JP2015048753A - 圧電ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】接液部と駆動部との接合を確実に行い且つ容易に分離することができ、高い伝達効率で駆動部から接液部へ振動を伝達し、ポンプの運転効率を向上させることができる圧電ポンプを提供する。【解決手段】ポンプ室11を覆うダイヤフラム12を有した接液部1と、接液部に接合してダイヤフラム12に振動を付与する圧電素子22を有した駆動部2とを備える。接液部1は、ダイヤフラム12の外側面に取着された磁性体金属からなる磁性体ダイヤフラム13を備える。駆動部2は、圧電素子22が取着された金属板24と、金属板の外側面に取着されたゴム磁石シート23とを備える。接液部1と駆動部2を接合したとき、接液部の磁性体ダイヤフラム13が駆動部のゴム磁石シート23の磁気によりゴム磁石シート23の外側面に吸着されて接合する。【選択図】図2

Description

本発明は、接液部を駆動部から着脱可能とし、接液部を滅菌処理し或いは簡単に取り外して使い捨てることができる接液部分離型の圧電ポンプに関する。
従来、各種の液体を比較的小流量で送液する小形のポンプとして、圧電素子などにより振動をダイヤフラムに付与して駆動するダイヤフラム振動型ポンプ装置が、各種の分野で使用されている。
この種のポンプ装置は、内部を流れる液体に対し、特に衛生を保つ必要があるとき、ポンプ内を滅菌する必要がある。
例えば、ポンプ装置を細胞培養装置などで使用し、培養液などを滅菌状態でポンプにより送液する場合、ポンプを使用する前に、ポンプ内を滅菌処理する必要がある。或いは、流す液体を交換するたびに、ポンプの接液部を使い捨てる必要がある。
このため、従来、液体を流すポンプ本体と吐出チューブを含む収液部と、圧電素子及びダイヤフラムを設けたポンプアクチュエータを含む駆動部と、を分離可能とし、分離した収液部を滅菌処理する構造の給液装置が、下記特許文献1において提案されている。
特開平6−24492号公報 特開2006−207436号公報
しかし、上記従来の給液装置は、収液部と駆動部が分離可能に構成されることから、収液部と駆動部を組み付けたとき、そのポンプ本体側のポンプ膜とポンプアクチュエータ側の振動体を接触させるために、両面テープなどの面接合部材を着脱ごとに使用する。
このように、上記給液装置は、ポンプ膜と駆動部の振動体との接合に、両面テープなどの面接合部材を使用するため、不十分な接合状態が生じやすく、そのような場合、駆動部の振動体の振動がポンプ膜に伝達しにくくなって、伝達効率が低下し、ポンプの運転効率が低くなる。
そこで、従来、上記特許文献2において、両面テープなどの面接合部材を使用せずに、駆動ユニットと被駆動ユニットを接合させる構造の圧電ダイヤフラムポンプが提案されている。この圧電ダイヤフラムポンプは、圧電素子と駆動ダイヤフラムを備えた駆動ユニットと、ゴムシートなどの従動膜をポンプ室に張設した被駆動ユニットとを接合させて、ポンプ室の従動膜を圧電素子により振動させ、駆動する。
また、この圧電ダイヤフラムポンプは、被駆動ユニットのポンプ室の従動膜を膨出形状とし、駆動ユニットの駆動ダイヤフラムを、従動膜の膨出形状に対応した凹状形状とし、被駆動ユニットの膨出形状のポンプ室の従動膜を、駆動ユニットの凹状形状の駆動ダイヤフラムに嵌合させて接合し、駆動ダイヤフラムの振動をポンプ室の従動膜に伝達する。
然るに、この従来の圧電ダイヤフラムポンプは、ポンプ室の従動膜と駆動ユニットの駆動ダイヤフラムとの接合に、両面テープなどの面接合部材を使用しないため、ポンプ室側の被駆動ユニットと駆動ユニットの着脱を、比較的簡便に行うことができるものの、ポンプ室の膨出形状の従動膜と凹状形状の駆動ダイヤフラムを単純に嵌め合わせて接合させるのみであるため、接合状態によっては、接合面に隙間が生じやすく、駆動ユニットの振動の伝達効率が低下し、ポンプの運転効率が低下する課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、接液部と駆動部との接合を確実に行い且つ容易に分離することができ、高い伝達効率で駆動部から接液部へ振動を伝達し、ポンプの運転効率を向上させることができる圧電ポンプを提供することを目的とする。
本発明に係る圧電ポンプは、ポンプ室を覆うダイヤフラムを有した接液部と、該接液部に接合して該ダイヤフラムに振動を付与する圧電素子を有した駆動部とを備えた圧電ポンプにおいて、
該接液部は、該ダイヤフラムの外側面に取着された磁性体金属からなる磁性体ダイヤフラムを備え、
該駆動部は、該圧電素子が取着された金属板と、該金属板の外側面に取着されたゴム磁石シートとを備え、
該接液部と該駆動部を接合したとき、該接液部の該磁性体ダイヤフラムが該駆動部の該ゴム磁石シートの磁気により該ゴム磁石シートの外側面に吸着されて接合することを特徴とする。
この発明によれば、接液部と駆動部を接合したとき、接液部の磁性体ダイヤフラムが、駆動部のゴム磁石シートの磁気により、ゴム磁石シートの外側面に吸着されて、接液部と駆動部が接合されるので、接液部と駆動部の接合と分離を確実に且つ容易に行なうことができる。また、接合状態で駆動部の圧電素子が駆動された時、駆動部の圧電素子の振動が磁性体ダイヤフラムを通して接液部のポンプ室を覆うダイヤフラムに高い伝達効率で伝達され、ポンプの運転効率を向上させることができる。
ここで、上記ゴム磁石シートは、ネオジム磁石粉末と合成ゴムを混合してシート状に成形したネオジムラバーマグネットから構成することが好ましい。このネオジムラバーマグネット製のゴム磁石シートを用いた駆動部は、接合時、接液部の磁性体ダイヤフラムに強力に吸着され、圧電素子の振動を非常に高い伝達効率で接液部のダイヤフラムに伝達することができる。
また、上記圧電ポンプにおいて、上記駆動部のケース本体の接合側に、スペーサが上記ゴム磁石シートの外周部に取り付けられ、該スペーサの内側における該ゴム磁石シートの外側面に、板状凹部が形成され、接液部と駆動部の接合時、該板状凹部に該接液部の該ダイヤフラムが嵌入するように構成することができる。
これによれば、簡単な接合操作で、駆動部のゴム磁石シートの外側面を接液部のダイヤフラムに、正確に位置決めして接合することができる。
また、上記圧電ポンプにおいて、上記接液部のケース本体と駆動部のケース本体は、各々、薄い板状に形成されるとともに、各々の外形形状が接合時に同一の外形形状となるように同じ外形輪郭線を有して形成することが好ましい。これによれば、接液部と駆動部の接合を簡単且つ正確に行なうことができる。
さらに、上記接液部のケース本体及びダイヤフラムは、オートクレーブによる滅菌処理が可能な耐熱性合成樹脂材料(例えば、環状オレフィンコポリマー)から成形することが好ましい。これによれば、取り外した接液部を、オートクレーブの蒸気加熱により滅菌処理することができるので、血液や細胞培養液など滅菌処理の必要な液体を送液するポンプとして簡便に使用することができる。
本発明の圧電ポンプによれば、接液部と圧電素子により駆動する駆動部との接合及び分離を容易に行うことができ、接合は確実に行なわれ、駆動部から接液部への振動の伝達効率が高くなり、ポンプの運転効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態を示す圧電ポンプの斜視図である。 同圧電ポンプの拡大縦断面図である。 圧電ポンプの接液部と駆動部を分離した状態の斜視図である。 接液部の正面図である。 接液部の背面図である。 駆動部の正面図である。 駆動部の背面図である。 接液部と駆動部を分離した状態の拡大縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。この圧電ポンプは、図1、2に示すように、ポンプ室11を覆うダイヤフラム12を有した接液部1と、接液部1に接合してダイヤフラム12に振動を付与する圧電素子22を有した駆動部2とを備え、接液部1と駆動部2とを容易に分離可能としたダイヤフラム式の圧電ポンプである。
概略的には、圧電ポンプの接液部1は、ダイヤフラム12の外側面に取着された磁性体金属からなる磁性体ダイヤフラム13を備えて構成される。ポンプを駆動する駆動部2は、圧電素子22が取着された金属板24と、金属板24の外側面に取着されたゴム磁石シート23とを備えて構成される。接液部1と駆動部2は接合されて使用され、接液部1の磁性体ダイヤフラム13が駆動部2のゴム磁石シート23の磁気によりゴム磁石シート23の外側面に吸着されて接合する構造である。
接液部1のケース本体10は、図3、4,5などに示すように、略正方形の板状に形成され、その正面外形形状は、接合される駆動部2の外形形状と同じに、つまり同じ外形輪郭線を有して形成される。接液部1のケース本体10の正面側には、液体を吸入する吸入口部14と液体を吐出する吐出口部15が突出して設けられている。吸入口部14及び吐出口部15は通路を通して内部のポンプ室11に連通する。
図8に示すように、接液部1には、ケース本体10の背面側に、厚さの薄い円板状空間としてポンプ室11が設けられ、吸入口部14の吸入孔14a及び吐出口部15の吐出孔15aが通路を通してポンプ室11に連通される。吸入孔14aには、板ゴムなどから形成される吸入弁14bが設けられ、吐出孔15aには、同様の吐出弁15bが設けられる。接液部1のポンプ室11の外側(背面側)は、ダイヤフラム12によって覆われ、ダイヤフラム12の外側(背面側)には、磁性体ダイヤフラム13が接着される。磁性体ダイヤフラム13は、接液部1と駆動部2との接合時、駆動部2のゴム磁石シート23が密に吸着するために設けられ、磁性体ダイヤフラム13には例えばマルテンサイト系或いはフェライト系のステンレス板が使用される。
これにより、接液部1のポンプ室11では、ダイヤフラム12及び磁性体ダイヤフラム13に振動が印加され、振動によってポンプ室11内に負圧が発生すると、吸入弁14bが開いて、吸入口部14から液体がポンプ室11内に吸入され、振動によってポンプ室11内に正圧が発生すると、吐出弁15bが開いて、ポンプ室11内の液体が吐出口部15から吐出される構造となっている。
この接液部1のケース本体10とダイヤフラム12は、例えば、COC(環状オレフィンコポリマー)等の耐熱性合成樹脂材料から成形され、また、吸入弁14bと吐出弁15bは耐熱性のゴムから成形され、これにより、取り外した接液部1を、オートクレーブの蒸気加熱或いは酸化エチレンガスによる滅菌処理ができるようになっている。これにより、本圧電ポンプは、血液や細胞培養液などの液体を送液する滅菌処理の可能なポンプとして使用することができる。
一方、上記のように、ポンプを駆動する駆動部2は、圧電素子22が取着された金属板24と、金属板24の外側面に取着されたゴム磁石シート23とを備えて構成される。駆動部2のケース本体20は、図3、6,7などに示すように、略正方形の板状で内部に薄い空間を設けて形成され、その正面視の外形形状は、接合される接液部1の外形形状(外形輪郭線)と同じに形成される。ケース本体20内には、金属板24の裏面に接着された圧電素子22が配設され、金属板24の外側面(背面側)には、ゴム磁石シート23が接着される。
ゴム磁石シート23には、合成ゴムにネオジム磁石の粉末を混合してシート状に成形したネオジムラバーマグネットが使用される。ネオジムラバーマグネット製のゴム磁石シート23は、非常に強力な磁力を発生するため、接液部1に駆動部2を接合させたとき、接液部1の磁性体ダイヤフラム13がゴム磁石シート23に確実に吸着され、圧電素子22の振動を高い伝達効率で接液部1のダイヤフラム12に伝達するようになっている。
圧電素子22が一面に接着された金属板24は、リン青銅などのばね弾性を有した薄い金属板から形成され、圧電素子22の振動によって良好に振動し、その振動を、ゴム磁石シート23を介して接液部1のダイヤフラム12に印加する構造である。
また、導電性を有する金属板24は、圧電素子22の一方の電極部を兼用しており、外部から接続される電源線29は、この金属板24と圧電素子22の外側面に設けた電極部に接続される。電源線29は図示しない電源回路に接続され、圧電素子22には、電源回路から、例えば電圧60〜250V(p−p)、10〜60Hzの周波数の交流電圧が印加され、圧電素子22が駆動される。
図3、8に示すように、駆動部2のケース本体20の内側には、矩形枠状のスペーサ21がケース本体20の外縁部に添ってゴム磁石シート23の外周部を囲うように設けられる。この枠状のスペーサ21は、その内側に板状凹部25が形成され、接液部1と駆動部2の接合時、この板状凹部25内に接液部1のダイヤフラム12が嵌入するようになっている。
また、スペーサ21内の板状凹部25の形状は、図2,8に示すように、接液部1のダイヤフラム12及び磁性体ダイヤフラム13が位置決めされた状態で、嵌入するように形成される。これにより、接液部1と駆動部2が接合されたとき、接液部1のダイヤフラム12及び磁性体ダイヤフラム13が、板状凹部25内に、正確に位置決めされて嵌入し、磁性体ダイヤフラム13がゴム磁石シート23に対し正確に位置決めされて吸着されるようになっている。
上記のように、駆動部2のケース本体20は、図3、6,7に示す如く、略正方形の板状で内部に薄い空間を設けて形成され、その外形形状は、接合される接液部1の外形形状と同じに形成される。また、図1のように、接液部1と駆動部2が接合された場合、各々のケース本体10,20の外形形状は、接合時に同一の外形形状となるように同じ外形輪郭線を有して形成され、特に、ケース本体10,20の正面視で現れる4つの角部は、3つの角部が三角形に切除され、右上の1つの角部のみが直角角部として形成される。
これにより、使用者が接液部1と駆動部2を接合する際、視覚的に容易に確認可能な、3つの三角形の角部と1つの直角状の角部を容易に合わせるように接合することができ、使用者が接液部1と駆動部2を接合したとき、簡単且つ正確に位置合わせされた状態で両者を接合できるようになっている。
上記構成の圧電ポンプは、接液部1と駆動部2を接合した大きさが、例えば約25mm×約25mmで、厚さを約6mmとする、非常に小型の圧電ポンプとして製作され、血液や細胞培養液などを送液するポンプとして分析装置などで使用される。
接液部1のケース本体10の吸入口部14には、図示しない吸入チューブが接続され、吐出口部15には吐出チューブが接続され、駆動部2から導出される電源線29は図示しない電源回路に接続される。接液部1と駆動部2は、図1,2のように接合した状態で使用され、接合状態では、接液部1の磁性体ダイヤフラム13が駆動部2のゴム磁石シート23に、確実に吸着された状態となる。
電源回路から電源を供給して圧電ポンプの駆動部2を駆動すると、交流電圧が圧電素子22に印加され、圧電素子22は、その交流電圧の周波数に応じた周波数(例えば10Hz〜60Hz)で振動し、その振動が金属板24及びゴム磁石シート23を介して、接液部1の磁性体ダイヤフラム13及びダイヤフラム12に伝達され、ポンプ室11に接するダイヤフラム12が振動する。
このとき、ダイヤフラム12の振動によって、ポンプ室11内に負圧が生じると、吐出弁15bが閉じて吸入弁14bが開き、吸入口部14の吸入孔14aから液体がポンプ室11内に入り、ポンプ室11内に正圧が生じると、吸入弁14bが閉じて吐出弁15bが開き、吐出口部15から液体が吐出され、液体の送液が行なわれる。
このときのポンプの送液流量は、圧電素子22に供給される電源の交流電圧(例えば60〜250Vp−p)または周波数(例えば10〜60Hz)を制御することにより、調整される。このように、接液部1と駆動部2の接合状態で、駆動部2のゴム磁石シート23が接液部1のダイヤフラム12の磁性体ダイヤフラム13に密に吸着され、ゴム磁石シート23には金属板24を介して圧電素子22が接着されるので、圧電素子22が駆動された時、駆動部2の圧電素子22の振動が磁性体ダイヤフラム13を通して接液部1のポンプ室11を覆うダイヤフラム12に高い伝達効率で伝達され、これによりポンプは高い運転効率で送液を行うことができる。
そして、血液分析や細胞培養液の送液の1工程が終了し、別の血液や培養液を送液する場合、接液部1を駆動部2から取り外し、使い捨てる。このとき、接液部1は駆動部2に対しゴム磁石シート23の磁力により強力に吸着されているため、取り外し操作が難しい場合が考えられるが、接液部1のケース本体10と駆動部2のスペーサ21との間の接合部分に、例えば使用者が爪をかけることができる程度の小隙間や小凹部を設けておけば、使用者はそこに爪をかけて接液部1を剥がすように分離することができる。
また、接液部1はオートクレーブの高圧蒸気或いは酸化エチレンガスにより滅菌処理されるが、そこには圧電素子などの電気部品は含まれず、そのケース本体10、ダイヤフラム12、磁性体ダイヤフラム13、吸入弁14b、吐出弁15bは耐熱性を有しているため、劣化せずに良好に滅菌処理することができる。
そして、再度、圧電ポンプを使用する際、滅菌後の接液部1を駆動部2に接合させて再び図1の状態として使用する。このとき、図8に示すように、接液部1のケース本体10と駆動部2のケース本体20とが同じ外形形状(外形輪郭線)で形成され、且つ接液部1のダイヤフラム12と磁性体ダイヤフラム13が、それに対応した形状を持つ駆動部2のスペーサ21内の板状凹部25に嵌入されるので、使用者は、接液部1のケース本体10と駆動部2のケース本体20の外周の各辺を合わせるように接合させれば、接液部1のダイヤフラム12と磁性体ダイヤフラム13が駆動部2の板状凹部25内に正確に位置決めされた状態で嵌入し、磁性体ダイヤフラム13がゴム磁石シート23の外側面に正確に吸着されて、接液部1と駆動部2を良好に接合することができる。
このように、接液部1と駆動部2を接合したとき、接液部1の磁性体ダイヤフラム13が、駆動部2のゴム磁石シート23の磁気により、ゴム磁石シート23の外側面に吸着されて、接液部1と駆動部2が接合されるので、接液部1と駆動部2の接合を確実に且つ容易に行なうことができる。また、接液部1のダイヤフラム12と駆動部2のゴム磁石シート23の内側の圧電素子22の位置合わせも正確に行なうことができ、簡単な操作で接液部1と駆動部2の接合と分離を容易に行うことができる。
1 接液部
2 駆動部
10 ケース本体
11 ポンプ室
12 ダイヤフラム
13 磁性体ダイヤフラム
14 吸入口部
14a 吸入孔
14b 吸入弁
15 吐出口部
15a 吐出孔
15b 吐出弁
20 ケース本体
21 スペーサ
22 圧電素子
23 ゴム磁石シート
24 金属板
25 板状凹部
29 電源線

Claims (5)

  1. ポンプ室を覆うダイヤフラムを有した接液部と、該接液部に接合して該ダイヤフラムに振動を付与する圧電素子を有した駆動部とを備えた圧電ポンプにおいて、
    該接液部は、該ダイヤフラムの外側面に取着された磁性体金属からなる磁性体ダイヤフラムを備え、
    該駆動部は、該圧電素子が取着された金属板と、該金属板の外側面に取着されたゴム磁石シートとを備え、
    該接液部と該駆動部を接合したとき、該接液部の該磁性体ダイヤフラムが該駆動部の該ゴム磁石シートの磁気により該ゴム磁石シートの外側面に吸着されて接合することを特徴とする圧電ポンプ。
  2. 前記ゴム磁石シートは、ネオジム磁石粉末と合成ゴムを混合してシート状に成形したネオジムラバーマグネットから構成されたことを特徴とする請求項1記載の圧電ポンプ。
  3. 前記駆動部のケース本体の接合側には、スペーサが前記ゴム磁石シートの外周部に取り付けられて、該スペーサの内側における該ゴム磁石シートの外側面に、板状凹部が形成され、接液部と駆動部の接合時、該板状凹部に該接液部の該ダイヤフラムが嵌入することを特徴とする請求項1記載の圧電ポンプ。
  4. 前記接液部のケース本体と駆動部のケース本体は、各々、薄い板状に形成されるとともに、各々の外形形状が接合時に同一の外形形状となるように同じ外形輪郭線を有して形成されたことを特徴とする請求項1記載の圧電ポンプ。
  5. 前記接液部のケース本体及びダイヤフラムは、オートクレープによる滅菌処理が可能な耐熱性合成樹脂材料から成形されたことを特徴とする請求項1記載の圧電ポンプ。
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