JP2015069890A - 加速器制御装置、加速器制御方法および加速器制御プログラム - Google Patents

加速器制御装置、加速器制御方法および加速器制御プログラム Download PDF

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琢朗 中野
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Abstract

【課題】制御装置および加速器のオンライン状態を維持して荷電粒子線の制御パタンを調整する加速器制御技術を提供する。【解決手段】重粒子線13の通過断面における通過位置14を確認して通過位置14を補正する制御装置10において、重粒子線13を偏向する磁場電源32の電流値Iを規定する電流指令値15のそれぞれにアドレス17を割り当てて電流指令値15を保持する指令値保持部16と、順番に指令値保持部16の電流指令値15を呼び出して電流値Iをする呼出部19と、電流値Iに基づいて偏向された重粒子線13の通過位置14に基づいて入力される補正量Hを受け付ける操作部23と、操作部23から送られる補正量Hで出力を調整して補正量Hの確定値HDを確定する補正部24と、確定した補正量Hの確定値HDを記憶する記憶部26と、を備え、補正部24は、次回以降の運転において記憶部26に記憶された確定値HDで磁場電源32へ出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、加速器の磁場電源に対して制御パタンの初期調整を実施する加速器制御技術に関する。
加速器は、放射光利用のための電子加速器、素粒子などの物理研究のための陽子加速器またはがん治療用の粒子線加速器などとして、種々の用途がある。
以下にその応用の一例として、重粒子線がん治療システムの加速器について示す。
重粒子線がん治療システムにおいては、がん治療のために患者の患部のがん細胞に照射される重粒子線を加速する。
重粒子線がん治療システムでは、まず、例えば炭素イオンなどの重粒子線がイオン源から発生される。
発生した重粒子線は、線形加速器で加速され、さらに主加速器で数十倍のエネルギーにまで加速されてビーム輸送経路から治療室へ入射される。
治療室に入射された重粒子線を患者のがん細胞に照射することで、がん治療を行う。
加速器を構成する線形加速器および主加速器では、高周波加速制御装置(以下、「電場電源」という)で電場を発生させて重粒子線を加速する。
重粒子線を加速させる際、主加速器に沿ってその内部を周回させるため、磁場電源に電流を流し、発生した磁場で重粒子線を偏向する。
この磁場電源の磁場の出力は、加速器制御装置(以下、単に「制御装置」という)によって電場電源と高精度に同期されながら高速(1[クロック/μ秒]以上)で制御される必要がある。
よって、磁場電源へ出力する電流値の経時的な制御パタンを電流指令値として予め作成し、電流指令値15を高速に呼び出して制御パタンを再現する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、加速器には設置された環境や機器ごとに精度・性能に微小な差異がある。
このため、新たな加速器の運転を開始する際などは、設置環境に合わせて制御パタンの初期調整をする必要がある。
従来では、予め作成されて制御装置に保持された電流指令値15を書き換えながら制御パタンの調整を行っていた。
特開2008−47438号公報
しかしながら、上述の従来の技術では、電流指令値を書き換える調整を行うたびに、加速器および制御装置を停止しなければならない。
そして、書き換えの後に制御装置を再起動し、加速器の運転を再開させ、荷電粒子線の加速状況を確認する手順を繰り返す必要があり、時間や手間がかかるという課題がある。
本実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、制御装置および加速器のオンライン状態を維持して荷電粒子線の制御パタンを調整することを可能とする加速器制御装置、加速器制御方法および加速器制御プログラムを提供することを目的とする。
本実施形態にかかる加速器制御装置は、加速器で加速されている荷電粒子線の通過断面における通過位置を確認して前記通過位置を補正する加速器制御装置において、前記荷電粒子線を偏向する磁場電源の電流値を規定する電流指令値のそれぞれにアドレスを割り当てて前記電流指令値を保持する指令値保持部と、前記アドレスに基づいて決められた順番に前記指令値保持部の前記電流指令値を呼び出して前記電流値の出力をする呼出部と、前記電流値に基づいて偏向された前記荷電粒子線の前記通過位置に基づいて入力される補正量を受け付ける操作部と、前記操作部から送られる前記補正量で前記出力を調整して前記補正量の確定値を確定する補正部と、前記確定した前記補正量の前記確定値を記憶する記憶部と、を備え、前記補正部は、次回以降の運転において前記記憶部に記憶された前記確定値で前記磁場電源への出力を補正することを特徴とする。
本発明により、制御装置および加速器のオンライン状態を維持して荷電粒子線の制御パタンを調整することを可能とする加速器制御装置、加速器制御方法および加速器制御プログラムが提供される。
本実施形態にかかる加速器制御装置が適用される加速器の概略図。 第1実施形態にかかる加速器制御装置の構成図。 第1実施形態にかかる加速器制御装置の制御部および操作部の変形例を示す図。 第2実施形態にかかる加速器制御装置の制御部および操作部を示す図。 第2実施形態にかかる加速器制御装置の変形例の操作部を示す図。 第1実施形態にかかる加速器制御装置の初期調整の動作手順を示すフローチャート。
以下、実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態にかかる加速器制御装置10(以下、単に「制御装置10」という)が適用される加速器20の概略図である。
加速器20は、図1に示されるように、線形加速器11および主加速器12から構成される。
そして、制御装置10で制御される数〜数十の制御機器群30が少なくとも主加速器12に設置され、この制御機器群30で加速器20の重粒子線13の加速が制御される。
制御機器群30は、例えば、検出部31、磁場電源32および電場電源33(図2)などからなる。
図2は、第1実施形態にかかる制御装置10の構成図である。
図2に示すように、磁場電源32および電場電源33は、それぞれ重粒子線13を偏向する磁場Bおよび進行方向に加速する電場Eをクロック信号Cで同期されている。
イオン源34から出射された重粒子線13は、このように制御されて加速され、例えば、加速器20の終端に接続された治療室35(図1)に入射されて医療に利用される。
図1および図2に示されるように、第1実施形態では、加速器20で加速されている重粒子線13の通過断面における通過位置14を確認して通過位置14を調整する加速器制御装置10において、重粒子線13を偏向する磁場電源32の電流値Iを規定する電流指令値15のそれぞれにアドレス17を割り当てて電流指令値15を保持する指令値保持部16と、アドレス17に基づいて決められた順番に指令値保持部16の電流指令値15を呼び出して電流値Iの出力をする呼出部19と、電流値Iに基づいて偏向された重粒子線13の通過位置14に基づいて入力される補正量Hを受け付ける操作部23と、操作部23から送られる補正量Hで出力を調整して補正量Hの確定値Hを確定する補正部24と、確定した補正量Hの確定値Hを記憶する記憶部26と、を備え、補正部24は、次回以降の運転において記憶部26に記憶された確定値Hで磁場電源32への出力を補正する。
なお、制御装置10は、制御パタンの初期調整の後に電流値Iの補正を継続する制御部39と、初期調整の後に取外しが可能な操作部23を主な構成とする。
制御部39は、上述の指令値保持部16、呼出部19、補正部24および記憶部26から構成される。
制御部39に保持される電流指令値15または補正量Hの確定値Hなどは、磁場電源32ごとに区別されて保持されている。
例えば図2は、複数ある磁場電源32のうちの1つの磁場電源32a(32)(図1)に関する例を示している。
指令値保持部16は、図2に示されるように、重粒子線13を偏向する磁場電源32の電流値Iを規定する電流指令値15のそれぞれにアドレス17を割り当てて電流指令値15を保持する。
加速器20で加速されている重粒子線13を偏向する磁場電源32の電流値Iを規定する電流指令値15を保持する。
電流指令値15は、例えば、1[A]、1[A]、4[A]、…など、磁場電源32に出力される電流値Iが出力される順にアドレス17(17a,17b,17c)が割り当てられて保持される。
指令値保持部16は、例えば不揮発性メモリまたは不揮発性メモリに揮発性メモリを組み合わせたものなどであり、高速な読出しが可能なものである。
呼出部19は、クロック信号Cに合わせ、アドレス17に基づいて決められた順番に電流指令値15を呼び出し、この電流指令値15に基づいて電流値Iの出力をする。
クロック信号Cは、運転指令Fで同期部27から発信が開始され、電場電源33が出力する電場Eと磁場電源32が出力する磁場Bとを同期させる。
制御装置10は、この同期されて出力された電場Eおよび磁場Bにより、重粒子線13の加速を制御している。
補正量Hによる補正がされない場合、この電流値Iがそのまま磁場電源32に出力される。
そして、電流値Iで制御された磁場Bによって重粒子線13が偏向される。
なお、外部からのリセット信号Rを受信すると、呼出部19は読出し位置を先頭アドレスにリセットして、次の運転に備える。
なお、偏向された重粒子線13の通過断面における通過位置14は、モニタ28の通過断面領域21に表示される。
重粒子線13の通過位置14は、加速器20に複数設置された検出部31で検出する。
モニタ28は、各々の検出部31に対する通過断面を複数並べてまたは画面切り替えによって表示する。
磁場電源32に出力される電流値Iが強すぎる場合、重粒子線13は過度に偏向されて加速器20の内壁に吸収され、加速した重粒子線13を得ることができなくなる。
この場合、次の検出部31の通過断面領域21に重粒子線13が検出されなくなる。
なお、各々の通過断面ごとに通過位置14の位置するべき規定位置(図示せず)または規定範囲37がわかっている場合は、これらを同時に表示するのが好ましい。
ただし、規定範囲37などがわかっていなくとも、制御装置10はオンライン状態を維持して調整をすることができるので、試行錯誤して決定していくことも容易である。
操作部23は、制御部39に接続され、電流値Iに基づいて偏向された重粒子線13の通過位置14に基づいて入力された補正量Hを受け付ける。
作業員は、表示部25およびモニタ28で通過位置14をモニタリングしながら補正量Hを加減ボタン22から入力していく。
電流値Iまたは補正量Hで調整された補正電流値Iおよびその調整の様子は、表示部25に例えばグラフなどで可視化され、作業員は調整の様子を確認することができる。
ただし、作業員はモニタ28の通過位置14のみを確認することで調整の結果を把握することもできる。
なお、上述したモニタ28は、操作部23と一体になって制御装置10の一部にされてもよい。
補正部24は、操作部23および呼出部19に接続され、操作部23から送られる補正量Hで電流値Iのゲインまたはゲイン比率を調整して補正量Hの確定値Hを確定する。
すなわち、電流値Iのゲインを補正する場合、補正がされた補正電流値Iは、電流値Iおよび補正量Hを用いて次式(1)で補正される。
=I+H (1)
また、電流値Iのゲイン比率を補正する場合、補正電流値Iは次式(2)のように補正される。
=I×H (2)
これら補正量Hは作業員の入力により操作部23で繰り返し加減され、加減された補正量Hの差分量が補正部24に送られる。
補正部24は、この差分量を補正量Hに加算して補正電流値Iに反映させてその確定値Hを確定させる。
記憶部26は、各々の磁場電源32における電流指令値15ごとの確定した補正量Hの確定値Hを記憶する。
この確定値Hが記憶部26に記憶されれば、制御パタンの初期調整は完了する。
次回以降の運転では、出力のたびに補正部24が記憶部26を参照して確定値Hで電流値Iを補正することで、補正電流値Iの出力がされる。
なお、次回以降の補正には、例えばASICの加算器などを使用して高速に処理できることから、性能を低下させずに容易に補正することができる。
ところで、図3は、第1実施形態にかかる制御装置10の制御部39および操作部23の変形例を示す図である。
図3に示される変形例では、電流指令値15をオフセット値15a(15)(図3では0[A]、0[A]、3[A])とベース保持部29に保持されるベース値15b(15)(図3では1[A])に分割する。
オフセット値15aは、電流指令値15のベース値15bからの差分である。
オフセット値15aおよびベース値15bは加算されて1[A]、1[A]、4[A]となって呼び出される。
電流指令値15を分割することで、オフセット値15aのみに式(2)の調整をした後、ベース値15bと加算して補正電流値Iとすることで、ベース値15bの数値を変更しない補正ができる。
つまり、図3に示されるように、ボトム43の高さを変更せずにトップ42のみを変更することができる。
このように、電流指令値15の設定方法は、補正部24で補正しやすいように適宜工夫される。
次に、第1実施形態にかかる制御装置10の初期調整の動作手順を図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、指令値保持部16に、電流指令値15を設定して保持させる(ステップS11)。
上述のように、この電流指令値15の設定には、オフセット値15aおよびベース値15bに分割するなどの工夫ができる。
そして、電場電源33で重粒子線13を加速する(ステップS12)。
次に、呼出部19が、クロック信号Cに合わせて先頭アドレスから順番にアドレス17a、アドレス17b、アドレス17c、…とアドレス17を読み出す。
そして、それぞれのアドレス17に対応する電流指令値15を呼び出して電流値Iの出力をする(ステップS13)。
次に、検出部31で重粒子線13の通過位置14を検出する(ステップS14)。
そして、モニタ28で、検出された通過位置14を通過断面領域21に表示する(ステップS15)。
重粒子線13の位置が規定範囲37にない場合(ステップS16;NO)、操作部23から補正量Hが入力される。
そして、補正部24において操作部23から送られてくる補正量Hで電流値Iが調整される(ステップS17)。
通過位置14が規定範囲37となるまで電流値Iの調整を繰り返す(ステップS16;NO;ステップS17、ステップS14へ)。
なお、各々の磁場電源32に対する補正量Hの確定値Hは、加速器20の全体の重粒子線13の軌道およびエネルギー変換効率などを考慮して決定される。
つまり、必ずしも検出されるすべての通過断面の通過位置14が規定範囲37にある必要はない。
重粒子線13の位置が規定範囲37である場合(ステップS16;YES)、加算された補正量Hを確定値Hとして記憶部26に記憶する(ステップS18)。
なお、記憶部26は次回以降の運転で補正部24に参照され、記憶された確定値Hで電流値Iが補正されて補正電流値Iとなる。
つまり、初期調整に必要な操作部23などの機器は、初期調整の後に取外されるものであってもよい。
従来では、制御パタンの初期調整で出力を微調整するたびに、この電流指令値15を書き換えていた。
電流指令値15を書き換えるには、書き換えの都度、加速器20および制御装置10を停止しなければならなかった。
一方、本実施形態にかかる制御装置10では、電流指令値15は、初期調整の最初に設定されて保持された後は書き換える必要がない。
つまり、第1実施形態にかかる制御装置10によれば、呼び出された電流値Iを補正量Hで補正して補正電流値Iとすることで、重粒子線13の通過位置14をモニタリングしたまま制御装置10および加速器20のオンライン状態を維持して重粒子線13の制御パタンを調整することができる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態にかかる制御装置10の制御部39および操作部23を示す図である。
第2実施形態にかかる制御装置10は、図4に示されるように、補正部24は、アドレス17の読出し位置を補正する。
加速器20の設置環境や構造などの微小な差異によって、電流値Iの磁場電源32への出力のタイミングを補正する必要がある場合がある。
そこで、補正部24は、例えば呼出部19に接続され、呼出部19が内部に備える読出し位置保持部36に保持される読出し位置を補正する。
一般に、呼出部19にはプログラムカウンタなどの読出し位置保持部36が備えられ、呼出部19はこの読出し位置保持部36を参照して読み出すアドレス17を決定する。
そして、アドレス17が最後まで読み出されると、リセット信号Rが発信され、読出し位置はベースレジスタまたはプログラムカウンタなどに保持される先頭アドレスにリセットされる。
例えば、補正部24は、最初にクロック信号Cを受信したときに読み出されるこの先頭アドレスを補正する。
確定した新たな先頭アドレスは、第1実施形態と同様に、補正量Hの確定値Hとして記憶部26に保持される。
呼出部19はリセット信号Rの受信のたびに、この新たな先頭アドレスからアドレス17を順番に読み出す。
先頭アドレスに対する補正量Hは、操作部23の平行移動ボタン44からの入力で時間軸方向に平行移動されて調整される。
また、図5は、第2実施形態にかかる制御装置10の変形例の操作部23を示す図である。
補正部24は、例えば特定のアドレス17d(17)(図4)を読み出す順番を変更する又は特定のアドレス17dの読み出しを維持するクロック数を増減させることもできる。
呼出部19が読み出す順番やクロック数を増減させることで、トップ42の継続時間や電流値Iの増加または減少の速度を調整することができる。
作業員は、操作部23に設けられた時間調整ボタン45で補正量Hを入力し、トップ42の継続時間などを決定する。
なお、アドレス17の読出し位置が補正されること以外は、第2実施形態は第1実施形態と同じ構造および動作手順となるので、重複する説明を省略する。
図面においても、共通の構成または機能を有する部分は同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このように、第2実施形態にかかる制御装置10によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、第2実施形態では、指令値保持部16で割り当てられたアドレス17は変更せず、読出し位置または読み出し方式を変更することで、電流値Iの出力のタイミングを補正することができる。
以上のべた少なくとも一つの実施形態の制御装置10によれば、電流指令値15を変更せずに補正量Hの確定値Hで電流値Iを補正することにより、重粒子線13の通過位置14をモニタリングしたまま制御装置10および加速器20のオンライン状態を維持して重粒子線13の制御パタンを補正することが可能となる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
例えば、実施形態では加速器20で加速される粒子を重粒子に限定したが、粒子は、陽子などの医療で用いられる粒子線であってもよい。
さらに、医療の用途に限定されず、物理研究などで用いられる荷電粒子線であって同様の効果で適用できる。
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…加速器制御装置(制御装置)、11…線形加速器、12…主加速器、13…重粒子線、14…通過位置、15(15a、15b)…電流指令値(オフセット値、ベース値)、16…指令値保持部、17(17a〜17d)…アドレス、19…呼出部、20…加速器、21…通過断面領域、22…加減ボタン、23…操作部、24…補正部、25…表示部、26…記憶部、27…同期部、28…モニタ、29…ベース保持部、30…制御機器群、31…検出部、32(32a)…磁場電源、33…電場電源、34…イオン源、35…治療室、36…読出し位置保持部、37…規定範囲、39…制御部、42…トップ、43…ボトム、44…平行移動ボタン、45…時間調整ボタン、B…磁場、C…クロック信号、E…電場、F…運転指令、H…補正量、H…補正量の確定値、I…電流値、I…補正電流値、R…リセット信号。

Claims (6)

  1. 加速器で加速されている荷電粒子線の通過断面における通過位置を確認して前記通過位置を補正する加速器制御装置において、
    前記荷電粒子線を偏向する磁場電源の電流値を規定する電流指令値のそれぞれにアドレスを割り当てて前記電流指令値を保持する指令値保持部と、
    前記アドレスに基づいて決められた順番に前記指令値保持部の前記電流指令値を呼び出して前記電流値の出力をする呼出部と、
    前記電流値に基づいて偏向された前記荷電粒子線の前記通過位置に基づいて入力される補正量を受け付ける操作部と、
    前記操作部から送られる前記補正量で前記出力を調整して前記補正量の確定値を確定する補正部と、
    前記確定した前記補正量の前記確定値を記憶する記憶部と、を備え、
    前記補正部は、次回以降の運転において前記記憶部に記憶された前記確定値で前記磁場電源への出力を補正することを特徴とする加速器制御装置。
  2. 前記補正部は、
    少なくとも前記電流値のゲインおよびゲイン比率のいずれかを補正することを特徴する請求項1に記載の加速器制御装置。
  3. 前記補正部は、
    前記アドレスの読出し位置および読出し方法の少なくとも一方を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加速器制御装置。
  4. 前記電流値を補正する様子を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の加速器制御装置。
  5. 加速器で加速されている荷電粒子線の通過断面における通過位置を確認して前記通過位置を補正する加速器制御方法において、
    前記荷電粒子線を偏向する磁場電源の電流値を規定する電流指令値のそれぞれにアドレスを割り当てて前記電流指令値を保持するステップと、
    前記アドレスに基づいて決められた順番に前記電流指令値を呼び出して前記電流値の出力をするステップと、
    前記電流値に基づいて偏向された前記荷電粒子線の前記通過位置に基づいて入力される補正量を受け付けるステップと、
    前記補正量で前記出力を調整して前記補正量の確定値を確定するステップと、
    前記確定した前記補正量の前記確定値を記憶するステップと、
    次回以降の運転において、記憶された前記確定値で前記磁場電源への出力を補正するステップと、を含むことを特徴とする加速器制御方法。
  6. 加速器で加速されている荷電粒子線の通過断面における通過位置を確認して前記通過位置を補正する加速器制御プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記荷電粒子線を偏向する磁場電源の電流値を規定する電流指令値のそれぞれにアドレスを割り当てて前記電流指令値を保持するステップ、
    前記アドレスに基づいて決められた順番に前記電流指令値を呼び出して前記電流値の出力をするステップ、
    前記電流値に基づいて偏向された前記荷電粒子線の前記通過位置に基づいて入力される補正量を受け付けるステップ、
    前記補正量で前記出力を調整して前記補正量の確定値を確定するステップ、
    前記確定した前記補正量の前記確定値を記憶するステップ、
    次回以降の運転において、記憶された前記確定値で前記磁場電源への出力を補正するステップ、を実行させることを特徴とする加速器制御プログラム。
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