JP2015069680A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】たとえディスクトレイの排出時にディスクトレイが鉛直下方に傾いたとしても、光ディスクを確実に搬送し得る光ディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスクトレイ15aを排出した状態でディスクトレイ15aに載置された光ディスクDをクランプして鉛直上方に搬送する搬送機構を備える光ディスクシステムに用いられる光ディスク装置。ディスクトレイ15aは、排出した状態でその自重及び光ディスクDの重さにより排出方向前方側が鉛直下方に傾くものであり、かつ、光ディスクDが載置される部位において、排出方向前方側が排出方向後方側よりも相対的に高く形成される。
【選択図】図2
【解決手段】ディスクトレイ15aを排出した状態でディスクトレイ15aに載置された光ディスクDをクランプして鉛直上方に搬送する搬送機構を備える光ディスクシステムに用いられる光ディスク装置。ディスクトレイ15aは、排出した状態でその自重及び光ディスクDの重さにより排出方向前方側が鉛直下方に傾くものであり、かつ、光ディスクDが載置される部位において、排出方向前方側が排出方向後方側よりも相対的に高く形成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、光ディスク装置に関し、特に光ディスクの水平調整機構に関する。
従来から、光ディスクの傾きを調整する技術が知られている。
特許文献1〜特許文献3には、ディスクトレイを排出させたときに、ディスクトレイが自重で傾斜することを防止するための構造について記載されている。
特許文献4には、ディスクトレイ収納位置におけるクランプ解除時のノイズ軽減のために、ディスク載置面をクランパの移動軌跡に対応させて傾斜させることが記載されている。
ところで、ディスクパブリッシングシステムやディスクレーベル自動印刷システム等の光ディスクシステムの中には、光ディスク装置のトレイが排出された状態で光ディスクの中心孔(センターホール)に搬送アームのクランパを挿入し、センターホールをクランプして光ディスクを垂直方向に持ち上げ搬送するものがある。
このため、光ディスクの上方向に障害物があると、光ディスクの搬送ができなくなるので、光ディスク装置のベゼルとオーバラップしないように光ディスクの排出量を極力多くする必要がある。また、光ディスクの傾きが大きいと光ディスク搬送用のアームがセンターホールを確実にクランプできない恐れが生じるため、トレイ排出状態において光ディスクは極力水平で傾きを持たないことが求められる。
光ディスクの傾きを少なくする方法として、トレイ全長を伸ばして排出量とのバランスを取る、あるいはトレイを支えるシャーシガイド部との間のクリアランスを減らす等が考えられるが、全長変更は光ディスク装置の規格(ドライブ規格)の問題で困難な場合があり、特に近年の光ディスク装置の奥行きの短縮化の要請も相俟って、トレイ全長を伸ばすことは極めて困難な状況にある。また、クリアランスを減らしすぎるとトレイの摺動抵抗が増大する問題がある。
このように、トレイ全長を伸ばすことが困難であり、かつ、シャーシガイド部との間のクリアランスをある程度確保しつつ、光ディスクの排出量を極力多くする必要上、トレイの排出時にトレイの自重及び光ディスクの重さによりトレイの前方が下側に傾くことが避けられず、搬送アームによる光ディスクの搬送が困難となり得る。
本発明の目的は、たとえディスクトレイの排出時にディスクトレイの自重及び光ディスクの重さによりディスクトレイが鉛直下方に傾いたとしても、搬送アームが光ディスクを確実にクランプして搬送し得る光ディスク装置を提供することにある。
本発明は、ディスクトレイを排出した状態で前記ディスクトレイに載置された光ディスクをクランプして鉛直上方に搬送する搬送機構を備える光ディスクシステムに用いられる光ディスク装置であって、前記ディスクトレイは、排出した状態でその自重及び前記光ディスクの重さにより排出方向前方側が鉛直下方に傾くものであり、かつ、前記光ディスクが載置される部位において、排出方向前方側が排出方向後方側よりも相対的に高く形成されることを特徴とする。
本発明では、たとえディスクトレイの排出状態においてディスクトレイが鉛直下方に傾いたとしても、光ディスクが載置される部位において排出方向前方側が排出方向後方側よりも高く形成されているため、光ディスク自体は水平方向に姿勢が修正される。従って、ディスクトレイ自体が傾いていても光ディスクシステムの搬送機構により光ディスクを確実にクランプし得る。排出方向前方側と排出方向後方側との高さの相違量は、排出状態におけるディスクトレイの傾き量に応じて適応的に設定される。このことは、排出状態においてディスクトレイに傾きが生じないとした場合における排出方向前方側と排出方向後方側との高さの公差範囲内の相違とは実質的に異なる程度の相違が形成されることを意味する。
本発明の1つの実施形態では、前記ディスクトレイの前記光ディスクが載置される部位には突部が形成され、排出方向前方側の前記突部は、排出方向後方側の前記突部よりも相対的に高く形成されることを特徴とする。
本発明の他の実施形態では、前記ディスクトレイの前記排出方向前方側に、高さ調整用シールが貼付されることを特徴とする。
本発明のさらに他の実施形態では、前記ディスクトレイの前記排出方向前方側に、高さ調整用のホルダが設けられることを特徴とする。
本発明のさらに他の実施形態では、前記ディスクトレイの挿入時に、前記ホルダと係合して前記ホルダを前記光ディスクの外周側に退避させる退避機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ディスクトレイ排出状態においてディスクトレイが自重及び光ディスクの重さにより鉛直下方に傾いたとしても、ディスクトレイに載置された光ディスクを搬送機構により確実にクランプして搬送することが可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1に、本実施形態における光ディスクシステムとして、光ディスクパブリッシングシステムの外観構成図を示す。
図1に、本実施形態における光ディスクシステムとして、光ディスクパブリッシングシステムの外観構成図を示す。
光ディスク装置15から構成される記録ユニット20の天板上面には、光ディスクDを収容するための同容量の複数のケースC1,C2,C3,C4が配置される。これらのケースは、その背面に配設された支持構造18に支持され、支持構造18から着脱可能に構成される。ケースC1〜C4の配置状態において、ケースC1を回収ケースとし、ケースC2〜C4をストックケースとして未処理の光ディスクの所定枚数がそれぞれ収容される。なお、記録ユニット20の前半分(ケースC2,C3が配置される、破線より手前側)に光ディスク装置15が構成されており、後半分(ケースC1,C4が配置される、破線より奥手側)は、ケースC1,C4を配置するための基台となっている。
クランプユニット1は、光ディスクDのセンターホールをクランプするもので、搬送アーム2に設けられる。搬送アーム2の一端はエレベーション機構3に固定される。エレベーション機構3は支柱4,5で支持され、モータ6の出力軸の駆動力がプーリを介してギア7に伝達され、ギア7が支柱4のラックギア4aに噛合することにより垂直方向に昇降し、搬送アーム2を上下動する。
支柱4,5の端部はスライダブロック8に固定されており、このスライダブロック8はガイドシャフト9に摺動可能に支持される。また、スライダブロック8はホイール11,12に張設されたベルト10に連結固定され、ベルト10をモータ13により駆動することで、スライダブロック8とともに支柱4,5並びに搬送アーム2が水平方向に往復動する。
印刷ユニット14は、ディスクトレイ14aによりローディングされた光ディスクDのラベル面に印刷を施す。記録ユニット15は、ディスクトレイ15aによりローディングされた光ディスクDに情報を記録する。
各ケース、印刷ユニット14、記録ユニット20のそれぞれの間の光ディスクDの搬送において、光ディスクDの上下方向の搬送はエレベーション機構3で行われ、水平方向の搬送はベルト10の駆動により行われる。
光ディスクDの処理は、ストックケースとなっているケースC2〜C4毎に処理されるように制御プログラムが構成されており、システム全体の動作を制御するシステムプロセッサが制御プログラムを実行する。
まず、ケースC2の最上層にある光ディスクDがクランプユニット1によりクランプされ、印刷ユニット14へ搬送されて印刷処理が実行される。印刷処理が終了すると、光ディスクDがクランプユニット1によりクランプされ、記録ユニット20へ搬送されて情報が記録される。記録処理が終了すると、光ディスクDは再びクランプユニット1によりクランプされ、処理済光ディスクDとして回収ケースC1に収容される。ケースC2の光ディスクDが順次処理され、ケースC2に収容した光ディスクDが払底すると、この時点で制御プログラムの判断によりケースC2を回収ケースとする。そして、処理が続行されると、ケースC3に収容されている未処理の光ディスクDに対して処理の処理を実行し、回収ケースとなっているケースC2に収容される。
光ディスク装置15から構成される記録ユニット20の処理に着目すると、光ディスクDに情報を記録するとディスクトレイ15aを排出してクランプユニット1及び搬送アーム2による搬送に備えるが、このとき、ディスクトレイ15a全長を伸ばすことが困難であり、かつ、シャーシガイド部との間のクリアランスを確保しつつ、光ディスクDの排出量を極力多くする必要上、ディスクトレイ15aの排出時にディスクトレイ15a及び光ディスクDの自重によりディスクトレイ15aの前方(排出方向前方)が鉛直下方に傾くことになる。
このように、ディスクトレイ15aの前方が鉛直下方に傾くと、これに伴って光ディスクDも前方が鉛直下方に傾くこととなり、記録終了後の光ディスクDを搬送しようとしても、クランプユニット1により光ディスクDをクランプできない、あるいはクランプすることが非常に困難となり得る。すなわち、クランプユニット1により光ディスクDをクランプする際には、クランプユニット1の爪部を光ディスクDのセンターホールに係合させることが必要であるが、爪部は、ストックケースから光ディスクDを1枚だけクランプするために必要最小限の長さに設定されている場合が多く、このため光ディスクDが水平状態から傾いていると、爪部を光ディスクDのセンターホールに確実に係合させることが困難となる。
そこで、本実施形態では、光ディスクDの排出時に、ディスクトレイ15aの前方が鉛直下方に傾いたとしても、光ディスクD自体の傾きを抑制して、搬送アーム2及びクランプユニット1によるクランプを確実に実行できるようにする。
図2に、本実施形態における光ディスク装置15の平面図及び側面図を示す。図2(a)はディスクトレイ15aの排出状態における平面図、図2(b)はディスクトレイ15a排出状態における側面図である。
図2(a)に示すように、光ディスク装置15の本体にはトラバースメカ150が設けられ、このトラバースメカ150に光ピックアップ及びスピンドルモータ152が搭載される。トラバースメカ150は、ディスクトレイ15aが排出状態では本体後方の支点を中心として前方側が鉛直下方に傾いており、ディスクトレイ15aが挿入されるとこれに伴って支点を中心として鉛直上方に回動してスピンドルモータ152が光ディスクDのセンターホールに挿入される。また、光ディスク装置15の本体前面にはベゼル154が設けられる。ディスクトレイ15aを排出する際には、光ディスクDを鉛直上方に搬送するときに光ディスクDがベゼル154と干渉しない程度に、ディスクトレイ15aを排出する必要がある。さらに、ディスクトレイ15aを支えるシャーシガイド部との間にはディスクトレイ15aの摺動抵抗を減らすためにクリアランスが設定されている。従って、図2(b)に示すように、ディスクトレイ15aを排出した状態では、ディスクトレイ15aはその前方が鉛直方向下側に傾く。図において、Lは水平基準線である。
他方、ディスクトレイ15aの光ディスクDを載置する面には、光ディスクDのデータエリアがディスクトレイ15aに接触して傷が付くことを防止するための、光ディスクDの外周を受ける突部15f,15rが形成されている。本実施形態では、この突部15f,15rを利用し、突部15f,15rの形状を工夫することで、たとえディスクトレイ15aが自重により傾いたとしても、光ディスクD自体の傾きを抑制する。
図3に、ディスクトレイ15aの光ディスク載置面に形成される突部15f,15rの構成を示す。突部15f及び突部15rは、図2(a)に示すようにともにその平面形状が略半円形であり、突部15fはディスクトレイ15aの排出方向前方に配置され、突部15rは排出方向後方に配置される。より正確には、突部15fは、光ディスクDのうちその中心を通る、排出方向に垂直な線を境とする排出方向側の半領域に配置され、突部15rは、光ディスクDのうちその中心を通る、排出方向に垂直な線を境とする排出方向とは反対側(挿入側)の半領域に配置される。そして、突部15f,15rは、その高さが同一ではなく、突部15fの方が突部15rよりも相対的に高くなるように形成される。図3に示すように、突部15fにおける光ディスクDの受け面は、突部15rにおける光ディスクDの受け面よりもΔhだけ高く設定される。
なお、Δhは、ディスクトレイ15aが自重により傾く程度に応じて設定され、ディスクトレイ15aが自重及び光ディスクDの重さにより傾いたとしても、搬送アーム2のクランプユニット1が光ディスクDを確実にクランプできる程度に傾きを修正するのに必要な値に設定される。従って、Δhによって必ずしも光ディスクDを水平に修正する必要はない。複数の光ディスク装置15において、ディスクトレイ15aを排出した状態における傾きを計測し、この傾き量に応じてΔhを設定し、突部15f,15rを形成する。
このように、本実施形態では、ディスクトレイ15aの光ディスク載置面に形成される突部15fを突部15rよりも相対的に高く設定することでディスクトレイ15aの排出状態において光ディスクDを略水平状態に維持できる。ここで、ディスクトレイ15aが挿入状態においては、ディスクトレイ15aは傾くことはないから突部15f,15rによって光ディスクD自体が逆方向に傾くことになるが、スピンドルモータ152と光ディスクDのセンターずれが生じない限り、光ディスクDが多少傾いていてもスピンドルモータ152によるクランプには問題は生じない。すなわち、ディスクトレイとスピンドルモータ152は光ディスク装置15の同一筐体内に組み込まれており、設計公差を小さくできることから、スピンドルモータ152によるクランプに対する多少の光ディスクDの傾きは影響しない。他方、図1に示す光ディスクシステムでは、クランプユニット1及び搬送アーム2によりディスクトレイ15aに載置された光ディスクDをクランプする場合、搬送アームを含むディスク搬送機構とディスクトレイとは別個であることから、必然的に設計公差が大きくなり(設計公差を小さくすることに限界がある)、光ディスクDをストックケースから複数クランプしてしまう事態を避けるために爪部を最小化していることと相俟って、ディスクトレイ15aが多少傾いたとしてもクランプユニット1で光ディスクDをクランプすることが困難となる。
本実施形態は、このような事情を考慮して、ディスクトレイ15aの排出状態においてディスクトレイ15aの自重による傾きは許容しつつ、光ディスクDの傾きを修正したものといえる。本実施形態は、ディスクトレイ15aの排出状態においてディスクトレイ15aの傾きを防止するものではなく、かつ、光ディスク装置15とは別個の搬送機構による光ディスクDのクランプを容易にするものであることに留意されたい。
<第2実施形態>
第1実施形態では、ディスクトレイ15aの前方の突部15fが、後方の突部15rよりも相対的にΔhだけ高くなるように突部15f,15rを形成しているが、突部15f,15rの高さは同一とし、突部15fに高さ調整用のシールを貼付して突部15fをシールの厚さ分だけ相対的に高くしてもよい。
第1実施形態では、ディスクトレイ15aの前方の突部15fが、後方の突部15rよりも相対的にΔhだけ高くなるように突部15f,15rを形成しているが、突部15f,15rの高さは同一とし、突部15fに高さ調整用のシールを貼付して突部15fをシールの厚さ分だけ相対的に高くしてもよい。
この場合、厚さの異なるシールを複数用意しておき、ディスクトレイ15aを排出した状態での傾き量に応じて適切な厚さのシールを突部15fに貼付してもよい。例えば、厚さがそれぞれd1、d2、d3(d1<d2<d3)のシールを用意し、ディスクトレイ15aの傾きの程度を3段階で評価して、傾きが小さい場合にはd1のシール、傾きが大きい場合にはd3のシールを用いる等して、評価結果に応じた適切な厚さのシールを突部15fに貼付する。
もちろん、第1実施形態のように、当初から突部15fを突部15rよりもΔhだけ高くなるように形成し、かつ、ディスクトレイ15aの実際の傾きの程度に応じて突部15fにシールを貼付してもよい。
<第3実施形態>
本実施形態では、ディスクトレイ15aの突部15f,15rの高さを相対的に変えるのではなく、突部15f,15rとは別にホルダ160をディスクトレイ15aに取り付け、このホルダ160により光ディスクDの傾きを修正する場合について説明する。
本実施形態では、ディスクトレイ15aの突部15f,15rの高さを相対的に変えるのではなく、突部15f,15rとは別にホルダ160をディスクトレイ15aに取り付け、このホルダ160により光ディスクDの傾きを修正する場合について説明する。
図4に、本実施形態における光ディスク装置15の平面図を示す。ディスクトレイ15aを排出した状態の平面図である。第1実施形態と同様に、光ディスク装置15の本体にはトラバースメカ150が設けられ、スピンドルモータ152がトラバースメカ150に搭載される。ディスクトレイ15aは、光ディスクDを鉛直方向上方に搬送する際にベゼル154と干渉しない位置まで排出される。
他方、本実施形態では、ディスクトレイ15aの前方側には、ホルダ160が取り付けされる。ホルダ160は、略三日月形状をなし、弾性部材(コイルスプリングやトーションバネ等)164でディスクトレイ15aに付勢設置される。ホルダ160は、ディスクトレイ15aの下部面側に取り付けられるが、所定の3箇所、例えば図に示すように円弧に沿って等間隔に突部162が形成され、この突部162は、ディスクトレイ15aの突部15fの対応する位置に設けられた開口部から鉛直上方に突出する。従って、光ディスクDは、ディスクトレイ15aの前方側ではホルダ160の3箇所の突部162に当接し、ディスクトレイ15aの後方側では突部15rに当接する。従って、ディスクトレイ15aが自重により傾いたとしても、光ディスクD自体はホルダ160の突部162によりその傾きが修正され、搬送アーム2のクランプユニット1で確実にクランプすることができる。
なお、ホルダ160はディスクトレイ15aの下部に固定して取り付けることもできるが、ディスクトレイ15aの移動方向(前後方向)に沿って移動自在に取り付けることが好適である。これは、ディスクトレイ15aの挿入状態において光ディスクDの傾きを略水平に維持するとともに、光ディスクDのデータ面とディスクトレイ15aとの間のクリアランスを確保するためである。
図5に、ホルダ160を前後方向に移動自在とする構成の一例を示す。ディスクトレイ15aを挿入した状態の平面図である。光ディスク装置15のトラバースメカ150の前方にはスライダ機構170が設けられる。このスライダ機構170は、ディスクトレイ15aが排出状態から挿入される場合に、ディスクトレイ15aの挿入動作に連動してトラバースメカ150を水平位置まで回動させるものである。ディスクトレイ15aが挿入される場合に、ホルダ160の端部160aがこのスライダ機構170の突部170aに当接し、ホルダ160を弾性部材164の弾性力に抗して前方方向に押し出す。ホルダ160のこのような前方方向への移動により、突部162も同時に前方方向に移動して光ディスクDとの当接状態が介助される。すなわち、ホルダ160の突部162は、ディスクトレイ15aの挿入状態では光ディスクDの外側に退避する。
図6に、ディスクトレイ15aの状態とホルダ160と光ディスクDの位置関係を示す。図6(a)はディスクトレイ15a排出状態におけるホルダ160の位置であり、図6(b)はディスクトレイ15a挿入状態における光ディスクDのクランプ直前のホルダ160の位置であり、図6(c)はディスクトレイ15a挿入状態における光ディスクDのクランプ時のホルダ160の位置である。
排出状態では、ホルダ160の突部162が突部15fの開口部から鉛直上方に突出して光ディスクDの前方側のデータ面に当接している。図示していないが、光ディスクDの後方側のデータ面は突部15rに当接しており、突部162と突部15rの相対的な高さの相違により、たとえディスクトレイ15aが自重により傾いていても光ディスクD自体の傾きは修正され、搬送アーム2のクランプユニット1によりクランプ可能である。
挿入状態では、ホルダ160の端部160aがスライダ機構170の突部170aに当接し、スライダ機構170によって前方方向に押し出されるため、ホルダ160の突部162も突部15fの開口部内で前方方向に押し出される。これにより、光ディスクDのデータ面は突部162から離脱し、光ディスクDの前方側データ面が突部15fに当接する。これにより、ディスクトレイ15a挿入状態における光ディスクDのクランプ直前に、光ディスクDの傾きが略水平状態となる。その後、光ディスクDのセンターホールにはスピンドルモータ152が挿入され、光ディスクDはスピンドルモータ152によりクランプされる。これにより、光ディスクDのデータ面とディスクトレイ15aとの間にはクリアランスが確保される。突部162は光ディスクDの外側に退避しているため、光ディスクDがスピンドルモータ152により回転駆動されても、光ディスクDが突部162に接触することはない。なお、ディスクトレイ15aを排出するときには、ホルダ160の突部162で光ディスクDをすくい上げる必要があるため、突部162の形状を、クランク形状ではなく、図6(d)に示すようにテーパ形状とするのが望ましい。
また、本実施形態では、トラバースメカ150を回動させるためのスライダ機構170を用いてホルダ160を光ディスクDの外側に退避させているが、スライダ機構170以外の係合部材との係合によりホルダ160を退避させてもよい。また、ホルダ160に対して突部162を移動自在に構成し、ディスクトレイ15aの挿入時にホルダ160は移動せず突部162のみが光ディスクDの外側に退避する構成でもよい。
1 クランプユニット、2 搬送アーム、15 光ディスク装置(記録ユニット)、15a ディスクトレイ、15f,15r 突部、150 トラバースメカ、160 ホルダ、162 突部。
Claims (5)
- ディスクトレイを排出した状態で前記ディスクトレイに載置された光ディスクをクランプして鉛直上方に搬送する搬送機構を備える光ディスクシステムに用いられる光ディスク装置であって、
前記ディスクトレイは、排出した状態でその自重及び前記光ディスクの重さにより排出方向前方側が鉛直下方に傾くものであり、かつ、前記光ディスクが載置される部位において、排出方向前方側が排出方向後方側よりも相対的に高く形成される
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1記載の光ディスク装置において、
前記ディスクトレイの前記光ディスクが載置される部位には突部が形成され、
排出方向前方側の前記突部は、排出方向後方側の前記突部よりも相対的に高く形成される
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1記載の光ディスク装置において、
前記ディスクトレイの前記排出方向前方側に、高さ調整用シールが貼付される
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1記載の光ディスク装置において、
前記ディスクトレイの前記排出方向前方側に、高さ調整用のホルダが設けられる
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項4記載の光ディスク装置において、
前記ディスクトレイの挿入時に、前記ホルダと係合して前記ホルダを前記光ディスクの外周側に退避させる退避機構
を備えることを特徴とする光ディスク装置。
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