JP2015071033A - 毛髪化粧品及び毛髪化粧料の塗布方法 - Google Patents

毛髪化粧品及び毛髪化粧料の塗布方法 Download PDF

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隆仁 中村
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千尋 三枝
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京子 蔵本
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剛志 飯崎
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Abstract

【課題】毛髪化粧料塗布具を用いて毛髪に毛髪化粧料を部分的に塗布する際に、毛髪化粧料の過剰塗布、頭皮の着色といった不都合を防止しつつ、セミロングより長い頭髪をはじめとする毛髪に対して、毛髪化粧料を一様に塗布し得るようにするすること。【解決手段】本発明の毛髪化粧品は、30℃における粘度が3Pa・s以上30Pa・s以下である毛髪化粧料3と、毛髪に対して該毛髪化粧料をに塗布する塗布部2を有する毛髪化粧料塗布具1とを具備する。塗布部2は、略円環状に配置された複数の櫛歯22及び該櫛歯を固定する櫛歯台20を有する。複数の櫛歯22で包囲された部分への毛髪化粧料3の供給量又は保持量の指標となる印22mを、複数の櫛歯22の少なくとも一つに設けた。印22mは、櫛歯22のうち、高さが最も高い櫛歯22の先端から下方に1mm以上5mm以下の距離を置いた位置に設けることが好適である。【選択図】図12

Description

本発明は毛髪化粧品に関する。また本発明は、毛髪化粧料の塗布方法に関する。
毛髪化粧料を毛髪、特に頭髪に塗布する場合、頭髪の部位によらず全体に一様に塗布する全体塗布と、頭髪の一部を選択して塗布する部分塗布とがある。部分塗布の場合、頭髪、特にセミロングより長い頭髪に対して、該頭髪の選択部分(毛髪化粧料の塗布予定部分)内及び複数の選択部分間における塗布量のばらつきを避けて、毛髪化粧料を選択部分内及び複数の選択部分間で一様に塗布するためには、特に自己施術の場合には、容器に収容された毛髪化粧料を塗布具に移し取って塗布する操作を繰り返し行うのが一般的である。しかし、この繰り返し操作は煩雑であるため、施術に失敗する原因となることが多い。そこで、この繰り返し操作をなくすため、毛髪化粧料の貯蔵部から連結部を介して塗布部へと該毛髪化粧料を供給する貯蔵部塗布部一体型染毛具が提案されている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の染毛具によれば、該染毛具の姿勢によらず毛髪化粧料を連続的に塗布することが可能であるとされている。
このような貯蔵部塗布部一体型染毛具を用いて毛髪化粧料を塗布する場合、毛髪化粧料の種類(組成)によっては、染毛具における貯蔵部内での毛髪化粧料の調製が困難になる、毛髪化粧料の吐出性が低下する、等の新たな問題が生じ得るが、この新たな問題の解決手段として、毛髪化粧料とこれを収容し塗布する塗布具とを具備する毛髪化粧品及びその使用方法が既に提案されている(例えば特許文献2参照)。特許文献2記載の技術によれば、毛髪化粧料調製時の混合性と、毛髪化粧料の塗布具からの吐出性と、頭髪における選択部分に塗布する塗布性とのバランスをとることができるとされている。特許文献1及び2記載の技術に基づいて毛髪化粧料の部分塗布を行えば、専門技術者による施術に任せずに自己施術によった場合でも、頭髪の選択部分内及び複数の選択部分間における塗布量のばらつきを避けて毛髪化粧料を塗布し、むらのない仕上がりを得ることが容易となる。
特開2000−16470号公報 特開2012−236016号公報
しかし、特許文献2の技術によれば、自己施術であれ、専門技術者による施術であれ、施術者が前記貯蔵部塗布部一体型染毛具を用いて頭髪、特にセミロングより長い頭髪に対して毛髪化粧料、特に酸化型染毛剤若しくは直接染料又はスタイリングポリマーを塗布する際に、該染毛具における貯蔵部を必要以上に強く握ることにより、該染毛具における塗布部の先端あるいは空隙から毛髪化粧料が過剰供給され、それによって、頭髪に対して部分的に毛髪化粧料の過剰塗布をもたらし、あるいは毛髪化粧料を塗布する必要のない頭皮に毛髪化粧料が塗布され、その結果頭皮が着色され、あるいは頭皮に無用な刺激を与えるおそれがあった。染毛具における塗布部の容量を増やせば、容器部を強く握ることによる毛髪化粧料の過剰供給のリスクが低減されるが、その反面、塗布部の容量増大に伴って、該染毛具の使用中に毛髪化粧料が塗布部の先端から自重で落下し、あるいは空隙から漏洩してしまうおそれがある。染毛具における塗布部の容量を増大する単純な方法では、毛髪化粧料の過剰供給に起因する問題は充分に解決できない。また、前記貯蔵部がエアゾール缶であるときも、必要以上に吐出用アクチュエーターを長く押すことにより、上記染毛具における塗布部の先端あるいは空隙から毛髪化粧料が過剰供給されることに起因して、上記と同様の問題が生じるおそれがあった。
本発明は、毛髪化粧料塗布具を用いて毛髪に毛髪化粧料を部分的に塗布する際に、毛髪化粧料の過剰塗布、頭皮の着色といった不都合を防止しつつ、セミロングより長い頭髪をはじめとする毛髪に対して、毛髪化粧料を一様に塗布し得る毛髪化粧料の塗布方法に関する。また本発明は、そのような塗布方法に好適に用いられる毛髪化粧品に関する。
本発明は、30℃における粘度が3Pa・s以上30Pa・s以下である毛髪化粧料と、毛髪に対して該毛髪化粧料を塗布する塗布部を有する毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品であって、
該塗布部が、略円環状に配置された複数の櫛歯及び該櫛歯を固定する櫛歯台を有し、
複数の該櫛歯で包囲された部分への該毛髪化粧料の保持量の指標を、複数の該櫛歯の少なくとも一つに設けた毛髪化粧品を提供するものである。
また本発明は、30℃における粘度が3Pa・s以上30Pa・s以下である毛髪化粧料と、毛髪に対して該毛髪化粧料を束状に塗布する塗布部を有する毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品であって、該塗布部が、略円環状に配置された複数の櫛歯及び該櫛歯を固定する櫛歯台を有し、該櫛歯の高さが5mmを超えて30mm以下である毛髪化粧品を用いた毛髪化粧料の塗布方法であって、以下の工程(1)及び(2)を有する毛髪化粧料の塗布方法である。
(1)前記塗布部における複数の前記櫛歯で包囲された部分に、該櫛歯の先端から1mm以上5mm以下離れた下方位置まで前記毛髪化粧料を供給する工程。
(2)前記塗布部に供給された毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する工程。
本発明によれば、毛髪に対して毛髪化粧料を塗布するために略円環状に配置された複数の櫛歯及び該櫛歯を固定する櫛歯台を備えた塗布部を有する、毛髪化粧料塗布具を用い、且つ該塗布部における複数の櫛歯で包囲された部分に毛髪化粧料を供給するに際し、その供給量又は保持量を適度に抑え、櫛歯の先端から所定距離離間した下方位置までは毛髪化粧料を供給しないようにしたので、毛髪化粧料の部分塗布において、毛髪化粧料の過剰塗布、頭皮の着色といった不都合を防止しつつ、セミロングより長い頭髪をはじめとする毛髪に対して、毛髪化粧料を根元から毛先まで一様に塗布することができる。
図1は、本発明の毛髪化粧料の塗布方法の実施に使用可能な毛髪化粧料塗布具の一実施形態を示す一部破断側面図である。 図2は、図1に示す毛髪化粧料塗布具の塗布部の拡大斜視図である。 図3は、図1に示す毛髪化粧料塗布具の塗布部の櫛歯台を、櫛歯が突出する面側から見た平面図である。 図4は、図1に示す毛髪化粧料塗布具の塗布部と延長部との接続状態を示す部分断面図である。 図5は、本発明の毛髪化粧料の塗布方法の実施に使用可能な毛髪化粧料塗布具の別の実施形態を示す一部破断側面図である。 図6は、図1に示す毛髪化粧料塗布具における筒状の櫛部の内側の空間内に液状、クリーム状、ジェル状又は泡状の毛髪化粧料を貯留させた状態を示す斜視図である。 図7は、図1に示す毛髪化粧料塗布具を用いて頭髪に毛髪化粧料を塗布する様子を示す斜視図である。 図8は、毛髪化粧料塗布具における塗布部の別の実施形態を示す斜視図である。 図9は、毛髪化粧料塗布具における塗布部の別の実施形態を示す斜視図である。 図10は、毛髪化粧料塗布具における塗布部の別の実施形態を示す斜視図である。 図11は、毛髪化粧料塗布具における塗布部の別の実施形態を示す斜視図である。 図12は、毛髪化粧料塗布具における塗布部の別の実施形態を示す斜視図である。 図13は、毛髪化粧料塗布具における塗布部の別の実施形態を示す斜視図である。 図14は、毛髪化粧料塗布具における塗布部の別の実施形態を示す斜視図である。 図15は、毛髪化粧料塗布具の別の実施形態を示す斜視図である。
本発明の毛髪化粧料の塗布方法は、毛髪化粧料とこれを塗布する毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品を用いて実施される。即ち、本発明の塗布方法の実施に用いる本発明に係る毛髪化粧品は、毛髪化粧料及び毛髪化粧料塗布具の少なくとも2つを要素とし、これらが一つのパッケージ内に収納されたキットの形態をなしている。
[毛髪化粧料]
本発明に係る毛髪化粧料は、その組成如何を問わず、30℃における粘度が3Pa・s以上30Pa・s以下であり、5Pa・s以上15Pa・s以下であることが好ましく、7Pa・s以上13Pa・s以下であることが更に好ましく、8.5Pa・s以上13Pa・s以下であることが一層好ましい。毛髪化粧料の粘度をこの範囲に設定することで、毛髪化粧料塗布具からの吐出性が良好になるばかりでなく、塗布時に毛髪化粧料が垂れ落ちることが効果的に防止され、且つ毛髪上での毛髪化粧料の延び性も良好になる。
毛髪化粧料の30℃における粘度は、ヘリカルスタンド付きB形粘度計(東機産業株式会社製 モデルTVB-10R、T-BAR STAGE TS-10)を用い、スピンドルNo.T−C、回転数10rpmの条件下に30℃で1分間回転させた後の値とする。
本発明の毛髪化粧料の塗布方法は、頭髪が主たる適用対象であり、頭髪の染毛、脱色、整髪等の各種用途に用いられ、その用途に適した毛髪化粧料が選択される。通常、頭髪の染毛には、着色料(染料、顔料)を含有する毛髪化粧料(染毛剤、染毛料)が用いられ、頭髪の脱色には、着色料を含有しない毛髪化粧料(脱色剤)が用いられ、頭髪の整髪(頭髪の形付け)には、皮膜形成樹脂を含有する毛髪化粧料(整髪料)が用いられる。
本発明に係る毛髪化粧料には、その用途を問わず、化粧料用油剤、界面活性剤、溶媒等を添加することができる。化粧料用油剤としては、ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボカド油、オリーブ油等のグリセライド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル酸のエステル類;流動パラフィン、ワセリン、スクワラン、水添ポリイソブテン等の炭化水素油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル等のシリコーン誘導体;ポリプロピレングリコール等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。界面活性剤としては、アニオン性、両性、カチオン性、非イオン性のいずれの界面活性剤も使用することができる。
また、本発明に係る毛髪化粧料には、その用途を問わず、商品価値の向上を目的として香料、毛髪化粧料の経日的変質防止を目的として防腐剤、酸化防止剤を添加することができ、更に必要に応じて、グリセリン、プロピレングリコール等の調湿剤、硬化剤、帯電防止剤、消泡剤、分散剤、増粘剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、有色染料、染料定着剤、噴射剤等を添加することもできる。以下、本発明に係る毛髪化粧料を、その主たる用途ごとに更に説明する。
〔二剤式又は三剤式の染毛剤又は脱色剤〕
本発明に係る毛髪化粧料は、アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とを含んで構成される二剤式の染毛剤又は脱色剤の形態で用いることができる。また本発明に係る毛髪化粧料は、第1剤及び第2剤に加えて更に第3剤を含んで構成される三剤式の染毛剤又は脱色剤の形態で用いることもできる。いずれの染毛剤又は脱色剤の形態であっても、第1剤、第2剤及び第3剤は、それぞれ独立して個別の容器内に収容されており、本発明に係る毛髪化粧品の使用前の状態においては、各剤は容器内に密封収容されている。そして、本発明に係る毛髪化粧品の使用に際し、各剤を混合することで二剤式又は三剤式の染毛剤又は脱色剤(毛髪化粧料)を生じさせる。
アルカリ剤(第1剤)としては、アンモニア及びその塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノブタノール等のアルカノールアミン及びその塩、1,3−プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン等の炭酸塩等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
第1剤中のアルカリ剤は、本発明に係る毛髪化粧料(二剤式又は三剤式の染毛剤又は脱色剤)中、充分な染毛効果の点から、合剤後(二剤式においては第1剤と第2剤との混合物、三剤式においては第1剤と第2剤と第3剤との混合物。以下同じ。)の合計量に対して0.05質量%以上、更には0.1質量%以上、更には0.2質量%以上の範囲で含有されていることが好ましく、また、毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、15質量%以下、更には10質量%以下、更には8質量%以下の範囲で含有されていることが好ましい。
第2剤中の過酸化水素は、本発明に係る毛髪化粧料(二剤式又は三剤式の染毛剤又は脱色剤)中、充分な染毛効果の点から、合剤後の合計量に対して0.1質量%以上、更には0.5質量%以上、更には1.0質量%以上の範囲で含有されていることが好ましく、また、毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、8.0質量%以下、更には7.0質量%以下、更には6.0質量%以下の範囲で含有されていることが好ましい。
三剤式の染毛剤又は脱色剤を構成する第3剤としては、例えば、脱色力向上のための酸化助剤として過硫酸塩(過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等)、アルカリ剤として無水メタケイ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等を含有することができる。
<染料>
本発明に係る毛髪化粧料を二剤式又は三剤式の染毛剤の形態で用いる場合、第1剤中に着色料として染料を含有させることができる。染料としては、酸化染料中間体及び直接染料が挙げられる。
酸化染料中間体としては、公知のプレカーサー及びカプラーを用いることができる。プレカーサー及びカプラーは、どちらか一方が単独で用いられるのではなく、両方を組み合わせて用いられる。プレカーサーとしては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、N−フェニルパラフェニレンジアミン、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)パラフェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、4−アミノ-メタクレゾール、オルトア
ミノフェノール、及びこれらの塩等が挙げられる。また、カプラーとしては、例えばレゾルシン、2−メチルレゾルシン、1−ナフトール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノオルトクレゾール、メタフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2,6−ジアミノピリジン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、及びこれらの塩等が挙げられる。プレカーサー及びカプラーは、それぞれ2種以上を併用しても良い。
プレカーサー及びカプラーそれぞれの含有量は、本発明に係る毛髪化粧料(二剤式又は三剤式の染毛剤)中、合剤後の合計量に対して0.01質量%以上、更には0.1質量%以上が好ましく、また、5質量%以下、更には4質量%以下が好ましい。また、染料中間体の含有量は、本発明に係る毛髪化粧料(二剤式又は三剤式の染毛剤)中、合剤後の合計量に対して0.02質量%以上、更には0.2質量%以上が好ましく、また、8質量%以下、更には6質量%以下が好ましい。
直接染料としては、染毛剤に利用可能である公知の酸性染料、塩基性染料、分散染料、反応性染料等を用いることができる。酸性染料としては、例えば青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色106号、赤色227号、黄色203号、酸性橙3等が挙げられる。塩基性染料としては、例えば塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性赤76、塩基性黄76、塩基性橙31、塩基性赤51等が挙げられる。酸性染料及び塩基性染料以外の直接染料としては、例えば2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-o-フェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、分散紫1、分散青1、分散黒9、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC赤3、HC黄2、HC黄4、HC黄5等が挙げられる。
直接染料の含有量は、本発明に係る毛髪化粧料(二剤式又は三剤式の染毛剤)中、0.001質量%以上、更には0.01質量%以上が好ましく、また、5質量%以下、更には3質量%以下が好ましい。
本発明に係る毛髪化粧料を二剤式又は三剤式の染毛剤又は脱色剤の形態で用いる場合、各剤を混合後の25℃におけるpHは、脱色・染毛効果と皮膚刺激性の点から、8以上11.5以下、更には8.5以上11以下、更には9以上10.5以下が好ましい。
なお、毛髪化粧料のpHは、卓上pHメータF−51(株式会社堀場製作所製)を用いて、サンプルの温度を25℃に調整し、直接電極をサンプルに入れて測定する。
〔一剤式染毛料〕
本発明に係る毛髪化粧料は、一剤式染毛料の形態で用いることができる。本発明の毛髪化粧料を一剤式染毛料の形態で用いる場合、該一剤式染毛料中に、着色料として、直接染料及び顔料からなる群より選択される1種以上を含有させることができる。
一般に、着色料として染料(酸化染料中間体)を含有する染毛剤(二剤式又は三剤式の染毛剤)を用いた場合、それによる染色部分は水に強く、染毛効果が比較的長時間(1〜3か月程度)持続するのに対し、着色料として直接染料を含有する染毛剤(一剤式染毛料)を用いた場合、染毛効果が1〜4週間持続し、着色料として顔料を含有する染毛料(一剤式染毛料)を用いた場合、それによる染色部分は水洗いによって簡単に色落ちする。
したがって、本発明に係る毛髪化粧料(一剤式染毛料)を、染毛効果の持続性はそれほど要求しないが、一剤式という簡便な方法で用いたい場合は、着色剤として直接染料が好適であり、一方、染色部分が洗髪等の水洗いによって簡単に色落ちすることが要望される用途(例えば一時染毛料)で用いる場合は、着色剤として顔料が好適である。
<直接染料>
直接染料としては、前記二剤式又は三剤式の染毛剤の形態で用いられる直接染料を使用することができる。直接染料の含有量は、着色性、色移りのしにくさ、塗布後の感触と塗布しやすさの点から、本発明に係る毛髪化粧料(一剤式染毛料)中、0.01質量%以上30質量%以下、更に0.1質量%以上25質量%以下、特に1質量%以上20質量%以下が好ましい。
<顔料>
顔料としては、その形状(球状、針状、板状等)や粒子径、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができる。例えば無機顔料、有機顔料、パール顔料、金属粉末顔料、光輝性粉体等が挙げられる。顔料は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
無機顔料としては、具体的には、カーボンブラック、黒酸化鉄、黒酸化チタン等の無機黒色系顔料;酸化鉄(べんがら)、水酸化鉄、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム等の無機白色系顔料等が挙げられる。これらのうち、カーボンブラック、黒酸化鉄、黒酸化チタン、酸化鉄(べんがら)、黄酸化鉄、群青、紺青が好ましい。
有機顔料としては、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色228号、赤色404号、赤色405号、だいだい色203号、だいだい色204号、だいだい色401号、黄色205号、黄色401号、青色404号等が挙げられ、このうち、赤色202号、赤色404号、黄色205号、黄色401号、青色404号が好ましい。
パール顔料としては、パール粉末、オキシ塩化ビスマス、雲母、金属酸化物被覆雲母(例えば、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、黒酸化鉄被覆雲母、黒酸化鉄被覆雲母チタン、黄酸化鉄被覆雲母、酸化鉄・黒酸化鉄被覆雲母チタン、紺青被覆雲母チタン、酸化鉄・紺青被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタンなど)、金属酸化物被覆アルミナフレーク、金属酸化物被覆シリカフレーク、多層コートパール顔料(例えば、TiO2-SiO2-TiO2-Mica等)等が挙げられる。
金属粉末顔料としては、金粉、銀粉、銅粉、アルミニウム粉、真鍮粉等が挙げられる。光輝性粉体としては、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層体、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム体等が挙げられる。
顔料の含有量は、着色性、色移りのしにくさ、塗布後の感触と塗布しやすさの点から、本発明に係る毛髪化粧料(一剤式染毛料)中、0.01質量%以上30質量%以下、更に0.1質量%以上25質量%以下、特に1質量%以上20質量%以下が好ましい。
本発明に係る毛髪化粧料を一剤式染毛料の形態で用いる場合、該一剤式染毛料の25℃におけるpHは、1以上、更には2.5以上が好ましく、また、11以下、更には9以下、更には7以下、更には5.5以下、更には4.5以下が好ましい。
〔整髪料〕
本発明に係る毛髪化粧料は、皮膜形成樹脂を含有する整髪料の形態で用いることができる。皮膜形成樹脂は、毛髪化粧料を毛髪に施すことで、常温にて水及びその他の揮発成分が揮発した後に毛髪の表面に皮膜を形成することが可能な樹脂、つまり皮膜形成能を有する樹脂である。毛髪化粧料が皮膜形成樹脂を含有することで、該毛髪化粧料を毛髪に施すと、該皮膜形成樹脂の作用によって毛髪のスタイリング効果が発現する。皮膜形成樹脂としては、例えばアクリル系樹脂、ビニル系樹脂、縮合系樹脂、天然樹脂、シリコーン系樹脂、含フッ素樹脂を用いることができる。具体例としては、以下の皮膜形成樹脂を挙げることができる。それらの皮膜形成樹脂は、いずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記アクリル系樹脂としては、例えばアクリル酸とその誘導体、メタクリル酸とその誘導体、クロトン酸とその誘導体、アクリルアミド、アクリルアルキルアミド、アクリロニトリル、ジアセトンアクリルアミド及びメタクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上の単量体を含む単量体の(共)重合体を用いることができる。これらの中でも、アクリル酸とその誘導体、メタクリル酸とその誘導体から選ばれる1種又は2種以上の単量体の(共)重合体が好ましく、カルボマー、(メタクリル酸/メチルメタクリレイト/ブチルアクリレイト)コポリマーを好適に用いることができる。
前記ビニル系樹脂としては例えばエイコセン、塩化ビニル、酢酸ビニル、スチレン、ネオデカン酸ビニル、ビニルアセタールジエチルアミノアセテート、ビニルピロリドン、ビニルブチラール、ブタジエン及びヘキサデセンから選ばれる1種又は2種以上の単量体を含む単量体の(共)重合体を用いることができる。これらの中でも、酢酸ビニル、ビニルピロリドンから選ばれる1種又は2種以上の単量体の(共)重合体が好ましく、VP(ビニルピロリドン)/VA(酢酸ビニル)コポリマー、PVP(ポリビニルピロリドン)を好適に用いることができる。
前記縮合系樹脂としては例えば酸と、アルコール又はアルコール誘導体との縮合反応により生成したもの、又はその変性体がある。かかる酸としては例えば無水マレイン酸、フタル酸、イタコン酸、無水シトラコン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、テトラクロロ無水フタル酸及びヘット酸から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
前記アルコール又はアルコール誘導体としては例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン及びエピクロルヒドリンから選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
前記シリコーン樹脂としては例えば高重合メチルポリシロキサン(例えば信越シリコーン X-21-7501G)、メチルシロキサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン(例えば信越シリコーン KSG16、KSG17、Grant Industries 社製Gransil SR 5CYCゲル、Gransil SR DMF10ゲル、Gransil SR DC556ゲル、SF1204、JK113)、架橋型フェニルポリシロキサン、ステアロキシ変性シリコーン(例えば信越シリコーン KF7002)、N−プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体(ポリシリコーン−9)(特開平7−133352号公報)及びトリメチルシロキシケイ酸から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、N−プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体(ポリシリコーン−9)を好適に用いることができる。
前記含フッ素樹脂としては例えば四弗化エチレン樹脂、ステアリルメタクリレート・パーフルオロアルキルメタクリレート共重合体(特開平4−100534号公報)、フッ素変性シリコーン(特開平9−67240号公報)から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
これらの皮膜形成樹脂のうち、アクリル酸とその誘導体及びメタクリル酸とその誘導体から選ばれる1種又は2種以上の単量体の(共)重合体、酢酸ビニル及びビニルピロリドンから選ばれる1種又は2種以上の単量体の(共)重合体、N−プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体(ポリシリコーン−9)が、ヘアスタイルを維持する効果と自然な感触の達成を両立する観点から好ましい。
皮膜形成樹脂の重量平均分子量(ゲルろ過クロマトグラフィー(ポリエチレングリコール換算)による)は、重合条件を選択すれば1,000以上1,000,000以下に制御でき、本発明においては、重量平均分子量10,000以上700,000以下、更には20,000以上500,000以下のものが好ましい。
皮膜形成樹脂は、高い整髪力とごわつきのなさとを両立させる観点から、本発明に係る毛髪化粧料(整髪料)中、好ましくは0.01質量%以上20質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以上15質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以上10質量%以下含有する。
本発明に毛髪化粧料を整髪料の形態で用いる場合、該整髪料の25℃におけるpHは、2以上9以下が好ましく、更には3以上8以下が好ましい
[毛髪化粧料塗布具]
本発明に係る毛髪化粧料塗布具(以下、単に「塗布具」ともいう。)は、前述した毛髪化粧料を毛髪(頭髪)に対して塗布するための塗布部を有する。図1には、本発明に係る塗布具の一実施形態が示されている。図1に示す塗布具1は、略円環状に配置された複数の櫛歯22及び該櫛歯を固定する櫛歯台20を有する塗布部2と、毛髪化粧料(図示せず)を収容する容器部4とを有し、更に、容器部4と塗布部2との間にこれらの連結部としての延長部5を有する。
更に説明すると、塗布具1は、図1に示すように、櫛歯台20、剤吐出口21及び該剤吐出口21の周囲を囲むように略円環状に配置された複数の櫛歯22からなる櫛部23を有する塗布部2と、毛髪化粧料(図示せず)を収容し、該毛髪化粧料を塗布部2に供給可能な容器部4とを有する。また塗布具1は、毛髪化粧料を容器部4から塗布部2に供給するための液導出路51を持つ延長部5を有する。
塗布部2は、頭髪に接触する部分であり、頭髪を櫛部23で梳きながら該頭髪に毛髪化粧料を塗布可能になっている。塗布部2は、図2及び図3に示すように、平面視円形状の櫛歯台20を備えており、該櫛歯台20の中央部に、延長部5を通じて供給された毛髪化粧料が吐出される剤吐出口21が開口している。櫛歯22は、櫛歯台20に、剤吐出口21の周囲を囲むように略円環状に複数立設されている。これらの櫛歯22によって、櫛歯台20上に、円筒状の櫛部23が形成されている。櫛歯22及び櫛歯台20は、合成樹脂により一体に成形されている。櫛歯22は、図3に示すように、平面視形状及び横断面形状が円形状であり、剤吐出口21を囲む円形のライン24上に等間隔に配置されている。尤も、各櫛歯22は、それを配置した軌跡が等方性のある図形を描くように配置されていれば、円形のライン24上に配置されていることを要しない。例えば、正三角形、正六角形又は正八角形等の正多角形の軌跡を描くように各櫛歯22が配置されていれば良い。本発明における「略円環状」とは、このような正多角形も含む概念である。
櫛歯22の高さ(櫛歯台20からの起立高さ)は5mmを超えて30mm以下である。複数の櫛歯22は高さが揃えられている。櫛歯22の高さを前記範囲内にすることにより、特にセミロングより長い頭髪(例えば、約35〜45cm)に対し、頭部の頭頂部側から頭髪の毛先方向に向かって一回移動させる一度の塗布操作で、ある程度の塗布幅で、ある程度の長さにわたって毛髪化粧料を塗布することが可能となると共に、隣接する櫛歯22,22間の隙間から毛髪化粧料が漏れ出す不都合が効果的に防止される。櫛歯22の高さは、好ましくは6mm以上25mm以下、より好ましくは6.5mm以上23mm以下、更に好ましくは7mm以上20mm以下である。
また、同様の観点から、櫛歯22の基端部の断面中心が外接して通る円状ライン24の内径L4(図3参照)は、5mm以上30mm以下であることが好ましく、より好ましくは5mm以上20mm以下、更に好ましくは5mm以上15mm以下であり、一層好ましくは8mm以上13mm以下である。内径L4を前記の範囲内にすることで、自然な仕上がりを達成することができる。なお、本発明において、櫛部の内径とは、櫛歯22の基端部の断面中心が外接して通る円状ラインの内径をいう。また、櫛歯22の幅Wは、櫛歯22の機械的強度を向上させると共に、櫛歯22を毛髪に挿入させやすくする観点から、0.1mm以上5mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1mm以上3mm以下であり、更に好ましくは0.5mm以上2.5mm以下である。櫛歯22の幅Wとは、剤吐出口21の中央部側から櫛歯22を見たときの投影幅である(図3参照)。
櫛歯22は、先端22sを有する先端部22aと、該先端部22aよりも櫛歯台20寄りに位置する基端部22bとを有している。櫛歯22の先端22sは、図4に示す如き側面視において櫛歯22の軸方向外方に向けて凸の弧状をなしている。基端部22bは、その長さ方向の全長にわたって前記幅W(直径)が一定であるのに対し、先端部22aは、その先端から基端部22bに向かうに従って前記幅W(直径)が漸次減少しており、先端側が基端側に比して幅(直径)の大きい逆テーパー形状をなしている。先端部22aと基端部22bとの境界は、櫛歯22の長手方向(起立方向)の略中央か、該中央よりもやや櫛歯台20寄りに存する。
図4に示すように、延長部5の上端は開口しており、開口端に環状リブ52が突設されている。一方、塗布部2の櫛歯台20の下面部には、環状リブ52と相補形状をなす環状溝部26が凹設されている。そして、環状リブ52と環状溝部26とが嵌合することで、延長部5と塗布部2とが結合する。延長部5の下端については、以下に述べる接続キャップ45(図1参照)の上端と嵌合可能になっており、該嵌合によって延長部5と接続キャップ45とが結合している。
図1に戻ると、容器部4は、スクイズ可能な有底筒状の外容器42と、外容器42内に配置され、口部が外容器42の円筒状の口部内面に気密に接合された内袋43とを有する容器本体41と、容器本体41の口首部に取り付けられる逆止弁44付きの接続キャップ45とからなる二重構造の容器からなる。接続キャップ45の内面にはネジ山が設けられており、このネジ山は、容器本体41の口首部の外面に設けられたネジ山と螺合可能になっている。容器部4は、外容器42を片手で把持し、その片手で該外容器42をスクイズすることにより、外容器42自体又は外容器42と内袋43との間の空気が、内部の内袋43を押圧し、それにより内袋43内の毛髪化粧料が押し出されて液導出路51を介して剤吐出口21に供給される。接続キャップ45の上部には、容器部4と塗布部2との間に所定の間隔を形成する延長部5が結合しており、延長部5の他端は、前記の櫛歯台20の裏面側に結合している。延長部5は、内部に液導出路51を備え、液導出路51を介して、容器部4と剤吐出口21との間を連通している。
外容器42の円筒状の口部には、外容器42と内袋43との間の空間と、外容器42の外部とを連通する吸入孔42aが形成されている。そして、押圧されて変形した外容器42が、弾性復元力により元の状態に戻るときに、容器部4の外部の空気が、接続キャップ45の下端と外容器42との間に設けた隙間42b及び吸入孔42aを通って、外容器42と内袋43との間に流入する。容器部4は、このような構成を有することで、外周面を押圧して変形させる操作を繰り返すことにより、内容物である毛髪化粧料を徐々に剤吐出口21から吐出させることができる。
容器部4に、このような二重構造の容器を用いることにより、内部の毛髪化粧料の残量が減っても、容器部4がしぼんで把持しにくくなることを防止できる。また、接続キャップ45や、容器部4内の空間と剤吐出口21とを連通する液導出路51等に逆止弁44を設けて、剤の吐出後に空気が液導出路51や容器部4に逆流することを防止することにより、次回の吐出の際に、毛髪化粧料が出にくくなったり毛髪化粧料が飛び散ったりすることを防止することができる。更に逆止弁44を設けることで、塗布部2と容器部4との空間的な位置関係がいかなる場合であっても、毛髪化粧料を塗布部2へ供給することができる。容器部4の外容器42における接続キャップ45に覆われていない部分から櫛部23までの距離L(図1参照)は、頭髪への塗布状態の目視による確認性を高める観点及び塗布作業の容易等の観点から、40mm以上200mm以下であることが好ましく、より好ましくは60mm以上130mm以下であり、更に好ましくは70mm以上110mm以下である。また、距離Lは、頭髪の狙った場所への塗布容易性の観点から、15mm以上75mm以下であることが好ましく、より好ましくは30mm以上70mm以下であり、更に好ましくは45mm以上65mm以下である。
以上の構成を有する塗布具1は、本発明に係る毛髪化粧品の使用前においては分解された状態になっている。例えば容器本体41と、塗布部2、延長部5及び接続キャップ45の3つが結合した部材との2パーツの状態になっている。
図5には、塗布具の別の実施形態が示されている。同図に示す塗布具1Aに関し、先に図1ないし図4に基づき説明した塗布具1と同じ部材には同じ符号を付して、その説明を省略する。図5に示す塗布具1Aは、図1ないし図4に示す塗布具1と異なり、延長部5(図1参照)を有していない点以外は、塗布具1と同じ構造を有している。塗布具1Aにおいては、接続キャップ45の上端に、略截頭錐体形の連結部46が連設されている。連結部46の内部は中空になっており、その中空の空間が液導出路51となっている。連結部46の上部において液導出路51は開口しており、その開口が塗布部2の剤吐出口21と接続されている。その結果、塗布具1Aの容器部4に収容された毛髪化粧料は、連結部46の液導出路51を通じて、塗布部2の剤吐出口21へ供給されるようになっている。本発明においては、毛髪化粧料の種類や、毛髪化粧料を施す頭髪の部位に応じて、図1に示す塗布具1を用いることもでき、また図5に示す塗布具1Aを用いることもできる。
[毛髪化粧料の塗布方法]
本発明の毛髪化粧料の塗布方法は、前述した毛髪化粧料及び毛髪化粧料塗布具を具備する、本発明に係る毛髪化粧品を用いて実施される。本発明に係る毛髪化粧品の使用に際し、これを構成する毛髪化粧料が二剤式又は三剤式の染毛剤又は脱色剤の場合には、個別の容器(図示せず)内に密封収容された複数の剤(二剤式の場合は第1剤及び第2剤、三剤式の場合は第1剤、第2剤及び第3剤)を混合し、染毛剤又は脱色剤を調製する必要がある。この二剤式又は三剤式の染毛剤又は脱色剤の調製(各剤の混合)は、得られた染毛剤又は脱色剤を毛髪に塗布するのに使用する塗布具1の一部である、容器部4を用いて行うのが便利である。例えば、二剤式の染毛剤又は脱色剤を調製する場合、第1剤及び第2剤を密封収容している容器を開封して、該第1剤及び第2剤を容器部4内に投入し、該容器部4の開口部を閉栓部材で閉塞し、その閉塞状態下に該容器部4を振って各剤の混合を促進させ、毛髪化粧料を生じさせる。本発明に係る毛髪化粧品は、その使用前において容器部4内に予め第1剤及び第2剤の一方が収容されていても良く、その場合の該毛髪化粧品の使用前の準備(毛髪化粧料の調製)としては、容器部4内に収容されていない他方を容器部4内に投入すれば良い。
本発明の毛髪化粧料の塗布方法は、(1)毛髪化粧料塗布具の塗布部における複数の櫛歯で包囲された部分に、該櫛歯の先端から1mm以上5mm以下離れた下方位置まで毛髪化粧料を供給する工程、及び(2)該塗布部に供給された毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する工程を少なくとも有する。以下、工程(1)及び工程(2)のそれぞれについて説明する。なお、以下の説明は、図1に示す形態の塗布具1を用いた場合に基づくものであるが、これに代えて図5に示す形態の塗布具1Aを用いることが可能であることは言うまでもない。
〔工程(1)〕
本工程の一つの実施形態においては、まず塗布具1の外容器42を片手で把持し、該外容器42を1回又は2回以上繰り返しスクイズすることにより、容器部4内に収容されている毛髪化粧料を塗布部2に供給し、該塗布部2の剤吐出口21から毛髪化粧料を吐出させことができる。そして、図6に示すように、筒状の櫛部23の内側(複数の櫛歯22で包囲された部分)に所望の量の毛髪化粧料3を溜めることができる。
ここで重要なのは、櫛部23の内側に溜める毛髪化粧料3の量を、毛髪化粧料3の上面の位置が、櫛歯の先端22sから1mm以上5mm以下離れた下方位置に存するように調整することである。斯かる毛髪化粧料3の供給量又は保持量の調整は、外容器42のスクイズの回数やスクイズするときに外容器42に加える外力(握力等)を適宜調整することで可能である。毛髪化粧料3の上面の位置を櫛歯22の先端22sの位置と同じにする、即ち、複数の櫛歯22で画成された空間部(筒状の櫛部23の内側)の全体に毛髪化粧料3を供給してしまうと、次工程の工程(2)で、櫛部23を頭髪側に向けて押し当てたときに、櫛歯22の先端22sの近傍の毛髪化粧料3が頭皮に付着するため、特に頭髪における塗布開始部分(櫛部23を最初に押し当てた部分)に対し、意図しない頭皮の着色や無用な刺激を与えるおそれがある。これに対し、複数の櫛歯22で画成された空間部に、櫛歯22の先端から1mm以上5mm以下離れた下方位置まで毛髪化粧料を供給するようにすることで、後述する実施例において例証されるとおり、頭皮への毛髪化粧料の付着が抑えられ、塗布開始部分への毛髪化粧料の過剰塗布、頭皮の着色、頭皮の刺激といった不都合が効果的に防止される。斯かる有利な効果をより確実に奏させるようにする観点から、毛髪化粧料3の上面の位置は、櫛歯22の先端22sから1mm以上4mm以下離れた下方位置が好ましく、櫛歯22の先端22sから1mm以上3mm以下離れた下方位置が更に好ましい。さらに、櫛歯22のうち、毛髪化粧料3の上面に対応する位置、例えば櫛歯22の先端22sから1mm以上4mm以下離れた下方位置に、毛髪化粧料の供給量又は保持量の指標を設けることが好ましい。
〔工程(2)〕
本工程の一つの実施形態においては、毛髪化粧料3を保持した塗布部2を、図7に示すように、使用者の頭部に移動し、櫛部23を頭髪側に向けて押し当てることができる。この押し当てによって、塗布部2に設けられている複数の櫛歯22の間に毛髪を挿入させ、かつ櫛歯22の間に毛髪を保持する。これによって複数本の毛髪からなる毛束が櫛部23によって把持される。引き続き、塗布部2を、毛髪の根元から毛先方向に向けて移動させ、櫛部23で毛束を梳きながら、隣接した櫛歯22間に挿入された毛髪に対して毛髪化粧料3を塗布することができる。剤吐出口21の櫛歯22が、各櫛歯22によって描かれる軌跡が等方性の図形である略円環となるように配置されているので、塗布部2の移動中に、該塗布部2の向きが意図せず変わったとしても、毛髪化粧料3の塗布幅は実質的に変わらないので、毛髪化粧料を略一定の幅で容易に塗布することができる。このように、本工程においては、塗布部2の櫛歯22で毛髪を把持しながら毛髪化粧料3を毛髪に束状に塗布する。「毛髪化粧料3を毛髪に束状に塗布する」とは、塗布部2の櫛部23によって把持された毛束を構成する個々の毛髪に対して、いちどきに毛髪化粧料3を塗布することを言う。毛髪化粧料3の塗布は、頭髪全体のうちの一部分でも良く、あるいは頭髪全体でも良い。
毛髪化粧料3が塗布された毛束は、該化粧料中に皮膜形成樹脂が含まれている場合には、形付けが行いやすくなる。毛髪化粧料3中に顔料や染料が含まれている場合には、毛束に形付けが行いやすくなると共に、該毛束をカラーリングすることができる。
〔工程(3)〕
本発明の毛髪化粧料の塗布方法は、工程(1)及び(2)を複数箇所にわたって複数回繰り返すことで、毛髪化粧料を毛髪に束状に複数条塗布する工程を更に有しても良い。これによって、頭髪の複数箇所の毛束に対して、毛髪化粧料の種類に応じた処理(カラーリング、脱色、形付け等)を行うことができる。工程(1)及び(2)は、好ましくは3回以上20回以下、より好ましくは4回以上15回以下、更に好ましくは5回以上12回以下繰り返すことができる。これによって、頭髪の広い範囲にわたって毛髪化粧料を束状に塗布することができ、自然なスタイリングや、毛髪のボリュームアップを図ることができる。本工程による毛髪化粧料3の塗布は、頭髪全体のうちの一部分でも良く、あるいは頭髪全体でも良い。いずれの場合であっても、毛髪化粧料が束状に塗布された毛髪と、その周辺に位置し、かつ毛髪化粧料が塗布されていない毛髪とが存在するように、本工程の操作を行うことが好ましい。
〔工程(4)〕
本発明の毛髪化粧料の塗布方法は、毛髪化粧料が皮膜形成樹脂を含有する整髪料である場合には、工程(1)及び(2)の後に、又は工程(3)の後に、毛髪化粧料が束状に塗布された毛髪と、その周辺の毛髪とを形付けする工程である工程(4)を更に有しても良い。形付けの代表例としては、カーラーやヘアアイロンを用いた毛束のカールが挙げられる。本工程を行うことで、毛髪化粧料3が付着した毛束がしっかりしたカールで芯のような働きをし、該毛束の周辺に位置し、かつ毛髪化粧料3が塗布されていない毛髪が緩くカールするので、形付けが長時間にわたって維持されると共に、柔らかい感触が発現する。特に、毛髪化粧料3が顔料や染料を含む場合には、毛髪化粧料3が付着した毛束の色と、その周辺に位置する毛髪の色とが相違することになるので、一層個性的なヘアスタイルとなる。これに対して、毛髪化粧料3を全く塗布せずに形付けをした場合には、柔らかい感触は発現するものの、形付けを長時間にわたって維持することは容易でない。一方、頭髪全体に毛髪化粧料3を塗布した場合には、しっかりとした形付けを行うことはできるが、毛髪全体が硬い感触になってしまう。このように本工程によれば、長時間にわたって、自然なスタイリング、及び毛髪のボリュームアップを持続させることができる。
図8には、毛髪化粧料塗布具における塗布部2の別の形態が示されている。同図に示す塗布部2では、複数の櫛歯で包囲された部分への毛髪化粧料3の供給量又は保持量の指標を、複数の該櫛歯の少なくとも一つに設けている。指標は、複数の櫛歯で包囲された部分へ供給された毛髪化粧料3の上面の位置決めのために用いられるものである。塗布部2は、高さの異なる2種以上の櫛歯を有している。図8には、高さの異なる2種の櫛歯が表されている。これらの櫛歯は、相対的に高さの高い第1櫛歯221と、第1櫛歯221よりも高さが相対的に低い第2櫛歯222とからなる。第1櫛歯221及び第2櫛歯222は、単一の略円環状に配置されている。また第1櫛歯221及び第2櫛歯222は、交互に規則的に配置されている。そして、高さが最も高い櫛歯である第1櫛歯221以外の櫛歯、即ち第2櫛歯222を前記指標として用いている。具体的には、指標として用いられる第2櫛歯222の先端の位置を供給量又は保持量の目標にして、第1及び第2櫛歯221,222で包囲された部分へ毛髪化粧料3を供給する。そして、毛髪化粧料3の上面が、第2櫛歯222の先端と略一致するように、該毛髪化粧料3を供給する。
本実施形態によれば、これまでの実施形態に比べて、毛髪化粧料3の供給量又は保持量の調整を容易に、かつ再現性良く行うことができる。したがって、毛髪化粧料3を毛髪に過剰に塗布することが一層効果的に防止される。また、毛髪化粧料3による頭皮の着色が一層効果的に防止される。
上述の効果を更に一層効果的なものとする観点から、前記指標を、櫛歯のうち、高さが最も高い櫛歯の先端から下方に1mm以上5mm以下の距離を置いた位置に設けることが好ましい。つまり本実施形態においては、第2櫛歯222の高さを、第1櫛歯221の高さよりも1mm以上5mm以下の範囲で低くすることが好ましい。なお、本実施形態においては、第1櫛歯221と第2櫛歯222とが交互に規則的に配置されていたが、これ以外の配置形態を採用しても良い。
図9に示す実施形態の塗布部2は、図8に示す実施形態の塗布部の変形例である。本実施形態においては、塗布部2は、高さの異なる3種の櫛歯である第1櫛歯221、第2櫛歯222及び第3櫛歯223を備えている。これら3種類の櫛歯のうち、第1櫛歯221の高さが最も高く、第2櫛歯222の高さが最も低く、第3櫛歯223の高さは、第1櫛歯221と第2櫛歯222との間にある。これら3種類の櫛歯は、第1櫛歯221、第3櫛歯223、第2櫛歯222、第3櫛歯223の配列が一つの繰り返し単位になっており、この繰り返し単位が反復されるように規則的に配置されている。本実施形態においては、高さが最も低い櫛歯である第2櫛歯222が前記指標として用いられる。したがって、毛髪化粧料(図示せず)は、その上面が、第2櫛歯222の先端と略一致するように供給される。本実施形態によれば、図8に示す実施形態によって奏される効果に加えて、櫛歯の間に毛髪がより入り易くなるという効果も奏される。なお、本実施形態においては、第1櫛歯221ないし第3櫛歯223が、上述の繰り返し単位に基づき規則的に配置されていたが、これ以外の配置形態を採用しても良い。
図10に示す実施形態の塗布部2も、図8に示す実施形態の塗布部の変形例である。本実施形態においては、高さの異なる2種類の櫛歯である第1櫛歯221及び第2櫛歯のいずれもが、その横断面の形状が、高さ方向に沿ういずれの位置においても同じなっている。したがって、例えば横断面の形状が円形である場合、各櫛歯221,222は略円柱状の形状をしている。本実施形態によれば、図8に示す実施形態によって奏される効果と同様の効果が奏される。
図11に示す実施形態の塗布部2は、これまでの実施形態と異なり、複数の櫛歯が、第1円環24Aをなす第1櫛歯群241と、第2円環24Bをなす第2櫛歯群242とからなる。第2円環24Bは、第1円環24Aの内側に位置するように略同心円状に配置されている。つまり複数の櫛歯は、二重の略環状となるように配されている。第1の櫛歯群241を構成する各第1櫛歯221は、その高さがいずれも同じになっている。第2の櫛歯群242を構成する第2櫛歯222についても同様であり、各第2櫛歯222は、その高さがいずれも同じになっている。そして、第2櫛歯群242の櫛歯は222、その高さが第1櫛歯群241の櫛歯221の高さよりも低くなっている。本実施形態においては、高さが最も低い櫛歯である第2櫛歯222が前記指標として用いられる。毛髪化粧料は、第1円環24Aの内側に溜められる。
図12に示す実施形態の塗布部2では、複数の櫛歯22は、それらの高さがいずれも同じになっている。各櫛歯22においては、該櫛歯22の先端から下方に距離を置いた位置に印22mが設けられている。そして、この印22mを前記指標として用いている。印22mは、例えば櫛歯22の側面から水平方向の外方に突出したリブであり得る。あるいは印22mは、櫛歯22の側面から、水平方向の内方に向けて凹陥した凹部であり得る。更に印22mは、櫛歯22の側面の地色と異なる色に着色された着色部位であり得る。図12においては、印22mはすべての櫛歯22に設けられているが、これに代えて1又は2以上のいずれかの櫛歯22に印22mを設けても良い。
図13に示す実施形態の塗布部2は、図12に示す実施形態の変形例である。本実施形態では、複数の櫛歯22は、それらの高さがいずれも同じになっている。各櫛歯22においては、該櫛歯22の先端から下方に距離を置いた位置までの全域にわたり印22nが設けられている。そして、この印22nを前記指標として用いている。「全域にわたり」とは、櫛歯22の高さ方向に関して適用されるものである。したがって、櫛歯22の周方向の全域にわたって印22nが形成されていることは要しない。また、図13においては、印22nはすべての櫛歯22に設けられているが、これに代えて1又は2以上のいずれかの櫛歯22に印22nを設けても良い。印22nは例えば、櫛歯22の側面の地色と異なる色に着色された着色部位であり得る。
図14に示す実施形態の塗布部2では、複数の櫛歯22は、それらの高さがいずれも同じになっている。各櫛歯22は、該櫛歯22の先端から下方に距離を置いた位置までの領域である上部域Tと、該位置から更に下方の領域である下部域Bとの2つの部位から構成されている。上部域Tは、その横断面の形状が、高さ方向に沿ういずれの位置においても同じなっている。同様に下部域Bも、その横断面の形状が、高さ方向に沿ういずれの位置においても同じなっている。そして上部域Tの太さが、下部域Bの太さと異なっている。具体的には、上部域Tの太さの方が、下部域Bの太さよりも細くなっている。その結果、櫛歯22においては、上部域Tと下部域Bとの境界の位置に段差Sが設けられている。この段差Sが前記指標として用いられる。毛髪化粧料3は段差Sの位置まで供給される。
図15には、毛髪化粧料塗布具の別の実施形態が示されている。これまで説明してきた実施形態の毛髪化粧料塗布具では、容器部4はスクイズ可能なものであったが、本実施形態の毛髪化粧料塗布具1Bでは、容器部4はスプレー容器からなる。塗布部2は、接続キャップ45を介して、容器部4の首部46に、螺合との手段によって結合されるようになっている。結合状態においては、容器部4のステム47が、接続キャップ45の内側に設けられたアクチュエータ(図示せず)と嵌合する。アクチュエータには中空路(図示せず)が設けられており、該中空路は延長部5の液導出路51(図1参照)と連通している。またアクチュエータは、延長部5の下端部近傍に設けられた押し下げ用突起48に接続されている。そして使用者が陽気部4を把持した状態下に、指で押し下げ用突起48を押し下げることでアクチュエータが押し下げられ、それによってステムが下がり、ステム孔(図示せず)が開口する。これと同時に、容器部4に充填されている噴射剤の圧力によって毛髪化粧料が吸い上げられ、開口部からステム47、アクチュエータ、液導出路51を通って塗布部2に供給される。
以上、本発明について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。例えば、塗布具1,1A,1Bにおける櫛歯22は、先端側が基端側に比して幅(直径)の大きい逆テーパー形状部分(先端部22a)を有していたが、逆テーパー形状部分を有していなくても良く、例えば図10に示すとおり、櫛歯22の全長にわたって幅(直径)が一定であっても良い。更に、逆テーパーに代えて、櫛歯22が、その基部から先端部に向かうに連れて漸次細くなる順テーパー状であっても良い。更に、前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
以上述べた実施形態に関し、以下に本発明の好ましい態様を更に開示する。
<1>
30℃における粘度が3Pa・s以上30Pa・s以下である毛髪化粧料と、毛髪に対して該毛髪化粧料を束状に塗布する塗布部を有する毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品であって、該塗布部が、略円環状に配置された複数の櫛歯及び該櫛歯を固定する櫛歯台を有し、該櫛歯の高さが5mmを超えて30mm以下である毛髪化粧品を用いた毛髪化粧料の塗布方法であって、
以下の工程(1)及び(2)を有する毛髪化粧料の塗布方法。
(1)前記塗布部における複数の前記櫛歯で包囲された部分に、該櫛歯の先端から1mm以上5mm以下離れた下方位置まで前記毛髪化粧料を供給する工程。
(2)前記塗布部に供給された毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する工程。
<2>
工程(2)において、前記塗布部の櫛歯で毛髪を把持しながら前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する<1>記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<3>
工程(2)において、前記塗布部を毛髪の根本から毛先方向に移動させることで、前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する<1>又は<2>記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<4>
更に、工程(1)及び(2)を複数箇所にわたって複数回繰り返す工程である工程(3)を行うことで、前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する<1>ないし<3>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<5>
前記毛髪化粧料塗布具が毛髪化粧料を収容する容器部を有する<1>ないし<5>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<6>
前記容器部と前記塗布部との間に連結部を有する<5>記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<7>
前記毛髪化粧料が酸化染料中間体を含有する<1>ないし<6>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<8>
前記毛髪化粧料が直接染料を含有する<1>ないし<7>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<9>
前記毛髪化粧料が顔料を含有する<1>ないし<8>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<10>
前記毛髪化粧料が皮膜形成樹脂を含有する<1>ないし<9>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<11>
30℃における毛髪化粧料の粘度が好ましくは5Pa・s以上、より好ましくは7Pa・s以上、更に好ましくは8.5Pa・s以上であり、好ましくは15Pa・s以下、より好ましくは13Pa・s以下である<1>ないし<10>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<12>
櫛歯の高さが、好ましくは6mm以上、より好ましくは6.5mm以上、更に好ましくは7mm以上であり、好ましくは25mm以下、より好ましくは23mm以下、更に好ましくは20mm以下である<1>ないし<11>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<13> 前記工程(1)において、前記櫛歯の先端から好ましくは4mm以下、より好ましくは3mm以下離れた下方位置まで前記毛髪化粧料を供給する<1>ないし<12>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<14> 前記櫛歯の基端部の断面中心が外接して通る円状ラインの内径が、好ましくは5mm以上、より好ましくは6mm以上、更に好ましくは8mm以上であり、好ましくは30mm以下、より好ましくは20mm以下、更に好ましくは15mm以下、更に好ましくは13mm以下である<1>ないし<13>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<15>
櫛歯22の幅が、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.5mm以上であり、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下、更に好ましくは2.5mm以下である<1>ないし<14>のいずれか一に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
<16>
30℃における粘度が3Pa・s以上30Pa・s以下である毛髪化粧料と、毛髪に対して該毛髪化粧料を塗布する塗布部を有する毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品であって、
該塗布部が、略円環状に配置された複数の櫛歯及び該櫛歯を固定する櫛歯台を有し、
複数の該櫛歯で包囲された部分への該毛髪化粧料の供給量又は保持量の指標となる指標を、複数の該櫛歯の少なくとも一つに設けた毛髪化粧品。
<17>
前記指標を、前記櫛歯のうち、高さが最も高い櫛歯の先端から下方に1mm以上5mm以下の距離を置いた位置に設けた<16>に記載の毛髪化粧品。
<18>
前記櫛歯の高さが5mmを超えて30mm以下である<16>又は<17>に記載の毛髪化粧品。
<19>
複数の前記櫛歯が、高さの異なる2種以上の櫛歯からなり、高さが最も高い櫛歯以外の櫛歯を前記指標として用いた<16>ないし<18>のいずれか1に記載の毛髪化粧品。
<20>
高さの異なる2種以上の櫛歯が単一の略円環状に配置されている<19>に記載の毛髪化粧品。
<21>
複数の前記櫛歯は、第1円環をなす第1櫛歯群と、第2円環をなす第2櫛歯群とからなり、
第2円環は、第1円環の内側に位置するように略同心円状に配置されており、
第2櫛歯群の櫛歯は、その高さが第1櫛歯群の櫛歯の高さよりも低くなっている<19>に記載の毛髪化粧品。
<22>
複数の前記櫛歯は、それらの高さがいずれも同じになっており、該櫛歯の先端から下方に距離を置いた位置に印を設け、該印を前記指標として用いた<16>ないし<18>のいずれか1に記載の毛髪化粧品。
<23>
複数の前記櫛歯は、それらの高さがいずれも同じになっており、該櫛歯の先端から下方に距離を置いた位置までの全域にわたり印を設け、該印を前記指標として用いた<16>ないし<18>のいずれか1に記載の毛髪化粧品。
<24>
複数の前記櫛歯が、それらの高さがいずれも同じになっており、該櫛歯の先端から下方に距離を置いた位置までの太さを、該位置から更に下方の部分の太さと異ならせることで、該位置に段差を設け、該段差を前記指標として用いた<16>ないし<18>のいずれか1に記載の毛髪化粧品。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
以下の表2ないし4に示す組成を有する組成物A、B及びCを調製し、これらを質量比A:B:C=35:50:15で混合し、毛髪化粧料1とした。毛髪化粧料1は、三剤式の脱色剤であり、組成物Aは前記第1剤、組成物Bは前記第2剤、組成物Cは前記第3剤に相当する。各組成物は、使用前は、それぞれ独立に別個の容器に収容されており、使用に際しては、各容器を開封して毛髪化粧料塗布具における容器部内に投入し、該容器部の開口部を閉栓部材で閉塞し、その閉塞状態下に該容器部を振って各組成物の混合を促進させ、毛髪化粧料1を調製した。毛髪化粧料塗布具として、図1に示す塗布具1を用いた。塗布具の寸法は表1に示すとおりである。こうして、塗布具1の容器部4に毛髪化粧料1が収容された毛髪化粧品を用意した。
Figure 2015071033
こうして用意した毛髪化粧品を用い、頭髪の部分塗布を行った。即ち、毛髪化粧品の容器部4をスクイズして、該容器部4から塗布部2に向けて毛髪化粧料1を供給し、複数の櫛歯22で画成された空間部(筒状の櫛部23の内側)に、毛髪化粧料1の上面の位置が櫛歯22の先端22sから3mm離れた下方位置に存するように、毛髪化粧料1の充填量を調整した。その状態下に櫛部23を、セミロングより長い頭髪を有するマネキンヘッドの該頭髪の根元に押し当て、更に毛先方向へ移動させて、毛髪の根元から毛先まで毛髪化粧料1を束状に5条、等間隔で塗布した。
以上の操作を、染毛、脱色及びスタイリング等の施術経験の豊富な5人のパネラーに行わせ、頭皮への毛髪化粧料の付着の程度が、他の一般消費者向け製品と比較して優位に少ないと思うか否かの評価を行わせた。頭皮への毛髪化粧料の付着の程度が少ないことは、毛髪化粧料による頭皮刺激や頭皮付着、仕上がりの不均一さ等の不都合の発生防止に繋がる。その結果を以下の表10に示す。
〔実施例2〕
以下の表5、6に示す組成を有する組成物D、Eを調製し、これらを質量比D:E=1:1.5で混合し、毛髪化粧料2とした。毛髪化粧料2は、二剤式の染毛剤であり、組成物Dは前記第1剤、組成物Eは前記第2剤に相当する。この毛髪化粧料2を用いた以外は実施例1と同様にして頭髪の部分塗布を行い、実施例1と同様の評価を行った。その結果を以下の表10に示す。
〔実施例3〕
以下の表7に示す組成を有する組成物Fを調製し、一剤式染毛料である毛髪化粧料3とした。この毛髪化粧料3を用いた以外は実施例1と同様にして頭髪の部分塗布を行い、実施例1と同様の評価を行った。その結果を以下の表10に示す。
〔実施例4〕
以下の表8に示す組成を有する組成物Gを調製し、一剤式染毛料である毛髪化粧料4とした。この毛髪化粧料4を用いた以外は実施例1と同様にして頭髪の部分塗布を行い、実施例1と同様の評価を行った。その結果を以下の表10に示す。
〔実施例5〕
以下の表9に示す組成を有する組成物Hを調製し、整髪料である毛髪化粧料5とした。この毛髪化粧料5を用いた以外は実施例1と同様にして頭髪の部分塗布を行い、実施例1と同様の評価を行った。その結果を以下の表10に示す。
〔比較例1〜5〕
毛髪化粧料1〜5を用い、頭髪の部分塗布を次のように行った。即ち、毛髪化粧品の容器部4をスクイズして、該容器部4から塗布部2に向けて毛髪化粧料を供給し、複数の櫛歯22で画成された空間部(筒状の櫛部23の内側)に、毛髪化粧料の上面の位置が櫛歯22の先端22sと同位置に存するように(即ち、毛髪化粧料が櫛歯22の根元から先端まで存するように)、毛髪化粧料の充填量を調整した。その状態下に櫛部23を、セミロングより長い頭髪を有するマネキンヘッドの該頭髪の根元に押し当て、更に毛先方向へ移動させて、毛髪の根元から毛先まで毛髪化粧料1を束状に5条、等間隔で塗布した。以上の点以外は実施例1〜5と同様にして頭髪の部分塗布を行い、実施例1〜5と同様の評価を行った。その結果を以下の表10に示す。
Figure 2015071033
Figure 2015071033
Figure 2015071033
Figure 2015071033
Figure 2015071033
Figure 2015071033
Figure 2015071033
Figure 2015071033
Figure 2015071033
表10に示した結果から明らかなとおり、各実施例は各比較例に比して、頭皮への毛髪化粧料の付着が少ない。このことから、略円環状に配置された複数の櫛歯及び該櫛歯を固定する櫛歯台を備えた塗布部を有する、毛髪化粧料塗布具を用いて毛髪化粧料を塗布する場合において、その複数の櫛歯で包囲された部分(櫛部内側)に毛髪化粧料を供給する際には、各比較例のように、櫛歯の根元から先端まで毛髪化粧料を充填せずに、各実施例のように、毛髪化粧料の上面位置が櫛歯の先端から所定距離離れた下方位置に存するようにし、該櫛部内側の櫛歯先端側に毛髪化粧料が充填されていない空間部を形成しておくことが、頭皮への毛髪化粧料の付着を抑制する点で有効であることが判る。そして、この各実施例の塗布方法は、毛髪化粧料1〜5のすべてに対して有効である。
〔参考例1〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを18mmとした。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、櫛歯22の先端から1mm下方の位置まで充填した。充填は、染毛の施術経験の豊富な5人のパネラーに行わせた。そして、毛髪化粧料を所定の位置まで充填するときの充填量のコントロールのしやすさを、これらのパネラーに評価させた。評価は、直接判定法の非制限的選択回答方式で行った。具体的には、長さ6cmの直線を水平に引き、直線の左端を「非常にコントロールし難い」、右端を「非常にコントロールしやすい」と定義して、パネラーが受けた印象を、直線上の位置で表現させた。そして、直線の左端からパネラーが示した位置までの長さを測定し、その長さを評点とした。そして、5人のパネラーの評点の合計を算出した。評点が高いほど、充填量がコントロールしやすいことを意味する。
次に、前記の5人のパネラーに、毛髪化粧料をウイッグの毛に塗布させ、塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を評価させた。即ち、毛髪化粧料を塗布部に充填した毛髪化粧品における該塗布部を、ウイッグの毛の根元に当接させ、その状態から塗布部を毛先に向かってコーミングするように移動させて、毛に毛髪化粧料を塗布した。塗布後、ウイッグの頭皮部分を目視観察し、頭皮部分に毛髪化粧料が付着しているか否かを判定した。
以上の結果を以下の表11に示す。
〔実施例6〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを18mmとした。また、各櫛歯22の先端から1mm下方の位置に、水平方向に延びる線からなる指標を設けた。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、指標の位置まで、即ち櫛歯の先端から1mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表11に示す。
〔実施例7〕
実施例1において、櫛歯として、高さ18mmの第1櫛歯221を8本、高さ17mmの第2櫛歯222を8本用いた。これらを交互に規則的に配置して図8に示す塗布部を得た。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、第2櫛歯222の先端の位置まで、即ち第1櫛歯221の先端から1mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表11に示す。
〔参考例2〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを18mmとした。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、櫛歯22の先端から5mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表11に示す。
〔実施例8〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを18mmとした。また、各櫛歯22の先端から5mm下方の位置に、水平方向に延びる線からなる指標を設けた。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、指標の位置まで、即ち櫛歯22の先端から5mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表11に示す。
〔実施例9〕
実施例1において、櫛歯として、高さ18mmの第1櫛歯221を8本、高さ13mmの第2櫛歯222を8本用いた。これらを交互に規則的に配置して図8に示す塗布部を得た。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、第2櫛歯222の先端の位置まで、即ち第1櫛歯221の先端から5mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表11に示す。
〔比較例6〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを18mmとした。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、櫛歯22の先端まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表11に示す。
〔参考例3〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを12mmとした。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、櫛歯22の先端から1mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表12に示す。
〔実施例10〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを12mmとした。また、各櫛歯22の先端から1mm下方の位置に、水平方向に延びる線からなる指標を設けた。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、指標の位置まで、即ち櫛歯22の先端から1mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表12に示す。
〔実施例11〕
実施例1において、櫛歯として、高さ12mmの第1櫛歯221を8本、高さ11mmの第2櫛歯222を8本用いた。これらを交互に規則的に配置して図8に示す塗布部を得た。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、第2櫛歯222の先端の位置まで、即ち第1櫛歯221の先端から1mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表12に示す。
〔参考例4〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを12mmとした。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、櫛歯22の先端から5mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表12に示す。
〔実施例12〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを12mmとした。また、各櫛歯22の先端から5mm下方の位置に、水平方向に延びる線からなる指標を設けた。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、指標の位置まで、即ち櫛歯22の先端から5mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表12に示す。
〔実施例13〕
実施例1において、櫛歯として、高さ12mmの第1櫛歯221を8本、高さ7mmの第2櫛歯222を8本用いた。これらを交互に規則的に配置して図8に示す塗布部を得た。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、第2櫛歯222の先端の位置まで、即ち第1櫛歯221の先端から5mm下方の位置まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表12に示す。
〔比較例7〕
実施例1において、櫛歯22の本数を16本とし、櫛歯22の高さを12mmとした。それ以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品の塗布部に、実施例1で用いた毛髪化粧料を充填した。毛髪化粧料は、櫛歯22の先端まで充填した。このときの充填量のコントロールのしやすさを、参考例1と同様に評価した。次いで、毛髪化粧料の塗布時における頭皮への該毛髪化粧料の付着の有無を、参考例1と同様に評価した。その結果を表12に示す。
Figure 2015071033
Figure 2015071033
表11及び表12に示す結果から明らかなとおり、各実施例では毛髪化粧料の充填をコントロールしやすく、かつ頭皮への毛髪化粧料の付着が防止されることが判る。これに対して各比較例では、毛髪化粧料の充填はコントロールしやすいが、その反面、頭皮に毛髪化粧料が付着しやすいことが判る。
1,1A 毛髪化粧料塗布具
2 塗布部
21 剤吐出口
22 櫛歯
22m,22n 印
3 毛髪化粧料
4 容器部
41 容器本体
45 接続キャップ
5 延長部
51 液流出路
S 段差

Claims (20)

  1. 30℃における粘度が3Pa・s以上30Pa・s以下である毛髪化粧料と、毛髪に対して該毛髪化粧料を塗布する塗布部を有する毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品であって、
    該塗布部が、略円環状に配置された複数の櫛歯及び該櫛歯を固定する櫛歯台を有し、
    複数の該櫛歯で包囲された部分への該毛髪化粧料の保持量の指標を、複数の該櫛歯の少なくとも一つに設けた毛髪化粧品。
  2. 前記指標を、前記櫛歯のうち、高さが最も高い櫛歯の先端から下方に1mm以上5mm以下の距離を置いた位置に設けた請求項1に記載の毛髪化粧品。
  3. 前記櫛歯の高さが5mmを超えて30mm以下である請求項1又は2に記載の毛髪化粧品。
  4. 複数の前記櫛歯が、高さの異なる2種以上の櫛歯からなり、高さが最も高い櫛歯以外の少なくとも1つの櫛歯を前記指標として用いた請求項1ないし3のいずれか一項に記載の毛髪化粧品。
  5. 高さの異なる2種以上の櫛歯が単一の略円環状に配置されている請求項4に記載の毛髪化粧品。
  6. 複数の前記櫛歯は、第1円環をなす第1櫛歯群と、第2円環をなす第2櫛歯群とからなり、
    第2円環は、第1円環の内側に位置するように略同心円状に配置されており、
    第2櫛歯群の櫛歯は、その高さが第1櫛歯群の櫛歯の高さよりも低くなっている請求項4に記載の毛髪化粧品。
  7. 複数の前記櫛歯は、いずれも同じ高さになっており、該櫛歯の少なくとも1つの先端から下方に距離を置いた位置に印を設け、該印を前記指標として用いた請求項1ないし3のいずれか一項に記載の毛髪化粧品。
  8. 複数の前記櫛歯は、いずれも同じ高さになっており、該櫛歯の先端から下方に距離を置いた位置までの全域にわたり印を設け、該印を前記指標として用いた請求項1ないし3のいずれか一項に記載の毛髪化粧品。
  9. 複数の前記櫛歯が、いずれも同じ高さになっており、該櫛歯の少なくとも1つの先端から下方に距離を置いた位置までの太さを、該位置から更に下方の部分の太さと異ならせることで、該位置に段差を設け、該段差を前記指標として用いた請求項1ないし3のいずれか一項に記載の毛髪化粧品。
  10. 前記櫛歯台の中央部に、毛髪化粧料が供給される剤吐出口を備える請求項1ないし9のいずれか一項に記載の毛髪化粧品。
  11. 30℃における粘度が3Pa・s以上30Pa・s以下である毛髪化粧料と、毛髪に対して該毛髪化粧料を束状に塗布する塗布部を有する毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品であって、該塗布部が、略円環状に配置された複数の櫛歯及び該櫛歯を固定する櫛歯台を有し、該櫛歯の高さが5mmを超えて30mm以下である毛髪化粧品を用いた毛髪化粧料の塗布方法であって、
    以下の工程(1)及び(2)を有する毛髪化粧料の塗布方法。
    (1)前記塗布部における複数の前記櫛歯で包囲された部分に、該櫛歯の先端から1mm以上5mm以下離れた下方位置まで前記毛髪化粧料を供給する工程。
    (2)前記塗布部に供給された毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する工程。
  12. 工程(2)において、前記塗布部の櫛歯で毛髪を把持しながら前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する、請求項11に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
  13. 工程(2)において、前記塗布部を毛髪の根本から毛先方向に移動させることで、前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する、請求項11又は12に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
  14. 更に、工程(1)及び(2)を複数箇所にわたって複数回繰り返す工程である工程(3)を行うことで、前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する請求項11ないし13のいずれか一項に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
  15. 前記毛髪化粧料塗布具が毛髪化粧料を収容する容器部を有する請求項11ないし14のいずれか一項に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
  16. 前記容器部と前記塗布部との間に連結部を有する請求項15に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
  17. 前記毛髪化粧料が酸化染料中間体を含有する請求項11ないし16のいずれか一項に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
  18. 前記毛髪化粧料が直接染料を含有する請求項11ないし17のいずれか一項に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
  19. 前記毛髪化粧料が顔料を含有する請求項11ないし18のいずれか一項に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
  20. 前記毛髪化粧料が皮膜形成樹脂を含有する請求項11ないし19のいずれか一項に記載の毛髪化粧料の塗布方法。
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