JP2015069446A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、基準値が異なる場合などにおいても、グラフ表示を行ったときに、患者に見やすく、理解が容易な表示装置を提供する。
【解決手段】 検査の結果を示す検査値の時系列をグラフ化して表示する表示装置であって、前記検査値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から読み出された検査値をグラフ化する制御部と、前記制御部でグラフ化された検査値を表示する表示部と、を備え、前記記憶手段は、検査項目毎に対応した検査値を時間軸情報と共に格納する検査データ格納部と、前記検査データ格納部に格納された検査項目のうち異なる検査項目間で同一検査種別であることを関連づける関連情報を格納する関連情報部と、を有し、前記制御部は、前記検査データ格納部から複数の検査項目の検査値を読み出し、前記関連情報部に基づき同一の検査種別の異なる検査項目間の検査値をつなげて時系列的に折れ線表示としてグラフ化させる。
【選択図】 図12

Description

この発明は、検査の結果を示す検査値の時系列をグラフ化して表示する電子カルテ装置などの表示装置に関するものである。
医療機関において、患者に対する治療内容等を記録する診療支援装置、いわゆる電子カルテ装置が用いられている。
通常の医療機関における電子カルテ装置は、診療及び各種マスタ等を管理、格納する診療録データベースを備えた電子カルテサーバと、その電子カルテサーバに格納された診療録データベースからデータを読み出して表示するとともに医師が入力するデータによりデータベースの診療録を更新するクライアントと、サーバとクライアントと接続する通信回線と、で構成されるクライアントサーバシステムで構成されている。
ところで、病院、或いは健康診断施設において実施される検査は、医師が、患者或いは健康診断の受診者の健康状態、治療の効果の程度を把握するために用いられる。検査の種類は非常に多く、通常、検査結果が報告される際には、複数の検査結果が並列して記載されている。また、これらの検査結果は、日々、或いは年齢と共に変化するため、現在の検査結果を過去の検査結果と比較し、診断の参考とする場合が多い。
従来は、検査値の数値を示すテキストデータ等の検査結果が紙に印刷或いは記載され、医師に報告されていた。近年、オーダーリングシステム、電子カルテ装置等、医師が診療現場において、直接利用する医療情報システムが普及し、このような情報システムを利用し、検査データの参照が行える。これらのシステムは、多種類の検査の過去から現在までに至る検査結果を、時系列データとして、電子カルテ装置の表示画面上に表示し、或いは印刷する機能を備えている。例えば、縦方向を検査項目、横方向を検査時期とする表により、検査結果を表示する。また、数値により表される検査値に関しては、時系列の変化を把握するために、横軸を時間、縦軸を検査値とする折れ線グラフを表示する機能を有するシステムも知られている(例えば、特許文献1参照)。
検査には正常な範囲を示す基準値の範囲が決まっており、その基準値は、検査会社毎に多少違ったり、法改正で変更になったり、検査機械により違っていたりして、変更になることがある。このような場合、同じ検査の種類(検査種別)であっても従来は異なる検査項目として記載される。例えば、横軸を時間、縦軸を検査値として、例えば、基準値が異なる場合の日付を前回までの検査値のグラフと区別できるように、前回までの色とは異なる色で表示するとともに、グラフも分離させている。
特開2002−203199号公報
上記のように、基準値が異なる場合には、基準値毎に区別できるように、色を異ならせ、グラフ表示も分離している。このため、患者が時系列的に検査値を見るときには、検査が途中で中断しているように認識してしまい、十分な検査が行われていないと不信感を持つこともある。また、複数の検査項目を同一画面に表示させると、分断されているグラフがどのグラフと対応するのか見づらくなるなどの難点がある。
そこで、この発明は、基準値が異なる場合などにおいても、グラフ表示を行ったときに、患者に見やすく、理解が容易な表示装置を提供することにある。
この発明は、検査の結果を示す検査値の時系列をグラフ化して表示する表示装置であって、前記検査値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から読み出された検査値をグラフ化する制御部と、前記制御部でグラフ化された検査値を表示する表示部と、を備え、前記記憶手段は、検査項目毎に対応した検査値を時間軸情報と共に格納する検査データ格納部と、前記検査データ格納部に格納された検査項目のうち異なる検査項目間で同一検査種別であることを関連づける関連情報を格納する関連情報部と、を有し、前記制御部は、前記検査データ格納部から複数の検査項目の検査値を読み出し、前記関連情報部に基づき同一の検査種別の異なる検査項目間の検査値をつなげて時系列的に折れ線表示としてグラフ化させる。
また、前記制御部は、基準値の上限値及び下限値の表示位置を検査項目の違いにかかわらず同じ位置とするグラフ表示を行うように構成することができる。
また、検査の基準値が異なると、同一の検査種別においても異なる検査項目として前記検査データ格納部に格納されるように構成することができ、前記制御部は、基準値が異なる検査データ毎にグラフの折れ線表示を変更して時系列的に表示させると共に、時系列的に分断されたデータ間を補間して線をつないで1つの折れ線グラフに表示させるように構成することができる。
また、検査会社が異なると、同一の検査種別においても異なる検査項目として前記検査データ格納部に格納されるように構成することができ、前記制御部は、各会社の検査データをグラフの折れ線表示を変更して時系列的に表示させると共に、時系列的に分断されたデータ間を補間して線をつないで1つの折れ線グラフに表示させるように構成することができる。
また、前記補間したグラフは時系列的に過去のグラフと同じ線の表示を行うように構成すればよい。
この発明によれば、検査項目の基準値の変更や検査会社が異なっても検査値が折れ線グラフで連続した状態で表示されるので、検査値の変化傾向を容易に把握することができる。したがって、このグラフを参照しながら患者に説明すれば、視覚的に分かりやすいため、インフォームド・コンセントに有効な装置として用いることができる。
この発明に用いられる電子カルテ端末装置、電子カルテサーバを有する電子カルテ装置の構成を機能的に示すブロック図である。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 この発明に用いられる電子カルテサーバの患者治療情報に記憶される医療データの構造を説明するための図である。 この発明の検査データのデータ構造を説明するための図である。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ装置の検査結果取り込み動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ装置の診察動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ装置の検査歴を表示する動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ装置の検査結果をグラフ表示する動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置において、電子カルテ画面を表示する表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置において、検査結果を表示する表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置において、検査結果の中でグラフ表示を選択する状態を示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置において、検査結果をグラフ表示した状態を示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 この発明の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置において、検査結果をグラフ表示した状態を示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 従来の検査結果をグラフ表示した状態を示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 従来の検査結果をグラフ表示した状態を示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 従来の検査結果をグラフ表示した状態を示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 この発明に用いられる電子カルテ端末装置、電子カルテサーバを有する電子カルテ装置において、検査会社へ検査を依頼する構成を機能的に示すブロック図である。 この発明の第2の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置において、検査を依頼する状態示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 この発明の第2の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置において、検査依頼会社の情報を設定する状態を示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 この発明の第2の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置において、検査依頼会社の情報を設定する状態を示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 この発明の第2の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置において、検査依頼会社に検査を依頼する状態示す表示装置の表示画面の例を示す模式図である。 この発明の第3の実施形態に用いられる電子カルテ装置において、レセプト処理を中心とした電子カルテ装置の記憶装置の構成を示すブロック図である。 この発明の第3の実施形態における算定履歴テーブルの例を示す図である。 この発明の第3の実施形態におけるレセプトの出力例を示す図である。 従来のレセプトの出力例を示す図である。 この発明の第3の実施形態におけるレセプトの出力例を示す図である。 この発明に用いられる電子カルテ端末装置において、ワープロ機能を起動させた時の表示画面の例を示す模式図である。 この発明に用いられる電子カルテ端末装置において、ワープロ機能を起動させ、文書作成支援を行う状態を示す表示画面の例を示す模式図である。 この発明に用いられる電子カルテ端末装置において、ワープロ機能を起動させ、文書作成支援を行う状態を示す表示画面の例を示す模式図である。 この発明に用いられる電子カルテ端末装置において、ワープロ機能を起動させ、文書作成支援を行う状態を示す表示画面の例を示す模式図である。 この発明に用いられる電子カルテ端末装置において、シェーマの拡大表示を行った表示画面の例を示す模式図である。 この発明に用いられる電子カルテ端末装置において、ワープロ機能を起動させ、文書作成支援を行う状態を示す表示画面の例を示す模式図である。 この発明に用いられる電子カルテ端末装置において、文書作成支援における文書ファイルのカスタマイズを行った状態を示す表示画面の例を示す模式図である。 診察時には、カルテには記載されず、診察後会計を行うことで自動的に記載する例を示す模式図である。 外来加算管理等の項目を設定するマスターメンテナンス画面を示す模式図である。 外来加算管理の表示例を示す模式図である。 運動器リハビリコメントの記載例を示した模式図である。 リハビリ計画時に発症日等を登録する画面を示す模式図である。 前回レセプトで付与したレセプトコメントを次回のレセプトに自動に反映した状態を示す模式図である。 前回レセプトで付与したレセプトコメントを次回のレセプトに自動に反映した状態を示す模式図である。 領収書のただし書きの設定用のマスターメンテナンスの画面を示す模式図である。 領収書のただし書きの設定がされた状態のカルテ画面を示す模式図である。 領収書の印刷例を示す模式図である。
この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。尚、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。
図1に示すように、この発明に用いられる電子カルテ装置は、診療録が格納される診療録データベースを備えた電子カルテサーバ100、電子カルテ端末装置200が通信回線としてのLAN(Local Area Network)60を介して互いに接続されている。この図1においては、電子カルテ端末装置200は、1台だけ記載しているが、もちろん複数の電子カルテ端末装置200をLAN60で接続することも可能である。また、複数の電子カルテ端末装置200の中で1台を窓口端末装置として用いることもある。そして、窓口端末装置は、電子カルテサーバ100に対してクライアントとしての機能とサーバとしての機能を有するように構成し、窓口端末装置の記憶装置と電子カルテサーバ100内のデータベースは常時同期が採られ、データベースのミラーリングを採るように構成することができる。
電子カルテ端末装置200はクライアントとして用いられ、デスクトップ型のパーソナルコンピュータやノートブック型パーソナルコンピュータで構成されている。
図1に従いこの発明に用いられる電子カルテ装置の構成について更に説明する。電子カルテサーバ100は、パーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーション等を用いた情報処理装置で構成され、ハードディスクを備えた記憶装置120、CPU等により構成される制御部113、RAM、ROM等を備えた内部記憶装置114、液晶表示装置(LCD)等からなる表示装置115、キーボード、マウス等を備えた入力装置116、LAN60に接続され通信制御を行うネットワーク処理部117を備える。
そして、電子カルテサーバ100と電子カルテ端末装置200とはLAN60により接続される。
記憶装置120内には、患者毎の氏名、生年月日、性別、血液型、感染症の有無等の個人情報を格納している患者管理DB(データベース)121、患者毎の診療履歴としてのカルテ、診療計画の情報、すなわち、患者毎の様々な情報を格納している患者治療情報DB122、病気毎の標準の診療手順を示す様々な情報を格納している診療DB123、多数の病名や薬品名、検査の種類、検査の基準値情報等が格納された検査マスタ等、医療に関する情報を登録している医療情報DB124、電子カルテシステムを利用する医師、事務職員等のユーザの個人情報を格納しているユーザ管理DB125、前述の各DBの更新、読み出し等の電子サーバの処理を行うための処理プログラム126、ユーザ毎の利用形態の標準等の設定情報を格納している設定ファイル127が保持されている。
上記患者治療情報DB122には、結果テーブルが格納され、検査委託先(検査会社)等での検査結果が、インターネット、FD(フレキシブルディスク)、CD−ROM等の電子媒体を介して取り込まれる。医療情報DB124には、検査の基準値情報などの検査マスタが格納されている。
制御部113は、処理プログラムDB126に格納されたプログラムにより、各種動作を制御するものである。例えば、入力装置116により入力された命令に従い、表示装置115に所定の内容を表示させるための制御、各DBの更新、読み出し等の制御、ネットワーク処理部117を介してクライアントである電子カルテ端末装置200との間の接続の制御を行うとともに、相互間でデータの送受制御などを行う。また、内部記憶装置114は、制御部113が各種の処理を行うためのワークメモリ等として使用される。
電子カルテ端末装置200は、受付、診察室等に設置されるもので、パーソナルコンピュータを用いた情報処理装置で構成される。
電子カルテ端末装置200はハードディスク(HD)を備えた記憶装置205、CPU等により構成される制御部204、液晶表示装置(LCD)からなる表示装置202、キーボード、マウス等を備えた入力装置203、LAN60に接続され通信制御を行うネットワーク処理部201を備える。図示はしていないが、制御部204内には、RAM、ROM等を備えた内部記憶装置を備える。記憶装置205には、この端末装置の処理を行うための処理プログラム、ユーザ毎の利用形態の標準等の設定情報が少なくとも格納されている。制御部204は、記憶装置205に格納されたプログラムに基づき各種動作を制御するものである。例えば、入力装置203により入力された命令に従い、表示装置202に所定の内容を表示させるための制御、ネットワーク処理部201を介して電子カルテサーバ100との間の接続の制御を行うともに、電子カルテサーバ100との間でデータの送受制御などを行う。
図2は、この発明の実施形態に用いられる電子カルテ端末装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。このブロック図には、制御部204を構成するCPU204a、RAM204b、ハードディスクコントローラ215、DVD−ROMドライバ216、マウスコントローラ213a、キーボードコントローラ213b、ディスプレイコントローラ212、およびネットワークボードを有するネットワーク処理部201が示されており、それらはバス220で相互に接続されている。
DVD−ROMドライバ206は、CD−ROMまたはDVD−ROMが装填され、装填されたCD−ROM、DVD−ROMをドライブし、CD−ROM、DVD−ROMに格納されたプログラム、データなどを読み込み、ハードディスク205に格納するものである。ネットワーク処理部201に備えられたLANポート(図示しない)には、LANケーブルが挿入され、LAN60と接続される。また、図示はしないが、USBポートを有し、USBポートにUSBメモリなどの各種USBデバイスを接続して、USBデバイスが利用できるように構成されている。
また、記憶装置としてのハードディスク205は、ハードディスクコントローラ215によりアクセスされ、制御部204の制御に基づき、データの読み出し、書き込みが行われる。入力装置203としてのマウス203aはマウスコントローラ213aにより制御され、マウス203aによる指示がバス220から制御部204に与えられる。入力装置203としてのキーボード203bは、キーボードコントローラ213bにより制御され、キーボード203bから入力された指示が制御部204に与えられる。表示装置202としてのLCDは、ディスプレイコントローラ212により制御され、表示装置202に所望の映像を表示させる。尚、図示はしていないが、入力装置203としてタッチパネルを用いる場合には、タッチパネルより入力されたコマンド等の指示が制御部204に与えられる。
図1に示すように、この実施形態の電子カルテ端末装置200は、電子カルテサーバ100とLAN60が接続された状態においては、電子カルテサーバ100の記憶装置120に対してデータの読み出し、更新を行うクライアントとして機能する。また、電子カルテ端末装置200の記憶装置205には、電子カルテサーバ100の記憶装置120に格納される各データベース(DB)の中から必要とする患者管理DB(データベース)121、患者治療情報DB122、診療DB123、医療情報DB124、電子カルテシステムを利用する医師、事務職員等のユーザの個人情報を格納しているユーザ管理DB125からのデータを格納する。
これら各データベースは、電子カルテサーバ100から電子カルテ端末装置200へ同期を取り、電子カルテサーバ100の記憶装置120の内容に電子カルテ端末装置200の記憶装置205を更新する。記憶装置205の内容を更新した場合、電子カルテ端末装置200のデータベースの内容と、電子カルテサーバ100の記憶装置120との同期をとり、最新のデータに更新できるように構成されている。
図3は、患者治療情報DB122に記憶される医療データの構造を説明するための図である。患者治療情報DB122は、患者に関する種々の情報を記憶しており、その一部として、患者の診察や治療に関する医療データ部122cを有する。医療データ部122cは、患者の識別データ部122aと医療行為が実施された日付を示す日付データ部122bに関連づけられている。
医療データ部122cは、例えば、図3に示すように、医学検査の検査に関する検査データ部122c1と、医師の診察所見に関する所見データ部122c2と、医師が処方した薬剤並びに医師の指示に関する処方データ部122c3と、手術に関する情報を記録する手術記録データ部122c4とを有する。但し、医療データ部122cは、これらのデータを全て含んでいるとは限らず、一部の医療行為(検査、手術)などが実施されなかった場合は、その実施されなかった医療行為のデータは格納されていない。
図4は、検査データ部122c1のデータ構造を説明するための図である。検査データ部122c1は、検査委託先(検査会社)等での検査結果が、インターネット、FD、CD−ROM、USBメモリ等の電子媒体を介して取り込まれ、患者治療情報DB122に検査結果テーブルとして、図4に示すようなデータ構造で格納される。検査データ部122c1は、患者に対して実施された検査の検査結果データ部122c13を含む。検査結果データ部122c13は、例えば、文字(数値)で構成される検査値やレントゲン、CT画像、MRI画像などのデータであり、検査項目コード部122c11と付帯情報部122c12及び関連情報部122c14に関連づけられている。
検査項目コード部122c11は、患者に実施された検査項目を示す。検査項目は、基本的には、検査の種別を識別するものであり、検査の種別が異なれば別の検査項目とし、検査項目コードは付与される。更に、後述するように、同じ検査の種別であっても別の検査項目として扱われて検査項目コードが付与され、その検査値等のデータが検査結果データ部122c13に格納される場合もある。付帯情報部122c12は、検査を担当した検査員の識別データ、検査員が記録した連絡事項等など検査に関する付帯的な情報を含む。
ところで、検査には正常な範囲を示す基準値の範囲が決まっており、その基準値は、検査会社毎に多少違ったり、法改正で変更になったり、検査機械により違っていたりして、変更になることがある。基準値が異なる、検査機械が異なる、或いは検査会社が異なる場合には、同じ検査の種別であっても別の検査項目と扱われて検査項目コードが付与され、検査結果データ部122c13に異なる検査項目の検査値として格納される。即ち、検査の種別が同じであっても基準値が変更になった場合、検査の種別が同じであっても検査会社が異なる、又は変更になった場合、検査機械が変更になった場合には、別の検査項目として扱われて、検査値が格納される。このため、同じ検査の種別であっても関連づけることはできない。
そこで、この実施形態では、基準値の変更、検査会社の変更などにより、異なる検査項目として扱われて格納された検査値を、検査の種別が同じ場合には、それぞれの検査項目を関連づけるために、検査項目間で同一の検査種別であるか否かを関連づけるための関連情報が検査結果のデータ122c13に関連づけられて、関連情報部122c14に格納される。
次に、この実施形態の電子カルテ装置の動作につき、図面を参照して説明する。まず、検査値などの検査結果の取り込み処理が行われる。図5のフローチャートに示すように、まず、検査委託先(検査会社)からインターネット等を介して電送され(ステップS1)、この電送された結果データを電子カルテサーバ100の記憶装置114に取り込む(ステップS2)。そして、記憶装置114に取り込まれた検査値などの検査データを患者治療情報DB122の検査データ部122c1に格納する(ステップS3)。続いて、基準値の変更、検査会社の変更などにより、異なる検査項目として扱われて格納された検査値などの検査結果を、検査の種別が同じ場合には、グラフ表示の際などに関連づけるために、関連情報が関連情報部122c14に各検査結果データ122c13に関連づけて格納する(ステップS4)。
尚、検査値などの検査結果をフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM等の電子媒体から検査データ部122c1に取り込む場合には、電子カルテ端末装置200からLAN60を介して電子カルテサーバ100にデータを送り、上記のように、患者治療情報DB122に検査結果テーブルとして、検査データ部122c1と関連情報部122c14が格納される。
次に、この実施形態にかかる電子カルテ装置において、カルテ画面を表示する場合の処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
医師は、患者の電子カルテを開く場合、まず電子カルテ端末装置200の入力装置203を用いて、電子カルテサーバ100にログインする。そして、電子カルテサーバ100にログインすると、表示装置202には、患者を特定するための情報(例えば、患者識別ID)の入力を求める画面を表示装置202に表示する。この画面に促されて、患者を特定する情報が入力装置203を用いて入力されると、その入力情報に基づいて、患者管理DB121より、患者固有の情報(氏名、年齢、性別等)と、患者治療情報DB122より、医療データが読み出され、そのデータが記憶装置205に格納される(ステップS12)。
電子カルテ端末装置200の制御部204は、格納された医療データに基づき、表示装置202に電子カルテ画面を表示する(ステップS13)。
図9は、医師が利用する電子カルテの表示画面の一例を示す図である。この表示装置202の表示画面202aには、現在のカルテと共に過去のカルテが表示されている。そして、カルテ表示画面の下方部に、種々の指示入力を行うためのアイコン202bが表示されている。
電子カルテ端末装置200の制御部204は、医師からの指示入力を待ち(ステップS14)、ログオフ指示があると、ログオフ処理を行い(ステップS16)、診察動作が終了する。そして、ログオフ以外の指示があると、指示に応じた処理(検査歴、グラフ表示等)の処理が行われる(ステップS15)。
アイコン202bの検査歴アイコンをクリックすると、図7に示す検査歴表示処理を行う。
検査結果歴表示処理では、検査委託先(検査会社)からの検査値などの検査結果を取り込んだ患者治療情報DB122の結果テーブルから該当する患者の検査値を読み込む(ステップS31)。
また、医療情報DBの検査マスタから、前記検査値に対応する検査項目に関する基準値を読み込む(ステップS32)。そして、読み込んだ検査値と基準値(上限値及び下限値)とを比較し、そして、比較した結果を画面に表示する(ステップS33)。この場合、検査結果が基準値を外れれば、異常であると判定し、異常値のみを強調(例えば、赤色)表示し、表示装置202の表示画面202aに図10に示す検査歴のカルテ画面表示がなされる。
図10に示す検査歴では、血清総蛋白の基準値が改訂されており、この検査歴では、2行に分かれて表示されている。即ち、8月1日、8月2日は、基準値が6.7〜8.3であり、この2つの検査値が格納されており、この2つの検査値が表示されている。検査は8月3日、8月4日も行われているが、基準値が6.7〜8.3の検査は行われていないため、この2つの欄は空白である。
一方、8月3日、8月4日は、基準値が7.0〜8.6の検査が行われ、基準値が6.7〜8.3の下の行に血清総蛋白の検査結果欄が挿入されている。この欄は、8月1日、8月2日が空欄で、8月3日、8月4日に検査値が表示されている。
このように、基準値が異なると同じ検査種別でも異なる検査項目として扱われ、異なる検査項目として欄をわけて表示される。電子カルテ端末装置200の制御部204は、医師からの指示入力を待ち(ステップS34)、ログオフ指示があると、ログオフ処理を行い(ステップS36)、診察動作が終了する。そして、ログオフ以外の指示があると、指示に応じた処理(グラフ表示等)の処理が行われる(ステップS35)。
図10に示すように、今まで検査した検査結果が一覧表示される。この場合、表示された一覧表から検査項目を選択(ここでは、最大5項目まで選択可能)すると、図11に示すように、表示装置202の表示画面202aに形式を変えて表示させることができる。そして、この状態で、図11の「グラフ表示」ボタンをクリックすると、グラフ表示動作が行われる。
「グラフ表示」を操作すると、図8に示すグラフ表示処理が開始される。グラフ表示処理では、まず、検査マスタから該当する検査項目の基準値を読み込み(ステップS41)、目盛り表示値を算出する(ステップS42)。そして、算出した目盛り表示値に基づいてグラフ上に目盛りを表示する(ステップS43)。この場合、検査基準値の上限値及び下限値の表示位置を、検査項目の違いに拘わらず同じ位置とする。そして、検査項目が複数あれば、各検査項目の検査基準値の上限値及び下限値を並列して表示する。これにより、複数の検査項目の正常範囲の幅を揃えて表示することができる。そして、基準値の範囲は白色、基準値外をピンク(図ではグレー)で塗りつぶし、基準値内か基準値外かが一目で判るようにしている。
続いて、検査データの関連情報に基づき、検査の種別が同じ検査項目のものは関連づける(ステップS44)。基準値が異なったり、検査会社が異なった場合には、検査の種別が同じでも異なる検査項目の基準値が並記され(図11の例では、2つの検査項目)、その検査項目の該当する色でグラフ表示がなされる。そして、同じ検査の種別の検査項目の検査値の場合には、それぞれの検査値が時系列的に並べられ、その前後のグラフをつなげるように補間し、図12に示すように、表示装置202の表示画面202aにグラフ表示を行う。このとき、時系列的に検査日が前の検査データのグラフの色で補間してつなげる(ステップS45)。複数のグラフ表示がある場合には、グラフの線の色をそれぞれ変える。図12においては、実線と点線にしているが、実線は、例えば青色、点線はオレンジなどカラー表示の場合には色を変えている。また、検査項目の欄には、グラフで使用する線の色が判るように同じ色を付加すればよい。
上記の例では、同じ検査の種別であっても、基準値が異なるなどの理由で異なる検査項目として扱われたものは、検査項目毎にグラフの色等を異ならせて、どの検査項目のグラフであるか識別を容易にしている。尚、同じ検査の種別の場合には、同じ色にするなどグラフ表示を同じ表示にしてもよい。この場合には、検査種別毎の識別が容易になる。
グラフ表示を行った後、電子カルテ端末装置200の制御部204は、医師からの指示入力を待ち(ステップS47)、ログオフ指示があると、ログオフ処理を行い(ステップS49)、診察動作が終了する。そして、ログオフ以外の指示があると、指示に応じた処理(印刷等)の処理が行われる(ステップS48)。
図12に検査結果をグラフ表示した例を示す。このグラフでは、図11に示す血清総蛋白のグラフ表示が選択され、基準値の異なる検査項目が左欄2列に表示され、各検査項目の検査基準値の上限値及び下限値が同じ位置に表示されている。そして、4回に亘る検査結果が折れ線グラフで表示されている。検査項目と折れ線グラフは検査項目毎に色分けされており、どの結果がどの検査によるものかが一目で分かるようになっている。そして、8月2日と8月3日は、基準値が異なるので、図14に示すように、従来は分断されて表示されていたが、この実施形態では、関連情報により互いに同じ検査項目であるので、折れ線グラフをつないで表示している。また、この例では、折れ線グラフの検査値の該当箇所に、テキストの数字も合わせて表示し、より検査結果の把握を容易にしている。
図13は、血清総蛋白に更に血糖値をグラフ表示させたものである。このように複数の検査項目を表示する場合においては、折れ線グラフは、全てつながっているので、折れ線がどの検査結果かは一目瞭然で、患者に検査の結果を容易に理解させることができる。
これに対して、従来のように折れ線グラフが分断されていると、検査項目の検査値がどのように変化しているかがわかりにくくなる。すなわち、図14は、従来のグラフ表示を示しているが、同一の検査種別の画面でも基準値が異なると異なる検査項目としてそれぞれ独立して表示され、互いに分断された状態で表示される。この場合には、患者が8月2日、8月3日が別の検査と誤認識する場合も生じる。
図15は、血清総蛋白に更に血糖値をグラフ表示させた従来の例を示すものである。この例では、血清総蛋白と血糖値の双方とも基準値が異なる例を示している。血清総蛋白と血糖値がそれぞれ基準値の異なる検査項目として2列ずつ表示され、各検査項目の検査基準値の上限値及び下限値が同じ位置に表示されている。血清総蛋白、血糖値がそれぞれ分断されて表示され、血清総蛋白、血糖値がそれぞれどのように変化しているのかが判りにくくなっている。そして、図16は、血清総蛋白に更に血糖値をグラフ表示させた図15の例から検査値のテキストを表示しない場合を示している。このようにテキスト値が記載されないと、より識別が困難である。尚、図15及び図16においては、血清総蛋白は実線と点線で表示し、血糖値が太線と一点鎖線で表示している。
このように、検査項目の基準値の変更や検査会社が異なっても、正常範囲の幅が揃えて表示されており、しかも検査結果が折れ線グラフで連続した状態で表示されるので、検査結果の変化傾向を容易に把握することができ、又、検査値が正常範囲であるか否かの判断を容易に行うことが可能となる。したがって、このグラフを参照しながら患者に説明すれば、視覚的に分かりやすいため、インフォームド・コンセントに有効なツールとなる。
次に、この発明の第2の実施形態につき、図面を参照して説明する。電子カルテ装置においては、医師が作成する診療記録を電子化する以外に、検査依頼、処方・検査結果の参照、医療事務会計などの処理を電子化するオーダーリングシステムが組み込まれている。例えば、検査依頼は、電子カルテ端末装置200から検査依頼を発注することにより、検査会社にオンラインまたは電子媒体を郵送することにより行われている。
図17は、検査依頼を中心とした電子カルテ装置の模式的機能ブロックである。この電子カルテサーバ100、電子カルテ端末装置200は、図1及び図2示すものと同様のものであるが、この図17においては、検査依頼の機能を中心としたブロックで表している。
電子カルテサーバ100は、患者毎の電子カルテを管理する装置であり、オーダーリングシステムとしての機能を有している。図17に示すように、電子カルテサーバ100は、検査依頼受付部130、検査依頼発送部131、電子カルテ情報処理部132と、を備えている。これら機能は、図1の処理プログラム126に格納されたプログラムにより、制御部113と記憶装置114とが動作し、各機能の動作を行う。
検査依頼受付部130は、電子カルテ端末装置200から検査依頼を受け付ける。電子カルテ情報処理部132は、電子カルテ情報DB120bをアクセスし、受け付けた検査依頼の患者の電子カルテを特定し、特定した電子カルテに検査依頼に関する情報を付与する。このように、電子カルテサーバ100は、電子カルテ端末装置200から検査依頼が行われると、検査会社への発注の前に、電子カルテに書き込む。
図17に示すように、電子カルテサーバ100は、検査依頼情報DB120aと、電子カルテ情報DB120bとを備えている。検査依頼情報DB120aは、検査依頼受付部130によって受け付けられた検査依頼を特定する情報(検査依頼情報)を格納する。
電子カルテ情報DB120bは、患者のカルテを特定する情報(電子カルテ情報)を格納する。電子カルテ情報DB120bにおいて、電子カルテ情報は、検査依頼情報も含んでいる。この電子カルテサーバ100はLAN60によって、電子カルテ端末装置200と接続されている。
この電子カルテ端末装置200の表示装置202の表示画面には、後述するように、検査依頼画面が表示され、医師などの操作者は、検査依頼画面上で必要事項を入力し、入力事項を含むデータ(検査依頼情報)を送信する。送信された検査依頼情報は、LAN60を介して、電子カルテサーバ100によって受信される。
電子カルテ端末装置200から検査依頼情報が送信されてくると、電子カルテサーバ100において、検査依頼受付部130がこれらを受信して受け付ける。検査依頼受付部130は、受信した検査依頼情報を、バス140を介して検査依頼情報DB120aに送り、検査依頼情報DB120aに、医師等が電子カルテ端末装置200を介して送信した検査依頼情報が登録される。
電子カルテ情報処理部132は、検査依頼情報DB120aに格納された検査依頼情報を受け取り、電子カルテ情報DB120bに格納されている電子カルテ情報に付与する。検査依頼発送部131は、検査依頼情報DB120aに格納されている検査情報に基づき該当する検査会社301〜303にLAN60からインターネットを介して検査依頼をオーダする。また、オンラインでなく、電子媒体で検査依頼を送る場合もある。
次に、この検査依頼につき図面を参照して説明する。図18に示すように、電子カルテ端末装置200を用いて、医師等が治療計画(P:プラン)に検査項目を入力した状態で、電子カルテ画面の検査依頼出力のアイコン202cをクリックすると、検査依頼の設定された検査会社が選択され、その選択された検査会社と共に検査依頼情報が検査依頼情報DB120aに格納される。そして、検査依頼情報DB120aには、選択された検査会社のフォルダが作成され、このフォルダに検査依頼書が格納される。依頼書は、検査依頼発送部131からオンラインで該当する検査会社301〜303に送信されるか、或いはUSBメモリなどの電子媒体に保存されて郵送により、該当する検査会社301〜303に送られる。
ところで、従来、外部の検査会社と院内検査連携を行う場合には、1つの検査セットに対して、予め1つの検査会社が設定されている。電子カルテ端末装置200から検査依頼出力をクリックすると、予め設定された1つの検査会社への出力が行われる。しかし、ユーザによっては、複数の検査会社と連携している場合がある。複数の検査会社に依頼する場合には、電子カルテ端末装置200で行うことはできず、別の検査依頼用のアプリケーションなどを準備する必要があり、複数の検査会社への依頼は、作業が煩わしかった。そこで、この実施形態では、複数の検査会社と連携している場合に、電子カルテ端末装置200で容易に検査依頼情報の出力が容易に行えるようにするものである。
この実施形態では、検査依頼情報の出力時に検査会社を選択することができるようにして、検査依頼を振り分けられるようしている。このため、検査依頼情報DB120aには、図19に示す各検査会社のリストが格納され、このリストに、複数の検査会社を出力できるように設定する。医師又は管理責任者が電子カルテ端末装置200より、依頼データフォーマットを電子カルテサーバ100から読み出す。そして、このリストには、「使用」、「主」、「院内」の欄が設けてあり「院内」にチェックをすることで、「院内」にチェックされた検査会社が電子カルテ端末装置200からオーダができるように構成されている。1つの検査項目に対して複数の検査会社を利用できるように対応づけることができる。
また、複数の検査会社に対して、依頼が行えるようにした場合、どの検査会社を優先的に利用できるかを医師又は管理者が設定できるように構成している。
医師又は管理責任者が電子カルテ端末装置200より、院内において、図20に示すように、依頼データフォーマット設定を電子カルテサーバ100より読み出し、メンテナンス設定動作を行い、検査会社の院内優先順位を設定することで、検査依頼出力を設定することができる。また、この優先順位は、例えば、新たな検査会社を「院内」でチェックし追加した場合には、優先度を1番に設定するように構成してもよい。このように構成するのは、ユーザが新たに登録した検査会社を選択する場合が多いからである。
上記のように、複数の検査会社での院内出力設定が行われていると、図18の検査依頼出力アイコンをクリックすると、図21に示すように、ポップアップ画面で、電子カルテ内の全ての検査項目が表示される。このポップアップ表示では、出力依頼を行うように予め設定していた検査会社が検査項目毎に表示される。このとき、優先度の高い検査会社が上位にくるように、この図21では、左側の欄にくるように初期設定されている。もちろんこの表示の順番はユーザで変更することは可能である。基本的には、優先順位が1位のものを初期表示し、検査セットコードメンテナンスで「対象外」にしている場合には、次の優先順位の検査会社が表示される。また、検査セットコードメンテナンス設定動作においては、検査会社について、検査セットを対象外にするか否かを選択することができるように構成することができる。そして、メンテナンス設定において、検査セットを対象外にした検査会社の場合、図21に示すポップアップ画面でチェックボックスが表示されないようになっている。
図21の例では、優先順位1位が「Aメディカルサイエンス」、2位が「B科学研究所」の場合である。そして、検査セットAはメンテナンスなし、検査セットB、検査セットCが「Aメディカルサイエンス」が対象外に設定されている。
この場合は、検査セットAの項目では、「Aメディカルサイエンス」にチェックが入り、「B科学研究所」でも選択は可能であることを示している。また、検査セットB、Cについては、「B科学研究所」にだけチェックが入る。又、この実施形態では、院内で検査が可能な場合には、外部の検査会社への出力を行わないように、「出力なし」が選択できるように構成されている。
このように、1つの検査項目に対して、検査の受け入れが可能な会社が複数ある場合には、優先度の高い検査会社にチェックが入り、他の検査会社には、選択が可能であることが判るように表示されている。
尚、検査会社毎に出力するフォルダは相違し、検査会社毎にオーダが送信等される。
この図21に示すように、ポップアップ画面で、電子カルテ内の全ての検査項目が表示されことで、全ての検査項目と検査会社を確認しながら効率のよい検査依頼を行うことができる。例えば、検査1〜5までの5件の検査項目があり、検査1を検査できるのは検査会社A、Bであり、検査2〜4を検査できるのは、検査会社Bのみであるとする。そして、検査会社Aの優先度が高い場合、初期表示では、検査1は検査会社Aが選択され、検査2〜4は、検査会社Bが選択されることになる。患者の検査を纏めて同じ検査会社に依頼した方が効率がよい場合には、その判断をポップアップ画面で行うことができ、検査1を検査会社Aから検査会社Bに変更することができる。
また、検査依頼が可能な検査会社のみに選択欄が表示されているので、間違いがなく、初期表示では優先度の高い検査会社が選択されているので、選択する手間も少ない。この結果、正確且つ手間が少ない依頼入力を行うことができる。
また、院内で検査を行う場合も対応することができるので、使い勝手がよい。
図22は、レセプト処理を中心とした電子カルテ装置の記憶装置120の構成を示すブロック図である。この電子カルテサーバ100、電子カルテ端末装置200は、図1及び図2示すものと同様のものであり、レセプト処理に必要なテーブルを機能的に示している。
電子カルテサーバ100の記憶装置120には、前述したように、各種データベースが格納されている。そして、レセプト処理を行う場合には、患者管理DB121、患者治療情報DB122及び医療情報DB124に格納された各種情報が読み出され、レセプト処理が行われる。
医療情報DB124には、マスタファイルが格納され、マスタファイルは、診療行為マスタ、医薬品マスタ、材料価格マスタ、病名コード変換マスタ、指導料算定マスタ等で構成されている。
診療行為マスタには、例えば、患者に注射をする等の診療行為に関するデータが記憶されている。
医薬品マスタには、医薬品(薬剤)に関するデータ、例えば、医薬品名称、薬価、単位名称コード、単位数量等が記憶されている。
材料価格マスタには、手技等で使用する材料の価格、例えば、X線撮影で使用するフィルム等の価格が記憶されている。
病名コード変換マスタには、世界保健機構(WHO)により定められた「疾病及び関係保健問題の国際統計分類第10回修正」(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems, Tenth Revison:ICD−10)のコード番号(ICD−10コード)と、レセプト電算コードとが一対一で対応させて記憶されている。
指導料算定マスタは、病名と、算定可能指導料及び点数と、算定条件とで構成されている。
患者治療情報DB122は、診療録テーブル、診療録解析結果テーブル、算定結果テーブルが格納され、患者管理DBには、受付テーブル、患者情報テーブルが格納されている。
上記電子カルテ装置における会計業務につき説明する。会計業務では、受付テーブル、診療録テーブル及び病名コード変換マスタから読み込んだデータに基づいて、コード変換処理、レセプト算定処理、請求書データ作成処理等が行われる。
コード変換処理では、まず、受付テーブル及び診療録テーブルから、診療報酬点数の算定に必要とされるデータを読み込む。ここでは、受付テーブルから読み込んだ受付日付時(日付データ及び時刻データ)と患者IDとに基づいて、診療録テーブルから、カルテに記録されたデータのうち、例えば、病名と処方した医薬品名を読み込む。そして、読み込んだデータを、病名コード変換マスタから読み込んだデータに基づいてコード変換する。コード変換では、診療録テーブルから読み込んだICD−10コードをレセプト電算コードに変換する。そして、コード変換処理で変換されたデータを診療録解析結果テーブルに格納する。
レセプト算定処理では、患者IDと、受付日付データとに基づいて、診療録解析結果テーブルに格納されたデータから、今月の1日から現在までの該当するデータを読み込む。そして、読み込んだデータに基づいて、診療行為マスタ、医薬品マスタ、及び、材料価格マスタを参照し、診療報酬点数算定処理を行う。続いて、算定結果を算定結果履歴テーブルに格納する。
診療報酬点数算定処理では、診断区分に応じて、初診料、再診料、指導料、在宅料、投薬料、注射料、処置料、手術料、麻酔料、検査料、画像診断料、リハビリ料等の計算等の処理を行う。
例えば、指導料計算処理では、患者病名データ及び算定過去データに基づいて、指導料算定マスタを参照して算定可能指導料リスト選択処理を行う。処理結果は指導要請データとして格納し、電子カルテ端末装置200に表示されるカルテ診察画面にメッセージとして表示する。このメッセージに基づいて医師が患者に指導を行い、電子カルテに書き込みした場合にのみ、レセコンでの請求が可能となる。
前記算定可能指導料リスト選択処理では、患者の電子カルテに記載した病名コードの全てについて、順次、指導料算定マスタに照合して該当する全データをリストアップする。そして、リストアップしたデータを点数の高い順にソートする。
例えば、年齢20歳のある患者について、内科及び小児科が専門である医師によって、病名として、胃癌(主病名)、高血圧症(主病名)、HIV感染症、てんかん、悪性関節リウマチ、エリテマトーデスが挙げられている場合、指導料算定マスタに照合すると、点数の高いウイルス疾患指導料2、てんかん指導料、特定疾患療養指導料(診療所)の順でリストアップされる。胃癌(主病名)に対する小児悪性腫瘍患者指導管理料が対象外となっているのは、患者の年齢が20歳だからである。また、悪性関節リウマチが対象外となっているのは、主病名でないからである。さらに、皮膚科特定疾患指導管理料(1)が対象外となっているのは、担当医師が内科及び小児科が専門だからである。
また、投薬量計算処理では、薬剤料、調剤料、処方料、麻毒加算、調基料を計算し、薬剤料については、逓減点数計算を行う。
薬剤料計算では、ある患者についての全ての薬剤データを読み込み、そして、読み込んだ薬剤データに基づいて、その薬剤の単価に数量を乗算して薬価を算出する。
また、注射料計算処理では、薬剤料計算処理と手技料計算処理とを実行する。
手技料計算処理は、全ての手技データを読み込んで、手術との関連性についてチェックする。手術との関連性がある場合には点数計算は行わない。
レセプトを請求する場合、レセプト審査のためにコメントを要求されることがある。また、レセプトには、診療報酬を請求する項目のみ記載され、カルテ上診療行為は行っているが、診療報酬を請求できない項目がある。このような場合、従来は、レセプト作成画面で、各項目について手入力を行っている。この実施形態では、手入力による作業を省略するものである。
例えば、図24に示すように、悪性腫瘍特異物質治療管理料の項目では、検査を行っても、検査の費用は請求することができない。このため、レセプト上には、図24(a)に示すように、悪性腫瘍特異物質治療管理料の項目が表示され、検査項目名は削除される。そこで、この実施形態は、削除された検査項目名を自動的にコメントとして追加するものである。
コメントの自動取得は、次の条件及び手順により行われる。図23は、算定結果履歴テーブルに格納され、レセプトとして出力されなく自動取り消しされているものを示している。このテーブルは、検査項目(ArtCD)、診察行為(DetlKB)、ナビメッセージ(NavMSG)、自動取り消し(AutoCancelKB)の項目に記載されている情報に基づいて、コメントを挿入するか否か判断される。
この例では、レセプトの摘要欄テーブル(RESEPT.TRsptSmly)上に、悪性腫瘍特異物質管理料を有する場合に、下記の条件に従い、取り消された検査名をコメントとして取得し、表示する。
この例では、悪性腫瘍特異物質管理料の作成対象となった会計履歴テーブル(RESEPT.TRsptLog)を確認する。
そして、(1)検査項目(ActCD=600)、(2)診療行為(DetlKB=0)、(3)ナビメッセージ(NavMsg)に対象の悪性腫瘍特異物質治療管理料の文言が含まれる。の3つの条件に合致する検査項目があれば、その行為名称(RsNameKJ)を所定の書式で整形し、自動コメントとして出力する。
上記の条件に従い、図24(b)に示すように、削除された検査項目名が自動的にレセプトにコメントとして取り込むことができる。
このように、この実施形態では、悪性腫瘍特異物質治療管理料の項目が表示され、自動取り消しがされた検査項目がある場合には、その検査項目がコメントとして自動的に挿入されるので、手入力によるコメントの追加、又コメントを選ぶ必要もなく、簡単にレセプト審査に好適なコメントが追加できる。
レセプトに対する自動にコメントを挿入する他の例として、院外処方薬剤のコメントをレセプトに反映させる。この例は、院外処方の薬剤に付与したレセプトコメントを処方せん料の自動コメントとして出力を可能にしている。突合点検などが行われる場合には、院外処方の薬剤にレセプトコメントを付加している方が好ましい。このため、院外処方薬剤のコメントをレセプトに反映させるものである。
院外処方薬剤は、予めマスターメンテナンスにより表示する薬剤を設定し、この薬剤を処方した際には、カルテには、薬剤の処方の情報が記載されるが、レセプトには、図25に示すように、この薬剤のレセプトは記載されずに処方せん料だけが記載される。このような場合に、処方せん料のコメントを出力することを設定すると、レセプト出力の際に、薬剤のコメントが記載される。
処方せん料のコメントを出力することを設定すると、図26(a)に示すように、院外処方の薬剤を区別しない、レセプトと、院外処方の薬剤を処方した処方せん料と院外処方の薬剤のコメント、薬剤名と投与開始日をコメントとして自動的に挿入したレセプトの仮のレセプトが表示される。図26(a)の点線で囲まれたものが、ここでは院外処方の薬剤を示している。
院外処方の薬剤の場合には、レセプトを発行すると、図26(b)に示すように、院外処方の薬剤に対しては薬剤に対する点数はなく、処方せん料の点数がレセプトに記載され、このレセプトに、薬剤に付与したコメントが挿入される。
尚、既に処方せん料に何らかのコメントが付与されているような場合、本機能によるコメントを別レコードとして、末尾に付与する。また、前述の院外処方薬剤に付与されたコメントが処方せん料に付与されるのは、処方せん料が適用されていることが前提となる。その為、処方せん料が取り消されている場合は、院外処方薬剤に付与されたコメントを出力する必要はない。
すなわち、患者保険データ、患者病名データ、及び、患者会計データに基づいてレセプト作成処理により作成されたレセプトデータが記憶装置120に格納されているので、このレセプトデータを順次1つずつ読み込む。そして、自動コメントを挿入するデータがあるか否かを判断する。自動挿入コメントがあれば、コメント情報と設定値の計算方法とを読み出し、レセプトデータとして格納し直す。これにより、自動的にコメントが入力される。
ところで、医師は紹介状や診断書などさまざまな書状を作成する。紹介状や診断書は、カルテに記載された内容を参照して作成する。この文書作成の際に、カルテ情報を文書に簡単に転記できれば、文書作成の作業が大幅に簡略化することが可能となる。そこで、この実施形態においては、電子カルテ端末装置200の記憶装置205に日本語ワードプロセッサのプログラムソフトを格納し、このソフトを起動し、文書作成を行えるように構成している。そして、日本語ワードプロセッサを起動させて、紹介状等を作成するとき、電子カルテサーバ100の記憶装置120に格納された患者情報等を読み出し、この患者情報を取り込むことで、文書作成を容易にしている。
この電子カルテ端末装置200は、文書作成の際の支援機能が備わっており、例えば、入力した文字数に応じて自動で記載範囲を拡張することができると共に、改ページが必要な場合には、改ページが行うことができる。そして、電子カルテサーバ100の記憶装置120に格納された患者情報などの帳票ファイルを取り込むことで、文書ファイルに簡単に帳票データを追加することができるように構成したものである。
図27に示すように、この電子カルテ端末装置200は、日本語ワードプロセッサのプログラムソフトを起動すると、表示装置202の表示画面202aに文書作成用画面202wが表示される。テンプレートとして格納されている紹介状等の文書サンプルを指定すると、ワープロ用の紹介文入力画面が表示される。この入力画面に沿って、文書を入力することで、紹介文を作成することができる。
画面のカルテ参照アイコン202fをクリックすると、電子カルテサーバ100から読み出されたカルテ情報がビューワーとして表示されている。このビューワー202dに表示された項目をドラッグして、文書作成用画面202wの所定欄に移動させてドロップするだけで、そのドラッグされた内容が文書に取り込まれるように構成されている。以下、この文書作成支援機能につき更に説明する。
この文書作成機能は、図27に示すように、ワープロ動作を起動させると、文書作成用画面202wと文書を作成するための情報等を表示するビューワー202dが左右に並んで表示され、そのビューワー202dを参照して文書を作成することができる。まず、ワープロ動作を起動させると、文書作成用画面202wを表示させる。この実施形態では、リボンメニューより、入力支援画面として、患者情報、カルテ参照、学習リスト3つの中からそれぞれ支援画面(ビューワー202d)を切り替えることができる。患者情報アイコン202gをクリックすると、図28に示すように、電子カルテサーバ100から患者情報が読み出され、表示画面202aに患者情報を示すビューワー202dが表示される。患者情報の画面では、例えば、患者ID、フリガナ、氏名、性別、患者住所、電話番号、生年月日、年齢、職業、身長、体重、BMI、アレルギー、計画・予定、メモ・記録、既住歴、現病、保険情報等を文書作成用の帳票ファイルへ貼り付けることができる。尚、患者ID、フリガナ、氏名、性別、住所の基本情報は、自動的に帳票ファイルに取り込まれるように構成してもよい。
カルテ参照アイコン202fをクリックすると、図29に示すように、電子カルテサーバ100からカルテ情報が読み出され、表示画面202aに過去カルテ画面がビューワー202dとして表示される。このカルテ参照画面では、過去カルテの記載内容を文書ファイルへ貼り付けることができる。図30に示すように、過去カルテに記載されている画像データをドラッグして文書ファイルの所定の場所にドロップすることで、文書ファイルに画像データが貼り付けられる。同様に、検査項目などもドラッグして文書ファイルの所定の場所にドロップすることでテキストデータとして貼り付けられる。
また、シェーマボタンをクリックすることで、図31に示すように、シェーマ画像が表示され、このシェーマ画像を編集することができる。
学習リストボタンをクリックすることで、図32に示すように、学習リスト画面が表示され、学習リスト画面では登録済みの項目が表示される。例えば、紹介状を出す病院名などの名前、担当者などが学習リストとして登録され、その登録リストをクリックすることで、紹介状の宛先などを文書ファイルの取り込むことができる。
また、文書ファイルは、差し込み印刷に対応し、図33に示すように、差し込み印刷する項目を{#区分名、項目名#}で設定することで、文書ファイルを開くときに自動的に文書ファイルに投薬名、数量などを表示させることができる。
このように、この文書作成支援によれば、ワープロソフトを起動させ、カルテ情報をビューワーとして表示させて、ドラッグとドロップを行い、簡単にカルテ情報を文書に貼り付けて、紹介状などの文書を作成することができる。
次に、外来管理加算のカルテ記載につき説明する。個別指導の際に算定した項目がカルテ上に記載されていないと指摘されることがある。そこで、会計で自動算定される項目、例えば、外来管理加算をカルテに自動的に記載されるように構成する。図34に示すように、診察時には、カルテには記載されず、診察後会計を行うことで自動的に記載する。図34では、外来加算される項目が判りやすいように拡大表示している。
診察は行わずに、図34に示すように、薬剤だけ処方された場合などには、会計で自動的に算定される。このような外来管理加算がある場合には、オーダの記載の最下に、外来管理加算、明細書発行体制等加算と記載して登録するように構成する。算定項目が表示されるのは過去カルテ、現在カルテ、カルテ参照画面、印刷の診療録とする。
外来管理加算のカルテ記載などのように、カルテ上に記載される項目はマスターメンテナンスによりカスタマイズできる。図35に示すように、算定項目に外来加算管理、時間外加算、休日加算、薬剤情報提供料などカルテに記載する項目を変更、追加することができる。また、図36に示すように、外来加算管理など、自動的に追加した項目は、色を変更する。図36において、四角で囲まれた領域の色を変更して、追加されたことを判りやすくすることも可能である。
次に、運動器リハビリコメントに複数病名を記載する例につき説明する。
この実施形態では、リハビリ計画でリハビリ疾患を複数選択すると、図37(b)に示すように、選んだ病名がリハビリコメントに反映されるように構成されている。
従来、運動器リハビリテーションに自動にコメントを追加することが行われている。この自動コメントとしては、(1)リハビリ疾患名及び治療開始日を出力、(2)主病のリハビリ疾患名及び治療開始日を出力の2種類のコメントのいずれかを自動に出力するようにしたものが知られている。この2種の自動コメントの違いは、リハビリ計画時に登録された疾患の対象で、(1)では、最初に登録した1疾患を対象とするのに対して、(2)では全疾患を対象とするものの最初に登録した主病のみを対象としている。(1)(2)のいずれも1レコードの自動コメントを出力対象としているのは、「1行為により派生する自動コメントは1レコードとなる」を前提としたことによる。従って、従来は図37(a)に示すように、1つの疾患名がコメントとして記載されている。
運動器リハビリコメントに複数病名を記載するには、従来の自動コメントとは異なる仕組みを必要とする。従来のマスターメンテナンス側への影響を回避するために、コメント出力が従来通りであるか、複数行のコメントの出力を行うか判断し、複数行の出力を行う時に、複数病名を出力するように構成する。
尚、レセプトへの自動コメント出力時における疾患名の順序は、ProblemNOの昇順としている。
更に、自動コメントの出力結果には、「治療開始日」が指定されているが、実際に出力されていたのは、「病名開始日」であり、要望としては、治療開始日だけでなく、発症日等の日付も必要とされている状況より、リハビリ計画、原因疾患画面での設定項目を追加し、自動コメントも新設項目への対応を行えばよい。
図38にリハビリ計画時に発症日等を登録する画面を示す。リハビリ計画、原因疾患画面においては、これまで通り原因疾患としたい病名を最左列にてチェックオンを行い、さらに、治療開始日、発症日、手術日及び急性憎悪を指定したい場合には、同系列のカレンダーアイコンを実行又は直接入力を行い、各種日付を設定する。
そして、自動コメントに出力される項目の順序は、リハビリ計画>原因疾患の列順とし、全項目が設定された場合の例を以下に示す。
運動器リハビリコメントの場合、
疾患名:急性肝炎 発症日:平成25年7月1日
手術日:平成25年7月30日
急性憎悪:平成25年7月29日
呼吸器リハビリコメントの場合
疾患名:急性肝炎 治療開始日:平成25年7月20日
いずれの項目も未設定な場合、疾患名:急性肝炎
上記のようにコメントが記載される。
次に、前回レセプトで付与したレセプトコメントを次回のレセプトに自動に反映する機能につき説明する。図39に示すように、前回のレセプトのコメントが自動的に反映される。反映元のレセプトを前回レセプトに限定するか否かはユーザに委ねられる。
例えば、前回のレセプトに自動引き継ぎ用の診療行為をオーダしている場合にのみレセプトコメントは引き継ぐ自動コメントに設定する。図40の場合には、×になる。即ち、5月では自動引き継ぎ用の診療行為をオーダしているが、6月では、そのオーダはない。7月(今月)には、5月のオーダはあるが、6月に該当オーダがないので、7月には自動コメントは引き継がれない。
また、過去に自動引き継ぎ用の診療行為をオーダしている中で、直近分のレセプトコメントを引き継ぐ自動コメントの設定を行う。図40の場合には〇になる。即ち、直近の5月のコメントが自動的に引き継がれることになる。
次に、領収書のただし書きの機能につき説明する。この実施形態では、領収書にただし書き欄を追加し、「インフルエンザ接種代として」等を固定で表示したい文字として自由に入力できるように構成できる。このためには、自費自由区分のマスターメンテナンス作業を行う。図41に示すように、マスターメンテナンスを行うために、自費自由区分マスターメンテナンスを開き、領収書記載内容欄を追加し、この欄に領収書に表示するコメントを追加する。この例では、領収書記載内容欄に「インフルエンザ接種代として」の文言を追加する。
会計処理を行うために、会計画面を開くと、図42に示すように、会計画面の領収書記載部分に、自費自由マスターメンテナンスで領収書記載内容が入力されている場合には、そのコメントが初期表示される。領収書のただし書きに記載する内容を片擦る場合には、会計画面上で領収書記載内容の欄のコメントを記入又は訂正することができる。
図43に示すように、会計画面の領収書記載内容の欄のコメントが、領収書発行すると、領収書のただし書きとして出力される。この例では、インフルエンザ接種代としての文言がただし書きとして挿入される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 電子カルテサーバ
200 電子カルテ端末装置
113 制御部
114 記憶装置
115 表示装置
116 ネットワーク処理部
120 記憶装置
201 ネットワーク処理部
202 表示装置
203 入力装置
204 制御部
205 記憶装置

Claims (7)

  1. 検査の結果を示す検査値の時系列をグラフ化して表示する表示装置であって、
    前記検査値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から読み出された検査値をグラフ化する制御部と、
    前記制御部でグラフ化された検査値を表示する表示部と、を備え、
    前記記憶手段は、検査項目毎に対応した検査値を時間軸情報と共に格納する検査データ格納部と、前記検査データ格納部に格納された検査項目のうち異なる検査項目間で同一検査種別であることを関連づける関連情報を格納する関連情報部と、を有し、
    前記制御部は、前記検査データ格納部から複数の検査項目の検査値を読み出し、前記関連情報部に基づき同一の検査種別の異なる検査項目間の検査値をつなげて時系列的に折れ線表示としてグラフ化させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、基準値の上限値及び下限値の表示位置を検査項目の違いにかかわらず同じ位置とするグラフ表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 検査の基準値が異なると、同一の検査種別においても異なる検査項目として前記検査データ格納部に格納されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、基準値が異なる検査データ毎にグラフの折れ線表示を変更して時系列的に表示させると共に、時系列的に分断されたデータ間を補間して線をつないで1つの折れ線グラフに表示させることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 検査会社が異なると、同一の検査種別においても異なる検査項目として前記検査データ格納部に格納されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、各会社の検査データをグラフの折れ線表示を変更して時系列的に表示させると共に、時系列的に分断されたデータ間を補間して線をつないで1つの折れ線グラフに表示させることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記補間したグラフは時系列的に過去のグラフと同じ線の表示が行われることを特徴とする請求項4又は請求項6に記載の表示装置。
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