンプチューブホルダーであり、他の一つは計量チャンバパネルであり、計量チャンバパネルを、メイン保持部を挟んでポンプチューブホルダーとは反対側に配置することもできる。この構成では、液体回路を折り畳んだ際に、メイン保持部の一方の面側にポンプチューブホルダーを重ね、他方の面側に計量チャンバパネルを重ねるようにして折り畳めるので、コンパクト化に有利である。
計量チャンバパネルには、位置決め部として位置決め切欠きを設け、メイン保持部には、位置決め部として位置決め切欠きに嵌め込まれて計量チャンバパネルを位置決めする計量チャンバ固定部を設けることができる。この構成では、位置決め切欠きに計量チャンバ固定部が嵌め込まれることによって計量チャンバパネルをメイン保持部に確実に固定できる。
複数の流路保持部の少なくとも一つには、スパイク針を固定する針ホルダーが設けられている液体回路とすることができる。この構成では、針ホルダーによってスパイク針を安定して保持させることができる。
本発明によれば、全体を折り畳むように纏めた際に、チューブの曲げに起因した不具合を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る補液回路を装着可能な透析装置の斜視図である。 ポンプチューブホルダーで保持された3本のチューブを、それぞれローラポンプに巻き付けた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る補液回路を表面側から見た図である。 本実施形態に係る補液回路を裏面側から見た図である。 本実施形態に係る補液回路の折り畳んだ状態を示し、裏面側から見た図である。 本実施形態に係る補液回路の断面図であり、(a)は図5のVI−VI線に沿った断面図であり、(b)は(a)図のb−b線に沿った断面図である。 本実施形態に係る補液回路の折り畳んだ状態を示し、表面側から見た図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態で用いる「液体」とは、医療用途で用いられる液体であり、補充液、透析液、血液等が含まれる。
[透析装置]
図1に示されるように、本実施形態に係る液体回路1は、補液や透析液が流動する回路であり、液体処理装置、例えば透析装置100に装着されて用いられる。透析装置100は、装置本体101と、装置本体101を支える台車部102と、装置本体101の上方に配置された操作パネル103と、装置本体101の脇に立設され、液体貯留バック等を吊り下げるポール104とを備えている。
装置本体101は、正面部分110と側面部分111とを備えており、正面部分110の所定位置には、血液回路120が装着される。正面部分110には、血液回路120の流路となるチューブを開閉する各種クランプ、液体を圧送するローラポンプ、流体圧を検出する圧力センサ、濾過膜モジュールを保持するフィルタホルダーなどが設けられている。
側面部分111には開閉する扉112が設けられており、扉112に面する部分に液体回路1が装着される。また、側面部分111の上部であって、扉112から露出する部分には、3つのローラポンプ113が配置されている。各ローラポンプ113には、液体回路1のチューブ2が半周ほど捲かれ、回転するローラポンプ113が可撓性を有するチューブ2をしごきながら液体を移送する。また、側面部分111には、液体回路1を流動する液体を加温するヒータ116が設けられている。
[液体回路]
図3、及び図4に示されるように、液体回路1は、ポリ塩化ビニル等で製造された可撓性を有するチューブ2を備え、チューブ2で折り畳み可能な液体流路3を備えている。液体流路3は、その機能的役割に応じて3つ(複数)の流路部に分かれている。本実施形態に係る流路部は、通過する液体を加温する加温用流路部4Aと、ローラポンプ113にセットされることで液体を圧送する圧送用流路部4Bと、液体を計量する計量用流路部4Cとを備えている。
加温用流路部4Aは、加温パネル(流路保持部)5によって定形状に保持され、圧送用流路部4Bはポンプチューブホルダー(流路保持部)6によって定形状に保持され、更に計量用流路部4Cは計量チャンバパネル(流路保持部)8によって定形状に保持されている。また、加温パネル5は液体回路の中央に配置されており、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8は、加温パネル5を挟んで両側に配置されている。加温パネル5は、メイン保持部の一例であり、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8はサブ保持部の例である。
加温用流路部4A、圧送用流路部4B、及び計量用流路部4Cは、それぞれ液体が通過するチューブ2によって接続されており、その結果として加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8も物理的にはチューブ2を介して互いに接続されている。チューブ2は、可撓性を有するので、加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8は、チューブ2で折り畳み、そして重ね合わせることが可能である(図5、及び図7参照)。
重ね合わせる際には、中央の加温パネル5の一方の面側に計量チャンバユニットを重ね、他方の面側にポンプチューブホルダー6を重ねる。互いに重ね合わせられた加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8は、位置決め部9A,9Bによって相対位置がずれないように固定される。なお、以下の説明において、加温パネル5の一方の面側を表面といい、他方の面側を裏面という。また、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8も同様であり、加温パネル5に重ね合わせる前の状態において、加温パネル5の表面と同じ方向を向く面を表面と言い、反対側の面を裏面という。
[加温パネル]
図3、及び図4に示されるように、板状の加温パネル5は、パネル本体部51と、パネル本体部51の周縁から突き出す突出部52,53とを備えている。更に、パネル本体部51は、縦長の略矩形の加温部54と、加温部54の外周を取り囲んで保持する枠部55とを備えている。加温部54は、例えばPPでブロー成形し、枠部55は、例えば、ABSで射出成形する。
枠部55の外形は略矩形であり、上下一対の短辺5a,5bのうち、一方(上方)の短辺5aに隣接してポンプチューブホルダー6が配置され、他方(下方)の短辺5bに隣接して計量チャンバパネル8が配置されている。
枠部55の中央に形成された開口は、加温部54の外形に対応しており、加温部54は、枠部55の表面側、つまり、加温パネル5の表面側で開口を塞ぐようにセットされる。開口の上縁に沿った二か所、及び下縁に沿った二か所には、加温部54を引っ掛けて保持するための爪部(図示省略)が設けられている。
加温部54には、加温用流路部4Aの一部として、ヒータ116との接触面を大きくとるための蛇行流路54aが左右二列で形成されており、二列の蛇行流路54aには、入口と出口とのそれぞれにチューブ2が接続されている。加温部54の四隅(角部)近傍には、枠部55の爪部に引っ掛かる掛止孔(図示省略)が設けられている。加温部54は、複数の掛止孔を、枠部55の爪部に引っ掛けることで、開口を塞ぐように枠部55に容易に装着される。また掛止孔から外すことで、容易に取り外すことができる。
また、枠部55には、外周の一部である上方の短辺(以下、「上辺」という)5aから突出する四本(複数)の突出部(以下、「上部突出部」という)52と、下方の短辺(以下、「下辺」という)5bから突出する二本(複数)の突出部(以下、「下部突出部」という)53とがそれぞれ設けられている。また、枠部55の表面側には、加温部54の蛇行流路54aに接続されたチューブ2が配置されており、枠部55の表面には、チューブ2を保持する複数のフック56a,56bが設けられている。
更に、複数のフック56a,56bは、突出部回避用フック56aと、一般用フック56bとに分けられる。突出部回避用フック56aは、上部突出部52の根元を避け、脇にずれるように設けられており、一般用フック56bは、チューブ2の配置に応じて適宜に設けられている。
ここで、突出部回避用フック56aの作用について詳述する。図5、及び図7に示されるように、液体回路1を折り畳んで収納する際には、加温パネル5の裏面にポンプチューブホルダー6が重ねられる。したがって、加温パネル5とポンプチューブホルダー6とを接続するチューブ2は、表面側から裏面側に向けて枠部55の上辺5aを跨ぐように屈曲する。この場合、突出部回避用フック56aで保持されたチューブ2の先である屈曲部2aは、必然的に上部突出部52を避けることになる。
つまり、本実施形態では、上部突出部52がチューブ2の屈曲部2aを避けて突き出しているので、上部突出部52を下に向けて液体回路1を縦置きした場合に、上部突出部52が床面に干渉して隙間を作るので、パネル本体部51の周縁(枠部55)でチューブ2の屈曲部2aを踏んで潰してしまうのを防止できる。つまり、上部突出部52がチューブ2の屈曲部を保護するので、品質向上に有利である。
また、加温パネル5とポンプチューブホルダー6との相対位置は、位置決め部9A,9Bによってずれないように固定されるので、液体回路1を折り畳んだ際の枠部55の上辺から突出するチューブ2の屈曲部2aの突出長さhaは略一定に決まる。そして、上部突出部52の長さHaは、チューブ2の屈曲部2aの突出長さhaと同じか、または長くなる。その結果、この上部突出部52を下に向けて液体回路1を縦置きした場合等にも、上部突出部52が床面に干渉して隙間を作るので、パネル本体部51の周縁(枠部55)でチューブ2の屈曲部2aを踏んで潰してしまうのを防止でき、品質向上に有利である。
なお、計量チャンバパネル8は加温パネル5の表面側に重なり(図7参照)、更に、表面側にチューブ2が配置されているので、計量チャンバパネル8と加温パネル5とを接続するチューブ2の屈曲部2bは、加温パネル5の下辺5bを跨ぐことは無い。しかしながら、屈曲部2bは、実質的に加温パネル5の外周(下辺5b)から外側に突出してはみ出しており、この突出長さhbと、下辺5bに形成された下部突出部53の突出長さHbとは同じか、下部突出部53の方が長い。その結果、この下部突出部53を下に向けて液体回路1を縦置きした場合等にも、下部突出部53が床面に干渉して隙間を作るので、パネル本体部51の周縁(枠部55)でチューブ2の屈曲部2bを踏んで潰してしまうのを防止でき、品質向上に有利である。
[ポンプチューブホルダー]
加温パネル5の上方には、少なくとも、アーチ状に湾曲した3本のチューブ2と、スパイク針11に接続する二本のチューブ2とが突き出しており、これらのチューブ群のうち、湾曲した3本のチューブ2は、液体流路3における圧送用流路部4Bに相当する。圧送用流路部4Bを形成する各チューブ2の湾曲部分は、透析装置100に装着された際に、ローラポンプ113のローラ113aに巻回される巻回部21である(図2参照)。圧送用流路部4Bの各チューブ2は、ポンプチューブホルダー6によって定形状で、且つ等間隔で保持される。
ポンプチューブホルダー6は、横長で板状の支持プレート61と、二本のスパイク針11を固定する針ホルダー62とを備えている。支持プレート61の表面には、チューブ2の巻回部21を挟み込んで保持する係止部61aが設けられている。係止部61aは、一対が一組になって一つの巻回部21を保持しており、3本の巻回部21それぞれに対応して計三組が設けられている。
また、針ホルダー62は、支持プレート61の端部に設けられている。針ホルダー62は、スパイク針11が収まる程度の長さを有する縦長の箱状であり、スパイク針11の根元部分を挟持してスパイク針11を内部で安定的に保持する。
[計量チャンバパネル]
加温パネル5の下方には、チューブ2を介して計量チャンバパネル8が接続されている。計量チャンバパネル8は、PPでブロー成形することにより計量チャンバ部分81とプレート部分82とを一体成形しており、剛性を向上させている。
プレート部分82は、三か所に計量チャンバ部分81が形成された胴部82aと、胴部82aから突き出た首部82bとを備えており、胴部82a、及び首部82bの双方に液体の流路が形成されている。流路の入口と出口とは、それぞれチューブ2に接続されている。プレート部分82に形成された流路、及び計量チャンバ部分81は計量用流路部4Cであり、計量用流路部4Cは、計量チャンバパネル8によって定形状にて保持されている。
[位置決め部]
図5〜図8に示されるように、加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8は、可撓性を有するチューブ2で折り畳まれる。更に、加温パネル5とポンプチューブホルダー6とは、互いの相対位置がずれないように位置決め部(以下、「第1位置決め部」という)9Aで固定される。また、加温パネル5と計量チャンバパネル8とは、互いの相対位置がずれないように位置決め部9B(以下、「第2位置決め部」という)で固定される。
ポンプチューブホルダー6の支持プレート61の表面の二か所には、凸状の矩形凸部(サブ側嵌合部)61bが設けられている。一方で、加温パネル5の枠部55の裏面には、上辺5aの近傍で、且つポンプチューブホルダー6が重なる領域の二か所に凹状の矩形凹部(メイン側嵌合部)55aが形成されている。矩形凹部55aは、横断面が矩形環状であり、内側に矩形凸部61bが嵌り込んで固定される。
つまり、第1位置決め部9A(図5及び図6参照)は、ポンプチューブホルダー6に設けられた矩形凸部61bと、加温パネル5に設けられた矩形凹部55aとを備えている。なお、本実施形態では、矩形凹部55aの内側に矩形凸部61bが嵌め込まれて位置決めされる態様を例示したが、逆であってもよい。
また、計量チャンバパネル8(図7及び図8参照)の首部82bの先端中央には、位置決め用の孔(位置決め切欠き)82cが設けられている。位置決め切欠き82cはサブ側嵌合部である。一方で、加温パネル5の枠部55の表面には、下辺5bの略中央には、アーチ状に突き出た計量チャンバ固定部55bが設けられている。計量チャンバ固定部55bは、位置決め切欠き82cに嵌め込まれて計量チャンバパネル8を固定する。
つまり、第2位置決め部9Bは、計量チャンバパネル8に設けられた位置決め切欠き(サブ側嵌合部)82cと、加温パネル5に設けられた計量チャンバ固定部(メイン側嵌合部)55bとを備えている。位置決め切欠き82cを貫通して突き出した計量チャンバ固定部55bの内側には、例えば、樹脂製のピンや紐などからなる抜け止め用の係止部材10が差し込まれて固定される。
上述の液体回路1を搬送する場合には、加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8を互いに重ね合わせるように折り畳み、所定の袋に収めた後、段ボール箱などの搬送容器に収納する。搬送容器には、複数の液体回路1が重なるように収容され、所定個数を箱詰めすると封をして搬送する。
本実施形態に係る液体回路1では、液体流路3の各流路部4A,4B,4Cが加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8にそれぞれ保持される。更に、位置決め部9A,9Bによって加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8同士の相対位置も固定されるので、液体流路3を折り畳んで纏めても液体回路1の形状は崩れ難く、安定している。
また、加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8同士の相対位置が固定されているので、各流路部4A,4B,4Cを接続しながら折れ曲がるチューブ2の曲げに起因して生じるキンク等の不具合を抑制でき、品質の安定性に有利である。
また、液体回路1では、加温パネル(メイン保持部)5の外縁で囲まれた領域の面積は、ポンプチューブホルダー(サブ保持部)6や計量チャンバパネル(サブ保持部)8の加温パネル5に重なる側の面積よりも大きい。更に、ポンプチューブホルダー6は加温パネル5の裏面に重なった際に、加温パネル5の領域内に収まり、また、計量チャンバパネル8は加温パネル5の表面に重なった際に、加温パネル5の領域内に収まる。したがって、液体回路1は、コンパクト化に有利である。
また、第1位置決め部9Aでは、矩形凹部55aを矩形凸部61bに嵌め込むことで、加温パネル5とポンプチューブホルダー6との相対位置を確実に、簡易に固定できる。また、第2位置決め部9Bでは、位置決め切欠き82cを計量チャンバ固定部55bに嵌め込むことで、加温パネル5と計量チャンバパネル8との相対位置を確実に、簡易に固定できる。
また、本実施形態では、液体流路3を通過する液体を加温する加温パネル5によって流路部4Aを保持させ、ローラポンプ113に装着される巻回部21を保持するポンプチューブホルダー6によって、流路部4Bを保持させ、計量チャンバパネル8によって流路部4Cを保持させている。つまり、加温パネル5、ポンプチューブホルダー6、及び計量チャンバパネル8によって各流路部4A,4B,4Cの保持という機能を兼用させることで、部品点数を抑え、コンパクト化に有利である。
また、計量チャンバパネル8は、加温パネル5を挟んでポンプチューブホルダー6とは反対側に配置しているので、液体回路1を折り畳んだ際に、加温パネル5の表面側にポンプチューブホルダー6を重ね、裏面側に計量チャンバパネル8を重ねるようにして折り畳めるので、コンパクト化に有利である。
また、ポンプチューブホルダー6には、スパイク針11を固定する針ホルダー62が設けられており、針ホルダー62によってスパイク針11を安定して保持させることができる。
1…補液回路(液体回路)、2…チューブ、3…液体流路、4A…加温用流路部(流路部)、4B…圧送用流路部、4C…計量用流路部、5…加温パネル(メイン保持部)、5a…上辺(パネル本体部の周縁)、5b…下辺(パネル本体部の周縁)、6…ポンプチューブホルダー(サブ保持部)、8…計量チャンバパネル(サブ保持部)、9A,9B…位置決め部、11…スパイク針、2a…チューブの屈曲部、51…パネル本体部、52…上部突出部、53…下部突出部、55a…矩形凹部(メイン側嵌合部)、55b…計量チャンバ固定部(メイン側嵌合部)、61b…矩形凸部(サブ側嵌合部)、62…針ホルダー、82c…位置決め切欠き(サブ側嵌合部)、Ha…上部突出部の突出長さ、ha…チューブの上側の屈曲部の突出長さ、Hb…下部突出部の突出長さ、hb…チューブの下側の屈曲部の突出長さ。

Claims (10)

  1. 液体が流動する液体回路であって、
    可撓性を有するチューブを有し、前記チューブで折り畳み可能な液体流路と、
    前記液体流路を複数の流路部に分けて定形状にて保持すると共に、前記各流路部に対応し、且つ、前記液体流路を折り畳んだ際に重なり合う複数の流路保持部と、
    重なり合う前記複数の流路保持部同士の相対位置を固定する位置決め部と、を備える液体回路。
  2. 前記複数の流路保持部は、板状のメイン保持部と、前記メイン保持部に重なる側の領域の面積が前記メイン保持部よりも小さいサブ保持部とを有し、
    前記サブ保持部は、前記メイン保持部に重なった際に前記メイン保持部の領域内に収まる、請求項1記載の液体回路。
  3. 前記位置決め部は、前記サブ保持部に設けられたサブ側嵌合部と、前記メイン保持部に設けられ、前記サブ側嵌合部に嵌め込まれて前記サブ保持部を位置決めするメイン側嵌合部とを有する、請求項2記載の液体回路。
  4. 前記メイン保持部は、パネル本体部と、前記パネル本体部の周縁から突き出す突出部とを有し、
    前記メイン保持部と前記サブ保持部とが重なり合う状態で、前記メイン保持部に保持された前記流路部と前記サブ保持部に保持された前記流路部とを接続する前記チューブは、前記パネル本体部の周縁から突き出して折れ曲がる屈曲部を有し、
    前記突出部は、前記屈曲部を避けて突き出している、請求項2または3記載の液体回路。
  5. 前記突出部の突出長さは、前記屈曲部の突出長さと同じ又は長い、請求項4記載の液体回路。
  6. 前記メイン保持部は、前記液体流路を通過する液体を加温する加温パネルであり、前記サブ保持部の少なくとも一つは、前記チューブのうち、ローラポンプに装着される巻回部を保持するポンプチューブホルダーである、請求項2〜5のいずれか一項記載の液体回路。
  7. 前記メイン保持部は、前記液体流路を通過する液体を加温する加温パネルであり、前記サブ保持部の少なくとも一つは、計量チャンバパネルである、請求項2〜6のいずれか一項記載の液体回路。
  8. 前記サブ保持部の一つは、前記チューブのうち、ローラポンプに装着される巻回部を保持するポンプチューブホルダーであり、他の一つは計量チャンバパネルであり、前記計量チャンバパネルは、前記メイン保持部を挟んで前記ポンプチューブホルダーとは反対側に配置されている請求項2〜7のいずれか一項記載の液体回路。
  9. 前記計量チャンバには、前記位置決め部として位置決め切欠きが設けられており、前記メイン保持部には、前記位置決め部として前記位置決め切欠きに嵌め込まれて前記計量チャンバを位置決めする計量チャンバ固定部が設けられている請求項7または8記載の液体回路。
  10. 前記複数の流路保持部の少なくとも一つには、スパイク針を固定する針ホルダーが設けられている、請求項1〜9のいずれか一項記載の液体回路。
JP2013214020A 2013-10-11 2013-10-11 液体回路 Active JP6226688B2 (ja)

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