JP2015067311A - 家庭用薄葉紙収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】取出しが容易で内容量を確認しやすく、かつ、家庭用薄葉紙の香りを長持ちさせることができる家庭用薄葉紙収納箱を提供する。
【解決手段】上面部2、底面部3、一対の側面部4及び一対の妻面部5により区画された箱体100により構成され、当該箱体100の内部空間に家庭用薄葉紙Tを幅方向に二つ折りした状態で収納して上面部2に設けられたスリット6aから当該家庭用薄葉紙Tを取出し可能な家庭用薄葉紙収納箱1において、上面部2を、内部空間内を視認なフィルム体6により構成し、フィルム体6には、香料が含有されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用薄葉紙収納箱に関する。
積層されたティシューペーパー等の家庭用薄葉紙を幅方向に二つ折りした状態で内部に収納し、上面部に設けられた開口部から収納された家庭用薄葉紙を取出して使用する家庭用薄葉紙収納箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、家庭用薄葉紙収納箱の内面のうち、長手方向の片側端面における内面中央に、フィルムに芳香剤液を吸収保持した不織布を積層した構造の芳香剤除放シートを貼り付けることにより、収納された家庭用薄葉紙に対して香りを付けることが知られている(例えば、特許文献2参照)。
このため、特許文献1に記載された家庭用薄葉紙収納箱において、開口部に内側から貼着されたフィルムに香料を含有させ、当該フィルムから収納された家庭用薄葉紙に対して香り放散させることにより、収納された家庭用薄葉紙に対して香りを付けることが可能になる。
特開2004−217296号公報 特開2007−254005号公報
しかしながら、家庭用薄葉紙を幅方向に二つ折りした状態で内部に収納する構造の家庭用薄葉紙収納箱では、家庭用薄葉紙収納箱の形状が略立方体になり、家庭用薄葉紙収納箱の上面部に形成される取出し口のスリットも短くなり、当該上面部の内側に設けられるフィルムの面積も小さくなってしまう。
当該フィルム面積が小さいとフィルムに含有される香料の量も少なくなり、スリット断面及びフィルム表面から放散される香りが弱く、持続性も低下するため、家庭用薄葉紙を使用していくうちに、家庭用薄葉紙の香りが弱くなってしまうという問題があった。
また、家庭用薄葉紙を幅方向に二つ折りした状態で内部に収納する構造の場合、家庭用薄葉紙を幅方向に二つ折りしない状態で内部に収納する構造のものに比べて、家庭用薄葉紙収納箱の上面部の面積が小さく、且つ取出し口の面積も小さくなるため、家庭用薄葉紙の取出し方向は、上方に限定されてしまう。例えば、斜め上方や横方向に家庭用薄葉紙を引っ張った場合には、家庭用薄葉紙収納箱が倒れてしまう。
さらに、上記した取出し口の面積が小さくなることにより、収納されている家庭用薄葉紙の残量(内容量)を確認することが困難であった。
本発明の課題は、取出しが容易で内容量を確認しやすく、かつ、家庭用薄葉紙の香りを長持ちさせることができる家庭用薄葉紙収納箱を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
上面部、底面部、一対の側面部及び一対の妻面部により区画された箱体により構成され、当該箱体の内部空間に家庭用薄葉紙を幅方向に二つ折りした状態で収納して前記上面部に設けられたスリットから当該家庭用薄葉紙を取出し可能な家庭用薄葉紙収納箱において、
前記上面部を、前記内部空間内を視認なフィルム体により構成し、
前記フィルム体には、香料が含有されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納箱において、前記フィルム体は、前記香料を含有する層を高気密性層と低気密性層とで挟み込んだ構造であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の家庭用薄葉紙収納箱において、前記低気密性層を内部空間側にした構造であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の家庭用薄葉紙収納箱において、前記フィルム体は、前記一対の側面部及び一対の妻面部の上端から各々立設する立設部を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の家庭用薄葉紙収納箱において、前記フィルム体を覆う開閉自在な蓋部を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、香料を含有するフィルム体により、ティシューカートンの上面部を構成することにより、取出しが容易で内容量を確認しやすく、かつ、家庭用薄葉紙の香りを長持ちさせることができる。
請求項2記載の発明によれば、フィルム体を香料を含有する層を高気密性層と低気密性層とで挟み込んだ構造にすることにより、香りの放散方向を制御することができる。
請求項3記載の発明によれば、低気密性層を内部空間側にしたことにより、家庭用薄葉紙収納箱内部に香りを放散させることができる。
請求項4記載の発明によれば、フィルム体に、一対の側面部及び一対の妻面部の上端から各々立設する立設部を備えることにより、フィルム体の面積をより広くすることができ、取出しが容易で内容量を確認しやすく、かつ、家庭用薄葉紙の香りを長持ちさせることができる。
請求項5記載の発明によれば、フィルム体を覆う開閉自在な蓋部を有することにより、キャノピー型のフィルム体の変形等を防止することができる。
本実施形態に係るティシューカートンの一例を示す斜視図である。 ティシューカートンの箱体を展開した裏面の展開図である。 本実施形態に係るティシューカートンの一例を示す分解斜視図である。 本実施形態に係るティシューカートンの組み立て後の一例を示す斜視図である。 ティシューカートンの上面部の裏面に貼着されたフィルムの構造を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態である家庭用薄葉紙収納箱を詳細に説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(実施形態)
本実施形態に係る家庭用薄葉紙収納箱であるティシューカートン1は、図1〜図4に示すように、上面部2、底面部3、一対の側面部4、4、及び一対の妻面部5、5により区画された箱体100と、上面部2を覆う蓋部7と、により構成されている。このティシューカートン1は、図2に示す紙基材であるカートンブランク1aとフィルム体6を折り曲げることにより形成されるものである。このティシューカートン1の内部空間には、積層された家庭用薄葉紙を幅方向に二つ折りした状態のティシューペーパーTが収納されている。
ここで、「箱体」とは、ティシューペーパーTを収納し得る内部空間が形成される形状のものであり、例えば、直方体状、立方体状等の六面体状のものを挙げることができる。例えば、図1は、ティシューカートン1を略立方体状に構成した例である。
図1に示すティシューカートン1では、上面部2と底面部3、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5がそれぞれ対向するように平行に配置される。なお、これらの形状において、二つの面の稜線部分を面取りしたもの等も「箱体」に含まれるものとする。箱体に使用するコートボール紙は、坪量300〜450g/mのものが一般的に使用できる。
このティシューペーパーTは、マルチスタンド式、ロータリー式の既知のインターフォルダにより製造されたポップアップ式に折り畳まれた形態でも良く、あるいは、C折り、Z折り等の折り畳みされた、単にシートが積層されただけのティシューペーパーでも良い。
他方、ティシューペーパーTを構成するティシューペーパー(以下、単に、ティシューペーパーと呼ぶ。)は、2枚〜3枚の薄葉紙が積層されたプライ構造を有している。
その薄葉紙の原料パルプとしては、NBKPとLBKPとを配合したものであり、適宜古紙パルプが配合されていてもよいが、風合いなどの点で、NBKPとLBKPのみから構成されているのがよい。その場合配合割合としては、NBKP:LBKP=20:80〜80:20がよく、特に、NBKP:LBKP=30:70〜60:40が望ましい。
本発明に係るティシューペーパーの各プライを構成する薄葉紙1枚あたりの米坪は、好ましくは9〜25g/m、より好ましくは10〜15g/mである。米坪が9g/m未満では、柔らかさの向上の観点からは好ましいものの、使用に耐えうる十分な強度を適正に確保することが困難となる。逆に米坪が25g/mを超えると紙全体が硬くなるとともに、ゴワ付き感が生じてしまい肌触りが悪くなる。なお、米坪は、JIS P 8124(1998)の米坪測定方法による。
他方、本発明に係るティシューペーパーの紙厚は、積層された状態で100〜160μm、より好ましくは120〜140μmであるのが望ましい。紙厚が100μm未満では、柔らかさの向上の観点からは好ましいものの、ティシューペーパーとしての強度を適正に確保することが困難となる。また、160μm超では、ティシューペーパーの肌触りが悪化するとともに、使用時にゴワツキ感が生じるようになる。
上面部2は、図1に示すように、フィルム体6により構成され、底面部3、一対の側面部4、4、及び一対の妻面部5、5は、カートンブランク1aにより構成されている。
フィルム体6は、樹脂製の多層香り付きのフィルムにより構成されている。フィルム体6は、一対の側面部4、4に形成された接着部G1及び一対の妻面部5、5を構成する上面側フラップ5b、5bに形成された接着部G2により、スリット6aが上面部2に臨むように一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5に対して貼着される。
また、フィルム体6は、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5から立設して上面部2と繋がる立設部6bを有する。これにより、フィルム体6は、キャノピー型のように立体的な形態を有するようになる。
本発明に係るフィルムシートの素材は、紙箱との分別が必要となるものであり、樹脂製或いは樹脂を含むシートである。具体例は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の樹脂からなる樹脂性フィルムシート、又はこれらを積層した積層の樹脂性フィルムシート、フィルムシートと紙等を積層したラミネートフィルムシート、樹脂製繊維からなる合成紙シート等である。取出し性を考慮すると樹脂製フィルムシートが好ましく、特にポリエチレンフィルムシートが好ましい。
フィルムシートの厚みは、15〜200μmが好適である。15μm未満では、強度的に不足し、衛生薄葉紙の取出し時においてフィルムシートの裂けあるいは破断の確率が高くなる。逆に、200μmを超えると、フィルムシートが裂ける等の強度の問題はないものの、衛生薄葉紙取出し時のひっかかりが大きくなり、薄葉紙が取出しにくくなったり破れたりする可能性がある。またコスト高ともなる。取出し性や保持性を考慮すると、より好ましくは25〜60μmが好適である。
紙厚、シート材、フィルム層に用いるフィルム厚みの測定方法としては、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて紙厚は2プライの状態で測定し、フィルム厚みは単層の状態で測定し、シート材はシート材の状態で測定するものとする。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの円形の平面が紙平面に対し垂直に当たるようにし、この厚みの測定時の荷重は、120μmの際に約70gfである。なお、紙厚、シート材、フィルム層に用いるフィルム厚みは測定を10回行って得られる平均値とする。
また、カートンブランク1aの一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5を構成する上面側フラップ5b、5bには、ミシン目SPがそれぞれに設けられており、組み立て後に、当該ミシン目SPを切ることにより蓋部7を形成する。
次に、本実施形態に係るティシューカートン1の組立方法について説明する。
カートンブランク1aは、上面部2、底面部3及び側面部4、4をそれぞれ折曲するとともに、糊代部3aを折曲して底面部3と連接していない側の側面部4の裏面の長手端縁に糊付けして底面部3と側面部4とを連結することにより、筒状の内部空間が形成される。同時に、フィルム体6は、側面部4、4の折曲部分で折曲され、上面部2と、側面部4、4から立設する立設部6bが形成される。これにより、上面部2、底面部3、及び一対の側面部4、4は、箱体100を構成する。
次いで、例えば、図3に示すように、積層された家庭用薄葉紙を幅方向に二つ折りした状態のティシューペーパーTを筒状の内部空間に収納する。
最後に、側面側フラップ5cを、対向配置される側面側フラップ5cの端部が対向するように、それぞれ内側に折曲し、次に、底面側フラップ5aを折曲して、側面側フラップ5cの外面側に設けられた接着部によって側面側フラップ5cに貼着する。そして、上面側フラップ5bの裏面(内側面)端部が底面側フラップ5aの外面端部に重畳するように、上面側フラップ5bを折曲し、底面側フラップ5aに対して取り付ける。ここで、上面側フラップ5bの裏面端部の所定部位には接着部が設けられており、上面側フラップ5bが底面側フラップ5aに対して貼着される。このようにして、上面側フラップ5b、底面側フラップ5a及び一対の側面側フラップ5cを重畳するように取り付けることにより、妻面部5を形成して、内部空間を封緘する。この時、フィルム体6は、上面側フラップ5bの折曲部分で折曲され、上面側フラップ5bから立設する立設部6bが形成される。
本実施形態に係るティシューカートン1は、工場出荷時には、積層された家庭用薄葉紙を幅方向に二つ折りした状態のティシューペーパーTを内部空間に収納し、各フラップを貼着して妻面部5を形成して内部空間を封緘することにより、側面部の強度を高め、ティシューカートン1の輸送や店頭での陳列時において、外部からの力によってティシューペーパーTがティシューカートン1より脱出することを防止している。
また、フィルム体6は、図4に示すように、香料と接着剤を混合した中間層8を高気密性樹脂から構成される高気密性層9と低気密性樹脂から構成される低気密性層10とで挟み込んだ三層構造である。具体的には、高気密性層9と低気密性層10とが、香料と接着剤を混合した中間層8によって接着されて一体化され、低気密性層10側がティシューカートン1の内部側となるように貼着される。
フィルム体6を図4に示すような三層構造にすることにより、低気密性層10からの香料の浸透度が、高気密性層9の浸透度よりも高いので、中間層8に含有されている香料が低気密性層10を透過して、ティシューカートン1の内部に向かって放散され、内部に収納されたティシューペーパーTに香りが行き渡ることになる。また、逆に、高気密性層9から外部へ香料が放散されにくくなる。
また、スリット6aの断面には香料を含有した中間層8が露出するため、スリット6aを通して引き出されるティシューペーパーTがわずかに中間層8と接触する機会があり、その際に確実にティシューペーパーTに香料が付着されるようにもなる。
例えば、高気密性層9としてはPET(Polyethylene terephthalate)樹脂を用いることが好ましく、フィルム厚としては、ティシューペーパーTの取出し性を向上させるため5μm〜15μmが好適である。
また、低気密性層10としてはPE(polyethylene)樹脂を用いることが好ましく、フィルム厚としては、ティシューペーパーTに対して香料の放散を向上させるため25μm〜45μmが好適である。
さらに、高気密性層9と低気密性層10とで挟み込まれる中間層8は、厚みが20μm〜40μmが好適である。また、接着剤としてはアクリル系接着剤を用い、中間層8の香料の配合率は0.5g/m〜15g/mが好適である。
このため、三層構造のフィルム体6は、厚さが50μm〜100μmとなり、従来の香り付きフィルムの厚さ30μm〜40μmに対して、2倍程度の厚さになっている。但し、フィルム体6の材質として、上記例示をしたが、勿論、これらに限定されない。また、高気密性層9及び低気密性層10は、図4に示すように三層構造に限定されるものではなく、単層構造であっても、積層構造であってもよい。
また、フィルム体6は、厚さが50μm〜100μmとなり、従来の香り付きフィルムの厚さ30μm〜40μmに対して、2倍程度の厚さになっているため、上面部2、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5であって上面部2に連接する一部を構成するために十分な剛性を有している。このため、フィルム体6が、後述するキャノピー型の立体形状を維持できる十分な強度を有している。
また、使用する香料は、特に限定されるものではないが、具体例として、リュウゼン香、安息香、海狸香、霊猫香、丁字油、ガルバナム、ジャスミンアブソリュート、ラブタナム、マテ茶、メリロット、ミモザ、ムスクトンキン、ミルラ、オークモスまたはモスドシェーヌ、乳香、ビャクシ香、オリス、バチュリ、ローズマリー油、白檀油、ベチバー油、バイオレットリーフアブソリュートなどの天然香料、高級アルコール、アルデヒド、ベンズアルデヒド、安息香酸、ケイ皮酸、ケイ皮アルデヒド、ケイ皮アルコール、クマリン、エステル、インドール、ケトン、サリチル酸と関連化合物、テルペノイド、バニリンなどの各種の合成香料あるいはこれらの2つ以上の混合物を挙げることができる。
また、本実施形態に係るティシューカートン1の使用時においては、図1に示すように、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5に設けられたミシン目SPを切って、上面部2と、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5であって上面部2に連接する一部を切り取ることにより形成される蓋部7を開けることにより、内部に、上面部2、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5の上端から各々立設する立設部6bを構成するキャノピー型のフィルム体6が現れる。
このような蓋部7は、ティシューカートン1の輸送や店頭での陳列時において、外部からの力によって上面部2、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5の上端から各々立設する立設部6bを構成するキャノピー型のフィルム体6が変形等することを防止できる。
そして、ティシューペーパーTは、当該キャノピー型のフィルム体6の上部に形成されたスリット6aを通して外部に取出されることとなる。
以上のように、本発明の実施形態では、香料を含有する三層構造のフィルム体6により、ティシューカートン1の上面部2、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5の上端から各々立設する立設部6bを構成することにより、フィルム体6の面積を大きくすることができるので、フィルム体6に含有される香料の量も多くなり、スリット断面及びフィルム表面から放出される香りが強く、持続性も向上するため、香りを長持ちさせることができる。
また、香料を含有する三層構造のフィルム体6により、ティシューカートン1の上面部2、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5の上端から各々立設する立設部6bを構成することにより、従来と比較してスリット6aの長さ長くすることができ、かつ、フィルム体6はティシューカートン1と比べて柔軟性があり、上方向や横方向に適宜変形するので、上方のみならず、斜め上方や横方向に家庭用薄葉紙を引っ張っても取出し易くなる。
さらに、キャノピー型のフィルム体6の面積が大きく(広く)なり、透明なフィルム体6を介してティシューカートン1の内部を視認することができるので、収納されている家庭用薄葉紙の残量(内容量)を確認することが容易になる。
なお、本発明の実施形態では、上面部2、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5の上端から各々立設する立設部6bを構成するキャノピー型のフィルム体6を例示しているが、フィルム体6は、平面形状であってもよく、立設部6bを構成することなく、上面部2部分のみを構成するものであっても構わない。
また、本発明の実施形態では、外部からの力によって上面部2、一対の側面部4、4及び一対の妻面部5、5の上端から各々立設する立設部6bを構成するキャノピー型のフィルム体6が変形等を防止するために蓋部7を備えているが、蓋部7を除いた構成であっても、勿論、本発明の課題を解決することができる。
T ティシューペーパー(家庭用薄葉紙)
1 ティシューカートン(家庭用薄葉紙収納箱)
1a カートンブランク
2 上面部
3 底面部
4 側面部
5 妻面部
5a 底面側フラップ
5b 上面側フラップ
5c 側面側フラップ
6 フィルム体
6a スリット
6b 立設部
7 蓋部
8 中間層
9 高気密性層
10 低気密性層

Claims (5)

  1. 上面部、底面部、一対の側面部及び一対の妻面部により区画された箱体により構成され、当該箱体の内部空間に家庭用薄葉紙を幅方向に二つ折りした状態で収納して前記上面部に設けられたスリットから当該家庭用薄葉紙を取出し可能な家庭用薄葉紙収納箱において、
    前記上面部を、前記内部空間内を視認なフィルム体により構成し、
    前記フィルム体には、香料が含有されていることを特徴とする家庭用薄葉紙収納箱。
  2. 前記フィルム体は、前記香料を含有する層を高気密性層と低気密性層とで挟み込んだ構造であることを特徴とする請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納箱。
  3. 前記低気密性層を内部空間側にした構造であることを特徴とする請求項2に記載の家庭用薄葉紙収納箱。
  4. 前記フィルム体は、前記一対の側面部及び一対の妻面部の上端から各々立設する立設部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の家庭用薄葉紙収納箱。
  5. 前記フィルム体を覆う開閉自在な蓋部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の家庭用薄葉紙収納箱。
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