JP2015060454A - ペダル装置 - Google Patents

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藤川 吉弘
Yoshihiro Fujikawa
吉弘 藤川
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Abstract

【課題】ペダルパッドの取付角度の調整作業を容易に行うことができるペダル装置を得る。
【解決手段】ペダルパッド16を備えたペダルモジュール12の車両前方側が、前側固定部48及び調整部62によってフロア部26に固定されると共に、当該ペダルモジュール12の車両後方側が後側固定部36によってフロア部26に固定されている。また、後側固定部材38の車両前方側端部には、当該端部に沿ってインテグラルヒンジ46が設けられており、ペダルモジュール12が当該端部に連結されている。ここで、前側固定部48のボルト58が緩められた状態において、調整部材64を回すとペダルモジュール12が回転軸Qを中心に回動する。これにより、ペダルモジュール12の取付角度θを、ペダルパッド16の取付角度φが最適な角度となるように調整することができる。その結果、ペダルパッド16の取付角度φの調整作業を容易に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ペダル装置に関する。
従来、調整プレートの取付角度を調整することにより、ペダルパッドの取付角度を調整することができるアクセルペダルとストロークセンサとの連動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平07−150987号公報(図1)
しかしながら、上記特許文献1に開示されたアクセルペダルとストロークセンサとの連動装置では、ペダルパッドと調整プレートとが複数のレバーから成るリンク機構を介して連結されている。このため、リンク機構における各レバー間に生じたがたつきによって、ペダルパッドの取付角度の調整作業が困難となる場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、ペダルパッドの取付角度の調整作業を容易に行うことができるペダル装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係るペダル装置は、フロア部に配設され、乗員の踏力が付与されるペダルパッドを備えかつ当該ペダルパッドを揺動可能に支持するペダルモジュールと、前記ペダルモジュールと前記フロア部との間に介在されると共に、当該ペダルモジュールを当該フロア部に固定し、当該ペダルモジュールを所定の回転軸を中心に回動可能としかつ当該ペダルモジュールを当該フロア部に対して当該回転軸回りの所定の角度に保持する角度調整手段と、を有している。
請求項1に記載の本発明によれば、ペダルモジュールにペダルパッドが揺動可能に支持されており、ペダルパッドに乗員の踏力が付与されると当該ペダルパッドが揺動する。これにより、ペダルモジュールによって種々の操作を行うことができる。また、ペダルモジュールとフロア部との間には角度調整手段が介在されており、当該角度調整手段によって、ペダルモジュールがフロア部に固定されている。
ここで、本発明では、ペダルパッドの取付角度を調整する場合、当該ペダルパッドが設けられたペダルモジュールを所定の回転軸を中心に回動させ、当該ペダルモジュールをフロア部に対して、当該回転軸回りの所定の角度に保持することができる。このため、ペダルモジュールの取付角度を調整することができ、ひいてはペダルパッドの取付角度を調整することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係るペダル装置では、ペダルパッドの取付角度の調整作業を容易に行うことができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係るアクセルペダル装置を示す側面図である。 第1実施形態に係るアクセルペダル装置の要部を示す拡大断面図(図1の2−2線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 第2実施形態に係るアクセルペダル装置を示す側面図である。 第2実施形態に係るアクセルペダル装置における要部の一部を示す分解斜視図である。 第2実施形態に係るアクセルペダル装置の要部を示す拡大断面図(図3の5−5線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 第2実施形態に係るアクセルペダル装置の要部を示す拡大断面図(図3の6−6線に沿って切断した状態を示す断面図)である。
<第1実施形態>
以下、図1及び図2を用いて、本発明に係るペダル装置が適用された第1実施形態のアクセルペダル装置10について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
まず、アクセルペダル装置10の基本部分を構成するペダルモジュール12の構成について説明する。このペダルモジュール12は、アクセルペダル14、樹脂製のケース22及びカバー24を含んで構成されている。
ケース22は、当該ケース22における車両幅方向外側の側壁を構成する側壁部22Aと、当該ケース22の上部及び前部の周壁を構成する周壁部22Bと、当該ケース22の底壁を構成する底壁部22Cと、を含んで構成されている。側壁部22Aは、厚さ方向が車両幅方向とされた側面視で略扇形の板状に形成され、周壁部22Bは、当該側壁部22Aの車両上方側及び車両前方側の外周に沿って屈曲された板状に形成され、底壁部22Cは、矩形平板状に形成されている。そして、側壁部22A、周壁部22B及び底壁部22Cが一体に形成されることにより、ケース22が、有底箱状に形成されている。また、側壁部22Aは、底壁部22Cよりも車両下方側に所定長さ延長された構成とされている(以下、この延長された部分を「延出部22A1」と称する。)。一方、底壁部22Cには、延出部22A1と同一方向に延出し、当該延出部22A1と車両幅方向に対向する矩形板状の部分が形成されている(以下、この部分を「延出部22D」と称する。)そして、延出部22A1と延出部22Dとの間には、後述する係止部72が設けられている。なお、ケース22の車両幅方向内側は、カバー24によって覆われており、当該カバー24の周縁部に設けられた係止部24Aが、底壁部22Cの車両幅方向内側に設けられた係止部22C1に係止されている。
アクセルペダル14は、ペダルパッド16及びリンク部材20を含んで構成されている。ペダルパッド16は、略車両前後方向を厚さ方向とし、略車両上下方向を長手方向として配置された略矩形状の平板によって構成されると共に、乗員の踏力が付与される踏面16Aを備えている。このペダルパッド16の車両下方側端部には、当該端部に沿ってインテグラルヒンジ18と、当該インテグラルヒンジ18を介して形成された係止部19と、が設けられている。一方、ケース22の車両後方側には、係止部19に対応する被係止部23が設けられており、当該係止部19が当該被係止部23に係止されることにより、ペダルパッド16の車両下方側端部がケース22の車両後方側に連結されている。このため、ペダルパッド16が、ケース22に、回転軸P(インテグラルヒンジ18)を中心に回動可能に連結されている。
リンク部材20は、側面視で車両前方上側に凸となって湾曲された板材によって構成されると共に、周壁部22Bの車両後方側に設けられた図示しない貫通孔に挿通状態とされ、その一端部がペダルパッド16の長手方向の中間部に回動可能に軸支されている。一方、ケース22の内部には、図示しない復帰装置が設けられており、当該復帰装置は、本体部及びねじりコイルばねを含んで構成されている。本体部は、長手方向が車両幅方向とされてケース22に軸支された円筒部及び当該円筒部から車両上方側に延出された延出部によって構成されており、当該延出部の先端部側にはリンク部材20の他端部が軸支されている。ねじりコイルばねは、本体部の円筒部に巻きかけられており、当該本体部に一端部が係止されると共に、ケース22の車両前方側における当該ケース22の内側に面する面に設けられた図示しない係止部に他端部が係止されている。このため、ペダルパッド16がリンク部材20を介して復帰装置に連結されると共に、当該リンク部材20が、ケース22から押し出される方向に押圧付勢される構成とされている。つまり、ペダルパッド16が、復帰装置によって回転軸Pを中心に図1において時計回りする(車両後方に回る)ように押圧付勢される構成とされており、その結果、当該ペダルパッド16が踏み込み開始位置の状態で保持されている。なお、ケース22には、図示しない角度センサが設けられており、復帰装置の本体部の回転角度ひいてはペダルパッド16の回転角度が検出可能とされている。
また、上述したペダルモジュール12が配設されるフロア部26は、傾斜面部26A及び平面部26Bを含んで構成されている。傾斜面部26Aは、フロア部26の車両前方側を構成し、車両前方上側から車両後方下側に向かって傾斜しているパネル材によって構成されると共に、その上端部が、フロア部26の前方に配置されたダッシュパネル32の下端部に接合されている。平面部26Bは、車両前後方向に沿って延在されるパネル材によって構成されると共に、当該平面部26Bは傾斜面部26Aと一体的に形成されている。
ここで、本実施形態では、前側固定部48、後側固定部36及び調整部62を含んで角度調整手段34が構成されており、当該角度調整手段34によって、ペダルモジュール12がフロア部26に固定されている。以下、本発明の要部である角度調整手段34について詳細に説明する。
図1に示されるように、後側固定部36は、後側固定部材38、スペーサ42及びボルト(締結部材)44を含んで構成されている。後側固定部材38は、車両下方側に配置された下段部38Aの車両前後方向の長さが、車両上方側に配置された上段部38Bの車両前後方向の長さよりも長く設定されると共に、側面視で、下段部38Aの車両後方側の先端部が楔状とされた略階段形状とされている。後側固定部材38は、平面視では矩形状に構成されており、下段部38Aの中央には、車両上下方向に挿通された貫通孔40が設けられ、当該貫通孔40には円筒形状のスペーサ42が嵌合されている。一方、フロア部26の平面部26Bの車両下方側には、貫通孔40に対応するウエルドナット28が設けられており、ボルト44が車両上方側からスペーサ42に挿通されると共にウエルドナット28に螺合されている。これにより、後側固定部材38が平面部26Bに固定されている。そして、後側固定部材38の車両前方側端部には、当該端部に沿ってインテグラルヒンジ46と、当該インテグラルヒンジ46を介して形成された係止部47とが設けられている。一方、ペダルモジュール12の車両後方側端部には、係止部47に対応する被係止部25が設けられており、当該係止部47が当該被係止部25に係止されることにより、当該端部が後側固定部材38の車両前方側に連結されている。このため、ペダルモジュール12が、後側固定部材38に対して、所定の回転軸としての回転軸Q(インテグラルヒンジ46)を中心に回動可能とされると共に、当該ペダルモジュール12の車両後方側が平面部26Bに固定されている。
図1及び図2に示されるように、前側固定部48は、前側固定部材50及びボルト(締結部材)58を含んで構成されている。前側固定部材50は、本体部50A及び当該本体部50Aの車両前後方向両端部から延出された鍔部50Bによって側面視で略ハット形状に構成されている。本体部50Aは、平面視で矩形状、側面視で台形状を成すと共に、車両下方側が開放された略箱状に形成されている。この本体部50Aにおける車両幅方向に面する一対の側面部50A1の車両下方側端部には、当該端部に沿って切欠部52が設けられており、当該本体部50Aの車両下方側において、車両幅方向外側と車両幅方向内側とが連通状態とされている。また、上面部50A2の車両下方側の面における中央には、ウエルドナット55が設けられている。鍔部50Bは、平面視で長方形の平板状に形成され、当該鍔部50Bの短手方向が上面部50A2の長手方向とされると共に、当該鍔部50Bは上面部50A2に対して平行となるように設定されている。また、それぞれの鍔部50Bの車両幅方向両側には、長手方向が当該鍔部50Bの短手方向とされて長孔56が設けられており、一方、フロア部26における傾斜面部26Aの車両下方側には、長孔56に対応するウエルドナット54が設けられている。そして、ボルト58が車両上方側からワッシャ60を介して長孔56に挿通され、ウエルドナット54に螺合されることにより、前側固定部材50が傾斜面部26Aに固定されている。これにより、前側固定部材50が、ボルト58の仮止め状態において、長孔56をガイドとして傾斜面部26Aに沿ってスライド移動可能とされ、ひいては当該前側固定部材50の固定位置が調整可能とされている。なお、長孔56を、ボルト58の軸径より大きな径に設定された大径孔に設定すると共にワッシャ60を大径ワッシャに設定することにより、前側固定部材50の固定位置を調整可能とする構成としてもよい。
調整部62は、調整部材64、ロックナット67及び押圧部材68を含んで構成されている。調整部材64は、球状部64A、係合部64B及びねじ部64Cから構成されている。このうち係合部64Bは、球状部64Aとねじ部64Cとの間に配置され、基本的には、ねじ部64Cと同径でかつ球状部64Aの外径よりも径が小さい円柱形状とされている。この係合部64Bには、当該係合部64Bの軸心を中心に互いに対向するように2つの矩形状の係合面66が形成されており、当該係合部64Bにスパナ等の工具が係合可能とされている。
押圧部材68は、車両下方側に配置された下面部68Aと、当該下面部68Aの車両幅方向両側に配置された側面部68Bと、によって構成されている。この押圧部材68の形状は、縦断面視ではケース22側に開放されたコ字状とされると共に、側面視では長手方向がケース22の底壁部22Cの長手方向とされた矩形状とされている。また、下面部68Aには、長手方向が底壁部22Cの長手方向とされると共に、幅方向の長さが、調整部材64のねじ部64Cの挿通を許容しかつ球状部64Aの挿通を阻止可能な長さに設定された長孔70が設けられている。
一方、ケース22の底壁部22Cの車両後方側には前述した係止部72が当該ケース22と一体に設けられている。この係止部72は、車両幅方向に対向し、車両下方側に延出されると共に長手方向がケース22の底壁部22Cの長手方向とされた一対の平板部72Aと、当該平板部72Aに設けられた当接部72Bと、によって構成されている。平板部72Aは、矩形板状に形成されると共に、長手方向の長さが押圧部材68の長手方向の長さと同じ長さに設定されており、当該平板部72Aの車両下方側でかつ当該平板部72Aの長手方向中央部に当接部72Bが設けられている。当接部72Bは基本的には厚さ方向が車両幅方向とされた略円板状の部材で構成されており、当該当接部72B同士が対向する面には、曲率半径が調整部材64の球状部64Aの曲率半径と等しくなるように設定された球面部72B1が形成されている。また、平板部72Aの間隔は、球面部72B1の頂点間の距離が、調整部材64の球状部64Aの外径と等しくなるように設定されている。さらに、平板部72Aにおける球状部64Aに面する面と反対側の面同士の距離Sが、押圧部材68の側面部68B間の距離Tよりも僅かに長くなるように設定されている。
そして、調整部材64の係合部64B及びねじ部64Cが、押圧部材68の長孔70に車両上方側から挿通され、当該ねじ部64Cにロックナット67が螺合された状態で、当該ねじ部64Cが前側固定部材50のウエルドナット55に螺合されている。さらに、ロックナット67の車両下方側の面が、前側固定部材50の上面部50A2に面接触されるまで当該ロックナット67が締め付けられている。また、調整部材64の球状部64Aが、係止部72に当該係止部72の球面部72B1と面接触状態で係止されると共に、当該係止部72の外側面に押圧部材68が嵌合されている。このため、押圧部材68によって押圧された係止部72が、調整部材64の球状部64Aを押圧することにより、調整部材64の車両上下方向の変位が規制されると共に、ペダルモジュール12の車両前方側がフロア部26の傾斜面部26Aに固定される。
上記のように構成された角度調整手段34によって、ペダルモジュール12が当該ペダルモジュール12のフロア部26に対する取付角度がθとされた状態で保持され、ひいてはペダルパッド16が、当該ペダルパッド16の踏み込み開始位置におけるフロア部26に対する取付角度がφとされた状態で保持されている。また、角度調整手段34は、後述するように、ボルト58が緩められた状態において、調整部材64のねじ部64Cの露出長さLが変更されると、ペダルモジュール12が回転軸Qを中心に回動される構成とされている。そして、ペダルモジュール12が回動すると、それに伴い調整部材64が長孔70をガイドとして回動すると共に、前側固定部材50が長孔56をガイドとして傾斜面部26Aに沿ってスライド移動するように設定されている。従って、長孔70及び長孔56の長手方向の長さは、ペダルモジュール12の回動範囲に十分に対応可能な長さに設定されている。なお、本実施形態では、ペダルモジュール12のフロア部26に対する取付角度θをフロア部26の平面部26Bとケース22の底壁部22Cとの成す角度と定義する。また、ペダルパッド16のフロア部26に対する取付角度φをフロア部26の平面部26Bとペダルパッド16の踏面16Aとの成す角度と定義する。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、ペダルパッド16の車両下方側端部にインテグラルヒンジ18が設けられており、当該端部がケース22の車両後方側端部に揺動可能に連結されている。また、ペダルパッド16が、リンク部材20を介して連結された復帰装置によって、回転軸Pを中心に時計回りするように押圧付勢されている。このため、ペダルパッド16に乗員の踏力が付与されると、復帰装置の付勢力に抗してペダルパッド16が揺動すると共に、当該踏力が付与されなくなるとペダルパッド16は復帰装置の付勢力によって元の位置に戻る。さらに、ケース22に設けられた角度センサによってペダルパッド16の回転角度が検出される。従って、ペダルモジュール12によって、種々の操作としてのアクセル開度の操作を行うことができる。そして、ペダルモジュール12は、その車両前方側が前側固定部48及び調整部62によってフロア部26の平面部26Bに固定され、その車両後方側が後側固定部36によってフロア部26の平面部26Bに固定されている。
ここで、本実施形態では、ペダルパッド16の取付角度φを調整する場合、換言すれば、ペダルモジュール12の取付角度θを調整する場合、ボルト58を緩めることにより、ボルト58の締結状態を解除する。これにより、前側固定部材50を傾斜面部26Aに沿ってスライド移動させることが可能となる。そして、調整部材64を工具等によって当該調整部材64の軸心を中心に回転させると、ねじ部64Cの露出長さLが変更されると共に、前側固定部材50が傾斜面部26Aに沿ってスライド移動し、その結果、ペダルモジュール12が回転軸Qを中心に回動する。具体的に説明すると、ねじ部64Cの露出長さLが長くなる方向に調整部材64を回すと、ケース22の底壁部22Cが当該調整部材64の軸方向上側に向けて押圧され、ペダルモジュール12が回転軸Qを中心に図1において時計回りに回動する。このとき、前側固定部材50が傾斜面部26Aに沿って車両下方側へスライド移動されると共に、調整部材64が球状部64Aの中心を中心に図1において反時計回りに回動する。これにより、調整部材64の傾斜面部26Aに対する角度が一定とされている。また、ねじ部64Cの露出長さLが短くなる方向に調整部材64を回すと、ケース22の底壁部22Cが当該調整部材64の軸方向下側に向けて引っ張られ、ペダルモジュール12が回転軸Qを中心に反時計回りに回動する。このとき、前側固定部材50が傾斜面部26Aに沿って車両上方側へスライド移動されると共に、調整部材64が球状部64Aの中心を中心に時計回りに回動する。これにより、ねじ部64Cの露出長さLが短くなる方向に調整部材64を回す場合でも、調整部材64の傾斜面部26Aに対する角度が一定とされている。そして、ペダルモジュール12の取付角度θを調整した後には、ボルト58を締め直すことで再び前側固定部材50が傾斜面部26Aに固定される。このため、ペダルモジュール12が、ペダルパッド16のフロア部26に対する取付角度φが最適な角度となるように、当該ペダルモジュール12のフロア部26に対する取付角度θが調整された状態で保持される。
このように、本実施形態では、前側固定部48、後側固定部36及び調整部62を含んで構成された角度調整手段34を有しており、ペダルモジュール12が回転軸Qを中心に回動可能とされると共に、当該ペダルモジュール12のフロア部26に対する取付角度θが保持される。これにより、ペダルモジュール12のフロア部26に対する取付角度θを調整することができ、ひいてはペダルパッド16のフロア部26に対する取付角度φを調整することができる。その結果、ペダルパッド16の取付角度φの調整作業を容易に行うことができる
また、本実施形態では、角度調整手段34がペダルパッド16の車両下方側に配置されている。これにより、ペダルパッド16の車両上方側に配置される部品点数を少なくすることができ、その結果、ペダルパッド16の車両上方側の設計の自由度を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、角度調整手段34によって、ペダルモジュール12の固定をすることができると共に、当該ペダルモジュール12の取付角度の調整をすることができる。これにより、ペダルモジュール12に複数の機能を持たせることができ、その結果、部品点数を削減することができる。
<第2実施形態>
次に、図3〜図6を用いて、本発明に係るペダル装置が適用された第2実施形態のアクセルペダル装置10について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一の番号を付してその説明を省略する。
図3に示されるように、この第2実施形態では、ペダルモジュール12が、乗員による踏力の作用点すなわちボールポイントBPを中心に回動する点に特徴がある。また、本実施形態では、ボールポイントBPを、側面視において、ペダルパッド16の回転軸Pを中心とする半径Rの円弧とペダルパッド16の踏面16Aとが交わる点と定義する。なお、本実施形態では、半径Rの長さが150mm〜200mm程度とされている。
本実施形態における角度調整手段80は、レール部82、前側固定部98、及び後側固定部108を含んで構成されており、当該角度調整手段80によって、ペダルモジュール12がフロア部26に固定されている。
レール部82は、レール部材84及びボルト(締結部材)92を含んで構成されている。レール部材84は、基本的には、曲面部84Aと、その車両前方側に設けられた前側立設部84Bと、その車両後方側に設けられた後側立設部84Cと、によって側面視で略M字状となるように構成されている。曲面部84Aは、側面視では、ボールポイントBPを中心とする円周に沿った形状に設定され、平面視では矩形状に設定されると共に、厚さ方向が当該円周と直交する方向に設定されている。前側立設部84Bは、傾斜面部26Aに対して垂直に立設され、車両幅方向の長さが曲面部84Aの車両幅方向の長さと同じ長さに設定された矩形平板状とされている。後側立設部84Cは、前側立設部84Bと同様の構成とされており、平面部26Bに対して垂直に立設され、車両幅方向の長さが前側立設部84Bの車両幅方向の長さと同じ長さに設定された矩形平板状とされている。また、曲面部84A、前側立設部84B及び後側立設部84Cの車両幅方向両端部に沿って、厚さ方向が車両幅方向とされた一対の側板部84Dが設けられている。この側板部84Dは、側面視で略M字状に形成され、その幅寸法が当該側板部84Dとフロア部26とが接触しないように設定されている。これにより、レール部材84の車両下方側において隙間88が形成され、当該レール部材84の車両幅方向外側と車両幅方向内側とが連通状態とされている。さらに、前側立設部84B、後側立設部84C及び側板部84Dの車両下方側端部には、鍔部86が設けられている。この鍔部86は、図4に示されるように、基本的には略台形平板状に形成され、前側立設部84B、後側立設部84C及び側板部84Dの端部に沿った形状に打ち抜かれることにより平面視で略凹字状とされている。また、鍔部86には、その幅方向中央部に貫通孔90が設けられており、一方、フロア部26における車両下方側には、当該貫通孔90に対応するウエルドナット124が設けられている。そして、ボルト92が車両上方側から貫通孔90に挿通されると共にウエルドナット124に螺合されることにより、鍔部86がフロア部26に面接触状態とされて、レール部材84がフロア部26に固定されている。
また、レール部材84は、図3及び図4に示されるように、曲面部84Aの車両前方側に設けられた前側ガイド溝94及び当該曲面部84Aの車両後方側に設けられた後側ガイド溝96を備えている。前側ガイド溝94は、調整溝94A及び挿入溝94Bによって構成されている。調整溝94Aは、曲面部84Aの車両前方側に設けられ、長手方向が車両前後方向とされて当該曲面部に沿って形成されると共に、その形状が平面視で矩形状に設定されている。挿入溝94Bは、調整溝94Aの車両後方側に設けられ、その形状が平面視で長手方向が車両幅方向とされた矩形状に設定されると共に、調整溝94Aと連通されており、前側ガイド溝94は、全体では略T字状となるように構成されている。一方、後側ガイド溝96は、長手方向が車両前後方向とされて当該曲面部に沿って形成されると共に、その車両前後方向両端部が平面視で円周形状に設定されている。
図3〜図5に示されるように、前側固定部98は、ケース22の底壁部22Cにおける車両下方側でかつ車両前方側に当該ケース22に一体に設けられており、当接部100及び係止部102を含んで構成されている。当接部100は、底壁部22Cの車両幅方向の中心に対して、対称となるように配置された一対の平板部100Aによって構成されている。平板部100Aは、車両下方側端部がレール部材84の曲面部84Aと当接されると共に、その車両幅方向の間隔が、当接部100の車両幅方向の長さが曲面部84Aの車両幅方向の長さに納まるように設定されている。
一方、係止部102は、挿通部104及び係止爪106によって構成されている。挿通部104は、矩形平板状に形成されると共に底壁部22Cから斜めに延出された後壁部104Aと、側面視で台形平板状に形成されると共に後壁部104Aに沿って延出された一対の側壁部104Bと、によって形成されている。この挿通部104は、横断面視で車両後方側が開放されたコ字状とされると共に、車両幅方向の長さが、前側ガイド溝94の調整溝94Aに挿通可能な長さに設定されている。係止爪106は、全体としては側面視で車両下方側に凸となって湾曲されると共に、挿通部104の車両下方側で分割された構成とされており、当該挿通部104の車両下方側に設けられている。この係止爪106は、その全体の車両幅方向の長さが挿入溝94Bの車両幅方向の長さよりも短く設定されると共に、車両前後方向の長さが、挿入溝94Bに挿入可能な長さに設定されている。また、係止爪106の車両前後方向両端部は、側面視で車両上方側に凸となって湾曲されると共に、当該両端部には、当接面106Bが設けられており、当該当接面106Bがレール部材84における曲面部84Aの車両下方側の面に当接されている。このため、係止爪106の弾性変形によって、係止部102と曲面部84Aとの相対変位が吸収されるようになっている。さらに、縦断面視において、係止爪106の車両前後方向両端部の車両上方側と当接部100の車両下方側端部との間隙寸法Dは、曲面部84Aの板厚Tと等しい長さに設定されている。このため、前側固定部98は、係止部102と係止爪106とによって曲面部84Aを挟持した状態で、調整溝94Aをガイドとして曲面部84Aに沿ってスライド移動可能とされている。なお、係止爪106の車両前側端部の車両上方側は、面取部106Aが設けられており、係止爪106の前側ガイド溝94への挿入が容易となるように設定されている。
図6に示されるように、後側固定部108は、リテーナ110、サポートブラケット112及びボルト(締結部材)126を含んで構成されている。リテーナ110は、円板にバーリング孔110Aが設けられることにより、縦断面視で車両上方側に凸とされたハット形状の円板部110Bと、当該円板部110Bの中心から車両下方側に突出された円筒部110Cと、を備えた構成とされている。また、円筒部110Cの直径寸法は、後側ガイド溝96に挿通可能な寸法に設定されていると共に、バーリング孔110Aには、ねじが切られている。
サポートブラケット112は、上記円板部110Bと同様の構成とされており、縦断面視では、車両下方側に凸とされたハット形状に設定されている。また、平面視では、円板部110Bよりも一回り径が小さい円板形状に設定されると共に、その中心部に貫通孔114が設けられている。
一方、ペダルモジュール12の車両後方側端部における車両下方側には、後側支持部116が設けられている。この後側支持部116は、ペダルモジュール12の車両幅方向外側端部から車両後方下側に延在された立上り部116Aと、当該立上り部116Aの車両下方側端部から車両幅方向内側に延在された水平部116Bと、によって構成されている。立上り部116Aは、厚さ方向が車両幅方向に設定された矩形平板状に形成されており、水平部116Bは、長手方向が車両幅方向とされた矩形平板状に形成されている。この水平部116Bは、縦断面視において、その車両上方側の面とペダルモジュール12の車両下方側との間隙寸法Dが、リテーナ110の高さ方向の寸法Hよりも長くなるように設定されている。また、水平部116Bには、リテーナ110の円筒部110Cを挿通可能な貫通孔118が設けられると共に、その車両下方側の面には、水平部116Bの短手方向に延在され、断面矩形の棒状に形成された一対の突出部120が設けられている。この突出部120は、一方が水平部116Bの車両幅方向内側端部に設けられており、他方が貫通孔118の中心線に対して、一方の突出部120と車両幅方向に対称となるように配置されている。なお、突出部120の車両下方側端部は、レール部材84の曲面部84Aに当接されている。
そして、リテーナ110が、車両幅方向内側からペダルモジュール12と水平部116Bとの間に挿入され、当該リテーナ110の円筒部110Cが車両上方側から貫通孔118及び後側ガイド溝96に挿通される。さらに、ボルト126が車両下方側から、ワッシャ122及びサポートブラケット112の貫通孔114を挿通状態でバーリング孔110Aに螺合され、後側固定部108が曲面部84Aに固定される。これにより、後側固定部108が、ボルト126の仮止め状態において、後側ガイド溝96をガイドとして曲面部84Aに沿って、スライド移動可能とされ、ひいては後側固定部108の固定位置が調整可能とされている。なお、後側固定部108を曲面部84Aに固定するとき、ボルト126を、ワッシャ122とサポートブラケット112が当接するまで締結しても、円筒部110Cの先端部とサポートブラケット112との間には僅かに隙間があいた状態となっている。このため、その状態から円筒部110Cがサポートブラケット112に当接されるまで、ボルト126を増し締めすると、ボルト126の頭部に軸力が付与され、ひいてはリテーナ110及びサポートブラケット112に十分な挟持力が付与される。その結果、リテーナ110及びサポートブラケット112によって、水平部116B及び曲面部84Aが強固に保持されるので、ペダルモジュール12の車両後方側が曲面部84Aに安定して保持されるようになっている。なお、リテーナ110は、ピンやビス等によって水平部116Bに対して回り止めされる構成としてもよい。
上記のように構成された角度調整手段80では、後述するように、ボルト126が緩められた状態において、ペダルモジュール12が、ボールポイントBPを中心に回動される構成とされている。また、ペダルモジュール12は、ボルト126のねじ部が後側ガイド溝96の車両後方側端部に当接する位置から当該ボルト126のねじ部が後側ガイド溝96の車両前方側端部に当接する位置までを回動範囲とされている。従って、前側ガイド溝94の調整溝94Aの長さもペダルモジュール12の回動範囲に対応できる長さに設定されている。なお、レール部材84に隙間88が設けられているので、ボルト126を緩めるときには、当該レール部材84の車両幅方向両側からボルト126にアクセスすることが可能とされている。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態では、ペダルパッド16の取付角度φを調整する場合、換言すれば、ペダルモジュール12の取付角度θを調整する場合、ボルト126を緩めることにより、ボルト126の締結状態を解除する。これにより、後側固定部108をレール部材84の曲面部84Aに沿ってスライド移動させることが可能となり、ひいてはペダルモジュール12を、ボールポイントBPを中心に回動させ、当該ペダルモジュール12の取付角度θを調整することが可能となる。そして、ペダルモジュール12の取付角度θの調整後には、ボルト126を締め直すことで再び後側固定部108を曲面部84Aに固定される。このため、ペダルモジュール12が、ペダルパッド16のフロア部26に対する取付角度φが最適な角度となるように、当該ペダルモジュール12のフロア部26に対する取付角度θが調整された状態で保持される。
以上により、本実施形態でも、前述した第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した第1実施形態では、ペダルモジュール12をインテグラルヒンジ46によって回動させる構成としたが、ペダルモジュール12の車両後方側端部に軸部材を挿通させ、当該軸部材を中心に回動させる構成としてもよい。
(2) 上述した実施形態では、ペダルモジュール12が車両幅方向の軸に対して回動される構成としたが、第2実施形態を応用し、車両上下方向の軸に対して回動される構成としてもよい。
(3) 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものではなく、例えば、パーキングブレーキやブレーキペダル等種々なる態様で実施することができる。
10 アクセルペダル装置(ペダル装置)
12 ペダルモジュール
16 ペダルパッド
26 フロア部
34 角度調整手段
36 後側固定部(角度調整手段)
48 前側固定部(角度調整手段)
62 調整部(角度調整手段)
80 角度調整手段
82 レール部(角度調整手段)
98 前側固定部(角度調整手段)
108 後側固定部(角度調整手段)

Claims (1)

  1. フロア部に配設され、乗員の踏力が付与されるペダルパッドを備えかつ当該ペダルパッドを揺動可能に支持するペダルモジュールと、
    前記ペダルモジュールと前記フロア部との間に介在されると共に、当該ペダルモジュールを当該フロア部に固定し、当該ペダルモジュールを所定の回転軸を中心に回動可能としかつ当該ペダルモジュールを当該フロア部に対して当該回転軸回りの所定の角度に保持する角度調整手段と、
    を有するペダル装置。
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