JP2015060674A - 照明制御装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】照明制御のために特別な操作を行うことなしに、店舗内の状況に相応しい適切な照明を実現できるようにする。【解決手段】在庫管理装置1は、棚位置に展示(陳列)されている商品の展示状況(例えば、商品の在庫数又は商品の減少度合)に応じて照明演出を制御したり、その商品は特定商品(例えば、特売品又はお薦め品)であるか否かに応じて照明演出を制御したり、その商品の売上動向(例えば、良く売れる時間帯や曜日)に該当するか否かに応じてその商品(棚位置)に限った(絞った)照明器具5による照明演出(光源の明るさ、光色、照明方向、照明範囲など)を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、店舗内への照明を制御する照明制御装置及びプログラムに関する。
一般に、食品売場では食品を照明することによって消費者の購買意欲を増大させたり、飲食店では食欲を増大させたりするという効果がある。このような照明効果を利用する技術としては、飲食店において顧客からの注文時に、店員所持の端末装置から食卓番号と共に注文メニューが入力されると、入力された食卓番号に基づいてその顧客の食卓を特定すると共に、入力された注文メニューに応じてその食卓への照明の明るさを制御するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。また、飲食店において、注文された料理に相応しい明るさや色で照明するようにした技術も知られている(特許文献2参照)。
特開平7−240281号公報 特開2006−58996号公報
しかしながら、上述した各特許文献の技術にあっては、料理を選択する操作を条件として照明を制御するもので、照明制御の対象(料理)を選択する操作を必要とする。また、食卓上に配膳された料理や飲物が複数種の場合であっても食卓全体を同じように照明するようにしているため、例えば、ある料理に対しては食欲を増大させるが、その他の料理では食欲を減退させてしまうという事態も起こり得る。このことは、飲食店の料理に限らず、小売店に陳列されている商品、植物園の花、植物などを照明する場合であっても同様の問題が起きる。
本発明の課題は、照明制御のために特別な操作を行うことなしに、店舗内の状況に相応しい適切な照明を実現できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明の照明制御装置は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
店舗内に展示されている商品の展示状況を判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする照明制御装置である。
上述した課題を解決するために本発明の照明制御装置は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
店舗内の商品の売上動向に該当するか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする照明制御装置である。
上述した課題を解決するために本発明の照明制御装置は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
店舗内の商品が特定商品であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする照明制御装置である。
上述した課題を解決するために本発明の照明制御装置は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
飲食店内の食卓の変化状況を判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記食卓への照明演出を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする照明制御装置である。
本発明によれば、照明制御のために特別な操作を行うことなしに、店舗内の状況に相応しい適切な照明を実現することができ、店舗運営や販売促進上有利なものとなる。
照明制御装置として店舗内に設置した在庫管理装置に適用した場合の店舗内システムを示したブロック図。 商品陳列棚6と照明器具5との関係を説明するための図 在庫管理装置1の基本的な構成要素を示したブロック図。 在庫管理装置1側の在庫管理テーブルSTを説明するための図。 (1)は、展示状況照明制御テーブルLT1、(2)は、特定商品照明制御テーブルLT2、(3)は、売上動向照明制御テーブルLT3を示した図。 照明器具5の基本的な構成要素を示したブロック図。 電源投入に応じて実行開始される在庫管理装置1の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 図7の動作に続くフローチャート。 図8の動作に続くフローチャート。 第2実施形態において、照明器具5、ハンディターミナル7、食卓との関係を説明するための図。 第2実施形態において、照明器具5に備えせれた移行状態照明制御テーブルLT4及び人数照明制御テーブルLT5を説明するための図 第2実施形態において、第2実施形態においてハンディターミナル7の動作を示したフローチャート。 第2実施形態において、電源投入に応じて実行開始される照明器具5の動作(本実施形態の特徴的な動作)を示したフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図9を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態は、照明制御装置として店舗(コンビニエンスストアなど)内に設置した在庫管理装置に適用した場合を例示したもので、図1は、店舗(小売店)内に構築された無線LAN(Local Area Network)システム(店舗内システム)を示したブロック図である。
この店舗内システムは、商品毎にその在庫データを記憶管理する在庫管理装置1と、商品管理担当者が所持して商品データを入力するハンディターミナル(携帯端末装置:在庫管理端末)2と、取引毎に精算処理(会計処理)などを行うECR(Electronic Cash Register)3と、アクセスポイント4と、照明装置5を有する無線LANシステムである。
商品管理担当者は、商品陳列棚6を構成する棚位置に商品を追加補充した際に、その商品データ(商品コード、補充した商品数)をハンディターミナル2から入力すると、入力された商品のデータは、その棚位置番号と共に無線LANを構成するアクセスポイント4を介して在庫管理装置1に送信される。在庫管理装置1は、ハンディターミナル2から商品データを受信すると、その棚位置番号、商品コードに対応する商品数(在庫数)を加算する更新処理を行い、また、会計時にECR3から商品データ(商品毎の売上数)を受信すると、その商品に対応する商品数(在庫数)を減算する更新処理を行うようにしている。
在庫管理装置1は、上述のように商品別にその商品数を記憶管理する在庫管理機能のほか、無線LANを構成する各アクセスポイント4を介して店舗内の照明器具5を制御する照明制御機能を有している。この照明制御機能は、店舗内の全体照明とは別に、商品陳列棚6を構成する棚位置に対応付けて配設されている照明器具5を用いてその棚位置に展示(陳列)されている商品への照明演出を制御する機能である。ここで、在庫管理装置1は、棚位置に展示(陳列)されている商品の展示状況(例えば、商品の在庫数又は商品の減少度合)に応じて照明演出を制御したり、展示(陳列)されている商品は特定商品(例えば、特売品又はお薦め品)であるか否かに応じて照明演出を制御したり、その商品の売上動向(例えば、良く売れる時間帯や曜日)に該当するか否かに応じて照明演出を制御したりするようにしている。この場合、商品(棚位置)に限った(絞った)照明演出を行うようにしている。
照明器具5は、照明調整機能及びカメラ機能(撮像機能)を備え、商品陳列棚6を構成する各棚位置に1対1に対応付けて配設されたもので、対応する棚位置の全体をその斜め上方から照明するようにしている。すなわち、商品陳列棚6に対面する店舗の壁部分にはその棚の段数に対応して複数数の照明器具5が配設されている。例えば、商品陳列棚6が上下4段構成であれば、それに対応して4個の照明器具5が配設されている。なお、照明器具5は、棚位置に1対1に対応付けて配設する場合に限らず、棚の横幅にもよるが、1段の棚に対応して2台以上の照明器具5を配設するようにしてもよい。
図2は、商品陳列棚6と照明器具5との関係を説明するための図である。
商品陳列棚6は、図示の例では上下4段構成で、図中、“L1”の照明器具5は、一段目(最下段)の棚位置に対応してその棚位置全体を照明し、“L2”の照明器具5は、二段目の棚位置に対応してその棚位置全体を照明する。また、“L3”の照明器具5は、三段目の棚位置に対応してその棚位置全体を照明し、“L4”の照明器具5は、四段目(最上段)の棚位置に対応してその棚位置全体を照明するようにしている。
図示の例は、棚位置毎に商品の展示状況が異なっている場合、つまり、一段目(最下段)の棚位置及び四段目(最上段)の棚位置に陳列されている商品数は多いが、二段目及び三段目の棚位置に陳列されている商品数が少ない場合である。在庫管理装置1は、各棚位置に展示されている商品の展示状況に応じてその商品への照明演出を制御するようにしているが、その際、例えば、商品数の少ない棚位置に対しては、店員に対して商品の補充を促すために店員アピール用の照明演出を行い、商品数の多い棚位置に対しては、顧客の注意喚起力や購買意欲を促すために顧客アピール用の照明演出を行うようにしている。
ここで、照明演出とは、照明光の明るさや光色、照明光の当たり具合などによって商品が自然な色に近くなるように演色したり、色々な色味や照明効果が得られるように演出したりすることを意味している。例えば、顧客アピール用の照明演出であれば、商品への照明を工夫することにより商品の持つ色味をより鮮やかに表現したり、自然な色味で美味しそうに演出したり、全体を際立たせたりする演出を意味し、顧客の注意喚起力や購買意欲を促すことが可能な照明である。また、店員アピール用の照明演出であれば、顧客には目立たないように地味な色合いなどで商品を補充すべきことを促したり、逆に点滅照明などによって緊急性を表現したりすることを意味している。このような照明演出の仕方(商品と光色や明るさなどとの関係)については、店舗側の意向に応じて任意に設定可能としている。
照明器具5は、例えば、ハロゲンランプやLED(Light Emitting Diode)ランプなどであり、例えば、商品の持つ色味をより鮮やかに表現したり、自然な色味で美味しそうに見えたりするように複数の光色(昼光色、昼白色、電球色など)に切り替え可能なランプである。なお、光色調整が可能なランプに限らず、フィルタ又はミラーなどを使用して複数の光色に変換するようにした照明器具であってもよい。そして、照明器具5は、光色の調整が可能であるほか、光源の明るさ、照明範囲、照明方法などを調整可能な調整機能を備え、この調整機能を動作させることにより商品への照明演出を可能としている。
図3は、在庫管理装置1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
在庫管理装置1の中核を成すCPU11は、記憶部12内の各種のプログラムに応じてこの在庫管理装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部12は、各種のプログラムや情報を記憶するもので、図7〜図9に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているプログラムメモリPG、商品毎にその在庫データを記憶する在庫管理テーブルSTのほか、照明制御用のデータベースDBなどを有している。CPU11には、その入出力周辺デバイスとして、操作部13、表示部14、無線LAN通信部15、時計部16などが接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU11はそれらの動作を制御する。
図4は、在庫管理装置1側の在庫管理テーブルSTを説明するための図である。
在庫管理テーブルSTは、商品毎に在庫数など、商品に関する情報を記憶管理するもので、「商品コード」、「棚位置番号」、「在庫数」、「照明器具番号」の各項目を有している。「商品コード」、「棚位置番号」は、どの商品がどの棚位置に陳列されているかの対応関係を示す情報である。なお、商品陳列棚6の各棚にはその棚位置を識別するための棚番号がバーコードなどによって付加されている場合には、そのバーコードをハンディターミナル2が読み取り、在庫管理装置1に送信することにより「商品コード」と「棚位置番号」とを対応付けるようにしてもよい。「在庫数」は、倉庫に保管されている商品を除き、棚位置に陳列されている商品の合計数を意味し、商品の展示数(陳列数)が在庫数となり、その商品が売れるとその値は減り、追加補充されるとその値は増える。
「照明器具番号」は、照明器具5を識別する情報で、「商品コード」、「棚位置番号」に対応付けることにより、どの商品(棚位置)がどの照明器具5で照明演出されるのかが特定可能となる。なお、本実施形態においては、商品毎の展示状況を在庫管理テーブルST内の在庫数を基に判別するようにしているが、この在庫数に限らずに、商品の売上数を基にその商品の展示状況を判別するようにしてもよい。この場合、在庫管理テーブルSTに新たな項目として、会計時にECR3から商品データ(商品毎の売上数)を受信する毎に更新(加算)される「売上数」の項目を設けるようにすればよい。
図5は、照明制御用のデータベースDBを説明するための図である。
照明制御用データベースDBは、展示状況照明制御テーブルLT1、特定商品照明制御テーブルLT2、売上動向照明制御テーブルLT3を有している。展示状況照明制御テーブルLT1は、商品(棚位置)毎にその展示状況に対応してその照明演出用の制御情報を記憶するもので、図5(1)に示すように、「商品コード」、「展示状況」、「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」、「照明範囲」の各項目を有している。「展示状況」の項目には、商品の展示状況を判別する際に、”商品在庫数”を基に判別するのか、”商品減少度合”を基に判別するのかが設定される。在庫管理装置1は、「展示状況」の項目に”商品在庫数”が設定されていれば、上述したように在庫管理テーブルST内の「在庫数」が所定の限度値(例えば、20%)未満か否かに応じてその商品の展示状況を判別するようにしている。
限度値とは、在庫数がどの値まで減少したら商品を補充すべきであるかを示す値であり、例えば、商品の大きさなど、商品の特性を考慮して、商品毎に異なる値が任意に設定されたもので、図中、“商品在庫数(限度値未満)”、“商品在庫数(限度値以上)”に示すように「展示状況」の項目内に設定されている。在庫管理装置1は、在庫管理テーブルST内の「在庫数」が所定の限度値未満であるか否かに基づいて、その商品の展示状況として“商品在庫数(限度値未満)”であるか“商品在庫数(限度値以上)”であるかを判別する。そして、この判別の結果、在庫管理装置1は、“商品在庫数(限度値未満)”、“商品在庫数(限度値以上)”に対応付けて展示状況照明制御テーブルLT1に設定されている「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」、「照明範囲」を、その商品への照明演出用の制御情報として読み出し、その商品(棚位置)対応の照明器具5に送信することによって、その商品への照明演出を制御するようにしている。
また、在庫管理装置1は、「展示状況」の項目に”商品減少度合”が設定されている場合には、照明器具5から受信取得した撮影画像を解析することによって商品の展示状況を判別するようにしている。ここで、”商品減少度合”とは、その商品が陳列されている棚位置全体に対して商品が配置されているスペース以外の空白スペースの割合を示し、その棚位置の空白スペースが大きければ、商品の減少度合は大きくなる。在庫管理装置1は、その棚位置を照明する照明器具5がその棚位置全体を撮影した画像をその照明器具5から受信取得した場合に、その撮影画像を解析することによって商品の減少度合を求める。
在庫管理装置1は、この減少度合が限度値以上(例えば、80%以上)であるか否かに基づいてその商品の展示状況として、”商品減少度合(限界値以上)”、”商品減少度合(限界値未満)”を判別する。そして、この判別の結果、在庫管理装置1は、”商品減少度合(限界値以上)”、”商品減少度合(限界値未満)”に対応付けて展示状況照明制御テーブルLT1に設定されている「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」、「照明範囲」を、その商品への照明演出用の制御情報として読み出し、その商品対応の照明器具5に送信することによって、その商品への照明演出を制御するようにしている。この減少度合の限度値(例えば、80%以上)は、「展示状況」の項目内に設定されている。
このように「展示状況」の項目には”商品在庫数”、”商品減少度合”のいずれかを任意に設定可能であるが、そのいずれを設定するかは、商品の特性などに応じて選択すればよい。例えば、サイズが大きい商品であれば、”商品減少度合”を選択し、サイズが小さい商品であれば、”商品在庫数”を選択するようにしてもよく、又はその逆の選択の仕方であってもよい。更に、商品の色や棚の位置などの関係によって白飛びなどの撮影不良が起きる可能性が高い場合には、”商品在庫数”を選択するようにすればよい。なお、”商品在庫数”、”商品減少度合”のいずれかを任意に設定するのではなく、その両方を設定するようにしてもよい。この場合、商品の展示状況を判別する際に、”商品在庫数”が限界値未満であり、かつ”商品減少度合”が限界値以上であることを条件とするようにすればよい。
照明演出用の制御情報としての「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」「照明範囲」には、商品の展示状況を判別した結果、顧客アピール用の照明演出であるか、店員アピール用の照明演出であるかに応じて異なる内容が設定されている。「光源の明るさ」及び「光色」は、例えば、商品を美味しそうに演出したり、顧客の注目を集めるように演出したりするための照明に関する情報であり、その内容はユーザ操作によって任意に設定可能となっている。「照明方法」は、照明光を拡散させる拡散照明方法、照明光を集束させるスポット照明方法、一定時間毎に点滅させる照明方法などである。また、「照明範囲」は、照明範囲(スポット照明の面積)の大きさを示し、それらの内容はユーザ操作によって任意に設定可能となっている。この場合、「光色」、「照明方法」、「照明範囲」の設定内容に応じて、そのいずれか一項目又は複数項目を組み合わせることによって照明演出を行うようにしている。
特定商品照明制御テーブルLT2は、特定商品に対応してその照明演出用の制御情報を記憶するもので、図5(2)に示すように、「商品コード」、「特定商品」、「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」「照明範囲」の各項目を有している。「特定商品」の項目には、特定商品として“特売品”、“お薦め品”が設定される。「特定商品」の項目には、その内容が“特売品”、例えば、タイムセールなどで安売りする商品であれば、その特売の時間帯が設定されている。また、“お薦め品”であれば、その商品を販売する日付が設定されている。在庫管理装置1は、特定商品に該当する時間帯又は日付であるか否かを判別し、この“特売品(時間帯)”、“お薦め品(日付)”に対応付けて展示状況照明制御テーブルLT1に設定されている「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」、「照明範囲」を、その商品への照明演出用の制御情報として読み出し、その商品対応の照明器具5に送信することによって、その商品への照明演出を制御するようにしている。
売上動向照明制御テーブルLT3は、売上動向に対応してその照明演出用の制御情報を記憶するもので、図5(3)に示すように、「商品コード」、「売上動向」、「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」「照明範囲」の各項目を有している。「売上動向」の項目には、商品の売上実績の分析結果としてその商品が良く売れる時間帯や曜日(売上動向)が設定されている。在庫管理装置1は、商品が良く売れる時間帯であるか曜日であるかの売上動向を判別し、“売上動向(時間帯)”、“売上動向(曜日)”に対応付けて売上動向照明制御テーブルLT3に設定されている「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」、「照明範囲」をその商品への照明演出用の制御情報として読み出し、その商品対応の照明器具5に送信することによって、その商品への照明演出を制御するようにしている。
なお、図示の例では、売上動向として、良く売れる時間帯、曜日を設定した場合を示したが、これに限らず、例えば、毎月何日、何週目が良く売れる場合には、その日付、週を設定するようにしてもよい。また、逆に、売上動向として、特に売れない時間帯、曜日、日付を設定するようにしてもよい。在庫管理装置1は、商品毎に過去の売上実績を分析し、その結果、商品が売れる又は売れない時間帯、曜日、日付、週を売上動向として特定し、この売上動向に該当するか否かを判別するようにしている。
図6は、照明器具5の基本的な構成要素を示したブロック図である。
照明器具5の中核を成すCPU51は、記憶部52内の各種のプログラムに応じてこの照明器具5の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部52は、各種のプログラムや情報を記憶するもので、本実施形態を実現するためのプログラムなどが格納されている。CPU51には、その入出力周辺デバイスとして、光源調整部53、照明範囲調整部54、照明方向調整部55、照明方法調整部56、無線LAN通信部57、カメラ部58などが接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU51はそれらの動作を制御する。
光源調整部53、照明範囲調整部54、照明方向調整部55、照明方法調整部56の構成は任意であるが、光源調整部53は、光源(ランプ)59の明るさや光色を切り替え可能な構成となっている。照明範囲調整部54は、スポット照明を行う場合にその照明角度を例えば、20度〜75度の範囲内で複数段に切り替え可能な構成となっている。照明方向調整部55は、照明光を集束させるスポット照明を行う場合の照明方向を切り替え可能な構成となっている。照明方法調整部56は、照明光を拡散させる拡散照明方法と、照明光を棚位置に集束させるスポット照明方法に切り替え可能な構成となっている。無線LAN通信部57は、在庫管理装置1との間でアクセスポイント4を介してデータの送受信を行うもので、在庫管理装置1からの指示に応じて、商品(棚位置)への照明演出を制御するようにしている。カメラ部58は、商品(棚位置)の全体を斜め上方から一定時間毎に撮影するデジタルカメラである。このカメラ部58によって撮影された画像は、アクセスポイント4を介して在庫管理装置1に送られる。
このように第1実施形態において照明制御装置(在庫管理装置1)は、照明手段(照明器具5)による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、店舗内に展示されている商品の展示状況(商品の在庫数又は売上数、商品の配置状態、商品の減少度合)を判別する判別手段(CPU11、プログラムメモリPG)と、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出(光源の明るさ、光色、照明方法、照明範囲)を制御する制御手段(CPU11、プログラムメモリPG、展示状況照明制御テーブルLT1)と、を備える構成となっている。
次に、第1実施形態における在庫管理装置1(照明制御装置)の動作概念を図7〜図9に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図7〜図9は、電源投入に応じて実行開始される在庫管理装置1の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。
先ず、在庫管理装置1のCPU11は、電源投入操作に応じてメモリなどをクリアすると共に、各照明器具5の光源調整部53、照明範囲調整部54、照明方向調整部55、照明方法調整部56を制御して、各照明器具5の明るさ、光色、照明範囲、照明方法が初期の状態(通常の照明状態)となるように設定する処理を行う(図7のステップA1)。なお、この通常の照明状態では、例えば、昼光色によって棚全体に照明光が拡散するような照明が行われる。
この状態において、在庫管理装置1は、ECR3から一取引の登録終了時(精算時)に送信される会計(精算)完了の通知を受信したかを調べたり(ステップA2)、ハンディターミナル2から商品の補充が完了した旨の補充通知を受信したかを調べたり(ステップA4)、演出照明の制御タイミングであるかを調べたりし(ステップA5)、そのいずれでもなければ(ステップA2、A4、A5でNO)、ステップA6に移り、その他の処理(照明器具5のオン/オフ制御など)を行った後、上述のステップA2に戻る。
いま、ECR3から会計(精算)完了の通知を受信したときには(ステップA2でYES)、ECR3から受信した商品データ(商品毎の売上数)に基づいて、その商品に対応する在庫管理テーブルST内の「在庫数」を減算する更新処理を行い(ステップA3)、ハンディターミナル2から補充した商品データを受信したときには(ステップA4でYES)、その商品コードに対応する在庫管理テーブルST内の「在庫数」を加算する更新処理を行う(ステップA3)。また、演出照明の制御タイミングであれば、つまり、時計部16からの計時情報に基づいて予め決められている時間(例えば、30秒)が経過したことを検出したときには(ステップA5でYES)、演出照明を制御する処理に移る。
先ず、店舗内の各商品を順次指定するために在庫管理テーブルST内の一つの商品を指定し(ステップA7)、全商品を指定し終わったかを調べるが(ステップA8)、最初は先頭の商品を指定した場合であるから(ステップA8でNO)、その指定商品に基づいて展示状況照明制御テーブルLT1、特定商品照明制御テーブルLT2、売上動向照明制御テーブルLT3を参照し、その指定商品は照明制御の対象商品であるかを調べる(ステップA10)。すなわち、指定商品の「商品コード」が照明制御用テーブルLT1、LT2、LT3のいずれかに設定されているかを調べる。
ここで、指定商品の「商品コード」がいずれのテーブルLT1、LT2、LT3にも設定されていなければ(ステップA10でNO)、指定商品は照明制御の対象外の商品であると判断して、次の商品を指定するためにステップA7に戻るが、いずれかのテーブルLT1、LT2、LT3に設定されていれば(ステップA10でYES)、照明制御の対象商品であると判断して、次のステップA11に移り、指定商品に対応する棚位置を特定すると共に、その棚位置に対応する照明器具5を特定する。この場合、在庫管理テーブルSTを参照して、「商品コード」に対応する「棚位置番号」、「照明器具番号」を読み出すことによって、指定商品に対応する棚位置及び照明器具5を特定する。そして、図8、図9のフローに移り、演出照明を制御する処理を実行する(ステップA12〜A31)。
先ず、在庫管理装置1は、照明制御の対象商品(指定した商品コード)が展示状況照明制御テーブルLT1に設定されているのかを調べ(図8のステップA12)、設定されていれば(ステップA12でYES)、その「展示状況」の項目に“商品在庫数”が設定されているのかを調べる(ステップA13)。いま、“商品在庫数”が設定されていれば(ステップA13でYES)、在庫管理テーブルSTを参照して(ステップA14)、その「在庫数」を読み出し、「在庫数」は限度値未満であるかを調べる(ステップA15)。
ここで、「在庫数」が限度値未満であれば(ステップA15でYES)、展示状況照明制御テーブルLT1から“商品在庫数(限度値未満)に対する照明制御情報(店員アピール用の照明制御情報)を読み出して、上述のステップA11で特定した照明器具5に対して送信する(ステップA16)。また、「在庫数」が限度値以上であれば(ステップA15でNO)、展示状況照明制御テーブルLT1から“商品在庫数(限度値以上)に対応する照明制御情報(顧客アピール用の照明制御情報)を読み出して、特定した照明器具5に対して送信する(ステップA17)。その後、図7のステップA7に戻って次の商品を指定する。
また、「展示状況」の項目に”商品減少度合”が設定されている場合には(ステップA13でNO)、上述のステップA11で特定した照明器具5に対して撮影指示を与え、それに応答して照明器具5から送信されてきた撮影画像を受信取得すると(ステップA18)、その撮影画像を解析することにより、棚位置に商品が配置されているスペース以外の空白スペースを検出し、棚位置全体に対する空白スペースの割合を商品の減少度合として特定する(ステップA19)。そして、この減少度合が限度値以上(例えば、80%以上)であるか否かを調べる(ステップA20)。
ここで、減少度合が限度値以上であれば(ステップA20でYES)、展示状況照明制御テーブルLT1から”商品減少度合(限度値以上)”に対応する照明制御情報(店員アピール用の照明制御情報)を読み出して、特定した照明器具5に対して送信する(ステップA16)。また、減少度合が限度値未満であれば(ステップA20でNO)、展示状況照明制御テーブルLT1から”商品減少度合(限度値未満)”に対応する照明制御情報(顧客アピール用の照明制御情報)を読み出し、特定した照明器具5に対して送信する(ステップA17)。その後、図7のステップA7に戻って次の商品を指定する。
一方、照明制御の対象商品(指定した商品コード)が展示状況照明制御テーブルLT1に設定されていなければ(ステップA12でNO)、図9のフローに移り、照明制御の対象商品は特定商品照明制御テーブルLT2に設定されているかを調べる(ステップA21)。いま、指定商品が特定商品であれば(ステップA21でYES)、その特定商品は特売品であるかを調べる(ステップA22)、特売品であれば(ステップA22でYES)、時計部16の計時情報が特売時間帯に該当しているかを調べる(ステップA23)。ここで、特売時間帯でなければ(ステップA23でNO)、図7のステップA7に戻り、次の商品を指定するが、特売時間帯であれば(ステップA23でYES)、特定商品照明制御テーブルLT2を参照して“特売品(時間帯)”に対応する照明制御情報を読み出して、上述のステップA11で特定した照明器具5に対して送信する(ステップA24)。その後、図7のステップA7に戻って次の商品を指定する。
また、特定商品が特売品でなければ(ステップA22でYES)、つまり、お薦め品であれば、ステップA25に移り、時計部16の計時情報がお薦め日に該当しているかを調べる、ここで、お薦め日でなければ(ステップA25でNO)、図7のステップA7に戻り、次の商品を指定するが、お薦め日であれば(ステップA25でYES)、特定商品照明制御テーブルLT2を参照して“お薦め品(日付)”に対応する照明制御情報を読み出し、上述のステップA11で特定した照明器具5に対して送信する(ステップA24)。その後、図7のステップA7に戻って次の商品を指定する。
一方、照明制御の対象商品(指定した商品コード)が特定商品照明制御テーブルLT2に設定されていなければ(ステップA21でNO)、売上動向照明制御テーブルLT3に設定されているものと判断してステップA27に移り、売上動向が時間帯であれば(ステップA27でYES)、時計部16の計時情報が良く売れる時間帯に該当しているかを調べる(ステップA28)。ここで、該当する時間帯でなければ(ステップA28でNO)、図7のステップA7に戻り、次の商品を指定するが、該当する時間帯であれば(ステップA28でYES)、売上動向照明制御テーブルLT3を参照してその“時間帯”に対応する照明制御情報を読み出し、上述のステップA11で特定した照明器具5に対して送信する(ステップA24)。その後、図7のステップA7に戻る。
また、売上動向が時間帯でなければ(ステップA27でNO)、売上動向は日付であると判断して、時計部16の計時情報が良く売れる日付に該当しているかを調べる(ステップA30)。ここで、該当する日付でなければ(ステップA30でNO)、図7のステップA7に戻り、次の商品を指定するが、該当する日付であれば(ステップA30でYES)、売上動向照明制御テーブルLT3を参照して、その“日付”に対応する照明制御情報を読み出し、上述のステップA11で特定した照明器具5に対して送信する(ステップA31)。その後、図7のステップA7に戻る。以下、全ての商品を指定し終わるまで(図7のステップA8でYES)、上述の動作(ステップA7〜A31)を繰り返す。ここで、全ての商品を指定し終わると(ステップA8でYES)、ステップA2に戻る。
他方、照明器具5は、在庫管理装置1から撮影指示を受信すると、カメラ部58を起動して商品(棚位置全体)を撮影した画像を自己の照明器具番号と共に在庫管理装置1に送信する。また、在庫管理装置1から照明制御情報(光源の明るさ、光色、照明方法、照明範囲)を受信すると、この照明制御情報に基づいて光源調整部53、照明範囲調整部54、照明方法調整部56を駆動し、光源の明るさ、光色の調整、照明方法、照明範囲の調整の調整を行う。以下、在庫管理装置1側では演出照明の制御タイミングになる毎に上述の動作を繰り返すことにより、照明器具5では、その都度、光源の明るさ、光色、照明方法、照明範囲を調整する。
以上のように、第1実施形態において在庫管理装置1は、店舗内に展示されている商品の展示状況を判別し、その判別結果に基づいて、照明器具5による商品への照明演出を制御するようにしたので、照明制御のために特別な操作を行うことなしに、店舗内で商品の展示状況に相応しい適切な照明を実現することができる。例えば、商品数が少ない場合には、店員に対して商品の補充を促すために店員アピール用の照明演出を行い、商品数の多い場合には、顧客の注意喚起力や購買意欲を促すために顧客アピール用の照明演出を行うことができ、店舗運営や販売促進上有利なものとなる。
在庫管理装置1は、店舗内に展示されている商品に対応してその在庫数を示す商品データを参照することによって商品の展示状況を判別するようにしたので、実際の売上高に応じて照明演出を制御することが可能となり、売筋商品を他の顧客に対してもアピールすることができる。
在庫管理装置1は、店舗内に展示されている商品を撮影した画像を解析することよってその商品の減少度合を特定し、その減少度合に基づいて商品の展示状況を判別するようにしたので、棚位置に商品が陳列されている実際の状態に応じた照明演出が可能となる。例えば、商品数は限度値以上であるが、大きな空白スペースが生まれたような場合でもその棚位置に対して店員アピール用の照明演出が行われるので、店員はその商品の並び替えや補充などを即座に行うことができる。
在庫管理装置1は、商品の展示状況に基づいてその商品への照明演出を制御する場合に展示されている商品数の多ければ、顧客へのアピール商品としてその照明演出を制御するようにしたので、照明の表現を変えるだけで顧客の注意喚起力や購買意欲を促すことができると共に、売筋商品を他の顧客に対してもアピールすることが可能となる。
在庫管理装置1は、商品の展示状況に基づいてその商品への照明演出を制御する場合に展示されている商品数の少なければ、店員へのアピール商品としてその照明演出を制御するようにしたので、在庫不足を照明の表現を変えるだけで的確に知らせることができる。
在庫管理装置1は、店舗内に展示されている商品の売上動向に該当するか否かを判別し、この売上動向に基づいてその商品への照明演出を制御するようにしたので、照明制御のために特別な操作を行うことなしに、商品の売上動向に応じて適切な照明を実現することができる。例えば、時間帯、曜日によって良く売れる商品については、その時間帯、曜日に売筋商品であることを顧客に対してもアピールすることができ、逆に、特に売れない時間帯、曜日に照明演出で顧客にアピールするようにすれば、その商品の販売促進に役立つ。
在庫管理装置1は、特定商品であるか否かを判別し、その判別結果に基づいて、その商品への照明演出を制御するようにしたので、例えば、タイムセールなどで安売りする商品や本日のお薦め品に対して顧客の注意喚起力や購買意欲を促すために顧客アピール用の照明演出を行うことができ、店舗運営や販売促進上有利なものとなる。
在庫管理装置1は、商品とその棚位置とを対応付けることによって、商品が入れ替えられたとしても、その入替先の棚位置を特定することによってその商品への照明演出を制御することができる。
照明器具5は、光源の明るさ、光色、照明範囲、照明方向、照明方法のいずれかを可変する調整機能を備えたので、多彩な照明演出が可能となる。
なお、上述した第1実施形態においては、複数段の商品陳列棚6を例示したが、商品棚に限らず、ワゴン(荷台)などに各種の商品を収納配置して販売する場合であってもよい。この場合、ワゴン毎に照明器具5を配設しておけばよい。
上述した第1実施形態においては、照明制御装置として在庫管理装置1に適用した場合を示したが、ハンディターミナル2、ECR3に適用するようにしてもよい。更には、照明制御装置としては、注文制御装置1、ハンディターミナル2、ECR3に限らず、専用の装置であってもよく、又は照明器具5自体であっても勿論可能である。
上述した第1実施形態においては、商品(棚位置)に照明器具5を1対1に対応付けて照明演出を行うようにしたが、1つの商品を複数の方向から集中照明するためにその周囲に複数個の照明器具5を配設するようにしてもよい。この場合、この複数の照明器具5による照明演出を制御することによって、更に精細な照明演出が可能となる。また、1つの照明器具5に複数個の光源を設け、この複数の光源を選択的に制御することにより照明演出を行うようにしてもよい。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図10〜図13を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、小売店内での商品への照明演出に適用した場合を例示したが、この第2実施形態においては、レストランなどの飲食店において食卓への照明演出に適用した場合である。この場合、第2実施形態では、照明装置5が店舗内の食卓の変化状況を判別し、その判別結果に基づいて、食卓への照明演出を制御するようにしている。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図10は、第2実施形態において、照明器具5、ハンディターミナル7、食卓との関係を説明するための図。
飲食店において、接客担当者が所持して食卓毎(取引毎)にその注文データや客数などを入力するハンディターミナル(携帯端末装置:オーダターミナル)7は、図示省略したが、入力された注文データをECR3に送信したり、注文データを記憶管理する注文管理装置(図示省略)に送信したりする。更に、ハンディターミナル2は、新たな顧客に対してその注文データを入力する際に、無線LAN通信を介して照明器具5に撮影指示を送信したり、客数データを送信したりする。なお、照明器具5は、基本的には図6と同様の構成となっているので、その構成は図示省略する。また、ハンディターミナル7の構成要素も、図3の在庫管理装置1と基本的には同様であるため、その構成は図示省略するものとする。
照明器具5は、食卓に対応付けて配設されたもので、その食卓面などをその上方から照明する演出用の照明器具であり、照明調整機能及びカメラ機能(撮像機能)を備えている。この場合、食卓上の天井部分にはその客席数に応じた数の照明器具5として、例えば、4人掛け食卓には4台(一人1台ずつ)の照明器具5が配設されている。照明器具5は、例えば、食卓面に絞ってスポット照明を行ったり、その食卓の座席部分に絞ってスポット照明を行ったり、食卓を含めてその周囲全体への拡散照明を行ったりする。
照明器具5は、ハンディターミナル7から撮影指示を受信した際に、撮影動作を開始する。そして、照明器具5は、対応する食卓面を撮影した画像を取得し、その撮影画像を解析しながら最初の注文品がその食卓面に配膳されたか否かを食卓の変化状況として判別したり、最初の注文品が配膳されてから所定時間が経過したか否かを食卓の変化状態として判別したりする。ここで、所定時間とは、例えば、コース料理であれば、40分のように、最初の配膳から飲食が完了するまでの平均的な所要時間(飲食時間)であり、ユーザ操作によって任意に設定されたものである。
この場合、照明器具5は、飲食の進行状態(移行状態)として、最初の注文品が配膳される前を“飲食前の状態”、最初の注文品が配膳されてから所定時間が経過する前を“飲食中の状態”、所定時間が経過した後を“飲食後の状態”として認識し、この各移行状態に応じて食卓への照明演出を制御するようにしている。また、照明器具5は、上述のように飲食中か否かを食卓の変化状態として判別するほかに、食卓に座った客数も食卓の変化状態として判別するようにしており、客数に応じて食卓への照明演出を制御するようにしている。ここで、食卓の変化状態に応じて照明演出を制御するか、客数に応じて照明演出を制御するかは、ユーザ操作によって任意に選択設定することができるようになっている。また、食卓への照明演出とは、対応する顧客の食卓面を照明する場合に限らず、その顧客の周囲を照明する場合も含むことを意味している。
図11は、照明器具5に備えられた照明制御データベースDB内の移行状態照明制御テーブルLT4及び人数照明制御テーブルLT5を説明するための図である。
移行状態照明制御テーブルLT4は、“飲食前の状態”、“飲食中の状態”、“飲食後の状態”に対応してその照明演出用の制御情報を記憶するもので、図11(1)に示すように、「移行状態」、「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」「照明範囲」の各項目を有している。図11(3)は、照明範囲などを制御することによって得られた照明状態として、食卓面の照明状態a、客席の照明状態b、食卓面及び客席の照明状態cを示した図である。
移行状態照明制御テーブルLT4には、「移行状態」が“飲食前の状態”に対応して、例えば、全体の明るさを抑えた昼光色によって客席の照明状態bとなる照明演出用の制御情報が設定されている。また、“飲食中の状態”に対応して、全体の明るさを高くした電球色によって食卓面の照明状態aとなる照明演出用の制御情報が設定され、“飲食後の状態”に対応して、全体の明るさを抑えた昼光色によって食卓面及び客席の照明状態cとなる照明演出用の制御情報が設定されている。特に、“飲食中の状態”では、料理の持つ色味(マグロなど赤系の強い色)をより鮮やかに表現したり、野菜などを自然な色味で美味しそうに演出したり、全体を際立たせたりするようにしている。このように料理を美味しそうに演出する照明の仕方(料理と光色や明るさなどとの関係)については、店舗側の意向に応じて任意に設定可能としている。
人数照明制御テーブルLT5は、食卓に座った客数に対応してその照明演出用の制御情報を記憶するもので、図11(2)に示すように、「食卓の人数」、「光源の明るさ」、「光色」、「照明方法」、「照明範囲」の各項目を有している。人数照明制御テーブルLT5には、「食卓の人数」が“1人”であれば、食卓面の照明状態aとなる照明演出用の制御情報が設定され、“2〜4人”であれば、食卓面及び客席の照明状態cとなる照明演出用の制御情報が設定され、“5人以上”であれば、客席の照明状態bとなる照明演出用の制御情報が設定されている。
図12は、第2実施形態においてハンディターミナル7の動作を示したフローチャートである。
先ず、ハンディターミナル7は、注文データを入力する操作が行われたかを調べ(ステップB1)、その他の操作として、客数やその座席位置を入力する操作が行われたり、食卓番号を入力する操作が行われたりしたときには(ステップB1でNO)、その操作に応じた処理として、客数及び座席位置入力処理、食卓番号入力処理などを行うが(ステップB2)、注文入力操作が行われたときには(ステップB1でYES)、入力された注文データをECR3などに送信して登録させる処理を行う(ステップB3)。そして、入力された食卓番号、客数及び座席位置に基づいて該当する照明器具5を照明演出の制御対象として特定(ステップB4)した後、この特定した照明器具5に撮影指示を送信すると共に(ステップB5)、人数を送信する(ステップB6)。その後、ステップB1に戻る。
図13は、第2実施形態において照明器具5の動作を示したフローチャートであり、電源投入に応じて実行開始される。
先ず、照明器具5は、光源調整部53、照明範囲調整部54、照明方向調整部55、照明方法調整部56を制御して、各照明器具5の明るさ、光色、照明範囲、照明方法が初期の状態(通常の照明状態)となるように設定する(ステップC1)。なお、この通常の照明状態では、例えば、昼光色によって食卓面及び客席の照明状態cとなるようにしている。この状態でハンディターミナル7から撮影指示を受信したか、つまり、ハンディターミナル7側において新たな顧客に対する注文入力操作が行われたかを調べ(ステップC2)、その注文入力操作が行われて撮影指示を受信したときには(ステップC2でYES)、照明演出は、移行状態に応じて制御することが設定されているかを調べる(ステップC3)。
いま、照明演出を客数に応じて制御することがユーザ操作によって予め設定されている場合には(ステップC3でNO)、客数に応じて照明演出を制御する処理に移る(ステップC4)。すなわち、客数が1人”であれば、食卓面の照明状態aとなる照明演出を行い、“2〜4人”であれば、食卓面及び客席の照明状態cとなる照明演出を行い、“5人以上”であれば、客席の照明状態bとなる照明演出を行う。また、照明演出を移行状態に応じて制御することがユーザ操作によって予め設定されている場合には(ステップC3でYES)、移行状態に応じて照明演出を制御する処理に移る(ステップC5〜C17)。
すなわち、移行状態を示す食事中フラグ(図示省略)をオフすると共に(ステップC5)、“飲食前の状態”に応じた照明として、客席の照明状態bとなる照明演出を行う(ステップC6)。そして、カメラ部58を起動して撮影動作を開始させると共に(ステップC7)、タイマ(図示省略)の計測動作を開始させる(ステップC8)。そして、撮影画像を解析しながら(ステップC9)、画像内に注文品が出現したか、つまり最初の配膳を検出したかを調べ(ステップC10)、最初の配膳を検出しなければ(ステップC10でNO)、食事中フラグは“オン”されているかを調べるが(ステップC11)、いま、食事前の状態であるから食事中フラグは“オフ”されているので(ステップC11でNO)、ステップC9に戻り、撮影画像を解析しながら最初の配膳待ちとなる。
ここで、最初の配膳を検出したときには(ステップC10でYES)、食事中フラグを“オン”すると共に(ステップC12)、“飲食中の状態”に応じた照明として、食卓面の照明状態aとなる照明演出を行う(ステップC13)。そして、撮影動作を停止(ステップC14)させた後、タイマがタイムアウトしたか、つまり、最初の配膳を検出してから所定時間が経過したか(飲食が完了したか)を調べ(ステップC15)、この所定時間が経過するまで待機状態となる。ここで、所定時間の経過を検出すると(ステップC11でYES)、“飲食後の状態”に応じた照明として、食卓面及び客席の照明状態cとなる照明演出を行う(ステップC16)。そして、タイマの計測動作を停止させてその計測値をクリア(ステップC17)した後、ステップC2に戻って、撮影指示待ちとなる。以下、撮影指示を受ける毎に、上述の動作を繰り返す。
以上のように、第2実施形態において照明器具5は、店舗内の食卓の変化状況を判別し、その判別結果に基づいて、食卓への照明演出を制御するようにしたので、照明制御のために特別な操作を行うことなしに、食卓の変化状況に相応しい適切な照明を実現することができる。
照明器具5は、食卓に配膳された注文品の状況をその食卓の変化状況として判別するようにしたので、注文品の配膳に応じて食卓への照明演出を制御することができる。
照明器具5は、飲食中の状態とそれ以外の状態をその食卓の変化状況として判別するようにしたので、最初の注文品が配膳されたことを転機として飲食中の状態であると判別することができる。これによって飲食中の状態では、食卓を明るく照明し、それ以外の状態では客席を明るく照明することができる。
照明器具5は、食卓を撮影した画像を解析することによってその食卓の変化状況を判別するようにしたので、その変化を適切に判別することができる。
照明器具5は、食卓の座席に着席した客数をその食卓の変化状況として判別するようにしたので、客数に応じて食卓への照明演出を制御することができる。例えば、人数が多い場合には、会話が弾むように客席を明るく照明し、一人客の場合に食卓を明るく、客席を暗く照明することができる。
照明器具5は、光源の明るさ、光色、照明範囲、照明方向、照明方法のいずれかを可変する調整機能を備え、食卓の変化状況に基づいて、食卓への照明演出を制御するようにしたので、多彩な照明演出が可能となる。
なお、上述した第2実施形態においては、最初の注文品が配膳されてから所定時間が経過した際に、飲食後の状態と判別するようにしたが、撮影画像によって最初の配膳から最後の配膳(例えば、コーヒー、お茶の配膳)までを飲食中と判別するようにしてもよい。
上述した第2実施形態においては、照明制御装置として照明器具5に適用した場合を示したが、ハンディターミナル2、ECR3に適用するようにしてもよい。更には、照明制御装置としては、注文制御装置1、ハンディターミナル2、ECR3に限らず、専用の装置であってもよい。
また、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
店舗内に展示されている商品の展示状況を判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の照明制御装置において、
前記判別手段は、店舗内に展示されている商品に対応してその在庫数又は売上数を示す商品データを参照することによって商品の展示状況を判別する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の照明制御装置において、
店舗内に展示されている商品を監視撮影する撮影手段を更に設け、
前記判別手段は、前記撮影手段によって撮影された商品画像を解析することよってその商品の減少度合を特定し、その減少度合に基づいて商品の展示状況を判別する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の照明制御装置において、
前記制御手段は、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する際に、展示されている商品の数が多い場合には、その商品を顧客へのアピール商品としてその照明演出を制御する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の照明制御装置において、
前記制御手段は、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する際に、展示されている商品の数が少ない場合には、その商品を店員へのアピール商品としてその照明演出を制御する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
店舗内の商品の売上動向に該当するか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
店舗内の商品が特定商品であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の照明制御装置において、
商品が展示されている棚位置を特定する棚特定手段を更に備え、
前記制御手段は、前記照明手段による商品への照明演出を制御する際に、前記棚特定手段によって特定された当該商品の棚位置に対する照明演出を制御する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
飲食店内の食卓の変化状況を判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記食卓への照明演出を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の照明制御装置において、
前記判別手段は、食卓に配膳された注文品の状況をその食卓の変化状況として判別する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、請求項9又は請求項10に記載の照明制御装置において、
前記判別手段は、飲食中の状態とそれ以外の状態をその食卓の変化状況として判別する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、請求項9〜請求項11のいずれか1項に記載の照明制御装置において、
食卓を撮影する撮影手段を更に設け、
前記判別手段は、前記撮影手段によって撮影された食卓の画像を解析することによって
その食卓の変化状況を判別する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、請求項9〜請求項12のいずれか1項に記載の照明制御装置において、
前記判別手段は、食卓の座席に着席した客数をその食卓の変化状況として判別する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項14)
請求項14に記載の発明は、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の照明制御装置において、
前記照明手段は、少なくとも光源の明るさ、光色、照明範囲、照明方向、照明方法のいずれかを可変する調整機能を備え、
前記制御手段は、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段の調整機能を動作させることにより照明演出を制御する、
ようにしたことを特徴とする照明制御装置である。
(請求項15)
請求項15に記載の発明は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
店舗内に展示されている商品の展示状況を判別する判別手段、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
(請求項16)
請求項16に記載の発明は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
店舗内の商品の売上動向に該当するか否かを判別する判別手段、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
(請求項17)
請求項17に記載の発明は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
店舗内の商品が特定商品であるか否かを判別する判別手段、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
(請求項18)
請求項18に記載の発明は、
照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
飲食店内の食卓の変化状況を判別する判別手段、
前記判別手段による判別結果に基づいて、前記食卓への照明演出を制御する制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
1 在庫管理制御装置
2、7 ハンディターミナル
3 ECR
4 アクセスポイント
5 照明器具
6 商品陳列棚
11、21、51 CPU
12、22、52 記憶部
15、57 無線LAN通信部
16 時計部
27 ICタグリーダ
53 光源調整部
54 照明範囲調整部
55 照明方向調整部
56 照明方法調整部
58 カメラ部
PG プログラムメモリ
DB 照明制御用データベース
LT1 展示状況照明制御テーブル
LT2 特定商品照明制御テーブル
LT3 売上動向照明制御テーブル
LT4 移行状態照明制御テーブル
LT5 人数照明制御テーブル

Claims (18)

  1. 照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
    店舗内に展示されている商品の展示状況を判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする照明制御装置。
  2. 前記判別手段は、店舗内に展示されている商品に対応してその在庫数又は売上数を示す商品データを参照することによって商品の展示状況を判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 店舗内に展示されている商品を監視撮影する撮影手段を更に設け、
    前記判別手段は、前記撮影手段によって撮影された商品画像を解析することよってその商品の減少度合を特定し、その減少度合に基づいて商品の展示状況を判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する際に、展示されている商品の数が多い場合には、その商品を顧客へのアピール商品としてその照明演出を制御する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する際に、展示されている商品の数が少ない場合には、その商品を店員へのアピール商品としてその照明演出を制御する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  6. 照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
    店舗内の商品の売上動向に該当するか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする照明制御装置。
  7. 照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
    店舗内の商品が特定商品であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする照明制御装置。
  8. 商品が展示されている棚位置を特定する棚特定手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記照明手段による商品への照明演出を制御する際に、前記棚特定手段によって特定された当該商品の棚位置に対する照明演出を制御する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  9. 照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置であって、
    飲食店内の食卓の変化状況を判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記食卓への照明演出を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする照明制御装置。
  10. 前記判別手段は、食卓に配膳された注文品の状況をその食卓の変化状況として判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項9に記載の照明制御装置。
  11. 前記判別手段は、飲食中の状態とそれ以外の状態をその食卓の変化状況として判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の照明制御装置。
  12. 食卓を撮影する撮影手段を更に設け、
    前記判別手段は、前記撮影手段によって撮影された食卓の画像を解析することによって
    その食卓の変化状況を判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  13. 前記判別手段は、食卓の座席に着席した客数をその食卓の変化状況として判別する、
    ようにしたことを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  14. 前記照明手段は、少なくとも光源の明るさ、光色、照明範囲、照明方向、照明方法のいずれかを可変する調整機能を備え、
    前記制御手段は、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段の調整機能を動作させることにより照明演出を制御する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  15. 照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    店舗内に展示されている商品の展示状況を判別する判別手段、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  16. 照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    店舗内の商品の売上動向に該当するか否かを判別する判別手段、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  17. 照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    店舗内の商品が特定商品であるか否かを判別する判別手段、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記照明手段による商品への照明演出を制御する制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  18. 照明手段による店舗内への照明を制御する照明制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    飲食店内の食卓の変化状況を判別する判別手段、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記食卓への照明演出を制御する制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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