JP6213677B2 - 吸入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鼻水などの液体等を除去する際に利用される吸入装置に関する。
風邪や鼻炎、蓄膿症などにかかると、鼻水の分泌が過剰になることで鼻づまり等の症状が生じる。一般的には鼻をかむことで鼻づまりを解消することが可能であるが、自ら鼻をかむことができない乳幼児等の場合には、介助者が鼻水を除去する必要がある。
この際、ちり紙や綿棒を用いて少量の鼻水を除去することは可能であるが、多量の鼻水を除去することは難しかった。そこで、近年では、電動モータとポンプを用いて、鼻水を多量に除去できるようにした吸入装置が普及してきている(例えば特許文献1参照。)。
特表2010−527636号公報
しかしながら、従来の吸入装置は、使用時に発生するモータ音や振動が大きく、乳幼児等がモータ音や振動に反応して体を動かして鼻水の吸引作業を行い難くなる場合があった。そこで、出願人は、電動モータに代えて、使用時に発生するモータ音や振動が小さい圧電素子を用いた吸入装置を開発している。
図17は、駆動源に圧電素子を用いた吸入装置901を模式的に示す図である。吸入装置901は、ノズル2とセパレータ3と筐体904とを備えている。さらに、吸入装置901は、筐体904内に、バッテリ61とバッテリケース62と回路基板907と圧電ブロア8と固定部10とを備えている。
固定部10には、円柱状の開口部11が設けられている。固定部10上には、圧電ブロア8が載置されている。
回路基板907は、電源線L1を介してバッテリ61に接続している。また、回路基板907は、給電線L2を介して圧電ブロア8に接続している。回路基板907には、複数の電子部品85が実装されている。回路基板907は、バッテリ61の電源電圧から駆動電圧を生成する。そして、回路基板907は、圧電ブロア8に駆動電圧を印加して圧電ブロア8を駆動する。
ノズル2は、吸入口90を有する。ノズル2は、鼻腔等に挿入され、外部の流体を吸入口90から吸引する。セパレータ3は、ノズル2の後端に接続して設けられている。セパレータ3の内部は、ノズル2の内部を介して吸入口90に通じている。セパレータ3は、ノズル2で吸引した鼻水を空気から分離する。筐体904は、セパレータ3の内部に通じる流路95及び流路96を構成している。また、筐体904には気体の排気口47が設けられている。
圧電ブロア8は、セパレータ3の後端に接続して設けられている。圧電ブロア8は、気体の吸引孔89と気体の吐出孔99と圧電素子と振動板とを備えている。圧電素子は、振動板に貼付されている。圧電素子は、駆動により振動板を屈曲振動させる。これにより、圧電ブロア8は、セパレータ3が分離した流路96の空気を吸引孔89から吸引し、吐出孔99から吐出する。吐出孔99から吐出された空気は、排気口47から筐体904の外部に排出される。
このような構成の吸入装置901では、圧電素子の駆動に摺動や摩擦が伴うことがなく、駆動音や振動を大幅に抑制することができる。
しかしながら、吸入装置901の構造では、ノズル2、セパレータ3、圧電ブロア8、回路基板907、及びバッテリ61が長手方向に並んでいる。そのため、近年の吸入装置では装置本体のサイズの一層の小型化が求められているにも係らず、吸入装置901では、長手方向の長さが長いという問題がある。
そこで、本発明の目的は、装置本体のサイズを小型化できる吸入装置を提供することにある。
本発明の吸入装置は、気体の吸引孔と気体の吐出孔と駆動源としての圧電素子とを有する圧電ブロアと、
吸引孔または吐出孔と対向する貫通口を有し、圧電素子に駆動電圧を印加して圧電ブロアを駆動する回路基板と、を備えている。
そして、貫通口は、回路基板の一方主面を正面視したとき、吸引孔および吐出孔のうち、対向する方の孔と重なる。
この構成において、駆動電圧が回路基板から圧電素子に印加されると、圧電素子が伸縮する。そして、圧電ブロアは、圧電素子の伸縮力によって駆動する。これにより、圧電ブロアは、気体を回路基板の貫通口を介して吸引孔から吸引し、吐出孔から気体を吐出する。又は、圧電ブロアは、気体を吸引孔から吸引し、吐出孔から回路基板の貫通口を介して気体を吐出する。
この構成の吸入装置は、圧電ブロアに吸引される気体、又は圧電ブロアから吐出される気体を、回路基板の貫通口から通過させている。そのため、この構成の吸入装置は、圧電ブロアを回路基板の近傍または回路基板上に配置することができる。
すなわち、この構成の吸入装置は、回路基板および圧電ブロアを重ねて配置できるため、図17に示す吸入装置901のように回路基板および圧電ブロアを並べて配置しなくとも済む。
したがって、この構成の吸入装置によれば、吸入装置本体のサイズを小型化できる。
また、吐出孔から回路基板の貫通口を介して吐出される気体を、回路基板またはバッテリ等にあてることで、回路基板またはバッテリ等を冷却することもできる。
また、圧電ブロアは、回路基板の一方主面上に実装されていることが好ましい。
この構成では、回路基板上に圧電ブロアを直接実装することで、回路基板に設けた貫通口による強度低下を補い、更なる強度向上を図ることができる。
また、回路基板の一方主面上には、駆動電圧を供給するための給電パターンが設けられ、圧電ブロアは、給電パターンに接合する電極端子を有することが好ましい。
この構成では、圧電ブロアと回路基板とを接続する給電線を省略できる。これにより、構成の簡略化、低スペース化、及び低コスト化を実現できる。
また、貫通口は、回路基板の一方主面を正面視したとき、孔より広く、孔を含んでいることが好ましい。
この構成では、圧電ブロアから吐出される気体の全ては、貫通口を通過する。すなわち、圧電ブロアから吐出される気体が回路基板にあたって阻害されない。
したがって、この構成によれば、圧電ブロアの吸引力が低下することを防止できる。
また、吸入装置は、圧電ブロア及び回路基板を収納する筐体を備えることが好ましい。そして、筐体は、第1流路を介して吸引孔に連通し、筐体の外部に露出する第1開口部と、第2流路を介して吐出孔に連通し、筐体の外部に露出する第2開口部と、を有することが好ましい。
筐体は、第1開口部を有する第1筐体と、第2開口部を有する第2筐体と、から構成されることが好ましい。
本発明によれば、吸入装置本体のサイズを小型化できる。
本発明の第1の実施形態に係る吸入装置101の平面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る吸入装置101の側面断面図である。 図2に示す圧電ブロア8及び回路基板7の外観斜視図である。 図2に示す圧電ブロア8及び回路基板7の分解斜視図である。 図2に示す圧電ブロア8の拡大断面図である。 図2に示す圧電ブロア8の振動態様を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る吸入装置201の側面断面図である。 図7に示す圧電ブロア8及び回路基板7の分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る吸入装置301の側面断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る吸入装置401の主要部の側面断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る吸入装置501の主要部の側面断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る吸入装置601の側面断面図である。 図12に示す圧電ブロア8及び回路基板607の外観斜視図である。 図12に示す筐体604の主要部の外観斜視図である。 本発明の第7の実施形態に係る吸入装置701の側面断面図である。 本発明の第8の実施形態に係る吸入装置801の側面断面図である。 本発明の比較例に係る吸入装置901の側面断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る吸入装置について図を用いて説明する。
図1は、第1の実施形態に係る吸入装置101を天面側から視た平面断面図である。図2は、第1の実施形態に係る吸入装置101を側面側から視た側面断面図である。図3は、図2に示す圧電ブロア8及び回路基板7の外観斜視図である。図4は、図2に示す圧電ブロア8及び回路基板7の分解斜視図である。
なお、図1は、図2中に一点鎖線A−A’で示す位置の断面を示している。図1中の矢印は、気体の流れを示している。図2は、図1中に一点鎖線B−B’で示す位置の断面を示している。図2中の矢印は、気体の流れを示している。
図1および図2に示す吸入装置101は、ここでは鼻水等の液体吸入装置である。該吸入装置101は、全体として長手方向を有する長尺な形状であり、長手方向の一方(以下、前方と称する。)を患者等に向けて使用される。また、該吸入装置101は、長手方向に直交する幅方向と厚み方向とを有しており、厚み方向の寸法が幅方向の寸法よりも薄い薄型に構成されている。
吸入装置101の概略の構成は次のようなものである。吸入装置101は、ノズル2とセパレータ3と筐体4とを備えている。ノズル2、セパレータ3、および筐体4は、この記載順に長手方向の前方から後方にかけて並んでいる。
ノズル2は、吸入装置101の使用時に患者等の鼻腔に挿入され、鼻水等の流体を吸入する。セパレータ3は、吸入装置101の使用時にノズル2が吸引する流体に含まれる鼻水等の混合物を分離して貯留する。一方、流体から混合物が分離した気体(この実施形態では空気)は、セパレータ3から筐体4内へ吸引される。筐体4は、使用時に操作者等に把持される。
また、吸入装置101は、筐体4の内蔵部品としてバッテリ部6と回路基板7と圧電ブロア8とを備えている。バッテリ部6は、バッテリ61とバッテリケース62とを備えている。バッテリケース62は、バッテリ61を取り換え可能に保持している。
回路基板7は、給電回路等を構成しており、電源スイッチ71を備えている。電源スイッチ71は、筐体4に設けられた開口から外部に露出している。回路基板7は、電源スイッチ71の押下状態に応じてバッテリ部6から圧電ブロア8への給電をオンまたはオフする。
圧電ブロア8は、筐体4内の流路に負圧を生じさせ、セパレータ3から筐体4内に気体を吸引する。
以下に、各部の詳細な構成について説明する。
ノズル2は、一体の弾性材料からなる。ノズル2は、前方ほど細くなるように外形に傾斜がついている。そして、ノズル2には、吸入口90と流路91とが設けられている。吸入口90は、ノズル2の前方端に設けられた、鼻水等を含む外部の流体を吸入する開口である。
流路91は、ノズル2の内側を長手方向に貫通して設けられており、吸入口90に通じている。このノズル2は、セパレータ3の前方側に気密した状態で連結されており、セパレータ3から取り外し可能になっている。
セパレータ3は、ケース部31と筒状部32とキャップ部33と筒状部34とを備えている。ケース部31は、後方に開口する箱状の部材である。筒状部32は、ケース部31に付設された筒状の部位であり、ケース部31の前方面から前方に突出し、ケース部31の開口内底面から後方に伸びている。
筒状部32の前方端には、ノズル2が嵌め合わされている。キャップ部33は、ケース部31の後方に嵌め合わされる蓋状の部材である。筒状部34は、キャップ部33に付設された筒状の部位であり、キャップ部33から前方に伸びている。
また、セパレータ3には流路92,93,94が設けられている。流路92は、筒状部32の内側を長手方向に貫通して設けられており、ノズル2の流路91に通じている。流路93は、ケース部31の内側に設けられており、筒状部32の流路92と通じている。流路94は、筒状部34の内側を長手方向に貫通して設けられており、ケース部31の流路93と通じている。
筒状部32と筒状部34とは、ケース部31の内部で長手方向に互い違いになるように配置され、流路93を介して流路92と流路94とは通じている。このことによってノズル2からセパレータ3に導かれた流体に含まれる鼻水等の液体は、ケース部31の内部(流路93)から漏出し難くなっており、流体に含まれる気体のみがセパレータ3から筐体4内へ吸引される。
キャップ部33の後方面には凹部35が設けられている。このセパレータ3は、この凹部35に筐体4を嵌め込むことで、筐体4の前方側に気密した状態で連結されている。凹部35の内底面にはフィルタ36が設けられている。
フィルタ36は、不織紙状やスポンジ状の膜体であり、セパレータ3側から筐体4側に鼻水等の液体が漏出することを防ぐ機能を有している。なお、フィルタ36は必ずしも設けなくても良い。
また、セパレータ3は、ねじ37によって筐体4と連結されており、ねじ37を外すことによって筐体4から分離可能となっている。また、ケース部31とキャップ部33との間も、ねじ37を外すことによって分割可能となっている。
このため、セパレータ3からの鼻水の除去と洗浄が可能である。各部の連結部分には気密のために適宜オーリングを設けている。なお、各部は、ねじ37の他の連結手段を用いて分離可能に連結されていてもよく、各々が一体に構成されていてもよい。
筐体4は、下筐体41と上筐体42とバッテリカバー43とによって構成されている。下筐体41は、厚み方向の天面側に開口が開いた薄手の箱状である。上筐体42は、厚み方向の底面側に開口が開いた薄手の箱状である。
上筐体42は、容器状となるように下筐体41に連結されている。このため、下筐体41、バッテリカバー43、及び上筐体42の一部は、内部空間100を構成している。内部空間100には、バッテリ部6と回路基板7と圧電ブロア8とが収納されている。
下筐体41には、バッテリ部6のバッテリ61を取り換え可能にするための開口が天面側に設けられており、バッテリカバー43は、当該開口を覆うように下筐体41の天面側に取り付けられている。下筐体41には、詳細を後述する排気口47が設けられている。内部空間100は、上筐体42とバッテリカバー43との継ぎ目部分や排気口47を介して筐体4の外部空間と通じ外気圧と等しくなっている。
下筐体41と上筐体42とは、内部空間100において回路基板7を支持している。
また、上筐体42の内側には、流路95及び流路96が設けられている。流路95は、セパレータ3の流路94に通じている。流路95は、流路94と通じている箇所から上筐体42の内側を長手方向の後方に延び、途中で逆U字状に屈曲し、流路96に通じている。流路96は、円柱状であり、圧電ブロア8の吸引孔89に通じている。
圧電ブロア8は、板状であり、流路95及び流路96を気密するように、上筐体42に接合されている。そして、圧電ブロア8は、圧電ブロア8の天面の中央付近に開口する吸引孔89と、圧電ブロア8の底面の中心に開口する吐出孔99と、を有している。圧電ブロア8は、回路基板7の上筐体42側の第1主面(一方主面)上に実装されている。
なお、圧電ブロア8と回路基板7の接合方法としては、例えば、接着剤による接着、両面テープによる固定、ネジによる締結、駆動回路上に設けた突起への篏合、スポット溶接、掘り込み部への嵌め合い等により行われる。
回路基板7は、電源線L1を介してバッテリ61に接続している。回路基板7の第1主面上には、給電パターン78が実装されている。回路基板7の下筐体41側の第2主面(他方主面)上には、複数の電子部品85が実装されている。回路基板7は、バッテリ61の電源電圧から駆動電圧を生成する。そして、回路基板7は、圧電ブロア8に駆動電圧を印加して圧電ブロア8を駆動する。
ここで、回路基板7は、吐出孔99と対向する貫通口77を有する。貫通口77は、回路基板7の第1主面を正面視したとき、吸引孔89および吐出孔99のうち、吐出孔99と重なる。貫通口77は、回路基板7の第1主面を正面視したとき、吐出孔99より広く、吐出孔99を含んでいる。
この吸入装置101では、電源スイッチ71がオンされて圧電ブロア8が駆動すると、圧電ブロア8は、流路96から気体を吸引孔89から吸引し、吐出孔99から貫通口77を介して内部空間100に気体を吐出する。吐出孔99から吐出された気体は、排気口47から排出される。これにより、流路96には負圧が発生することになる。
したがって、吸入装置101の全体としては、筐体4で流路96に発生する負圧によって、筐体4の流路95、セパレータ3の流路94,93,92、およびノズル2の流路91に流体の流れが生じ、ノズル2の吸入口90から外部の流体が吸引されることになる。
なお、吸入口90が、本発明の第1開口部に相当する。排気口47が、本発明の第2開口部に相当する。流路96,流路95,流路94,流路93,流路92、および流路91が、本発明の第1流路に相当する。内部空間100が、本発明の第2流路に相当する。ノズル2、セパレータ3、及び流路96,流路95を構成する上筐体42の部分が、本発明の第1筐体に相当する。下筐体41、バッテリカバー43、及び内部空間100を構成する上筐体42の部分が、本発明の第2筐体に相当する。
ここで、圧電ブロア8の詳細な構成について説明する。
図5は、圧電ブロア8の周辺を拡大して示す側面断面図である。圧電ブロア8は、圧電素子81と、構造体82と、電極端子88と、を備えている。構造体82は、円板状である。構造体82の天面の中央付近には、吸引孔89が開口している。また、構造体82の底面の中心には、吐出孔99が開口している。また、この構造体82の内側には、流路97とポンプ室98とが設けられている。
流路97は、吸引孔89及び吐出孔99に通じている。ポンプ室98は、薄い円柱状の空間であり、吐出孔99に面する流路97の一部に通じている。このポンプ室98は、流路97とともに吸入装置101における流路の一部を構成している。
構造体82は、例えばステンレススチール(SUS)から構成されている。構造体82におけるポンプ室98の内天面は、屈曲振動が可能な振動板83として構成されている。振動板83は円板状であり、底面がポンプ室98に面していて、天面に圧電素子81が貼付されている。振動板83の底面は、ポンプ室98を間に介して吐出孔99と対向している。
圧電素子81は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスから構成されている。圧電素子81は、厚み方向に薄い円板状であり、交流の駆動電圧が回路基板7から印加されることで圧電素子81の面方向に伸縮しようとする圧電性を有している。
圧電素子81の両主面には、電極が設けられている。圧電素子81の両主面の電極は、電極端子88に接続している。電極端子88は、回路基板7の給電パターン78に接合している。
次に、圧電ブロア8の振動態様について説明する。図6は、圧電ブロア8の振動態様を示す模式図である。図6中の矢印は、気体の流れを示している。
圧電素子81と振動板83とは、互いに貼付されてユニモルフ構造を構成している。交流の駆動電圧が回路基板7から電極端子88を介して圧電素子81の両電極に印加されると、圧電素子81が伸縮する。そして、圧電素子81と振動板83とは、圧電素子81の伸縮によって図6(B)(C)に示すように周期的に同心円状に屈曲振動する。
具体的には、図6(A)に示す静止状態から圧電素子81が伸びようとする場合には、図6(B)に示すように、振動板83が圧電素子81側(底面側)に凸に屈曲してポンプ室98の体積が増大する。これにより、ポンプ室98に負圧が生じ、ポンプ室98に連通する流路97に負圧が伝わり、流路97の流体がポンプ室98に吸引される。
次に、圧電素子81が縮もうとすると、図6(C)に示すように、振動板83がポンプ室98側(天面側)に凸に屈曲してポンプ室98の体積が減少する。これにより、ポンプ室98の気体が吐出孔99から貫通口77を介して外部(内部空間100)に吐出されるとともに、その気体の流れに引き込まれて流路97内の気体が吐出孔99から貫通口77を介して外部(内部空間100)に吐出される。内部空間100に吐出された気体は、排気口47から筐体4の外部へ排出される(図2参照)。
このように、圧電ブロア8では、圧電素子81と振動板83との屈曲振動に伴い、ポンプ室98では周期的な体積変動と圧力変動とが繰り返し生じ、気体の流れに慣性力が働くようになる。これにより、流路97の流体が吐出孔99から吐出される気体の流れが定常的に生じるようになる。
この圧電ブロア8では、部材同士が摩擦(摺動)することが無いため、従来の電動モータ式の駆動部よりも、発生する駆動音や振動が小さい。したがって、吸入装置101から外部空間に漏れる圧電ブロア8の駆動音や振動は極めて小さなものになる。
また、吸入装置101は、圧電ブロア8から吐出される気体を、回路基板7の貫通口77から通過させている。そのため、吸入装置101は、圧電ブロア8を回路基板7の近傍または回路基板7上に配置することができる。
すなわち、吸入装置101は、回路基板7および圧電ブロア8を重ねて配置できるため、図17に示す吸入装置901のように回路基板907および圧電ブロア8を長手方向へ並べて配置しなくとも済む。
したがって、吸入装置101によれば、装置本体のサイズを小型化できる。
また、吸入装置101は、回路基板7上に圧電ブロア8を直接実装している。そのため、吸入装置101は、回路基板7に設けた貫通口77による強度低下を補い、更なる強度向上を図ることができる。
また、圧電ブロア8は、給電パターン78に接合する電極端子88を有している。
そのため、吸入装置101は、圧電ブロア8と回路基板7とを接続する給電線L2(図17参照)を省略できる。これにより、構成の簡略化、低スペース化、及び低コスト化を実現できる。
また、貫通口77は、回路基板7の一方主面を正面視したとき、孔より広く、孔を含んでいる。
そのため、吸入装置101では、圧電ブロア8から吐出される気体の全ては、貫通口77を通過する。すなわち、圧電ブロア8から吐出される気体が回路基板7にあたって阻害されない。
したがって、吸入装置101によれば、圧電ブロア8の吸引力が低下することを防止できる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る吸入装置について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る吸入装置201の側面断面図である。図8は、図7に示す圧電ブロア8及び回路基板7の分解斜視図である。
なお、図7は、模式図であり、説明簡略化のため詳細な図示を省略している。図7中の矢印は、気体の流れを示している。
第2の実施形態に係る吸入装置201が吸入装置101と相違する点は、回路基板7及び圧電ブロア8の配置である。その他の点は、吸入装置101と同じであるため、説明を省略する。
圧電ブロア8は、回路基板7の第1主面(一方主面)上に実装されている。回路基板7の貫通口77は、吸引孔89と対向する。貫通口77は、回路基板7の第1主面を正面視したとき、吸引孔89と重なる。なお、圧電ブロア8の電極端子88は、回路基板7の給電パターン78に接合している。
この構成において、圧電ブロア8は駆動時、気体を回路基板7の貫通口77を介して吸引孔89から吸引し、吐出孔99から気体を吐出する。
吸入装置201は、圧電ブロア8に吸引される気体を、回路基板7の貫通口77から通過させている。そのため、吸入装置201は、圧電ブロア8を回路基板7の近傍または回路基板7上に配置することができる。
すなわち、吸入装置201は、回路基板7および圧電ブロア8を重ねて配置できるため、図17に示す吸入装置901のように回路基板7および圧電ブロア8を長手方向へ並べて配置しなくとも済む。
したがって、吸入装置201によれば、吸入装置101と同様に、装置本体のサイズを小型化できる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る吸入装置について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る吸入装置301の側面断面図である。
なお、図9は、模式図であり、説明簡略化のため詳細な図示を省略している。図9中の矢印は、気体の流れを示している。
第3の実施形態に係る吸入装置301が吸入装置101と相違する点は、回路基板7及び圧電ブロア8の配置である。吸入装置301では、回路基板7及び圧電ブロア8の配置に併せて、厚みの厚いセパレータ303及び筐体304を備えている。その他の点は、吸入装置101と同じであるため、説明を省略する。
この実施形態においても、圧電ブロア8は、回路基板7の第1主面(一方主面)上に実装されている。回路基板7の貫通口77は、吐出孔99と対向する。また、貫通口77は、回路基板7の第1主面を正面視したとき、吸引孔89および吐出孔99のうち、吐出孔99と重なる。貫通口77は、回路基板7の第1主面を正面視したとき、吐出孔99より広く、吐出孔99を含んでいる。
吸入装置301は、圧電ブロア8から吐出される気体を、回路基板7の貫通口77から通過させている。そのため、吸入装置301は、圧電ブロア8を回路基板7の近傍または回路基板7上に配置することができる。
すなわち、吸入装置301は、回路基板7および圧電ブロア8を重ねて配置できるため、図17に示す吸入装置901のように回路基板907および圧電ブロア8を長手方向へ並べて配置しなくとも済む。
したがって、吸入装置301によれば、吸入装置101と同様に、装置本体のサイズを小型化できる。吸入装置301によれば、長手方向の長さを、吸入装置101より短くできる。
さらに、吸入装置301では、吐出孔99及び回路基板7の貫通口77がバッテリに向くよう、回路基板7及び圧電ブロア8が配置されている。すなわち、吐出孔99から回路基板7の貫通口77を介して吐出される気体がバッテリにあたるよう、回路基板7及び圧電ブロア8が配置されている。これにより、吸入装置301は、さらに、バッテリ61を冷却することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る吸入装置について説明する。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る吸入装置401の主要部の側面断面図である。
なお、図10は、模式図であり、説明簡略化のため詳細な図示を省略している。図10中の矢印は、気体の流れを示している。
第4の実施形態に係る吸入装置401が吸入装置101と相違する点は、排気口47を有さない筐体404を備える点である。その他の点は、吸入装置101と同じであるため、説明を省略する。
吸入装置401では、筐体404が排気口47を有さないため、吐出孔99から回路基板7の貫通口77を介して吐出される気体が筐体404にあたり、回路基板7の第2主面の面方向へ流れる。これにより、吸入装置401は、さらに、回路基板7上の複数の電子部品85を冷却することができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る吸入装置について説明する。
図11は、本発明の第5の実施形態に係る吸入装置501の主要部の側面断面図である。
なお、図11は、模式図であり、説明簡略化のため詳細な図示を省略している。図11中の矢印は、気体の流れを示している。
第5の実施形態に係る吸入装置501が吸入装置101と相違する点は、カバー504を備える点である。カバー504は、支持部505によって回路基板7に取り付けられている。支持部505は、通気孔506を有する。その他の点は、吸入装置101と同じであるため、説明を省略する。
吸入装置501では、カバー504を備えるため、吐出孔99から回路基板7の貫通口77を介して吐出される気体がカバー504にあたり、回路基板7の第2主面の面方向へ流れる。これにより、吸入装置501は、さらに、回路基板7上の複数の電子部品85を冷却することができる。
次に、本発明の第6の実施形態に係る吸入装置について説明する。
図12は、本発明の第6の実施形態に係る吸入装置601の側面断面図である。図13は、図12に示す圧電ブロア8及び回路基板607の外観斜視図である。図14は、図12に示す筐体604の主要部の外観斜視図である。
なお、図12は、模式図であり、説明簡略化のため詳細な図示を省略している。図12中の矢印は、気体の流れを示している。
第6の実施形態に係る吸入装置601が吸入装置101と主に相違する点は、回路基板607及び筐体604である。回路基板607は、吸入装置101の回路基板7より長手方向に長い。複数の電子部品85と圧電ブロア8とは、回路基板607の同一面上に実装されている。
また、筐体604は、回路基板607の長手方向の長さに併せて長手方向に長くなっている。筐体604は、排気口47を有さず、U字状の突起640及び壁部641を有している。突起640の上面は、圧電ブロア8の底面に接合している。セパレータ603も、筐体604の長手方向の長さに併せて長手方向に長くなっている。
なお、その他の吸入装置601の構成は、吸入装置101の構成と同じであるため、説明を省略する。
この構成において、圧電ブロア8は駆動時、貫通口77を介して気体を吸引孔89から吸引し、吐出孔99から外部に吐出する。
吸入装置601は、圧電ブロア8が吸引する気体を、回路基板607の貫通口77から通過させている。そのため、吸入装置601は、圧電ブロア8を回路基板607の近傍または回路基板607上に配置することができる。
すなわち、吸入装置601は、回路基板607および圧電ブロア8を重ねて配置できるため、図17に示す吸入装置901のように回路基板607および圧電ブロア8を長手方向へ並べて配置しなくとも済む。
したがって、吸入装置601によれば、吸入装置101と同様に、装置本体のサイズを小型化できる。
ここで、吸入装置601では筐体604が、排気口47を有さず、U字状の突起640及び壁部641を有している。そのため、吐出孔99から吐出される気体は、突起640及び壁部641にあたり、回路基板607上の複数の電子部品85側へ流れる。
これにより、吸入装置601は、さらに、回路基板607上の複数の電子部品85を冷却することができる。
また、複数の電子部品85と圧電ブロア8とが回路基板607の同一面上に実装されているため、吸入装置601は、装置本体の厚みを吸入装置101より薄くできる。
ここで、n個の圧電ブロアを直列または並列に配置した場合でも、吸入装置100と同様の効果を奏する。
まず、n個の圧電ブロアを直列に配置した場合について説明する。
図15は、本発明の第7の実施形態に係る吸入装置701の側面断面図である。
なお、図15は、n=2のときの図である。また、図15は、模式図であり、説明簡略化のため詳細な図示を省略している。図15中の矢印は、気体の流れを示している。
第7の実施形態に係る吸入装置701が吸入装置101と相違する点は、圧電ブロア28を備える点である。その他の点は、吸入装置101と同じであるため、説明を省略する。
圧電ブロア28の構成は、圧電ブロア8の構成と同じである。圧電ブロア28の吐出孔99が圧電ブロア8の吸引孔89に接続するよう、圧電ブロア8及び圧電ブロア28は積層されている。すなわち圧電ブロア28は、圧電ブロア8と直列に配置されている。なお、圧電ブロア28の電極端子88は、回路基板7の給電パターンに接続している。
そして、圧電ブロア8は、回路基板7の上筐体42側の第1主面(一方主面)上に実装されている。回路基板7の貫通口77は、吐出孔99と対向する。貫通口77は、回路基板7の第1主面を正面視したとき、吐出孔99と重なる。
この構成において、圧電ブロア28は駆動時、気体を吸引孔89から吸引し、吐出孔99から気体を吐出する。圧電ブロア8は駆動時、圧電ブロア28の吐出孔99から吐出された気体を、吐出孔99から回路基板7の貫通口77及び排気口47を介して吸入装置701の外部に吐出する。
吸入装置701は、圧電ブロア8が吐出する気体を、回路基板7の貫通口77から通過させている。そのため、吸入装置701は、圧電ブロア8、28を回路基板7の近傍または回路基板7上に配置することができる。
すなわち、吸入装置701は、回路基板7および圧電ブロア8、28を重ねて配置できるため、図17に示す吸入装置901のように回路基板7および圧電ブロア8、28を長手方向へ並べて配置しなくとも済む。
したがって、吸入装置701によれば、吸入装置101と同様に、装置本体のサイズを小型化できる。
また、吸入装置701では、2個の圧電ブロア8、28が直列に配置されている。そのため、吸入装置701は、圧電ブロア8を1個配置した場合と比べて最大吸引圧力を2倍に増加させることができる。
なお、吸入装置701では、n=2、すなわち2個の圧電ブロア8、28が直列に配置されているが、これに限るものではない。実施の際は、n≧3の場合、すなわち3個以上の圧電ブロアが直列に配置されていてもよい。この場合、最大吐出流量をn倍に増加させることができる。
次に、n個の圧電ブロアを並列に配置した場合について説明する。
図16は、本発明の第8の実施形態に係る吸入装置801の側面断面図である。
なお、図16は、n=2のときの図である。また、図16は、模式図であり、説明簡略化のため詳細な図示を省略している。図16中の矢印は、気体の流れを示している。
第8の実施形態に係る吸入装置801が吸入装置601と相違する点は、貫通口877及び圧電ブロア28を備え、突起640を備えない点である。その他の点は、吸入装置601と同じであるため、説明を省略する。
圧電ブロア28の構成は、圧電ブロア8の構成と同じである。圧電ブロア28は、回路基板607の圧電ブロア8と同じ第1主面(一方主面)上に実装されている。
また、回路基板607は、貫通口877を有する。回路基板607の貫通口877は、吸引孔89と対向する。貫通口877は、回路基板607の第1主面を正面視したとき、吸引孔89と重なる。なお、圧電ブロア28の電極端子88は、回路基板607の給電パターンに接合している。
また、圧電ブロア8は、回路基板607の第1主面(一方主面)上に実装されている。回路基板607の貫通口77は、吸引孔89と対向する。貫通口77は、回路基板607の第1主面を正面視したとき、吸引孔89と重なる。
すなわち、圧電ブロア8及び圧電ブロア28は、並列に配置されている。
この構成において、圧電ブロア28は駆動時、貫通口877を介して気体を吸引孔89から吸引し、吐出孔99から外部に吐出する。圧電ブロア8は駆動時、貫通口77を介して気体を吸引孔89から吸引し、吐出孔99から外部に吐出する。
吸入装置801は、圧電ブロア8、28が吸引する気体を、回路基板607の貫通口77、877から通過させている。そのため、吸入装置801は、圧電ブロア8、28を回路基板607の近傍または回路基板607上に配置することができる。
すなわち、吸入装置801は、回路基板607および圧電ブロア8、28を重ねて配置できるため、図17に示す吸入装置901のように回路基板607および圧電ブロア8、28を並べて長手方向へ配置しなくとも済む。
したがって、吸入装置801によれば、吸入装置101と同様に、装置本体のサイズを小型化できる。
また、吸入装置801では、2個の圧電ブロア8、28が並列に配置されている。そのため、吸入装置801は、圧電ブロア8を1個配置した場合と比べて最大吸引流量を2倍に増加させることができる。
なお、吸入装置801では、n=2、すなわち2個の圧電ブロア8、28が並列に配置され、回路基板607が2つの貫通口77、877を有しているが、これに限るものではない。実施の際は、n≧3の場合、すなわち3個以上の圧電ブロアが並列に配置され、回路基板が3個以上の貫通口(すなわち圧電ブロアと同数の貫通口)を有していてもよい。この場合、最大吸引流量をn倍に増加させることができる。
なお、前記各実施形態において、ノズル2の形状は、上述の例に限らず、他の形状であってもよい。例えば、母乳吸入装置や痰吸入装置として吸入装置101を用いる場合には、漏斗状やストロー状にノズル2を構成してもよい。
また、前記各実施形態にでは、セパレータ3において、流体に含まれる気体と混合物(液体)とを分離する構造は、上記以外の構造であってもよい。例えば、セパレータ3に弁構造を採用したりすることでも、流体に含まれる気体と液体とを容易に分離することができる。
また、前記各実施形態において、圧電ブロア8の構造も、上記以外の構造であってもよい。例えば、圧電ブロア8に設ける吐出側流路の数や、吸入側流路の数、それぞれの経路等を適宜に変更することができる。
また、前記各実施形態では気体として空気を用いているが、これに限るものではない。例えば、空気以外の気体であっても適用できる。
また、前記各実施形態において、吸入する対象となる流体は、液体に限られず、固体やゲル状の物質であってもよい。本発明は、微小な埃や粉塵を回収する集塵装置や、工作物に塗布しすぎた糊や接着剤を回収する装置などへの応用も可能である。
最後に、前記各実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
L1…電源線
L2…給電線
2…ノズル
3…セパレータ
4…筐体
6…バッテリ部
7…回路基板
8…圧電ブロア
10…固定部
11…開口部
28…圧電ブロア
31…ケース部
32…筒状部
33…キャップ部
34…筒状部
35…凹部
36…フィルタ
41…下筐体
42…上筐体
43…バッテリカバー
47…排気口
61…バッテリ
62…バッテリケース
71…電源スイッチ
77…貫通口
78…給電パターン
81…圧電素子
82…構造体
83…振動板
85…電子部品
88…電極端子
89…吸引孔
90…吸入口
91,92,93,94,95,96,97…流路
98…ポンプ室
99…吐出孔
100…内部空間
101…吸入装置
201…吸入装置
301…吸入装置
303…セパレータ
304…筐体
401…吸入装置
404…筐体
501…吸入装置
504…カバー
505…支持部
601…吸入装置
603…セパレータ
604…筐体
607…回路基板
640…突起
641…壁部
701…吸入装置
801…吸入装置
877…貫通口
901…吸入装置
904…筐体
907…回路基板

Claims (6)

  1. 吸引孔、吐出孔、前記吸引孔と前記吐出孔とを連通する流路、前記吐出孔と連通するポンプ室、前記ポンプ室が形成された振動板、および前記振動板を振動させる圧電素子を備える構造体を含む圧電ブロアと、
    前記構造体の外部に配され、前記吸引孔または前記吐出孔と対向する貫通口を有し、前記圧電素子に駆動電圧を印加して前記圧電ブロアを駆動する回路基板と、
    を備え、
    前記貫通口は、前記回路基板を平面視したとき、前記吸引孔および前記吐出孔のうち、対向する方の孔と重なる、
    吸入装置。
  2. 前記圧電ブロアは、前記回路基板実装されている、
    請求項1に記載の吸入装置。
  3. 前記回路基板は、前記駆動電圧を供給するための給電パターンが設けられ、
    前記圧電ブロアは、前記給電パターンに接合する電極端子を有する、
    請求項2に記載の吸入装置。
  4. 前記貫通口は、前記回路基板を平面視したとき、前記吸引孔および前記吐出孔のうち、対向する方の孔を含んでいる、
    請求項1から3のいずれかに記載の吸入装置。
  5. 前記圧電ブロア及び前記回路基板を収納する筐体を備え、
    前記筐体は、第1流路を介して前記吸引孔に連通し、前記筐体の外部に露出する第1開口部と、第2流路を介して前記吐出孔に連通し、前記筐体の外部に露出する第2開口部と、を有する、
    請求項1から4のいずれかに記載の吸入装置。
  6. 前記筐体は、前記第1開口部を有する第1筐体と、前記第2開口部を有する第2筐体と、から構成される、
    請求項5に記載の吸入装置。
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