JP2015054311A - 多液混合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液剤や混合液の流路の詰まり等の異常をリアルタイムに検出できるようにする。
【解決手段】複数の液剤を所定流量ずつ交互又は順次に共通流路15に供給して混合液を得る多液混合装置Aにおいて、複数の液剤の流量を個別に検出する複数の流量計14a,14bと、複数の液剤を所定量ずつ共通流路15に供給する1サイクルの供給工程に要した時間を、複数の流量計14a,14bの流量検出信号に基づいて計測し、1サイクルの供給工程に要した時間が適正所要時間の範囲内であるときには液剤と混合液の流れが正常であると判断し、1サイクルの供給工程に要した時間が適正所要時間の範囲外であるときには液剤と混合液の流れが異常であると判断する判断手段22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、多液混合装置に関するものである。
特許文献1には、多液混合装置の一例として、塗装ガンにおけるノズル詰まりを検出する装置が記載されている。この検出装置では、塗装ガンからの噴射音を検出して、その噴射音の周波数を分析し、その分析結果に基づいて塗料の噴出の異常、即ちノズルの詰まりを検出するようになっている。この検出装置では、塗装ガンのノズルの近傍に、噴射音を集音するための集音機器を配置する必要があるが、この集音機器は、塗装に直接用いられるものではなく、異常検出のための専用の機器であるため、設備コストがアップするという問題がある。
この問題を解決する手段としては、塗装装置に用いられている流量計を利用することが考えられる。主剤と硬化剤を交互に共通流路に供給して得られる二液混合型の塗料を用いる塗装装置では、主剤用の流量計から出力されるパルス信号と硬化剤用の流量計から出力されるパルス信号に基づき、主剤と硬化剤の1回当たりの供給量を制御するようになっているのであるが、この既存の流量計を用いることが可能である。
この場合、単位時間毎にパルス信号の出力数を検出し、その検出数が正常な範囲内であれば、主剤と硬化剤が適正な流量で供給されて、混合塗料が適正な流量で塗装ガンに向けて供給されていることが判るので、ノズル詰まりは発生していないと判断できる。一方、主剤、硬化剤、混合塗料のいずれかの流れが滞ると、単位時間毎に検出されるパルス信号の出力数が、正常な範囲よりも少なくなるので、これによって、ノズル詰まりが発生した可能性があると判断できる。
特開平8−29211号公報
例えば主剤を供給する状態から硬化剤を供給する状態に切り替わる際には、主剤側の開閉弁が閉弁動作を行っている間に、主剤の流量が徐々に減少するため、主剤側の流量計から出力されるパルス信号の出力間隔は、流量が安定している状態のときの出力間隔よりも次第に長くなっていく。一方、硬化剤側の開閉弁が開弁動作を行なっている間は、硬化剤の流量が徐々に増大していくため、硬化剤側の流量計から出力されるパルス信号の出力間隔は、当初は長く、次第に短くなっていくことになる。また、開閉弁をエアの圧力で開閉する場合は、1回の閉弁動作や開弁動作に要する時間が、不安定になり易い。
このように開閉弁の開閉動作の過程でパルス信号の出力間隔が流量安定時に比べて一時的に長くなったり不安定になったりする状態は、主剤、硬化剤、混合塗料の流れの形態としては異常ではない。ところが、上記のように単位時間毎にパルス信号の出力数を検出する方法では、単位時間を短く設定した場合に、一時的にパルス信号の出力間隔が長くなったことを検知したときに、流れが正常であってノズル詰まりが発生していないにも拘わらず、異常であるとの誤った検出結果が下される虞がある。
この対策としては、単位時間を、少なくとも数サイクル以上の長い時間に設定することが考えられる。しかし、単位時間を長く設定すると、端子時間の経過初期にノズル詰まりが発生した場合に、異常であるとの検出結果が得られるまでにタイムラグが生じることになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、液剤や混合液の流路の詰まり等の異常をリアルタイムに検出できるようにすることを目的とする。
本発明の多液混合装置は、
複数の液剤を所定流量ずつ交互又は順次に共通流路に供給して混合液を得る多液混合装置において、
前記複数の液剤の流量を個別に検出する複数の流量計と、
所定量の前記複数の液剤を1回ずつ前記共通流路に供給する1サイクルの供給工程に要した時間を、前記複数の流量計の流量検出信号に基づいて計測し、前記1サイクルの供給工程に要した時間が適正所要時間の範囲内であるときには前記液剤と前記混合液の流れが正常であると判断し、前記1サイクルの供給工程に要した時間が前記適正所要時間の範囲外であるときには前記液剤と前記混合液の流れが異常であると判断する判断手段とを備えているところに特徴を有する。
液剤や混合液の流路に詰まり等が発生して液剤や混合液の流速が低下すると、1サイクルの供給工程に要する時間が適正所要時間より長くなるので、液剤や混合液の流れが異常であることが検出される。また、液剤や混合液の流路が摩耗して液剤や混合液の流速が増大すると、1サイクルの供給工程に要する時間が適正所要時間より短くなるので、この場合も、液剤や混合液の流れが異常であることが検出される。本発明は、液剤や混合液の流れの異常の有無を1サイクル単位で判断するので、流れに異常が発生してからその異常が検出されるまでのタイムラグが短く、流れの異常をリアルタイムに検出することができる。
実施例1の多液混合装置の構成図 第1塗装ガンのみを用いて塗装を行う場合の混合塗料の吐出量の変化をあらわすタイムチャート 第1塗装ガンと第2塗装ガンを用いて塗装を行う場合の混合塗料の吐出量の変化をあらわすタイムチャート
(1)本発明の多液混合装置は、前記1サイクルの供給工程に要した時間と前記適正所要時間を、単位時間当たりの混合液の吐出量に換算して表示する表示部を備えていてもよい。混合液が塗料である場合、液剤や混合液の流れの状態を把握する手段としては、単位時間当たりの流量に基づいて判断することが一般的である。そこで、本発明では、1サイクルの供給工程に要した時間と適正所要時間を単位時間当たりの流量に換算して表示するようにした。これにより、作業者や管理者が流れの状態を把握する作業が、容易になる。
(2)本発明の多液混合装置は、前記共通流路の下流端に塗装ガンが接続され、前記混合液としての混合塗料が前記塗装ガンから吐出されるようになっているものであって、
前記塗装ガンが混合塗料を噴出可能な塗装動作可能状態と、混合塗料の噴出を停止させる塗装動作停止状態のいずれの状態であるかを検出して、その検出結果を出力する塗装動作検出手段を備え、前記判断手段は、1サイクルの供給工程の間に前記塗装ガンが塗装動作可能状態を維持して塗装動作停止状態に切り替わらないことを条件として、前記液剤と前記混合塗料の流れが正常であるか異常であるかの判断を行うようになっていてもよい。
この構成の技術的意義は、次の通りである。塗装の中断等に伴って塗装ガンが一時的に塗装動作可能状態から塗装動作停止状態に切り替わると、その間、全ての液剤の流れが停止したり液剤の流量が低下したりするため、その停止時間の分だけ1サイクルの供給工程に要する時間が延びることになる。この1サイクルの供給工程に要する時間が適正所要時間よりも長くなった場合、判断手段において、液剤と混合塗料の流れが異常であるとの誤った判断が下されることが懸念される。その点、本発明では、塗装ガンが塗装動作可能状態を維持して塗装動作停止状態に切り替わらないことを条件として判断手段が判断を行うようにしているので、塗装の中断時に誤った異常検出が行われることはない。
(3)本発明の多液混合装置は、(2)において、前記共通流路には、複数の前記塗装ガンが並列状に接続され、前記塗装動作検出手段は、前記複数の塗装ガンが塗装動作可能状態と塗装動作停止状態のいずれの状態であるかを、個別に検出するようになっており、前記判断手段は、1サイクルの供給工程の間に、前記複数の塗装ガンのうち少なくとも1つの前記塗装ガンが塗装動作可能状態を維持し、且つ前記複数の塗装ガンの全てにおいて塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間での切り替えが行われないことを条件として、前記液剤と前記混合塗料の流れが正常であるか異常であるかの判断を行うようになっていてもよい。
複数の塗装ガンのうち少なくとも1つの塗装ガンが塗装動作可能状態を維持している状態で、別の塗装ガンが塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間で切り替わった場合には、液剤の流量が大幅に増減するため、1サイクルの供給工程に要する時間も適正所要時間から大幅に外れる。この場合、判断手段において、液剤と混合塗料の流れが異常であるとの誤った判断が下されることが懸念される。
その点に鑑み、本発明では、複数の塗装ガンのうち少なくとも1つの塗装ガンが塗装動作可能状態を維持し、且つ複数の塗装ガンの全てにおいて塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間での切り替えが行われないことを条件として、判断手段が判断を行うようにしている。これにより、複数の塗装ガンのうちいずれか1つでも塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間で切り替わった場合は、判断手段は判断を行わないので、誤った異常検出動作が行われる虞はない。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図3を参照して説明する。まず、多液混合装置Aについて説明する。多液混合装置Aは、塗装装置Bに適用したものであり、主剤(請求項に記載の液剤)と硬化剤(請求項に記載の液剤)を所定の割合で混合することにより得られた水性二液ウレタン塗料等の混合塗料(請求項に記載の混合液)を、塗装ガン18,19に供給して塗装を行うものである。多液混合装置Aは、塗装装置Bの他に、主剤、硬化剤、混合塗料の流路の詰まり等の異常をリアルタイムに検出するための異常検出装置Cを備えている。
<塗装装置B>
主剤供給源10aには、主剤用供給路11aの上流端が接続されている。主剤用供給路11aの途中には、主剤用ポンプ12aと、主剤用ポンプ12aよりも下流側に配置した主剤用開閉弁13aと、主剤用開閉弁13aよりも下流側に配置した主剤用流量計14aとが設けられている。硬化剤供給源10bには、硬化剤用供給路11bの上流端が接続されている。硬化剤用供給路11bの途中には、硬化剤用ポンプ12bと、硬化剤用ポンプ12bよりも下流側に配置した硬化剤用開閉弁13bと、硬化剤用開閉弁13bよりも下流側に配置した硬化剤用流量計14bとが設けられている。
主剤用流量計14aは、一定量の主剤が主剤用流量計14aを通過する毎にパルス信号(請求項に記載の流量検出信号)を1回ずつ出力する。同様に、硬化剤用流量計14bは、一定量の硬化剤が硬化剤用流量計14bを通過する毎にパルス信号(請求項に記載の流量検出信号)を1回ずつ出力する。主剤用流量計14aと硬化剤用流量計14bは同一機種であるから、パルス信号の1回当たりの流量は、主剤用流量計14aと硬化剤用流量計14bとで同じ流量となっている。また、パルス信号の出力間隔(周期)は、主剤又は硬化剤の単位時間当たりの流量が多くなるほど、短くなる。主剤や硬化剤の流れが悪くなって流量が少なくなると、パルス信号の出力間隔が長くなる。
主剤用供給路11aの下流端と、硬化剤用供給路11bの下流端は、1つの共通流路15の上流端に接続されている。共通流路15の途中には混合器16が設けられている。共通流路15のうち混合器16よりも下流側の領域は、二股に分岐した分岐路17となっている。一方の分岐路17の下流端には第1塗装ガン18が接続され、他方の分岐路17の下流端には第2塗装ガン19が接続されている。つまり、共通流路15の下流端には2つの塗装ガン18,19が並列状に接続されている。
本実施例1の塗装装置Bでは、第1塗装ガン18のみを用いた塗装形態、第2塗装ガン19のみを用いた塗装形態、第1塗装ガン18と第2塗装ガン19を同時に用いた塗装形態のいずれの塗装形態も可能となっている。また、第1塗装ガン18に取り付けられたノズル(図示省略)の断面積は、第2塗装ガン19に取り付けられたノズル(図示省略)の断面積よりも小さい。したがって、第1塗装ガン18における単位時間当たりの混合塗料の吐出量(以下、単に「吐出量」という)は,第2塗装ガン19における単位時間当たりの混合塗料の吐出量よりも少なく設定されている。具体例として、第1塗装ガン18の適正な吐出量(目標吐出量)は、100ml/minに設定し、第2塗装ガン19の適正な吐出量(目標吐出量)は、200ml/minに設定している。
第1塗装ガン18には、エアフロースイッチ(図示せず)が設けられている。エアフロースイッチがON状態に切り替わると、第1塗装ガン18内の混合塗料の吐出路(図示省略)が全開状態となり、第1塗装ガン18は混合塗料を噴出させる用意が整った塗装動作可能状態となる。また、エアフロースイッチがOFF状態に切り替わると、第1塗装ガン18内の混合塗料の吐出路が全閉状態となり、第1塗装ガン18は、混合塗料が供給されても混合塗料を吐出させない塗装動作停止状態となる。
第2塗装ガン19には、第1塗装ガン18用のエアフロースイッチとは独立して作動するエアフロースイッチ(図示せず)が設けられている。エアフロースイッチがON状態に切り替わると、第2塗装ガン18内の混合塗料の吐出路(図示省略)が全開状態となり、第2塗装ガン18は混合塗料を噴出させる用意が整った塗装動作可能状態となる。また、エアフロースイッチがOFF状態に切り替わると、第2塗装ガン19内の混合塗料の吐出路が全閉状態となり、第2塗装ガン19は、混合塗料を吐出させない塗装動作停止状態となる。
第1塗装ガン18のエアフロースイッチは、ON状態に切り替わると同時に、第1塗装ガン18が塗装動作可能状態になったことを検出するための検出信号を出力し、OFF状態に切り替わると同時に、第1塗装ガン18が塗装動作停止状態になったことを検出するための検出信号を出力する。同様に、第2塗装ガン19のエアフロースイッチも、ON状態に切り替わると同時に、第2塗装ガン19が塗装動作可能状態になったことを検出するための検出信号を出力し、OFF状態に切り替わると同時に、第2塗装ガン19が塗装動作停止状態になったことを検出するための検出信号を出力する。そして、第1塗装ガン18のエアフロースイッチから出力された検出信号と第2塗装ガン19のエアフロースイッチから出力された検出信号は、個別に、塗装動作検出手段20に入力される。
塗装動作検出手段20は、各塗装ガン18,19のエアフロースイッチから個別に入力される検出信号を識別し、その検出信号に基づいて、各塗装ガン18,19が塗装動作可能状態と塗装動作停止状態のうちいずれの状態であるかを個別に検出する。そして、各塗装ガン18,19が塗装動作可能状態と塗装動作停止状態のうちいずれの状態であるかを個別に検出して得られた塗装動作検出信号は、主剤用ポンプ12a、主剤用開閉弁13a、硬化剤用ポンプ12b及び硬化剤用開閉弁13bの動作を制御するためのコントローラ21と、詳しくは後述する判断手段22とに向けて出力されるようになっている。
コントローラ21は、塗装動作検出手段20から入力される塗装動作検出信号に基づき、両ポンプ12a,12bの圧送出力を調整する。即ち、2つの塗装ガン18,19の両方を同時に用いて塗装が行われる場合には、両ポンプ12a,12bの圧送出力を高く設定する。いずれか一方の塗装ガン18,19のみを用いて塗装が行われる場合には、用いられる塗装ガン18,19の吐出量に応じて両ポンプ12a,12bの圧送出力を低く設定する。
また、塗装を行う際に、コントローラ21は、両流量計14a,14bから入力されるパルス信号(流量検出信号)に基づいて両開閉弁13a,13bの開閉動作を制御する。即ち、両塗装ガン18,19が塗装動作停止状態にあるとき、コントローラ21は、主剤用ポンプ12aと硬化剤用ポンプ12bを停止状態に保つとともに、主剤用開閉弁13aと硬化剤用開閉弁13bを閉弁状態に保つ。この塗装動作停止状態では、流量計14a,14bからパルス信号は出力されない。
塗装停止状態において、塗装ガン18,19の少なくとも一方が塗装動作可能状態になると、コントローラ21は、硬化剤用ポンプ12bを駆動させるとともに硬化剤用開閉弁13bを開弁させ、硬化剤用流量計14bからのパルス信号のカウントを開始する。硬化剤用開閉弁13bが開弁すると、硬化剤が共通流路15に供給される。所定量の硬化剤が共通流路15に供給されると、硬化剤用流量計14bからコントローラ21へのパルス信号の入力数が所定数に達する。すると、コントローラ21は、硬化剤用開閉弁13bを閉弁し、主剤用ポンプ12aを駆動させるとともに主剤用開閉弁13aを開弁し、主剤用流量計14aからのパルス信号のカウントを開始する。主剤用開閉弁13aが開弁すると、主剤が共通流路15に供給される。所定量の主剤が共通流路15に供給されると、主剤用流量計14aからコントローラ21へのパルス信号の入力数が所定数に達する。すると、コントローラ21は、主剤用開閉弁13aを閉弁して硬化剤用開閉弁13bを開弁する。
以上が、共通流路15に対する硬化剤と主剤の1サイクルの供給工程となる。塗装の際には、この1サイクルの供給工程が繰り返されることにより、共通流路15に硬化剤と主剤が所定の混合比で交互に供給される。共通流路15に交互供給された硬化剤と主剤は、混合器16において撹拌・混合されることにより混合塗料となり、第1塗装ガン18と第2塗装ガン19の少なくとも一方から吐出される。
本実施例1の各開閉弁13a,13bは、防爆対策を要する環境下で用いられるものであるため、開閉動作は、電磁弁を用いずに行われる。つまり、コントローラ21からの制御信号により、開閉弁13a,13bに加圧エアを供給し、この加圧エアの圧力によって弁体を開閉移動させるようになっている。そのため、開閉弁13a,13bの開弁動作中及び閉弁動作中は、弁体の移動速度が電磁弁に比べて遅い。そして、開閉弁13a,13bに供給される加圧エアの圧力変動や、加圧エアの供給ホースの変形等が原因となって、開弁動作中及び閉弁動作中の弁体の移動速度が不安定になり易い。したがって、開閉弁13a,13bの開弁動作及び閉弁動作に要する時間は、安定し難い。これは、主剤と硬化剤を1回ずつ共通流路15に供給する1サイクルの供給行程に要する時間が、不安定になり易いということを意味する。
<異常検出装置C>
異常検出装置Cは、1サイクルの供給行程に要する時間に基づいて、主剤、硬化剤、混合塗料の少なくとも1つの流れに異常を来したことを検出するための手段である。流れの異常の原因としては、塗装ガン18,19のノズル内に硬化した混合塗料の一部が残留したままとなって、ノズル内における混合塗料の流路が狭くなるノズル詰まりが最も多い。それ以外の原因としては、混合塗料の顔料との接触によりノズルが摩耗してノズルを通過する混合塗料の流量が増大する事象や、主剤用ポンプ12a又は硬化剤用ポンプ12bの圧送能力が低下する事象等がある。異常検出装置Cは、流れの異常をリアルタイムで検出できるようにしたものである。
異常検出装置Cは、主剤用流量計14a、硬化剤用流量計14b、塗装動作検出手段20、及び判断手段22を備えて構成されている。主剤用流量計14aと硬化剤用流量計14bと塗装動作検出手段20については、既に説明済みなので、その機能及び構成についての記載は省略する。
<判断手段22>
次に、判断手段22について説明する。判断手段22は、カウンタ23と、計時部24と、記憶部25と、比較演算部26と、表示部27とを備えて構成されている。カウンタ23は、1サイクルの供給工程毎に、主剤用流量計14aからのパルス信号の入力数をカウントし、そのカウント数が所定数に達すると、計時終了指令信号を出力する。計時部24は、硬化剤用流量計14bからのパルス信号の入力が開始されると、計時を開始する。また、計時部24は、カウンタ23からの計時終了指令信号が入力されると計時を終了し、その計時結果を、1サイクルの供給工程に要した時間(以下、「1サイクル所要時間」という)として出力する。
記憶部25には、主剤、硬化剤、混合塗料の全ての流れが適正であって正常な塗装が行われているときに1サイクルの供給工程に要する時間が、目標所要時間として記憶されている。この目標所要時間は、実際に混合塗料を塗装ガン18,19から吐出した状態でポンプ12a,12bの圧送圧力を調節しながら混合塗料の吐出状態や塗膜状態を目視し、適正な塗装が行われている状態(つまり、主剤、硬化剤、混合塗料の全ての流れが良好である状態)において1サイクルの供給工程に要した時間を、サンプリングして設定した時間である。この目標所要時間としては、第1塗装ガン18だけを用いて塗装を行う場合の値と、第2塗装ガン19だけを用いて塗装を行う場合の値と、第1塗装ガン18及び第2塗装ガン19の両方を用いて塗装を行う場合の値の3つの値が記憶されている。
また、主剤、硬化剤、混合塗料の全ての流れが良好であると判断される条件として認められる1サイクル所要時間は、目標所要時間と厳密に合致している必要はなく、ある程度の幅をもった範囲が許容されている。本実施例では、その許容範囲の上限値として、目標所要時間の10%増の値を設定し、許容範囲の下限値として、目標所要時間の20%減の値を設定している。そして、この許容範囲の上限値から下限値までの間の時間は、主剤、硬化剤、混合塗料の全ての流れが良好であるか否かを判断するための基準となる適正所要時間である。この適正所要時間は、記憶部25に記憶されている。この適正所要時間も、目標所要時間と同様、第1塗装ガン18だけを用いて塗装を行う場合の値と、第2塗装ガン19だけを用いて塗装を行う場合の値と、第1塗装ガン18及び第2塗装ガン19の両方を用いて塗装を行う場合の値の3つの値が記憶されている。
比較演算部26は、計時部24から入力された1サイクル所要時間と、記憶部25に記憶されている適正所要時間とを比較し、1サイクル所要時間が適正所要時間の範囲内であるか否かの判定を行う。判定結果は、表示部27に表示される。但し、1サイクル所要時間と適正所要時間との比較判定を実行するは否かは、塗装動作検出手段20から入力される検出信号に依存する。また、比較演算部26は、計時部24から入力される1サイクル所要時間と、記憶部25に記憶されている目標所要時間及び適正所要時間を、単位時間当たりの混合液の吐出量に換算して表示する。換算した値は、表示部27で表示される。
また、判断手段22には塗装動作検出手段20からの検出信号が入力され、この塗装動作検出手段20からの検出信号に基づいて、比較演算部26での判断を行うか否かが決定される。即ち、2つの塗装ガン18,19のうち少なくとも1つの塗装ガン18,19が、1サイクルの間、塗装動作可能状態を維持しているという要件と、2つの塗装ガン18,19の双方において塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間での切り替えが行われないという要件の2つを要件が満たされたことを条件として、混合塗料、主剤及び硬化剤の流れが正常であるか異常であるかの判断を行う。
<実施例1の作用>
図2のタイムチャートは、当初は第1塗装ガン18のみを用いて塗装を行い、途中から、第1塗装ガン18と第2塗装ガン19を用いて塗装を行った場合の混合塗料の吐出量の変化を表している。この吐出量は、1サイクル所要時間と適正所要時間を換算したものである。このグラフでは、第1塗装ガン18のみの目標所要時間を換算して得られた目標吐出量を100ml/minとし、第1塗装ガン18と第2塗装ガン19を併せた目標所要時間を換算して得られた目標吐出量を300ml/minとしている。また、第1塗装ガン18のみの適正所要時間を換算して得られた適正吐出量を80〜110ml/minとし、第1塗装ガン18と第2塗装ガン19を併せた適正所要時間を換算して得られた適正吐出量は、240〜330ml/minとしている。
第1サイクルが経過する間は、第1塗装ガン18が塗装動作可能状態を維持し、いずれの塗装ガン18,19も塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間で切り替わらないので、比較演算部26での判断が実行される。また、第1サイクルの間、1サイクル所要時間を換算して得られた1サイクル吐出量は、適正吐出量の範囲内であるから、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが正常であると判断される。
第1サイクルの経過後、第2サイクルの途中で、第2塗装ガン19が塗装動作停止状態から塗装動作可能状態に切り替わり、2つの塗装ガン18,19での塗装が開始される。この第2サイクルでは、比較演算部26は判断を実行しない。この後の第3サイクルと第4サイクルでは、第1塗装ガン18と第2塗装ガン19が塗装動作可能状態を維持するので、比較演算部26での判断が実行される。第3及び第4サイクルの間、1サイクル所要時間を換算して得られた1サイクル吐出量は、適正吐出量の範囲内であるから、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが正常であると判断される。
この後の第5サイクルでは、両塗装ガン18,19が塗装動作可能状態を維持するが、第1塗装ガン18におけるノズル詰まり等に起因して流れの異常が発生した。そのため、1サイクル所要時間を換算して得られた1サイクル吐出量は、適正吐出量の範囲の下限値を下回り、比較演算部26では、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが異常であると判断された。そして、第6サイクルでも、1サイクル吐出量が適正吐出量の範囲の下限値を下回ったままなので、比較演算部26では、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが異常であると判断する。この2回連続した異常判断により、表示部27に異常の旨が表示されるとともに、必要に応じて塗装の運転が自動停止される。
図3のタイムチャートは、第1塗装ガン18のみを用いて塗装を行い、途中で流れに異常を来した場合の混合塗料の吐出量の変化を表している。このグラフでは、第1塗装ガン18の目標所要時間を換算して得られた目標吐出量を300ml/minとし、第1塗装ガン18の適正所要時間を換算して得られた適正吐出量を240〜330ml/minとしている。
第1サイクルでは、途中で、第1塗装ガン18が塗装動作可能状態から塗装動作停止状態に切り替わり、第1塗装ガン18からの混合塗料の吐出が一時的に中断される。そして、同じ第1サイクルの間に、第1塗装ガン18が塗装動作停止状態から塗装動作可能状態に復帰する。したがって、この第1サイクルでは、比較演算部26は判断を実行しない。
この後の第2サイクルでは、第1塗装ガン18が塗装動作可能状態を維持するので、比較演算部26での判断が実行される。この第2サイクルの間、1サイクル所要時間を換算して得られた1サイクル吐出量は、適正吐出量の範囲内であるから、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが正常であると判断される。
この後の第3サイクルでは、第1塗装ガン18が塗装動作可能状態を維持するが、第1塗装ガン18におけるノズル詰まり等に起因する流れの異常が発生した。そのため、1サイクル所要時間を換算して得られた1サイクル吐出量は、適正吐出量の範囲の下限値を下回り、比較演算部26では、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが異常であると判断された。この異常判断により、表示部27に異常の旨が表示されるとともに、必要に応じて塗装の運転が自動停止される。
上述のように、本実施例の多液混合装置Aは、主剤と硬化剤の流量を個別に検出する主剤用流量計14aと硬化剤用流量計14bと、判断手段22とを備えている判断手段22は、所定量の硬化剤と主剤を1回ずつ共通流路15に供給する1サイクルの供給工程に要した1サイクル所要時間を、2つの流量計14a,14bからの流量検出信号(パルス信号)に基づいて計測し、1サイクル所要時間が適正所要時間の範囲内であるときには主剤、硬化剤、混合塗料の流れが正常であると判断する。
また、判断手段22は、1サイクル所要時間が適正所要時間の範囲外であるときには主剤、硬化剤、混合塗料の流れが異常であると判断する。具体的には、1サイクル所要時間が適正所要時間の下限値を下回っていれば、主剤、硬化剤、混合塗料の少なくともいずれかの流路において詰まり等が生じ、流れに支障を来していると判断する。また、1サイクル所要時間が適正所要時間の下限値を上回っていれば、主剤、硬化剤、混合塗料の少なくともいずれかの流路が摩耗する等して、単位時間当たりの流量が過大になっていると判断する。このように本実施例の多液混合装置Aは、主剤、硬化剤、混合塗料の流れの異常の有無を1サイクル単位で判断するので、流れに異常が発生してからその異常が検出されるまでのタイムラグが短く、流れの異常をリアルタイムに検出することができる。
また、塗装装置Bにおいては、主剤、硬化剤、混合塗料の流れの状態を把握する手段としては、単位時間当たりの流量に基づいて判断することが一般的であり、作業者にとって解り易い。そこで、本実施例では、1サイクル所要時間と適正所要時間を、単位時間当たりの混合液の吐出量に換算し、その吐出量を表示部27で表示するようにした。これにより、作業者や管理者が流れの状態を把握する作業が、容易になっている。
また、本実施例の多液混合装置Aは、共通流路15の下流端に第1塗装ガン18と第2塗装ガン19が並列状に接続され、混合塗料が塗装ガン18,19から吐出されるようになっている。そして、塗装ガン18,19が混合塗料を噴出可能な塗装動作可能状態と、混合塗料の噴出を停止させる塗装動作停止状態のいずれの状態であるかを検出して、その検出結果を出力する塗装動作検出手段20を備えている。そして、判断手段22は、1サイクルの供給工程の間に塗装ガン18,19が塗装動作可能状態を維持して塗装動作停止状態に切り替わらないことを条件として、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが正常であるか異常であるかの判断を行うようになっている。
この構成の技術的意義は、次の通りである。塗装の中断等に伴って塗装ガン18,19が一時的に塗装動作可能状態から塗装動作停止状態に切り替わると、その間、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが停止したりそれら流量が低下したりするため、その停止時間の分だけ1サイクル所要時間が延びることになる。この1サイクル所要時間が適正所要時間よりも長くなった場合、判断手段22において、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが異常であるとの誤った判断が下されることが懸念される。その点、本実施例では、塗装ガン18,19が塗装動作可能状態を維持して塗装動作停止状態に切り替わらないことを条件として判断手段22が判断を行うようにしているので、塗装の中断時に誤った異常検出が行われることはない。
また、本実施例の多液混合装置Aは、共通流路15に、2つの塗装ガン18,19が並列状に接続され、塗装動作検出手段20は、2つの塗装ガン18,19が塗装動作可能状態と塗装動作停止状態のいずれの状態であるかを、個別に検出するようになっている。そして、判断手段22は、1サイクルの供給工程の間に、2つの塗装ガン18,19のうち少なくとも1つの塗装ガン18,19が塗装動作可能状態を維持し、且つ2つの塗装ガン18,19の両方において塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間での切り替えが行われないことを条件として、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが正常であるか異常であるかの判断を行うようになっている。
この構成の技術的意義は、次の通りである。2つの塗装ガン18,19のうち少なくとも1つの塗装ガン18,19が塗装動作可能状態を維持している状態で、別の塗装ガン18,19が塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間で切り替わった場合には、主剤、硬化剤、混合塗料の流量が大幅に増減するため、1サイクル所要時間も適正所要時間から大幅に外れる。この場合、判断手段22において、主剤、硬化剤、混合塗料の流れが異常であるとの誤った判断が下されることが懸念される。
その点に鑑み、本実施例では、2つの塗装ガン18,19のうち少なくとも1つの塗装ガン18,19が塗装動作可能状態を維持し、且つ2つの塗装ガン18,19の両方において塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間での切り替えが行われないことを条件として、判断手段22が判断を行うようにしている。これにより、2つの塗装ガン18,19のうちいずれか1つでも塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間で切り替わった場合は、判断手段22は判断を行わないので、誤った異常検出動作が行われる虞はない。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、1つの共通流路に接続される塗装ガンの数を2つとしたが、1つの共通流路に接続される塗装ガンの数は、1つでもよく、3つ以上でもよい。
(2)上記実施例1では、1つの液剤(主剤と硬化剤)を交互に共通流路に供給するようにしたが、本発明は、3つ以上の液剤(例えば、主剤と硬化剤と希釈剤)を順次に共通流路に供給する場合にも適用できる。
(3)上記実施例1では、1サイクルの所要時間と適正時間を、単位時間当たりの混合塗料の吐出量に換算して表示するようにしたが、このような換算を行わず、1サイクルの所要時間と適正時間を、そのまま時間の長さとして表示してもよい。
(4)上記実施例1では、共通流路の下流端に接続した塗装ガンから、混合液としての混合塗料を吐出させる場合について説明したが、本発明は、混合液が混合塗料以外の液体である場合にも適用できる。
A…多液混合装置
B…塗装装置
C…異常検出装置
14a…主剤用流量計
14b…硬化剤用流量計
15…共通流路
18…第1塗装ガン
19…第2塗装ガン
20…塗装動作検出手段
22…判断手段

Claims (4)

  1. 複数の液剤を所定流量ずつ交互又は順次に共通流路に供給して混合液を得る多液混合装置において、
    前記複数の液剤の流量を個別に検出する複数の流量計と、
    所定量の前記複数の液剤を1回ずつ前記共通流路に供給する1サイクルの供給工程に要した時間を、前記複数の流量計の流量検出信号に基づいて計測し、前記1サイクルの供給工程に要した時間が適正所要時間の範囲内であるときには前記液剤と前記混合液の流れが正常であると判断し、前記1サイクルの供給工程に要した時間が前記適正所要時間の範囲外であるときには前記液剤と前記混合液の流れが異常であると判断する判断手段とを備えていることを特徴とする多液混合装置。
  2. 前記共通流路の下流端に塗装ガンが接続され、前記混合液としての混合塗料が前記塗装ガンから吐出されるようになっているものであって、
    前記1サイクルの供給工程に要した時間と前記適正所要時間を、単位時間当たりの混合液の吐出量に換算して表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項1記載の多液混合装置。
  3. 前記共通流路の下流端に塗装ガンが接続され、前記混合液としての混合塗料が前記塗装ガンから吐出されるようになっているものであって、
    前記塗装ガンが混合塗料を噴出可能な塗装動作可能状態と、混合塗料の噴出を停止させる塗装動作停止状態のいずれの状態であるかを検出して、その検出結果を出力する塗装動作検出手段を備え、
    前記判断手段は、1サイクルの供給工程の間に前記塗装ガンが塗装動作可能状態を維持して塗装動作停止状態に切り替わらないことを条件として、前記液剤と前記混合塗料の流れが正常であるか異常であるかの判断を行うようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の多液混合装置。
  4. 前記共通流路には、複数の前記塗装ガンが並列状に接続され、
    前記塗装動作検出手段は、前記複数の塗装ガンが塗装動作可能状態と塗装動作停止状態のいずれの状態であるかを、個別に検出するようになっており、
    前記判断手段は、1サイクルの供給工程の間に、前記複数の塗装ガンのうち少なくとも1つの前記塗装ガンが塗装動作可能状態を維持し、且つ前記複数の塗装ガンの全てにおいて塗装動作可能状態と塗装動作停止状態との間での切り替えが行われないことを条件として、前記液剤と前記混合塗料の流れが正常であるか異常であるかの判断を行うようになっていることを特徴とする請求項3記載の多液混合装置。
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