JP2015051943A - 整髪方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記毛髪化粧料が収容された容器部、及び毛髪に対して前記毛髪化粧料を束状に塗布するための塗布部を有する毛髪化粧料塗布具、を具備する毛髪化粧品を用い、以下の工程(1)及び(2)をこの順で行うことによって毛髪を整髪する整髪方法を提供するものである。
(1)前記容器部に収容された前記毛髪化粧料を前記塗布部に供給する工程。
(2)前記塗布部に供給された前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する工程。
本発明の整髪方法では、毛髪化粧料と、該毛髪化粧料が収容された毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品を用いて、頭髪を整髪する。本明細書に言う「整髪」とは、毛髪に対して何らの処理を施して、外見上、毛髪を処理前と異なる形状に変形する操作を広く包含する。例えば起床時の寝癖直しや外出前のセットといった毛髪の形付けはもちろん、一時染毛料を用いたヘアカラーリングを伴う形付け等の毛髪化粧料を毛髪に塗布し、洗い流さずに毛髪形状を維持させる操作が挙げられる。以下、毛髪化粧品を構成する毛髪化粧料及び塗布具についてそれぞれ説明する。
〔皮膜形成樹脂〕
毛髪化粧料は、皮膜形成樹脂を含むものである。皮膜形成樹脂は、毛髪化粧料を毛髪に施すことで、常温にて水及びその他の揮発成分が揮発した後に毛髪の表面に皮膜を形成することが可能な樹脂、つまり皮膜形成能を有する樹脂である。毛髪化粧料が皮膜形成樹脂を含有することで、該毛髪化粧料を毛髪に施すと、該皮膜形成樹脂の作用によって毛髪のスタイリング効果が発現する。皮膜形成樹脂としては、例えばアクリル系樹脂、ビニル系樹脂、縮合系樹脂、天然樹脂、シリコーン系樹脂、含フッ素樹脂を用いることができる。具体例としては、以下の皮膜形成樹脂を挙げることができる。それらの皮膜形成樹脂は、いずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明で用いる毛髪化粧料は、顔料及び直接染料からなる群から選ばれる少なくとも1種の物質を含有し得る。これらの物質を含有することで、毛髪化粧料は、スタイリング剤としての機能に加えて、染毛料としての機能も有することになる。
顔料としては、その形状(球状、針状、板状等)や粒子径、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができる。例えば無機顔料、有機顔料、パール顔料、金属粉末顔料、光輝性粉体等が挙げられる。無機顔料としては、具体的には、カーボンブラック、黒酸化鉄、黒酸化チタン等の無機黒色系顔料;酸化鉄(べんがら)、水酸化鉄、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム等の無機白色系顔料等が挙げられる。これらのうち、カーボンブラック、黒酸化鉄、黒酸化チタン、酸化鉄(べんがら)、黄酸化鉄、群青、紺青が好ましい。
金属粉末顔料としては、金粉、銀粉、銅粉、アルミニウム粉、真鍮粉等が挙げられる。
光輝性粉体としては、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層体、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム体等が挙げられる。
直接染料としては、染毛剤に利用可能である公知の酸性染料、塩基性染料、分散染料、反応性染料等を用いることができる。酸性染料としては、例えば青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色106号、赤色227号、黄色203号、酸性橙3等が挙げられる。塩基性染料としては、例えば塩基性青99、塩基性茶16、塩基性茶17、塩基性赤76、塩基性黄76、塩基性橙31、塩基性赤51等が挙げられる。酸性染料及び塩基性染料以外の直接染料としては、例えば2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-o-フェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、分散紫1、分散青1、分散黒9、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC赤3、HC黄2、HC黄4、HC黄5等が挙げられる。
本発明で用いられる毛髪化粧料には、媒体として、水及び必要により有機溶剤が使用され得る。有機溶剤としては、エタノール、2−プロパノール等の低級アルカノール類、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、グリセリン等のポリオール類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ベンジルセロソルブ等のセロソルブ類、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類が挙げられる。前記有機溶剤が、組成物A及びBの一方に含有される場合と、両方に含有される場合のいずれの場合であっても、該有機溶剤は、毛髪化粧料中に0.01質量%以上25質量%以下、更には0.05質量%以上15質量%以下、更には0.1質量%以上10質量%以下含有することが好ましい。
本発明で用いられる毛髪化粧料中には、前記の各種の成分のほかに、本発明の効果を妨げない限度内で、化粧料用油剤を添加することができる。毛髪化粧料中における化粧料用油剤の含有量は好ましくは0.1質量%以上20質量%以下である。このような化粧料用油剤としては、ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボカド油、オリーブ油等のグリセライド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル酸のエステル類;流動パラフィン、ワセリン、スクワラン、水添ポリイソブテン等の炭化水素油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル等のシリコーン誘導体;ポリプロピレングリコールなどが挙げられる。更にこれらの化粧料用油剤を乳化安定化するために乳化剤を添加することができる。乳化剤としてはアニオン性、両性、カチオン性、非イオン性のいずれの界面活性剤も使用することができる。
本発明で用いられる毛髪化粧料は、その粘度が、30℃において3Pa・s以上30Pa・s以下であることが好ましく、5Pa・s以上15Pa・s以下であることが更に好ましく、7Pa・s以上13Pa・s以下であることが一層好ましく、8.5Pa・s以上13Pa・s以下であることが更に一層好ましい。毛髪化粧料の粘度をこの範囲に設定することで、該毛髪化粧料の吐出性が良好になるばかりでなく、塗布時に毛髪化粧料が垂れ落ちることが効果的に防止され、かつ毛髪上での毛髪化粧料のび性も良好になる。毛髪化粧料の30℃における粘度は、粘度計(東機産業株式会社製 モデルTVB−10R、T-BAR STAGE TS-10)を用い、スピンドルNo.T−C、回転数10rpmの条件下に30℃で1分間回転させた後の値とする。ただし、粘度が2Pa・s以下の場合、粘度計(東機産業株式会社製 モデルTVB-10M)を用い、スピンドルNo.4、回転数30rpmの条件下に30℃で1分間回転させた後の値とする。
本発明で用いられる毛髪化粧料のpHは、ガラス電極式水素イオン濃度計F-14(株式会社堀場製作所製)を用いて、サンプルの温度を25℃に調整し、直接電極をサンプルに入れて測定する。本発明の毛髪化粧料のpHは、2以上11以下が好ましく、3以上10以下が更に好ましい。
本発明で用いられる毛髪化粧塗布具は、毛髪化粧料を収容するための容器部、及び毛髪に対して毛髪化粧料を束状に塗布するための塗布部を有する。上述した毛髪化粧料は、塗布具における容器部に収容される。
次に、これまで説明してきた毛髪化粧品を用いた本発明の整髪方法について説明する。本発明の整髪方法は、(1)塗布具の容器部に収容された毛髪化粧料を、塗布具の塗布部に供給する工程、及び(2)塗布部に供給された毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する工程を少なくとも有する。以下、工程(1)及び工程(2)のそれぞれについて説明する。なお、以下の説明は、図1に示す形態の塗布具1を用いた場合に基づくものであるが、これに代えて図5に示す形態の塗布具1Aを用いることが可能であることは言うまでもない。
本工程の一つの実施形態においては、まず塗布具1の外容器42を片手で把持し、該外容器42を1回又は2回以上繰り返しスクイズすることにより、容器部4内に収容されている毛髪化粧料を塗布部2に供給し、該塗布部2の剤吐出口21から毛髪化粧料を吐出させことができる。そして、図6に示すように、筒状の櫛部23の内側に所望の量の毛髪化粧料3を溜めることができる。櫛部23の内側に溜める毛髪化粧料3の量は、例えば同図に示すとおり、毛髪化粧料3の上面の位置が、櫛歯22の先端22sの位置と同程度となるようにすることができる。
本工程の一つの実施形態においては、毛髪化粧料3を保持した塗布部2を、図7に示すように、使用者の頭部に移動し、櫛部23を頭髪側に向けて押し当てることができる。この押し当てによって、塗布部2に設けられている複数の櫛歯22の間に毛髪を挿入させ、かつ櫛歯22の間に毛髪を保持する。これによって複数本の毛髪からなる毛束が櫛部23によって把持される。引き続き、塗布部2を、毛髪の根元から毛先方向に向けて移動させ、櫛部23で毛束を梳きながら、隣接した櫛歯22間に挿入された毛髪に対して毛髪化粧料3を塗布することができる。剤吐出口21の櫛歯22が、各櫛歯22によって描かれる軌跡が等方性の図形である略円環となるように配置されている場合、塗布部2の頭髪に押し当てるときの向きによらず、あるいは移動中に、該塗布部2の向きが意図せず変わったとしても、毛髪化粧料3の塗布幅は実質的に変わらないので、毛髪化粧料を略一定の幅で容易に塗布することができる。このように、本工程においては、塗布部2で毛髪を把持しながら毛髪化粧料3を毛髪に束状に塗布する。「毛髪化粧料3を毛髪に束状に塗布する」とは、塗布部2の櫛部23によって把持された毛束を構成する個々の毛髪に対して、いちどきに毛髪化粧料3を塗布することを言う。毛髪化粧料3の塗布は、頭髪全体のうちの一部分でもよく、あるいは頭髪全体でもよい。本工程に従い毛髪化粧料3を塗布することで、後述する実施例において例証されるとおり、ヘアスタイルを維持する効果と自然な感触の達成の両立という有利な効果が奏される。
本発明の整髪方法は、工程(1)及び(2)を複数箇所にわたって複数回繰り返すことで、毛髪化粧料を毛髪に束状に複数条塗布する工程を更に有してもよい。これによって、頭髪の複数箇所の毛束に対して形付けを行うことができる。工程(1)及び(2)は、好ましくは1回以上、より好ましくは2回以上、更に好ましくは3回以上であり、また好ましくは50回以下、より好ましくは30回以下、更に好ましくは25回以下繰り返すことができる。これによって、頭髪の広い範囲にわたって毛髪化粧料を束状に塗布することができ、自然なスタイリングや、毛髪のボリュームアップを図ることができる。本工程による毛髪化粧料3の塗布は、頭髪全体のうちの一部分でもよく、あるいは頭髪全体でもよい。いずれの場合であっても、毛髪化粧料が束状に塗布された毛髪と、その周辺に位置し、かつ毛髪化粧料が塗布されていない毛髪とが存在するように、本工程の操作を行うことが好ましい。
本発明の整髪方法は、工程(1)及び(2)の後に、又は工程(3)の後に、毛髪化粧料が束状に塗布された毛髪と、その周辺の毛髪とを形付けする工程である工程(4)を更に有してもよい。形付けの代表例としては、カーラーやヘアアイロンを用いた毛束のカールが挙げられる。本工程を行うことで、毛髪化粧料3が付着した毛束がしっかりしたカールで芯のような働きをし、該毛束の周辺に位置し、かつ毛髪化粧料3が塗布されていない毛髪が緩くカールするので、形付けが長時間にわたって維持されるとともに、柔らかい感触が発現する。特に、毛髪化粧料3が顔料や直接染料を含む場合には、毛髪化粧料3が付着した毛束の色と、その周辺に位置する毛髪の色とが相違することになるので、一層個性的なヘアスタイルとなる。これに対して、毛髪化粧料3を全く塗布せずに形付けをした場合には、柔らかい感触は発現するものの、形付けを長時間にわたって維持することは容易でない。一方、頭髪全体に毛髪化粧料3を塗布した場合には、しっかりとした形付けを行うことはできるが、毛髪全体が硬い感触になってしまう。このように本工程によれば、長時間にわたって、自然なスタイリング、及び毛髪のボリュームアップを持続させることができる。
<1> 皮膜形成樹脂を含有する毛髪化粧料、並びに
前記毛髪化粧料が収容された容器部、及び毛髪に対して前記毛髪化粧料を束状に塗布するための塗布部を有する毛髪化粧料塗布具、を具備する毛髪化粧品を用い、以下の工程(1)及び(2)をこの順で行うことによって毛髪を整髪する整髪方法。
(1)前記容器部に収容された前記毛髪化粧料を前記塗布部に供給する工程。
(2)前記塗布部に供給された前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する工程。
<4> 更に、工程(1)及び(2)を複数箇所にわたって複数回繰り返す工程である工程(3)を行うことで、前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する<1>ないし<3>のいずれか1に記載の整髪方法。
<5> 更に、前記毛髪化粧料が毛髪に束状に塗布された毛髪と、その周辺の毛髪とを形付けする工程である工程(4)を行う<1>ないし<4>のいずれか1に記載の整髪方法。
<6> 前記塗布部が毛髪を束状に把持するための櫛歯を有する<1>ないし<5>のいずれか1に記載の整髪方法。
<8> 前記毛髪化粧料が顔料及び直接染料からなる群から選ばれる少なくとも1種を更に含有する<1>ないし<7>のいずれか1に記載の整髪方法。
<9> 前記皮膜形成樹脂がアクリル系樹脂、ビニル系樹脂、縮合系樹脂、天然樹脂、シリコーン系樹脂、及び含フッ素樹脂からなる群より選択される少なくとも1種である<1>ないし<8>のいずれか1に記載の整髪方法。
<10> 前記皮膜形成樹脂の毛髪化粧料中における含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上であり、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である<1>ないし<9>のいずれか1に記載の整髪方法。
<11> 前記顔料の毛髪化粧料中における含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、好ましくは30質量%以下、より好ましくは25質量%以下、更に好ましくは20質量%以下である<8>ないし<10>のいずれか1に記載の整髪方法。
<13> 前記毛髪化粧料の30℃のおける粘度が、好ましくは3Pa・s以上、より好ましくは5Pa・s以上、更に好ましくは7Pa・s以上、更に好ましくは8.5Pa・s以上であり、好ましくは30Pa・s以下、より好ましくは15Pa・s以下、更に好ましくは13Pa・s以下である<1>ないし<12>のいずれか1に記載の整髪方法。
<14> 前記櫛歯の高さが、好ましくは5mm以上、より好ましくは7mm以上であり、好ましくは35mm以下、より好ましくは25mm以下、更に好ましくは20mm以下である<6>ないし<13>のいずれか1に記載の整髪方法。
<15> 前記櫛歯の基端部の断面中心が外接して通る円状ラインの内径が、好ましくは5mm以上、より好ましくは8mm以上であり、好ましくは30mm以下、より好ましくは20mm以下、更に好ましくは15mm以下、更に好ましくは13mm以下である<6>ないし<14>のいずれか1に記載の整髪方法。
<16> 前記櫛歯の幅が、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.5mm以上であり、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下、更に好ましくは2.5mm以下である<6>ないし<15>のいずれか1に記載の整髪方法。
<17> 前記工程(1)及び(2)は、好ましくは1回以上、より好ましくは2回以上、更に好ましくは2回以上繰り返すことができ、好ましくは50回以下、より好ましくは30回以下、更に好ましくは25回以下繰り返す<4>ないし<16>のいずれか1に記載の整髪方法。
以下の表2に示す組成を有する毛髪化粧料1を調製した。毛髪化粧料1を、図1に示す毛髪化粧料塗布具1の容器部4に収容して毛髪化粧品となした(塗布具の寸法は表1に示すとおりである)。
以上の操作を、染毛、脱色及びスタイリング等の施術経験の豊富な5人のパネラーに行わせ、ヘアスタイルを維持する効果と自然な感触の達成の両立という観点から、下記の比較例1と比較して実施例の方が優れていると思うか否かの評価を行わせた。その結果を以下の表6に示す。
実施例1に用いたのと同じ毛髪化粧料1とマネキンヘッドを用い、マネキンヘッドの右半面の全域にわたって毛髪化粧料1を塗布した。毛髪化粧料1の塗布は、毛髪化粧料を手に取り、直接手で髪になじませるようにして行った。次いでヘアアイロンを用いて形付けを行い、2時間後にヘアスタイル維持効果と、髪の自然な感触について評価した。
以上の操作を、染毛、脱色及びスタイリング等の施術経験の豊富な5人のパネラーに行わせ、ヘアスタイルを維持する効果と自然な感触の達成の両立という観点から、前記の実施例1と比較して実施例の方が優れていると思うか否かの評価を行わせた。その結果を表7に示す。
以下の表3ないし5に示す組成を有する毛髪化粧料2ないし4を調製した。これらの毛髪化粧料を用い、実施例1と同様の塗布を行い、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表6に示す。
実施例3ないし5で用いたのと同じ毛髪化粧料2ないし4を用い、比較例1と同様の塗布を行い、同比較例と同様の評価を行った。その結果を表7に示す。
2 塗布部
21 剤吐出口
22 櫛歯
3 毛髪化粧料
4 容器部
41 容器本体
45 接続キャップ
5 延長部
51 液流出路
Claims (8)
- 皮膜形成樹脂を含有する毛髪化粧料、並びに
前記毛髪化粧料が収容された容器部、及び毛髪に対して前記毛髪化粧料を束状に塗布するための塗布部を有する毛髪化粧料塗布具、を具備する毛髪化粧品を用い、以下の工程(1)及び(2)をこの順で行うことによって毛髪を整髪する整髪方法。
(1)前記容器部に収容された前記毛髪化粧料を前記塗布部に供給する工程。
(2)前記塗布部に供給された前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する工程。 - 工程(2)において、前記塗布部で毛髪を把持しながら前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する、請求項1に記載の整髪方法。
- 工程(2)において、前記塗布部を毛髪の根本から毛先方向に移動させることで、前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する、請求項1又は2記載の整髪方法。
- 更に、工程(1)及び(2)を複数箇所にわたって複数回繰り返す工程である工程(3)を行うことで、前記毛髪化粧料を毛髪に束状に塗布する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の整髪方法。
- 更に、前記毛髪化粧料が毛髪に束状に塗布された毛髪と、その周辺の毛髪とを形付けする工程である工程(4)を行う請求項1ないし4のいずれか一項に記載の整髪方法。
- 前記塗布部が毛髪を束状に把持するための櫛歯を有する請求項1ないし5のいずれか一項に記載の整髪方法。
- 前記容器部と前記塗布部の間に連結部を有し、該連結部を介して該容器部から該塗布部に前記毛髪化粧料を供給するようになっている請求項1ないし6のいずれか一項に記載の整髪方法。
- 前記毛髪化粧料が顔料及び直接染料からなる群から選ばれる少なくとも1種を更に含有する請求項1ないし7のいずれか一項に記載の整髪方法。
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WO2011155599A1 (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-15 | 花王株式会社 | 頭髪処理剤塗布具 |
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2013
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