JP2015065629A - クロックデータ復元装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像装置などにおいて,高速動作をさせるとウィンドウ信号やクロック信号が受信したデータに対してずれる。
【解決手段】 送信装置11から送信されるデータを受信する受信部31と,多相クロック信号を生成する多相クロック生成部33と,多相クロック生成部33から出力される多相クロックと,受信部31が受信したデータと多相クロックとの位相差に関するLOCK信号とに基づいて,ウィンドウ準備信号を生成するウィンドウ準備信号生成部35と,前記ウィンドウ準備信号生成部35からウィンドウ準備信号を受け取り,ウィンドウ準備信号と,受信部31が受信したデータとを用いて,データに含まれるクロックビットをサンプリングするためのタイミングを示すウィンドウ信号を生成する本ウィンドウ信号生成部37とを有する受信装置。
【選択図】図1

Description

本発明は,クロックが埋め込まれた受信データからクロック信号とデータを復元する装置に関するものである。
画像表示装置においては,タイミングコントローラ(送信装置)からドライバ(受信装置)へ信号が伝えられる。モバイル機器に代表される中・小型の画像表示装置では画面の高精細化に伴い,タイミングコントローラとドライバ間のデータ量が増加し,伝送速度をより速くすることが求められている。また薄型化,小型化に伴いデータ伝送用の配線スペースは余裕がなくなってきている。少ない配線で高速な伝送が必要になっていることから,クロックを埋め込んだデータのみを伝送する伝送方式が採用されてきている。この際に,タイミングコントローラから送信されたデータをドライバが正しくサンプリングできるようにする必要がある。ドライバのクロックデータ復元装置(CDR)が所定の状態にロックされるために,トレーニング期間が設けられ,トレーニング期間においてCDRが所定の状態にロックされた後に,データが伝送される。実際に画像データ等が伝送された後も,ロックが外れた場合は改めてトレーニングを行う。
CDRに入力されるデータは,例えば,所定のビット(例えば13ビット)につき所定のパターン(例えば「0,1」)を有するクロックビットが存在する。トレーニング信号の例は,「0」及び「1」が所定期間ずつ連続するものである。この場合,トレーニングパターンは,例えば,2つのクロックビットの中間までは「1」が続き,その後は「0」が続くものである。データ伝送時もトレーニング時と同じビットがクロックビットとなり,それ以外のビットに伝送したいデータが割り振られる。CDRはこのクロックビットのエッジから,データサンプリング用のサンプリングクロックの基となるリファレンスクロックを生成する。このリファレンスクロックを生成する為には,クロックビットのエッジを正しく検出する為のタイミングを示すウィンドウ信号と,リファレンスクロックのデューティーを50%にする為に使用するクロック補完信号が必要となる。
特開平3−166836号公報には,入力信号のリタイミングを行うCDR装置の前段に設けられる装置が開示されている。この装置は,フリップフロップ回路とクロック再生回路を有する。そして,クロック再生回路は,位相比較器とローパスフィルタと,電圧制御発振器と,セレクタとを有している。
米国特許出願公開2011/0286562号明細書には,受信装置においてウィンドウ信号とクロック補完信号に相当する信号を使ってクロックとデータを正しく復元する送受信装置が開示されている。
特開平3−166836号公報 米国特許出願公開2011/0286562号明細書
特許文献2に開示された多相クロックからウィンドウ信号,クロック補完信号を生成する方法はプロセススキュー,温度,電源電圧の条件により,受信データとウィンドウ信号,クロック補完信号の位置関係がずれて,正しくリファレンスクロックを生成できないという問題がある。これにより受信装置の最大動作周波数が制限されてしまっている。
そこで,高いデータレートにおいて生じるCDR内部のスキュー等の影響を考慮してウィンドウ信号やクロック補完信号を生成することや,そのようなウィンドウ信号,クロック補完信号を用いてリファレンスクロックを生成することが望まれる。
本発明は,基本的には,クロックビットのエッジを切り出すためのウィンドウ信号を得る際にデータ信号を用いることで,受信データに対してより適切なウィンドウ信号を得ることができるという知見に基づく。具体的に説明すると,本発明は,やや幅の広いウィンドウ信号の基となるウィンドウ準備信号を作成し,これとデータを用いることで,上記した問題を解決できるというものである。クロック補完信号に関しても同様に,やや幅の広いクロック補完準備信号を用意し,これとデータを用いてクロック補完信号を生成している。
本発明の第1の側面は,図1に示されるように,受信部31と,多相クロック生成部33と,ウィンドウ準備信号生成部35と,
本ウィンドウ信号生成部37とを有する,受信装置に関する。この受信装置は,例えば,画像形成装置に用いられる。この受信装置は特にクロックリカバリー装置の前段におかれタイミングコントローラからのデータを受信し,適切なウィンドウ信号やリファレンスクロックを生成するために用いられる。
受信部31は,送信装置11から送信されるデータを受信するための要素である。
多相クロック生成部33は,多相クロック信号を生成するための要素である。
ウィンドウ準備信号生成部35は,多相クロック生成部33から出力される多相クロックに基づいて,ウィンドウ準備信号を生成するための要素である。ウィンドウ準備信号は,本ウィンドウ信号生成部においてウィンドウ信号を生成するために用いられるウィンドウ信号のもととなる信号である。
本ウィンドウ信号生成部37は,ウィンドウ準備信号生成部35からウィンドウ準備信号を受け取り,ウィンドウ準備信号と,受信部31が受信したデータ,LOCK信号とを用いて,ウィンドウ信号を生成する要素である。LOCK信号は,受信部31が受信したデータと多相クロックとの位相差に関する信号である。ウィンドウ信号は,データに含まれるクロックビットの位置を示す信号である。
第1の側面の受信装置の好ましいものは,ウィンドウ信号が,データに含まれるクロックビットのリファレンスエッジを切り出すものである。
第1の側面の受信装置における多相クロック生成部33は,位相比較部41と遅延生成部43とを有するものが好ましい。位相比較部41は,位相比較部41に入力された2つ以上の信号の位相を比較するものである。遅延生成部43は,入力信号に対して所定時間ずつ遅延を与える要素である。この態様では,位相比較部41は,受信部31が受信したデータから生成されたリファレンスクロックと多相クロックに含まれる所定のクロックの位相差を求める。
遅延生成部43は,位相比較部41が比較した位相差が所定の値以下となるようにリファレンスクロックに所定時間ずつ遅延を与えることで新たな多相クロックを生成するものである。位相比較器41が比較した位相差が0となることが理想である。所定の値は適宜設定することができ,位相比較部41が比較した位相差と所定の値とを比較して,位相差が所定の値以下となれば,位相比較器41は,LOCK信号を生成して,遅延生成部43の遅延量を固定しても良い。
ウィンドウ準備信号生成部35は,ウィンドウ準備信号を生成するための要素である。ウィンドウ準備信号は,受け取った多相クロックに含まれる第一の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がり,多相クロックに含まれる第二の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下がる信号であり,受信部31が受信したデータに含まれるリファレンスエッジのおおよその位置を示す信号である。
第1の側面の受信装置における本ウィンドウ信号生成部37は, ウィンドウ前信号生成部51と,LOCK信号反映部53とを有するものが好ましい。ウィンドウ前信号生成部51は,ウィンドウ準備信号と受信部31が受信したデータからウィンドウ前信号を生成する。ウィンドウ前信号は受信部31が受信したデータに含まれるリファレンスエッジの正確な位置を示す信号であり,のちにLOCK信号と組み合わされウィンドウ信号となる。
LOCK信号反映部53は,ウィンドウ前信号とLOCK信号とを用いてウィンドウ信号を生成する要素である。LOCK信号は,受信部31が受信したデータと多相クロックとの位相差の値に基づいて,多相クロックが受信データにロックした状態になるか否かを示す信号である。LOCK信号は,受信部31が受信したデータと多相クロックとの位相差の値に基づいて多相クロックの位相が固定された状態にあるか否かを示す信号といえる。
第1の側面の受信装置の第1の好ましい態様は,クロック補完信号生成部61と,セレクト部63とをさらに有するものである。クロック補完信号生成部61は,クロック補完信号を生成するための要素である。クロック補完信号は,受け取った多相クロックに含まれる第三の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がり,多相クロックに含まれる第四の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下がる信号である。セレクト部63は,受信部31が受信したデータ,クロック補完信号生成部61が生成したクロック補完信号,及び本ウィンドウ信号生成部37が生成したウィンドウ信号に基づいてリファレンスクロックを生成する。
第1の側面の受信装置の第2の好ましい態様は,クロック補完準備信号生成部71と,クロック補完信号生成部73と,セレクト部75とをさらに有するものである。クロック補完準備信号生成部71は,多相クロック信号を受け取り,クロック補完準備信号を生成するための要素である。クロック補完準備信号生成部71は,クロック補完信号を生成する際に用いられる信号である。クロック補完信号は,ウィンドウ信号内において,「0」から「1」(又は「1」から「0」)の遷移が存在するものが好ましい。クロック補完信号がウィドウ信号内において遷移するため,データ,ウィンドウ信号,及びクロック補完信号を用いることで,適切なリファレンスクロックを作り出すことができる。
クロック補完信号生成部73は,クロック補完準備信号生成部71からのクロック補完準備信号及び受信部31が受信したデータに基づいてクロック補完信号を生成するための要素である。
セレクト部75は,受信部31が受信したデータ,クロック補完信号生成部73が生成したクロック補完信号,及び本ウィンドウ信号生成部37が生成したウィンドウ信号に基づいてリファレンスクロックを生成する要素である。
クロック補完準備信号は,受け取った多相クロックに含まれる第三の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がり,多相クロックに含まれる第四の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下がる信号である。
クロック補完信号生成部73は,クロック補完準備信号と受信部31が受信したデータに基づいてクロック補完信号を生成するための要素である。クロック補完信号の例は,クロック補完準備信号と受信したデータが所定の組み合わせになったタイミングで立ち上がりと立ち下りを行う信号である。
第1の側面の受信装置の第2の好ましい態様は,図6に示されるように,クロック補完信号生成部81と,セレクト部83とをさらに有するものである。クロック補完信号生成部81は,受け取った多相クロック及びウィンドウ信号に基づいてクロック補完信号を生成するための要素である。セレクト部83は,受信部31が受信したデータ,クロック補完信号生成部81が生成したクロック補完信号,及び本ウィンドウ信号生成部37が生成したウィンドウ信号に基づいてリファレンスクロックを生成する要素である。
本発明は,受信データをサンプリングする為のサンプリングクロックの基となるリファレンス信号を受信データから生成する為に必要なウィンドウ信号やクロック補完信号を得る際に自身の多相クロックだけでなく,受信データ信号を用いることで,受信データに対してより適切なタイミングのウィンドウ信号,クロック補完信号を得ることができる。また,本発明は,そのようなウィンドウ信号,クロック補完信号を用いるため,より高速な動作や広い動作マージンの確保が可能になる。
図1は,本発明の受信装置の基本構成例を示すブロック図である。 図2は,多相クロック生成部の構成例を示すブロック図である。 図3は,ウィンドウ準備信号生成部の構成例を示すブロック図である。 図4は,クロック補完信号生成部とセレクト部とを有する受信装置のブロック図である。 図5は,クロック補完準備信号生成部とクロック補完信号生成部とセレクト部とを有する受信装置のブロック図である。 図6は,クロック補完信号生成部とセレクト部とを有する受信装置のブロック図である。 図7は,本実施例の送受信装置の基本構成例を示すブロック図である。 図8は,クロックが埋め込まれた伝送データを示す概念図である。 図9は,多相クロック生成部の構成を示すブロック図である。 図10は,ロック状態のリファレンスクロックと多相クロックの関係を示すタームチャートである。 図11は,基準クロック生成部の構成を示すブロック図である。 図12は,セレクト部の構成を示す概念図である。 図13は,クロック補完信号生成部を示す概念図である。 図14は,ウィンドウ準備信号生成部の構成を示す概念図である。 図15は,ウィンドウ信号生成部の構成を示す概念図である。 図16は,トレーニングデータ受信時のリファレンスクロック生成のタイミングを示した図である。 図17は,Dn−1が「0」の場合のウィンドウ信号とリファレンスクロックの生成工程を示すタイミングチャートである。 図18は,Dn−1が「1」の場合のウィンドウ信号とリファレンスクロックの生成工程を示すタイミングチャートである。 図19は,基準クロック生成部の先とは別の構成を示すブロック図である。 図20は,基準クロック生成部のこれまで説明したものとは別の構成例を示すブロック図である。 図21は,図20に示される基準クロック生成部がウィンドウ信号と多相クロックとからクロック補完信号を生成する際のタイミングチャートである。
図1は,本発明の受信装置の基本構成例を示すブロック図である。本発明の第1の側面は,図1に示されるように,受信部31と,多相クロック生成部33と,ウィンドウ準備信号生成部35と本ウィンドウ信号生成部37とを有する,受信装置に関する。この受信装置は,例えば,画像形成装置に用いられる。この受信装置は特にクロックリカバリー装置の前段におかれタイミングコントローラからのデータを受信し,適切なウィンドウ信号やリファレンスクロックを生成するために用いられる。
受信部31は,送信装置11から送信されるデータを受信するための要素である。
多相クロック生成部33は,多相クロック信号を生成するための要素である。
ウィンドウ準備信号生成部35は,多相クロック生成部33から出力される多相クロックに基づいて,ウィンドウ準備信号を生成するための要素である。ウィンドウ準備信号は,本ウィンドウ信号生成部においてウィンドウ信号を生成するために用いられるウィンドウ信号のもととなる信号である。
ウィンドウ準備信号の例は,受け取った多相クロックに含まれる第一の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がり,多相クロックに含まれる第二の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下がる信号である。第一の所定位置のクロックの例は,CK2n−2(多相クロックの2n−2番目のクロック)である。第二の所定位置の例は,CK(多相クロックの2番目のクロック)である。換言すると,ウィンドウ準備信号の例は,多相クロックに含まれる第二の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下り,受け取った多相クロックに含まれる第一の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がる信号である。
本ウィンドウ信号生成部37は,ウィンドウ準備信号生成部35からのウィンドウ準備信号を受け取り,ウィンドウ準備信号と,受信部31が受信したデータとを用いて,ウィンドウ信号を生成する要素である。また本ウィンドウ信号生成部37はLOCK信号を受け取りウィンドウ信号に反映する。LOCK信号は,受信部31が受信したデータと多相クロックとの位相差に関する信号である。より詳しく説明するとLOCK信号は,受信部(31)が受信したデータと多相クロックとの位相差の値に基づいて多相クロックの位相が固定された状態にあるか否かを示す信号である。後述するように,所定のトレーニング期間を経て多相ロックの位相とデータの位相が所定値以下の最適値となると,トレーニングロック状態となる。この状態においては,受信データのクロックビットから次データのサンプリングクロックを生成できる状態となる。この状態がロック状態である。ロック状態となった場合,受信装置は,LOCK信号を出力する。
ウィンドウ信号は,データに含まれるクロックビットの位置を示す信号である。
この受信装置は,ウィンドウ信号を生成する際に,受信部31が受信したデータを反映するので,多相クロックのみでウィンドウ信号を生成する場合にくらべて,ウィンドウ信号と受信部31が受信したデータの相対位置を確定させ易い。
第1の側面の受信装置の好ましいものは,ウィンドウ信号が,データに含まれるクロックビットのリファレンスエッジを切り出すものである。
図2に多相クロック生成部の構成例を示すブロック図を示す。図2に示されるように,第1の側面の受信装置における多相クロック生成部33は,位相比較部41と遅延生成部43とを有するものが好ましい。位相比較部41は,位相比較部41に入力された2つ以上の信号の位相を比較するものである。遅延生成部43は,入力信号に対して所定時間ずつ遅延を与える要素である。この態様では,位相比較部41は,受信部31が受信したデータから生成されるリファレンスクロックと多相クロックに含まれる所定のクロックの位相差を求める。所定のクロックの例は,CK2n(多相クロックの最後のクロックである2n番目のクロック)である。つまり,クロックビット間がnビットで構成される場合,2nのクロックを生成することで,クロックの中心のタイミングで立ち上がりや立下りを行うクロックを形成できることとなる。遅延生成部43は,位相比較部41が比較した位相差が所定の値以下となるようにリファレンスクロックに所定時間ずつ遅延を与えることで新たな多相クロックを生成するものである。位相比較器41が比較した位相差が0となることが理想である。所定の値は適宜設定することができ,位相比較部41が比較した位相差と所定の値とを比較して,位相差が所定の値以下となれば,位相比較器41は,LOCK信号を生成して,遅延生成部43の遅延量を固定しても良い。
図3は,本ウィンドウ信号生成部の構成例を示すブロック図である。第1の側面の受信装置における本ウィンドウ信号生成部37は,ウィンドウ前信号生成部51と,LOCK信号反映部53とを有するものが好ましい。
ウィンドウ前信号生成部51は,ウィンドウ前信号を生成するための要素である。ウィンドウ前信号生成部51は,ウィンドウ準備信号生成部35からのウィンドウ準備信号と,受信部31が受信したデータとを受け取り,ウィンドウ準備信号と受信したデータが所定の組み合わせになったタイミングで立ち上がりと立下りを行うウィンドウ前信号を生成する。ウィンドウ前信号の例は受信部31が受信したデータが「0」の時にウィンドウ準備信号が「0」から「1」になるタイミングで立ち上がるような信号である。ウィンドウ前信号は,ウィンドウ信号の基となる信号である。
LOCK信号反映部53は,ウィンドウ前信号とLOCK信号とを用いてウィンドウ信号を生成する要素である。LOCK信号は,受信部31が受信したデータと多相クロックとの位相差の値に基づいて多相クロックの位相が固定された状態にあるか否かを示す信号である。LOCK信号反映部53の例はORゲートである。たとえば,LOCK信号反映部53は,LOCK信号が「1」の場合には1を出力し,それ以外の場合はウィンドウ前信号が「1」の場合は「1」,「0」の場合は「0」を出力する。
図4は,クロック補完信号生成部とセレクト部とを有する受信装置のブロック図である。第1の側面の受信装置の第1の好ましい態様は,図4に示されるように,クロック補完信号生成部61と,セレクト部63とをさらに有するものである。この受信装置は,リファレンスクロックを生成できる。クロック補完信号生成部61は,クロック補完信号を生成するための要素である。クロック補完信号は,受け取った多相クロックに含まれる第三の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がり,多相クロックに含まれる第四の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下がる信号である。セレクト部63は,受信部31が受信したデータ,クロック補完信号生成部61が生成したクロック補完信号,及び本ウィンドウ信号生成部37が生成したウィンドウ信号に基づいてリファレンスクロックを生成する。第三の所定位置のクロックの例は,CK2n(多相クロックの2n番目のクロック)である。第四の所定位置の例は,CK(多相クロックのn番目のクロック)である。
図5は,クロック補完準備信号生成部とクロック補完信号生成部とセレクト部とを有する受信装置のブロック図である。第1の側面の受信装置の第2の好ましい態様は,図5に示されるように,クロック補完準備信号生成部71と,クロック補完信号生成部73と,セレクト部75とをさらに有するものである。クロック補完準備信号生成部71は,多相クロック信号を受け取り,クロック補完準備信号を生成するための要素である。クロック補完準備信号生成部71は,クロック補完信号を生成する際に用いられる信号である。
クロック補完信号生成部73は,クロック補完準備信号生成部71からのクロック補完準備信号及び受信部31が受信したデータに基づいてクロック補完信号を生成するための要素である。なお,セレクト部75は,図4におけるセレクト部63と同一の回路を用いて実現することができる。
セレクト部75は,受信部31が受信したデータ,クロック補完信号生成部73が生成したクロック補完信号,及び本ウィンドウ信号生成部37が生成したウィンドウ信号に基づいてリファレンスクロックを生成する要素である。
クロック補完準備信号は,受け取った多相クロックに含まれる第三の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がり,多相クロックに含まれる第四の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下がる信号である。第三の所定位置のクロックの例は,CK2n−2(多相クロックの2n−2番目のクロック)である。第四の所定位置の例は,CK(多相クロックのn番目のクロック)である。
クロック補完信号生成部73は,クロック補完準備信号と受信部31が受信したデータに基づいてクロック補完信号を生成するための要素である。クロック補完信号の例は,クロック補完準備信号と受信したデータが所定の組み合わせになったタイミングで立ち上がりと立下りを行う信号である。クロック補完信号の例は,例えば,クロック補完準備信号が「1」であり受信したデータが「0」の位置で立ち上がる。一方,クロック補完準備信号の例は,その次の位置に多相クロックの所定のクロックが立ち上がる位置で立ち下がるものである。
図6は,クロック補完信号生成部とセレクト部とを有する受信装置のブロック図である。
第1の側面の受信装置の第2の好ましい態様は,図6に示されるように,クロック補完信号生成部81と,セレクト部83とをさらに有するものである。クロック補完信号生成部81は,受け取った多相クロック及びウィンドウ信号に基づいてクロック補完信号を生成するための要素である。セレクト部83は,受信部31が受信したデータ,クロック補完信号生成部81が生成したクロック補完信号,及び本ウィンドウ信号生成部37が生成したウィンドウ信号に基づいてリファレンスクロックを生成する要素である。なお,セレクト部83は,図4におけるセレクト部63と同一の回路を用いて実現することができる。
本発明の受信装置は,例えば画像表示装置に用いられる。本発明の受信装置は,特にCDR(クロックデータ復元)装置に用いられる。画像表示装置は,送信装置(タイミングコントローラ)と受信装置(ドライバ)とを含む。ドライバは,CDRをふくむ。そして,タイミングコントローラとドライバとは,1又は複数の高速配線で接続されると共に,1又は複数の低速配線で接続されている。タイミングコントローラからクロックが埋め込まれたデータが高速配線を経てドライバへ伝送される。ドライバからはCDR装置がロックされたか否かを伝えるLOCK信号が低速配線を経て伝送される。
データを高速伝送する前に,トレーニング期間が存在する。そのトレーニング期間において所定の条件を満たすとLOCK状態となり,LOCK状態に対応したLOCK信号がタイミングコントローラへ伝送される。一方,LOCK状態が解除されると再びトレーニング期間に戻る。トレーニング期間は,タイミングコントローラからトレーニング信号が送信される。トレーニング信号は,nビットの信号であり,「01」からなるクロックビットが先頭に存在する。その後中ほどまで「1」が続き,その後は次のクロックビットまで「0」が続く。CDRは,この[01]のクロックビットからデータを再生するためのクロックを生成する。なお,画像データ等のデータは,クロックビット「01」以外の部分において,データが埋め込まれる。
図7は,本実施例の送受信装置の基本構成例を示すブロック図である。受信装置1000は,基準クロック生成部1100と,多相クロック生成部1200と,サンプラ部1300とを有する。各要素は,情報の授受を行うことができるようにバスなどで接続されている。基準クロック生成部1100は,受信装置1000に入力されたデータと,多相クロック生成部1200から出力される多相クロックを入力として受ける。そして,基準クロック生成部1100は,これの入力に基づいて,リファレンスクロックを生成し,出力する。多相クロック生成部1200は,基準クロック生成部1100から出力されるリファレンスクロックを入力として受ける。そして,多相クロック生成部1200は,多相クロックを生成し,生成した多相クロックをサンプラ部1300と,基準クロック生成部1100とに出力する。サンプラ部1300は,送信装置1000に入力されるデータを多相クロック生成部から出力される多相クロックにより指示されるタイミングでサンプリングし,そのサンプリングしたデータを出力する。
図8は,クロックが埋め込まれた伝送データを示す概念図である。図8に示される例では,伝送データは所定間隔に必ず「01」のパターン(クロックビット)が発生するように,nビットのうち2ビットに相当する「01」データが埋め込まれている。この例ではD[1]が「1」,D[n]が「0」に固定されており,D[2]〜D[n−1]のビットに伝送すべきデータが割り当てられている。なお,D[m]は,m番目のデータを意味する。
送信装置2000は,図8の上部に示すクロックに例示されるトレーニングデータを受信装置1000に対し発信する。受信装置1000は,受信したトレーニングデータから受信データの周波数(データレート)を割り出す。そして,受信装置1000は,受信データをサンプリングする多相クロックの位相を受信データに対し最適な位置に合わせる。この動作をトレーニングとよぶ。受信装置1000がロック状態になると送信装置2000は,図8の下部に示される通常のデータを送信する。ロック状態の受信装置1000は,受信データのクロックビットのリファレンスエッジのみからデータをサンプリングするタイミングを生成しているので,それ以外の受信データのビットがランダム信号であっても,正しく受信データをサンプリングできる。
次に,図9及び図10に基づいて,多相クロック生成部1200について説明する。多相クロック生成部1200は,基準クロック生成部1100から出力されたリファレンスクロックを用いて,サンプラ部1300でデータをサンプリングする際のタイミングの基準となる多相クロックを生成する要素である。
図9は,多相クロック生成部1200の構成を示すブロック図である。図9に示される例では,多相クロック生成部1200は,複数の遅延素子1211,1212,1213を含むVCDL(電圧制御遅延線)部1220と,位相比較器1230と,チャージポンプ1240と,ローパスフィルタ1250とを有する。
基準クロック生成部1100から出力されたリファレンスクロックは,VCDL部1220へと入力される。そして,VCDL部1220は,たとえば,同じ特性の電圧制御遅延素子1211,1212,1213を有している。このため,VCDL部1220は,リファレンスクロックに対して,各遅延素子によってもたらされる遅延分だけ遅れたクロック(図9中,CK,CK,CK...CK2n)を出力する。これが多相クロックである。受信データのリファレンスエッジと次のリファレンスエッジとの間のクロックビットを含めたデータのビット数がnの場合,多相クロックの数は,例えば2nである。VCDL部1220から出力された多相クロックは,サンプラ部1300,及び基準クロック生成部1100へ出力される。特に図示しないが,たとえば,CK2nは自身の位相比較器1230へ出力されても良い。位相比較器1230は,基準クロック生成部1100から出力されたリファレンスクロックと,VCDL部1220から出力されたクロック(たとえば,CK2n)の位相を比較する。そして,位相比較器1230は,こられの位相差が0となるように,チャージポンプ1240及びローパスフィルタ1250を介して,VCDL部1220に含まれる各遅延素子1211,1212,1213の遅延量を調整する。具体的に説明すると,位相比較器1230は,リファレンスクロックとVCDL部1220から出力されたクロック(たとえば,CK2n)の位相差に関する信号を出力する。ローパスフィルタは,位相差に関する信号を積分等して制御信号に変換する。VCDL部1220は,制御信号に基づいて,各遅延素子の遅延量を調整する。基準クロック生成部1100からのリファレンスクロックと,VCDL部1220からのクロック(たとえば,CK2n)の位相差が0となった場合に,ロック状態とする。
図10は,位相比較器1230の入力における,基準クロック生成部1100からのリファレンスクロックと,VCDL部1220からのクロック(たとえば,CK2n)の位相差が0となった状態(すなわち,ロック状態)のリファレンスクロックと多相クロック(CK,CK,CK...CK2n)の関係を示すタームチャートである。図10に示されるロック状態においては,多相クロック(CK,CK,CK...CK2n)は,リファレンスクロックの1/2n分ずつ徐々にずれた位相関係となっている。
図11は,基準クロック生成部1100の構成を示すブロック図である。図11に示されるように,基準クロック生成部1100は,クロック補完信号生成部1110と,ウィンドウ準備信号生成部1120と,本ウィンドウ生成部1130と,セレクト部1140とを有する。セレクト部は,セレクタともよばれる。次に,基準クロック生成部1110が,受信データに基づいて,受信データをサンプリングする多相クロックのもととなるリファレンス信号を生成する動作を説明する。
クロック補完信号生成部1110は,多相クロックを入力としてクロック補完信号を生成する。クロック補完信号の例は,CK2nの立ち上がりのタイミングで立ち上がり,CKの立ち上がりのタイミングで立ち上がる信号である。この点は,後述する。そして,クロック補完信号生成部1110は,クロック補完信号をセレクト部1140に出力する。ウィンドウ準備信号生成部1120は,多相クロックを入力として,幅が広いウィンドウ準備信号を生成する。このウィンドウ準備信号は,多相クロックのみでウィンドウ信号を生成した場合のウィンドウ信号に比べて広い幅部分を有している。ウィンドウ準備信号生成部1120は,ウィンドウ準備信号を本ウィンドウ信号生成部1130に出力する。本ウィンドウ信号生成部1130は,ウィンドウ準備信号,受信データ(又は受信データ及びLOCK(ロック)信号)を受け取る。LOCK信号は,受信装置1000がロック状態であることを示す信号である。そして,本ウィンドウ信号生成部1130は,受け取ったウィンドウ準備信号,受信データ及びLOCK(ロック)信号に基づいて,ウィンドウ信号を生成する。ウィンドウ信号は,受信データのクロックビットのリファレンスエッジを切り出すための信号である。そして,本ウィンドウ信号生成部1130は,ウィンドウ信号をセレクト部1140へ出力する。セレクト部1140は,クロック補完信号生成部1110からのクロック補完信号,本ウィンドウ信号生成部1130からのウィンドウ信号を入力として,ウィンドウ信号の極性に応じて,受信データとクロック補完信号のいずれかを選択し,リファレンスクロックとして出力する。この点は,後述する。
ここでは,本ウィンドウ信号生成部1130が,ウィンドウ準備信号,受信データ及びLOCK(ロック)信号に基づいて,ウィンドウ信号を生成する動作を簡単に説明する。
図12は,セレクト部の構成を示す概念図である。セレクト部1140は,受信データとクロック補完信号をウィンドウ信号で選択して出力する。
図13は,クロック補完信号生成部を示す概念図である。図13に示されるように,クロック補完信号生成部は,多相クロック生成部1200からのクロックCK2nとCKとをセット・リセットラッチに入力しCK2nの立ち上がりのタイミングで立ち上がり,CKの立ち上がりのタイミングで立ち下がる信号を生成する。このようにして得られた信号が,クロック補完信号である。
図14は,ウィンドウ準備信号生成部の構成を示す概念図である。図14に示されるように,ウィンドウ準備信号生成部1120は,多相クロック生成部1200からのクロックCK2n−2とCKの組み合わせを用いて,CK2n−2の立ち上がりのタイミングで立ち上がり,CKの立ち上がりのタイミングで立ち下がる信号を生成する。
図15は,本ウィンドウ信号生成部の構成を示す概念図である。本ウィンドウ信号生成部1130は,受信データの反転信号と,ウィンドウ準備信号のANDによりウィンドウ前信号を得る。このようにして得られたウィンドウ前信号をLOCK信号とORすることによりウィンドウ信号を得る。
図16は,トレーニングデータ受信時のリファレンスクロック生成のタイミングを示した図である。トレーニング開始時は,トレーニングロックをしていないことを示すLOCK信号に「1」が立ち,それを受けたウィンドウ信号は「1」となる。ウィンドウ信号が「1」の時は,セレクト部により受信データがリファレンスクロックとして出力される。トレーニングロックが完了すると,LOCK信号が「0」となり,CK2n−2とCKの組み合わせによってやや広めのウィンドウ準備信号が生成される。このウィンドウ準備信号と受信データの組み合わせによりウィンドウ信号が生成され,セレクト部1140により,ウィンドウ信号が「1」の時は受信データ,ウィンドウ信号が「0」の時はクロック補完信号が出力される。このようにしてリファレンスクロックが生成される。
次に,図17及び図18を用いて,通常データ受信時のリファレンスクロック生成のタイミングを説明する。この例では,受信データを0.5ビット分遅らせたものを用いる。
図17は,Dn−1が「0」の場合のウィンドウ信号とリファレンスクロックの生成工程を示すタイミングチャートである。Dn−1は,ウィンドウ準備信号からウィンドウ信号を作る際に関連するデータである。Dn−1以前のビットは,ウィンドウ準備信号が「0」である。このため,これらのビットのウィンドウ信号も「0」となる。Dn−1=0の部分に到達するとウィンドウ準備信号が「0」から「1」に変化する。この変化に伴い,ウィンドウ信号も「0」から「1」に変わる。D及びDはクロックビットであるから,必ずそれぞれ「0」及び「1」の値をとる。そして,受信データがDの部分で「1」に変化すると,ウィンドウ信号は「0」に変化する。このウィンドウ信号を用いて,受信データのリファレンスエッジを切り出し,それ以外の部分をクロック補完信号を用いることで,リファレンスクロックを生成できる。
図18は,Dn−1が「1」の場合のウィンドウ信号とリファレンスクロックの生成工程を示すタイミングチャートである。Dn−1以前のビットは,ウィンドウ準備信号が「0」である。このため,これらのビットのウィンドウ信号も「0」となる。Dn−1=1の間は,ウィンドウ信号は「0」になり,Dに到達した時点でウィンドウ準備信号の「1」とDの「0」の組み合わせからウィンドウ信号が「1」に変化する。受信データがDの部分で「1」に変化した時点で,ウィンドウ信号は「0」に変化する。このウィンドウ信号を用いて,受信データのリファレンスエッジを切り出し,それ以外の部分をクロック補完信号で埋めるとリファレンスクロックが生成される。
図19は,基準クロック生成部1100の先とは別の構成を示すブロック図である。この基準クロック生成部1100は,クロック補完信号を生成する際にもウィンドウ信号と同様に,受信データに基づいてクロック補完信号を生成する。リファレンスクロックは,受信データ,ウィンドウ信号,及びクロック補完信号の相互のタイミングが重要である。この例では,クロック補完信号を生成する際にもデータ信号を考慮するため,より適切にリファレンスクロックを生成できる。
図19に示される例では,基準クロック生成部1100が,クロック補完準備信号生成部1115と,クロック補完信号生成部1116と,ウィンドウ準備信号生成部1120と,本ウィンドウ信号生成部1130と,セレクト部1140とを有する。この例では,租クロック補完信号生成部1115に多相クロックを入力する。そして,クロック補完準備信号生成部1115は,クロック補完信号が来るべきおおよその位置にクロック補完準備信号を出力する。本クロック補完信号生成部1116はこのクロック補完準備信号と受信データからクロック補完信号を生成する。その他の構成及び動作は,先に説明したものと同様である。クロック補完準備信号と受信したデータが所定の組み合わせになったタイミング(例えばクロック補完準備信号が「1」で受信したデータが「0」)で立ち上り,第一の多相クロックの立ち上がりで立下がるようなクロック補完信号を生成する
図20は,基準クロック生成部1100のこれまで説明したものとは別の構成例を示すブロック図である。図20に示される基準クロック生成部1100は,図19に示される基準クロック生成部1100を簡略したものである。図19に示される基準クロック生成部1100は,ウィンドウ準備信号生成部1120とクロック補完信号生成部1170が多相クロックの入力を受ける。そして,本ウィンドウ信号生成部1130が,ウィンドウ準備信号と受信データからウィンドウ信号を生成する。図20に示される基準クロック生成部1100は,このようにして得られたウィンドウ信号を用いてクロック補完信号を生成する。クロック補完信号生成部1170はウィンドウ信号の立ち上りで立ち上り,第一の多相クロックの立ち上りで立ち下がるようなクロック補完信号をつくる。
図21は,図20に示される基準クロック生成部1100がウィンドウ信号と多相クロックとからクロック補完信号を生成する際のタイミングチャートである。図21に示されるとおり,この基準クロック生成部は,ウィンドウ信号の立ち上がりのタイミングでクロック補完信号が立ち上がり,CK2nの立ち上がりでクロック補完信号が立ち下がるようにしている。
本発明は,家電産業で利用されうる。
11 送信装置
31 受信部
33 多相クロック生成部
35 ウィンドウ準備信号生成部
37 本ウィンドウ信号生成部
41 位相比較部
43 遅延生成部
51 ウィンドウ前準備信号生成部
53 LOCK信号反映部
61 クロック補完信号生成部
63 セレクト部
71 クロック補完準備信号生成部
73 クロック補完信号生成部
75 セレクト部
81 クロック補完信号生成部
83 セレクト部

Claims (7)

  1. 送信装置(11)から送信されるデータを受信する受信部(31)と,
    多相クロック信号を生成する多相クロック生成部(33)と,
    多相クロック生成部(33)から出力される多相クロックと,受信部(31)が受信したデータと多相クロックとの位相差に関するLOCK信号とに基づいて,ウィンドウ準備信号を生成するウィンドウ準備信号生成部(35)と,
    前記ウィンドウ準備信号生成部(35)からウィンドウ準備信号を受け取り,ウィンドウ準備信号と,受信部(31)が受信したデータとを用いて,データに含まれるクロックビットの位置を示すウィンドウ信号を生成する本ウィンドウ信号生成部(37)とを有する,
    受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって,
    前記ウィンドウ信号は,データに含まれるクロックビットのリファレンスエッジを切り出すものである受信装置。
  3. 請求項1に記載の受信装置であって,
    前記多相クロック生成部(33)は,入力信号の位相を比較する位相比較部(41)と,入力信号に対して所定時間ずつ遅延を与える遅延生成部(43)とを有し,
    前記位相比較部(41)は,受信部(31)が受信したデータから生成されたリファレンスクロックと,多相クロックに含まれる所定のクロックの位相差を求めるものであり,
    前記遅延生成部(43)は,位相比較部(41)が比較した位相差が所定の値以下となるようにリファレンスクロックに所定時間ずつ遅延を与えることで新たな多相クロックを生成するものである,
    受信装置。
  4. 請求項1に記載の受信装置であって,
    ウィンドウ準備信号生成部(35)は,
    受け取った多相クロックに含まれる第一の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がり,多相クロックに含まれる第二の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下がる,ウィンドウ準備信号を生成し,
    本ウィンドウ信号生成部(37)は,
    前記ウィンドウ準備信号を受け取り,受けとった前記ウィンドウ準備信号と受信部(31)が受信したデータの組み合わせからウィンドウ前信号を生成するウィンドウ前信号生成部51と,
    前記ウィンドウ前信号と前記LOCK信号とを用いてウィンドウ信号を生成するLOCK信号反映部(53)とを有する,
    受信装置。
  5. 請求項1に記載の受信装置であって,
    クロック補完信号を生成するためのクロック補完信号生成部(61)と,
    受信部(31)が受信したデータ,クロック補完信号生成部(61)が生成したクロック補完信号,及び本ウィンドウ信号生成部(37)が生成したウィンドウ信号に基づいてリファレンスクロックを生成するセレクト部(63)とをさらに有し,
    クロック補完信号生成部(61)は,受け取った多相クロックに含まれる第三の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がり,多相クロックに含まれる第四の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下がる,クロック補完信号を生成するものである,
    受信装置。
  6. 請求項1に記載の受信装置であって,
    前記多相クロック信号を受け取り,クロック補完準備信号を生成するためのクロック補完準備信号生成部(71)と,
    前記クロック補完準備信号生成部(71)からのクロック補完準備信号及び受信部(31)が受信したデータに基づいてクロック補完信号を生成するためのクロック補完信号生成部(73)と,
    受信部(31)が受信したデータ,前記クロック補完信号生成部(73)が生成したクロック補完信号,及び本ウィンドウ信号生成部(37)が生成したウィンドウ信号に基づいてリファレンスクロックを生成するセレクト部(75)をさらに有し,
    前記クロック補完準備信号生成部(71)は,受け取った多相クロックに含まれる第三の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち上がり,多相クロックに含まれる第四の所定位置のクロックが立ち上がるタイミングで立ち下がる,クロック補完準備信号を生成するものであり,
    前記クロック補完信号生成部(73)は,クロック補完準備信号と前記受信部(31)が受信したデータに基づいてクロック補完信号を生成する
    受信装置。
  7. 請求項1に記載の受信装置であって,
    クロック補完信号を生成するためのクロック補完信号生成部(81)と,
    受信部(31)が受信したデータ,クロック補完信号生成部(81)が生成したクロック補完信号,及び本ウィンドウ信号生成部(37)が生成したウィンドウ信号に基づいてリファレンスクロックを生成するセレクト部(83)とをさらに有し,
    クロック補完信号生成部(81)は,受け取った多相クロック及びウィンドウ信号に基づいてクロック補完信号を生成する,
    受信装置。
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