JP2015071957A - スロットルバルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな異物に対処可能で、安価であり、既存車にも簡便に適用可能なスロットルバルブ装置を提供する。【解決手段】吸気通路7内においてスロットルバルブ32の上流側に、吸入空気とともにスロットルバルブ32に向かう異物Qを捕捉するネット部材33を組み込む。ネット部材33は、スロットルバルブ32の全開時における吸気通路7の有効通路より小さい穴33aを有している。したがって、異物Qがたとえ大きいものであっても、ネット部材33で確実に捕捉でき、スロットルバルブ32への噛み込みを防ぐことができる。また、ネット部材33は、スロットルボデー31に容易に組付け可能で、かつ、後組付けも可能で既製品にも適用することができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のごとき車両に搭載される内燃機関(以下、単にエンジンという。)において、燃焼室に吸入空気を供給する吸気通路に配置され、吸入空気量の調整を司るスロットルバルブ装置に関する。
(従来の技術)
近年、車両には、無公害化や性能向上の一環として、各種装置、例えば、PCVシステム(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション装置)、過給機(ターボチャージャ)およびインタークーラを具有する過給システム、EGRシステム(排気ガス循環装置)などを装備したエンジンが搭載される傾向にある。
PCVシステムは、エンジンのクランクケースと吸気通路とを連通するブローバイガス通路を有しているもので、このPCVシステムにより、可燃性成分を含むクランクケース内の放出ガス(ブローバイガス)を吸気側に戻して再燃焼させ、同時にクランクケース内を強制的に換気する。
過給システムは、エンジンへ供給される吸入空気を過給機にて過給するものであって、過給された吸入空気は、吸気通路内に設けられたインタークーラで冷却する。
そして、PCVシステムと過給システムとが共に装備される場合には、PCVシステムのブローバイガス通路をインタークーラの上流側に開口させるのが一般的で、PCVシステムからの放出ガス等に含まれるオイル分がインタークーラ内に流入することになる。
また、EGRシステムは、排気通路から吸気通路へ排気ガスを再循環させるための排気ガス還流路を有するもので、排気ガス還流路が過給機の上流側に接続されているため、排気ガス中の水分が凝縮して発生した凝縮水が、必然的にインタークーラ内に流入する。
もっとも、EGRシステムが設置されていなくても、インタークーラは、過給機で圧縮された吸入空気を冷却する一種の熱交換器であるため、インタークーラ自体にも凝縮水が発生する。
したがって、インタークーラは、吸気通路において重力方向の最下部に位置するところに、オイル、凝縮水等の液体を溜めるための液体貯留部を設け、この液体貯留部に溜まった液体を適宜処理することが肝要となる。
また、上記各種装置(とりわけ過給システムのインタクーラ)は、流量をスロットルバルブで調整する関係上、スロットルバルブ装置の上流側に配設されている(例えば、特許文献1参照)。
したがって、上記の各種装置を装備したエンジンは、上記液体によるスロットルバルブへの悪影響を最小限に抑えるため、吸入空気をスロットルバルブ装置の下側(地側)から吸込み、スロットルバルブ装置の上側(天側)から燃焼室へ供給するシステム配置構成を採ることになる。つまり、スロットルバルブ装置は、天地の関係でいえば、上流側が地側、下流側が天側となる。
(従来技術の問題点)
しかしながら、このようなシステム配置構成にした場合においても、液体中の残渣(デポジット)等によりスロットルバルブが閉弁固着状態を呈する場合があり、スロットルバルブの閉弁固着対策として種々な方策が提案され、実用にされている(例えば、特許文献2、3参照)。
ところが、これらの方策は、特許文献2に記載されているように、スロットルバルブと吸気通路との対向面に例えば潤滑層を形成して異物が付着しにくくするとか、特許文献3に記載されているように、スロットルバルブを所定の角度範囲において小刻みに往復作動させてスロットルバルブと吸気通路の壁面に付着した異物を除去するなど、スロットルバルブと吸気通路との対向面の改善に主眼が置かれており、吸入空気に乗って飛来してきてスロットルバルブに噛み込むような大きな異物に対する方策としては必ずしも充分ではなかった。
つまり、上記のようなシステム配置構成の場合には、スロットルバルブの上流側において重力方向の最下部付近に位置する吸気通路が存在するため、当該通路に液体が溜まり易く、残渣(デポジット)等が膜状になって壁面に張り付く、所謂膜状異物が形成されることになる。この膜状異物が剥がれ落ちたもの(これが結構大きな異物)が、一気に吸込まれる吸入空気流に乗って流下し、万一スロットルバルブに噛み込むと、スロットルバルブの回動不良等の不測の事態を招きかねないという危惧である。
したがって、このような危惧を解消できる方策が切望されている。特に、エンジンに装備される各種機器には、体格・価格面で厳しい要求がなされており、これらの諸要求を満足し、しかも、既に実用に供されている既存品にも簡便に適用可能な方策が望ましい。
特開2009−030535号公報 特開2008−038630号公報 特開2001−173464号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、体格・価格面での要求を満足しながら、既存品にも簡便に適用可能で、大きな異物がスロットルバルブに噛み込むのを確実に防止することができるスロットルバルブ装置を提供することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に係る発明においては、エンジンの燃焼室に吸入空気を供給する吸気通路と、吸気通路内に回動可能に配設され、吸気通路の通路断面積を可変することで吸入空気量の調整を司るスロットルバルブと、吸気通路内においてスロットルバルブの上流側に配設され、吸入空気とともにスロットルバルブに向かう異物を捕捉するネット部材とを備えることを特徴としている。
上記構成の本発明によれば、吸入空気流の上流側からスロットルバルブに向かって飛来してくる大きな異物をネット部材で確実に捕捉して、異物がスロットルバルブに噛み込むのを防止することができる。しかも、ネット部材は、それ自体を例えば薄板のプレス品で構成できるため、体格・価格面で有利であるのみならず、スロットルボデーの既存スペース等を有効活用して装着することができ、勿論、既存品に対してもネット部材を後付けして簡便に改造することができる。よって、諸要求が厳しいエンジンに装備する機器として好適なスロットルバルブ装置を提供することができる。
本発明のスロットルバルブ装置を備えたエンジンの全体構成を示す模式的縦断面図である(実施例1)。 上記スロットルバルブ装置の機能説明に供するスロットルバルブ部分の模式的横断面図である(実施例1)。 上記スロットルバルブ装置の機能説明に供するネット部材部分の模式的横断面図である(実施例1)。 ネット部材の他の実施形態を示すもので、(a)はネット部材の縦断面図、(b)はネット部材の平通路面図である(実施例2)。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例にしたがって詳細に説明する。
本実施例は、本発明を適用するスロットルバルブ装置の代表例として、自動車に搭載されるエンジンに装備され、当該エンジンの燃焼室に供給される吸入空気量の調整を司るスロットルバルブ装置を例示している。以下の説明では、まず、各種装置を装備したエンジンの全体構成を概説したのち、本発明の代表的な実施例として図示する実施例1、2を中心にしながら実施例毎の特徴点および基本的機能について順次説明し、最後に本発明の請求項に対応する特徴点毎の作用効果を要約列挙する。
なお、各実施例1、2において、同一または均等部分には、同一符号を付し、重複説明を省略することとする。
[実施例1]
図1に示すように、エンジン1は、エンジン本体11の燃焼室に吸入空気を供給するための吸気系として、インテークマニホールド2、スロットルバルブ装置3、吸気管4、各種装置5およびエアクリーナ6を備えている。そして、エアクリーナ6からエンジン本体11に至るまでの吸入空気流路全体を吸気通路7と総称する。
エンジン1には、吸入空気として、エアクリーナ6にて塵埃等が除去された新鮮な空気が供給される基本構成であるものの、無公害化や性能向上の一環として、各種装置5が装備されるため、後述するがごとき異物対応を余儀なくされる。
この各種装置5は、例えば、PCVシステム(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション装置)、過給機(ターボチャージャ)およびインタークーラを具有する過給システム、EGRシステム(排気ガス循環装置)等であり、個々の装置の構成・機能については前述した通りであるので省略する。
そして、これらの各種装置5は、流量をスロットルバルブ装置3で調整する関係上、スロットルバルブ装置3の上流側に配設されている。
スロットルバルブ装置3は、インテークマニホールド2と吸気管4との間に介装されるもので、横断面円形のボア31aを有する円筒形状のスロットルボデー31、このスロットルボデー31のボア31a内に回動可能に収納されるスロットルバルブ32、および後で詳述するネット部材33の3部材を主要構成部品としている。
スロットルボデー31は、インテークマニホールド2と同様アルミダイカスト製で、一端(上端)にフランジ部31bを有しており、このフランジ部31bでインテークマニホールド2に取付固定されている。
スロットルバルブ32は、所謂バタフライバルブと称せられているもので、円板状の弁体32aと、この弁体32aを保持しスロットルボデー31に回動可能に枢着されるシャフト32bから構成されている。そして、このシャフト32bがエンジン制御装置(図示せず)からの制御信号に基づいて回動操作されることで、弁体32aがボア31aの通路面積(吸入通路7の通路断面積)を変化させ、吸入空気量を調整する。
なお、吸気管4は、例えばゴム製で、スロットルボデー31の他端(下端)に嵌着している。
しかして、上記の各種装置5を搭載したエンジン1は、各種装置5を経由して吸入空気に混入する液体中の残渣(デポジット)等によるスロットルバルブ32への悪影響を最小限に抑えるため、吸入空気をスロットルバルブ装置3の下側(地側)から吸込み、スロットルバルブ装置3の上側(天側)から燃焼室へ供給するシステム配置構成を採っている。つまり、スロットルバルブ装置3は、天地の関係でいえば、上流側が地側、下流側が天側となる。
したがって、吸気管4には、インテークマニホールド2で凝縮した液体等が滴下してくることを含め、スロットルバルブの上流側において重力方向の最下部付近に位置するところに液体等が溜まり易く、残渣(デポジット)等が膜状になって壁面に張り付く、所謂膜状異物が形成されることになる。この膜状異物が剥がれ落ち、結構大きな異物Qとなって、白抜き矢印の吸入空気流に乗ってスロットルバルブ32の方へ飛来すると、この異物Qがスロットルバルブ32に噛み込む恐れがある。
本発明のスロットルバルブ装置3は、そのような恐れを未然に防止できる方策を講じたもので、異物Qを捕捉するネット部材33をスロットルバルブ32の上流側に配設している。
〔本実施例の特徴〕
次に、本スロットルバルブ装置3の特徴事項を、図2および図3をも参照しながら説明する。
図2に示すように、バタフライ式のスロットルバルブ32は、円板状の弁体32aが板厚より大なる外径dを有するシャフト32bに挟持固定されている。
そして、吸気通路7の一部を形成するスロットルボデー31のボア31aの内径をDとすると、スロットルバルブ32の全開時におけるボア(吸気通路)31aの実質的な有効通路径をYと呼ぶとき、
Y= D−d ………(1)
上記の関係式(1)が成立し、また、ボア31aの有効通路Aがシャフト32bの両側にそれぞれ通路A1、通路A2として分割形成されることから、片側の有効通路A1(またはA2)の最大寸法Zは、
Z=Y/2 ………(2)
となる。
一方、ネット部材33は、図1に示すように、スロットルボデー31のボア31a内において、スロットルバルブ32の上流側に配設されるもので、錆びない材料、例えば樹脂やステンレス鋼(SUS)で作製されている。
このネット部材33は、図3に示すように、全体として、円盤型の網目状体を呈しており、複数の穴33aとこの各穴33aを囲繞形成する骨格33bとを有している。特に、本実施例では、骨格33aが環状部分33cとその内側を四等分する十字部分33dとで構成され、扇形状の4個の穴33aを囲繞形成している。
なお、ネット部材33のスロットルボデー31への組付けは、例えば、ボア31aの内壁面に対し環状部分33cを圧入もしくは接着することで容易に行うことができる。
しかして、ネット部材33の各穴33aと、ボア31aの有効通路Aとの関係を、次のように設定している。
つまり、各穴33aの大きさは、実質的にボア31aの有効通路Aの大きさ、とりわけ、片側の有効通路A1(A2)の最大寸法Zより小さくすることが肝要で、穴33aの内接円径をXとすると、
X<Z(=Y/2) ………(3)
上記関係式(3)が成立するようにしている。
〔本実施例の効果〕
上記のように構成された本発明のスロットルバルブ装置3によれば、次のような作用効果を奏することができる。
イ)スロットルバルブ32の上流側にはネット部材33が配置されているため、吸気管4内を吸入空気流に乗ってスロットルバルブ32に向かって飛来してくる大きな異物Qは、ネット部材33の穴33aに引っ掛かる。つまり、当該異物Qをネット部材33で捕捉することができるわけで、異物Qがスロットルバルブ32に噛み込む事態を回避することができる。
ロ)また、上記噛み込み現象は、異物Qがスロットバルブ32を通過できないことに起因している。そのため、ネット部材33のメッシュサイズ(穴33aの大きさ)を、上記関係式(3)のごとく設定し、スロットルバルブ32の全開時における有効通路幅(Z=Y/2)以下にしている。
したがって、異物Qがネット部材33の穴33aを通過したとしても、当該異物Qは、スロットルバルブ32全開時に形成される有効通路A1またはA2の大きさより確実に小さく、かかる通路をスムーズに通過していくため、スロットルバルブ32に噛み込むことはない。
ハ)円盤状の網目状体を呈するネット部材33は、樹脂製であれば成型品、金属製であれば平板からのプレス品によって、簡単かつ安価に製作することができる。
ニ)また、ネット部材33は薄っぺらで小さな体格であるため、スロットルボデー31のボア31a内の既存スペースを有効活用して、スロットルボデー31に組付けることができる。
[実施例2]
次に、本発明の別の実施形態(実施例2)について、図4を参照しながら説明する。
この実施例2は、ネット部材として実施例1のものより改良されたネット部材33を用いるもので、その他の構成は上述の実施例1と同じである。
図4において、ネット部材33は、基本的には実施例1と同様、環状部分33cと十字部分33dとかなる骨格33bと、この骨格33bで囲繞形成される4個の扇形状穴33aとを有する円盤型網状体を呈するとともに、ネット部材33のメッシュサイズ(穴33aの大きさ)を、上記関係式(3)のごとく設定している。そして、ネット部材33の骨格33b、特に十字部分33dには突起部33eを設けている。この突起部33eは、上流側、つまりスロットルバルブ32側とは反対側に向かって突出するとともに、尖端33fを有する山形状を呈している。
上記構成によれば、吸気管4の上流側から吸入空気流に乗ってスロットルボデー31に飛来してくる大きな異物Qは、ネット部材33の突起部33eに衝突することにより、粉砕されて小片化し、飛散することになる。
したがって、異物Qは、ネット部材33の穴33aをスムーズに通過するとともに、スロットルバルブ32の全開時に形成される有効通路A1およびA2をスムーズに通過していくため、スロットルバルブ32に噛み込むことはなく、上記実施例1と同様な効果を得ることができる。
なお、突起部33eを有するネット部材33は、樹脂製成型品として簡単に製作することができるが、例えば、十字部分33dの両側面から突起部33eを折曲形成する形態にすれば、穴33aを形成するための廃材部分を有効活用して突起部33eを折曲形成することで、金属製プレス品として簡単に作製することができる。
〔変形例〕
以上本発明を2つの実施例について詳述してきたが、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々変形することが可能であり、その変形例を例示する。
(1)上記実施例1、2では、ネット部材33として、4個の穴33aを有する円盤型網状体を用いたが、穴33aの数は3個でも、5個以上であっても良い。特に、多数の穴33aを擁する場合には、金属線を編んで作製する所謂金網をネット部材33として用いることができる。
(2)また、上記実施例1、2では、ネット部材33のスロットルボデー31への組付け手法として、ボア31aの内周面に固定する方法を採用したが、ネット部材33の環状部分33cの形状を工夫する、例えば、環状部分33cを円筒状に形成することにより、この環状部分33cを利用して、スロットルボデー31の下端外周に嵌着する嵌着方式や、スロットルボデー31と吸気管4との間に挟み込む挟持方式などの組付け手法を採ることもできる。
(3)ネット部材33は、上述した組付け手法のいずれを採用したとしても、完成したスロットルバルブ装置3に対して後からネット部材33を組付けることができる、所謂後付けが可能であるため、既に実用に供されている既存品にもネット部材33を後付けして、簡便に改造することができる。
(4)実施例2において、突起部33eは、すべての骨格32bに形成しなくても、穴33aの数に応じて複数個設ければ良く、その形状も山形状に限定されることなく、異物Qの粉砕に資する種々な形状を採用し得ることは勿論である。
(5)上記の実施例は、各種装置5を装備したエンジン1への適用例であるが、各種装置5を装備しないエンジンにも勿論適用できる。
以上詳述してきた本発明の特徴点および特記すべき作用効果を、特許請求の範囲において従属項として記載した各手段にしたがって要約列挙すれば、次の通りである。
(特徴点1=請求項2の手段)
請求項1に記載のスロットルバルブ装置3において、
ネット部材33は、複数の穴33aとこの各穴33aを囲繞する骨格33bとを有する網目状体で構成され、ネット部材33における穴33aの内接円径をX、スロットルバルブ32の全開時における吸気通路7の有効通路径をYと呼ぶとき、
X<Y/2 ………(a)
上記関係式(a)を満足することを特徴としている(実施例1、2)。
上記手段によれば、異物Qがネット部材33の穴33aを通過したとしても、当該異物Qは、スロットルバルブ32全開時に形成される有効通路A1またはA2の大きさより確実に小さく、かかる通路をスムーズに通過していくため、スロットルバルブ32に噛み込むのを防ぐことができる。
(特徴点2=請求項3の手段)
請求項1または2に記載のスロットルバルブ装置3において、
ネット部材33には、上流側に向かって突出する突起部33eが骨格33bに設けられていることを特徴としている(実施例2)。
上記手段によれば、吸入空気流に乗ってスロットルボデー31に飛来してくる大きな異物Qは、ネット部材33の突起部33eに衝突することにより、粉砕されて小片化するため、スロットルバルブ32の有効通路A1、A2をスムーズに通過していくため、異物Qがスロットルバルブ32に噛み込むのを防ぐことができる。
(特徴点3=請求項4の手段)
請求項1〜3のいずれか1つに記載のスロットルバルブ装置3において、
吸気通路7の一部を構成し、スロットルバルブ32を収納するスロットルボデー31を備えており、ネット部材33は、スロットルボデー31に組付けられていることを特徴としている(実施例1、2)。
上記手段によれば、スロットルボデー31の既存スペースを有効活用して容易に組付けることができる。また、既存品に対しても簡便にすることができる。
(特徴点4=請求項5の手段)
このスロットルバルブ装置3は、上流側が地側、下流側が天側にして、内燃機関1に配置されることを特徴としている。
上記手段によれば、各種装置5を装備したエンジン1に好適である。
1…エンジン(内燃機関)、3…スロットルバルブ装置、7…吸気通路、31…スロットルボデー、32…スロットルバルブ、33…ネット部材、Q…異物。

Claims (5)

  1. 内燃機関(1)の燃焼室に吸入空気を供給する吸気通路(7)と、
    前記吸気通路(7)内に回動可能に配設され、前記吸気通路(7)の通路断面積を可変することで吸入空気量の調整を司るスロットルバルブ(32)と、
    前記吸気通路(7)内において前記スロットルバルブ(32)の上流側に配設され、前記吸入空気とともに前記スロットルバルブ(32)に向かう異物(Q)を捕捉するネット部材(33)とを備えることを特徴とするスロットルバルブ装置。
  2. 請求項1に記載のスロットルバルブ装置において、
    前記ネット部材(33)は、複数の穴(32a)とこの各穴(32a)を囲繞する骨格(32b)とを有する網目状体をなしており、
    前記ネット部材33における前記穴(32a)の内接円径をX、前記スロットルバルブ(32)の全開時における前記吸気通路(7)の有効通路径をYと呼ぶとき、
    X<Y/2 ………(a)
    上記関係式(a)を満足することを特徴とするスロットルバルブ装置。
  3. 請求項1または2に記載のスロットルバルブ装置において、
    前記ネット部材(33)には、上流側に向かって突出する突起部(33e)が前記骨格(33b)に設けられていることを特徴とするスロットルバルブ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のスロットルバルブ装置において、
    吸気通路(7)の一部を構成し、前記スロットルバルブ(32)を収納するスロットルボデー(31)を備えており、
    前記ネット部材(33)は、前記スロットルボデー(31)に組付けられていることを特徴とするスロットルバルブ装置。
  5. 請求項請求項1〜4のいずれか1つに記載のスロットルバルブ装置において、
    このスロットルバルブ装置(3)は、上流側が地側、下流側が天側にして、前記内燃機関(1)に配置されることを特徴とするスロットルバルブ装置。
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