JP5935767B2 - プロテクタ、プロテクタ付ワイヤーハーネス及びその中間製造物 - Google Patents

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Description

この発明は、ワイヤーハーネスをプロテクタによって保護する技術に関する。
特許文献1に開示のように、車両等に配設されるワイヤーハーネスを保護するため、プロテクタが用いられることがある。プロテクタは、樹脂等によって半筒状或は筺状に形成されており、前記ワイヤーハーネスを覆うことで当該ワイヤーハーネスを外部から保護する役割を有する。かかるプロテクタは、ワイヤーハーネスの配設対象となる経路に応じた形状に形成されている。
特開2013−42566号公報
ところで、プロテクタに対してワイヤーハーネスを収容する作業を考慮すると、プロテクタはなるべく真っ直ぐに延在していることが好ましい。また、プロテクタの保管、運搬効率等を考えると、プロテクタをなるべくコンパクトな形態に変形できるようになっていることが好ましい。
そこで、プロテクタを複数の部分に分割し、各分割部分をヒンジによって連結する構成が考えられる。しかしながら、プロテクタの各分割部分をヒンジで連結した構成では、当該プロテクタは、ヒンジの軸周りに回転して変形することができるのみであり、変形の自由度が小さい。
そこで、本発明は、プロテクタの変形自由度を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るプロテクタは、ワイヤーハーネスを収容可能な第1プロテクタ分割部と、ワイヤーハーネスを収容可能な第2プロテクタ分割部と、前記第1プロテクタ分割部に第1ヒンジ部を介して連結されると共に、前記第2プロテクタ分割部に第2ヒンジ部を介して連結され、前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部との間に少なくとも1つの中間ヒンジ部が設けられた連結部と、を備える。
また、第1の態様は、前記第1プロテクタ分割部は、少なくとも一端側に第1開口部が形成された第1筒形状部分を含み、前記第2プロテクタ分割部は、一側部に前記第1開口部と連設可能な第2開口部が形成され、前記第1開口部と前記第2開口部とが連設された状態で、前記第1筒形状部分に対して交差する一方向に突出して配設可能な第2筒形状部分を含み、前記第1筒形状部分と前記第2筒形状部分とが交差する内側コーナー部分に、前記連結部が設けられているものである。
また、第1の態様は、前記第1プロテクタ分割部は、一側部にワイヤーハーネス収容用開口が形成された第1収容本体部と、前記第1収容本体部に対してその前記ワイヤーハーネス収容用開口を閉じるように取付可能な第1蓋部とを含み、前記第2プロテクタ分割部は、前記第1筒形状部分に対して突出する側の端部にワイヤーハーネス収容用開口が形成された第2収容本体部と、前記第2収容本体部に対してその前記ワイヤーハーネス収容用開口を閉じるように取付可能な第2蓋部とを含み、前記第1蓋部と前記第2蓋部とが前記連結部を介して連結され、前記第1収容本体部と前記第2収容本体部とが別体に形成されているものである。
また、第1の態様は、前記第2収容本体部の一側部であって前記ワイヤーハーネス収容用開口から離れた位置に前記第2開口部が形成され、前記第2収容本体部の一側部であってそのワイヤーハーネス収容用開口と前記第2開口部との間に中間開口部が形成され、前記連結部は、前記中間ヒンジ部で延した状態で、前記中間開口部を閉鎖可能な形状に形成されているものである。
第2の態様に係るプロテクタ付ワイヤーハーネスは、第1の態様に係るプロテクタと、前記第1プロテクタ分割部及び前記第2プロテクタ分割部に収容されたワイヤーハーネスとを備える。
第3の態様に係るプロテクタ付ワイヤーハーネスの中間製造物は、ワイヤーハーネスを収容可能な第1プロテクタ分割部と、ワイヤーハーネスを収容可能な第2プロテクタ分割部と、前記第1プロテクタ分割部に第1ヒンジ部を介して連結されると共に、前記第2プロテクタ分割部に第2ヒンジ部を介して連結され、前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部との間に少なくとも1つの中間ヒンジ部が設けられた連結部と、を備え、前記第1プロテクタ分割部は、少なくとも一端側に第1開口部が形成された第1筒形状部分を含み、前記第2プロテクタ分割部は、一側部に前記第1開口部と連設可能な第2開口部が形成され、前記第1開口部と前記第2開口部とが連設された状態で、前記第1筒形状部分に対して交差する一方向に突出して配設可能な第2筒形状部分を含み、前記第1筒形状部分と前記第2筒形状部分とが交差する内側コーナー部分に、前記連結部が設けられているプロテクタと、前記第1開口部及び前記第2開口部を通って、前記第1プロテクタ分割部及び前記第2プロテクタ分割部に収容されたワイヤーハーネスと、を備え、前記連結部が前記中間ヒンジ部で延びた状態で、前記第1筒形状部分と前記第2筒形状部分とが重ね合せて配設されているものである。
第1〜第3の態様によると、第1プロテクタ分割部と第2プロテクタ分割部とが、第1ヒンジ部と第2ヒンジ部と中間ヒンジ部とを含む連結部によって連結されている。このため、連結部を中間ヒンジ部で曲げることで第1ヒンジ部と第2ヒンジ部とを近づけて配設することができる。また、連結部を中間ヒンジ部で延すことで第1ヒンジ部と第2ヒンジ部とを離して配設することができる。これにより、第1プロテクタ分割部と第2プロテクタ分割部との相対的な位置関係を変更することができる。また、第1プロテクタ部と第2プロテクタ部とを、第1ヒンジ部、第2ヒンジ部及び中間ヒンジ部の少なくとも1つの軸周りに回転させることによっても、第1プロテクタ分割部と第2プロテクタ分割部との相対的な位置関係を変更することができる。このため、プロテクタの変形自由度を向上させることができる。
第1〜第3の態様によると、第2筒形状部分のうち第1筒形状部分よりも突出する部分を第1筒形状部分に重ねるようにすることで、第1プロテクタ分割部と第2プロテクタ分割部とをコンパクトな形態に変形させることができる。この際、連結部を中間ヒンジ部で延すことで、第2ヒンジ部を第1筒形状部分の端部から中央よりの位置に配設することで、第2筒形状部分のより多くの部分を第1筒形状部分に重ねることができ、第1プロテクタ分割部と第2プロテクタ分割部とをよりコンパクトな形態に変形させることができる。
第1及び第2の態様によると、第1収容本体部と第2収容本体部とが別体に形成されているため、これらのワイヤーハーネス収容用開口をなるべく同一平面上に並べるように配設することができる。これにより、第1収容本体部及び第2収容本体部へのワイヤーハーネスの収容作業を容易に行える。また、ワイヤーハーネスを収容した第1収容本体部及び第2収容本体部に、連結部を介して連結された第1蓋部と第2蓋部とを取付けることで、第1プロテクタ分割部と第2プロテクタ分割部とを連結した状態に維持して、取扱を容易にすることができる。
第1及び第2の態様によると、連結部を中間ヒンジ部で曲げることで、第1蓋部と第2蓋部とを近づけることができる。これにより、第1収容本体部と第2収容本体部とのそれぞれのワイヤーハーネス収容用開口をなるべく同一平面上に並べるように配設した状態で、各ワイヤーハーネス収容用開口に、第1蓋部と第2蓋部とを容易に装着することができる。また、連結部を中間ヒンジ部で延すことで、中間開口部を閉塞することができる。これにより、ワイヤーハーネスをより確実に覆うことができる。
第3の態様によると、第2筒形状部分のより多くの部分を第1筒形状部分に重ねることができ、第1プロテクタ分割部と第2プロテクタ分割部とをよりコンパクトな形態に変形させることができる。これにより、プロテクタ付ワイヤーハーネスの中間製造物の保管、運搬効率に優れる。
実施形態に係るプロテクタを示す斜視図である。 図1の部分斜視図である。 プロテクタの第1蓋部及び第2蓋部を示す斜視図である。 プロテクタの第1収容本体部及び第2収容本体部を示す斜視図である。 プロテクタを用いてプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する工程を示す概略斜視図である。 プロテクタを用いてプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する工程を示す概略斜視図である。 プロテクタを用いてプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する工程を示す概略斜視図である。 プロテクタを用いてプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する工程を示す概略斜視図である。 プロテクタを用いてプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する工程を示す概略斜視図である。 プロテクタを用いてプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する工程を示す説明図である。 プロテクタを用いてプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する工程を示す説明図である。 プロテクタを用いてプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する工程を示す説明図である。 プロテクタを用いてプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する工程を示す説明図である。 変形例に係るプロテクタを示す説明図である。 変形例に係るプロテクタを示す説明図である。
以下、実施形態に係るプロテクタ、プロテクタ付ワイヤーハーネス及びその中間製造物、プロテクタ付ワイヤーハーネスの製造方法について説明する。
図1はプロテクタ20を示す斜視図であり、図2は図1の部分斜視図であり、図3はプロテクタ20の第1蓋部40、第2蓋部60A、60Bを示す斜視図であり、図4はプロテクタ20の第1収容本体部34及び第2収容本体部54A、54Bを示す斜視図である。
このプロテクタ20は、第1プロテクタ分割部30と、第2プロテクタ分割部50A、50Bとを備える。そして、ワイヤーハーネスWHが第1プロテクタ分割部30及び第2プロテクタ分割部50A、50Bに収容されることで、ワイヤーハーネスWHの保護及び経路規制がなされる(図5〜図9参照)。
ここで、ワイヤーハーネスWHは、電力の供給或は信号の通信を行う電線を少なくとも1本(ここでは、複数)含んでおり、車両において電気機器同士を接続する配線材として用いられる。ワイヤーハーネスWHは、光ファイバを含んでいてもよい。ここでは、ワイヤーハーネスWHは、1本にまとめられた状態を示しているが、途中で分岐していてもよい。
プロテクタ20を全体的にみると、第1プロテクタ分割部30の両端部に2つの第2プロテクタ分割部50A、50Bが設けられた構成とされている。
第1プロテクタ分割部30は、ワイヤーハーネスWHを収容可能な形状に形成されている。具体的には、第1プロテクタ分割部30は、両端側のそれぞれに第1開口部32hが形成された第1筒形状部分32を含む。ここでは、第1プロテクタ分割部30の全体が第1筒形状部分32である。第1筒形状部分が、第1筒形状部分以外の形状を含んでいてもよい。
第2プロテクタ分割部50A、50Bは、ワイヤーハーネスWHを収容可能な形状に形成されている。
具体的には、第2プロテクタ分割部50Aは、一端側に一方の前記第1開口部32hと連設可能な第2開口部52Ahが形成された第2筒形状部分52Aを含む。より具体的には、第2開口部52Ahは、第2筒形状部分52Aの一側部の端部位置(図4の下側端部位置)に形成されている。そして、一方の前記第1開口部32hと前記第2開口部52Ahとが連設して配置可能とされる。ここでは、第2開口部52Ah内に第1プロテクタ分割部30のうち一方側の第1開口部32hが形成された部分を挿通配置できる。この状態で、第2筒形状部分52Aのうち前記第2開口部52Ahが形成された端部とは反対側の端部(図4の上側端部)が、第1筒形状部分32に対して交差(ここでは直交)する一方向に突出して配設可能とされる(図9参照)。
第2プロテクタ分割部50Bも、大きさ等が異なる点を除いて、上記第2プロテクタ分割部50Aと同様構成とされている。すなわち、第2プロテクタ分割部50Bは、一端側に他方の前記第1開口部32hと連設可能な第2開口部52Bhが形成された第2筒形状部分52Bを含む。第2開口部52Bhは、第2筒形状部分52Bの一側部の端部位置(図4の下側端部位置)に形成されている。そして、他方の前記第1開口部32hと前記第2開口部52Bhとが連設して配置可能とされる。ここでは、第2開口部52Bh内に第1プロテクタ分割部30のうち他方側の第1開口部32hが形成された部分を挿通配置できる。この状態で、第2筒形状部分52Bのうち前記第2開口部52Bhが形成された端部とは反対側の端部(図4の上側端部)が、第1筒形状部分32に対して交差(ここでは直交)一方向に突出して配設可能とされる(図9参照)。
なお、ここでは、第1プロテクタ分割部30の両端側に第2プロテクタ分割部50A、50Bが設けられた例で説明するが、第2プロテクタ分割部は1つのみ設けられていてもよいし、3つ以上設けられていてもよい。
また、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとは、それぞれ連結部70を介して連結されている。
連結部70は、2つの連結板状部72と、第1ヒンジ部73と、第2ヒンジ部74と、中間ヒンジ部75とを含む。
連結板状部72は、細長板状に形成されている。連結板状部72の幅方向(各ヒンジの軸方向と同じ)における幅寸法は、第1プロテクタ分割部30の正面視における幅寸法と同じか当該幅寸法よりも小さい(僅かに小さい)寸法に設定されている。2つの連結板状部72の前記幅方向に対して直交する方向の寸法は、同じに設定されている。これにより、2つの連結板状部72を互いにはみ出させることなく重ね合せることができるようになっている。
一方の連結板状部72の一端縁部は、第1ヒンジ部73を介して第1プロテクタ分割部30に連結されている。他方の連結板状部72の一端縁部は、第2ヒンジ部74を介して第2プロテクタ分割部50A(又は第2プロテクタ分割部50B)に連結されている。また、2つの連結板状部72同士は、中間ヒンジ部75を介して連結されている。よって、連結部70には、第1ヒンジ部73と第2ヒンジ部74との間に中間ヒンジ部75が設けられている。
第1ヒンジ部73、第2ヒンジ部74及び中間ヒンジ部75は、連結板状部72よりも薄く形成された部分であり、本連結部70は、第1ヒンジ部73、第2ヒンジ部74及び中間ヒンジ部75において、容易に曲げ変形することができる。
ここでは、連結板状部72が2つ設けられ、それらの間に中間ヒンジ部75が1つ設けられた例で説明したが、連結板状部が3つ以上設けられ、中間ヒンジ部が複数設けられていてもよい。
上記のように第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとが、第1ヒンジ部73、第2ヒンジ部74及び中間ヒンジ部75を含む連結部70を介して連結されているため、前記連結部70を変形させることで、第1プロテクタ分割部30に対する第2プロテクタ分割部50A、50Bの姿勢を変更することができる。また、各連結部70は、複数のヒンジ部73、74、75を含むため、各ヒンジ部73、74、75を変形させることで、第1プロテクタ分割部30に対する第2プロテクタ分割部50A、50Bの位置をも変更することができる。このため、プロテクタ20全体としてみた場合に、その変形自由度を向上させることができる(図7参照)。
また、上記連結部70は、第1筒形状部分32と第2筒形状部分52A(又は第2筒形状部分52B)とが交差する内側コーナー部分に設けられている。このため、第2筒形状部分52A(又は第2筒形状部分52B)のうち第1筒形状部分32よりも突出する側の端部(上側の端部)を第1筒形状部分32に重ね合せるように、連結部70を変形させることができる。これにより、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとをよりコンパクトな形態に変形させることができる(図7参照)。
上記第1プロテクタ分割部30及び第2プロテクタ分割部50A、50Bは、それぞれワイヤーハーネスWHを収容する収容本体部とこの収容本体部の開口を塞ぐ蓋部とを含む構成とされており、以下では、この構成に着目しつつより具体的に説明する。
すなわち、第1プロテクタ分割部30は、第1収容本体部34と、第1蓋部40とを含む。
第1収容本体部34は、一側部にワイヤーハーネス収容用開口34hが形成された形状に形成されている。より具体的には、第1収容本体部34は、樹脂等によって一体的に金型成型された部材であり、底部35と、一対の側壁部36とを備える。底部35は長方形板状に形成されており、各側壁部36は長方形板状に形成されている。底部35の両側部に一対の側壁部36が形成されており、第1収容本体部34は、全体として半角筒形状に形成されている。この第1収容本体部34の延在方向両端側で開口しており、また、第1収容本体部34のうち前記底部35の反対側にはワイヤーハーネス収容用開口34hが形成されている。
第1蓋部40は、第1収容本体部34に対して前記ワイヤーハーネス収容用開口34hを閉じるように取付可能に形成されている。すなわち、第1蓋部40は、長方形板状、より具体的には、上記底部35と同形状の板形状に形成されている。そして、第1収容本体部34の上記ワイヤーハーネス収容用開口34hの全体を本第1蓋部40によって閉じることができる。
また、第1収容本体部34の一対の側壁部36の外側縁部には、ロック受部37が形成されている。ロック受部37は、例えば、ワイヤーハーネス収容用開口34hに対する第1蓋部40の嵌め込み方向から見て、細長いスリット状の凹部が形成された形状に形成されている。また、第1蓋部40には、ロック受部37に挿入固定可能なロック片41が突設されている。ロック片41は、例えば、上記ロック受部37の上記スリットに挿入可能な細長板状部材の先端部にその基端部に向けて徐々に高さが大きくなる突起部を形成した形状とされている。そして、第1蓋部40を前記第1収容本体部34に対してワイヤーハーネス収容用開口34hを閉じるように配設した状態で、ロック片41が前記ロック受部37に挿入固定され、これにより、第1蓋部40が第1収容本体部34のワイヤーハーネス収容用開口34hを閉じた状態が維持される。
また、一方の側壁部36の長手方向中間部にはワイヤーハーネス引出用凹部38が形成されている。そして、本第1収容本体部34内に収容されたワイヤーハーネスWHからの分岐線が必要に応じて本ワイヤーハーネス引出用凹部38から外方に引出される。なお、ワイヤーハーネス引出用凹部38の周縁部からワイヤーハーネス固定片38pが外方に向けて突出しており、本ワイヤーハーネス引出用凹部38から引出される前記分岐線がワイヤーハーネス固定片38pに対して粘着テープ等によって固定される。なお、第1蓋部40のうち上記ワイヤーハーネス引出用凹部38に対応する側部にも凹部が形成されている。
また、この第1プロテクタ分割部30は、取付対象(ここでは、後述するリーンホース96)に対して固定可能な固定片39が突設されている。ここでは、第1収容本体部34の一方の側壁部36の外面から外方に向けて突出するように一対の固定片39が設けられている。固定片39には、リーンホース96に形成された固定孔に挿入固定可能な挿入固定部39aが突設されている(図4参照)。挿入固定部39aは、例えば、柱状部分の先端部から基端部に向けて外方に広がる固定片が突設された構成とされ、本挿入固定部39aを固定孔に挿入すると、前記固定片が固定孔の縁部に抜止め係止する。このような挿入固定部39aは、クリップ又はクランプと呼ばれることもある。これにより、本第1収容本体部34を含む第1プロテクタ分割部30を取付対象であるリーンホース96に対して固定できるようになっている。
また、第2プロテクタ分割部50Aは、第2収容本体部54Aと、第2蓋部60Aとを含む。
第2収容本体部54Aは、前記第1プロテクタ分割部30の第1筒形状部分32に対して突出する側(上側)の端部にワイヤーハーネス収容用開口54Ahが形成された構成とされている。より具体的には、第2収容本体部54Aは、樹脂等によって一体的に金型成型された部材であり、一端側(下側)が閉塞されると共に、他端側(上側)がワイヤーハーネス収容用開口54Ahとして開口する筒形状に形成されている。また、第2収容本体部54Aの他端側(上側)部分は、その外周りの一方側に突出しており、第2収容本体部54Aをその側方から視ると、逆L字状をなすようになっている。なお、本第2収容本体部54Aを側面視した状態において、内側コーナー部分は弧状をなすように湾曲しており、この湾曲面を取付対象であるリーンホース96の外周面に沿って配設することができるようになっている。
第2蓋部60Aは、第2収容本体部54Aに対して前記ワイヤーハーネス収容用開口54Ahを閉じるように取付可能に形成されている。すなわち、第2蓋部60Aは、長方形板状、より具体的には、ワイヤーハーネス収容用開口54Ahと同形状の板形状に形成されており、ワイヤーハーネス収容用開口54Ahの全体を本第2蓋部60Aによって閉じることができる。
また、第2収容本体部54Aのうちワイヤーハーネス収容用開口54Ahを囲む外周縁部には、ロック受部58Aが形成されている。また、第2蓋部60Aには、ロック受部58Aに挿入固定可能なロック片61Aが突設されている。ロック受部58A及びロック片61Aは、上記ロック受部37及びロック片41と同様形状のものを採用することができる。そして、第2蓋部60Aを前記第2収容本体部54Aに対してワイヤーハーネス収容用開口54Ahを閉じるように配設した状態で、ロック片61Aが前記ロック受部58Aに挿入固定され、これにより、第2蓋部60Aが第2収容本体部54Aのワイヤーハーネス収容用開口54Ahを閉じた状態が維持される。
また、第2収容本体部54Aをワイヤーハーネス収容用開口54Ah側から視ると、細長い形状を呈しており、その延在方向の一端部と、他端側の側部にワイヤーハーネス引出用凹部56A、57Aが形成されている。そして、本第2収容本体部54A内に収容されたワイヤーハーネスWHからの幹線又は分岐線が必要に応じて本ワイヤーハーネス引出用凹部56A,57Aから外方に引出される。なお、ワイヤーハーネス引出用凹部56A、57Aの周縁部からワイヤーハーネス固定片56Ap、57Apが外方に向けて突出しており、本ワイヤーハーネス引出用凹部56A、57Aから引出される幹線又は分岐線がワイヤーハーネス固定片56Ap、57Apに対して粘着テープ等によって固定される。
また、第2収容本体部54Aの一側部であって上記ワイヤーハーネス収容用開口54Ahから離れた位置(下側の位置)に上記第2開口部52Ahが形成されている。また、第2収容本体部54Aの一側部であって前記ワイヤーハーネス収容用開口54Ahと第2開口部52Ahとの間に中間開口部59Aが形成されている。つまり、第2収容本体部54Aの一側部(第1プロテクタ分割部30が配設される側の側部)には、中間開口部59A及び第2開口部52Ahが繋がって、全体として1つの細長い方形状開口が形成された構成とされており、この方形状開口は、ワイヤーハーネス収容用開口54Ahとも繋がっている。
第2プロテクタ分割部50Bは、大きさ等が異なる点を除いて、上記第2プロテクタ分割部50Aと同様構成とされている。第2プロテクタ分割部50Bの各構成部分については、以下の説明及び図面において、上記第2プロテクタ分割部50Aの各構成部分に付された参照符号において”A”を”B”に置換した参照符号を付することとし、その重複説明を省略する。
本プロテクタ20では、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bとが連結部70を介して連結されており、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54Bとは別体に形成されている。第1蓋部第40と第2蓋部60A、60Bと2つの連結部70とは、樹脂等によって一体的に金型成型される。従って、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54Bとは、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bを取付固定する前の状態では、それぞれの位置関係に拘束されることなく、自由な位置関係に配設可能とされる。そして、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54Bとに第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bを取付固定すると、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとが連結部70によって連結されるようになる。
各連結部70の第1ヒンジ部73は、第1蓋部40の延在方向一方側の縁部に設けられ、各連結部70の第2ヒンジ部74は、第2蓋部60A、60Bのうち中間開口部59A、59Bに面する縁部に設けられている。また、連結部70は、中間開口部59A、59Bを閉鎖可能な形状に形成されている。より具体的には、連結部70は、中間ヒンジ部75を延し、平面上に延在させた状態で、中間開口部59A、59Bの開口形状と同じ板形状に変形できるようになっている。そして、第1プロテクタ分割部30の第1開口部32hを、第2プロテクタ分割部50A、50Bの第2開口部52Ah、52Bhに一致させた状態(つまり、第2プロテクタ分割部50A、50Bの下方に移動させた状態)で、連結部70が方形平板状に延在して、第2プロテクタ分割部50A、50Bのうち第2開口部52Ah、52Bhとワイヤーハーネス収容用開口54Ah、54Bhの間に広がり、中間開口部59A、59Bを閉塞する(図9参照)。また、第1プロテクタ分割部30の第1開口部32hを、第2プロテクタ分割部50A、50Bの中間開口部59A、59B側に移動させた状態(つまり、第2プロテクタ分割部50A、50Bの上方に移動させた状態)で、連結板状部72同士が重なり合うように中間ヒンジ部75が折れ曲り、第1蓋部40側に突出するようになる。これにより、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bとをその厚み方向になるべく近づけた位置に配設し、また、第1収容本体部34のワイヤーハーネス収容用開口34hと、第2収容本体部54A、54Bのワイヤーハーネス収容用開口54Ah、54Bhをなるべく同一平面上に近づけて配設できるようになる。
以上のように構成されたプロテクタ20を用いてプロテクタ付ワイヤーハーネス10を製造する方法例について説明する。
なお、図5〜図9は同上の方法を示す概略斜視図であり、図10〜図13は同上のプロテクタ及び方法のメリットをわかりやすく示すための説明図である。なお、図10〜図13では、ヒンジ部73、74、75の位置を黒丸で示してある。
まず、図5に示すように、電線を車両における配線形態に応じた経路に沿って敷設して結束作業等を行うためのワイヤーハーネス組立図板90として、第1収容本体部34、第2収容本体部54A、54Bをセットするためのプロテクタ支持具92が立設されたものを準備する。プロテクタ支持具92には、第1収容本体部34及び第2収容本体部54A、54Bを一定位置に支持可能なセット凹部94が形成されている。セット凹部94のうち第2収容本体部54A、54Bを保持する部分は、第1収容本体部34を保持する部分よりも深く形成されており、第1収容本体部34のワイヤーハーネス収容用開口34hと第2収容本体部54A、54Bのワイヤーハーネス収容用開口54Ah、54Bhをなるべく同一平面上に近づけた位置関係で、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54Bとを一定位置に支持できるようになっている。
そして、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54Bとをプロテクタ支持具92でセットした状態で、ワイヤーハーネスWHを、ワイヤーハーネス収容用開口34h、54Ah、54Bhを通じて、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54B内に収容する。この際、ワイヤーハーネス収容用開口34h、54Ah、54Bhがなるべく同一平面上に近づいた位置関係にあるため、ワイヤーハーネスWHを大きく曲げたりすることなく、容易に収容作業を実施できる(図10参照)。
そして、図6に示すように、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bとを、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54Bとに取付け、ワイヤーハーネス収容用開口34h、54Ah、54Bhを塞ぐ。この際、連結部70を中間ヒンジ部75で曲げることによって、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bとを、ワイヤーハーネス収容用開口34h、54Ah、54Bhと同様に同一平面上に近づけた位置関係とすることができる。このため、何ら支障なく、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bの取付作業を行える(図11参照)。
このようにして、ワイヤーハーネスWHを第1プロテクタ分割部30及び第2プロテクタ分割部50A、50Bに収容する工程が実施される。
次に、図7に示すように、連結部70で曲げてプロテクタ20を変形させる。この際、連結部70を中間ヒンジ部75で真っ直ぐ伸すように変形させることで、第2プロテクタ分割部50A、50Bのうちワイヤーハーネス収容用開口54Ah、54Bh側の端部を、第1プロテクタ分割部30に対してより多くの部分で重ね合せることができる(図7の2点鎖線、図12参照)。なお、この状態では、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとの間において、ワイヤーハーネスWHは、第1開口部32h及び第2開口部52Ah、52Bhから延出して外部で曲った状態となっている。
つまり、プロテクタ20が所定の形状を維持する最終形態の前段階において、ワイヤーハーネスWHを、第1開口部32h及び第2開口部52Ah、52Bhを通って第1プロテクタ分割部30及び第2プロテクタ分割部50A、50Bに収容し、かつ、連結部70が中間ヒンジ部75で延びた状態で、第1筒形状部分32と第2筒形状部分52A、52Bとが重ね合された形態とする(図12参照)。かかるプロテクタ付ワイヤーハーネスの中間製造物10bは、プロテクタ付ワイヤーハーネス10の最終形態と比べてコンパクトな形態に変形されているため、その保管、運搬効率に優れる。
上記プロテクタ付ワイヤーハーネスの中間製造物10bを、運搬等して、車両に対する組付現場に搬入する。そして、図8及び図9に示すように、第1プロテクタ分割部30及び第2プロテクタ分割部50A、50Bを、取付対象としてのリーンホース96に取付ける。
すなわち、図8に示すように、連結部70を中間ヒンジ部75で曲げて、第1プロテクタ分割部30の両端部に第2プロテクタ分割部50A、50Bが直交する姿勢で配設されるようにする。この際、第1開口部32hを第2プロテクタ分割部50A、50Bに対して中間開口部59A、59B側に位置させる。そして、第2プロテクタ分割部50A、50Bの側面視における内側コーナー部分内にリーンホース96を配設するように、第2プロテクタ分割部50A、50Bをリーンホース96上に配設する。
そして、図9に示すように、第1プロテクタ分割部30を第2プロテクタ分割部50A、50Bに対して下方に移動させて、第1開口部32hを中間開口部59A、59Bから第2開口部52Ah、52Bh側に移動させる。同時に、連結部70を中間ヒンジ部75で真っ直ぐに伸して、中間開口部59A、59Bを閉じるようにする。この際、第1プロテクタ分割部30の挿入固定部39aを、リーンホース96の固定孔に挿入して、第1プロテクタ分割部30をリーンホース96に対して固定する。また、第2プロテクタ分割部50A、50Bの外方に延出するワイヤーハーネスWHを、リーンホース96に対して粘着テープ、結束バンド等の固定具99で固定する。これにより、第1開口部32hと第2開口部52Ah、52Bhとが連設された状態で、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとの位置関係が一定に維持される(図13参照)。なお、リーンホース96に対する第1プロテクタ分割部30の取付固定が粘着テープ、結束バンド等の固定具を用いて行われてもよいし、また、リーンホース96に対する第2プロテクタ分割部50A、50Bの取付固定が挿入固定部39aと同様の構成によってなされてもよい。また、第1プロテクタ分割部30、第2プロテクタ分割部50A、50Bは、その他、ネジ止固定、スタッドボルト等によって取付対象に取付固定されてもよい。
このように、上記プロテクタ20とワイヤーハーネスWHとを車両に組込むのと同時に、一定関係に維持された第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50BとにワイヤーハーネスWHが収容された、プロテクタ付ワイヤーハーネス10が完成する。
以上のように、本実施形態によると、第1プロテクタ分割部30と、第2プロテクタ分割部50A、50Bとが、第1ヒンジ部73と第2ヒンジ部74と中間ヒンジ部75とを含む連結部70によって連結されている。このため、連結部70を中間ヒンジ部75でも曲げることによって第1ヒンジ部73と第2ヒンジ部74とを近づけて配設することができる。また、連結部70を中間ヒンジ部75で延すことで第1ヒンジ部73と第2ヒンジ部74とを離して配設することもできる。これにより、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとの相対的な位置関係を変更することができる。また、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとを、第1ヒンジ部73、第2ヒンジ部74及び中間ヒンジ部75の少なくとも1つの軸周りに回転させることによっても、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとの相対的な位置関係を変更することができる。このため、プロテクタ20の変形自由度を向上させることができる。これにより、プロテクタ20に対するワイヤーハーネスWHの収容作業性の向上、保管、運搬効率の向上等を図ることができる。
また、上記連結部70が、第1筒形状部分32と第2筒形状部分52A、52Bとが交差する内側コーナー部分に設けられているため、第2プロテクタ分割部50A、50Bの第2筒形状部分52A、52Bのうち第1筒形状部分32よりも突出する部分を第1筒形状部分32に重ねるようにすることができ、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとをコンパクトな形態に変形させることができる(図12参照)。この際、連結部70を中間ヒンジ部75で延すことで、第2ヒンジ部74を第1筒形状部分32の端部から中央よりの位置に配設することで、第2筒形状部分52A、52Bのうちより多くの部分を第1筒形状部分32に重ねることができ、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとをよりコンパクトな形態に変形させることができる。
また、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54Bとが別体に形成されているため、これらのワイヤーハーネス収容用開口34h、54Ah、54Bhをなるべく同一平面上に並べるように配設することができる(図10参照)。これにより、第1収容本体部34、第2収容本体部54A、54Bに対するワイヤーハーネスWHの収容作業を容易に行える。そして、ワイヤーハーネスWHを収容した第1収容本体部34、第2収容本体部54A、54Bに、連結部70を介して連結された第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bとを取付けることで、ワイヤーハーネス収容用開口34h、54Ah、54Bhを塞いで第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50BにワイヤーハーネスWHを収容した状態を維持しつつ、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bを連結した状態に維持して、取扱を容易にすることができる。
なお、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bは、同一の部品として保管、管理されるため、その管理、取扱性に優れる。
また、第2収容本体部54A、54Bの一側部であってワイヤーハーネス収容用開口54Ah、54Bhと第2開口部52Ah、52Bhとの間に中間開口部59A、59Bが形成され、連結部70は、中間ヒンジ部75で延した状態で、中間開口部59A、59Bを閉鎖可能な形状に形成されている。このため、ため、連結部70を中間ヒンジ部75で曲げることで、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bとを近づけて配設することができる。これにより、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54Bのそれぞれのワイヤーハーネス収容用開口34h、54Ah、54Bhをなるべく同一平面上に並べるように配設した状態で、各ワイヤーハーネス収容用開口34h、54Ah、54Bhに第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bとを容易に装着することができる。そして、連結部70を中間ヒンジ部75で延すことで、第1プロテクタ分割部30から第2プロテクタ分割部50A、50Bのうちワイヤーハーネス収容用開口54Ah、54Bh側の部分を突出させつつ、連結部70で中間開口部59A、59Bを閉塞することができる。これにより、本プロテクタ20においてワイヤーハーネスWHをなるべく全体的に覆った状態とすることができる。
なお、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bは、なるべく偏平な状態にして(図3)、保管、運搬等されるため、その保管、運搬効率に優れる。
また、このプロテクタ20によると、ワイヤーハーネスWHを第1プロテクタ分割部30及び第2プロテクタ分割部50A、50Bに収容した後、連結部70で曲げてプロテクタ20を変形させることで、プロテクタ20を運搬等に適した形態とすることができる。そして、第1プロテクタ分割部30及び第2プロテクタ分割部50A、50Bを、取付けた使用に取付けることで、第1プロテクタ分割部30と第2プロテクタ分割部50A、50Bとを一定の位置関係に維持して、ワイヤーハーネスWHの保護に適した形態とすることができる。
なお、プロテクタの変形自由度を向上させるための構成は、上記例に限られない。
例えば、図14及び図15に示す変形例に係るプロテクタ120では、第1プロテクタ分割部130と第2プロテクタ分割部150とが連結部170によって連結されている。連結部170は、第1プロテクタ分割部130に対して第1ヒンジ部173を介して連結されると共に、第2プロテクタ分割部150に対して第2ヒンジ部174を介して連結されている。また、連結部170には、第1ヒンジ部173と第2ヒンジ部174との間に中間ヒンジ部175が設けられている。
このプロテクタ20では、連結部170を中間ヒンジ部175で曲げることによって、第1プロテクタ分割部130と第2プロテクタ分割部150とを直線状に配設することができる(図14参照)。そして、連結部170を中間ヒンジ部175で延しつつ第1ヒンジ部73で曲げることによって、第1プロテクタ分割部130と第2プロテクタ分割部150とを重ねて配設することができ、かつ、第2プロテクタ分割部150を第1プロテクタ分割部130の端部よりも中央よりの位置に配設することができる(図14参照)このように、中間ヒンジ部175を備えた連結部170を用いることで、プロテクタ120の変形自由度を向上させることができる。
なお、連結部は、少なくとも1つの中間ヒンジ部を有していればよく、連結部は、各端部の第1ヒンジ部と第2ヒンジ部との間に複数の中間ヒンジ部を有していてもよい。
また、連結部は、第1蓋部40と第2蓋部60A、60Bとを連結していることは必須ではなく、第1収容本体部34と第2収容本体部54A、54Bとを連結するものであってもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 プロテクタ付ワイヤーハーネス
10b プロテクタ付ワイヤーハーネスの中間製造物
20、120 プロテクタ
30、130 第1プロテクタ分割部
32 第1筒形状部分
32h 第1開口部
34 第1収容本体部
34h ワイヤーハーネス収容用開口
39 固定片
40 第1蓋部
50A、50B、150 第2プロテクタ分割部
52A、52B 第2筒形状部分
52Ah、52Bh 竹開口部
54A、54B 第2収容本体部
54Ah、54Bh ワイヤーハーネス収容用開口
59A、59B 中間開口部
60A、60B 第2蓋部
70、170 連結部
72 連結板状部
73、173 第1ヒンジ部
74、174 第2ヒンジ部
75、175 中間ヒンジ部
96 リーンホース
99 固定具
WH ワイヤーハーネス

Claims (3)

  1. ワイヤーハーネスを収容可能な第1プロテクタ分割部と、
    ワイヤーハーネスを収容可能な第2プロテクタ分割部と、
    前記第1プロテクタ分割部に第1ヒンジ部を介して連結されると共に、前記第2プロテクタ分割部に第2ヒンジ部を介して連結され、前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部との間に少なくとも1つの中間ヒンジ部が設けられた連結部と、
    を備え、
    前記第1プロテクタ分割部は、少なくとも一端側に第1開口部が形成された第1筒形状部分を含み、
    前記第2プロテクタ分割部は、一側部に前記第1開口部と連設可能な第2開口部が形成され、前記第1開口部と前記第2開口部とが連設された状態で、前記第1筒形状部分に対して交差する一方向に突出して配設可能な第2筒形状部分を含み、
    前記第1筒形状部分と前記第2筒形状部分とが交差する内側コーナー部分に、前記連結部が設けられており、
    前記第1プロテクタ分割部は、一側部にワイヤーハーネス収容用開口が形成された第1収容本体部と、前記第1収容本体部に対してその前記ワイヤーハーネス収容用開口を閉じるように取付可能な第1蓋部とを含み、
    前記第2プロテクタ分割部は、前記第1筒形状部分に対して突出する側の端部にワイヤーハーネス収容用開口が形成された第2収容本体部と、前記第2収容本体部に対してその前記ワイヤーハーネス収容用開口を閉じるように取付可能な第2蓋部とを含み、
    前記第1蓋部と前記第2蓋部とが前記連結部を介して連結され、前記第1収容本体部と前記第2収容本体部とが別体に形成されており、
    前記第2収容本体部の一側部であって前記ワイヤーハーネス収容用開口から離れた位置に前記第2開口部が形成され、前記第2収容本体部の一側部であってそのワイヤーハーネス収容用開口と前記第2開口部との間に中間開口部が形成され、
    前記連結部は、前記中間ヒンジ部で延した状態で、前記中間開口部を閉鎖可能な形状に形成されている、プロテクタ。
  2. 請求項1に記載のプロテクタと、
    前記第1プロテクタ分割部及び前記第2プロテクタ分割部に収容されたワイヤーハーネスと、
    を備えるプロテクタ付ワイヤーハーネス。
  3. ワイヤーハーネスを収容可能な第1プロテクタ分割部と、ワイヤーハーネスを収容可能な第2プロテクタ分割部と、前記第1プロテクタ分割部に第1ヒンジ部を介して連結されると共に、前記第2プロテクタ分割部に第2ヒンジ部を介して連結され、前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部との間に少なくとも1つの中間ヒンジ部が設けられた連結部と、を備え、前記第1プロテクタ分割部は、少なくとも一端側に第1開口部が形成された第1筒形状部分を含み、前記第2プロテクタ分割部は、一側部に前記第1開口部と連設可能な第2開口部が形成され、前記第1開口部と前記第2開口部とが連設された状態で、前記第1筒形状部分に対して交差する一方向に突出して配設可能な第2筒形状部分を含み、前記第1筒形状部分と前記第2筒形状部分とが交差する内側コーナー部分に、前記連結部が設けられているプロテクタと、
    前記第1開口部及び前記第2開口部を通って、前記第1プロテクタ分割部及び前記第2プロテクタ分割部に収容されたワイヤーハーネスと、
    を備え、
    前記連結部が前記中間ヒンジ部で延びた状態で、前記第1筒形状部分と前記第2筒形状部分とが重ね合せて配設されている、プロテクタ付ワイヤーハーネスの中間製造物。
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