JP2012155793A - ディスク搬送装置及びディスク装置 - Google Patents

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Eiji Hoshinaka
英司 星仲
Masaki Uda
昌樹 宇田
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Abstract

【課題】第1イジェクトアームや第2イジェクトアームに反りや寸法変化が生じた場合でも、第1イジェクトアームと第2イジェクトアームとを適切に回動させることができるディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスク装置1は、大径ディスクを搬出する第1イジェクトアーム44及び第2イジェクトアーム45と、第1イジェクトアーム44を回動させる駆動手段5と、駆動手段5の制御により第1イジェクトアーム44が大径ディスクを搬出する方向へ回動したときに、第1イジェクトアーム44の回動に同期させて第2イジェクトアーム45を大径ディスクを搬出する方向へ回動させる同期手段48と、を備え、同期手段48は、第1イジェクトアーム44に設けられた第1同期ギア443と、この第1同期ギア443に連結されるように第2イジェクトアーム45に設けられた第2同期ギア452とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスク搬送装置及びディスク装置に関する
従来、ケース内に収容されたディスクを2つのイジェクトアームで搬出する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の構成では、シャーシに回動可能に固定されたイジェクトレバー及びホールドアームと、ディスクの搬入及び搬出に伴いスライドする第1,第2のスライダとを備える。
イジェクトレバーとホールドアームとの間には、互いに接触しないようにクリアランスが設けられている。また、イジェクトレバーとホールドアームとは、自重により互いの回動を妨げない程度に多少接触している場合がある。イジェクトレバーには、第1のスライダの2つの当接壁に挟まれるピンが設けられている。ホールドアームには、第2のスライダの第4のカムに侵入可能なピンが設けられている。また、ホールドアームとシャーシとの間には、引張ばねが設けられている。この引張ばねにより、ホールドアームは、ディスクを搬出する方向に付勢されている。
このような構成において、ディスクの搬入が完了した状態では、イジェクトレバーは、ピンが第1のスライダの一方の当接壁に当接することにより、ディスクから離れるように位置決めされている。ホールドアームは、ピンが第4のカムに侵入することにより、ディスクから離れるように位置決めされている。
この状態から、ディスクを搬出する際には、イジェクトレバーは、第1のスライダのスライドに伴いピンが他方の当接壁により押されることにより、ディスク搬出方向に移動する。また、ホールドアームは、第2のスライダのスライドに伴いピンが第4のカムから抜け出すとともに、引張ばねの付勢力が作用することにより、ディスクの搬出方向に移動する。
特開2005−122866号公報
しかしながら、特許文献1のような構成では、イジェクトレバーやホールドアームに反りが発生したり、寸法の変化が生じたりすると、クリアランスがなくなり両者が接触してしまう場合がある。この接触によるホールドアームに作用する負荷が、引張ばねの付勢力以上となり回動を妨げる大きさとなった場合、イジェクトレバーによるディスクの搬出が完了しても、ホールドアームが待機位置まで戻れないという不具合が発生する。この状態でユーザによりディスクが挿入されると、ホールドアームによりディスクの搬入が規制され、ディスクを適切な位置に搬入できなくなる。
本発明は、このような点等に鑑みて、第1イジェクトアームや第2イジェクトアームに反りや寸法変化が生じた場合でも、第1イジェクトアームと第2イジェクトアームの両方を適切に回動させることができるディスク搬送装置およびディスク装置を提供することを1つの目的とする。
本発明のディスク搬送装置は、ケースに収納されたディスクを搬出するディスク搬送装置であって、第1回動軸を中心に回動可能に設けられ、前記ディスクを搬出する第1イジェクトアームと、第2回動軸を中心に回動可能に設けられ、前記ディスクを搬出する第2イジェクトアームと、前記第1イジェクトアームを回動させる駆動手段と、前記駆動手段の制御により前記第1イジェクトアームが前記ディスクを搬出する方向へ回動したときに、前記第1イジェクトアームの回動に同期させて前記第2イジェクトアームを前記ディスクを搬出する方向へ回動させる同期手段と、を備え、前記同期手段は、前記第1イジェクトアームに設けられた第1同期ギアと、前記第1同期ギアに連結されるように前記第2イジェクトアームに設けられた第2同期ギアとを備えることを特徴とする。
本発明のディスク装置は、ディスクを収納可能なケースと、前記ケースに収納されたディスクを搬出する上述のディスク搬送装置と、前記ディスクに対する処理をするディスク処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るディスク装置の待機状態を示す平面図。 前記ディスク装置のディスク搬送装置の概略構成を示す平面図。 前記ディスク装置のメインカム周辺の概略構成を示す斜視図。 前記ディスク搬送装置の要部を示す斜視図。 前記ディスク装置の大径ディスクを搬送する構成の位置関係を示す正面図。 前記ディスク装置の大径ディスクを搬送する構成の位置関係を示す側面図。 前記ディスク装置の大径ディスクの搬入開始後の状態を示す平面図。 前記ディスク装置の大径ディスクの搬入完了時の状態を示す平面図。 前記ディスク装置の大径ディスクの搬出開始時の状態を示す平面図。 前記ディスク装置の大径ディスクの搬出完了時の状態を示す平面図。 前記ディスク装置の小径ディスクが挿入された状態を示す平面図。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
[ディスク装置の構成]
図1に示すように、ディスク装置1は、例えばノート型のパーソナルコンピュータなどの携帯型の電気機器や、車両などに搭載される電気機器などに装着される、いわゆるスロットインタイプと称されるものである。このディスク装置1は、BD(Blu-ray Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)である、直径12cmのディスクとしての大径ディスクD1(図7参照)にデータを記録したり、大径ディスクD1に記録されたデータを再生する。
そして、ディスク装置1は、略箱形状のケース2を有している。このケース2は、前面および上面が開口するケース下部21と、このケース下部21の上面を略閉塞するケース上部22と、ケース下部21の前面を略閉塞するベゼル23とを備えている。
なお、以下において、図1における上側、下側、右側、左側、紙面の手前側、紙面の奥側を、それぞれ後面側、前面側、右面側、左面側、上面側、下面側と適宜称して説明する。
ケース2内には、ケース2内外に大径ディスクD1を搬送するディスク搬送装置3と、ケース2内の大径ディスクD1にデータを記録したりするディスク処理手段6と、が設けられている。
ディスク搬送装置3は、大径ディスクD1を搬送する搬送手段4と、この搬送手段4を駆動する駆動手段5と、を備えている。
搬送手段4は、ケース下部21の前面側且つ右面側に設けられた搬入手段としてのロードアーム41と、このロードアーム41を回動させるリンクアーム42と、ケース下部21の前面側且つ左面側に設けられた搬入手段としてのディスクガイド43と、ケース下部21の後面側且つ右面側に設けられた略板状の第1イジェクトアーム44と、この第1イジェクトアーム44の前面側に設けられた略板状の第2イジェクトアーム45と、ディスクガイド43の後面側に設けられた第1センターガイド46と、メインカム53の後面側に設けられた第2センターガイド47とを備えている。
ディスクガイド43は、前後方向に延びるように固定されている。
第1センターガイド46は、長手方向一端側の回動軸461を中心にして回動可能に設けられている。
ロードアーム41は、図1及び図2に示すように、長手方向一端側の回動軸411を中心にして回動可能に設けられている。
このロードアーム41の下面には、長手状の係合軸412が設けられている。
また、ロードアーム41の回動先端には、大径ディスクD1を支持するローディング支持部413が設けられている。
リンクアーム42は、図1〜図3に示すように、長手方向一端側の回動軸421を中心にして回動可能に、後述するメインカムホルダ535の上面略中央に設けられている。
リンクアーム42の回動先端には、ロードアーム41の係合軸412内で移動可能に係合するアーム係合ピン422が設けられている。
また、リンクアーム42の回動軸421側には、メインカムホルダ535の長孔を介して、メインカム53の第1案内溝532内で移動可能に係合するカム係合ピン423が設けられている。
さらに、リンクアーム42の回動軸421側の端部と、メインカムホルダ535との間には、前後方向に延びるようにコイルばね424が架け渡されている。
第1イジェクトアーム44の長手方向一端側には、図1、図2及び図4に示すように、第1イジェクトアーム44の回動中心となる第1回動軸441が設けられている。この第1回動軸441は、ケース下部21に設けられたブリッジプレート24に取り付けられている。
また、第1イジェクトアーム44の一端側には、後述するメインカム53の第2案内溝533内で移動可能に係合するカム係合ピン442が設けられている。
さらに、第1イジェクトアーム44の回動中心近傍には、第1同期ギア443が設けられている。この第1同期ギア443は、第1イジェクトアーム44におけるケース下部21の前面側を向く側面から突出し、且つ、円弧状に並ぶ複数のギア歯により構成されている。
また、第1イジェクトアーム44の他端(回動先端)には、大径ディスクD1を支持するディスクキャッチ444が設けられている。
第2イジェクトアーム45の長手方向一端側には、ブリッジプレート24に取り付けられ、第2イジェクトアーム45の回動中心となる第2回動軸451が設けられている。第2イジェクトアーム45と第1イジェクトアーム44との間には、クリアランスが設けられており、第2イジェクトアーム45は、回動中に第1イジェクトアーム44と接触しないようになっている。
第2イジェクトアーム45の回動中心近傍には、第1イジェクトアーム44の第1同期ギア443に直接噛み合う(直接連結する)第2同期ギア452が設けられている。この第2同期ギア452は、第2イジェクトアーム45におけるケース下部21の後面側を向く側面から突出し、且つ、円弧状に並ぶ複数のギア歯により構成されている。
さらに、第2イジェクトアーム45の回動先端には、大径ディスクD1に当接する当接爪453が設けられている。
また、第2イジェクトアーム45の回動中心側と、ブリッジプレート24との間には、前後方向に延びるようにコイルばね454が設けられている。
なお、第1同期ギア443と第2同期ギア452は、第1イジェクトアーム44と第2イジェクトアーム45とを同期させて回動させる同期手段48を構成している。
第2センターガイド47は、図1及び図4に示すように、ブリッジプレート24に設けられた回動軸471を中心に回動する回動部472と、この回動部472の先端から上面側に突出し大径ディスクD1の側面に当接する当接ピン473と、を備えている。
駆動手段5は、図1に示すように、制御回路部で制御されるモータ51と、このモータ51の回転駆動を伝達する駆動伝達部52と、この駆動伝達部52により伝達される駆動により移動する長手状のメインカム53とを備えている。
駆動伝達部52は、図2に示すように、5個のギア521,522,523,524,525を備え、モータ51のウォームギア511の回転をメインカム53に伝達する。
メインカム53は、図1〜図3に示すように、ケース下部21の右面側において前後(図1中上下)に移動可能に設けられている。このメインカム53の前面側の左面には、ギア525が係合するラック531が設けられている。
また、メインカム53の上面における前後方向略中央には、第1案内溝532が設けられている。
さらに、メインカム53の上面における後面側には、第2案内溝533が設けられている。この第2案内溝533内には、当該第2案内溝533内を移動可能なスライダ534が設けられている。スライダ534は、メインカム53の一部を覆うメインカムホルダ535と、当該スライダ534との間に設けられたコイルばね536により後方側に付勢されている。
ディスク処理手段6は、図1に示すように、固定部61を介してケース2に取り付けられた枠状の台座部62を有している。
台座部62の端部には、大径ディスクD1を着脱自在に保持して回転させるターンテーブル63が設けられている。さらに、台座部62には、ターンテーブル63に対して進退して、大径ディスクD1のデータを読み出したり大径ディスクD1にデータを記録するピックアップ64が設けられている。
なお、ケース下部21には、メインカム53の移動に伴い、大径ディスクD1をターンテーブル63に装着する装着位置と、この装着位置よりも下面側の待機位置との間において、台座部62を回動させるための図示しない台座リンク機構が設けられている。
また、ターンテーブル63と、ロードアーム41のローディング支持部413と、ディスクガイド43と、第1イジェクトアーム44のディスクキャッチ444との上下方向の位置関係(大径ディスクD1の厚さ方向の位置関係)は、図5及び図6に示すようになっている。
すなわち、ターンテーブル63は、円板状のテーブル基部65と、このテーブル基部65の上面から円板状に突出するテーブル挿通軸66とを備えている。テーブル挿通軸66には、大径ディスクD1の軸孔D11(図7参照)が挿通される。そして、テーブル基部65の上面は、大径ディスクD1の軸孔D11周縁が載置されるテーブル載置面651を構成している。
ローディング支持部413は、円板状の支持基部414と、この支持基部414の上面から円柱状に突出する支持当接部415とを備えている。支持基部414の上面は、大径ディスクD1の外縁部が載置される搬入載置部としての支持載置面416を構成している。支持当接部415には、大径ディスクD1の側面が当接する。
ディスクガイド43は、長板状のガイド基部431と、このガイド基部431の短手方向一側縁から上方に延びるガイド側面部432とを備え、断面略L字状に形成されている。ガイド基部431の上面は、大径ディスクD1の外縁部が載置される搬入載置部としてのガイド載置面433を構成している。ガイド側面部432には、大径ディスクD1の側面が当接する。
ディスクキャッチ444は、略四角板状のキャッチ基部445と、このキャッチ基部445の略中央から円柱状に突出するキャッチ当接部446とを備えている。キャッチ基部445の上面におけるキャッチ当接部446の周囲は、大径ディスクD1の外縁部が載置されるイジェクト載置部としてのキャッチ載置面447を構成している。キャッチ当接部446には、大径ディスクD1の側面が当接する。
そして、図5に示すように、ディスク装置1を前面側(ベゼル23側)から見た場合、キャッチ載置面447は、ターンテーブル63のテーブル挿通軸66の上面661よりも、上側(テーブル挿通軸66の突出方向側)に位置するように配置されている。また、キャッチ載置面447は、支持載置面416の端部と、ガイド載置面433の端部とを結ぶ線L1よりも、上側(ケース上部22側)に位置するように配置されている。すなわち、支持載置面416及びガイド載置面433は、キャッチ載置面447よりもテーブル挿通軸66側に設けられている。
このような配置により、図6に示すように、大径ディスクD1は、ケース2内に挿入される際に、キャッチ載置面447と、支持載置面416と、ガイド載置面433とにより、挿入方向前方側の端部が後方側の端部よりも上側に位置し、且つ、ターンテーブル63に接触しないように搬送される。
[ディスク装置の作用]
次に、ディスク装置1の作用として、大径ディスクD1の搬送動作について説明する。
{大径ディスクの搬入時}
大径ディスクD1の待機状態では、図1に示すように、第2イジェクトアーム45は、コイルばね454により、時計回り方向(当接爪453が左面側に移動する方向)に回動するように付勢される。この付勢により、第1同期ギア443が第2同期ギア452に噛み合っている第1イジェクトアーム44は、反時計回り方向(ディスクキャッチ444が右面側に移動する方向)に回動するように付勢される。しかし、第1イジェクトアーム44のカム係合ピン442がメインカム53の第2案内溝533の左面に当接し、第1イジェクトアーム44の反時計回り方向への回動が規制される。
その結果、第1イジェクトアーム44及び第2イジェクトアーム45は、図1に示すように位置決めされる。具体的に、第1イジェクトアーム44は、ディスクキャッチ444がターンテーブル63の前方に位置するように位置決めされる。
そして、ユーザにより大径ディスクD1がケース2内に挿入されると、大径ディスクD1の挿入方向前方側の端部は、第1イジェクトアーム44に当接し、ターンテーブル63よりも上方に位置するように、キャッチ載置面447に載置される。
この状態から、大径ディスクD1がさらに挿入されると、図7に示すように、第1イジェクトアーム44は、時計回りに回動し、図示しないスイッチをオンからオフにする。このとき、第2同期ギア452が第1同期ギア443と直接噛み合っているため、第2イジェクトアーム45は、第1イジェクトアーム44の時計回りの回動に伴い、反時計回りに回動する。
また、大径ディスクD1は、図6に示すように、キャッチ載置面447と、支持載置面416と、ガイド載置面433との支持により、挿入方向前方側の端部が後方側の端部よりも上側に位置し、且つ、ターンテーブル63の上側において搬送される。
そして、第1イジェクトアーム44によりスイッチがオンになると、制御回路部は、モータ51を駆動し、駆動伝達部52を介してメインカム53を前方に移動させる。
メインカム53が前方に移動すると、リンクアーム42が時計回りに回動し、この回動に伴いロードアーム41が時計回りに回動する。このロードアーム41の回動により、大径ディスクD1がケース2内に押し込まれる。
また、メインカム53が前方に移動すると、カム係合ピン442がメインカム53の第2案内溝533の後面により前方に押され、その結果、第1イジェクトアーム44は、時計回りに回動する。また、第2イジェクトアーム45は、第1イジェクトアーム44と同期して、反時計回りに回動する。
以上の各アーム41,44,45の回動により、大径ディスクD1は、ディスクガイド43にガイドされつつ、ケース2内に搬入される。
この後、大径ディスクD1全体がケース2内に搬入されると、制御回路部は、各アーム41,44,45の回動を停止させるとともに、第1センターガイド46を反時計回りに回動させ、第2センターガイド47を時計回りに回動させる。このように各アーム41,44,45及び各ガイド46,47を回動させて大径ディスクD1に当接させることにより、大径ディスクD1は、図8に示すような搬入完了位置に位置決めされる。
そして、制御回路部は、台座部62を回動させてターンテーブル63に大径ディスクD1を装着するとともに、各アーム41,44,45及び各ガイド46,47を大径ディスクD1から離す。
以上により、大径ディスクD1の搬入動作が完了する。
{大径ディスクの搬出時}
一方で、大径ディスクD1を搬出する際には、制御回路部は、台座部62を回動させてターンテーブル63から大径ディスクD1を外した後、メインカム53を後方に移動させる。メインカム53が後方へ移動すると、カム係合ピン442が係合している第2案内溝533も後方に移動するため、第2イジェクトアーム45を介したコイルばね454の付勢により、第1イジェクトアーム44は、反時計回りに回動する。また、第1イジェクトアーム44の回動に同期して、第2イジェクトアーム45は、時計回りに回動する。その結果、図9に示すように、第1イジェクトアーム44のディスクキャッチ444と、第2イジェクトアーム45の当接爪453は、大径ディスクD1の外縁に当接する。
この後、制御回路部は、図10に示すように、メインカム53を図1に示す待機状態よりも後面側まで移動させる。この移動により、第1イジェクトアーム44がさらに反時計回りに回動するとともに、第2イジェクトアーム45が時計回りに回動し、大径ディスクD1は、第1イジェクトアーム44及び第2イジェクトアーム45で押し出されて搬出される。
ここで、図1に示す待機状態、及び、図10に示す搬出完了状態において、第1イジェクトアーム44の回動状態は、一致している。しかし、図1の待機状態では、第2案内溝533の後面側でカム係合ピン442が係合しているが、図10の搬出完了状態では、第2案内溝533の前面を構成するスライダ534と接触する位置でカム係合ピン442が係合している。
このようなカム係合ピン442とスライダ534との接触により、第1イジェクトアーム44は、図1に示す待機状態まで強制的に回動させられる。また、第2同期ギア452が第1同期ギア443と噛み合う第2イジェクトアーム45も、第1イジェクトアーム44の強制的な回動に同期して、図1に示す待機状態まで強制的に回動させられる。
この後、制御回路部は、メインカム53を前方に移動させ、図1に示す待機位置まで戻す。
以上により、大径ディスクD1の搬出動作が完了する。
{ユーザにより誤って小径ディスクが挿入された場合}
図11に示すように、ユーザにより、直径8cmの小径ディスクD2が挿入されると、小径ディスクD2は、第1イジェクトアーム44のディスクキャッチ444と、第2イジェクトアーム45の当接爪453とに当接する。この当接により、当該小径ディスクD2全体がケース2内に誤って挿入されることが防止される。
[ディスク装置の効果]
上述したように、上記実施形態では、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)第1イジェクトアーム44の回動に同期させて第2イジェクトアーム45を回動させる同期手段48として、第1イジェクトアーム44に設けられた第1同期ギア443と、この第1同期ギア443に噛み合うように第2イジェクトアーム45に設けられた第2同期ギア452とを適用している。
このため、ディスク装置1は、例えば第1イジェクトアーム44の反りにより、第1イジェクトアーム44と第2イジェクトアーム45とが接触するようになった場合でも、駆動手段5の制御に基づくメインカム53の移動により、第1イジェクトアーム44を、待機位置まで強制的に回動させることができる。また、第2イジェクトアーム45も、第1イジェクトアーム44の強制的な回動に同期して、待機状態まで強制的に回動させることができる。
(2)第1,第2同期ギア443,452を、略板状の第1,第2イジェクトアーム44,45の側面に形成している。このため、ケース2の薄型化を図ることができる。
(3)ロードアーム41の支持載置面416及びディスクガイド43のガイド載置面433を、第1イジェクトアーム44のキャッチ載置面447よりも、ターンテーブル63のテーブル挿通軸66側に設けている。
このため、大径ディスクD1を、その挿入方向前方側の端部が後方側の端部よりも上側に位置し、且つ、ターンテーブル63に接触しないように搬送することができ、大径ディスクD1の傷付き、あるいは大径ディスクD1やターンテーブル63の破損を防止できる。
[変形例]
なお、本発明は前述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本発明に含まれるものである。
すなわち、第1同期ギア443と第2同期ギア452とを直接噛み合わせずに、少なくとも一つのギアを介して連結してもよい。
また、本発明の搬入手段として、ロードアーム41及びディスクガイド43を例示したが、これに限らない。例えば、搬入手段として、ディスク搬送方向と略直交する方向に延びるとともに、大径ディスクD1の面に当接可能な略円柱状のローラを回転させる構成を適用してもよい。このようなローラを用いる場合には、ローラの外周面は、大径ディスクD1が載置される搬入載置部として機能する。そして、このローラの搬入載置部がキャッチ載置面447よりもテーブル挿通軸66側に設けられていれば、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、ディスクキャッチ444を第2イジェクトアーム45に設けてもよい。
1…ディスク装置
2…ケース
3…ディスク搬送装置
5…駆動手段
6…ディスク処理手段
41…搬入手段としてのロードアーム
43…搬入手段としてのディスクガイド
44…第1イジェクトアーム
45…第2イジェクトアーム
48…同期手段
63…ターンテーブル
65…テーブル基部
66…テーブル挿通軸
416…搬入載置部としての支持載置面
433…搬入載置部としてのガイド載置面
441…第1回動軸
443…第1同期ギア
447…イジェクト載置部としてのキャッチ載置面
451…第2回動軸
452…第2同期ギア
D1…ディスクとしての大径ディスク
D11…軸孔

Claims (4)

  1. ケースに収納されたディスクを搬出するディスク搬送装置であって、
    第1回動軸を中心に回動可能に設けられ、前記ディスクを搬出する第1イジェクトアームと、
    第2回動軸を中心に回動可能に設けられ、前記ディスクを搬出する第2イジェクトアームと、
    前記第1イジェクトアームを回動させる駆動手段と、
    前記駆動手段の制御により前記第1イジェクトアームが前記ディスクを搬出する方向へ回動したときに、前記第1イジェクトアームの回動に同期させて前記第2イジェクトアームを前記ディスクを搬出する方向へ回動させる同期手段と、を備え、
    前記同期手段は、前記第1イジェクトアームに設けられた第1同期ギアと、前記第1同期ギアに連結されるように前記第2イジェクトアームに設けられた第2同期ギアとを備える
    ことを特徴とするディスク搬送装置。
  2. 請求項1に記載のディスク搬送装置であって、
    前記第1イジェクトアーム及び前記第2イジェクトアームは、それぞれ板状に形成され、
    前記第1同期ギアは、前記第1イジェクトアームの側面に設けられ、
    前記第2同期ギアは、前記第2イジェクトアームの側面に設けられている
    ことを特徴とするディスク搬送装置。
  3. ディスクを収納可能なケースと、
    前記ケースに収納されたディスクを搬出する請求項1又は請求項2に記載のディスク搬送装置と、
    前記ディスクに対する処理をするディスク処理手段と、
    を備えることを特徴とするディスク装置。
  4. 請求項3に記載のディスク装置であって、
    前記ディスク搬送装置は、前記ケースの搬出方向側に設けられ、前記ディスクを前記ケース内に搬入する搬入手段を備え、
    前記ディスク処理手段は、略板状のテーブル基部と、前記テーブル基部の一面から突出し前記ディスクの軸孔が挿通されるテーブル挿通軸とを有するターンテーブルを備え、
    前記第1イジェクトアーム及び前記第2イジェクトアームのうち少なくとも一方のイジェクトアームの回動先端側には、前記ディスクの搬入時に、当該ディスクの搬入方向側の端部が載置されるイジェクト載置部が設けられ、
    前記搬入手段は、前記ディスクが載置される搬入載置部を備え、
    前記イジェクト載置部は、前記テーブル挿通軸の突出先端よりも当該テーブル挿通軸の突出方向側に設けられ、
    前記搬入載置部は、前記イジェクト載置部よりも前記テーブル挿通軸側に設けられている
    ことを特徴とするディスク装置。
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