JP2015061330A - プロテクタ - Google Patents

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学 上里
Manabu Kamisato
学 上里
芳正 水野
Yoshimasa Mizuno
芳正 水野
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Abstract

【課題】三次元的に屈曲可能で、かつその屈曲姿勢を保持可能なプロテクタを提供すること。【解決手段】特定方向に並んでおり、それぞれがワイヤーハーネスの周囲の少なくとも一部を保護する複数の保護部(100)と、互いに隣接する保護部(100)同士を連結する複数の連結部(200)とを有し、連結部(200)は、一方側保護部(100)に接続される第一被接続部と、他方側保護部(100)に接続される第二被接続部(218,228)とを有し、他方側保護部(100)は、当該他方側保護部(100)に対して第二被接続部(218,228)が複数の相対位置関係で保持されるように第二被接続部(218,228)を係止可能な複数の係止部(114,124)を有し、第二被接続部(218,228)は、複数の係止部(114,124)のそれぞれに係合可能な形状の被係止部(218,228)であること。【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤーハーネスを保護するプロテクタに関するものである。
従来、車両等に配索されるワイヤーハーネスを保護するプロテクタが知られている。前記ワイヤーハーネスは、三次元的に屈曲する配索経路に沿って配索されることが多い。このため、このワイヤーハーネスを保護するプロテクタとして、前記配索経路に沿うように三次元的に屈曲可能であるものも開発されている。このようなプロテクタとして、例えば、特許文献1には、ワイヤーハーネスを保護する複数の本体と、互いに隣接する本体同士を連結する複数のくびれ部とを有するものが開示されている。各本体は、底壁及び互いに対向する側壁を有しており、前記くびれ部は、互いに隣接する本体の底壁同士を連結している。このくびれ部の幅方向(前記側壁同士の対向方向)の寸法は、底壁のそれよりも小さくなっている。これにより、くびれ部を境界として、当該くびれ部の一方側に位置する本体に対して当該くびれ部の他方側に位置する本体が前記並び方向と直交する第一方向及び前記並び方向と前記第一方向との双方に直交する第二方向に屈曲されることが可能となっている。
特開平08−317526号公報
三次元的に屈曲する配索経路に沿って配索されるワイヤーハーネスをプロテクタで保護する場合、配索作業性等の観点から、プロテクタが前記配索経路に配置される前に、予め当該プロテクタが前記配索経路に沿った屈曲姿勢に保持されることが望ましい。しかしながら、上記特許文献1に記載のプロテクタは、三次元的に屈曲可能であるものの、その屈曲姿勢に保持されない。具体的に、特定の本体に対して当該本体に隣接する本体が屈曲するような外力を加えたとしても、その外力を取り除くと、両本体は前記くびれ部の弾性復帰力によって初期の姿勢、すなわち直線状に並ぶ姿勢に復帰する。そのため、作業者が三次元的に屈曲する配索経路に沿ってこのプロテクタを配置するに当たっては、予めプロテクタが前記配索経路に沿った屈曲姿勢となるように作業者が手でこれを保持した状態で当該プロテクタを車体パネル等に取り付けるといった非常に煩雑な作業を伴う。このことは、前記本体の数が増加するほど深刻になる。
本発明の目的は、三次元的に屈曲可能で、かつその屈曲姿勢を保持可能なプロテクタを提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、特定方向に並んでおり、それぞれがワイヤーハーネスの周囲の少なくとも一部を保護する複数の保護部と、前記複数の保護部のうち互いに隣接する保護部同士を連結する複数の連結部とを有し、前記連結部は、前記特定方向について当該連結部の一方側に位置する一方側保護部に接続される第一被接続部と、前記特定方向について当該連結部の他方側に位置する他方側保護部に接続される第二被接続部とを有し、前記他方側保護部は、当該他方側保護部に対して前記第二被接続部が複数の相対位置関係で保持されるように前記第二被接続部を係止可能な複数の係止部を有し、前記第二被接続部は、前記複数の係止部のそれぞれに係合可能な形状の被係止部であるプロテクタを提供する。
本発明では、各連結部について、当該連結部の被係止部と前記他方側保護部の複数の係止部との係合位置を適宜選択することにより、複数の保護部が全体として所望の三次元形状に屈曲し、かつその屈曲姿勢が保持される。よって、三次元的に屈曲する配索経路に沿って前記ワイヤーハーネス及び本プロテクタを配索するに当たり、予め本プロテクタを前記配索経路に沿う屈曲姿勢としておくことにより、前記ワイヤーハーネス及び本プロテクタの配索作業が簡素化される。
この場合において、前記複数の係止部は、前記被係止部と係合することにより前記他方側保護部を前記一方側保護部に対して屈曲していない基準姿勢に保持する基準係止部と、前記被係止部と係合することにより前記他方側保護部を前記一方側保護部に対して前記特定方向と直交する第一方向に屈曲する姿勢に保持する第一係止部と、前記被係止部と係合することにより前記他方側保護部を前記一方側保護部に対して前記特定方向及び前記第一方向の双方に直交する第二方向に屈曲する姿勢に保持する第二係止部とを含むことが好ましい。
このようにすれば、前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向にも前記第二方向に屈曲可能となり、かつその姿勢に保持される。さらに、その屈曲姿勢への変更は、前記被係止部の各係止部(前記基準係止部、前記第一係止部、及び前記第二係止部)への係合箇所を選択することで達成される。つまり、前記被係止部の各係止部への係合箇所を選択するだけで、複数の保護部を前記配索経路により柔軟に沿うような屈曲姿勢へ変更することが可能となる。
さらにこの場合において、前記他方側保護部は、前記被係止部がその中を移動するのを許容する形状の係止溝を有し、この係止溝は、その経路内に前記基準係止部、前記第一係止部及び前記第二係止部を含むことが好ましい。
このようにすれば、前記係止溝内で前記被係止部を移動させることにより当該被係止部と複数の係止部との係合位置が切り替えられる。よって、複数の保護部の屈曲姿勢の変更が容易となる。
具体的に、前記保護部は、前記第一方向に互いに離間した状態で対向するとともにそれぞれが前記複数の係止部を有する第一対向壁及び第二対向壁を有し、前記第一係止部は、前記基準係止部から前記特定方向に離間した位置に形成されており、前記第二係止部は、前記基準係止部から前記第二方向に離間した位置に形成されており、前記複数の連結部は、前記第一被接続部及び前記被係止部を有しており前記特定方向に互いに隣接する第一対向壁同士を連結する第一連結アームと、前記第一被接続部及び前記被係止部を有しており前記特定方向に互いに隣接する第二対向壁同士を連結する第二連結アームとを有し、前記第一連結アームの第一被接続部は、前記一方側保護部の第一対向壁に接続されるとともに、前記第一連結アームの被係止部は、前記他方側保護部の第一対向壁の複数の係止部に係合可能であり、前記第二連結アームの第一被接続部は、前記一方側保護部の第二対向壁に接続されるとともに、前記第二連結アームの被係止部は、前記他方側保護部の第二対向壁の複数の係止部に係合可能であり、各連結アームは、前記被係止部が前記複数の係止部のいずれかと係合した状態において、前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向及び前記第二方向へ屈曲するのを許容するように弾性変形可能な弾性変形部を有することが好ましい。
このようにすれば、前記第一連結アームの被係止部と前記他方側保護部の第一対向壁の複数の係止部との係合位置、及び前記第二連結アームの被係止部と前記他方側保護部の第二対向壁の複数の係止部との係合位置を適宜選択することにより、複数の保護部が所望の三次元形状に屈曲し、かつその屈曲姿勢に保持されたプロテクタが形成される。例えば、第一連結アームの被係止部を前記第一対向壁の複数の係止部のうちの基準係止部と係合させるとともに、第二連結アームの被係止部を前記第二対向壁の複数の係止部のうちの第一係止部と係合させることにより、第一連結アームにより連結されている第一対向壁間の前記特定方向の距離と第二連結アームにより連結されている第二対向壁間の前記特定方向の距離とに差が生じる。このとき、各連結アームは、その弾性変形部の撓み変形を伴いながら前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向に屈曲した姿勢に保持する。換言すれば、各連結アームは、前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向に屈曲した姿勢となることによって当該連結アームに生じる応力をその弾性変形部で吸収しながら、前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向に屈曲した姿勢に保持する。なお、各連結アームは、それぞれの弾性変形部の弾性復帰力が釣り合った状態で前記一方側保護部に対する前記他方側保護部の屈曲姿勢を保持する。また、第一連結アームの被係止部を前記第一対向壁の複数の係止部のうちの第二係止部に係合させ、かつ、第二連結アームの被係止部を前記第二対向壁の複数の係止部のうちの第二係止部と係合させることにより、前記一方側保護部に対する前記他方側保護部の前記第二方向の位置が変化し、しかもその姿勢が保持される。よって、前記第一連結アームの被係止部と前記他方側保護部の第一対向壁の複数の係止部との係合位置、及び前記第二連結アームの被係止部と前記他方側保護部の第二対向壁の複数の係止部との係合位置を適宜選択することにより、所望の三次元形状に屈曲した姿勢に保持されたプロテクタが構築される。
また、本発明において、前記連結部の第一被接続部は、前記一方側保護部とつながっていることが好ましい。
このようにすれば、保護部と各連結アームとが一体となるので、両者の取り扱いが容易になる。
また、本発明において、互いに隣接する保護部同士を連結するヒンジ部をさらに有し、このヒンジ部は、前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向及び前記第二方向に屈曲することを許容する形状を有することが好ましい。
このようにすれば、ヒンジ部は、複数の保護部の三次元的な屈曲を阻害することなく互いに隣接する保護部同士を連結するので、複数の保護部の取り扱いが容易になる。
また、本発明において、前記保護部は、前記ワイヤーハーネスの周囲に装着されるコルゲートチューブを保持可能な保持部をさらに有してもよい。
この態様では、前記保持部でコルゲートチューブを保持することにより、換言すれば、コルゲートチューブの周囲にプロテクタを装着することにより、三次元的に屈曲する姿勢に保持される機能を有しないコルゲートチューブとワイヤーハーネスとをまとめて三次元的に屈曲する姿勢に保持することが可能となる。
あるいは、本発明において、前記複数の保護部に装着されるカバーをさらに備え、前記カバーは、前記複数の保護部とともに前記ワイヤーハーネスの周囲を覆いかつ前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向及び前記第二方向へ屈曲することを許容する形状を有してもよい。
この態様では、複数の保護部の三次元的な屈曲とワイヤーハーネスの周囲が保護との双方が達成される。
具体的に、前記カバーは、各保護部に装着され当該保護部とともに前記ワイヤーハーネスの周囲を覆う複数のカバー本体と、互いに隣接するカバー本体を連結する可撓部とを有し、前記可撓部は、当該可撓部の一方側に位置するカバー本体に対して他方側に位置するカバー本体が前記第一方向及び前記第二方向に屈曲することを許容する形状を有することが好ましい。
この態様では、可撓部によって特定のカバー本体及び保護部がこれと隣接するカバー本体及び保護部に対して屈曲する姿勢となるのが許容され、かつカバー本体によってワイヤーハーネスの保護が達成される。
この場合において、前記複数の保護部のうちの少なくとも一つは、前記ワイヤーハーネスを構成する複数の電線を結束するための結束部材の挿通を許容する挿通孔を有することが好ましい。
このようにすれば、前記ワイヤーハーネスを構成する複数の電線が結束された状態でプロテクタに装着されることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、三次元的に屈曲可能で、かつその屈曲姿勢を保持可能なプロテクタを提供することができる。
本発明の第一実施形態のプロテクタの各アーム本体が離間姿勢となった状態の斜視図である。 図1に示すプロテクタの各アーム本体が沿い姿勢となった状態の側面図である。 図2に示すプロテクタにコルゲートチューブが装着された状態の斜視図である。 図3に示すプロテクタが上下方向に屈曲している姿勢の斜視図である。 図4に示すプロテクタの側面図である。 図3に示すプロテクタが上下方向及び左右方向に屈曲している姿勢の斜視図である。 図6に示すプロテクタの側面図である。 図6に示すプロテクタの平面図である。 本発明の第二実施形態のプロテクタの斜視図である。 図9に示すX−X線での断面図である。 図9に示すプロテクタが上下方向及び左右方向に屈曲している姿勢の斜視図である。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態のプロテクタについて、図1から図8を参照しながら説明する。
図1〜図3に示されるように、本実施形態のプロテクタは、複数の保護部100と、複数の連結部200と、複数のヒンジ部300とを備えている。以下、プロテクタが5つの保護部100を有する場合について説明する。ただし、保護部100の個数はこれに限られない。
各保護部100は、第一対向壁110と、第二対向壁120と、底壁130と、保持部140とを有する。ここで、プロテクタの姿勢は問われないが、以下の説明では、便宜上、図1〜図4に示されるように、複数の保護部100の並び方向を前後方向とし、第一対向壁110と第二対向壁120とが互いに対向する方向を左右方向とし、前後方向及び左右方向の双方に直交する方向(底壁130の厚さ方向)を上下方向とする。本実施形態のプロテクタは、底壁130に直交するとともに第一対向壁110及び第二対向壁120と平行な面であって、第一対向壁110と第二対向壁120との中間点を通る基準面を基準として左右対称な形状を有する。
第一対向壁110は、平板状であり、ワイヤーハーネスWHの外周面のうち右側の部位を覆う。本実施形態では、図3に示されるように、第一対向壁110は、ワイヤーハーネスWHの周囲に装着されたコルゲートチューブ10の右側の部位を覆う。なお、図3〜図8では、ワイヤーハーネスWHの図示は省略されている。また、図4〜図8では、コルゲートチューブの図示は簡略化されている。コルゲートチューブ10は、ワイヤーハーネスWHの周囲を覆う形状を有する。コルゲートチューブ10は、三次元的に屈曲することが可能な可撓性を有しているものの、その屈曲姿勢に保持される機能を有していない。
第一対向壁110には、当該第一対向壁110をその厚さ方向(左右方向)に貫通する形状の第一係止溝112が形成されている。第一係止溝112は、上下方向に直線状に延びる第一溝部112aと、この第一溝部112aの上下方向の略中央から前方に向かって直線状に延びる第二溝部112bとを有する。この第一係止溝112内には、複数の係止部114が形成されている。複数の係止部114は、基準係止部114aと、第一係止部114bと、第二係止部114cと、第三係止部114dとを含む。各係止部の内径は、第一係止溝112のうち複数の係止部114以外の部位の幅寸法よりも大きく設定されている。
基準係止部114aは、第一溝部112aと第二溝部112bとの交点に形成されている。第一係止部114bは、第二溝部112bの前端、すなわち基準係止部114aから前方に離間した位置に形成されている。第二係止部114cは、第一溝部112aの下端、すなわち基準係止部114aから下方に離間した位置に形成されている。第三係止部114dは、第一溝部112aの上端、すなわち基準係止部114aから上方に離間した位置に形成されている。
第二対向壁120は、平板状であり、ワイヤーハーネスWHの外周面のうち左側の部位を覆う。本実施形態のプロテクタは、前記基準面を基準として左右対称であるので、第二対向壁120の説明は簡略化する。第二対向壁120には、第一対向壁110の第一係止溝112と対応する形状の第二係止溝122が形成されている。第二係止溝122は、第一溝部122a及び第二溝部122bを有する。この第二係止溝122内には、複数の係止部124、すなわち基準係止部124a、第一係止部124b、第二係止部124c及び第三係止部124dが形成されている。
底壁130は、第一対向壁110の下端部と第二対向壁120の下端部とを接続しており、コルゲートチューブ10の下側の部位を覆う。底壁130は、略平板状に形成されている。
保持部140は、第一対向壁110及び第二対向壁120の内側面に接続されている。図3に示されるように、保持部140は、第一対向壁110及び第二対向壁120の内側でコルゲートチューブ10を保持可能な形状を有する。
複数の連結部200は、第一連結アーム210と、第二連結アーム220とを有する。
第一連結アーム210は、前後方向に互いに隣接する第一対向壁110同士を連結する。より具体的には、第一連結アーム210は、互いに隣接する一方の第一対向壁110に対して他方の第一対向壁110が上下方向及び左右方向に相対変位可能、すなわち両第一対向壁110が全体として屈曲可能となるようにこれらを連結する。第一連結アーム210は、アーム本体212と、第一被接続部214と、係合爪216と、第二被接続部としての被係止部218とを有する。
アーム本体212は、前後方向に互いに隣接する第一対向壁110同士にまたがる形状を有する。本実施形態では、アーム本体212は、略平板状を呈する。このアーム本体212は、弾性変形部212aを有する。弾性変形部212aは、アーム本体212が第一対向壁110の外側面に沿う沿い姿勢(図2及び図3の姿勢)となった状態において、アーム本体212のうち当該弾性変形部212aの後方の部位に対して弾性変形部212aの前方の部位が左右方向及び上下方向に屈曲するのを許容するように撓み変形する。
第一被接続部214は、互いに隣接する第一対向壁110のうち前方に位置する第一対向壁110の外側面とアーム本体212とを接続する形状を有する。第一被接続部214は、アーム本体212が第一対向壁110の外側面に沿う沿い姿勢とアーム本体212が第一対向壁110の外側面から離間する離間姿勢との間でアーム本体212が切り替えられるのを許容するように撓み変形可能となっている。
係合爪216は、アーム本体212が前記沿い姿勢となったときに第一対向壁110に係合する形状を有する。係合爪216が第一対向壁110に係合することにより、アーム本体212は、前記沿い姿勢に保持される。
被係止部218は、前記沿い姿勢のアーム本体212から第一対向壁110に向かって突出して第一対向壁110の第一係止溝112に係合する形状を有する。被係止部218は、第一係止溝112内を移動可能でかつ複数の係止部114のそれぞれに係合可能な形状に形成されている。具体的に、被係止部218は、アーム本体212から起立する小径部218aと、小径部218aの先端に接続されており当該小径部218aよりも大きな外径を有する大径部218bとを有している。小径部218aの外径は、各係止部114の内径と略同一に、つまり第一係止溝112のうち各係止部以外の部位の幅寸法よりも大きく設定されている。大径部218bの外径は、各係止部114の内径よりも大きく設定されている。大径部218bは、第一対向壁110の外側から内側に向かっていずれかの係止部に押し付けられることにより、縮径するように弾性変形しながら当該係止部内を変位し、この係止部を通過した後に弾性復帰する。このとき、小径部218aがその係止部に係合する。小径部218aは、当該小径部218aが係合している係止部からそれに隣接する係止部に向かって第一係止溝112内を移動するときに縮径するように弾性変形した状態で変位し、前記隣接する係止部に到達したときに弾性復帰することによって当該係止部に係合する。この被係止部218が基準係止部114aと係合し、かつ係合爪216が第一対向壁110に係合した状態において、弾性変形部212aは、外側(右側)に凸となるように湾曲している。
第二連結アーム220は、前後方向に互いに隣接する第二対向壁120同士を連結する。本実施形態のプロテクタは、前記基準面を基準として左右対称であるので、第二連結アーム220の説明は簡略化する。第二連結アーム220は、アーム本体222と、第一被接続部と、係合爪226と、第二被接続部としての被係止部228とを有する。アーム本体222は、弾性変形部222aを有している。係合爪226は、アーム本体222が沿い姿勢となったときに第二対向壁120に係合する形状を有する。被係止部228は、第二係止溝122内を移動可能でかつ複数の係止部124のそれぞれに係合可能な形状に形成されている。
各ヒンジ部300は、図2、図5及び図7に示されるように、前後方向に互いに隣接する底壁130同士を連結する。より具体的には、ヒンジ部300は、各底壁130の幅方向(左右方向)の略中央同士を連結している。ヒンジ部300は、当該ヒンジ部300の前側に位置する保護部100に対して当該ヒンジ部300の後側に位置する保護部100が左右方向及び上下方向に相対変位すること、つまり複数の保護部100が全体として屈曲することを許容するように撓み変形可能な形状を有する。本実施形態では、図2に示されるように、ヒンジ部300は、各被係止部218,228が基準係止部114a,124aに係合しているときに上向きに凸となるように湾曲している。
ここで、被係止部218,228及び複数の係止部114,124の係合位置とそのときの複数の保護部100の姿勢との関係について説明する。以下、例として、各連結アーム210,220の後側に位置する保護部100(以下、「後側保護部100」という。)が、当該連結アーム210,220の前側に位置する保護部100(以下、「前側保護部100」という。)に対して、いずれの方向にも屈曲していない基準姿勢、上方向に屈曲した上屈曲姿勢、右方向に屈曲した右屈曲姿勢、前後方向に延びる軸を中心として左回りに回転する回転姿勢に保持されるメカニズムについて説明する。
<基準姿勢について>
第一連結アーム210の被係止部218が第一対向壁110の基準係止部114aと係合し、第二連結アーム220の被係止部228が第二対向壁120の基準係止部124aと係合することにより、後側保護部100は、前側保護部100に対していずれの方向にも屈曲していない基準姿勢(図3を参照)に保持される。具体的に、この状態では、後側保護部100は、前側保護部100に対していずれの方向にも屈曲しておらず、また、各連結アーム210,220に対して外力が作用していない。よって、これら連結アーム210,220は、後側保護部100を前側保護部100に対していずれの方向にも屈曲していない基準姿勢に保持する。
<上屈曲姿勢について>
第一連結アーム210の被係止部218が第一対向壁110の第二係止部114cと係合し、第二連結アーム220の被係止部228が第二対向壁120の第二係止部124cと係合することにより、後側保護部100は、前側保護部100に対して上方に変位する。よって、後側保護部100は、両連結アーム210,220によって前側保護部100に対して上方に屈曲した上屈曲姿勢(図4及び図5の前から2番目の保護部100を参照)に保持される。なお、一番前の保護部100及び一番後ろの保護部100のそれぞれの底壁130には、当該底壁130から下方に突出する形状のクリップ(図示略)が設けられており、図4及び図5には、前記クリップが図示略の車体パネル等に取り付けられた状態が示されている。
一方、第一連結アーム210の被係止部218が第一対向壁110の第三係止部114dと係合し、第二連結アーム220の被係止部218が第二対向壁120の第三係止部124dと係合することにより、後側保護部100は、両連結アーム210,220によって前側保護部100に対して下方に屈曲した姿勢に保持される。
<右屈曲姿勢について>
第一連結アーム210の被係止部218が第一対向壁110の基準係止部114aと係合し、第二連結アーム220の被係止部228が第二対向壁120の第一係止部124bと係合することにより、後側保護部100は、前側保護部100に対して右方向に屈曲した右屈曲姿勢(図6及び図8の前から3番目の保護部100を参照)に保持される。具体的に、この状態では、第一連結アーム210により連結されている第一対向壁110間の前後方向の距離よりも第二連結アーム220により連結されている第二対向壁120間の前後方向の距離の方が長くなる。このとき、各連結アーム210,220は、その弾性変形部212a,222aの撓み変形を伴いながら前側保護部100に対して後側保護部100が右方向に屈曲した姿勢に保持する。換言すれば、各連結アーム210,220は、前側保護部100に対して後側保護部100が右屈曲姿勢となることによって当該連結アーム210,220に生じる応力をその弾性変形部212a,222aで吸収しながら、前側保護部100に対して後側保護部100を右屈曲姿勢に保持する。なお、各連結アーム210,220は、それぞれの弾性変形部212a,222aの弾性復帰力が釣り合った状態で前側保護部100に対する後側保護部100の屈曲姿勢を保持する。なお、図6〜図8には、前記クリップが図示略の車体パネル等に取り付けられた状態が示されている。
一方、第一連結アーム210の被係止部218が第一対向壁110の第一係止部114bと係合し、第二連結アーム220の被係止部228が第二対向壁120の基準係止部124aと係合することにより、後側保護部100は、前側保護部100に対して左方向に屈曲した姿勢(図6及び図8の前から5番目の保護部100を参照)に保持される。
<回転姿勢について>
第一連結アーム210の被係止部218が第一対向壁110の第二係止部114cと係合し、第二連結アーム220の被係止部228が第二対向壁120の第三係止部124dと係合することにより、後側保護部100は、両連結アーム210,220によって前側保護部100に対して前後方向に延びる軸を中心として左回りに回転する回転姿勢に保持される。
ここでは、基準姿勢、上屈曲姿勢、右屈曲姿勢及び回転姿勢の4つの姿勢が例示されたが、各被係止部と各係止部との係合位置の選択により、後側保護部100は前側保護部100に対して上記の姿勢以外の様々な姿勢に保持されることが可能である。
次に、ワイヤーハーネスWHの配索経路(三次元的に屈曲する配索経路)に沿うように本プロテクタを配置する工程を説明する。
まず、ワイヤーハーネスWHにコルゲートチューブ10を装着する。そして、コルゲートチューブ10の周囲に本プロテクタを取り付ける。具体的には、第一対向壁110及び第二対向壁120の間にコルゲートチューブ10を挿入することにより当該コルゲートチューブ10を保持部140により保持する。
その後、前記配索経路に本プロテクタを配置する前に、上記のように、第一連結アーム210の被係止部218と第一対向壁110の複数の係止部114との係合位置及び第二連結アーム220の被係止部228と第二対向壁120の複数の係止部124との係合位置を適宜選択することにより、予めプロテクタを三次元的に屈曲する配索経路に沿う屈曲姿勢に保持する。例えば、図4及び図5に示されるように、配索経路が上下方向に屈曲している場合、あるいは、図6〜図8に示されるように、配索経路が上下方向及び左右方向に屈曲している場合、複数の保護部100が全体としてその配索経路に沿う屈曲姿勢に保持されるように、各被係止部218,228と各係止部114,124との係合位置を適宜選択する。これにより、コルゲートチューブ10もその屈曲姿勢に保持される。
そして、前記屈曲姿勢のプロテクタを前記配索経路に沿って配置する。
このように、本実施形態のプロテクタは、各連結アーム210,220について、第一連結アーム210の被係止部218と第一対向壁110の複数の係止部114との係合位置及び第二連結アーム220の被係止部228と第二対向壁120の複数の係止部124との係合位置を適宜選択することにより、複数の保護部100が全体として所望の三次元形状に屈曲し、かつその屈曲姿勢が保持される。よって、三次元的に屈曲する配索経路に沿ってワイヤーハーネスWH及び本プロテクタを配索するに当たり、予め本プロテクタを前記配索経路に沿う屈曲姿勢に保持しておくことにより、ワイヤーハーネスWH及び本プロテクタの配索作業が簡素化される。
また、本実施形態では、第一対向壁110の複数の係止部114が基準係止部114a、第一係止部114b及び第二係止部114cを含み、かつ第二対向壁120の複数の係止部124が基準係止部124a、第一係止部124b及び第二係止部124cを含むので、前側保護部100に対して後側保護部100が左右方向にも上下方向に相対変位可能でかつその姿勢に保持される。よって、複数の保護部100を前記配索経路により柔軟に沿うような屈曲姿勢へ変更することが可能となる。
また、本実施形態では、第一対向壁110は、複数の係止部114を有する第一係止溝112を有し、第二対向壁120は、複数の係止部124を有する第二係止溝122を有するので、各係止溝112,122内で被係止部218,228を移動させることにより当該被係止部218,228と各係止部との係合位置が切り替えられる。よって、複数の保護部100の屈曲姿勢の変更が容易となる。
また、本実施形態では、各連結アーム210,220の第一被接続部が各対向壁110,120の外側面とつながっているので、保護部100と各連結アーム210,220とが一体となる。よって、両者の取り扱いが容易になる。
また、本実施形態では、互いに隣接する保護部100の底壁130同士を連結するヒンジ部300を有するので、各アーム本体212,222が離間姿勢であったとしても、複数の保護部100が互いに連結された状態となる。よって、複数の保護部100の取り扱いが容易になる。
また、本実施形態では、各保護部100は、コルゲートチューブ10を保持可能な保持部140を有するので、この保持部140でコルゲートチューブ10を保持することにより、換言すれば、コルゲートチューブ10の周囲にプロテクタを装着することにより、三次元的に屈曲する姿勢に保持される機能を有しないコルゲートチューブ10とワイヤーハーネスWHとをまとめて三次元的に屈曲する姿勢に保持することが可能となる。
(第二実施形態)
図9〜図11は、本発明の第二実施形態のプロテクタの構成を示している。なお、第二実施形態では、第一実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第一実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態のプロテクタは、コルゲートチューブ10を用いることなくワイヤーハーネスWHの全周を保護し、かつ三次元的に屈曲する姿勢に保持可能なものである。具体的に、本実施形態のプロテクタは、複数の保護部100と、複数の連結部200と、複数のヒンジ部300と、カバー400とを有している。
保護部100は、第一対向壁110と、第二対向壁120と、底壁130とを有する。本実施形態では、第一実施形態と異なり、保護部100はコルゲートチューブ10を保持する保持部140を有していない。その一方で、図10に示されるように、前後方向の両端の保護部100の底壁130には、結束部材20の挿通を許容する形状の挿通孔130aが形成されている。結束部材20は、ワイヤーハーネスを構成する複数の電線を結束する部材である。すなわち、本実施形態の複数の保護部100は、ワイヤーハーネスWHを構成する複数の電線を結束部材20で結束した状態で保持することが可能となっている。
カバー400は、各保護部100の上部を塞ぐように当該保護部100に装着される複数のカバー本体410と、前後方向に互いに隣接するカバー本体410同士を連結する複数の可撓部420とを有する。各可撓部420は、当該可撓部420の前側に位置するカバー本体410に対して当該可撓部420の後側に位置するカバー本体410が左右方向及び上下方向に相対変位することを許容する、つまりプロテクタの全体形状の変更を許容するように撓み変形可能な形状を有する。
次に、ワイヤーハーネスWHの配索経路に沿うように本実施形態のプロテクタを配置する工程を説明する。
まず、ワイヤーハーネスWHを構成する複数の電線束を複数の保護部100内に配置する。そして、結束部材20の一端を底壁130の外側から挿通孔130aを介して保護部100の内側に挿通し、前記電線束の周囲に巻付けた後に当該一端を結束部材20の他端に固定する。これにより、前記電線束が複数の保護部100内に保持される。
続いて、複数の保護部100にカバー400を装着する。
その後は、第一実施形態と同様に、前記配索経路に本プロテクタを配置する前に、各連結アーム210,220の被係止部218,228と各係止部114,124との係合位置を適宜選択することにより、予めプロテクタを三次元的に屈曲する配索経路に沿う屈曲姿勢に保持する。例えば、図11に示されるように、配索経路が上下方向及び左右方向に屈曲している場合、複数の保護部100がその配索経路に沿う屈曲姿勢に保持されるように、各被係止部218,228と各係止部114,124との係合位置を適宜選択する。
そして、前記屈曲姿勢のプロテクタを前記配索経路に沿って配置する。
以上のように、本実施形態のプロテクタにおいても、各連結アーム210,220について、第一連結アーム210の被係止部218と第一対向壁110の複数の係止部114との係合位置及び第二連結アーム220の被係止部228と第二対向壁120の複数の係止部124との係合位置を適宜選択することにより、複数の保護部100が全体として所望の三次元形状に屈曲し、かつその屈曲姿勢が保持されるので、ワイヤーハーネスWH及び本プロテクタの配索作業が簡素化される。
また、本実施形態のプロテクタは、カバー400を備えており、このカバー400がカバー本体410及び可撓部420を有しているので、可撓部420によって特定のカバー本体410及び保護部100がこれと隣接するカバー本体410及び保護部100に対して屈曲する姿勢となるのが許容され、かつコルゲートチューブ10を装着することなくカバー本体410及び保護部100によってワイヤーハーネスWHの全周の保護が達成される。
また、本実施形態では、底壁130が挿通孔130aを有するので、ワイヤーハーネスWHを構成する複数の電線束が結束部材20で結束された状態でプロテクタに装着されることが可能となる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記各実施形態では、各対向壁110,120に係止部としての孔が形成され、各連結アーム210,220に被係止部としての突起が形成された例が示されたが、これら係止部及び被係止部の構造は逆であってもよい。すなわち、各対向壁110,120の外側面に係止部としての複数の突起が形成され、各連結アーム210,220に前記突起と係合する形状の被係止孔が形成されてもよい。
また、上記各実施形態では、第一溝部112a,122aが上下方向に直線状に延びる形状を有する例が示されたが、第一溝部112a,122aの形状はこれに限られない。すなわち、第一溝部112a,122a内に基準係止部114a,124a及びこの基準係止部114a,124aから上下方向に離間する第二係止部114c,124cと第三係止部114d,124dとが形成されるのであれば、例えば、第一溝部112a,122aは、前方又は後方に向かって凸となるように湾曲する形状であってもよい。
また、各アーム本体212,222の前後方向の両端に突起状の被係止部218が形成されてもよい。この場合、当該アーム本体212,222の前側に位置する各対向壁110,120には、各アーム本体212,222の前側に設けられる被係止部と係合する形状の係止溝が別途設けられるとともに、第一被接続部及び係合爪は省略される。前記係止溝は、各アーム本体212,222の前側に設けられる被係止部と係合可能な形状の複数の係止部を含むことが好ましい。このようにすれば、より柔軟な複数の保護部100の姿勢の変更が可能となる。
10 コルゲートチューブ
20 結束部材
100 保護部
110 第一対向壁
112 第一係止溝
114 複数の係止部
114a 基準係止部
114b 第一係止部
114c 第二係止部
114d 第三係止部
120 第二対向壁
122 第二係止溝
124 複数の係止部
124a 基準係止部
124b 第一係止部
124c 第二係止部
124d 第三係止部
130 底壁
140 保持部
200 連結部
210 第一連結アーム
212 アーム本体
212a 弾性変形部
214 第一被接続部
216 係合爪
218 被係止部(第二被接続部)
218a 小径部
218b 大径部
220 第二連結アーム
222 アーム本体
222a 弾性変形部
224 第一被接続部
226 係合爪
228 被係止部(第二被接続部)
300 ヒンジ部
400 カバー
410 カバー本体
420 可撓部
WH ワイヤーハーネス

Claims (10)

  1. 特定方向に並んでおり、それぞれがワイヤーハーネスの周囲の少なくとも一部を保護する複数の保護部と、
    前記複数の保護部のうち互いに隣接する保護部同士を連結する複数の連結部とを有し、
    前記連結部は、前記特定方向について当該連結部の一方側に位置する一方側保護部に接続される第一被接続部と、前記特定方向について当該連結部の他方側に位置する他方側保護部に接続される第二被接続部とを有し、
    前記他方側保護部は、当該他方側保護部に対して前記第二被接続部が複数の相対位置関係で保持されるように前記第二被接続部を係止可能な複数の係止部を有し、
    前記第二被接続部は、前記複数の係止部のそれぞれに係合可能な形状の被係止部であるプロテクタ。
  2. 請求項1に記載のプロテクタにおいて、
    前記複数の係止部は、前記被係止部と係合することにより前記他方側保護部を前記一方側保護部に対して屈曲していない基準姿勢に保持する基準係止部と、前記被係止部と係合することにより前記他方側保護部を前記一方側保護部に対して前記特定方向と直交する第一方向に屈曲する姿勢に保持する第一係止部と、前記被係止部と係合することにより前記他方側保護部を前記一方側保護部に対して前記特定方向及び前記第一方向の双方に直交する第二方向に屈曲する姿勢に保持する第二係止部とを含むプロテクタ。
  3. 請求項2に記載のプロテクタにおいて、
    前記他方側保護部は、前記被係止部がその中を移動するのを許容する形状の係止溝を有し、この係止溝は、その経路内に前記基準係止部、前記第一係止部及び前記第二係止部を含むプロテクタ。
  4. 請求項2又は3に記載のプロテクタにおいて、
    前記保護部は、前記第一方向に互いに離間した状態で対向するとともにそれぞれが前記複数の係止部を有する第一対向壁及び第二対向壁を有し、
    前記第一係止部は、前記基準係止部から前記特定方向に離間した位置に形成されており、前記第二係止部は、前記基準係止部から前記第二方向に離間した位置に形成されており、
    前記複数の連結部は、前記第一被接続部及び前記被係止部を有しており前記特定方向に互いに隣接する第一対向壁同士を連結する第一連結アームと、前記第一被接続部及び前記被係止部を有しており前記特定方向に互いに隣接する第二対向壁同士を連結する第二連結アームとを有し、
    前記第一連結アームの第一被接続部は、前記一方側保護部の第一対向壁に接続されるとともに、前記第一連結アームの被係止部は、前記他方側保護部の第一対向壁の複数の係止部に係合可能であり、
    前記第二連結アームの第一被接続部は、前記一方側保護部の第二対向壁に接続されるとともに、前記第二連結アームの被係止部は、前記他方側保護部の第二対向壁の複数の係止部に係合可能であり、
    各連結アームは、前記被係止部が前記複数の係止部のいずれかと係合した状態において、前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向及び前記第二方向へ屈曲するのを許容するように弾性変形可能な弾性変形部を有するプロテクタ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のプロテクタにおいて、
    前記連結部の第一被接続部は、前記一方側保護部とつながっているプロテクタ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のプロテクタにおいて、
    互いに隣接する保護部同士を連結するヒンジ部をさらに有し、このヒンジ部は、前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向及び前記第二方向に屈曲することを許容する形状を有するプロテクタ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のプロテクタにおいて、
    前記保護部は、前記ワイヤーハーネスの周囲に装着されるコルゲートチューブを保持可能な保持部をさらに有するプロテクタ。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載のプロテクタにおいて、
    前記複数の保護部に装着されるカバーをさらに備え、
    前記カバーは、前記複数の保護部とともに前記ワイヤーハーネスの周囲を覆いかつ前記一方側保護部に対して前記他方側保護部が前記第一方向及び前記第二方向へ屈曲することを許容する形状を有するプロテクタ。
  9. 請求項8に記載のプロテクタにおいて、
    前記カバーは、各保護部に装着され当該保護部とともに前記ワイヤーハーネスの周囲を覆う複数のカバー本体と、互いに隣接するカバー本体を連結する可撓部とを有し、
    前記可撓部は、当該可撓部の一方側に位置するカバー本体に対して他方側に位置するカバー本体が前記第一方向及び前記第二方向に屈曲することを許容する形状を有するプロテクタ。
  10. 請求項8又は9に記載のプロテクタにおいて、
    前記複数の保護部のうちの少なくとも一つは、前記ワイヤーハーネスを構成する複数の電線を結束するための結束部材の挿通を許容する挿通孔を有するプロテクタ。
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