JP2015071496A - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多種多様な紙種の用紙束に対して良好に分離給紙することができる給紙装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】ピックアップローラ135の両側に回転駆動する一対の補助コロ160を有し、用紙収納部に収納された用紙束が、上記ピックアップローラ135を押し当てた際に上記ピックアップローラとの当接位置よりも上方に用紙幅方向両端が位置する封筒束Fなどの両端持ち上がり用紙束であるとき、上記一対の補助コロ160と上記ピックアップローラ135とで用紙束の最上位の用紙を搬送し、普通紙束Sなどの上記両端持ち上がり用紙束以外の用紙束であるとき、上記ピックアップローラ135のみで用紙束の最上位の用紙を搬送するように構成した。
【選択図】図15

Description

本発明は、給紙装置および画像形成装置に関するものである。
プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置において、給紙トレイ上に積載された用紙束の用紙を一枚に分離して、画像形成部へ搬送する給紙装置として、FRR(Feed and Reverse Roollers)方式の給紙装置を用いたものが知られている。FRR方式の給紙装置においては、ピックアップローラと、フィードローラと、リバースローラとを備えている。ピックアップローラは、用紙束の最上位用紙の用紙幅方向中央部に接触して、用紙束の用紙をフィードローラとリバースローラとで形成した分離ニップ部へ用紙を送り出す。リバースローラは、トルクリミッタを介して給紙方向とは逆方向に駆動力が付与されるよう構成されている。そして、ピックアップローラにより送りだされた用紙は、上記分離ニップ部に搬送され、この分離ニップ部で最上位の用紙のみに分離され、最上位の用紙が画像形成部へ向けて搬送される。
特許文献1には、給紙トレイ上に封筒からなる用紙束(以下、封筒束という)を積載し、封筒をFRR方式の給紙装置を用いて画像形成部へ搬送する給紙装置が記載されている。封筒は、用紙を折り返して構成されたものであるため、折り返しのある端部が中央部よりも厚みが厚くなる。また、封筒は、内部に空気をはらんでおり、封筒束は、普通紙からなる普通紙束に比べてピックアップローラの押圧方向に対して弾力がある構成となっている。従って、給紙トレイ上の封筒束にピックアップローラを当接させたとき、封筒束の幅方向中央部がピックアップローラの押し圧力により下側へ移動する。その結果、封筒束にピックアップローラを押し当てたとき、封筒束を用紙搬送方向から見ると、両側が持上がった状態になる。そのため、ピックアップローラが当接する封筒の中央付近では、封筒はピックアップローラに弾発的に当接することになる。特に摩擦係数の高い封筒の場合は、ピックアップローラが回り始めると封筒がピックアップローラから逃げ不送りジャムが発生することがあると特許文献1には記載されている。そのため、特許文献1に記載の給紙装置においては、次の2つの構成を提案している。
構成1:
構成1は、給紙トレイ上の封筒束の幅方向一端に接触するピックアップローラと、他端に接触するピックアップローラとを備え、一対のピックアップローラを用いて、給紙トレイ上の封筒束の封筒を送り出す構成である。
構成2:
構成2は、給紙トレイ上の封筒束の幅方向中央部に接触するピックアップローラと、給紙トレイ上の封筒束の幅方向一端を押圧する従動コロと、他端を押圧する従動コロとを備え、一対の従動コロで封筒束の両端を押さえ、ピックアップローラを用いて、給紙トレイ上の封筒束の封筒を送り出す構成である。
上記構成1においては、一対のピックアップローラを封筒束の両端部に設けることで、封筒がピックアップローラから逃げるのを抑制でき不送りジャムが発生するのを抑制できる。
上記構成2においては、一対の従動コロにより封筒束の両端部の持ち上がりが抑制されることにより、封筒がピックアップローラから逃げるのを抑制でき不送りジャムが発生するのを抑制できる。
しかしながら、上記構成1においては、図21に示すように、一対のピックアップローラ135による搬送力F1は、用紙の両端に加わるのに対し、リバースローラ137の用紙を戻す力F2は、用紙の中央部に加わる。その結果、用紙の中央部にしわなどのダメージが生じるおそれがあった。
また、上記構成2においては、封筒束の両端を押圧する一対の従動コロが搬送抵抗となり、封筒束の封筒をピックアップローラで送り出せない場合があった。
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、多種多様な紙種の用紙束に対して良好に分離給紙することができる給紙装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、用紙収納部に収納された用紙束上面の用紙幅方向中央部に押し当たり、用紙束の最上位の用紙を搬送するピックアップローラを備えた給紙装置において、上記ピックアップローラの両側に回転駆動する一対の補助コロを有し、用紙収納部に収納された用紙束が、上記ピックアップローラを押し当てた際に上記ピックアップローラとの当接位置よりも上方に用紙幅方向両端が位置する両端持ち上がり用紙束であるとき、上記一対の補助コロと上記ピックアップローラとで用紙束の最上位の用紙を搬送し、上記両端持ち上がり用紙束以外の用紙束であるとき、上記ピックアップローラのみで用紙束の最上位の用紙を搬送するように構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、多種多様な紙種の用紙束に対して良好に分離給紙することができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機のプリンタ部を示す拡大構成図。 同プリンタ部の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図。 同プリンタ部のY用のプロセスユニットを示す拡大構成図。 同複写機のシート搬送装置の下部を示す拡大構成図。 同シート搬送装置の第2ローラユニットを拡大して示す拡大構成図。 同第2ローラユニットを長手方向の一端側から示す分解斜視図。 同第2ローラユニットを長手方向の他端側から示す分解斜視図。 同第2ローラユニットを第2給紙カセットともに示す斜視図。 給紙ローラが逆転駆動したときの同第2ローラユニット内における各ローラの回転方向を説明する斜視図。 給紙ローラが正転駆動したときの同第2ローラユニット内における各ローラの回転方向を説明する斜視図。 封筒束にピックアップローラを当接させたときの様子を説明する図。 ピックアップローラの両側に押さえ板を設けた例について説明する図。 ピックアップローラの両側に押さえ板を設けた場合における、封筒束にピックアップローラを当接させたときの様子を説明する図。 第2ローラユニットの特徴部を示す図。 図15の平面図。 (a)は、第2給紙カセットの用紙束が、封筒束のときの搬送の様子を示す図であり、(b)は、第2給紙カセットの用紙束が、普通紙束のときの搬送の様子を示す図。 補助コロを2対設けた例を示す図。 図18に示す構成の寸法関係を示す図。 (a)は、補助コロをピックアップローラの回転軸に対して斜めに傾けて配置した例を示す図であり、(b)は、補助コロをハの字状に配置した例を示す図であり、(c)は、補助コロ160を逆ハの字状に配置した例を示す図。 従来の給紙装置の不具合について説明する図。 両端持ち上がり量が多い用紙束のときの一対の補助コロの搬送力と、ピックアップローラの搬送力とを示す図。 変形例の給紙装置の補助コロの周辺を示す拡大平面図。 封筒束と補助コロとの当接状態を示す側面図。 用紙束の幅方向両端持ち上がり量と、補助コロの搬送力との関係を示す図。 補助コロの鉛直方向の位置を、調整する調整機構を設けた例を示す図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式によって画像を形成する複写機の実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。この複写機は、プリンタ部1と、用紙搬送装置100と、原稿搬送読取ユニット200とを備えている。原稿搬送読取ユニット200は、プリンタ部1の上に固定された原稿読取装置たるスキャナ210と、これに支持される用紙搬送装置たるADF250とを有している。
プリンタ部1、用紙搬送装置100、及び原稿搬送読取ユニット200の他に、用紙供給装置300を増設してもよい。この用紙供給装置300は、内部に収容している多量の用紙を、プリンタ部1に供給するものである。
用紙搬送装置100は、後述するプリンタ部1の真下に配設されており、第1給紙部、第2給紙部及び第3給紙部という3つの用紙供給部を備えている。第1給紙部は、第1給紙カセット101と、第1ローラユニット102とを有している。また、第2給紙部は、第2給紙カセット131と、第2ローラユニット132とを有している。また、第3給紙部は、大容量給紙トレイ181と、第3ローラユニット182とを有している。
装置本体に対して着脱可能に構成された第1給紙カセット101と第2給紙カセット131とを鉛直方向に多段に並べている。また、第2給紙カセット131の上方には、多量の用紙Pを載置可能な大容量給紙トレイ181を有している。互いに鉛直方向に重なっている第1給紙カセット101、第2給紙カセット131、及び大容量給紙トレイ181の図中右側方には、用紙Pを鉛直方向下方から上方に向けて搬送するための縦搬送路191が配設されており、これは鉛直方向に延在している。第1給紙カセット101、第2給紙カセット131、大容量給紙トレイ181は、それぞれ用紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で内部に収容しており、プリンタ部1からの制御信号に基づいて内部の用紙Pを送り出す。送り出された用紙Pは、縦搬送路191内を鉛直方向下方から上方に向けて搬送された後、後述するプリンタ部1の給紙路30内に送られる。
鉛直方向に延在している縦搬送路191内には、互いに当接するローラ対によるニップが鉛直方向に3つ並んで配設されている。これらのニップにおいては、縦搬送路191内で用紙Pをローラ間に挟み込んで搬送する。1つ目のニップは、第2給紙カセット131の図中右側方に配設された後述する第1ローラユニットにおけるグリップローラ141と第2従動ローラ150との当接によるニップで、このニップは第1ローラユニットにおける第2ニップに相当する。また、縦搬送路191における2つ目のニップは、搬送ローラ185と搬送従動ローラ186との当接による搬送ニップである。また、縦搬送路191における3つ目のニップは、大容量給紙トレイ181の図中右側方に配設された第3ローラユニット182におけるグリップローラ171と第2従動ローラ180との当接によるニップである。このニップは第3ローラユニットにおける第2ニップに相当する。
3つの給紙部のうち、図中最も下側に配設された第1給紙部において、第1給紙カセット101内から第1ローラユニット102によって送り出された用紙Pは、鉛直方向に延在している縦搬送路191内に進入する。そして、縦搬送路191内で急激に上向きに方向転換させられながら、縦搬送路191に沿って搬送されて、プリンタ部1内に送られる。また、第2給紙部において、第2給紙カセット131内から送り出された用紙Pも、縦搬送路191内に進入すると急激に上向きに方向転換させられながら、縦搬送路191に沿って搬送されて、プリンタ部1内に送られる。また、第3給紙部において、大容量給紙トレイ181内から送り出された用紙Pも、縦搬送路191内に進入すると急激に上向きに方向転換させられながら、縦搬送路191に沿って搬送されて、プリンタ部1内に送られる。
図2は、実施形態に係る複写機のプリンタ部1を示す拡大構成図である。プリンタ部1は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kを備えている。また、給紙路30、受入搬送ローラ対31、レジストローラ対37、搬送ベルトユニット39、定着ユニット43、スイッチバック装置46、排紙ローラ対47、排紙トレイ48、切換爪49、光書込ユニット50、転写ユニット60等も備えている。なお、プロセスユニット2Y,M,C,Kは、潜像担持体たるドラム状の感光体3Y,M,C,Kを有している。
給紙路30は、用紙搬送装置100から受け取った用紙Pを後述する2次転写ニップの直前まで搬送するためのものである。
光書込ユニット50は、図示しないレーザーダイオード、ポリゴンミラー、各種レンズなどを有している。後述するスキャナ210によって読み取られた画像情報や、外部のパーソナルコンピュータから送られている画像情報に基づいて、レーザーダイオードを駆動する。そして、プロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kを光走査する。具体的には、プロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kは、図示しない駆動手段によってそれぞれ図中反時計回り方向に回転駆動せしめられる。光書込ユニット50は、駆動中の感光体3Y,M,C,Kに対して、レーザー光(後述する図3のL)をそれぞれ回転軸線方向に偏向せしめながら照射することで、光走査処理を行う。これにより、感光体3Y,M,C,Kには、Y,M,C,K画像情報に基づいた静電潜像が形成される。
図3は、プリンタ部1の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。各色のプロセスユニット2Y,M,C,Kは、それぞれ、潜像担持体たる感光体と、その周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、プリンタ部本体に対して着脱可能になっている。そして、互いに使用するトナーの色が異なる点の他が同様の構成になっている。Y用のプロセスユニット2Yを例にすると、これは、感光体3Yの他、これの表面に形成された静電潜像をYトナー像に現像するための現像装置4Yを有している。本複写機では、4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kを、後述する中間転写ベルト61に対してその無端移動方向に沿って並べたいわゆるタンデム型の構成になっている。
図4は、Y用のプロセスユニット2Yを示す拡大構成図である。同図に示すように、プロセスユニット2Yは、感光体3Yの周りに、現像装置4Y、ドラムクリーニング装置18Y、除電ランプ17Y、帯電ローラ16Y等を有している。
感光体3Yとしては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置4Yは、図示しない磁性キャリアと非磁性のYトナーとを含有する二成分現像剤(以下、単に現像剤という)を用いて潜像を現像するようになっている。そして、内部に収容している現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌部5Yと、感光体3Y上の静電潜像を現像する現像部9Yとを有している。なお、現像装置4Yとして、二成分現像剤の代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤によって現像を行うタイプのものを使用してもよい。
攪拌部5Yは、現像部9Yよりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された第1搬送スクリュウ6Y及び第2搬送スクリュウ7Y、これらスクリュウの間に設けられた仕切り板、ケーシングの底面に設けられたトナー濃度センサ8Yなどを有している。
現像部9Yは、ケーシングの開口を通して感光体3Yに対向する現像ロール10Y、これに対して自らの先端を近接させるドクターブレード13Yなどを備えている。そして、現像ロール10Yは、非磁性材料からなる筒状の現像スリーブ11Yと、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ12Yとを有している。このマグネットローラ12Yは、周方向に並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部5Yから送られてくる現像剤を現像スリーブ11Y表面に引き寄せて担持させるとともに、磁力線に沿った磁気ブラシをスリーブ表面上に形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ11Yの回転に伴ってドクターブレード13Yとの対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体3Yに対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ11Yに印加される現像バイアスと、感光体3Yの静電潜像との電位差によってYトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、現像スリーブ11Yの回転に伴って再び現像部9Y内に戻り、マグネットローラ12Yの磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部5Y内に戻される。攪拌部5Y内には、トナー濃度センサ8Yによる検知結果に基づいて、現像剤に適量のトナーが補給される。
ドラムクリーニング装置18Yとしては、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード20Yを感光体3Yに押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本複写機では、外周面を感光体3Yに接触させるファーブラシ19Yを、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ19Yは、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体3Y表面に塗布する役割も兼ねている。
ファーブラシ19Yに付着したトナーは、ファーブラシ19Yに対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ21Yに転位する。そして、スクレーパ22Yによって電界ローラ21Yから掻き取られた後、回収スクリュウ23Y上に落下する。
回収スクリュウ23Yは、回収トナーをドラムクリーニング装置18Yにおける図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置に受け渡す。図示しないリサイクル搬送装置は、受け渡されたトナーを現像装置4Yに送ってリサイクルする。
除電ランプ17Yは、光照射によって感光体3Yを除電する。除電された感光体3Yの表面は、帯電ローラ16Yによって一様に帯電せしめられた後、上述した光書込ユニットによる光走査が施される。なお、帯電ローラ16Yは、図示しない電源から帯電バイアスの供給を受けながら回転駆動するものである。かかる帯電ローラ16Yを用いる帯電方式に代えて、感光体3Yに対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ方式を採用してもよい。
先に示した図3において、4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kの表面には、これまで説明してきたプロセスによってY,M,C,Kトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kの下方には、転写ユニット60が配設されている。この転写ユニット60は、複数のローラによって張架した像担持体たる中間転写ベルトを、感光体3Y,M,C,Kに当接させながら、駆動ローラ67の回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体3Y,M,C,Kと中間転写ベルト61とが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
Y,M,C,K用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ62Y,M,C,Kによって中間転写ベルト61を感光体3Y,M,C,Kに向けて押圧している。これら1次転写ローラ62Y,M,C,Kには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、Y,M,C,K用の1次転写ニップには、感光体3Y,M,C,K上のトナー像を中間転写ベルト61に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。
図中時計回り方向の無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト61のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト61のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト61の図中下方には、2次転写ローラ72が配設されており、これは中間転写ベルト61における転写対向ローラ68に対する掛け回し箇所にベルトおもて面から当接して2次転写ニップを形成している。ベルトループ内の転写対向ローラ68と、ベルトループ外の2次転写ローラ72とのうち、何れか一方には図示しない電源によって2次転写バイアスが印加されている。また、もう一方は、電気的に接地されている。これにより、2次転写ニップ内に2次転写電界が形成されている。
2次転写ニップの図中右側方には、図示しない上述のレジストローラ対が配設されており、ローラ間に挟み込んだ用紙を中間転写ベルト61上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト61上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって用紙に一括2次転写され、用紙の白色と相まってフルカラー画像となる。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト61のおもて面には、2次転写ニップで用紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト61に当接するベルトクリーニング装置73によってクリーニングされる。
先に示した図2において、2次転写ニップを通過した用紙Pは、中間転写ベルト61から離間して、搬送ベルトユニット39に受け渡される。この搬送ベルトユニット39は、無端状の搬送ベルト40を駆動ローラ41と従動ローラ42とによって張架しながら、駆動ローラ41の回転駆動によって図中反時計回り方向に無端移動せしめる。そして、2次転写ニップから受け渡された用紙をベルト上部張架面に保持しながら、ベルトの無端移動に伴って搬送して定着ユニット43に受け渡す。
定着ユニット43は、駆動ローラと、発熱源を内包する加熱ローラとによって張架した定着ベルトを駆動ローラの回転駆動に伴って図中時計回り方向に無端移動せしめている。そして、定着ベルトの下方に配設された加圧ローラ45を定着ベルトの下部張架面に当接させて定着ニップを形成している。定着ユニット43に受け入れられた用紙は、この定着ニップ内で加圧されたり加熱されたりすることで、表面上のフルカラー画像が定着せしめられる。そして、定着ユニット43内から切換爪49に向けて送り出される。
切換爪49は、図示しないソレノイドによって揺動するようになっており、その揺動に伴って、用紙の搬送路を排紙路と反転路とで切り換える。切換爪49によって排紙路が選択されていると、定着ユニット43内から送り出された用紙は、排紙路と排紙ローラ対47とを経由した後、機外に排出されて排紙トレイ48上にスタックされる。
定着ユニット43や搬送ベルトユニット39の下方には、スイッチバック装置46が配設されている。切換爪49によってスイッチバック路が選択されていると、定着ユニット43内から送り出された用紙は、反転路を経由して上下反転せしめられた後、スイッチバック装置46に送られる。そして、再び2次転写ニップに進入して、もう片面にも画像の2次転写処理と定着処理とが施される。
先に示した図1において、プリンタ部1の上に固定されたスキャナ210は、図示しない原稿の画像を読み取るための読取手段として、固定読取部211と、移動読取部212とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する固定読取部211は、原稿に接触するようにスキャナ210のケーシング上壁に固定された図示しない第1コンタクトガラスの直下に配設されている。そして、ADF250によって搬送される原稿が第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿を走査する。
一方、移動読取部212は、原稿に接触するようにスキャナ210のケーシング上壁に固定された図示しない第2コンタクトガラスの直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサで受光する。これにより、光学系を移動させながら、原稿を走査する。
以上の基本的な構成を備える本複写機においては、4つのプロセスユニット2Y,M,C,K、光書込ユニット50、転写ユニット60等により、用紙Pに画像を形成する作像手段が構成されている。また、転写ユニット60が中間転写ベルト61の表面上のトナー像を用紙に転写する転写手段として機能している。
なお、本複写機は、ファクシミリとしても機能するようになっている。具体的には、先に図1に示した原稿搬送読取ユニット200で読み取った原稿の画像情報を、図示しない電話回線を通じて送信先に送信することができるようになっている。
図5は、用紙搬送装置100の下部を示す拡大構成図である。第1給紙カセット101の図中右側方には、第1ローラユニット102が配設されている。また、第2給紙カセット131の図中右側方には、第2ローラユニット132が配設されている。また、第2給紙カセット131の上方にある図示しない大容量給紙カセットの右側方には、図示しない第3ローラユニットが配設されている。これらのローラユニットの構成はほぼ同じであるので、以下の説明では、第2ローラユニット132を用いて説明する。
図6は、用紙搬送装置100の第2ローラユニット132を拡大して示す拡大構成図である。第2ローラユニット132は、ピックアップローラ135、リバースローラ137、フィードローラ138、グリップローラ141、第1従動ローラ140、及び給紙モータ133を筺体内に保持する保持ユニットを有している。また、この保持ユニットの図中右側方に配設された第2従動ローラ151も有している。なお、保持ユニットは、用紙搬送装置本体に着脱されるようになっている。
ピックアップローラ135は、図示しない第2給紙カセット131内に収容されている紙束の一番上の用紙Pに押し当てられた状態で、図中反時計回り方向に回転駆動することで、第2給紙カセット内から用紙Pを送り出して上述した保持ユニット内に進入させる。
リバースローラ137及びフィードローラ138は、ピックアップローラ135の図中右側方に配設されている。より詳しく説明すると、リバースローラ137は、フィードローラ138の鉛直方向下方に配設され、図示しない加圧ソレノイドの駆動によってフィードローラ138に向けて押圧される。これにより、リバースローラ137とフィードローラ138とが当接する分離ニップが形成されている。ピックアップローラ135の回転駆動によって第2給紙カセット内から送り出された用紙Pは、保持ユニット内に進入してこの分離ニップ内に挟み込まれる。
第1従動ローラ140及びグリップローラ141は、分離ニップの図中側方に配設されている。より詳しく説明すると、第1従動回転体としての第1従動ローラ140は、駆動回転体としてのグリップローラ141の鉛直方向下方に配設され、図示しないバネによってグリップローラ141に向けて付勢されている。これにより、第1従動ローラ140とグリップローラ141とが当接する第1ニップが形成されている。上述した分離ニップ内から送り出された用紙Pは、この第1ニップ内に挟み込まれる。
上述した保持ユニットの図中右側方には、ガイドユニット199が配設されている。このガイドユニット199は、第2ローラユニット132の保持ユニットに対向する側の面に、ガイド板198を保持している。このガイド板198と、第2ローラユニット132の保持ユニットとが所定の間隙を介して対向することで、縦搬送路191の下部が形成されている。
ガイドユニット199は、第2ローラユニット132の第2従動ローラ150を回転自在に受けている軸受け151を、グリップローラ141に対して近づける位置と遠ざける位置との間でスライド移動可能に保持している。また、この軸受け151は、付勢手段たるコイルバネ152によってグリップローラ141に向けて付勢されている。これにより、第2従動ローラ150は、所定の圧力でグリップローラ141に当接して第2ニップを形成している。
第2ローラユニット132には、図示しない第2給紙カセット131から送られてきた用紙Pを、僅かな昇り勾配で縦搬送路191に向けて搬送するための送出路149が形成されている。そして、この送出路149は、鉛直方向に延在している縦搬送路191に合流する。
図7は、第2ローラユニット132を長手方向の一端側から示す分解斜視図である。また、図8は、第2ローラユニット132を長手方向の他端側から示す分解斜視図である。また、図9は、第2ローラユニット132を第2給紙カセット131とともに示す斜視図である。これらの図において、第2給紙カセット131内から用紙Pが送り出される際には、まず、ピックアップソレノイド134が駆動してピックアップローラ135を第2給紙カセット131内の用紙Pに押し当てる。また、加圧ソレノイド136が駆動して、リバースローラ137をフィードローラ138に向けて押し当てる。そして、この状態で給紙モータ133が逆転駆動する。すると、図10に示すように、ピックアップローラ135が図中反時計回り方向に回転駆動して、用紙Pをリバースローラ137とフィードローラ138との当接による分離ニップに向けて送り出す。また、フィードローラ138は、分離ニップ内に挟み込んだ用紙Pを図示しない縦搬送路に向けて送り込むように、図中反時計回り方向に向けて回転駆動する。このとき、フィードローラ138に直接当接しているリバースローラ137は、フィードローラ138に連れ回って図中時計回り方向に回転する。但し、分離ニップ内に2枚以上の用紙Pが重なった状態で挟み込まれると、図示しないトルクリミッターが働いて、給紙モータ133の逆転駆動力をリバースローラ137に繋ぐ。すると、リバースローラ137は、図中矢印で示すように、回転方向を逆転させる(反時計回りに回転駆動する)。これにより、分離ニップ内において、一番上の用紙Pを除く下側の用紙Pが、リバースローラ137によって第2給紙カセット131に向けて戻される。
リバースローラ137とフィードローラ138との当接による分離ニップを通過した用紙Pの先端は、第1従動ローラ140とグリップローラ141との当接による第1ニップに進入する前に、図示しない紙検知センサによって検知される。すると、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)、データ記憶手段たるRAM(Random Access Memory)、データ記憶手段たるROM(Read Only Memory)などを具備する図示しない制御部は、ピックアップソレノイド134をオフして、ピックアップローラ135を第2給紙カセット131内の紙束から離間させる。これにより、搬送トルクの低減が図られる。また、制御部は、給紙モータ133の駆動方向を逆転方向から正転方向に切り替える。すると、各ローラが図11に示すように回転駆動する。具体的には、ピックアップローラ135、フィードローラ138、及びグリップローラ141の回転方向は、給紙モータ133を逆転させたときと変わらずに、用紙Pを縦搬送路に向けて送り込む方向に回転する。これに対し、リバースローラ137の回転方向は逆転する。より詳しくは、給紙モータ133を逆転させたときであって且つトルクリミッターが働いたときには、図中反時計回り方向に回転駆動していたのに対し、給紙モータ133を正転させたときには、図10に矢印で示すように、図中時計回り方向に回転駆動する。これにより、用紙Pが縦搬送路に向けてスムーズに送られる。
次に、本複写機の特徴的な構成について説明する。
第2給紙カセットに封筒束をセットし、第2給紙カセットにセットされた封筒束の上面にピックアップローラ135を当接させた際、封筒束Fは、図12に示すように、両端部が持ち上がった凹形状となる。これは、封筒は、用紙を折り返して構成されたものであるため、折り返しのある端部が中央部よりも厚みが厚くなる。従って、中央部は、封筒と封筒との間に空気層を有している。また、封筒の内部にも空気をはらんでいる。従って、封筒束Fのは、ピックアップローラ135の押圧方向に対して弾力がある構成となっている。特に、中央部は、弾力性が大きい。従って、封筒束にピックアップローラ135を当接させたとき、図12に示すように両端部が持ち上がった凹形状となるのである。
このように、封筒束Fの両端が持ち上がる結果、封筒束Fの中央部と、ピックアップローラ135との間に隙間ができるなどして、封筒束の中央部とピックアップローラとの当接圧が十分得られない。その結果、ピックアップローラ135が封筒に対してスリップして搬送不良が生じるおそれがある。
また、封筒同士の摩擦力が大きいと、ピックアップローラ135を回転させたとき、封筒束の上面がピックアップローラから逃げるように封筒束の中央部が下側へ移動し、両側がさらに持ち上がるように弾性変形して、搬送不良が生じるおそれがある。
そこで、図13に示すように、ピックアップローラ135の両側に押さえ板135aを設けることも考えられる。押さえ板135aを設けることで、図14に示すように、封筒束Fの両端部が、それぞれ押さえ板135aに当接し、封筒束Fの両端部が持ち上がるのを抑制することができる。これにより、封筒束F上面の凹状の湾曲が抑制され、封筒束Fとピックアップローラ135との当接圧の低下を抑制できる。また、押さえ板により、ピックアップローラ135の回転開始時に封筒束の中央部が下側へ移動して、両端側さらに持ち上がるような弾性変形が抑制される。これにより、ピックアップローラ135との当接圧の低下を抑えることができ、搬送力低下を抑制できる。しかしながら、この場合は、押さえ板135aが搬送の抵抗となり、ピックアップローラ135による搬送力を十分改善できなかった。そこで、押さえ板135aを従動コロに変更することも考えられる。従動コロとすることで、押さえ板135aとした場合に比べて、搬送抵抗は低下するが、ゼロとはならない。封筒は、上述したように空気をはらんでおり、封筒束は、上下方向に弾力性を有する。従って、普通紙からなる普通紙束のように、弾力性のない紙束に比べて、当接圧が弱い。よって、封筒束Fの封筒を搬送するときのピックアップローラ135による搬送力はどうしても普通紙束を搬送する場合に比べて、弱くなる。従って、従動コロとしても、搬送抵抗がゼロではないため、十分に封筒を搬送するときのピックアップローラ135による搬送性を改善できなかった。
そこで、本発明者らは、従動コロに替えて、回転駆動する補助コロにして、用紙束の用紙に対して補助コロでも搬送力を付与するようにした。これにより、封筒束には、ピックアップローラ135の搬送力に加えて、補助コロの搬送力も加わるため、封筒束の封筒を、良好に分離ニップへ送り出すことができた。しかし、この場合、以下の不具合が生じた。すなわち、普通紙束のような弾力性を有さず、両端が持ち上がらない用紙束を分離ニップへ向けて搬送するときの搬送力が、大きくなりすぎてしまうという不具合である。その結果、リバースローラ137の戻し力よりも、補助コロとピックアップローラ135とによる搬送力の方が大きくなり、分離ニップで一枚に分離できず、重送が発生するおそれがあった。
そこで、本実施形態においては、給紙カセットに収納されている普通紙などの弾力性に乏しい紙束のときは、ピックアップローラ135のみで分離ニップへ用紙を搬送する。一方、封筒束のような弾力性を有し、ピックアップローラを当接させると両側が持ち上がる紙束のときは、ピックアップローラ135と補助コロとで分離ニップへ封筒を搬送するように構成した。
図15は、給紙装置としての第2ローラユニット132の特徴部を示す図であり、図16は、平面図である。
図15、図16に示すように、本実施形態の第2ローラユニットにおいては、ピックアップローラ135の両側に回転駆動する一対の補助コロ160が設けられている。一対の補助コロ160は、ピックアップローラ135と用紙束Sとの接触位置より高い位置に配置されている。各補助コロ160の回転軸160aと、駆動軸161とには、それぞれプーリ163aが固定されており、これらプーリ163aには、タイミングベルト163が掛けまわされている。駆動モータ162の駆動力により駆動軸161が回転駆動すると、タイミングベルト163を介して、各補助コロ160が回転駆動する。各補助コロ160の回転軸160aは、不図示の用紙搬送装置100のフレームに回転自在に支持されており、各補助コロ160は、鉛直方向に移動不能に支持されている。
また、各補助コロ160のコロ径はピックアップローラ135と同径であり、本実施形態では、20[mm]である。また、本実施形態において、各補助コロ160のコロ幅は10[mm]で、ピックアップローラ135の用紙束との当接位置から1[mm]高い位置に配置している。
また、各補助コロ160の外周面には、ゴムなどの補助コロ160の外周面よりも用紙との摩擦係数が大きい高摩擦部材160bが設けられている。また、一対の補助コロ160は、図15に示すように、用紙幅方向中央を通る用紙搬送方向に延びる基準線Lに対して、線対称となるように配置されている。
図17(a)は、第2給紙カセットの用紙束が、封筒束のときの搬送の様子を示す図であり、図17(b)は、第2給紙カセットの用紙束が、普通紙束のときの搬送の様子を示す図である。
図17(a)に示すように、封筒束にピックアップローラ135を当接させたとき、封筒束Fの両端部には、補助コロ160が当接する。このように、封筒束Fの両端部に補助コロ160が当接することにより、封筒束Fの両端部の持ち上がりが抑制される。これにより、ピックアップローラ135と封筒束Fとの当接圧の低下を抑制することができ、ピックアップローラ135が封筒束Fに対してスリップするのを抑制することができる。また、補助コロ160により封筒束の両端を押さえることにより、封筒束の幅方向中央部が下側へ移動するのを抑制することができ、ピックアップローラ135と封筒束との当接圧の低下を抑制できる。
封筒束Fの最上位の封筒を、分離ニップへ送り出すときは、ピックアップローラ135の回転駆動と同期させて、一対の補助コロ160を回転駆動させる。これにより、封筒束Fの最上位の封筒は、ピックアップローラ135、一対の補助コロ160により搬送力が付与されて、分離ニップ部へ送り出される。このように、ピックアップローラ135と、一対の補助コロ160とで封筒束Fの最上位の封筒を搬送することで、ピックアップローラ135のみで搬送する場合に比べて、搬送力を上げることができる。これにより、封筒束Fの最上位の封筒を良好に分離ニップへ送り出すことができる。
また、このとき、一対の補助コロ160の外周速度が、ピックアップローラ135の外周速度と同じ速度となるように補助コロ160およびピックアップローラ135を回転させる。具体的には、装置の構成および駆動モータ162の回転数を工場出荷前に調整することにより一対の補助コロ160の外周速度が、ピックアップローラ135の外周速度と同じ速度にできる。また、補助コロ160およびピックアップローラ135の回転速度を検知するエンコーダなどの回転検知手段設け、その検知結果に基づいて、フィードバック制御して、一対の補助コロ160の外周速度をピックアップローラの回転速度と同じにしてもよい。
このように、一対の補助コロ160を、ピックアップローラ135と同速度で回転させることにより、封筒中央部の搬送速度と、両端部付近の搬送速度を同じできる。これにより、封筒が分離ニップへ傾いて送り出される所謂スキューが発生したり、分離ニップへ送り出される封筒にシワが発生するのを抑制することができる。
また、上述したように、補助コロ160の外周面には、高摩擦部材160bが設けられているため、高摩擦部材を設けていない場合に比べて、補助コロ160が、封筒束Fに対してスリップするのを抑制することができる。これにより、補助コロ160が、封筒束Fに対してスリップして封筒両端部付近の搬送速度が、封筒中央部の搬送速度に対して低下するのを抑制することができる。これにより、用紙のスキューやシワの発生をより一層抑制することができる。
また、本実施形態においては、一対の補助コロ160を、紙幅方向中央を通る用紙搬送方向に延びる基準線Lに対して、線対称となるように配置することにより、以下の効果を得ることができる。封筒束Fのサイズにより、一対の補助コロ160のうち一方しか当接せず、ピックアップローラ135と一方の補助コロとで封筒が搬送されてしまう事態が発生するのを防止することができる。これにより、分離ニップへ送り出される封筒にスキューが発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、一対の補助コロ160は、鉛直方向に移動不能に設けられている。これにより、封筒束を構成する封筒の種類によって、両端部の持ち上がる量が変動することがない。これにより、封筒束Fを構成する封筒の種類によるピックアップローラ135と封筒束Fとの当接圧の変動を抑制することができる。よって、封筒束Fを構成する封筒の種類によるピックアップローラ135の搬送力の変動を抑制することができ、安定した搬送性を得ることができる。
一方、図17(b)に示すように、第2給紙カセット131の用紙束が普通紙束Sのときは、ピックアップローラ135との当接位置よりも紙束の両端が持ち上がらない。従って、一対の補助コロ160は、普通紙束Sから離間した状態となる。よって、普通紙束Sのときは、ピックアップローラ135の搬送力のみで、普通紙束Sの最上位の普通紙が分離ニップへ送り出される。普通紙束Sは、封筒束Fとは異なり、上下方向に弾力性をほとんど有さない。従って、ピックアップローラ135と普通紙束との当接圧は、ピックアップローラ135と封筒束Fとの当接圧よりも高い。従って、ピックアップローラ135のみでも、十分大きな搬送力を付与することができ、一対の補助コロ160から搬送力を付与されずとも、良好に、普通紙束の最上位の普通紙を、分離ニップへ搬送することができる。また、一対の補助コロ160から搬送力が付与されないので、分離ニップへ用紙を送り出す力(搬送力)が、リバースローラ137により用紙を戻す力よりも大きくなるのを防止できる。これにより、分離ニップで分離不良が生じるのを抑制することができ、重送の発生を抑制することができる。
一対の補助コロ160を、搬送時におけるピックアップローラ135と同一高さに配置した場合、普通紙束の普通紙を搬送する際に、一対の補助コロ160から搬送力が付与されないようにする必要がある。その結果、一対の補助コロ160を普通紙束から離間させるための移動手段などが必要となる。一方、本実施形態においては、一対の補助コロ160を、ピックアップローラ135の用紙束との当接位置よりも高い位置に配置している。これにより、移動手段などを用いずとも、普通紙束がセットされたときは、一対の補助コロ160を用紙束から離間させることができる。一方、封筒束がセットされたときは、補助コロ160を用紙束に接触させることができる。これにより、部品点数の削減を図ることができ、装置のコストダウンを図ることができる。
図18は、補助コロ160を、2対設けた例を示す図である。
図18に示すように、回転軸160aの一端に第1の補助コロ1601が固定されており、他端に第2の補助コロ1602が固定されている。
図19は、図18に示す構成の寸法関係を示す図である。
1対の第2補助コロ1602よりも内側に位置する一対の第1補助コロ1601の一方の外側側面から他方の外側側面までの長さは、95[mm]に設定されている。第2補助コロ1602の一方の外側側面から他方の外側側面までの長さは、200[mm]に設定されている。主要な封筒サイズは、長形3号(120[mm]×235[mm])、洋長3号(120[mm]×235[mm])、Monarch(98.4[mm]×190.5[mm])、COM10(104.8[mm]×241.3[mm])、DL(110[mm]×220[mm])である。従って、一対の第1補助コロ1601の間隔を95[mm]に設定することにより、市場でよく使われる上記封筒の短辺が、搬送方向に対して直交するようにセットしたとき、第1補助コロ1601を、封筒束の端部付近に接触させることができる。また、一対の第2補助コロ1602の間隔を200[mm]に設定することにより、上記主要封筒の長辺が、搬送方向に対して直交するようにセットしたとき、第2補助コロ1602を、封筒束の端部付近に接触させることができる。このように、補助コロの対を複数設けることにより、封筒束の幅が短いもの、長いものいずれも、補助コロを封筒束の端部付近に当接させることができ、両端部の持ち上がりを良好に抑制することができる。また、図17に示す構成では、補助コロ対を複数設けているが、補助コロの回転軸方向の長さを長くしてもよい。
また、本実施形態においては、先の図16に示すように、補助コロ160の回転軸を、ピックアップローラ135の回転軸と平行にしてして、ピックアップローラ135による用紙の搬送方向と補助コロ160による用紙の搬送方向を一致させている。図20(a)に示すように、補助コロ160をピックアップローラ135の回転軸に対して斜めに傾けて配置した場合、1対の補助コロ160が搬送方向以外に用紙を送るため用紙がスキューする懸念がある。また、図20(b)に示すように、補助コロ160を搬送方向に向かうほど中心部に近づくように傾けて配置にした場合は、用紙の両端が中心部に向けて搬送されるため、用紙にシワが発生する懸念がある。また、図20(c)に示すように、補助コロ160を搬送方向に向かうほど中心部から離れるように傾けて配置にした場合は、用紙の両端が左右に広がるように搬送されるため、用紙のシワが解消されるというメリットが考えられる。しかしながら、左右の補助コロ両方に対して常に同じ圧が掛かるとは限らず、左右の補助コロの搬送力に差異が発生した場合、搬送力が強い方の補助コロで搬送方向以外の方向へ用紙が引っ張られ、スキューやシワ等が発生する懸念が考えられる。
一方、本実施形態のように、補助コロ160の回転軸を、ピックアップローラ135の回転軸と平行にし、ピックアップローラ135による用紙の搬送方向と補助コロ160による用紙の搬送方向を一致させることで、以下の利点を得ることができる。すなわち、用紙が搬送方向以外に引っ張られてスキューしたり、シワ等の発生なく給紙することができるという利点である。
また、ピックアップローラ135と用紙束との当接位置と同じ位置に補助コロ160を配置し、封筒束のときは、クラッチをつないで、補助コロ160を回転駆動させ、普通紙束のときは、クラッチを切る構成でもよい。かかる構成としても、封筒束のときは、ピックアップローラ135と補助コロ160とで封筒を搬送することができ、普通紙束のときは、補助コロ160は従動回転し、ピックアップローラのみで搬送することができる。また、一対の補助コロ160を、用紙束から離間する方向に移動させる移動手段を設けた構成にしてもよい。すなわち、封筒束のときは、一対の補助コロ160をピックアップローラ135と用紙束との当接位置と同じ位置に位置させる。普通紙束のときは、移動手段により、一対の補助コロ160をピックアップローラ135と用紙束との当接位置よりも上方へ移動させるのである。かかる構成としても、封筒束のときは、ピックアップローラ135と補助コロ160とで封筒を搬送することができ、普通紙束のときは、ピックアップローラ135のみで搬送することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
封筒束Fのセット方向や封筒の積載量によって、封筒束Fの幅方向の両端の持ち上がりの量がばらつく。封筒束Fの両端持ち上がりが極端に大きい場合は、補助コロ160により持ち上がりを押さえた時に生じる抗力(当接圧)が大きくなる。その結果、補助コロ160の搬送力がピックアップローラ135の搬送力より極端に大きくなる。このとき、図22に示すように、補助コロ160の搬送力と、ピックアップローラ135の搬送力とが極端にアンバランスになる。その結果、用紙にシワなどが発生し、用紙ダメージが発生する懸念がある。
また、封筒種によって封筒と封筒との間の空気の含有量、紙のコシや折り目の甘さにより、封筒束Fの両端持ち上がり量にバラツキが生じる場合もある。封筒束Fの幅方向の両端の持ち上がり量のばらつきにより、各補助コロ160の搬送力に差異が生じる。その差が極端に大きくなると、スキューが発生するおそれがある。
そこで、変形例では、補助コロ160により用紙束を押さえた時に生じる抗力が大きくなりすぎるのを抑制して、搬送力の上昇を抑制する搬送力抑制手段としての搬送力上昇抑制機構を設けた。
図23は、変形例の給紙装置の補助コロ160の周辺を示す拡大平面図であり、図24は、封筒束Fと補助コロ160との当接状態を示す側面図である。図24(a)は、両端持ち上がり量が少ない封筒束Faときの補助コロ160の用紙束との当接状態を示す側面図である。図24(b)は、両端持ち上がり量が多い封筒束Fbときの補助コロ160の用紙束との当接状態を示す側面図である。
図23、図24に示すように、搬送力上昇抑制機構70は、補助コロ160を鉛直方向に移動可能に保持する保持手段たるブラケット71を備えている。ブラケット71は、用紙搬送方向に延びる部材であり、一端が駆動軸161に回動自在に支持されている。ブラケット71の他端には、不図示の軸受が設けられており、この軸受に補助コロ160の回転軸160aが回動自在に保持されている。
また、搬送力上昇抑制機構70は、ブラケット71が突き当たって、補助コロ160の下方への移動を規制する規制手段たるストッパ75を有している。このストッパ75により、補助コロ160の下方への移動を規制することにより、ピックアップローラ135の高さより補助コロ160の高さが低くならないようにすることができる。また、搬送力上昇抑制機構70は、ブラケット71を下方へ付勢する付勢手段たる圧縮スプリング76が設けられている。圧縮スプリング76の一端は、天板74に固定され、他端は、ブラケット71の他端(回転軸160aを保持している側)に固定されている。ブラケット71がストッパ75に突き当たっている状態では、ブラケット71は、圧縮スプリング76により下方へ付勢されている。
図24(a)に示すように、持ち上がり量が少ない封筒束Faのときは、圧縮スプリング76の付勢力に抗して補助コロ160を持ち上げることができない。このとき、封筒束の持ち上がり量が少ないので、補助コロ160の抗力(当接圧)が大きくない。よって、このときは、補助コロ160の搬送力と、ピックアップローラ135の搬送力とに差があまりなく、用紙にシワなどが発生することがない。
一方、図24(b)に示すように、両端の持ち上がり量が多い封筒束Fbのときは、圧縮スプリング76の付勢力よりも封筒束Fbの持ち上がる力の方が大きい。このため、封筒束Fbの持ち上がる力により補助コロ160が持ち上げられる。封筒束Fが補助コロ160を持ち上げると、圧縮スプリング76が圧縮され、付勢力が上昇する。しかし、圧縮スプリング76のばね定数は小さいため、補助コロ160が持ち上げられることによる圧縮スプリング76の付勢力の上昇は、緩やかである。このように、補助コロ160が鉛直上方へ移動することにより、補助コロ160を鉛直方向移動不能にした場合に比べて、補助コロ160の抗力(当接圧)の増加を抑制することができる。その結果、両端の持ち上がり量が多い封筒束Fbのときの補助コロ160の搬送力の増加を抑制することができる。また、補助コロ160が持ち上げられるため、補助コロ160を鉛直方向移動不能にした場合に比べて、封筒搬送時の封筒束の両端部の持ち上がり量が大きくなる。その結果、封筒束Fの中央部と、ピックアップローラ135との間に隙間ができ、封筒束の中央部とピックアップローラ135との当接圧が低下して、ピックアップローラ135の搬送力が低下する。しかし、補助コロ160が持ち上がることにより、補助コロ160の搬送力上昇は抑えられている。従って、補助コロ160が持ち上がらない場合に比べて、ピックアップローラ135と補助コロ160とによる搬送力の差を小さくすることができる。これにより、補助コロ160の搬送力と、ピックアップローラ135の搬送力とが極端にアンバランスになるのを、補助コロ160が持ち上がらない構成に比べて、抑制することができる。その結果、補助コロ160が持ち上がらない構成に比べて、用紙にシワなどが発生を抑制することができ、用紙ダメージが発生するのを抑制することができる。
また、圧縮スプリング76により、補助コロ160を、下方へ付勢することにより、圧縮スプリング76を設けない場合に比べて、封筒搬送時における封筒束両端の持ち上がり過ぎを防止できる。また、圧縮スプリング76の付勢力により、封筒束Fの両端を押さえることができる。これにより、ピックアップローラ135の回転開始時に封筒束の中央部が下側へ移動して、両端側さらに持ち上がるような弾性変形を抑制できる。これにより、ピックアップローラ135との当接圧の低下を抑えることができる。
また、圧縮スプリング76の付勢力の上昇は、緩やかであるので、用紙持ち上がり量に対する搬送力の上昇を緩やかにすることができる。その結果、封筒束Fの幅方向の両端の持ち上がりの量のばらつきにより、一端側と他端側の補助コロ160の搬送力の差が極端に大きくなるのを抑制することができ、スキューが発生するのを抑制することができる。
ただし、用紙束の両端持ち上がり量が大きいからと際限無く補助コロ160高さを高くすると、用紙の変形量が大きいまま搬送することによる搬送負荷が懸念されるため、補助コロ160上方に備えた天板74の位置を補助コロ160高さの上限としている。
図25は、封筒束の幅方向両端持ち上がり量と、補助コロ160の搬送力との関係を示す図である。
図25(a)に示すように、普通紙などの弾力性に乏しい紙束Sのときは、ブラケット71は、ストッパ75に突き当たって、ピックアップローラ135よりも高い位置にある。従って、普通紙などの弾力性に乏しく両端持ち上がり量がほとんどない紙束Sのとき、補助コロ160は紙束Sの最上位用紙から離間しており、用紙に対する補助コロ160の搬送力は、0である。よって、普通紙などの弾力性に乏しく両端持ち上がり量がほとんどない紙束Sのときは、ピックアップローラ135の搬送力のみで最上位用紙を搬送することができる。
図25(b)に示すように、両端が持ち上がって最上位用紙の幅方向端部が補助コロ160に当接すると、補助コロ160の搬送力が用紙に加わる。そして、用紙束により補助コロ160が持ち上がるまで、用紙束の持ち上がり量に比例して補助コロ160の搬送力が大きくなる。
図25(c)に示すように、用紙束の両端の持ち上がり量が大きくなると、補助コロ160が、圧縮スプリング76の付勢力に抗して用紙束により持ち上げられる。補助コロ160が持ち上げられたときも、補助コロ160の搬送力は、用紙束の両端持ちがり量に比例して補助コロ160の搬送力が増加するが、その増加量は緩やかになる。これは、補助コロ160が、用紙束により持ち上げられたときの用紙束に加わる当接圧の増加量は、圧縮スプリング76のばね定数に依存する。この変形例では、圧縮スプリング76として、ばね定数を小さいものを用いているので、当接圧の上昇が緩やかになり、補助コロ160の搬送力の増加を緩やかにすることができる。
ここで、図25(c)に示すように、用紙束の一端の持ち上がり量がAであり、他端の持ち上がり量がBであり、他端が一端側に比べて持ち上がり量が多い場合について説明する。補助コロ160が持ち上がらない構成のときは、他端側の補助コロの搬送力はF1となり、一端側の補助コロの搬送力はF2となり、搬送力の差はX1となる。一方、本変形例においては、他端側の補助コロ160が、持ち上がることにより、用紙束の持ち上がり量に対する搬送力の増加が緩やかになる。その結果、この変形例では、他端側の補助コロの搬送力は、F3となり、補助コロ160が持ち上がらない場合の他端側の搬送力F1に比べて、大幅に小さくできる。これにより、一端側と他端側の搬送力の差X2が、補助コロが持ち上がらない場合の搬送力の差X1よりも大幅に小さくすることができる。よって、補助コロが持ち上がらない構成に比べて、スキューが発生するのを抑制することができる。
また、用紙束の持ち上がり量が幅方向で異なる場合、1対の補助コロのうち片方の補助コロにのみ用紙が当接する場合がある。そのため、図26に示す構成としてもよい。
図26は、補助コロ160の鉛直方向の位置を、調整することができる調整手段としての調整機構80を設けた例である。
図26に示すように、調整機構80は、補助コロ160を鉛直方向に移動可能に保持するブラケット81と、固定部材82と、回動部材83と、棒ネジ84とを備えている。ブラケット81は、先の図23、図24で示した変形例と同様な構成をしている。すなわち、ブラケット81は、用紙搬送方向に延びる部材であり、一端が駆動軸161に回動自在に支持されている。ブラケット81の他端には、不図示の軸受が設けられており、この軸受に補助コロ160の回転軸160aが回動自在に保持されている。
固定部材82は、鉛直方向に延びており、下端がブラケット81に固定されている。固定部材82の上端には、回動部材83が回転自在に取り付けられており、その回転中心には、棒ネジ84が固定されている。棒ネジ84は天板74に螺合している。
回動部材83を一方向に回転させると、棒ネジ84が回転して、図26(a)に示すように、天板74に対して棒ネジ84が、下方へネジ送りされる。これにより、ブラケット81が駆動軸161を支点にして図中反時計回りに回動し、ブラケット81の他端に取り付けられた補助コロ160が、下方へ移動する。一方、回動部材83を他方向に回転させると、図26(b)に示すように、天板74に対して棒ネジ84が、上方へネジ送りされる。これにより、ブラケット81が駆動軸161を支点にして図中時計回りに回動し、ブラケット81の他端に取り付けられた補助コロ160が、上方へ移動する。これにより、補助コロ160の上下方向の位置を調整することができる。
回動部材83にメモリなどを付記して、ダイヤル部材として、手で回動部材を回して手動で補助コロ160の高さを調整するようにしてもよいし、モータなどで回動部材を回して自動で補助コロ160の高さを調整するようにしてもよい。
用紙束の持ち上がり量が幅方向で異なり、1対の補助コロのうち一方の補助コロにのみ用紙が当接する場合、調整機構80により他方の補助コロの位置を下げることで、他方の補助コロを用紙に当接させることができる。また、両方の補助コロを最適な当接圧で当接するように、調整機構80により補助コロ160の位置を調整することができる。これにより、補助コロ160の搬送力を最適にすることができ、安定した搬送を実現できる。また、補助コロ160は、用紙束の持ち上げにより持ち上げられることがない。従って、ピックアップローラ135の回転開始時に封筒束の中央部が下側へ移動して、両端側さらに持ち上がるような弾性変形を抑制できる。これにより、ピックアップローラ135との当接圧の低下を抑えることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
第2給紙カセット131などの用紙収納部に収納された用紙束上面の用紙幅方向中央部に押し当たり、用紙束の最上位の用紙を搬送するピックアップローラ135を備えた第2ローラユニット132などの給紙装置において、上記ピックアップローラ135の両側に回転駆動する一対の補助コロ160を有し、用紙収納部に収納された用紙束が、上記ピックアップローラ135を押し当てると、用紙幅方向両端が上記ピックアップローラ135との当接位置よりも上方に位置する封筒束Fなどの両端持ち上がり用紙束のとき、用紙束の最上位の用紙が、上記一対の補助コロ160と上記ピックアップローラ135とで搬送され、普通紙束Sなどの上記両端持ち上がり用紙束以外のとき、用紙束の最上位の用紙が、上記ピックアップローラ135のみで搬送されるように構成した。
(態様1)によれば、給紙カセットなどの用紙収納部に収納された用紙束が、ピックアップローラ135を押し当てると、用紙幅方向両端がピックアップローラ135との当接位置よりも上方に位置する封筒束Fなどの両端持ち上がり用紙束のときは、一対の補助コロ160とピックアップローラ135とで用紙が搬送される。これにより、一対の補助コロ160で用紙束両端の持ち上がりを抑制し、かつ、一対の補助コロにより用紙に対して搬送力を付与できる。これにより、一対の補助コロが、従動コロの上述した特許文献1の構成2に比べて、両端持ち上がり用紙束の用紙を良好に分離ニップへ送り出すことができる。また、用紙幅方向中央部に、ピックアップローラ135からの搬送力が加わるので、リバースローラ137の用紙を戻す力により用紙中央部が戻されることがなくなり、用紙の中央部にしわなどのダメージが生じるのを抑制することができる。
また、用紙収納部に収納された用紙束が、普通紙束Sなどの両端持ち上がり用紙束以外のときも、一対の補助コロ160とピックアップローラ135とで用紙を搬送すると、用紙を搬送する搬送力が、リバースローラ137の用紙を戻す力より大きくなってしまう。これは、封筒束Fなどの両端持ち上がり用紙束においては内部に空気層を含むなどして、用紙束方向にある程度の弾力を有する構成であるに対し、普通紙束Sなどの両端持ち上がり用紙束以外の用紙束は、用紙束方向にほとんど弾力性を有しない。したがって、両端持ち上がり用紙束以外の用紙束における一対の補助コロ160との当接圧や、ピックアップローラ135との当接圧は、両端持ち上がり用紙束に比べて大きい。よって、両端持ち上がり用紙束以外の用紙束のときのピックアップローラ135の搬送力や、一対の補助コロ160の搬送力は、両端持ち上がり用紙束に比べて大きい。従って、両端持ち上がり用紙束以外のとき、両端持ち上がり用紙束と同様、一対の補助コロ160とピックアップローラ135とで用紙を搬送すると、用紙を搬送する搬送力が、リバースローラの用紙を戻す力より大きくなってしまうのである。その結果、分離ニップ部でピックアップローラから送り出された用紙を1枚に分離することができず、重送が発生するおそれがあるのである。
これに対し、(態様1)においては、給紙カセットなどの用紙収納部に収納された用紙束が、普通紙束などの両端持ち上がり用紙束以外のときは、用紙束の最上位の用紙が、ピックアップローラ135のみで搬送される。これにより、両端持ち上がり用紙束以外の用紙を分離ニップへ搬送するときの搬送力(用紙束の最上位シートの次の用紙に加わる搬送力)を、リバースローラの戻し力以下にすることができる。これにより、分離ニップ部でピックアップローラから送り出された用紙を1枚に分離することができ、重送の発生を抑制することができる。
(態様2)
(態様1)において、上記一対の補助コロ160を、上記ピックアップローラ135と上記用紙束との接触位置より高い位置に配置して、封筒束などの両端持ち上がり用紙束のときは、用紙束の上面と接触し、普通紙束などの両端持ち上がり用紙束以外のときは、上記用紙束から離間するよう構成した。
かかる構成を備えることで、ピックアップローラ135を押し当てると両端がピックアップローラとの当接位置よりも上側に位置する封筒束などの両端持ち上がり用紙束のときは、補助コロ160に用紙束が当接する。これにより、両端持ち上がり用紙束のときは、ピックアップローラ135と補助コロ160とで用紙を搬送することができる。一方、ピックアップローラ135を押し当てても両端がピックアップローラとの当接位置とほぼ同じ位置にある普通紙束などの両端持ち上がり用紙束以外の用紙束のときは、補助コロ160を、用紙束から離間させることができる。これにより、両端持ち上がり用紙束以外の用紙束のときは、ピックアップローラ135のみで用紙を搬送することができる。これにより、補助コロ160を上下方向に移動させる移動手段を用いずとも、両端持ち上がり用紙束ときは補助コロ160が接触して補助コロ160の搬送力を付与し、それ以外の用紙束のときは、補助コロ160が離間して補助コロ160の搬送力を付与しないようにできる。よって、補助コロ160を上下方向に移動させる移動手段を有する場合に比べて、装置のコストアップを抑えることができる。
(態様3)
(態様2)において、上記補助コロを、鉛直方向に移動不能に設けた。
(態様3)によれば、実施形態で説明したように、封筒束Fなどの両端持ち上がり用紙束を構成する紙種によって、用紙幅方向両端の持ち上がり量が変動しない。従って、両端持ち上がり用紙束を構成する用紙の種類によるピックアップローラ135と両端持ち上がり用紙束との当接圧の変動を抑制することができる。よって、両端持ち上がり用紙束を構成する用紙の種類によるピックアップローラ135の搬送力の変動を抑制することができ、安定した搬送性を得ることができる。
(態様4)
(態様1)または(態様2)において、補助コロ160の両端持ち上がり用紙束の最上位用紙に対する搬送力の上昇を抑制する搬送力上昇抑制機構70などの搬送力抑制手段を備えた。
(態様4)によれば、変形例で説明したように、封筒束などの両端持ち上がり用紙束の両端持ち上がり量が多い用紙束であっても、ピックアップローラ135の搬送力と、補助コロ160の搬送力との差が大きくなるのを抑制することができる。これにより、搬送する用紙にシワなどが発生するのを抑制することができ、用紙ダメージが発生を抑制することができる。
また、搬送力抑制手段により搬送力の上昇が抑制されるので、以下の効果を得ることができる。すなわち、用紙束幅方向一端側の持ち上がり量と、他端の持ち上がり量とが異なっていたとき、一端側の補助コロ160の搬送力と、他端側の補助コロ160の搬送力との差が大きくなるのを抑制することができる。これにより、用紙スキューが発生するのを抑制することができる。
(態様5)
(態様4)において、搬送力抑制手段などの搬送力上昇抑制機構70は、補助コロ160を、鉛直方向に移動可能に保持するブラケット71などの保持手段と、保持手段が突き当たって、補助コロ160の下方への移動を規制するストッパ75などの規制手段と、保持手段を、下方へ付勢する圧縮スプリング76などの付勢手段とを備えた。
(態様5)によれば、変形例で説明したように、ストッパ75により補助コロ160が、ピックアップローラ135よりも下方に位置するのことがない。これにより、普通紙束などの両端持ち上がり用紙束以外のときは、上記用紙束から離間するよう構成できる。また、両端持ち上がり量の多い用紙束のときは、圧縮スプリング76などの付勢手段の付勢力に抗して、補助コロ160が持ち上げらる。このように、補助コロ160が持ち上げられることにより、補助コロが鉛直方向移動不能な場合に比べて、用紙束に加わる補助コロからの抗力(当接圧)の上昇を抑制することができる。特に、付勢手段として、ばね定数を小さいものを用いることにより、用紙束の持ち上がり量に対する上記抗力(当接圧)の上昇を良好に抑制することができる。このように、持ち上がり量に対する抗力(当接圧)の上昇を抑制することができるので、補助コロ160の搬送力の上昇を抑制することができる。
また、(態様5)によれば、付勢手段の付勢力により、補助コロ160を介して持ち上がり用紙束両端を押さえることができる。したがって、ピックアップローラ135の回転開始時に持ち上がり用紙束の中央部が下側へ移動して、両端側さらに持ち上がるような弾性変形を抑制できる。これにより、ピックアップローラ135との当接圧の低下を抑えることができる。
(態様6)
(態様1)または(態様2)において、上記補助コロの鉛直方向の位置を調整する調整機構80などの調整手段を備えた。
(態様6)によれば、図26を用いて説明したように、補助コロ160による搬送力が所定の値を得るように、補助コロ160の鉛直方向の位置を調整機構80などの調整手段により調整することができる。これにより、持ち上がり用紙束の一端側の持ち上がり量と、他端の持ち上がり量とが異なっていても、各補助コロ160の搬送力を、ほぼ同じに調整できる。これによりスキューの発生を抑制することができる。また、両端持ち上がり量の多い用紙束のときは、補助コロ160の位置を、鉛直上方となるように調整することにより、補助コロの搬送力が、ピックアップローラ135の搬送力より大きくなりすぎるのを抑制することができる。これにより、搬送用紙に用紙しわが生じるなどの用紙ダメージが生じるのを抑制することができる。
(態様7)
(態様1)乃至(態様6)によれば、上記補助コロ160の外周に、補助コロ160の外周面よりも用紙との摩擦係数が高い部材を設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、高摩擦部材160bを設けていない場合に比べて、補助コロ160が、封筒束Fなどの両端持ち上がり用紙束に対してスリップするのを抑制することができる。これにより、補助コロ160が、両端持ち上がり用紙束に対してスリップして用紙幅方向両端部付近の搬送速度が、用紙幅方向中央部の搬送速度に対して低下するのを抑制することができる。これにより、用紙のスキューやシワの発生を抑制することができる。
(態様8)
また、(態様1)乃至(態様7)において、上記補助コロの対を、複数設けた。
かかる構成とすることで、図18、図19を用いて説明したように、封筒束などの両端持ち上がり用紙束の幅が短いもの、長いものいずれも、補助コロ160を両端持ち上がり用紙束の端部付近に当接させることができ、両端部の持ち上がりを良好に抑制することができる。
(態様9)
(態様1)乃至(態様8)において、上記一対の補助コロ160を、上記用紙幅方向中央を通る用紙搬送方向に延びる基準線Lに対して、線対称となるように配置した。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、確実に一対の補助コロ160を封筒束などの両端持ち上がり用紙束に当接させることができる。これにより、分離ニップへ送り出される封筒にスキューが発生するのを抑制することができる。
(態様10)
(態様9)において、封筒束などの両端持ち上がり用紙束が、給紙カセットなどの用紙収納部にセットされたとき、上記用紙束の用紙幅方向両端部に上記補助コロが接触するように、各補助コロを配置した。
かかる構成を備えることで、補助コロ160を両端持ち上がり用紙束の端部付近に当接させることができ、両端部の持ち上がりを良好に抑制することができる。
(態様11)
(態様1)乃至(態様10)において上記補助コロ160の回転軸を、上記ピックアップローラ135の回転軸と平行にした。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、ピックアップローラ135による用紙の搬送方向と補助コロ160による用紙の搬送方向を一致させることができる。これにより、用紙が搬送方向以外に引っ張られてスキューしたり、シワ等の発生なく給紙することができる。
(態様12)
(態様1)乃至(態様11)において、上記補助コロ160の外周速度が、上記ピックアップローラ135の外周速度と同じ速度となるように上記補助コロ160および上記ピックアップローラ135を回転させる。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、ピックアップローラ135による用紙搬送速度と、補助コロ160により用紙搬送速度とを同じにできる。これにより、用紙スキューやシワの発生するのを抑制することができる。
(態様13)
用紙に画像を形成するプリンタ部1などの画像形成手段と、用紙束を収納する給紙カセットなどの用紙収納部と、用紙収納部の用紙束から最上位の用紙を、上記画像形成手段へ給紙する給紙手段とを備えた画像形成装置において、上記給紙手段として、(態様1)乃至(態様12)いずれかの給紙装置を用いた。
かかる構成を備えることで、用紙ジャムや重送が生じることなく、封筒などの特定に用紙に画像を形成することができる。
1:プリンタ部
70:搬送力上昇抑制機構
71:ブラケット
73:圧縮スプリング
74:天板
75:ストッパ
80:調整機構
81:ブラケット
82:固定部材
83:回動部材
84:棒ネジ
100:用紙搬送装置
101:第1給紙カセット
102:第1ローラユニット
131:第2給紙カセット
132:第2ローラユニット
133:給紙モータ
134:ピックアップソレノイド
135:ピックアップローラ
135a:押さえ板
136:加圧ソレノイド
137:リバースローラ
138:フィードローラ
160:補助コロ
160a:回転軸
160b:高摩擦部材
161:駆動軸
162:駆動モータ
163:タイミングベルト
163a:プーリ
1601:第1補助コロ
1602:第2補助コロ
特許第3102911号公報

Claims (13)

  1. 用紙収納部に収納された用紙束上面の用紙幅方向中央部に押し当たり、用紙束の最上位の用紙を搬送するピックアップローラを備えた給紙装置において、
    上記ピックアップローラの両側に回転駆動する一対の補助コロを有し、
    用紙収納部に収納された用紙束が、上記ピックアップローラを押し当てた際に上記ピックアップローラとの当接位置よりも上方に用紙幅方向両端が位置する両端持ち上がり用紙束であるとき、上記一対の補助コロと上記ピックアップローラとで用紙束の最上位の用紙を搬送し、上記両端持ち上がり用紙束以外の用紙束であるとき、上記ピックアップローラのみで用紙束の最上位の用紙を搬送するように構成したことを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置において、
    上記一対の補助コロを、上記ピックアップローラと上記用紙束との接触位置より高い位置に配置して、上記両端持ち上がり用紙束のときは、上記用紙束の上面と接触し、上記両端持ち上がり用紙束以外のときは、上記用紙束から離間するよう構成したことを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項2に記載の給紙装置において、
    上記補助コロを、鉛直方向に移動不能に設けたこと特徴とする給紙装置。
  4. 請求項1または2に記載の給紙装置において、
    上記補助コロの上記両端持ち上がり用紙束の最上位用紙に対する搬送力の上昇を抑制する搬送力抑制手段を備えたことを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項4に記載の給紙装置において、
    上記搬送力抑制手段は、
    上記補助コロを、鉛直方向に移動可能に保持する保持手段と、
    上記保持手段が突き当たって、上記補助コロの下方への移動を規制する規制手段と、
    上記保持手段を、下方へ付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項1または2に記載の給紙装置において、
    上記補助コロの鉛直方向の位置を調整する調整手段を備えたことを特徴とする給紙装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の給紙装置において、
    上記補助コロの外周に、該補助コロの外周面よりも用紙との摩擦係数が高い部材を設けたことを特徴とする給紙装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載の給紙装置において、
    上記補助コロの対を、複数設けたことを特徴とする給紙装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載の給紙装置において、
    上記一対の補助コロを、上記用紙幅方向中央を通る用紙搬送方向に延びる基準線に対して、線対称となるように配置したことを特徴とする給紙装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかに記載の給紙装置において、
    上記両端持ち上がり用紙束の用紙幅方向両端部に上記補助コロが接触するように、各補助コロを配置したことを特徴とする給紙装置。
  11. 請求項1乃至10いずれかに記載の給紙装置において、
    上記補助コロの回転軸を、上記ピックアップローラの回転軸と平行にしたことを特徴とする給紙装置。
  12. 請求項1乃至11いずれかに記載の給紙装置において、
    上記補助コロの外周速度が、上記ピックアップローラの外周速度と同じ速度となるように上記補助コロおよび上記ピックアップローラを回転させることを特徴とする給紙装置。
  13. 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    用紙束を収納する用紙収納部と、
    上記用紙収納部の用紙束から最上位の用紙を、上記画像形成手段へ給紙する給紙手段とを備えた画像形成装置において、
    上記給紙手段として、請求項1乃至12いずれかの給紙装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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