JP2015060682A - ガス絶縁開閉器 - Google Patents

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圭 川崎
Kei Kawasaki
圭 川崎
周也 真島
Shuya Majima
周也 真島
内井 敏之
Toshiyuki Uchii
敏之 内井
吉野 正人
Masato Yoshino
正人 吉野
旭 島村
Akira Shimamura
旭 島村
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Abstract

【課題】電流遮断に伴って密閉容器内に生成されるCOガスを、CO以外の分解ガスの影響を受けることなく安定して低減することのできるガス絶縁開閉器を提供する。【解決手段】本発明に係る実施形態のガス絶縁開閉器は、通電又は遮断を切り替えて電路を開閉するガス絶縁開閉器であって、CO2ガス単体或いはCO2ガスを含む混合ガスからなる消弧性ガスが充填された密閉容器2と、密閉容器2内に収容され、遮断過程において、互いを開離させて両方の間にアーク放電6を発生させる固定アーク接触子3b及び可動アーク接触子4bと、を備え、密閉容器2内には、COガスを吸着するCO吸着剤21と、COガス以外の分解ガスを吸着する分解ガス吸着剤22と、を設ける。CO吸着剤21の周りに分解ガス吸着剤22が配置され、CO吸着剤21の少なくとも一部が分解ガス吸着剤22の外部に臨む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、COを含む消弧性ガスを用いて電流遮断を行うガス絶縁開閉器に関する。
電流遮断機能を有するガス絶縁開閉器には、その使用目的、必要とされる機能に応じて、負荷開閉器、断路器、ガス遮断器など様々なものがある。その多くは、密閉容器内に充填した消弧性ガス中に機械的に開閉可能な一対の電気接点を配置し、通電時には両方の接触状態を保つことで通電を行い、電流遮断時には、電気接点を開離させて発生するアーク放電に対して消弧性ガスを吹き付けることで当該アーク放電を消滅させ電流の遮断に至る。
ガス絶縁開閉器の一例として、主に高電圧系統において事故電流を遮断するために使用されているパッファ形ガス遮断器がある。このパッファ形ガス遮断器は、消弧性ガスが充填された密閉容器内に、固定アーク接触子及び固定通電接触子と、可動アーク接触子及び可動通電接触子とがそれぞれ対向して配置され、それぞれを機械的な駆動力によって接触又は離反させることで電流を導通し又は遮断する。
このガス遮断器には、接触子の離反に伴って容積が減少し、内部の消弧性ガスが蓄圧される蓄圧室と、両アーク接触子を取り囲むように配置され、蓄圧室の消弧性ガスをアークに誘導する絶縁ノズルが設けられている。遮断過程においては、固定アーク接触子と可動アーク接触子が離反することで、両アーク接触子間にアーク放電が発生する。接触子の離反に伴って蓄圧室で十分蓄圧された消弧性ガスを、絶縁ノズルを介してアーク放電に強力に吹き付けることにより、両アーク接触子の絶縁性能を回復させ、アーク放電を消弧し、電流の遮断を完了させる。
消弧性ガスは、アーク放電を消滅させる消弧性能及び電気絶縁性能に優れたガスであり、特に六フッ化硫黄ガス(SFガス)は、その性能に優れ、高電圧用の開閉器の高性能化、省スペース化に貢献することから広く使用されている。
しかしながら、SFガスは、高い地球温暖化作用を有することが知られている。そのため、近年、SFガスの使用量の削減が望まれている。地球温暖化作用の大きさは一般に地球温暖化係数、すなわちCOガスを1とした場合の相対値により表されるが、SFガスの地球温暖化係数は23,900に及ぶ。
そこで、SFガスの代替の消弧性ガスとして、COガスが有力視されている。COガスは、地球温暖化係数がSFガスに比べて非常に小さいにも関わらず、比較的高い消弧性能及び電気絶縁性能を有するためである。COガスをSFガスの代わりに適用することで概ね良好な性能を有し、かつ地球温暖化への影響を抑制して環境調和のとれたガス絶縁開閉器を提供することが可能となる。
内井敏之、外6名、「環境低負荷型72kV級CO2ガス遮断器モデルの開発」、電気学会論文B、2004年、第124巻、第3号、p.476−484
特開2011― 4494号公報
ところで、COガスは化学組成にC元素とO元素を含むため、COガス単体或いはこれを含んだ混合ガスとして消弧性ガスに適用した場合には、電流遮断時に発生するアーク放電により消弧性ガスが加熱され高温状態となることでCとOに解離され、Oの一部は密閉容器内の金属部品や絶縁物といった内部部品との酸化反応に用いられる。このため、解離した消弧性ガスが再結合する際に、全てがCOに戻るのではなく、COが生成されることとなる。COガスは、密閉容器内に長時間滞留し続けるので、ガス絶縁開閉器のメンテナンス時等において、密閉容器内のガスを開放する作業員にとって有害物質となる。
このような問題を解決する方法としては、消弧性ガスよりもCOガスを選択的に吸着することが可能な吸着剤を、予め密閉容器内に配置しておくことにより、COガス濃度を低減させる方法が提案されている。
しかし、上記の方法には、次のような問題があった。すなわち、電流遮断時に発生するアーク放電により、CO以外にも分解ガスが生成される。この分解ガスは反応性が高いガスを含む。吸着剤として消弧性ガスよりもCOガスを選択的に吸着するものを用いる場合、反応性が高いことに起因して、COガス以外の分解ガスも吸着される。
反応性が高いガスとしては、例えばHFがある。このHFは、図5に示すように、吸着剤を設けない場合、電流遮断回数の増加に伴ってHFの濃度が高くなる。一方、図6に示すように、吸着剤を設けた場合、時間の経過に伴って密閉容器内のHF残存率が低下することが分かる。すなわち、時間の経過に伴って反応性の高い分解ガスが吸着剤に吸着されてしまう。
このように、吸着剤表面が、吸着すべきCOガス以外の分解ガスで覆われてしまう。そのため、吸着剤のCO吸着能力が失われ、吸着剤単位量のCO吸着量が少なくなるといった問題が生じていた。
本実施形態に係るガス絶縁開閉器は、上記のような課題を解決するためになされたものである。その目的は、電流遮断に伴って密閉容器内に生成されるCOガスを、CO以外の分解ガスの影響を受けることなく安定して低減することのできるガス絶縁開閉器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本実施形態のガス遮断器は、通電又は遮断を切り替えて電路を開閉するガス絶縁開閉器であって、COガス単体或いはCOガスを含む混合ガスからなる消弧性ガスが充填された密閉容器と、前記密閉容器内に収容され、前記遮断過程において、互いを開離させて両方の間にアーク放電を発生させる第1のアーク接触子及び第2のアーク接触子と、を備え、前記密閉容器内には、COガスを吸着する第1の吸着剤と、COガス以外の分解ガスを吸着する第2の吸着剤と、が設けられ、前記第1の吸着剤の周りに前記第2の吸着剤が配置され、前記第1の吸着剤の少なくとも一部が前記第2の吸着剤の外部に臨むことを特徴とする。
第1の実施形態に係るガス絶縁開閉器の全体構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るガス絶縁開閉器の通気ケースと内部に収容された吸着剤の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るガス絶縁開閉器の全体構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る分解ガス吸着剤の設置態様を説明するための図である。 消弧性ガスとしてCOを単体で用いた従来のガス絶縁開閉器において、電流遮断回数と電流遮断に伴い生成されたHFのガス濃度を示す図である。 従来のガス絶縁開閉器においてCO吸着剤を設けた場合のHF濃度の時間変化を示す図である。
[第1の実施形態]
(概略構成)
以下では、図1、2を参照しつつ、本実施形態のガス絶縁開閉器の全体構成を説明する。図1は、本実施形態のガス絶縁開閉器の全体構成を示す断面図であり、電流遮断動作中の状態を示している。
本実施形態のガス絶縁開閉器は、接地された金属や碍子等からなる密閉容器2を有し、その内部に消弧性ガスが充填されている。
消弧性ガスは、消弧性能及び絶縁性能に優れたガスである。本実施形態に用いられる消弧性ガスは、アーク放電による熱エネルギーを受けたガスの解離や再結合によってCOガスを発生させる虞のある化学組成にC元素又はO元素を含むガスである。具体的には、COの単体若しくはCOを含む混合ガスである。なお、消弧性ガスとして、COを含む混合ガスとする場合には、化学組成中にH元素を含むガスが混合されない方が好ましい。
本実施形態のガス絶縁開閉器は、図1に示すように、大別すると、密閉容器2内に互いに対向配置される固定部3及び可動部4と、これらのそれぞれに接続される導電部10とを有している。固定部3と可動部4は、円筒又は円柱を基本形とする複数の部材で構成され、全て共通の中心軸を有する。なお、以下では、各部材の位置関係及び方向を説明するのに、各部材において、固定部3と可動部4の互いに向き合う側を前方若しくは先端と、その反対側を後方若しくは後端と呼ぶ。
固定部3と可動部4は、密閉容器2内に対向配置され、固定部3は後方側に支持絶縁体7によって密閉容器2に固定され、可動部4は後方側に支持絶縁体7によって移動可能に絶縁支持されている。
導電部10は、例えば2本の導体棒からなり、各導体棒は、それぞれ絶縁体からなるスペーサ11によって密閉容器2内に固定されている。一方の導体棒は固定部3に電気的に接続され、他方の導体棒は可動部4に電気的に接続されている。スペーサ11は密閉容器2内に充填された消弧性ガスが外部に漏れるのを防ぐ。
ガス絶縁開閉器の通電状態においては、電流は、一方の導体棒、固定部3、可動部4、及び他方の導体棒を流れる。その後、電流は図示しないブッシングを介してガス絶縁開閉器から流れ出る。
固定部3は、固定通電接触子3a及び固定アーク接触子3bを有する。可動部4は、可動通電接触子4a及び可動アーク接触子4bを有する。固定通電接触子3aと可動通電接触子4aとが相対し、これらの接離により電流の投入及び遮断が切り換えられ、固定アーク接触子3bと可動アーク接触子4bとが相対し、これらの開離によりアーク放電6の発弧を引き受ける。
可動部4は操作機構8の操作力によって中心軸に沿って移動する概略円筒形状の操作ロッド4cを備えている。操作ロッド4cが可動部4を固定部3側へ押し込み、又は固定部3側から引き離すことで、可動部4が固定部3に対して接離する。
アーク放電6への消弧性ガスの吹き付けは、ガス流発生手段により達成される。ガス流発生手段は、操作ロッド4cの側周壁を囲むように設けられたトーラス形状の蓄圧室4dと、絶縁ノズル4eとを備える。
蓄圧室4dは、操作ロッド4cの移動に連動して容積可変であり、電流遮断過程で容積が減少し、内部空間の蓄圧に伴って室外へ消弧性ガスを供給する。絶縁ノズル4eは、蓄圧室4dとアーク空間とを繋ぐ貫通孔と、アーク放電6が発生する空間(以下、アーク空間という。)とを包囲し、蓄圧室4dから放出された消弧性ガスをアーク放電6へ案内する。
(詳細構成)
(接触子3a、3b、4a、4b)
固定通電接触子3a及び可動通電接触子4aは、それぞれ端面が開口した円筒形状を有する導体であり、互いに開口を向かい合わせて同一軸上に配置されている。固定通電接触子3aの開口縁は内部に膨出しており、当該開口縁部分の内径と可動通電接触子4aの外径は一致している。
固定通電接触子3a及び可動通電接触子4aは、相対的に移動可能となっており、固定通電接触子3aの開口に可動通電接触子4aが差し込まれることで、固定通電接触子3aの内面と可動通電接触子4aの外面とが接触し、電気的に導通できる状態となる。
固定通電接触子3aは、中空で概略円筒形状の固定支え3cに、筒が続くように固定されている。固定アーク接触子3bは、一端が丸みを帯びた中実の円柱状の導体である。固定支え3cの内壁面には、棒状又は板状の部材である支持部3dが、固定支え3cの内壁面から固定支え3c内部に突き出るように固定されている。固定アーク接触子3bは、この支持部14を介して固定支え3c内に固定支持されている。
可動アーク接触子4bは、両端が開口した中空の円筒形状を有する導体である。電流遮断過程では、可動アーク接触子4bが固定アーク接触子3bから開離して両接触子3b、4b間にアーク放電6が発生するアーク空間が形成される。可動アーク接触子4bの内部空間は一端の開口を介してアーク空間と連通し、アーク空間からのガス排気流路の一つとなる。
可動アーク接触子4bの開口縁は内部に膨出し、当該開口縁部分の内径は固定アーク接触子3bの外径と一致する。可動アーク接触子4bは固定アーク接触子3bに対し相対的に移動が可能であり、固定アーク接触子3bが可動アーク接触子4bの開口に差し込まれることで、両接触子3b、4bが互いに接触し、導通できる状態となる。
なお、可動アーク接触子4bの先端は円周方向に分割され、指状電極となっている場合もある。その場合、可動アーク接触子4bは可撓性を有し、可動アーク接触子4bの開口縁の内径は、固定アーク接触子3bの外径より若干小さくされてすぼめられている。
(操作ロッド4c)
操作ロッド4cは、可動アーク接触子4bが固着する先端が開口した内部中空の筒である。後端が操作機構8に接続されて、軸方向に押し出され、又は引き込まれる。可動アーク接触子4bと操作ロッド4cは同径であり、可動アーク接触子4bは操作ロッド4cの先端開口縁に周縁を合わせて立設している。操作ロッド4cの内部空間はアーク空間と連通しており、アーク空間に存在するガスの排気流路の一つとなる。
(蓄圧室4d)
蓄圧室4dは、シリンダ4f、ピストン5、操作ロッド4cにより構成される。シリンダ4fは、一端が有底で他端が開口した筒形状の導体であり、有底部が操作ロッド4cの先端と面一になるように操作ロッド4cに連結され、操作ロッド4cと共に移動する。詳細には、シリンダ4fは、その内径が操作ロッド4cの外径よりも大きく、操作ロッド4cと共通の中心軸を有する。有底部は、円盤状であり、操作ロッド4cの先端外周縁からフランジ状に拡がり、有底部の外周縁から立ち上がる側周壁は、固定部3と反対方向に延びる。
ピストン5は、概略ドーナツ状の平板であり、中央の開口に操作ロッド4cが摺動可能に貫通し、外径がシリンダ4fの内径と一致し、シリンダ4fに嵌め込まれる。このピストン5は、固定部3とは反対の方向に延びるピストン支えによって密閉容器内で位置固定されている。
(絶縁ノズル4e)
絶縁ノズル4eは、シリンダ4fの有底部に固定部3に向けて立設している。シリンダ4fの有底部には貫通孔が設けられており、絶縁ノズル4eは、蓄圧室4dで発生したガス流を、貫通孔を介してアーク空間へ誘導する整流手段である。絶縁ノズル4eは可動アーク接触子4bを包囲するように、軸方向に固定アーク接触子3b側へ延び、可動アーク接触子4bの先端を通過後、内径が固定アーク接触子3bの外径よりも若干大きい程度まで窄み、最小内径部分となるスロート部に至ったところで先端に向けて直線的に拡がる形状となっている。
絶縁ノズル4eは、耐アーク性の高い絶縁物であるポリテトラフルオロエチレンを主体に構成される。なお、絶縁ノズル4eの構成材質には、化学組成中にH元素が含まれない方が好ましい。
(吸着部20)
本実施形態のガス絶縁開閉器は、吸着部20を備えている。吸着部20は、まず、アーク放電6により生成されたCOガス以外の分解ガスを吸着し、次に、アーク放電6により生成されたCOガスを吸着する。
吸着部20は、図1に示すように、アーク放電6により生成されたCOガスなどの分解ガスを含んだ消弧性ガス(ガス流9)と接触しうる位置に配置されている。その位置とは、例えば、密閉容器2の内壁の上部であって、かつ、ガス絶縁開閉器の絶縁性能、遮断性能及び構成部品の動作に影響しない位置が好ましい。またガス流9の流路上の位置であることが好ましい。これらの配置にするのは、COガスの吸着効率向上のため及び既存のガス絶縁開閉器をそのまま活用するためである。
本実施形態の吸着部20は、固定アーク接触子3b及び可動アーク接触子4bの何れかよりも上方の位置であって、絶縁ノズル4eから排出されるガス流9の流路上に配置している。なお、上方とは、重力方向と反対方向をいう。
このような吸着部20は、詳細には、CO吸着剤21と、分解ガス吸着剤22と、通気ケース23と、通気路24とを備える。
CO吸着剤21は、消弧性ガスよりもCOガスを選択的に吸着可能な物質を含んでいる。その物質としては、例えば、Pt、Pd、Ru、Rh、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ti等のうちから少なくとも1成分以上含む物質を挙げることができる。また、上記に列挙した物質の化合物でも良い。なお、CO吸着剤21は、上記に列挙した物質のみから構成されていても良い。CO吸着剤21を構成する物質には、化学組成中にH元素を含まないようにすることが好ましい。
CO吸着剤21の量は、特に限定されないが、電流遮断過程で生成されるCOガスを人体に対して安全な濃度まで低減できる量とすることが好ましい。
分解ガス吸着剤22は、消弧性ガス及びCOガスよりも、CO以外でCO吸着剤20の吸着能力に影響を与える分解ガスを選択的に吸着可能な物質を含んでいる。その物質としては、例えば、合成ゼオライトを挙げることができる。分解ガス吸着剤22を構成する物質には、化学組成中にH元素を含まないようにすることが好ましい。なお、CO以外でCO吸着剤20の吸着能力に影響を与える分解ガスとは、アーク放電6に伴って分解生成されるガスであって、CO吸着剤20に吸着されるCO以外のガスをいう。例えば、HFガスを挙げることができる。なお、消弧性ガスとしてCOを含む混合ガスを用いる場合には、CO以外の混合ガスの種類に応じた分解ガスが生成されうる。
CO吸着剤21及び分解ガス吸着剤22を構成する物質の形状や、これらに含まれる物質の形態については特に限定されないが、CO吸着剤21及び分解ガス吸着剤22を構成する物質の形状は、例えば、球状、円柱状、円筒状、ハニカム状などを挙げることができる。CO吸着剤21及び分解ガス吸着剤22のそれぞれの全体形状がこれらの形状であっても良い。また、CO吸着剤21及び分解ガス吸着剤22の物質は、担持体に担持されていても良く、担持体の成分や形状についても特に限定されるものではない。
なお、CO吸着剤21及び分解ガス吸着剤22は、COガスを吸着しないことが好ましい。消弧性ガスの絶縁性及び消弧性の低下を抑制するためである。
通気ケース23は、例えば、内部が中空の箱状体であり、この内部にCO吸着剤21及び分解ガス吸着剤22が配置され、CO吸着剤21の周囲を覆うように分解ガス吸着剤22が配置されている。なお、通気ケース23の形状は、CO吸着剤21及び分解ガス吸着剤22が収容できる形状であれば良く、円筒形状や球形状であっても良い。
図2は、吸着部20の一例であり、通気ケース23の内部に、球状のCO吸着剤21と分解ガス吸着剤22を設けた例を示している。図2に示すように、通気ケース23には、複数の通気孔23aが設けられており、COガスや分解ガスを含む消弧性ガスはこの通気孔23aを通じて侵入し、分解ガス吸着剤22やCO吸着剤21と接触可能になっている。
CO吸着剤21は、その一部が分解ガス吸着剤22の外部に臨み、COを含む消弧性ガスと接触可能になっている。すなわち、分解ガス吸着剤22は、図2に示すようにCO吸着剤21の周囲に、分解ガス吸着剤22の固まり同士の間隔を空けて配置されており、当該間隔がCOを含む消弧性ガスの通気路24となっている。また換言すれば、通気路24は、CO吸着剤21を覆う分解ガス吸着剤22に人為的に設けた孔、若しくは図2に示すように多数存在する分解ガス吸着剤22の構成物質の隙間ということもできる。このように、CO吸着剤21の一部は分解ガス吸着剤22によって形成される通気路24に露出している。
通気路24の幅は、CO分子を十分に通過させるために少なくともCO分子径よりも大きく、また、通気路24に存在するCO以外の分解ガスが分解ガス吸着剤22に吸着されるための分子間力又は共有結合力が支配的に作用する距離よりも小さいことが好ましい。なお、通気路24の幅は、CO以外の生成された分解ガスが複数ある場合、最小となる上記支配的に作用する距離より小さいことが好ましいが、何れか一種に対する距離より小さければ良い。
(電流遮断動作)
以上の構成を有するガス絶縁開閉器の電流遮断動作を以下に説明する。
電流遮断動作は、事故電流、進み小電流、リアクトル遮断等の遅れ負荷電流、又は極めて小さな事故電流の遮断を要する場合など、ガス絶縁開閉器を電流の通電状態から遮断状態に切り替える操作である。
通電状態から電流遮断動作を行う場合、操作機構8の駆動部を駆動させる。駆動部により、可動部4が固定部3に対し軸方向に移動する。すなわち、固定通電接触子3aに対して可動通電接触子4aが開離するとともに、固定アーク接触子3bに対して可動アーク接触子4bが開離し、両アーク接触子3b、4b間のアーク空間にアーク放電6が発生する。このアーク放電6は非常に高温であるため、アーク放電6から高温のガスが発生するとともに、加熱された周りの消弧性ガスも高温となる。
また、このとき、可動部4の移動によって、シリンダ4fの有底部がピストン5に対して接近するように移動するため、蓄圧室4dが圧縮され、蓄圧室4d内の消弧性ガスが蓄圧される。遮断動作が進行し、両アーク接触子3b、4b間の距離が十分開き、かつ蓄圧室4dに十分蓄圧されると、蓄圧室4d内にガス流が発生する。このガス流は、貫通孔を介して、絶縁ノズル4eと可動アーク接触子4bとの間に形成されるガス流路を通じ、非常に高温なアーク放電6に対して強力に吹き付けられる。その後、アーク空間の高温のガスは、図1のガス流9の方向に示すように、後方の可動部4側と前方の固定部3側へと排出される。
アーク空間、可動アーク接触子4b内部の空間、操作ロッド4cの中空部分は直列に連通しており、可動部4側へ排出される高温ガスは、アーク空間から可動アーク接触子4b内部を通じて操作ロッド4cの中空部分へと流入する。
操作ロッド4c側壁には密閉容器2内の空間と連通する連通孔が設けられており、この連通孔を通じて操作ロッド4c内部に流入したガスは密閉容器2内へと排気される。
一方、固定部3側への高温ガスは、絶縁ノズル4e及び固定支え3cの内部を通った後、密閉容器2内に排出される。
遮断過程後半では、電流零点に向けてアーク放電6が小さくなり、蓄圧室4dからのガスの吹き付けにより消弧に至り、電流遮断が完了する。
(作用)
以上のような遮断過程において、消弧性ガスはアーク放電6により加熱される。本実施形態の消弧性ガスは、COガス或いはCOガスを含む混合ガスからなり、化学組成にC元素やO元素を含むため、アーク放電6により解離され、その後再結合する過程でCOガスが生成される。また、同様に、アーク放電6により、密閉容器2内に微量に残存してしまう水分や密閉容器2内の構成部品も分解及び解離されるため、その後再結合する過程でCO以外の分解ガスも生成される。
COガスは、その分子量が消弧性ガスに含まれるCOの分子量よりも小さく、アーク放電6が発生する両アーク接触子3b、4bよりも上方に集中しやすい。なお、分解ガスのうち、消弧性ガス若しくはCOの分子量より大きいものが密閉容器2の下部に滞留するため、その分吸着対象を減らすことができる。
COガス及びCOガス以外の分解ガスを含む消弧性ガスは、分解ガス吸着剤22に設けられた通気路24を通じてのみ、CO吸着剤21と接触することになる。そのため、CO吸着剤21と接触する前に、分解ガス吸着剤22によりCO以外の分解ガスが吸着され、密閉容器2中に漂う分解ガスの存在量が低減される。その結果、CO吸着剤21がCO以外の分解ガスを吸着することを抑制することが可能になるため、CO吸着剤21のCO吸着量の低下を抑制することができる。
また、分解ガス吸着剤22に通気路24を設けることにより、分解ガス吸着剤22の比表面積が増大するため、CO以外の分解ガスをより多く吸着することができる。
なお、消弧性ガス、絶縁ノズル4e、CO吸着剤21及び分解ガス吸着剤22には、これらの材質に化学組成中にH元素を含まないようにすることで、電流遮断時に分解生成されるHFの生成量を抑制することができる。そのため、HFによるCO吸着剤21のCO吸着量の低下を抑制することができる。さらにHFは腐食性を有するが、その生成量が抑制されるので密閉容器2内に露出している構成部品の腐食を回避することができる。
(効果)
(1)本実施形態のガス絶縁開閉器は、COガス単体或いはCOガスを含む混合ガスからなる消弧性ガスが充填された密閉容器2内に、COガスを吸着するCO吸着剤21と、COガス以外の分解ガスを吸着する分解ガス吸着剤22とを設け、CO吸着剤21の周りに分解ガス吸着剤22を配置し、CO吸着剤21の少なくとも一部が分解ガス吸着剤22に臨むようにした。そのため、CO吸着剤21はCO以外の分解ガスによる影響を受けることなく、安定して高いCO吸着性能を得ることができる。すなわち、電流遮断に伴って密閉容器2内に生成されるCOガスを、CO以外の分解ガスの影響を受けることなく安定して低減することができる。その結果、優れた性能と品質、安全性を長期間維持することができる。
(2)CO吸着剤21の周囲に分解ガス吸着剤22を配置し、分解ガス吸着剤22に通気路24を設けてCO吸着剤21の一部が通気路24に露出するようにした。これにより、より確実にCO以外の分解ガスが分解ガス吸着剤22と接触して吸着されるので、より高いCO吸着性能を得ることができる。
(3)通気路24の幅は、CO分子径よりも大きく、かつ、通気路24のCO以外の分解ガスの少なくとも一種と分解ガス吸着剤22との間で分子間力と共有結合力が支配的に作用する距離よりも小さくなるようにした。これにより、分解ガス吸着剤22によるCO以外の分解ガスの吸着効率を高めることができる。その結果、CO吸着剤21のCO吸着性能を高めることができる。
(4)CO吸着剤21と分解ガス吸着剤22は、アーク放電6により生成されたCOガスやCO以外の分解ガスを含む消弧性ガスのガス流の流路上に配置するようにした。これにより、分解ガス吸着剤22によるCO以外の分解ガスの吸着と、CO吸着剤21によるCOガスの吸着を効率良く行うことができる。
(5)固定アーク接触子3b及び可動アーク接触子4bの何れかよりも上方に配置するようにした。これにより、アーク放電6により生成され、CO分子量より分子量が小さいCOガスやCOガス以外の分解ガスがアーク接触子3b、4bの何れか上方に集中するため、分解ガス吸着剤22によるCO以外の分解ガスの吸着と、CO吸着剤21によるCOガスの吸着を効率良く行うことができる。
[第2の実施形態]
(構成)
第2の実施形態について、図3および図4を用いて説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と基本構成は同じである。第1の実施形態と異なる点のみを説明し、第1の実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
第2の実施形態の吸着部30は、CO吸着剤21が通気ケース23に収容されている点で第1の実施形態の吸着部20と共通するが、分解ガス吸着剤22の配置が異なっている。すなわち、第2の実施形態の分解ガス吸着剤22は、通気ケース23に設けられた複数の通気孔23aの縁に設けられている。その設置方法としては、塗布や接着などが挙げられるが、特にこれらの方法に限定されない。
通気孔23aの形状は、円状、四角形状など特に限定されないが、本実施形態では円状である。図4は通気ケース23の一面を模式的に示す図である。図4に示すように、分解ガス吸着剤22はこの通気孔23aに環状に設けられる。
通気孔23aの縁に設けた分解ガス吸着剤22の内径22aは、CO分子を十分に通過させるために少なくともCO分子径よりも大きく、また、通気孔23aを通過しようとするCO以外の分解ガスが分解ガス吸着剤22に吸着されるための分子間力又は共有結合力が支配的に作用する距離よりも小さいことが好ましい。なお、通気孔23aの縁に設けた分解ガス吸着剤22の内径22aは、CO以外の生成された分解ガスが複数ある場合、最小となる上記支配的に作用する距離より小さいことが好ましいが、何れか一種に対する距離より小さければ良い。
CO吸着剤21の形状は特に限定されないが、その比表面積が大きくなる形状とすることが好ましい。
(作用)
本実施形態においても、COガス及びCOガス以外の分解ガスを含む消弧性ガスは、通気ケース23に設けた複数の通気孔23aを通じてCO吸着剤21と接触することになるが、COガス以外の分解ガスは、通気孔23aに設けた分解ガス吸着剤22により吸着されるため、CO吸着剤21のCO吸着量の低下を抑制することができる。
また、通気ケース23内に分解ガス吸着剤22に設けないため、CO吸着剤21の設置スペースを大きく取ることが可能になり、COガスの吸着量が増大する。また、分解ガス吸着剤22をCO吸着剤21から離して設けるため、CO吸着剤21の比表面積大きくなり、COガスの吸着量が増大する。
(効果)
(1)本実施形態では、分解ガス吸着剤22を、通気ケース23に複数設けられた通気孔23aの縁に設けた。これにより、電流遮断時に密閉容器2内に生成されるCOガスを、COガス以外の分解ガスによる吸着量への影響を受けることなく安定したCO低減性能を得ることができる。
(2)通気孔23aの縁に設けた分解ガス吸着剤22の内径は、CO分子径よりも大きく、かつ、通気路24のCO以外の分解ガスと分解ガス吸着剤22との間で分子間力と共有結合力が支配的に作用する距離よりも小さくなるようにした。これにより、分解ガス吸着剤22によるCO以外の分解ガスの吸着効率を高めることができる。
[その他の実施形態]
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、第1乃至第3の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせたものも包含される。以上のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、第1の実施形態では、吸着部20を密閉容器2の内壁の上部であって、かつ、ガス絶縁開閉器の絶縁性能、遮断性能及び構成部品の動作に影響しない位置に設けたが、これとは別に、別途分解ガス吸着剤22を密閉容器2内に設けても良い。その設置位置は特に限定されないが、ガス絶縁開閉器の絶縁性能、遮断性能及び構成部品の動作に影響しない位置が好ましい。別途分解ガス吸着剤22を設けることにより、吸着部20のCO吸着剤21のCO吸着効率をさらに向上させることができる。
第1乃至第2の実施形態では、固定部3を固定して、可動部4のみ軸方向に移動させるよう構成したが、固定部3に対して可動部4が相対的に移動するように、固定部3も軸方向に移動させ、相対的開極速度を向上させようとするいわゆるデュアルモーション機構にしても良い。
また、第1乃至第2の実施形態では、操作機構8による機械的作用による蓄圧室4dを有するガス絶縁開閉器を示したが、アークの熱エネルギーを取り込んで蓄圧する蓄圧室を有するいわゆる自力効果を用いたタイプのガス絶縁開閉器や、機械的作用の蓄圧室と熱エネルギー作用による蓄圧室を有するガス絶縁開閉器に対しても適用可能である。
2 密閉容器
3 固定部
3a 固定通電接触子
3b 固定アーク接触子(第1のアーク接触子)
3c 固定支え
3d 支持部
4 可動部
4a 可動通電接触子
4b 可動アーク接触子(第2のアーク接触子)
4c 操作ロッド
4d 蓄圧室
4e 絶縁ノズル
4f シリンダ
5 ピストン
6 アーク放電
7 支持絶縁体
8 操作機構
9 ガス流
10 導体部
11 絶縁スペーサ
20 吸着部
21 CO吸着剤
22 分解ガス吸着剤
22a通気孔の縁に設けた分解ガス吸着剤の内径
23 通気ケース
23a通気孔
24 通気路
30 吸着部

Claims (9)

  1. 通電又は遮断を切り替えて電路を開閉するガス絶縁開閉器であって、
    COガス単体或いはCOガスを含む混合ガスからなる消弧性ガスが充填された密閉容器と、
    前記密閉容器内に収容され、前記遮断過程において、互いを開離させて両方の間にアーク放電を発生させる第1のアーク接触子及び第2のアーク接触子と、を備え、
    前記密閉容器内には、COガスを吸着する第1の吸着剤と、COガス以外の分解ガスを吸着する第2の吸着剤と、が設けられ、
    前記第1の吸着剤の周りに前記第2の吸着剤が配置され、前記第1の吸着剤の少なくとも一部が前記第2の吸着剤の外部に臨むことを特徴とするガス絶縁開閉器。
  2. 前記第1の吸着剤の周囲に前記第2の吸着剤を配置し、
    前記第2の吸着剤には通気路が設けられて、前記第1の吸着剤の一部が前記通気路に露出していることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉器。
  3. 前記通気路の幅は、CO分子径よりも大きく、かつ、前記通気路のCO以外の分解ガスの少なくとも一種と前記第2の吸着剤との間で分子間力と共有結合力が支配的に作用する距離よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉器。
  4. 前記第1の吸着剤を収容する通気ケースを更に備え、
    前記通気ケースには、複数の通気孔が設けられ、
    前記第2の吸着剤は、前記通気ケースの前記通気孔の縁に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のガス絶縁開閉器。
  5. 前記通気孔の縁に設けた前記第2の吸着剤の内径は、CO分子径よりも大きく、かつ、前記通気路のCO以外の分解ガスと前記第2の吸着剤との間で分子間力と共有結合力が支配的に作用する距離よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載のガス絶縁開閉器。
  6. 前記第1の吸着剤と前記第2の吸着剤は、前記アーク放電により生成されたCOガス及びCOガス以外の分解ガスを含む消弧性ガスのガス流の流路上に配置されたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のガス絶縁開閉器。
  7. 前記第1の吸着剤と前記第2の吸着剤は、前記第1のアーク接触子及び前記第2のアーク接触子の何れかよりも上方に配置されたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のガス絶縁開閉器。
  8. 前記第1の吸着剤は、Pt、Pd、Ru、Rh、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Tiのうちから少なくとも1成分以上含む物質を有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のガス絶縁開閉器。
  9. 前記第2の吸着剤は、合成ゼオライトであることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のガス絶縁開閉器。
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