JP2015066418A - 移動支援装置 - Google Patents

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亮子 島村
Ryoko Shimamura
亮子 島村
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Abstract

【課題】 病院や福祉施設での移乗介助は、足腰の弱った利用者の脚力不足を、すべて介護者の力で補ってきた。しかし、その利用者の過大な重量を支え続けることが、介護者の腰痛の主な原因となっている。【解決手段】 支柱上端の滑車に、錘付きのロープを掛ける。錘に対して反対側のロープの端に手を掛けて、錘の重さに逆らって押し下げる。そして、利用者の腰の部分を引き上げれば、介護者の引上げ力を錘の重量だけ軽減し、腰の負担を減らすことができる。以後の介助動作は従来通りだから、利用者と介護者の双方にとって簡単かつ安全な介助となる。【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、車椅子とベッド間の移乗を介助する時等に、使用者の腰の負担を軽減するための、錘付きロープを付属する装置に関する。
従来の障害者昇降機には、吊り具を使って障害者の全身を持ち上げ、目的の位置まで宙吊りで移動し、障害者を降ろして移乗させる構造のものがある。
特表2004−528116号公報
人力による移乗介助の施設では、施設利用者の脚力不足をすべて介護者の力で補っている。しかし、厚生労働省によると、重量物の取り扱いにおいては、女性介護者の場合体重の24%以下にすることが推奨されている。例えば、体重50kgの女性は12kg以下の取り扱いが推奨されている。利用者の脚力不足のため、介護者が12kgを超える力を出さざるを得ない介助が、介護者の腰痛の主な原因になっていると考えられる。
従来の昇降機では特許文献1のように、利用者の体全体を吊るすため大型になり、病室等の入口を通れず、また室内でも回転や移動に広い空間が必要となり、移動にも大きな力が必要であった。また常に宙吊り移乗のため、利用者の足腰の筋肉は衰える一方であった。シートや帯を利用者の下に敷くのに時間がかかり、荷物のように持ち上げるので利用者に大変な不安を与えてしまった。しかも、利用者にとって快適で滑らかな運転操作には、十分な練習が必要であった。本発明は、前記課題の少なくとも1つを解決する。そして、装置の構成を簡単にして製造を容易にし、コストを下げることができる。
請求項1に記載の発明は、介護者の腰痛問題を解決するために、リフトの支柱上端の滑車を設け、その上にロープを掛ける。ロープの一端に利用者引上げ用ロープ端を備え、他端には錘を備える。錘が宙に浮いている間、滑車の反対側から下がった引上げ用ロープ端は、常に錘の重量だけ引っ張られている。例えば10kgの錘を浮かせるため、ロープの他端を10kgの力で押し下げてから、次に12kgの力で引き上げれば、錘の重さが加わって22kgの引上げ力が生じることになる。つまり、普段22kgの力で介助作業を行っていた介護者は、10kgの錘との差12kgの力で済み、腰痛発生の危険性が少なくなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明に加えて、簡単に脱着できるベルト部保持具を取り付けるものであり、また、介護者や利用者に不安を与えないように、瞬時に落下を止める装置を設置するものである。
本発明は、脚力の衰えた利用者の力不足を全て介護者が支えるのではなく、力不足の一部をリフトに吊るした錘の重さで補い、介護者の腰の負担を少なくすることを目的としている。従って、本発明は従来の介護動作と同じように人の手で移乗介助をしても、介護者の腰に負担の少ない装置だから、職員の休暇の大きな原因となっている腰痛を防ぐことができる。つまり、本発明はロープ端を押し下げる動作のみ増えるだけで、従来とほとんど同じ介助動作ができる。ロープ端を押し下げてから、利用者のベルト部分を掴んで引き上げるので、介護者の腰の運動が引き上げる動作だけでなく、押し下げる動作を同じ回数する事で腰の矯正にもなる。また、錘を使うことにより厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」の基準以下の力で、利用者の移乗を介助できる。例えば、本発明の錘を10kgにすれば、体重50kgの女性介護者は22kgまで引き上げることができ、体重45kgの利用者は約半分の23kgの脚力でも立ち上がることができる。これは、水中に体半分浸かって歩くのとほぼ同じ効果がある。
そして、保持具により腰を確実に支持するため、介護者の握力を軽減できる。保持具の着脱は、車のシートベルトのように安全確実にできて、利用者に触れて動くのは介護者の手だけなので、利用者に保持具を感じさせない。また、複雑な電子回路や電気及び油圧機器を全然使わないから、故障もなく省エネルギーで安心して操作できる。さらに、非常止め装置の利用により、介護者の手が滑って離れても利用者の落下を防ぐことができる。そして、利用者の怪我を防ぐことができる。
本発明の使用状態を示す斜視図 図1の装置の正面図 図1の装置の側面図 保持具の概念図 非常止め装置の概念図
図1は移乗時の本装置の使用状態を示している斜視図、図2は本装置の進行方向正面から見た正面図、図3はその側面図、図4はロープ先端に取り付けて利用者を支える保持具の仕組みの1例、図5は利用者落下防止のための非常止め装置の仕組みの1例を示す。図1〜3において、2はリフト、3は滑車、4はロープ、5は錘である。図1のベッドから車椅子への移乗介助を使用例として説明する。介護者6はリフト2をベッド8の近くに寄せて、ロープ4の先端に手を掛けて押し下げる。次に利用者7の腰に手を回し、利用者7のズボンの後ろの上端を掴んで、利用者7と息を合わせて立ち上がる。そのまま一緒に回転してから、おじぎをするようにして静かに、車椅子に利用者7の腰を下ろす。立ち上がりから車椅子に座るまで、介護者6の手はロープ4に掛かっているので、錘5の重さだけ引上げる力は軽くなっている。それだけ介護者6の腰の負担も少なくなって腰痛防止になる。さらに、この移乗介助動作は従来の方法とほぼ同じ手順なので利用者7も安心でき、介護者6もすぐに本装置を使うことができる。
このように、本発明は利用者の体重の一部のみを支えるため、積載荷重の小さい小型軽量の装置でよい。人の寸法より一回り大きい程度だから、病室の入り口も通れて、回転・移動に広い空間は必要ない。しかも構造が簡単なので、製造を容易にしてコストも下げられる。また、従来と同じ介助動作なので、シートや帯を敷く必要はなく時間もかからない、利用者に不安を与えることなく、介護者にも特別な練習は必要ない。また、人の手の感覚で利用者の脚力を察知し、できるだけ利用者の力を活用することは、利用者の筋肉の維持・強化に効果がある。つまり、移乗介助や歩行訓練に本発明を利用して、介護者の引上げ力を徐々に小さくすることで、利用者の脚力は増強されて自力歩行が回復される。
図4の概念図のような簡単な構造のバックルを保持具として用いる。ベルト部保持具の構成は、パジャマのズボン上部13を挟んで外さない把持部12と、把持部12をズボン上部13に押し付けるレバー部11から成る。車のシートベルトのバックルのように簡単に脱着でき、装着後は確実にズボン上部13を保持する。使用方法は、錘と反対のロープ端に保持具を取り付ける。錘の重さに逆らって保持具を押し下げ、利用者のズボン上部13に深く差込み、保持具を少し上げるとレバー部11の先端が左回転してズボン上部13を簡単に固定する。ロープ他端に掛かる錘のため、保持具には常に引き上げ方向に力が働く。すると、レバー部11先端のくさび部分が左回転するように摩擦力が働き、くさび部分がより深くズボン上部13に食い込む。介助作業中は錘の引き上げ力が、保持具を介して利用者に確実に働き続ける。車椅子に座ってからレバー部11を右回転すれば、くさび部分も右回転し、レバー部11の先端くさび部分と、把持部12左側との間に隙間が広がり、保持具をズボン上部13から簡単に外すことができる。
また、図5の概念図のような簡単な構造のセルフロック機構を非常止め装置として用いる。非常止め装置の構成は、ロープ4を挟む二つの回転部21と、回転部21を挟む傾斜部22から成る。エレベーターの非常止め装置のように、すばやく利用者の落下を防ぐことができる。まず、アーム先端の滑車の下に、ロープ4挟むように非常止め装置を取り付ける。ロープ4を引き下げる時は、錘の重さに逆らって動かすので、その動作はゆっくりと遅いため、ロープを挟む回転部21の摩擦が弱く、ロープ4は二つの回転部21の間を滑って下がる。しかし、介護者の手が滑って外れた瞬間に、利用者の落下が始まる。その動作は速く、ロープ4を挟む回転部21の摩擦力が強く働き、回転部21をロープ4と共に下に引き下げる。傾斜部22の隙間は下ほど狭くなっているので、二つの回転部21の隙間も狭くなり、ロープ4が回転部21により強く挟まれることになる。その結果、ロープの落下が素早く止まる。止まった後も、利用者の体重によるロープ引き下げ力が働き続け、回転部21のロープ4への食い込みが続くので、強く引っ張るほどロックが強くなる。回転部21は上方向には動くので、介護者が利用者を引き上げてやれば、非常止め装置は軽く外れる。そして、あらためて介助動作に戻ることができる。
実施例1,2では、移乗介助時の本発明装置を説明したが、本発明の錘付き引上げロープをレール走行式リフトや壁又は柱固定式リフトに取り付けて、引き上げ力を軽減することもできる。また、人力による重量物の持ち上げにも応用が可能となる。したがって、本発明は、以上述べた実施例に限定されるものではない。
本発明装置は、職員の腰痛増加に悩む多くの老人保健施設、社会福祉施設、病院や各家庭等で利用が予想される。また、引上げ力不足を懸念する他の様々な作業にも応用が考えられる。
1 キャスター
2 リフト
3 滑車
4 ロープ
5 錘
6 介護者
7 利用者
8 ベッド
11 レバー部
12 把持部
13 ズボン上部
21 回転部
22 傾斜部

Claims (2)

  1. 支柱上端に掛かるロープの一端に錘を吊るし、他端に掛けた手を押し下げて対象を掴み、引き上げる力を錘の重さだけ軽くすることを特徴とする装置。
  2. 引上げロープ端に付けて対象のベルト部を保持する機構と、対象から手が外れた時にロープを掴んで停止する機構の、二つの機構を特徴とする請求項1に記載の装置。
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