JP2015062653A - 遊技機 - Google Patents

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JP2015062653A JP2014037200A JP2014037200A JP2015062653A JP 2015062653 A JP2015062653 A JP 2015062653A JP 2014037200 A JP2014037200 A JP 2014037200A JP 2014037200 A JP2014037200 A JP 2014037200A JP 2015062653 A JP2015062653 A JP 2015062653A
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睦志 大浦
Mutsuyuki Oura
睦志 大浦
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Abstract

【課題】基板ボックスを取り外すときに、先に電気配線の接続を解除することを作業者に気付き易くさせ、電気配線や電気配線に関わるものを破損し難くする遊技機を提供する。【解決手段】表示サブ制御基板101を収納した基板ボックス100がベース部材200に着脱可能に取り付けられ、表示サブ制御基板101とベース部材200側に備えられた基板とを着脱可能なコネクタS1,102を介して接続する電気配線Sを有する。また、ベース部材200に対する基板ボックス100の取外しを許容する許容状態と取外しを規制する規制状態とに状態変化する規制部材300を備える。そして、規制部材300は、状態変化を行うときに動かして規制状態としたときにはコネクタ102へのアクセス経路を遮断することでコネクタ102の着脱を困難にし、許容状態としたときにはコネクタ102へのアクセス経路を開放することでコネクタ102の着脱を容易にした。【選択図】図10

Description

本発明は、遊技機に関し、特に、基板ボックスがベース部材から取外し可能とされた遊技機に関するものである。
従来、パチンコ遊技機等の遊技機には、メイン制御基板やサブ制御基板等の制御基板を収納した基板ボックス(基板ケースとも言う)を備えており、この基板ボックスが遊技機本体から取外し可能となっているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−229242号公報
ここで、基板ボックスに収納された制御基板は、外部の他の制御基板や電気部品等と電気配線で電気的に繋がっていることが多く、遊技機本体に基板ボックスを取り付けた状態においては、制御基板に一端が接続された電気配線が基板ボックスの外部に延出しており、当該電気配線の他端が外部の他の制御基板や電気部品等に接続されている状態となる。このような状態において、遊技機本体から基板ボックスを取り外すときには、電気配線の一端と他端のうちの少なくとも一方を抜いておかないと、繋がった電気配線によって当該電気配線や制御基板等を破損させてしまう虞があるが、電気配線が接続されていることに作業者が気付き難いという問題が生じていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、基板ボックスを取り外すときに、当該基板ボックスに電気配線が接続されていることを作業者に気付き易くさせることができる遊技機を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、制御基板を収納する基板ボックスと、基板ボックスを着脱可能に取り付けるためのベース部材と、制御基板とベース部材側に備えられた基板とを着脱可能なコネクタを介して接続する電気配線と、ベース部材に対する基板ボックスの取外しを許容する許容状態と取外しを規制する規制状態とに状態変化するロック手段とを備え、ロック手段には、許容状態と規制状態との状態変化を行うときに作業者が動かす操作片を備えており、操作片は、ロック手段を規制状態としたときにはコネクタへのアクセス経路を遮断することで作業者によるコネクタの着脱を困難にし、ロック手段を許容状態としたときにはコネクタへのアクセス経路を開放することで作業者によるコネクタの着脱を容易にするように構成した遊技機としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、基板ボックスを取り外すために、ロック手段が規制状態から許容状態となるように操作片を動かすことで、コネクタへのアクセス経路を操作片によって遮断された状態から開放することができ、これにより作業者によるコネクタの着脱を容易にするようになっているため、作業者が操作片を動かすために目線が向いている箇所でアクセス経路が開放されることとなり、作業者にコネクタを抜くことを気付き易くさせることができる。
本発明の第一の実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図 同パチンコ遊技機の遊技盤の正面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの左後上側からの斜視図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの正面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの裏面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの上面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの下面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの左側面図 図5のA−A断面図 図5のB−B断面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの左後下側からの斜視図 同液晶表示ユニットから規制部材を取り外した状態の左後下側からの斜視図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットから規制部材を取り外した状態の裏面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットのベース部材の左後上側からの斜視図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットのベース部材の裏面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの基板ボックスの左後上側からの斜視図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの基板ボックスの裏面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの規制部材の左後下側からの斜視図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの規制部材の下面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの規制部材の裏面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの規制部材の右側面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの規制部材の左側面図 同液晶表示ユニットから基板ボックスを取り外す途中状態の左側面図 本発明の第二の実施の形態におけるパチンコ遊技機の裏ユニットに液晶表示ユニットを取り付けた状態の左後上側からの斜視図 同パチンコ遊技機の裏ユニットに液晶表示ユニットを取り付けた状態の裏面図 図24のC部拡大図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの左後上側からの斜視図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの正面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの裏面図 同パチンコ遊技機の液晶表示ユニットの上面図 同パチンコ遊技機の裏ユニットの左後上側からの斜視図 同パチンコ遊技機の裏ユニットの裏面図 同液晶表示ユニットを取り外す際に規制部材を開放した左後上側からの斜視図 同液晶表示ユニットを取り外す際に規制部材を開放した状態の裏面図 図33のD部拡大図 同液晶表示ユニットを非固定位置に移動させた状態の左後上側からの斜視図 同液晶表示ユニットを非固定位置に移動させた状態の裏面図
[第一の実施の形態]
以下、本発明の第一の実施の形態における遊技機として、パチンコ遊技機を例にして図1〜図23を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、パチンコ遊技機を遊技者から見て、手前側をパチンコ遊技機の前側(表面側)とし、奥側をパチンコ遊技機の後側(裏面側)として、前後方向を規定する。また、パチンコ遊技機を遊技者から見て、左手側をパチンコ遊技機の左側とし、右手側をパチンコ遊技機の右側として、左右方向を規定する。
まず、本実施の形態におけるパチンコ遊技機全体の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、図2は、同パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
本実施の形態におけるパチンコ遊技機1は、図1に示すように、外枠2、前枠3、窓枠4及び当該窓枠4に覆われた遊技盤6(図2)などを備えている。また、パチンコ遊技機1の裏面には、液晶ディスプレイ型の表示装置20(図2)等の表示制御を行う表示サブ制御基板101(図9)等のサブ制御基板、入賞時におけるパチンコ遊技機1の動作等を含むパチンコ遊技機1の主要な動作を制御する主制御基板、遊技球の払い出し動作を制御する払出制御基板、各基板等に電源を供給する電源制御基板等の各種制御基板が取り付けられている。また、例えば表示サブ制御基板101が透明な基板ボックス100(図3)に収納された状態でベース部材200(図3)に配置されているように、各種基板は透明な各種基板ボックスに収納された状態で遊技機本体側に取り付けられている。
具体的に、外枠2は、図1に示すように、パチンコホールの台島に設置されており、前後面が開口するように四角形状に形成されている。前枠3は、外枠2の前端面に左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。また、図1に示すように、この前枠3には、窓枠4と、下皿ユニット5と、遊技盤6と、が取り付けられている。
窓枠4は前枠3の前面に装着されている。この窓枠4は前枠3と一体となって、前記した軸を中心に回動可能となっている。窓枠4の中央には、図1に示すように、正面視で略円形状の窓枠開口部7が形成されている。この窓枠開口部7は、ガラス又はアクリル等の透明板8により被覆されている。また、窓枠開口部7の下方には、上皿ユニット9が配設されており、ここに、賞球や貸球を受けて貯留し、当該遊技球を発射装置(図示省略)に導く上皿10が配置されている。また、窓枠開口部7の左右上方には、高音用のスピーカ11がそれぞれ配設されている。また、窓枠4には複数の装飾LEDが配設されている。
下皿ユニット5は、図1に示すように、前枠3の下部であって窓枠4の下方に取り付けられている。この下皿ユニット5の中央部の左側には、上皿10から溢れた遊技球が貯留される下皿12が配設されている。また、下皿ユニット5の中央部の右側には、低音用のスピーカ13が配設されている。また、下皿ユニット5の右部であって下皿12の右方には、上皿10に貯留された遊技球を後述する遊技領域6Aに発射するための発射装置を遊技者が操作する操作ハンドル14が配設されている。
遊技盤6は、図2に示すように、遊技球が転動する領域である遊技領域6Aが形成される部材である。遊技盤6は、窓枠4の後方であって、正面視で前枠3の下部を除く略全面に渡って配置されている。なお、遊技盤6の遊技領域6Aは、窓枠4の窓枠開口部7の後方に配置され、前方から透明板8を介して視認可能に構成されている。
この遊技盤6には、図2に示すように、表面側に、外側ガイドレール6Bと内側ガイドレール6Cが固定されており、この外側ガイドレール6Bと内側ガイドレール6Cの間に、発射装置から発射された遊技球の発射通路6Dが区画形成されている。また、外側ガイドレール6B及び内側ガイドレール6Cで囲まれた内側領域に、遊技球が転動する遊技領域6Aが区画形成されている。この遊技領域6Aには、複数の遊技釘(図示省略)が打ち込まれており、発射通路6Dを通して遊技領域6A内に放出された遊技球は、遊技釘に当りながら転動して遊技領域6A内を流下し、最終的に後述する何れかの入賞口又は遊技領域6Aの最下方に位置するアウト口6Eに入る転動遊技を行う。
遊技盤6における遊技領域6Aのほぼ中央部には、図2に示すように、液晶ディスプレイ型の表示装置20が設けられており、この表示装置20を囲むように装飾枠20Bが配設されている。また、表示装置20は、大当り遊技状態を発生させるか否かの判定結果に基づき変動演出表示を行う広い面積の表示画面20Aを有している。
また、図3及び図4に示すように、表示装置20の裏面には、ベース部材200、これに取り付けられる基板ボックス100等を備えており、これらが一体となって液晶表示ユニット20Cを構成している。このうち、基板ボックス100には、表示装置20を制御する表示サブ制御基板101が収納されており、表示装置20に対して各種演出に関する信号を送信するようになっている。なお、この液晶表示ユニット20Cの詳細については、後述する。
また、図2に示すように、遊技領域6A内において、装飾枠20Bの下方には第一始動入賞口15が配置されている。この第一始動入賞口15は、遊技球が入賞することによって、遊技者に有利な大当り遊技状態を発生させるか否かの判定を行う起点となるものであり、上方に開口するポケット状に形成されている。
また、図2に示すように、第一始動入賞口15の下方には、第二始動入賞口16が配置されている。この第二始動入賞口16は、開閉可能な一対の可動片16Aを備えており、可動片16Aが閉じているときには第二始動入賞口16には遊技球が入賞しないようになっており、所定条件に基づいて可動片16Aが開放されると第二始動入賞口16に遊技球が入賞可能となるものである。なお、第二始動入賞口16は、可動片16Aが閉じているときには遊技球が入賞可能だが入賞し難くなっており、可動片16Aが開放されると遊技球が入賞し易くなるようになっていても良い。
また、図2に示すように、第一始動入賞口15及び第二始動入賞口16の右方には、第一大入賞口17及び第二大入賞口18が配置されている。このうち、第一大入賞口17は、駆動装置により開閉する開閉蓋17Aを備えており、この開閉蓋17Aは、遊技状態が特定の大当り遊技状態になると可動し、その際には第一大入賞口17が上方に向かってポケット状に幅広く開口し、多数の遊技球が同時かつ連続的に第一大入賞口17に入賞可能となる。
また、図2に示すように、第二大入賞口18は、別の駆動装置により開閉する開閉片18Aを備えており、この開閉片18Aは、遊技状態が所定の大当り遊技状態になると可動し、その際には第二大入賞口18が上方に向かって開口し、遊技球が連続的に第二大入賞口18に入賞可能となる。
また、遊技領域6A内の所定位置には、遊技球が入賞可能な一般入賞口19が上方に開口するポケット状に形成されている(本実施の形態では、遊技領域6Aの左下部に複数の一般入賞口19が形成されている)。
次に、本実施の形態における液晶表示ユニット20Cについて、図3〜図23を用いて説明する。図3〜図11は、本実施の形態のパチンコ遊技機の液晶表示ユニットの左後上側からの斜視図,正面図,裏面図,上面図,下面図,左側面図,A−A断面図,B−B断面図,左後下側からの斜視図である。図12,図13は、本実施の形態のパチンコ遊技機の液晶表示ユニットから規制部材を取り外した状態の左後下側からの斜視図,裏面図である。図14,図15は、本実施の形態のパチンコ遊技機の液晶表示ユニットのベース部材の左後上側からの斜視図,裏面図である。図16,図17は、本実施の形態のパチンコ遊技機の液晶表示ユニットの基板ボックスの左後上側からの斜視図,裏面図である。図18〜図22は、本実施の形態のパチンコ遊技機の液晶表示ユニットの規制部材の左後下側からの斜視図,下面図,裏面図,右側面図,左側面図である。図23は本実施の形態のパチンコ遊技機の液晶表示ユニットのベース部材から基板ボックスを取り外す途中状態の左側面図である。
本実施の形態における液晶表示ユニット20Cは、図6及び図7に示すように、表示装置20の裏面側にベース部材200が配設されており、その裏側の一部(ここでは左側)に、表示装置の表示制御を行う表示サブ制御基板101(図9)を内部に収納した基板ボックス100が取り付けられており、これらが一体となっている。また、本実施の形態の基板ボックス100は、図16〜図17に示すように、略直方体形状の箱状部材である。また、本実施の形態のベース部材200は、図14及び図15に示すように、基板ボックス100の取付位置201をその裏面左側に設けた略板状の部材である。
また、この液晶表示ユニット23Cは、図23に示すように、ベース部材200に対して、基板ボックス100を当該取付位置201から、所定方向としての後側斜め方向Pに回動させながらスライド移動させることで、基板ボックス100とベース部材200との係合状態を解除することができ、これにより、当該ベース部材200から基板ボックス100が取外し可能に構成されている。
また、基板ボックス100に収納された表示サブ制御基板101には、図10に示すように、その下方端部付近に、表示装置20に備えられた基板(図示省略)と電気的に繋がる電気配線Sが接続されている。より詳しくは、図12及び図13に示すように、電気配線Sはフラットなフレキシブルケーブルであり、所定の柔軟性を有している。また、電気配線Sの表示サブ制御基板101側の一端には、図12に示すように、電気配線側コネクタS1が設けられており、この電気配線側コネクタS1が、基板ボックス100の下部に設けられた開口部108を介して、表示サブ制御基板101の下方端部付近の前記した開口部108から臨む位置に設けられたサブ制御基板側コネクタ102に着脱可能に接続されるようになっている。また、図示は省略するが、電気配線Sの他端である表示装置20(ベース部材200側)に備えられた基板側端部にもコネクタが設けられており、当該コネクタが、表示装置20の基板に設けられた図示しないコネクタに着脱可能に接続されるようになっている。
なお、電気配線Sと表示サブ制御基板101とのコネクタを介しての接続は、前記したように双方にコネクタS1,102を有していて当該コネクタS1,102同士が着脱可能に接続されるものに限らず、電気配線Sにはコネクタが設けられておらず、表示サブ制御基板101に設けられたコネクタに電気配線Sの端部を直接挿入して着脱可能に接続するタイプのものであっても良い。同様に、電気配線Sと表示装置20の基板とのコネクタを介しての接続も、前記したように双方にコネクタを有していて当該コネクタ同士が着脱可能に接続されるものに限らず、電気配線Sにはコネクタが設けられておらず、表示装置20の基板に設けられたコネクタに電気配線Sの端部を直接挿入して着脱可能に接続するタイプのものであっても良い。
また、表示サブ制御基板101と表示装置20の基板とを電気配線S及びコネクタを介して接続する構成としては、電気配線Sの一端と一方の基板(制御基板)とが半田等で取外し不可能な状態に接続されており、電気配線Sの他端ともう一方の基板(制御基板)とがコネクタを介して取外し可能に接続されているタイプも含むものとする。
また、図5及び図11に示すように、液晶表示ユニット20Cにおける、電気配線Sを覆い、かつ、基板ボックス100とベース部材200の双方に係合する位置(ここでは、液晶表示ユニット20Cの下部左側)に、図18に示すようなロック手段としての規制部材300を備えている。この規制部材300は、作業者が操作片を動かすことで、ベース部材200に対する基板ボックス100の取外しを許容する許容状態と取外しを規制する規制状態とに状態変化するものである。ここでは、規制部材300が、基板ボックス100とベース部材200の双方の所定位置に係合することで、基板ボックス100をベース部材200から取り外そうとしても、取り外すために必要な後側斜め方向P(図23)への移動を規制して取外しを規制する規制状態とし、規制部材300を基板ボックス100とベース部材200から取り外して双方との係合を解くことで取外しを許容する許容状態とするものである。なお、この規制部材300には、操作片として特別な部位は設けられておらず、規制部材300自体が操作片となっているが、ロック手段を操作する操作片を有していても良い。その場合、操作片がロック手段と別の箇所に設けられており、リンク部材等で繋がっている構造となっていても良い。
また、図10に示すように、規制部材(操作片)300を基板ボックス100とベース部材200に取り付けて、当該規制部材(ロック手段)300を規制状態としたときには、規制部材(操作片)300で被覆される、すなわち、サブ制御基板側コネクタ102へのアクセス経路を遮断することで作業者によるサブ制御基板側コネクタ102の着脱を困難にする位置で、かつ、図12及び図13に示すように、規制部材(操作片)300を基板ボックス100とベース部材200から取り外して、当該規制部材(ロック手段)300を許容状態としたときには、規制部材(操作片)300で被覆されずに露出する、すなわち、サブ制御基板側コネクタ102へのアクセス経路を開放することで作業者によるサブ制御基板側コネクタ102の着脱を容易にする位置に、電気配線側コネクタS1とサブ制御基板側コネクタ102の着脱を行う作業部Zが設けられている。ここでは、作業部Zは、サブ制御基板側コネクタ102が配置された空間であり、これがサブ制御基板側コネクタ102へのアクセス経路となっている。
また、この規制部材300は、無色透明なアクリル等の部材に形成された基板ボックス100とベース部材200に対して、赤色等の目立つ色に着色されたアクリル等の部材で形成されている。これにより、規制部材300をより目立たせることができ、基板ボックス100をベース部材200から取り外す前に、先に規制部材300を取り外す必要があることを作業者に知らせることができる。また、このような有色で内部の様子が見難い規制部材300が、電気配線Sを覆う位置に設けられていることで、規制部材300を取り外したときに、それまで見えていなかった(見難い状態だった)電気配線Sが現れることとなり、これにより、基板ボックス100をベース部材200から取り外す前に、電気配線Sの接続を解除しないといけない、ということを遊技者により強く印象付けることができるものである。
以下、液晶表示ユニット20Cにおけるベース部材200に対する基板ボックス100の取付状態と、基板ボックス100及びベース部材200に対する規制部材300の係合状態について、詳細に説明する。
図14及び図15に示すように、ベース部材200には、その上部に、ベース側第一係合部202が設けられており、ベース部材200の下部には、右側にベース側第二係合部203と左側にベース側第三係合部204が設けられている。このうち、ベース側第一係合部202は、遊技機1の後方に向けて空いた略方形状の凹部であり、ここに後述する基板ボックス100の基板側第一係合部103が係合するようになっている。また、ベース側第二係合部203とベース側第三係合部204は、遊技機1の後方に延びる所定高さの立壁の上部に遊技機1の上方に延びるフランジ状部材が形成されたものであり、このベース側第二係合部203とベース側第三係合部204のフランジ状部材と立壁で囲まれる位置に、後述する基板ボックス100の基板側第二係合部104と基板側第三係合部105が係合するようになっている。
また、ベース部材200の下部における前記したベース側第三係合部204の右側近傍でさらに下方位置(ここではベース部材200の下端)には、ベース側第四係合部205が設けられている。このベース側第四係合部205は、遊技機1の後方に突出し、かつ、遊技機1の左右方向と略平行な板状部材であり、後述する規制部材300の規制側第一係合部301が係合するようになっている。
また、図16及び図17に示すように、基板ボックス100には、その上部に、基板側第一係合部103が設けられており、基板ボックス100の下部には、右側に基板側第二係合部104と左側に基板側第三係合部105が設けられている。このうち、基板側第一係合部103は、遊技機1の前方に向けて凸形状となった側面視略V字状の部材であり、これを前記したベース部材200のベース側第一係合部202の凹部に嵌入させることで双方が係合するようになっている。また、基板側第二係合部104と基板側第三係合部105は、遊技機1の上下方向に略平行な平板部であり、基板ボックス100をベース部材200における取付位置201に配置した際に、この基板側第二係合部104と基板側第三係合部105が、前記したベース部材200のベース側第二係合部203とベース側第三係合部204と摺動する程度の遊技機1の前側に位置するように構成されている。
また、基板ボックス100の下部における基板側第二係合部104と基板側第三係合部105の間には、基板側第四係合部106と基板側第六係合部109が設けられている。さらに、基板ボックス100の下部における基板側第三係合部105のすぐ上方には、基板側第五係合部107が設けられている。この基板側第四係合部106と基板側第五係合部107は、遊技機1の後方に突出し、かつ、互いに向き合う方向に裏面視略L字状に形成された部材となっている。また、基板側第六係合部109は、図10に示すように、下方に鍵状に突出した部材であり、後述する規制部材300の規制側第四係合部304に引っ掛けて係合するものである。そして、この基板側第四係合部106と基板側第五係合部107の上方に、後述する規制部材300の規制側第二係合部302と規制側第三係合部303を挿入し、さらに基板側第六係合部109を規制側第四係合部304に引っ掛けることで、基板ボックス100に規制部材を固定するようになっている。
また、図18に示すように、規制部材300には、その下部に規制側第一係合部301が設けられている。この規制側第一係合部301は、図10に示すように、遊技機1の後方から前方に向けて延びる板状部材であり、前記したベース側第四係合部205と係合したときに、当該ベース側第四係合部205がその上方に位置するように構成されている。また、規制側第一係合部301の上部の左右側に、図21及び図22に示すように、規制側第二係合部302と規制側第三係合部303が設けられている。この規制側第二係合部302と規制側第三係合部303は、左右の外側に向けて延びる遊技機1の前後方向に長尺な突出部材である。この規制側第二係合部302と規制側第三係合部303は、前記した基板側第四係合部106と基板側第五係合部107の溝部に後方から嵌入されるような位置及び大きさに形成されている。
さらに、この規制側第二係合部302と規制側第三係合部303の間には、図19及び図20に示すように、規制側第四係合部304が設けられている。この規制側第四係合部304は、後方に向けて突出した板状部材であり、前記した基板側第六係合部109がその後端に引っ掛かるようになっている。
そして、ベース側第四係合部205に規制側第一係合部301が係合し、基板側第四係合部106と基板側第五係合部107の上方に規制側第二係合部302と規制側第三係合部303を挿入し、基板側第六係合部109を規制側第四係合部304に引っ掛けることで、規制部材300によって、ベース部材200に対する基板ボックス100の取外しを規制する規制状態となる。
次に、本実施の形態の液晶表示ユニット20Cにおいて、ベース部材200から基板ボックス100を取り外すときの手順について説明する。
まず、図8及び図11に示すような規制部材300が基板ボックス100とベース部材200の双方の下方端部付近に係合した状態から、目立つ色に着色された規制部材300における規制側第四係合部304と基板側第六係合部109との係合(引っ掛け)を解除した後に、規制側第一係合部301と規制側第二係合部302と規制側第三係合部303を、それぞれベース部材200のベース側第四係合部205と基板ボックス100の基板側第四係合部106と基板側第五係合部107から引き抜き、図12及び図13に示すように、規制部材300を基板ボックス100とベース部材200から取り外す。この規制部材300を取り外すことで、図12及び図13に示すように、操作片としての規制部材300に覆われていた電気配線S及び当該電気配線Sの電気配線側コネクタS1とサブ基板側コネクタ102の着脱を行う作業部Zが露出する。すなわち、サブ制御基板側コネクタ102へのアクセス経路を開放することで、作業者によるサブ制御基板側コネクタ102の着脱を容易にする状態となる。また、同時に、基板ボックス100をベース部材200に対して、後側に回動させつつ後方斜め上方Pにスライド移動させることができる状態、すなわち、ベース部材200に対する基板ボックス100の取外しを許容する許容状態となる。
次に、規制部材300を取り外したことで露出した電気配線Sの図10及び図12に示すような電気配線側コネクタS1を、基板ボックス100の開口部108を介して、基板側コネクタ102から引き抜き、基板ボックス100と電気配線Sとの接続を解除する。これにより、基板ボックス100をベース部材200から取り外しても、電気配線SやコネクタS1,102に損傷を与えることがなくなる。
その後、図23に示すように、基板ボックス100の基板側第一係合部103をベース部材200のベース側第一係合部202から外した上で、基板ボックス100を後方に回動させつつ後側斜め上方Pにスライド移動させることで、図16及び図17に示す基板側第二係合部104及び基板側第三係合部105と、図14及び図15に示すベース側第二係合部203及びベース側第三係合部204との係合を解除しつつ、基板ボックス100をベース部材200から取り外すことができる。
また、規制部材300が取り付けられた状態で、基板ボックス100をベース部材200から取り外そうとしても、規制部材300の規制側第一係合部301がベース側第四係合部205の下方に位置しており、さらに規制側第二係合部302と規制側第三係合部303が基板側第四係合部106と基板側第五係合部107に嵌入しているため、基板側第一係合部103をベース側第一係合部202から外して基板ボックス100をスライド移動させようとしても、規制部材300が後側斜め上方Pへの移動を規制している、すなわち、ベース部材200に対する基板ボックス100の取外しを規制する規制状態となっているため、取り外すことができない。なお、このときには、作業部Zが規制部材300で被覆されており、サブ制御基板側コネクタ102へのアクセス経路を遮断することで作業者によるサブ制御基板側コネクタ102の着脱を困難にする状態となっている。
また、目立つ色の規制部材300を取り外したときに、丁度その箇所に配置された電気配線Sが露出するため、その後、電気配線Sとの接続を解除することを忘れないように作業者が気付き易い状態にすることができる。
また、本実施の形態では、電気配線Sとしてフラットなフレキシブルケーブルを用いており、基板側コネクタ102が下向き(表示サブ制御基板101の配置方向に対して略平行)に配置されている。そのため、電気配線Sの電気配線側コネクタS1を表示サブ制御基板101と略平行に取り外す必要があるが、このようにコネクタが制御基板と略平行な向きに設けられている場合、無理な引っ張りに対して特に弱いため、規制部材300で電気配線Sとの接続を解除することを気付き易くさせることが特に重要となっている。
以上のように、本実施の形態のパチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技を制御する表示サブ制御基板(制御基板)101を収納する基板ボックス100と、前記基板ボックス100を前記表示装置20側に対して着脱可能に取り付けるためのベース部材200と、前記表示サブ制御基板(制御基板)101と前記表示装置20(ベース部材200側)に備えられた基板とを着脱可能な電気配線側コネクタS1(コネクタ)とサブ制御基板側コネクタ102(コネクタ)を介して接続する電気配線Sと、前記ベース部材200に対する前記基板ボックス100の取外しを許容する許容状態と取外しを規制する規制状態とに状態変化する規制部材(ロック手段)300とを備え、前記規制部材(ロック手段)300には、許容状態と規制状態との状態変化を行うときに作業者が動かす操作片(規制部材300自体)を備えており、前記操作片(規制部材300自体)は、前記規制部材(ロック手段)300を規制状態としたときには前記操作片(規制部材300自体)で被覆されてサブ制御基板側コネクタ(コネクタ)102へのアクセス経路を遮断することで作業者によるサブ制御基板側コネクタ(コネクタ)102の着脱を困難にすると共に、前記規制部材(ロック手段)300を許容状態としたときには前記操作片(規制部材300自体)で被覆されずに露出してサブ制御基板側コネクタ(コネクタ)102へのアクセス経路を開放することで作業者によるサブ制御基板側コネクタ(コネクタ)102の着脱を容易にするように構成されており、操作片(規制部材300自体)の動きで露出する位置に、前記表示サブ制御基板(制御基板)101と前記電気配線Sとの間の前記電気配線側コネクタS1(コネクタ)と前記サブ制御基板側コネクタ102(コネクタ)の着脱を行う作業部Zが設けられているパチンコ遊技機(遊技機)1としたことを特徴とする。
そして、本実施の形態によれば、基板ボックス100及びベース部材200に係合してベース部材200に対する基板ボックス100の取外しを許容する許容状態と取外しを規制する規制状態とに状態変化する規制部材(ロック手段)300により、基板ボックス100が取外し可能となる斜め後方の上方(所定方向)Pに移動することを規制した規制状態となっていることで、基板ボックス100を取り外すときに、先に規制部材300を取り外す(許容状態とする)必要があり、さらに、操作片(規制部材300自体)を動かして規制部材(ロック手段)300を規制状態としたときには操作片(規制部材300自体)で被覆される(コネクタへのアクセス経路を遮断する)と共に、操作片(規制部材300自体)を動かして規制部材(ロック手段)300を許容状態としたときには操作片(規制部材300自体)で被覆されずに露出する(コネクタへのアクセス経路を開放する)位置に、表示サブ制御基板(制御基板)101と電気配線Sとの間の電気配線側コネクタS1(コネクタ)とサブ制御基板側コネクタ102(コネクタ)の着脱を行う作業部Zが設けられているため、規制部材300を取り付けた規制状態と比べて、規制部材300を取り外した許容状態のときに、サブ制御基板側コネクタ(コネクタ)102に接続された電気配線側コネクタS1の着脱を行う作業部Zが現れることで、基板ボックス100を取り外す前に電気配線Sの接続を解除することを作業者に気付き易くさせることができる。
その結果、作業者が、ベース部材200から基板ボックス100を取り外すときに、基板ボックス100に収納された表示サブ制御基板(制御基板)101と表示装置20が電気配線Sで接続されていることを忘れてしまい、双方に電気配線Sが接続された状態で基板ボックス100を取り外そうとすることで、電気配線Sや当該電気配線Sが繋がるコネクタ102,S1等が無理に引っ張られて破損してしまうことを防止して、電気配線Sや電気配線Sに関わるものを破損し難くすることができる。
なお、前記した実施の形態は、以下のような構成となっていても良い。
遊技において表示装置20を制御する表示サブ制御基板(制御基板)101を内部に有する基板ボックス100と、
前記基板ボックス100を前記表示装置20側に対して着脱可能に取り付けるためのベース部材200と、
前記表示サブ制御基板(制御基板)101と前記表示装置20とを電気的に接続する電気配線Sとを備え、
前記電気配線Sは、前記表示サブ制御基板(制御基板)101から前記基板ボックス100の外部に延出された状態となっており、
前記基板ボックス100は、前記ベース部材に200おける取付位置201から斜め後方の上方(所定方向)Pに移動させることで、前記ベース部材200から取外し可能となっており、
前記電気配線Sが前記基板ボックス100の外部に延出される位置近傍に取り付けられ、前記基板ボックス100が前記ベース部材200における取付位置201に取り付けられた状態で前記表示サブ制御基板(基板)101に接続された前記電気配線Sの少なくとも一部を覆うように前記基板ボックス100と前記ベース部材200の双方に係合し、当該係合により前記基板ボックス100が前記斜め後方の上方(所定方向)Pに移動することを規制する規制部材300を備えており、
前記制御基板に接続された前記電気配線が、前記規制部材を取り付けた状態から前記規制部材を取り外したときに現れることを特徴とするパチンコ遊技機(遊技機)1。
[第二の実施の形態]
次に、本発明の第二の実施の形態における遊技機として、パチンコ遊技機を例にして図24〜図37を参照しながら説明する。なお、本実施の形態のパチンコ遊技機は、下記の液晶表示ユニット500と裏ユニット600に関する構成以外は、前記した第一の実施の形態と同様であるので、同様の構成に同じ符号を付して、説明を省略する。
図24〜図26は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の裏ユニットに液晶表示ユニットを取り付けた状態の左後上側からの斜視図,裏面図,C部拡大図である。図27〜図30は、本実施の形態のパチンコ遊技機の液晶表示ユニットの左後上側からの斜視図,正面図,裏面図,上面図である。図31,図32は、本実施の形態のパチンコ遊技機の裏ユニットの左後上側からの斜視図,裏面図である。図33〜図35は、本実施の形態の裏ユニットから液晶表示ユニットを取り外すときにおける規制部材を開放した状態の左後上側からの斜視図,裏面図,D部拡大図である。図36,図37は、本実施の形態の裏ユニットから液晶表示ユニットを取り外すときにおける液晶表示ユニットを非固定位置に移動させた状態の左後上側からの斜視図,裏面図である。
本実施の形態の遊技盤6は、遊技球が転動する遊技領域6Aが表面側に形成された遊技板(図2に図示した遊技盤6の外形を成す板状の部材)の裏面側に、図24及び図25に示すような、液晶表示ユニット500が取り付けられた裏ユニット600が配設された構成となっている。
このうち、液晶表示ユニット500は本発明の基板ボックスを成すものである。そして、この液晶表示ユニット500は、図28に示すような表示装置510を有する表示ユニットであり、当該表示装置510の裏面側に、図27,図29,図30に示すような略板状の土台部材520が配設されており、これらが一体となっている。なお、図示は省略するが、液晶表示ユニット500の土台部材520には、遊技における表示制御に関する制御基板が配置されるようになっている。
また、裏ユニット600は本発明のベース部材を成すものである。そして、この裏ユニット600は、遊技演出に応じて可動する可動役物(図示省略)等が配設されると共に前記した液晶表示ユニット500を着脱可能に取り付けるものであり、図31及び図32に示すように、遊技盤6の外形とほぼ同じ外形となっている。また、裏ユニット600の中央部には、裏面側から前面側に貫通する所定の大きさの貫通穴601が形成されており、裏ユニット600の裏面側における貫通穴601の周囲に液晶表示ユニット500を取り付ける取付部610が設けられている。そして、液晶表示ユニット500を取付部610に取り付けて、取付位置としての後述する固定位置(図24及び図25に図示する液晶表示ユニット500の位置)に保持することで、貫通穴601の裏面側から表面側に向けて表示装置510の表示画面510Aが臨み、遊技盤6の前面側から当該表示画面510Aが視認可能となるように構成されている。
また、本実施の形態では、裏ユニット600に対して液晶表示ユニット500を取り付ける際には、まず、液晶表示ユニット500を、非固定位置(図36及び図37に図示する液晶表示ユニット500の位置)に配置し、その後、当該非固定位置から、取付方向である右方向Rに、液晶表示ユニット500をスライド移動させて、図24及び図25に示すような固定位置に位置させ、後述するネジN等で固定することで、当該液晶表示ユニット500を裏ユニット600と係合状態とすることができるように構成されている。
また逆に、メンテナンスや故障等によって裏ユニット600から液晶表示ユニット500を取り外す際には、まず、後述するネジN等を外し、液晶表示ユニット500を、図24及び図25に示すような固定位置から、取外方向(所定方向)としての左方向Qにスライド移動させて、図36及び図37に示すような非固定位置に位置させることで、当該液晶表示ユニット500を裏ユニット600との係合状態から解除することができ、液晶表示ユニット500が取外し可能となるように構成されている。
また、液晶表示ユニット500の土台部材520の内部には、遊技における表示制御に関する制御基板(図示省略)が配置されており、この制御基板に接続する電気配線S2が、図27及び図30に示すように、液晶表示ユニット500の上方端部から当該液晶表示ユニット500の外部に延出された状態となっている。そして、この電気配線S2は、裏ユニット600の上部に備えられた基板(図示省略)に設けられたコネクタ602(図36及び図37参照)に着脱可能に接続され、当該コネクタ602が配設された基板を介して、他の電気機器(ここでは、図示しない小型の表示装置を備えたサブ液晶表示ユニット)と電気的に繋がるように構成されている。より詳しくは、図27及び図28に示すように、電気配線S2はフラットなフレキシブルケーブルであり、所定の柔軟性を有している。また、電気配線S2の裏ユニット600側の一端には、図27に示すように、複数の導線を露わにした差込部S3となっており、この差込部S3が、裏ユニット600の上部に備えられた基板(図示省略)に設けられたコネクタ602に挿入されて双方が着脱可能に接続されるようになっている。なお、図示は省略するが、電気配線S2における液晶表示ユニット500側に備えられた端部も裏ユニット600側と同様に差込部となっており、当該差込部が、液晶表示ユニット500側の基板に設けられた図示しないコネクタに着脱可能に接続されるようになっている。
なお、電気配線S2と裏ユニット600側の基板とのコネクタを介しての接続は、前記したように裏ユニット600側の基板のみにコネクタ602が設けられていて当該コネクタ602に電気配線S2における複数の導線を露わにした差込部S3が着脱可能に接続されるものに限らず、電気配線S2と裏ユニット600側の基板の双方にコネクタを有していて当該コネクタ同士が着脱可能に接続されるタイプのものであっても良い。同様に、電気配線S2と液晶表示ユニット500側の基板とのコネクタを介しての接続も、前記したように液晶表示ユニット500側の基板のみにコネクタが設けられていて当該コネクタに電気配線S2における複数の導線を露わにした差込部が着脱可能に接続されるものに限らず、電気配線Sと液晶表示ユニット500側の基板の双方にコネクタを有していて当該コネクタ同士が着脱可能に接続されるタイプのものであっても良い。
また、液晶表示ユニット500側の基板と裏ユニット600側の基板とを電気配線S2及びコネクタを介して接続する構成としては、電気配線S2の一端と一方の基板(制御基板)とが半田等で取外し不可能な状態に接続されており、電気配線S2の他端ともう一方の基板(制御基板)とがコネクタを介して取外し可能に接続されているタイプも含むものとする。
また、図24に示すように、裏ユニット600において、液晶表示ユニット500から出て裏ユニット600のコネクタ602に繋がれた電気配線S2を覆い、かつ、液晶表示ユニット500と裏ユニット600の双方に係合する位置(ここでは、裏ユニット600の上部右側)に、図26に示すようなロック手段としての規制部材700を備えている。この規制部材700は、操作片を動かすことで、裏ユニット600に対する液晶表示ユニット500の取外しを許容する許容状態と取外しを規制する規制状態とに状態変化するものである。ここでは、規制部材700が、液晶表示ユニット500と裏ユニット600の双方の所定位置に係合することで、液晶表示ユニット500を裏ユニット600から取り外そうとしても、取り外す(係合状態を解除する)ために必要な左方向Qへの移動を規制して取外しを規制する規制状態とし、規制部材700を回動させて液晶表示ユニット500に対する規制を解除することで取外しを許容する許容状態とするものである。なお、この規制部材700には、操作片として特別な部位は設けられておらず、規制部材700自体が操作片となっているが、ロック手段を操作する操作片を有していても良い。その場合、操作片がロック手段と別の箇所に設けられており、リンク部材等で繋がっている構造となっていても良い。
また、図26に示すように、規制部材(操作片)700を液晶表示ユニット500と裏ユニット600に係合させて、当該規制部材(ロック手段)700を規制状態としたときには、規制部材(操作片)700で被覆される、すなわち、コネクタ602へのアクセス経路を遮断することで作業者によるコネクタ602の着脱を困難にする位置で、かつ、図35に示すように、規制部材(操作片)700を回動させて、当該規制部材(ロック手段)700を許容状態としたときには、規制部材(操作片)700で被覆されずに露出する、すなわち、コネクタ602へのアクセス経路を開放することで作業者によるコネクタ602の着脱を容易にする位置に、後述する開口部Z2を有している。
なお、本発明における係合とは、厳密な意味での係合以外に、係止又は当接等の接触しているだけで双方が組み付けられてはいない状態及び係止又は当接するかどうかのぎりぎりの状態も含むものとする。
また、この規制部材700は、例えば黒色や白色、無色等の色で構成された液晶表示ユニット500と裏ユニット600に対して、赤色等の目立つ色に着色されたアクリル等の部材で形成されている。これにより、規制部材700をより目立たせることができ、液晶表示ユニット500を裏ユニット600から取り外す前に、先に規制部材700を取り外す必要があることを作業者に知らせることができる。また、このような有色で内部の様子が見難い規制部材700が、電気配線S2を覆う位置に設けられていることで、規制部材700を取り外したときに、それまで見えていなかった(見難い状態だった)電気配線S2が現れることとなり、これにより、液晶表示ユニット500を裏ユニット600から取り外す前に、電気配線S2の接続を解除しないといけない、ということを遊技者により強く印象付けることができるものである。
以下、裏ユニット600に対する液晶表示ユニット500の取付状態と、液晶表示ユニット500及び裏ユニット600に対する規制部材700の係合状態について、詳細に説明する。
図31及び図32に示すように、裏ユニット600には、その上部及び下部の左右の4箇所に、ネジN(図25参照)を螺合すると共に液晶表示ユニット500を左右方向QRにスライド移動させる際のガイドとなるボス603,604,605,606が裏面側に向けて突出形成されている。また、裏ユニット600の裏面側の上下位置には、液晶表示ユニット500を取り付けたり取り外したりする際に、当該液晶表示ユニット500を前側に押さえた状態で右方向R及び左方向Qにスライド移動させるための被摺動面607,608,609が設けられている。また、裏ユニット600の裏面側の右側には、ボス603,604,605,606にガイドされて被摺動面607,608,609上を非固定位置(図36及び図37に図示する液晶表示ユニット500の位置)から右方向Rにスライド移動させた液晶表示ユニット500の右端の挿入部530が挿入されることで、液晶表示ユニット500が前後方向に移動不可能に係止される係止部620が設けられている。この係止部620は、平面視で左側が開口となる略コ字状に形成された上下方向に細長い部位であり、液晶表示ユニット500の右端の挿入部530が所定量挿入可能な大きさを有している。また、裏ユニット600の下部には、前後方向に向かって突出する立壁部611が、左右方向に延びるように形成されている。この立壁部611は、液晶表示ユニット500を左右方向にスライド移動させる際に、液晶表示ユニット500の下面部541,551(図27及び図29参照)を支持し、より安定した状態で摺動させるためのものである。
また、裏ユニット600の上部右側の所定位置には、挿入部530が係止部620の一番奥まで挿入されて固定位置(図24及び図25に図示する液晶表示ユニット500の位置)に位置した液晶表示ユニット500が取外方向である左方向Qにスライド移動しないように規制するための規制部材700が配設されている。この規制部材700は、上部に設けられた左右方向に延びる軸701を介して裏ユニット600に軸止されて取り付けられており(係合されており)、当該軸701を中心に上下方向に回動するようになっている。そして、図26に示すように、規制部材700を下方に回動させて規制部材700を閉じた規制状態では、電気配線S2及び電気配線S2の差込部S3が差し込まれた状態のコネクタ602を有する基板が露出するようにされた開口部Z2(図35)を覆い隠して保護するように構成されている。
本実施の形態では、図26及び図35に示すように、裏ユニット600において規制部材700が規制状態のときに被覆される位置に所定の開口部Z2が設けられており、当該開口部Z2にコネクタ602が露出するように、裏ユニット600における遊技機の表面側にコネクタ602が配設された基板が配置されると共に、裏ユニット600における遊技機の裏面側に液晶表示ユニット500が配置されている。そして、この開口部Z2が、電気配線S2の差込部S3とコネクタ602とを着脱する際に、作業者が手を入れて作業する作業口(作業部、コネクタ602へのアクセス経路)となっている。なお、本実施の形態では、裏ユニット600に対する液晶表示ユニット500の取外しを規制する規制状態のときに、操作片としての規制部材700によって、作業口(作業部)である開口部Z2の全部が被覆されるようになっている(図26に示すように、開口部Z2が全て覆われる)。すなわち、作業口(作業部)である開口部Z2が規制部材700で被覆されることで、コネクタ602へのアクセス経路を遮断して、作業者によるコネクタ602の着脱を困難にする状態となっている。
また、規制部材700を閉じたときに、裏ユニット600の固定位置(取付位置)に位置している液晶表示ユニット500の右上部の突出形成部560の左側の横壁部564に丁度当接する位置に、突出リブ750が設けられている。これにより、液晶表示ユニット500が固定位置(取付位置)に位置しているときに規制部材700を閉じたときには、突出リブ750が液晶表示ユニット500の横壁部564に当接(係合)して液晶表示ユニット500に対する障害物となり、液晶表示ユニット500が取外方向である左方向Qにスライド移動しないように規制されるようになっている。
このように、本実施の形態では、裏ユニット(ベース部材)600に軸止された規制部材700を回動させて、固定位置(取付位置)に位置している液晶表示ユニット(基板ボックス)500の横壁部564に障害物として当接させることで、液晶表示ユニット(基板ボックス)500が裏ユニット(ベース部材)600における固定位置(取付位置)に取り付けられた状態で液晶表示ユニット(基板ボックス)500と裏ユニット(ベース部材)600の双方に係合し、当該係合により液晶表示ユニット(基板ボックス)500が取外方向(所定方向)である左方向Qに移動することを規制した規制状態となっている。
なお、本実施の形態では、規制部材700は、裏ユニット(ベース部材)600に軸止されて取り付けられており、これを回動させて閉じることで、液晶表示ユニット(基板ボックス)500の横壁部564に規制部材700の一部を当接させるようになっていたが、これに限るものではなく、軸止される部材と当接させる部材が逆になっていても良い。すなわち、規制部材700は、液晶表示ユニット(基板ボックス)500に軸止されて取り付けられており、これを回動させて閉じることで、裏ユニット(ベース部材)600の所定位置に規制部材700の一部を当接させ、これにより、液晶表示ユニット(基板ボックス)500が取外方向(所定方向)に移動することを規制した状態となるように構成されていても良い。
また、図35に示すように、操作片としての規制部材700を上方に回動させて規制部材700を開放させた許容状態では、電気配線S2及び電気配線S2の差込部S3が差し込まれた状態のコネクタ602とコネクタ602と差込部S3の着脱を行う作業部Z2が現れ、電気配線S2がコネクタ602と接続されていることが容易に確認できる状態となる。すなわち、作業口(作業部)である開口部Z2が規制部材700で被覆されずに露出されることで、コネクタ602へのアクセス経路を開放して、作業者によるコネクタ602の抜き差しを容易にする状態となっている。
また、規制部材700の左端に左方向に突出した細長い段差部710が設けられており、この段差部710が裏ユニット600に当接することで、上方から下方に回動してきて閉じた状態となった規制部材700がそれ以上回動しないように規制するようになっている。
また、裏ユニット600には、上方から下方に回動してきて閉じた状態となった規制部材700が、当該閉じた状態から上方に回動しないようにロックするロック部材630が、規制部材700の右側に設けられている。このロック部材630は、左右方向に弾性力を有する部材で構成されており、後方から前方に向かって幅広になるストッパ部631で規制部材700の裏面を押さえてロックするように構成されている。また、ロック部材630を右方向に弾性変形させることで、ストッパ部631を規制部材700の裏面から退避させてロックを解除することができるようになっている。
また、規制部材700を回動させる際につまむ操作ツマミ730が、規制部材700の裏面から裏面側に突出するように設けられている。
一方、図27及び図28に示すように、液晶表示ユニット500の左右上下の4箇所には、裏ユニット600のボス603,604,605,606に対応する付近に、当該ボス603,604,605,606を挿入して左右方向に摺動させることができる所定長さの摺動溝542,552,562,572を有する突出形成部540,550,560,570が形成されている。また、突出形成部540,550,560,570の摺動溝542,552,562,572のうち、挿入部530を係止部620の一番奥まで挿入して液晶表示ユニット500を固定位置に位置させたときに、裏ユニット600のボス603,604,605,606と丁度重なる位置には、ネジN(図25参照)を挿通してボス603,604,605,606まで貫通させる挿通孔543,553,563,573が形成されている。
また、液晶表示ユニット500の上部の突出形成部560,570には、裏ユニット600の被摺動面607に対応する位置に、摺動面561,571が設けられている。また、液晶表示ユニット500の下部の突出形成部540,550には、裏ユニット600の被摺動面608,609に対応する位置に、摺動面541,551が設けられている。また、液晶表示ユニット500の上部の右側の突出形成部560における左側の横壁部564は、規制部材700を閉じたときに規制部材700の突出リブ750が当接するストッパとなっている。
次に、本実施の形態の裏ユニット600から液晶表示ユニット500を取り外すときの手順について説明する。
まず、液晶表示ユニット500を裏ユニット600に固定している4箇所のネジN(図25参照)を、ボス603,604,605,606及び挿通孔543,553,563,673から取り外す。次に、図26に示すような、規制部材700の段差部710が裏ユニット600に当接すると共に、規制部材700の突出リブ750が液晶表示ユニット500の横壁部564に当接する(または当接するかどうかギリギリの位置に位置している)ことで液晶表示ユニット500の左方向への移動を規制している規制部材700を、上方に回動させる。これにより、図24及び図25に示すような、規制部材700が裏ユニット600と液晶表示ユニット500の双方に係合した規制状態から、図33及び図34に示すような、当該係合を解除した状態(開放状態)、すなわち、裏ユニット600に対する液晶表示ユニット500の取外しを許容する許容状態にする。なお、このとき、作業口(作業部)である開口部Z2が規制部材700で被覆されて、コネクタ602へのアクセス経路を遮断していた状態(すなわち、作業者によるコネクタ602の着脱を困難にする状態)から、作業口(作業部)である開口部Z2が規制部材700で被覆されずに露出されて、コネクタ602へのアクセス経路を開放した状態(すなわち、作業者によるコネクタ602の着脱を容易にする状態)となる。
次に、図35に示すように、規制部材700を開放状態にしたことで露出した作業部Z2において、電気配線S2の差込部S3をコネクタ602から引き抜き、裏ユニット600と電気配線S2との接続を解除する。これにより、液晶表示ユニット500を裏ユニット600から取り外しても、電気配線S2やコネクタ602に損傷を与えることがなくなる。
その後、液晶表示ユニット500を左方向Qにスライド移動させて、挿入部530を係止部620から引き抜き、液晶表示ユニット500を固定位置から非固定位置にスライド移動させる。これにより、裏ユニット600から液晶表示ユニット500を取り外すことができるものである。
なお、規制部材700が取り付けられた状態で、液晶表示ユニット500を裏ユニット600から取り外そうとしても、裏ユニット600に取り付けられた規制部材700の突出リブ750が液晶表示ユニット500の横壁部564を規制して左方向Qへの移動を規制している、すなわち、裏ユニット600に対する液晶表示ユニット500の取外しを規制する規制状態となっているため、取り外すことができない。なお、このときには、作業口(作業部)である開口部Z2が規制部材700で被覆されており、コネクタ602へのアクセス経路を遮断することで作業者によるコネクタ602の着脱を困難にする状態となっている。
また、目立つ色の規制部材700を取り外したときに、丁度その箇所に配置された電気配線S2が露出するため、その後、電気配線S2との接続を解除することを忘れないように作業者が気付き易い状態にすることができる。
以上のように、本実施の形態のパチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技において表示装置510を制御する制御基板を収納する液晶表示ユニット500(基板ボックス)と、前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)を着脱可能に取り付けるための裏ユニット600(ベース部材)と、前記表示装置510を制御する制御基板と前記裏ユニット600(ベース部材側)に備えられた基板とを着脱可能な差込部S3とコネクタ602を介して接続する電気配線S2と、前記裏ユニット600に対する前記液晶表示ユニット500の取外しを許容する許容状態と取外しを規制する規制状態とに状態変化する規制部材(ロック手段)700とを備え、前記規制部材(ロック手段)700には、許容状態と規制状態との状態変化を行うときに作業者が動かす操作片(規制部材700自体)を備えており、前記操作片(規制部材700自体)は、前記規制部材(ロック手段)700を規制状態としたときには前記操作片(規制部材700自体)で被覆されてコネクタ602へのアクセス経路を遮断することで作業者によるコネクタ602の着脱を困難にすると共に、前記規制部材(ロック手段)700を許容状態としたときには前記操作片(規制部材700自体)で被覆されずに露出してコネクタ602へのアクセス経路を開放することで作業者によるコネクタ602の抜着脱を容易にするように構成されており、操作片(規制部材300自体)の動きで露出する位置に、前記裏ユニット600(ベース部材側)に備えられた基板と前記電気配線S2との間の前記コネクタ602と前記差込部S3の着脱を行う作業口(作業部)である開口部Z2が設けられているパチンコ遊技機(遊技機)1としたことを特徴とする。
そして、本実施の形態によれば、液晶表示ユニット500(基板ボックス)及び裏ユニット600(ベース部材)に係合して裏ユニット600に対する液晶表示ユニット500の取外しを許容する許容状態と取外しを規制する規制状態とに状態変化する規制部材(ロック手段)700により、液晶表示ユニット500(基板ボックス)が取外し可能となる左方向(所定方向)Qに移動することを規制した規制状態となっていることで、液晶表示ユニット500(基板ボックス)を取り外すときに、先に規制部材700を開放状態(許容状態)とする必要があり、さらに、操作片(規制部材700自体)を動かして規制部材(ロック手段)700を規制状態としたときには操作片(規制部材700自体)で被覆される(コネクタへのアクセス経路を遮断する)と共に、操作片(規制部材700自体)を動かして規制部材(ロック手段)700を許容状態としたときには操作片(規制部材700自体)で被覆されずに露出する(コネクタへのアクセス経路を開放する)位置に、裏ユニット600(ベース部材側)に備えられた基板と電気配線S2との間のコネクタ602と差込部S3の着脱を行う作業口(作業部)である開口部Z2が設けられているため、規制部材700を閉じた状態から規制部材300を開放したときに、コネクタ602に接続された差込部S3の着脱を行う作業口(作業部)である開口部Z2が現れることで、液晶表示ユニット500(基板ボックス)を取り外す前に電気配線S2の接続を解除することを作業者に気付き易くさせることができる。
その結果、作業者が、裏ユニット600(ベース部材)から液晶表示ユニット500(基板ボックス)を取り外すときに、液晶表示ユニット500(基板ボックス)に収納された制御基板と裏ユニット600が電気配線S2で接続されていることを忘れてしまい、双方に電気配線S2が接続された状態で液晶表示ユニット500(基板ボックス)を取り外そうとすることで、電気配線S2や当該電気配線S2が繋がるコネクタ602等が無理に引っ張られて破損してしまうことを防止して、電気配線S2や電気配線S2に関わるものを破損し難くすることができる。
なお、前記した実施の形態は、以下のような構成となっていても良い。
遊技において表示装置510を制御する制御基板を内部に有する液晶表示ユニット500(基板ボックス)と、
前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)を着脱可能に取り付けるための裏ユニット600(ベース部材)と、
前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)の制御基板と前記裏ユニット600とを電気的に接続する電気配線S2とを備え、
前記電気配線S2は、前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)の制御基板から前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)の外部に延出された状態となっており、
前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)は、前記裏ユニット600(ベース部材)における固定位置(取付位置)から取外方向である左方向(所定方向)Qにスライド移動させることで、前記裏ユニット600(ベース部材)から取外し可能となっており、
前記電気配線S2が前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)の外部に延出される位置近傍に取り付けられ、前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)が前記裏ユニット600(ベース部材)における取付位置に取り付けられた状態で、前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)が前記左方向(所定方向)Qに移動して取外し可能となることを規制する規制部材(ロック手段)700を備えており、
前記液晶表示ユニット500(基板ボックス)の前記制御基板に接続された前記電気配線S2が、前記規制部材(ロック手段)700を規制状態(閉じた状態)から前記規制部材(ロック手段)700を許容状態(開放した状態)としたときに現れることを特徴とするパチンコ遊技機(遊技機)1。
また、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、パチンコ遊技機を用いて説明したが、これに限るものではなく、本発明は、パチスロ遊技機や雀球遊技機、アレンジボール等の他の遊技機にも適用可能である。
また、前記した第一の実施の形態では、基板ボックスを後方に回動させつつ斜め上方にスライド移動させることで、ベース部材から基板ボックスを取り外すことができるようになっていたが、これに限るものではなく、第二の実施の形態のように所定方向にスライド移動させるのみでベース部材から基板ボックスを取外し可能な遊技機に本発明の規制部材を適用する等、ベース部材から基板ボックスを取り外す所定方向は適宜の方向で良い。
また、前記した第一の実施の形態では、表示サブ制御基板を収納した基板ボックスがベース部材から取外し可能にされた箇所に、本発明の規制部材を適用したが、これに限るものではなく、メイン制御基板や他のサブ制御基板等の各種制御基板を収納した基板ボックスがベース部材等の遊技機本体から取外し可能となっている箇所に適用可能である。また、第二の実施の形態のように、制御基板を有する液晶表示ユニットのような電気機器が基板ボックスとなって、この電気機器がベース部材としての他の部材(例えば、裏ユニット)から取外し可能にされた箇所に、本発明の規制部材を適用しても良い。
また、電気配線を接続する外部の構成としては、前記した実施の形態のような表示装置に限るものではなく、遊技機に配設された各種の制御基板や電気部品に接続される電気配線に対して、本発明を適用可能である。
また、前記した実施の形態では、制御基板と外部の構成を接続する電気配線としてフラットなフレキシブルケーブルを使用した例について説明したが、これに限るものではなく、電気配線として他の種類のケーブルを使用した場合にも、本発明の規制部材を適用可能である。
また、前記した第一の実施の形態では、基板ボックスに収納された制御基板側のコネクタ同士の接続を解除するようになっていたが、これに限るものではなく、第二の実施の形態のように電気配線Sと外部の構成(裏ユニット)とを接続しているコネクタの接続を解除するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、規制部材は、制御基板と接続された電気配線の一部が作業者から見えなくなる(隠れる)程度に覆っていたが、これに限るものではなく、規制部材を取り付けた状態と比べて、規制部材を取り外したときに、より電気配線が視認できる状態となるものであれば、規制部材が取り付けられた状態で作業者から電気配線が見えるようになっていても良い。
また、ベース部材に対する基板ボックスの取付方法や、基板ボックスとベース部材に対する規制部材の取付方法についても、前記した実施の形態のものに限らず、本発明の作用効果を得られるものであれば、各部材が適宜の取付方法で取り付けられていても良い。例えば、規制部材が第一の実施の形態のように完全に取外し可能なものであっても良いし、規制部材が第二の実施の形態のように開放状態と閉じた状態に回動することで、ある位置から取り外されるようになっているものであっても良い。
また、前記した実施の形態では、規制部材はベース部材や基板ボックスとは異なる部材で構成されていたが、これに限るものではなく、規制部材がベース部材又は基板ボックスと一体に形成されていても良い。例えば、前記した第二の実施の形態の規制部材が、回動する軸部分で裏ユニットと薄肉ヒンジの状態で一体に形成されており、当該薄肉ヒンジによって規制部材が上下方向に回動するようになっていても良い。
また、ベース部材から基板ボックスを取り外す際に、電気配線と基板(制御基板)との間の着脱を行うコネクタは、前記した実施の形態における側とは逆側のコネクタであっても良く、操作片によって被覆及び露出される作業部も、どちらの側のコネクタの着脱を行うための部位であっても良い。さらに、ベース部材から基板ボックスを取り外す際に、制御基板と電気配線との間のコネクタ及びベース部材側に備えられた基板と電気配線との間のコネクタの双方の着脱を行うようになっていても良い。その際には、操作片によって、双方のコネクタの着脱を行うための作業部が被覆及び露出されるようになっている。
また、前記した実施の形態では、規制部材(ロック手段及び操作片)が目立つ色に着色されていたが、これに限るものではなく、ベース部材や基板ボックスと同様の色や、黒色や白色、無色等の目立たない色で構成されていても良い。すなわち、ロック手段によってベース部材から基板ボックスが取り外せない状態となっていれば、作業者は、目立つ色でなくともロック手段の操作片を探して規制状態から許容状態に操作するものである。そして、このとき操作片を目視することで、許容状態となってコネクタの抜き差しを行う作業部が露出した状態が目に入ることで、電気配線の解除を遊技者に気付き易くさせることができるものである。
また、前記した実施の形態では、ロック手段を規制状態から許容状態とした後に、基板ボックスを所定方向に移動させることで、ベース部材から基板ボックスを取り外すことができるようになっていたが、これに限るものではなく、ロック手段を規制状態から許容状態とするだけで、その後に何らかのアクションを起こさなくても、ベース部材から基板ボックスを取り外すことができるようになっていても良い。
また、本発明における、コネクタの抜き差しを行うと共にロック手段の操作片の動きで被覆されたり被覆されずに露出したりする作業部としては、前記した第一の実施の形態のように、単にコネクタが露出した空間である場合と、前記した第二の実施の形態のように、コネクタの抜き差しを行うために実際に作業者が手を入れることができる開口等である場合とがある。
また、本発明における電気配線には、信号線を含むものとする。当該信号線には、電気的に信号を伝えるものだけでなく、例えば光ファイバーのような光により信号を伝えるもの等、電気的でないもので信号を伝えるものも含むものである。
1…パチンコ遊技機(遊技機)、100…基板ボックス、101…表示サブ制御基板(制御基板)、102…サブ制御基板側コネクタ(コネクタ)、200…ベース部材、300…規制部材(ロック手段、操作片)、500…液晶表示ユニット(基板ボックス)、600…裏ユニット(ベース部材)、602…コネクタ、700…規制部材(ロック手段、操作片)、S…電気配線、S1…電気配線側コネクタ(コネクタ)、S2…電気配線、Z…作業部、Z2…作業部

Claims (1)

  1. 遊技を制御する制御基板を収納する基板ボックスと、
    前記基板ボックスを着脱可能に取り付けるためのベース部材と、
    前記制御基板と前記ベース部材側に備えられた基板とを着脱可能なコネクタを介して接続する電気配線と、
    前記ベース部材に対する前記基板ボックスの取外しを許容する許容状態と取外しを規制する規制状態とに状態変化するロック手段とを備え、
    前記ロック手段には、許容状態と規制状態との状態変化を行うときに作業者が動かす操作片を備えており、
    前記操作片は、前記ロック手段を規制状態としたときには前記コネクタへのアクセス経路を遮断することで作業者による前記コネクタの着脱を困難にし、前記ロック手段を許容状態としたときには前記コネクタへのアクセス経路を開放することで作業者による前記コネクタの着脱を容易にするように構成したことを特徴とする遊技機。
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