JP2015050260A - 配線基板および電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電子装置の小型化を可能にしつつ、充分な量のゲッターを配置することを可能とすること。
【解決手段】 配線基板1は、上面に電子デバイス2が搭載される第1搭載部5aと、下面にゲッター3が搭載される第2搭載部5bと、上面の第1搭載部5aを含む領域から下面の第2搭載部5bを含む領域にかけて貫通する貫通孔5cとを有する絶縁基板5を含み、第1搭載部5aにおける貫通孔5cの第1搭載部5a側の開口の幅W11は、第1搭載部5aの幅W12より大きく、第2搭載部5bにおける貫通孔5cの第2搭載部5b側の開口の幅W21は、第2搭載部5bの幅W22より大きい。
【選択図】 図1
【解決手段】 配線基板1は、上面に電子デバイス2が搭載される第1搭載部5aと、下面にゲッター3が搭載される第2搭載部5bと、上面の第1搭載部5aを含む領域から下面の第2搭載部5bを含む領域にかけて貫通する貫通孔5cとを有する絶縁基板5を含み、第1搭載部5aにおける貫通孔5cの第1搭載部5a側の開口の幅W11は、第1搭載部5aの幅W12より大きく、第2搭載部5bにおける貫通孔5cの第2搭載部5b側の開口の幅W21は、第2搭載部5bの幅W22より大きい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、加速度センサ、赤外線センサ、ジャイロセンサおよび水晶振動子のような電子デバイスを真空封止する配線基板および電子装置に関するものである。
加速度センサ、赤外線センサ、ジャイロセンサ及び水晶振動子のような電子デバイスが内部に封止されたパッケージにおいては、上述の電子デバイスの特性を高めるため、パッケージ内部の内圧を小さくすることが求められている。パッケージ内の内圧を高めるため、特許文献1および特許文献2に開示されているように、パッケージ内にゲッター材を配設することが知られている。ゲッター材を配設することにより、パッケージ内に存在する気体分子がゲッター材に吸着されるので、パッケージ内の内圧を小さくすることができる。なお、配設したゲッターにおいては、パッケージ内に存在する気体分子に触れる面積を大きくすることが求められており、板状(膜状)のものが用いられていた。
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示されているパッケージでは、気体分子を吸着するためのゲッターがパッケージの内面に被着されており、ゲッターの片面でしか気体分子に触れることができないものとなっているため、ゲッターによる気体分子の吸着が充分でないものとなる可能性があった。また、特許文献2に開示されているパッケージでは、気体分子を吸着するためのゲッターが、電子デバイスの直下に配置されており、赤外線を蓋体側から照射してゲッターを活性化させようとしても、電子デバイスによって赤外線がゲッターに照射されにくいものとなり、ゲッターが活性化しにくいため、ゲッターによる気体分子の吸着が充分でないものとなる可能性があった。
本発明の配線基板は、上面に電子デバイスが搭載される第1搭載部と、下面にゲッターが搭載される第2搭載部と、前記上面の前記第1搭載部を含む領域から前記下面の前記第2搭載部を含む領域にかけて貫通する貫通孔とを有する絶縁基板を含み、前記第1搭載部における前記貫通孔の前記第1搭載部側の開口の幅は、前記第1搭載部の幅より大きく、前記第2搭載部における前記貫通孔の前記第2搭載部側の開口の幅は、前記第2搭載部の幅より大きい。
本発明の電子装置は、上記構成の配線基板と、前記第1搭載部に搭載された前記電子デバイスと、前記第2搭載部に搭載された前記ゲッターと、前記第1搭載部および前記第2搭載部をそれぞれ封止した蓋体とを有している。
本発明の配線基板は、上面に電子デバイスが搭載される第1搭載部と、下面にゲッターが搭載される第2搭載部と、上面の第1搭載部を含む領域から下面の第2搭載部を含む領域にかけて貫通する貫通孔とを有する絶縁基板を含み、第1搭載部における貫通孔の第1搭載部側の開口の幅は、第1搭載部の幅より大きく、第2搭載部における貫通孔の第2搭
載部側の開口の幅は、第2搭載部の幅より大きい。これらによって、ゲッターの両面が気体分子に触れることが可能となるとともに、配線基板の下面側から赤外線を妨げずにゲッターに照射でき、ゲッターを活性化することが可能となって、封止空間の内圧を効果的に小さくすることが可能となるものである。
載部側の開口の幅は、第2搭載部の幅より大きい。これらによって、ゲッターの両面が気体分子に触れることが可能となるとともに、配線基板の下面側から赤外線を妨げずにゲッターに照射でき、ゲッターを活性化することが可能となって、封止空間の内圧を効果的に小さくすることが可能となるものである。
本発明の電子装置は、上記構成の配線基板と、第1搭載部に搭載された電子デバイスと、第2搭載部に搭載されたゲッターと、第1搭載部および第2搭載部をそれぞれ封止した蓋体とを有していることによって、封止空間の内圧が小さく、電子デバイスの動作が良好なものとすることが可能となるものである。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、参照する図面において、電子装置は仮想のxyz空間に設けられており、以下、便宜的に、上方向とは仮想のz軸の正方向のことをいう。
図1〜6を参照して本発明の実施形態における電子装置について説明する。なお、便宜上図1(a)、(b)、図3(a)、(b)においては蓋体を除いた電子装置の平面図を示している。本実施形態における電子装置は、配線基板1と、電子デバイス2と、ゲッター3と、蓋体4とを有している。
配線基板1は絶縁基板5を含んでおり、絶縁基板5は上面に電子デバイス2が搭載される第1搭載部5aと、下面にゲッター3が搭載される第2搭載部5bと、貫通孔5cとを有している。この貫通孔5cは、絶縁基板5の上面の第1搭載部5aを含む領域から下面の第2搭載部5bを含む領域にかけて貫通するように設けられている。なお、図1〜図5に示される例では、絶縁基板5の上下面にそれぞれ凹部5dを有し、凹部5dの底面にそれぞれ第1搭載部5aと第2搭載部5bとを有している。凹部5dの周囲の上面、下面には枠状の封止用金属層が設けられており、封止用金属層と蓋体4とがろう材6を介して接合されている。
絶縁基板5は、例えば、セラミックスからなる絶縁基板5の表面や内部に配線導体、外部端子が形成されたものである。また、絶縁基板5は、酸化アルミニウム質焼結体(アルミナセラミックス),窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体もしくはガラスセラミックス質焼結体等のセラミックスから成るものである。
封止用金属層、配線導体、外部端子は、タングステン(W),モリブデン(Mo),マンガン(Mn),銀(Ag)または銅(Cu)等の金属粉末メタライズから成り、封止用金属層を凹部5dの周囲に枠状に、同様に、配線導体、外部端子を所定形状に形成する。
封止用金属層、配線導体、外部端子の露出する表面には、めっき層が被着される。めっき層は、ニッケルおよび金等の耐蝕性や接続部材等との接続性に優れる金属からなるもの
であり、例えば、厚さ1〜10μm程度のニッケルめっき層と厚さ0.1〜3μm程度の金め
っき層とが順次被着される。これによって、封止用金属層、配線導体、外部端子が腐食することを効果的に抑制することができるとともに、ろう材6を介して第1搭載部5aと第2搭載部5bをそれぞれ封止する蓋体4との接合、接続部材7との接合および外部端子と外部電気回路基板の配線との接続を強固にすることができる。
であり、例えば、厚さ1〜10μm程度のニッケルめっき層と厚さ0.1〜3μm程度の金め
っき層とが順次被着される。これによって、封止用金属層、配線導体、外部端子が腐食することを効果的に抑制することができるとともに、ろう材6を介して第1搭載部5aと第2搭載部5bをそれぞれ封止する蓋体4との接合、接続部材7との接合および外部端子と外部電気回路基板の配線との接続を強固にすることができる。
電子デバイス2は、例えば加速度センサ、赤外線センサ、ジャイロセンサおよび水晶振動子であり、例えば、赤外線センサ用電子装置を作製する場合には、電子デバイス2として赤外線センサを絶縁基板5の上面の第1搭載部5aに搭載すればよい。電子デバイス2として赤外線センサを第1搭載部5aに搭載する場合には、赤外線センサは、上面に赤外線を受光するための受光部を有しており、絶縁基板5の第1搭載部5aに、金属バンプ等の接合部材8を介して接合されて配置されることによって、電子デバイス2と第1搭載部5aとの間に空間を有するものとなって、第1搭載部5a側の封止空間と貫通孔5cとが連通するものとなる。また、赤外線センサは例えばボンディングワイヤからなる接続部材7によって配線導体に電気的に接続されている。
ゲッター3は、絶縁基板5の下面の第2搭載部5bに、金属バンプ、ろう材等の接合部材8を介して接合されて搭載されている。なお、金属バンプのような点状の接合であると金属バンプ間を気体分子が流れるものとなり、気体分子がゲッター3に接触する面積を大にすることができ、好ましい。
ゲッター3の材料としては、化学的に活性な部材を用いる。具体的には、チタン(Ti),ジルコニウム(Zr),鉄(Fe)およびバナジウム(V)を主成分とする金属を用いることができる。
また、図1〜図6に示される例のように、絶縁基板5の上面に電子デバイス2が搭載される第1搭載部5aと、下面にゲッター3が搭載される第2搭載部5bを有している。これらによって、配線基板1の下面側から赤外線を妨げずにゲッター3に照射でき、ゲッター3を活性化することが可能となって、封止空間の内圧を効果的に小さくすることが可能となる。
また、図1、図3、図5に示される例のように、第1搭載部5aにおける貫通孔5cの第1搭載部5a側の開口の幅W11は、第1搭載部5aの幅W12より大きく、第2搭載部5bにおける貫通孔5cの第2搭載部5b側の開口の幅W21は、第2搭載部5bの幅W22より大きくなっている。これらによって、貫通孔5cを完全に塞がないで電子デバイス2とゲッター3を搭載でき、配線基板1の上下空間が貫通孔5cで連通され、気体分子がゲッター3に接触することが可能となっており、封止空間の内圧を効果的に小さくすることが可能となる。図1に示される例では、上面視で電子デバイス2の幅方向(y方向)の両側から貫通孔5cが露出しており、下面視でゲッター3の幅方向(y方向)の両側から貫通孔5cが露出している。このような搭載ができるので配線基板1の上下空間が貫通孔5cで連通され、気体分子がゲッター3に接触することが可能となる。これらの構成によって、ゲッター3の両面が気体分子に接触することが可能となって、封止空間の内圧を効果的に小さくすることが可能となる。なお、電子装置内に存在する気体分子としては、電子装置の製造時及び使用時において、配線基板1、蓋体4、接合部材8およびろう材6のような電子装置を構成する部材から発生するガス等である。
図1、図2、図5、図6に示される例では、上面視で電子デバイス2のy方向の両側から、下面視でゲッター3のy方向の両側から貫通孔5cが露出しているが、図3、図4に示される例のように、上面視で電子デバイス2のy方向の両側から貫通孔5cが露出し、下面視でゲッター3のx方向の両側から貫通孔5cが露出していてもよい。この場合、電
子デバイス2が貫通孔5cの第1搭載部5a側の開口を跨ぐように搭載され、ゲッター3が貫通孔5cの第2搭載部5b側の開口を跨ぐように搭載されており、電子デバイス2と配線基板1との接合部材8による接合部と、ゲッター3と配線基板1との接合部材8による接合部とが、平面透視で重ならないようにしている。このような構成とすることによって、第1搭載部5a側の気体分子が貫通孔5cを通ってゲッター3の上面に接触しやすいものとなり、封止空間の内圧を効果的に小さくすることが可能となる。
子デバイス2が貫通孔5cの第1搭載部5a側の開口を跨ぐように搭載され、ゲッター3が貫通孔5cの第2搭載部5b側の開口を跨ぐように搭載されており、電子デバイス2と配線基板1との接合部材8による接合部と、ゲッター3と配線基板1との接合部材8による接合部とが、平面透視で重ならないようにしている。このような構成とすることによって、第1搭載部5a側の気体分子が貫通孔5cを通ってゲッター3の上面に接触しやすいものとなり、封止空間の内圧を効果的に小さくすることが可能となる。
貫通孔5cは、図1〜図4、図6に示される例では、第1搭載部5a側の開口の幅W11と第2搭載部5b側の開口の幅W21が同じ寸法となっているが、図5に示される例のように、第1搭載部5a側の開口の幅W11と第2搭載部5b側の開口の幅W21が異なる寸法となっていてもよい。このような構成とすることによって、電子デバイス2またはゲッター3の寸法が異なっていても、電子デバイス2およびゲッター3をそれぞれ第1搭載部5aの開口および第2搭載部5bの開口を塞がないで搭載することができ、配線基板1の上下空間を連通させることができる。
蓋体4は、第1搭載部5aおよび第2搭載部5bをそれぞれ封止するように配線基板1上に配置されている。蓋体4としては、例えば、セラミックス,ガラス,シリコンならびに金属部材を用いることができる。また、上記の部材を組み合わせて接合したものであってもよい。なお、電子デバイス2がとして赤外線センサを用いる場合には、赤外線を透過するものであればよい。例えば、Ge,Si,ZnSまたはこれらの金属を含む合金を主成分とする部材を用いることができる。また、第2搭載部5bを封止する蓋体4は、ゲッター3を赤外線で加熱できるように赤外線を透過するものであればよい。例えば、Ge,Si,ZnSまたはこれらの金属を含む合金を主成分とする板状の部材を用いることができる。
蓋体4として、セラミックス及びガラスおよびシリコン等の部材を用いる場合には、配線基板1との接合箇所にメタライズ層が形成されたものを用いることが好ましい。これにより、配線基板1と蓋体4の接合性を高めることができるからである。蓋体4として上記の部材を用いる場合には、この部材の表面に特定の波長帯の光を透過するような金属がコーティングされていてもよい。また、蓋体4として上記の部材を用いる場合には、蓋体4がレンズ形状であってもよい。
また、配線基板1が凹部5dを有さない平板状である場合には、蓋体4として、配線基板1に搭載された電子デバイス2またはゲッター3が収容されるような凹部が形成されているもの、または図6に示される例のように、配線基板1と蓋体4とを枠体を介して封止するようにすればよい。
次に、本発明の電子装置の製造方法について詳細に説明する。
貫通孔5cおよび凹部5d、封止用金属層、配線導体、外部端子を形成した絶縁基板5を準備する。具体的には、絶縁基板5が、例えば、酸化アルミニウム質焼結体からなる場合には、アルミナ(Al2O3),シリカ(SiO2),カルシア(CaO),マグネシア(MgO)等の原料粉末に適当な有機溶剤および溶媒等を添加混合して泥漿状となすとともに、これをドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用してシート状に成形し、アルミナセラミックスのセラミックス材料を主成分とするセラミックグリーンシートを準備し、貫通孔5cおよび凹部5dの側壁となる部位の打ち抜き金型を用いた打ち抜き加工またはレーザー加工を施すとともに、セラミックグリーンシートにW,Mo,Mn,AgまたはCu等の金属粉末メタライズから成る封止用金属層用の導体ペーストを凹部5dとなる箇所の周囲に枠状に、同様に、配線導体、外部端子用の導体ペーストを所定形状に、スクリーン印刷法等によって印刷する。なお、配線導体のうち、セラミックグリーンシ
ートを厚み方向に貫通する貫通導体は、導体ペーストを印刷することによってセラミックグリーンシートに形成した貫通孔を充填しておけばよい。このような導体ペーストは、上記金属粉末に適当な有機溶剤および有機バインダーを加え、必要に応じて分散剤等を加えてボールミル,三本ロールミル,プラネタリーミキサー等の混練手段によって混合および混練することで適度な粘度に調整して作製する。また、セラミックグリーンシートの焼結挙動に合わせたり、焼成後の絶縁基板5との接合強度を高めたりするためにガラスやセラミックスの粉末を添加してもよい。貫通導体用の導体ペーストは、有機バインダーや有機溶剤の種類や添加量によって、配線導体層用の導体ペーストよりも充填に適した高い粘度に調整される。
ートを厚み方向に貫通する貫通導体は、導体ペーストを印刷することによってセラミックグリーンシートに形成した貫通孔を充填しておけばよい。このような導体ペーストは、上記金属粉末に適当な有機溶剤および有機バインダーを加え、必要に応じて分散剤等を加えてボールミル,三本ロールミル,プラネタリーミキサー等の混練手段によって混合および混練することで適度な粘度に調整して作製する。また、セラミックグリーンシートの焼結挙動に合わせたり、焼成後の絶縁基板5との接合強度を高めたりするためにガラスやセラミックスの粉末を添加してもよい。貫通導体用の導体ペーストは、有機バインダーや有機溶剤の種類や添加量によって、配線導体層用の導体ペーストよりも充填に適した高い粘度に調整される。
その後、導体ペーストを印刷したセラミックグリーンシートを積層して、貫通孔5cおよび凹部5dを有するように積層体を作製する。そして、この積層体を高温(約1500〜1800℃)で焼成することによって、絶縁基板5を作製することができる。
また、封止用金属層、配線導体、外部端子の露出する表面には、電解めっき法や無電解めっき法等のめっき法によって、めっき層が被着される。
次に、絶縁基板5の上面に形成された凹部5d内の第1搭載部5aに、Au,Ag,Zn,Sn,Cuおよびこれらの合金を主成分とする金属からなる、金属バンプ等の接合部材8を介して、赤外線センサ等の電子デバイス2を搭載する。また、電子デバイス2は、絶縁基板5上に形成された配線導体にワイヤボンディング、フリップチップ実装によって電気的に接続される。
次に、絶縁基板5の下面に形成された凹部5d内の第2搭載部5bに、金属バンプ等の接合部材8を介して板状のゲッター3を搭載する。
ゲッター3は、チタン(Ti),ジルコニウム(Zr),鉄(Fe)およびバナジウム(V)を主成分とする金属の粉末をニトロセルロース樹脂およびエチルセルロース樹脂等の有機溶剤と混合して導体ペーストを作製し、この導体ペーストをスクリーン印刷法等の印刷法によって、貫通孔が形成された鉄(Fe),タングステン(W),ニクロムまたはステンレス等からなる金属板の表面に所望の位置および厚さに印刷した後、不活性ガス雰囲気中(例えばアルゴン(Ar)雰囲気中)や真空雰囲気中で250〜500℃で加熱して、有機溶剤を蒸発させて除去することによって作製され、ゲッター材料を金属板の両面に配置したものを得ることができる。なお、ゲッター材料を金属板の表面に配置する方法としては、一般的な蒸着法またはスパッタリング法で行ってもよい。
また、第2搭載部5bを封止する蓋体4は、ゲッター3を赤外線で加熱できるように赤外線を透過するとともに第2搭載部5bを封止することができるものであればよい。例えば、Ge,Si,ZnSまたはこれらの金属を含む合金を主成分とする板状の部材を用いることができる。
次に、ろう材6を用いて絶縁基板5と蓋体4とを接合する。ろう材6としては、例えば、プリフォームされたもの、蓋体4にクラッドされたものまたはペースト状のものを用いることができる。また、このようなろう材6は、絶縁基板5の封止用金属層と蓋体4のメタライズ層との接合面に配置してもよいし、ペースト状としたろう材6を用いて印刷法によって絶縁基板5と蓋体4との接合面に配置してもよい。そして、絶縁基板5と蓋体4との接合面に配置されたろう材6を、赤外線のランプヒータ,ヒータブロックまたはヒータープレート等を用いて加熱して溶融させることによって、絶縁基板5と蓋体4とをろう材6を介して接合することができる。
なお、蓋体4を用いて第1搭載部5aおよび第2搭載部5bをそれぞれ封止する工程は、常圧よりも低い圧力の下で行なう。具体的には、真空チャンバー等の減圧装置を用いることにより、常圧よりも低い圧力の下で第1搭載部5aおよび第2搭載部5bを封止する。このときの真空度は、減圧装置を用いることによって、要求される封止空間の内圧に応じて適宜設定すればよい。
なお、このようにして電子装置を製造する過程において、ゲッター3を加熱する工程を備えていることが好ましい。ゲッター3を加熱することによって、ゲッター3の表面に新しい活性面を形成できるので、ゲッター3による気体分子を吸着する効果を向上させることができる。
特に、蓋体4と絶縁基板5とを接合する工程においてゲッター3を加熱することによって、ゲッター3を活性化することが好ましい。蓋体4と絶縁基板5とを接合する工程においては、絶縁基板5および蓋体4を加熱することによって絶縁基板5と蓋体4とを接合するので、絶縁基板5および蓋体4ならびにろう材6からガスが発生しやすい。そのため、蓋体4と絶縁基板5とを接合する工程においてゲッター3を活性化させることによって、ゲッター3による気体分子を吸着する効果を高めることができるので、電子装置の封止空間の内圧をより小さくすることができるからである。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行うことは何ら差し支えない。
1・・・・配線基板
2・・・・電子デバイス
3・・・・ゲッター
4・・・・蓋体
5・・・・絶縁基板
5a・・・第1搭載部
5b・・・第2搭載部
5c・・・貫通孔
2・・・・電子デバイス
3・・・・ゲッター
4・・・・蓋体
5・・・・絶縁基板
5a・・・第1搭載部
5b・・・第2搭載部
5c・・・貫通孔
Claims (2)
- 上面に電子デバイスが搭載される第1搭載部と、
下面にゲッターが搭載される第2搭載部と、
前記上面の前記第1搭載部を含む領域から前記下面の前記第2搭載部を含む領域にかけて貫通する貫通孔とを有する絶縁基板を含み、
前記第1搭載部における前記貫通孔の前記第1搭載部側の開口の幅は、前記第1搭載部の幅より大きく、
前記第2搭載部における前記貫通孔の前記第2搭載部側の開口の幅は、前記第2搭載部の幅より大きいことを特徴とする配線基板。 - 請求項1に記載の配線基板と、
前記第1搭載部に搭載された前記電子デバイスと、
前記第2搭載部に搭載された前記ゲッターと、
前記第1搭載部および前記第2搭載部をそれぞれ封止した蓋体とを有することを特徴とする電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013179855A JP2015050260A (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | 配線基板および電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family Applications (1)
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2013
- 2013-08-30 JP JP2013179855A patent/JP2015050260A/ja not_active Withdrawn
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