JP2015059944A - 画像処理装置、画像形成システム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像形成システム及び画像処理方法 Download PDF

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直哉 粟村
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Abstract

【課題】未設定の記録媒体に対しても、最適な表面効果を容易に設定可能にする。
【解決手段】有色トナー版に対し、濃度値に応じて異なる種類のクリアトナー版を付加することにより、画像の指定領域に異なる表面光沢効果を付与可能にする画像処理装置であって、クリアトナー版が画像の指定領域に付与する表面光沢効果の種類と前記クリアトナー版の濃度値との対応関係を示す複数のテーブルを、特性が近い記録媒体のグループ毎に記憶する記憶部と、記録媒体の特性を取得する特性取得部と、前記特性取得部が取得した特性に基づいて、前記特性取得部が特性を取得した記録媒体に対し、前記複数のテーブルのいずれが適するかを判定する判定部と、前記判定部が判定した結果に基づいて、前記複数のテーブルのいずれかにより特定される種類のクリアトナー版を生成する生成部と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成システム及び画像処理方法に関する。
従来、C,M,Y,Kの4色のトナーの他に、色材が入っていない無色のトナーであるクリアトナーを搭載した画像形成装置が存在する。このようなクリアトナーにより形成されたトナー像は、C,M,Y,Kのトナーにより画像が形成された転写紙等の記録媒体上に定着される。この結果、記録媒体の面において視覚的な効果や触覚的な効果(表面効果という)を実現する。クリアトナーを用いてどのようなトナー像を形成してどのような定着をさせるかによって、実現される表面効果が異なる。単純に光沢を与える表面効果もあれば、光沢を抑制する表面効果もある。また、全面に表面効果を与えるだけでなく、一部だけに表面効果を与えたり、クリアトナーによりテクスチャやウォーターマークをつけたりする表面効果も求められている。また、表面保護を求める場合もある。また、定着制御のほか、グロッサや低温定着機などの専用の後処理機によって後処理を行うことにより実現される表面効果もある。近年では、表面の一部の中でも望ましい部分にのみクリアトナーを付着させて光沢を与える技術が開発されている。
また、クリアトナーを用いた表面効果(光沢効果)の実現においては、使用する用紙の種類によって印刷品質がばらついてしまうことがある。この印刷品質のばらつきを防止するために、用紙に対して表面効果を設定する手法が考えられる。しかし、未設定の用紙に対して表面効果を設定するためには、クリアトナーによる表面効果を含むテストチャートの印刷、その印刷結果の測定、さらに測定結果から各表面効果の評価・フィードバックといった一連の作業をユーザ自身が行わなければならない。
また、特許文献1には、用紙種類判別処理部が判別したメディアグループとユーザによる操作により印刷設定処理部が設定する印刷条件とに基づいて、印刷プロファイル格納部に記憶されたいずれかのグループに対応する印刷プロファイルを印刷選択して、印刷データ生成処理部が印刷データに対する印刷条件を設定するデータ処理装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載されたデータ処理装置では、C,M,Y,Kの有色印刷条件を設定しており、用紙に対して最適な表面効果(光沢効果)を設定することはできない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、未設定の記録媒体に対しても、最適な表面効果を容易に設定可能にすることができる画像処理装置、画像形成システム及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、有色トナー版に対し、濃度値に応じて異なる種類のクリアトナー版を付加することにより、画像の指定領域に異なる表面光沢効果を付与可能にする画像処理装置であって、クリアトナー版が画像の指定領域に付与する表面光沢効果の種類と前記クリアトナー版の濃度値との対応関係を示す複数のテーブルを、特性が近い記録媒体のグループ毎に記憶する記憶部と、記録媒体の特性を取得する特性取得部と、前記特性取得部が取得した特性に基づいて、前記特性取得部が特性を取得した記録媒体に対し、前記複数のテーブルのいずれが適するかを判定する判定部と、前記判定部が判定した結果に基づいて、前記複数のテーブルのいずれかにより特定される種類のクリアトナー版を生成する生成部と、を有する。
本発明によれば、未設定の記録媒体に対しても、最適な表面効果を容易に設定可能にすることができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る画像形成システムの構成を例示する図である。 図2は、DFE及びその周辺の構成を示す図である。 図3は、変角光度計の光学部の構成例を示す図である。 図4は、特性取得部が取得した用紙の特性例を示す図表である。 図5は、用紙データベースが蓄積している対応データを例示する図表である。 図6−1は、表面効果選択テーブル(第1テーブル)を例示する図である。 図6−2は、表面効果選択テーブル(第2テーブル)を例示する図である。 図6−3は、表面効果選択テーブル(第3テーブル)を例示する図である。 図7は、クリアプロセッシングの動作を示すフローチャートである。 図8は、判定部の判定結果を示す図表である。 図9は、第2の実施形態に係る画像形成システムの構成を例示する図である。 図10は、第2の実施形態のサーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 図11は、第2の実施形態のDFEの機能的構成を示すブロック図である。 図12は、第2の実施形態のクリアトナー版の生成処理の全体の流れを示すシーケンス図である。 図13は、クラウド上に2つのサーバを設けたネットワーク構成図である。 図14は、ホスト装置、DFE、サーバ装置のハードウェア構成図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係る画像処理装置、画像形成システム及び画像処理方法を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る画像形成システムの構成例について図1を用いて説明する。第1の実施形態においては、画像形成システムは、プリンタ制御装置(DFE:Digital Front End)50(以下、「DFE50」という。)と、変角光度計20と、インタフェースコントローラ(MIC:Mechanism I/F Controller)60(以下、「MIC60」という。)と、プリンタ機70と、後処理機としてグロッサ80及び低温定着機90とが接続されて構成される。
DFE50は、ハードウェア構成として、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)と、各種データや各種プログラムを記憶するROMやRAMなどの主記憶部と、各種データや各種プログラムを記憶するHDDなどの補助記憶部とを備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。DFE50における各種処理はDFE50のCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶されている各種プログラムを実行することにより実現されるものである。DFE50は、各機能を個別の回路(ハードウェア)によって実現されてもよい。
DFE50は、MIC60を介してプリンタ機70と通信を行い、プリンタ機70での画像の形成を制御する。また、DFE50には、PC(Personal Computer)等のホスト装置10、及び変角光度計20(後述)が接続され、DFE50は、ホスト装置10から画像データを受信し、当該画像データを用いて、プリンタ機70がC,M,Y,Kの各トナー及びクリアトナーに応じたトナー像を形成するための画像データを生成してこれをMIC60を介してプリンタ機70に送信する。プリンタ機70には、C,M,Y,Kの各トナーとクリアトナーとが少なくとも搭載されており、各トナーに対して感光体、帯電器、現像器及び感光体クリーナを含む作像ユニット、露光器及び定着機が各々搭載されている。
ここで、クリアトナーとは、色材を含まない透明な(無色の)トナーである。なお、透明(無色)とは、例えば、透過率が70%以上であることを示す。
プリンタ機70は、MIC60を介してDFE50から送信された画像データに応じて、露光器から光ビームを照射して各トナーに応じたトナー像を感光体上に形成する。そして、プリンタ機70は、形成したトナー像を用紙などの記録媒体に転写し、これを定着機によって所定の範囲内の温度(通常温度)での加熱及び加圧により定着させる。これによって記録媒体に画像が形成される。このようなプリンタ機70の構成については周知であるため、ここでその詳細な説明を省略する。
グロッサ80は、DFE50から指定されるオンオフ情報によりオン又はオフが制御され、オンにされた場合に、プリンタ機70により記録媒体に形成された画像を高温及び高圧で加圧し、その後、冷却して本体から画像が形成された記録媒体を剥離する。これにより記録媒体に形成された画像全体において所定以上のトナーが付着した各画素のトナーの総付着量は均一に圧縮される。低温定着機90には、クリアトナー用の感光体、帯電器、現像器及び感光体クリーナを含む作像ユニット、露光器及び当該クリアトナーを定着させるための定着機が搭載されており、低温定着機90を用いるためにDFE50が生成した後述のクリアトナー版の画像データが入力される。低温定着機90は、当該低温定着機90が用いるためのクリアトナー版の画像データ(クリアトナー版データ)をDFE50が生成した場合にはこれを用いてクリアトナーによるトナー像を形成して、グロッサ80が加圧した記録媒体上に当該トナー像を重ねて、定着機によって通常よりも低い加熱または加圧で記録媒体に定着させる。
ここで、ホスト装置10から入力される画像データ(原稿データ)について説明する。ホスト装置10では、予めインストールされた画像処理アプリケーションにより画像データが生成されて、DFE50に送信される。このような画像処理アプリケーションでは、R,G,B版やC,M,Y,K版などの各色版における各色の濃度の値(濃度値という)を画素毎に規定した画像データに対して、特色版の画像データを取り扱うことが可能である。特色版とは、C,M,Y,KやR,G,Bなどの基本的なカラーの他に、白、金、銀といった特殊なトナーやインクを付着させるための画像データであり、このような特殊なトナーやインクを搭載したプリンタ向けのデータである。特色版は色再現性を向上させるためにC,M,Y,Kの基本カラーにRを追加することや、R,G,Bの基本カラーにYを追加することもある。通常、クリアトナーも特色の1つとして取り扱われていた。
第1の実施形態では、この特色としてのクリアトナーを、記録媒体に付与する視覚的または触覚的な効果である表面効果を形成するため、及び記録媒体にウォーターマークやテクスチャ等の透明画像を形成するために用いる。
このため、ホスト装置10の画像処理アプリケーションは、入力された画像データに応じて、有色版の画像データの他、特色版の画像データとして、ユーザの指定により、クリアトナー版の画像データを生成する。
ここで、有色版の画像データとは、画素毎にR,G,BやC,M,Y,K等の有色の濃度値を規定した画像データである。この有色版の画像データでは、ユーザによる色の指定により、1画素を8ビットで表現される。
また、クリアトナー版(光沢制御版)の画像データとは、記録媒体に付与する視覚的または触覚的な効果である表面効果に応じたクリアトナーを付着させる制御を行うため、当該表面効果(表面光沢効果)の与えられる指定領域及び当該表面効果の種類を特定した画像データである。
クリアトナー版は、R,G,BやC,M,Y,K等の有色版(有色トナー版)と同様に画素毎に8ビットで「0」〜「255」の範囲の濃度値で表され、この濃度値に、表面効果の種類が対応付けられる(濃度値は16ビットや32ビット、または0〜100%で表してもよい)。クリアトナー版は、表面効果の種類と、表面効果を与える領域とを表す。
ここで、ホスト装置10は、ユーザが画像処理アプリケーションにより指定した描画オブジェクトに対する表面効果の種類を、描画オブジェクトごとに光沢制御値としての濃度値として設定してベクタ形式のクリアトナー版の画像データを生成する。
このクリアトナー版の画像データを構成する各画素は、色版の画像データの画素に対応する。なお、各画像データにおいては各画素の表す濃度値が画素値となる。
クリア画像(クリアトナー版により形成される画像)の種類としては、大別して、光沢の有無に関するものや、表面保護や、情報を埋め込んだ透かし(ウォーターマーク)や、テクスチャなどがある。光沢の有無に関する表面効果については、例えば大別して4種類あり、光沢の度合い(光沢度)の高い順に、鏡面光沢(PG:Premium Gloss)、ベタ光沢(G:Gloss)、網点マット(M:Matt)及びつや消し(PM:Premium Matt)等の各種類がある。これ以降、鏡面光沢を「PG」、ベタ光沢を「G」、網点マットを「M」、つや消しを「PM」と示す場合がある。
鏡面光沢やベタ光沢は、光沢を与える度合いが高く、逆に、網点マットやつや消しは、光沢を抑えるためのものであり、特に、つや消しは、通常の記録媒体が有する光沢度より低い光沢度を実現するものである。鏡面光沢はその光沢度Gsが80以上、ベタ光沢は一次色あるいは二次色のなすベタ光沢度、網点マットは一次色、かつ網点30%の光沢度、つや消しは光沢度10以下を表している。また、光沢度の偏差をΔGsで表し、10以下とした。このような表面効果の各種類に対して、光沢を与える度合いが高い表面効果に高い濃度値が対応付けられ、光沢を抑える表面効果に低い濃度値が対応付けられる。その中間の濃度値には、透かしやテクスチャなどの表面効果が対応付けられる。透かしとしては、例えば、文字や地紋などが用いられる。テクスチャは、文字や模様を表すものであり、視覚的効果の他、触覚的効果を与えることが可能である。例えば、ステンドグラスのパターンをクリアトナーによって実現することができる。表面保護は、鏡面光沢やベタ光沢で代用される。なお、処理対象の画像データによって表される画像のどの領域に表面効果を与えるのかや、その領域にどの種類の表面効果を与えるのかについては、画像処理アプリケーションを介してユーザにより指定される。画像処理アプリケーションを実行するホスト装置10では、ユーザにより指定された領域を構成する描画オブジェクトについて、ユーザが指定した表面効果に対応する濃度値がセットされることにより、クリアトナー版の画像データが生成される。濃度値と表面効果の種類との対応関係については後述する。
次に、DFE50の機能的構成及びその周辺について説明する。図2は、DFE50及びその周辺の構成を示す図である。DFE50は、図2に例示されるように、レンダリングエンジン51、si1部52、TRC(Tone Reproduction Curve)53、si2部54、ハーフトーンエンジン55、クリアプロセッシング56、si3部57、編集部58、用紙データベース500、ユーザインターフェイス(UI)部502及び入出力部504を有し、変角光度計20が接続されている。
変角光度計20は、用紙などの記録媒体の特性を取得する特性取得部200を有し、取得した特性を後述する判定部562に対して出力する。図3は、変角光度計20の光学部の構成例を示す図である。光源202は、用紙に対して直線偏光(照射光:S波)を照射する。ミラー204は、光源202からの照射光を反射させることにより、用紙面に直交する方向に対して80°傾いた方向から用紙の表面を照射する。光源202が照射した直線偏光は、用紙の表面上で反射する。また、光源202からの照射光は、ミラー206を介して光量補正用フォトダイオード(PD)208が受光する。光量補正用PD208が受光した光源202からの照射光は、光源202が照射する直線偏光の光量を補正するために用いられる。
第1フォトダイオード(PD)210は、用紙の表面に対して照射側から170°の角度で用紙からの反射光(正反射光)を受光し、強度を検出する。第2フォトダイオード(PD)212は、用紙の表面に対して照射側から120°の角度で用紙からの反射光(表面拡散光)を受光し、強度を検出する。第3フォトダイオード(PD)214は、用紙の表面に対して照射側から150°の角度で用紙からの反射光(表面多重拡散光)を、編光フィルタ218を介して受光し、強度を検出する。第4フォトダイオード(PD)216は、用紙の表面に対して照射側から90°の角度で用紙からの反射光(内部拡散光)を、編光フィルタ220を介して受光し、強度を検出する。なお、編光フィルタ218,220は、入射光に直交する偏光フィルタである。つまり、第3PD214及び第4PD216は、偏光回転成分(P偏光)のみを検出し、強度の低い成分の検出感度を上げている。
そして、変角光度計20は、第1PD210、第2PD212、第3PD214及び第4PD216が検出した結果(反射角度別の反射光)を用紙固有の物理特性として特性取得部200により取得する。図4は、特性取得部200が取得した用紙の特性例を示す図表である。図4に示すように、用紙の特性は、正反射光、表面拡散光、表面多重拡散光及び内部拡散光の強度(4つのパラメータ)によって示される。
レンダリングエンジン51(図2)には、ホスト装置10から送信された画像データが入力される。レンダリングエンジン51は、入力された画像データを言語解釈して、ベクタ形式で表現される画像データをラスタ形式に変換すると共に、R,G,B形式等で表現された色空間をC,M,Y,K形式の色空間に変換して、C,M,Y,Kの色版の各8ビットの画像データ及び8ビットのクリアトナー版(例えば1200dpi)を出力する。つまり、画像データが有色トナー版(C,M,Y,Kの場合は4版)と光沢制御版(クリアトナー版)から構成されている場合、レンダリングエンジン51の出力は1200dpi×8ビット×5planeになる。
si1部52、si2部54及びsi3部57はいずれも、画像データを分離する(separate)機能と、画像データを統合する(integrate)機能とを有するものである。si1部52は、C,M,Y,Kの各8ビットの画像データ(1200dpi×8ビット×4plane)をTRC53に出力し、例えば8ビットのクリアトナー版(1200dpi×8ビット×1plane)をクリアプロセッシング56に出力する。ここで、DFE50は、ホスト装置10から出力されたベクタ形式のクリアトナー版の画像データをラスタ形式に変換し、この結果、DFE50は、ユーザが画像処理アプリケーションにより指定した描画オブジェクトに対する表面効果の種類を、画素を単位とする濃度値として設定してクリアトナー版の画像データを出力する。
TRC53には、si1部52を介してC,M,Y,Kの各8ビットの画像データが入力される。TRC53は、入力された画像データに対してキャリブレーションにより生成された1D_LUTのガンマカーブでガンマ補正を行う。TRC53が行う画像処理としては、ガンマ補正の他にトナーの総量規制等があるが、この実施形態の例では省略している。
si2部54は、TRC53でガンマ補正されたC,M,Y,Kの各8ビットの画像データ(1200dpi×8ビット×4plane)を、インバースマスク(後述する)を生成するためのデータとしてクリアプロセッシング56へ出力する。ハーフトーンエンジン55には、si2部54を介してガンマ補正後のC,M,Y,Kの各8ビットの画像データが入力される。ハーフトーンエンジン55は、入力された8ビットの画像データをプリンタ機70に出力するための、例えばC,M,Y,Kの各2ビット等の画像データのデータ形式に変換するハーフトーン処理を行い、ハーフトーン処理後のC,M,Y,K各2ビット等の画像データを出力する。なお、2ビットは一例であり、これに限定されるものではない。
クリアプロセッシング56は、例えば第1記憶部560、判定部562、第2記憶部564及び生成部566を有する。クリアプロセッシング56には、レンダリングエンジン51が変換した8ビットのクリアトナー版がsi1部52を介して入力されると共に、TRC53がガンマ補正を行ったC,M,Y,Kの各8ビットの画像データがsi2部54を介して入力される。クリアプロセッシング56は、入力されたクリアトナー版を用いて、後述の表面効果選択テーブルを参照して、クリアトナー版を構成する各画素の表す濃度値(画素値)に対する表面効果を判断して、当該判断に応じて、グロッサ80のオン又はオフを決定すると共に、入力されたC,M,Y,Kの各8ビットの画像データを用いてインバースマスクやベタマスクを適宜生成することにより、クリアトナーを付着させるための2ビットのクリアトナー版の画像データを適宜生成する。そして、表面効果の判断の結果に応じて、クリアプロセッシング56は、プリンタ機70で用いるクリアトナー版の画像データと、低温定着機90で用いるクリアトナー版の画像データとを適宜生成してこれらを出力すると共に、グロッサ80のオン又はオフを示すオンオフ情報を出力する。
用紙データベース500は、複数種類の用紙の特性と、特性が近い用紙のグループ(紙種のグループ)毎に複数の表面効果選択テーブル(図6−1〜6−3参照)のいずれが適するかを示す情報とが対応付けられた対応データを予め蓄積(登録)している。図5は、用紙データベース500が蓄積している対応データを例示する図表である。
編集部58は、UI部502を介して入力されるユーザの指示(表面効果選択テーブルを特定する特定情報)に応じて用紙データベース500を更新する。例えば、編集部58は、ユーザの指示に応じて紙種のグループ「マット紙」に対する推奨表面効果選択テーブルを「第3テーブル」から「第4テーブル(図示せず)」に変更する等の処理を行う。
UI部502は、例えばタッチパネルなどにより構成される。入出力部504は、UI部502を介して入力されるユーザの指示に応じて用紙データベース500が蓄積している対応データの入出力を行う。なお、入出力部504は、対応データの入出力を行うものであればよく、例えばメモリカードなどの記憶媒体に対応データの読み書きを行うものでもよいし、ネットワーク等を介して他のDFE50と通信を行うものであってもよい。
si3部57は、ハーフトーン処理後のC,M,Y,Kの各2ビットの画像データと、クリアプロセッシング56が生成した2ビットのクリアトナー版の画像データとを統合し、統合した画像データをMIC60に出力する。なお、クリアプロセッシング56は、プリンタ機70で用いるクリアトナー版の画像データ及び低温定着機90で用いるクリアトナー版の画像データのうち少なくとも一方を生成しない場合があるので、クリアプロセッシング56が生成した方のクリアトナー版の画像データがsi3部57で統合され、両方のクリアトナー版の画像データをクリアプロセッシング56が生成していない場合には、si3部57からはC,M,Y,Kの各2ビットの画像データが統合された画像データが出力される。この結果、DFE50からは各々2ビットの4つ〜6つの画像データがMIC60へ送り出されることになる。また、si3部57は、クリアプロセッシング56が出力したグロッサ80に対するオンオフ情報もMIC60に出力する。
MIC60(図1)は、DFE50とプリンタ機70とに接続され、色版の画像データ、クリアトナー版の画像データをDFE50から受信して各画像データを対応する装置に振り分けるとともに、後処理機の制御を行う。
次に、クリアプロセッシング56を構成する各部について詳述する。第1記憶部560は、si1部52を介して入力されるレンダリングエンジン51が変換した8ビットのクリアトナー版(画像の指定領域に表面光沢効果を与える)を記憶する。
判定部562は、特性取得部200が取得した特性と、用紙データベース500が記憶している対応データに含まれる特性とを比較し、特性取得部200が取得した特性に最も近い特性の用紙を含むグループ(紙種のグループ)を選択する。つまり、判定部562は、紙種のグループを選択(採用)することにより、特性取得部200が特性を取得した用紙に対し、複数の表面効果選択テーブルのいずれが適するかを判定する。
第2記憶部564は、クリアトナー版が画像の指定領域に付与する表面光沢効果の種類と、クリアトナー版の濃度値との対応関係を示す複数の表面効果選択テーブルを、特性が近い用紙のグループ毎に記憶する。
図6−1〜6−3は、複数の表面効果選択テーブル(第1テーブル〜第3テーブル)を例示する図である。なお、表面効果選択テーブルに含まれるインバースマスクとは、表面効果を与える対象の領域を構成する各画素上のC,M,Y,Kのトナー及びクリアトナーを合わせた総付着量が均一になるようにするためのものである。具体的には、C,M,Y,K版の画像データにおいて当該対象の領域を構成する画素の表す濃度値を全て加算し、その加算値を所定値から差し引いた画像データがインバースマスクとなる。例えば、上述のインバースマスク1は以下の式1で表される。
Clr=100−(C+M+Y+K) 但し、Clr<0となる場合、Clr=0
・・・(式1)
式1において、Clr,C,M,Y,Kは、クリアトナー及びC,M,Y,Kの各トナーのそれぞれについて、各画素における濃度値から換算される濃度率を表すものである。即ち、式1によって、C,M,Y,Kの各トナーの総付着量にクリアトナーの付着量を加えた総付着量を、表面効果を与える対象の領域を構成する全ての画素について100%にする。なお、C,M,Y,Kの各トナーの総付着量が100%以上である場合には、クリアトナーは付着させずに、その濃度率は0%にする。これは、C,M,Y,Kの各トナーの総付着量が100%を超えている部分は定着処理により平滑化されるためである。このように、表面効果を与える対象の領域を構成する全ての画素上の総付着量を100%以上にすることで、当該対象の領域においてトナーの総付着量の差による表面の凸凹がなくなり、この結果、光の正反射による光沢が生じるのである。但し、インバースマスクには、式1以外により求められるものがあり、インバースマスクの種類は複数有り得る。
例えば、インバースマスクは、各画素にクリアトナーを均一に付着させるものであってもよい。この場合のインバースマスクは、ベタマスクともいい、以下の式2で表される。
Clr=100・・・(式2)
なお、表面効果を与える対象の画素の中でも、100%以外の濃度率が対応付けられるものがあるようにしても良く、ベタマスクのパターンは複数有り得る。
また、例えばインバースマスクは、各色の地肌露出率の乗算により求められるものであってもよい。この場合のインバースマスクは、例えば以下の式3で表される。
Clr=100×{(100−C)/100}×{(100−M)/100}×{(100−Y)/100}×{(100−K)/100}・・・(式3)
上記式3において、(100−C)/100は、Cの地肌露出率を示し、(100−M)/100は、Mの地肌露出率を示し、(100−Y)/100は、Yの地肌露出率を示し、(100−K)/100はKの地肌露出率を示す。
また、例えばインバースマスクは、最大面積率の網点が平滑性を律すると仮定した方法により求められるものであってもよい。この場合のインバースマスクは、例えば以下の式4で表される。
Clr=100−max(C,M,Y,K)・・・(式4)
上記式4において、max(C,M,Y,K)は、C,M,Y,Kのうち最大の濃度値を示す色の濃度値が代表値となることを示す。
要するに、インバースマスクは、上記式1〜式4の何れかの式により表されるものであればよい。
表面効果選択テーブルは、表面効果を示す光沢制御値としての濃度値と当該表面効果の種類の対応関係を示すと共に、これらと、画像形成システムの構成に応じた後処理機に関する制御情報と、プリンタ機70で用いるクリアトナー版の画像データ及び後処理機で用いるクリアトナー版の画像データとの対応関係を示すテーブルである。画像形成システムの構成は、様々に異なり得るが、第1の実施形態においては、プリンタ機70に後処理機としてグロッサ80及び低温定着機90が接続される構成である。このため、画像形成システムの構成に応じた後処理機に関する制御情報とは、グロッサ80のオン又はオフを示すオンオフ情報となる。また、後処理機で用いるクリアトナー版の画像データとしては、低温定着機90で用いるクリアトナー版の画像データがある。
なお、表面効果選択テーブルは、異なる画像形成システムの構成毎に、後処理機に関する制御情報と、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データ及び後処理機で用いるクリアトナー版2の画像データと、濃度値及び表面効果の種類との対応関係を示すように構成され得るが、図6−1〜6−3では、第1の実施形態に係る画像形成システムの構成に応じたデータ構成を例示している。例えば、表面効果の種類及び濃度値の対応関係においては、濃度値の範囲毎に表面効果の各種類が対応付けられている。また、その濃度値の範囲の代表となる値(代表値)から換算される濃度の割合(濃度率)に対して2%単位で表面効果の各種類が対応付けられている。具体的には、濃度率が84%以上となる濃度値の範囲(「212」〜「255」)に対して光沢を与える表面効果(鏡面効果及びベタ効果)が対応付けられており、濃度率が16%以下となる濃度値の範囲(「1」〜「43」)に対して光沢を抑える表面効果(網点マット及びつや消し)が対応付けられている。また、濃度率が20%〜80%となる濃度値の範囲には、テクスチャや地紋透かしなどの表面効果が対応付けられている。
例えば、「238」〜「255」の画素値に対しては表面効果として鏡面光沢(PM:Premium Gross)が対応付けられており、このうち、「238」〜「242」の画素値、「243」〜「247」の画素値及び「248」〜「255」の画素値の3つの範囲に対して各々異なるタイプの鏡面光沢が対応付けられている。また、「212」〜「232」の画素値に対しては、ベタ光沢(G:Gross)が対応付けられており、このうち、「212」〜「216」の画素値、「217」〜「221」の画素値、「222」〜「227」の画素値及び「228」〜「232」の画素値の4つの範囲に対して各々異なるタイプのベタ光沢が対応付けられている。また、「23」〜「43」の画素値に対しては、網点マット(M:Matt)が対応付けられており、このうち、「23」〜「28」の画素値、「29」〜「33」の画素値、「34」〜「38」の画素値及び「39」〜「43」の画素値の4つの範囲に対して各々異なるタイプの網点マットが対応付けられている。また、「1」〜「17」の画素値に対しては、つや消し(PM:Premium Matt)が対応付けられており、このうち、「1」〜「7」の画素値、「8」〜「12」の画素値及び「13」〜「17」の画素値の3つの範囲に対して各々異なるタイプのつや消しが対応付けられている。これらの同一の表面効果の異なるタイプはプリンタ機70や低温定着機90で使用するクリアトナー版の画像データを求める式に違いがあり、プリンタ本体や後処理機の動作は同じである。なお、「0」の濃度値には、表面効果を与えないことが対応付けられている。
また、図6−1〜6−3には、画素値及び表面効果に対応して、グロッサ80のオン又はオフを示すオンオフ情報と、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データ(図1のClr−1)及び低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データの内容とが各々示されている。例えば、表面効果が鏡面光沢である場合、グロッサ80をオンにすることが示されると共に、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データは、インバースマスクを表すものであり、低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データ(図1のClr−2)は、ないことが示されている。当該インバースマスクは、例えば上述した式1により求められるものである。なお、図6−1〜6−3に示される例は、表面効果として鏡面効果が指定された領域が、画像データによって規定される領域全体に相当する場合の例である。
また、濃度値が「228」〜「232」であり表面効果がベタ光沢である場合、グロッサ80をオフにすることが示されていると共に、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データは、インバースマスク1であり、低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データは、ないことが示されている。なお、当該インバースマスク1は、上記式1〜式4の何れかの式により表されるものであればよい。これはグロッサ80がオフなので平滑化されるトナーの総付着量が異なるため、鏡面光沢により表面の凹凸が増え、その結果、鏡面光沢により光沢度が低いベタ光沢が得られる。また、表面効果が網点マットである場合、グロッサ80をオフにすることが示されていると共に、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データは、ハーフトーン(網点)を表すものであり、低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データは、ないことが示されている。また、表面効果がつや消しである場合、グロッサ80をオン又はオフのいずれにしても良いことが示されていると共に、プリンタ機70で用いるクリアトナー版1の画像データは、なく、低温定着機90で用いるクリアトナー版2の画像データは、ベタマスクを表すものであることが示されている。当該ベタマスクは、例えば上述の式2により求められるものである。
具体例として、図6−1に示した表面効果選択テーブル(第1テーブル)は、例えば図5に示した紙種のグループが上質コート紙である用紙(銘柄AAAの用紙など)、即ち平滑な用紙に最適な設定を示しており、多くの種類の表面効果を実現可能となっている。図6−2に示した表面効果選択テーブル(第2テーブル)は、例えば図5に示した紙種のグループが中質コート紙である用紙(銘柄BBB,CCCの用紙など)、即ち平滑さが少し劣る用紙に最適な設定を示しており、例えば鏡面光沢タイプA,Bが実現されない。図6−3に示した表面効果選択テーブル(第3テーブル)は、例えば図5に示した紙種のグループがマット紙である用紙(銘柄DDDの用紙など)、即ちざらざらした用紙に最適な設定を示しており、実現可能な表面効果が少なくなっている。
生成部566は、判定部562が判定した結果に基づいて、複数の表面効果選択テーブルのいずれかにより特定される種類のクリアトナー版を生成する。より具体的には、生成部566は、判定部562が用紙に対して適すると判定した表面効果選択テーブル(推奨表面効果選択テーブル)を第2記憶部564から読出し、第1記憶部560が記憶している画像データを用いてクリアトナー版を生成する(8ビットのクリアトナー版を2ビットへ中間調処理する機能は、生成部566が有する)。
このように、クリアプロセッシング56は、上述した表面効果選択テーブルを参照して、クリアトナー版によって示される各画素値に対応付けられている表面効果を判断すると共に、グロッサ80のオン又はオフを判断して、プリンタ機70及び低温定着機90でどのようなクリアトナー版の画像データを用いるかを判断する。なお、クリアプロセッシング56は、グロッサ80のオン又はオフの判断を1ページ毎に行う。そして、上述したように、クリアプロセッシング56は、当該判断の結果に応じて、クリアトナー版の画像データを適宜生成してこれを出力すると共に、グロッサ80に対するオンオフ情報を出力する。
次に、クリアプロセッシング56の動作について説明する。図7は、クリアプロセッシング56の動作を示すフローチャートである。まず、ステップ100(S100)において、判定部562は、特性取得部200から用紙特性の読み取り結果(取得結果)を得る。
ステップ102(S102)において、判定部562は、特性取得部200の読み取り結果と、用紙データベース500に登録済みの用紙特性とを比較する。
ステップ104(S104)において、判定部562は、比較した用紙特性が一致するか否かを判定する。判定部562は、用紙特性が一致する場合(S104:Yes)には、S106の処理に進む。また、判定部562は、用紙特性が一致しない場合(S104:No)には、S108の処理に進む。
ステップ106(S106)において、判定部562は、用紙特性が一致した銘柄の用紙を含むグループの推奨表面効果選択テーブルを採用する。図8は、判定部562の判定結果を示す図表である。図8に示した例では、判定部562は、銘柄AAAと用紙特性が一致(一致度100%)しているため、変角光度計20が用紙特性を取得した用紙は銘柄AAAの用紙であると推定し、上質コート紙に対応する第1テーブルを採用する。
ステップ108(S108)において、判定部562は、用紙特性が最も近い(一致度が高い)銘柄の用紙を含むグループの推奨表面効果選択テーブルを採用する。
ステップ110(S110)において、生成部566は、判定部562が採用した推奨表面効果選択テーブルの情報を基に、第2記憶部564から該当する表面効果選択テーブルを読み出す。
ステップ112(S112)において、生成部566は、読出した表面効果選択テーブルを参照して表面効果の種類を判断し、第1記憶部560が記憶している画像データを用いてクリアトナー版を生成する。
このように、DFE50は、変角光度計20が用紙特性を取得した用紙に対し、判定部562が複数の表面効果選択テーブルのいずれが適するかを判定するので、未設定の用紙に対しても、最適な表面効果を容易に設定可能にすることができる。また、DFE50は、判定部562が用紙の銘柄ではなく紙種のグループに対応する表面効果選択テーブルを採用するので、変角光度計20における読み取り結果に多少のばらつきがあった場合でも、最適な表面効果選択テーブルを設定することが可能である。
また、UI部502は、用紙特性の一致度が高いと判定部562が判定した順に紙種の情報(銘柄、紙種のグループ、推奨表面効果選択テーブル)を表示するように構成されてもよい。また、UI部502は、紙種の情報の表示を行った後に、紙種のグループに対し、複数の表面効果選択テーブルのいずれが適するかを任意に特定する特定情報をユーザから受入れるように構成されてもよい。ユーザがUI部502を介して特定情報を入力した場合、DFE50は、特定情報に応じて複数の表面効果選択テーブルのいずれが適するかを判定し、特定情報に応じて用紙データベース500を更新するように構成されてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、DFE50にクリアプロセッシング56を設け、DFE50で、表面効果選択テーブルの選択処理、クリアトナー版データの生成処理を行うように構成したが、これに限定されるものではない。
すなわち、一の装置で行っていた複数の処理のいずれかを、一の装置とネットワークを介して接続する1以上の他の装置で行う構成にしてもよい。
その一例として、第2の実施形態の画像形成システムでは、DFEの機能の一部を、ネットワーク上のサーバ装置上に実装している。
図9は、第2の実施形態に係る画像形成システムの構成を例示する図である。図9に示すように、第2の実施形態の画像形成システムは、ホスト装置3010と、DFE3050と、変角光度計20と、MIC60と、プリンタ機70と、グロッサ80と、低温定着機90と、クラウド上のサーバ装置3060とを備えている。DFE3050は、上述したDFE50と同様に変角光度計20が接続されている。グロッサ80や低温定着機90等の後処理装置は、これらに限定されるものではない。
第2の実施形態では、ホスト装置3010とDFE3050とがインターネット等のネットワークを介して、サーバ装置3060と接続された構成となっている。また、第2の実施形態では、第1の実施形態のホスト装置10の各版データの生成処理を行うモジュールと、第1の実施形態のDFE50のクリアプロセッシング56及び用紙データベース500を、サーバ装置3060に設けた構成となっている。
ここで、ホスト装置3010、DFE3050、MIC60、プリンタ機70、グロッサ80、低温定着機90及び変角光度計20の接続構成は、第1の実施形態と同様である。
すなわち、具体的には、第2の実施形態では、ホスト装置3010とDFE3050とがインターネット等のネットワーク(クラウド)を介して、単一のサーバ装置3060に接続し、サーバ装置3060は版データ生成部3062、印刷データ生成部3063、クリアプロセッシング3066を設け、サーバ装置3060で、有色トナー版データ、及びクリアトナー版データの生成を行う版データ生成処理、印刷データの生成処理、表面効果選択テーブルの選択処理を行うように構成している。
まず、サーバ装置3060について説明する。図10は、第2の実施形態のサーバ装置3060の機能的構成を示すブロック図である。サーバ装置3060は、図10に示すように、記憶部3070と、版データ生成部3062と、印刷データ生成部3063と、クリアプロセッシング3066と、通信部3065と、用紙データベース500とを主に備えている。
記憶部3070は、HDDやメモリ等の記憶媒体であり、濃度値選択テーブル3069を記憶している。濃度値選択テーブル3069は、図6−1〜6−3を用いて説明した第1の実施形態の表面効果選択テーブルと同様である。
通信部3065は、ホスト装置3010、DFE3050との間で各種データや要求の送受信を行う。より具体的には、通信部3065は、ホスト装置3010から、画像指定情報と、印刷データの生成要求とを受信し、生成された印刷データをホスト装置3010に送信する。また、通信部3065は、DFE3050から、8ビットのクリアトナー版の画像データと、8ビットの有色版の画像データと、クリアトナー版の生成要求とを受信し、生成されたクリアトナー版の画像データとオンオフ情報とをDFE3050に送信する。
版データ生成部3062は、第1の実施形態のホスト装置10と同様に、有色版データ、クリアトナー版データを生成する。
第2の実施形態の印刷データ生成部3063は、第1の実施形態のホスト装置10と同様に、印刷データを生成する。
クリアプロセッシング3066は、第1の実施形態のDFE50におけるクリアプロセッシング56と同様の機能を有している。
次に、DFE3050について説明する。図11は、第2の実施形態のDFE3050の機能的構成を示すブロック図である。第2の実施形態のDFE3050は、レンダリングエンジン51と、si1部52と、TRC53と、si2部3054と、ハーフトーンエンジン55と、si3部57とを主に備えている。ここで、レンダリングエンジン51、si1部52、TRC53、ハーフトーンエンジン55、si3部57の機能及び構成については第1の実施形態のDFE50と同様である。
第2の実施形態のsi2部3054は、TRC53によるガンマ補正後の8ビットのクリアトナー版データと、C,M,Y,Kの8ビットの有色版データと、クリアトナー版の生成要求とを、サーバ装置3060に送信し、サーバ装置3060から、クリアトナー版データとオンオフ情報とを受信する。
次に、以上のように構成された第2の実施形態に係る画像形成システムによる印刷処理に必要なクリアトナー版の生成処理ついて説明する。図12は、第2の実施形態にかかるクリアトナー版の生成処理の全体の流れを示すシーケンス図である。
まず、ホスト装置3010がユーザから画像指定情報及び指定情報を入力し(ステップS3201)、画像指定情報及び指定情報とともに印刷データ生成要求をサーバ装置3060に送信する(ステップS3202)。
サーバ装置3060では、画像指定情報及び指定情報とともに印刷データ生成要求を受信し、有色版の画像データ、クリアトナー版の画像データをそれぞれ生成する(ステップS3203)。そして、サーバ装置3060は、これらの画像データから印刷データを生成し(ステップS3204)、生成した印刷データをホスト装置3010に送信する(ステップS3205)。
ホスト装置3010では、印刷データを受信すると、この印刷データをDFE3050に送信する(ステップS3206)。
DFE3050では、印刷データをホスト装置3010から受信すると、印刷データを解析して、有色版の画像データ、クリアトナー版の画像データを得て、これらの画像データに変換や補正等を行う(ステップS3207)。そして、DFE3050は、有色版の画像データ、クリアトナー版の画像データと、クリアトナー版生成要求とを、サーバ装置3060に送信する(ステップS3208)。
次に、サーバ装置3060は、有色版データ、クリアトナー版データと、クリアトナー版生成要求とを受信すると、クリアプロセッシング3066が、印刷対象の用紙特性を取得して、用紙特性に基づいて、表面効果選択テーブルを選択する(ステップS3209)。この表面効果選択テーブルの選択処理は、上述した第1の実施形態のDFE50のクリアプロセッシング56による処理と同様に行われる。
次に、サーバ装置3060は、オンオフ情報を決定し(ステップS3210)、クリアトナー版の画像データを生成する(ステップS3211)。そして、サーバ装置3060は、生成したクリアトナー版の画像データをDFE3050に送信する(ステップS3212)。
これ以降のMIC60、プリンタ機70,グロッサ80、低温定着機90における処理については、第1の実施形態と同様に行われる。
このように第2の実施形態では、有色版データ、クリアトナー版データ、印刷データ及びクリアトナー版データの生成、表面効果選択テーブルの選択処理を、クラウド上のサーバ装置3060で行っているので、第1の実施形態の効果の他、複数のホスト装置3010やDFE3050が存在する場合でも、濃度値選択テーブルや表面効果選択テーブルの変更等も一括して行うことができ、管理者の便宜となる。
なお、第2の実施形態では、クラウド上の単一のサーバ装置3060に、版データ生成部3062、印刷データ生成部3063、クリアプロセッシング3066及び用紙データベース500を設け、サーバ装置3060で、有色版データ、及びクリアトナー版データの生成を行う版データ生成処理、印刷データの生成処理、表面効果選択テーブルの選択処理を行うように構成したが、これに限定されるものではない。
例えば、クラウド上に2以上のサーバ装置を設け、上記各処理を、2以上のサーバ装置で分散させて実行するように構成してもよい。図13は、クラウド上に2つのサーバ(第1サーバ装置3860と第2サーバ装置3861)を設けたネットワーク構成図である。図13の例では、第1サーバ装置3860と第2サーバ装置3861とで、有色版データ、及びクリアトナー版データの生成を行う版データ生成処理、印刷データの生成処理、表面効果選択テーブルの選択処理を分散して行うように構成する。
例えば、第1サーバ装置3860に版データ生成部3062、印刷データ生成部3063を設け、第1サーバ装置3860で版データ生成処理、印刷データ生成処理を行うように構成し、第2サーバ装置3861にクリアプロセッシング3066を設け、第2サーバ装置3861で、表面効果選択テーブルの選択処理及びクリアトナー版データ生成処理を実行するように構成することができる。なお、各処理の各サーバ装置への分散の形態はこれに限定されるものではなく、任意に行うことができる。
すなわち、ホスト装置3010やDFE3050に最低限の構成を設ければ、版データ生成部3062、印刷データ生成部3063、クリアプロセッシング3066の一部または全部をクラウド上の一つのサーバ装置に集中して設けたり、複数のサーバ装置に分散させて設けたりすることは任意に行うことができる。
言い換えると、上述の例のように、一の装置で行っていた複数の処理のいずれかを、一の装置とネットワークを介して接続する1以上の他の装置で行う構成にすることができる。
また、上記の「一の装置とネットワークを介して接続する1以上の他の装置で行う構成」の場合、一の装置で行われた処理で発生したデータ(情報)を一の装置から他の装置に出力する処理、そのデータを他の装置が入力する処理等、一の装置と他の装置間、さらには、他の装置間同士で行われるデータの入出力処理を含むような構成となる。
つまり、他の装置が1つの場合では、一の装置と他の装置間で行われるデータの入出力処理を含むような構成となり、他の装置が2以上の場合では、一の装置と他の装置間、及び、第一の他の装置・第二の他の装置間のように他の装置間同士でデータの入出力処理を含むような構成となる。
また、第2の実施形態では、サーバ装置3060、あるいは第1サーバ装置3860及び第2サーバ装置3861などの複数のサーバ装置を、クラウド上に設けているが、これに限定されるものではない。例えば、サーバ装置3060、あるいは第1サーバ装置3860及び第2サーバ装置3861などの複数のサーバ装置を、イントラネット上に設ける等、あらゆるネットワーク上に設けた構成としてもよい。
上述した実施形態のホスト装置10、3010、DFE50、3050、サーバ装置3060、第1サーバ装置3860、第2サーバ装置3861のハードウェア構成について説明する。図14は、ホスト装置10、3010、DFE50、3050、サーバ装置3060、3860、3861のハードウェア構成図である。ホスト装置10、3010、DFE50、3050、サーバ装置3060、第1サーバ装置3860、第2サーバ装置3861は、ハードウェア構成として、装置全体を制御するCPUなどの制御装置2901と、各種データや各種プログラムを記憶するROMやRAMなどの主記憶装置2902と、各種データや各種プログラムを記憶するHDDなどの補助記憶装置2903と、キーボードやマウス等の入力装置2905と、ディスプレイ装置等の表示装置2904とを主に備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
上記実施形態のホスト装置10、3010で実行される画像処理プログラム(画像処理アプリケーションを含む。以下同。)は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。
また、上記実施形態のホスト装置10、3010で実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記実施形態のホスト装置10、3010で実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、上記実施形態のホスト装置10、3010で実行される画像処理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
上記実施形態のホスト装置10、3010で実行される画像処理プログラムは、上述した各部(版データ生成部、印刷データ生成部、入力制御部、表示制御部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、版データ生成部、印刷データ生成部、入力制御部、表示制御部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、上記実施形態のDFE50、3050で実行される印刷制御処理は、ハードウェアで実現する他、ソフトウェアとしての印刷制御プログラムで実現してもよい。この場合において、上記実施形態のDFE50、3050で実行される印刷制御プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
上記実施形態のDFE50、3050で実行される印刷制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成してもよい。
さらに、上記実施形態のDFE50、3050で実行される印刷制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記実施形態のDFE50、3050で実行される印刷制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
上記実施形態のDFE50、3050で実行される印刷制御プログラムは、上述した各部(レンダリングエンジン、ハーフトーンエンジン、TRC、si1部、si2部、si3部、クリアプロセッシング)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから印刷制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、レンダリングエンジン、ハーフトーンエンジン、TRC、si1部、si2部、si3部、クリアプロセッシングとして主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、上記実施形態のサーバ装置3060で実行される各データの生成処理は、ハードウェアで実現する他、ソフトウェアとしての生成プログラムで実現してもよい。この場合において、上記実施形態のサーバ装置3060で実行される生成プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
上記実施形態のサーバ装置3060で実行される各データの生成処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成してもよい。
さらに、上記実施形態のサーバ装置3060で実行される各データの生成処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記実施形態のサーバ装置3060で実行される各データの生成処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
上記サーバ装置3060で実行される各データの生成処理プログラムは、上述した各部(版データ生成部、印刷データ生成部、クリアプロセッシング)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから生成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、版データ生成部、印刷データ生成部、クリアプロセッシングとして主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した実施形態において、画像形成システムは、ホスト装置10,3010、DFE50,3050,MIC60、プリンタ機70、グロッサ80及び低温定着機90を備えるように構成したが、これに限らない。例えば、DFE50、3050、MIC60及びプリンタ機70を一体的に形成して1つの画像形成装置として構成するようにしても良いし、更に、グロッサ80及び低温定着機90を備えた画像形成装置として形成するようにしても良い。
上述した実施形態の画像形成システムにおいては、C,M,Y,Kの複数の色のトナーを用いて画像を形成するようにしたが、1色のトナーを用いて画像を形成するようにしても良い。
なお、上述した実施形態の画像形成システムは、MIC60を備えた構成としているが、これに限定されるものではない。上述したMIC60が行う処理、機能をDFE50等の他の装置にもたせて、MIC60を設けない構成としてもよい。
10,3010 ホスト装置
20 変角光度計
50,3050 DFE
51 レンダリングエンジン
52 si1部
53 TRC
54,3054 si2部
55 ハーフトーンエンジン
56,3066 クリアプロセッシング
57 si3部
58 編集部
60 MIC
70 プリンタ機
80 グロッサ
90 低温定着機
200 特性取得部
202 光源
204,206 ミラー
208 光量補正用フォトダイオード
210 第1フォトダイオード
212 第2フォトダイオード
214 第3フォトダイオード
216 第4フォトダイオード
218,220 偏光フィルタ
500 用紙データベース
502 UI部
504 入出力部
560 第1記憶部
562 判定部
564 第2記憶部
566 生成部
3060 サーバ装置
3062 版データ生成部
3063 印刷データ生成部
3860 第1サーバ装置
3861 第2サーバ装置
特開2005−062915号公報

Claims (7)

  1. 有色トナー版に対し、濃度値に応じて異なる種類のクリアトナー版を付加することにより、画像の指定領域に異なる表面光沢効果を付与可能にする画像処理装置であって、
    クリアトナー版が画像の指定領域に付与する表面光沢効果の種類と前記クリアトナー版の濃度値との対応関係を示す複数のテーブルを、特性が近い記録媒体のグループ毎に記憶する記憶部と、
    記録媒体の特性を取得する特性取得部と、
    前記特性取得部が取得した特性に基づいて、前記特性取得部が特性を取得した記録媒体に対し、前記複数のテーブルのいずれが適するかを判定する判定部と、
    前記判定部が判定した結果に基づいて、前記複数のテーブルのいずれかにより特定される種類のクリアトナー版を生成する生成部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 複数種類の記録媒体の特性と、前記グループ毎に前記複数のテーブルのいずれが適するかを示す情報とが対応付けられた対応データを予め蓄積しているデータベースをさらに有し、
    前記判定部は、
    前記特性取得部が取得した特性に最も近い特性の記録媒体を含むグループを、前記対応データを用いて判定することにより、前記複数のテーブルのいずれが適するかを判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記グループに対し、前記複数のテーブルのいずれが適するかを特定する特定情報をユーザから受入れるユーザインターフェイス部をさらに有し、
    前記判定部は、
    前記特定情報を前記ユーザインターフェイス部が受入れた場合、前記特定情報に基づいて前記複数のテーブルのいずれが適するかを判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記データベースは、
    前記特定情報を前記ユーザインターフェイス部が受入れた場合、前記特定情報に基づいて前記対応データを更新すること
    を特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記対応データの入出力を行う入出力部をさらに有すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 有色トナー版に対し、濃度値に応じて異なる種類のクリアトナー版を付加することにより、画像の指定領域に異なる表面光沢効果を付与する画像形成システムであって、
    クリアトナー版が画像の指定領域に付与する表面光沢効果の種類と前記クリアトナー版の濃度値との対応関係を示す複数のテーブルを、特性が近い記録媒体のグループ毎に記憶する記憶部と、
    記録媒体の特性を取得する特性取得部と、
    前記特性取得部が取得した特性に基づいて、前記特性取得部が特性を取得した記録媒体に対し、前記複数のテーブルのいずれが適するかを判定する判定部と、
    前記判定部が判定した結果に基づいて、前記複数のテーブルのいずれかにより特定される種類のクリアトナー版を生成する生成部と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  7. 有色トナー版に対し、濃度値に応じて異なる種類のクリアトナー版を付加することにより、画像の指定領域に異なる表面光沢効果を付与可能にする画像処理方法であって、
    クリアトナー版が画像の指定領域に付与する表面光沢効果の種類と前記クリアトナー版の濃度値との対応関係を示す複数のテーブルを、特性が近い記録媒体のグループ毎に記憶する工程と、
    記録媒体の特性を取得する工程と、
    取得した特性に基づいて、特性を取得した記録媒体に対して前記複数のテーブルのいずれが適するかを判定する工程と、
    判定した結果に基づいて、前記複数のテーブルのいずれかにより特定される種類のクリアトナー版を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017207367A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 キヤノン株式会社 情報処理装置、反射特性を導出する方法、プログラム、反射特性プロファイル

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