JP2015073261A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過渡的な過電流や過熱などの異常発生時に、後段のパワートランジスタをも保護できる出力回路を提供する。
【解決手段】異なる温度係数を有する2つの抵抗素子を、並列に設けられた複数の出力用トランジスタと、電源との間に、直列に接続する。これら2つの抵抗素子の抵抗値の差は、温度変化に応じて変動する。抵抗値の差の変動を、電圧の変動として検出して、制御信号を生成する。制御信号に応じて、保護用トランジスタが動作して、出力用トランジスタの入力端、出力端、またはその両方を接地に短絡する。その結果、異常発生時には後段に供給される電流が抑制される。
【選択図】図6

Description

本発明は半導体装置に関し、例えば、フォトカプラを含む半導体装置に好適に利用できるものである。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)やMOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化膜半導体)トランジスタなどのパワートランジスタの前段に、パワートランジスタを駆動させる駆動信号を生成する駆動論理回路部が設けられる場合がある。このような駆動論理回路部と、生成された駆動信号を増幅して後段のパワートランジスタなどの負荷に向けて出力する出力回路とを内蔵する半導体装置の一例として、フォトカプラなどが挙げられる。
このような出力回路が、駆動信号の増幅に伴う高速スイッチング動作を行う際に、その後段などから侵入するノイズに影響されて、パワートランジスタに大電流が流れてしまう場合がある。このような場合に発生する過渡的な過電流や過熱によって、出力回路のトランジスタや、さらには後段で駆動するパワートランジスタまでもが、劣化したり、破壊されたりする。
特許文献1(特開2007−315836号公報)には、簡単な回路構成でもって、検出温度のばらつきを小さくすることを目的とする過熱検出回路に係る記載が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の過熱検出回路は、以下のような問題点を抱えている。すなわち、定電流源を2つ設けて、2つの温度検出素子のそれぞれに定電流を定常的に流しているため、多大な電力を必要としている。これらの温度検出素子は、保護対象であるパワーMOSトランジスタと同じ半導体チップに内蔵されているものの、これらの位置関係や、熱の伝導性などの影響によって、チップ内で温度差が発生し得る。したがって、温度検出素子が、パワーMOSトランジスタの温度を正しく検出出来ない可能性がある。パワーMOSトランジスタが発熱してから、この熱が検出されるまでに、パワーMOSトランジスタが過電流により破壊してしまう可能性がある。高温での動作時には、さらなる過熱が検知できない場合があり、または、既に過熱時の状態と認識されて保護機能が動作し、正常動作が出来なくなる可能性もある。
特開2007−315836号公報
過渡的な過電流や過熱から、出力回路を保護することで、後段のパワートランジスタをも保護する。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
一実施の形態によれば、過熱および過電流に応じて抵抗値が変動するセンサ用抵抗素子(41、42など)を、電源(VCC)および出力トランジスタ(61、61A、61Bなど)の間に直列に接続する。センサ用抵抗素子(41、42など)から出力される電圧の変動に応じて、制御回路部(50)は過熱または過電流を検出して、制御信号を生成出力する。この制御信号に応じて、保護回路部(70)は、出力部(VOUT)および接地(GND)を短絡する。
前記一実施の形態によれば、過渡的な過電流や過熱から、出力回路を保護することで、後段のパワートランジスタをも保護することが出来る。
図1は、従来技術による出力回路の構成例を示す回路図である。 図2は、通常動作時の従来技術による出力回路における各ノードの電圧の時間変化を示すタイムチャートである。 図3は、異常動作時の従来技術による出力回路における各ノードの電圧の時間変化を示すタイムチャートである。 図4は、第1の実施形態による出力負荷駆動回路の構成例を示す回路図である。 図5は、第1の実施形態による半導体装置の構成例を示すブロック回路図である。 図6は、第1の実施形態による出力回路の構成を示す回路図である。 図7Aは、第1の実施形態による各抵抗素子の特性を示すグラフである。 図7Bは、抵抗素子の一構成例を示す図群である。 図7Cは、抵抗素子の他の構成例を示す図群である。 図7Dは、抵抗素子のドーズ量および抵抗値の相関関係の一例を示すグラフである。 図8は、異常動作時の第1の実施形態による出力回路における各経路を流れる電流を示す回路図である。 図9は、異常動作時の第1の実施形態による出力回路における各ノードの電圧の時間変化を示すタイムチャートである。 図10は、第2の実施形態による出力回路の構成を示す回路図である。 図11は、異常動作時の第2の実施形態による出力回路における各経路を流れる電流を示す回路図である。 図12は、異常動作時の第2の実施形態による出力回路における各ノードの電圧の時間変化を示すタイムチャートである。 図13Aは、第3の実施形態による出力回路の構成を示す回路図である。 図13Bは、第3の実施形態による出力回路の別の構成を示す回路図である。 図14は、第4の実施形態によるACサーボシステムの一構成例を示すブロック回路図である。 図15は、第5の実施形態によるエアコン室外機の一構成例を示すブロック回路図である。
添付図面を参照して、本発明による過熱・過電流保護機能付き出力回路を実施するための形態を以下に説明する。
まず、比較対象として、従来技術による出力回路について説明する。図1は、従来技術による出力回路124の構成例を示す回路図である。図1に示した出力回路124は、駆動論理回路部130と、出力上段トランジスタ161と、出力下段トランジスタ162と、出力端110(VOUT)とを有している。
駆動論理回路部130は、電源104(VCC)と、接地106(GND)との間に接続されており、第1出力ノードAと、第2出力ノードBを有している。出力上段トランジスタ161は、一例としてNチャネル型トランジスタであって、そのドレインは電源104に接続されており、そのゲートは駆動論理回路部130の第1出力ノードAに接続されており、そのソースは出力端110に接続されている。出力下段トランジスタ162は、一例としてNチャネル型トランジスタであって、そのドレインは出力端110に接続されており、そのゲートは駆動論理回路部130の第2出力ノードBに接続されており、そのソースは接地106に接続されている。なお、出力端110は、外部のパワートランジスタなどに接続されるが、図1ではこれを負荷109として示している。
駆動論理回路部130は、第1出力ノードAおよび第2出力ノードBから、信号対を出力する。この信号対は、例えば差動信号であっても良い。出力上段トランジスタ161は、この信号対の一方の信号を増幅して、出力端110から出力する。出力下段トランジスタ162は、この信号対の他方の信号を増幅して、出力端110から出力する。出力端110から出力される信号は、負荷109に供給される。以下、図2および図3を用いて、図1に示した出力回路の通常動作と、異常動作とについて、それぞれ説明する。
図2は、通常動作時の従来技術による出力回路における各ノードの電圧の時間変化を示すタイムチャートである。図2は、合計4つのグラフ(a)〜(d)を含んでいる。第1のグラフ(a)は、図1に示したノードA、すなわち駆動論理回路部130の第1出力ノードAにおける電圧の時間変化を示している。第2のグラフ(b)は、図1に示したノードB、すなわち駆動論理回路部130の第2出力ノードBにおける電圧の時間変化を示している。第3のグラフ(c)は、図1に示したノードC、すなわち出力端110(VOUT)における電圧の時間変化を示している。第4のグラフ(d)は、負荷109に流れる電流の時間変化を示している。第1のグラフ(a)〜第4のグラフ(d)のそれぞれにおいて、横軸は時間を表し、縦軸は電圧または電流を表している。
図2に示した時刻t100は、初期状態を示している。ここで、第1のグラフ(a)に示したノードAの電圧はロー(L)状態であり、第2のグラフ(b)に示したノードAの電圧はハイ(H)状態であり、第3のグラフ(c)に示したノードCの電圧はロー(L)状態であり、第4のグラフ(d)に示した負荷109の電流はオフ状態(L)である。ここで、各グラフが示す電圧または電流の値を示すロー状態・オフ状態またはハイ状態・オン状態は、あくまでも各電圧または各電流において独立しており、すなわち必ずしも同じ状態や値を示してはいない。
図2に示した時刻t101では、ノードAの電圧がロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がり、ノードBの電圧がハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がる。このとき、出力上段トランジスタ161が作動し、ノードCの電圧はロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がる。また、図1に示した電流I101が発生し、電源104(VCC)から出力上段トランジスタ161および出力端110(VOUT)を経由して負荷109を充電する。この電流は、第4のグラフ(d)に示したように、瞬時に立ち上がり、すぐにオフ状態(L)に戻る。
図2に示した時刻t102では、ノードAの電圧がハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がり、ノードBの電圧がロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がる。このとき、出力下段トランジスタ162が作動し、ノードCの電圧はハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がる。また、図1に示した電流I102が発生し、負荷109が放電する電荷が出力端110(VOUT9および出力下段トランジスタ162を経由して接地106(GND)に向かう。この電流は、第4のグラフ(d)に示したように、瞬時に立ち下がり、すぐにオフ状態(L)に戻る。
図2に示した時刻t103およびt104では、上記に説明した時刻t101および時刻t102の動作が繰り返される。
図3は、異常動作時の従来技術による出力回路における各ノードの電圧の時間変化を示すタイムチャートである。図2は、合計4つのグラフ(a)〜(d)を含んでいる。第1のグラフ(a)は、図1に示したノードA、すなわち駆動論理回路部130の第1出力ノードAにおける電圧の時間変化を示している。第2のグラフ(b)は、図1に示したノードB、すなわち駆動論理回路部130の第2出力ノードBにおける電圧の時間変化を示している。第3のグラフ(c)は、図1に示したノードC、すなわち出力端110(VOUT)における電圧の時間変化を示している。第4のグラフ(d)は、負荷109に流れる電流の時間変化を示している。第1のグラフ(a)〜第4のグラフ(d)のそれぞれにおいて、横軸は時間を表し、縦軸は電圧または電流を表している。
ここで想定される異常時とは、例えば以下のような場合である。すなわち、駆動する負荷109が、出力上段トランジスタ161および出力下段トランジスタ162の許容電流または許容電圧よりも大きい場合である。
図3に示した時刻t110は、初期状態を示している。ここで、第1のグラフ(a)に示したノードAの電圧はロー(L)状態であり、第2のグラフ(b)に示したノードAの電圧はハイ(H)状態であり、第3のグラフ(c)に示したノードCの電圧はロー(L)状態であり、第4のグラフ(d)に示した負荷109の電流はオフ状態(L)である。ここで、各グラフが示す電圧または電流の値を示すロー状態・オフ状態またはハイ状態・オン状態は、あくまでも各電圧または各電流において独立しており、すなわち必ずしも同じ状態や値を示してはいない。
図3に示した時刻t111では、ノードAの電圧がロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がり、ノードBの電圧がハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がる。このとき、出力上段トランジスタ161が作動し、ノードCの電圧はロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がる。また、図1に示した電流I101が発生し、電源104(VCC)から出力上段トランジスタ161および出力端110(VOUT)を経由して負荷109を充電する。この電流I101は、第4のグラフ(d)に示したように、瞬時に立ち上がるが、図2に示した通常動作の場合よりもはるかに大きく、また、しばらくオフ状態(L)に戻らない。
図3に示した時刻t112では、ノードAの電圧がハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がり、ノードBの電圧がロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がる。このとき、出力下段トランジスタ162が作動し、ノードCの電圧はハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がる。また、図1に示した電流I102が発生し、負荷109が放電する電荷が出力端110(VOUT9および出力下段トランジスタ162を経由して接地106(GND)に向かう。この電流I102は、第4のグラフ(d)に示したように、瞬時に立ち下がるが、図2に示した通常動作の場合よりもはるかに大きく、また、しばらくオフ状態(L)に戻らない。
図3に示した時刻t113およびt114では、上記に説明した時刻t111および時刻t112の動作が繰り返される。
このように、図3に示した異常動作によって、負荷109を充放電する電流I101またはI102が大きくなり、また、充放電にかかる時間も長くなる。その結果、出力上段トランジスタ161および出力下段トランジスタ162は、大電流を長時間流し続けることになり、許容消費電力を超えてしまう。その結果、出力上段トランジスタ161および出力下段トランジスタ162は、自身の熱によって特性が劣化したり、最終的には破壊に到ったりする。
その他、出力電圧がハイ状態およびロー状態の間で切り替わる際に、電源104(VCC)および接地106(GND)の間で揺らぎが発生し、ノイズが重畳され、出力信号が切り替わる際にジッタなどが発生し、大電流または貫通電流が流れる場合も、図3に示したような異常が発生する。また、負荷109の充放電よりも速い、単パルスでの高速動作による出力の切り替わりが発生し、想定される許容電力を超えて、過熱状態が発生する場合も、やはり図3に示したような異常が発生する。いずれの場合も、出力上段トランジスタ161および出力下段トランジスタ162に過電流状態または加熱状態が発生し、特性の劣化や破壊がもたらされる。
(第1の実施形態)
図4は、第1の実施形態による出力負荷駆動回路の構成例を示す回路図である。
図4に示した出力負荷駆動回路の構成要素について説明する。図4に示した出力負荷駆動回路は、半導体装置1と、第1入力端2Aと、第2入力端2Bと、抵抗3と、第1の電源4(VCC1)と、第2の電源5(VCC2)と、接地6(GND)と、容量7と、抵抗8と、パワートランジスタなどの負荷9とを含んでいる。
図4に示した半導体装置1は、一例としてフォトカプラであって、端子11および13〜16と、光信号送信器21と、光信号受信器22と、出力回路23とを有している。また、図4に示したパワートランジスタなどの負荷9は、一例としてIGBTであって、ゲートと、コレクタと、エミッタとを有している。
図4に示した出力負荷駆動回路の構成要素の接続関係について説明する。第1入力端2Aは、半導体装置1の端子11を介して、光信号送信器21の入力端に接続されている。光信号送信器21の出力端は、半導体装置1の端子13を介して、第2入力端2Bに接続されている。光信号送信器21と、光信号受信器22とは、光信号送信器21が生成出力して光信号受信器22が受信する光信号20を介して接続されている。光信号受信器22の入力端および出力端は、後述する中間回路24を介して、出力回路23にそれぞれ接続されている。なお、中間回路24については図4では図示を省略している。その他、出力回路23は、半導体装置1の端子14を介して、接地6と、容量7の一方の端部と、パワートランジスタなどの負荷9のエミッタとに共通接続されている。出力回路23は、半導体装置1の端子15を介して、抵抗8の一方の端部に接続されている。出力回路23は、半導体装置1の端子16を介して、容量7の他方の端部と、第1の電源4(VCC1)とに共通接続されている。抵抗8の他方の端部は、パワートランジスタなどの負荷9のゲートに接続されている。パワートランジスタなどの負荷9のコレクタは、第2の電源5(VCC2)に接続されている。
図4に示した出力負荷駆動回路の構成要素の動作について説明する。光信号送信器21は、一例として発光ダイオードであって、第1入力端2Aおよび第2入力端2Bから供給される電気信号を、光信号20に変換して出力する。光信号受信器22は、一例としてフォトトランジスタであって、光信号20を受信して別の電気信号に変換して出力回路23に出力する。出力回路23は、光信号受信器22から供給された別の電気信号を増幅して、パワートランジスタなどの負荷9に向けて出力する。パワートランジスタなどの負荷9は、出力回路23から供給された信号に応じて増幅動作を行う。
図5は、第1の実施形態による半導体装置1の構成例を示すブロック回路図である。図5に示した半導体装置1は、図4に示した半導体装置1のうち、出力回路23のより詳細な構成例を示している。以降、第1の実施形態による出力回路23について説明する。図5に示したその他の構成要素については、図4を参照して上記に説明したとおりであるので、ここでは省略する。
図5に示した出力回路23の構成要素について説明する。出力回路23は、駆動論理回路部30と、センサ回路部40と、制御回路部50と、出力回路部60と、保護回路部70とを有している。
図5に示した出力回路23の構成要素の接続関係について説明する。光信号受信器22の入力端および出力端は、中間回路24に接続されている。中間回路24の出力端は、駆動論理回路部30の入力端に接続されている。駆動論理回路部30の2つの出力端は、出力回路部60の2つの入力端にそれぞれ接続されている。出力回路部60の出力端は、端子15を介して図4に示した出力回路23の出力端10(VOUT)に接続されている。図4に示した第1の電源4(VCC)は、端子16を介して、中間回路24と、駆動論理回路部30と、センサ回路部40と、制御回路部50とに接続されている。図4に示した接地6(GND)は、端子14を介して、中間回路24と、駆動論理回路部30と、出力回路部60と、保護回路部70とに接続されている。センサ回路部40は、図4に示した第1の電源4(VCC1)と、出力回路部60との間に接続されており、さらに、制御回路部50にも接続されている。制御回路部50は、図4に示した第1の電源4(VCC)と、センサ回路部40とに接続されており、さらに、保護回路部70にも接続されている。保護回路部70は、制御回路部50に接続されており、図4に示した接地6(GND)にも接続されている。保護回路部70は、さらに、駆動論理回路部30の2つの出力端の一方と、出力端10(VOUT)とのどちらか片方または両方にも接続されている。
言い換えると、電源4(VCC)と、センサ回路部40と、出力回路部60と、接地6(GND)とは、この順番に直列に接続されている。
図5に示した出力回路23の構成要素の動作について説明する。駆動論理回路部30は、光信号受信器22から供給される別の電気信号を、中間回路24を介して入力し、これを差動信号などの信号対(S1)に変換して出力する。出力回路部60は、駆動論理回路部30から供給される信号対(S1)を増幅して、出力端10(VOUT)に向けて出力する(S3)。出力回路部60が動作する際に、第1の電源4(VCC)から接地6(GND)まで流れる電流が通ることによって、センサ回路部40の温度が変動する。センサ回路部40は、この温度の変動を出力電圧の変動に変換した温度変動電圧群(S2)を制御回路部50に向けて出力する。制御回路部50は、センサ回路部40から供給される出力電圧の変動に応じて、制御信号群(S4)を生成して保護回路部70に向けて出力する。保護回路部70は、制御回路部50から供給される制御信号群(S4)に応じて、信号対(S1)の一方、出力端10(VOUT)、またはその両方を接地6(GND)に短絡する。
図6は、第1の実施形態による出力回路23の構成を示す回路図である。
図6に示した出力回路23の構成要素について説明する。図6に示した出力回路23は、図5に示した出力回路23と同様に、中間回路24と、駆動論理回路部30と、センサ回路部40と、制御回路部50と、出力回路部60と、保護回路部70とを有している。ただし、図6では中間回路24が省略されている。
図6に示したセンサ回路部40は、第1センサ用抵抗素子41と、第2センサ用抵抗素子42とを有している。ここで、第1センサ用抵抗素子41と、第2センサ用抵抗素子42とは、自身の温度変化に応じて抵抗値が変動する。この変動を定義する温度係数は、第1センサ用抵抗素子41と、第2センサ用抵抗素子42とで異なることが重要である。
図6に示した制御回路部50は、第1制御用トランジスタ51と、第2制御用トランジスタ52と、第1分圧用抵抗素子53と、第2分圧用抵抗素子54と、第3分圧用抵抗素子55とを有している。ここで、第1制御用トランジスタ51と、第2制御用トランジスタ52とは、それぞれ、Pチャネル型のFETである。
図6に示した出力回路部60は、第1出力上段トランジスタ61Aと、第2出力上段トランジスタ61Bと、出力下段トランジスタ62とを有している。ここで、第1出力上段トランジスタ61Aと、第2出力上段トランジスタ61Bと、出力下段トランジスタ62とは、いずれもNチャネル型トランジスタである。第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bの合計能力は、出力下段トランジスタ62の能力と同じであることが望ましい。また、第1出力上段トランジスタ61Aと、第2出力上段トランジスタ61Bとは、同じ能力であることが望ましい。
図6に示した保護回路部70は、保護用トランジスタ71を有している。ここで、保護用トランジスタ71は、Nチャネル型トランジスタである。
図6に示した構成要素の接続関係について説明する。電源4(VCC)は、駆動論理回路部30と、第1センサ用抵抗素子41の一方の端部と、第2センサ用抵抗素子42の一方の端部と、第1制御用トランジスタ51のソースとに共通接続されている。第1センサ用抵抗素子41の他方の端部は、第1制御用トランジスタ51のゲートと、第2制御用トランジスタ52のソースと、第1出力上段トランジスタ61Aのドレインとに共通接続されている。第2センサ用抵抗素子42の他方の端部は、第2制御用トランジスタ52のゲートと、第2出力上段トランジスタ61Bのドレインとに共通接続されている。
第1制御用トランジスタ51のドレインは、第1分圧用抵抗素子53の一方の端部に接続されている。第2制御用トランジスタ52のドレインは、第3分圧用抵抗素子55の一方の端部に接続されている。第1分圧用抵抗素子53の他方の端部は、第2分圧用抵抗素子54の一方の端部と、第3分圧用抵抗素子55の他方の端部と、保護用トランジスタ71のゲートとに共通接続されている。
駆動論理回路部30の一方の出力端は、第1出力上段トランジスタ61Aのゲートと、第2出力上段トランジスタ61Bのゲートとに共通接続されている。駆動論理回路部30の他方の出力端は、出力下段トランジスタ62のゲートに接続されている。第1出力上段トランジスタ61Aのソースと、第2出力上段トランジスタ61Bのソースと、出力下段トランジスタ62のドレインと、保護用トランジスタ71のドレインとは、出力端10(VOUT)に共通接続されている。駆動論理回路部30と、第2分圧用抵抗素子54の他方の端部と、保護用トランジスタ71のソースと、出力下段トランジスタ62のソースとは、接地6(GND)に共通接続されている。出力端10(VOUT)は、外部の負荷9に接続されている。
言い換えると、電源4(VCC)と、第1センサ用抵抗素子41と、第1出力上段トランジスタ61Aと、出力端10(VOUT)と、出力下段トランジスタ62と、接地6(GND)とは、この順番に直列に接続されている。同様に、電源4(VCC)と、第2センサ用抵抗素子42と、第2出力上段トランジスタ61Bと、出力端10(VOUT)と、出力下段トランジスタ62と、接地6(GND)とは、この順番に直列に接続されている。
また、電源4(VCC)と、第1制御用トランジスタ51と、第1分圧用抵抗素子53と、第2分圧用抵抗素子54と、接地6(GND)とは、この順番に直列に接続されている。同様に、電源4(VCC)と、第1センサ用抵抗素子41と、第2制御用トランジスタ52と、第3分圧用抵抗素子55と、第2分圧用抵抗素子54と、接地6(GND)とは、この順番に直列に接続されている。
図6に示した出力回路23のその他の構成については、図5に示した場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
図6に示した構成要素の全体的な動作について説明する。まず、駆動論理回路部30が信号対を出力する。ここでは、この信号対のそれぞれが2値のデジタル信号であって、そのうち、一方がハイ状態のときは他方がロー状態であって、反対に一方がロー状態のときは他方がハイ状態であるものとする。
駆動論理回路部30の一方の出力端から出力される信号対の一方がハイ状態になると、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bがオン状態になる。第1出力上段トランジスタ61Aがオン状態になると、第1センサ用抵抗素子41に電流が流れる。この電流は、電源4(VCC)から、第1センサ用抵抗素子41と、第1出力上段トランジスタ61Aとをこの順番に流れて、出力端10(VOUT)に到る。第1センサ用抵抗素子41に電流が流れると、ジュール熱が発生し、第1センサ用抵抗素子41が発熱する。第1センサ用抵抗素子41は、発熱すると、この温度変化に応じて、その抵抗値が変動する。
同様に、第2出力上段トランジスタ61Bがオン状態になると、第2センサ用抵抗素子42に電流が流れる。この電流は、電源4(VCC)から、第2センサ用抵抗素子42と、第2出力上段トランジスタ61Bとをこの順番に流れて、出力端10(VOUT)に到る。第2センサ用抵抗素子42に電流が流れると、ジュール熱が発生し、第2センサ用抵抗素子42が発熱する。第2センサ用抵抗素子42は、発熱すると、この温度変化に応じて、その抵抗値が変動する。
ここで、第1センサ用抵抗素子41と、第2センサ用抵抗素子42との間に、温度変化による抵抗値の変動に差が出来るように、第1センサ用抵抗素子41と、第2センサ用抵抗素子42とを構成する。このために、例えば、温度変化と、抵抗値の変動との関係を表す温度係数が異なる2つのセンサ用抵抗素子を用いれば良い。
第1センサ用抵抗素子41と、第2センサ用抵抗素子42との間で、温度変化に伴う抵抗値の変動に差があると、第2制御用トランジスタ52のソースおよびゲートの間の電圧が変動する。この電圧の変動が所定の閾値を超えたかどうかで、過熱による異常が発生したかどうかを判定することが出来る。言い換えれば、第1センサ用抵抗素子41および第2センサ用抵抗素子42は、過熱による異常の発生を判定する基準となるように、その抵抗値および温度係数を適宜に選ぶ必要がある。
過熱による異常が発生した場合について説明する。第2制御用トランジスタ52のソースおよびゲートの間の電圧が所定の閾値を超えると、第2制御用トランジスタ52がオン状態になる。より詳細には、以下の関係式が成立したときに、第2制御用トランジスタ52がオン状態になる。
TH52<TGS52=R42×I42−R41×I41
ここで、VTH52およびTGS52は、それぞれ、第2制御用トランジスタ52の閾値電圧およびゲート−ソース間電圧を表す。R41およびI41は、それぞれ、第1センサ用抵抗素子41の抵抗値および流れる電流の電流値を表す。R42およびI42は、それぞれ、第2センサ用抵抗素子42の抵抗値および流れる電流の電流値を表す。なお、第1センサ用抵抗素子41および第2センサ用抵抗素子42を流れる電流とは、それぞれ、後述する図8に示す第1の電流I11および第2の電流I12である。
第2制御用トランジスタ52がオン状態になると、電源4(VCC)から、第1センサ用抵抗素子41と、第2制御用トランジスタ52と、第3分圧用抵抗素子55と、第2分圧用抵抗素子54とをこの順番に介して接地6(GND)に到る電流が流れる。その結果、第2制御用トランジスタ52のドレインと、接地6(GND)との間に発生する電圧が、第3分圧用抵抗素子55および第2分圧用抵抗素子54によって分圧されて、分圧された電圧が保護用トランジスタ71のゲートに印加される。この電圧が印加されることで保護用トランジスタ71がオン状態になるように、第3分圧用抵抗素子55および第2分圧用抵抗素子54の抵抗値は適宜に設定されていることが重要である。ここで、保護用トランジスタ71のゲートに印加される電圧、すなわち、制御回路部50で生成されて保護回路部70に向けて出力される信号を、以降、制御信号と呼ぶ。
制御信号に応じて保護用トランジスタ71がオン状態になると、出力端10(VOUT)から、保護用トランジスタ71を介して、接地6(GND)に到る電流が流れる。このとき、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bを介して出力端10(VOUT)に到る電流の合計のうち、一部が保護用トランジスタ71を介して接地6(GND)に流れるので、その分だけ、出力端10(VOUT)から負荷9に流れる電流が減ることになる。このようにして、図6に示した出力回路23は、過熱による異常に伴う過大な電流から、負荷9を保護することが出来る。
また、図6に示した出力回路は、過電流による異常に伴う過大な電流からも、負荷9を保護することが出来る。すなわち、第1センサ用抵抗素子41に流れる電流が所定の閾値を超えると、第1制御用トランジスタ51がオン状態になるように、第1センサ用抵抗素子41の抵抗値と、第1制御用トランジスタ51の特性とを適宜に設定しておく。より詳細には、以下の関係式が成立したときに、第1制御用トランジスタ51がオン状態になる。
TH51<TGS51=R41×I41
ここで、VTH51およびTGS51は、それぞれ、第1制御用トランジスタ51の閾値電圧およびゲート−ソース間電圧を表す。R41およびI41は、それぞれ、第1センサ用抵抗素子41の抵抗値および流れる電流の電流値を表す。
第1制御用トランジスタ51がオン状態になると、電源4(VCC)から、第1制御用トランジスタ51と、第1分圧用抵抗素子53と、第2分圧用抵抗素子54とをこの順番に介して、接地6(GND)に到る電流が流れる。その結果、第1制御用トランジスタ51のドレインと、接地6(GND)との間に発生する電圧が、第1分圧用抵抗素子53および第2分圧用抵抗素子54によって分圧されて、分圧された電圧が保護用トランジスタ71のゲートに印加される。この先は、過熱による異常が発生する場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
ここで、第1センサ用抵抗素子41および第2センサ用抵抗素子42の抵抗値が変動することについて、より詳細に説明する。
図7Aは、第1の実施形態による各抵抗素子41、42の特性を示すグラフである。図7Aに示したグラフは、第1のグラフ(a)と、第2のグラフ(b)とを含んでいる。2つのグラフ(a)および(b)は、それぞれ、温度変化に応じて抵抗値が変動する例を示す。両方のグラフにおいて、横軸は温度を示し、縦軸は抵抗比を示している。ここで、抵抗比とは、一例として温度が25°Cである際の基準抵抗値に対する、抵抗値の比率を表している。
第1のグラフ(a)では、温度が上昇するに連れて抵抗値も上昇する場合を示している。第2のグラフ(b)では、反対に、温度が上昇するに連れて抵抗値が下降する場合を示している。これらの関係式は、例えば、以下のように表すことが出来る。
R(T)/R(25°C)=1+T×α
ここで、R(T)は温度Tにおける抵抗値を表し、R(25°C)は基準抵抗値となる温度25°Cにおける抵抗値を表し、Tは温度を表し、αは温度係数を表している。なお、温度Tの単位はK(ケルヴィン)であり、温度係数αの単位はppm/Kである。
図7Aに示した例では、第1のグラフ(a)は第1の温度係数α1が+2000ppm/Kである抵抗素子における抵抗値の温度変動特性を表している。同様に、第2のグラフ(b)は第2の温度係数α2が−2000ppm/Kである抵抗素子における抵抗値の温度変動特性を表している。このような場合には、図7Aに示したとおり、第1のグラフ(a)における抵抗比は、温度25°Cでは1に等しく、温度125°Cでは1.2に等しい。また、第2のグラフ(b)における抵抗比は、温度25°Cでは1に等しく、温度125°Cでは0.8に等しい。
ここでは、一例として、第1のグラフ(a)が第2センサ用抵抗素子42の特性を示し、第2のグラフ(b)が第1センサ用抵抗素子41の特性を示しているものとする。ただし、第2センサ用抵抗素子42の温度係数が正で、第1センサ用抵抗素子41の温度係数が負、という選択は、あくまでも一例に過ぎず、正負は反対であっても良いし、両方とも正であっても良いし、両方とも負であっても良い。重要なのは、2つのセンサ抵抗素子の温度係数が異なることである。ただし、出力回路23が正しく動作するように、温度係数の選択に応じてその他のパラメータを、例えば制御用トランジスタの極性などを、適宜に調整出来ることが必要である。
図7Bは、抵抗素子の一構成例を示す図群である。図7Bは、第1の図(a)と、第2の図(b)とを含んでいる。図7Bに示した第1の図(a)および第2の図(b)は、同じ構成例による抵抗素子の上面図および断面図をそれぞれ示している。
図7Bに示した構成例による抵抗素子は、いわゆる拡散抵抗素子であって、エピタキシャル層201と、第1の拡散層202と、第2の拡散層203と、酸化膜204と、ゲートポリシリコン205と、コンタクト206とを有している。
第1の拡散層202は、エピタキシャル層201の上に積層されて形成されている。第2の拡散層203は、第1の拡散層202の上に積層されて形成されている。酸化膜204は、第1の拡散層202の上に積層されて形成されている。ゲートポリシリコン205は、酸化膜204の上に積層されて形成されている。コンタクト206は、第2の拡散層203の上に形成されている。
一般的に、拡散抵抗素子は、MOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化膜半導体)トランジスタのドレイン領域、ソース領域またはウェル領域に不純物を注入することによって、2本のコンタクト206の間に抵抗値を有する素子として機能する。
図7Cは、抵抗素子の他の構成例を示す図群である。図7Cは、第1の図(a)と、第2の図(b)とを含んでいる。図7Bに示した第1の図(a)および第2の図(b)は、同じ構成例による抵抗素子の上面図および断面図をそれぞれ示している。
図7Cに示した構成例による抵抗素子は、いわゆるポリシリコン抵抗素子であって、エピタキシャル層301と、酸化膜302と、抵抗ポリシリコン層303と、コンタクト304とを有している。
酸化膜302は、エピタキシャル層301の上に積層されて形成されている。抵抗ポリシリコン層303は、酸化膜302の上に積層されて形成されている。コンタクト304は、抵抗ポリシリコン層303の上に形成されている。
一般的に、ポリシリコン抵抗素子は、本来はMOSトランジスタのゲート電極として利用されるポリシリコンを、ゲート酸化膜以外の領域に形成することによって、2本のコンタクト304の間に抵抗値を有する素子として機能する。抵抗ポリシリコンには、不純物を注入することも可能であり、こうすることで高い抵抗値を有する抵抗素子の作成も可能である。
拡散抵抗素子の場合も、ポリシリコン抵抗素子の場合も、不純物を注入するドーズ量と、その結果得られる抵抗値との間には、相関関係がある。図7Dは、抵抗素子のドーズ量および抵抗値の相関関係の一例を示すグラフである。図7Dに示したグラフ(a)は、ドーズ量と、抵抗値との関係の一例を示しており、横軸はドーズ量を示し、縦軸は抵抗値を示している。図7Dに示した例では、ドーズ量Dの不純物を注入することで、抵抗値Rを有する抵抗素子が得られることを示している。なお、一般的に、抵抗値の精度は±20%程度以下に抑えることが可能である。
図8は、異常動作時の第1の実施形態による出力回路における各経路を流れる電流を示す回路図である。図8に示した回路図は、図6に示した回路図から、各構成要素がセンサ回路部40、制御回路部50、出力回路部60または保護回路部70のいずれに属するかを表す枠を削除し、出力回路23の動作時に各構成要素を流れる各電流を表す矢印を追加したものである。したがって、図8に示した回路の構成に係るさらなる詳細な説明を、ここでは省略する。
図8に示した回路図は、合計5つの第1の電流I11〜第5の電流I15をそれぞれ表す5本の矢印を含んでいる。第1の電流I11は、駆動論理回路部30の一方の出力に応じて第1出力上段トランジスタ61Aが動作する際に、電源4(VCC)から、第1センサ用抵抗素子41と、第1出力上段トランジスタ61Aとをこの順番に経由して、出力端10(VOUT)に到る。同様に、第2の電流I12は、駆動論理回路部30の一方の出力に応じて第2出力上段トランジスタ61Bが動作する際に、電源4(VCC)から、第2センサ用抵抗素子42と、第2出力上段トランジスタ61Bとをこの順番に経由して、出力端10(VOUT)に到る。出力端10(VOUT)に到達した第1の電流I11および第2の電流I12は、出力端10より外を第3の電流I13として流れて、負荷9は第3の電流I13によって充電される。
反対に、駆動論理回路部30の他方の出力に応じて出力下段トランジスタ62が動作する際には、負荷9に充電されていた電荷が、第4の電流I14として、出力端10(VOUT)と、出力下段トランジスタ62とをこの順番に経由して、接地6(GND)に到る。
以上に説明した第1の電流I11〜第4の電流I14は、出力回路23が正常に動作する際に流れる。その一方で、出力回路23に過熱や過電流などの異常が発生した場合は、以下に説明する第5の電流I15がさらに流れる。
第5の電流I15は、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bが動作し、かつ、過熱や過電流などの異常が検出された場合に流れ、出力端10(VOUT)から、保護用トランジスタ71を介して、接地6(GND)に到る。
第5の電流I15が流れることによって、第1の電流I11および第2の電流I12の合計電流の一部だけが第3の電流I13として出力端10(VOUT)から出力される。言い換えれば、第1の電流I11および第2の電流I12の合計電流のうち、一部が第5の電流I15として接地6(GND)に捨てられて、残りが第3の電流I13として出力端10(VOUT)から出力される。その結果、第1の電流I11および第2の電流I12の合計電流が強すぎても、負荷9を保護することが可能となる。
図9は、異常動作時の第1の実施形態による出力回路における各ノードの電圧の時間変化を示すタイムチャートである。図9を参照して、図6および図8に示した出力回路23の動作についてより詳細に説明する。
図9は、合計5つのグラフ(a)〜(e)を含んでいる。第1のグラフ(a)は、図8に示したノードA、すなわち駆動論理回路部30の一方の出力端と、第1出力上段トランジスタ61Aのゲートと、第2出力上段トランジスタ61Bのゲートとを接続するノード、における電圧の時間変化の一例を表している。第2のグラフ(b)は、図8に示したノードB、すなわち駆動論理回路部30の他方の出力端と、出力下段トランジスタ62のゲートとを接続するノード、における電圧の時間変化の一例を表している。第3のグラフ(c)は、図8に示したノードC、すなわち出力端10(VOUT)と、出力回路23の外部の負荷9との接続ノード、における電圧の時間変化の一例を表している。第4のグラフ(d)は、図8に示した第5の電流I15の時間変化の一例を表している。第5のグラフ(e)は、図8に示した第3の電流I13の時間変化の一例を表している。
図9に示した第1のグラフ(a)〜第5のグラフ(e)のそれぞれにおいて、横軸は時間を表し、縦軸は電圧または電流を表している。なお、それぞれのグラフにおいて、「H」はハイ状態・オン状態を表し、「L」はロー状態・オフ状態を表しているが、これらは便宜上の表示に過ぎず、その具体的な値については、グラフごとに異なっていても良い。
図9に示した時刻t10は、初期状態を示している。ここで、第1のグラフ(a)に示したノードAの電圧はロー(L)状態であり、第2のグラフ(b)に示したノードAの電圧はハイ(H)状態であり、第3のグラフ(c)に示したノードCの電圧はロー(L)状態であり、第4のグラフ(d)に示した第5の電流はオフ状態(L)であり、第5のグラフ(e)に示した第3の電流はオフ状態(L)である。
図9に示した時刻t11では、ノードAの電圧がロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がり、ノードBの電圧がハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がる。このとき、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bはオン状態になり、出力下段トランジスタ62はオフ状態になり、ノードCの電圧はロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がる。その結果、図8に示した第1の電流I11および第2の電流I12が発生する。このとき、過熱や過電流による異常が発生し、図3に示した第4のグラフ(d)のように過大な電流が、出力端10(VOUT)から負荷9に向けて流れようとしても、図9に示した第4のグラフ(d)の分だけ第5の電流I15が出力端10から接地6(GND)に向けて流れる。その結果、実際に出力端10(VOUT)から負荷9に向けて流れる電流は、図3に示した第4のグラフ(d)よりも図9に示した第4のグラフ(d)の分だけ少ない、図9に示した第5のグラフ(e)の程度で収まる。図9に示した第5のグラフ(e)が表す、図8に示した第3の電流I13は、負荷9を充電し、オフ状態(L)に戻る。
図9に示した時刻t12では、ノードAの電圧がハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がり、ノードBの電圧がロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がる。このとき、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bはオフ状態になり、出力下段トランジスタ62はオン状態になり、ノードCの電圧はハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がる。その結果、図8に示した第4の電流I14が発生する。第4の電流I14は、第3の電流I13とは反対方向に流れるので、図9に示した第5のグラフ(e)ではマイナスの電流として表される。なお、このマイナスの電流は、当然ながら負荷9に充電された電荷の分だけ流れて、オフ状態(L)に戻る。また、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bがオフ状態にある以上、第1センサ用抵抗素子41および第2センサ用抵抗素子42には電流が流れない。したがって、制御回路部50も、保護回路部70も動作せず、図9に示した第4のグラフ(d)もオフ状態(L)から変化しない。
図9に示した時刻t13およびt14では、上記に説明した時刻t11および時刻t12の動作が繰り返される。
以上に説明したように、図6および図8に示した出力回路23によれば、駆動論理回路部30が信号対を生成出力する。この信号対を出力回路部60が増幅して出力端10(VOUT)から出力する。このときに流れる電流に応じてセンサ回路部40が過熱または過電流を検出する。この検出結果に応じて制御回路部50が制御信号を生成出力する。この制御信号に応じて保護回路部70が出力端10(VOUT)を接地6(GND)に短絡する。その結果、出力端10(VOUT)に接続された負荷9を過大な電流から保護することが出来る。
また、図6および図8に示した出力回路23によれば、過熱検知機能および過電流検知機能の両方を併用することによって、ターンオン時の出力電流が、ある電流の上限を流すときだけでなく、電流が上限以下である場合でも、負荷9の破壊に到るような熱の発生を検知し、保護回路部70を動作させて、過電流や過熱による悪影響を緩和することが可能である。
さらに、上述した従来技術と比較して、図6および図8に示した出力回路23は以下のように優れた特徴を有している。
スイッチングが切り替わる時の、ターンオン時に動作するので、過熱および過電流を検知するために待機電流を常時消費する必要が無い。
センサとして用いられる抵抗素子に直接電流が流れるため、熱の変化に敏感な反応が得られ、また、過電流や過熱の閾値を自由に設定することが可能である。
過熱や過電流による異常が検知された場合には、保護回路部70が動作して、出力端10(VOUT)から接地6(GND)に向けて過電流の分の電流を流すことで、負荷9への電流を減らすことが出来る。
出力端10(VOUT)に2つの出力上段トランジスタを並列に接続し、さらに保護用トランジスタ71をも接続するので、出力端10(VOUT)を流れる電流が各トランジスタを並列に流れ、発生するジュール熱を分散することが出来る。
保護用トランジスタ71が、ターンオン時にのみ動作するので、過熱時や過電流時にも、通常の高速スイッチング動作が可能である。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態による出力回路の構成を示す回路図である。
図10に示した出力回路の構成要素について説明する。図10に示した出力回路は、図6に示した出力回路と同様に、駆動論理回路部30と、センサ回路部40と、制御回路部50と、出力回路部60と、保護回路部70と、出力端10とを有している。
図10に示した出力回路の構成要素について、より詳細に説明する。図10に示した出力回路の構成要素は、図6に示した第1の実施形態による出力回路の構成要素に、以下の構成要素を追加したものに等しい。すなわち、図10に示した出力回路は、図6に示した出力回路の構成要素に加えて、第4分圧用抵抗素子56と、第2保護用トランジスタ72とを、さらに有している。
なお、図6に示した出力回路の説明で「保護用トランジスタ71」と呼んだ構成要素に対応する、図10に示した出力回路の構成要素を、以降、「第1保護用トランジスタ71」と呼ぶ。これに伴い、第1保護用トランジスタ71のゲートに供給される制御信号を、以降、「第1制御信号」と呼ぶ。さらに、第2保護用トランジスタ72のゲートに供給される制御信号を「第2制御信号」と呼ぶ。第2保護用トランジスタ72は、第1保護用トランジスタ71と同じく、Nチャネル型トランジスタである。
言い換えれば、図10に示した制御回路部50は、図6に示した制御回路部50の構成要素に加えて、第4分圧用抵抗素子56をさらに有している。また、図10に示した保護回路部70は、図6に示した保護回路部70の構成要素に加えて、第2保護用トランジスタ72をさらに有している。
図10に示した出力回路の構成要素のうち、図6に示した出力回路の構成要素と共通するものについては、さらなる詳細な説明を省略する。
図10に示した出力回路の構成要素の接続関係について説明する。まず、図6に示した出力回路の構成要素の接続関係と比較して、図10に示した出力回路では、第3分圧用抵抗素子55および第1保護用トランジスタ71のゲートの接続ノードは、第1分圧用抵抗素子53および第2分圧用抵抗素子54の接続ノードとは導通していない。その代わりに、第3分圧用抵抗素子55および第1保護用トランジスタ71のゲートの接続ノードは、第4分圧用抵抗素子56を介して、接地6(GND)に接続されている。
次に、第1分圧用抵抗素子53および第2分圧用抵抗素子54の接続ノードは、第2保護用トランジスタ72のゲートに接続されている。第2保護用トランジスタ72のドレインは、駆動論理回路部30の一方の出力端、第1出力上段トランジスタ61Aのゲートおよび第2出力上段トランジスタ61Bのゲートの接続ノードに接続されている。第2保護用トランジスタ72のソースは、接地6(GND)に接続されている。
図10に示した出力回路の構成要素に関わる接続関係のうち、図6に示した出力回路の構成要素に関わる接続関係と共通するものについては、さらなる詳細な説明を省略する。
図10に示した構成要素の全体的な動作について説明する。
まず、過熱による異常が発生した場合については、図6および図8に示した第1の実施形態による出力回路の場合とほとんど同様である。唯一の違いは、第1保護用トランジスタ71のゲートに供給される第1制御信号を生成するのが、第1の実施形態のように第3分圧用抵抗素子55および第2分圧用抵抗素子54からなる分圧回路ではなく、第2の実施形態では第3分圧用抵抗素子55および第4分圧用抵抗素子56からなる分圧回路である点である。したがって、さらなる詳細な説明を省略する。
次に、過電流による異常が発生した場合について、図6および図8に示した第1の実施形態による出力回路の場合との違いを説明する。本実施形態では、第1の実施形態における過電流よりさらに大きな電流が流れる場合を想定している。
第1制御用トランジスタ51がオン状態になり、第1分圧用抵抗素子53および第2分圧用抵抗素子54の接続ノードから第2制御信号が生成されると、この第2制御信号は、第2保護用トランジスタ72のゲートに供給される。このとき、第2保護用トランジスタ72は、ドレインに接続された第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bのそれぞれにおけるゲートを、接地6(GND)に短絡する。その結果、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bは強制的にオフ状態になる。こうすることで、ターンオン時の負荷9への供給電流を強制的に停止させることが可能となる。
図11は、異常動作時の第2の実施形態による出力回路における各経路を流れる電流を示す回路図である。図11に示した回路図は、図10に示した回路図から、各構成要素がセンサ回路部40、制御回路部50、出力回路部60または保護回路部70のいずれに属するかを表す枠を削除し、出力回路23の動作時に各構成要素を流れる各電流を表す矢印を追加したものである。したがって、図8に示した回路の構成に係るさらなる詳細な説明を、ここでは省略する。
図11に示した回路図は、合計5つの第1の電流I21〜第5の電流I25をそれぞれ表す5本の矢印を含んでいる。図11に示した第1の電流I21〜第5の電流I25は、図8に示した第1の電流I11〜第5の電流I15にそれぞれ等しいので、さらなる詳細な説明を省略する。
図12は、異常動作時の第2の実施形態による出力回路における各ノードの電圧の時間変化を示すタイムチャートである。図12を参照して、図10および図11に示した出力回路23の、過電流による異常が発生した場合の動作について、より詳細に説明する。
図12は、合計6つの、第1のグラフ(a)〜第6のグラフ(f)を含んでいる。第1のグラフ(a)は、図11に示したノードA、すなわち駆動論理回路部30の一方の出力端と、第1出力上段トランジスタ61Aのゲートと、第2出力上段トランジスタ61Bのゲートとを接続するノード、における電圧の時間変化の一例を表している。第2のグラフ(b)は、図11に示したノードB、すなわち駆動論理回路部30の他方の出力端と、出力下段トランジスタ62のゲートとを接続するノード、における電圧の時間変化の一例を表している。第3のグラフ(c)は、図11に示したノードC、すなわち出力端10(VOUT)と、出力回路23の外部の負荷9との接続ノード、における電圧の時間変化の一例を表している。第4のグラフ(d)は、図11に示したノードF、すなわち第1分圧用抵抗素子53と、第2分圧用抵抗素子54と、第2保護用トランジスタ72のゲートとを接続するノード、における電圧の時間変化の一例を表している。第5のグラフ(e)は、図11に示した第5の電流I25の時間変化の一例を表している。第6のグラフ(f)は、図11に示した第3の電流I23の時間変化の一例を表している。
図12に示した第1のグラフ(a)〜第6のグラフ(f)のそれぞれにおいて、横軸は時間を表し、縦軸は電圧または電流を表している。なお、それぞれのグラフにおいて、「H」はハイ状態・オン状態を表し、「L」はロー状態・オフ状態を表しているが、これらは便宜上の表示に過ぎず、その具体的な値については、グラフごとに異なっていても良い。
図12に示した時刻t20は、初期状態を示している。ここで、第1のグラフ(a)に示したノードAの電圧はロー(L)状態である。第2のグラフ(b)に示したノードAの電圧はハイ(H)状態である。第3のグラフ(c)に示したノードCの電圧はロー(L)状態である。第4のグラフ(d)に示したノードFの電圧はロー(L)状態である。第5のグラフ(e)に示した第5の電流I25はオフ状態(L)である。第6のグラフ(f)に示した第3の電流I23はオフ状態(L)である。
図12に示した時刻t21では、ノードAの電圧がロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がり、ノードBの電圧がハイ(H)状態からロー(L)状態に立ち下がる。このとき、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bはオン状態になり、出力下段トランジスタ62はオフ状態になり、ノードCの電圧はロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がる。その結果、図11に示した第1の電流I21および第2の電流I22が発生する。このとき、過電流による異常が発生し、第1の実施形態の場合よりもさらに過大な電流が、出力端10(VOUT)から負荷9に向けて流れようとしても、図12に示した第5のグラフ(e)の分だけ第5の電流I25が出力端10(VOUT)から接地6(GND)に向けて流れる。その結果、実際に出力端10(VOUT)から負荷9に向けて流れる電流は、図11に示した第6のグラフ(f)の程度で収まる。しかしながら、負荷9を流れる第3の電流I23は、それでもまだ過大である。
図12に示した時刻t22において、第4のグラフ(d)に示したノードFの電圧がロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がり、すなわち第2の制御信号が生成される。その結果、第2保護用トランジスタ72がオン状態になり、ノードAが接地6(GND)に短絡される。
その直後、図12に示した時刻t23において、第1のグラフ(a)に示したノードAの電圧は、ハイ(H)状態からロー(L)状態に強制的に立ち下がる。その結果、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bが強制的にオフ状態になるので、第3のグラフ(c)に示したノードCの電圧もハイ(H)状態からロー(L)状態に強制的に立ち下がる。その後、第5のグラフ(e)に示した第5の電流I25も、第6のグラフ(f)に示した第3の電流I23も、急速に弱まってオフ状態(L)に戻る。
図12に示した時刻t24では、ノードAの電圧はロー(L)状態のまま変化せず、ノードBの電圧はロー(L)状態からハイ(H)状態に立ち上がる。このとき、第1出力上段トランジスタ61Aおよび第2出力上段トランジスタ61Bはオフ状態のままであり、出力下段トランジスタ62はオン状態になり、ノードCの電圧はロー(L)状態のまま変化しない。
これ以降の動作については、第1の実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
以上に説明したように、図10および図11に示した出力回路によれば、第1の実施形態による出力回路の場合よりも過大な電流が発生した場合にも、ターンオン時の負荷9への供給電流を強制的に停止させることが可能となる。例えば、出力端10(VOUT)と、接地6(GND)の間が短絡するような異常な状態であるときは、ターンオン時だけでなく、出力上段トランジスタ群がオン状態である限り、負荷9に電流が流れ続ける。このような場合に、本実施形態によれば、第1制御用トランジスタ51および第2保護用トランジスタ72が作動して、出力上段トランジスタ群の動作を強制的に停止することが可能である。
なお、本実施形態では、過熱による異常発生時と、過電流による異常発生時とでは、保護機能の動作が異なる。
(第3の実施形態)
図13Aは、第3の実施形態による出力回路の構成を示す回路図である。
図13Aに示した出力回路の構成要素について説明する。図13Aに示した出力回路は、図6に示した出力回路や、図10に示した出力回路と同様に、駆動論理回路部30と、センサ回路部40と、制御回路部50と、出力回路部60と、保護回路部70と、出力端10とを有している。
図13Aに示した出力回路の構成要素についてより詳細に説明する。図13Aに示したセンサ回路部40は、第1センサ用抵抗素子41と、第2センサ用抵抗素子42とを有している。図13Aに示した制御回路部50は、制御用トランジスタ51と、第1分圧用抵抗素子53と、第2分圧用抵抗素子54とを有している。図13Aに示した出力回路部60は、出力上段トランジスタ61と、出力下段トランジスタ62とを有している。図13Aに示した保護回路部70は、保護用トランジスタ71を有している。
ここで、図13Aに示した制御用トランジスタ51はPチャネル型トランジスタである。また、図13Aに示した出力上段トランジスタ61と、出力下段トランジスタ62と、保護用トランジスタ71とは、それぞれ、Nチャネル型トランジスタである。
言い換えれば、図6に示した出力回路から、第1制御用トランジスタ51と、第1分圧用抵抗素子53と、第1出力上段トランジスタ61Aとを取り除き、残った第2出力上段トランジスタ61Bの能力を出力下段トランジスタ62の能力に等しくなるように変更することで、図13Aに示した出力回路が得られる。
なお、ここでは、第1センサ用抵抗素子41と、第2センサ用抵抗素子42とは、第1の実施形態の場合と同様に、負の温度係数と、正の温度係数とを、それぞれ有しているものとする。ただし、第1センサ用抵抗素子41と、第2センサ用抵抗素子42とは、常温時において抵抗値が等しいことが望ましい。
図13Aに示した駆動論理回路部30と、センサ回路部40と、制御回路部50と、出力回路部60と、保護回路部70と、出力端10と、電源4(VCC)と、接地6(GND)との接続関係については、図6に示した出力回路や、図10に示した出力回路の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
図13Aに示した各構成要素の接続関係について、より詳細に説明する。電源4(VCC)は、駆動論理回路部30と、第1センサ用抵抗素子41の一方の端部と、第2センサ用抵抗素子42の一方の端部とに共通接続されている。第1センサ用抵抗素子41の他方の端部は、第1制御用トランジスタ51のソースに接続されている。第2センサ用抵抗素子42の他方の端部は、第1制御用トランジスタ51のゲートと、出力上段トランジスタ61のドレインとに共通接続されている。
第1制御用トランジスタ51のドレインは、第1分圧用抵抗素子53の一方の端部に接続されている。第1分圧用抵抗素子53の他方の端部は、第2分圧用抵抗素子54の一方の端部と、保護用トランジスタ71のゲートとに共通接続されている。
駆動論理回路部30の一方の出力端は、出力上段トランジスタ61のゲートに接続されている。駆動論理回路部30の他方の出力端は、出力下段トランジスタ62のゲートに接続されている。出力上段トランジスタ61のソースと、出力下段トランジスタ62のドレインと、保護用トランジスタ71のドレインとは、出力端10(VOUT)に共通接続されている。駆動論理回路部30と、第2分圧用抵抗素子54の他方の端部と、保護用トランジスタ71のソースと、出力下段トランジスタ62のソースとは、接地6(GND)に共通接続されている。出力端10(VOUT)は、外部の負荷9に接続されている。
言い換えると、電源4(VCC)と、第2センサ用抵抗素子42と、出力上段トランジスタ61と、出力端10(VOUT)と、出力下段トランジスタ62と、接地6(GND)とは、この順番に直列に接続されている。
また、電源4(VCC)と、第1センサ用抵抗素子41と、制御用トランジスタ51と、第1分圧用抵抗素子53と、第2分圧用抵抗素子54と、接地6(GND)とは、この順番に直列に接続されている。
図13Aに示した出力回路23の動作について説明する。まず、駆動論理回路部30の動作については、第1の実施形態などの場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
次に、駆動論理回路部30の一方の出力端から出力される信号対の一方がハイ状態になると、出力上段トランジスタ61がオン状態になる。出力上段トランジスタ61がオン状態になると、第2センサ用抵抗素子42に電流が流れる。この電流は、電源4(VCC)から、第2センサ用抵抗素子42と、出力上段トランジスタ61とをこの順番に流れて、出力端10(VOUT)に到る。第2センサ用抵抗素子42に電流が流れると、ジュール熱が発生し、第2センサ用抵抗素子42が発熱する。第2センサ用抵抗素子42は、発熱すると、この温度変化に応じて、その抵抗値が変動する。
本実施形態による出力回路で、制御用トランジスタ51が動作する条件式は、以下のとおりである。
TH51<VGS51=I42×R42−I41×R41
ここで、VTH51およびVGS51は、制御用トランジスタ51における閾値電圧およびゲート−ソース間電圧をそれぞれ表す。I42およびR42は、第2センサ用抵抗素子42における流れる電流の電流値および抵抗値をそれぞれ表す。I41およびR41は、第1センサ用抵抗素子41における流れる電流の電流値および抵抗値をそれぞれ表す。
上記の条件式において、電流I41の電流値は一定で、電流I42の電流値はI41の電流値より2桁ほど大きいものとする。過熱による異常が発生すると、第2センサ用抵抗素子42の抵抗値が、第1センサ用抵抗素子41の抵抗値よりも大きくなり、すなわち以下の条件式が成り立つ。
42>R41
このときに、制御用トランジスタ51において閾値電圧をゲート−ソース間電圧が超えるように各抵抗素子のパラメータを予め選択しておくことによって、過熱による異常時に制御用トランジスタ51が動作可能となる。
また、過電流による異常が発生すると、電流I41は一定のまま、電流I42が大きくなる。したがって、過電による異常時も、制御用トランジスタ51は動作可能である。
このように、過熱または過電による異常が発生すると、制御用トランジスタ51が動作する。本実施形態による出力回路23のその後の動作は、第1の実施形態の場合と同様である。すなわち、制御用トランジスタ51の動作に応じて、第1分圧用抵抗素子53および第2分圧用抵抗素子54の接続ノードから制御信号が保護用トランジスタ71のゲートに向けて出力される。保護用トランジスタ71は、制御信号に応じて、出力端10(VOUT)を接地6(GND)に短絡する。その結果、過熱または過電流の発生時には、出力端10(VOUT)に供給される電流の一部を接地6(GND)に逃がし、ターンオン時の電流を抑制することが可能となる。
以上に説明した第3の実施形態によれば、第1の実施形態の場合と比較して、より少ない数の素子で加熱および過電流を検知して、負荷9を保護することが可能である。ただし、過熱の検知感度に関しては、大電流を流すのは電流I42だけであるので、すなわち第2センサ用抵抗素子の温度係数に依存しているため、第1の実施形態の場合よりも劣る。
なお、保護用トランジスタ71のドレインの接続先を、図13Aに示した場合の出力端10(VOUT)から、駆動論理回路部30の一方の出力端および出力上段トランジスタ61のゲートの接続ノードに変更すると、第2の実施形態と同様に、異常の発生時には出力上段トランジスタ61の動作を強制的に停止することも出来る。図13Bは、このような変更で得られる、第3の実施形態による出力回路の別の構成を示す回路図である。ただし、この別の構成の場合、第2の実施形態とは異なり、過電流による異常のみならず、過熱による以上が発生した場合にも出力上段トランジスタ61の動作が強制的に停止される。
(第4の実施形態)
次に、第1〜第3の実施形態として説明した半導体装置を用いた電子装置の構成例について説明する。図14は、第4の実施形態によるACサーボシステムの一構成例を示すブロック回路図である。
図14に示したACサーボシステムは、電源401と、整流回路402と、インバータ回路403と、負荷405と、制御用マイコン406と、抵抗407と、半導体装置408と、抵抗409とを有している。なお、図示は省略するが、図14に示した構成例によるACサーボシステムは、実際には6個の抵抗407と、6個の半導体装置408と、6個の抵抗409を有している。
電源401の後段には、整流回路402が接続されている。整流回路402の後段には、インバータ回路403が接続されている。その一方で、制御用マイコン406の後段には、6個の抵抗407を介して6個の半導体装置408が並列にそれぞれ接続されている。6個の半導体装置408の後段には、それぞれ6個の抵抗409を介してインバータ回路403が接続されている。インバータ回路403の後段には、負荷405が接続されている。
ここで、電源401は、交流電源であり、交流電力を出力する。整流回路402は、複数のダイオード素子を有し、電源401から供給される交流電力を整流して直流電力を出力する。なお、整流回路402は、出力する直流電力の波形を平滑化するためにコンデンサを有していても良い。インバータ回路403は、6個のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を有している。これらのIGBTは、2個ずつ直列に接続された状態で並列に接続されており、整流回路402から供給された直流電力と、後述する制御信号とに基づいて、三相交流電力を出力する。負荷405は三相交流モータであって、インバータ回路403から供給される三相交流電力によって動作する。
制御用マイコン406は、インバータ回路403に含まれる6個のIGBTを個別にかつ連動して制御する6個の制御信号を生成する。6個の半導体装置408は、それぞれ、制御用マイコン406から6個の制御信号を受け取り、6個のIGBTのゲートに伝達する。半導体装置408のさらなる詳細な説明は、第1〜第3の実施形態の場合と同様であるので、ここでは省略する。
このように、それぞれの半導体装置408は、インバータ回路403のIGBTを駆動させるために、制御用マイコン406と、IGBTのゲートとの間に設けられる。制御用マイコン406と、インバータ回路403とを、半導体装置408のフォトカプラによって電気的に絶縁することで、インバータ回路403内のノイズが制御用マイコン406側に重畳する危険性が無くなる。
(第5の実施形態)
図15は、第5の実施形態によるエアコン室外機の一構成例を示すブロック回路図である。図15に示したエアコン室外機は、電源501と、整流回路502と、第1のインバータ回路503と、第1の負荷505と、第2のインバータ回路506と、第2の負荷508とを有している。このエアコン室外機はさらに、制御用マイコン509と、抵抗510と、第1の半導体装置511と、抵抗512と、第1のゲートドライバ513と、抵抗514と、第2の半導体装置515と、抵抗516と、第2のゲートドライバ517とを有している。なお、図示は省略するが、図15に示した構成例によるエアコン室外機は、実際には6個の抵抗510と、6個の半導体装置511と、6個の抵抗512と、6個のゲートドライバ513とを有している。また、図15に示した構成例によるエアコン室外機はさらに、6個の抵抗514と、6個の半導体装置515と、6個の抵抗516と、6個のゲートドライバ517とを有している。
電源501の後段には、整流回路502が接続されている。整流回路502の後段には、並列に、第1のインバータ回路503と、第2のインバータ回路506とが接続されている。
その一方で、制御用マイコン509の後段には、6個の抵抗510を介して6個の半導体装置511が、それぞれ接続されている。6個の半導体装置511の後段には、6個の抵抗512を介して6個のゲートドライバ513がそれぞれ接続されている。6個のゲートドライバ513の後段には、第1のインバータ回路503が有する6個のIGBT504のゲートがそれぞれ接続されている。
また、制御用マイコン509の後段にはさらに、6個の抵抗514を介して6個の半導体装置515が、それぞれ接続されている。6個の半導体装置515の後段には、6個の抵抗516を介して6個のゲートドライバ517がそれぞれ接続されている。6個のゲートドライバ517の後段には、第1のインバータ回路503が有する6個のMOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化膜半導体)FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)507のゲートがそれぞれ接続されている。
第1のインバータ回路503の後段には、第1の負荷505が接続されている。第2のインバータ回路506の後段には、第2の負荷508が接続されている。
ここで、電源501は、交流電源であり、交流電力を出力する。整流回路502は、複数のダイオード素子を有し、電源501から供給される交流電力を整流して直流電力を出力する。なお、整流回路502は、出力する直流電力の波形を平滑化するためにコンデンサを有していても良い。
第1のインバータ回路503は、6個のIGBTを有している。これらのIGBTは、2個ずつ直列に接続された状態で並列に接続されており、整流回路402から供給された直流電力と、後述する制御信号とに基づいて、三相交流電力を出力する。第1の負荷505はコンプレッサの三相交流モータであって、第1のインバータ回路503から供給される三相交流電力によって動作する。
第2のインバータ回路603は、6個のMOSFETを有している。これらのMOSFETは、2個ずつ直列に接続された状態で並列に接続されており、整流回路502から供給された直流電力と、後述する制御信号とに基づいて、三相交流電力を出力する。第2の負荷508はファンモータであって、第2のインバータ回路506から供給される三相交流電力によって動作する。
制御用マイコン509は、第1のインバータ回路503に含まれる6個のIGBTを個別にかつ連動して制御する6個の第1制御信号と、第2のインバータ回路506に含まれる6個のMOSFETを個別にかつ連動して制御する6個の第2制御信号とを生成する。6個の半導体装置511は、それぞれ、制御用マイコン509から6個の第1制御信号を受け取り、6個のゲートドライバ513を介して、6個のIGBTのゲートに伝達する。6個の半導体装置515は、それぞれ、制御用マイコン509から6個の第2制御信号を受け取り、6個のゲートドライバ517を介して、6個のMOSFETのゲートに伝達する。半導体装置511、515のさらなる詳細な説明は、第1〜第3の実施形態の場合と同様であるので、ここでは省略する。
このように、それぞれの半導体装置511、515は、第4の実施形態の場合と同様に、第1のインバータ回路503のIGBTおよび第2のインバータ回路506のMOSFETを駆動させるために、制御用マイコン509および第1のゲートドライバ513の間と、制御用マイコン509および第2のゲートドライバ517の間とに設けられる。制御用マイコン509と、ゲートドライバ513、517とは、半導体装置408のフォトカプラによって電気的に絶縁されている。
以上に説明した各実施形態による出力回路23に含まれる各トランジスタの種類や極性、各抵抗素子の抵抗値や温度係数の値および極性、電源や接地の電位や極性などは、当然ながら、出力回路23が正しく動作する範囲内で、自由に選択出来るし、自由に組み合わせることも出来る。
以上、発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。また、前記実施の形態に説明したそれぞれの特徴は、技術的に矛盾しない範囲で自由に組み合わせることが可能である。
1 半導体装置(フォトカプラ)
2A、2B 入力端
3 抵抗
4〜6 電源、グランド
7 容量
8 抵抗
9 パワートランジスタ、負荷
10 出力端
11〜16 端子
21 光信号送信器
22 光信号受信器
23 出力回路
24 中間回路
30 駆動論理回路部
40 センサ回路部
41 第1センサ用抵抗素子
42 第2センサ用抵抗素子
50 制御回路部
51 第1制御用トランジスタ
52 第2制御用トランジスタ
53〜56 分圧用抵抗素子
60 出力回路部
61 出力上段トランジスタ
61A 第1出力上段トランジスタ
61B 第2出力上段トランジスタ
62 出力下段トランジスタ
70 保護回路部
71 第1保護用トランジスタ
72 第2保護用トランジスタ
80 過熱検知回路部
90 過電流検知回路部
104 電源
106 グランド
109 負荷
110 出力端
124 出力回路
130 駆動論理回路部
161 出力上段トランジスタ
162 出力下段トランジスタ
201 エピタキシャル層
202 拡散層
203 拡散層
204 酸化膜
205 ゲートポリシリコン
206 コンタクト
301 エピタキシャル層
302 酸化膜
303 抵抗ポリシリコン層
304 コンタクト
401 電源
402 整流回路
403 インバータ回路
404 IGBT
405 負荷
406 制御用マイコン
407 抵抗
408 半導体装置
409 抵抗
501 電源
502 整流回路
503 インバータ回路
504 IGBT
505 負荷
506 インバータ回路
507 MOSFET
508 負荷
509 制御用マイコン
510 抵抗
511 半導体装置
512 抵抗
513 ゲートドライバ
514 抵抗
515 半導体装置
516 抵抗
517 ゲートドライバ

Claims (19)

  1. 電気信号を光学的に伝達するフォトカプラと、
    前記フォトカプラの後段に接続されて、伝達された前記電気信号に基づく信号対を生成出力する駆動論理回路部と、
    電源電圧を入力し、温度変化に応じて変動する温度変動電圧群を出力するセンサ回路部と、
    前記温度変動電圧群を入力し、前記信号対を増幅した出力電圧を出力端から出力する出力回路部と、
    前記電源電圧を入力し、前記温度変動電圧群に応じて制御信号群を生成する制御回路部と、
    前記制御信号群に応じて前記出力電圧の出力を止める保護回路部と
    を具備する
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記出力回路部は、
    前記温度変動電圧群を入力し、前記信号対の一方を増幅して前記出力端に出力する出力上段トランジスタ群と、
    接地電圧を入力し、前記信号対の他方を増幅して前記出力端に出力する出力下段トランジスタ群と
    を具備し、
    前記センサ回路部は、
    自身の温度変化に応じて抵抗値が変動するセンサ用抵抗素子群
    を具備し、
    前記制御回路部は、
    前記センサ用抵抗素子群が出力する前記温度変動電圧群に応じて動作状態および非動作状態が切り替わる制御用トランジスタ群と、
    前記動作状態において前記制御用トランジスタ群が出力する制御用中間電圧群を分圧して前記制御信号群として出力する分圧回路群と、
    前記制御信号群を出力する分圧ノード群と
    を具備し、
    前記保護回路部は、
    前記制御信号群に応じて、前記出力端を前記接地端に短絡する保護用トランジスタ群
    を具備する
    半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記温度変動電圧群は、
    第1温度変動電圧と、
    第2温度変動電圧と
    を具備し、
    前記センサ用抵抗素子群は、
    温度変化に応じて抵抗値が第1係数に沿って変動し、前記電源電圧を入力して前記第1温度変動電圧を出力する第1センサ用抵抗素子と、
    温度変化に応じて抵抗値が第1係数とは異なる第2係数に沿って変動し、前記電源電圧を入力して前記第2温度変動電圧を出力する第2センサ用抵抗素子と
    を具備する
    半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記制御用中間電圧群は、
    制御用中間電圧
    を具備し、
    前記制御用トランジスタ群は、
    前記第1温度変動電圧を入力して前記制御用中間電圧を出力する制御用トランジスタ
    を具備し、
    前記分圧回路群は、前記制御用中間電圧を分圧し、
    第1分圧用抵抗素子と、
    第2分圧用抵抗素子と
    を具備し、
    前記分圧ノード群は、
    前記第1分圧用抵抗素子および前記第2分圧用抵抗素子の間に接続された分圧ノード
    を具備し、
    前記出力上段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記一方を出力する前記駆動論理回路の第1出力端にゲートが接続された出力上段トランジスタ
    を具備し、
    前記出力下段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記他方を出力する前記駆動論理回路の第2出力端にゲートが接続された出力下段トランジスタ
    を具備し、
    前記保護用トランジスタ群は、
    ソースおよびドレインが、前記出力端および前記接地端の間に接続されていて、かつ、ゲートが、前記分圧ノードに接続されている保護用トランジスタ
    を具備し、
    前記制御用トランジスタのゲートは、前記第2センサ用抵抗素子および前記出力上段トランジスタの間のノードに接続されている
    半導体装置。
  5. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記制御用トランジスタ群は、
    ソースまたはドレインの一方から前記電源電圧を入力し、かつ、ゲートから前記第1温度変動電圧を入力する第1制御用トランジスタと、
    ソースまたはドレインの一方から前記第1温度変動電圧を入力し、かつ、ゲートから前記第2温度変動電圧を入力する第2制御用トランジスタと
    を具備し、
    前記分圧ノード群は、
    分圧ノード
    を具備し、
    前記分圧回路群は、
    前記第1制御用トランジスタの前記ソースまたは前記ドレインの他方および前記分圧ノードの間に接続された第1分圧用抵抗素子と、
    前記分圧ノードおよび前記接地端の間に接続された第2分圧用抵抗素子と、
    前記第2制御用トランジスタの前記ソースまたは前記ドレインの他方および前記分圧ノードの間に接続された第3分圧用抵抗素子と
    を具備し、
    前記出力上段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記一方を出力する前記駆動論理回路の第1出力端にゲートが接続されて、かつ、ソースまたはドレインの一方から前記第1温度変動電圧を入力し、かつ、前記ソースまたは前記ドレインの他方が前記出力端に接続されている第1出力上段トランジスタと、
    前記第1出力端にゲートが接続されて、かつ、ソースまたはドレインの一方から前記第2温度変動電圧を入力し、かつ、前記ソースまたは前記ドレインの他方が前記出力端に接続されている第2出力上段トランジスタと
    を具備し、
    前記出力下段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記他方を出力する前記駆動論理回路の第2出力端にゲートが接続されて、かつ、前記出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている出力下段トランジスタ
    を具備し、
    前記保護用トランジスタ群は、
    前記分圧ノードにゲートが接続されて、かつ、前記出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている保護用トランジスタ
    を具備する
    半導体装置。
  6. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記制御用トランジスタ群は、
    ソースまたはドレインの一方から前記電源電圧を入力し、かつ、ゲートから前記第1温度変動電圧を入力する第1制御用トランジスタと、
    ソースまたはドレインの一方から前記第1温度変動電圧を入力し、かつ、ゲートから前記第2温度変動電圧を入力する第2制御用トランジスタと
    を具備し、
    前記分圧ノード群は、
    第1分圧ノードと、
    第2分圧ノードと
    を具備し、
    前記分圧回路群は、
    前記第1制御用トランジスタの前記ソースまたは前記ドレインの他方および前記第1分圧ノードの間に接続されている第1分圧用抵抗素子と、
    前記第1分圧ノードおよび前記接地端の間に接続されている第2分圧用抵抗素子と、
    前記第2制御用トランジスタの前記ソースまたは前記ドレインの他方および前記第2分圧ノードの間に接続されている第3分圧用抵抗素子と、
    前記第2分圧ノードおよび前記接地端の間に接続されている第4分圧用抵抗素子と
    を具備し、
    前記出力上段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記一方を出力する前記駆動論理回路の第1出力端にゲートが接続されて、かつ、ソースまたはドレインの一方から前記第1温度変動電圧を入力し、かつ、前記ソースまたは前記ドレインの他方が前記出力端に接続されている第1出力上段トランジスタと、
    前記第1出力端にゲートが接続されて、かつ、ソースまたはドレインの一方から前記第2温度変動電圧を入力し、かつ、前記ソースまたは前記ドレインの他方が前記出力端に接続されている第2出力上段トランジスタと
    を具備し、
    前記出力下段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記他方を出力する前記駆動論理回路の第2出力端にゲートが接続されて、かつ、前記出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている出力下段トランジスタ
    を具備し、
    前記保護用トランジスタ群は、
    前記第1分圧ノードにゲートが接続されて、かつ、前記駆動論理回路の前記第1出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている第1保護用トランジスタと、
    前記第2分圧ノードにゲートが接続されて、かつ、前記出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている第2保護用トランジスタと
    を具備する
    半導体装置。
  7. 請求項2〜6のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記センサ用抵抗素子群は、
    ポリシリコン抵抗
    を具備する
    半導体装置。
  8. 請求項2〜6のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記センサ用抵抗素子群は、
    拡散抵抗
    を具備する
    半導体装置。
  9. 後段に接続された負荷に電力を供給するインバータ回路と、
    前記インバータ回路の動作を制御するインバータ制御信号を生成出力する制御用マイコンと、
    前記インバータ制御信号を前記インバータ回路に伝達する半導体装置と
    を具備し、
    前記半導体装置は、
    電気信号を光学的に伝達するフォトカプラと、
    前記フォトカプラの後段に接続されて、伝達された前記電気信号に基づく信号対を生成出力する駆動論理回路部と、
    電源電圧を入力し、温度変化に応じて変動する温度変動電圧群を出力するセンサ回路部と、
    前記温度変動電圧群を入力し、前記信号対を増幅した出力電圧を出力端から出力する出力回路部と、
    前記電源電圧を入力し、前記温度変動電圧群に応じて制御信号群を生成する制御回路部と、
    前記制御信号群に応じて前記出力電圧の出力を止める保護回路部と
    を具備する
    電子装置。
  10. 請求項9に記載の電子装置において、
    前記出力回路部は、
    前記温度変動電圧群を入力し、前記信号対の一方を増幅して前記出力端に出力する出力上段トランジスタ群と、
    接地電圧を入力し、前記信号対の他方を増幅して前記出力端に出力する出力下段トランジスタ群と
    を具備し、
    前記センサ回路部は、
    自身の温度変化に応じて抵抗値が変動するセンサ用抵抗素子群
    を具備し、
    前記制御回路部は、
    前記センサ用抵抗素子群が出力する前記温度変動電圧群に応じて動作状態および非動作状態が切り替わる制御用トランジスタ群と、
    前記動作状態において前記制御用トランジスタ群が出力する制御用中間電圧群を分圧して前記制御信号群として出力する分圧回路群と、
    前記制御信号群を出力する分圧ノード群と
    を具備し、
    前記保護回路部は、
    前記制御信号群に応じて、前記出力端を前記接地端に短絡する保護用トランジスタ群
    を具備する
    電子装置。
  11. 請求項10に記載の電子装置において、
    前記温度変動電圧群は、
    第1温度変動電圧と、
    第2温度変動電圧と
    を具備し、
    前記センサ用抵抗素子群は、
    温度変化に応じて抵抗値が第1係数に沿って変動し、前記電源電圧を入力して前記第1温度変動電圧を出力する第1センサ用抵抗素子と、
    温度変化に応じて抵抗値が第1係数とは異なる第2係数に沿って変動し、前記電源電圧を入力して前記第2温度変動電圧を出力する第2センサ用抵抗素子と
    を具備する
    電子装置。
  12. 請求項11に記載の電子装置において、
    前記制御用中間電圧群は、
    制御用中間電圧
    を具備し、
    前記制御用トランジスタ群は、
    前記第1温度変動電圧を入力して前記制御用中間電圧を出力する制御用トランジスタ
    を具備し、
    前記分圧回路群は、前記制御用中間電圧を分圧し、
    第1分圧用抵抗素子と、
    第2分圧用抵抗素子と
    を具備し、
    前記分圧ノード群は、
    前記第1分圧用抵抗素子および前記第2分圧用抵抗素子の間に接続された分圧ノード
    を具備し、
    前記出力上段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記一方を出力する前記駆動論理回路の第1出力端にゲートが接続された出力上段トランジスタ
    を具備し、
    前記出力下段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記他方を出力する前記駆動論理回路の第2出力端にゲートが接続された出力下段トランジスタ
    を具備し、
    前記保護用トランジスタ群は、
    ソースおよびドレインが、前記出力端および前記接地端の間に接続されていて、かつ、ゲートが、前記分圧ノードに接続されている保護用トランジスタ
    を具備し、
    前記制御用トランジスタのゲートは、前記第2センサ用抵抗素子および前記出力上段トランジスタの間のノードに接続されている
    電子装置。
  13. 請求項11に記載の電子装置において、
    前記制御用トランジスタ群は、
    ソースまたはドレインの一方から前記電源電圧を入力し、かつ、ゲートから前記第1温度変動電圧を入力する第1制御用トランジスタと、
    ソースまたはドレインの一方から前記第1温度変動電圧を入力し、かつ、ゲートから前記第2温度変動電圧を入力する第2制御用トランジスタと
    を具備し、
    前記分圧ノード群は、
    分圧ノード
    を具備し、
    前記分圧回路群は、
    前記第1制御用トランジスタの前記ソースまたは前記ドレインの他方および前記分圧ノードの間に接続された第1分圧用抵抗素子と、
    前記分圧ノードおよび前記接地端の間に接続された第2分圧用抵抗素子と、
    前記第2制御用トランジスタの前記ソースまたは前記ドレインの他方および前記分圧ノードの間に接続された第3分圧用抵抗素子と
    を具備し、
    前記出力上段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記一方を出力する前記駆動論理回路の第1出力端にゲートが接続されて、かつ、ソースまたはドレインの一方から前記第1温度変動電圧を入力し、かつ、前記ソースまたは前記ドレインの他方が前記出力端に接続されている第1出力上段トランジスタと、
    前記第1出力端にゲートが接続されて、かつ、ソースまたはドレインの一方から前記第2温度変動電圧を入力し、かつ、前記ソースまたは前記ドレインの他方が前記出力端に接続されている第2出力上段トランジスタと
    を具備し、
    前記出力下段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記他方を出力する前記駆動論理回路の第2出力端にゲートが接続されて、かつ、前記出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている出力下段トランジスタ
    を具備し、
    前記保護用トランジスタ群は、
    前記分圧ノードにゲートが接続されて、かつ、前記出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている保護用トランジスタ
    を具備する
    電子装置。
  14. 請求項11に記載の電子装置において、
    前記制御用トランジスタ群は、
    ソースまたはドレインの一方から前記電源電圧を入力し、かつ、ゲートから前記第1温度変動電圧を入力する第1制御用トランジスタと、
    ソースまたはドレインの一方から前記第1温度変動電圧を入力し、かつ、ゲートから前記第2温度変動電圧を入力する第2制御用トランジスタと
    を具備し、
    前記分圧ノード群は、
    第1分圧ノードと、
    第2分圧ノードと
    を具備し、
    前記分圧回路群は、
    前記第1制御用トランジスタの前記ソースまたは前記ドレインの他方および前記第1分圧ノードの間に接続されている第1分圧用抵抗素子と、
    前記第1分圧ノードおよび前記接地端の間に接続されている第2分圧用抵抗素子と、
    前記第2制御用トランジスタの前記ソースまたは前記ドレインの他方および前記第2分圧ノードの間に接続されている第3分圧用抵抗素子と、
    前記第2分圧ノードおよび前記接地端の間に接続されている第4分圧用抵抗素子と
    を具備し、
    前記出力上段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記一方を出力する前記駆動論理回路の第1出力端にゲートが接続されて、かつ、ソースまたはドレインの一方から前記第1温度変動電圧を入力し、かつ、前記ソースまたは前記ドレインの他方が前記出力端に接続されている第1出力上段トランジスタと、
    前記第1出力端にゲートが接続されて、かつ、ソースまたはドレインの一方から前記第2温度変動電圧を入力し、かつ、前記ソースまたは前記ドレインの他方が前記出力端に接続されている第2出力上段トランジスタと
    を具備し、
    前記出力下段トランジスタ群は、
    前記信号対の前記他方を出力する前記駆動論理回路の第2出力端にゲートが接続されて、かつ、前記出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている出力下段トランジスタ
    を具備し、
    前記保護用トランジスタ群は、
    前記第1分圧ノードにゲートが接続されて、かつ、前記駆動論理回路の前記第1出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている第1保護用トランジスタと、
    前記第2分圧ノードにゲートが接続されて、かつ、前記出力端および前記接地端の間にソースおよびドレインが接続されている第2保護用トランジスタと
    を具備する
    電子装置。
  15. 請求項10〜14のいずれかに記載の電子装置において、
    前記センサ用抵抗素子群は、
    ポリシリコン抵抗
    を具備する
    電子装置。
  16. 請求項10〜14のいずれかに記載の電子装置において、
    前記センサ用抵抗素子群は、
    拡散抵抗
    を具備する
    電子装置。
  17. 請求項10〜14のいずれかに記載の電子装置において、
    交流電力を供給する交流電源と、
    前記交流電力を整流して前記インバータ回路に供給する整流回路と
    をさらに具備する
    電子装置。
  18. 請求項10〜14のいずれかに記載の電子装置において、
    前記インバータ回路は、
    複数のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)
    を具備し、
    前記複数のIGBTのゲートに前記半導体装置の出力信号をそれぞれ伝達する複数のゲートドライバ
    をさらに具備する
    電子装置。
  19. 請求項10〜14のいずれかに記載の電子装置において、
    前記インバータ回路は、
    複数のMOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化膜半導体)FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)
    を具備し、
    前記複数のMOSFETのゲートに前記半導体装置の出力信号をそれぞれ伝達する複数のゲートドライバ
    をさらに具備する
    電子装置。
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