JP2015048278A - 板ガラス成形体、板ガラス成形体の製造方法、板ガラスの製造装置および板ガラスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】耐火物本体2を製造する工程と、耐火物本体2の下端を含む領域に被覆される貴金属板からなる保護カバー3を製造する工程とを含む。保護カバー3を製造する工程で、耐火物本体2の下端25を含む領域において、耐火物本体2の一対の傾斜面24に沿うように、二枚の貴金属板32をそれぞれ配設し、これら貴金属板32の端縁32a同士を耐火物本体2の下端25に対応する位置で突き合わせる。そして、それぞれの貴金属板32の端縁32a間に、耐火物本体2の下端25を経由して跨るように、溶融貴金属を肉盛りした後、その肉盛部35を研磨により尖った形状に加工する。
【選択図】図4
Description
上記課題を解決するために創案された本発明に係る板ガラス成形体の製造方法は、下端で交わる一対の側面を有する耐火物本体と、前記耐火物本体の外表面形状に近似した形状をなし、前記耐火物本体の下端を含む領域に被覆される貴金属板からなる保護カバーとを備え、前記一対の側面に沿って溶融ガラスを流下させ、これら溶融ガラスを前記耐火物本体の下端近傍で融合一体化して板ガラスを成形するための板ガラス成形体の製造方法であって、前記耐火物本体を製造する工程と、前記保護カバーを製造する工程とを含み、前記保護カバーを製造する工程において、前記耐火物本体を貴金属板で被覆するとともに、前記耐火物本体の下端に対応する位置で、前記貴金属板と接触するように溶融した貴金属を肉盛りした後、その貴金属の肉盛部を研磨により尖った形状に加工することを特徴とする。
上記課題を解決するために創案された本発明に係る板ガラス成形体は、下端で交わる一対の側面を有する耐火物本体を備え、前記一対の側面に沿って溶融ガラスを流下させ、これら溶融ガラスを前記耐火物本体の下端近傍で融合一体化させて板ガラスを成形するための板ガラス成形体において、前記耐火物本体は、下端における前記一対の側面の延長線のなす角度が35度以下であって、下端の曲率半径が3mm以下であり、前記耐火物本体の下端を含む領域を、前記板ガラス成形体の外表面形状に近似した形状を有する貴金属板からなる保護カバーで被覆するとともに、前記保護カバーの外表面における下端の曲率半径を、前記耐火物本体の下端の曲率半径よりも小さくしたことを特徴とする。
上記課題を解決するために創案された本発明に係る板ガラスの製造装置は、既に述べた板ガラス成形体を備え、溶融ガラスから板ガラスを成形するように構成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために創案された本発明に係る板ガラスの製造方法は、既に述べた板ガラス成形体を用いて、溶融ガラスから板ガラスを成形することを特徴とする。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る板ガラス製造装置は、オーバーフローダウンドロー法を実行するための成形体1を備えている。
図6は、本発明の第2実施形態に係る板ガラス製造装置に用いられる成形体の下端周辺を拡大して示す縦断面である。この第2実施形態に係る板ガラス製造装置に用いられる成形体1は、その下端周辺の保護カバー3の構造以外は、第1実施形態に係る板ガラス製造装置に用いられる成形体1の構造と共通する。以下では、第1実施形態との相違点のみを説明する。なお、この第2実施形態に係る成形体1や、後述する第3実施形態に係る成形体1を用いても、第1実施形態において説明した板ガラスの製造方法を同様に実行することができる。
図8は、第3実施形態に係る板ガラス製造装置の板ガラス成形体周辺を示す縦断面図である。この第3実施形態に係る板ガラス製造装置に用いられる成形体1は、耐火物本体2の外表面全体ではなく、耐火物本体2の下端25を含む一部領域のみを保護カバー3で被覆した点が、第1実施形態及び第2実施形態に係る板ガラス製造装置に用いられる成形体1と相違する。
2 耐火物本体
21 オーバーフロー溝
22 側面
23 垂直面
24 傾斜面
25 下端
3 保護カバー
31 下端
32 貴金属板
33 貴金属加工物
34 吸引口
35 肉盛部
36 貴金属板
37 貴金属加工物
38 肉盛部
G 板ガラス
Gm 溶融ガラス
Claims (13)
- 下端で交わる一対の側面を有する耐火物本体と、前記耐火物本体の外表面形状に近似した形状をなし、前記耐火物本体の下端を含む領域に被覆される貴金属板からなる保護カバーとを備え、前記一対の側面に沿って溶融ガラスを流下させ、これら溶融ガラスを前記耐火物本体の下端近傍で融合一体化して板ガラスを成形するための板ガラス成形体の製造方法であって、
前記耐火物本体を製造する工程と、前記保護カバーを製造する工程とを含み、
前記保護カバーを製造する工程において、前記耐火物本体を貴金属板で被覆するとともに、前記耐火物本体の下端に対応する位置で、前記貴金属板と接触するように溶融した貴金属を肉盛りした後、その貴金属の肉盛部を研磨により尖った形状に加工することを特徴とする板ガラス成形体の製造方法。 - 前記保護カバーを製造する工程において、前記一対の側面のそれぞれに沿うように別々の貴金属板を配設し、これら貴金属板の端縁同士を前記耐火物本体の下端に対応する位置で突き合わせ、その突き合わせ部に溶融した貴金属を肉盛りすることにより、前記肉盛部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の板ガラス成形体の製造方法。
- 前記保護カバーを製造する工程において、前記一対の側面の間に前記耐火物本体の下端を経由して跨るように、前記耐火物本体の外表面形状に近似した形状に曲げ加工した一枚の貴金属板を配設し、その貴金属板の外表面における前記耐火物本体の下端に対応する位置に溶融した貴金属を肉盛りすることにより、前記肉盛部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の板ガラス成形体の製造方法。
- 前記貴金属板および前記溶融した貴金属が、白金又は白金合金であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の板ガラス成形体の製造方法。
- 下端で交わる一対の側面を有する耐火物本体を備え、前記一対の側面に沿って溶融ガラスを流下させ、これら溶融ガラスを前記耐火物本体の下端近傍で融合一体化させて板ガラスを成形するための板ガラス成形体において、
前記耐火物本体は、下端における前記一対の側面の延長線のなす角度が35度以下であって、下端の曲率半径が3mm以下であり、
前記耐火物本体の下端を含む領域を、前記板ガラス成形体の外表面形状に近似した形状を有する貴金属板からなる保護カバーで被覆するとともに、
前記保護カバーの外表面における下端の曲率半径を、前記耐火物本体の下端の曲率半径よりも小さくしたことを特徴とする板ガラス成形体。 - 前記保護カバーが、前記耐火物本体の外表面全体を被覆していることを特徴とする請求項5に記載の板ガラス成形体。
- 前記保護カバーが、白金板又は白金合金板からなることを特徴とする請求項5又は6に記載の板ガラス成形体。
- 前記保護カバーが、前記耐火物本体の外表面に負圧吸着されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の板ガラス成形体。
- 請求項5〜8のいずれか1項に記載の板ガラス成形体を備え、溶融ガラスから板ガラスを成形するように構成されていることを特徴とする板ガラスの製造装置。
- 請求項5〜8のいずれか1項に記載の板ガラス成形体を用いて、溶融ガラスから板ガラスを成形することを特徴とする板ガラスの製造方法。
- 900〜1100℃における溶融ガラスの粘度が、104〜106dPa・sであることを特徴とする請求項10に記載の板ガラスの製造方法。
- 溶融ガラスが、質量%換算で、10〜20%のアルカリ金属酸化物を含有するアルカリガラスであることを特徴とする請求項10又は11に記載の板ガラスの製造方法。
- 溶融ガラスのガラス組成が、質量%換算で、SiO2 55〜70%、B2O3 2〜11%、R2O(R2Oは、アルカリ金属酸化物Li2O,Na2O及びK2Oの合量を指す) 10〜20%を含有することを特徴とする請求項12に記載の板ガラスの製造方法。
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2013
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CN114845961A (zh) * | 2019-12-27 | 2022-08-02 | Agc株式会社 | 成形装置、具备这种成形装置的制造设备及玻璃板的制造方法 |
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