JP2015071971A - 圧縮機 - Google Patents
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Abstract
Description
対である。
図1は、本発明の実施の形態における圧縮機100の縦断面図である。圧縮機100は、密閉容器1、電動機部2、圧縮機構部3及び駆動軸4を備えている。密閉容器1は、円筒状のハウジング5と、このハウジング5の開口を閉塞する上部カバー6、下部カバー7から構成されている。圧縮機構部3は、ハウジング5の下部に配置されている。電動機部2は、ハウジング5の内部において、圧縮機構部3の上に配置されている。駆動軸4によって、圧縮機構部3と電動機部2とが連結されている。上部カバー6には、電動機部2に電力を供給するための端子8が設けられている。密閉容器1の底部には、潤滑用のオイルを保持するためのオイル溜まり9が形成されている。電動機部2は、固定子10及び回転子11で構成されている。固定子10は、ハウジング5の内壁に固定されている。固定子10は、電磁鋼板を積層して形成される。固定子10の固定子コア22には、レーザ溶接部20に設けられた位置に対応するように、空間101が設けられている。空間101は、固定子10を貫通して形成されている。回転子11は、駆動軸4に固定されており、かつ駆動軸4とともに回転する。駆動軸4は、上軸受部材12と下軸受部材13とにより回転自在に両端が支持されている。
平面図を示す。電動機部2は、ハウジング5の内壁面に固定された固定子10と、シャフトに回転動力を伝える回転子11とからなる。固定子10は、固定子コア22、スロット23を有する。スロット23には巻線25との絶縁性を保持する為に絶縁紙(図示せず)が挿入されている。固定子10の外周部には、空隙24が設けられている。空隙24は、電動機部2を軸方向に貫通して設けられており、電動機部2の上部空間と下部空間を連通させる。圧縮機構部3によって圧縮され、マフラカバー21の開口から吐出された冷媒は、固定子10の空隙24を通じて、密閉容器1の上部空間へと導かれる。
本実施形態におけるレーザ溶接部20は、ハウジング5の軸方向に所定の長さに渡って形成されている。すなわち、レーザ溶接部20は線状である。従来のスポット溶接における溶接点のように、レーザ溶接部20を点で形成した場合には、局所的に高温、高熱のレーザを照射する必要があるため、固定子における局所的な歪が大きくなる。本実施の形態では、レーザ溶接部20は所定の長さを有するので、比較的低温・低熱でのレーザ照射が可能となり、局所的な固定子10の変形を防止することができる。
レーザ溶接部20が含まれていてもよい。複数のレーザ溶接部20のうち全てが同じ長さである場合、円周方向のトルクを同一高さで分散化することとなり、固定子10に発生する回転トルクを軸方向のモーメント力として受けることがなくなり、固定子10の振動を抑えることが可能となる。
本実施形態におけるレーザ溶接部20は、ハウジング5の軸方向に同じ高さに形成されている。これにより、圧縮時に固定子10が受けるトルク変動と電動機部2の回転により発生するトルク変動を複数の溶接部で均等に分散して保持することが可能となる。なお、「同じ高さ」とは、必ずしも厳密に同一を意味するのではなく、上記作用効果を奏する範囲内で、多少ずれている状態も含む。ハウジング5の軸方向に同じ高さに形成されているとは、レーザ溶接のハウジング5における開始点を、同じ高さにすると言い換えることができる。
本実施形態に係るレーザ溶接部の変形例1を図5に示す。本変形例では、複数のレーザ溶接部20Aがハウジング5の軸方向に違う高さに形成されている。この構成により、電動機部2の高速回転時に発生する磁界の歪みと回転トルクのモーメント力により発生する軸方向の振動を溶接により保持することにより、固定子10の振動を抑えることが可能となる。
レーザ溶接部は複数個形成され、前記レーザ溶接部は互いに円周方向に180度間隔をおいた位置に形成されている。これにより、レーザ溶接による外周方向の歪を相殺することが可能となる。
本実施形態におけるレーザ溶接部20は、ハウジング5の軸方向に対して、傾斜して形成されている。これにより、ハウジング円周方向に関して溶接範囲を広げることができ、圧縮時の固定子10が受けるトルク変動と電動機部の回転により発生するトルク変動を複数の溶接部で均等に分散して保持することが可能となる。実用的には、レーザ溶接部20の傾きθは、ハウジング5の軸方向に対して、10度以上30度以下の範囲で傾斜している。なお、6個全てのレーザ溶接部20が全て傾斜して形成されていなくてもよい。
本実施形態に係るレーザ溶接部の変形例2を図6に示す。本変形例では、複数のレーザ溶接部20Bがハウジング5の軸方向に平行に形成されている。この構成により、モータの高速回転時に発生する磁界の歪みと回転トルクのモーメント力により発生する軸方向の振動を溶接により保持することにより、固定子の振動を抑えることが可能となる。
おけるレーザ溶接部の端部における間隔について説明する。図7に、本発明の実施の形態1及び変形例2に係るレーザ溶接部端部間距離を説明する図を示す。実施の形態1におけるレーザ溶接部20の端部間の距離(W)は、変形例2に係るレーザ溶接部20Bの端部間の距離(W’)よりも小さい(W<W’)。これにより、実施の形態1においては、ハウジング周方向における剛性を高めることができる。
(1)第1の実施形態では、2ピストンのロータリ式圧縮機に実施した例を示したが、1ピストンのロータリ式圧縮機においても本願発明を実施することができる。また、ロータリ式圧縮機に限らず、例えばスクロール式等の他の方式の圧縮機にも適用できる。
(2)第1の実施形態では、レーザ溶接部20が6個形成されている例を示したが、6個に限られるものではない。複数個形成されていればよい。
(3)第1の実施形態では、分布巻き式の電動機部2に実施した例を示したが、集中巻き式の電動機部2においても本願発明を実施することができる。
(4)第1の実施形態では、固定子10とハウジング5とをレーザ溶接で固定する例を示したが、まず、円筒状のハウジング5に電動機部2を焼きばめにより挿入し、固定子10と回転子11とのギャップ寸法を確定した後に、レーザ溶接により溶接固定を行ってもよい。
2 電動機部
3 圧縮機構部
4 駆動軸
5 ハウジング
6 上部カバー
7 下部カバー
8 端子
9 オイル溜まり
10 固定子
11 回転子
12 上軸受部材
13 下軸受部材
14 駆動軸偏心部
15 シリンダ
16 ローリングピストン
17 吐出管
18 アキュームレータ
19 ケース
20 レーザ溶接部
21 マフラカバー
22 固定子コア
23 スロット
24 空隙
25 巻線
100 圧縮機
101 空間
Claims (4)
- 固定子と前記固定子の内側に配設されている回転子とからなる電動機部と、圧縮機構部と、ハウジングとを備えた圧縮機であって、
前記固定子は前記ハウジング内壁に複数のレーザ溶接部を介して固定されており、
複数の前記レーザ溶接部は、前記ハウジングの円周方向に互いに所定の間隔をおいて形成され、
前記レーザ溶接部は、前記ハウジングの軸方向に所定の長さに渡って形成され、
固定子コアにおいて、前記レーザ溶接部に対応する位置に空間が設けられている圧縮機。 - 前記レーザ溶接部は、前記ハウジングの軸方向に対して傾斜して形成されている請求項1に記載の圧縮機。
- 第1のレーザ溶接部と、前記第1のレーザ溶接部と円周方向に隣接して配置された第2のレーザ溶接部とは、前記ハウジングの軸方向を基準にした傾斜方向が反対である請求項2に記載の圧縮機。
- 前記空間は、前記レーザ溶接部の傾斜に対応して、軸方向に対して傾斜して形成されている請求項2に記載の圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013208017A JP2015071971A (ja) | 2013-10-03 | 2013-10-03 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013208017A JP2015071971A (ja) | 2013-10-03 | 2013-10-03 | 圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015071971A true JP2015071971A (ja) | 2015-04-16 |
Family
ID=53014505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013208017A Pending JP2015071971A (ja) | 2013-10-03 | 2013-10-03 | 圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015071971A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6387144A (ja) * | 1986-09-27 | 1988-04-18 | Aisan Ind Co Ltd | 回転電気機械の固定子 |
JPS63189685A (ja) * | 1987-01-30 | 1988-08-05 | Sanyo Electric Co Ltd | 密閉型回転圧縮機 |
JP2010236421A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機 |
JP2010255623A (ja) * | 2009-04-01 | 2010-11-11 | Panasonic Corp | 圧縮機 |
JP2011055576A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Daikin Industries Ltd | 圧縮機 |
-
2013
- 2013-10-03 JP JP2013208017A patent/JP2015071971A/ja active Pending
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