JP2015060785A - 燃料電池システム - Google Patents

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勇 川田
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Katsuhiro Kitade
克宏 北出
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Abstract

【課題】スペースが狭い設置場所への燃料電池本体の固定と、その設置場所からの燃料電池本体の取外しとが容易な燃料電池システムを提供する。【解決手段】燃料電池システムは、その設置場所に固定されるベースプレート1と、ベースプレート1の主面1aに設けられた固定位置Pfに着脱可能に固定される燃料電池本体2と、係合機構3と、ネジ留め機構4とを備える。係合機構2は、燃料電池本体2の第1側面21に設けられた第1係合部と、ベースプレート1に設けられ、第1係合部との係脱が可能な第2係合部32とから構成されている。ネジ留め機構4は、ネジ留めにより互いに連結される第1連結部41と第2連結部42とから構成され、第1連結部41が、燃料電池本体の第2側面22、第3側面23、及び第4側面24の少なくとも何れか1つの面に設けられ、第2連結部42が、ベースプレート1に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関し、特に狭い空間に燃料電池本体を設置する技術に関する。
従来、車載用の燃料電池は、走行用モータの電源として用いられることが多かった。そして、走行用モータの電源として用いられる燃料電池は、それが大型であるが故に必要となる車両内スペースの有効活用や、衝突時の安全性等を考慮して、車両の床下に設けられることが多かった(例えば、特許文献1参照)。
近年、小型の電子機器の電源として、二次電池に代えて燃料電池を用いることが検討されており、小型の燃料電池の開発が進んでいる。例えば、直接酸化型燃料電池(DOFC)は、常温で液体燃料を直接的に酸化させることにより電気エネルギを発生させる。このため、DOFCには、液体燃料を水素に改質する改質器を設ける必要がなく、従って、DOFCは小型化が容易である。
この様な燃料電池の小型化に伴い、キャンピングカー等の車両の室内に設置された冷蔵庫や照明器具等のアクセサリの電源として、燃料電池を用いることが検討されている。走行用モータの電源として車両に予め設置される大型の燃料電池とは異なり、アクセサリの電源として用いられる小型の燃料電池は、車両の製造時に取り付けられるよりも、販売店やユーザが車両を購入した後で、オプションとして車両に設置されることの方が多い。また、主に屋内で使用される上記アプライアンス機器の電源としては、車両の床下やシャーシに設置されるよりも、車両の室内に設置される方が、電気接続や維持管理が容易である。従って、小型の燃料電池は、メンテナンス(燃料カートリッジの交換等)の容易性や既存の車両の室内のアクセサリ電源との接続性を考慮して、車両の室内に設置されることが好ましい。このため、ユーザは、車両の室内に設けられている収納スペースや、後部荷室、側部荷室などの狭いスペースに、燃料電池を設置せざるを得なかった。尚、車両の室内に設けられた収納スペースとして、例えば、キャンピングカーのベッドの下や棚などに設けられているスペースが挙げられる。
特開2005−231549号公報
一方、安全性を考慮すると、燃料電池は、その設置場所に固定されることが好ましい。床下に燃料電池を固定する従来の手法(例えば、特許文献1)を参考にすれば、燃料電池にフランジを設け、このフランジを貫通した状態でネジを設置場所に捩じ込むことにより、燃料電池を設置場所に固定することが考えられる。
しかしながら、燃料電池を設置場所に直接固定した場合、燃料電池を設置場所から取り外すことが困難になる。又、スペースが狭い設置場所に燃料電池を設置する場合、ネジ留めの作業スペースを確保することが難しくなる。その一方で、燃料電池は、燃料および空気をシステム外部から取り込んで発電するため、燃料や空気に含まれる不純物を除去するためのフィルタを内蔵する必要がある。そして、このフィルタは、一般的には、ある程度の期間毎にメンテナンスを通じて交換される。なぜなら、フィルタの交換に代えて、フィルタ自体の寿命を伸長させんとすると、システムの大型化やコストアップが必要となり、その一方で、フィルタを定期的に交換することにより、システムの大型化やコストアップが必要とならず、且つシステム全体の寿命が伸長するからである。そして、メンテナンスを短時間で完了させるべく、燃料電池は、スペースが狭い設置場所から取り外されることが好ましい。
そこで本発明の目的は、スペースが狭い設置場所への燃料電池本体の固定と、その設置場所からの燃料電池本体の取外しとが容易な燃料電池システムを提供することである。
本発明に係る燃料電池システムは、その設置場所に固定されるベースプレートと、ベースプレートの主面に設けられた固定位置に着脱可能に固定される燃料電池本体と、係合機構と、ネジ留め機構とを備える。燃料電池本体は、固定位置に配置されたときに第1方向を向く第1側面と、固定位置に配置されたときに第1方向とは反対の第2方向を向く第2側面と、固定位置に配置されたときにベースプレートの主面に沿う方向であって第1方向に垂直な第3方向を向く第3側面と、固定位置に配置されたときに第3方向とは反対の第4方向を向く第4側面とを有する。係合機構は、固定位置に燃料電池本体が配置されているときに、ベースプレートの主面に垂直な方向へ燃料電池本体が移動することを部分的に阻止すると共に、主面に沿う第1方向へ燃料電池本体が移動することを阻止する機構である。具体的には、係合機構は、燃料電池本体の第1側面に設けられた第1係合部と、ベースプレートに設けられ、第1係合部との係脱が可能な第2係合部とから構成されている。ネジ留め機構は、固定位置において燃料電池本体を部分的にベースプレートに連結する機構である。具体的には、ネジ留め機構は、ネジ留めにより互いに連結される第1連結部と第2連結部とから構成され、第1連結部及び第2連結部にはネジ穴及び貫通孔がそれぞれ設けられている。ここで、第1連結部と第2連結部とは、ネジが、貫通孔に通された状態でネジ穴に捩じ込まれることにより互いに連結される。そして、第1連結部が、燃料電池本体の第2側面、第3側面、及び第4側面の少なくとも何れか1つの面に設けられ、第2連結部が、ベースプレートに設けられている。
本発明に係る燃料電池システムによれば、スペースが狭い設置場所への燃料電池本体の固定と、その設置場所からの燃料電池本体の取外しとが容易になる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システムを示した分解斜視図である。 燃料電池システムを、図1とは異なる方向から見て示した分解斜視図である。 燃料電池システムが備える係合機構の構成を示した拡大断面図である。 係合機構の他の例を示した拡大断面図である。 ベースプレートへの取付け時の、燃料電池本体の動きを示した縦断面図である。 第1変形例に係る燃料電池システムを示した分解斜視図である。 第1変形例について、ベースプレートへの取付け時の、燃料電池本体の動きを示した縦断面図である。 第2変形例に係る燃料電池システムを示した分解斜視図である。 第2変形例に係る燃料電池システムを、図8とは異なる方向から見て示した分解斜視図である。 第2変形例について、ベースプレートへの取付け時の、燃料電池本体の動きを示した横断面図である。
先ず、本発明に係る燃料電池システムについて説明する。
本発明に係る燃料電池システムは、その設置場所に固定されるベースプレートと、ベースプレートの主面に設けられた固定位置に着脱可能に固定される燃料電池本体と、係合機構と、ネジ留め機構とを備える。燃料電池本体は、固定位置に配置されたときに第1方向を向く第1側面と、固定位置に配置されたときに第1方向とは反対の第2方向を向く第2側面と、固定位置に配置されたときにベースプレートの主面に沿う方向であって第1方向に垂直な第3方向を向く第3側面と、固定位置に配置されたときに第3方向とは反対の第4方向を向く第4側面とを有する。係合機構は、固定位置に燃料電池本体が配置されているときに、ベースプレートの主面に垂直な方向へ燃料電池本体が移動することを部分的に阻止すると共に、主面に沿う第1方向へ燃料電池本体が移動することを阻止する機構である。具体的には、係合機構は、燃料電池本体の第1側面に設けられた第1係合部と、ベースプレートに設けられ、第1係合部との係脱が可能な第2係合部とから構成されている。ネジ留め機構は、固定位置において燃料電池本体を部分的にベースプレートに連結する機構である。具体的には、ネジ留め機構は、ネジ留めにより互いに連結される第1連結部と第2連結部とから構成され、第1連結部及び第2連結部にはネジ穴及び貫通孔がそれぞれ設けられている。ここで、第1連結部と第2連結部とは、ネジが、貫通孔に通された状態でネジ穴に捩じ込まれることにより互いに連結される。そして、第1連結部が、燃料電池本体の第2側面、第3側面、及び第4側面の少なくとも何れか1つの面に設けられ、第2連結部が、ベースプレートに設けられている。
一例として、第1係合部は係合凹部であり、第2係合部は係合突起である。他の例として、第1係合部は係合突起であり、第2係合部は係合凹部である。
上記燃料電池システムによれば、係合機構の機能と、ネジ留め機構の機能とが相俟って、燃料電池本体が、固定位置にてベースプレートに固定される。即ち、係合機構の存在により、燃料電池本体の片側でネジ留めを行うだけで、燃料電池本体をベースプレートに固定することが可能である。よって、スペースが狭い設置場所であっても、ベースプレートを、その片側にネジ留めの作業スペースが確保される様に固定するだけで、ベースプレートへの燃料電池本体の固定を容易に行うことが可能になる。これに伴って、ベースプレートからの燃料電池本体の取外しも容易になる。
上記燃料電池システムの好ましい具体的構成において、ベースプレートは、固定位置での燃料電池本体の第1側面、第2側面、第3側面、及び第4側面の位置を規定するガイド部を持つ。そして、ガイド部のうち、固定位置に燃料電池本体が配置されたときに第1係合部と対向する部分に、第2係合部が設けられている。又、燃料電池本体の第2側面、第3側面、及び第4側面の少なくとも何れか一つの面に、第1連結部が設けられ、ガイド部のうち、固定位置に燃料電池本体が配置されたときに第1連結部と対向する部分に、第2連結部が設けられている。
上記具体的構成によれば、次の様な簡単な操作により、ベースプレートへの燃料電池本体の固定と、ベースプレートからの燃料電池本体の取外しとを行うが出来る。ベースプレートに燃料電池本体を固定する場合、第1連結部からネジを外した状態で、先ず、燃料電池本体を傾けることにより、第1側面の下端縁を第2側面の下端縁よりも低くした状態で、第1係合部と第2係合部とを互いに係合させる。その後、第2側面の下端縁をベースプレートの主面に近づけて接触させる。これにより、燃料電池本体は、ベースプレートのガイド部の内側に収まる。斯くして、燃料電池本体は、固定位置に配置される。それから、第1連結部に設けられているネジ穴に、ネジを、第2連結部に設けられている貫通孔に通した状態で捩じ込む。ベースプレートから燃料電池本体を取り外す場合、固定する手順とは逆の手順を行う。
より好ましい具体的構成において、ネジ留め機構を構成する第1連結部は、燃料電池本体の第2側面に設けられ、その第2側面には、他の機器に接続されるコネクタが更に設けられている。ここで、ネジ留め機構は、ネジ留めの作業スペースを必要とし、コネクタは、これに接続されるケーブル等を配するスペースを必要とする。この様にスペースを必要とする構成要素を、第2側面に集約して設けることにより、必要とされるスペースが小さくなる。従って、スペースが狭い設置場所への燃料電池本体の固定と、その設置場所からの燃料電池本体の取外しとがより容易になる。
上記燃料電池システムの好ましい他の具体的構成において、ベースプレートは、固定位置での燃料電池本体の第1側面、第3側面、及び第4側面の位置を規定するガイド部を持つ一方で、固定位置での燃料電池本体の第2側面の位置を規定するガイド部を持たない。そして、ガイド部のうち、固定位置に燃料電池本体が配置されたときに第1係合部と対向する部分に、第2係合部が設けられている。又、燃料電池本体の第3側面及び第4側面の少なくとも何れか一方に、第1連結部が設けられ、ガイド部のうち、固定位置に燃料電池本体が配置されたときに第1連結部と対向する部分に、第2連結部が設けられている。この構成において、燃料電池本体は、ネジ留め機構によるベースプレートと燃料電池本体との連結が解除されているとき、ベースプレートの主面での、固定位置までの第1方向への摺動と、固定位置からの第2方向への摺動とが自在である。
上記具体的構成によれば、次の様な簡単な操作により、ベースプレートへの燃料電池本体の固定と、ベースプレートからの燃料電池本体の取外しとを行うが出来る。ベースプレートに燃料電池本体を固定する場合、第1連結部からネジを外した状態で、先ず、燃料電池本体を、ベースプレートの主面にて第1方向へ摺動させる。このとき、燃料電池本体の第1側面を第1方向へ向けると共に、第1側面に設けられている第1係合部を、ベースプレートのガイド部に設けられている第2係合部に対向させる。その後、第1方向への燃料電池本体の移動が阻止されるまで、燃料電池本体を摺動させることにより、第1係合部と第2係合部とが互いに係合される。これにより、燃料電池本体は、ベースプレートのガイド部の内側に収まる。斯くして、燃料電池本体は、固定位置に配置される。それから、第1連結部に設けられているネジ穴に、ネジを、第2連結部に設けられている貫通孔に通した状態で捩じ込む。ベースプレートから燃料電池本体を取り外す場合、固定する手順とは逆の手順を行う。
更に、上記具体的構成によれば、燃料電池システムを設置せんとする場所に高さの制限がある場合でも、ベースプレートに燃料電池本体を固定したときの全体の高さが、その場所の高さよりも僅かに小さければ、その場所への燃料電池システムの設置が可能となる。
上記燃料電池システムの好ましい他の具体的構成において、ベースプレートは、固定位置での燃料電池本体の第1側面、第2側面、及び第3側面の位置を規定するガイド部を持つ一方で、固定位置での燃料電池本体の第4側面の位置を規定するガイド部を持たない。そして、ガイド部のうち、固定位置に燃料電池本体が配置されたときに第1係合部と対向する部分に、第2係合部が設けられ、第1係合部及び第2係合部は、何れか一方が係合突起であって、他方が係合凹部である。この係合凹部は、第3方向へ第1側面の端又はガイド部の端まで直線的に延びると共に、その端において係合凹部の端が開放されている。又、燃料電池本体の第2側面及び第3側面の少なくとも何れか一方に、第1連結部が設けられ、ガイド部のうち、固定位置に燃料電池本体が配置されたときに第1連結部と対向する部分に、第2連結部が設けられている。この構成において、燃料電池本体は、ネジ留め機構によるベースプレートと燃料電池本体との連結が解除されているとき、ベースプレートの主面での、固定位置までの第3方向への摺動と、固定位置からの第4方向への摺動とが自在である。
上記具体的構成によれば、次の様な簡単な操作により、ベースプレートへの燃料電池本体の固定と、ベースプレートからの燃料電池本体の取外しとを行うが出来る。ベースプレートに燃料電池本体を固定する場合、第1連結部からネジを外した状態で、先ず、燃料電池本体を、ベースプレートの主面にて第3方向へ摺動させる。このとき、燃料電池本体の第1側面を第1方向へ向けると共に、係合突起を係合凹部に通す。その後、第3方向への燃料電池本体の移動が阻止されるまで、燃料電池本体を摺動させることにより、第1係合部と第2係合部とが互いに係合される。これにより、燃料電池本体は、ベースプレートのガイド部の内側に収まる。斯くして、燃料電池本体は、固定位置に配置される。それから、第1連結部に設けられているネジ穴に、ネジを、第2連結部に設けられている貫通孔に通した状態で捩じ込む。ベースプレートから燃料電池本体を取り外す場合、固定する手順とは逆の手順を行う。
更に、上記具体的構成によれば、燃料電池システムを設置せんとする場所に高さの制限がある場合でも、ベースプレートに燃料電池本体を固定したときの全体の高さが、その場所の高さよりも僅かに小さければ、その場所への燃料電池システムの設置が可能となる。
次に、本発明の実施形態について、図面に沿って具体的に説明する。
[1]燃料電池システムの構成
図1及び図2はそれぞれ、本実施形態に係る燃料電池システムを、互いに異なる方向から見て示した分解斜視図である。尚、図2では、図1に示されたネジ14及び45の図示が省略されている。図1及び図2に示す様に、燃料電池システムは、その設置場所に固定されるベースプレート1と、ベースプレート1の主面1aに設けられた固定位置Pfに着脱可能に固定される燃料電池本体2とを備えている。ここで、燃料電池本体2は、一例として、直接酸化型燃料電池(DOFC)の本体部分であり、この本体部分とは別に設けられたカートリッジ型の燃料タンク(図示せず)から燃料の供給を受ける。
燃料電池本体2は、略直方体の外観形状を呈しており、第1側面21と、第2側面22と、第3側面23と、第4側面24とを有している。ここで、これらの面は、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたとき(図1及び図2に示された、ベースプレート1と燃料電池本体2との位置関係)を基準として、次の通りである。即ち、第1側面21は、主面1aに沿う第1方向D1を向く面である。第2側面22は、第1方向D1とは反対の第2方向D2を向く面である。第3側面23は、ベースプレート1の主面1aに沿う方向であって第1方向D1に垂直な第3方向D3を向く面である。第4側面24は、第3方向D3とは反対の第4方向D4を向く面である。尚、燃料電池本体2の外観形状は、厳密な直方体に限らず、本実施形態の様に、角が丸まったものや、外周面に窪みや開口などが設けられたものであってもよい。
ベースプレート1は、トレイ型の形状を呈しており、ベースプレート1の底部を構成しているプレート部分11の形状が、燃料電池本体2の底面形状に相似している。又、ベースプレート1の側壁部分12が、固定位置Pfでの燃料電池本体2の第1側面21、第2側面22、第3側面23、及び第4側面24の位置を規定するガイド部として機能している。尚、ベースプレート1の形状は、図1及び図2に示された形状に限らず、例えば、側壁部分12が複数の部分に分割されたものであってもよい。
図1及び図2に示す様に、ベースプレート1は、ネジ留めにより燃料電池システムの設置場所に固定される。具体的には、プレート部分11に複数の貫通孔13が設けられており、複数のネジ14が、貫通孔13にそれぞれ通された状態で設置場所に捩じ込まれる。尚、ベースプレート1は、両面テープ等により設置場所に貼着固定されてもよい。
図1及び図2に示す様に、燃料電池システムは更に、係合機構3と、ネジ留め機構4とを備えている。ここで、係合機構3は、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されているときに、ベースプレート1の主面1aに垂直な方向Dpへ燃料電池本体2が移動することを部分的に阻止すると共に、主面1aに沿う第1方向D1へ燃料電池本体2が移動することを阻止する機構である。又、ネジ留め機構4は、固定位置Pfにおいて燃料電池本体2を部分的にベースプレート1に連結する機構である。本実施形態では、第2側面22を含む燃料電池本体2の片側部分が、ネジ留め機構4によりベースプレート1に連結される。以下、係合機構3及びネジ留め機構4の詳細について説明する。
図3は、係合機構3の構成を示した拡大断面図である。図3に示す様に(図1及び図2も参照)、係合機構3は、第1係合部31と、第1係合部31との係脱が可能な第2係合部32とから構成されている。ここで、第1係合部31は、燃料電池本体2の第1側面21のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときにベースプレート1の側壁部分12と対向する部分に設けられている。第2係合部32は、側壁部分12のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに第1係合部31と対向する部分に設けられている。又、第1係合部31は係合凹部であり、第2係合部32は、係合凹部に係合する係合突起である。尚、図4に示す様に、第1係合部31が係合突起であって、第2係合部32が係合凹部であってもよい。
第1係合部31と第2係合部32とは、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに互いに係合する。従って、係合機構3は、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されているときに、ベースプレート1の主面1aに垂直な方向Dpへ燃料電池本体2が移動することを部分的に阻止すると共に、ベースプレート1の側壁部分12と相俟って、第1方向D1へ燃料電池本体2が移動することを阻止する。又、本実施形態のベースプレート1によれば、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたとき、側壁部分12により、第2方向D2、第3方向D3、及び第4方向D4の各々へ燃料電池本体2が移動することが阻止される。斯くして、固定位置Pfに、燃料電池本体2が位置決めされる。
図1に示す様に、ネジ留め機構4は、ネジ留めにより互いに連結される3組の第1連結部41と第2連結部42とから構成されている。各第1連結部41にはネジ穴43が設けられ、各第2連結部42には貫通孔44が設けられている。互いに対応する第1連結部41と第2連結部42とは、ネジ45が、貫通孔44に通された状態でネジ穴43に捩じ込まれることにより互いに連結される。
本実施形態において、第1連結部41は、燃料電池本体2の第2側面22のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときにベースプレート1の側壁部分12と対向する部分に設けられている。第2連結部42は、側壁部分12のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに第1連結部41と対向する部分に設けられている。又、対応する第1連結部41と第2連結部42とは、ネジ穴43の中心位置と貫通孔44の中心位置とが、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに一致する様に設けられている。但し、これらの中心位置には、貫通孔44に通してネジ45をネジ穴43に捩じ込むことを妨げない僅かなズレが許容される。
尚、ネジ留め機構4は、3組に限定されない複数組の第1連結部41と第2連結部42とから構成されていてもよいし、1組の第1連結部41と第2連結部42とから構成されていてもよい。又、第1連結部41は、燃料電池本体2の第3側面23に設けられてもよいし、燃料電池本体2の第4側面24に設けられてもよい。この場合も、第2連結部42は、側壁部分12のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに第1連結部41と対向する部分に設けられる。
図1に示す様に、燃料電池本体2の第2側面22には、ネジ留め機構4を構成する第1連結部41に加えて、複数のコネクタ51が更に設けられている。ここで、コネクタ51には、電力出力用のコネクタ、燃料電池システムの付属部品であるコントローラに接続されるコネクタ、燃料電池システムの外部情報を検知するセンサに接続されるコネクタなどが含まれている。そして、コネクタ51の各々には、冷蔵庫や照明器具等の他の機器から引き出されたケーブル61が接続される。又、図2に示す様に、燃料電池本体2の第1側面21には、燃料供給用のコネクタ52が設けられており、コネクタ52には、カートリッジ型の燃料タンク(図示せず)から引き出された燃料供給用のチューブ62が接続される。
本実施形態に係る燃料電池システムによれば、スペースが狭い設置場所への燃料電池本体2の固定と、その設置場所からの燃料電池本体2の取外しとが容易になる。具体的には、以下の通りである。
図5(a)及び(b)は、ベースプレート1への取付け時の、燃料電池本体2の動きを示した縦断面図である。尚、図5(a)及び(b)では、燃料電池本体2の内部機構の図示が省略されている。ベースプレート1に燃料電池本体2を取り付ける場合、第1連結部41からネジ45を全て外した状態で、先ず、図5(a)に示す様に、燃料電池本体2を傾けることにより、第1側面21の下端縁21aを第2側面22の下端縁22aよりも低くした状態で、第1係合部31と第2係合部32とを互いに係合させる。
その後、図5(b)に示す様に、第2側面22の下端縁22aをベースプレート1の主面1aに近づけて接触させる。これにより、燃料電池本体2は、ベースプレート1の側壁部分12の内側に収まる。斯くして、燃料電池本体2は、固定位置Pfに配置される。それから、各第1連結部41に設けられているネジ穴43に、ネジ45を、対応する第2連結部42に設けられている貫通孔44に通した状態で捩じ込む(図1参照)。
その結果、係合機構3の機能と、ネジ留め機構4の機能とが相俟って、燃料電池本体2が、固定位置Pfにてベースプレート1に固定される。ここで、係合機構3は、ベースプレート1の主面1aに垂直な方向Dpへ燃料電池本体2が移動することを部分的に阻止すると共に、主面1aに沿う第1方向D1へ燃料電池本体2が移動することを阻止する機能を有している。又、ネジ留め機構4は、燃料電池本体2の片側部分をベースプレート1に連結する機能を有している。更に、本実施形態においては、側壁部分12の機能が更に相俟って、固定位置Pfからの燃料電池本体2の位置ズレが防止されている。ここで、側壁部分12は、第2方向D2、第3方向D3、及び第4方向D4の各々へ燃料電池本体2が移動することを阻止する機能を有している。
従って、係合機構3の存在により、燃料電池本体2の片側(本実施形態では第2側面22側)でネジ留めを行うだけで、燃料電池本体2をベースプレート1に固定することが出来る。よって、スペースが狭い設置場所であっても、ベースプレート1を、その片側にネジ留めの作業スペースが確保される様に固定するだけで、ベースプレート1への燃料電池本体2の固定を容易に行うことが可能になる。
ベースプレート1から燃料電池本体2を取り外す場合、取り付ける場合(図5(a)及び(b)参照)とは逆の手順を行うことにより、ベースプレート1からの燃料電池本体2の取外しを容易に行うことが出来る。
又、本実施形態に係る燃料電池システムにおいては、燃料電池本体2の第2側面22には、ネジ留め機構4を構成する第1連結部41に加えて、複数のコネクタ51が更に設けられている。ここで、ネジ留め機構4は、ネジ留めの作業スペースを必要とし、コネクタ51は、これに接続されるケーブル61等を配するスペースを必要とする。この様にスペースを必要とする構成要素を、第2側面22に集約して設けることにより、必要とされるスペースが小さくなる。従って、スペースが狭い設置場所への燃料電池本体2の固定と、その設置場所からの燃料電池本体2の取外しとがより容易になる。
[2]変形例
[2−1]第1変形例
図6は、第1変形例に係る燃料電池システムを示した分解斜視図である。尚、図6では、ネジ14の図示が一部省略されている。図6に示す様に、ベースプレート1の側壁部分12のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに第2側面22と対向していた部分(図1参照)が取り除かれてもよい。この場合、側壁部分12は、固定位置Pfでの燃料電池本体2の第1側面21、第3側面23、及び第4側面24の位置を規定するガイド部として機能することになる。その一方で、ベースプレート1は、固定位置Pfでの燃料電池本体2の第2側面22の位置を規定するガイド部を持たないことになる。
ネジ留め機構4に関して、第1連結部41は、燃料電池本体2の第4側面24のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときにベースプレート1の側壁部分12と対向する部分に設けられている。第2連結部42は、側壁部分12のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに第1連結部41と対向する部分に設けられている。又、対応する第1連結部41と第2連結部42とは、ネジ穴43の中心位置と貫通孔44の中心位置とが、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに一致する様に設けられている。但し、これらの中心位置には、貫通孔44に通してネジ45をネジ穴43に捩じ込むことを妨げない僅かなズレが許容される。
尚、ネジ留め機構4は、3組に限定されない複数組の第1連結部41と第2連結部42とから構成されていてもよいし、1組の第1連結部41と第2連結部42とから構成されていてもよい。又、第1連結部41は、燃料電池本体2の第3側面23に設けられてもよい。この場合も、第2連結部42は、側壁部分12のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに第1連結部41と対向する部分に設けられる。
第1変形例に係る燃料電池システムにおいて、その他の構成は、上記実施形態に係る燃料電池システムの構成と同様である。よって、それらの説明は省略する。
第1変形例に係る燃料電池システムによれば、燃料電池本体2は、ネジ留め機構4によるベースプレート1と燃料電池本体2との連結が解除された状態において、ベースプレート1の主面1aでの、固定位置Pfまでの第1方向D1への摺動と、固定位置Pfからの第2方向D2への摺動とが自在となる。従って、スペースが狭い設置場所への燃料電池本体2の固定と、その設置場所からの燃料電池本体2の取外しとが容易になる。具体的には、以下の通りである。
図7(a)及び(b)は、ベースプレート1への取付け時の、燃料電池本体2の動きを示した縦断面図である。尚、図7(a)及び(b)では、燃料電池本体2の内部機構の図示が省略されている。ベースプレート1に燃料電池本体2を取り付ける場合、第1連結部41からネジ45を全て外した状態で、先ず、図7(a)に示す様に、燃料電池本体2を、ベースプレート1の主面1aにて第1方向D1へ摺動させる。このとき、燃料電池本体2の第1側面21を第1方向D1へ向けると共に、第1側面21に設けられている第1係合部31を、ベースプレート1の側壁部分12に設けられている第2係合部32に対向させる。
その後、第1方向D1への燃料電池本体2の移動が阻止されるまで、燃料電池本体2を摺動させることにより、図7(b)に示す様に、第1係合部31と第2係合部32とが互いに係合される。これにより、燃料電池本体2は、ベースプレート1の側壁部分12の内側に収まる。斯くして、燃料電池本体2は、固定位置Pfに配置される。それから、各第1連結部41に設けられているネジ穴43に、ネジ45を、対応する第2連結部42に設けられている貫通孔44に通した状態で捩じ込む(図6参照)。
その結果、上記実施形態に係る燃料電池システムと同様、係合機構3の機能と、ネジ留め機構4の機能とが相俟って、燃料電池本体2が、固定位置Pfにてベースプレート1に固定される。従って、係合機構3の存在により、燃料電池本体2の片側(第1変形例では第4側面24側)でネジ留めを行うだけで、燃料電池本体2をベースプレート1に固定することが出来る。よって、スペースが狭い設置場所であっても、ベースプレート1を、ネジ留めの作業スペースと、燃料電池本体2を摺動させる際に必要となるスペースとが確保される様に固定するだけで、ベースプレート1への燃料電池本体2の固定を容易に行うことが可能になる。
ベースプレート1から燃料電池本体2を取り外す場合、取り付ける場合(図7(a)及び(b)参照)とは逆の手順を行うことにより、ベースプレート1からの燃料電池本体2の取外しを容易に行うことが出来る。
又、第1変形例に係る燃料電池システムによれば、それを設置せんとする場所に高さの制限がある場合でも、ベースプレート1に燃料電池本体2を固定したときの全体の高さが、その場所の高さよりも僅かに小さければ、その場所への燃料電池システムの設置が可能となる。
[2−2]第2変形例
図8及び図9はそれぞれ、第2変形例に係る燃料電池システムを、互いに異なる方向から見て示した分解斜視図である。尚、図9では、図8に示されたネジ14及び45の図示が省略されている。図8及び図9に示す様に、ベースプレート1の側壁部分12のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに第4側面24と対向していた部分(図1参照)が取り除かれてもよい。この場合、側壁部分12は、固定位置Pfでの燃料電池本体2の第1側面21、第2側面22、及び第3側面23の位置を規定するガイド部として機能することになる。その一方で、ベースプレート1は、固定位置Pfでの燃料電池本体2の第4側面24の位置を規定するガイド部を持たないことになる。
係合機構3に関して、第1係合部31は係合凹部であり、第2係合部32は、係合凹部に係合する係合突起である。そして、係合凹部である第1係合部31は、第3方向D3へ第1側面21の端まで直線的に延びると共に、その端において第1係合部31の端31aが開放されている。尚、図4に示す様に、第1係合部31が係合突起であって、第2係合部32が係合凹部であってもよい。この場合、係合凹部である第2係合部32は、第3方向D3へ側壁部分12の端まで直線的に延びると共に、その端において第2係合部32の端が開放される。
ネジ留め機構4に関して、第1連結部41は、燃料電池本体2の第2側面22のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときにベースプレート1の側壁部分12と対向する部分に設けられ、第2連結部42は、側壁部分12のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに第1連結部41と対向する部分に設けられている。又、対応する第1連結部41と第2連結部42とは、ネジ穴43の中心位置と貫通孔44の中心位置とが、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに一致する様に設けられている。但し、これらの中心位置には、貫通孔44に通してネジ45をネジ穴43に捩じ込むことを妨げない僅かなズレが許容される。
尚、ネジ留め機構4は、3組に限定されない複数組の第1連結部41と第2連結部42とから構成されていてもよいし、1組の第1連結部41と第2連結部42とから構成されていてもよい。又、第1連結部41は、燃料電池本体2の第3側面23に設けられてもよい。この場合も、第2連結部42は、側壁部分12のうち、固定位置Pfに燃料電池本体2が配置されたときに第1連結部41と対向する部分に設けられる。
第2変形例に係る燃料電池システムにおいて、その他の構成は、上記実施形態に係る燃料電池システムの構成と同様である。よって、それらの説明は省略する。
第2変形例に係る燃料電池システムによれば、燃料電池本体2は、ネジ留め機構4によるベースプレート1と燃料電池本体2との連結が解除された状態において、ベースプレート1の主面1aでの、固定位置Pfまでの第3方向D3への摺動と、固定位置Pfからの第4方向D4への摺動とが自在となる。このとき、係合突起である第2係合部32は、燃料電池本体2の摺動に応じて第3方向D3又は第4方向D4へ、係合凹部である第1係合部31を通って相対的に移動する。従って、スペースが狭い設置場所への燃料電池本体2の固定と、その設置場所からの燃料電池本体2の取外しとが容易になる。具体的には、以下の通りである。
図10(a)及び(b)は、ベースプレート1への取付け時の、燃料電池本体2の動きを示した横断面図である。ベースプレート1に燃料電池本体2を取り付ける場合、第1連結部41からネジ45を全て外した状態で、先ず、図10(a)に示す様に、燃料電池本体2を、ベースプレート1の主面1aにて第3方向D3へ摺動させる。このとき、燃料電池本体2の第1側面21を第1方向D1へ向けると共に、係合突起である第2係合部32を、係合凹部である第1係合部31に通す。
その後、第3方向D3への燃料電池本体2の移動が阻止されるまで、燃料電池本体2を摺動させることにより、図10(b)に示す様に、第1係合部31と第2係合部32とが互いに係合される。これにより、燃料電池本体2は、ベースプレート1の側壁部分12の内側に収まる。斯くして、燃料電池本体2は、固定位置Pfに配置される。それから、各第1連結部41に設けられているネジ穴43に、ネジ45を、対応する第2連結部42に設けられている貫通孔44に通した状態で捩じ込む(図8参照)。
その結果、上記実施形態に係る燃料電池システムと同様、係合機構3の機能と、ネジ留め機構4の機能とが相俟って、燃料電池本体2が、固定位置Pfにてベースプレート1に固定される。従って、係合機構3の存在により、燃料電池本体2の片側(第2変形例では第2側面22側)でネジ留めを行うだけで、燃料電池本体2をベースプレート1に固定することが出来る。よって、スペースが狭い設置場所であっても、ベースプレート1を、ネジ留めの作業スペースと、燃料電池本体2を摺動させる際に必要となるスペースとが確保される様に固定するだけで、ベースプレート1への燃料電池本体2の固定を容易に行うことが可能になる。
ベースプレート1から燃料電池本体2を取り外す場合、取り付ける場合(図10(a)及び(b)参照)とは逆の手順を行うことにより、ベースプレート1からの燃料電池本体2の取外しを容易に行うことが出来る。
又、第2変形例に係る燃料電池システムによれば、それを設置せんとする場所に高さの制限がある場合でも、ベースプレート1に燃料電池本体2を固定したときの全体の高さが、その場所の高さよりも僅かに小さければ、その場所への燃料電池システムの設置が可能となる。
尚、本発明の各部構成は上記実施形態及び変形例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、第1変形例において、第3側面23及び第4側面24の少なくとも何れか一方に、第2変形例に係る第1係合部31が設けられ、その第1係合部31に対応させて、第2変形例に係る第1係合部31が側壁部分12に設けられてもよい。又、第2変形例において、第1係合部31が第2側面22にも設けられ、第2側面22に設けられた第1係合部31に対応させて、第2係合部32が、側壁部分12に設けられてもよい。更に、第2変形例において、第3側面23に、第1変形例に係る第1係合部31が設けられ、その第1係合部31に対応させて、第1変形例に係る第2係合部32が側壁部分12に設けられてもよい。
本発明に係る燃料電池システムは、直接酸化型燃料電池(DOFC)に限定されない様々な燃料電池に応用することができる。
1 ベースプレート
1a 主面
11 プレート部分
12 側壁部分、ガイド部
13 貫通孔
14 ネジ
2 燃料電池本体
21 第1側面
21a 下端縁
22 第2側面
22a 下端縁
23 第3側面
24 第4側面
3 係合機構
31 第1係合部
31a 端
32 第2係合部
4 ネジ留め機構
41 第1連結部
42 第2連結部
43 ネジ穴
44 貫通孔
45 ネジ
51、52 コネクタ
61 ケーブル
62 チューブ
Pf 固定位置
Dp 垂直な方向
D1 第1方向
D2 第2方向
D3 第3方向
D4 第4方向

Claims (5)

  1. 設置場所に固定されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの主面に設けられた固定位置に着脱可能に固定される燃料電池本体と、
    前記固定位置に前記燃料電池本体が配置されているときに、前記ベースプレートの前記主面に垂直な方向へ前記燃料電池本体が移動することを部分的に阻止すると共に、前記主面に沿う第1方向へ前記燃料電池本体が移動することを阻止する係合機構と、
    前記固定位置において前記燃料電池本体を部分的に前記ベースプレートに連結するネジ留め機構と
    を備え、
    前記燃料電池本体は、前記固定位置に配置されたときに前記第1方向を向く第1側面と、前記固定位置に配置されたときに前記第1方向とは反対の第2方向を向く第2側面と、前記固定位置に配置されたときに前記ベースプレートの前記主面に沿う方向であって前記第1方向に垂直な第3方向を向く第3側面と、前記固定位置に配置されたときに前記第3方向とは反対の第4方向を向く第4側面とを有し、
    前記係合機構は、前記燃料電池本体の前記第1側面に設けられた第1係合部と、前記ベースプレートに設けられ、前記第1係合部との係脱が可能な第2係合部とから構成されており、
    ネジ留め機構は、ネジ留めにより互いに連結される第1連結部と第2連結部とから構成され、前記第1連結部及び前記第2連結部にはネジ穴及び貫通孔がそれぞれ設けられており、前記第1連結部と前記第2連結部とは、ネジが、前記貫通孔に通された状態で前記ネジ穴に捩じ込まれることにより互いに連結され、前記第1連結部が、前記燃料電池本体の前記第2側面、前記第3側面、及び前記第4側面の少なくとも何れか1つの面に設けられ、前記第2連結部が、前記ベースプレートに設けられている、燃料電池システム。
  2. 前記ベースプレートは、前記固定位置での前記燃料電池本体の前記第1側面、前記第2側面、前記第3側面、及び前記第4側面の位置を規定するガイド部を持ち、
    前記ガイド部のうち、前記固定位置に前記燃料電池本体が配置されたときに前記第1係合部と対向する部分に、前記第2係合部が設けられ、
    前記燃料電池本体の前記第2側面、前記第3側面、及び前記第4側面の少なくとも何れか一つの面に、前記第1連結部が設けられ、前記ガイド部のうち、前記固定位置に前記燃料電池本体が配置されたときに前記第1連結部と対向する部分に、前記第2連結部が設けられている、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記第1連結部は、前記燃料電池本体の前記第2側面に設けられ、その第2側面には、他の機器に接続されるコネクタが更に設けられている、請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記ベースプレートは、前記固定位置での前記燃料電池本体の前記第1側面、前記第3側面、及び前記第4側面の位置を規定するガイド部を持つ一方で、前記固定位置での前記燃料電池本体の前記第2側面の位置を規定するガイド部を持たず、
    前記ガイド部のうち、前記固定位置に前記燃料電池本体が配置されたときに前記第1係合部と対向する部分に、前記第2係合部が設けられ、
    前記燃料電池本体の前記第3側面及び前記第4側面の少なくとも何れか一方に、前記第1連結部が設けられ、前記ガイド部のうち、前記固定位置に前記燃料電池本体が配置されたときに前記第1連結部と対向する部分に、前記第2連結部が設けられており、
    前記燃料電池本体は、前記ネジ留め機構による前記ベースプレートと前記燃料電池本体との連結が解除された状態において、前記ベースプレートの前記主面での、前記固定位置までの前記第1方向への摺動と、前記固定位置からの前記第2方向への摺動とが自在である、請求項1に記載の燃料電池システム。
  5. 前記ベースプレートは、前記固定位置での前記燃料電池本体の前記第1側面、前記第2側面、及び前記第3側面の位置を規定するガイド部を持つ一方で、前記固定位置での前記燃料電池本体の前記第4側面の位置を規定するガイド部を持たず、
    前記ガイド部のうち、前記固定位置に前記燃料電池本体が配置されたときに前記第1係合部と対向する部分に、前記第2係合部が設けられ、前記第1係合部及び前記第2係合部は、何れか一方が係合突起であって、他方が係合凹部であり、前記係合凹部は、前記第3方向へ前記第1側面の端又は前記ガイド部の端まで直線的に延びると共に、その端において前記係合凹部の端が開放されており、
    前記燃料電池本体の前記第2側面及び前記第3側面の少なくとも何れか一方に、前記第1連結部が設けられ、前記ガイド部のうち、前記固定位置に前記燃料電池本体が配置されたときに前記第1連結部と対向する部分に、前記第2連結部が設けられており、
    前記燃料電池本体は、前記ネジ留め機構による前記ベースプレートと前記燃料電池本体との連結が解除された状態において、前記ベースプレートの前記主面での、前記固定位置までの前記第3方向への摺動と、前記固定位置からの前記第4方向への摺動とが自在である、請求項1に記載の燃料電池システム。
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