JP7412707B2 - 検査情報提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、企業が検査を提供する企業を選択するための検査情報提供システムに関する。
近年、企業の従業員の疲労やストレスに起因したトラブルが多くなってきている。このため、企業には、各従業員の健康状態に対する配慮が求められている。このような各従業員の健康状態を管理するものとして、例えば、被検者の生体情報を測定して送信可能な複数のセンサと、前記センサから通信網を介して前記生体情報を受信して記憶するサーバー装置と、前記サーバー装置に記録された前記生体情報を閲覧可能な医師端末とを備える健康管理支援システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。健康管理支援システムによれば、医師が医師端末を通じて、被験者である従業員の健康状態を管理することができる。
ところで、上記健康管理支援システムを用いて従業員の健康状態を管理する場合、各従業員の健康状態を産業医等の医師が医師端末により把握することになるが、従業員の数が増えれば増えるほど医師に多大な労力と精神的な負担を掛けることになると共に、企業が負担するコストも増大する。このため、従業員の健康状態の管理において、まず、第一に従業員が自己検査できる環境が望まれる。このことを実現するため、本願出願人は、従業員が自己検査できる環境を提供する検査システムを開発した(例えば、特許文献2参照)。
特開2006-254948号公報 特願2018-234488号明細書
しかしながら、検査装置を用いた同種の検査を提供する検査提供企業はたくさんあるが、これを企業の担当者が吟味して所望の検査提供企業を探すことは容易ではなく、相当の負担がかかる。企業内で従業員の健康状態を管理するに当たって、検査提供企業を比較して選択できれば、企業の担当者の負担を軽減することができる。
本発明は、斯かる実情に鑑み、検査を提供する複数の検査提供団体に関する情報を提供する検査情報提供システムを提供しようとするものである。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の検査情報提供システムは、検査の対象となる検査対象者が所属する検査対象者所属団体によって運営される検査対象側計算機と、前記検査対象者に前記検査を提供する検査提供団体に関する情報(以下、検査提供団体情報と呼ぶ。)、および、前記検査提供団体が提供する前記検査に関する検査情報が登録された登録側計算機と、を備え、前記登録側計算機は、前記検査提供団体情報と前記検査情報とを対応付けた対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶部と、前記検査提供団体情報および前記検査情報を外部から受領する対応テーブル情報受領部と、前記対応テーブル情報受領部で受領された前記検査提供団体情報および前記検査情報を前記対応テーブルに登録する登録部と、前記対応テーブルに登録された前記検査提供団体情報および前記検査情報(以下、対応テーブル登録情報と呼ぶ。)の少なくとも一部を前記検査対象側計算機に出力する登録側出力部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の検査情報提供システムにおいて、前記検査情報には、前記検査対象者所属団体によって設定される検査対象側設定情報が含まれ、前記検査対象側計算機は、前記登録側出力部から出力された前記対応テーブル登録情報を受領する検査対象側受領部と、前記検査対象側受領部で受領した前記対応テーブル登録情報のうちから少なくとも1組の前記検査提供団体および前記検査提供団体に対応付けられた前記検査情報の選択を外部から受け付けて、少なくとも1組の前記検査提供団体および前記検査情報を選択する選択部と、前記選択部で選択された前記検査提供団体に対応付けられた前記検査情報に含まれる前記検査対象側設定情報の入力を外部から受け付けて、前記検査対象側設定情報を設定する設定部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の検査情報提供システムにおいて、前記検査情報には、前記検査の内容、前記検査の結果の内容が含まれ、前記検査対象側設定情報には、前記検査の結果の評価、および、該評価に対応付けられる前記検査対象者に対する対応内容が含まれ、前記設定部は、前記評価、および、前記検査対象者に対する前記対応内容を設定させることを特徴とする。
また、本発明の検査情報提供システムにおいて、前記検査対象側計算機は、前記選択部で選択された選択先としての前記検査提供団体に関する選択先情報、前記選択先を選択した選択主体としての前記検査対象者所属団体に関する選択主体情報、および、前記選択主体としての前記検査対象者所属団体により設定された前記検査対象側設定情報を前記登録側計算機に出力する検査対象側選択情報出力部を有し、前記登録側計算機は、前記検査対象側選択情報出力部から出力された前記選択先情報、前記選択主体情報、および、設定された前記検査対象側設定情報を受領する登録側選択情報受領部と、前記登録側選択情報受領部で受領した前記選択先情報、前記選択主体情報、および、設定された前記検査対象側設定情報を記憶する登録側選択情報記憶部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の検査情報提供システムは、前記検査提供団体によって運営される通信可能な検査提供側計算機を備え、前記登録側計算機は、少なくとも前記選択主体情報、および設定された前記検査対象側設定情報を、前記選択先情報に対応する前記検査提供団体によって運営される前記検査提供側計算機に出力する登録側選択情報出力部を有し、前記検査提供側計算機は、前記登録側選択情報出力部から出力された前記選択主体情報、および設定された前記検査対象側設定情報を受領する検査提供側選択情報受領部を有することを特徴とする。
また、本発明の検査情報提供システムにおいて、前記登録側選択情報記憶部は、前記選択主体情報、および、設定された前記検査対象側設定情報を、前記対応テーブルにおける前記選択先に対応する前記検査提供団体および前記検査情報の組に対応付けて記憶することを特徴とする。
また、本発明の検査情報提供システムにおいて、前記検査提供側計算機は、前記検査提供側選択情報受領部で受領された前記選択主体情報、および設定された前記検査対象側設定情報を記憶する検査提供側選択情報記憶部と、前記検査対象者に対する検査結果を外部から受け付ける検査結果受付部と、前記検査対象側設定情報に基づいて前記検査結果に対する前記評価および前記対応内容を判定する判定部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の検査情報提供システムは、前記検査提供団体によって運営される通信可能な検査提供側計算機を備え、前記検査対象側計算機は、自身を運営する前記検査対象者所属団体に関する情報、および自身を運営する前記検査対象者所属団体で設定された前記検査対象側設定情報を、前記選択部で選択された選択先としての前記検査提供団体が運営する前記検査提供側計算機に出力する検査対象側選択情報出力部を有し、前記検査提供側計算機は、前記検査対象側選択情報出力部から出力された前記検査対象者所属団体に関する情報、および前記検査対象者所属団体で設定された前記検査対象側設定情報を受領する検査提供側選択情報受領部と、前記検査提供側選択情報受領部で受領した前記検査対象者所属団体に関する情報、および前記検査対象側設定情報を記憶する検査提供側選択情報記憶部と、前記検査対象者に対する検査結果を外部から受け付ける検査結果受付部と、前記検査対象側設定情報に基づいて前記検査結果に対する前記評価および前記対応内容を判定する判定部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の検査情報提供システムにおいて、前記検査提供側計算機は、前記検査結果に対する前記評価および前記対応内容を前記検査対象側計算機および/または前記登録側計算機に出力する判定結果出力部を有することを特徴とする。
また、本発明の検査情報提供システムは、前記検査対象者所属団体に所属する人が保有する他と通信可能な検査対象所属員側計算機を備え、前記検査提供側計算機は、前記検査結果に対する前記評価および前記対応内容を前記検査対象所属員側計算機に出力する判定結果出力部を有することを特徴とする。
本発明の検査情報提供システムによれば、検査を提供する複数の検査提供団体に関する情報を提供することができる。
本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの概念図である。 本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの登録側計算機のハード構成を示す図である。 本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの登録側計算機の機能ブロック図である。 (A)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの対応テーブルの一例を示す図である。(B)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの対応テーブルの別の一例を示す図である。 本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの検査対象側計算機の機能ブロック図である。 (A)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの検査対象側計算機に表示された検索提供団体の検索結果の表示画面を示す図である。(B)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの検査対象側計算機に表示された検索提供団体の検索結果の中から一つの検索提供団体が選択された状態の表示画面を示す図である。 (A)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの対応テーブルの一例を示す図である。(B)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの選択関連テーブルの一例を示す図である。 本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの検査提供側計算機の機能ブロック図である。 本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの検査対象所属員側計算機の機能ブロック図である。 本発明の第一実施形態における検査情報提供システムの処理の流れを示すフローチャートを示す図である。 (A)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムにログインする際に表示される認証のための表示画面である。(B)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムへのログインに成功したことを示す表示画面を示す図である。 (A)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムにおいて検査提供団体情報を入力する際に表示される検査提供団体情報を入力するための表示画面である。(B)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムにおいて検査情報を入力する際に表示される検査情報を入力するための表示画面である。(C)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムにおいて検査提供団体情報および検査情報を入力後に表示される出力確認の表示画面である。 (A)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムにおいて検査対象側設定情報を入力する際に表示される検査対象側設定情報を入力するための表示画面である。(B)は、本発明の第一実施形態における検査情報提供システムにおいて検査対象側設定情報が入力された後の表示画面である。 (A)は、本発明の第二実施形態における検査情報提供システムの検査提供側計算機の機能ブロック図である。(B)は、本発明の第二実施形態における検査情報提供システムにおいて検査対象者所属団体に関する情報が表示された表示画面の一例である。 本発明の第二実施形態における検査情報提供システムの登録側計算機の機能ブロック図である。 本発明の第二実施形態における検査情報提供システムの検査対象側計算機の機能ブロック図である。 本発明の第二実施形態における検査情報提供システムの処理の流れを示すフローチャートを示す図である。 本発明の第三実施形態における検査情報提供システムの登録側計算機の機能ブロック図である。 本発明の第二実施形態における検査情報提供システムの検査提供側計算機の機能ブロック図である。 本発明の第三実施形態における検査情報提供システムの処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
<第一実施形態>
図1を参照して、本発明の第一実施形態における検査情報提供システム1について説明する。本実施形態における検査情報提供システム1は、検査の対象となる検査対象者が所属する検査対象者所属団体、検査対象者に検査を提供する団体(以下、検査提供団体と呼ぶ。)、検査対象者が主として利用するものである。なお、以下、検査対象者所属団体および検査提供団体に所属する人を所属員と呼び、そのうち、特に、検査対象者所属団体に所属する人を適宜、検査対象側所属員と呼ぶこととする。検査提供団体および検査対象者所属団体には、企業のみならず、非営利団体、組合、法人格なき社団等の様々な団体が含まれる。団体が企業の場合、所属員は、例えば、企業の従業員となる。また、検査提供団体が提供する検査では、例えば、検査提供団体が提供する検査装置が用いられることが想定されるが、それ以外の態様であってもよい。
本実施形態における検査情報提供システム1では、検査対象側所属員の健康状態を検査可能な検査提供団体を検査対象者所属団体が選択して、その選択された検査提供団体が検査に関与可能となるシステムである。本実施形態における検査情報提供システム1は、例えば、登録側計算機2と、検査対象側計算機3と、検査提供側計算機4と、検査対象所属員側計算機5と、を備える。
本実施形態において登録側計算機2と、検査対象側計算機3と、検査提供側計算機4と、検査対象所属員側計算機5とは、ネットワーク6を通じて、相互に通信可能に構成される。なお、本実施形態において検査情報提供システム1は、検査対象側計算機3、検査提供側計算機4および検査対象所属員側計算機5は、複数で構成され、登録側計算機2は一つで構成されるが、これは一例であって、登録側計算機2の少なくとも一方が複数ある構成であってもよい。
<登録側計算機>
本実施形態において登録側計算機2には、検査提供団体に関する情報(以下、検査提供団体情報と呼ぶ。)、および、検査提供団体が提供する検査に関する情報(以下、検査情報と呼ぶ。)が登録される。検査提供団体情報と検査情報とは対応付けて登録される。そして、検査提供団体情報および検査情報は検査提供団体が提供する。検査対象者所属団体は、検査提供団体情報および検査情報を参考にして、どの検査提供団体から検査の提供を受けるかを検討する。そして、検査対象者所属団体は、検査提供団体を選択して、その検査提供団体から検査の提供を受ける。
検査提供団体情報には、例えば、検査提供団体名、検査提供団体の住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等が含まれる。
検査情報には、例えば、主格(Subjective)、客観データ(Objective)、評価入力枠情報(Assessment Input Frame)、計画入力枠情報(Plan Input Frame)が含まれる。主格(Subjective)は、検査内容に相当する。主格(Subjective)として、例えば、睡眠時無呼吸の検査、血液検査を通じた脂質検査および肝臓検査等が一例として挙げられる。また、主格(Subjective)には、検査で用いられる検査装置の情報が含まれてもよい。
客観データ(Objective)は、主格(Subjective)で得られた検査結果に相当する。客観データ(Objective)として、例えば、睡眠時無呼吸の検査に対応する検査結果(睡眠1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数である無呼吸低呼吸指数AHI(Apnea Hypopnea Index))、血液検査を通じた脂質検査および肝臓検査に対応する検査結果(総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、TG、ALP、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン(T-BIL))が一例として挙げられる。
評価入力枠情報(Assessment Input Frame)は、例えば、図12(A),(B)に示すような客観データ(Objective)(検査結果)に対する評価(Assessment)を入力させる入力枠に相当する。例えば、客観データ(Objective)が睡眠時無呼吸の検査に関するものである場合、評価(Assessment)として、例えば、AHIの値に応じて、「異常無し」、「軽度な異常有り」、「異常有り」とする態様が一例として挙げられる。評価入力枠情報(Assessment Input Frame)として、例えば、図12(A),(B)に示すような評価(Assessment)を入力する枠が一例として挙げられる。これは、団体内部の衛生委員会等で協議及び意見され、団体の長(例えば、社長)が決定する。
計画入力枠情報(Plan Input Frame)は、例えば、図12(A),(B)に示すような評価(Assessment)に対応付けられる対応内容である計画(Plan)を入力させる入力枠に相当する。例えば、睡眠時無呼吸の検査の場合、計画(Plan )(対応内容)として、例えば、「異常無し」に対応する「経過観察」、「軽度な異常有り」に対応する「再検査」、「異常有り」に対応する「要医師面談」等が一例として挙げられる。
<登録側計算機のハード構成>
図2を参照して、登録側計算機2のハード構成について説明する。登録側計算機2は、図2に示すように、例えば、CPU101、RAM102、ROM103、記憶媒体104、無線通信インターフェース105と、アンテナ106と、有線通信インターフェース107と、コネクタ群108と、操作入力インターフェース109と、操作入力装置110と、表示制御部111と、表示装置112と、音声制御部113と、スピーカ114と、電源装置115と、バス116と、を有する計算機10により構成される。なお、図2中においてI/Fの表記は、インターフェースの略である。
CPU101は、計算機10内の全体の処理を司るものであり、作業領域としてRAM102を使用する。ROM103には、例えば、計算機10を起動させるためのプログラムや、計算機10の基本的な動作を実現するオペレーティングシステム(OS)や、その他の様々なプログラムが書き込まれる。記憶媒体104は、様々なデータが記憶されるものであり、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)および/または、ソリッドステートドライブ(SSD)等により構成される。
無線通信インターフェース105は、外部装置との間で無線通信により送受信されるデータの変換処理(変調・復調)等を行うものであり、アンテナ106に接続される。アンテナ106は、外部から送信されるデータを受信して無線通信インターフェース105へ送る。また、アンテナ106は、無線通信インターフェース105から供給されるデータを外部へ送信する。
有線通信インターフェース107は、例えば、外部装置との間で有線通信により送受信されるデータの変換処理等を行うものであり、コネクタ群108に接続される。有線通信インターフェース107として、例えば、USB等のシリアルバス規格を用いたものが挙げられるが、これに限定されるものではない。その他の有線通信インターフェース107として、IEEE1394等のシリアルバス方式、SCSI等のパラレルバス方式を採用したものであってもよい。また、有線通信インターフェース107は、外部のネットワーク6に接続可能なものを含んでいてもよい。そのような有線通信インターフェース107の規格として、例えば、イーサネット(登録商標)(Ethernet)が一例として挙げられる。コネクタ群108は、複数のコネクタから成り、以上の通信規格に応じた形状になる。有線通信インターフェース107は、コネクタ群108中の各コネクタに応じたものを含む。
操作入力インターフェース109は、操作入力装置110からの操作信号を、バス116を通じてCPU101へ伝えるものである。操作入力装置110は、例えば、表示装置112の表示部分をタッチして入力するタッチパネル方式のものであってもよいし、ボタンを押して入力する方式のものであってもよいし、マウスで構成されてもよい。
表示制御部111は、CPU101の命令に従った表示を表示装置112にさせるものである。CPU101の命令は、バス116を通じて表示制御部111に伝えられる。表示装置112は、登録側計算機2の本体に埋め込まれた液晶表示装置であってもよいし、登録側計算機2の本体に接続される外部液晶モニタであってもよい。
音声制御部113は、CPU101の命令に従って、スピーカ114を通じて音声の出力を行うものである。CPU101の命令は、バス116を通じて音声制御部113に伝えられる。
電源装置115は、計算機10内の各部に電力を供給する。電源装置115は、例えば、充電可能な蓄電池で構成されてもよいし、外部電源から供給される電力を計算機10で使用可能な形態の電力に変換する回路により構成されてもよい。
具体的に登録側計算機2は、例えば、液晶モニタおよびタワー型パソコンや、それらが一体となった形態のパソコンや、ノートパソコンにより構成されてもよい。
<登録側計算機の機能ブロック構成>
図3~図4を参照して、本実施形態における登録側計算機2の機能ブロックの構成について説明する。登録側計算機2は、例えば、団体認証部20と、対応テーブル記憶部21と、検索部22と、登録側受付部23と、登録部24と、登録側出力部25と、登録側表示部26と、登録側選択情報記憶部27と、を有する。
団体認証部20は、本実施形態における検査情報提供システム1を利用可能な検査対象者所属団体および検査提供団体を認証するものである。団体認証部20で認証された検査対象者所属団体および検査提供団体のみが本実施形態における検査情報提供システム1を利用可能となる。
団体認証部20には、本実施形態における検査情報提供システム1を利用可能な検査対象者所属団体として登録された検査対象者所属団体に関する情報、および、本実施形態における検査情報提供システム1を利用可能な検査提供団体として登録された検査提供団体に関する情報が記憶されている。登録された検査対象者所属団体および検査提供団体に関する情報には、例えば、対応する団体名、各団体名に割り当てられるユニークな団体識別情報(例えば、IDおよびパスワード、端末固有情報)等が含まれる。
団体認証部20は、団体認証部20で記憶された団体識別情報と、ネットワーク6を通じて検査対象側計算機3および検査提供側計算機4から出力された団体識別情報とを比較して、両者が一致する場合に認証を行う。団体認証部20で認証されると、検査対象側計算機3および検査提供側計算機4は、本実施形態における検査情報提供システム1にログインした状態になり、検査情報提供システム1を利用可能となる。なお、団体認証部20での認証で用いられる団体識別情報は、IDおよびパスワードの少なくとも一方のみであってもよいし、さらに、MACアドレス等の端末固有情報をも含めてもよい。また、団体認証部20は、主として、計算機10のROM103または記憶媒体104に記憶されるプログラムを計算機10のCPU101が実行することにより実現される。
以下の機能は、主として、本実施形態における検査情報提供システム1にログインした状態の検査対象側計算機3および検査提供側計算機4との間で行われる。なお、検査対象側計算機3および検査提供側計算機4は、検査対象者所属団体および検査提供団体の所属員により使用可能なもの全てを含むものであり、特定の端末でなくてもよい。
対応テーブル記憶部21は、検査提供団体情報および検査情報を対応付けた対応テーブル210を記憶するものである。なお、対応テーブル記憶部21は、主として、計算機10の記憶媒体104により実現される。対応テーブル210には、図4(A)に示すように、各検査提供団体情報ごとに、検査情報としての主格(Subjective)、客観データ(Objective)、評価入力枠情報(Assessment Input Frame)、および計画入力枠情報(Plan Input Frame)が登録される。例えば、図4(A)に示す対応テーブル210の一行目では、検査提供団体としてのA1社に対して、A1社情報と、A1社の主格SA1、A1社の客観データOA1、A1社の評価入力枠情報AA1、およびA1社の計画入力枠情報PA1が対応付けて登録されている。つまり、検査団体情報と検査情報とは、相互に紐付けられた一組の情報となる。対応テーブル210の二行目以降も同様の態様となっている。
また、対応テーブル210では、図4(B)に示すように、主格(Subjective)の種類毎に、検査提供団体情報、客観データ(Objective)、評価入力枠情報(Assessment Input Frame)、および計画入力枠情報(Plan Input Frame)が登録されてもよい。この場合、主格(Subjective)は、種類毎に統一された名称となることが好ましい。対応テーブル210のうち、図4(B)に示す主格(Subjective)の種類S1(睡眠時無呼吸検査)に関する対応テーブル210Aの一行目では、A9社情報と、A9社の客観データとしてのOA9、A9社の評価入力枠情報(Assessment Input Frame)としてのAA9、およびA9社の計画入力枠情報(Plan Input Frame)としてのPA9が対応付けて登録されている。対応テーブル210Aの二行目以降も同様の態様となっている。また、対応テーブル210のうち、図4(B)に示す主格(Subjective)の種類S2(血液検査)に関する対応テーブル210Bの一行目では、D2社情報と、D2社の客観データとしてのOD2、D2社の評価入力枠情報(Assessment Input Frame)としてのAD2、およびD2社の計画入力枠情報(Plan Input Frame)としてのPD2が対応付けて登録されている。対応テーブル210Bの二行目以降も同様の態様となっている。
なお、検査提供団体は、複数の検査情報(主格(Subjective)、客観データ(Objective)、評価入力枠情報(Assessment Input Frame)、および計画入力枠情報(Plan Input Frame))を提供することがあるが、この場合、図4(B)に示すように、「C7社」の複数の検査情報は、それぞれ対応テーブル210Bに登録される。
また、対応テーブル210には、図4(A),(B)に示すように、「選択数」が含まれてもよい。「選択数」には、例えば、対応する検査提供団体を選択した検査対象者所属団体の数が表示される。検査対象者所属団体は、この数を一つの指標として、検査提供団体の人気または信頼性を把握することができる。
検索部22は、対応テーブル記憶部21で記憶された対応テーブル210から検索条件に合致する検査提供団体情報および検査情報を検索するものである。上記検索条件は、後述する登録側検索情報受領部232で受け付けられる。上記検索条件として、例えば、キーワード、主格(Subjective)の条件、団体名など様々なものが挙げられる。具体的には、検索条件として、例えば、「主格の種類S1(睡眠時無呼吸検査)を含む」のような条件が挙げられる。この場合、図4(A)に示す対応テーブル210の全てからS1(睡眠時無呼吸検査)に関連するものが抽出されるか、または、図4(B)に示す対応テーブル210Aが抽出される。
登録側検索情報受領部232は、検査対象側計算機3または検査提供側計算機4から出力される検索条件を受領して受け付けてもよいし、登録側計算機2を構成する計算機10の操作入力装置110等を通じて外部から直接入力された検索条件を受け付けてもよい。検索結果は、後述する登録側対応テーブル登録情報出力部250により、検査対象側計算機3または検査提供側計算機4に出力される。なお、検索部22は、主として、計算機10のROM103または記憶媒体104に記憶されるプログラムを計算機10のCPU101で実行することにより実現される。登録側検索情報受領部232は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108、または、操作入力インターフェース109および操作入力装置110により実現される。
登録側受付部23は、外部から情報を受け付けるものである。なお、本実施形態における登録側受付部23では、ネットワーク6を通じて、検査対象側計算機3および/または、検査提供側計算機4から情報を受信して受け付けることが想定されるが、これに限定されるものではなく、双方に接続された有線ケーブルを通じて検査対象側計算機3および/または、検査提供側計算機4から情報を受け取ることにより受け付けてもよい。以上の双方を含むものとして、本発明では、ネットワーク6を通じて、または、双方に接続された有線ケーブルを通じて、検査対象側計算機3および/または、検査提供側計算機4から情報を受信または受け取ることを総称して受領と定義する。以下において、ネットワーク6を通じた受信、および有線ケーブルを通じた受け取りを同様に受領と呼ぶ。また、登録側受付部23では、操作入力装置110を通じて情報を受け取ることにより受け付けてもよい。このような情報受け付け態様、および、受領による受け付け態様を含めて本明細書では、受け付け(受付)と定義する。
登録側受付部23は、登録側対応テーブル情報受領部230と、登録側選択情報受領部231と、登録側検索情報受領部232と、を有する。登録側対応テーブル情報受領部230は、例えば、検査提供側計算機4等の外部から出力される対応テーブル210への情報を受領して、受け付けるものである。対応テーブル210への情報として、例えば、検査提供団体情報および検査情報が挙げられる。
登録側選択情報受領部231は、検査対象側計算機3から出力される、検査対象側計算機3で選択された情報およびそれに関連する情報を受領するものである。登録側選択情報受領部231で受領された情報は、登録側選択情報記憶部27で記憶される。検査対象側計算機3で選択された情報およびそれに関連する情報は、後述する選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報に相当する。これらは、対応テーブル210と関連付けて記憶される。つまり、各検査提供団体情報に紐付けられる検査情報それぞれの組に対して、複数の選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報が紐付けられて記憶される。
登録側検索情報受領部232は、例えば、検査対象側計算機3または検査提供側計算機4から出力される検索条件に関する情報を受領して受け付けてもよいし、登録側計算機2を構成する計算機10の操作入力装置110等を通じて直接入力された検索条件に関する情報を受け付けてもよい。
なお、登録側受付部23に含まれる(図示しない)入力受付部は、登録側計算機2を構成する計算機10の操作入力装置110等を通じて外部から直接入力された対応テーブル210への情報や、検索条件に関する情報を受け付ける。登録側計算機2を構成する計算機10の操作入力装置110等を通じた入力の場合、登録側計算機2の管理権限ある者、または、登録側計算機2への入力権限がある者からの入力のみを受け付けるように、入力に際してIDおよびパスワード等の認証情報が要求されるように構成されてもよい。
なお、登録側対応テーブル情報受領部230、登録側選択情報受領部231および登録側検索情報受領部232は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108、または、操作入力インターフェース109および操作入力装置110により実現される。
登録部24は、登録側対応テーブル情報受領部230で受領された対応テーブル210への情報、および、(図示しない)入力受付部で入力を受け付けた対応テーブル210への情報を対応テーブル210に登録するものである。具体的に、登録部24は、検査対象側計算機3から出力された対応テーブル210への情報、または、登録側計算機2を構成する計算機10の操作入力装置110等を通じて直接入力された対応テーブル210への情報を対応テーブル210に登録する。対応テーブル210への情報が新たなものである場合、登録部24は、対応テーブル210に登録された検査提供団体情報および/または検査情報を更新する。なお、登録部24は、計算機10のROM103または記憶媒体104に記憶されるプログラムを計算機10のCPU101が実行することにより実現される。
登録側出力部25は、所定の情報を検査対象側計算機3および検査提供側計算機4に出力するものである。登録側出力部25は、検査対象側計算機3または検査提供側計算機4から要求を受けてその要求に対応する情報を検査対象側計算機3または検査提供側計算機4に出力したり、外部から受領した情報をシーケンシャルに検査対象側計算機3または検査提供側計算機4に出力したりする。登録側出力部25は、例えば、ネットワーク6を通じて、検査対象側計算機3および/または、検査提供側計算機4に出力することが想定されるが、これに限定されるものではなく、双方に接続された有線ケーブルを通じて出力するものであってもよい。登録側出力部25は、例えば、登録側対応テーブル登録情報出力部250と、登録側選択情報出力部251と、を有する。
登録側対応テーブル登録情報出力部250は、検査対象側計算機3および検査提供側計算機4それぞれの要求(検索条件)に応じて、検索結果を検査対象側計算機3および検査提供側計算機4に出力するものである。検索結果は、対応テーブル210に登録された検査提供団体情報および検査情報(以下、対応テーブル登録情報と呼ぶ。)において検索条件に合致するものである。検査対象側計算機3および検査提供側計算機4それぞれから出力される検索条件に関する情報は、登録側対応テーブル情報受領部230で受領される。また、検索条件が登録側計算機2を構成する計算機10の操作入力装置110等を通じて直接入力された場合、登録側対応テーブル登録情報出力部250は、以下の登録側表示部26に出力して登録側表示部26で表示される。
登録側選択情報出力部251は、検査対象側計算機3で選択された情報およびそれに関連する情報(例えば、後述する選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報。以下、同様。)を、ネットワーク6を通じて、選択先情報に対応する検査提供団体に対応する検査提供側計算機4に出力するものである。登録側選択情報出力部251が出力するタイミングは、登録側選択情報受領部231で上記情報が受領された直後でもよいし、一定期間経過後であってもよいし、検査提供側計算機4からの要求があった後であってもよい。つまり、検査対象側計算機3で選択された情報およびそれに関連する情報は、選択先情報に対応する検査提供団体のみが知ることができる。なお、登録側選択情報出力部251は、検査対象側計算機3で選択された情報およびそれに関連する情報を、対応テーブル記憶部21に登録された検査提供団体情報に含まれるメールアドレスに送ってもよい。この場合、検査対象側計算機3で選択された情報およびそれに関連する情報は、検査提供側計算機4でログインした状態になくても知ることができる。
登録側対応テーブル登録情報出力部250、および登録側選択情報出力部251は、主として、計算機10の計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108により実現される。
登録側表示部26は、主として、対応テーブル210、登録された検査対象者所属団体および検査提供団体に関する情報、および、検査対象側計算機3で選択された情報およびそれに関連する情報を表示するものである。登録側表示部26は、主として、計算機10の表示制御部111および表示装置112により実現される。
<検査対象側計算機>
本実施形態において検査対象側計算機3は、検査対象者所属団体によって運営されるものである。検査対象者所属団体は、検査対象側計算機3を介して検査提供団体情報および検査情報を参照して、検査を依頼する検査提供団体を選択する。検査対象側計算機3は、例えば、登録側計算機2と同様に計算機10により構成されることが想定されるが、これに限定されるものではなく、その他の構成であってもよい。計算機10については、<登録側計算機のハード構成>で既に説明済みであるため、ここではその説明を省略する。
<検査対象側計算機の機能ブロック構成>
図5を参照して、本実施形態における検査対象側計算機3の機能ブロックの構成について説明する。検査対象側計算機3は、例えば、検査対象側受領部30と、検査対象側検索結果記憶部31と、検査対象側表示部32と、選択部33と、設定部34と、検査対象側選択情報記憶部35と、検査対象側出力部36と、検査対象側検索要求部38と、検査対象側ログイン部39と、を有する。検査対象側ログイン部39は、外部からの操作により本実施形態における検査情報提供システム1に検査対象側計算機3をログインさせて、本実施形態における検査情報提供システム1において検査対象側計算機3を利用可能な状態にするものである。
検査対象側受領部30は、他から出力された情報を受領するものであり、検査対象側検索結果受領部30Aを有する。検査対象側検索結果受領部30Aは、登録側計算機2の登録側対応テーブル登録情報出力部250から出力された検索結果を受領するものである。検索結果は、所望する対応テーブル登録情報である。検査対象側検索結果受領部30Aを含む検査対象側受領部30は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108により実現される。
検査対象側検索結果記憶部31は、検査対象側検索結果受領部30Aで受領された対応テーブル登録情報を記憶するものである。検査対象側検索結果記憶部31は、主として、計算機10の記憶媒体104により実現される。
検査対象側表示部32は、検査対象側検索結果受領部30Aで受領された検索結果を表示するものである。検査対象側表示部32では、検索結果は、例えば、図6(A),(B)に示す態様で表示される。つまり、検索結果には、検索条件、および検索条件に合致した検査提供団体情報および対応する検査情報が表示される。そして、図6(A)における表示画面320には、検索結果の1ページ目が表示されており、「次へ」ボタンを選択すると、図6(B)に示すように、表示画面320には、検索結果の2ページ目が表示される。なお、検査対象側表示部32は、主として、計算機10の表示制御部111および表示装置112により実現される。
検査対象側検索要求部38は、外部からの検索条件の入力操作を受け付けて、所望する検索条件を登録側計算機2に出力するものである。また、検査対象側検索要求部38は、主として、計算機10の操作入力インターフェース109および操作入力装置110、無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108により実現される。
選択部33は、検査対象側検索結果受領部30Aで受領した検索結果のうちから少なくとも1組の前記検査提供団体および前記検査提供団体に対応付けられた前記検査情報の選択を外部から受け付けて、少なくとも1組の検査提供団体および検査情報を選択するものである。なお、ここで、選択部33で選択された選択先としての検査提供団体に関する情報を選択先情報と定義し、上記選択先を選択した選択主体としての検査対象者所属団体に関する情報を選択主体情報と定義する。選択部33は、主として、計算機10の操作入力装置110および操作入力インターフェース109により実現される。検査対象者所属団体の担当者は、表示装置112に表示される対応テーブル登録情報を見て、操作入力装置110を通じて少なくとも1つの検査提供団体を選択することができる。
設定部34は、選択部33で選択された選択先としての検査提供団体に対応付けられた検査情報に含まれる検査対象側設定情報の入力を外部から受け付けて、検査対象側設定情報を設定するものである。設定部34は、主として、計算機10の操作入力装置110および操作入力インターフェース109により実現される。検査対象側設定情報は、検査情報のうち、検査対象者所属団体で設定される部分である。具体的に検査対象側設定情報は、検査情報のうち、評価入力枠情報(Assessment Input Frame)における評価(Assessment)および計画入力枠情報(Plan Input Frame)における計画(Plan)である。
例えば、検査結果が睡眠時無呼吸の検査に関するものである場合、AHIの値が0~15の範囲では「異常無し」、AHIの値が15~30の範囲では「軽度な異常有り」、AHIの値が30以上の範囲では「異常有り」のように、設定部34を通じて評価(Assessment)が設定される。なお、評価入力枠情報(Assessment Input Frame)では、検査提供団体が推奨する評価(Assessment)がデフォルトで設定されていてもよい。この場合、設定部34を通じて検査提供団体が推奨する評価(Assessment)を追認することにより、評価(Assessment)が設定されてもよい。
また、「異常無し」では「経過観察」、「軽度な異常有り」では「再検査」、「異常有り」では「要医師面談」のように、設定部34を通じて計画(Plan)が設定される。なお、計画入力枠情報(Plan Input Frame)では、検査提供団体が推奨する計画(Plan)がデフォルトで設定されていてもよい。この場合、設定部34を通じて検査提供団体が推奨する計画(Plan)を追認することにより、計画(Plan)が設定されてもよい。
検査対象側選択情報記憶部35は、選択先情報、選択主体情報、上記選択主体としての検査対象者所属団体により設定された検査対象側設定情報を記憶するものである。検査対象側選択情報記憶部35は、主として、計算機10の記憶媒体104により実現される。
検査対象側出力部36は、情報を他へ出力するものであり、検査対象側選択情報出力部36Aを有する。検査対象側選択情報出力部36Aは、選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報を、登録側計算機2に出力するものである。選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報は、登録側計算機2の登録側選択情報受領部231で受領され、登録側選択情報記憶部27で記憶される。検査対象側選択情報出力部36Aを含む検査対象側出力部36は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108により実現される。
<検査提供側計算機>
本実施形態において検査提供側計算機4は、検査提供団体によって運営されるものである。検査提供団体は、検査対象者所属団体により選択されると、検査対象者所属団体に対して検査を提供する。検査提供団体は、様々な態様で検査を提供するが、本実施形態において検査提供団体は、検査で用いる検査装置を検査対象者所属団体に提供するだけの態様である。検査対象者所属団体では、検査対象者所属団体で採用された検査システムの中で、提供された検査装置を用いて、検査対象側所属員に対して自己検査を行わせる。検査対象者所属団体で採用される検査システムとして、例えば、本願出願人が開発した特願2018-234488号に記載の検査システムが挙げられる。
提供される検査装置は、検査対象となる検査対象側所属員の生体情報を取得して、当該検査対象側所属員の健康状態の程度を表す健康状態指標を導出する。検査装置は、検査対象側所属員それぞれに用意されてもよいし、複数の検査対象側所属員で共有されてもよい。検査装置として、例えば、無呼吸検査装置が一例として挙げられるが、これに限定されるものではなく、その他の検査装置であってもよい。検査装置が無呼吸検査装置である場合、健康状態指標は、無呼吸低呼吸指数AHIとなる。
検査提供側計算機4は、例えば、登録側計算機2と同様に計算機10により構成されることが想定されるが、これに限定されるものではなく、その他の構成であってもよい。計算機10については、<登録側計算機のハード構成>で既に説明済みであるため、ここではその説明を省略する。
<検査提供側計算機の機能ブロック構成>
図8を参照して、本実施形態における検査提供側計算機4の機能ブロックの構成について説明する。検査提供側計算機4は、例えば、検査提供側受付部40と、検査提供側選択情報記憶部41と、検査提供側表示部42と、検査提供側対応テーブル情報入力部43と、検査提供側出力部44と、検査提供側要求部47と、検査提供側ログイン処理部48と、を有する。検査提供側ログイン処理部48は、外部からの操作により本実施形態における検査情報提供システム1に検査提供側計算機4をログインさせて、本実施形態における検査情報提供システム1において検査提供側計算機4を利用可能な状態にするものである。
検査提供側受付部40は、外部から情報(例えば、対応テーブル登録情報等)を受け付けるものであり、検査提供側選択情報受領部40Aを有する。検査提供側選択情報受領部40Aは、登録側計算機2(登録側選択情報出力部251)から出力された選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報を受領するものである。登録側計算機2(登録側選択情報出力部251)は、検査提供側要求部47からの要求を受けて上記情報を検査提供側計算機4に出力する。なお、検査提供側選択情報受領部40Aを含む検査提供側受付部40は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108により実現される。
検査提供側要求部47は、外部からの操作を受け付けて、所望する出力要求を出力するものである。また、検査提供側要求部47は、計算機10の操作入力インターフェース109および操作入力装置110により実現される。
検査提供側選択情報記憶部41は、検査提供側選択情報受領部40Aで受領された情報のうち、検査対象者所属団体に関する情報(例えば、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報)を記憶するものである。なお、検査提供側選択情報記憶部41は、主として、計算機10の記憶媒体104により実現される。
検査提供側表示部42は、例えば、検査提供側受付部40で受け付けられた対応テーブル210や、検査提供側選択情報受領部40Aで受領された検査対象者所属団体に関する情報(例えば、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報)等を表示するものである。つまり、選択先情報に対応する検査提供団体は、検査提供側表示部42に表示された検査対象者所属団体に関する情報を見て、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報を知ることができる。なお、検査提供側表示部42は、主として、計算機10の表示制御部111および表示装置112により実現される。
検査提供側表示部42の表示画面320に表示される対応テーブル210の「選択数」のうち、自身に対応する「選択数」の「5」が検査提供側要求部47(操作入力装置110等)により選択されると、図7(A)に示すように、例えば、その領域は色付く(A1社情報に対応する行の選択数参照)。そして、例えば、表示画面320に表示される「表示」ボタンを検査提供側要求部47(操作入力装置110等)により選択すると、登録側計算機2(登録側選択情報出力部251)から、「選択数」の「5」に対応する選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報が出力される。そして、表示画面320には、図7(B)に示すように、5つの選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報が表示される。ここには、選択主体情報としての検査対象社所属団体に関する情報および、それぞれで設定された検査対象側設定情報が表示される。
その後、選択先情報に対応する検査提供団体は、選択主体である検査対象者所属団体に検査で用いる検査装置を提供する。検査提供団体は、その際、選択主体により設定された検査対象側設定情報を参照して、検査対象者所属団体にアドバイスを提供することができる。
検査提供側対応テーブル情報入力部43は、検査提供団体情報および検査情報の入力を外部から受け付けるものである。なお、検査提供側対応テーブル情報入力部43は、主として、計算機10の操作入力インターフェース109および操作入力装置110により実現される。
検査提供側出力部44は、外部に情報を出力するものであり、検査提供側対応テーブル情報出力部44Aを有する。検査提供側対応テーブル情報出力部44Aは、検査提供側対応テーブル情報入力部43で入力を受け付けられた検査提供団体情報および検査情報を登録側計算機2(登録側対応テーブル情報受領部230)へ出力するものである。登録側計算機2で記憶される対応テーブル210の内容を更新したい場合、検査提供側対応テーブル情報入力部43および検査提供側対応テーブル情報出力部44Aにより実現することができる。なお、検査提供側対応テーブル情報出力部44Aを含む検査提供側出力部44は、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108により実現される。
<検査対象所属員側計算機>
図9を参照して、本実施形態における検査対象所属員側計算機5について説明する。本実施形態において検査対象所属員側計算機5は、検査対象側所属員(検査対象者)が保有する端末である。検査対象所属員側計算機5は、主として、スマートフォン等の携帯可能な端末が想定されるが、これに限定されるものではなく、その他の如何なる端末も含む。
検査対象所属員側計算機5は、例えば、登録側計算機2と同様に計算機10により構成されることが想定されるが、これに限定されるものではなく、その他の構成であってもよい。計算機10については、<登録側計算機のハード構成>で既に説明済みであるため、ここではその説明を省略する。
検査対象所属員側計算機5は、図9に示すように、例えば、検査対象所属員側受領部50と、検査対象所属員側入力部51と、検査対象所属員側記憶部52と、検査対象所属員側表示部53と、検査対象所属員側出力部54と、を有する。検査対象所属員側受領部50は、外部から出力される情報を受領するものである。検査対象所属員側入力部51は、外部から情報の入力を受け付けるものである。
検査対象所属員側記憶部52は、検査対象所属員側受領部50で受領した情報、検査対象所属員側入力部51で入力を受け付けた情報等を記憶するものである。検査対象所属員側表示部53は、検査対象所属員側受領部50で受領した情報、検査対象所属員側入力部51で入力を受け付けた情報等を表示するものである。検査対象所属員側出力部54は、検査対象所属員側入力部51で入力を受け付けた情報等を外部に出力するものである。
検査対象者所属団体が検査提供団体を選択すると、検査提供団体は主格(Subjective)に対応する検査装置を検査対象者所属団体に提供する。その検査装置を用いて、検査対象側所属員(検査対象者)は、客観データ(Objective)を測定する。その後、客観データ(Objective)に対応する測定結果に基づいて、検査対象者所属団体で採用された検査システムの中で、評価(Assessment)、および計画(Plan)が判定される。その判定結果は、検査対象所属員側計算機5に出力される。検査対象所属員側計算機5は、検査対象所属員側受領部50で判定結果を受領して、検査対象所属員側表示部53に表示させる。また、検査対象所属員側計算機5は、判定結果に対する回答の入力を検査対象所属員側入力部51で受け付け、判定結果に対する回答を検査対象所属員側出力部54により外部に出力する。
<第一実施形態における検査情報提供システムの流れ>
図10のフローチャートを中心に参照し、かつ、図11~図13を適宜参照して、本実施形態における検査情報提供システム1の流れの一例を説明する。まず、検査提供側計算機4(検査提供側表示部42)において図11(A)に示すような表示画面420が表示されるように操作を行う。表示画面420中の入力フォーム421に正しいIDおよびパスワード(団体識別情報)が入力されると、図11(B)に示すように、登録側計算機2(団体認証部20)により認証され、表示画面422が表示される。結果、検査提供団体は検査情報提供システム1にログインした状態になる(ステップS101)。
ログインした状態で、検査提供側計算機4(検査提供側表示部42)に表示される(図示しない)メニュー画面で「検査提供団体情報」の設定に関するリンクを選択する操作を行うと、図12(A)に示すような検査提供団体情報の入力に関する入力枠424が表示された表示画面423が表示される。なお、表示画面423で「メニュー」ボタンを選択すると、検査提供側計算機4(検査提供側表示部42)にメニュー画面が表示される。表示画面423中の入力枠424では、検査提供団体に対応する「検査提供団体名」、「住所」、「電話番号」、および「メールアドレス」が入力可能となっている。検査提供側対応テーブル情報入力部43を通じて入力枠424に以上の情報を入力した後に「次へ」ボタンが選択されると、検査提供団体情報の設定が完了する(ステップS102)。検査提供団体情報の設定が完了すると、図12(B)に示す表示画面425に移る。
図12(B)に示す表示画面425には、検査情報を入力する入力枠426が表示される。入力枠426では、検査情報に対応する「主格(Subjective)」、「客観データ(Objective)」、「評価入力枠情報(Assessment Input Frame)」、および「計画入力枠情報(Plan Input Frame)」が入力可能となっている。なお、「評価入力枠情報(Assessment Input Frame)」における評価入力枠および「計画入力枠情報(Plan Input Frame)」における計画入力枠は、例えば、登録側計算機2(対応テーブル記憶部21等)に記憶された複数種類のものが予め用意されていてもよい。この場合、予め用意された評価入力枠および計画入力枠から検査提供側計算機4(検査提供側対応テーブル情報入力部43)で選択して選んでもよい。また、別途、検査提供団体が作成した評価入力枠および計画入力枠を用いてもよい。検査提供側計算機4(検査提供側対応テーブル情報入力部43)を通じて入力枠426に以上の情報を入力した後に「完了」ボタンが選択されると、検査情報の設定が完了する(ステップS102)。検査情報の設定が完了すると、図12(C)に示す表示画面427に移る。
図12(C)に示す表示画面427には、以上において設定した検査提供団体情報および検査情報を登録側計算機2に出力するかどうかが表示される。表示画面427中の「はい」ボタンが選択されると、以上において設定した検査提供団体情報および検査情報が登録側計算機2に出力される(ステップS103)。設定した検査提供団体情報および検査情報を確認または変更したい場合、表示画面427中の「戻る」ボタンを選択して、表示画面423,425に戻る。
登録側計算機2(登録側対応テーブル情報受領部230)で検査提供団体情報および検査情報が受領されると(ステップS104)、登録側計算機2(登録部24)は、対応テーブル210にその受領した情報を登録する(ステップS105)。そして、検査対象側計算機3が検査情報提供システム1に既にログインした状態で(ステップS106)、所望の検索条件を登録側計算機2に出力すると(ステップS107)、登録側計算機2(登録側検索情報受領部232)は検索条件を受領し、登録側計算機2(検索部22)は、検索条件に合致する対応テーブル登録情報を検索する(ステップS108)。検索結果は、登録側計算機2(登録側対応テーブル登録情報出力部250)から検査対象側計算機3に出力される(ステップS109)。
登録側計算機2(登録側対応テーブル登録情報出力部250)から出力された検索結果が検査対象側計算機3(検査対象側検索結果受領部30A)で受領されると(ステップS110)、検索結果は、検査対象側表示部32で、例えば、図6(A),(B)の表示画面320に示すように表示される。これにより、検査対象者所属団体は、検査対象側計算機3(検査対象側表示部32)を通じて、所望の対応テーブル登録情報を認識することができる。検査対象者所属団体は、検索結果を参照して、検査対象側所属員に対して行われる検査を担う検査提供団体を選択することができる。
この状態で、実際に検査対象側計算機3(選択部33)で少なくとも1組の前記検査提供団体および前記検査提供団体に対応付けられた前記検査情報を選択する際、マウス等の操作入力装置110により検索結果から所望の組を選択する(ステップS111)。このとき、選択された組の表示画面320中の表示領域は、例えば、図6(B)に示すように色付けられる。なお、選択された組を表示画面320で視認可能な態様は、上記に限定されるものではなく、その他の態様であってもよい。そして、表示画面320に示される「設定」ボタンをマウス等の操作入力装置110により選択すると、図13(A)に示す表示画面320に移る。
図13(A)に示す表示画面320には、「評価入力枠(Assessment Input Frame)」および「計画入力枠(Plan Input Frame)」で構成される検査対象側設定情報の入力枠321が表示されている。入力枠321において入力可能なのは、AHIを3つの範囲に分けるときの閾値および各範囲における評価(評価(Assessment)に相当)、並びに、各範囲に対応する対応内容(計画(Plan))である。図13(B)に示すように、設定部34を通じて入力枠321に検査対象側設定情報を入力して、「完了ボタン」を選択すると、検査対象側設定情報が設定される(ステップS112)。なお、検査対象側設定情報の入力枠321には、当初から検査提供団体の推奨する評価(Assessment)および計画(Plan)が入力された状態になっていてもよい。検査対象者所属団体の長(例えば、社長)、又は衛生委員会等が、検査提供団体の推奨する評価(Assessment)および計画(Plan)を受け入れれば、そのまま「完了ボタン」を選択しただけで、推奨する評価(Assessment)および計画(Plan)が追認され、検査対象側設定情報が設定される。
検査対象側設定情報が設定されると、図12(C)に示すのと同様の表示画面427に移り、以上において、選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報を登録側計算機2に出力するかどうかが表示される。表示画面427中の「はい」ボタンが選択されると、選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報が検査対象側計算機3(検査対象側選択情報出力部36A)から登録側計算機2に出力される(ステップS113)。なお、出力先として、本実施形態では、登録側計算機2としている。つまり、登録側計算機2(登録側選択情報受領部231)で上記情報は受領される(ステップS114)。そして、登録側計算機2(登録側選択情報受領部231)で受領された上記情報は、登録側計算機2(登録側選択情報記憶部27)で記憶されると共に(ステップS115)、登録側計算機2(登録側選択情報出力部251)により検査提供側計算機4(検査提供側選択情報受領部40A)に出力される(ステップS116)。そして、検査提供側計算機4(検査提供側選択情報受領部40A)で受領されて(ステップS117)、その検査提供側計算機4に対応する検査提供団体は、自身が選択されたことが認識可能となる。
なお、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報は、検査提供側計算機4(検査提供側表示部42)の表示画面320において選択関連テーブル350として表示される。選択関連テーブル350では、選択主体としての検査対象所属員団体と、検査対象側設定情報としての評価入力枠情報および計画入力枠情報が対応付けて表示される。図7(B)に示す選択関連テーブル350中、デフォルトの表示があるものは、検査提供団体の推奨する評価(Assessment)および計画(Plan)を追認したことを表すものである。一方、図7(B)に示す選択関連テーブル350中、カスタムの表示があるものは、検査対象者所属団体の長(例えば、社長)により、又は衛生委員会等で、検査提供団体の推奨するものとは別の独自の評価入力枠、計画入力枠、評価(Assessment)、計画(Plan)が決定され、設定されたことを表すものである。
なお、ステップS113において、検査対象側計算機3(検査対象側選択情報出力部36A)から直接、検査提供側計算機4(検査提供側選択情報受領部40A)へ選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報が出力される態様であってもよい。
自身が選択されたことを認識した検査提供団体は、検査対象者所属団体に連絡して、検査装置を用いた検査装置の打ち合わせを経て、検査対象者所属団体の検査対象側所属員における検査に関与していくことになる。
<第二実施形態>
図14~図16を参照して、本発明の第二実施形態における検査情報提供システム1について説明する。本実施形態において検査提供団体は、検査提供団体側で検査対象側所属員に対する検査を行う。つまり、検査提供団体は、検査提供団体が保有する検査装置を用いて検査対象側所属員から提供された試料を検査する。このような検査として、例えば、検査提供団体が保有する血液検査装置で検査対象側所属員から提供された血液を検査する血液検査が一例として挙げられる。以上のような本実施形態における検査情報提供システム1は、第一実施形態の検査情報提供システム1とは相違する部分がある。以下、主としてその相違点について説明する。
<第二実施形態における検査提供側計算機>
本実施形態における検査提供側計算機4は、検査対象側設定情報に基づいて上記検査の結果に対する評価(Assessment)および計画(Plan)を判定し、登録側計算機2、検査対象側計算機3、および、検査対象所属員側計算機5のいずれかに判定結果を出力する。本実施形態における検査提供側計算機4は、第一実施形態における検査提供側計算機4と同様のハード構成を有するが、機能面では、第一実施形態における検査提供側計算機4の機能ブロックに追加される機能ブロックを有する。
<検査提供側計算機に追加される機能ブロック>
図14を参照して、本実施形態における検査提供側計算機4に追加される機能ブロックについて説明する。本実施形態における検査提供側計算機4に追加される機能ブロックは、図14(A)に示すように、判定関連処理部45である。判定関連処理部45は、検査対象側設定情報に基づいて、検査対象側所属員に対する検査結果に対する評価(Assessment)および計画(Plan)を判定する判定関連処理を行う。判定関連処理部45は、検査提供側検査結果受付部450、検査提供側検査結果記憶部451と、検査提供側判定部452と、検査提供側判定結果記憶部453と、検査提供側判定結果出力部454と、更新確認要求部455と、を有する。
検査提供側検査結果受付部450は、検査提供側受付部40に含まれ、検査対象者の検査結果を外部から受け付けるものである。検査提供側検査結果受付部450は、例えば、(図示しない)検査装置から出力される検査結果を受領して受け付けてもよいし、計算機10の操作入力装置110等を通じて外部から直接、検査結果の入力を受け付けてもよい。つまり、検査提供側検査結果受付部450は、受領する機能ブロックと、入力を受け付ける機能ブロックを有する。なお、検査提供側検査結果受付部450は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108、または、操作入力インターフェース109および操作入力装置110により実現される。
検査提供側検査結果記憶部451は、検査提供側検査結果受付部450で入力を受け付けた検査結果を記憶するものである。なお、検査提供側検査結果記憶部451は、主として、計算機10の記憶媒体104により実現される。
検査提供側判定部452は、検査提供側選択情報記憶部41に記憶された検査対象側設定情報に基づいて検査結果に対する評価(Assessment)および計画(Plan)を判定するものである。判定結果としての、評価(Assessment)および計画(Plan)は、検査提供側判定結果記憶部453で記憶されると共に、検査提供側判定結果出力部454により出力される。なお、検査提供側判定結果出力部454は、検査提供側出力部44に含まれる。検査提供側判定結果出力部454による出力先は、例えば、登録側計算機2、検査対象側計算機3、および、検査対象側所属員が保有する検査対象所属員側計算機5のうち少なくとも一つが想定される。
更新確認要求部455は、検査提供側選択情報記憶部41で記憶されている検査対象側設定情報が更新されているか否かを登録側計算機2に確認するよう要求するものである。要求を受けた登録側計算機2は、検査対象側設定情報が更新されているか否かを確認する。そして、登録側計算機2は、検査対象側設定情報が更新されている場合、更新された検査対象側設定情報を検査提供側計算機4に出力し、検査対象側設定情報が更新されていない場合、更新されていない旨の情報を検査提供側計算機4に出力する。これにより、検査提供側選択情報記憶部41で記憶されている検査対象側設定情報は確実に最新のものになる。
なお、本実施形態における検査提供側計算機4の検査提供側選択情報記憶部41では、検査対象者所属団体に関する情報として、例えば、選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報だけでなく、図14(B)に示すように、各検査対象側所属員IDに対応付けられるメールアドレスまたはその他の宛先情報が記憶される。メールアドレスまたはその他の宛先情報に出力された情報は、検査対象所属員側計算機5で受領可能となっている。なお、検査提供側判定部452は、主として、計算機10のROM103または記憶媒体104に記憶されるプログラムを計算機10のCPU101で実行することにより実現される。また、検査提供側判定結果記憶部453は、主として、計算機10の記憶媒体104により実現される。また、検査提供側判定結果出力部454は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108により実現される。
<判定結果の出力先が登録側計算機の場合>
検査提供側計算機4による判定結果の出力先が登録側計算機2である場合、本実施形態における登録側計算機2は、第一実施形態における登録側計算機2と同様のハード構成を有するが、機能面では、第一実施形態における登録側計算機2の機能ブロックに追加される機能ブロックを有する。本実施形態における登録側計算機2に追加される機能ブロックは、図15に示すように、登録側判定結果受領部233、登録側判定結果記憶部28、および登録側判定結果出力部252である。
登録側判定結果受領部233は、判定結果を受領するものである。登録側判定結果出力部252は、登録側判定結果受領部233で受領された判定結果を検査対象所属員側計算機5、または、検査対象側計算機3に出力する。なお、登録側判定結果出力部252による出力先が検査対象側計算機3であっても、その後、検査対象側計算機3から検査対象所属員側計算機5に判定結果は出力される。
登録側判定結果記憶部28は、登録側判定結果受領部233で受領された判定結果を記憶するものである。なお、登録側判定結果記憶部28は、省略されてもよい。
<第二実施形態における検査対象側計算機>
検査提供側計算機4による判定結果の出力先が検査対象側計算機3である場合、本実施形態における検査対象側計算機3は、第一実施形態における検査対象側計算機3と同様のハード構成を有するが、機能面では、第一実施形態における検査対象側計算機3の機能ブロックに追加される機能ブロックを有する。本実施形態における検査対象側計算機3に追加される機能ブロックは、図16に示すように、検査対象側判定結果受領部30B、検査対象側判定結果出力部36B、および、バッファ部37である。
検査対象側判定結果受領部30Bは、検査対象側受領部30に含まれ、判定結果を受領するものである。検査対象側判定結果出力部36Bは、検査対象側判定結果受領部30Bで受領された判定結果を検査対象所属員側計算機5に出力する。バッファ部37は、検査対象側判定結果受領部30Bで受領された判定結果を検査対象所属員側計算機5による出力処理のためだけに一時的に保持するものである。検査対象所属員側計算機5による出力が終了すると、破棄される。したがって、判定結果が検査対象側計算機3に出力されても、検査対象側計算機3では、判定結果を記憶しない。
<判定結果の出力先が検査対象所属員側計算機の場合>
検査提供側計算機4による判定結果の出力先が検査対象所属員側計算機5である場合、本実施形態における検査対象所属員側計算機5は、第一実施形態における検査対象所属員側計算機5と同様のハード構成、機能ブロックを有する。検査提供側計算機4から出力された判定結果は、検査対象所属員側計算機5における検査対象所属員側受領部50で受領され、検査対象所属員側表示部53に表示される。
<第二実施形態における検査情報提供システムの流れ>
図17を参照して、選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報を検査提供側計算機4が受領した後(図10のステップS116参照)の、本実施形態における検査情報提供システム1の流れの一例を説明する。まず、検査対象側所属員から提供された試料を検査提供団体が保有する検査装置により検査する。検査により検査結果が得られた後に、検査提供側計算機4(検査提供側検査結果受付部450)で検査結果の入力が受け付けられると(ステップS201)、検査提供側計算機4(更新確認要求部455)は、登録側計算機2に登録されている検査対象側設定情報が更新されているか否かを登録側計算機2に確認するよう要求する(ステップS202)。要求を受けて登録側計算機2は、検査対象側設定情報が更新されているか否かを確認する。そして、登録側計算機2は、検査対象側設定情報が更新されている場合、更新された検査対象側設定情報を検査提供側計算機4に出力し、検査対象側設定情報が更新されていない場合、更新されていない旨の情報を検査提供側計算機4に出力する。(ステップS203)。これにより、検査提供側選択情報記憶部41で記憶されている検査対象側設定情報は確実に最新のものになる。次に、最新の検査対象側設定情報に基づいて、検査結果に対する評価(Assessment)および計画(Plan)が検査提供側計算機4(検査提供側判定部452)で判定される(ステップS204)。判定結果は、検査提供側計算機4(検査提供側判定結果出力部454)により登録側計算機2に出力される(ステップS205)。
検査提供側計算機4(検査提供側判定結果出力部454)により出力された判定結果は、登録側計算機2(登録側判定結果受領部233)で受領される(ステップS206)。そして、登録側計算機2(登録側判定結果受領部233)で受領された判定結果は、登録側計算機2(登録側判定結果記憶部28)で記憶される(ステップS207)。また、登録側計算機2(登録側判定結果受領部233)で受領された判定結果は、登録側計算機2(登録側判定結果出力部252)により検査対象所属員側計算機5に出力される(ステップS208)。
登録側計算機2(登録側判定結果出力部252)により出力された判定結果は、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側受領部50)で受領される(ステップS209)。そして、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側受領部50)で受領された判定結果は、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側記憶部52)で記憶される(ステップS210)。また、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側受領部50)で受領された判定結果は、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側表示部53)で表示される(ステップS211)。
なお、ステップS205における判定結果の出力先が検査対象所属員側計算機5の場合、登録側計算機2におけるステップS206~S208は省かれ、ステップS205からステップS209に移る。ステップS205における判定結果の出力先が検査対象側計算機3の場合、登録側計算機2におけるステップS206~S208が検査対象側計算機3で行われる。ただし、ステップS207の処理では、判定結果は、バッファ部37で一時的に保持されるに過ぎず、ステップS208の出力が行われた後に破棄される。
<第三実施形態>
図18を参照して、本発明の第三実施形態における検査情報提供システム1について説明する。本実施形態における検査情報提供システム1では、第二実施形態における検査情報提供システム1における検査提供側計算機4の判定関連処理部45で行われていた判定関連処理が登録側計算機2で行われるものである。
<第三実施形態における登録側計算機>
本実施形態における登録側計算機2は、第一実施形態における登録側計算機2と同様のハード構成を有するが、機能面では、第一実施形態における登録側計算機2の機能ブロックに追加される機能ブロックを有する。本実施形態における登録側計算機2に追加される機能ブロックは、図18に示すように、判定関連処理部29である。判定関連処理部29は、判定関連処理部45と同様の機能を有するものであり、登録側検査結果受付部290、登録側検査結果記憶部291と、登録側判定部292と、登録側判定結果記憶部28と、登録側判定結果出力部293と、を有する。
登録側検査結果受付部290は、検査結果を外部から受け付けるものである。登録側検査結果受付部290は、例えば、(図示しない)検査装置、または、検査提供側計算機4から出力される検査結果を受領して受け付けてもよいし、計算機10の操作入力装置110等を通じて外部から直接、検査結果の入力を受け付けてもよい。つまり、登録側検査結果受付部290は、受領する機能ブロックと、入力を受け付ける機能ブロックを有する。なお、登録側検査結果受付部290は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108、または、操作入力インターフェース109および操作入力装置110により実現される。
登録側検査結果記憶部291は、登録側検査結果受付部290で受け付けた検査結果を記憶するものである。なお、登録側検査結果記憶部291は、主として、計算機10の記憶媒体104により実現される。
登録側判定部292は、登録側選択情報記憶部27に記憶された検査対象側設定情報に基づいて検査結果に対する評価(Assessment)および計画(Plan)を判定するものである。判定結果としての、評価(Assessment)および計画(Plan)は、登録側判定結果記憶部28で記憶されると共に、登録側判定結果出力部293により出力される。登録側判定結果出力部293による出力先は、例えば、検査対象側計算機3、および、検査対象所属員側計算機5のうち少なくとも一つが想定される。
なお、本実施形態における登録側計算機2の登録側選択情報記憶部27では、検査対象者所属団体に関する情報として、例えば、選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報だけでなく、図14(B)に示すように、各検査対象側所属員IDに対応付けられるメールアドレスまたはその他の宛先情報が記憶される。メールアドレスまたはその他の宛先情報に出力された情報は、検査対象所属員側計算機5で受領可能となっている。
<第三実施形態における検査提供側計算機>
本実施形態における検査提供側計算機4では、(図示しない)検査装置から出力される検査対象側所属員(検査対象者)の検査結果を外部から受け付けて、登録側計算機2に出力するものである。本実施形態における検査提供側計算機4は、第一実施形態における検査提供側計算機4と同様のハード構成を有するが、機能面では、第一実施形態における検査提供側計算機4の機能ブロックに追加される機能ブロックを有する。本実施形態における検査提供側計算機4に追加される機能ブロックは、図19に示すように、検査結果関連処理部46である。検査結果関連処理部46は、検査提供側検査結果受付部460と、検査提供側検査結果記憶部461と、検査提供側検査結果出力部462と、を有する。
検査提供側検査結果受付部460は、検査対象側所属員(検査対象者)の検査結果を外部から受け付けるものである。検査提供側検査結果受付部460は、例えば、(図示しない)検査装置から出力される検査結果を受領して受け付けてもよいし、計算機10の操作入力装置110等を通じて外部から直接、検査結果の入力を受け付けてもよい。検査提供側検査結果受付部460は、受領する機能ブロックと、入力を受け付ける機能ブロックを有する。なお、検査提供側検査結果受付部460は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108、または、操作入力インターフェース109および操作入力装置110により実現される。
検査提供側検査結果記憶部461は、検査提供側検査結果受付部460で受け付けた検査結果を記憶するものである。なお、検査提供側検査結果記憶部461は、主として、計算機10の記憶媒体104により実現される。
検査提供側検査結果出力部462は、検査対象側所属員の検査結果を登録側計算機2に出力するものである。なお、検査提供側検査結果出力部462は、主として、計算機10の無線通信インターフェース105およびアンテナ106、または、有線通信インターフェース107およびコネクタ群108により実現される。
<第三実施形態における検査情報提供システムの流れ>
図20を参照して、選択先情報、選択主体情報、および選択主体により設定された検査対象側設定情報を検査提供側計算機4が受領した後(図10のステップS114参照)の、本実施形態における検査情報提供システム1の流れの一例を説明する。まず、検査対象側所属員(検査対象者)から提供された試料を検査提供団体が保有する検査装置により検査する。検査により検査結果が得られた後に、検査提供側計算機4(検査提供側検査結果受付部460)で検査結果が受け付けられると(ステップS301)、検査提供側検査結果記憶部461で検査結果が記憶される(ステップS302)。そして、検査提供側計算機4(検査提供側検査結果出力部462)により検査結果が登録側計算機2に出力される(ステップS303)。
検査提供側計算機4(検査提供側検査結果出力部462)から出力された検査結果は、登録側計算機2(登録側検査結果受付部290)で受け付けられ(ステップS304)、登録側計算機2(登録側検査結果記憶部291)で検査結果が記憶される(ステップS305)。そして、登録側計算機2(登録側選択情報記憶部27)に記憶される検査対象側設定情報に基づいて、検査結果に対する評価(Assessment)および計画(Plan)が登録側計算機2(登録側判定部292)で判定される(ステップS306)。判定結果は、登録側計算機2(登録側判定結果記憶部28)で記憶されると共に(ステップS307)、登録側計算機2(登録側判定結果出力部293)により検査対象所属員側計算機5に出力される(ステップS308)。なお、ステップS308における判定結果の出力先は、検査対象側計算機3であってもよい。
登録側計算機2(登録側判定結果出力部293)から出力された判定結果は、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側受領部50)で受領される(ステップS309)。そして、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側受領部50)で受領された判定結果は、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側記憶部52)で記憶される(ステップS310)。また、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側受領部50)で受領された判定結果は、検査対象所属員側計算機5(検査対象所属員側表示部53)で表示される(ステップS311)。これにより、検査対象側所属員は、判定結果を知ることができる。
尚、本発明の検査情報提供システム1は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 検査情報提供システム
2 登録側計算機
3 検査対象側計算機
4 検査提供側計算機
5 検査対象所属員側計算機
6 ネットワーク
10 計算機
20 団体認証部
21 対応テーブル記憶部
22 検索部
23 登録側受付部
24 登録部
25 登録側出力部
26 登録側表示部
27 登録側選択情報記憶部
28 登録側判定結果記憶部
29 判定関連処理部
30 検査対象側受領部
30A 検査対象側検索結果受領部
30B 検査対象側判定結果受領部
31 検査対象側検索結果記憶部
32 検査対象側表示部
33 選択部
34 設定部
35 検査対象側選択情報記憶部
36 検査対象側出力部
36A 検査対象側選択情報出力部
36B 検査対象側判定結果出力部
37 バッファ部
40 検査提供側受付部
40A 検査提供側選択情報受領部
41 検査提供側選択情報記憶部
42 検査提供側表示部
43 検査提供側対応テーブル情報入力部
44 検査提供側出力部
44A 検査提供側対応テーブル情報出力部
45 判定関連処理部
46 検査結果関連処理部
50 検査対象所属員側受領部
51 検査対象所属員側入力部
52 検査対象所属員側記憶部
53 検査対象所属員側表示部
54 検査対象所属員側出力部
210,210A,210B 対応テーブル
230 登録側対応テーブル情報受付部
231 登録側選択情報受領部
232 登録側検索情報受付部
233 登録側判定結果受領部
250 登録側対応テーブル登録情報出力部
251 登録側選択情報出力部
252,293 登録側判定結果出力部
290 登録側検査結果受付部
291 登録側検査結果記憶部
292 登録側判定部
450 検査提供側検査結果受付部
451 検査提供側検査結果記憶部
452 検査提供側判定部
453 検査提供側判定結果記憶部
454 検査提供側判定結果出力部
460 検査提供側検査結果受付部
461 検査提供側検査結果記憶部
462 検査提供側検査結果出力部

Claims (10)

  1. 検査の対象となる検査対象者が所属する検査対象者所属団体によって運営される検査対象側計算機と、
    前記検査対象者に前記検査を提供する検査提供団体に関する情報(以下、検査提供団体情報と呼ぶ。)、および、前記検査提供団体が提供する前記検査に関する検査情報が登録された登録側計算機と、
    を備え、
    前記登録側計算機は、
    前記検査提供団体情報と前記検査情報とを対応付けた対応テーブルを記憶する対応テーブル記憶部と、
    前記検査提供団体情報および前記検査情報を外部から受領する対応テーブル情報受領部と、
    前記対応テーブル情報受領部で受領された前記検査提供団体情報および前記検査情報を前記対応テーブルに登録する登録部と、
    前記対応テーブルに登録された前記検査提供団体情報および前記検査情報(以下、対応テーブル登録情報と呼ぶ。)の少なくとも一部を前記検査対象側計算機に出力する登録側出力部と、
    を有することを特徴とする、
    検査情報提供システム。
  2. 前記検査情報には、前記検査対象者所属団体によって設定される検査対象側設定情報が含まれ、
    前記検査対象側計算機は、
    前記登録側出力部から出力された前記対応テーブル登録情報を受領する検査対象側受領部と、
    前記検査対象側受領部で受領した前記対応テーブル登録情報のうちから少なくとも1組の前記検査提供団体および前記検査提供団体に対応付けられた前記検査情報の選択を外部から受け付けて、少なくとも1組の前記検査提供団体および前記検査情報を選択する選択部と、
    前記選択部で選択された前記検査提供団体に対応付けられた前記検査情報に含まれる前記検査対象側設定情報の入力を外部から受け付けて、前記検査対象側設定情報を設定する設定部と、
    を有することを特徴とする、
    請求項1に記載の検査情報提供システム。
  3. 前記検査情報には、前記検査の内容、前記検査の結果の内容が含まれ、
    前記検査対象側設定情報には、前記検査の結果の評価、および、該評価に対応付けられる前記検査対象者に対する対応内容が含まれ、
    前記設定部は、前記評価、および、前記検査対象者に対する前記対応内容を設定させることを特徴とする、
    請求項2に記載の検査情報提供システム。
  4. 前記検査対象側計算機は、
    前記選択部で選択された選択先としての前記検査提供団体に関する選択先情報、前記選択先を選択した選択主体としての前記検査対象者所属団体に関する選択主体情報、および、前記選択主体としての前記検査対象者所属団体により設定された前記検査対象側設定情報を前記登録側計算機に出力する検査対象側選択情報出力部を有し、
    前記登録側計算機は、
    前記検査対象側選択情報出力部から出力された前記選択先情報、前記選択主体情報、および、設定された前記検査対象側設定情報を受領する登録側選択情報受領部と、
    前記登録側選択情報受領部で受領した前記選択先情報、前記選択主体情報、および、設定された前記検査対象側設定情報を記憶する登録側選択情報記憶部と、
    を有することを特徴とする、
    請求項3に記載の検査情報提供システム。
  5. 前記検査提供団体によって運営される通信可能な検査提供側計算機を備え、
    前記登録側計算機は、
    少なくとも前記選択主体情報、および設定された前記検査対象側設定情報を、前記選択先情報に対応する前記検査提供団体によって運営される前記検査提供側計算機に出力する登録側選択情報出力部を有し、
    前記検査提供側計算機は、
    前記登録側選択情報出力部から出力された前記選択主体情報、および設定された前記検査対象側設定情報を受領する検査提供側選択情報受領部を有することを特徴とする、
    請求項4に記載の検査情報提供システム。
  6. 前記登録側選択情報記憶部は、前記選択主体情報、および、設定された前記検査対象側設定情報を、前記対応テーブルにおける前記選択先に対応する前記検査提供団体および前記検査情報の組に対応付けて記憶することを特徴とする、
    請求項4または5に記載の検査情報提供システム。
  7. 前記検査提供側計算機は、
    前記検査提供側選択情報受領部で受領された前記選択主体情報、および設定された前記検査対象側設定情報を記憶する検査提供側選択情報記憶部と、
    前記検査対象者に対する検査結果を外部から受け付ける検査結果受付部と、
    前記検査対象側設定情報に基づいて前記検査結果に対する前記評価および前記対応内容を判定する判定部と、
    を有することを特徴とする、
    請求項5に記載の検査情報提供システム。
  8. 前記検査提供団体によって運営される通信可能な検査提供側計算機を備え、
    前記検査対象側計算機は、
    自身を運営する前記検査対象者所属団体に関する情報、および自身を運営する前記検査対象者所属団体で設定された前記検査対象側設定情報を、前記選択部で選択された選択先としての前記検査提供団体が運営する前記検査提供側計算機に出力する検査対象側選択情報出力部を有し、
    前記検査提供側計算機は、
    前記検査対象側選択情報出力部から出力された前記検査対象者所属団体に関する情報、および前記検査対象者所属団体で設定された前記検査対象側設定情報を受領する検査提供側選択情報受領部と、
    前記検査提供側選択情報受領部で受領した前記検査対象者所属団体に関する情報、および前記検査対象側設定情報を記憶する検査提供側選択情報記憶部と、
    前記検査対象者に対する検査結果を外部から受け付ける検査結果受付部と、
    前記検査対象側設定情報に基づいて前記検査結果に対する前記評価および前記対応内容を判定する判定部と、
    を有することを特徴とする、
    請求項3に記載の検査情報提供システム。
  9. 前記検査提供側計算機は、
    前記検査結果に対する前記評価および前記対応内容を前記検査対象側計算機および/または前記登録側計算機に出力する判定結果出力部を有することを特徴とする、
    請求項7または8に記載の検査情報提供システム。
  10. 前記検査対象者所属団体に所属する人が保有する他と通信可能な検査対象所属員側計算機を備え、
    前記検査提供側計算機は、
    前記検査結果に対する前記評価および前記対応内容を前記検査対象所属員側計算機に出力する判定結果出力部を有することを特徴とする、
    請求項7または8に記載の検査情報提供システム。
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