JP2015049403A - 携帯電子機器及び表示制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の増大を抑制すること。【解決手段】携帯電子機器は、画面を表示する表示デバイスと、互いに直交する3軸に関する加速度データを取得する加速度センサと、前記表示デバイス及び前記加速度センサに接続され、前記加速度センサによって取得された加速度データを取得するプロセッサとを有し、前記プロセッサは、前記3軸のうち前記表示デバイスに対して垂直な1軸の周りに自機器が回転したことを検出し、検出された回転時における前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満であるか否かを判定し、前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満であると判定された場合に、前記表示デバイスに表示中の画面を回転させる。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電子機器及び表示制御プログラムに関する。
一般に、例えばスマートフォンなどの携帯電子機器には、縦長画面の表示と横長画面の表示とを自動的に切り替える機能が備えられることがある。すなわち、携帯電子機器は、例えば加速度センサなどを用いて機器自身の回転を検出し、回転が検出されると、機器の回転に合わせて画面表示を回転させる。このため、ユーザは、画面の表示内容等に応じて携帯電子機器を回転させるだけで、縦長画面の表示と横長画面の表示とを切り替えることができる。
また、近年では、ユーザが携帯電子機器を把持したまま寝転がる場合など、ユーザの姿勢の変化とともに携帯電子機器が回転した場合には、画面表示の回転を抑止する機能が実現されている。具体的には、携帯電子機器は、機器自身の回転を検出した場合、画面を表示するディスプレイと同一面に備えられたカメラを起動してユーザの顔を撮像し、撮像されて得られた画像からユーザの顔の向きを検出する。そして、携帯電子機器は、ユーザの顔の向きと機器自身の向きとが適合している場合には、画面表示を回転させることなく表示中の画面を維持する。これにより、携帯電子機器が回転した際でも、ユーザが意図しない場合には不要に画面表示が回転することなく、携帯電子機器の利便性が向上する。
特開2011−41067号公報
しかしながら、カメラを用いて不要な画面表示を抑止する上記の技術では、携帯電子機器が回転するたびにカメラが起動されるため、消費電力が増大するという問題がある。すなわち、上記の技術では、携帯電子機器の回転が検出されると、毎回カメラが起動されてユーザの顔が撮像されることにより、ユーザの顔の向きが検出される。したがって、携帯電子機器の回転が検出されるたびに、カメラが撮像のための電力を消費してしまう。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、消費電力の増大を抑制することができる携帯電子機器及び表示制御プログラムを提供することを目的とする。
本願が開示する携帯電子機器は、1つの態様において、画面を表示する表示デバイスと、互いに直交する3軸に関する加速度データを取得する加速度センサと、前記表示デバイス及び前記加速度センサに接続され、前記加速度センサによって取得された加速度データを取得するプロセッサとを有し、前記プロセッサは、前記3軸のうち前記表示デバイスに対して垂直な1軸の周りに自機器が回転したことを検出し、検出された回転時における前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満であるか否かを判定し、前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満であると判定された場合に、前記表示デバイスに表示中の画面を回転させる。
本願が開示する携帯電子機器及び表示制御プログラムの1つの態様によれば、消費電力の増大を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、一実施の形態に係る携帯電子機器の外観を示す図である。 図2は、一実施の形態に係る携帯電子機器の構成を示すブロック図である。 図3は、一実施の形態に係るプロセッサの機能を示すブロック図である。 図4は、一実施の形態に係る表示制御処理を示すフロー図である。 図5は、一実施の形態に係る加速度データの具体例を示す図である。 図6は、一実施の形態に係る目と画面の方向の具体例を示す図である。
以下、本願が開示する携帯電子機器及び表示制御プログラムの一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、一実施の形態に係る携帯電子機器100の外観を示す図である。この携帯電子機器は、例えばスマートフォンやタブレット端末などのように、画面を表示することが可能な電子機器である。図1に示す携帯電子機器100は、ディスプレイ110とカメラ120を有する。
ディスプレイ110は、例えば液晶パネルなどを備えた略長方形形状の表示デバイスである。ディスプレイ110は、携帯電子機器100の電源がオンの時に、様々な画面を表示する。具体的には、ディスプレイ110は、短手方向がユーザの左右方向に一致する縦長画面を表示したり、長手方向がユーザの左右方向に一致する横長画面を表示したりする。したがって、ユーザは、例えば通常の操作時には縦長画面を表示させる一方、例えば動画の視聴時には横長画面を表示させることなどができる。
カメラ120は、ディスプレイ110と同一面上に設けられた撮像デバイスである。カメラ120は、ディスプレイ110と同一面上に設けられているため、ユーザがディスプレイ110を目視しているときには、ディスプレイ110に正対するユーザの顔を撮像することができる。
また、図1に示す携帯電子機器100は、携帯電子機器100の動きを検知する加速度センサを有する。この加速度センサは、互いに直交する3軸の加速度データを取得する。すなわち、加速度センサは、ディスプレイ110の短手方向に平行なx軸と、ディスプレイ110の長手方向に平行なy軸と、ディスプレイ110に対して垂直なz軸との3軸について、それぞれ加速度データを取得する。そして、後述するように、携帯電子機器100は、加速度センサによって取得される加速度データとカメラ120によって撮像される画像とに基づいて、ディスプレイ110に表示される画面を回転させる。
図2は、一実施の形態に係る携帯電子機器100の構成を示すブロック図である。図2に示す携帯電子機器100は、ディスプレイ110、カメラ120、加速度センサ130、無線インタフェース(以下「無線I/F」と略記する)140、プロセッサ150及びメモリ160を有する。
ディスプレイ110は、プロセッサ150によって生成される画面情報を表示する。また、ディスプレイ110は、プロセッサ150の指示に従って、縦長画面に表示された画面情報を回転させて横長画面にしたり、横長画面に表示された画面情報を回転させて縦長画面にしたりする。
カメラ120は、所定のアプリケーションの稼働中には、アプリケーションの処理に応じて撮像処理を実行する。また、カメラ120は、アプリケーションによって使用されないときには停止しており、電力を消費しない状態にある。そして、カメラ120は、プロセッサ150から指示された場合には、アプリケーションが稼働しているか否かに関わらず起動して、ディスプレイ110に正対するユーザの顔を撮像する。
加速度センサ130は、互いに直交する3軸の加速度を検出して加速度データを取得し、取得した加速度データをプロセッサ150へ出力する。加速度センサ130は、3軸それぞれについての加速度を検出するため、例えば携帯電子機器100がx軸方向へ動いた場合には、x軸に関する加速度データが変動する。また、例えば携帯電子機器100がz軸の周りに回転した場合には、x軸及びy軸に関する加速度データが変動する。
無線I/F140は、アンテナを介して他の無線通信装置と無線通信する。すなわち、無線I/F140は、プロセッサ150から出力される送信信号をアンテナを介して送信したり、アンテナを介して受信した受信信号をプロセッサ150へ出力したりする。
プロセッサ150は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)などを備え、携帯電子機器100の動作を制御する。具体的には、プロセッサ150は、加速度センサ130から加速度データを取得し、加速度データに基づいて携帯電子機器100が回転したことを検出する。そして、プロセッサ150は、携帯電子機器100の回転を検出すると、この回転時にディスプレイ110に対して垂直なz軸に関する加速度データが変動したか否かを判定し、変動していない場合には、ディスプレイ110に対して画面回転指示を出力する。これにより、ディスプレイ110は、携帯電子機器100の回転に伴って、画面表示を回転させる。
一方、プロセッサ150は、携帯電子機器100の回転時にz軸に関する加速度データが変動した場合には、カメラ120に対して起動指示を出力し、カメラ120によって得られた画像に基づいてユーザの目の方向と画面の方向とが適合するか否かを判定する。そして、プロセッサ150は、ユーザの目の方向と画面の方向とが適合しない場合には、ディスプレイ110に対して画面回転指示を出力する。これにより、ディスプレイ110は、携帯電子機器100の回転に伴って、画面表示を回転させる。また、プロセッサ150は、ユーザの目の方向と画面の方向とが適合する場合には、携帯電子機器100が回転しても、ディスプレイ110における画面表示を回転させることはない。なお、プロセッサ150の具体的な処理については、後に詳述する。
メモリ160は、例えばRAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリを備え、プロセッサ150による処理に使用されるデータなどを一時的に記憶する。
図3は、一実施の形態に係るプロセッサ150の機能を示すブロック図である。図3に示すプロセッサ150は、回転検出部151、閾値比較部152、カメラ制御部153、画像処理部154及び表示制御部155を有する。
回転検出部151は、加速度センサ130から互いに直交する3軸の加速度データを取得する。そして、回転検出部151は、取得された加速度データと所定時間前の加速度データとを比較することにより、携帯電子機器100が回転したことを検出する。具体的には、回転検出部151は、主にx軸及びy軸に関する加速度データが所定時間前の加速度データと比べて所定の閾値以上変動している場合に、携帯電子機器100がディスプレイ110に対して垂直なz軸の周りに回転したことを検出する。
ここで、ユーザが目視する画面を縦長画面から横長画面又は横長画面から縦長画面に変更する際には、ユーザは、携帯電子機器100をz軸の周りに回転させる。すなわち、縦長画面を目視するユーザは、ディスプレイ110の短手方向とユーザの左右方向とが一致するように携帯電子機器100を把持しており、このユーザが横長画面を目視する場合には、携帯電子機器100をz軸の周りに略90度回転させる。この結果、ディスプレイ110の長手方向とユーザの左右方向とが一致し、ユーザは、横長画面を目視することになる。このように、携帯電子機器100がz軸の周りに回転した場合には、ユーザが目視する画面を変更した可能性があるため、回転検出部151は、主にディスプレイ110に平行なx軸及びy軸に関する加速度データを用いてz軸の周りの回転を検出する。
閾値比較部152は、回転検出部151によって携帯電子機器100がz軸の周りに回転したことが検出された場合、z軸に関する加速度データの変動量を所定の閾値と比較する。すなわち、閾値比較部152は、携帯電子機器100の回転が検出された際、x軸及びy軸に関する加速度データが変動すると同時に、z軸に関する加速度データも変動したか否かを判定する。
この結果、z軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満である場合には、閾値比較部152は、表示制御部155に対して、ディスプレイ110の表示画面を回転させるように指示する。一方、z軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値以上である場合には、閾値比較部152は、カメラ制御部153に対して、カメラ120を起動させるように指示する。
ここで、ユーザが目視する画面を縦長画面と横長画面の間で切り替えることを意図して携帯電子機器100を回転させる場合には、携帯電子機器100のz軸方向の移動はほとんど無いと考えられる。すなわち、ユーザが携帯電子機器100を回転させる場合には、z軸に関する加速度データの変動量は小さい。一方、例えばユーザが携帯電子機器100を把持したまま寝転んだ場合など、ユーザの姿勢の変化に伴って携帯電子機器100の回転が検出された場合には、携帯電子機器100の動きが不規則となり、z軸方向にも比較的大きく移動すると考えられる。すなわち、ユーザの姿勢の変化に伴って携帯電子機器100が回転する場合には、z軸に関する加速度データの変動量が大きい。
このように、携帯電子機器100の回転が検出された場合、z軸に関する加速度データの変動量によって、ユーザが画面表示の回転を意図して携帯電子機器100を回転させたか否かを判別することが可能である。そこで、閾値比較部152は、z軸に関する加速度データの変動量と所定の閾値とを比較し、z軸に関する加速度データの変動量が小さい場合には、カメラ120を起動することなく、表示制御部155に対して即座に画面を回転させるように指示する。この結果、ユーザが画面表示の回転を意図して携帯電子機器100を回転させた場合には、カメラ120の起動が省略され、消費電力の増大を抑制することができる。また、携帯電子機器100の回転が検出されてから実際に画面表示が回転するまでの間に、カメラ120による撮像などの処理が実行されることがないため、画面表示が回転するまでの遅延時間を短縮することができる。
カメラ制御部153は、閾値比較部152からの指示を受け、カメラ120を起動する。そして、カメラ制御部153は、カメラ120に対して撮像指示をすることにより、ディスプレイ110を目視しているユーザの顔の画像を撮像させる。
画像処理部154は、カメラ120によって撮像されて得られた画像を取得し、画像処理を行ってユーザの目の位置を検知する。具体的には、画像処理部154は、カメラ120から出力されるユーザの顔の画像を取得し、画像の中からユーザの目の位置を検知する。さらに、画像処理部154は、画像において位置が検知された目の目頭及び目尻の位置を判定し、ユーザの目の方向を決定する。すなわち、画像処理部154は、ユーザの目の目頭と目尻を結ぶ方向を目の方向として決定する。したがって、決定される目の方向は、ユーザの左右方向と同等である。そして、画像処理部154は、決定した目の方向を表示制御部155へ通知する。
表示制御部155は、閾値比較部152からの指示を受けた場合には、ディスプレイ110に対して即座に画面を回転させる画面回転指示をして、ディスプレイ110の画面表示を回転させる。一方、表示制御部155は、画像処理部154から目の方向が通知された場合には、通知された目の方向と現在ディスプレイ110に表示されている画面の方向とが一致しているか否かを判定する。そして、表示制御部155は、方向が一致している場合には、現在表示中の画面の方向を維持し、方向が一致していない場合には、画面の方向が目の方向に一致するようにディスプレイ110の画面表示を回転させる。
次いで、上記のように構成された携帯電子機器100による表示制御処理について、図4に示すフロー図を参照しながら具体的に説明する。図4は、主にプロセッサ150の動作を示すフロー図である。
プロセッサ150の回転検出部151においては、常時加速度センサ130から3軸に関しての加速度データが取得されており(ステップS101)、主にx軸及びy軸に関しての加速度データが所定時間前の加速度データと比較される。そして、この比較の結果に基づいて、携帯電子機器100がz軸の周りに回転したか否かが判定される(ステップS102)。すなわち、主にx軸及びy軸に関しての加速度データが所定時間前と比較して所定の閾値以上変動したか否かが判定される。
この判定の結果、x軸及びy軸に関しての加速度データが所定の閾値以上変動していない場合には、携帯電子機器100が回転していないと判定され(ステップS102No)、引き続き加速度センサ130からの加速度データ取得と回転の検出が行われる。一方、x軸及びy軸に関しての加速度データが所定の閾値以上変動している場合には、携帯電子機器100が回転したと判定され(ステップS102Yes)、その旨が閾値比較部152へ通知される。
そして、閾値比較部152によって、x軸及びy軸に関しての加速度データが所定の閾値以上変動した期間と同期間において、z軸に関しての加速度データの変動量が所定の閾値未満であるか否かが判定される(ステップS103)。
上述したように、ユーザが携帯電子機器100を回転させる場合には、z軸に関する加速度データの変動量は小さい一方、ユーザの姿勢の変化に伴って携帯電子機器100の回転が検出された場合には、z軸に関する加速度データの変動量が大きい。具体的に例を示すと、図5の上図において、破線で示すx軸に関する加速度データと一点鎖線で示すy軸に関する加速度データとは期間Tの間に大きく変動しているのに対し、実線で示すz軸に関する加速度データは期間Tの間の変動量が小さい。これは、図5の上図が、ユーザが画面を回転させることを意図して携帯電子機器100を回転させた場合の加速度データの変動を示すためである。
一方、図5の下図において、破線で示すx軸に関する加速度データと一点鎖線で示すy軸に関する加速度データとは期間Tの間に大きく変動しているとともに、実線で示すz軸に関する加速度データも期間Tの間に比較的大きく変動している。これは、図5の下図が、ユーザが携帯電子機器100を把持したまま姿勢を変化させた場合の加速度データの変動を示すためである。
このように、x軸及びy軸に関する加速度データが大きく変動した場合に、z軸に関する加速度データの変動量が小さければ、ユーザが画面を回転させることを意図して携帯電子機器100を回転させたと判断することができる。そこで、閾値比較部152によって、z軸に関しての加速度データの変動量が所定の閾値未満であると判定された場合には(ステップS103Yes)、表示制御部155に対して即座に画面を回転させる指示が出される。そして、表示制御部155によって、ディスプレイ110に対する画面回転指示がなされることにより、ディスプレイ110の画面表示が回転する(ステップS104)。
この結果、ユーザが画面表示の回転を意図して携帯電子機器100を回転させた場合には、カメラ120の起動が省略され、消費電力の増大を抑制することができる。また、携帯電子機器100の回転が検出されてから実際に画面表示が回転するまでの間に、カメラ120による撮像などの処理が実行されることがないため、画面表示が回転するまでの遅延時間を短縮することができる。
一方、x軸及びy軸に関する加速度データが大きく変動した場合に、z軸に関する加速度データの変動量も大きければ、携帯電子機器100の回転と同時にユーザの姿勢が変化した可能性がある。そこで、閾値比較部152によって、z軸に関しての加速度データの変動量が所定の閾値以上であると判定された場合には(ステップS103No)、カメラ制御部153に対してカメラ120を起動させる指示が出される。そして、カメラ制御部153によって、カメラ120が起動され(ステップS105)、ディスプレイ110を目視するユーザの顔の撮像が指示される。
カメラ120によって撮像されて得られた画像は、画像処理部154によって取得され、所定の画像処理が実行されることにより、画像中のユーザの目の位置が検知される(ステップS106)。さらに、画像処理部154によって、画像中のユーザの目頭及び目尻の位置が判定され、ユーザの目頭と目尻を結ぶ目の方向が決定される。決定されたユーザの目の方向は、表示制御部155へ通知される。なお、上述したように、ユーザの目の方向は、ユーザの左右方向と同等である。
そして、表示制御部155によって、画像処理部154から通知されたユーザの目の方向と、ディスプレイ110に表示中の画面の方向とが一致しているか否かが判定される(ステップS107)。なお、ここでの画面の方向とは、画像が適正に表示される際の左右方向のことである。すなわち、ユーザの目の方向と画面の方向とが一致している場合には、画像がユーザにとって適正な向きで表示されており、ユーザは容易に画像を視認することができる。
具体的に例を示すと、図6の上図に示すように、ユーザの目の方向201と画像の左右方向202とが一致している場合には、携帯電子機器100のディスプレイ110に表示された画像は、ユーザにとって適正な向きで表示されていることになる。一方、図6の下図に示すように、ユーザの目の方向203と画像の左右方向204とが一致していない場合には、携帯電子機器100のディスプレイ110に表示された画像は、ユーザにとって適正な向きで表示されていないことになる。
そこで、表示制御部155によって、ユーザの目の方向と画面の方向とが一致していると判定された場合には(ステップS107Yes)、ディスプレイ110に現在表示中の画面は回転することなく、画面の方向が維持される。また、表示制御部155によって、ユーザの目の方向と画面の方向とが一致していないと判定された場合には(ステップS107No)、ディスプレイ110に対する画面回転指示がなされることにより、ディスプレイ110の画面表示が回転する(ステップS104)。
このように、z軸に関する加速度データの変動量が大きい場合には、カメラ120が起動され、ユーザの目の方向と画面の方向との比較により、画面表示を回転させるか否かが決定される。このため、例えばユーザの姿勢の変化などに伴って携帯電子機器100が回転した可能性がある場合には、ユーザの目の方向に合わせて画面表示を回転させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、3軸に関する加速度データのうち2軸に関する加速度データに基づいて携帯電子機器の回転を検出し、この回転時に残りの1軸に関する加速度データの変動量が小さい場合には、即座に画面表示を回転させる。また、3軸すべてに関する加速度データの変動量が大きい場合には、カメラを起動して、ユーザの目の方向と表示中の画面の方向との比較により、画面表示を回転させるか否かを決定する。このため、ユーザが画面表示を回転させることを意図して携帯電子機器を回転させた場合には、カメラを起動することなく迅速に画面表示が回転し、消費電力の増大を抑制することができる。また、携帯電子機器が回転してから画面表示が回転するまでの遅延時間を短縮することができる。
なお、上記一実施の形態においては、x軸及びy軸に関する加速度データが大きく変動した際、z軸に関する加速度データの変動が所定の閾値未満であれば、ユーザが画面表示の回転を意図して携帯電子機器100を回転させたものと判定された。しかしながら、ユーザが画面表示の回転を意図して携帯電子機器100を回転させたか否かの判定は、z軸に関する加速度データの変動のみに基づかなくても良い。すなわち、例えば、x軸及びy軸に関する加速度データが大きく変動した際、この変動が急激であるか又は緩慢であるかの情報を補助的に用いて、ユーザが画面表示の回転を意図して携帯電子機器100を回転させたか否かを判定することもできる。
具体的には、図5の上図に示したように、破線で示すx軸に関する加速度データと一点鎖線で示すy軸に関する加速度データとは、期間Tの間に急激に変動している。これに対して、図5の下図に示したように、破線で示すx軸に関する加速度データと一点鎖線で示すy軸に関する加速度データとは、期間Tの間に緩慢に変動している。このように、ユーザの姿勢の変化に伴って携帯電子機器100が回転するような場合には、加速度データの変動が比較的緩慢である。このため、z軸に関する加速度データを用いる判定に加えて、x軸及びy軸に関する加速度データが所定レベル以上急激に変動したか否かを判定することで、ユーザが画面表示の回転を意図して携帯電子機器100を回転させたか否かを判定するようにしても良い。
また、上記一実施の形態においては、x軸及びy軸に関する現在と過去の加速度データを比較することにより、携帯電子機器100の回転を検出するものとしたが、過去の複数時点における加速度データを用いても良い。すなわち、例えば過去の複数時点における加速度データの平均値と現在の加速度データとの比較により、携帯電子機器100の回転を検出しても良い。こうすることにより、所定時間前の加速度データが瞬時的に特異な値を示しているような場合でも、携帯電子機器100の回転の誤検出を防止することができる。
さらに、携帯電子機器100の回転を検出する方法は、加速度センサ130によって取得される加速度データを用いる方法に限定されない。すなわち、例えば携帯電子機器100が自身の傾きを検知するジャイロセンサなどを備えている場合には、ジャイロセンサを用いて携帯電子機器100の回転を検出するようにしても良い。この場合でも、検出された回転時にディスプレイ110に対して垂直なz軸に関する加速度データが大きく変動していれば、カメラ120が起動されることなく即座にディスプレイ110の画面が回転する。
なお、上記一実施の形態において説明した携帯電子機器100の表示制御処理をコンピュータが実行可能な表示制御プログラムとして記述することも可能である。この場合、この表示制御プログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納し、コンピュータに導入することも可能である。コンピュータが読み取り可能な記録媒体としては、例えばCD−ROM、DVDディスク、USBメモリなどの可搬型記録媒体や、例えばフラッシュメモリなどの半導体メモリが挙げられる。
110 ディスプレイ
120 カメラ
130 加速度センサ
140 無線I/F
150 プロセッサ
151 回転検出部
152 閾値比較部
153 カメラ制御部
154 画像処理部
155 表示制御部
160 メモリ

Claims (5)

  1. 画面を表示する表示デバイスと、
    互いに直交する3軸に関する加速度データを取得する加速度センサと、
    前記表示デバイス及び前記加速度センサに接続され、前記加速度センサによって取得された加速度データを取得するプロセッサとを有し、
    前記プロセッサは、
    前記3軸のうち前記表示デバイスに対して垂直な1軸の周りに自機器が回転したことを検出し、
    検出された回転時における前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満であるか否かを判定し、
    前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満であると判定された場合に、前記表示デバイスに表示中の画面を回転させる
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記表示デバイスと同一面に設けられ、前記表示デバイスに正対するユーザの顔を撮像する撮像デバイスをさらに有し、
    前記プロセッサは、
    前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値以上であると判定された場合に、前記撮像デバイスを起動させ、
    起動した撮像デバイスによって撮像されて得られた画像を用いて、前記表示デバイスに表示中の画面を回転させるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
  3. 前記検出する処理は、
    前記1軸以外の2軸に関する現在の加速度データと所定時間前の加速度データとを比較し、
    所定時間前から現在までの加速度データの変動量が所定の閾値以上であるか否かを判定し、
    加速度データの変動量が所定の閾値以上であると判定された場合に、前記1軸の周りに自機器が回転したことを検出する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の携帯電子機器。
  4. 前記プロセッサは、
    前記1軸以外の2軸に関する加速度データが所定時間前から現在までに所定レベル以上急激に変動したか否かを判定し、
    前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満であると判定され、かつ、前記1軸以外の2軸に関する加速度データが所定時間前から現在までに所定レベル以上急激に変動したと判定された場合に、前記表示デバイスに表示中の画面を回転させる
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
  5. 画面を表示する表示デバイスと、互いに直交する3軸に関する加速度データを取得する加速度センサとを有するコンピュータに、
    前記3軸のうち前記表示デバイスに対して垂直な1軸の周りに自コンピュータが回転したことを検出し、
    検出された回転時における前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満であるか否かを判定し、
    前記1軸に関する加速度データの変動量が所定の閾値未満であると判定された場合に、前記表示デバイスに表示中の画面を回転させる
    処理を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
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