JP2015063020A - スクライブヘッド、スクライブ装置およびスクライブ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カッタへのダメージを抑えつつ、起点クラックを確実に形成する。【解決手段】カッタ120はボディ部110に取り付けられている。荷重部130は、基板4上へカッタ120が押し付けられるようにボディ部110に連続的な力LDを加え得るものである。荷重部130は、力LDを発生させるための第1アクチュエータ131を有する。衝撃部140は、基板4上へカッタ120が押し付けられるようにボディ部110に衝撃的な力を加え得るものである。衝撃部140は、打撃部材142と、第2アクチュエータ141と、係止部144とを有する。打撃ピン142は、ボディ部110を打ち付けるように変位可能なものである。第2アクチュエータ141は、ボディ部110に向かって打撃部材142に連続的な力を加え得るものである。ストッパ144は、ボディ部110から離れた位置で打撃ピン142を一時的に係止し得るものである。【選択図】図1
Description
本発明は、スクライブヘッド、スクライブ装置およびスクライブ方法に関し、特に、カッタを有するスクライブヘッドおよびスクライブ装置と、それを用いたスクライブ方法とに関する。
フラットディスプレイパネルまたは太陽電池パネルなどの電気機器の製造において、たとえば、ガラス、半導体、サファイア、セラミックスなどの脆性材料から作られた基板を切断することがしばしば行われる。多くの場合、スクライブ装置による基板のスクライブが行われる。すなわち基板表面にスクライブラインが形成される。スクライブラインとは、基板の表面上にライン状に延び、かつ、ブレークを行うのに十分な程度に基板の厚さ方向に進行したクラックのことをいう。ブレークとは、スクライブラインの形成後に行われる、基板への応力付与の工程である。ブレークによりクラックが厚さ方向に完全に進行することで、スクライブラインに沿って基板が完全に切断される。
スクライブラインは、基板の縁を起点とすると容易に形成することができる。なぜならば、基板の縁においては局所的な破壊が起こりやすく、この破壊を起点としてスクライブラインを延ばすことができるからである。しかしながら、基板の縁から離れた位置を起点としてスクライブラインを形成し始めることが望まれることがしばしばある。この場合、基板の縁ではなく基板の表面の平坦面上に起点が位置することから、カッタの刃先が滑りやすい。このためスクライブラインを形成し始めるためのきっかけとなる破壊(以下、起点クラックと称する)を発生させにくい。このため、起点クラックを形成する技術が検討されている。
特開2000−264656号公報(特許文献1)によれば、ワーク面にスクライブラインを形成するスクライブ方法が開示されている。スクライブ装置は、カッタと、カッタに振動を付与する振動発生部材とを有するスクライブ本体を含む。この方法によれば、スクライブ本体を、ワークから上方に離した状態でワーク面に沿って相対移動させることにより、カッタがスクライブ開始点の真上に位置させられる。次に、スクライブ本体を下降させることにより、カッタの先端がスクライブ本体の自重をもってスクライブ開始点に当てられる。その後、スクライブ本体に衝撃を付与することで、ワーク面において縁から離れたスクライブ開始点に起点クラックが形成される。ワークに振動を与えることで、起点クラックをきっかけにしてスクライブラインが形成される。
起点クラックはスクライブ本体(スクライブヘッド)に衝撃を付与することで形成される。よって衝撃が小さすぎれば起点クラックを形成することができず、逆に衝撃が大き過ぎればカッタにダメージが不必要に加わる。よって衝撃の大きさの精確な制御が求められる。しかしながら、上記公報に記載の技術では、衝撃の大きさのばらつきが大きかった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、基板の縁から離れた位置を起点としてスクライブラインを形成する際に、カッタへのダメージを抑えつつ起点クラックを確実に形成することができる、スクライブヘッド、スクライブ装置およびスクライブ方法を提供することである。
本発明のスクライブヘッドは、基板の表面にスクライブラインを形成するためのものであり、ボディ部と、カッタと、荷重部と、衝撃部とを有する。カッタはボディ部に取り付けられている。荷重部は、基板の表面上へカッタが押し付けられるようにボディ部に連続的な力を加え得るものである。荷重部は、力を発生させるための第1アクチュエータを有する。衝撃部は、基板の表面上へカッタが押し付けられるようにボディ部に衝撃的な力を加え得るものである。衝撃部は、打撃部材と、第2アクチュエータと、係止部とを有する。打撃部材は、ボディ部を打ち付けるように変位可能なものである。第2アクチュエータは、ボディ部に向かって打撃部材に連続的な力を加え得るものである。係止部は、ボディ部から離れた位置で打撃部材を一時的に係止し得るものである。
好ましくは、スラクライブヘッドは、ボディ部を回動可能に支持する支点を有するベース部を含む。
好ましくは、スクライブヘッドは、支点の高さを変更可能に構成されている。
本発明のスクライブ装置は、上記スクライブヘッドと、駆動部とを有する。駆動部は、基板とスクライブヘッドとを相対的に変位させるものである。
本発明の一の局面に従うスクライブ方法は、次の工程を有する。カッタが取り付けられたボディ部が準備される。ボディ部から離れた位置で打撃部材を係止しながら、ボディ部に向かって打撃部材に連続的な力が加えられる。係止されていた打撃部材が解放される。解放された打撃部材がボディ部を打ち付けることによって、基板の表面上へ衝撃的な力でカッタが押し付けられることで、基板の表面上に起点クラックが形成される。基板の表面上へカッタを押し付けるようにボディ部に連続的な力を加えつつ、基板とボディ部との相対的変位によって基板の表面上でカッタを走行させることによって、起点クラックからスクライブラインが伸展させられる。
上記一の局面に従うスクライブ方法において好ましくは、ボディ部を準備する工程は、スクライブヘッドを準備することによって行われる。スクライブヘッドはボディ部およびベース部を有する。ボディ部にはカッタが取り付けられている。ベース部は、ボディ部を回動可能に支持する支点を有する。基板の表面上でカッタを走行させる工程は、カッタの後側に支点が位置するように行われてもよく、あるいは、カッタの前側に支点が位置するように行われてもよい。
本発明の他の局面に従うスクライブ方法は、次の工程を有する。基板の表面上にカッタを静置しつつ、基板の表面上へ力F1でカッタが押し付けられる。基板の表面上に起点クラックが形成されるように、基板の表面上に静置されかつ基板の表面上へ力F1で押し付けられていたカッタに対して力F1よりも大きい力F2が加えられる。起点クラックからスクライブラインが伸展するように、基板とボディ部との相対的変位によって基板の表面上でカッタを走行させつつ、基板の表面上へ力F1よりも小さい力F3でカッタが押し付けられる。
上記他の局面に従うスクライブ方法において好ましくは、力F2は衝撃的な力である。
本発明のスクライブヘッドおよびスクライブ装置と、本発明の一の局面に従うスクライブ方法とによれば、起点クラックを形成するための打撃部材のボディ部への打ち付けは、アクチュエータから力が加えられつつ係止されていた打撃部材を解放することによって行われる。これにより、アクチュエータからの力の大きさを、打撃部材が係止されている間に安定化することができる。よって、起点クラックの形成時にカッタに加わる衝撃力を必要十分な大きさに精度よく制御することができる。よって、衝撃力が過大となることでカッタにダメージが不必要に加わったり、逆に衝撃力が過小となることで起点クラックを形成することができなかったりすることを避けることができる。よって、カッタへのダメージを抑えつつ起点クラックを確実に形成することができる。
本発明の他の局面に従うスクライブ方法によれば、起点クラックを形成するためにカッタに衝撃力が加えられる際に、スクライブラインを形成するために加えられる力よりも大きな力で、基板の表面上にカッタが予め押し付けられている。これにより、基板の縁から離れた位置を起点としてスクライブラインを形成する際に、基板の表面上でのカッタの跳ね返りを十分に抑えることができる。よって、カッタに加わるダメージを抑えつつ起点クラックを確実に形成することができる。
以上のように本発明によれば、基板の縁から離れた位置を起点としてスクライブラインを形成する際に、カッタへのダメージを抑えつつ起点クラックを確実に形成することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態のスクライブヘッド30と、基板4と、基板4を支持するテーブル11とを示している。本実施の形態のスクライブヘッド30は、スクライブヘッド30を基板4に対して相対変位させる機構(図1において図示せず)と共に、スクライブ装置に組み込まれて用いられる。なお以下においてこの相対変位が基板4を静置しつつスクライブヘッド30を移動させることによって行われる場合について説明する場合があるが、等価な相対的変位が得られる限り、スクライブヘッド30を静止させつつ基板4を移動させてもよく、あるいは両者を移動させてもよい。
図1は、本実施の形態のスクライブヘッド30と、基板4と、基板4を支持するテーブル11とを示している。本実施の形態のスクライブヘッド30は、スクライブヘッド30を基板4に対して相対変位させる機構(図1において図示せず)と共に、スクライブ装置に組み込まれて用いられる。なお以下においてこの相対変位が基板4を静置しつつスクライブヘッド30を移動させることによって行われる場合について説明する場合があるが、等価な相対的変位が得られる限り、スクライブヘッド30を静止させつつ基板4を移動させてもよく、あるいは両者を移動させてもよい。
スクライブヘッド30は、基板4の表面FCにスクライブラインを形成するためのものである。基板4は、たとえば、ガラス、半導体、サファイアまたはセラミックスなどの脆性材料から作られている。スクライブヘッド30は、ボディ部110と、カッタ120と、荷重部130と、衝撃部140と、ベース部150とを有する。
カッタ120はボディ部110に取り付けられている。カッタ120は、ボディ部110からの作用によって、基板4の表面FCに力Fで押し付けられる。
さらに図2を参照して、カッタ120は、刃先121と、刃先121を保持するホルダ122とを有する。好ましくはカッタ120はダイヤモンドポイントである。すなわち刃先121はダイヤモンドから作られていることが好ましい。ダイヤモンドは、天然のもしくは合成された単結晶体ダイヤモンド、多結晶体ダイヤモンド、またはダイヤモンド粒子を鉄族元素などの結合材によって結合させた焼結ダイヤモンドである。スクライブヘッド30の後述する進行方向DR1と、基板4の表面FCの法線方向NMとのなす平面上において、進行方向DR1と、ホルダ122が刃先121に向かって延在する延在方向CTとは、90°超180°未満の角度AGをなすことが好ましい。
なおホルダ122は、たとえば、円柱状または角柱状に延在している棒体である。刃先121の形状は、スクライブラインに合わせて決定されればよく、たとえば四角錐台形形状である。延在方向CTに沿った法線を有する断面においてホルダ122は2mm〜6mm程度の最大寸法(ホルダ122が円柱状の場合、直径寸法)を有することが好ましい。延在方向CTに沿ったホルダ122の長さは10〜70mm程度であることが好ましい。刃先121が四角錐台形形状を有する場合、ホルダ122の先端部との接合部近傍における刃先121の1辺の寸法は、0.5〜3.0mm程度が好ましく、0.8〜2.0mm程度がより好ましい。
ボディ部110はボディ本体111およびホルダ支持部材112を有する。ホルダ支持部材112は、カッタ120のホルダ122の延在する延在方向CT(図2)を調整可能に、ホルダ122を支持している。
ベース部150はベース本体151およびリミッタ152を有する。ベース本体151は、ボディ部110を回動可能に支持する支点AXを有する。リミッタ152は、ボディ部110が下方に向かって回動可能な範囲を制限している。
荷重部130はベース部150に支持されている。荷重部130は、基板4の表面FC上へカッタ120が押し付けられるようにボディ部110に連続的な力LDを加え得るものである。荷重部130は、力LDを発生させるためのエアシリンダ131(第1アクチュエータ)と、力を伝達するための押圧ピン132とを有する。
衝撃部140はベース部150に支持されている。衝撃部140は、基板4の表面FC上へカッタ120が押し付けられるようにボディ部110に衝撃的な力を加え得るものである。衝撃部140は、エアシリンダ141(第2アクチュエータ)と、打撃ピン142(打撃部材)と、スイッチ143と、ストッパ144(係止部)とを有する。
エアシリンダ141は、ボディ部110に向かって打撃ピン142に連続的な力LEを加えることで打撃ピン142を突出させることができるものである。打撃ピン142はエアシリンダ141によって戻り端の位置と突出端の位置との間を変位可能なものである。打撃ピン142は、戻り端に位置する場合はボディ部110から離され、突出端に位置する場合はボディ部110に突き当てられる。よって打撃ピン142は、ボディ部110を打ち付けるように変位可能なものである。
スイッチ143は、ストッパ144の位置を閉位置と開位置との間で切り替えるアクチュエータであり、たとえばエアシリンダである。閉位置に位置するストッパ144(図1)は、打撃ピン142がボディ部110に向かって突出しようとする経路を遮断する。この場合、突出しようとする打撃ピン142がストッパ144に押し付けられることによって打撃ピン142の変位が妨げられる。すなわちストッパ144は、ボディ部110から離れた位置で打撃ピン142を係止する。ストッパ144が開位置に移動されると、すなわちストッパ144が図1における上方向に退行させられると、ストッパ144は打撃ピン142を係止しなくなる。このようにストッパ144は、ボディ部110から離れた位置で打撃ピン142を一時的に係止し得るように構成されている。
図3を参照して、本実施の形態のスクライブ方法において、スクライブラインSLは、起点クラックTGから伸展させられる。すなわち、まず起点クラックTGが形成され、そしてそこからスクライブラインSLが形成される。起点クラックTGは、基板4の縁EGから離れた位置に形成される。図4〜図6のそれぞれはスクライブ方法の第1〜第3工程の様子を示している。また図7および図8の各々は概略的なフローを異なる観点から示している。図9は、スクライブ装置の動作チャートを示している。以下、スクライブ方法について具体的に説明する。
図4を参照して、カッタ120が取り付けられたボディ部110と、ボディ部110を回動可能に支持する支点AXを有するベース部150とを含むスクライブヘッド30が準備される(図7:ステップS10)。基板4の表面FCにおいて起点クラックTG(図3)が形成されるべき位置の上にカッタ120が配置されるように、スクライブヘッド30の水平移動と下降移動とが行われる。
またストッパ144が閉位置(図4に示さる位置)とされつつエアシリンダ141の圧力が高められる。これにより、打撃ピン142がボディ部110から離れた位置で係止されながら、打撃ピン142に連続的な力LEが加えられる(図7:ステップS20)。エアシリンダ141の圧力は、圧力が増大された瞬間は不安定となりやすいが、時間の経過とともに安定化する。よって力LEの最終的な大きさは精度よく設定し得る。
また基板4の表面FC上にカッタ120が静置されつつ、エアシリンダ131が連続的な力LD1を発生することで、基板4の表面FC上へ力F1でカッタ120が押し付けられる(図8:ステップT10)。
さらに図5を参照して、ストッパ144が開位置に移動される。これにより、ストッパ144によって係止されていた打撃ピン142が解放される(図7:ステップS30)。この結果、力LE(図4)で付勢されていた打撃ピン142は、急激に加速された後に、ボディ部110を衝撃力IPで打ち付ける。衝撃力IPが継続する時間は典型的には1秒未満である。
基板4の表面FC上に静止されかつ基板4の表面FC上へ力F1で押し付けられていたカッタ120(図4)は、打撃ピン142がボディ部110を打ち付けることによって(図5)、基板4の表面FC上へ衝撃的な力F2で押し付けられる(図8:ステップT20)。力F2は、エアシリンダ131に起因した力F1にさらに打撃ピン142による力が加わって生じるものであるから、当然に力F1よりも大きい。この衝撃的な力F2によって、基板4の表面FC上に起点クラックTG(図3)が形成される(図7:ステップS40)。
図6を参照して、打撃ピン142がボディ部110を打ち付けた後、打撃ピン142はボディ部110から離れた位置に戻る。またストッパ144が閉位置に移動される。
エアシリンダ131によってボディ部110に連続的な力LD2が加えられることで、基板4の表面FC上へカッタ120が力F3で押し付けられる。前述した力LD1(図4)に比して力LD2は小さくされる。よって力F3は力F1よりも小さくされる。逆に言えば、力F1は、力F3よりも大きくされ、好ましくは力F3の2倍程度以上5倍程度以下とされる。
力F3が加えられた状態で、スクライブヘッド30を進行方向DR1に向かって移動させることで基板4の表面FC上でカッタ120が走行させられる(図8:ステップT30)。進行方向DR1は、支点AXからカッタ120へ向かう方向に沿っている。よって基板4の表面FC上におけるカッタ120の走行は、カッタ120の後側に支点AXが位置するように行われる。これにより、図3に示すように、起点クラックTGからスクライブラインSLが伸展させられる(図7:ステップS50)。
本実施の形態によれば、起点クラックTGを形成するための打撃ピン142のボディ部110への打ち付けは、エアシリンダ141から力が加えられつつ係止されていた打撃ピン142を解放することによって行われる。これにより、エアシリンダ141からの力の大きさを、打撃ピン142が係止されている間に安定化することができる。よって、起点クラックTGの形成時にカッタ120に加わる衝撃力を必要十分な大きさに精度よく制御することができる。よって、衝撃力が過大となることでカッタ120に不必要にダメージが加わったり、逆に衝撃力が過小となることで起点クラックを形成することができなかったりすることを避けることができる。よって、カッタ120へのダメージを抑えつつ起点クラックTGを確実に形成することができる。
また起点クラックを形成するためにカッタ120に力F2が加えられる際に、スクライブラインを形成するために加えられる力F3よりも大きな力F1で、基板4の表面FC上にカッタ120が予め押し付けられている。これにより、基板4の縁から離れた位置を起点としてスクライブラインを形成する際に、基板4の表面FC上でのカッタ120の跳ね返りを十分に抑えることができる。よって、カッタ120に加わるダメージを抑えつつ起点クラックを確実に形成することができる。また力F2は衝撃的な力である。これにより起点クラックをより確実に形成することができる。
またベース部150は、ボディ部110を回動可能に支持する支点AXを有する。これにより、衝撃部140による衝撃力をカッタ120に回動運動を介して伝達することができる。また基板4の表面FC上でカッタ120を走行させる工程は、カッタ120の後側に支点AXが位置するように行われる。これにより、スクライブラインの形成においてカッタ120が基板4中へ食い込みやすくなる。
またスクライブラインの形成時にカッタ120に荷重を加えるためのエアシリンダ131とは別個に、起点クラックの形成時にカッタ120に衝撃力を加えるためのエアシリンダ141が用いられる。よって荷重の印加に適したエアシリンダと、衝撃力の印加に適したエアシリンダとの各々を個別に選択し得る。
また起点クラックの形成時にカッタ120を予め押し付ける力と、スクライブラインの形成時にカッタ120を押し付ける力とが、共にエアシリンダ131によって発生させられる。よってこれらの力のそれぞれを発生させる2つのエアシリンダが設けられる場合に比して、スクライブヘッドの構成をより簡素にすることができる。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1においては、スクライブラインSLが形成される際にスクライブヘッド30が、進行方向DR1(図6)に向かって移動させられる。一方、本実施の形態においては、スクライブヘッド30が、進行方向DR1と逆の進行方向DR2(図12)に向かって移動させられる。より詳しくは、実施の形態1の図4〜図6のそれぞれの工程に対応して、図10〜図12の工程が行われる。なお、これらの図に示されているように、基板4の表面FCの法線方向NMを基準としてカッタ120のホルダ122の延在方向CT(図2)は、実施の形態1とは逆向きに傾けられることが好ましい。
上述した実施の形態1においては、スクライブラインSLが形成される際にスクライブヘッド30が、進行方向DR1(図6)に向かって移動させられる。一方、本実施の形態においては、スクライブヘッド30が、進行方向DR1と逆の進行方向DR2(図12)に向かって移動させられる。より詳しくは、実施の形態1の図4〜図6のそれぞれの工程に対応して、図10〜図12の工程が行われる。なお、これらの図に示されているように、基板4の表面FCの法線方向NMを基準としてカッタ120のホルダ122の延在方向CT(図2)は、実施の形態1とは逆向きに傾けられることが好ましい。
上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、基板4の表面FC上でのカッタ120の走行が、カッタ120の前側に支点AXが位置するように行われる(図12)。これにより、スクライブラインSL(図3)の形成においてカッタ120の軌道がぶれにくくなる。特に、新たに伸展していくスクライブラインSLが既存のスクライブラインを交差することで誘発されるカッタ120の軌道のぶれが効果的に抑制される。
(実施の形態3)
図13および図14を参照して、本実施の形態のスクライブヘッド30Vは、カッタ120の先端の高さに対する支点AXの高さを変更可能に構成されている。具体的には、ボディ部110は、ボディ本体111とは別個に回動部材113を有する。回動部材113はベース部150の支点AXによって回動可能に支持されている。ボディ本体111には、回動部材113を固定するためのねじ穴HLが、回動部材113の高さを選択することができるように異なる高さに設けられている。ベース部150は、ベース本体151とは別個に軸支持部材153を有する。支点AXは軸支持部材153に設けられている。ベース本体151には、軸支持部材153を固定するためのねじ穴HMが、軸支持部材153の高さを選択することができるように異なる高さに設けられている。
図13および図14を参照して、本実施の形態のスクライブヘッド30Vは、カッタ120の先端の高さに対する支点AXの高さを変更可能に構成されている。具体的には、ボディ部110は、ボディ本体111とは別個に回動部材113を有する。回動部材113はベース部150の支点AXによって回動可能に支持されている。ボディ本体111には、回動部材113を固定するためのねじ穴HLが、回動部材113の高さを選択することができるように異なる高さに設けられている。ベース部150は、ベース本体151とは別個に軸支持部材153を有する。支点AXは軸支持部材153に設けられている。ベース本体151には、軸支持部材153を固定するためのねじ穴HMが、軸支持部材153の高さを選択することができるように異なる高さに設けられている。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1または2の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、カッタ120の先端の高さに対する、ボディ部110の回動中心の高さを調整することができる。よってカッタ120の先端から基板4の表面FCに加わる力Fの方向を調整することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態においては、実施の形態1および2で説明したスクライブヘッド30を有するスクライブ装置の細部について説明する。なおスクライブヘッド30の代わりに、実施の形態3で説明したスクライブヘッド30Vが用いられてもよい。
本実施の形態においては、実施の形態1および2で説明したスクライブヘッド30を有するスクライブ装置の細部について説明する。なおスクライブヘッド30の代わりに、実施の形態3で説明したスクライブヘッド30Vが用いられてもよい。
図15および図16を参照して、スクライブ装置1は、保持ユニット10と、スクライブユニット20と、撮像部ユニット80と、制御ユニット90とを有する。なお、図15および図16には、それらの方向関係を明確にすべく、Z軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系が付されている。
保持ユニット10は、基板4を保持しつつ移動させることによって、基板4をスクライブユニット20に対して移動させる。図15に示すように、保持ユニット10は、基部10a上に設けられており、テーブル11と、ボールねじ機構12と、モータ13とを有する。ここで、基部10aは、たとえば略直方体状の石定盤により形成されており、その上面(保持ユニット10と対向する面)は、平坦加工されている。
テーブル11は、載置された基板4を吸着保持する。また、テーブル11は、保持された基板4を、矢印AR1方向(X軸プラスまたはマイナス方向:以下、単に、「進退方向」とも呼ぶ)に進退させるとともに、矢印R1方向に回転させる。テーブル11は、吸着部11aと、回転台11bと、移動台11cとを有する。吸着部11aは、回転台11bの上側に設けられている。吸着部11aの上面には、基板4が載置可能とされている。また、吸着部11aの上面には、複数の吸着溝(図示せず)が格子状に配置されている。したがって、基板4が載置された状態で、各吸着溝内の雰囲気が排気されることによって、基板4は、吸着部11aに対して吸着される。回転台11bは、吸着部11aの下側に設けられており、Z軸と略平行な回転軸11dを中心に吸着部11aを回転させる。また、移動台11cは、回転台11bの下側に設けられており、進退方向に沿って、吸着部11aおよび回転台11bを移動させる。したがって、テーブル11に吸着保持された基板4は、矢印AR1方向に進退させられるとともに、吸着部11aの進退動作にともなって移動する回転軸11dを中心に回転させられる。
ボールねじ機構12は、テーブル11の下側に配置されており、テーブル11を矢印AR1方向に進退させる。ボールねじ機構12は、送りねじ12aと、ナット12bとを有する。送りねじ12aは、テーブル11の進退方向に沿って延びる棒体である。送りねじ12aの外周面には、螺旋状の溝(図示せず)が設けられている。また、送りねじ12aの一端は支持部14aにより、送りねじ12aの他端は支持部14bにより、それぞれ回転可能に支持されている。
モータ13は送りねじ12aと連動連結されている。モータ13が回転するとその回転方向に送りねじ12aも回転する。ナット12bは、送りねじ12aの回転に従い、ボール(図示せず)の転がり運動によって、矢印AR1方向に進退する。ナット12bは、移動台11cの下部に固定されている。したがって、モータ13が駆動させられ、モータ13の回転力が送りねじ12aに伝達されると、ナット12bは矢印AR1方向に進退する。その結果、ナット12bが固定されているテーブル11は、ナット12bと同様に矢印AR1方向に進退する。
一対のガイドレール15、16は、進行方向におけるテーブル11の移動を規制する。図16に示すように、一対のガイドレール15、16は、基部10a上において、矢印AR2方向に所定距離だけ隔てて固定されている。各摺動部17は、ガイドレール15に沿って矢印AR1方向に摺動自在とされている。各摺動部17は、移動台11cの下部において、矢印AR1方向に所定距離だけ隔てて固定されている。各摺動部18は、ガイドレール16に沿って矢印AR1方向に摺動自在とされている。各摺動部18は、摺動部17と同様に、移動台11cの下部において、矢印AR1方向に所定距離だけ隔てて固定されている。
上述したようにモータ13の回転力がボールねじ機構12に付与されると、テーブル11は、一対のガイドレール15、16に沿って移動する。そのため、進退方向におけるテーブル11の直進性を確保することができる。なお、ボールねじ機構12に代えてリニアガイド(リニアモーター)が設けられてもよい。
スクライブユニット20はスクライブヘッド30および駆動部70を有する。駆動部70は、基板4とスクライブヘッド30とを相対的に変位させるものである。具体的には、駆動部70は、スクライブラインSLの形成に際して、スクライブヘッド30を、矢印AR2方向(Y軸プラスまたはマイナス方向)に沿って往復移動させる。図16に示すように、駆動部70は、支柱71と、ガイドレール72と、モータ73とを有する。
各支柱71は、基部10aから上下方向(Z軸方向)に延びる。図16に示すように、各ガイドレール72は、支柱71の間に挟まれた状態で、これらの支柱71に対して固定されている。ガイドレール72は、スクライブラインSLを形成する際のスクライブヘッド30の移動を規制する。図16に示すように、ガイドレール72は、上下方向に所定距離だけ隔てて固定されている。モータ73は、不図示の送り機構(たとえば、ボールねじ機構)と連動連結されている。これにより、モータ73が回転すると、スクライブヘッド30は、ガイドレール72に沿って矢印AR2方向に往復する。
撮像部ユニット80は、保持ユニット10に保持された基板4を撮像する。図16に示すように、撮像部ユニット80はカメラ85を有する。各カメラ85は、保持ユニット10の上方に配置されている。カメラ85は、基板4上に形成された特徴的な部分(たとえばアライメントマーク)の画像を撮像する。そして、カメラ85により撮像された画像に基づいて、基板4の位置および姿勢が把握される。
制御ユニット90は、スクライブ装置1の各要素の動作制御、およびデータ演算を実現する。図15に示すように、制御ユニット90は、ROM91と、RAM92と、CPU93とを有する。ROM(Read Only Memory)91は、いわゆる不揮発性の記憶部であり、たとえば、プログラム91aが格納されている。なお、ROM91としては、読み書き自在の不揮発性メモリであるフラッシュメモリが使用されてもよい。RAM(Random Access Memory)92は、揮発性の記憶部であり、たとえば、CPU93の演算で使用されるデータが格納される。CPU(Central Processing Unit)93は、ROM91のプログラム91aに従った制御(たとえば、保持ユニット10の進退・回転動作、スクライブヘッド30における往復・昇降動作、後述するダイヤモンドポイント冷却機構100による冷却動作等の制御)、および種々のデータ演算処理等を実行する。
本実施の形態によれば、スクライブ装置1にスクライブヘッド30(実施の形態1または2)が設けられる。これにより、前述したように、カッタへのダメージを抑えつつ起点クラックを確実に形成することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。たとえば、スクライブヘッドのボディ部は、必ずしも回動可能に支持される必要はなく、上下方向に平行移動可能に支持されてもよい。またエアシリンダの代わりに他のアクチュエータが用いられてもよい。
1 スクライブ装置
4 基板
10 保持ユニット
30,30V スクライブヘッド
61 刃部
70 駆動部
110 ボディ部
111 ボディ本体
112 ホルダ支持部材
113 回動部材
120 カッタ
121 刃先
122 ホルダ
130 荷重部
131 エアシリンダ(第1アクチュエータ)
132 押圧ピン
140 衝撃部
141 エアシリンダ(第2アクチュエータ)
142 打撃ピン(打撃部材)
143 スイッチ
144 ストッパ(係止部)
150 ベース部
151 ベース本体
152 リミッタ
153 軸支持部材
AX 支点
FC 表面
SL スクライブライン
TG 起点クラック
4 基板
10 保持ユニット
30,30V スクライブヘッド
61 刃部
70 駆動部
110 ボディ部
111 ボディ本体
112 ホルダ支持部材
113 回動部材
120 カッタ
121 刃先
122 ホルダ
130 荷重部
131 エアシリンダ(第1アクチュエータ)
132 押圧ピン
140 衝撃部
141 エアシリンダ(第2アクチュエータ)
142 打撃ピン(打撃部材)
143 スイッチ
144 ストッパ(係止部)
150 ベース部
151 ベース本体
152 リミッタ
153 軸支持部材
AX 支点
FC 表面
SL スクライブライン
TG 起点クラック
Claims (10)
- 基板の表面にスクライブラインを形成するためのスクライブヘッドであって、
ボディ部と、
前記ボディ部に取り付けられたカッタと、
前記基板の表面上へ前記カッタが押し付けられるように前記ボディ部に連続的な力を加え得る荷重部とを備え、前記荷重部は力を発生させるための第1アクチュエータを有し、さらに
前記基板の表面上へ前記カッタが押し付けられるように前記ボディ部に衝撃的な力を加え得る衝撃部を備え、前記衝撃部は、前記ボディ部を打ち付けるように変位可能な打撃部材と、前記ボディ部に向かって前記打撃部材に連続的な力を加え得る第2アクチュエータと、前記ボディ部から離れた位置で前記打撃部材を一時的に係止し得る係止部とを有する、スクライブヘッド。 - 前記ボディ部を回動可能に支持する支点を有するベース部をさらに備える、請求項1に記載のスクライブヘッド。
- 前記支点の高さを変更可能に構成された、請求項2に記載のスクライブヘッド。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスクライブヘッドと、
前記基板と前記スクライブヘッドとを相対的に変位させる駆動部とを備える、
スクライブ装置。 - カッタが取り付けられたボディ部を準備する工程と、
前記ボディ部から離れた位置で打撃部材を係止しながら、前記ボディ部に向かって前記打撃部材に連続的な力を加える工程と、
係止されていた前記打撃部材を解放する工程と、
解放された前記打撃部材が前記ボディ部を打ち付けることによって、基板の表面上へ衝撃的な力で前記カッタが押し付けられることで、前記基板の表面上に起点クラックを形成する工程と、
前記基板の表面上へ前記カッタを押し付けるように前記ボディ部に連続的な力を加えつつ、前記基板と前記ボディ部との相対的変位によって前記基板の表面上で前記カッタを走行させることによって、前記起点クラックからスクライブラインを伸展させる工程と
を備える、スクライブ方法。 - 前記ボディ部を準備する工程は、前記カッタが取り付けられた前記ボディ部と、前記ボディ部を回動可能に支持する支点を有するベース部と、を含むスクライブヘッドを準備することによって行われる、請求項5に記載のスクライブ方法。
- 前記基板の表面上で前記カッタを走行させる工程は、前記カッタの後側に前記支点が位置するように行われる、請求項6に記載のスクライブ方法。
- 前記基板の表面上で前記カッタを走行させる工程は、前記カッタの前側に前記支点が位置するように行われる、請求項6に記載のスクライブ方法。
- 基板の表面上にカッタを静置しつつ、前記基板の表面上へ力F1でカッタを押し付ける工程と、
前記基板の表面上に起点クラックが形成されるように、前記基板の表面上に静置されかつ前記基板の表面上へ力F1で押し付けられていた前記カッタに対して力F1よりも大きい力F2を加える工程と、
前記起点クラックからスクライブラインが伸展するように、前記基板と前記ボディ部との相対的変位によって前記基板の表面上で前記カッタを走行させつつ、前記基板の表面上へ力F1よりも小さい力F3で前記カッタを押し付ける工程と
を備える、スクライブ方法。 - 前記力F2は衝撃的な力である、請求項9に記載のスクライブ方法。
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- 2014-07-21 CN CN201410346385.7A patent/CN104445900A/zh active Pending
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