JP2015072358A - クリーニングブレード状態判定装置及びクリーニングブレード状態判定プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電源制御部61により、二次転写バイアスロール23に対する転写電圧の印加の有無を切り替え、判定処理部62により、二次転写バイアスロール23に対する転写電圧の印加の有無における振動比を算出して、この振動比を予め閾値と比べることで、クリーニングブレード42が劣化しているか否かを判定し、リーニングブレード42が劣化していると判定されたことに応じて、その旨を示す情報を出力部63により出力する。
【選択図】図4
Description
このような画像形成装置では、トナーにキャリアや帯電促進剤などを混合した現像剤が用いられる。例えば、画像形成装置に備えられる現像器では、容器に収容された現像剤中のトナーを現像ロールに付着させ、現像ロールの回転によりトナーを感光体ドラム上へ運んで、感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーで現像する。感光体ドラム上のトナー像は、中間転写ベルトを経て記録材に転写される。
また、画像形成装置には、感光体ドラムや中間転写ベルト等の被クリーニング体の表面に残留しているトナーをクリーニングブレードにより除去するクリーニング装置が設けられている。
例えば、特許文献1には、ウレタンゴム等の弾性材からなるクリーニングブレード又はその近傍(クリーニングブレードの支持部材)に振動検知素子を配設し、クリーニング対象の像担持体とクリーニングブレードとの摩擦によって発生する振動を振動検知素子で
検知する発明が開示されている。
まず、本発明に係るクリーニングブレード状態判定装置が設けられる画像形成装置について説明する。画像形成装置は、紙などの記録材に画像を形成する機能を備えた装置であり、例えば、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、これらの機能を併せもった複合機などが知られている。
図示の画像形成装置は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式であり、代表的な機能部として、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kと、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部21と、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を用紙P(記録材の一例)に一括転写(二次転写)させる二次転写部22と、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器34と、を備えている。
これらの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順に、略直線状に配置されており、中間転写ベルト15に対して接離可能に構成されている。
また、二次転写部22にて中間転写ベルト15に対向して設けられる二次転写バイアスロール23は、通常ではトナーの付着は無いが、まれにトナーが付着することがあり、付着したトナーが汚れとなって画質欠陥を引き起こす可能性がある。そこで、二次転写バイアスロール23も被クリーニング体として扱う。つまり、二次転写バイアスロール23に対してもクリーニング装置が配設される。
以下では、二次転写バイアスロール23及びロールクリーナ24に着目して、本発明の説明を行う。
ロールクリーナ24は、二次転写バイアスロール23に臨む開口が形成された箱型の筐体41を有し、樹脂製(例えば、ウレタンゴムやポリウレタンゴム等の硬質ゴム製)の板状のクリーニングブレード42を、そのエッジ部が筐体41の開口部で二次転写バイアスロール23に当接するように設けてある。クリーニングブレード42は、ブレード面が水平又はそれに近い方向となる配置で、金属製の板材よりなるブレード支持部材43により支持されている。二次転写バイアスロール23の表面に付着しているトナーは、当該表面に当接された(突き当てられた)クリーニングブレード42のエッジ部により掻き落とされて筐体41の内部空間(廃トナー受け)に落下し、廃トナー搬出装置44により筐体外のトナー回収機構へ搬出される。
また、クリーニングブレード42が劣化していない状態では、クリーニングブレード42を二次転写バイアスロール23に接触させる強さを変えても振動の変化があまりないが、クリーニングブレード42が劣化してくると、クリーニングブレード42を二次転写バイアスロール23に強く接触させるほど振動が大きくなることが分かった。
また、本例では、金属製の二次転写バイアスロール23を用いるが、例えば、金属芯を導電性樹脂被膜で覆った構成としてもよく、導電性があればよい。
図示のクリーニングブレード状態判定装置60は、電源制御部61と、判定処理部62と、出力部63と、を備えている。
また、クリーニングブレード42の劣化状態の判定のために、被クリーニング体となる二次転写バイアスロール23に試験的にトナーを付着させる必要が無いので、当該トナーにより画質異常等の二次障害を引き起こす恐れも無い。
本実験では、二次転写ユニット内にあるロールクリーナ24(クリーニング装置の一例)のブレード支持部材43に、小野測器社製の加速度センサー(NP−2010型)を振動測定器45として取り付け、画像形成装置の保守モードを用いて中間転写ベルト15と二次転写バイアスロール23だけを運転しつつ、ロールクリーナ24のクリーニングブレード42の振動の大きさ(加速度センサー出力(加速度)の自乗平均平方根)を算出して振動値として記録した。
一方、劣化しているクリーニングブレード42では、図5(a)に示すように、二次転写バイアスロール23への転写電圧の印加を開始するタイミングT1以前は、振動の大きさの変化は殆ど見られず、劣化していないクリーニングブレード42との判別はできなかった。しかしながら、二次転写バイアスロール23への転写電圧の印加を開始したタイミングT1以降は、振動の大きさが顕著に増加した。その後、タイミングT2,T3で二次転写バイアスロール23への転写電圧の印加を一時的に停止すると、振動の大きさは劣化していないクリーニングブレード42と同程度に低下したが、転写電圧の印加の再開により振動の大きさが再び顕著に増加した。そして、転写電圧の印加を更に続けた後のタイミングT4で、クリーニングブレード42に捲れが発生した。
本実験では、二次転写ユニット内にあるロールクリーナ24(クリーニング装置の一例)のブレード支持部材43に、小野測器社製の加速度センサー(NP−2010型)を振動測定器45として取り付け、加速度センサーから出力される測定値(加速度)をキーエンス社製のチャージアンプ(NR−CA04型)とデータロガー(NR−500型)でデジタル化してコンピュータに取り込み、ソフトウェアで振動の大きさ(加速度センサー出力(加速度)の1秒あたりの自乗平均平方根)を算出して記録するようにした。
異常の検知/判別は、二次転写バイアスロール23に電圧を印加していない状態と、通常の転写電圧(例えば、+500V)を印加した状態とで、振動の大きさを比較して行った。
また、5回の実験を行い、そのうちの3回(1回目から3回目まで)は、短時間で異常(クリーニングブレード42の捲れ)を発生させることを目的として、通常は二次転写バイアスロール23に供給される潤滑剤を絶った状態とした。
また、プリントの開始時において、二次転写バイアスロール23と中間転写ベルト15とを接触させる直前に、クリーニングブレード42の健全性を確認するための検知モードにて判別を行った。
また、クリーニングブレード42の捲れが発生しなかった4回目、5回目の実験では、電圧の印加の有無における振動比は1倍に近い値であったが、クリーニングブレード42の捲れが発生した1回目〜3回目の実験では、振動比が2倍を超える値となっており、異常の予兆の判定に振動比を用いることが有効であることが分かる。
また、二次転写バイアスロール23に印加する電圧は、上記のような2段階でなくともよく、3段階以上に電圧を切り替えつつ、各電圧での振動を測定して比較し、クリーニングブレード42の劣化状態を判定するようにしてもよい。
この場合には、例えば、中間転写ベルト15を介してベルトクリーナ18に対向して設けられた対向ロール19を金属製とし、対向ロール19に電圧を印加する電源を設け、当該電源を電源制御部61により制御するようにすればよい。また、対向ロール19は導電性があればよく、例えば、金属芯を導電性樹脂被膜で覆った構成としてもよい。
なお、本例では、本発明に係る制御機能(制御手段の機能)を電源制御部61により実現し、本発明に係る取得機能及び判定機能(判定手段の機能)を判定処理部62により実現し、本発明に係る出力機能(出力手段の機能)を出力部63により実現している。
なお、本例のようなソフトウェア構成により各機能部を実現する態様に限られず、各機能部を専用のハードウェアモジュールで実現するようにしてもよい。
41:筐体、 42:クリーニングブレード、 43:ブレード支持部材、 44:廃トナー搬出装置、 45:振動測定器、 48:高圧電源、
51:潤滑剤含浸バー、 52:潤滑剤供給ブラシ、
61:電源制御部、 62:判定処理部、 63:出力部
Claims (6)
- 回転する被クリーニング体に付着したトナーを前記被クリーニング体に当接させた誘電性のクリーニングブレードにより除去するクリーニング装置における前記クリーニングブレードの振動を測定する測定手段と、
前記被クリーニング体に電圧を印加する印加手段と、
前記印加手段による電圧の印加を制御する制御手段と、
電圧の印加が異なる状態について測定された振動を比較して、前記クリーニングブレードの劣化状態を判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とするクリーニングブレード状態判定装置。 - 前記判定手段は、電圧を印加しない状態で測定された振動と、電圧を印加した状態で測定された振動とを比較して、前記クリーニングブレードの劣化状態を判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニングブレード状態判定装置。 - 前記判定手段は、通常運用に係る電圧を印加した状態で測定された振動と、前記通常運用に係る電圧と異なる電圧を印加した状態で測定された振動とを比較して、前記クリーニングブレードの劣化状態を判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニングブレード状態判定装置。 - 前記被クリーニング体は、中間転写ベルトに形成されたトナー像を記録材に転写する転写電圧が印加される二次転写バイアスロールであり、
前記印加手段として、前記二次転写バイアスロールに転写電圧を印加する電源を用いる、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のクリーニングブレード状態判定装置。 - 前記被クリーニング体は、記録材に転写するトナー像が形成される中間転写ベルトであり、
前記印加手段として、前記中間転写ベルトを介して前記クリーニング装置に対向して設けられた対向ロールに電圧を印加する電源を設けた、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のクリーニングブレード - コンピュータに、
回転する被クリーニング体に付着したトナーを前記被クリーニング体に当接させた誘電性のクリーニングブレードにより除去するクリーニング装置における前記クリーニングブレードの振動の測定結果を取得する取得機能と、
前記被クリーニング体に電圧を印加する印加手段による電圧の印加を制御する制御機能と、
電圧の印加が異なる状態について測定された振動を比較して、前記クリーニングブレードの劣化状態を判定する判定機能と、
を実現させるためのクリーニングブレード状態判定プログラム。
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