JP2015054534A - フィラーパイプ - Google Patents

フィラーパイプ Download PDF

Info

Publication number
JP2015054534A
JP2015054534A JP2013187127A JP2013187127A JP2015054534A JP 2015054534 A JP2015054534 A JP 2015054534A JP 2013187127 A JP2013187127 A JP 2013187127A JP 2013187127 A JP2013187127 A JP 2013187127A JP 2015054534 A JP2015054534 A JP 2015054534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler pipe
seal member
main body
inlet
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013187127A
Other languages
English (en)
Inventor
杉崎 智弘
Toshihiro Sugizaki
智弘 杉崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FTS Co Ltd
Original Assignee
FTS Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FTS Co Ltd filed Critical FTS Co Ltd
Priority to JP2013187127A priority Critical patent/JP2015054534A/ja
Publication of JP2015054534A publication Critical patent/JP2015054534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】衝突等が生じても、フィラーパイプから燃料漏れを防止するフィラーパイプを提供する。【解決手段】フィラーパイプ10は、フィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30が分離可能に接続され、接続部分のフィラーパイプ10の内部にシール部材40が取付けられる。シール部材40は、シール部材取付部41とシール部材弁体45とシール部材連結部42とシール部材脚部46から形成される。フィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30が分離するときに、シール部材連結部43が破断して、シール部材取付部41がフィラーパイプ入口部20の内部に保持され、シール部材脚部46がフィラーパイプ本体部30の内部に保持されて、シール部材弁体45を保持して、シール部材弁体45がフィラーパイプ本体部30の本体部先端開口部33を塞ぐ。【選択図】図1

Description

本発明は、給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプをフィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部に分離可能に形成したフィラーパイプに関する。
図6に示すように、車体1に設けられた車体給油口2から自動車用の燃料タンク3へ燃料を注入するためにフィラーパイプ110が取付けられている。
フィラーパイプ110には、注入口111に給油ガン(図示せず)の先端部を挿入して燃料を注入している。
燃料タンク3は、車体1のフロアの下面に取付けられて、車体給油口2は車体1の側面に形成されている。
燃料タンク3と車体給油口2を接続するフィラーパイプ110の注入口111にはタンクキャップが取付けられて、フィラーパイプ110からの燃料の流出を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
自動車が後方から衝突された場合には、車体給油口2付近が潰れたり、車体給油口2と燃料タンク3は相対的にズレが生じて、フィラーパイプ110の注入口111の部分と燃料タンク3に接続されたフィラーパイプ110の本体の部分との間には歪が生じる。その歪により、フィラーパイプ110が破損する恐れが生じることがある。
そのため、フィラーパイプ110に歪が生じて、破損しても燃料の流出を防止することが求められている。さらに、自動車の転倒等が生じても、燃料漏れが生じないことも、必要である。
特開2012−224241号公報
そこで本発明は、衝突等が生じても、フィラーパイプから燃料漏れを防止するフィラーパイプを提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
フィラーパイプは、車体給油口に取付けられるフィラーパイプ入口部と、燃料タンクと連結され燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ本体部とに分割して形成されるとともに、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離可能に接続され、接続部分のフィラーパイプの内部にシール部材が取付けられて、車体に取付けられ、
シール部材は、フィラーパイプ入口部の内部に取付けられるシール部材取付部と、フィラーパイプ本体部に取付けられフィラーパイプ本体部の先端開口部をシール可能なシール部材弁体と、シール部材弁体とシール部材取付部とを連結するとともに衝撃により分断可能なシール部材連結部と、シール部材弁体を保持しフィラーパイプ本体部に取付けるシール部材脚部から形成され、
シール部材取付部は、フィラーパイプ入口部から注入された燃料が通過する開口を有するとともに、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が接続されているときは、シール部材連結部、シール部材弁体及びシール部材脚部はフィラーパイプ本体部との間に燃料が流入する空間を有し、
フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離するときに、シール部材連結部が破断して、シール部材取付部がフィラーパイプ入口部の内部に保持され、シール部材脚部がフィラーパイプ本体部の内部に保持されて、シール部材弁体を保持してシール部材弁体がフィラーパイプ本体部の本体部先端開口部を塞ぐことを特徴とするフィラーパイプである。
請求項1の本発明では、フィラーパイプは、車体給油口に取付けられるフィラーパイプ入口部と、燃料タンクと連結され燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ本体部とに分割して形成されるとともに、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離可能に接続され、接続部分のフィラーパイプの内部にシール部材が取付けられて、車体に取付けられる。
このため、フィラーパイプが自動車の車体に取付けられると、車体給油口から燃料タンクに燃料を注入することができ、衝突等でフィラーパイプに衝撃を受けると、フィラーパイプは、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離して衝撃を吸収してフィラーパイプの破損を防止するとともに、シール部材がフィラーパイプ本体部の先端開口部をシールして燃料の流出を防止することができる。
シール部材は、フィラーパイプ入口部の内部に取付けられるシール部材取付部と、フィラーパイプ本体部に取付けられフィラーパイプ本体部の先端をシール可能なシール部材弁体と、シール部材弁体とシール部材取付部とを連結するとともに衝撃により分断可能なシール部材連結部と、シール部材弁体を保持しフィラーパイプ本体部に取付けるシール部材脚部から形成される。
このため、シール部材は、シール部材取付部によりフィラーパイプ入口部に取付けられ、シール部材脚部によりフィラーパイプ本体部に取付けられて、フィラーパイプの内部に固定されることができる。
フィラーパイプに衝撃が加わったときに、シール部材連結部が分断されて、フィラーパイプ本体部の先端開口部をシール部材弁体が塞ぐことができ、燃料の流出を防止できる。
シール部材取付部は、フィラーパイプ入口部から注入された燃料が通過する開口を有するとともに、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が接続されているときは、シール部材連結部、シール部材弁体及びシール部材脚部はフィラーパイプ本体部との間に燃料が流入する空間を有する。
このため、フィラーパイプを自動車の車体に取り付けて、車体給油口から燃料を注入すると、シール部材がフィラーパイプの内部に取付けられていても、スムースに燃料が燃料タンクまで流入させることができる。
フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離するときに、シール部材連結部が破断して、シール部材取付部がフィラーパイプ入口部の内部に保持され、シール部材脚部がフィラーパイプ本体部の内部に保持されて、シール部材弁体を保持してシール部材弁体がフィラーパイプ本体部の先端開口部を塞ぐ。
このため、フィラーパイプに衝撃を受けてフィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離しても、シール部材連結部が分断前にシール部材弁体を引っ張って、フィラーパイプ本体部の先端開口部に当接させた後に、シール部材連結部が分断され、シール部材脚部がシール部材弁体をフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部に押圧されるように保持して、フィラーパイプ本体部の本体部先端開口部を塞ぐことができ、燃料の流出を防止することができる。
請求項2の本発明は、シール部材弁体は、半円球状又は円錐状に形成され、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離するときに、シール部材脚部がシール部材弁体を押圧してフィラーパイプ本体部の先端開口部に形成された本体部先端係止部にシール部材弁体を当接させて、シール部材弁体がフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部を塞ぐフィラーパイプである。
請求項2の本発明では、シール部材弁体は、半円球状又は円錐状に形成されるため、パイプ状に形成されたフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部を塞ぐことができる。
フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離するときに、シール部材連結部がシール部材弁体を引っ張るとともに、シール部材脚部がシール部材弁体を押圧してフィラーパイプ本体部の先端開口部に形成された本体部先端係止部にシール部材弁体を当接させて、シール部材弁体がフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部を塞ぐ。このため、シール部材弁体はシール部材脚部によりフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部に強く押圧されて、シール部材弁体がフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部から離れることがなく、シール性を確保することができる。
請求項3の本発明は、シール部材脚部は、複数本が形成されるとともに、屈曲部を有し、先端がフィラーパイプ本体部に取付けられ、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離するときに、シール部材脚部の屈曲部は伸長して、シール部材弁体をフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部に押圧するフィラーパイプである。
請求項3の本発明では、シール部材脚部は、複数本が形成されるとともに、屈曲部を有し、先端がフィラーパイプ本体部に取付けられている。このため、シール部材脚部とシール部材脚部の間に空間があり、燃料の流入がスムースに行くことができるとともに、シール部材弁体を安定して保持することができる。
フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離するときに、シール部材脚部の屈曲部は伸長して、シール部材弁体をフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部に押圧する。シール部材脚部の伸長により確実にシール部材弁体をフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部に当接するまで押圧して、シール部材弁体が本体部先端係止部から離れないように押圧し続けることができる。
請求項4の本発明は、シール部材脚部は金属で形成され、シール部材弁体は合成樹脂、合成ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成されたフィラーパイプである。
請求項4の本発明では、シール部材脚部は金属で形成されたため、剛性が高く、シール部材脚部が延びたときに、シール部材弁体をフィラーパイプ本体部の先端開口部に押圧する力が強く、シール性が高い。
シール部材弁体は合成樹脂、合成ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成されたため、柔軟性を有して、フィラーパイプ本体部の本体部先端係止部に当接したときに、シール部材弁体が柔軟に変形して、本体部先端係止部とシール部材弁体との間の隙間をなくすことができ、シール性が高い。
請求項5の本発明は、フィラーパイプ本体部の本体部の先端開口部には、フィラーパイプ本体部の先端から内側に屈曲して形成された本体部先端係止部が形成され、本体部先端係止部の内径は、シール部材弁体の外形よりも小さく形成され、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が接続されているときは、本体部先端係止部とシール部材弁体の間には、燃料が通過する隙間が設けられ、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離すると、本体部先端係止部にシール部材弁体が当接してシールするフィラーパイプである。
請求項5の本発明では、フィラーパイプ本体部の本体部の先端開口部には、フィラーパイプ本体部の先端から内側に屈曲して形成された本体部先端係止部が形成されるため、フィラーパイプ本体部の本体部先端係止部の形成が容易であり、フィラーパイプ本体部と本体部先端係止部33との間には隙間や孔がなく、本体部先端係止部から燃料が漏れることがない。
本体部先端係止部の内径は、シール部材弁体の外形よりも小さく形成されるため、シール部材弁体で本体部先端係止部を確実に塞ぐことができる。
フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が接続されているときは、本体部先端係止部とシール部材弁体の間には、燃料が通過する隙間が設けられ、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離すると、本体部先端係止部にシール部材弁体が当接してシールする。このため、車体給油口から注入された燃料はスムースに燃料タンクに流入することができ、フィラーパイプに衝撃が加わりフィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離すると、確実にフィラーパイプ本体部の先端開口部をシール部材弁体で塞ぐことができる。
フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が接続されているときは、シール部材取付部は、フィラーパイプ入口部から注入された燃料が通過する開口を有するとともに、シール部材連結部、シール部材弁体及びシール部材脚部はフィラーパイプ本体部との間に燃料が流入する空間を有するため、車体給油口から燃料を注入すると、スムースに燃料が燃料タンクまで流入させることができる。
フィラーパイプに衝撃を受けてフィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離しても、シール部材脚部がシール部材弁体をフィラーパイプ本体部の本体部先端係止部に押圧されるように保持して、フィラーパイプ本体部の本体部先端係止部を塞ぐことができ、燃料の流出を防止することができる。
本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部を接続し、シール部材を取付けた部分の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、シール部材をフィラーパイプ本体部に取付けた状態の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部が分離し、シール部材が破断した状態の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプ入口部とフィラーパイプ本体部を接続し、シール部材を取付け、タンクキャップを取付けた状態の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプ入口部に給油ガンを挿入し、燃料を注入する状態の断面図である。 フィラーパイプを車体給油口と燃料タンクの間に取付けた状態の車体の接断図である。
本発明は、自動車の車体に設けられた車体給油口2から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ10に関するものであり、図6に示すように、フィラーパイプ10は車体給油口2と燃料タンク3を接続するように車体1に取付けられている。
図1に示すように、フィラーパイプ10は、車体給油口2に取付けられるフィラーパイプ入口部20と、燃料タンク3に連結され燃料タンク3へ燃料を注入するフィラーパイプ本体部30から形成されている。
フィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30は接続されて、車体1に取付けられている。フィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30の接続部分の内部にはシール部材40が取付けられている。
まず、フィラーパイプ入口部20、フィラーパイプ本体部30及びシール部材40のそれぞれの構成について説明し、その後、フィラーパイプ入口部20、フィラーパイプ本体部30及びシール部材40の接続と分離について説明する。
図1に示すように、フィラーパイプ入口部20は、車体給油口2と接続する入口部注入口21と、入口部注入口21から円筒状に形成され、後述するリテーナ50が取付けられる入口部リテーナ保持部22と、入口部リテーナ保持部22から連続して同じ内径を有する入口部第1筒状部23と、入口部第1筒状部23から連続して形成されるとともに、内径が小さく形成された入口部第2筒状部24とから形成されている。
リテーナ50は、入口部注入口21に係止されるリテーナ係止部51と、円筒状に形成され入口部リテーナ保持部22の内面に当接するリテーナ当接部52と、リテーナ当接部52の先端から内径が小さく絞り込まれて形成され、後述する給油ガン70の先端を保持する給油ガン保持部53から構成されている。
図1に示すように、リテーナ50は、リテーナ係止部51が入口部注入口21に係止され、リテーナ当接部52が入口部リテーナ保持部22の内面に広い面積で当接して、安定して保持される。
フィラーパイプ入口部20の入口部第2筒状部24は、上記のように入口部第1筒状部23よりも内径が小さく形成され、内径は後述する本体部先端部31が挿入可能に、フィラーパイプ本体部30の本体部先端部31の外径と略同じに形成される。
入口部第2筒状部24の内面には、入口部係合凹部26が円周方向に連続して輪状に形成されて、入口部係合凹部26には、シールリング36が嵌め込まれている。フィラーパイプ入口部20の入口部第2筒状部24にフィラーパイプ本体部30の本体部先端部31が挿入されたときに、シールリング36は、入口部第2筒状部24と本体部先端部31の間をシールしている。
入口部第2筒状部24の入口部第1筒状部23に近接した部分には、後述するシール部材40のシール部材取付部41が当接する円筒状の入口部シール部材保持部25が形成されている。入口部シール部材保持部25には、シール部材取付部41を係止する入口部突起27が形成されている。入口部突起27は、シール部材取付部41の側端に当接して係止するように複数個設けることができる。
図1と図2に示すように、フィラーパイプ本体部30は、フィラーパイプ入口部20に挿入される本体部先端部31と、燃料タンク3に接続されて燃料を送付する本体部パイプ部32から形成されている。本体部パイプ部32は、本体部先端部31よりも徐々に内径が小さくなるように形成されている。本体部先端部31の先端部分は開口して先端開口部を形成する。
本体部先端部31の先端が内側に断面形状が斜めに折り曲げられて本体部先端係止部33が形成されている。本体部先端係止部33は本体部先端部31の内部で本体部先端部31と連続して隙間なく帯状に形成され、先端側の開口が狭くなっている。本体部先端係止部33の先端部分の開口の内径は、後述するシール部材40のシール部材弁体45の外形よりも小さく形成されている。
本体部先端部31の本体部パイプ部32に近い部分には、本体部シール部材係止部34が形成されている。本体部シール部材係止部34は、内側が凹み外側に凸に形成され、後述するシール部材40のシール部材脚部46の先端を係止する。本体部シール部材係止部34は、シール部材脚部46の数に対応して部分的に凹んで形成されてもよく、円周方向に連続して輪状に形成されてもよい。
次に、図2に基づきシール部材40について説明する。
シール部材40は、フィラーパイプ入口部20の内部に取付けられるシール部材取付部41と、フィラーパイプ本体部30に位置するように取付けられ、フィラーパイプ本体部30の先端の本体部先端係止部33をシール可能なシール部材弁体45と、シール部材弁体45とシール部材取付部41とを連結するとともに衝撃により分断可能なシール部材連結部43と、シール部材弁体45を保持しフィラーパイプ本体部30に取付けるシール部材脚部46から形成される。
シール部材取付部41は、フィラーパイプ入口部20の入口部第2筒状部24の入口部シール部材保持部25の内面に取付られて、当接するシール部材取付面42を有している。シール部材取付面42の外径は、シール部材保持部25の内径と略同じである。シール部材取付面42は、リング状で幅を有するベルト状に連続して形成されるが、取付けるときに撓むように切れ目を有してもよい。
シール部材取付面42の内部は中心から半径方向に延びる複数の柱で保持されているように形成することができるが、後述するように、燃料が流入することができる空間や隙間を有することができれば、柱状でなくてもよい。シール部材取付部41の中心にはシール部材連結部43が連結されている。
シール部材弁体45は、半円球状又は円錐状に形成される。このため、後述するようにフィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30が分離するときに、フィラーパイプ本体部30の先端に形成された本体部先端係止部33にシール部材弁体45を当接させて、シール部材弁体45がフィラーパイプ本体部30の先端開口部である本体部先端係止部33を塞ぐことができる。
シール部材弁体45は合成樹脂、合成ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成することが好ましい。この場合には、シール部材弁体45は柔軟性を有することができ、フィラーパイプ本体部30の本体部先端係止部33に当接したときに、シール部材弁体45撓んで、本体部先端係止部33とシール部材弁体45との間の隙間をなくすことができ、シール性を向上させることができる。また、シール部材弁体45の内部にインサート部材としてシール部材脚部46と同じ金属製の部材を埋設することができる。
シール部材連結部43は、シール部材取付部41の中心とシール部材弁体45の中心とを接続している。そのためシール部材40をフィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30の接続部分に取付けることができる。
シール部材連結部43の中央付近には衝撃によりシール部材連結部43が破断するシール部材破断部44が形成されている。シール部材破断部44は、 シール部材連結部43の肉厚を薄く形成したり、切れ目を形成したりして設けることができる。
シール部材弁体45のシール部材連結部43が取付けられたと反対側に、シール部材脚部46が形成されている。シール部材脚部46は、シール部材弁体45の先端からは、複数本が屈曲して形成されている。シール部材脚部46の先端はフィラーパイプ本体部30の本体部シール部材係止部34に係合され、係止されている。シール部材脚部46は、複数本設けられ、シール部材脚部46の相互の間には、隙間があり、燃料が流入することができる。
シール部材脚部46は、脚部屈曲部47が屈曲して形成されている。このため、フィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30が分離するときに、シール部材弁体45がシール部材連結部43に引っ張られて、シール部材脚部46の脚部屈曲部47は伸長して、シール部材弁体45をフィラーパイプ本体部30の本体部先端係止部33に押圧することができる。
シール部材脚部46は金属で形成することができる。金属は、例えばステンレススチール等である。この場合には、シール部材脚部46の剛性が高く、シール部材脚部46が延びてシール部材弁体45を本体部先端係止部33に押圧したときに、シール部材弁体45を保持する力が強く、シール性が高い。
次に、フィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30を連結し、その連結部分にシール部材40を取付けた場合について説明する。
図2に示すように、シール部材40をフィラーパイプ本体部30の本体部先端部31に取付ける。シール部材40のシール部材脚部46とシール部材弁体45とシール部材取付部41を折り畳んで本体部先端係止部33から挿入する。シール部材脚部46を本体部先端部31の本体部シール部材係止部34に係止させる。
シール部材脚部46は屈曲しているため、シール部材弁体45と本体部先端係止部33の間には、隙間が形成され、燃料が流入することができる。そのとき、シール部材40のシール部材取付部41は、フィラーパイプ本体部30の本体部先端部31よりも飛び出して外側に位置している。
次に、フィラーパイプ入口部20の入口部第2筒状部24の内面が本体部先端部31の外面に当接するように挿入する。そのとき、入口部係合凹部26にはシールリング36が取付けられているので、入口部第2筒状部24と本体部先端部31の間はシールされる。
シール部材40のシール部材取付面42が入口部第2筒状部24の入口部シール部材保持部25の内面に当接して保持される。このとき、入口部シール部材保持部25の内面にはシール部材取付部41を係止する溝部又は入口部突起27が形成されている。
フィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30が接続されて、フィラーパイプ10が形成されると、図4に示すように、タンクキャップ60が、フィラーパイプ入口部20のリテーナ50に取付けられて、図6に示すように、車体1に取付けられる。フィラーパイプ入口部20は車体給油口2に取付けられて、フィラーパイプ本体部30は燃料タンク3に取付けられる。
図5に示すように、燃料を注入する場合には、タンクキャップ60を取り外し、給油ガン70をリテーナ50に挿入する。
給油ガン70から注入された燃料は、図5の矢印に示すように、シール部材40のシール部材取付部41の空間を通り、本体部先端部31とシール部材弁体45の間の隙間から、シール部材脚部46の間を通り、燃料タンク3まで送られる。
衝突等により、フィラーパイプ10は衝撃を受けて、図3の矢印に示すように、フィラーパイプ入口部20とフィラーパイプ本体部30が分離するときに、シール部材40のシール部材取付部41は、フィラーパイプ入口部20に係止されたままであるため、シール部材取付部41がシール部材連結部43とシール部材弁体45を引っ張る。
このとき、シール部材脚部46はフィラーパイプ本体部30の本体部シール部材係止部34に係止されているので、シール部材弁体45は本体部先端係止部33に当接するとともに、シール部材連結部43のシール部材破断部44が破断する。そして、シール部材脚部46の脚部屈曲部47が伸びてシール部材弁体45を保持して、本体部先端係止部33に押圧し続ける。
このため、フィラーパイプ本体部30の本体部先端部31は、シール部材弁体45により塞がれて、燃料の流出を防止することができる。
10 フィラーパイプ
20 フィラーパイプ入口部
25 入口部シール部材保持部
30 フィラーパイプ本体部
31 本体部先端部
33 本体部先端係止部
40 シール部材
41 シール部材取付部
43 シール部材連結部
45 シール部材弁体
46 シール部材脚部

Claims (5)

  1. 車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプにおいて、
    該フィラーパイプは、上記車体給油口に取付けられるフィラーパイプ入口部と、上記燃料タンクと連結され燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ本体部とに分割して形成されるとともに、上記フィラーパイプ入口部と上記フィラーパイプ本体部が分離可能に接続され、接続部分の上記フィラーパイプの内部にシール部材が取付けられて、車体に取付けられ、
    上記シール部材は、上記フィラーパイプ入口部の内部に取付けられるシール部材取付部と、上記フィラーパイプ本体部に取付けられ上記フィラーパイプ本体部の先端開口部をシール可能なシール部材弁体と、該シール部材弁体と上記シール部材取付部とを連結するとともに衝撃により分断可能なシール部材連結部と、上記シール部材弁体を保持し上記フィラーパイプ本体部に取付けるシール部材脚部から形成され、
    上記シール部材取付部は、上記フィラーパイプ入口部から注入された燃料が通過する開口を有するとともに、上記フィラーパイプ入口部と上記フィラーパイプ本体部が接続されているときは、上記シール部材連結部、上記シール部材弁体及び上記シール部材脚部は上記フィラーパイプ本体部との間に燃料が流入する空間を有し、
    上記フィラーパイプ入口部と上記フィラーパイプ本体部が分離するときに、上記シール部材連結部が破断して、上記シール部材取付部が上記フィラーパイプ入口部の内部に保持され、上記シール部材脚部が上記フィラーパイプ本体部の内部に保持されて、上記シール部材弁体を保持して、上記シール部材弁体が上記フィラーパイプ本体部の先端開口部を塞ぐことを特徴とするフィラーパイプ。
  2. 上記シール部材弁体は、半円球状又は円錐状に形成され、上記フィラーパイプ入口部と上記フィラーパイプ本体部が分離するときに、上記シール部材脚部が上記シール部材弁体を押圧して上記フィラーパイプ本体部の先端開口部に形成された本体部先端係止部に上記シール部材弁体を当接させて、上記シール部材弁体が上記フィラーパイプ本体部の先端開口部を塞ぐ請求項1に記載されたフィラーパイプ。
  3. 上記シール部材脚部は、複数本が形成されるとともに、屈曲部を有し、先端が上記フィラーパイプ本体部に取付けられ、上記フィラーパイプ入口部と上記フィラーパイプ本体部が分離するときに、上記シール部材脚部の屈曲部は伸長して、上記シール部材弁体を上記フィラーパイプ本体部の先端開口部に押圧する請求項1又は請求項2に記載されたフィラーパイプ。
  4. 上記シール部材脚部は金属で形成され、上記シール部材弁体は合成樹脂、合成ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成された請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
  5. 上記フィラーパイプ本体部の先端開口部には、上記フィラーパイプ本体部の先端から内側に屈曲して形成された本体部先端係止部が形成され、該本体部先端係止部の内径は、上記シール部材弁体の外形よりも小さく形成され、上記フィラーパイプ入口部と上記フィラーパイプ本体部が接続されているときは、上記本体部先端係止部と上記シール部材弁体の間には、燃料が通過する隙間が設けられ、上記フィラーパイプ入口部と上記フィラーパイプ本体部が分離すると、上記本体部先端係止部に上記シール部材弁体が当接してシールする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のフィラーパイプ。
JP2013187127A 2013-09-10 2013-09-10 フィラーパイプ Pending JP2015054534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013187127A JP2015054534A (ja) 2013-09-10 2013-09-10 フィラーパイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013187127A JP2015054534A (ja) 2013-09-10 2013-09-10 フィラーパイプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015054534A true JP2015054534A (ja) 2015-03-23

Family

ID=52819249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013187127A Pending JP2015054534A (ja) 2013-09-10 2013-09-10 フィラーパイプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015054534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018144743A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 株式会社キーレックス 燃料給油管

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018144743A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 株式会社キーレックス 燃料給油管

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6388764B2 (ja) クイックコネクタ結合部
CN101035590B (zh) 输液管线的连接结构以及具有该连接结构的连接器
KR101482890B1 (ko) 유체 커플링
US8196606B2 (en) Coupling member for pipe coupling
JP5317760B2 (ja) 管継手用のソケット及び管継手
KR100989423B1 (ko) 실링부재 및 이러한 실링부재가 적용된 관체
US20110162754A1 (en) Structure for fuel filling opening of automobile
JP2009228899A (ja) 管継手用のソケット及び管継手
JP6200097B2 (ja) 弁ケースの取付構造
US10486528B2 (en) Vehicle component and motor vehicle
JP2010125947A (ja) 燃料タンク用逆止弁
JP5647104B2 (ja) 自動車用給油管
JP6139126B2 (ja) パイプコネクタ
JP6297079B2 (ja) フィラーパイプ
JP6297080B2 (ja) フィラーパイプ
KR101945060B1 (ko) 자동차 조립 유닛 및 자동차 조립 유닛의 제조 방법
JP2016055834A (ja) フィラーパイプ
US20140263312A1 (en) Fuel theft prevention device for automobile
JP2015054534A (ja) フィラーパイプ
ES2400174T3 (es) Acoplamiento de enchufe de manguera
CN108368941B (zh) 阀芯以及使用了该阀芯的阀结构体及接头构件
KR101315980B1 (ko) 호스연결구
JP6107575B2 (ja) 燃料給油装置
KR101441548B1 (ko) 유압 호스의 커플링 결합체
JP2016217401A (ja) 管継手