JP2015053238A - 防水キャップ - Google Patents

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Masayoshi Tsurumaki
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Abstract

【課題】本発明の目的は、給電線の径より大きな部材を有する給電線を使用でき、かつ防水性の高い防水キャップを提供することにある。【解決手段】本発明の防水キャップは、両端が開孔している筒状体1を有し、筒状体1は、その両端のうち開口径がW1である第一端2と、両端のうち、開口径が前記W1より小さいW2である第二端3と、筒状体1の所定の位置から第二端3にかけて、径がW1からW2に減少する絞り部4と、第二端3から絞り部4にかけて設けられた切り込み部と、切り込み部5の切り込みの縁であって、筒状体1の外表面側に設けられた凸部6と、を有し、凸部6は、筒状体1のうち切り込みで分断された一方(第一の弁7a)と他方(第二の弁7b)が当接した状態の凸部6と対応した形状の凹部9を有するカバー8によって覆われることが可能な形状を有し、さらに、凸部6は一方(第一の弁7a)と他方(第二の弁7b)のおのおのの、少なくとも一部に設けられ、少なくとも筒状体1が、弾力部材で構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は防水キャップに関し、防水性の高い防水キャップに関する。
一般に、屋外など雨水等の水分にさらされる場所に設けられているアンテナやその他電子機器に対し、給電線を接続する箇所が十分に防水効果を得られるよう、防水キャップを使用することが知られている。図15に一般的な防水キャップ300を示したが、防水キャップ300は給電ケーブル301を接続する電子機器側の箇所と一端302で密着し、もう一端(貫通孔303)で接続しようとする給電ケーブル301と密着することで、電子機器の給電部分を雨水などの水分から守ることが期待されている。
しかし、図15に示した防水キャップは、給電ケーブル301と密着する側の端部(貫通孔303)が、給電ケーブル301の径に対応する径および材料の伸びる範囲の径で固定されている。このため、コネクタ等、電子機器の給電部分に給電線を接続する際必要で、かつ給電線より径の大きな部材は、給電線を一旦防水キャップに通したのち、給電線に取り付ける必要があった。また、市販されているコネクタ付きケーブル等に、図15における防水キャップ300を使用できなかった。
この課題に対し、市販されているコネクタ付きケーブル等、給電線の径より大きな部材を有する場合にも用いることができる防水キャップが知られている。
例えば、図16に示すように、特許文献1には、ケーブル用防水キャップ400の一端部を、複数の折りたたみ構造(十字状部401)とし、その中心部に内径が拡大自在なケープル貫通孔402を設けたものが示されている。ケーブルの取り付け作業時にはこのケーブル貫通孔402を押し開き、ケーブルの接栓部を通して使用する。
また、図17に示すように、特許文献2には、多数の弁体501の間に夫々形成されている多数の第1裂け目502と、1つ又は2つ以上の第1裂け目502、502・・・502の夫々外周側(孔縁504aの側)から上記漏斗状に形成してある筒体下部の周壁505に向けて形成した第2裂け目503を備えさせてある電子機器ケース用防水キャップ500が示されている。ケーブルに防水キャップ500を装着する際には、防水キャップ500のケーブル挿入用孔504の下からケーブルを筒体内部の方向へ向けて進める。すると、ケーブル挿入用孔504の薄い膜体506、第1裂け目502、第1裂け目502と連続する第2裂け目503が裂け、さらに第2裂け目503が弾力的に拡張しコネクタが通る。
実公平1−9335公報 特開2013−16320公報
しかしながら、コネクタの径はケーブルよりも大きいため、特許文献1または2のような、コネクタ付きケーブルを使用可能な防水キャップでは、ケーブルの外周に、防水キャップの一端が十分密着しない構造となる。
本発明の目的は、給電線の径より大きな部材を有する給電線を使用でき、かつ防水性の高い防水キャップを提供することにある。
本発明の防水キャップは、両端が開孔している筒状体を有し、前記筒状体は、その前記両端のうち開口径がW1である第一端と、前記両端のうち、開口径が前記W1より小さいW2である第二端と、前記筒状体の所定の位置から第二端にかけて、径が前記W1からW2に減少する絞り部と、前記第二端から前記絞り部にかけて設けられた切り込み部と、前記切り込み部の切り込みの縁であって、前記筒状体の外表面側に設けられた凸部と、を有し、前記凸部は、前記筒状体のうち切り込みで分断された一方と他方が当接した状態の前記凸部と対応した形状の凹部を有するカバーによって覆われることが可能な形状を有し、さらに、前記凸部は前記一方と前記他方のおのおのの、少なくとも一部に設けられ、少なくとも前記筒状体が、弾力部材で構成されている。
本発明によれば、給電線の径より大きな部材を有する給電線を使用でき、かつ防水性の高い防水キャップを提供することができる。
本発明の第一の実施形態における防水キャップの(a)正面図と(b)側断面図である。 本発明の第一の実施形態における防水キャップの(a)カバーと(b)凸部がカバーで覆われた状態の側断面と(c)凸部がカバーで覆われた状態の正面を示す図である。 本発明の第一の実施形態における防水キャップを電子機器等の給電部及びコネクタ付きケーブルに使用した際の、ケーブル、コネクタ以外の部材の断面を示す図である。 本発明の第一の実施形態における防水キャップの2種類の形状の凸部の断面を示す図である。 本発明の第一の実施形態における防水キャップの使用方法を示す図である。 本発明の第一の実施形態における防水キャップを(a)電子機器等の給電部に取り付ける動作と、(b)取り付けた状態での、ケーブル、コネクタ以外の部材の断面(ケーブル、コネクタを除く)を示す図である。 本発明の第二の実施形態における防水キャップの(a)正面図と、(b)側面図である。 本発明の第二の実施形態における防水キャップの(a)正面図と、(b)側断面図である。 本発明の第二の実施形態における防水キャップにおいて、凸部をカバーで覆った場合の(a)正面図と、(b)側面図である。 本発明の第二の実施形態における防水キャップの(a)正面図と、(b)側面図である。 本発明の第二の実施形態における防水キャップの(a)正面から見た断面図と、(b)側断面図である。 本発明の第三の実施形態における防水キャップの(a)正面図と、(b)側面図である。 本発明の第三の実施形態における防水キャップの(a)凸部周辺と、(b)カバー及びカバーが備える凹部を示す図である。 本発明の第三の実施形態における防水キャップの側面と、凸部に対応した凹部を備えたカバーとの対応関係を示す図である。 一般的な防水キャップの(a)正面から見た際の給電ケーブルと接栓以外の部材の断面図と、(b)防水キャップの中心軸に略垂直な断面図である。 特許文献1における防水キャップの(a)給電ケーブルと接栓以外の部材の正面からの断面図と、(b)中心軸に沿った視点での十字状部を示す図である。 特許文献2における電子機器ケース用防水キャップの(a)正面からの見た際の断面図と、(b)第一裂け目、第二裂け目、弁体を示す図である。
[第一の実施形態]以下に、本発明を実施するために好ましい形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
[構造の説明]図1は、本実施形態における防水キャップの正面図(図1(a))及び横方向から見た断面図(図1(b))である。また図2は、本実施形態における防水キャップの凸部6を覆うカバー8(図2(a))と、凸部6をカバー8で覆った状態(図2(b))と、凸部6をカバー8で覆った状態の断面図(図2(c))を示している。図1(a)に示すように、本実施形態の防水キャップは、筒状体1、第一端2、第二端3、絞り部4、切り込み部5、凸部6、第一の弁7a、第二の弁7bを有する。
筒状体1は、両端が開孔している形状であり、弾性部材で構成されている。図1(b)に示すように、その開孔を有する端部のうち、第一端2は開口径がW1であり、第二端3は開口径が前記W1より小さいW2である。
絞り部4は、筒状体1の所定の位置から第二端3にかけて、径が前記W1からW2に減少するように設けられている。
切り込み部5は、第二端3から絞り部4にかけて設けられる。
第一の弁7aと第二の弁7bは、筒状体1のうち、切り込み部5で分断された一方と他方である。
凸部6は、切り込み部5の切り込みの縁のうち、筒状体1の外表面側に設けられる。また、凸部6は、第一の弁7aと第二の弁7bが当接した状態の凸部6と対応した形状の凹部9を有するカバー8によって、覆われることが可能な形状を有する。さらに、凸部6は第一の弁7aと第二の弁7bのおのおのの、少なくとも一部に設けられる。
図2に示すように、カバー8は、第一の弁7aと第二の弁7bが当接した状態の凸部6と対応した形状の凹部9を有する。カバー8で凸部6を覆うと、第一の弁7aと第二の弁7bが当接した状態となる。
以下に、本実施形態の防水キャップに適用しうる、具体的な構成を示す。
図3に示すように、第一端2の径W1は、本実施形態の防水キャップの第一端2を取り付けうる箇所(図3においては、接栓15が設けられている台座部14)の外周に水密的に装着しうる径である。また、給電線が有する、給電線の径より大きな部材の径より、W1の方が大きい。一般的に、台座部14の外周よりW1は小さい。つまり、筒状体1を構成する弾性部材が伸縮することで、台座部14の外周に水密的に装着される。
図3に示すように、第二端3は本実施形態の防水キャップを取り付ける給電線11(図3においては同軸ケーブル11a)の外周に、水密的に装着されうる。W2は、W1と同様同軸ケーブル11aの径より小さい。筒状体1を構成する弾性部材が伸縮することで、同軸ケーブル11aの外周に水密的に装着される。
絞り部4の形状の例として、図1にはテーパー状の絞り部4を示した。しかし、筒状体1の所定の位置から第二端3にかけて、径が前記W1からW2に減少する形状であれば、他の形状でもよい。
切り込み部5は、図1に示したように、第二端3から絞り部4にかけて設けられる。図1のように筒状体1の中心軸に沿った形で設けられていてもいいし、中心軸に対して角度をつけて設けられていてもよい。また、図1のように直線状に設けられていてもいいし、第二端3の径W2を拡張し、切り込みの縁に凸部6を設けることができ、第一の弁7aと第二の弁7bとが当接した状態にでき、その状態でカバー8によって覆われうる形状であれば、他の形状でもいい。また、切り込み部5の切り込みは予め設けられていてもよく、第一の弁7aと第二の弁7bとが薄膜等で当初は接合していて、使用する際などに裂いて切り込みが形成されるように構成してもよい。
凸部6は、図4(a)にその断面を示したように、筒状体1側の幅が、凸部6のもう一方の幅より狭い形状とすることができる。また、図4(b)に示すように、断面が鉤型の形状としてもいい。加えて、図1のように、凸部6は切り込み5の切り込みの全ての縁に設けてもよい。筒状体1のうち、切り込みで分断された一方(第一の弁7a)と他方(第二の弁7b)が当接した状態で、カバー8によって覆われうるのであれば、凸部6を切り込みの縁の一部にだけ設けてもよい。
カバー8は、図4(a)や図4(b)に示したように、凸部6の形状と対応した凹部9を有すればよい。カバー8が凸部6を覆った際、筒状体1の第一の弁7aと第二の弁7bが当接した状態となるように凹部9を設ければよく、図4(a)のように、凸部と類似の形状の内面の構造である凹部9を有してもいいし、図4(b)のように、凸部6の一部と対向するような凹部9を有してもいい。また、カバー8は、筒状体1と同様弾力部材で形成されていてもよい。加えて、カバー8によって覆った際に、切り込みで分断された一方(第一の弁7a)と他方(第二の弁7b)が当接した状態となるのであれば、カバー8を構成する材料は問わない。
[使用方法の説明]コネクタ付きケーブルを例に、本実施形態の防水キャップ100の使用方法の一形態を、図5を用いて説明する。図中では、防水キャップ100の内部にあるコネクタ10および同軸ケーブル11aを、見やすさのために実線で示している。
同軸ケーブル11aの径と対応する径W2を有する第二端3は、切り込み部5によってその径を拡張可能である。コネクタ10付き同軸ケーブル11aを、切り込み5によって開口を拡張した第二端3から通したのち(図5(a))、開いた切り込み部5、すなわち第一の弁7aと第二の弁7bを拡張前の位置に戻す(図5(b))。そして、切り込み部15を閉じた状態で固定するためのカバー8を、切り込み部15の縁に設けられた凸部6の上にかける(図5(c))ことによって、第二端3は同軸ケーブル11aの周囲に水密的に装着された状態となる。
コネクタ10の接続先が接栓座12上の接栓15である場合には、接栓15へ接続後、図6(a)のように、カバー8と筒状体1が一体となった状態で、防水キャップ100を同軸ケーブル11aに沿ってコネクタ10の側に前進させ、図6(b)の様に第一端2を台座部14に被せ付ける。この状態で、筒状体1における第一端2の内周面が台座部14の外周面に水密的に装着されている。また、切り込み部5の切り込みの縁は互いに当接している。さらに第二端3の内周面が同軸ケーブル11aの外周面に水密的に装着されている。
[効果の説明]
本発明の第一の実施形態である防水キャップは、切り込み部5を有することで、コネクタ付きケーブルなど、給電線の径より大きな部材を有する給電線に本実施形態の防水キャップを適用できる。さらに、凸部6とカバー8によって第一の弁7aと第二の弁7bを当接させた状態にでき、第二端3が、給電線11に水密的に装着される。このため、第一の弁7aと第二の弁7bを当接させた状態においては、風雨が吹き付けても、第一端2が第一端2を取り付けうる箇所(例えば台座部14)に水密的に装着され、第二端3が給電線11(例えば同軸ケーブル11a)に水密的に装着されている為、接栓15に雨水等の水の浸入が防止され、高い防水性を提供できる。
[第二の実施形態]次に、第二の実施形態について説明する。図7〜図11は、本実施形態における防水キャップを示す図である。
[構造の説明]本実施形態の防水キャップの第一の実施形態と異なる点は、は、図7〜図11に示すように、絞り部4の外表面に同心状の段差を設けた点である。それ以外の構成は、第一の実施形態と同様である。つまり第二の実施形態における防水キャップ100は、筒状体1、第一端2、第二端3、絞り部4、切り込み部5、凸部6、第一の弁7a、第二の弁7b、段差16とを有する。
本実施形態の防水キャップは、絞り部4の外表面に同心状の段差16を有している。例えば、図7〜図9に示すように、絞り部4に筒状体1の中心軸を中心とした筒部16aとテーパー部16bを、交互に設けることができる。筒部16bは、その領域にわたって筒状体1の中心軸に対して略同径である。テーパー部16bは、第一端2側で隣接する筒部16bの径を最大径とし、第二端3方向に径が小さくなる形状である。また、図7〜図9において、第二端3には筒部16aが配置されている。この場合、第二端3および筒部16aの径は、本実施形態の防水キャップを使用する対象である給電線11の径に対応している。すると、第一の実施形態における防水キャップより、給電線11の外周と接触しうる面積が大きいため、水密的に装着されうる領域が広い。このため、より高い防水効果を得られる。第二端3にテーパー部16bが配置された場合、第二端における防水効果は第一の実施形態と同様である。
また、図10、図11に示すように、第一端2側から第二端3にかけて、径が階段状に小さくなるように複数の筒部16aを配置することもできる。この場合、第二端3に必ず筒部16aが配置されるため、給電線11の外周に水密的に装着されうる領域が第一の実施形態より広い。このため、第一の実施形態における防水キャップより、高い防水効果を得られる。
本実施形態における防水キャップの使用方法は、第一の実施形態と同様である。
[効果の説明]本実施形態における防水キャップは、第二端3に筒部16aが配置された場合、給電線11の外周に水密的に装着されうる領域が第一の実施形態より広くなり、第二端3における防水効果が大きくなる。
[第三の実施形態]次に、第三の実施形態について説明する。図12〜図14は、本実施形態における防水キャップを示す図である。
[構造の説明]本実施形態の防水キャップの第一の実施形態と異なる点は、は、図12〜図14に示すように、絞り部4の、所望の開口径となる位置に切断位置明示部17を設けた点である。それ以外の構成は、第一の実施形態およびと同様である。つまり第二の実施形態における防水キャップは、筒状体1、第一端2、第二端3、絞り部4、切り込み部5、凸部6、第一の弁7a、第二の弁7b、切断位置明示部17とを有する。
本実施形態の防水キャップは、図12に示すように、テーパー状である絞り部4の、所望の開口径となる位置に切断位置明示部17を設けられている。
切断位置明示部17を設ける位置は、絞り部4の内径が、種々の給電線11の径に対応した内径となる位置にすることができる。つまり、この位置で切断したのちに第二端3となる箇所の径が、これから利用する給電線11の径と対応する。また、切断位置明示部17として、筒状部1と別の色でガイド線(図12においては破線)を印刷したり、突起を設けたりすることができる。
この切断位置明示部17を設けることで、一つの防水キャップで、複数の径の給電線に対応できる。
また、図7で示した第二の実施形態の筒部16aとテーパー部16bの境界が、所望の開口径となるように構成されていれば、切断位置明示部17と同様の効果を奏する。
より望ましくは、第一端2側が筒部16a、第二端3側がテーパー部16bという配置になる境界で切り取ることである。この場合、第二端3に筒部16aが配置されるため、第二の実施形態に記載したように、給電線11の外周に水密的に装着されうる領域が広くなり、より高い防水効果を得られる。
上述のように切断位置明示部17、あるいは筒部16aとテーパー部16bの境界が所望の開口径となるように構成した場合、切り込み部5の縁のうち、切断位置及び所望の開口径となる位置を除く領域のいずれかに凸部6を設けることができる。図13及び図14に、絞り部4に筒状体1の中心軸を中心とした筒部16aとテーパー部16bを交互に設け、さらに、第一端2側に筒部16a、第二端3にテーパー部16bという配置になる境界が、所望の開口径となるように構成されている場合の、凸部6、および対応するカバー8の凹部9の具体的構成の一例を示している。
凸部6が上述の構成を有することにより、切断の際に凸部6を切断する必要が無く、筒状体1を容易に切断できる。
また図14に示すように、カバー8側の切断位置明示部17あるいは上述の境界の位置と対応する位置に、明示部18を設けることもできる。明示部18を設ければ、筒状体1の切断位置とカバー8の端部をそろえる、ことが容易になる。明示部18でカバー8を切断すれば、カバー8が切断位置から突出することがない。明示部は、切断位置明示部17と同様に、カバー8と別の色で筒状体1の外表面にガイド線を印刷したり、突起を設けたりすることができる。この場合、筒状体1の切断位置における切断が容易に行えるだけでなく、カバー8の端部を前述の切断位置にそろえる等、容易に対応した長さにすることができる。
本実施形態における防水キャップの使用するにあたっては、本防水キャップを使用する給電線の径に合わせ、予め切断位置明示部17、あるいは筒部16aとテーパー部16bの境界のうち所望の開口径となる箇所で筒状体1を切断する。さらに、場合によっては、カバー8を、筒状体1の切断箇所に対応した位置、あるいは明示部18のうち、筒状体1を切断した箇所に対応する位置で切断する。その他の使用方法は、第一の実施形態、第二の実施形態と同様である。
[効果の説明]
本実施形態における防水キャップは、絞り部4の、所望の開口径となる位置に切断位置明示部17を有する、あるいは筒部16aとテーパー部16bの境界のうちいずれかが、所望の開口径となる。このことで、一つの防水キャップで、複数の径の給電線に対応できる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
両端が開孔している筒状体を有し、
前記筒状体は、その前記両端のうち開口径がW1である第一端と、
前記両端のうち、開口径が前記W1より小さいW2である第二端と、
前記筒状体の所定の位置から第二端にかけて、径が前記W1からW2に減少する絞り部と、
前記第二端から前記絞り部にかけて設けられた切り込み部と、
前記切り込み部の切り込みの縁であって、前記筒状体の外表面側に設けられた凸部と、を有し、
前記凸部は、前記筒状体のうち切り込みで分断された一方と他方が当接した状態の前記凸部と対応した形状の凹部を有するカバーによって覆われることが可能な形状を有し、さらに、前記凸部は前記一方と前記他方のおのおのの、少なくとも一部に設けられ、
少なくとも前記筒状体が、弾力部材で構成されていることを特徴とする防水キャップ。
[付記2]
前記凸部が、前記カバーによっておおわれている、付記1に記載の防水キャップ。
[付記3]
前記絞り部の形状が、テーパー状である、付記1、または2に記載の防水キャップ。
[付記4]
前記絞り部の外表面に同心状の段差を設けた、付記1、または2に記載の防水キャップ。
[付記5]
前記段差は、前記筒状体の中心軸を中心とした筒部とテーパー部を交互に設けることによって形成されることを特徴とする、付記4に記載の防水キャップ。
[付記6]
前記段差は、段の位置での径が、所望の開口径となる、付記4または5に記載の防水キャップ。
[付記7]
前記絞り部が、テーパー状である場合、前記絞り部の、所望の開口径となる位置に切断位置明示部を設けたことを特徴とする、付記3から5のいずれかに記載の防水キャップ。
[付記8]
前記凸部を覆った際に、前記段の位置、または前記所望の開口径となる位置と対応する位置を明示した明示部を備えるカバーを有する付記6または7に記載の防水キャップ。
[付記9]
前記段の位置で前記筒状体を切り離すと、前記筒部が第二端となることを特徴とする付記6に記載の防水キャップ。
[付記10]
前記凸部が、前記切り込み部の縁のうち、前記切断位置及び前記所望の開口径となる位置を除く領域のいずれかに設けられている、付記6から9のいずれかに記載の防水キャップ。
[付記11]
前記筒状体の所定の位置から前記第二端にかけて、前記筒状体の内面が筒状である、付記1から10のいずれかに記載の防水キャップ。
[付記12]
前記第一端が、接栓の台座部の外周に水密的に装着される開口径Wを有する、付記1から11のいずれかに記載の防水キャップ。
[付記13]
前記第二端が、給電線の外周に水密的に装着される開口径Wを有する、付記1から12のいずれかに記載の防水キャップ。
[付記14]
前記凸部の前記筒状体側の幅が、前記凸部のもう一方の幅より狭いことを特徴とする、付記1から13のいずれかに記載の防水キャップ。
[付記15]
前記凸部が、その断面において、鉤形の形状を有し、前記形状は、先端が前記切り込みから遠ざかる方向に折れ曲がっている、付記1から13のいずれかに記載の防水キャップ。
100 ローカルシステム
1 筒状体
2 第一端
3 第二端
4 絞り部
5 切り込み部
6 凸部
7a 第一の弁
7b 第二の弁
8 カバー
9 凹部
10 コネクタ
11 給電線
11a 同軸ケーブル
12 接栓座
13 平坦部
14 台座部
15 接栓
16 段差
16a 筒部
16b テーパー部
17 切断位置明示部
18 明示部
100 防水キャップ
200 接続部
300 防水キャップ
301 給電ケーブル
302 一端
303 貫通孔
400 防水キャップ
401 十字状部
402 貫通孔
403 コネクタ
404 接栓
405 接栓座
406 給電部
500 電子機器ケース用防水キャップ
501 弁体
502 第一裂け目
503 第二裂け目
504 ケーブル挿入用孔
504a 孔縁
505 周壁
506 薄い膜体

Claims (10)

  1. 両端が開孔している筒状体を有し、
    前記筒状体は、その前記両端のうち開口径がW1である第一端と、
    前記両端のうち、開口径が前記W1より小さいW2である第二端と、
    前記筒状体の所定の位置から第二端にかけて、径が前記W1からW2に減少する絞り部と、
    前記第二端から前記絞り部にかけて設けられた切り込み部と、
    前記切り込み部の切り込みの縁であって、前記筒状体の外表面側に設けられた凸部と、を有し、
    前記凸部は、前記筒状体のうち切り込みで分断された一方と他方が当接した状態の前記凸部と対応した形状の凹部を有するカバーによって覆われることが可能な形状を有し、さらに、前記凸部は前記一方と前記他方のおのおのの、少なくとも一部に設けられ、
    少なくとも前記筒状体が、弾力部材で構成されていることを特徴とする防水キャップ。
  2. 前記凸部が、前記カバーによっておおわれている、請求項1に記載の防水キャップ。
  3. 前記絞り部の形状が、テーパー状である、請求項1、または2に記載の防水キャップ。
  4. 前記絞り部の外表面に同心状の段差を設けた、請求項1、または2に記載の防水キャップ。
  5. 前記段差は、前記筒状体の中心軸を中心とした筒部とテーパー部を交互に設けることによって形成されることを特徴とする、請求項4に記載の防水キャップ。
  6. 前記段差は、段の位置での径が、所望の開口径となる、請求項4または5に記載の防水キャップ。
  7. 前記絞り部が、テーパー状である場合、前記絞り部の、所望の開口径となる位置に切断位置明示部を設けたことを特徴とする、請求項3から5のいずれかに記載の防水キャップ。
  8. 前記凸部を覆った際に、前記段の位置、または前記所望の開口径となる位置と対応する位置を明示した明示部を備えるカバーを有する請求項6または7に記載の防水キャップ。
  9. 前記段の位置で前記筒状体を切り離すと、前記筒部が第二端となることを特徴とする請求項6に記載の防水キャップ。
  10. 前記凸部が、前記切り込み部の縁のうち、前記切断位置及び前記所望の開口径となる位置を除く領域のいずれかに設けられている、請求項6から9のいずれかに記載の防水キャップ。
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