JP2015063720A - チタン板 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度が高く、優れた成形性を発揮するチタン板を提供する。【解決手段】チタン板は、所定量のFe、Oを含有し、残部がチタンおよび不可避的不純物からなり、HCP構造であるα相の結晶粒組織を含むチタン板であって、α相結晶粒の(0001)正極点図において、第1方位角(θ)で特定されるα相結晶粒が含まれる総面積が、所定量の比率(P)および比率(R)であって、かつ、第2方位角(φ)で特定されるα相結晶粒が含まれる総面積が所定量の面積比(Q)および面積比(S)であり、α相結晶粒における円相当直径の平均値および最大値が所定量であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、チタン板に関し、より詳細には、たとえばプレート式熱交換器に用いられるチタン板に関する。
チタン板は、耐食性に優れているため、化学、電力、食品製造プラント等の熱交換器用部材や、カメラボディ、厨房機器等の民生品、さらには、オートバイ、自動車等の輸送機器部材、家電機器等の外装材といったものにまで広く使用されている。
その中でもプレート式の熱交換器は、熱交換効率を高めるため、チタン板をプレス成形することによって波目状に加工し表面積を増やす必要がある。したがって、チタン板をプレート式熱交換器に適用する場合は、チタン板に優れた成形性が要求される。
また、チタン板をプレート式熱交換器に適用する場合は、前記した成形性以外にも、プレート式熱交換器として必要とされる耐久性の向上や軽量化を実現するために、チタン板に一定以上の強度も要求される。
ここで、チタン板(工業用純チタン)は、JIS H4600の規格で規定されており、Fe、Oなどの含有量や強度等によって、JIS1種、2種、3種等の等級に分類される。この等級が大きくなる程、Fe、Oなどの含有量が多く、強度が高くなるため、高い強度が要求される用途にチタン板を使用する場合は、大きな等級のものが用いられている。一方、等級が小さいチタン板、例えば、JIS1種のチタン板は、Fe、Oなどの含有量が少なく延性が高くなる(成形性が向上する)。そのため、優れた成形性が要求される用途にチタン板を使用する場合は、JIS1種のものが用いられている。
しかし、Fe、Oなどの含有量を多くし、チタン板の強度を向上させた場合は、成形性が低下し、Fe、Oなどの含有量を少なくし、チタン板の成形性を向上させた場合は、強度が低下してしまう。
また、チタン板の強度を向上させる方法として、チタン板の結晶粒を微細化する方法も存在するが、結晶粒の微細化に伴いチタン板の成形性は低下してしまう。
前記したとおり、チタン板をプレート式熱交換器に適用する場合、チタン板には一定以上の強度(JIS2種、3種の強度)、および優れた成形性が要求されているという実情がある。しかしながら、強度の低下を回避しつつ、成形性を向上させるのは、非常に困難であった。
そこで従来、チタン板について、強度および成形性の向上に着目した以下のような様々な技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、六方晶系の結晶構造で、所定量のH、O、N、Feを含有し、残部がTiおよび不可避的不純物からなり、所定式で定義されるキーンズ(Kearns)因子f値が0.60以上である成形性に優れたチタン板の製造方法が開示されている。
特許文献2には、所定量のFe、Oを含有し、残部がTiおよび不可避的不純物からなり、等軸のα+β2相組織を有し、α相の(0001)極点図のピークを示す方向と、圧延方向の法線方向との角度が40°以上である曲げ性および張り出し性に優れたチタン板が開示されている。
特許文献3には、所定量のFe等のβ安定化元素、Oを含有し、残部がTiおよび不可避的不純物からなり、α相の(0001)面の法線と圧延面の法線とがなす方位角の平均値が60°以下、方位角が70°以上であるα相の、全α相に占める面積率が30%以下である高強度かつ成形性に優れたチタン板が開示されている。
特許文献4には、所定量のFe等のβ安定化元素、Oを含有し、残部がTiおよび不可避的不純物からなり、α相の(0001)面の法線と圧延面の法線とがなす傾角の平均値が45°以下、傾角が50°以上であるα相の、全α相に占める面積率が10%以下である高強度で深絞り性に優れたチタン板が開示されている。
特許第4088183号公報 特開2008−127633号公報 特開2010−31314号公報 特開2010−150607号公報
特許文献1〜4に開示された技術は、チタン板のα相の結晶粒組織を制御することによって、成形性の向上を図っている。しかしながら、特許文献1〜4のチタン板は、十分な成形性が得られているとは言えず、さらなる成形性の向上が要望されている。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、強度が高く、優れた成形性を発揮するチタン板を提供することにある。
本発明者らは、チタン板の成分等について鋭意検討した結果、FeおよびOを所定の含有量とし、チタン板の主相であるα相の結晶粒組織の制御において、C軸の配向の仕方を精緻に制御することで、強度が高く、成形性に優れたチタン板が得られることを見出し、本発明に至った。
具体的には以下のとおりである。
すなわち、本発明に係るチタン板は、Fe:0.020〜1.000質量%、O:0.020〜0.400質量%を含有し、残部がチタンおよび不可避的不純物からなり、HCP構造であるα相の結晶粒組織を含むチタン板であって、
α相結晶粒の(0001)正極点図において、(0001)面の軸方位と、圧延面の法線であるND方向とがなす第1方位角(θ)が0〜50°の第1範囲(X1)に含まれるα相結晶粒の総面積は、全α相結晶粒の総面積に対する比率(P)で0.40以上であり、かつ、前記第1範囲(X1)において、前記軸方位と前記ND方向とを含む面と、前記ND方向と圧延方向であるRD方向とを含む面とがなす第2方位角(φ)が0〜45°の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(A)と、前記第2方位角φが45°超え90°以下の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(B)とで(A)/(B)で示される面積比(Q)が0.20〜5.00であり、
前記第1方位角(θ)が80〜90°の第2範囲(X2)に含まれるα相結晶粒の総面積は、全α相結晶粒の総面積に対する比率(R)で0.15以上であり、かつ、前記第2範囲(X2)において、前記第2方位角(φ)が0〜45°の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(C)と、前記第2方位角(φ)が45°超え90°以下の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(D)とで(C)/(D)で示される面積比(S)が0.20〜5.00であり、前記α相結晶粒における円相当直径の平均値が5〜100μmであり、かつ、最大値が200μm以下であることを特徴とする。また、本発明のチタン板は、N:0.050質量%以下、C:0.100質量%以下、Al:1.000質量%以下をさらに含有してもよい。
前記構成によれば、本発明のチタン板は、所定量のFおよびOを含有、または、C、N、Alをさらに含有することによって、強度が高くなると共に、成形性が向上する。また、チタン板は、α相結晶粒の(0001)正極点図において、結晶方位が所定範囲、すなわち、第1方位角(θ)で特定される範囲に含まれるα相結晶粒の総面積の全α相結晶粒の総面積に対する比率(P)または比率(R)が所定範囲であり、かつ、第2方位角(φ)で特定される2つの範囲に含まれるα相結晶粒の総面積の面積比(Q)または面積比(S)が所定範囲であることによって、圧延方向と幅方向の耐力や伸び等の異方性が低減し、成形性がさらに向上する。
本発明に係るチタン板は、高強度であるにも係わらず、優れた成形性を発揮することができる。
チタン板のα相結晶粒の結晶方位を示し、圧延面に対して垂直方向から見たときの(0001)面の法線方向(軸方位)の分布を示す正極点図において、(a)、(c)はα相結晶粒の比率(P、Q)を算出するために第1方位角(θ)で特定される範囲(X1、X2)を示す図、(b)、(d)はα相結晶粒の面積比(Q=A/B、S=C/D)を算出するために第2方位角(φ)で特定される範囲を示す図である。 図1を説明するための概念図である。 チタン板の製造方法を示す工程フロー図である。 実施例において、成形性の評価を行なうための成形金型の形状を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は、(a)のE−E断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
≪チタン板≫
本発明に係るチタン板は、所定量のFe、Oを含有し、残部がチタンおよび不可避的不純物からなり、HCP構造(六方最密充填構造)であるα相の結晶粒組織を含むチタン板であって、α相結晶粒の(0001)正極点図において、α相結晶粒が所定の結晶方位および円相当直径を有するものである。また、チタン板は、所定量のN、C、Alをさらに含有してもよい。以下、各構成について説明する。
(Fe:0.020〜1.000質量%)
Feは、チタン板の強度を向上させる重要な元素である。Feの含有量が0.020質量%未満では、チタン板の強度が不足すると共に、最終焼鈍により、α相結晶粒の円相当直径が顕著に粗大化し、成形性が低下する。また、高純度のスポンジチタンを使用することになり、コストが高くなり工業的には成り立たない。一方、Fe含有量が1.000質量%を超えると、鋳塊の偏析が大きくなり生産性が悪くなってしまう。また、BCC構造(体心立方格子構造)であるβ相が増大し、破壊の起点となって成形性が低下する。したがって、Feの含有量は0.020〜1.000質量%とする。好ましくは0.250質量%以下、より好ましくは0.120質量%以下である。
(O:0.020〜0.400質量%)
Oは、チタン板の強度を増大させる一方、成形性低下させる元素である。Oの含有量が0.020質量%未満であると、チタン板の強度が不足すると共に、高純度のスポンジチタンを使用することになり、コストが高くなり工業的には成り立たない。一方、Oの含有量が0.400質量%を超えると、チタン板が脆くなりすぎ、冷間圧延時に割れが生じ易く、その結果、生産性を低下させてしまう。また、成形性が低下する。したがって、Oの含有量は0.020〜0.400質量%とする。好ましくは0.150質量%以下、より好ましくは0.100質量%以下である。
(N:0.050質量%以下)
Nは、通常は不可避的不純物として含有されるが、不可避的不純物レベルを超えて添加することによって強度向上に有効な元素である。しかしながら、Nの含有量が0.050質量%を超えると、チタン板が脆くなりすぎ、成形性が低下する。そのため、チタン板にNを添加する場合は、Nの含有量は0.050質量%以下とする。好ましくは0.014質量%以下である。
(C:0.100質量%以下)
Cは、通常は不可避的不純物として含有されるが、不可避的不純物レベルを超えて添加することによって強度向上に有効な有効である。しかしながら、Cの含有量が0.100質量%を超えると、チタン板が脆くなりすぎ、成形性が低下する。そのため、チタン板にCを添加する場合は、Cの含有量は0.100質量%以下とする。好ましくは0.050質量%以下である。
(Al:1.000質量%以下)
Alは、通常は不可避的不純物として含有されるが、不可避的不純物レベルを超えて添加することによって強度および耐熱性の向上に有効な元素である。しかしながら、Alの含有量が1.000質量%を超えると、成形性が低下する。そのため、チタン板にAlを添加する場合は、Alの含有量は1.000質量%以下とする。好ましくは0.400質量%以下、より好ましくは0.200質量%以下である。
(残部:チタンおよび不可避的不純物)
チタン板の成分は前記の通りであり、残部はチタンおよび不可避的不純物からなる。不可避的不純物は、チタン板の諸特性を害さない範囲で含有され、前記N、CおよびAl以外に、例えば、Cr、Ni、H等である。
(結晶方位)
チタン板は、α相結晶粒が所定の結晶方位を有する。本発明において、所定の結晶方位を有するとは、α相結晶粒の(0001)正極点図において、第1方位角(θ)で特定される範囲に含まれるα相結晶粒の総面積の全α相結晶粒の総面積に対する比率(P)または比率(R)が所定範囲であり、かつ、第2方位角(φ)で特定される2つの範囲に含まれるα相結晶粒の総面積の面積比(Q)または面積比(S)が所定範囲であることを意味する。
ここで、第1方位角(θ)とは、SEM−EBSD(走査電子顕微鏡−反射電子像)等での方位解析において、図2に示すように、(0001)面の軸方位と、チタン板(圧延面)の法線であるND方向とがなす角度である。そして、SEM−EBSDでの正極点図である図1(a)、(c)では、第1方位角(θ)は、半径方向の長さで表される。また、第2方位角(φ)とは、SEM−EBSD等での方位解析において、図2に示すように、(0001)面の軸方位と前記ND方向とを含む面と、前記ND方向と圧延方向であるRD方向とを含む面とがなす角度である。そして、SEM−EBSDでの正極点図である図1(b)、(d)では、第2方位角(φ)は、円周角度で表される。なお、図1、図2に示すように、圧延面におけるRD方向と直交する方向を、TD方向とする。
また、所定範囲のα相結晶粒の比率(P)、比率(Q)、面積比(R)および面積比(S)は、チタン板の製造の際の最終焼鈍工程における昇温速度、保持温度および保持時間を制御することによって、達成される。
(1)比率(P):0.40以上
図1(a)、図2に示すように、(0001)面の軸方位と、圧延面の法線であるND方向とがなす第1方位角(θ)が0〜50°の第1範囲(X1)に含まれるα相結晶粒の総面積は、全α相結晶粒の総面積に対する比率(P)で0.40以上である。好ましくは、比率(P)は0.50以上である。
なお、本発明において、全α相結晶粒の総面積とは、SEM−EBSDでの観察領域、具体的には圧延方向に0.5mm、板幅方向に0.5mmの領域での、α相結晶粒の面積の総合計を意味する。
そして、比率(P)が0.40未満であると、α相結晶粒が含まれる総面積が少ないため、チタン板における圧延方向と幅方向の耐力や伸び等の異方性が増加する。その結果、チタン板の成形性が低下する。
(2)面積比(Q):0.20〜5.00
図1(b)、図2に示すように、前記第1範囲(X1)において、前記軸方位と前記ND方向とを含む面と、前記ND方向と圧延方向であるRD方向とを含む面とがなす第2方位角(φ)が0〜45°の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(A)と、前記第2方位角(φ)が45°超え90°以下の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(B)とで(A)/(B)で示される面積比(Q)が0.20〜5.00である。
そして、面積率(Q)が0.20未満であると、チタン板における圧延方向と幅方向の耐力や伸び等の異方性が増加して、チタン板の成形性が低下する。一方、面積率(Q)が5.00を超えても、チタン板における圧延方向と幅方向の耐力や伸び等の異方性が増加して、チタン板の成形性が低下する。
(3)比率(R):0.15以上
図1(c)、図2に示すように、前第1方位角(θ)が80〜90°の第2範囲(X2)に含まれるα相結晶粒の総面積は、全α相結晶粒の総面積に対する比率(R)で0.15以上である。なお、全α相結晶粒の総面積は、前記と同様である。
そして、比率(R)が0.15未満であると、α相結晶粒が含まれる総面積が少ないため、チタン板における圧延方向と板幅方向の耐力の異方性が増加して、成形性が低下する。
(4)面積比(S):0.20〜5.00
図1(d)、図2に示すように、前記第2範囲(X2)において、前記第2方位角(φ)が0〜45°の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(C)と、前記第2方位角(φ)が45°超え90°以下の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(D)とで(C)/(D)で示される面積比(S)が0.20〜5.00である。
そして、面積率(S)が0.20未満であると、チタン板における圧延方向と幅方向の耐力や伸び等の異方性が増加して、チタン板の成形性が低下する。一方、面積率(S)が5.00を超えても、チタン板における圧延方向と幅方向の耐力や伸び等の異方性が増加して、チタン板の成形性が低下する。
チタン板は、α相結晶粒が所定の円相当直径を有する。具体的には、円相当直径の平均値および最大値が所定範囲である。そして、所定範囲のα相結晶粒の円相当直径は、チタン板のFe含有量、および、製造の際の最終焼鈍工程における昇温速度、保持温度、保持時間および冷却速度を制御することによって、達成される。
(α相結晶粒における円相当直径の平均値:5〜100μm)
円相当直径の平均値が5μm未満であると、チタン板の延性が低下し、成形性が低下し易い。円相当直径の平均値が100μmを超えると、肌荒れが発生し易い。したがって、円相当直径の平均値は5〜100μmが好ましく、5〜80μmがさらに好ましい。
(α相結晶粒における円相当直径の最大値:200μm以下)
円相当直径の最大値が200μmを超えると、粗大な結晶粒でのひずみ分布が不均一となり、粒界へのひずみ集中が起こり易くなり、クラックが発生して成形性が低下し易い。したがって、円相当直径の最大値は200μm以下が好ましく、150μm以下がさらに好ましい。
ここで、円相当直径とは、SEM−EBSDの観察領域において、方位差が5°以上の境界を結晶粒界と定義し、その結晶粒界で囲まれるα相結晶粒の面積を円で近似し、その円の直径を、α相結晶粒の円相当直径と定義した。
次に、前記チタン板の製造方法について説明する。
≪チタン板の製造方法≫
前記チタン板は、例えば、以下のような製造方法で製造される。
図3に示すように、チタン板の製造方法は、チタン材料製造工程S1と、熱間圧延工程S2と、焼鈍・冷間圧延工程S100と、最終焼鈍工程S5と、を含む。
以下、各工程について説明する。
(チタン材料製造工程)
チタン材料製造工程S1は、熱間圧延工程S2の前に、Fe、Oを含有し、残部がチタンおよび不可避的不純物からなるチタン材料、または、N、C、Alをさらに含有するチタン材料を製造する工程である。チタン板を製造する場合、まず、従来のチタン板を製造する場合と同様、鋳塊(インゴット(工業用純チタン))を製造し、この鋳塊を分塊鍛造または分塊圧延して、その後の工程に供するチタン材料を得る。鋳塊の製造、分塊鍛造または分塊圧延の方法は特に限定されず、従来公知の方法で行えばよい。例えば、まず、所定成分の原料を消耗電極式真空アーク溶解法(VAR法)により溶解した後、鋳造してチタン鋳塊を得る。この鋳塊を所定の大きさのブロック形状に分塊鍛造(熱間鍛造)してチタン材料とする。なお、Fe等の成分については前記のとおりである。
(熱間圧延工程)
熱間圧延工程S2は、チタン材料に対して熱間圧延を行う工程である。熱間圧延の方法は特に限定されず、従来公知の方法で行えばよい。例えば、700℃から1050℃に加熱して熱間圧延を行えばよい。
(焼鈍・冷間圧延工程)
焼鈍・冷間圧延工程S100は、熱間圧延工程S2の後、焼鈍工程S3と冷間圧延工程S4とを行う工程である。
焼鈍工程S3は、前記工程で作製された熱延板に焼鈍を施す工程であって、焼鈍の方法は特に限定されず、従来公知の方法で行えばよい。例えば、熱延板に保持温度:600〜850℃で焼鈍を施すことが好ましい。また、焼鈍雰囲気についても、大気、真空、還元性ガス雰囲気のいずれでも良く、バッチ炉、連続炉のいずれで行ってもよい。
冷間圧延工程S4は、焼鈍が施された熱延板に冷間圧延を1回以上施す工程であって、冷間圧延の方法は特に限定されず、従来公知の方法で行えばよい。また、冷間圧延と冷間圧延の間に中間焼鈍を施しても良い。また、その場合の最終焼鈍工程の前の段階の最終冷間圧延での圧下率は従来と同程度で良い。例えば、20〜70%程度の圧下率とすればよい。ただし、冷間圧延で作製された冷延板のトータル圧延率、すなわち、熱延板に対する圧延率が20〜98%となることが好ましい。
(最終焼鈍工程)
最終焼鈍工程S5は、焼鈍・冷間圧延工程S100の後、最終焼鈍を施す工程である。
ここで、所望の組織形態、すなわち、チタン板の結晶方位を所定範囲にするため、さらには、チタン板のα相結晶粒の円相当直径を所定範囲とするために、最終焼鈍の昇温速度、保持温度、保持時間および冷却速度を、以下に示すように所定範囲で制御する必要がある。
しかしながら、前記以外の焼鈍条件については特に限定されず、従来公知の条件で行えばよい。例えば、雰囲気は大気、真空、還元性ガス雰囲気のいずれでも良く、バッチ炉、連続炉のいずれで行ってもよい。
(昇温速度:10℃/s以上)
最終焼鈍工程S5における昇温速度が10℃/s未満であると、焼鈍によってα相がβ相に変態する際にβ相結晶粒が粗大化する。その結果、β相結晶粒成長に伴って集合組織が顕著に変化し、α相結晶粒の結晶方位の比率(P)、面積比(Q)、比率(R)、面積比(S)のいずれかが所定範囲を満たさなくなるため、成形性が低下する。また、チタン板におけるα相結晶粒も粗大化して、α相結晶粒の円相当直径の最大値が上限値を超えるため、成形性が低下する。したがって、昇温速度は10℃/s以上とする。一方、最終焼鈍工程の設備能力の限界から、昇温速度は200℃/sを超えて大きくはできない。
(保持温度:β相のα相に対する面積分率が50%となる温度以上で950℃未満)
最終焼鈍工程S5における保持温度が、β相の面積分率が50%となる温度未満であると、α相結晶粒の結晶方位の比率(P)、面積比(Q)、比率(R)、面積比(S)のいずれかが所定範囲を満たさなくなるため、成形性が低下する。また、チタン板におけるα相結晶粒も粗大化して、α相結晶粒の円相当直径の最大値が上限値を超えるため、成形性が低下する。一方、保持温度が950℃以上であると、焼鈍によってα相がβ相に変態する際にβ相結晶粒が粗大化する。その結果、チタン板におけるα相結晶粒も粗大化して、α相結晶粒の円相当直径の最大値が上限値を超えるため、成形性が低下する。したがって、保持温度は、β相の面積分率が50%となる温度以上で950℃未満とする。
(保持時間:300秒以下(0秒を含む))
最終焼鈍工程S5における保持時間が300秒を超えると、焼鈍によってα相がβ相に変態する際にβ相結晶粒が粗大化する。その結果、β相結晶粒成長に伴って集合組織が顕著に変化し、α相結晶粒の結晶方位の比率(P)、面積比(Q)、比率(R)、面積比(S)のいずれかが所定範囲を満たさなくなるため、成形性が低下する。また、チタン板におけるα相結晶粒も粗大化して、α相結晶粒の円相当直径の最大値が上限値を超えるため、成形性が低下する。したがって、保持時間は300秒以下とする。なお、保持時間は0秒を含むものである。保持時間が0秒とは、焼鈍温度が前記保持温度の範囲に到達したら、直ちに、後記する冷却を行うことを意味する。
(冷却速度:10℃/s以上)
最終焼鈍工程S5における冷却速度が10℃/s未満であると、冷却によってβ相がα相に変態する際にα相結晶粒が粗大化する。その結果、チタン板のα相結晶粒の円相当直径の最大値が上限値を超えるため、成形性が低下する。したがって、冷却速度は10℃/s以上とする。一方、最終焼鈍工程の設備能力の限界から、冷却速度は1000℃/sを超えて大きくはできない。
チタン板の製造方法は、以上説明したとおりであるが、チタン板の製造を行うにあたり、前記各工程に悪影響を与えない範囲において、前記各工程の間あるいは前後に、他の工程を含めてもよい。例えば、各焼鈍後にチタン板表面にスケールが付着している場合に、スケールを除去する工程を含めてもよい。スケールを除去する工程としては、例えば、ソルト熱処理工程、酸洗処理工程等が挙げられる。その他、例えばチタン板表面の異物を除去する異物除去工程や、各工程で発生した不良品を除去する不良品除去工程等を含めてもよい。
なお、本発明の製造方法では、焼鈍工程S3を行わず、冷間圧延を1回以上行う冷間圧延工程S4のみを行う方法であっても良い。その際、冷間圧延工程S4では、冷間圧延と冷間圧延の間に中間焼鈍を施しても良い。
本発明のチタン板は、化学、電力、食品製造プラント等の熱交換器用部材や、カメラボディ、厨房機器等の民生品、さらには、オートバイ、自動車等の輸送機器部材、家電機器等の外装材、燃料電池用のセパレータとして用いることができる。特に、優れた成形性が要求されるプレート式の熱交換器に好適に用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
Fe、O組成(JISH4600)の純チタン鋳塊、または、純チタン鋳塊にN等の添加元素を添加したチタン鋳塊からなる表1に示す成分組成の原料をVAR法により溶解し、鋳造してチタン鋳塊を得た。次に、この鋳塊を分塊鍛造(熱間鍛造)してチタン材料とした。このチタン材料に熱間圧延を施して、板厚が4.0mmの熱延板を得た。さらに、熱延板の表面のスケールを除去してから、冷間圧延、中間焼鈍、冷間圧延を施し、板厚が0.55mmとなる冷延板を得た。さらに、冷延板に表1に示すような条件で最終焼鈍を施し、ソルトバス処理および酸洗による脱スケール処理を行い、板厚が0.5mmとなる
試験材を得た。なお、中間焼鈍、最終焼鈍は連続焼鈍炉で実施した。また、表1におけるβ相の面積分率が50%となる温度の値は、最終焼鈍工程での保持温度の下限値であって、熱力学計算ソフト「ThermoCalc」を用いて計算した値である。
この試験材について、α相結晶粒の結晶方位、円相当直径を以下の方法により求めた。また、強度、成形性の評価を以下の方法により行った。
(α相結晶粒の結晶方位、円相当直径)
試験材の板厚方向表層部、1/4t部および板厚中心部の圧延面において、圧延方向に0.5mm、板幅方向に0.5mmの領域をSEM−EBSDで組織観察した。その結果から、方位差5°以上の境界を結晶粒界と認識し、各結晶粒の方位を基に方位成分の解析を行った。また、各結晶粒の円相当直径(平均値、最大値)を算出した。なお、これらの測定を10箇所で行い、その平均を取った。その結果を表1に示す。
(強度の評価)
試験材から、試験材の圧延方向が荷重軸と一致する方向(L方向)にJISZ2201に規定される13号試験片を採取し、室温でJISH4600に基づいて引張試験を実施し、0.2%耐力(YS)を測定した。その結果を表1に示す。なお、(YS)が138〜620(MPa)の場合に合格とした。
(成形性の評価)
成形性の評価は、各試験材に対してプレート式熱交換器の熱交換部分(プレート)を模擬した成形金型を用いたプレス成形を行うことで評価した。
図4(a)、(b)に示すように、成形金型の形状は、成形部が100mm×100mmで、ピッチ17mm、最大高さ6.5mmの綾線部を4本有し、各綾線部は頂点に、R=2.5mmのR形状を有している。
この成形金型を用いて80tonプレス機によってプレス成形を行った。プレス成形は各試験材の両面に潤滑のために防錆油を塗布し、各試験材の圧延方向が図4(a)の上下方向と一致するように下側の金型の上に配置した。そして、フランジ部を板押さえで拘束した後、プレス速度1mm/秒の条件で金型を押込んだ。金型は、0.1mm間隔で押込み、割れが発生しない最大の押し込み深さ量(E:単位mm)を実験で求めた。そして、下式により、成形性指標(F)を算出した。その結果を表1に示す。なお、成形性指標(F)が正の値となる場合に合格とした。
F=E−(G−H×YS)
G=6.0857、H=0.0094
YS=L方向(圧延方向)の0.2%耐力を無次元化した数値
E=最大押込み深さ量を無次元化した数値
Figure 2015063720
試験材No.1〜9(実施例)は、本発明で規定する要件を満たすチタン板であり、強度および成形性のいずれも合格と判断でき、強度と成形性のバランスに優れていることがわかる。
これに対して試験材No.10〜21(比較例)は、本発明で規定する要件を満たしていないため、強度、成形性が合格の基準を満たさず、強度と成形性のバランスが悪いことがわかる。
試験材No.10(比較例)は、Fe濃度が下限値未満であり、円相当直径の平均値および最大値が上限値を超えるため、強度、成形性に劣っていた。
試験材No.11(比較例)は、Fe濃度が上限値を超え、円相当直径の最大値が上限値を超えるため、成形性に劣っていた。
試験材No.12(比較例)は、O濃度が上限値を超えるため、成形性に劣っていた。
試験材No.13(比較例)は、N濃度が上限値を超えるため、成形性に劣っていた。
試験材No.14(比較例)は、C濃度が上限値を超えるため、成形性に劣っていた。
試験材No.15(比較例)は、Al濃度が上限値を超えるため、成形性に劣っていた。
試験材No.16(比較例)は、最終焼鈍の昇温速度が下限値未満であり、円相当直径の最大値が上限値を超えるため、成形性に劣っていた。
試験材No.17(比較例)は、最終焼鈍の保持温度が下限値未満であるため、結晶方位の面積比(Q)および比率(R)が下限値未満となり、円相当直径の最大値も上限値を超えた。その結果、成形性に劣っていた。また、試験材No.17(比較例)は、特許文献1に相当するチタン板である。
試験材No.18(比較例)は、最終焼鈍の昇温速度が下限値未満であり、さらに保持温度が下限値未満であるため、結晶方位の面積比(Q)、比率(R)および面積比(S)が下限値未満となった。その結果、成形性に劣っていた。
試験材No.19(比較例)は、最終焼鈍の保持温度が上限値を超えるため、円相当直径の最大値が上限値を超えた。その結果、成形性に劣っていた。
試験材No.20(比較例)は、最終焼鈍の保持時間が上限値を超えるため、結晶方位の比率(R)が下限値未満となった。また、円相当直径の最大値が上限値を超えた。その結果、成形性に劣っていた。
試験材No.21(比較例)は、最終焼鈍の冷却速度が下限値未満であるため、円相当直径の最大値が上限値を超えた。その結果、成形性に劣っていた。
以上、本発明に係るチタン板について実施の形態および実施例を示して詳細に説明したが、本発明の趣旨は前記した内容に限定されることなく、その権利範囲は特許請求の範囲の記載に基づいて解釈しなければならない。なお、本発明の内容は、前記した記載に基づいて改変・変更等することができることはいうまでもない。
X1 第1範囲
X2 第2範囲
θ 第1方位角
φ 第2方位角
P、R 比率
Q、S 面積比
A、B、C、D 総面積
S1 チタン材料製造工程
S2 熱間圧延工程
S3 焼鈍工程
S4 冷間圧延工程
S5 最終焼鈍工程
S100 焼鈍・冷間圧延工程

Claims (2)

  1. Fe:0.020〜1.000質量%、O:0.020〜0.400質量%を含有し、残部がチタンおよび不可避的不純物からなり、HCP構造であるα相の結晶粒組織を含むチタン板であって、
    α相結晶粒の(0001)正極点図において、(0001)面の軸方位と、圧延面の法線であるND方向とがなす第1方位角(θ)が0〜50°の第1範囲(X1)に含まれるα相結晶粒の総面積は、全α相結晶粒の総面積に対する比率(P)で0.40以上であり、かつ、
    前記第1範囲(X1)において、前記軸方位と前記ND方向とを含む面と、前記ND方向と圧延方向であるRD方向とを含む面とがなす第2方位角(φ)が0〜45°の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(A)と、前記第2方位角φが45°超え90°以下の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(B)とで(A)/(B)で示される面積比(Q)が0.20〜5.00であり、
    前記第1方位角(θ)が80〜90°の第2範囲(X2)に含まれるα相結晶粒の総面積は、全α相結晶粒の総面積に対する比率(R)で0.15以上であり、かつ、
    前記第2範囲(X2)において、前記第2方位角(φ)が0〜45°の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(C)と、前記第2方位角(φ)が45°超え90°以下の範囲に含まれるα相結晶粒の総面積(D)とで(C)/(D)で示される面積比(S)が0.20〜5.00であり、
    前記α相結晶粒における円相当直径の平均値が5〜100μmであり、かつ、最大値が200μm以下であることを特徴とするチタン板。
  2. 前記チタン板は、N:0.050質量%以下、C:0.100質量%以下、Al:1.000質量%以下をさらに含有することを特徴とする請求項1に記載のチタン板。
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