JP2015070603A - 無線受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、通信性能の低下を抑制することが可能な無線受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による無線受信装置は、差動時空ブロック符号化によって符号化された信号を受信する無線受信装置であって、異なるタイミングで受信した信号ごとに復調して復調信号を生成する復調部と、復調部にて復調された各復調信号と、当該復調信号から推定される送信側における既知信号との誤差を算出する誤差算出部と、誤差算出部にて算出された各誤差のうち誤差が最小である復調信号を選択する選択部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動時空ブロック符号化によって符号化された信号を受信する無線受信装置に関し、特に、差動時空ブロック符号化された信号の復号に先立ってブロック同期を確立する無線受信装置に関する。
無線信号の伝送方式の一つとして差動時空ブロック符号化(Differential Space Time Block Codes : DSTBC)がある(例えば、非特許文献1参照)。
また、従来の無線受信装置では、送信信号に含まれる既知の系列(プリアンブルパターン)を受信し、当該既知の系列に基づいて受信信号の同期を確立している(例えば、特許文献1および非特許文献2参照)。
特開2009−303086号公報
Chan-Soo Hwang, Seung Hoon Nam, Jaehak Chung, and Vahid Tarokh, "Differential Space Time Block Codes Using Nonconstant Modulus Constellations", IEEE TRANSACTIONS ON SIGNAL PROCESSING, VOL.51, NO.11, NOVEMBER 2003, p.2955-2964 高梨斉、相河聡、中村康久、「符号化変調における再生キャリア位相不確定性除去」、電子情報通信学会論文誌、B−II、Vol.J75−B−II、No.12、1992年12月、pp.896−905
従来、差動時空ブロック符号化された信号を無線受信装置で受信する際、既知の系列からタイミング(送信信号に情報を載せたタイミング)を検出し、検出したタイミングに受信信号を同期させている。従って、既知の系列を受信するまでは同期が取れないという問題があった。
また、伝送路が高速に変動して同期が取れない状況が頻発する環境下では、既知の系列を受信するまで再同期することができないため、通信性能が大幅に低下するという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、通信性能の低下を抑制することが可能な無線受信装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による無線受信装置は、差動時空ブロック符号化によって符号化された信号を受信する無線受信装置であって、異なるタイミングで受信した信号ごとに復調して復調信号を生成する復調部と、復調部にて復調された各復調信号と、当該復調信号から推定される送信側における既知信号との誤差を算出する誤差算出部と、誤差算出部にて算出された各誤差のうち誤差が最小である復調信号を選択する選択部とを備える。
本発明によると、差動時空ブロック符号化によって符号化された信号を受信する無線受信装置であって、異なるタイミングで受信した信号ごとに復調して復調信号を生成する復調部と、復調部にて復調された各復調信号と、当該復調信号から推定される送信側における既知信号との誤差を算出する誤差算出部と、誤差算出部にて算出された各誤差のうち誤差が最小である復調信号を選択する選択部とを備えるため、通信性能の低下を抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1による無線受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による正しい復調ブロックタイミングで復調した場合における復調部の復調結果の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1による誤った復調ブロックタイミングで復調した場合における復調部の復調結果の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2による誤差算出部の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による誤差算出部の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4による無線受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 DSTBC信号と復調ブロックタイミングとを説明するための図である。 前提技術による無線受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<前提技術>
まず、本発明の前提となる技術(前提技術)について説明する。
図7は、差動時空ブロック符号化された信号(以下、DSTBC信号という)と、復調時のブロックタイミングとを説明するための図である。
図7に示すように、DSTBC信号は、差動時空ブロック符号化されたデータ(シンボル)を含んで構成されており、例えば、データA0,A1,B0,・・・,F1,G0,G1を含んでいる。
また、DSTBC信号は、2シンボルを1ブロックとして構成されており、例えば、データA0およびデータA1を1ブロック、・・・、データG0およびデータG1を1ブロックとしている。
上記の構成を有するDSTBC信号を無線受信装置が受信する際、データA0およびデータA1を1ブロック、・・・、データG0およびデータG1を1ブロックとして認識した場合は、正しい復調ブロックタイミングとなり、受信信号から正しいデータを得ることができる。一方、データA1およびデータB0を1ブロック、・・・、データF1およびデータG0を1ブロックとして認識した場合は、誤った復調ブロックタイミングとなり、受信信号から正しいデータを得ることができない。ここで、復調ブロックタイミングとは、後の復調処理を行うタイミングのことをいう。
図8は、前提技術による無線受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
図8に示すように、前提技術による無線受信装置は、入力端子39と、タイミング検出部40と、タイミング設定部41と、復調部42と、出力端子43とを備えている。
無線受信装置が受信した受信信号は、入力端子39を介して、タイミング検出部40およびタイミング設定部41の各々に入力される。
タイミング検出部40は、受信信号に含まれる既知の系列(プリアンブルパターン)を検出し、検出した既知の系列をタイミング設定部41に出力する。
タイミング設定部41は、タイミング検出部40から入力された既知の系列に基づいて、正しいタイミングを設定する。このとき、受信信号が差動時空ブロック符号化された信号である場合は、図7の中段に示すような正しい復調ブロックタイミングを設定する。
復調部42は、タイミング設定部41にて設定された復調ブロックタイミングに従って復調処理を行い、復調処理された信号(以下では、復調信号という)を出力端子43から出力する。
上述の通り、上記の従来の無線受信装置では、既知の系列を受信するまでは受信信号の同期が取れないという問題があった。また、伝送路が高速に変動して同期が取れない状況が頻発する環境下では、既知の系列を受信するまで再同期することができないため、通信性能が大幅に低下するという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、以下に詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1による無線受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態1による無線受信装置は、差動時空ブロック符号化によって符号化された信号(DSTBC信号)を受信し、入力端子1と、遅延部2と、復調部3と、復調部4と、誤差算出部5と、誤差算出部6と、選択部7とを備えている。
なお、本実施の形態1では、DSTBC信号が2シンボルを1ブロックとして構成される場合を一例として説明するが、2シンボル以上を1ブロックとして構成される場合であっても適用可能である。
無線受信装置が受信したDSTBC信号は、入力端子1を介して、遅延部2および復調部3の各々に入力される。
遅延部2は、入力端子1を介して入力されたDSTBC信号を1シンボル分遅延させ、当該遅延させたDSTBC信号を復調部4に出力する。
復調部3は、入力端子1を介して入力されたDSTBC信号に対して復調処理を行って復調信号を生成し、生成した復調信号を誤差算出部5および選択部7の各々に出力する。
復調部4は、遅延部2から入力された1シンボル分遅延されたDSTBC信号に対して復調処理を行って復調信号を生成し、生成した復調信号を誤差算出部6および選択部7の各々に出力する。
このように、復調部3,4は、異なるタイミングで受信したDSTBC信号ごとに復調して復調信号を生成する。
ここで、復調部3,4における復調処理について説明する。
図2は、正しい復調ブロックタイミングで復調した場合における復調部3,4の復調結果(復調処理の結果)の一例を示す図である。また、図3は、誤った復調ブロックタイミングで復調した場合における復調部3,4の復調結果の一例を示す図である。
図2,3において、横軸はIch(同相軸)を示し、縦軸はQch(直交軸)を示している。また、図中の黒点(受信信号点)は、復調部3,4における復調結果を示している。なお、受信信号(DSTBC信号)は、送信側においてQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式によって変調して送信された信号であるものとする。
図2,3に示すように、図3に示す復調結果よりも、図2に示す復調結果の方がQPSKコンステレーションの周辺で受信信号点が観測されており、正しい復調結果が得られていることが分かる。
図1に戻り、誤差算出部5は、復調部3から入力された復調信号と、当該復調信号から推定される送信側における既知信号との誤差を算出し、算出した誤差を選択部7に出力する。同様に、誤差算出部6は、復調部4から入力された復調信号と、当該復調信号から推定される送信側における既知信号との誤差を算出し、算出した誤差を選択部7に出力する。
選択部7は、誤差算出部5,6から入力された各誤差を比較し、誤差が小さい方(誤差が最小)の復調信号を選択して出力端子8に出力する。
具体的には、誤差算出部5にて算出された誤差が誤差算出部6にて算出された誤差よりも小さい場合において、選択部7は復調部3にて復調された復調信号を選択して出力端子8に出力する。一方、誤差算出部6にて算出された誤差が誤差算出部5にて算出された誤差よりも小さい場合において、選択部7は復調部4にて復調された復調信号を選択して出力端子8に出力する。
出力端子8に出力された復調信号は、復号処理などの任意の信号処理が行われる。
以上のことから、本実施の形態1によれば、従来のような既知の系列を含む信号を受信することなく正しい復調ブロックタイミングを選択することができる(すなわち、復調ブロックタイミングの検出精度を従来よりも改善することができる)ため、高速に受信信号の同期を取ることができる。従って、通信性能の低下を抑制することが可能となる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2では、実施の形態1(図1参照)における誤差算出部5,6の構成に特徴を有している。その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図4は、本実施の形態2による誤差算出部5,6の構成の一例を示すブロック図である。以下では、代表して誤差算出部5について説明するが、誤差算出部6についても同様である。
図4に示すように、本実施の形態2による誤差算出部5は、入力端子9と、複素推定部10と、複素変調部11と、複素誤差算出部12と、平均値算出部13と、出力端子14とを備えている。
復調部3から出力された復調信号は、入力端子9を介して複素推定部10および複素誤差算出部12の各々に入力される。
複素推定部10は、復調部3にて生成された復調信号に基づいて、DSTBC信号が送信側から送信されたときの送信信号に含まれる複素成分の推定値を推定し、推定した複素成分の推定値を複素変調部11に出力する。
複素変調部11は、複素推定部10にて推定された複素成分の推定値を逆変調して逆変調信号を生成し、生成した逆変調信号を複素誤差算出部12に出力する。
複素誤差算出部12は、複素変調部11にて生成された逆変調信号の複素成分と、入力端子9を介して入力された(すなわち、復調部3にて生成された)復調信号の複素成分との誤差を算出し、算出した複素成分の誤差を平均値算出部13に出力する。ここで、複素成分の誤差としては、例えば、複素平面上での2乗誤差、あるいは実部の誤差の絶対値と虚部の誤差の絶対値との和などが挙げられる。
平均値算出部13は、複素誤差算出部12にて算出された複素成分の誤差の平均値を誤差平均値として算出し、算出した誤差平均値を、出力端子14を介して選択部7に出力する。
以上のことから、本実施の形態2によれば、実施の形態1による効果に加えて、複素成分に基づいて誤差を算出しているため、より精度の高い誤差を算出することができる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3では、実施の形態2とは異なり、実施の形態1(図1参照)における誤差算出部5,6の構成に特徴を有している。その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図5は、本実施の形態3による誤差算出部5,6の構成の一例を示すブロック図である。以下では、代表して誤差算出部5について説明するが、誤差算出部6についても同様である。
図5に示すように、本実施の形態3による誤差算出部5は、入力端子15と、位相算出部16と、位相推定部17と、位相誤差算出部18と、平均値算出部19と、出力端子20とを備えている。
復調部3から出力された復調信号は、入力端子15を介して位相算出部16に入力される。
位相算出部16は、復調部3にて生成された復調信号の位相を算出し、算出した復調信号の位相を位相推定部17および位相誤差算出部18の各々に出力する。
位相推定部17は、位相算出部16にて算出された復調信号の位相に基づいて、DSTBC信号が送信側から送信されたときの送信信号の位相を推定し、推定した送信信号の位相を位相誤差算出部18に出力する。
位相誤差算出部18は、位相算出部16にて算出された復調信号の位相と、位相推定部17にて推定された送信信号の位相との誤差を算出し、算出した位相の誤差を平均値算出部19に出力する。ここで、位相の誤差としては、例えば、2乗誤差あるいは絶対値などが挙げられる。
平均値算出部19は、位相誤差算出部18にて算出された位相の誤差の平均値を誤差平均値として算出し、算出した誤差平均値を、出力端子20を介して選択部7に出力する。
以上のことから、本実施の形態3によれば、実施の形態1による効果に加えて、位相に基づいて誤差を算出しているため、回路規模を小さくすることができる。
<実施の形態4>
実施の形態1では、シングルアンテナ受信(すなわち、1入力)を想定した無線受信装置について説明した。本発明の実施の形態4では、マルチアンテナ受信(すなわち、多入力)を想定した無線受信装置について説明する。
図6は、本実施の形態4による無線受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
図6に示すように、本実施の形態4による無線受信装置は、入力端子21と、遅延部22と、復調部23,24と、誤差算出部25,26と、入力端子27と、遅延部28と、復調部29,30と、誤差算出部31,32と、誤差合成部33,34と、復調信号合成部35,36と、選択部37と、出力端子38とを備えている。
なお、遅延部22,28は、図1の遅延部2に対応している。また、復調部23,24,29,30は、図1の復調部3,4に対応している。また、誤差算出部25,26,31,32は、図1の誤差算出部5,6に対応している。従って、以下では、遅延部22,28、復調部23,24,29,30、および誤差算出部25,26,31,32については説明を省略する。
入力端子21および入力端子27は、各々異なる受信アンテナに接続されている。なお、本実施の形態4では、一例として2入力について説明するが、3入力以上であっても適用可能である。すなわち、復調部23,24および誤差算出部25,26(あるいは、復調部29,30および誤差算出部31,32)は、DSTBC信号を受信する複数の受信アンテナの各々に対応して配置されている。
誤差合成部33は、誤差算出部25にて算出された誤差と、誤差算出部31にて算出された誤差とを合成し、合成した誤差を選択部37に出力する。
誤差合成部34は、誤差算出部26にて算出された誤差と、誤差算出部32にて算出された誤差とを合成し、合成した誤差を選択部37に出力する。
復調信号合成部35は、復調部23にて復調された復調信号と、復調部29にて復調された復調信号とを合成して合成復調信号を生成し、生成した合成復調信号を選択部37に出力する。
復調信号合成部36は、復調部24にて復調された復調信号と、復調部30にて復調された復調信号とを合成して合成復調信号を生成し、生成した合成復調信号を選択部37に出力する。
選択部37は、誤差算出部25、誤差算出部26、誤差算出部31、誤差算出部32、誤差合成部33、および誤差合成部34から入力された各誤差を比較し、誤差が最小である復調信号または合成復調信号を選択して出力端子38に出力する。
具体的には、例えば、誤差算出部25にて算出された誤差が最小である場合において、選択部37は復調部23にて復調された復調信号を選択して出力端子38に出力する。また、誤差合成部34にて合成された誤差が最小である場合において、選択部37は復調信号合成部36にて合成された合成復調信号を選択して出力端子38に出力する。
なお、上記の誤差合成部33,34、および復調信号合成部35,36の各々における合成方法は、最大比合成型を採用してもよく、受信品質状況に基づいた重み付け合成を行ってもよく、特に制限されるものではない。
また、無線受信装置における回路規模を低減するために、同一の構成要素を別個に設けずに単一の構成要素として設け、当該単一の構成要素にて処理を複数回実行させるようにしてもよい。
同一波による干渉、あるいは他のシステムからの干渉波が受信信号に混入する場合において、移動環境下(無線送信装置または無線受信装置が移動するなどして伝送路が変動するような環境下)では各受信アンテナにおける信号電力対干渉電力比(Signal-to-Interference Ratio : 以下、SIRという)が異なる場合があることが知られている。
このような移動環境下において、本実施の形態4の誤差合成部33,34が誤差の合成を行うと、SIRが劣化している受信アンテナから受信した受信信号に関する誤差の算出結果が、SIRが良好な受信アンテナから受信した受信信号に関する誤差の算出結果に影響を及ぼすため、誤差の合成を行っても正しい復調ブロックタイミングを選択することができず(すなわち、復調ブロックタイミングの検出精度が改善せず)、通信性能が劣化するという問題が生じる。
一方、本実施の形態4では、誤差合成部33,34による誤差の合成結果だけでなく、各受信アンテナから受信した受信信号に関する誤差の算出結果自体も選択部37に入力している。従って、選択部37は、SIRが劣化している受信アンテナから受信した受信信号に関する誤差の影響を受けることなく、SIRが良好な受信アンテナから受信した受信信号に関する誤差の算出結果に基づいて正しい復調ブロックタイミングを選択することができる。このように、本実施の形態4によれば、干渉波に対する耐性を改善するとともに、正しい復調ブロックタイミングを選択することができる(すなわち、復調ブロックタイミングの検出精度を従来よりも改善することができる)。
なお、図1,4,5,6において、遅延部2,22,28、復調部3,4,23,24,29,30、誤差算出部5,6,25,26,31,32、選択部7,37、複素推定部10、複素変調部11、複素誤差算出部12、平均値算出部13,19、位相算出部16、位相推定部17、位相誤差算出部18、誤差合成部33,34、復調信号合成部35,36の各々は、ハードウェア(例えば、電気信号に対して特定の演算あるいは処理を行うように構成された演算/処理回路等)として構成するようにしてもよい。このとき、同様の機能を有する複数の回路は単一の回路として構成してもよい。また、図1,4,5,6において、遅延部2,22,28、復調部3,4,23,24,29,30、誤差算出部5,6,25,26,31,32、選択部7,37、複素推定部10、複素変調部11、複素誤差算出部12、平均値算出部13,19、位相算出部16、位相推定部17、位相誤差算出部18、誤差合成部33,34、復調信号合成部35,36の各々は、ソフトウェアに基づくCPU(Central Processing Unit)を用いたプログラム処理を実行することによって実現されるようにしてもよい。また、上記の両者を混在させてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 入力端子、2 遅延部、3 復調部、4 復調部、5 誤差算出部、6 誤差算出部、7 選択部、8 出力端子、9 入力端子、10 複素推定部、11 複素変調部、12 複素誤差算出部、13 平均値算出部、14 出力端子、15 入力端子、16 位相算出部、17 位相推定部、18 位相誤差算出部、19 平均値算出部、20 出力端子、21 入力端子、22 遅延部、23 復調部、24 復調部、25 誤差算出部、26 誤差算出部、27 入力端子、28 遅延部、29 復調部、30 復調部、31 誤差算出部、32 誤差算出部、33 誤差合成部、34 誤差合成部、35 復調信号合成部、36 復調信号合成部、37 選択部、38 出力端子、39 入力端子、40 タイミング検出部、41 タイミング設定部、42 復調部、43 出力端子。

Claims (4)

  1. 差動時空ブロック符号化によって符号化された信号を受信する無線受信装置であって、
    異なるタイミングで受信した前記信号ごとに復調して復調信号を生成する復調部と、
    前記復調部にて復調された各前記復調信号と、当該復調信号から推定される送信側における既知信号との誤差を算出する誤差算出部と、
    前記誤差算出部にて算出された各前記誤差のうち前記誤差が最小である前記復調信号を選択する選択部と、
    を備える、無線受信装置。
  2. 前記誤差算出部は、
    前記復調部にて生成された前記復調信号に基づいて、前記信号が送信されたときの送信信号に含まれる複素成分の推定値を推定する複素推定部と、
    前記複素推定部にて推定された前記推定値を逆変調して逆変調信号を生成する複素変調部と、
    前記複素変調部にて生成された前記逆変調信号の複素成分と、前記復調部にて生成された前記復調信号の複素成分との誤差を算出する複素誤差算出部と、
    を備える、請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 前記誤差算出部は、
    前記復調部にて生成された前記復調信号の位相を算出する位相算出部と、
    前記位相算出部にて算出された前記位相に基づいて、前記信号が送信されたときの送信信号の位相を推定する位相推定部と、
    前記位相算出部にて算出された前記復調信号の位相と、前記位相推定部にて推定された前記送信信号の位相との誤差を算出する位相誤差算出部と、
    を備える、請求項1に記載の無線受信装置。
  4. 前記復調部および前記誤差算出部は、前記信号を受信する複数の受信アンテナの各々に対応して配置され、
    同じタイミングで受信した各前記信号について各前記復調部にて生成された各前記復調信号を合成して合成復調信号を生成する復調信号合成部と、
    同じタイミングで受信した各前記信号について各前記誤差算出部にて算出された各前記誤差を合成する誤差合成部と、
    をさらに備え、
    前記選択部は、前記誤差算出部にて算出された各前記誤差と、前記誤差合成部にて合成された各前記誤差とのうち前記誤差が最小である前記復調信号または前記合成復調信号を選択することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の無線受信装置。
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