JP4774308B2 - 減価償却費算出プログラムおよび減価償却費算出方法 - Google Patents

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この発明は、医療機器の減価償却費を算出する減価償却費算出プログラムおよび減価償却費算出方法に関する。
従来から、医療機関における収支を算出するために、診療行為に用いた医療機器の減価償却費、たとえば、医療機器1回使用当たりの減価償却費や、診療行為別の減価償却費などが算出されている。
医療機器1回使用当たりの減価償却費は、医療機器の減価償却費を、当該医療機器の使用回数で除算することによって算出されている。また、診療行為別の減価償却費は、医療機器1回使用当たりの減価償却費に、当該医療機器を用いた診療行為がおこなわれた回数を積算することによって算出されている。
たとえば、病院などのように複数の医療科を有する医療機関においては、医療科ごとの収益分析などを目的として、上述した医療機器1回使用当たりの減価償却費や診療行為別の減価償却費を、医療科ごとに算出することがある。この場合、医療機器の本来の減価償却費は、当該医療機器を用いた診療行為がおこなわれた総回数と医療科ごとの診療行為の回数との比率にしたがって、医療科ごとに配分される。
具体的には、たとえば、減価償却費の算出対象となる医療機器を用いた診療行為が、A科において2回、B科において3回おこなわれた場合、診療行為の総回数は5回であるとされ、当該医療機器の減価償却費のうちの40%がA科に配分され、60%がB科に配分される。
また、下記特許文献1には、診療科・診療行為などにブレークダウンしての収益・損益分析をおこなうようにした医事会計システムが開示されている。また、下記特許文献2には、病院での原価計算を適正におこなわせるための診療科別原価計算方法が開示されている。
特開2003−242251号公報 特開2004−362556号公報
ところで、1回の使用で複数種類の検査ができる医療機器を用いた診療行為の数は、当該医療機器の使用回数に必ずしも一致しない。そして、このような医療機器を用いた診療行為の保険点数は、複数種類の検査を同時におこなうことによって検査の手間を省けるなどの理由から、診断群分類に基づいた包括的支払方法にしたがった包括評価(いわゆる、「まるめ算定」)が適用される。
医療機関が診療行為に応じた保険点数を申請すると、申請された保険点数に応じた診療報酬が厚生労働省から支払われるが、包括評価の対象となる診療行為に関しては包括評価(まるめ算定)を適用した保険点数に応じた診療報酬が支払われる。
しかしながら、上述した従来技術では、医療機器の使用回数と医療機器を用いた診療行為の数とが必ずしも一致しないにも拘わらず、医療機器の使用回数を当該医療機器を用いた診療行為の数としているため、医療機器1回使用当たりの減価償却費を、当該医療機器の実際の使用回数に応じて正確に算出することができないという問題があった。
また、上述した従来技術では、医療機器1回使用当たりの減価償却費が正確に算出されていないため、診療行為別の減価償却費も正確に算出することができないという問題があった。
また、医療機器1回使用当たりの減価償却費や診療行為別の減価償却費を正確に算出できないため、これらの減価償却費や包括的支払方法にしたがって支払われた診療報酬などを考慮して、医療機関における収支を分析する場合にも、分析結果の信憑性に欠けるという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、医療機器の減価償却費を、当該医療機器の実際の使用回数に応じて正確に算出し、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる減価償却費算出プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、減価償却費算出装置、および減価償却費算出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる減価償却費算出プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、減価償却費算出装置、および減価償却費算出方法は、複数の診療行為の中から、任意の医療機器を用いておこなうことができる特定の診療行為(以下、「特定診療行為」という)を検出し、検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を特定し、前記医療機器の減価償却費と、前記特定診療行為の数および患者の数と、に基づいて、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出することを特徴とする。
この発明によれば、特定診療行為ごとに、医療機器の実際の使用回数に応じて正確に算出された医療機器1回使用当たりの減価償却費を用いることで、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
また、上記発明において、前記患者が、診断群分類に基づいた包括的支払方法にしたがって包括評価される診療行為(以下、「包括診療行為」という)がおこなわれた患者であるか否かを判定し、判定された判定結果に基づいて、前記包括診療行為がおこなわれた前記患者の数を特定することとしてもよい。
この発明によれば、包括的支払方法にしたがって数えられる医療機器の使用回数に応じて正確に算出された医療機器1回使用当たりの減価償却費を用いることで、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
また、上記発明において、前記医療機器の減価償却費と、前記特定工程によって特定された患者の数と、に基づいて、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費(以下、「回数別減価償却費」という)を算出し、当該回数別減価償却費を用いて前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出することとしてもよい。
この発明によれば、医療機器の実際の使用回数に応じて正確に算出された特定診療行為ごとの医療機器1回使用当たりの減価償却費を用いることで、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
また、上記発明において、前記特定診療行為の数を前記患者ごとに計数し、計数された特定診療行為の数と、前記回数別減価償却費と、に基づいて前記特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費を前記患者ごとに算出することとしてもよい。
この発明によれば、患者ごとに、医療機器の実際の使用回数に応じて正確に算出された特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費を用いることで、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
また、上記発明において、前記患者ごとに算出された前記特定診療行為1回当たりの減価償却費に基づいて、前記医療機器の減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出することとしてもよい。
この発明によれば、特定診療行為ごとに、医療機器の実際の使用回数に応じて正確に算出された医療機器の減価償却費を用いることで、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
また、上記発明において、検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を、日別に特定させることとしてもよい。
この発明によれば、現状の包括的支払方法にしたがって数えられる医療機器の使用回数に応じて正確に算出された医療機器1回使用当たりの減価償却費を用いることで、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
また、上記発明において、検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を、所定の期間別に特定させることとしてもよい。
この発明によれば、将来に包括的支払方法における規定内容が変更された場合にも、変更後の包括的支払方法にしたがって数えられる医療機器の使用回数に応じて正確に算出された医療機器1回使用当たりの減価償却費を用いることで、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
また、上記発明において、算出された減価償却費を、操作者のクライアント端末において表示可能となるように出力させることとしてもよい。
この発明によれば、算出された減価償却費をクライアント端末を介して操作者に報知することで操作者の確認を促すことができ、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
この発明にかかる減価償却費算出プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、減価償却費算出装置、および減価償却費算出方法によれば、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる減価償却費算出プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、減価償却費算出装置、および減価償却費算出方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(減価償却費算出システムのシステム構成)
まず、この発明の実施の形態にかかる減価償却費算出システムのシステム構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる減価償却費算出システムのシステム構成図である。図1において、減価償却費算出システム100は、病院や診療所などの医療機関に設置される。減価償却費算出システム100は、減価償却費算出装置101と、クライアント端末102とが、LAN,WAN,インターネットなどのネットワーク110に接続され、相互に交信可能とされている。
減価償却費算出装置101は、データベース103内の各種テーブルに格納されているデータを用いて、医療機器の減価償却費を算出するコンピュータ装置である。また、クライアント端末102は、医療機関内の受付などの事務処理を担当する医療事務課や医師が診療行為をおこなう診察室などに設置されており、減価償却費算出装置101にアクセスして、医療機器の減価償却費の算出に用いる情報の、入力、登録、更新、呼び出し、表示などの各種処理を実行するコンピュータ装置である。
(コンピュータ装置のハードウェア構成)
つぎに、図1に示したコンピュータ装置(減価償却費算出装置101やクライアント端末102)のハードウェア構成について説明する。図2は、図1に示したコンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、コンピュータ装置は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD(ハードディスクドライブ)204と、HD(ハードディスク)205と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)206と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)207と、ディスプレイ208と、I/F(インターフェース)209と、キーボード210と、マウス211と、スキャナ212と、プリンタ213と、を備えている。また、各構成部201〜213は、バス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、コンピュータ装置の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータのリード/ライトを制御する。FD207は、FDD206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD207に記憶されたデータをコンピュータ装置に読み取らせたりする。
また、着脱可能な記録媒体として、FD207のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F209は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワーク110に接続され、このネットワーク110を介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワーク110と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード210は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス211は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ212は、画像を光学的に読み取り、コンピュータ装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ212は、OCR機能を持たせてもよい。また、プリンタ213は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ213には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(データベース103内のテーブル)
つぎに、図1に示したデータベース103に格納されているテーブルについて説明する。データベース103には、同時検査グループマスタ(図3)、固定資産マスタ(図4)、診療マスタ(図5)、固定資産明細データファイル(図6)、診療明細データファイル(図7)、行為別減価計算データファイル(図8)が格納されている。以下、順に図面を用いて説明する。
図3は、同時検査グループマスタを示す説明図である。同時検査グループマスタ300は、同じ医療機器を用いて同時に検査可能な検査情報を格納するマスタファイルである。図3に示したように、同時検査グループマスタ300には、「同時検査グループID」、「同時検査グループ名称」、「固定資産コード」が、同時検査グループごとに登録されている。
ここで、同時検査グループとは、診療行為にともなう検査を、同じ医療機器を用いて同時に検査可能な検査ごとにグループ分けした、複数種類の検査のまとまりである。また、「同時検査グループID」とは、同時検査グループをそれぞれ識別する情報である。「同時検査グループ名称」とは、同時検査グループの名称であり、クライアント端末102において文字であらわすための情報である。「同時検査グループ名称」によって、各同時検査グループにグループ分けされた検査の内容を、減価償却費算出システム100の利用者に分かり易く伝えることができる。
「固定資産コード」とは、固定資産を識別する情報である。ここで、固定資産とは、病院や診療所などの医療機関に導入されている医療機器である。したがって、たとえば、同時検査グループID:KG001の「細菌尿−細菌培養G(グループ)」に属する検査は、固定資産コード:S001により特定される医療機器によりおこなわれる。
同時検査グループマスタ300において、「同時検査グループID」、「同時検査グループ名称」、「固定資産コード」は、たとえば、医療事務課において事務担当者がクライアント端末102を操作して設定することができる。
つぎに、固定資産マスタについて説明する。図4は、固定資産マスタを示す説明図である。固定資産マスタ400は、固定資産に関する情報が格納されているマスタファイルである。図4において、固定資産マスタ400には、「固定資産コード」、「固定資産名称」が、固定資産ごとに登録されている。
固定資産マスタ400における各項目のうち、図3に示した定義と同一の定義については個々の項目の説明を省略する。「固定資産名称」とは固定資産の名称であり、たとえば「細菌培養検査器」などである。「固定資産コード」は各固定資産をおもにコンピュータ装置が識別する際に用いられ、「固定資産名称」は各固定資産をおもに医療事務課において事務担当者が識別する際に用いられる。
つぎに、診療マスタについて説明する。図5は、診療マスタを示す説明図である。診療マスタ500は、各診療行為が、どの同時検査グループに属するかをあらわす情報を格納するマスタファイルである。図5において、診療マスタ500には、「項目属性コード」、「項目コード」、「固定資産コード」、「同時検査グループID」が、検査項目ごとに登録されている。診療マスタ500における各項目のうち、図3に示した定義と同一の定義については、個々の項目の説明を省略する。
「項目属性コード」は、診療行為が属する属性をあらわす情報である。図5においては、「ET1(検査)」に属する項目属性コードのみが示されている。「項目コード」とは、診療行為を識別する情報である。項目コードには、当該項目コードによって特定される診療行為の名称情報が関連づけられていてもよい。図5においては、たとえば、「EP001」という項目コードには、「細菌尿検査」という診療行為の名称が関連付けられている。
診療マスタ500において、「同時検査グループID」は、たとえば、医療事務課において事務担当者がクライアント端末102を操作して設定する。また、診療マスタ500において、「項目属性コード」、「項目コード」、「固定資産コード」は、医療事務課において事務担当者がクライアント端末102を操作することによって設定してもよいが、たとえば、電子カルテシステムに格納された情報から取得することも可能である。なお、電子カルテシステムについては、公知の技術であるため、ここでは説明を省略する。
つぎに、固定資産明細データファイルについて説明する。図6は、固定資産明細データファイルを示す説明図である。固定資産明細データファイル600は、固定資産の減価償却費に関する情報を、減価償却費を算出する対象期間ごとに格納するデータファイルである。
図6において、固定資産明細データファイル600には、減価償却費の算出対象となる「対象年月」、「固定資産コード」、対象年月における「減価償却額」、対象年月における「使用回数」、および、資産の使用「1回当たりの減価償却費」が、対象年月ごとに記録されている。固定資産明細データファイル600における各項目のうち、図3〜図5に示した定義と同一の定義については個々の項目の説明を省略する。
「対象年月」とは、減価償却費を算出する対象となる期間をあらわす情報である。図6に示す固定資産明細データファイル600においては、対象年月は一ヶ月を単位として設定されている。
「減価償却額」とは、対象年月における一ヶ月分の減価償却費をあらわす情報である。減価償却額は、固定資産によって異なる。また、減価償却額は、同じ種類の固定資産であっても、当該固定資産を導入した時期によって異なる。
「使用回数」とは、対象年月に該当する固定資産を使用した回数をあらわす情報である。ここで、使用回数は、固定資産が、検査のために実際に稼働した回数である。使用回数の計数方法については、後述する(図16参照)。
「1回当たりの減価償却費」とは、固定資産を1回使用することによる減価償却費をあらわす情報である。具体的には、「1回当たりの減価償却費」は、対象年月における減価償却費を使用回数で除算した値によってあらわされる。すなわち、「1回当たりの減価償却費」は、対象年月における使用回数が多いほど、少ない金額となる。
固定資産明細データファイル600において、「対象年月」、「固定資産コード」、「減価償却額」は、固定資産システムから取得することが可能である。ここで、固定資産システムとは、病院や診療所などの医療機関が所有する固定資産に関するデータを管理するシステムである。固定資産に関するデータを管理する方法および技術は、公知であるため、ここでは固定資産システムについての説明を省略する。
つぎに、診療明細データファイルについて説明する。図7は、診療明細データファイルを示す説明図である。診療明細データファイル700は、診療履歴を検査項目ごとにあらわす情報を格納するデータファイルである。図7において、診療明細データファイル700には、「診療年月日」、「患者ID」、「文書種別」、「項目コード」が、検査項目ごとに記録されている。診療明細データファイル700における各項目のうち、図3〜図6に示した定義と同一の定義については個々の項目の説明を省略する。
「診療年月日」は、診療行為をおこなった年月日をあらわす情報である。「患者ID」は、患者を識別する患者固有の情報である。クライアント端末102を操作して「患者ID」を入力することによって、該当する患者の診療情報などを減価償却費算出装置101から呼び出して、クライアント端末102に表示させることができる。
「文書種別」は、「項目コード」によってあらわされる検査項目に応じて作成される文書の種別をあらわす情報である。図7に示す診療明細データファイル700における「文書種別」には、図5に示した診療マスタ500における「項目属性コード」と同じ情報が設定されている。
診療明細データファイル700における各データは、たとえば、上述した電子カルテシステムに格納された情報から取得することが可能である。なお、診療明細データファイル700における各データは、たとえば、医療事務課において事務担当者がクライアント端末102を操作することによって設定してもよい。
つぎに、行為別減価計算データファイルについて説明する。図8は、行為別減価計算データファイルを示す説明図である。行為別減価計算データファイル800は、各固定資産を使用した検査にかかる減価を、診療行為別にあらわす情報を格納するデータファイルである。図8において、行為別減価計算データファイル800には、「対象年月」、「項目コード」、「行為別減価償却費」が、検査項目ごとに記録されている。
「行為別減価償却費」とは、各対象期間においておこなわれた検査の減価償却費を、検査ごとにあらわす情報である。「行為別減価償却費」は、対象年月における減価償却費および各検査項目の検査がおこなわれた回数に応じて異なる。「行為別減価償却費」によって、たとえば、減価償却効率の良/不良を、検査項目ごとに把握することができる。
(減価償却費算出装置101の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる減価償却費算出装置101の機能的構成について説明する。図9は、この発明の実施の形態にかかる減価償却費算出装置101の機能的構成を示すブロック図である。図9において、減価償却費算出装置101は、記憶部901と、検出部902と、特定部903と、算出部904と、出力部905と、判定部906と、計数部907と、を備えている。
まず、記憶部901は、図3〜図8に示した各種マスタおよびデータファイル300〜800を記憶する。記憶部901には、クライアント端末102からネットワーク110を介して送信されてきた情報が記憶されている。記憶部901は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205などの記録媒体によって、その機能を実現する。
検出部902は、複数の診療行為の中から、任意の医療機器を用いておこなうことができる特定の診療行為を検出する。具体的には、図3に示した同時検査グループマスタ300や図4に示した固定資産マスタ400、および図5に示した診療マスタ500を用いて特定の診療行為を検出する。以下、検出部902によって検出された診療行為を、適宜、「特定診療行為」と称して説明する。
また、特定部903は、検出部902によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を特定する。特定部903は、図7に示した診療明細データファイル700を参照することによって患者を特定することができる。
特定部903は、検出部902によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を、日別に特定する。これにより、現状の包括的支払方法にしたがって数えられる医療機器の使用回数に応じて、医療機器1回使用当たりの減価償却費を正確に算出することができる。なお、医療機器1回使用当たりの減価償却費の具体的な算出例については、詳細を後述する(図15、図16、図17参照)。
なお、特定部903は、検出部902によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を、所定の期間別に特定してもよい。これにより、将来に包括的支払方法における規定内容が変更された場合にも、変更後の包括的支払方法にしたがって数えられる医療機器の使用回数に応じて、医療機器1回使用当たりの減価償却費を正確に算出することができる。
また、算出部904は、医療機器の減価償却費と、特定部903によって特定された特定診療行為の数および患者の数と、に基づいて、医療機器1回使用当たりの減価償却費を特定診療行為ごとに算出する。これにより、特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費を、正確に算出することができる。なお、特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費の具体的な算出例については、詳細を後述する(図15、図16、図17参照)。
判定部906は、患者が、診断群分類に基づいた包括的支払方法にしたがって包括評価される診療行為がおこなわれた患者であるか否かを判定する。以下、診断群分類に基づいた包括的支払方法にしたがって包括評価される診療行為を、適宜、「包括診療行為」と称して説明する。
判定部906によって判定がおこなわれた場合、上述した特定部903は、判定部906によって判定された判定結果に基づいて、包括診療行為がおこなわれた患者の数を特定する。具体的には、たとえば、同日に複数の包括診療行為がおこなわれた患者が存在する場合、包括診療行為の数に拘わらず、当該患者の数は、1人であると特定される。
これにより、医療機器1回使用当たりの減価償却費を、医療機器の実際の使用回数に応じて正確に算出することができる。医療機器1回使用当たりの減価償却費を正確に算出することによって、医療機関において、この算出結果を用いておこなわれる収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
そして、判定部906によって判定がおこなわれた場合、上述した算出部904は、医療機器の減価償却費と、特定部903によって特定された患者の数と、に基づいて、医療機器1回使用当たりの減価償却費を算出し、当該回数別減価償却費を用いて医療機器1回使用当たりの減価償却費を、特定診療行為ごとに算出する。以下、医療機器1回使用当たりの減価償却費を、適宜、「回数別減価償却費」と称して説明する。なお、特定診療行為ごとの医療機器1回使用当たりの減価償却費、すなわち、特定診療行為ごとの回数別減価償却費の具体的な算出例については、詳細を後述する(図15、図16、図17参照)。
これにより、包括的支払方法にしたがって数えられる医療機器の使用回数に応じて、医療機器1回使用当たりの減価償却費を正確に算出することができる。医療機器1回使用当たりの減価償却費を正確に算出することによって、医療機関において、この算出結果を用いておこなわれる収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
また、計数部907は、特定部903によって特定された特定診療行為の数を患者ごとに計数する。この場合、上述した算出部904は、計数部907によって計数された特定診療行為の数と、上述した回数別減価償却費と、に基づいて特定診療行為1回当たりの減価償却費を患者ごとに算出する。なお、患者ごとの特定診療行為1回当たりの減価償却費の具体的な算出例については、説明を後述する(図15、図16、図17参照)。
そして、算出部904は、患者ごとに算出された特定診療行為1回当たりの減価償却費に基づいて、医療機器の減価償却費を特定診療行為ごとに算出する。なお、特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費の具体的な算出例については、詳細を後述する(図15、図16、図17参照)。
これにより、特定診療行為1回当たりの減価償却費を、患者ごとに正確に算出することができる。患者ごとの特定診療行為1回当たりの減価償却費を正確に算出することによって、医療機関において、この算出結果を用いておこなわれる収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
また、出力部905は、算出部904によって算出された減価償却費を、操作者のクライアント端末102において表示可能となるように出力する。具体的には、たとえば、算出部904によって算出された減価償却費を、ネットワーク110を介して、クライアント端末102に送信する。
これにより、たとえば、算出された減価償却費を、クライアント端末102を介して医療事務課の事務担当者などに報知することができ、報知された減価償却費に関する確認を促すことができるので、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
上述した検出部902、特定部903、算出部904、出力部905、判定部906、および計数部907は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205などの記録媒体に記録されたプログラムを、CPU201が実行することによって、またはI/F209によって、その機能を実現する。
(減価償却費算出処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる減価償却費算出装置101の減価償却費算出処理手順について説明する。図10は、この発明の実施の形態にかかる減価償却費算出装置101の減価償却費算出処理手順を示すフローチャートである。図10のフローチャートにおいて、まず、同時検査グループ設定処理を実行する(ステップS1001)。ステップS1001における同時検査グループ設定処理は、おもに医療事務課のクライアント端末102において受け付けた指示操作に応じて、減価償却費算出装置101において実行される。
つぎに、固定資産減価償却費算出処理を実行して(ステップS1002)、減価償却費算出処理手順における一連の処理を終了する。ステップS1002における固定資産減価償却費算出処理は、おもに医療事務課のクライアント端末102において受け付けた指示操作に応じて、減価償却費算出装置101において実行される。以下に、ステップS1001およびステップS1002における各処理について詳細に説明する。
なお、ステップS1001における同時検査グループ設定処理を実行する場合、クライアント端末102には、同時検査グループ一覧画面(図11参照)、固定資産マスタ一覧画面(図12参照)、検査名一覧/同時検査設定画面(図13参照)などの各種画面が表示される。以下に、同時検査グループ設定処理に際して、クライアント端末102に表示される各種画面例について説明する。
まず、同時検査グループ一覧画面について説明する。図11は、同時検査グループ一覧画面の一例を示す説明図である。図11に示す同時検査グループ一覧画面1100は、同時検査グループの一覧を要求する指示操作がおこなわれたクライアント端末102において表示される。
ここで、クライアント端末102において、同時検査グループの一覧を要求する指示操作がおこなわれた場合、減価償却費算出装置101に対して同時検査グループ一覧表示要求が送信される。
同時検査グループ一覧画面1100において、領域1101は、「同時検査グループID」、「同時検査グループ名称」、「固定資産コード」が互いに関連づけられた一覧表が表示される。領域1101には、図3に示した同時検査グループマスタ300から呼び出された情報が表示される。
また、同時検査グループ一覧画面1100において、領域1102には、同時検査グループIDを入力することが可能である。また、領域1103には、領域1102に入力された同時検査グループIDによって識別される同時検査グループの名称を入力することが可能である。領域1102および領域1103には、同時検査グループをあらたに設定する場合に情報が入力される。領域1102および領域1103に入力された情報は、登録ボタン1104をクリックすることで、同時検査グループマスタ300に新規登録することができる。
なお、領域1101に表示された情報は、図示しないカーソルを用いて指示した状態で選択ボタン1105あるいは削除ボタン1106を操作することによって、選択したり削除したりすることができる。選択ボタン1105は、たとえば、一度同時検査グループマスタ300に登録した情報を変更する場合に操作する。
つぎに、固定資産マスタ一覧画面について説明する。図12は、固定資産マスタ一覧画面の一例を示す説明図である。図12に示す固定資産マスタ一覧画面1200は、同時検査グループにグループ分けされた各検査で使用する固定資産を設定する際に、クライアント端末102に表示される。
固定資産マスタ一覧画面1200は、図11に示した同時検査グループ一覧画面1100における登録ボタン1104のクリックに応じて、固定資産マスタ400に格納されたデータに基づいた固定資産一覧データが減価償却費算出装置101から送信された場合に表示される。また、固定資産マスタ一覧画面1200は、クライアント端末102において受け付けた所定の操作に応じて、固定資産一覧データが減価償却費算出装置101から送信された場合にも表示される。
固定資産マスタ一覧画面1200において、領域1201には同時検査グループIDが表示され、当該同時検査グループIDに対応する同時検査グループ名称が領域1202に表示される。領域1203には、領域1201、1202に表示された情報によって特定される同時検査グループの検査で使用する固定資産コードが表示され、当該固定資産コードに対応する固定資産名称が領域1204に表示される。
領域1201、1202に入力された情報が、同時検査グループマスタ300においてすでに格納されている情報であれば、領域1201、1202に情報が入力された状態で検索ボタン1205がクリックされた場合に、領域1203、1204に表示される情報を検索することもできる。領域1201〜1204に表示された情報は、登録ボタン1206がクリックされた場合に、固定資産マスタ400に反映することができる。
つぎに、検査名一覧/同時検査設定画面について説明する。図13は、検査名一覧/同時検査設定画面の一例を示す説明図である。図13に示す検査名一覧/同時検査設定画面1300は、同時検査グループに属する診療行為を設定する際に、クライアント端末102に表示される。ここで、同時検査グループに属する診療行為とは、同一の固定資産を用いておこなうことができる診療行為であり、より詳細には、同一の固定資産を用いて同時におこなうことができる検査をともなう診療行為である。
検査名一覧/同時検査設定画面1300において、領域1301〜1304には、図12に示した固定資産マスタ一覧画面1200における領域1201〜1204と同じ情報が、それぞれ表示される。また、検査名一覧/同時検査設定画面1300において、領域1305には、上述した項目コードおよび項目名称がそれぞれ対応付けて表示されている。
領域1305において、各項目には、同一の同時検査グループに設定するか否かを設定するチェックボックスがそれぞれ対応付けて表示されている。チェックされたチェックボックス(図13では黒く塗りつぶされたチェックボックス)に該当する項目は、登録ボタン1306がクリックされた場合に、診療マスタ500に反映することができる。
なお、ステップS1002における固定資産減価償却費算出処理を実行する場合、クライアント端末102には、行為別原価計算実行登録画面(図14参照)が表示される。ここで、図14は、行為別原価計算実行登録画面の一例を示す説明図である。図14に示す行為別原価計算実行登録画面1400は、クライアント端末102において表示される。行為別原価計算実行登録画面1400においては、収益、経費、原価などの診療機関において実行される各種処理の月ごとの実行状況が、処理種別に表示される。
行為別原価計算実行登録画面1400において、領域1401には、「医事会計 医業収益算出処理」、「物流 物品薬品費算出処理」、「人事給与 人件費算出処理」、「固定資産 減価償却費算出処理」、「財務会計 医業外収益費用算出処理」の各処理種別ごとに、実行状況、各処理におけるエラー/警告の有無をあらわす情報が表示されている。
行為別原価計算実行登録画面1400において、領域1402には、処理種別ごとの実行状況を表示させる年月が表示される。領域1402に表示させる情報は、領域1403をクリックすることによって表示される図示しない選択項目の中から任意に選択することができる。
(同時検査グループ設定処理)
つぎに、図10のステップS1001に示した同時検査グループ設定処理について詳細に説明する。図15は、図10のステップS1001に示した同時検査グループ設定処理手順を示すフローチャートである。図15のフローチャートにおいて、まず、クライアント端末102から同時検査グループ一覧表示要求を受信するまで待機する(ステップS1501:No)。
ステップS1501において、同時検査グループ一覧表示要求を受信した場合(ステップS1501:Yes)には、同時検査グループマスタ300を読込み(ステップS1502)、ステップS1501:Yesにおいて受信した同時検査グループ一覧表示要求が初回の表示要求であるか否かを判断する(ステップS1503)。
ステップS1503において、初回の表示要求である場合(ステップS1503:Yes)には、クライアント端末102に、同時検査グループ一覧画面表示用のデータを送信して(ステップS1504)、一連の処理を終了する。
これにより、クライアント端末102には、図11に示した同時検査グループ一覧画面1100が表示される。同時検査グループを新規に登録する場合、たとえば、医療事務課の事務担当者などがクライアント端末102を操作して、新規に登録する同時検査グループに関する情報を入力し、登録ボタン1104をクリックする。
図示を省略するが、クライアント端末102において、同時検査グループ一覧画面1100が表示された状態で登録ボタン1104がクリックされた場合、クライアント端末102からは、上述した同時検査グループ一覧表示要求が送信される。すなわち、同時検査グループ設定処理が、ステップS1501から再度開始される。
一方、ステップS1503において、初回の表示要求ではない場合(ステップS1503:No)には、クライアント端末102から同時検査グループの新規登録データを受信したか否かを判断する(ステップS1505)。受信した場合(ステップS1505:Yes)には、受信された新規登録データに基づいて、同時検査グループマスタ300に同時検査グループを新規登録して(ステップS1506)、ステップS1507へ移行する。
ステップS1505において、同時検査グループの新規登録データを受信していない場合(ステップS1505:No)には、固定資産マスタ400を読込み(ステップS1507)、クライアント端末102に、固定資産マスタ一覧画面表示用のデータを送信する(ステップS1508)。
これにより、クライアント端末102には、図12に示した固定資産マスタ一覧画面1200が表示される。すでに登録されている固定資産コードを検索する場合、たとえば、医療事務課の事務担当者などがクライアント端末102を操作して、検索する固定資産コードを入力し、検索ボタン1205をクリックする。
図示を省略するが、クライアント端末102において、固定資産マスタ一覧画面1200が表示された状態で、検索ボタン1205がクリックされた場合、クライアント端末102からは、検索用の固定資産コードが送信される。
これに対し、固定資産コードを新規に登録する場合、たとえば、医療事務課の事務担当者などがクライアント端末102を操作して、新規に登録する固定資産コードを入力し、登録ボタン1206をクリックする。この場合、新規に登録する固定資産コードを識別する同時検査グループ名称などの情報を入力してもよい。
図示を省略するが、クライアント端末102において、固定資産マスタ一覧画面1200が表示された状態で登録ボタン1206がクリックされた場合、クライアント端末102からは、固定資産コードの新規登録データが送信される。
つづいて、固定資産コードを受信したか否かを判断し(ステップS1509)、受信していない場合(ステップS1509:No)には、固定資産コードの新規登録データを受信したか否かを判断する(ステップS1510)。受信していない場合(ステップS1510:No)には、一連の処理を終了する。
ステップS1510において、固定資産コードの新規登録データを受信した場合(ステップS1510:Yes)には、受信された固定資産コードを、図3に示した同時検査グループマスタ300に新規登録する(ステップS1511)。そして、固定資産コードが新規登録された固定資産マスタ400を読込み(ステップS1512)、クライアント端末102に、固定資産マスタ一覧画面表示用のデータを送信して(ステップS1513)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS1509において、検索用の固定資産コードを受信した場合(ステップS1509:Yes)には、図5に示した診療マスタ500を読込み(ステップS1514)、クライアント端末102に、検査名一覧/同時検査設定画面表示用のデータを送信する(ステップS1515)。
これにより、クライアント端末102には、図13に示した検査名一覧/同時検査設定画面1300が表示される。同時検査グループに属する診療行為を設定する場合、たとえば、医療事務課の事務担当者などがクライアント端末102を操作して、同時検査グループに属する診療行為をチェックし、登録ボタン1306をクリックする。
図示を省略するが、クライアント端末102において、検査名一覧/同時検査設定画面1300が表示された状態で登録ボタン1306がクリックされた場合、クライアント端末102からは、設定された内容をあらわす新規設定項目データが送信される。
つづいて、新規設定項目データを受信したか否かを判断し(ステップS1516)、受信していない場合(ステップS1516:No)には、一連の処理を終了する。ステップS1516においては、たとえば、ステップS1515において検査名一覧/同時検査設定画面表示用データを送信してから所定時間の間、新規設定項目データを受信したか否かを判断する。
ステップS1516において、新規設定項目データを受信した場合に(ステップS1516:Yes)には、受信された新規設定項目データに基づいて、図5に示した診療マスタ500にあらたな診療行為を含む同時検査グループを登録する(ステップS1517)。そして、あらたな診療行為を含む同時検査グループが登録された診療マスタ500を読込み(ステップS1518)、クライアント端末102に、あらたな検査名一覧/同時検査設定画面表示用のデータを送信して(ステップS1519)、一連の処理を終了する。
(固定資産減価償却費算出処理)
つぎに、図10のステップS1002に示した固定資産減価償却費算出処理について詳細に説明する。図16は、図10のステップS1002に示した固定資産減価償却費算出処理手順を示すフローチャートである。図16に示すフローチャートにおいて、まず、固定資産減価償却費の算出開始指示を受信するまで待機する(ステップS1601:No)。ここで、固定資産減価償却費の算出開始指示は、たとえば、医療事務課の事務担当者などがクライアント端末102を操作して、所定の入力操作をおこなった場合に、クライアント端末102から送信される。
ステップS1601において、固定資産減価償却費の算出開始指示を受信した場合(ステップS1601:Yes)には、固定資産明細データファイル600を1レコード分読込み(ステップS1602)、該当するレコードが存在するか否かを判断する(ステップS1603)。ステップS1603において、該当するレコードとは、固定資産明細データファイル600に記録された各固定資産明細データのうち、減価償却費の算出をおこなっていない固定資産明細データである。
ステップS1603において、該当するレコードが存在する場合(ステップS1603:Yes)には、固定資産コードを指定して、図5に示した診療マスタ500を読込み(ステップS1604)、ステップS1603:Yesにおいて該当すると判断されたレコードにおける固定資産コードが関連づけられた項目コードを抽出する。
つづいて、図7に示した診療明細データファイル700を、1レコード分読込み(ステップS1605)、該当するレコードが存在するか否かを判断する(ステップS1606)。ステップS1606において、該当するレコードとは、診療明細データファイル700に記録された情報のうち、ステップS1604において抽出された項目コードが関連づけられた診療明細データである。
ステップS1606において、該当するレコードが存在する場合(ステップS1606:Yes)には、該当するレコード(1レコード分の診療明細データ(以下、「該当する診療明細データ」という))に基づいて、該当する診療明細データにおける診療年月日が、前回診療年月日と一致するか否かを判断する(ステップS1607)。ここで、前回診療年月日とは、前回おこなわれたステップS1607における判断に用いられた診療明細データの診療年月日である。
ステップS1607において、前回診療年月日と一致しない場合(ステップS1607:No)には、ステップS1611へ移行する。前回診療年月日と一致する場合(ステップS1607:Yes)には、該当する診療明細データにおける患者IDが、前回患者IDと一致するか否かを判断する(ステップS1608)。ここで、前回患者IDとは、前回おこなわれたステップS1608における判断に用いられた診療明細データの患者IDである。
ステップS1608において、前回患者IDと一致しない場合(ステップS1608:No)には、ステップS1611へ移行する。前回患者IDと一致する場合(ステップS1608:Yes)には、図5に示した診療マスタ500に基づいて、該当する診療明細データにおける項目コードに、同時検査グループIDが設定されているか否かを判断する(ステップS1609)。
ステップS1609において、同時検査グループIDが設定されていない場合(ステップS1609:No)には、ステップS1611へ移行する。同時検査グループIDが設定されている場合(ステップS1609:Yes)には、該当する診療明細データにおける前回同時検査グループIDが、前回同時検査グループIDと一致するか否かを判断する(ステップS1610)。
ここで、前回同時検査グループIDとは、前回おこなわれたステップS1610における判断に用いられた診療明細データにおける項目コードに関連づけられた同時検査グループIDである。ステップS1610において、前回同時検査グループIDと一致しない場合(ステップS1610:No)には、ステップS1611へ移行する。
ステップS1611においては、図6に示した固定資産明細データファイル600において、該当する固定資産の使用回数カウントを1加算して(ステップS1611)、ステップS1612へ移行する。
ステップS1610において、前回同時検査グループIDと一致する場合(ステップS1610:Yes)には、該当する診療明細データにおける項目コードに関連づけられている同時検査グループIDを、あらたな前回同時検査グループIDとして退避する(ステップS1612)。
そして、該当する診療明細データにおける診療年月日を、あらたな前回診療年月日として退避する(ステップS1613)とともに、該当する診療明細データにおける患者IDを、あらたな前回患者IDとして退避して(ステップS1614)、ステップS1602へ戻る。
一方、ステップS1603において、該当するレコードが存在しない場合(ステップS1603:No)には、固定資産1回使用当たりの減価償却費を算出する(ステップS1615)。ステップS1615においては、固定資産の減価償却費を、図6に示した固定資産明細データファイル600における使用回数で除算することで、固定資産1回使用当たりの減価償却費を算出する。算出された固定資産1回使用当たりの減価償却費は、図6に示した固定資産明細データファイル600に記録される。
ここで、固定資産1回使用当たりの減価償却費を、たとえば、1月単位のように所定の期間ごとに算出する場合、ステップS1615においては、当該所定の期間に対して割り当てられた固定資産の減価償却費を、上述した使用回数で除算することで、所定の期間における固定資産1回使用当たりの減価償却費を算出する。
つづいて、固定資産明細データファイル600を1レコード分読込み(ステップS1616)、該当するレコードが存在するか否かを判断する(ステップS1617)。ステップS1617において、該当するレコードとは、固定資産明細データファイル600に記録された各固定資産明細データのうち、ステップS1615において算出された固定資産1回使用当たりの減価償却費に基づく減価償却費の算出をおこなっていない固定資産明細データである。
ステップS1617において、該当するレコードが存在しない場合(ステップS1617:No)には、一連の処理を終了する。該当するレコードが存在する場合(ステップS1617:Yes)には、存在すると判断されたレコードにおける固定資産コードを指定して、図5に示した診療マスタ500を読込み(ステップS1618)、該当するレコードが存在するか否かを判断する(ステップS1619)。
ステップS1619において、該当するレコードとは、診療マスタ500に記録された項目コードのうち、ステップS1617:Yesにおいて該当すると判断されたレコードにおける固定資産コードが関連づけられた項目コードである。ステップS1618においては、該当するレコードを、同時検査グループIDが関連づけられた項目コードごとに読込む。
ステップS1619において、該当するレコードが存在しない場合(ステップS1619:No)には、ステップS1616へ戻る。該当するレコードが存在する場合(ステップS1619:Yes)には、図7に示した診療明細データファイル700を読込み(ステップS1620)、該当するレコードが存在するか否かを判断する(ステップS1621)。ステップS1621においては、ステップS1619において存在すると判断されたレコードにおける項目コードが関連づけられた診療明細データが存在するか否かを判断する。
ステップS1621において、該当するレコードが存在しない場合(ステップS1621:No)には、ステップS1618へ戻る。該当するレコードが存在する場合(ステップS1621:Yes)には、行為別減価償却費の加算額を算出する(ステップS1622)。ここで、行為別に算出された行為別減価償却費の加算額を、図8に示した行為別減価計算データファイル800において該当する行為別減価償却費に加算して(ステップS1623)、ステップS1620へ戻る。
(具体的な算出例)
つぎに、図16に示した固定資産減価償却費算出処理を実行することによる具体的な算出例について、従来の算出方法と比較しながら説明する。
(従来の算出方法)
はじめに、従来の算出方法について、表1を参照して説明する。
Figure 0004774308
表1は、診療明細データファイルに記録されたデータの一部を示している。表1に示すように、「患者A」に対しては、「2005年4月1日」に、「検査A」、「検査B」、「検査C」、および「検査D」の4種類の検査がおこなわれており、「患者B」に対しては、「2005年4月1日」に、「検査A」、「検査B」の2種類の検査がおこなわれている。
「検査A」、「検査C」、「検査D」は、いずれも「KG001」という同時検査グループIDによって特定される同時検査グループに属する診療行為である。また、「検査A」、「検査C」、「検査D」は、「S001」という固定資産コードが割り当てられた医療機器(以下、「医療機器S001」という)を、1回使用しておこなう診療行為である。なお、ここでは、医療機器S001の減価償却費が「100万円」であるものとする。
上述したような従来の算出方法では、医療機器S001を用いた診療行為の回数は、医療機器S001の使用回数として計数される。このため、表1の例では、医療機器S001の使用回数は、患者Aに対して「3回」、患者Bに対して「1回」、合計で「4回」と計数される。
医療機器S001の減価償却費が100万円であるため、医療機器S001の1回使用当たりの減価償却費(上述した「医療機器1回使用当たりの減価償却費」に相当)は、100(万円)/4(回)=25(万円)であると算出される。
そして、医療機器S001を用いた4回の診療行為のうち、検査Aは2回おこなわれているため、検査Aにかかる医療機器S001の減価償却費(上述した「特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費」に相当)は、25(万円)×2(回)=50(万円)と算出される。
(本実施の形態の算出方法)
つぎに、本実施の形態の算出方法について表1を参照して説明する。以下に説明する算出方法を用いて算出される「特定診療行為ごとの医療機器1回使用当たりの減価償却費」、「医療機器1回使用当たりの減価償却費」、「患者ごとの特定診療行為1回当たりの減価償却費」、「特定診療行為1回当たりの減価償却費」、および「特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費」は、上述した図9に示した算出部904によって算出される。
本実施の形態の算出方法では、患者Aに対しておこなわれたA〜Dの検査のうち、「検査A」、「検査C」、「検査D」が同じ同時検査グループに属するため、患者Aに対しておこなわれた検査のために、医療機器S001を使用した回数は「1回」であると計数される。同様にして、患者Bに対しておこなわれた検査のために、医療機器S001を使用した回数は「1回」であると計数される。このため、医療機器S001の使用回数は、合計で「2回」と計数される。
医療機器S001の減価償却費が100万円であるため、医療機器S001の1回使用当たりの減価償却費(上述した「医療機器1回使用当たりの減価償却費」に相当)は、100(万円)/2(回)=50(万円)であると算出される。
ここで、患者Aに対しては、「検査A」、「検査C」、「検査D」の3種類の診療行為が医療機器S001を用いておこなわれているため、患者Aの場合の検査A1回当たりの減価償却費(上述した「患者ごとの特定診療行為1回当たりの減価償却費」に相当)は、50(万円)/3(回)=16.67(万円)であると算出される。
同様に、患者Bに対しては、「検査A」の1種類の診療行為が医療機器S001を用いておこなわれているため、患者Bに関する検査1回当たりの減価償却費(上述した「患者ごとの特定診療行為1回当たりの減価償却費」に相当)は、50(万円)/1(回)=50(万円)であると算出される。
これにより、本実施の形態では、検査Aにかかる医療機器S001の減価償却費(上述した「特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費」に相当)は、16.67(万円)+50(万円)=66.67(万円)と算出される。このように、本実施の形態の算出方法によれば、診療行為ごとの減価償却費を算出することもできる。
さらに、検査Aという診療行為1回当たりの減価償却費(上述した「特定診療行為1回当たりの減価償却費」に相当)は、66.67(万円)/2(回)=33.33(万円)であると算出される。
図17は、診療行為別収支分析画面の一例を示す説明図である。図17に示す診療行為別収支分析画面1700は、診療行為別収支分析画面1700を表示させる指示操作がおこなわれたクライアント端末102において表示される。クライアント端末102は、診療行為別収支分析画面1700を表示させる指示操作がおこなわれた場合、減価償却費算出装置101に対して、診療行為別収支分析画面表示用データの要求を送信し、要求に応じて送信された診療行為別収支分析画面表示用のデータに基づいて、診療行為別収支分析画面1700を表示する。
診療行為別収支分析画面1700において、領域1701には、「医事会計医業収益」、「物流物品・材料費」、「人事給与人件費」、「固定資産減価償却費」、「財務会計医業外収益」、および「財務会計医業外費用」の各項目の診療行為別収支額をあらわす棒グラフが表示される。領域1701において、「固定資産減価償却費」は、上述した図16に示した固定資産減価償却費算出処理によって算出された算出結果に基づいて表示される。
領域1702には、領域1701に表示させる診療行為別収支額の会計年月が、1月単位で表示される。領域1702に表示させる会計年月は、領域1703をクリックすることによって表示される図示しない選択項目の中から任意に選択することができる。領域1704には、診療行為別収支の表示対象となる同時検査グループ名が表示される。領域1704に表示させる同時検査グループ名は、領域1705をクリックすることによって表示される図示しない選択項目の中から任意に選択することができる。
領域1706には、領域1701に表示させる診療行為別収支の単位が表示される。領域1706に表示させる単位は、領域1707をクリックすることによって表示される図示しない選択項目の中から任意に選択することができる。領域1701に表示される棒グラフの長さは、領域1706に表示された単位に応じて異なる。
以上説明したように、この発明にかかる減価償却費算出プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、減価償却費算出装置、および減価償却費算出方法によれば、医療機関における収支分析に、医療機器の実際の使用回数に応じて正確に算出された医療機器1回使用当たりの減価償却費を用いることができ、医療機関における収支分析結果の信憑性の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した減価償却費算出方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)複数の診療行為の中から、任意の医療機器を用いておこなうことができる特定の診療行為(以下、「特定診療行為」という)を検出させる検出工程と、
前記検出工程によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を特定させる特定工程と、
前記医療機器の減価償却費と、前記特定工程によって特定された特定診療行為の数および患者の数と、に基づいて、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出させる算出工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする減価償却費算出プログラム。
(付記2)前記患者が、診断群分類に基づいた包括的支払方法にしたがって包括評価される診療行為(以下、「包括診療行為」という)がおこなわれた患者であるか否かを判定させる判定工程を、前記コンピュータに実行させ、
前記特定工程は、
前記判定工程によって判定された判定結果に基づいて、前記包括診療行為がおこなわれた前記患者の数を特定することを特徴とする付記1に記載の減価償却費算出プログラム。
(付記3)前記算出工程は、
前記医療機器の減価償却費と、前記特定工程によって特定された患者の数と、に基づいて、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費(以下、「回数別減価償却費」という)を算出し、当該回数別減価償却費を用いて前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出させることを特徴とする付記1に記載の減価償却費算出プログラム。
(付記4)前記特定工程によって特定された特定診療行為の数を前記患者ごとに計数させる計数工程を、前記コンピュータに実行させ、
前記算出工程は、
前記計数工程によって計数された特定診療行為の数と、前記回数別減価償却費と、に基づいて前記特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費を前記患者ごとに算出させることを特徴とする付記3に記載の減価償却費算出プログラム。
(付記5)前記算出工程は、
前記患者ごとに算出された前記特定診療行為1回当たりの減価償却費に基づいて、前記医療機器の減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出させることを特徴とする付記4に記載の減価償却費算出プログラム。
(付記6)前記特定工程は、
前記検出工程によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を、日別に特定させることを特徴とする付記1に記載の減価償却費算出プログラム。
(付記7)前記特定工程は、
前記検出工程によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を、所定の期間別に特定させることを特徴とする付記1に記載の減価償却費算出プログラム。
(付記8)前記算出工程によって算出された減価償却費を、操作者のクライアント端末において表示可能となるように出力させる出力工程を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の減価償却費算出プログラム。
(付記9)付記1〜8のいずれか一つに記載の減価償却費算出プログラムを記録した前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
(付記10)複数の診療行為の中から、任意の医療機器を用いておこなうことができる特定の診療行為(以下、「特定診療行為」という)を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を特定する特定手段と、
前記医療機器の減価償却費と、前記特定手段によって特定された特定診療行為の数および患者の数と、に基づいて、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出する算出手段と、
を備えることを特徴とする減価償却費算出装置。
(付記11)複数の診療行為の中から、任意の医療機器を用いておこなうことができる特定の診療行為(以下、「特定診療行為」という)を検出する検出工程と、
前記検出工程によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を特定する特定工程と、
前記医療機器の減価償却費と、前記特定工程によって特定された特定診療行為の数および患者の数と、に基づいて、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出する算出工程と、
を含んだことを特徴とする減価償却費算出方法。
以上のように、この発明にかかる減価償却費算出プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、減価償却費算出装置、および減価償却費算出方法は、医療機関向けの減価償却費の算出に有用である。
この発明の実施の形態にかかる減価償却費算出システムのシステム構成図である。 図1に示したコンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 同時検査グループマスタを示す説明図である。 固定資産マスタを示す説明図である。 診療マスタを示す説明図である。 固定資産明細データファイルを示す説明図である。 診療明細データファイルを示す説明図である。 行為別減価計算データファイルを示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる減価償却費算出装置の機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる減価償却費算出装置の減価償却費算出処理手順を示すフローチャートである。 同時検査グループ一覧画面の一例を示す説明図である。 固定資産マスタ一覧画面の一例を示す説明図である。 検査名一覧/同時検査設定画面の一例を示す説明図である。 行為別原価計算実行登録画面の一例を示す説明図である。 図10のステップS1001に示した同時検査グループ設定処理手順を示すフローチャートである。 図10のステップS1002に示した固定資産減価償却費算出処理手順を示すフローチャートである。 診療行為別収支分析画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
101 減価償却費算出装置
901 記憶部
902 検出部
903 特定部
904 算出部
905 出力部
906 判定部
907 計数部

Claims (5)

  1. コンピュータ
    複数の診療行為の中から、任意の医療機器を用いておこなうことができる特定診療行為を、前記特定診療行為の結果ごとに、当該特定診療行為がおこなわれた患者ごとに付与される患者IDを含むレコードが作成されるとともに、同一の医療機器を用いて同時に実施可能な特定診療行為ごとにグループ分けした複数種類の特定診療行為がまとまった同時診療グループごとに付与される同時診療グループIDが関連付けられ、さらに、項目コードが含まれる診療明細データファイルから検出する検出工程と、
    前記検出工程によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を特定するとともに、前記患者IDが同一のレコードから、前記同時診療グループIDが共通する複数のレコードを特定し、特定された複数のレコードにかかる特定診療行為の数をまとめて“1”としてカウントする特定工程と、
    前記診療明細データファイル、前記項目コードと、前記医療機器の固定資産コードと、前記同時診療グループIDとが対応付けられた診療マスタ、および、前記固定資産コードと、前記医療機器の減価償却費とが対応付けられた固定資産明細データファイルを用いて、前記医療機器の減価償却費と、前記特定工程によって特定された特定診療行為の数および患者の数と、に基づいて、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出する算出工程と、
    を実行させることを特徴とする減価償却費算出プログラム。
  2. 前記コンピュータ
    前記患者が、診断群分類に基づいた包括的支払方法にしたがって包括評価される包括診療行為がおこなわれた患者であるか否かを判定する判定工程を実行させ
    前記特定工程は、
    前記判定工程によって判定された判定結果に基づいて、前記包括診療行為がおこなわれた前記患者の数を特定することを特徴とする請求項1に記載の減価償却費算出プログラム。
  3. 前記算出工程は、
    前記医療機器の減価償却費と、前記特定工程によって特定された患者の数と、に基づいて、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を算出し、当該医療機器1回使用当たりの減価償却費を用いて前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出することを特徴とする請求項1に記載の減価償却費算出プログラム。
  4. 前記特定工程によって特定された特定診療行為の数を前記患者ごとに計数する計数工程を、前記コンピュータに実行させ、
    前記算出工程は、
    前記計数工程によって計数された特定診療行為の数と、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費と、に基づいて前記特定診療行為ごとの医療機器の減価償却費を前記患者ごとに算出することを特徴とする請求項3に記載の減価償却費算出プログラム。
  5. コンピュータが、
    複数の診療行為の中から、任意の医療機器を用いておこなうことができる特定診療行為を、前記特定診療行為の結果ごとに、当該特定診療行為がおこなわれた患者ごとに付与される患者IDを含むレコードが作成されるとともに、同一の医療機器を用いて同時に実施可能な特定診療行為ごとにグループ分けした複数種類の特定診療行為がまとまった同時診療グループごとに付与される同時診療グループIDが関連付けられ、さらに、項目コードが含まれる診療明細データファイルから検出する検出工程と、
    前記検出工程によって検出された特定診療行為の数および当該特定診療行為がおこなわれた患者の数を特定するとともに、前記患者IDが同一のレコードから、前記同時診療グループIDが共通する複数のレコードを特定し、特定された複数のレコードにかかる特定診療行為の数をまとめて“1”としてカウントする特定工程と、
    前記診療明細データファイル、前記項目コードと、前記医療機器の固定資産コードと、前記同時診療グループIDとが対応付けられた診療マスタ、および、前記固定資産コードと、前記医療機器の減価償却費とが対応付けられた固定資産明細データファイルを用いて、前記医療機器の減価償却費と、前記特定工程によって特定された特定診療行為の数および患者の数と、に基づいて、前記医療機器1回使用当たりの減価償却費を前記特定診療行為ごとに算出する算出工程と、
    を実行することを特徴とする減価償却費算出方法。
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