JP2015067768A - 硬質表面用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

硬質表面用液体洗浄剤組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】洗浄性、起泡性、すすぎ性を改善する。【解決手段】式(1)で表される非イオン性界面活性剤(a)および式(2)で表される非イオン性界面活性剤(b)を含む硬質表面用液体洗浄剤組成物である。R1O−(A1O)a−(A2O)b−[(EO)c/(PO)d]−H (1)R2O−(A3O)e−(A4O)f−[(EO)g/(PO)h]−H (2)式中、R1は炭素数8〜10のアルキル基、R2は炭素数12〜16のアルキル基、A1O,A2O,A3O,A4Oはオキシエチレン基またはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を表し、a=0〜5、b=0〜5、c=5〜30、d=1〜10、a+b≧1、e=0〜5、f=0〜5、g=5〜30、h=1〜10、e+f≧1である。【選択図】なし

Description

本発明は、硬質表面用液体洗浄剤組成物に関する。より詳細には、例えば、洗面台、浴室、浴槽、タイル等の陶器といった硬質表面の洗浄に好適に用いることができる液体洗浄剤組成物に関する。
浴室や浴槽等の汚れは他の住居汚れとはその汚れ成分が異なり、金属石鹸、特に脂肪酸のカルシウム塩によるものが主体である。従来、このような湯垢汚れを除去する浴室用洗浄剤として、酸性物質としてのヒドロキシカルボン酸、界面活性剤及び水溶性溶剤を含有する酸性洗浄剤が知られている(特開昭52−77111号公報)。しかしながら、従来のこのような酸性洗浄剤は、浴室床等の耐酸性に劣る材質に損傷を与えるおそれがあるという欠点がある。
これに対し、中性領域で洗浄効果を持つ洗浄剤の開発が行われ、特開昭53−35710号公報(アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、グリコールエーテル系溶剤、及びクエン酸等の金属イオン封鎖剤を組み合わせた浴室用洗浄剤)、特開昭61−283696号公報(カチオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を組み合わせた中性洗剤)、特開昭61−283697号公報(カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及び水溶性溶剤を組み合わせた浴室用洗浄剤)、特開平1−221497号公報(カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、アミノカルボン酸、及び溶剤を組み合わせた浴室用洗浄剤)、特開平11−1696号公報(非イオン性界面活性剤、ベタイン系界面活性剤、及び含硫黄カルボン酸化合物を組み合わせた液体洗浄剤)、特開平11−335700号公報(ポリオキシアルキレン基を有するアニオン性又は非イオン性界面活性剤、脂肪酸又はその塩、溶剤、及び金属イオン封鎖剤を組み合わせた浴室用洗浄剤)、特開2003−183698号公報(界面活性剤、キレート剤、高分子化合物、溶剤、及び香料を組み合わせた浴室用洗浄剤)等が開示されている。
また、アルカリ領域で洗浄効果を持つ洗浄剤の開発も行われ、特開2012−82407号公報(水溶性ケイ酸塩、炭素数8〜18の脂肪酸又はそのアルカリ金属塩、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、及び特定の溶剤を組み合わせたアルカリ系浴室用液体洗浄剤組成物)等が開示されている。
しかしながら、上記各公報に開示された洗浄剤は、複合汚れの洗浄力と泡質、すすぎ性を同時に満足するものではないという課題があり、洗浄力、泡質及びすすぎ性のいずれにも優れた洗浄剤組成物が望まれている。
特開昭52−77111号公報 特開昭53−35710号公報 特開昭61−283696号公報 特開昭61−283697号公報 特開平1−221497号公報 特開平11−1696号公報 特開平11−335700号公報 特開2003−183698号公報 特開2012−82407号公報
本発明は、以上の点に鑑み、優れた洗浄力と泡立ちを有し、しかも泡切れがよく、それに伴ってすすぎ性が改善された硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討していく中で、特定の非イオン性界面活性剤を組み合わせることにより、優れた洗浄力と泡立ち性を有し、かつ泡切れ性にも優れた硬質表面用液体洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る硬質表面用液体洗浄剤組成物は、下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤(a)および下記一般式(2)で表される非イオン性界面活性剤(b)を含むものである。
O−(AO)−(AO)−[(EO)/(PO)]−H (1)
式(1)中、Rは炭素数8〜10の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、AOおよびAOはそれぞれオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表し、AOとAOは同一ではなく、EOはオキシエチレン基を表し、POはオキシプロピレン基を表す。a、b、cおよびdは、それぞれAO、AO、EOまたはPOの平均付加モル数を表し、aは0〜5の数を、bは0〜5の数を、cは5〜30の数を、dは1〜10の数をそれぞれ示し、a+bは1以上である。また、[(EO)/(PO)]はEOとPOの付加形態がランダム付加であることを意味する。
O−(AO)−(AO)−[(EO)/(PO)]−H (2)
式(2)中、Rは炭素数12〜16の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、AOおよびAOはそれぞれオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表し、AOとAOは同一ではなく、EOはオキシエチレン基を表し、POはオキシプロピレン基を表す。e、f、gおよびhは、それぞれAO、AO、EOまたはPOの平均付加モル数を表し、eは0〜5の数を、fは0〜5の数を、gは5〜30の数を、hは1〜10の数をそれぞれ示し、e+fは1以上である。また、[(EO)/(PO)]はEOとPOの付加形態がランダム付加であることを意味する。
本発明によれば、洗浄性、起泡性及びすすぎ性に優れた硬質洗浄用液体洗浄剤組成物が得られる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
<非イオン性界面活性剤(a)>
本実施形態に係る液体洗浄剤組成物には、下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤(a)が配合される。
O−(AO)−(AO)−[(EO)/(PO)]−H (1)
式(1)中、Rは、炭素数8〜10のアルキル基であり、直鎖でも分岐鎖でもよい。Rの炭素数が8〜10であることにより、すすぎ性に優れる。なお、非イオン性界面活性剤(a)は、Rの炭素数が単一の化合物であってもよく、炭素数が異なるものの混合物であってもよい。
式(1)中、AOおよびAOは、それぞれオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表すが、AOとAOは同一ではない。従って、AOとAOは、一方がオキシエチレン基であり、他方がオキシプロピレン基である。また、式(1)中、EOはオキシエチレン基を示し、POはオキシプロピレン基を示す。AOとAOの付加形態はブロック付加であり、[(EO)/(PO)]におけるEOとPOの付加形態はランダム付加である。RO−に対し、まず(AO)が付加し、次いで(AO)が付加し、その後EOとPOがランダム付加した形態を有することにより、洗浄性と起泡性を有し、かつ優れたすすぎ性を付与することができる。
式(1)中、aはAOの平均付加モル数、bはAOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜5の数であり、かつa+bは1以上である。aおよびbは、洗浄性と起泡性の点から好ましくはそれぞれ1〜5の数である。また、a+bは4〜10であることが好ましい。
式(1)中、cはEOの平均付加モル数を示し、dはPOの平均付加モル数を示す。cは5〜30の範囲であり、この範囲内に設定することにより、水への溶解性が高く製品安定性に優れるため、液体洗浄剤として好適に使用できる。cはより好ましくは8〜20の範囲であり、更に好ましくは8〜15の範囲である。dは1〜10の範囲であり、この範囲に設定することにより泡切れに優れ、すすぎ性に優れる。dは好ましくは2〜6の範囲であり、より好ましくは2〜4の範囲である。
非イオン性界面活性剤(a)の製造方法は特に限定されず、公知のポリオキシアルキレンアルキルエーテルの合成方法を利用して製造することができ、例えば、直鎖または分岐のアルコールに、アルカリ触媒または酸触媒を加えて、(1)80〜150℃でエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの一方を反応させ、続いて、(2)80〜150℃でエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの他方を反応させ、続いて、(3)80〜150℃でエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの混合物を反応させることにより得られる。上記工程(2)は省略してもよい。
<非イオン性界面活性剤(b)>
本実施形態に係る液体洗浄剤組成物には、下記一般式(2)で表される非イオン性界面活性剤(b)が配合される。このように、本実施形態では、非イオン性界面活性剤として、2種類の特定のポリオキシアルキレンアルキルエーテルを組み合わせる。
O−(AO)−(AO)−[(EO)/(PO)]−H (2)
式(2)中、Rは、炭素数12〜16のアルキル基であり、直鎖でも分岐鎖でもよい。Rの炭素数が12〜16であることにより、洗浄性と起泡性に優れる。なお、非イオン性界面活性剤(b)は、Rの炭素数が単一の化合物であってもよく、炭素数が異なるものの混合物であってもよい。
式(2)中、AOおよびAOは、それぞれオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表すが、AOとAOは同一ではない。従って、AOとAOは、一方がオキシエチレン基であり、他方がオキシプロピレン基である。また、式(2)中、EOはオキシエチレン基を示し、POはオキシプロピレン基を示す。AOとAOの付加形態はブロック付加であり、[(EO)/(PO)]におけるEOとPOの付加形態はランダム付加である。RO−に対し、まず(AO)が付加し、次いで(AO)が付加し、その後EOとPOがランダム付加した形態を有することにより、優れた洗浄性と起泡性を付与することができる。
式(2)中、eはAOの平均付加モル数、fはAOの平均付加モル数を示し、それぞれ0〜5の数であり、かつe+f≧1である。起泡性とすすぎ性の点から、好ましくはAOがオキシエチレン基で、eが1〜5の数(より好ましくは2〜5の数)であり、かつfが0の数である。
式(2)中、gはEOの平均付加モル数を示し、hはPOの平均付加モル数を示す。gは5〜30の範囲であり、この範囲内に設定することにより、水への溶解性が高く製品安定性に優れるため、液体洗浄剤として好適に使用できる。gはより好ましくは8〜20の範囲である。hは1〜10の範囲であり、この範囲に設定することによりすすぎ性を付与することができる。hは好ましくは2〜6の範囲である。
非イオン性界面活性剤(b)の製造方法は特に限定されず、公知のポリオキシアルキレンアルキルエーテルの合成方法を利用して製造することができ、例えば、直鎖または分岐のアルコールに、アルカリ触媒または酸触媒を加えて、(1)80〜150℃でエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの一方を反応させ、続いて、(2)80〜150℃でエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの他方を反応させ、続いて、(3)80〜150℃でプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの混合物を反応させることにより得られる。上記工程(2)は省略してもよい。
<硬質表面用液体洗浄剤組成物>
本実施形態に関わる硬質表面用液体洗浄剤組成物において、上記非イオン性界面活性剤(a)と(b)の配合比は、質量比で(a)/(b)=1/9〜9/1であることが好ましく、(a)/(b)=1/4〜4/1であることがより好ましく、(a)/(b)=2/1〜1/2がさらに好ましい。このような配合比に設定することにより、洗浄力、起泡性およびすすぎ性がより優れる。
本実施形態に係る硬質表面用液体洗浄剤組成物において、上記(a)および(b)の含有量は特に限定されないが、これら2成分(a)および(b)の合計で、1〜20質量%含有することが好ましい。このような範囲内とすることにより、洗浄性と起泡性をより高めることができる。該含有量は、より好ましくは2〜10質量%である。
<両性界面活性剤(c)>
本実施形態に関わる硬質表面用液体洗浄剤組成物は、更に両性界面活性剤(c)を含有しても良い。両性界面活性剤(c)を加えることにより、擦り洗い時の泡持ち(泡の持続)が向上する。両性界面活性剤(c)の含有量は特に限定されず、例えば、0.1〜10質量%であってもよく、0.2〜3質量%であってもよい。また、両性界面活性剤(c)の含有量は、上記非イオン性界面活性剤(a)および(b)の合計含有量よりも少ないことが好ましく、また、(a)および(b)の各含有量よりも少ないことが好ましい。
両性界面活性剤(c)としては、例えば、ラウリルジメチルベタイン等のアルキルベタイン、ヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン等のアルキルアミドベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、イミダゾリニウムベタインなどのベタイン型両性界面活性剤の他、ラウリルジメチルアミンオキシド等のアルキルアミンオキシド、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等のアルキルアミノ脂肪酸塩などが挙げられ、これらは、いずれか1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。
<その他の成分>
本実施形態に係る硬質表面用液体洗浄剤組成物には、その基剤成分として水が使用される。即ち、本実施形態の液体洗浄組成物において、上記(a)および(b)の2成分、任意成分である両性界面活性剤(c)並びに、必要に応じて添加される他の配合成分を除く残部は、通常は水である。
本実施形態に係る液体洗浄剤組成物には、その他、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、溶剤、キレート剤、ビルダー、脂肪酸塩、pH調整剤、香料、色素、粘度調整剤、表面改質剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防かび剤などの添加剤を配合してもよい。pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミンなどのアルカリ剤や、塩酸や硫酸などの無機酸、パラトルエンスルホン酸、メタキシレンスルホン酸、安息香酸などが挙げられる。
本実施形態に係る液体洗浄剤組成物のpHは特に限定されないが、25℃におけるpHが5〜9であることが好ましく、より好ましくは6〜8である。
本実施形態に係る液体洗浄剤組成物は、脂肪酸カルシウム塩などの金属石鹸を主体とする汚れに対して優れた洗浄力と泡立ちを有し、しかも泡切れがよくてすすぎ性に優れる。そのため、本実施形態に係る液体洗浄剤組成物は、洗面台、浴室、浴槽、便器などを洗浄するための浴室用洗浄剤をはじめとして、各種硬質表面を洗浄するための硬質表面用洗浄剤として好適に用いることができる。
本実施形態に係る液体洗浄剤組成物を用いた洗浄方法は、特に限定されず、例えば浴室用として使用する場合、スポンジなどに該組成物を含浸させて、浴室や浴槽内の被洗浄面を擦り洗いした後、あるいはまたは、被洗浄面に該組成物をスプレーし、スポンジなどを用いて擦り洗いするか又は擦り洗いせずに放置した後、水ですすげばよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
下記表1および表2に示す配合(質量%)に従い、各成分を混合して液体洗浄剤組成物を得た。得られた液体洗浄剤組成物のpHはいずれも6.5〜7.5であった。ここでpHの測定は、25℃に調温し、ガラス電極式pHメーター(株式会社堀場製作所製「pH METER F−22」)を用いて行った。表1および表2中の各成分の詳細は以下の通りである。
・a−1(非イオン性界面活性剤):
C8アルコール(商品名:オクタノール、KHネオケム社製)1モルに、エチレンオキサイド1モル及びプロピレンオキサイド4モルを順次付加し、次いでエチレンオキサイド15モルとプロピレンオキサイド2モルをランダム付加させた、上記式(1)で表される化合物(式(1)中、R:炭素数8のアルキル基、AO:オキシエチレン基、AO:オキシプロピレン基、a=1、b=4、c=15、d=2)。
・ a−2(非イオン性界面活性剤):
C8アルコール(商品名:オクタノール、KHネオケム社製)1モルに、プロピレンオキサイド5モル及びエチレンオキサイド3モルを順次付加し、次いでエチレンオキサイド20モルとプロピレンオキサイド3モルをランダム付加させた、上記式(1)で表される化合物(式(1)中、R:炭素数8のアルキル基、AO:オキシプロピレン基、AO:オキシエチレン基、a=5、b=3、c=20、d=3)。
・ a−3(非イオン性界面活性剤):
C10アルコール(商品名:デカノール、KHネオケム社製)1モルに、プロピレンオキサイド2モル及びエチレンオキサイド4モルを順次付加し、次いでエチレンオキサイド8モルとプロピレンオキサイド3モルをランダム付加させた、上記式(1)で表される化合物(式(1)中、R:炭素数10のアルキル基、AO:オキシプロピレン基、AO:オキシエチレン基、a=2、b=4、c=8、d=3)。
・a−4(非イオン性界面活性剤):
C10アルコール(商品名:コノール1098、新日本理化社製)1モルに、プロピレンオキサイド1モルを付加し、次いでエチレンオキサイド15モルとプロピレンオキサイド6モルをランダム付加させた、上記式(1)で表される化合物(式(1)中、R:炭素数10のアルキル基、AO:オキシプロピレン基、a=1、b=0、c=15、d=6)。
・b−1(非イオン性界面活性剤):
C12〜16アルコール(商品名:カルコール2473、花王社製)1モルに、エチレンオキサイド5モルを付加し、次いでエチレンオキサイド8モルとプロピレンオキサイド5モルをランダム付加させた、上記式(2)で表される化合物(式(2)中、R:炭素数12〜16のアルキル基、AO:オキシエチレン基、e=5、f=0、g=8、h=5)。
・b−2(非イオン性界面活性剤):
C12〜16アルコール(商品名:カルコール2473、花王社製)1モルに、エチレンオキサイド3モル及びプロピレンオキサイド1モルを順次付加し、次いでエチレンオキサイド18モルとプロピレンオキサイド3モルをランダム付加させた、上記式(2)で表される化合物(式(2)中、R:炭素12〜16のアルキル基、AO:オキシエチレン基、AO:オキシプロピレン基、e=3、f=1、g=18、h=3)。
・b−3(非イオン性界面活性剤):
C13アルコール(商品名:トリデカノール、KHネオケム社製)1モルに、エチレンオキサイド3モルを付加し、次いでエチレンオキサイド20モルとプロピレンオキサイド3モルをランダム付加させた、上記式(2)で表される化合物(式(2)中、R:炭素数13のアルキル基、AO:オキシエチレン基、e=3、f=0、g=20、h=3)。
・b−4(非イオン性界面活性剤):
C13アルコール(商品名:トリデカノール、KHネオケム社製)1モルに、プロピレンオキサイド2モル及びエチレンオキサイド4モルを順次付加し、次いでエチレンオキサイド15モルとプロピレンオキサイド2モルをランダム付加させた、上記式(2)で表される化合物(式(2)中、R:炭素数13のアルキル基、AO:オキシプロピレン基、AO:オキシエチレン基、e=2、f=4、g=15、h=2)。
・a’−1(非イオン性界面活性剤):
C8アルコール(商品名:オクタノール、KHネオケム社製)1モルに、エチレンオキサイド10モルを付加した化合物。
・a’−2(非イオン性界面活性剤):
C10アルコール(商品名:デカノール、KHネオケム社製)1モルに、エチレンオキサイド10モルとプロピレンオキサイド3モルをランダム付加した化合物。
・a’−3(非イオン性界面活性剤):
C10アルコール(商品名:デカノール、KHネオケム社製)1モルに、プロピレンオキサイド8モル及びエチレンオキサイド4モルを順次付加し、次いでエチレンオキサイド20モルとプロピレンオキサイド3モルをランダム付加した化合物。
・a’−4(非イオン性界面活性剤):
C10アルコール(商品名:デカノール、KHネオケム社製)1モルに、プロピレンオキサイド2モル及びエチレンオキサイド4モルを順次付加し、次いでエチレンオキサイド20モルとプロピレンオキサイド15モルをランダム付加した化合物。
・b’−1(非イオン性界面活性剤):
C12〜16アルコール(商品名:カルコール2473、花王社製)1モルに、エチレンオキサイド13モルとプロピレンオキサイド4モルをランダム付加した化合物。
・b’−2(非イオン性界面活性剤):
C12〜16アルコール(商品名:カルコール2473、花王社製)1モルに、エチレンオキサイド10モルを付加し、次いでエチレンオキサイド8モルとプロピレンオキサイド5モルをランダム付加した化合物。
・c−1(両性界面活性剤):ヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン
得られた洗浄剤組成物について、洗浄性、起泡性、及びすすぎ性を下記の方法で評価した。また、実施例については泡持ち性についても下記の方法で評価した。結果を表1および表2に示す。
[1]洗浄性(湯垢汚れに対する洗浄力試験)
擦った程度では容易に除去できない湯垢汚れが付着したポリプロピレン製の風呂桶(実家庭で2週間使用品)を、液体洗浄剤組成物(原液)を10mL含浸させたウレタン製のスポンジにて10g/cm の荷重をかけながら約5回往復してこすり、汚れの除去状態を下記の基準で視覚判定した。判定基準は次の通りである。
◎:汚れ落ちが非常に良好
○:汚れ落ちが良好
×:明らかに汚れが残る
[2]起泡性(泡立ち性試験)
FRP製の浴槽内(95×80×70cm)に、洗浄剤組成物10mLをスプレーし、ウレタン製スポンジを用いて、約10g/cmの荷重をかけながら浴槽の内側全面を円を描くように擦った際の泡の状態を下記の評価基準で視覚評価した。
◎:泡立ちが非常に良好
○:泡立ちが良好
×:若干泡立つ程度
[3]すすぎ性
上記泡立ち性評価方法により泡を立てた後、シャワーを用いて水道水(温度25℃、流量10L/分)で濯ぎを開始し、泡が完全に消失し、濯ぎが終了するまでの時間を測定した。
◎:濯ぎ時間が30秒以上70秒未満
○:濯ぎ時間が70秒以上110秒未満
×:濯ぎ時間が110秒以上
[4]泡持ち性
FRP製の浴槽内(95×80×70cm)に、洗浄剤組成物10mLをスプレーし、ウレタン製スポンジを用いて、約10g/cmの荷重をかけながら浴槽の内側全面を円を描くように1分間擦った際の泡の量を下記の評価基準で視覚評価した。
◎:泡が十分に残っている
○:泡が残っている
×:泡がほとんど残っていない
Figure 2015067768
Figure 2015067768
結果は、表1および表2に示す通りであり、上記(a)及び(b)を含有する実施例1〜9の洗浄剤組成物であると、湯垢汚れに対する洗浄力、泡立ち性、すすぎ性のいずれについても優れた性能を有していた。
これに対し、比較例1および2では、上記非イオン性界面活性剤(b)を含有していないため、洗浄性および泡立ち性に劣っていた。比較例3および4では、上記非イオン性界面活性剤(a)を含有していないため、すすぎ性に劣っていた。比較例5では、非イオン性界面活性剤(b)の代わりに、POとEOのランダム付加のみの非イオン性界面活性剤を用いたため、すすぎ性に劣っていた。比較例6では、非イオン界面活性剤(b)の代わりに、C12〜16アルコールに過剰のEOが付加し、次いでPOとEOのランダム付加した非イオン性界面活性剤を用いたため、洗浄性、泡立ち性およびすすぎ性に劣っていた。比較例7、8では非イオン性界面活性剤(a)の代わりに、ポリオキシエチレン2−エチルヘキシルエーテルまたはポリオキシエチレン2−エチルヘキシルエーテルとPOとEOのランダム付加のみの非イオン性界面活性剤を用いたため、洗浄性および泡立ち性に劣っていた。比較例9では、AOとして過剰のPOが付加し、また、比較例10では、ランダム付加部分に過剰のPOが付加している非イオン性界面活性剤を用いたため、起泡力およびすすぎ性に劣っていた。
本発明に係る液体洗浄剤組成物は、例えば、洗面台、浴室、浴槽、タイル等の陶器といった硬質表面の洗浄剤として用いることができる。
すなわち、本発明に係る硬質表面用液体洗浄剤組成物は、下記一般式(1)で表されるものであって、アルコールにエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイドの少なくとも一種をそれぞれ単独でブロック付加した後、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドをランダム付加して得られる非イオン性界面活性剤(a)および下記一般式(2)で表されるものであって、アルコールにエチレンオキサイドの単独又はエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドをこの順でブロック付加した後、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドをランダム付加して得られる非イオン性界面活性剤(b)を含むものである。
1O−(A1O)a−(A2O)b−[(EO)c/(PO)d]−H (1)
式(1)中、R1は炭素数8〜10の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、A1OおよびA2Oはそれぞれオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表し、A1OとA2Oは同一ではなく、EOはオキシエチレン基を表し、POはオキシプロピレン基を表す。a、b、cおよびdは、それぞれA1O、A2O、EOまたはPOの平均付加モル数を表し、aは0〜5の数を、bは0〜5の数を、cは5〜30の数を、dは1〜10の数をそれぞれ示し、a+bは以上である。また、[(EO)c/(PO)d]はEOとPOの付加形態がランダム付加であることを意味する。
2O−(A3O)e−(A4O)f−[(EO)g/(PO)h]−H (2)
式(2)中、R2は炭素数12〜16の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、A3はオキシエチレン基を表し、4オキシプロピレン基を表しEOはオキシエチレン基を表し、POはオキシプロピレン基を表す。e、f、gおよびhは、それぞれA3O、A4O、EOまたはPOの平均付加モル数を表し、eは〜5の数を、fは0〜5の数を、gは5〜30の数を、hは1〜10の数をそれぞれ示し、e+fは以上である。また、[(EO)g/(PO)h]はEOとPOの付加形態がランダム付加であることを意味する。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例3及び9は参考例である。

Claims (2)

  1. 下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤(a)および下記一般式(2)で表される非イオン性界面活性剤(b)を含む硬質表面用液体洗浄剤組成物。
    O−(AO)−(AO)−[(EO)/(PO)]−H (1)
    (式(1)中、Rは炭素数8〜10の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、AOおよびAOはそれぞれオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表し、AOとAOは同一ではなく、EOはオキシエチレン基を表し、POはオキシプロピレン基を表す。a、b、cおよびdは、それぞれAO、AO、EOまたはPOの平均付加モル数を表し、aは0〜5の数を、bは0〜5の数を、cは5〜30の数を、dは1〜10の数をそれぞれ示し、a+bは1以上である。また、[(EO)/(PO)]はEOとPOの付加形態がランダム付加であることを意味する。)
    O−(AO)−(AO)−[(EO)/(PO)]−H (2)
    (式(2)中、Rは炭素数12〜16の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、AOおよびAOはそれぞれオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表し、AOとAOは同一ではなく、EOはオキシエチレン基を表し、POはオキシプロピレン基を表す。e、f、gおよびhは、それぞれAO、AO、EOまたはPOの平均付加モル数を表し、eは0〜5の数を、fは0〜5の数を、gは5〜30の数を、hは1〜10の数をそれぞれ示し、e+fは1以上である。また、[(EO)/(PO)]はEOとPOの付加形態がランダム付加であることを意味する。)
  2. 前記非イオン性界面活性剤(a)と前記非イオン性界面活性剤(b)の配合比が、質量比で(a)/(b)=1/9〜9/1である請求項1に記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物。
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