JP2015049526A - 現金処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】識別部による鑑別結果に基づいて紙幣(媒体)の記番号情報を分類して、紙幣の記番号情報の保存容量の増大を防止することができるようにする。【解決手段】本発明は、少なくとも、搬送される媒体の記番号の識別及び所定の鑑別を行う識別手段を備え、所定の現金処理を行う現金処理装置において、識別手段により識別された媒体の記番号に関する情報を記憶する記憶手段と、識別手段による媒体の鑑別結果に応じたカテゴリ毎に媒体の記番号に関する情報を振り分けて記憶手段に記憶すると共に、カテゴリ毎に異なる保存期間で媒体の記番号に関する情報を記憶管理する記番号情報管理手段とを備えることを特徴とする現金処理装置である。【選択図】 図1

Description

本発明は、現金処理装置に関し、例えば、例えば金融機関等に設置される自動現金処理装置(ATM:Automatic Teller Machine)等の現金処理装置に適用し得るものである。
従来の現金処理装置は、入金処理又は出金処理に係る紙幣の金種、真偽判定(真券、偽券、非紙幣等の判定)、紙幣状態(例えば、損傷、破れ、汚れ等の状態)などを鑑別する識別部を有している。
識別部は、搬送される紙幣を1枚ずつ鑑別するものであり、金種、真偽判定、紙幣状態を示す認識結果を含む判定結果を取得するものである。また、識別部には、紙幣の記番号が付与されている部分を撮像したり、その画像情報に基づいて紙幣に付されている記番号データを解析したりする記番号認識機能を有するものがある。
このような紙幣の記番号に関するデータ(記番号部分の画像情報や記番号等)は、例えば偽券が使用された事実や偽券を使用した者や時刻等を特定すると共に、その後の流通・拡散を防止するためにも厳格かつ適切に記憶することが望ましい。
一般に、従来の現金処理装置は、識別部の記番号認識機能により獲得された紙幣の記番号に関するデータを、現金処理装置内の記憶手段やネットワークを通じて接続された上位端末の記憶装置内に記録するものであった(特許文献1参照)。
特開2012−150622号公報
しかしながら、上述した従来の紙幣の記番号データの記録方法は、現金処理装置で日々取り扱われる紙幣の記番号データを記録し続けるため、長期間データを保存するためには、大容量の既存装置が必要となってしまうという問題が生じ得る。
また、所定期間を超えたデータを削除する方式も考えられる。しかし、重要なデータか否かを判断することなく、所定期間を超えた全てのデータを一律に削除してしますと、重要なデータが削除されてしまうおそれが生じ得る。
そのため、識別部による鑑別結果に基づいて紙幣(媒体)の記番号情報を分類して、紙幣の記番号情報の保存容量の増大を防止することができる現金処理装置が強く求められている。
かかる課題を解決するために、本発明は、少なくとも、搬送される媒体の記番号の識別及び所定の鑑別を行う識別手段を備え、所定の現金処理を行う現金処理装置において、識別手段により識別された媒体の記番号に関する情報を記憶する記憶手段と、識別手段による媒体の鑑別結果に応じたカテゴリ毎に媒体の記番号に関する情報を振り分けて記憶手段に記憶すると共に、カテゴリ毎に異なる保存期間で媒体の記番号に関する情報を記憶管理する記番号情報管理手段とを備えることを特徴とする現金処理装置である。
本発明によれば、識別部による鑑別結果に基づいて紙幣の記番号情報を分類して、紙幣の記番号情報の保存容量の増大を防止することができる。
第1の実施形態の現金処理装置の制御系の構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係る現金処理装置の内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係るファイル管理規則情報の構成例を示す構成図である。 第1の実施形態に係る現金処理装置における記番号に関する情報の保存処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る記憶装置における記番号に関する情報を保存するフォルダ構造の一例を示すフォルダ構造図である。 第1の実施形態に係る現金処理装置における記番号に関する情報の管理処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る現金処理装置の制御系の構成を示す構成図である。 第2の実施形態に係るファイル管理規則情報の構成を示す構成図である。 第2の実施形態に係る現金処理装置における記番号に関する情報の管理処理の動作を示すフローチャートである。 変形実施形態に係る遠隔管理システムの全体構成を示す構成図である。 変形実施形態に係るファイル管理規則情報の構成を示す構成図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の現金処理装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態は、例えば金融機関等に設けられている自動現金処理装置(ATM)に本発明を適用する場合を例示する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態の現金処理装置1の制御系の構成を示す構成図である。図2は、第1の実施形態に係る現金処理装置1の内部構成を示す内部構成図である。図1において、第1の実施形態に係る現金処理装置1は、制御部10、記憶装置15、接客部20、識別部30、一時保留部40、紙幣カセット50(50A、50B)、リジェクト(RJ)庫60、搬送部70を有する。
接客部20は、入金に係る紙幣を取り込む入金部や、出金に係る紙幣を排出する出金部である。接客部20は、例えば、紙幣を収納する収納部(バケット)と開閉可能な開閉体とを有するバケットタイプのものを用いることができる。具体的には、紙幣入金の際、接客部20は開閉体を開き、接客部20は投入される紙幣を受け入れ、その後開閉体が閉じる。接客部20は、投入された紙幣を1枚ずつ搬送部70に送り出す。また、紙幣出金の際、現金処理装置1内の搬送部70からの紙幣が接客部20のバケットに送られた後、接客部20は開閉体を開放する。これにより、顧客による紙幣の受け取りを可能とする。
一時保留部40は、制御部10の制御を受けて、入金された紙幣や出金すべき紙幣を一時的に蓄積するものである。一時保留部40は、紙幣を一時的に退避するためのものであり、必要に応じて複数設けるようにしても良い。
リジェクト庫60は、リジェクトされた紙幣を収納するリジェクト収納部である。つまり、リジェクト庫60は、識別部30により真券であってリジェクト対象紙幣であると判定された紙幣を集積する。
紙幣カセット50(50A、50B)は、それぞれ予め設定された金種の紙幣を金種毎に1枚ずつ集積する紙幣カセットである。なお、紙幣カセット50の個数は2個に限定さえるものではなく、例えば、日本円の一万円券、5千円券、千円券毎の3個以上の紙幣カセットを備えるようにしても良い。また、日本国以外の通貨の場合にも、その国の通貨の金種に応じた個数の紙幣カセットを設けることができる。また、同じ金種の紙幣を収納する紙幣カセットを複数個設けるようにしても良い。紙幣カセット50は、種々のタイプのものを広く適用することができる。具体的には、入金専用カセットや出金専用カセットや、紙幣の集積能及び分離機能を有しており収納している紙幣を出金用に排出する還流型カセットを紙幣カセットに使用することができる。
識別部30は、搬送部70によって搬送される紙幣の鑑別を行い、その判定結果である判定データを制御部10に与えるものである。識別部30は、通過する紙幣の状態を認識するものであり、紙幣の真偽判定(真券、偽券等の判定)、正損判定(汚損券、破損券、損壊券、外形異常券、折れ券等、又は正券の判定)、金種判定、計数処理等を行う。識別部30は、識別手段に含まれるものである。
識別部30は、正常判定とリジェクト判定とを行う。リジェクト判定は、例えば、偽券、汚損券、破損券、損壊券、外形異常券、折れ券、搬送方向に対して傾いた状態の紙幣の検出(以下、スキューと呼ぶ。)等と識別部30が判定したことをいう。正常判定は、例えば、真券、紙幣状態が上記汚損券等でない状態、スキューでない状態等と識別部30が判定したことをいう。また、識別部30は、双方向に進行する紙幣に対応するものや一方向に進行する紙幣に対応するものとしても良い。
識別部30は、リジェクト判定を行うための検査項目が予め設定されており、この検査項目と状態センサ群からのセンシングデータとに基づいて、真偽判定や紙幣状態を判定するものである。
紙幣の真偽判定の方法は、例えば、真券と判断するための検査項目や偽券と判断するための検査項目に基づいて、識別部30が通過する紙幣の真偽を判定する方法を用いることができる。偽券と判断する方法の具体的な例は、例えば、偽券を特定する記番号の一覧情報を識別部30が保持しており、識別部30が読み取った紙幣に記番号が偽券を特定する記番号の一覧情報に含まれているものである場合には、当該紙幣を偽券と判断するや、連続して入金された紙幣の記番号が同じ番号である場合に、当該紙幣を偽券と判断する等の方法を用いる。また、疑惑券は、確実に偽券と判断できないが、真券と判断できる程度のものでないものをいう。
紙幣状態の認識方法は、従来のATM等の鑑別装置で利用されている技術を利用することができる。例えば、識別部30は、イメージセンサにより撮像された紙幣の画像に基づいて、汚損や落書きや破損等の有無を判定したり、汚損や落書きや破損等の位置を特定したりする方法を適用することができる。
具体的には、例えば紙幣に汚れがあった場合、紙幣全体の範囲又は紙幣の特定箇所の範囲において汚損が占める割合や汚損の程度(例えば明度等)を識別部30は評価する。つまり、識別部30は、検査項目に設定されている判別レベル値(例えば、汚損レベル値等の閾値)とセンシングデータに基づく評価レベル値とを比較して汚損券又は正券を判別する。また例えば、識別部30は、イメージセンサにより撮像された紙幣の画像に基づいて、搬送される紙幣の傾き(すなわち、撮像画面上で搬送方向に垂直な線に対する紙幣端部の傾き)が検査項目で設定されている判別レベル値を超えて傾いているときには、紙幣がスキューしていると判定する。また、識別部30は、紙幣の厚さに関するセンシングデータが判別レベル値を超えているときには複数枚の紙幣が重なって搬送されていると判定する。また、識別部30は、イメージセンサにより撮像された紙幣の画像に基づいて、紙幣のサイズが判別レベル値を超えているときには複数枚の紙幣が重なって搬送されていると判定したりする。
なお、識別部30が利用する検査項目は、識別部30が有する記憶部に記憶されるものであっても良いし、又記憶装置15に記憶されており必要に応じて読み出したものであっても良いし、又ネットワークを通じて管理装置(例えば金融機関等の管理サーバ等)から取得したものとしても良い。
また、識別部30は、図1に示すように、記番号認識部31、判定データ通知部32を有する。
記番号認識部31は、紙幣の記番号が付されている部分を撮像して記番号部分の画像情報を取得し、その画像情報に基づいて紙幣に付されている記番号データを解析するものである。記番号認識部31は、例えば、画像処理により紙幣の記番号が付されている部分を撮像する。また、記番号認識部31は、光学式文字読取装置(OCR:Optical Character Reader)等を用いて記番号部分の画像情報に基づいてテキスト変換した記番号データを獲得する。
判定データ通知部32は、記番号認識部31により認識された記番号部分の画像情報及び解析された記番号データを含む記番号情報を制御部10に通知する。具体的には、判定データ通知部32は、記番号部分の画像情報及び記番号データ等と共に、識別部30が紙幣の鑑別で判定結果を含む情報を制御部10に通知する。つまり、判定データは、紙幣の記番号部分の画像情報、記番号データ、真偽判定結果、紙幣状態を示す判定結果、取引日時情報、取引内容に関する情報等を含む。
制御部10は、現金処理装置1の各種機能を司るものである。制御部10は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース部等を有するものである。制御部10は、例えば、CPUが記憶装置15(例えばROM)に記憶される処理プログラムを実行することにより、現金処理装置1の機能を実現するものである。なお、処理プログラムは、インストールにより構築することができ、その場合でも機能的には図1に示すことができる。制御部10は、制御手段に含まれるものである。
制御部10は、図1に示すように、取引処理部11、搬送制御部12、記番号情報管理部13を有する。
取引処理部11は、現金処理装置1における入金取引や出金取引に関する処理を行うものである。出金取引は、顧客に対して現金を支払う取引であり、例えば、引き出し取引等がある。入金取引は、顧客から受け取った現金を入金する取引であり、例えば、預け入れ取引や振り込み取引等がある。取引処理部11は、顧客操作により顧客が希望する取引種別の入力情報を受け取ると、その取引種別に応じた手順で取引処理を実行し、図示しない通信部を介してセンタとの間で取引情報を授受して取引を完了させる。また、取引処理部11は、完了した各種取引に関する取引情報を記憶装置15に記憶するものである。
搬送制御部12は、識別部30から取得した判定データに応じて、入金又は出金に係る紙幣の搬送制御を行うものである。
具体的には、例えば入金取引の場合、顧客による入金操作後に、紙幣(媒体)が入金されると、搬送制御部12は一時的に紙幣を一時保留部40に退避させる。このとき、識別部30の判定結果が非紙幣・偽券の場合、搬送制御部12は、当該媒体を一時保留部40から接客部20に搬送する。また、判定結果が真券かつ紙幣状態が正常の場合、搬送制御部12は、紙幣を一時保留部40から当該紙幣の金種を収納する紙幣カセット50に搬送する。さらに、判定結果が真券かつ紙幣状態が非正常の場合、搬送制御部12は、紙幣を一時保留部40からリジェクト庫60に搬送する。
また例えば出金取引の場合、顧客による出金操作後に、搬送制御部12は、出金に係る金種及び枚数の紙幣を1枚ずつ紙幣カセット50から繰り出して識別部30に搬送する。このとき、識別部30の判定結果が真券かつ紙幣状態が正常の場合、搬送制御部12は、紙幣を接客部20に搬送する。また、判定結果が真券かつ紙幣状態が非正常の場合、搬送制御部12は、紙幣を一時保留部40に搬送する。そして、出金枚数の紙幣を接客部20に排出した後、搬送制御部12は、一時保留部40に収納されている紙幣をリジェクト庫60に搬送する。
記番号情報管理部13は、識別部30から取得した記番号情報を記憶装置15に保存管理するものである。記番号情報管理部13は、識別部30による紙幣の鑑別に係る判定データに基づいて記番号に関する情報(データ)を分類して、記番号に関する情報(データ)を含むファイルを作成する。また、記番号情報管理部13は、作成した記番号に関する情報(データ)を含むファイルを分類毎に記憶装置15に保存する。さらに、記番号情報管理部13は、分類毎に異なる保存期間を設定し、各分類の保存期間に達したときには、保存期間に達した各分類のファイルを消去するものである。
記番号情報管理部13は、ファイル作成部131、ファイル分類部132、ファイル削除部133を有する。
ファイル作成部131は、識別部30が紙幣の鑑別に係る判定データに基づいて、記番号に関する情報(データ)を分類して、記番号に関する情報(データ)を含むファイルを作成して記憶装置15に保存する。
ここで、ファイル作成部131による記番号に関する情報(データ)の分類方法は、記番号に関する情報の保存の重要性に応じて分類する方法を用いることができる。例えば、ファイル作成部131は、識別部30による媒体の真偽判定結果に基づいて分類する方法を用いることができる。具体的には、識別部30による真偽判定結果が真券と判定したことを示す「真券」、偽券と疑いがあるものを示す「疑惑券」と判定したもの、偽券と判定したことを示す「偽券」、非紙幣と判定したことを示す「不明券」のように4種類に分類する方法を用いることができる。
ファイル作成部131は、「真券」に関するデータを保存するフォルダ名「Category4」、「疑惑券」に関するデータを保存するフォルダ名「Category3」、「偽券」に関するデータを保存するフォルダ名「Category2」、「不明券」に関するデータを保存するフォルダ名「Category1」とする。
ファイル作成部131は、識別部30からの判定データに基づいて、記番号に関する情報(データ)のフォルダ名及びファイルデータ名を分類毎に作成し、分類毎に作成されたフォルダ名のフォルダに、記番号に関する情報(データ)を保存されるようにする。
ここで、ファイル作成部131は、記番号に関する情報(データ)を取得した日付情報(例えば、年月日)毎のフォルダを作成し、その日付毎のフォルダに、記番号に関する情報(データ)の時刻情報及び判定順序を示す序列番号が明らかになるファイルデータ名が含まれるようにする。具体的には、例えば2012年9月4日15時3分24秒に、識別部30が2枚の紙幣の鑑別を行った場合、フォルダ名「20120904」というフォルダ名を作成する。更に、ファイル作成部131は、識別部30が識別した1枚目の紙幣のファイルデータ名を「150324-01.dat」とし、2枚目の紙幣のファイルデータ名を「150324-02.dat」とし、これら2枚の紙幣の記番号に関する情報(データ)をフォルダ名「20120904」のファイルに保存されるようにする。
なお、同日付(例えば、2012年9月4日)で、識別部30により鑑別された紙幣の記番号に関する情報(データ)は、フォルダ名「20120904」のフォルダに保存されるようにする。
また、記番号に関する情報(データ)は、少なくとも、取引内容に関する情報、記番号部分の画像情報、画像情報に基づいて解析された記番号データを含むものとする。取引内容に関する情報は、運用に応じて適宜定義することができ、例えば、取引種別(入金取引、出金取引の種類等)、カードデータや通帳データ、取引金額(金種枚数や金額)、顧客情報(例えば、顧客氏名、顧客住所等)、金融機関の名称や店舗名、現金取引装置の識別番号等の全部又は一部とすることができる。
ファイル分類部132は、ファイル作成部131により作成されたファイルデータを分類毎に記憶装置15への保存を実行するようにする。
ファイル削除部133は、予め設定されたファイル管理規則情報151に基づいて、分類種別毎にファイルの保存管理を行うものである。後述するように、ファイル管理規則情報151は識別部30の鑑別に応じた分類毎にファイルの保存期間が定義されており、ファイル削除部133は、分類種別毎の保存時間が経過すると、保存期間が経過したファイルを削除する。
記憶装置15は、制御部10が実行する処理プログラム、処理プログラムに必要なデータ、取引内容に関する情報、記番号に関する情報、ファイル管理規則情報151等を記憶するものである。
記憶装置15は、現金処理装置1内に設けられた記憶装置であり、例えば、制御部10の記憶領域としても良いし、現金処理装置1内に設けられた外部記憶装置としても良い。なお、通信部を有する現金処理装置1がネットワークを通じて管理端末に接続している場合には、記憶装置15は当該管理端末の記憶装置としても良い。
ファイル管理規則情報151は、分類種別毎のファイルの保存期間が定義されたものである。図3は、第1の実施形態に係るファイル管理規則情報151の構成例を示す構成図である。図3において、ファイル管理規則情報151は、分類種別を示す「フォルダ名」と、「保存期間」とを対応付けて定義されている。例えば、ファイル管理規則情報151において、「真券」と判定されたファイルデータが保存されているフォルダ名「Category4」については「保存期間:30日」であることを示す。これに対して、「偽券」と判定されたファイルデータが保存されているフォルダ名「Category2」については「保存期間:365日」であることを示す。このように、「偽券」についての記番号に関する情報(データ)は、後日分析等で活用されるなどの比較的重要なデータであるため、「真券」等の記番号に関する情報(データ)よりも保存期間が長く設定されている。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係る現金処理装置1における記番号に関する情報の管理方法の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−2−1)記番号に関する情報の保存処理
図4は、第1の実施形態に係る現金処理装置1における記番号に関する情報の保存処理を示すフローチャートである。
現金処理装置1において、入金取引の際、接客部20に投入された紙幣は識別部30に与えられ、識別部30による鑑別が行なわれる。また、出金取引の際、紙幣カセット50から繰り出された紙幣が識別部30に与えられ、識別部30による鑑別が行われる。このように、入金取引の場合も出金取引の場合も、入金又は出金に係る紙幣は識別部30により鑑別処理が行なわれる。
識別部30では、通過する紙幣の金種、真偽判定、紙幣状態、紙幣に付されている記番号の識別処理、計数処理等が行なわれ、識別部30により識別された判定データが制御部10に通知される(S101)。これにより、制御部10は、識別部30から取得した判定データに基づいて入金又は出金に係る紙幣の搬送制御を行う。
制御部10では、識別部30から取得した判定データに基づいて、識別部30により鑑別された紙幣の記番号に関する情報を記憶装置15に保存する。
図5は、第1の実施形態に係る記憶装置15における記番号に関する情報を保存するフォルダ構造の一例を示すフォルダ構造図である。
図5のフォルダ構造は、フォルダ名「DATA」を最上位とするツリー構造となっている。フォルダ名「DATA」の下位のフォルダは、識別部30による真偽判定結果に応じて記番号に関する情報をほぞんするため、「真券」に関するデータを保存するフォルダ名「Category4」、「疑惑券」に関するデータを保存するフォルダ名「Category3」、「偽券」に関するデータを保存するフォルダ名「Category2」が設定されている。
なお、識別部30により「不明券」と判断された媒体(非紙幣)は接客部20に排出されるため、図5には「不明券」を示すフォルダ「Category1」を設けていないが、フォルダ「Category1」を設けるようにしても良い。
制御部10では、識別部30からの紙幣の判定データに含まれる真偽判定結果が「真券」、「疑惑券」、「偽券」のいずれであるかを確認し、当該紙幣が属する分類を判断する。そして、制御部10は、分類別の日付毎のフォルダが作成されているか否かを判断する(S102)。分類別の日付毎のフォルダが作成されている場合、制御部10は処理をS104に移行し、分類別の日付毎のフォルダが作成されていない場合、制御部10は、分類別の日付毎のフォルダを新たに作成する(S103)。
例えば、識別部30による真偽判定結果が「真券」であり、識別部30が鑑別した日付が2012年9月4日である場合、制御部10のファイル作成部131は、フォルダ名「Category2」にフォルダ名「20120904」のフォルダがあるか否かを判断する。そして、フォルダ名「20120904」のフォルダがない場合には、フォルダ名「20120904」のフォルダが新たに作成される。
次に、制御部10では、識別部30からの判定データから、取引内容、記番号部分の画像情報、記番号データを含むファイルデータが抽出(取得)され(S104)、時刻情報及び序列番号が明らかとなるファイル名とする(S105)。
例えば、図5に示すように、2012年9月4日15時3分24秒に識別部30が2枚の紙幣を連続して鑑別した場合、制御部10のファイル作成部131は、1枚目の紙幣のファイルデータ名を「150324-01.dat」とし、2枚目の紙幣のファイルデータ名を「150324-02.dat」とする。また例えば、図5に示すように、2012年9月4日15時3分25秒に識別部30が1枚の紙幣を鑑別した場合、ファイル作成部131は、当該紙幣のファイルデータ名を「150325-01.dat」とする。
そして、制御部10のファイル分類部132は、ファイル作成部131により作成されたファイルデータを、記憶装置10の各分類における該当する日付のフォルダに保存する(S106)。
例えば、ファイル作成部131が作成したファイルデータ名「150324-01.dat」、「150324-02.dat」、「150325-01.dat」のファイルデータはいずれも、2012年9月4日に鑑別した「真券」と判定されたデータである。そのため、これらファイルデータ名「150324-01.dat」、「150324-02.dat」、「150325-01.dat」のファイルデータは、フォルダ名「Category2」の日付フォルダ名「20120904」に保存される。
(A−2−2)記番号に関する情報の管理処理
図6は、第1の実施形態に係る現金処理装置1における記番号に関する情報の管理処理の動作を示すフローチャートである。
制御部10では、ファイル削除部133がファイル管理規則情報151を参照して、記憶装置15に記憶される記番号に関する情報を、分類別の日付フォルダ毎に削除する。
なお、ファイル削除部133は、例えば、入金取引又は出金取引を行う場合であって、図5に例示する記番号に関する情報を作成して保存するときに、図6の処理を行うようにしても良い。つまり、識別部30からの判定データが制御部10に与えられ、制御部10において、紙幣の真偽判定結果が「真券」、「疑惑券」、「偽券」のいずれかであることの確認がされたときに、図6の処理がなされるようにしても良い。
また例えば、ファイル削除部133は、現金処理装置1において日時情報を管理する時計部が日付変更を監視しており、日付が変わったときに、図6の処理を行うようにしても良い。これにより、記番号に関する情報の管理処理を1日1回のみ行うだけでよい。
図6において、制御部10では、ファイル削除部133が、ファイル管理規則情報151を参照して、分類種別毎の保存期間を確認する。そして、ファイル削除部133は、フォルダ名「Category4」に属する日付フォルダのフォルダ名と、ファイル管理規則情報151に設定されている保存期間(図3の場合、「30日」)とを比較して、日付フォルダのフォルダ名が保存期間を超えるか否かを判定する(S201)。
そして、保存期間を超えるフォルダ名がある場合、ファイル削除部133は、当該フォルダ名のフォルダを削除する(S202)。すなわち、当該フォルダに保存されている全てのファイルデータが削除される。
例えば、ファイル管理規則情報151のフォルダ名「Category4」の保存期間が「30日」であり、この処理を実行した日付が2012年10月1日であるとする。この場合に、フォルダ名「Category4」に属する日付フォルダとしてフォルダ名「20120901」が存在しているとすると、このフォルダ名「20120901」に保存されている全てのファイルデータが削除される(S202)。
次に、制御部10では、ファイル削除部133が、フォルダ名「Category3」に属する日付フォルダのフォルダ名と、ファイル管理規則情報151に設定されている保存期間(図3の場合、「90日」)とを比較して、日付フォルダのフォルダ名が保存期間を超えるか否かを判定する(S203)。
そして、保存期間を超えるフォルダ名がある場合、ファイル削除部133は、当該フォルダ名のフォルダを削除する(S204)。
また、制御部10では、ファイル削除部133が、フォルダ名「Category2」に属する日付フォルダのフォルダ名と、ファイル管理規則情報151に設定されている保存期間(図3の場合、「365日」)とを比較して、日付フォルダのフォルダ名が保存期間を超えるか否かを判定する(S205)。
そして、保存期間を超えるフォルダ名がある場合、ファイル削除部133は、当該フォルダ名のフォルダを削除する(S206)。
このように、真偽判定結果に応じて分類し、各分類種別において日付毎のフォルダを設けてファイルデータを日付毎のフォルダに保存することにより、ファイルデータの保存期間を、「真券」、「疑惑券、「偽券」の分類別で日付毎に管理することができる。
また、保存期間を真偽判定結果に応じて設定することができるため、記番号に関する情報の重要性に応じて、「偽券」の記番号に関する情報を、他の紙幣よりも長期に亘って保存することができる。その一方、「真券」等の記番号に関する情報の保存期間を比較的短期とすることができるため、記憶装置15の記憶容量を軽減することができる。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、紙幣の真偽の判定後のカテゴリ分類毎に保存するフォルダを分けることにより、真券、疑惑券、偽券毎に記番号に関する情報の保存期間を変えることで効率的に記憶装置を使用することが出来るという効果が得られる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明の現金処理装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態は、例えば金融機関等に設けられている自動現金処理装置(ATM)に本発明を適用する場合を例示する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図7は、第2の実施形態に係る現金処理装置1Aの制御系の構成を示す構成図である。
図7において、第1の実施形態に係る現金処理装置1は、制御部10、記憶装置15、接客部20、識別部30、一時保留部40、紙幣カセット50(50A、50B)、リジェクト(RJ)庫60、搬送部70を有する。
第2の実施形態に係る現金処理装置1Aは、制御部の機能及びファイル管理規則情報の内容が第1の実施形態の現金処理装置1と異なり、それ以外の構成要素は第1の実施形態の構成要素と同一又は対応するものを用いることができる。そのため、第2の実施形態においても、図2を用いて説明する。
図8は、第2の実施形態に係るファイル管理規則情報152の構成を示す構成図である。図8において、ファイル管理規則情報152は、分類種別を示す「フォルダ名」と、処理を行う期間を示す「期間」と、期間に該当したときに行う処理内容を示す「処理」とを対応付けて定義されている。
例えば、図8のファイル管理規則情報152において、「真券」と判定されたファイルデータが保存されているフォルダ名「Category4」について「期間:30日」が経過すると、「処理:フォルダ削除」を行うようにすることが定義されている。これに対して、「偽券」と判定されたファイルデータが保存されているフォルダ名「Category2」について「期間:365日」が経過すると「処理:圧縮」である。つまり、この場合、識別部30の画像処理で得た記番号部分の画像情報(画像データ)の解像度が小さくなるように変換することを示す。このように、「偽券」について、ファイルデータに含まれる記番号部分の画像情報(画像データ)が、「期間」に定義されている期間経過後に圧縮されることにより、記憶装置15の記憶容量の効率化を図ることができる。
制御部10は、現金処理装置1の各種機能を司るものである。なお、制御部10は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース部等を有するものである。制御部10は、例えば、CPUが記憶装置15(例えばROM)に記憶される処理プログラムを実行することにより、現金処理装置1の機能を実現するものである。なお、処理プログラムは、インストールにより構築することができ、その場合でも機能的には図7に示すことができる。
制御部10は、第1の実施形態と同様に、図1に示すように、取引処理部11、搬送制御部12、記番号情報管理部13を有する。
記番号情報管理部13は、第1の実施形態のファイル作成部131、ファイル分類部132、ファイル削除部133に加えて、圧縮処理部134を有する。記番号情報管理部13による記番号に関する情報(データ)の作成及び保存手法は、第1の実施形態と同様の手法を用いることができる。
また、記番号情報管理部13は、ファイル管理規則情報152に定義されている分類種別の「フォルダ名」が「期間」に設定されている期間を経過したものについて、「処理」に設定されている処理を行うものである。そのため、「処理」に「フォルダ削除」が設定されている場合には、第1の実施形態と同様に、ファイル削除部133が対応する分類種別のフォルダの日付フォルダを削除する。
圧縮処理部134は、ファイル管理規則情報152に定義されている分類種別の「フォルダ名」が「期間」に設定されている期間を経過したものについて、「処理:圧縮」が設定されているときに、当該日付フォルダに保存されている全てのファイルデータに含まれている記番号部分の画像情報(画像データ)の解像度を小さくするように変換するものである。変換前の記番号部分の画像情報は削除され、変換後の記番号部分の画像情報がファイルデータに保存される。つまり、重要性の高い記番号部分の画像情報の解像度を小さくすることで、記番号に関する情報(データ)のデータ量を減らして保存できるため、記憶容量の軽減が可能となる。
圧縮処理部134は、記番号部分の画像情報(画像データ)の解像度を変換してデータ量を小さくすることができれば種々の方法を用いることができ、例えば、識別部30からの記番号部分の画像情報の縦横のピクセル数(すなわち、画像サイズ)を小さく変換するようにしても良いし、また例えば、識別部30からの記番号部分の画像情報の画像の密度が大きくなるよう変換するようにしても良い。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態に係る現金処理装置1Aにおける記番号に関する情報の管理方法の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、記番号に関する情報の作成及び保存方法は、第1の実施形態の図4に示すフローチャートの処理と同一又は対応する処理を用いることができるため、ここでは省略する。
図9は、第2の実施形態に係る現金処理装置1Aにおける記番号に関する情報の管理処理の動作を示すフローチャートである。
制御部10は、第1の実施形態と同様に、ファイル管理規則情報151を参照して、記憶装置15に記憶される記番号に関する情報を、分類別の日付フォルダ毎に処理を行なう。
なお、制御部10は、例えば、入金取引又は出金取引を行う場合であって、図5に例示する記番号に関する情報を作成して保存するときに、図9の処理を行うようにしても良い。つまり、識別部30からの判定データが制御部10に与えられ、制御部10において、紙幣の真偽判定結果が「真券」、「疑惑券」、「偽券」のいずれかであることの確認がされたときに、図9の処理がなされるようにしても良い。
また例えば、制御部10は、現金処理装置1において日時情報を管理する時計部が日付変更を監視しており、日付が変わったときに、図9の処理を行うようにしても良い。これにより、記番号に関する情報の管理処理を1日1回のみ行うだけでよい。
図9において、制御部10は、ファイル管理規則情報151を参照して、分類種別毎の保存期間を確認する。そして、制御部10は、フォルダ名「Category4」に属する日付フォルダのフォルダ名と、ファイル管理規則情報151に設定されている期間(図8の場合、「30日」)とを比較して、日付フォルダのフォルダ名が期間を超えるか否かを判定する(S301)。
そして、期間を超えるフォルダ名がある場合、ファイル削除部133は、当該フォルダ名のフォルダを削除する(S302)。すなわち、当該フォルダに保存されている全てのファイルデータが削除される。
次に、制御部10は、フォルダ名「Category3」に属する日付フォルダのフォルダ名と、ファイル管理規則情報151に設定されている期間(図8の場合、「90日」)とを比較して、日付フォルダのフォルダ名が期間を超えるか否かを判定する(S303)。
そして、期間を超えるフォルダ名がある場合、ファイル削除部133は、当該フォルダ名のフォルダを削除する(S304)。
また、制御部10は、フォルダ名「Category2」に属する日付フォルダのフォルダ名と、ファイル管理規則情報151に設定されている期間(図8の場合、「365日」)とを比較して、日付フォルダのフォルダ名が期間を超えるか否かを判定する(S305)。
そして、期間を超えるフォルダ名がある場合、圧縮処理部134は、当該フォルダ名のフォルダに含まれる全てのファイルデータの記番号部分の画像情報(画像データ)の解像度を小さくするように変換する(S306)。そして、圧縮処理部134は、変換前の記番号部分の画像情報を削除し、変換後の記番号部分の画像情報をファイルデータに保存する。これにより、重要性の高い記番号部分の画像情報の解像度を小さくすることで、記番号に関する情報(データ)のデータ量を減らして保存できるため、記憶容量の軽減が可能となる。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、紙幣の真偽の判定後のカテゴリ分類毎に保存するフォルダを分け、重要なファイル(第2の実施形態では偽券の記番号部分の画像情報)は一定期間を過ぎると圧縮することにより、重要なファイルは長期間保管できるという効果が得られる。
(C)他の実施形態
上記各実施形態においても種々の変形実施形態を説明したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(C−1)上記各実施形態では、記番号に関する情報の保存及び管理に関する処理を、現金処理装置1の機能を制御する制御部10が行なうこととして説明した。しかし、識別部30が備える制御部が、第1、第2の実施形態で説明した、制御部10の記番号情報管理部13の機能を備えるようにしても良い。つまり、識別部30の制御部が、通過する紙幣の記番号部分の画像情報及び読み取った記番号データを現金処理装置1の制御部10に通知すると共に、各紙幣の記番号部分の画像情報及び記番号データを、識別部30の記憶部又は現金処理装置1の記憶装置15に記憶するようにしても良い。
(C−2)上記各実施形態では、記番号に関する情報は記憶装置12に保存される場合を例示したが、記番号に関する情報の保存先は、特に限定されるものではなく、制御部10が備える記憶領域や別途設けた外部記憶装置としても良い。
図18に例示するように、金融機関の店舗に設けられる複数の現金処理装置1−1〜1−N(Nは整数)、又は、複数の金融機関の店舗に設けられる複数の現金処理装置1−1〜1−Nを、ネットワークを通じて管理端末500が管理する場合に、現金処理装置1−1〜1−Nの通信部がネットワークを通じて管理端末500と接続して管理端末500に送信し、管理端末500の記憶装置520が、各現金処理装装置1−1〜1−Nの紙幣の記番号に関する情報を保存及び管理するようにしても良い。この場合、管理端末500の制御部510が、第1、第2の実施形態で説明した制御部10の記番号情報管理部13の機能を備えるようにしても良い。
(C−3)第2の実施形態では、ファイル管理規則情報152が、1個の分類種類に1個の期間が設定されており、その期間経過後に1個の処理が設定されている場合を例示した。しかし、図11に例示するように、1分類種類に、複数の期間が設定されており、各期間経過後にそれぞれ異なる処理が設定されているものであっても良い。
例えば、図11の例の場合、フォルダ名「Category2」に対して、4個の期間として「期間:30日」、「期間:90日」、「期間:120日」、「期間:365日」が設定されており、それぞれ異なる処理として、記番号部分の画像情報の解像度を所定の中解像度に変換する「処理:圧縮(中解像度)」、記番号部分の画像情報の解像度を所定の低解像度に変換する「処理:圧縮(低解像度)」、記番号部分の画像情報を2値化に変換する「処理:圧縮(2値化)」、フォルダを削除する「フォルダ削除」等のように定義されても良い。これにより、所定期間だけ保存された記番号部分の画像情報の解像度を保存期間に応じて段階的に低くして保存することができ、記憶容量の軽減を図ることができる。
図11のファイル管理規則情報の変形例では、記番号部分の画像情報を2値化する場合を例示しているが、この場合、記番号部分の画像情報において、記番号の文字を最低限読み取ることができる程度の解像度を意図している。そのため、読み取りが不可能な画像となった場合には、制御部10は、読取不可能な画像の解像度を上げるように調整するようにしても良い。
(C−4)上記各実施形態において、図3、図8及び図11のファイル管理規則情報は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、図8のファイル管理規則情報は、フォルダ名「Category4」及びフォルダ名「Category3」についてはフォルダ削除を行い、フォルダ名「Category2」について圧縮処理を行うこととしているが、全てのフォルダ名「Category4」、「Category3」、「Category2」について圧縮処理を行うようにしても良い。また例えば、フォルダ名毎に、解像度が異なるように圧縮処理を行うようにしても良い。この場合、偽券の記番号部分の画像情報を比較的画質の良いものとして保存するために、フォルダ名「Category2」の圧縮に係る解像度がフォルダ名「Category4」、フォルダ名「Category3」よりも高く設定されるようにしても良い。
1…現金処理装置、10…制御部、11…取引処理部、12…搬送制御部、13…記番号情報管理部、131…ファイル作成部、132…ファイル分類部、133…ファイル削除部、134…圧縮処理部、30…識別部、31…記番号識別部、32…判定データ通知部。

Claims (8)

  1. 少なくとも、搬送される媒体の記番号の識別及び所定の鑑別を行う識別手段を備え、所定の現金処理を行う現金処理装置において、
    上記識別手段により識別された媒体の記番号に関する情報を記憶する記憶手段と、
    上記識別手段による媒体の鑑別結果に応じたカテゴリ毎に上記媒体の記番号に関する情報を振り分けて上記記憶手段に記憶すると共に、カテゴリ毎に異なる保存期間で上記媒体の記番号に関する情報を記憶管理する記番号情報管理手段と
    を備えることを特徴とする現金処理装置。
  2. 上記記番号情報管理手段が、上記識別手段による媒体の鑑別結果に応じたカテゴリ毎の分類フォルダを作成すると共に、各カテゴリの上記分類フォルダ毎に上記媒体の記番号に関する情報を保存する日付毎の日付フォルダを作成し、上記識別手段からの鑑別結果に基づいて、上記媒体の記番号に関する情報を上記分類フォルダ別の上記各日付フォルダに振り分けて上記記憶手段に記憶するものであることを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 上記各カテゴリの分類フォルダ毎に、少なくとも管理期間が定義されたファイル管理規則情報を記憶するファイル管理規則情報記憶手段を備え、
    上記記番号情報管理手段が、上記ファイル管理規則情報に定義されている上記分類フォルダに対応する管理期間と、上記分類フォルダ別の上記各日付フォルダとを比較し、上記分類フォルダ別の上記各日付フォルダが上記管理期間を経過している場合に、当該上記日付フォルダを削除するものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の現金処理装置。
  4. 上記各カテゴリの分類フォルダ毎に、少なくとも管理期間が定義されたファイル管理規則情報を記憶するファイル管理規則情報記憶手段を備え、
    上記記番号情報管理手段が、上記ファイル管理規則情報に定義されている上記分類フォルダに対応する管理期間と、上記分類フォルダ別の上記各日付フォルダとを比較し、上記分類フォルダ別の上記各日付フォルダが上記管理期間を経過している場合に、当該日付フォルダに属する記番号に関する情報に含まれる少なくとも画像情報を圧縮処理するものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の現金処理装置。
  5. 上記ファイル管理規則情報が、上記各カテゴリの分類フォルダ毎に、少なくとも1又は複数の管理期間と、上記1又は複数の管理期間毎に実行処理とが定義されているものであり、
    上記記番号情報管理手段が、上記ファイル管理規則情報を参照して、上記分類フォルダに対応する上記各管理期間と、上記分類フォルダ別の上記各日付フォルダとを比較し、上記分類フォルダ別の上記各日付フォルダが上記各管理期間を経過している場合に、当該分類フォルダ別の上記日付フォルダに属する記番号に関する情報に対して、上記各管理期間に対応する実行処理を行うものである
    ことを特徴とする請求項4に記載の現金処理装置。
  6. 上記記番号情報管理手段が、上記識別手段により鑑別された媒体の真偽判定に基づき、少なくとも、真券、偽券、疑惑券を含むカテゴリに分類し、カテゴリ毎に上記媒体の記番号に関する情報を分類するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の現金処理装置。
  7. 上記ファイル管理規則情報における偽券のカテゴリの分類フォルダの管理期間が、少なくとも、真券のカテゴリの分類フォルダの管理期間よりも長く設定されているものであることを特徴とする請求項6に記載の現金処理装置。
  8. 上記ファイル管理規則情報における偽券のカテゴリの分類フォルダの実行処理が、上記管理期間が長くなるにつれて、記番号に関する情報に含まれる少なくとも画像情報のデータ量が小さくなるようにするものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の現金処理装置。
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