JP2015056010A - 紙幣管理システム及び紙幣管理方法 - Google Patents

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佐 中元
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【課題】記番号を利用して大量の紙幣を容易に管理する。【解決手段】紙幣を管理する紙幣管理システムを、複数紙幣の記番号を管理コードに関連付けて記憶する記憶部と、複数紙幣に付された管理コードとこの複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された収納容器IDとを読み取る読取部と、読取部によって読み取られた管理コードと収納容器IDとを関連付けて管理する紙幣情報管理部とによって構成する。【選択図】 図2

Description

この発明は、大量の紙幣を管理するための紙幣管理システム及び紙幣管理方法に関し、特に、記番号を利用して紙幣を管理する紙幣管理システム及び紙幣管理方法に関する。
従来、商品やサービスを提供する店舗、銀行の支店、ATM(現金自動預払機)等で必要とされる紙幣は、銀行の本店又は現金センターから運び込まれている。例えば、ATMで、取引に必要な紙幣が不足した場合には、ATMの管理を委託された警送会社が、銀行本店で管理される紙幣又は現金センターと呼ばれる拠点で管理される紙幣を、ATMに運んで補充する。紙幣の運搬や補充作業を行う際にはセキュリティを確保することが求められるため、紙幣に印刷された記番号等を利用して各紙幣が厳正に管理されている。
例えば、特許文献1には、銀行本店からATMへ補充する紙幣を、記番号を利用して管理する方法が開示されている。具体的には、出納責任者が、ATM補充用の紙幣を読取機にセットして紙幣の記番号を読み取らせると共に、補充先のATMに関するデータ及び補充先のATMへ紙幣を運搬する業者に関する情報等を別の装置に入力する。そして、読み取らせた紙幣記番号と入力した情報とを関連付けたデータセットを作成する。こうして作成されたデータセットを利用して、補充紙幣の記番号と実際にATMに補充された紙幣の記番号とを比較することにより、補充紙幣に係るセキュリティを確保することができる。
特開2010−157179号公報
しかしながら、上記従来技術では、データの作成に時間と手間がかかる上に作成したデータの信頼性に問題があった。具体的には、出納責任者は、紙幣の補充先となる支店及びATMを特定する情報、紙幣を運搬する運搬業者を特定する情報、紙幣を運搬する時刻、これらに関するコード等、非常に多くのデータを入力する必要がある。このため、データ入力に時間と手間を要し、入力ミス等の問題を生ずる可能性があった。補充対象となるATMの数が増えると、時間や手間、入力ミスに関する問題はさらに大きくなる。
また、銀行本店や現金センターでは、支店やATMから回収された大量の紙幣を紙幣処理機によって識別計数する。そして、市場で再利用可能な紙幣を金庫室に保管しておいて、ATMへの補充紙幣や支店の運用金として利用する。上記従来技術によれば、識別計数済みの紙幣を利用してATMへ補充する場合に、この紙幣を再度装置に投入して記番号を読み取る必要がある。例えば、1台のATMへ補充する紙幣の数は数百枚から千枚単位となるため、紙幣の記番号を読み取る処理には手間と時間がかかる。同様に、支店での運用金として準備する紙幣の数も大量である。通常、銀行本店や現金センターは多くのATMや支店で取り扱う紙幣を管理しているため、全てのATMや支店へ向けて搬出する紙幣を準備する作業は非常に手間と時間のかかる作業となる。
本発明は、上記従来技術の課題を解消するためになされたもので、記番号を利用して大量の紙幣を容易に管理することができる紙幣管理システム及び紙幣管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、紙幣管理システムであって、複数紙幣の記番号を管理コードに関連付けて記憶する記憶部と、前記複数紙幣に付された前記管理コードと前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された収納容器IDとを読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた前記管理コードと前記収納容器IDとを関連付けて管理する紙幣情報管理部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、紙幣管理システムであって、複数紙幣の記番号を管理コードに関連付けて記憶する記憶部と、前記複数紙幣に付された前記管理コードと前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された搬出先情報とを読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた前記管理コードと前記搬出先情報とを関連付けて管理する紙幣情報管理部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、紙幣管理システムであって、複数紙幣の記番号を記録した情報記録担体と、前記複数紙幣に付された前記情報記録担体に記録された前記記番号と前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された収納容器IDとを読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた前記記番号と前記収納容器IDとを関連付けて管理する紙幣情報管理部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、紙幣管理システムであって、複数紙幣の記番号を記録した情報記録担体と、前記複数紙幣に付された前記情報記録担体に記録された前記記番号と前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された搬出先情報とを読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた前記記番号と前記搬出先情報とを関連付けて管理する紙幣情報管理部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、紙幣管理システムであって、複数紙幣に付された管理情報であり前記複数紙幣の記番号を読み取ることにより作成された管理情報と、前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器の収納容器情報とを読み取る読取装置と、前記読取装置によって読み取られた前記管理情報及び前記収納容器情報に基づいて、前記紙幣収納容器に収納された全ての紙幣の記番号を管理する管理装置とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理情報は前記複数紙幣の記番号と関連付けられた管理コードであり、前記管理装置は、前記管理コードと前記収納容器情報とを関連付けて管理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理情報は前記複数紙幣の記番号であり、前記管理装置は、前記記番号と前記収納容器情報とを関連付けて管理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記収納容器情報は前記紙幣収納容器を識別するための収納容器IDであって、前記管理装置は、前記管理情報と前記収納容器IDとを関連付けて管理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記収納容器情報は前記紙幣収納容器の搬出先情報であって、前記管理装置は、前記管理情報と前記搬出先情報とを関連付けて管理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記収納容器IDと、前記紙幣収納容器の搬出先となる店舗を示す店舗ID及び/又は前記紙幣収納容器に収納された紙幣が利用される装置を示す装置IDとを関連付けて管理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記搬出先情報は前記紙幣収納容器の搬出先となる店舗を示す店舗ID及び/又は前記紙幣収納容器に収納された紙幣が利用される装置を示す装置IDであることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理情報を示す情報を印刷した結束帯により、前記複数紙幣を結束して結束紙幣を作成する紙幣処理装置をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記紙幣処理装置は、前記紙幣処理装置から投出された前記結束紙幣の上面に位置するように、前記結束帯上に、前記管理情報を示す情報を印刷することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記紙幣処理装置は、前記結束紙幣の最上面で記番号を視認可能な紙幣の記番号を、前記結束帯上に印刷することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数紙幣を抜き取り可能に集積する集積部を有する紙幣処理装置をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記紙幣処理装置と通信可能に接続され、前記管理情報を示す情報を印刷した管理票を出力するプリンタをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記紙幣処理装置は、前記集積部に集積された紙幣の抜き取りを検知した際に、前記プリンタから前記管理票を出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記紙幣処理装置は、前記集積部に集積された紙幣のうち、最も上位に位置する紙幣の記番号を前記管理票に印刷することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理情報を示す情報とはバーコードであり、前記読取装置はバーコードリーダであることを特徴とする。
また、本発明は、紙幣管理方法であって、複数紙幣の記番号を管理コードに関連付けて記憶する記憶工程と、前記複数紙幣に付された前記管理コードと前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された収納容器IDとを読み取る読取工程と、前記読取部によって読み取られた前記管理コードと前記収納容器IDとを関連付けて管理する紙幣情報管理工程とを含んだことを特徴とする。
また、本発明は、紙幣管理方法であって、複数紙幣の記番号を読み取ることにより管理情報を作成する管理情報作成工程と、前記複数紙幣に付された管理情報と、前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器の収納容器情報とを読み取る読取工程と、前記読取工程で読み取った前記管理情報及び前記収納容器情報とに基づいて、前記紙幣収納容器に収納する全ての紙幣の記番号を管理する管理工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、銀行本店や現金センターに運び込まれた紙幣の入金処理を行う段階で各紙幣の記番号を読み取って作成した管理情報である管理コードによって管理し、管理中の紙幣を搬出する際には、紙幣の記番号を管理コードに基づいて特定することができるので、再度、紙幣の記番号を読み取る必要がない。
また、本発明によれば、一括管理中の紙幣の記番号及び管理コード、この紙幣の搬出に利用する紙幣収納袋や紙幣収納カセット等の紙幣収納容器を識別する収納容器ID、この紙幣収納容器の搬出先となる店舗の店舗ID、紙幣収納容器に収納して搬出した紙幣を利用するATM等の装置の装置ID等を関連付けて管理することにより、店舗やATM等で利用される紙幣の記番号を特定することができる。
また、本発明によれば、一括管理中の紙幣にバーコード等の形で付された管理情報と、紙幣収納容器にバーコードの形で付された収納容器情報とを、読取装置として利用するバーコードリーダによって読み取ることができるので、入力ミスを生ずることがない。
図1は、本実施形態に係る紙幣管理システムの構成及び動作を説明する模式図である。 図2は、紙幣管理システムを構成する各装置の構成概略を示すブロック図である。 図3は、紙幣を結束する結束帯への情報の印刷方法を説明する図である。 図4は、管理票に印刷する情報の内容を説明する図である。 図5は、紙幣管理システムで管理されるデータについて説明する図である。 図6は、紙幣管理システムで紙幣の管理を開始するまでの処理を説明するフローチャートである。 図7は、紙幣管理システムで紙幣の搬出準備を行う際の処理を説明するフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る紙幣管理システム及び紙幣管理方法の好適な実施形態を詳細に説明する。紙幣管理システムは、例えば、銀行本店や現金センター等に設置して利用される。銀行本店や現金センターには、例えば、一日の営業が終了した後に、銀行の支店や商業施設から回収した貨幣が運び込まれる。そして、翌日の営業開始前に、営業に必要な運用金が、銀行本店又は現金センターから支店や商業施設に運び込まれる。また、ATMについても、同様に、ATMから回収された貨幣が銀行本店又は現金センターに運び込まれ、銀行本店又は現金センターから運び出された貨幣がATMに補充される。本実施形態に係る紙幣管理システムは銀行本店や現金センターで紙幣を管理するものであるが、以下では、銀行本店で利用される場合を例に説明する。
図1は、銀行本店1内に設置された紙幣管理システムによって行う紙幣管理方法を説明する模式図である。紙幣管理システムは、紙幣処理装置10と、紙幣処理装置10に接続された操作端末17と、操作端末17に接続されたプリンタ20と、銀行本店1から運び出される紙幣を準備するための搬出準備端末40と、操作端末17及び搬出準備端末40と接続された管理サーバ30とによって構成される。
まず、銀行本店1に紙幣100が運び込まれると、銀行本店1での管理を開始するために、この紙幣100を紙幣処理装置10に投入して、金種等を確認する入金処理が行われる。紙幣処理装置10は、投入された各紙幣100の金種、真偽及び正損を識別して計数する処理と、各紙幣100の記番号を文字認識して読み取る記番号認識処理とを行った後、識別結果に基づいて、各紙幣100を対応する集積部に集積する。紙幣処理装置10で得られた識別結果及び記番号は、操作端末17内で、集積部別に管理される。なお、紙幣の識別処理及び記番号認識処理については従来技術を利用することができるため詳細な処理内容の説明は省略する。
紙幣処理装置10では、予め結束対象として指定された種類の紙幣100が、結束対象紙幣として、結束対象紙幣集積部に集積される。そして、結束対象紙幣集積部の集積枚数が所定枚数、例えば100枚に達すると、これを結束帯202によって結束した結束紙幣102が作成されて、装置外へ投出される。投出される結束紙幣102の結束帯202には、管理コードと呼ばれる管理情報を示すバーコードが印刷されている。
管理コードは、結束紙幣102に含まれる100枚の紙幣の記番号を特定するための情報で、操作端末17上で作成される。操作端末17は、結束紙幣102が作成される度に管理コードを作成して、この結束紙幣102に含まれる100枚の結束対象紙幣の記番号を管理コードと関連付けた状態で管理サーバ30に送信する。
また、紙幣処理装置10に投入された全ての紙幣100の識別計数処理が完了した後、結束対象紙幣集積部に、結束されずに残った紙幣、すなわち100枚に達することなく集積されたままの端数紙幣があれば、この紙幣は装置外へ投出される。操作端末17は、端数紙幣を一括管理するための管理コードを作成して、プリンタ20から、管理コードを示すバーコードが印刷された管理票201を出力する。管理コードは、装置外へ投出される全ての紙幣の記番号を関連付けて管理するための管理情報で、端数紙幣のように結束されないバラ紙幣101の場合も、結束紙幣102の場合と同様に、一括管理される紙幣の記番号が管理コードと関連付けた状態で操作端末17から管理サーバ30へ送信される。紙幣処理装置10の操作員は、ゴムでまとめたり袋等の容器に入れたりして、管理票201を付したバラ紙幣101を一括管理する。
また、紙幣処理装置10が、結束しない種類の紙幣である結束対象外紙幣をバラ状態で集積するために、操作員が内部に集積された紙幣を抜き取ることができるオープンタイプの集積部を有していてもよい。このような装置では、オープンタイプの集積部に集積された紙幣が所定枚数、例えば100枚に達する度に、操作員が、順次、集積された紙幣を抜き取るバッチ処理が行われることが多い。また、集積された紙幣により集積部が満杯状態になったときに、操作員が紙幣を抜き取る場合もある。操作端末17は、オープンタイプの集積部に設けられた抜取検知センサにより、紙幣が抜き取られたことを検知すると、抜き取られた紙幣を一括管理するための管理コードを作成して、プリンタ20から、この管理コードを示すバーコードを印刷した管理票201を出力する。また、操作端末17は、抜き取られた紙幣の記番号を、作成した管理コードと関連付けた状態で管理サーバ30へ送信する。オープンタイプの集積部が複数ある場合には、操作員は、順次、各集積部内に集積された紙幣を抜き出して、このバラ紙幣101に、プリンタ20から出力された管理票201を付す作業を繰り返す。これにより、それぞれの集積部に集積された紙幣が、管理票201を付した状態で一括管理される。
なお、操作端末17から、管理サーバ30へデータを送信する際には、データと共に、紙幣処理装置10を識別可能な計数装置IDが送信される。計数装置IDとは、例えば、機種名と製造番号とを組み合わせた情報である。これにより、管理サーバ30では、管理コードで関連付けられた記番号の紙幣が、銀行本店1内のどの紙幣処理装置10によって処理されたものであるかを特定できるようになっている。
こうして、銀行本店1に持ち込まれて紙幣処理装置10に投入された紙幣100は、バーコードが印刷された結束帯202で結束された結束紙幣102と、バーコードが印刷された管理票201を付して一括管理されるバラ紙幣101とに分類される。結束紙幣102及びバラ紙幣101は、金庫や金庫室等、所定の現金保管庫2内に収納して管理される。
管理サーバ30内では、結束紙幣102に含まれる全ての紙幣の記番号が、結束帯202にバーコードで示された管理コードと関連付けた状態で管理される。また、バラ紙幣101に含まれる全ての紙幣の記番号が、管理票201にバーコードで示された管理コードと関連付けた状態で管理される。すなわち、管理サーバ30では、現金保管庫2内の全ての紙幣の記番号が管理コードによって管理される。なお、管理サーバ30には、識別結果や集積部に関する情報も送信されるので、管理サーバ30では、一括管理されるバラ紙幣101及び結束紙幣102に含まれる紙幣の金種、枚数、金額、正損等の情報も管理される。
また、管理サーバ30では、銀行本店1から、銀行の各支店70やATM80へ向けて搬出する紙幣の金種や枚数に関する情報が管理されている。例えば、ATM80に補充すべき紙幣に関する情報や運用金として支店70へ運び込む紙幣に関する情報が、図示しない入力装置によって管理サーバ30へ入力できるようになっている。また、例えば、管理サーバ30は、銀行本店1の外にあるATM80と通信可能に接続されており、ATM80に収納された紙幣が所定枚数以下になると、補充を要求する信号がATM80から管理サーバ30へ送信されるようになっている。管理サーバ30では、こうして入力された情報や受信した情報に基づいて、支店70及びATM80を特定する情報と、各支店70及び各ATM80に搬出すべき紙幣の金種及び枚数が管理される。
銀行本店1から支店70及びATM80へ搬出する紙幣の準備は、搬出準備端末40を利用して行われる。操作員が搬出準備端末40を操作して搬出準備作業を開始すると、搬出準備端末40と管理サーバ30との間で通信が開始されて、搬出準備端末40上に、操作員が行うべき操作が順次表示される。
具体的には、紙幣を収納して搬出するための紙幣収納容器に付された収納容器ID等の収納容器情報を読み取るように指示する情報が搬出準備端末40上に表示される。例えば、支店70でテラー等が利用する紙幣を準備する場合は、紙幣収納袋50に付された管理タグ51のバーコードを読み取るよう指示する情報が搬出準備端末40上に表示される。操作員は、この指示に従って、搬出準備端末40に接続されたバーコードリーダ41を使って、麻袋等の紙幣収納袋50に付された管理タグ51からバーコードを読み取る。管理タグ51のバーコードには、各袋を識別するための識別情報(収納容器情報)であるバッグIDが含まれている。バーコードによりバッグIDが入力されると、続いて、この紙幣収納袋50に収納すべきバラ紙幣101及び結束紙幣102の種類と枚数を指定する情報と、紙幣収納袋50に収納するバラ紙幣101及び結束紙幣102のバーコードを読み取るよう指示する情報とが、搬出準備端末40上に表示される。操作員は、これらの情報に従って、現金保管庫2から必要なバラ紙幣101及び結束紙幣102を取り出して、バーコードリーダ41によって管理票201及び結束帯202のバーコードを読み取った後、紙幣収納袋50に収納する。紙幣収納袋50では、バラ紙幣101は管理票201が付された状態のままで収納され、結束紙幣102は結束帯202で結束された状態のままで収納される。なお、紙幣収納袋50に収納すべき紙幣の種類は、例えば、紙幣の金種と正損種別とによって指定される。
同様に、ATM80で利用する紙幣を準備する場合は、紙幣収納カセット60に付された管理タグ61のバーコードを読み取るよう指示する情報が搬出準備端末40上に表示される。
なお、紙幣収納カセット60は、ATM80に脱着可能なカセットである。例えば、あるATMから紙幣を回収するために、紙幣を収納した状態で紙幣収納カセットが銀行本店1に運び込まれて、内部に収納された紙幣が回収された後、空になった紙幣収納カセット60が別のATM80に紙幣を補充するために利用される。
操作員は、搬出準備端末40上に表示された指示に従って、バーコードリーダ41を使って、紙幣収納カセット60に付された管理タグ61からバーコードを読み取る。管理タグ61のバーコードには、各紙幣収納カセット60を識別するための識別情報(収納容器情報)であるカセットIDが含まれている。続いて、この紙幣収納カセット60に収納すべき紙幣の種類と枚数を指定する情報と、紙幣収納カセット60に収納するバラ紙幣及び結束紙幣102のバーコードを読み取るよう指示する情報とが搬出準備端末40上に表示される。操作員は、これらの情報に従って、現金保管庫2から必要なバラ紙幣101及び結束紙幣102を取り出して、バーコードリーダ41によって管理票201及び結束帯202のバーコードを読み取った後、紙幣収納カセット60に収納する。紙幣収納カセット60に収納する際には、バラ紙幣101から管理票201が取り除かれ、結束紙幣102から結束帯202が取り除かれ、紙幣のみが収納される。なお、紙幣収納カセット60に収納すべき紙幣の種類は、例えば、紙幣の金種と正損種別とによって指定される。
こうして準備された紙幣収納袋50は、警送会社によって、銀行本店1から搬出されて銀行支店70へ運び込まれる。同様に、紙幣収納カセット60は、警送会社によって、銀行本店1から搬出されてATM80に装着される。
搬出準備端末40に入力された情報は全て管理サーバ30へ送信される。管理サーバ30では、支店70を識別する情報と、支店70への紙幣搬出に利用した紙幣収納袋50を特定するバッグIDと、この紙幣収納袋50に収納されたバラ紙幣101及び結束紙幣102の管理コードとを関連付けて管理する。同様に、ATM80を識別情報と、ATM80への紙幣搬出に利用した紙幣収納カセット60を特定するカセットIDと、この紙幣収納カセット60に収納されたバラ紙幣101及び結束紙幣102の管理コードとを関連付けて管理する。
このように、紙幣管理システムでは、銀行本店1に持ち込まれた紙幣100から作成した結束紙幣102及びバラ紙幣101で一括管理される各紙幣の記番号を、管理コードによって管理することができる。具体的には、結束紙幣102に含まれる各紙幣の記番号、この記番号を読み取った装置の計数装置ID及び管理コードを関連付けて管理して、一括管理されるバラ紙幣101に含まれる各紙幣の記番号、計数装置ID及び管理コードを関連付けて管理する。
銀行本店1では、持ち込まれた紙幣100の入金処理を行う際に記番号を含むデータが作成されるので、搬出準備を行う際に、紙幣の金種を再識別したり、記番号を読み取ったりする作業が不要となる。これにより、迅速に搬出準備を行うことができる。また、搬出作業時には、バーコードリーダ41で、紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60に付されたバーコードと、現金保管庫2から取り出したバラ紙幣101及び結束紙幣102に付されたバーコードとを読み取るだけでよいので、容易に作業を進めることが可能であり、各情報を手入力する場合のように入力ミスを生ずることがない。
また、紙幣管理システムでは、銀行本店1から搬出された各紙幣の記番号、各紙幣が搬出時に収納された紙幣収納袋50のバッグID及び紙幣収納カセット60のカセットIDを、搬出先である支店70やATM80毎に管理することができる。
これにより、例えば、市場で流通する紙幣の記番号から、この紙幣が銀行本店1内で過去に処理された紙幣であるか否かを確認することができる。また、この紙幣がいずれの支店70やATM80を経て市場に出たものであるかを特定することができる。
また、紙幣収納カセット60を搬出してATM80に取り付けた際に、紙幣収納カセット60内の紙幣の記番号を読み取って、管理サーバ30で管理されるデータと比較すれば、銀行本店1から搬出された紙幣が正しくATM80に補充されたか否かを確認することができる。
また、支店70内で、例えば店内で利用するテラー機等、各紙幣処理装置に補充するバラ紙幣101及び結束紙幣102の管理コードを記録しておけば、各紙幣が、支店70のどの装置で処理されたのかを特定することも可能となる。同様に、各テラーや渉外員等、各人を識別する識別IDと、各人に割り当てられたバラ紙幣101及び結束紙幣102の管理コードを記録しておけば、各紙幣が誰の手を介して処理されたものであるかを特定することも可能となる。
次に、紙幣管理システムを構成する装置について説明する。図2は、紙幣管理システムを構成する各装置を説明するためのブロック図である。なお、図2では、紙幣管理システムの機能及び動作を説明するための機能部のみを示している。
紙幣処理装置10は、識別計数処理部11、記番号読取部12、結束帯印刷部13、紙幣結束部14、端数紙幣投出部15及び紙幣抜取検知部16を有しており、紙幣処理装置10を操作するための操作端末17と接続されている。また、操作端末17には、文字、数字、バーコード等を印刷可能なプリンタ20が接続されている。
識別計数処理部11は、操作端末17を操作して入金処理番号が入力され、入金処理が開始されると、入金対象紙幣として紙幣処理装置10の投入口に投入された複数の紙幣100を、1枚ずつ装置内部へ繰り出して搬送路に沿って搬送する。そして、識別部により各紙幣の金種、真偽及び正損を識別して金種別の枚数を計数すると共に、識別結果に基づいて対応する集積部に各紙幣を集積する。結束対象として設定された紙幣は結束対象紙幣集積部に集積され、結束対象外として設定された金種の紙幣はオープンタイプの集積部に集積される。識別計数処理部11によって各紙幣から得られた識別結果、各紙幣が収納された集積部等に関する情報は、操作端末17へ送信される。なお、識別部によって金種等を識別できない紙幣、偽の紙幣等は、リジェクト部へリジェクトされる。これらの処理は従来技術を利用して行われる処理であるため詳細な説明は省略する。
記番号読取部12は、紙幣処理装置10に投入された各紙幣を撮像した紙幣画像を利用して、紙幣に印刷された記番号を文字認識する機能を有する。例えば、識別部による金種識別結果を利用して、紙幣画像から、記番号が含まれる領域の部分領域画像を切り出して文字認識処理が行われる。各紙幣から読み取られた記番号は操作端末17へ送信される。これらの処理についても従来技術を利用して行われる処理であるため詳細な説明は省略する。
結束帯印刷部13は、管理コード(管理情報)を示すバーコード等の情報を結束帯に印刷する機能を有する。具体的には、結束対象紙幣集積部に収納された紙幣枚数が、所定枚数(例えば100枚)に達して結束可能な状態になると、操作端末17で、これらの紙幣を管理するための管理コードと、この管理コードを示すバーコードが作成されるので、結束帯印刷部13がこのバーコードを結束帯に印刷する。
また、結束帯印刷部13は、管理コードを示すバーコードに加えて、紙幣処理装置10を識別する計数装置IDと、紙幣処理装置10で何番目に作成されたバラ紙幣101又は結束紙幣102であるかを示す束IDと、結束紙幣102の最上面となる紙幣の記番号のうち、少なくとも一つの情報を印刷する機能を有している。これら、結束帯202に印刷される情報についても、操作端末17上で作成される。
図3は、結束帯印刷部13による結束帯202への印刷方法を説明する図である。図3(a)に示したように、結束帯印刷部13は、結束紙幣102が装置外へ投出された際に、結束紙幣102の表面側に位置する結束帯202上の範囲に合わせて、バーコードや各種情報を印刷する。図3(a)の例は、この結束帯202で結束される紙幣が、計数装置ID「101」の装置によって処理された束ID「0001」の結束紙幣102であり、最上面の紙幣の記番号が「AB123456C」であることを示している。
この結束帯202で結束された紙幣が紙幣処理装置10から投出された際には、図3(b)に示すように、結束紙幣102の表面上で、結束帯202上の全ての印刷内容を確認することができる。結束帯202には、管理コードと関連付けて管理される100個の記番号のうち、結束紙幣102で最上面となる紙幣、すなわち投出された結束紙幣102を操作員が確認する際に記番号を読む紙幣の記番号103が印刷される。結束帯202に印刷された記番号と結束紙幣102の最上面にある記番号103とを比較することにより、結束帯202に、結束紙幣102の管理コードを示すバーコードが間違いなく印刷されていることを確認することができる。
図2に示す紙幣結束部14は、結束対象紙幣集積部に集積された紙幣を、結束帯印刷部13によってバーコード等が印刷された結束帯202を利用して結束する機能を有する。紙幣結束部14によって結束された結束紙幣102は、紙幣処理装置10の投出口から装置外へ投出される。
端数紙幣投出部15は、投入口に投入された全ての紙幣100が識別計数処理部11によって対応する集積部へ集積された後、結束対象紙幣集積部に、結束されずに残っている端数紙幣を装置外へ投出する機能を有する。
具体的には、紙幣処理装置10の各集積部に集積された紙幣の識別結果、記番号、集積枚数等を管理する操作端末17が、結束対象紙幣集積部に、所定枚数に達しなかったために結束されずに残った端数紙幣があることを認識すると、この端数紙幣の記番号を管理する管理コードと、この管理コードを示すバーコードとを作成する。続いて、操作端末17は、このバーコードを含む管理票201の印刷を指示する信号をプリンタ20に送信すると共に、結束対象紙幣集積部の端数紙幣投出を指示する信号を端数紙幣投出部15へ送信する。この結果、紙幣処理装置10から装置外部へ端数紙幣が投出され、プリンタ20から管理票201が出力されるので、操作員は、投出された端数紙幣に管理票201を付して一括管理する。なお、管理票201についても、結束帯202の場合と同様に、その表面又は裏面に、管理コードを示すバーコードに加えて、計数装置ID、束ID及び最上面となる紙幣の記番号のうち、少なくとも1つの情報を印刷することができる。
図4は、プリンタ20による管理票201への印刷内容の例を示す図である。この例では、端数紙幣投出部15によって装置外へ投出される紙幣が、計数装置ID「101」の装置によって処理された束ID「0002」のバラ紙幣101で、最上面となる紙幣の記番号が「AB987654C」であることを示している。バラ紙幣101の場合も、結束紙幣102の場合と同様に、投出されたバラ紙幣101の一番上にある紙幣の記番号と管理票201に印刷された記番号とを比較することにより、管理票201に、バラ紙幣101の管理コードを示すバーコードが間違いなく印刷されていることを確認することができる。
なお、紙幣処理装置10では、結束されることなく結束対象紙幣集積部に残された端数紙幣にも管理コードを割り当てて管理するため、端数紙幣を結束して管理することもできる。具体的には、結束紙幣102の場合と同様に、100枚に満たない端数紙幣を、管理コードを示すバーコードを印刷した結束帯202で結束して投出することができる。結束対象紙幣集積部に残された紙幣を、バラ紙幣の状態で端数紙幣投出部15により装置外へ投出するか、紙幣結束部14によって結束するかについては、事前に設定できるようになっている。
図2に示す紙幣抜取検知部16は、オープンタイプの集積部の内部に設けられた投受光部等から成る抜取検知センサにより、集積部内に集積された紙幣の抜き取り作業を検知する機能を有する。紙幣抜取検知部16は、オープンタイプの集積部が複数ある場合には、複数の集積部の中から紙幣が抜き取られた集積部を特定する機能も有している。
操作端末17では、オープンタイプの各集積部についても、結束対象紙幣集積部と同様に、集積された紙幣の識別結果、記番号及び集積枚数を管理している。操作端末17は、紙幣抜取検知部16によってオープンタイプの集積部から紙幣が抜き取られたことを検知すると、この集積部に集積されていた紙幣の記番号を管理する管理コードと、この管理コードを示すバーコードとを作成する。そして、このバーコードを含む管理票201の印刷を指示する信号をプリンタ20に送信する。操作員は、抜き取ったバラ紙幣101に、プリンタ20から出力された管理票201を付して管理する。操作員は、投出されたバラ紙幣101の一番上にある紙幣の記番号と管理票201に印刷された記番号とを比較することにより、管理票201に、バラ紙幣101の管理コードを示すバーコードが間違いなく印刷されていることを確認することができる。
オープンタイプの集積部に所定枚数、たとえば100枚の紙幣が集積されると新たな紙幣の集積を停止し、集積された100枚の紙幣が抜き取られると新たな紙幣の集積を再開する、いわゆるバッチ処理を行うことがある。このような場合は、オープンタイプの集積部に所定枚数の紙幣が集積されたタイミングで、この集積部に集積された紙幣の記番号を管理する管理コードと、この管理コードを示すバーコードとを作成するようにしてもよい。
操作端末17はコンピュータ装置から成る端末で、管理サーバ30に接続されている。上述したように、各紙幣の識別結果、各紙幣の集積先に関する情報、各紙幣の記番号、紙幣抜取検知部16による紙幣の抜取検知信号等を受信する機能を有する。また、結束対象紙幣集積部に集積された紙幣の集積枚数が100枚に達したタイミング、結束対象紙幣集積部に残った端数紙幣を装置外へ投出するタイミング、オープンタイプの集積部からの紙幣抜き取りを検知したタイミング、オープンタイプの集積部に所定枚数の紙幣が集積されたタイミング等、所定のタイミングで、各集積部に集積されていた紙幣を管理するための管理コードと、この管理コードを示すバーコードとを作成する機能を有する。また、操作端末17は、紙幣100の入金処理番号、紙幣100の識別結果、管理コード、管理コードに関連付けて一括管理される複数紙幣の記番号等を管理サーバ30に送信する。
管理サーバ30はコンピュータ装置から成る端末で、操作端末17及び搬出準備端末40と接続されている。管理サーバ30は、紙幣情報管理部31及び記憶部32を有し、紙幣管理システム内で必要とされる各種データを管理する機能を有する。
紙幣情報管理部31は、操作端末17及び搬出準備端末40から受信した情報を管理すると共に、銀行本店1から搬出する紙幣の準備に必要な情報を搬出準備端末40との間で送受信する機能を有している。
記憶部32は、不揮発性のメモリやハードディスク等から構成され、内部には、記番号管理データ32A、搬出先管理データ32B及び紙幣管理データ32Cが保存されている。図5は、記憶部32内で管理される各データの例を示す図である。
図5(a)に示す記番号管理データ32Aは、操作端末17から受信した管理コード及び記番号を含むデータである。記番号管理データ32Aには、管理コードと、この管理コードが作成された作成日時と、この管理コードで管理される紙幣が入金された入金処理番号と、入金された紙幣が処理された紙幣処理装置10を示す計数装置IDと、紙幣処理装置10で作成された結束紙幣102及び一括管理されるバラ紙幣101に連続番号を割り当てた束IDと、紙幣の合計金額を算出可能な金種及び枚数等を含む金額情報と、管理コードで一括管理される複数紙幣の記番号とが含まれる。なお、図5(a)の例では、「金額」の欄に、金種情報のみを示しているが、管理する情報の中に、正損等の情報を含めることもできる。
図5(a)上段に示すデータは、計数装置ID「101」の装置で行われた入金処理番号「001」の入金処理で投入された紙幣から、束ID「0001」の一万円札100枚から成る結束紙幣102が作成され、この結束紙幣102に含まれる紙幣の記番号が「AB123456C」等であることを示している。これらの情報から、図3(a)に示す結束帯202により同図(b)に示す結束紙幣102が作成される。
図5(a)下段に示すデータは、同じ入金処理で投入された紙幣から、100枚に達することなく結束対象集積部に残った端数紙幣、38枚の一万円札が束ID「0002」のバラ紙幣101として一括管理され、バラ紙幣101に含まれる紙幣の記番号が「AB987654C」等であることを示している。これらの情報から図4に示す管理票201が印刷される。
なお、管理コードは、銀行本店1にある複数の紙幣処理装置10で作成される結束紙幣102及びバラ紙幣101の全てを区別できるように作成される。例えば、図5(a)に示すように、作成日時を示す数字と、計数装置IDと、束IDとを結合して管理コードが作成される。
図5(b)に示す搬出先管理データ32Bは、銀行本店1から紙幣を搬出して運用金として運び込む支店70、銀行本店1から紙幣を搬出して補充するATM80等、銀行本店1からの紙幣搬出先に関する情報を管理するデータである。搬出先管理データ32Bには、支店70に割り当てられた識別番号である店舗IDと、搬出準備を行う準備日時と、紙幣を補充するATM80等の装置を識別する搬出先装置IDと、紙幣を搬出する際の搬出形態と、搬出する紙幣の金種及び枚数を含む紙幣情報とが含まれる。搬出形態は、紙幣を搬出する際に利用する紙幣収納容器を指定する情報で、例えば、紙幣収納袋50を利用する場合は「01」、紙幣収納カセット60を利用する場合は「02」が入力される。
搬出先装置IDは、搬出する紙幣が、ATM、両替機等、特定の紙幣処理装置で利用されることが決まっている場合に、各装置を識別する識別情報を入力するものである。例えば、装置の名称や機種名と製造番号とを組み合わせた情報を搬出先装置IDとして利用することにより、装置を特定することができる。なお、紙幣が、特定の装置で利用されることが決まっておらず運用金として店舗に運び込まれるものである場合は、搬出先装置IDには「0」が入力される。
図5(b)上段に示すデータは、準備日時として示された日時に、2000枚の一万円札及び500枚の五千円札等、紙幣情報として示した紙幣を紙幣収納袋50に収納して、店舗ID「A001」の支店70に向けて搬出する必要があることを示している。また、図5(b)下段のデータは、準備日時として示された日時に、1500枚の一万円札を紙幣収納カセット60に収納して、店舗ID「A001」の支店70に設置された搬出先装置ID「ATM0001」のATM80に補充するために搬出する必要があることを示している。
図5(c)に示す紙幣管理データ32Cは、紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60に収納された紙幣を管理するデータである。紙幣管理データ32Cには、紙幣の搬出先となる店舗IDと、搬出する紙幣を実際に準備した準備日時と、紙幣が利用される装置を示す搬出先装置IDと、紙幣搬出に利用した紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60を特定する搬出容器IDと、紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60に収納された紙幣を管理する管理コードとが含まれる。店舗ID及び搬出先装置IDは、図5(b)に対応する情報である。
図5(b)に示した搬出先管理データ32Bに従って、紙幣の搬出準備を進める際には、搬出形態として指定された紙幣収納袋50又は紙幣収納カセット60に付された管理タグ51、61のバーコードにより、バッグID又はカセットIDが搬出準備端末40に入力される。図5(c)の搬出容器IDは、こうして搬出準備端末40に入力されたバッグID及びカセットIDを示している。また、搬出準備端末40には、管理票201及び結束帯202のバーコードにより、紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60に収納されたバラ紙幣101及び結束紙幣102の管理コードが入力される。図5(c)の管理コードは、紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60のそれぞれに収納された全てのバラ紙幣101及び結束紙幣102の管理コードを示している。
図5(c)上段に示すデータは、同図(b)上段に示した紙幣の搬出準備が、バッグID「B001」の紙幣収納袋50を利用して行われたことを示している。また、この紙幣収納袋50に収納された紙幣の管理コードが、管理コードの欄に示されている。また、図5(c)下段に示すデータは、同図(b)下段に示した紙幣の搬出準備が、カセットID「C001」の紙幣収納カセット60を利用して行われ、この紙幣収納カセット60に、管理コードの欄に示した管理コードの紙幣が収納されたことを示している。
このように、紙幣管理データ32Cでは、搬出準備に利用した紙幣収納容器を識別するバッグID及びカセットIDと、紙幣記番号を管理する管理コードとが管理される。これにより、記番号管理データ32Aを参照して、店舗ID「A001」の支店70に運用金として運び込まれた紙幣の記番号や、ATM80に補充された紙幣の記番号を特定することができる。銀行本店1の現金保管庫2にあるバラ紙幣101及び結束紙幣102を利用して搬出準備を行うことにより、既に作成済みの記番号管理データ32Aを利用することができるので、搬出準備を行う際に紙幣を再識別したり記番号を読み取ったりする必要がなく迅速に作業を行うことができる。また、全てのデータがバーコードを読み取ることにより入力されるので容易に作業を行うことができ入力ミスを生ずることもない。
次に、紙幣管理システムによって行われる紙幣管理方法の処理手順について説明する。図6は銀行本店1に持ち込まれた紙幣100をバラ紙幣101及び結束紙幣102として現金保管庫2へ収納するまでの処理手順を示し、図7は現金保管庫2に収納されたバラ紙幣101及び結束紙幣102を利用して搬出準備を行うまでの処理手順を示している。
図6は、紙幣処理装置10を中心として行う紙幣処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、紙幣処理装置10で、結束対象紙幣用集積部に結束対象紙幣を集積して100枚の紙幣から成る結束紙幣102を作成し、オープンタイプの集積部に100枚の結束対象外紙幣を収納して抜き出すバッチ処理を行うものとして説明する。図6のステップS12〜S15では、結束対象紙幣に係る処理と結束対象外紙幣に係る処理を並列して記載している。
まず、銀行本店1に持ち込まれた紙幣100を紙幣処理装置10に投入して入金処理が開始されると、各紙幣を識別計数する処理(ステップS10)と、各紙幣から記番号を読み取る処理(ステップS11)とが行われる。各紙幣は、識別結果に基づいて、対応する集積部に集積されて、識別結果及び記番号は操作端末17内で集積部毎に管理される。
結束対象紙幣の枚数及び結束対象外紙幣の枚数が共に100枚に到達せず(ステップS12;No)、識別計数対象となる紙幣100が残っている間は(ステップS16;No)、各紙幣を識別計数して記番号を読み取りながら対応する集積部へ集積する処理(ステップS10、S11)が繰り返される。
結束対象紙幣集積部に集積された結束対象紙幣の枚数が100枚に達すると(ステップS12;Yes)、操作端末17では、これら100枚の紙幣の記番号を関連付けて管理するための管理コードが作成される(ステップS13)。この管理コードを示すバーコード、結束した際に最上面となる紙幣の記番号等の情報が、操作端末17から紙幣処理装置10に送信され、結束帯印刷部13により結束帯202上に印刷される(ステップS14)。そして、紙幣結束部14により、管理コードが印刷された結束帯202を利用して結束紙幣102が作成されて装置外へ投出される(ステップS15)。
同様に、オープンタイプの集積部に集積された結束対象外紙幣の枚数が100枚に達すると(ステップS12;Yes)、操作端末17では、これら100枚の紙幣の記番号を関連付けて管理するための管理コードが作成される(ステップS13)。この管理コードを示すバーコード、紙幣を抜き取った際に最上面となる紙幣の記番号等の情報が、操作端末17からプリンタ20に送信され、管理票201が出力される(ステップS14)。操作員は、集積部から100枚の紙幣を抜き取って(ステップS15)、このバラ紙幣101に管理コードが印刷された管理票201を付して一括管理する。なお、オープンタイプの集積部で、バッチ処理を行うことなく、満杯状態になった際に紙幣を抜き取る場合でも、同様の処理が行われることになる。
100枚の結束対象紙幣を結束帯202で結束して結束紙幣102として管理する状態とした後、又は100枚の結束対象外紙幣に管理票201を付してバラ紙幣101として管理する状態とした後、処理対象となる紙幣100が残っている場合には(ステップS16;No)、各紙幣を識別して記番号を読み取りながら集積する処理がさらに繰り返される。
そして、全ての紙幣100を識別計数し、記番号を読み取って集積した後(ステップS16;Yes)、結束対象紙幣集積部に、結束されずに残った端数紙幣がある場合には(ステップS17;Yes)、操作端末17で、端数紙幣の記番号を管理するための管理コードが作成される(ステップ18)。そして、プリンタ20により、管理コードを示すバーコード、端数紙幣を投出した際に最上面となる紙幣の記番号等の情報を印刷した管理票201が作成され(ステップS19)、端数紙幣投出部15により、端数紙幣が装置外へ投出される(ステップS20)。操作員は、投出された端数紙幣、すなわちバラ紙幣101に管理票201を付して一括管理する。紙幣処理装置10が、結束対象紙幣集積部を複数有する場合には、全ての集積部について、ステップS18〜S20の処理が行われる。
次に、操作端末17により、オープンタイプの集積部内に集積された紙幣の有無が確認される(ステップS21)。例えば、バッチ処理対象の紙幣で100枚に達しなかった紙幣が残っている場合、結束対象外紙幣かつバッチ処理対象外の紙幣が満杯状態となることなく集積されている場合に、これらの紙幣が、操作端末17によって認識される。
そして、オープンタイプの集積部に集積された紙幣がある場合は(ステップS21;Yes)、この紙幣を集積部から抜き取るよう促す情報を操作端末17上に表示して、紙幣が抜き取られるのを待つ(ステップS22;No)。紙幣抜取検知部16により、集積部からの紙幣の抜き取りが検知されると(ステップS22;Yes)、操作端末17により、この集積部に集積された紙幣の記番号を管理するための管理コードが作成される(ステップS23)。そして、プリンタ20により、管理コードを示すバーコード、集積された紙幣を抜き取った際に最上面となる紙幣の記番号等の情報を印刷した管理票201が作成される(ステップS24)。操作員は、抜き取った紙幣、すなわちバラ紙幣101に管理票201を付して一括管理する。なお、紙幣処理装置10が、オープンタイプの集積部を複数有する場合には、全ての集積部について、ステップS23、S24の処理が行われる。
集積された紙幣が無くなると(ステップS21;No)、処理を完了する。バーコードが印刷された結束帯202で結束された結束紙幣102、バーコードが印刷された管理票201が付されたバラ紙幣101は、所定の金庫や金庫室等、現金保管庫2に収納して管理される。
管理コードと各管理コードに関連付けて管理される紙幣の記番号は、所定タイミングで、操作端末17から管理サーバ30へ送信される。送信タイミングは、例えば、管理コードを作成したタイミングであってもよいし、結束帯202や管理票201にバーコードを印刷したタイミングであってもよい。また、結束紙幣102の装置外への投出タイミング、オープンタイプの集積部からの紙幣の抜き取りタイミングであってもよい。また、紙幣100の入金処理確定後等のタイミングであってもよいし、操作員が操作端末17上で所定の指示操作を行ったタイミングであってもよい。銀行や現金センターによって紙幣を管理する方法が異なるため、紙幣管理システムでは、それぞれの運用に応じて、管理サーバ30で管理コード及び記番号の管理を開始するタイミングを設定できるようになっている。
管理サーバ30では、紙幣情報管理部31が、操作端末17から受信した管理コード及び記番号、紙幣処理装置10を特定可能な計数装置ID等のデータを、記憶部32の記番号管理データ32Aに登録して管理する。
図7は、搬出準備端末40を中心として行う紙幣処理の処理手順を示すフローチャートである。搬出準備端末40を操作して紙幣の搬出準備を開始すると、管理サーバ30の記憶部32に保存された搬出先管理データ32Bに基づいて、必要な作業内容が搬出準備端末40上に表示される。操作員は、表示に従って搬出準備作業を開始する。
なお、紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60のいずれを利用して搬出準備を行うかは、図5(b)に示す搬出先管理データ32Bの搬出形態に基づいて指定される。紙幣収納袋50と紙幣収納カセット60で、行う作業は同様であるため、以下では紙幣収納袋50を例に説明する。
まず、搬出準備端末40に表示された指示に従って、搬出準備端末40に接続されたバーコードリーダ41によって、紙幣収納袋50に付された管理タグ51のバーコードを読み取ると、バーコードで示されたバッグIDが搬出準備端末40に入力され、管理サーバ30へ送信される(ステップS30)。
続いて、紙幣収納袋50に収納すべき紙幣の金種及び枚数が表示されるので、この表示に基づいて、バラ紙幣101及び結束紙幣102を紙幣収納袋50に収納する作業を開始する。具体的には、搬出準備端末40では、搬出先管理データ32Bの紙幣情報に基づいて、収納すべきバラ紙幣101の金種及び枚数と収納すべき結束紙幣102の金種及び枚数とが表示される。操作員は、この表示に従って、必要な金種及び枚数に応じてバラ紙幣101及び結束紙幣102を現金保管庫2から取り出して、管理票201及び結束帯202に印刷されたバーコードをバーコードリーダ41によって読み取る作業を行う。バーコードで示された管理コードは、搬出準備端末40に入力された後、管理サーバ30へ送信される(ステップS31)。
管理コードの入力を終えたバラ紙幣101及び結束紙幣102は、紙幣収納袋50へ収納される(ステップS32)。管理コードを読み取ってバラ紙幣101及び結束紙幣102を紙幣収納袋50へ収納する作業は、紙幣収納袋50へ収納するよう設定された全ての紙幣の収納が完了するまで続けられる(ステップS33;No)。搬出準備端末40上では、管理コードが入力される度に、紙幣収納袋50に収納しなければならない紙幣の金種及び枚数が更新されるので、操作員は、この情報を確認しながら収納作業を続ける。
紙幣収納袋50への紙幣の収納が完了した後(ステップS33;Yes)、搬出先管理データ32Bに、さらに準備すべき紙幣収納袋50又は紙幣収納カセット60が登録されていれば(ステップS34;No)、新たに紙幣収納袋50又は紙幣収納カセット60を準備して(ステップS30)、紙幣を収納する作業を繰り返す(ステップS31〜S33)。具体的には、例えば、支店70の運用金として紙幣収納袋50に紙幣を収納して準備した後、さらに、ATM80に補充するための紙幣を紙幣収納カセット60に収納して準備する作業が行われる。
そして、搬出先管理データ32Bに登録された全ての紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60へ紙幣を収納する作業を終えると(ステップS34;Yes)、搬出準備作業を完了する。
管理サーバ30では、紙幣情報管理部31が、搬出準備端末40から受信したバッグID及びカセットIDと、バラ紙幣101及び結束紙幣102の管理コードとを、搬出先管理データ32Bにある店舗ID及び搬出先装置IDと関連付けて、記憶部32の紙幣管理データ32Cに登録して管理する。これにより、管理サーバ30で管理される記番号管理データ32A及び紙幣管理データ32Cに基づいて、支店70やATM80に向けて搬出した全ての紙幣の記番号を特定することが可能となる。
本実施形態では、複数紙幣の記番号を一括管理するための管理情報である管理コードについて、これを示す情報としてバーコードを利用する例を示したが、本実施形態がこれに限定されるものではなく、例えば、2次元バーコードや独自の図形コードを利用する態様であってもよいし、文字又は数字を利用する態様であっても構わない。例えば、管理コードを文字や数字で表示する場合には、バーコードリーダ41に代えてハンディスキャナを利用して文字認識を行うことにより同様の機能及び動作を実現することができる。
また、バラ紙幣101及び結束紙幣102から、これらを管理する管理コードの情報を取得することができれば、バーコードや文字を印刷して利用する態様に限定されず、ICタグ等、RFID技術を利用したカードやチップを利用する態様であっても構わない。例えば、管理コードを記録したICタグをバラ紙幣101及び結束紙幣102に付して、バーコードリーダ41に代えてICタグリーダを利用することにより同様の機能及び動作を実現することができる。管理コードを含む管理情報を記録した管理票、カード、チップなどは、バラ紙幣101や結束紙幣102と一緒にゴムで束ねたり、クリップ留めしたりすることにより、一括管理される紙幣に添付される。また、結束紙幣102については、管理情報を結束帯202に印刷する態様以外に、管理票、カード、チップなどを結束帯202にクリップ留めしたり貼り付けたりすることにより添付してもよい。
また、多くのデータを記録可能な情報記録担体である2次元バーコードやICタグを利用する場合には、管理情報として、管理コードに代えて又は加えて、全ての紙幣の記番号を記録する態様であっても構わない。この場合は、例えば、全ての紙幣の記番号を記録した2次元バーコードをバラ紙幣101及び結束紙幣102に付して現金保管庫2に保管して、搬出準備端末40による搬出準備を行う際に、2次元バーコードを読み取って、得られた全ての紙幣の記番号を管理サーバ30に送信する。そして、これらの記番号を、記憶部32の紙幣管理データ32Cで管理すれば、上述した紙幣管理システムと同様の機能を実現することができる。
また、紙幣収納袋50を識別するバッグIDや紙幣収納カセット60を識別するカセットID等、紙幣収納容器を識別する収納容器識別情報についても、これを示す情報をバーコードで示す態様の他、2次元バーコード、図形コード、文字や数字を利用して示す態様であってもよいし、ICタグ等を利用する態様であっても構わない。収納容器識別情報は、紙幣収納容器に直接印刷することにより添付してもよいし、収納容器識別情報を記録したタグ、カード、チップなどを紙幣収納容器に括り付けたり貼り付けたりすることにより添付してもよい。
また、本実施形態では、紙幣処理装置10に操作端末17が接続される態様を示したが、紙幣処理装置10単体で、操作端末17に関する機能及び動作を実現する態様であっても構わない。
また、管理票201及び結束帯202に、管理コードに加えて印刷する情報については、図5(a)の記番号管理データ32Aで管理される作成日時、入金処理番号、計数装置ID、束ID、金額の中から、任意に選択することができる。また、この他、紙幣の正損に関する情報を印刷することもできる。例えば、正損情報として、テラーが利用できる状態であるテラーフィット、ATMで利用できる状態であるATMフィット等を示す情報を、管理票201や結束帯202に印刷すれば、テラーフィットのバラ紙幣101及び結束紙幣102を紙幣収納袋50へ収納して、ATMフィットのバラ紙幣101及び結束紙幣102を紙幣収納カセット60へ収納する作業を容易に行うことができる。また、結束帯202では、管理コードを結束紙幣102の表面から読み取ることができれば、他の情報は、結束紙幣102の側面や裏面に印刷される態様であっても構わない。管理票201についても、情報印刷に両面を利用して、一部の情報を裏面に印刷する態様であっても構わない。
また、本実施形態では、搬出先管理データ32Bに従って紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60の搬出準備を行う態様を示したが、紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60に対応する搬出先管理データ32Bを読み出して、搬出準備を行う態様であっても構わない。具体的には、紙幣収納袋50及び紙幣収納カセット60に付された管理タグ51、61に、収納容器情報として、搬出先となる支店70やATM80を特定する店舗ID及び搬出先装置IDを含めておいて、これらを搬出準備端末40に入力することによって、管理サーバ30から、これらの搬出先に対応する搬出先管理データ32Bが読み出され、読み出したデータに基づいて搬出準備を行う。
上述してきたように、本実施形態によれば、銀行本店や現金センターに運び込まれた複数紙幣の入金処理を行う段階で各紙幣の記番号を読み取って、管理コードによって一括管理し、管理中の紙幣の搬出準備を行う際には、管理コードに基づいて紙幣の記番号を特定することができるので、運び出す際に紙幣の記番号を読み取る処理を行う必要がない。
また、管理コード、バッグID及びカセットIDがバーコードの形で付されているため、バーコードリーダ等の読取装置を利用して入力することが可能となり、これらの情報を手入力する場合のように入力ミスを生ずることがない。
また、一括管理中の紙幣の記番号と関連付けられた管理コードと、この紙幣の搬出に利用した紙幣収納容器の収納容器IDと、この紙幣収納容器の搬出先となる店舗の店舗IDやATM等の装置の装置IDとを管理することにより、店舗や装置で利用された紙幣の記番号を特定することができる。
以上のように、本発明に係る紙幣管理システム及び紙幣管理方法は、銀行本店や現金センターで管理される大量の紙幣を、記番号を利用して容易に管理するために有用である。
1 銀行本店
2 現金保管庫
10 紙幣処理装置
11 識別計数処理部
12 記番号読取部
13 結束帯印刷部
14 紙幣結束部
15 端数紙幣投出部
16 紙幣抜取検知部
17 操作端末
20 プリンタ
30 管理サーバ
31 紙幣情報管理部
32 記憶部
40 搬出準備端末
41 バーコードリーダ
50 紙幣収納袋
51、61 管理タグ
60 紙幣収納カセット
70 銀行支店
80 ATM

Claims (22)

  1. 複数紙幣の記番号を管理コードに関連付けて記憶する記憶部と、
    前記複数紙幣に付された前記管理コードと前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された収納容器IDとを読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取られた前記管理コードと前記収納容器IDとを関連付けて管理する紙幣情報管理部と
    を備えることを特徴とする紙幣管理システム。
  2. 複数紙幣の記番号を管理コードに関連付けて記憶する記憶部と、
    前記複数紙幣に付された前記管理コードと前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された搬出先情報とを読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取られた前記管理コードと前記搬出先情報とを関連付けて管理する紙幣情報管理部と
    を備えることを特徴とする紙幣管理システム。
  3. 複数紙幣の記番号を記録した情報記録担体と、
    前記複数紙幣に付された前記情報記録担体に記録された前記記番号と前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された収納容器IDとを読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取られた前記記番号と前記収納容器IDとを関連付けて管理する紙幣情報管理部と
    を備えることを特徴とする紙幣管理システム。
  4. 複数紙幣の記番号を記録した情報記録担体と、
    前記複数紙幣に付された前記情報記録担体に記録された前記記番号と前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された搬出先情報とを読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取られた前記記番号と前記搬出先情報とを関連付けて管理する紙幣情報管理部と
    を備えることを特徴とする紙幣管理システム。
  5. 複数紙幣に付された管理情報であり前記複数紙幣の記番号を読み取ることにより作成された管理情報と、前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器の収納容器情報とを読み取る読取装置と、
    前記読取装置によって読み取られた前記管理情報及び前記収納容器情報に基づいて、前記紙幣収納容器に収納された全ての紙幣の記番号を管理する管理装置と
    を備えることを特徴とする紙幣管理システム。
  6. 前記管理情報は前記複数紙幣の記番号と関連付けられた管理コードであり、
    前記管理装置は、前記管理コードと前記収納容器情報とを関連付けて管理する
    ことを特徴とする請求項5に記載の紙幣管理システム。
  7. 前記管理情報は前記複数紙幣の記番号であり、
    前記管理装置は、前記記番号と前記収納容器情報とを関連付けて管理する
    ことを特徴とする請求項5に記載の紙幣管理システム。
  8. 前記収納容器情報は前記紙幣収納容器を識別するための収納容器IDであって、
    前記管理装置は、前記管理情報と前記収納容器IDとを関連付けて管理する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の紙幣管理システム。
  9. 前記収納容器情報は前記紙幣収納容器の搬出先情報であって、
    前記管理装置は、前記管理情報と前記搬出先情報とを関連付けて管理する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の紙幣管理システム。
  10. 前記管理装置は、前記収納容器IDと、前記紙幣収納容器の搬出先となる店舗を示す店舗ID及び/又は前記紙幣収納容器に収納された紙幣が利用される装置を示す装置IDとを関連付けて管理することを特徴とする請求項8に記載の紙幣管理システム。
  11. 前記搬出先情報は前記紙幣収納容器の搬出先となる店舗を示す店舗ID及び/又は前記紙幣収納容器に収納された紙幣が利用される装置を示す装置IDであることを特徴とする請求項9に記載の紙幣管理システム。
  12. 前記管理情報を示す情報を印刷した結束帯により、前記複数紙幣を結束して結束紙幣を作成する紙幣処理装置をさらに備えることを特徴とする請求項5〜11のいずれか1項に記載の紙幣管理システム。
  13. 前記紙幣処理装置は、前記紙幣処理装置から投出された前記結束紙幣の上面に位置するように、前記結束帯上に、前記管理情報を示す情報を印刷することを特徴とする請求項12に記載の紙幣管理システム。
  14. 前記紙幣処理装置は、前記結束紙幣の最上面で記番号を視認可能な紙幣の記番号を、前記結束帯上に印刷することを特徴とする請求項12又は13に記載の紙幣管理システム。
  15. 前記管理情報を示す情報とはバーコードであり、前記読取装置はバーコードリーダであることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の紙幣管理システム。
  16. 前記複数紙幣を抜き取り可能に集積する集積部を有する紙幣処理装置をさらに備えることを特徴とする請求項5〜11のいずれか1項に記載の紙幣管理システム。
  17. 前記紙幣処理装置と通信可能に接続され、前記管理情報を示す情報を印刷した管理票を出力するプリンタをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の紙幣管理システム。
  18. 前記紙幣処理装置は、前記集積部に集積された紙幣の抜き取りを検知した際に、前記プリンタから前記管理票を出力することを特徴とする請求項17に記載の紙幣管理システム。
  19. 前記紙幣処理装置は、前記集積部に集積された紙幣のうち、最も上位に位置する紙幣の記番号を前記管理票に印刷することを特徴とする請求項17又は18に記載の紙幣管理システム。
  20. 前記管理情報を示す情報とはバーコードであり、前記読取装置はバーコードリーダであることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載の紙幣管理システム。
  21. 複数紙幣の記番号を管理コードに関連付けて記憶する記憶工程と、
    前記複数紙幣に付された前記管理コードと前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器に付された収納容器IDとを読み取る読取工程と、
    前記読取部によって読み取られた前記管理コードと前記収納容器IDとを関連付けて管理する紙幣情報管理工程と
    を含んだことを特徴とする紙幣管理方法。
  22. 複数紙幣の記番号を読み取ることにより管理情報を作成する管理情報作成工程と、
    前記複数紙幣に付された管理情報と、前記複数紙幣を収納する紙幣収納容器の収納容器情報とを読み取る読取工程と、
    前記読取工程で読み取った前記管理情報及び前記収納容器情報とに基づいて、前記紙幣収納容器に収納する全ての紙幣の記番号を管理する管理工程と
    を含んだことを特徴とする紙幣管理方法。
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