JP2015071358A - 自動車の車体構造 - Google Patents

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豊也 金口
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Abstract

【課題】 空調装置への吸気通路部をコンパクトに構成するとともに、前面衝突の衝突荷重に対するフロントダンパーハウジングの強度を高める。【解決手段】 左右のフロントピラー30を車幅方向に接続するカウルトップクロスメンバ34を一定断面の鋼管で構成し、カウルトップクロスメンバ34とフロントダンパーハウジング32の後部とを連結部材51で接続し、カウルトップクロスメンバ34から下方に延びるダッシュロアパネル43の前面とフロントダンパーハウジング32の後面との間に車幅方向に延びる排水溝部52aを有する排水部材52を配置し、フロントダンパーハウジング32の上面、排水部材52、カウルトップクロスメンバ34およびカウルトップパネル49で空調用吸気通路53を区画し、カウルトップクロスメンバ34を前後に貫通する貫通孔34a,34bを介して空調用吸気通路部53を車室45側に連通させる。【選択図】 図4

Description

本発明は、カウルトップパネルから空調装置に空調用の空気を導入するための自動車のフロントカウル部の構造に関する。
カウルアッパおよびカウルロアを結合して閉断面に構成したカウルパネルをフロントガラスの前縁およびダッシュパネルの上縁間に車幅方向に配置し、カウルパネルの車幅方向両端から前方に延びてボンネットに覆われる空気取入ボックスを設け、空気取入ボックスの上面の空気取入口から取り入れた空気を、空気取入ボックスおよびカウルパネルの内部に形成した空気通路を介して空調装置に供給するものが、下記特許文献1により公知である。
またサスペンションタワーから後方に延びるサスペンションタワー支持部材を、サスペンションタワーの軸線よりも車幅方向内側でカウル部を介して車体骨格に接続し、前面衝突の衝突荷重をサスペンションタワーからサスペンションタワー支持部材およびカウル部を介して車体骨格に効率的に分散することで、サスペンションタワーの車幅方向内側への変形を防止するものが、下記特許文献2により公知である。
特開平1−30888号公報 特許第4923406号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたものは、空調装置に空気を供給するための空気通路が、車体剛性を確保するためにカウルアッパおよびカウルロアを結合して車幅方向に延びる大断面のカウルパネルを必要し、そのために車体の軽量化やカウル部の小型化が妨げられるという問題があった。
また上記特許文献2に記載されたものは、サスペンションタワー支持部材から伝達される衝突荷重を受けるカウル部が、前側および後側の金属板材を結合して閉断面に構成されるので、その断面が大きくなる割に強度が低く、前面衝突の衝突荷重により容易に変形してサスペンションタワーの変形を効果的に防止できないという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、空調装置への吸気通路部をコンパクトに構成するとともに、前面衝突の衝突荷重に対するフロントダンパーハウジングの強度を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、左右のフロントピラーを車幅方向に接続するカウルトップクロスメンバを一定断面の鋼管で構成し、前記カウルトップクロスメンバとフロントダンパーハウジングの後部とを連結部材で接続し、前記カウルトップクロスメンバから下方に延びるダッシュロアパネルの前面と前記フロントダンパーハウジングの後面との間に車幅方向に延びる排水溝部を有する排水部材を配置し、前記フロントダンパーハウジングの上面、前記排水部材、前記カウルトップクロスメンバおよびカウルトップパネルで空調用吸気通路部を区画し、前記カウルトップクロスメンバを前後に貫通する貫通孔を介して前記空調用吸気通路部を車室側に連通させたことを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記連結部材は、前記カウルトップクロスメンバの前面に上端を固定されて下方に延びる後壁部と、前記後壁部の車幅方向一端から前方に延びる三角形状の側壁部とを有する断面L字状の部材であり、前記後壁部の下端および前記側壁部の下端が前記フロントダンパーハウジングの後部上面の角部に接続されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記排水部材は、前端が前記フロントダンパーハウジングの後部上面の角部に接続され、後端が前記ダッシュロアパネルの前面に接続され、前記排水部材の車幅方向内端に設けた仕切壁部が前記カウルトップクロスメンバの前面および前記フロントダンパーハウジングの車幅方向内面に接続されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記空調用吸気通路部の車幅方向内端に側壁部を備え、前記側壁部は前記フロントダンパーハウジングの上面、前記カウルトップパネルの下面および前記排水部材の仕切壁部の前端に接続されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記カウルトップクロスメンバの車幅方向外端は、前記フロントピラーおよびアッパメンバの接続部の近傍に接続されることを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項1〜請求項5の何れか1項の構成に加えて、前記空調用吸気通路部は左右一対設けられ、前記左右一対の空調用吸気通路部は前記カウルトップクロスメンバの内部空間を介して相互に連通することを特徴とする自動車の車体構造が提案される。
尚、実施の形態のAピラーアッパ30は本発明のフロントピラーに対応する。
請求項1の構成によれば、左右のフロントピラーを車幅方向に接続するカウルトップクロスメンバを一定断面の鋼管で構成し、カウルトップクロスメンバとフロントダンパーハウジングの後部とを連結部材で接続したので、フロントダンパーハウジングに入力した前面衝突の衝突荷重を連結部材を介して軽量で高強度の鋼管よりなるカウルトップクロスメンバに伝達することで、特別の補強を必要とせずにフロントダンパーハウジングの変形を防止することができる。しかもカウルトップクロスメンバから下方に延びるダッシュロアパネルの前面とフロントダンパーハウジングの後面との間に車幅方向に延びる排水溝部を有する排水部材を配置し、フロントダンパーハウジングの上面、排水部材、カウルトップクロスメンバおよびカウルトップパネルで空調用吸気通路部を区画し、カウルトップクロスメンバを前後に貫通する貫通孔を介して空調用吸気通路部を車室側に連通させたので、大型で重量の大きいフロントカウルを車幅方向の全長に亙って設ける必要がなくなり、車体重量を軽減するとともにボンネットフードの高さを低くすることができる。
また請求項2の構成によれば、連結部材は、カウルトップクロスメンバの前面に上端を固定されて下方に延びる後壁部と、後壁部の車幅方向一端から前方に延びる三角形状の側壁部とを有する断面L字状の部材であり、後壁部の下端および側壁部の下端がフロントダンパーハウジングの後部上面の角部に接続されるので、剛性の高い連結部材でフロントダンパーハウジングおよびカウルトップクロスメンバを接続し、前面衝突の衝突荷重の入力時にフロントダンパーハウジングの変形を防止することができる。
また請求項3の構成によれば、排水部材は、前端がフロントダンパーハウジングの後部上面の角部に接続され、後端がダッシュロアパネルの前面に接続され、排水部材の車幅方向内端に設けた仕切壁部がカウルトップクロスメンバの前面および前記フロントダンパーハウジングの車幅方向内面に接続されるので、フロントダンパーハウジングに入力した前面衝突の衝突荷重を排水部材を介してカウルトップクロスメンバおよびダッシュロアパネルに効率的に伝達することができる。
また請求項4の構成によれば、空調用吸気通路部の車幅方向内端に側壁部を備え、側壁部はフロントダンパーハウジングの上面、カウルトップパネルの下面および排水部材の仕切壁部の前端に接続されるので、エンジンルームの車幅方向外側に空調用吸気通路部を区画することができる。
また請求項5の構成によれば、カウルトップクロスメンバの車幅方向外端は、フロントピラーおよびアッパメンバの接続部の近傍に接続されるので、車体前部の剛性を高めることができる。
また請求項6の構成によれば、空調用吸気通路部は左右一対設けられ、左右一対の空調用吸気通路部はカウルトップクロスメンバの内部空間を介して相互に連通するので、左右一対の空調用吸気通路部から空調用の空気を分担して取り入れることで、空気の流通抵抗を低減することができるだけでなく、カウルトップクロスメンバの内部空間を空気通路として利用することで、特別の空気通路を不要にして部品点数の削減および軽量化を達成することができる。
自動車の車体フレームの斜視図。 図1の2部拡大図。 図2に対応する分解斜視図、 図2の4−4線断面図。 図4の5−5線断面図。 図1の6−6線断面図。
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において、前後方向、左右方向(車幅方向)、上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1に示すように、自動車の車体フレームは、車体前部に前後方向に配置された左右一対のフロントサイドフレーム11,11と、左右のフロントサイドフレーム11,11の後方の車幅方向外側において前後方向に配置された左右一対のサイドシル13,13とを備える。左右のフロントサイドフレーム11,11の前後方向中間部間は車幅方向に延びる第1クロスメンバ16により接続される。
左右のサイドシル13,13の前端から左右一対のAピラー(フロントピラー)ロア24,24が起立しており、フロントサイドフレーム11の前端から後上方に延びるアッパメンバ29がAピラーロア24の上端に接続される。アッパメンバ29の前後方向中間部からAピラーアッパ30が後上方に延びており、このAピラーアッパ30と、アッパメンバ29の後部と、Aピラーロア24の上端とがフロントクォータパネル31で接続される。またフロントサイドフレーム11の前後方向中間部と、アッパメンバ29の前後方向中間部とが、アルミニウムの鋳造部材よりなるフロントダンパーハウジング32で接続される。Aピラーアッパ30の後端からルーフサイドレール33が後方に延びており、左右のAピラーアッパ30,30間が車幅方向に延びるカウルトップクロスメンバ34で接続される。
次に、図1〜図5に基づいてフロントカウル周辺の構造を説明する。
車幅方向に延びるカウルトップクロスメンバ34は矩形状断面の鋼管で構成されており、その車幅方向外端はアッパメンバ29およびAピラーアッパ30の接続部の近傍、より具体的には、アッパメンバ29およびAピラーアッパ30を上下方向に接続する支柱部材41(図2参照)の車幅方向内面に接続される。そしてカウルトップクロスメンバ34の車幅方向外側部分とフロントサイドフレーム11の上面とが、上下方向に延びる補強フレーム42で接続される。
カウルトップクロスメンバ34の下面にはダッシュロアパネル43の上端が接続されており、このダッシュロアパネル43により、前側のエンジンルーム44と後側の車室45とが仕切られる。カウルトップクロスメンバ34の上面からフロントガラスサポート46が前方に延びており、このフロントガラスサポート46にフロントガラス47の下端が支持される。またフロントガラスサポート46の前端に、エンジンルーム44の上面を覆うボンネットフード48とフロントガラス47との間に配置される合成樹脂製のカウルトップパネル49の後端が接続される。カウルトップパネル49の車幅方向端部には、複数のスリット状の空気取り入れ孔49a…が形成されるとともに、空気取り入れ孔49a…の車幅方向両側を挟むように一対の側壁部49b,49cが形成される。
アルミニウムの鋳造品よりなるフロントダンパーハウジング32の上面は鋼板よりなる上壁部50で覆われており、フロントダンパーハウジング32の上壁部50の後側の角部とカウルトップクロスメンバ34の車幅方向端部の前面とが鋼板よりなる連結部材51で接続される。連結部材51は、矩形状の後壁部51aと、その車幅方向内端を前方に折り曲げた三角形状の側壁部51bとを備えており、後壁部51aの上端に突設したフランジ51cがカウルトップクロスメンバ34の前面に溶接され、後壁部51aの下端に突設したフランジ51dがフロントダンパーハウジング32の上壁部50の角部に溶接され、側壁部51bの下端に突設したフランジ51eがフロントダンパーハウジング32の上壁部50の角部に溶接される。
またダッシュロアパネル43の前面とフロントダンパーハウジング32の上壁部50の角部との間に、鋼板よりなる排水部材52が配置される。排水部材52は、車幅方向に延びる断面U字状の排水溝部52aと、排水溝部52aの車幅方向内端を塞いて前方および上方に延びる板状の仕切壁部52bとを備えており、排水溝部52aの後面がカウルトップクロスメンバ34の前面に溶接され、排水溝部52aの前端から前方に延びるフランジ52cがフロントダンパーハウジング32の上壁部50の角部に溶接される。排水部材52のフランジ52cには、連結部材51の後壁部51aとの干渉を避けるための切欠き52dが形成され、また排水部材52の排水溝部52aの車幅方向外端には排水口52e(図5参照)が形成される。
従って、カウルトップパネル49を装着した状態で、上面がカウルトップパネル49の本体部で区画され、車幅方向外側面がカウルトップパネル49の車幅方向外側の側壁部49bで区画され、車幅方向内側面がカウルトップパネル49の車幅方向内側の側壁部49cおよび排水部材52の仕切壁部52bで区画され、下面がフロントダンパーハウジング32の上壁部50および排水部材52の排水溝部52aで区画され、後面がダッシュロアパネル43およびカウルトップクロスメンバ34の前面で区画された空調用吸気通路部53が構成される。空調用吸気通路部53の内部空間は、カウルトップクロスメンバ34の前面および後面に形成した貫通孔34a,34bを介して車室45側の空調装置(図示せず)に接続される。
図6に示すように、カウルトップクロスメンバ34の右端側には上述した空調用吸気通路部53が設けられるが、カウルトップクロスメンバ34の左端側にも同一構造の空調用吸気通路部53が設けられる。左側の空調用吸気通路部53はカウルトップクロスメンバ34の前面に形成した貫通孔34aを介して該カウルトップクロスメンバ34の内部空間に連通し、左右の空調用吸気通路部53,53からの空気は空調用吸気通路部53の内部で合流し、その右端側後面の貫通孔34bから車室45側に供給される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
カウルトップパネル49の空気取り入れ孔49a…から空調用吸気通路部53内に吸入された空気は、カウルトップクロスメンバ34の前面の貫通孔34aおよび後面の貫通孔34bを通過し、車室45側に設けられた図示せぬ空調装置に供給される。このとき、空調用吸気通路部53は、カウルトップパネル49の本体部、カウルトップパネル49の車幅方向外側の側壁部49b、カウルトップパネル49の車幅方向内側の側壁部49c、排水部材52の仕切壁部52b、フロントダンパーハウジング32の上壁部50、排水部材52の排水溝部52a、ダッシュロアパネル43およびカウルトップクロスメンバ34で区画されて閉じた空間を構成するが、そこに吸入された空気に含まれる水滴等は、空調用吸気通路部53の最も低い位置にある排水部材52の排水溝部52aに流入して車幅方向外側に流れ、その下流端の排水口52e(図5参照)から空調用吸気通路部53の外部に排出される。
また左右一対の空調用吸気通路部53,53から吸入した空気を、鋼管よりなるカウルトップクロスメンバ34の内部空間で合流させて空調装置に供給するので、従来の大型で重量の大きいフロントカウルを車幅方向の全長に亙って設ける必要がなくなり、車体重量を軽減するとともにボンネットフード48の高さを低くすることができるだけでなく、カウルトップクロスメンバ34の内部空間を空気通路として利用することで、特別の空気通路を不要にして部品点数の削減および軽量化を達成することができる。しかも左右一対の空調用吸気通路部53,53から空調用の空気を分担して取り入れることで、空気の流通抵抗を低減することができる。
またカウルトップクロスメンバ34を鋼管で構成し、カウルトップクロスメンバ34とフロントダンパーハウジング32の後部とを連結部材51で接続したので、フロントダンパーハウジング32に入力した前面衝突の衝突荷重を連結部材51を介して軽量で高強度の鋼管よりなるカウルトップクロスメンバ34に伝達することで、特別の補強を必要とせずにフロントダンパーハウジング32の変形を防止することができる。しかもカウルトップクロスメンバ34の車幅方向外端は、Aピラーアッパ30およびアッパメンバ29を上下に接続する支柱部材41の車幅方向内面に接続されるので、これらの部材で車体前部の剛性を高めることができる。
また連結部材51は、カウルトップクロスメンバ34の前面に上端を固定されて下方に延びる後壁部51aと、後壁部51aの車幅方向内端から前方に延びる三角形状の側壁部51bとを有する断面L字状の部材であり、後壁部51aの下端および側壁部51bの下端がフロントダンパーハウジング32の後部上面の角部に接続されるので、剛性の高い連結部材51でフロントダンパーハウジング32およびカウルトップクロスメンバ34を接続し、前面衝突の衝突荷重の入力時にフロントダンパーハウジング32の変形を一層確実に防止することができる。
また排水部材52は、前端がフロントダンパーハウジング32の後部上面の角部に接続され、後端がダッシュロアパネル43の前面に接続され、排水部材52の車幅方向内端に設けた仕切壁部52bがカウルトップクロスメンバ34の前面およびフロントダンパーハウジング32の車幅方向内面に接続されるので、フロントダンパーハウジング32に入力した前面衝突の衝突荷重を排水部材52を介してカウルトップクロスメンバ34およびダッシュロアパネル43に効率的に伝達することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではカウルトップクロスメンバ34の断面形状を矩形としているが、他の任意の断面形状であっても良い。
29 アッパメンバ
30 Aピラーアッパ(フロントピラー)
32 フロントダンパーハウジング
34 カウルトップクロスメンバ
34a 貫通孔
34b 貫通孔
43 ダッシュロアパネル
45 車室
49 カウルトップパネル
49c 側壁部
51 連結部材
51a 後壁部
51b 側壁部
52 排水部材
52a 排水溝部
52b 仕切壁部
53 空調用吸気通路部

Claims (6)

  1. 左右のフロントピラー(30)を車幅方向に接続するカウルトップクロスメンバ(34)を一定断面の鋼管で構成し、前記カウルトップクロスメンバ(34)とフロントダンパーハウジング(32)の後部とを連結部材(51)で接続し、前記カウルトップクロスメンバ(34)から下方に延びるダッシュロアパネル(43)の前面と前記フロントダンパーハウジング(32)の後面との間に車幅方向に延びる排水溝部(52a)を有する排水部材(52)を配置し、前記フロントダンパーハウジング(32)の上面、前記排水部材(52)、前記カウルトップクロスメンバ(34)およびカウルトップパネル(49)で空調用吸気通路部(53)を区画し、前記カウルトップクロスメンバ(34)を前後に貫通する貫通孔(34a,34b)を介して前記空調用吸気通路部(53)を車室(45)側に連通させたことを特徴とする自動車の車体構造。
  2. 前記連結部材(51)は、前記カウルトップクロスメンバ(34)の前面に上端を固定されて下方に延びる後壁部(51a)と、前記後壁部(51a)の車幅方向一端から前方に延びる三角形状の側壁部(51b)とを有する断面L字状の部材であり、前記後壁部(51a)の下端および前記側壁部(51b)の下端が前記フロントダンパーハウジング(32)の後部上面の角部に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車の車体構造。
  3. 前記排水部材(52)は、前端が前記フロントダンパーハウジング(32)の後部上面の角部に接続され、後端が前記ダッシュロアパネル(43)の前面に接続され、前記排水部材(52)の車幅方向内端に設けた仕切壁部(52b)が前記カウルトップクロスメンバ(34)の前面および前記フロントダンパーハウジング(32)の車幅方向内面に接続されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体構造。
  4. 前記空調用吸気通路部(53)の車幅方向内端に側壁部(49c)を備え、前記側壁部(49c)は前記フロントダンパーハウジング(32)の上面、前記カウルトップパネル(49)の下面および前記排水部材(52)の仕切壁部(52b)の前端に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の自動車の車体構造。
  5. 前記カウルトップクロスメンバ(34)の車幅方向外端は、前記フロントピラー(30)およびアッパメンバ(29)の接続部の近傍に接続されることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
  6. 前記空調用吸気通路部(53)は左右一対設けられ、前記左右一対の空調用吸気通路部(53)は前記カウルトップクロスメンバ(34)の内部空間を介して相互に連通することを特徴とする、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の自動車の車体構造。
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