JP2015047794A - インクジェット記録ヘッドの混色検知方法、混色検知装置、および記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドの混色検知方法、混色検知装置、および記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ゴミなどの異物の存在の影響を受けることなく、かつ複雑な画像処理を必要とすることなく、インクジェット記録ヘッドにおけるインクの混色を確実に検知することができる混色検知方法、混色検知装置、および記録装置を提供すること。
【解決手段】検査パターンの記録時に記録ヘッドと記録媒体とが相対移動する矢印x方向において、検査パターンの記録画像の記録濃度の変化する部分5,6が所定範囲以上に渡って連続的に延在するときに、混色の発生を検知する。
【選択図】図7

Description

本発明は、インクジェット記録ヘッド内に生じたインクの混色の発生を検知するための混色検知方法、混色検知装置、および記録装置に関するものである。
インクジェット記録装置に搭載されるインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)としては、異なる吐出口から複数色のインクを吐出可能なものがある。通常、このような記録ヘッドの製造工程には、その記録ヘッドの内部において異なる色のインクが混ざる混色の発生を検知するための検査工程が含まれる。具体的には、製造された記録ヘッドからインクを吐出して記録媒体に評価用のパターンを記録し、その記録されたパターンの色合いに基づいて、記録ヘッド内部での混色の発生を検知する。
特許文献1には、インクの混色などに起因する記録画像の色合いの変化を検知する方法が記載されている。具体的には、記録媒体に基本色のインクによって画像を記録して、その画像を読み取り結果と、記憶されている基本色の色合いの許容範囲と、を比較することにより、記録した画像の色合いが正常であるか否かを判定する。
特開平10−151753号公報
特許文献1に記載の検知方法においては、記録画像の色合いの変化のみによって混色の発生を検知することになる。そのため、記録媒体上に存在するゴミなどの異物によって色合いが変化した場合には、混色の発生を高精度に検知することが難しくなる。
本発明の目的は、ゴミなどの存在の影響を受けることなく、かつ複雑な画像処理を必要とすることなく、インクジェット記録ヘッドにおけるインクの混色の発生を確実に検知することができる混色検知方法、混色検知装置、および記録装置を提供することにある。
本発明のインクジェット記録ヘッドの混色検知方法は、少なくとも異なる色の第1および第2のインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドにおけるインクの混色の発生を検知するための混色検知方法であって、前記第1のインクによって記録媒体に一様の濃度の検査パターンを記録するように、前記記録ヘッドから前記第1のインクを吐出させつつ前記記録ヘッドと前記記録媒体とを第1の方向に相対移動させる記録工程と、前記検査パターンの記録画像の濃度を測定する濃度測定工程と、前記濃度測定工程により測定された濃度が所定の許容濃度から外れる前記記録画像における濃度変化部分が、前記第1の方向に所定範囲以上に渡って連続的に延在するときに、前記第1および第2のインクの混色の発生を検知する検知工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、検査パターンの記録時に記録ヘッドと記録媒体とが相対移動する方向において、検査パターンの記録画像の記録濃度の変化部分が所定範囲以上に渡って連続的に延在するときに、混色の発生を検知する。これにより、ゴミなどの異物の存在の影響を受けることなく、かつ複雑な画像処理を必要とすることなく、記録ヘッドにおけるインクの混色の発生を確実に検知することができる。
本発明の第1の実施形態における検知装置の概略構成図である。 図1における記録ヘッドの吐出口部分の拡大図である。 本発明の第1の実施形態における検知方法を説明するためのフローチャートである。 検査パターンの説明図である。 本発明の第1の実施形態における検査パターンの記録画像の測定方法の説明図である。 本発明の第1の実施形態における検査パターンの記録画像の測定結果の説明図である。 本発明の第1の実施形態における検査パターンの記録画像の測定結果の説明図である。 本発明の第2の実施形態における検査パターンの記録画像の測定方法の説明図である。 本発明の第2の実施形態における検査パターンの記録画像の測定結果の説明図である。 本発明の第2の実施形態における検査パターンの記録画像の測定結果の説明図である。 色相環の説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態におけるインクジェット記録ヘッドの混色検知装置の模式図である。
制御用コンピュータ101には、モニタ102に接続されるVGA103用のボードが内蔵されている。また、制御用コンピュータ101には、インクジェット記録ヘッド110の駆動信号を出力するためのヘッドドライバ104、画像処理部105用のボード、モーターコントローラ106用のボードが内蔵されており、これらは一括して制御される。制御用コンピュータ101に備わる演算処理部107は、画像処理部105から取り込まれる画像データを高速演算処理する。
ヘッドドライバ104から出力される記録信号は、記録信号変換部108によって、記録ヘッド110に対応する信号に変換される。その変換された信号は、記録ヘッド110を搭載するキャリッジ109を介して、コンタクトプローブユニット(不図示)により記録ヘッド110に入力される。その信号に応じて記録ヘッド110がインク滴111を吐出し、そのインク滴111が記録媒体118に着弾することによって画像が記録される。記録媒体118はペーパーステージ117上に位置し、バキューム等によりペーパーステージ117上に密着している。本例における記録媒体118は、インク滴111が着弾した際に、それを均一に吸収するように表面がコーティングされたものである。ペーパーステージ117には、その移動位置に関するステージ位置情報を取得するためのエンコーダ(不図示)が備えられている。ペーパーステージ117の位置は、記録媒体118上の記録画像がCCDカメラ115の画角内に正確に入るように、制御用コンピュータ101のモーターコントローラ106に接続されたステージコントローラ116によって制御される。
CCDカメラ115の画角内に入る記録画像は、照明電源113に接続された照明装置114によって照明される。CCDカメラ115の撮影データは、画像処理コントローラ112を介して画像処理部105に送られる。本例の照明装置114は、RGBのそれぞれの波長を出力することができて、耐久性および光量安定性を確保可能なLEDを用いている。照明電源113は外部コントロール端子を有し、画像処理コントローラ112によって、RGBのそれぞれの波長の光の光量が制御される。本例の場合、CCDカメラ115としてラインセンサ型CCDカメラを使用している。ラインセンサ型CCDカメラは、比較的安価ながら高い解像度を持ち、記録画像の必要な部分のみを取り込むことが可能である。このようなラインセンサ型CCDカメラを用いることにより、高解像度の画像に関して少容量の画像データを取り込むことができて、画像の処理速度の向上を図ることができる。画像処理部105が充分な処理能力を持って高速の画像処理が可能であれば、CCDカメラ115としてエリアセンサ型CCDカメラを使用してもよい。
図1のような混色検知システムは、複数の装置の組み合わせによって構成されるものであってもよく、あるいは単体の装置によって構成されるものであってもよい。
図2は、混色の検知対象となる記録ヘッド110を説明するための模式図である。
記録ヘッド110は、記録素子基板201上に配列された複数のインク吐出口202からインクを吐出可能である。インクの吐出方法としては、ピエゾ素子等の電気機械変換体を用いる方法、レーザ等の電磁波を照射してインクを発熱させ、この熱を利用してインクを吐出する方法がある。他の吐出方法としては、発熱抵抗体を有する電気熱変換素子(ヒータ)によってインクを加熱してインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用してインクを吐出する方法などがある。本例の記録ヘッド110は、後者の電気熱変換素子(ヒータ)を用いてインクを吐出するものであり、吐出口202の下方に、インクの吐出エネルギーを発生するための吐出エネルギー発生素子としての電気熱変換素子が備えられている。
本例の記録ヘッド110には、シアンインク吐出用の吐出口列203、マゼンタインク吐出用の吐出口列204、およびイエローインク吐出用の吐出口列205が形成されている。このような記録素子基板201を実装する記録ヘッド110を用いることにより、カラー画像を記録することができる。記録ヘッド110にはインク色毎のインク流路が形成されていて、互いに隣接するインク流路内のインク間において混色が生じる可能性がある。そのため、図2の記録ヘッド110においては、吐出口列203,204が隣接するシアンインクとマゼンタインクとの間、および吐出口列204,205が隣接するマゼンタインクとイエローインクとの間において、混色が生じる可能性がある。したがって、混色が生じる可能性のあるインクを予め特定することも可能である。
次に、本実施形態における記録ヘッドの混色検知方法について説明する。
図3は、本実施形態における混色検知方法を説明するためのフローチャート図、図4は検査パターンの説明図である。
まず、図3のステップS1において、記録ヘッド110の吐出口202から吐出する単色のインク滴111によって、図4のようの一様の濃度の検査パターン1を記録媒体118上に記録する。すなわち、同色のインクを吐出する吐出口202からインクを吐出させつつ、記録ヘッド110と記録媒体とを矢印xの記録方向(第1の方向)に相対移動させることによって、検査パターン1を記録する。記録方向は、吐出口202の配列方向である吐出口列の延在方向(第2の方向)と交差(本例の場合は、直交)する方向である。
検査パターン1は、図4に示すように記録デューティー(記録媒体118の単位領域に対するインクの被覆率)が100%のパッチパターンである。検査パターン1は、濃度が一様のパターンであればよく、記録デューティー100%のみに特定されない。記録ヘッド110から吐出されるシアンインク、マゼンタインク、およびイエローインクのそれぞれによって、単色の検査パターン1を計3つ記録する。検査パターン1は、記録ヘッド110における全ての吐出口202について混色の検査が可能なパターンであり、後述するように、ゴミなどの異物と区別してインクの混色の発生を検知することができる。
次のステップS2では、検査パターン1がCCDカメラ115により撮像され、その撮像データが画像処理コントローラ112に読み込まれる。撮像の際には、検査パターン1に対して照明装置114から光を照射する。光源および光量は、撮像後の画像処理において混色部分が検出しやすくするために、コントラストの高い撮影画像が得られるように設定する。例えば、混色が想定されるインク色に対して補色の関係となる色の光を照射することにより、混色部分と混色なしの部分との間の差をより明確化することができる。検査パターン1を記録するためのインク(第1のインク)と、それに混色するインク(第2のインク)と、の色の組み合わせによっては、それらの混色によって、検査パターン1の記録画像の濃度が低下する場合と、それが増加する場合と、がある。本実施形態においては、インクの混色によって、検査パターン1の撮像画像の濃度が低下するような撮像条件下において、CCDカメラ115が検査パターン1を撮像する。例えば、そのような撮像条件を満たすような色の光を照明装置114が照射する。
次のステップS3,S4では、検査パターン1の撮像画像を画像処理して、濃度測定、および濃度閾値以下の画素数のカウントを行う。
まず、図5に示すように、検査パターン1の撮像画像1A内に検査エリア2を設定する。検査エリア2は、混色検査パターン1が取り込まれる撮像領域内の所定の位置に設定する。また、記録ヘッド110の位置決めのバラツキなどに起因する検査パターン1の記録位置のずれを考慮して、検査エリア2を検査パターン1よりも小さめに設定し、検査パターン1の記録位置がずれた際にも検査エリア2内の検査できるようにすることが望ましい。
検査エリア2内の撮像画像1Aの濃度値は、図5に示すように、吐出口の配列方向(第2の方向)に所定単位(第2の所定単位)ずつずれて、矢印3方向(第1の方向)に向かって、所定単位(第1の所定単位)毎に測定する。すなわち、記録画像を吐出口の配列方向に第2の所定単位で複数に分け領域毎に、矢印3方向に向かって、第1の所定単位ずつ濃度を測定(以下、「測定走査」ともいう)する。そして、矢印3方向の1回ずつの測定走査毎に、混色に起因する濃度変化が生じた部分(濃度変化部分)、つまり所定の許容濃度からはずれた濃度の部分の存在の有無を第1の所定単位毎に判定する。本例の場合は、前述したように混色に起因して撮像画像1Aの濃度が低下するため、第1の所定単位毎の測定濃度が予め設定した濃度閾値よりも低いときに、混色の発生を検知することができる。
本例において、第1の所定単位は、記録方向(第1の方向)における記録密度に対応する記録画素単位である。また、第2の所定単位は、吐出口の配列方向(第2の方向)における記録密度に対応する記録画素単位であり、吐出口間のピッチに対応する。
測定濃度が所定の濃度閾値以下の濃度変化部分が生じる原因としては、検査パターン1が記録された記録媒体118上のゴミなどの異物の存在と、検査パターン1における混色部分の発生と、が考えられる。これらの発生原因を区別するために、測定濃度が所定の濃度閾値以下の濃度変化部分が第1の方向に所定範囲以上に渡って連続的に延在するか否かを判定する。本例の場合は、測定濃度が所定の濃度閾値以下の濃度変化部分の存在を記録画素単位で検知するため、測定濃度が所定の濃度閾値以下の画素の数をカウントし、そのカウント値と所定の閾値(所定のカウント値)とを比較する。本例の場合は、濃度値が濃度閾値以下の画素が存在する測定走査において、濃度値が濃度閾値以下である画素数をカウントする。以下、その画素数のカウント数(以下、「カウント画素数」ともいう)と、撮像画像1Aと、の関係について具体的に説明する。
図6(a)および(b)は、混色が生じていないときの撮像画像1A、および全領域に混色が生じているときの撮像画像1Aの画像処理結果の説明図である。図7(a)および(b)は、スジ状の混色部分を含む撮像画像1A、および記録媒体118上のゴミが存在したときの撮像画像1Aの画像処理結果の説明図である。
記録ヘッドの内部にインクの混色が生じた場合、いずれかの吐出口202から混色したインク(混色インク)が吐出され、その吐出口202は、記録ヘッドが矢印xの記録方向に移動しつつインクを吐出する記録走査時に混色インクを吐出し続けることになる。そのため、混色が発生した場合には、混色インクを吐出する吐出口202に対応する撮像画像1Aの位置に、記録方向に延在する直線状のスジが現れることになる。このように、インクジェット記録方式においては、混色が特徴的な発生の仕方をする。そのため、全ての吐出口202が混色インクを吐出する場合には、図6(b)のように撮像画像1Aの全体が混色部5となり、特定の吐出口202が混色インクを吐出する場合には、図7(a)のように、その特定の吐出口202に対応する部分が混色部5となる。記録ヘッドの内部にてインクの混色が生じた場合の典型的な撮像画像1Aとしては、このような図6(b)および図7(a)のような混色部5を含む画像を挙げることができる。
図6(b)および図7(a)のように混色部5が生じた場合にステップS3において測定する濃度値11および13は、図6(a)のように混色が発生しない場合にステップS3において測定する濃度値7よりも低くなる。前者の濃度値11,13と後者の濃度値7との間に濃度閾値8を設定することにより、その濃度閾値8を境界にして、混色の発生の有無を判定することができる。図6(b)の場合は、撮像画像1Aの全体の濃度値11が濃度閾値8以下となり、図7(a)の場合は、撮像画像1Aにおける混色部5のみの濃度値13が濃度閾値8以下となる。
図7(b)のように、記録媒体118上のゴミが存在した場合、そのゴミによる濃度変化は混色が生じた場合と同様に生じ、その濃度変化が生じた部分の濃度値15は濃度閾値8以下となる。そのため、このような濃度値だけの測定では、混色の発生とゴミの存在とを判別することは難しい。
そこで本実施形態においては、上述したステップS4にて、濃度値が濃度閾値8の画素を含む測定走査内の全画素の内、濃度値が濃度閾値8以下である画素の数をカウントする。図6(b)および図7(a)のように混色部5が発生した場合、その混色部5が矢印xの記録方向に延在する直線状のスジとして現れるため、1回の測定走査内において濃度値が濃度閾値8以下となる画素数(カウント画素数)は多くなる。一方、図7(b)のようにゴミが存在した場合、そのゴミが小さいため、1回の測定走査内において濃度値が濃度閾値8以下となる画素数は少なくなる。このように、混色とゴミによる濃度変化の程度が同等だとしても、1回の測定走査内におけるカウント画素数に差が生じる。したがって、カウント画素数の閾値10を予め設定しておくことにより、その閾値10を境界として、混色の発生とゴミの存在とを判別することができる。つまり、カウント画素数が閾値10以上のとき、つまりカウント画素数が所定のカウント値以上のときに、混色の発生を検知する。その閾値10は、インクジェット記録方式における混色の特徴的な発生の仕方を考慮して、撮像画像1Aの記録方向における全範囲に相当する値、つまり、それぞれの測定走査内における全画素数と同等の値に設定してもよい。
図6(b)の場合、濃度閾値8以下のカウント画素数12は、全ての測定走査において閾値10より多くなる。図7(a)の場合は、混色部5に対応する測定走査におけるカウント画素数14が閾値10以上となる。図7(b)の場合、ゴミが存在する位置に対応する測定走査におけるカウント画素数16は、閾値10以上とはならない。このように、インクジェット記録方式における混色の特徴的な発生の仕方を考慮して、カウント画素数と閾値とを比較する。したがって、例えば、ゴミの総量が多い場合、あるいは吐出口列内の全吐出口から僅かに混色したインクが吐出された場合などにおいても、混色の発生とゴミの存在とを判別することができる。
画素数のカウント方法は、本実施形態のように、その濃度閾値以下の画素数を直接カウントする方法の他、濃度閾値を越える画素数をカウントする方法であってもよい。本実施形態と同様の前者のカウント方法においては、濃度閾値以下の画素数、つまり混色部やゴミが存在する位置の画素の数をカウントする。後者のカウント方法においては、濃度閾値を越える画素数、つまり混色部およびゴミが存在しない位置の画素の数をカウントすることになり、そのカウント値は、混色部やゴミが存在しない場合に多くなり、それらが存在しない場合には少なくなる。また、この後者のカウント方法においては、ゴミが存在した場合のカウント値は、混色は生じていない場合よりは少なくなり、混色が生じた場合よりは多くなる。いずれのカウント方法によっても混色の発生とゴミの存在とを判別することができる。しかし、混色が生じない場合が多いことを考慮すると、濃度閾値以下の画素数をカウントする本実施形態のカウント方法、つまり混色部やゴミが存在する位置の画素の数をカウントする方法の方が検査タクトの点から有利である。
図3のステップS5においては、上述したように、1回の測定走査毎の濃度値とカウント画素数とに基づいて、混色の発生の有無を判定する。つまり、測定走査のいずれかにおいて、濃度値が所定の濃度閾値8以下であり、かつ、濃度閾値以下の画素数が所定の閾値10以上であれば記録ヘッドに混色が発生したと判定し、それ以外であれば記録ヘッドが良品であると判定する。記録ヘッドに混色が発生したと判定した場合には、その混色の発生を報知する等、その混色判定に対応する必要な処理を実施する(ステップS7)。記録ヘッドが良品であると判定した場合には、それが良品であることを報知する等の良品判定に対応する処理を実施する(ステップS6)。
上述したように、インクジェット記録方式においては混色が特徴的に発生し、混色インクを吐出する吐出口に対応する記録画像の位置に、記録方向に延在する直線状のスジが現れる。本実施形態は、このような混色の特徴的な発生の仕方を考慮して、検査パターンの記録画像における濃度変化部分が記録方向に所定の範囲以上に渡って延在するか否かを判定することによって、混色の発生を検知する。したがって、記録媒体上のゴミに影響を受けることなく、混色の発生を高精度に検知することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、図8のように、検査パターンの撮像画像1Aの濃度値を測定する際に、記録方向に1画素ずつずれた位置毎に、矢印4方向に濃度を測定する。矢印4方向の1回の測定(以下、「測定走査」)毎に、その測定走査内における濃度を測定して、その濃度値と、予め設定した濃度閾値と、を比較する。次に、濃度値が濃度閾値以下の画素を含む測定走査内において、濃度値が濃度閾値以下である画素数をカウント(以下、「カウント画素数」ともいう)する。前述した実施形態における測定走査の方向は矢印xの記録方向であり、一方、本実施形態における測定走査の方向は矢印yの吐出口の配列方向(吐出口列の延在方向)である。
図9(a)および(b)は、混色が生じていないときの撮像画像1A、および全領域に混色部5が生じているときの撮像画像1Aの画像処理結果の説明図である。図10(a)および(b)は、スジ状の混色部5を含む撮像画像1A、および記録媒体118上のゴミが存在したときの撮像画像1Aの画像処理結果の説明図である。本実施形態の混色の検知方法は、前述した実施形態の図3のステップS3およびステップS4の処理における測定走査の方向、および画素数のカウント方法のみが異なり、その他の処理は同様である。
図9(a)のように混色が生じていない場合、測定走査によって測定した濃度値17は、ある一定の濃度値となる。図9(b)および図10(a)のように混色部5が生じた場合、同様に測定した濃度値18,20は、混色部5が生じていない場合に比べて低くなる。つまり、第1の実施形態と同様に、混色無しの場合の濃度値と、混色有りの場合の濃度値と、の間に濃度閾値8を設定することにより、濃度閾値8を境界にして、混色の有無を判定することができる。本実施形態のように、吐出口の配列方向に測定走査を行って濃度値を測定した場合、図9(b)および図10(a)の場合の濃度値18,20は、濃度閾値8以下となる。
しかし、図10(a)のように記録媒体上にゴミが存在した場合、そのゴミによる濃度変化は混色が生じた場合と同等に生じ、濃度値22は濃度閾値8以下となる。そのため、このような濃度値だけの測定では、実施形態1の場合と同様に、混色の発生とゴミの存在とを判別することは難しい。
そこで本実施形態においては、濃度値が濃度閾値8以下の画素を含む測定走査において、濃度値が濃度閾値8以下の画素の数をカウントする。図9(b)および図10(a)のように発生する混色部5は、それが記録方向に延在する直線状のスジとして現れるという特徴があるため、濃度値が濃度閾値8以下の画素のカウント数(カウント画素数)は多くなる。一方、図10(b)のようにゴミが存在した場合、そのゴミが小さいため、1回の測定走査内におけるカウント画素数は少なくなる。このように、混色とゴミによる濃度変化が同等だとしても、1回の測定走査内におけるカウント画素数に差が生じる。したがって、画素数の閾値10を予め設定しておくことにより、その閾値10を境界として、混色の発生とゴミの存在とを判別することができる。その閾値10は、インクジェット記録方式における混色の特徴的な発生の仕方を考慮して、撮像画像1Aの記録方向における全範囲に相当する値、つまり、それぞれの測定走査内における全画素数と同等の値に設定してもよい。
図9(b)および図10(a)の場合、濃度閾値8以下の画素数19および21は、いずれも閾値10以上となる。図10(b)の場合は、濃度閾値8以下の画素数23は閾値10よりも少ない。
画素数のカウント方法は、前述した実施形態の場合と同様に、濃度閾値を越える画素数、つまり混色部およびゴミが存在しない位置の画素の数をカウントする方法であってもよい。いずれのカウント方法によっても混色の発生とゴミの存在とを判別することができる。しかし、混色が生じない場合が多いことを考慮すると、濃度閾値以下の画素数をカウントする本実施形態のカウント方法、つまり混色部やゴミが存在する位置の画素の数をカウントする方法の方が検査タクトの点から有利である。
(第3の実施形態)
本実施形態は、前述した第1および第2の実施形態における混色の検査能力を高めることができる撮像方法を採用する。本実施形態の撮像方法を採用することにより、混色部分と混色なしの部分との間の濃度差をより明確化することができる。本実施形態は、第1および第2の実施形態とは、前述した図3のステップS2における撮像方法のみが異なっているため、その相違点についてのみ説明する。
図11は、JISZ 8721(三属性による色の表示方法)によって規格化された色相環図である。色相は、色相環の記号(R、Y、G、BおよびP)と、番号(2.5および10など)と、の組み合わせによって表すことができる。この色相環において、「R」はレッド、「Y」はイエロー、「G」はグリーン、「B」はブルー、「P」はパープルをそれぞれ示す。また、これらの中間の色相として、「YR」はイエローレッド、「GY」はグリーンイエロー、「BG」はブルーグリーン、「PB」はパープルブルー、「RP」はレッドパープルをそれぞれ示す。一般に、この色相環において、正反対に位置する色相は補色の関係にある。
本実施形態においては、前述した第1および第2の実施形態の場合と同様に、図3のステップS2において検査パターン1を照明して、それを撮像する。その際、検査パターン1に対する照明の色は、混色が生じる可能性があるインクの色に対して、図11の色相環において正反対に位置する補色となる色とする。本例の場合は、記録ヘッド内において供給経路が互いに隣接する2つのインクを混色の可能性が高いインクと想定する。つまり、それらの2つのインクの内の一方によって検査パターン1を記録したときに、他方のインクが混色する可能性があると想定し、その検査パターン1に対して、他方のインクの色の補色となる色の照明を当てる。このように、検査パターン1に対して、それを記録したインクと混色する可能性があると想定される色の補色となる色の照明を当てて、その検査パターン1を撮像して、その撮像データを画像処理部105(図1参照)に読み込む。
本例においては、シアンインクを吐出口へ供給する供給経路がマゼンタインク用の供給経路に隣接するため、シアンインクによって検査パターン1を記録する場合は、マゼンタインクが混色する可能性があると想定される。図11の色相環において、マゼンタはRPであり、その正反対に位置する色相はGである。そのため、シアンインクによって検査パターン1を記録した場合は、RPの補色であるG色の照明を当てて撮像する。そのG色の照明の色相は、2.5G、5G、7.5G、10Gの何れかが好ましい。
また本例において、マゼンタインク用の供給経路に対しては、シアンインク用の供給経路とイエローインク用の供給経路とが隣接する。そのため、マゼンタインクによって検査パターン1を記録する場合は、シアンインクとイエローインクが混色する可能性があると想定される。したがって、マゼンタによって検査パターン1を記録した場合は、それを2つのステップに分けて2回撮像する。
第1のステップでは、シアンの補色である色の照明を当てて撮像する。すなわち、図11の色相環において、シアンはBGであり、その正反対に位置する色相はRであるため、そのBGの補色であるR色の照明を当てて撮像する。そのR色の照明の色相は、2.5R、5R、7.5R、10Rの何れかが好ましい。次の第2のステップでは、イエローの補色である色の照明を当てて撮像する。すなわち、図11色相環において、イエローはYであり、その正反対に位置する色相はPBであるため、そのYの補色であるPB色の照明を当てて撮像する。そのPB色の照明の色相は、2.5PB、5PB、7.5PB、10PBの何れかが好ましい。このような第1および第2のステップは、順序を入れ替えてもよい。
また本例においては、イエローインクを吐出口へ供給する供給経路がマゼンタインク用の供給経路に隣接するため、イエローインクによって検査パターン1を記録する場合は、マゼンタインクが混色する可能性があると想定される。図11の色相環において、マゼンタはRPであり、その正反対に位置する色相はGである。そのため、シアンインクによって検査パターン1を記録した場合は、RPの補色であるG色の照明を当てて撮像する。そのG色の照明の色相は、2.5G、5G、7.5G、10Gの何れかが好ましい。
このようにして検査パターンを撮像した後は、前述した第1および第2の実施形態と同様に、混色の検査方法を実施する。
混色が想定されるインクの色は、記録ヘッドの構造によって限定される。そのため、検査パターンを記録するインク色に対して混色が想定されるインクの補色となる光の照明を当てることにより、混色したインクを強調して撮像することができる。この結果、混色部分と混色無し部分との間の濃度差をより明確化して、混色の検査能力を高めることができる。
(第4の実施形態)
本実施形態は、前述した第1および第2の実施形態における混色の検査能力を高めることができる撮像方法を採用する。本実施形態の撮像方法を採用することにより、混色部分と混色なしの部分との間の濃度差をより明確化することができる。さらに、吐出口にインクの不吐出やインクの吐出方向のずれなどが発生して検査パターンの色合い変化した場合に、その色合いの変化を混色によるものと誤ることなく、確実に混色の発生を検知することができる。本実施形態は、第1および第2の実施形態とは、前述した図3のステップS2における撮像方法のみが異なっているため、その相違点についてのみ説明する。
本実施形態においては、第1および第2の実施形態の場合と同様に、図3のステップS2において検査パターン1を照明して、それを撮像する。その際、検査パターン1に対する照明の色は、混色が生じやすいインク色に対して、図11の色相環において正反対に位置する補色と、検査パターン1を記録したインクの色と、を考慮して決定する。
本例においては、シアンインクを吐出口へ供給する供給経路がマゼンタインク用の供給経路に隣接するため、シアンインクによって検査パターン1を記録する場合は、マゼンタインクが混色する可能性があると想定される。図11の色相環において、シアンはBGであり、マゼンタはRPであり、そのRPの正反対に位置する色相はGである。そのため、シアンインクによって検査パターン1を記録した場合は、図11の色相環において、RPの補色であるG色からBG(シアン)寄りに位置する光に調光した照明を当てて撮像する。その調光した照明の色相は、10G、2.5BG、5BGの何れかが好ましい。
また本例において、マゼンタインク用の供給経路に対しては、シアンインク用の供給経路とイエローインク用の供給経路とが隣接する。そのため、マゼンタインクによって検査パターン1を記録する場合は、シアンインクとイエローインクが混色する可能性があると想定される。したがって、マゼンタによって検査パターン1を記録した場合は、それを2つのステップに分けて2回撮像する。
第1のステップでは、シアンの補色とマゼンタとを考慮して照明の色を決定する。すなわち、図11の色相環において、マゼンタはRPであり、シアンはBGであり、BGの正反対に位置する色相はRである。そのため、図11の色相環において、BGの補色であるR色からRP(マゼンタ)寄りに位置する光に調光した照明を当てて撮像する。その調光した照明の色相は、10RP、2.5R、5Rの何れかが好ましい。次の第2のステップでは、イエローの補色とマゼンタとを考慮して照明の色を決定する。すなわち、図11色相環において、マゼンタはRPであり、イエローはYであり、Yの正反対に位置する色相はPBである。そのため、図11の色相環において、Yの補色であるPB色からRP(マゼンタ)寄りに位置する光に調光した照明を当てて撮像する。その調光した照明の色相は、10PB、2.5P、5Pの何れかが好ましい。このような第1および第2のステップは、順序を入れ替えてもよい。
また本例においては、イエローインクを吐出口へ供給する供給経路がマゼンタインク用の供給経路に隣接するため、イエローインクによって検査パターン1を記録する場合は、マゼンタインクが混色する可能性があると想定される。図11の色相環において、イエローはYであり、マゼンタはRPであり、RPの正反対に位置する色相はGである。そのため、シアンインクによって検査パターン1を記録した場合は、図11の色相環において、RPの補色であるG色からY(イエロー)寄りに位置する光に調光した照明を当てて撮像する。その調光した照明の色相は、5GY、7.5GY、10GYの何れかが好ましい。
このようにして検査パターンを撮像した後は、前述した第1および第2の実施形態と同様に、混色の検査方法を実施する。
本実施形態は、図11のような色相環において、混色が想定されるインクの色の補色となる色から、検査パターン1を記録したインクの色に寄った位置の色の照明を当てることにより、撮像画像において、検査パターン1と余白部との間の濃淡差が少なくなる。そのため、検査パターン1の記録時にインクの不吐出やインクの吐出方向のずれが生じ場合、それに起因する色合いの変化が撮像画像に及ぼす影響を小さく抑えることができる。したがって、混色部分と混色なし部分との間の濃度差をより明確化するだけではなく、検査パターンの記録時に生じたインクの不吐出やインクの吐出方向のずれによって色合いが変化した場合に、その色合いの混色に起因するものとして誤って検知することがない。この結果、混色の検査能力を高めることができる。
(他の実施形態)
インクジェット記録ヘッドとしては、インクタンクと別体に構成されて、インクタンクと相互に着脱可能な形態、およびインクタンクと一体に構成された記録ヘッドヘッドカートリッジ形態のものなどが含まれる。
また、図1のような混色検知システムは、混色検知装置を構成するものであってもよく、インクジェット記録装置に組み込まれるものであってもよい。そのインクジェット記録装置は、吐出口からインクを吐出させつつ記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させることにより、所望の画像を記録媒体に記録することができる。その際、記録ヘッドの吐出口から複数色のインクを吐出することにより、カラー画像を記録することができる。インクジェット記録装置の記録方式は特定されず、例えば、記録ヘッドの記録走査と記録媒体の搬送動作とを伴うシリアルスキャン方式であってもよく、定位置の記録ヘッドに対して記録媒体を連続的に搬送させるフルライン方式であってもよい。
1 検査パターン
5 混色により生じる濃度変化部
6 ゴミにより生じる濃度変化部
101 制御用コンピュータ
110 インクジェット記録ヘッド
114 照明装置
115 CCDカメラ
118 記録媒体
202 吐出口
203,204,205 吐出口列

Claims (10)

  1. 少なくとも異なる色の第1および第2のインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドにおけるインクの混色の発生を検知するための混色検知方法であって、
    前記第1のインクによって記録媒体に一様の濃度の検査パターンを記録するように、前記記録ヘッドから前記第1のインクを吐出させつつ前記記録ヘッドと前記記録媒体とを第1の方向に相対移動させる記録工程と、
    前記検査パターンの記録画像の濃度を測定する濃度測定工程と、
    前記濃度測定工程により測定された濃度が所定の許容濃度から外れる前記記録画像における濃度変化部分が、前記第1の方向に所定範囲以上に渡って連続的に延在するときに、前記第1および第2のインクの混色の発生を検知する検知工程と、
    を含むことを特徴とする混色検知方法。
  2. 前記所定範囲は、前記記録画像における前記第1の方向の全範囲であることを特徴とする請求項1に記載の混色検知方法。
  3. 前記検知工程は、前記第1の方向に連続的に延在する前記濃度変化部分の長さを第1の所定単位でカウントしたときのカウント値が所定のカウント値以上のときに、混色の発生を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の混色検知方法。
  4. 前記第1の所定単位は、記録画素単位であることを特徴とする請求項3に記載の混色検知方法。
  5. 前記記録ヘッドは、前記第1のインクを吐出可能な複数の吐出口が前記第1の方向と交差する第2の方向に配列された吐出口列を備え、
    前記記録工程は、前記複数の吐出口から前記第1のインクを吐出させつつ前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記第1の方向に相対移動させることにより、前記検査パターンを記録することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の混色検知方法。
  6. 前記検知工程は、前記記録画像を前記第2の方向に第2の所定単位毎に分けた複数の領域の少なくとも1つにおいて、前記第1の方向に前記所定範囲以上に渡って連続的に延在する前記濃度変化部分が存在するときに、混色の発生を検知することを特徴とする請求項5に記載の混色検知方法。
  7. 前記第2の所定単位は、記録画素単位であることを特徴とする請求項6に記載の混色検知方法。
  8. 前記記録工程は、前記検査パターンを記録デューティー100%で記録することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の混色検知方法。
  9. 少なくとも異なる色の第1および第2のインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドにおけるインクの混色の発生を検知するための混色検知装置であって、
    前記第1のインクによって記録媒体に一様の濃度の検査パターンを記録するように、前記記録ヘッドから前記第1のインクを吐出させつつ前記記録ヘッドと前記記録媒体とを第1の方向に相対移動させる記録手段と、
    前記検査パターンの記録画像の濃度を測定する濃度測定手段と、
    前記濃度測定手段により測定された濃度が所定の許容濃度から外れる前記記録画像における濃度変化部分が、前記第1の方向に所定範囲以上に渡って連続的に延在するときに、前記第1および第2のインクの混色の発生を検知する検知手段と、
    を含むことを特徴とする混色検知装置。
  10. 少なくとも異なる色の第1および第2のインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドと、記録媒体と、を第1の方向に相対移動させることにより、前記記録媒体に画像を記録する記録装置において、
    前記第1のインクによって記録媒体に一様の濃度の検査パターンを記録するように、前記記録ヘッドから前記第1のインクを吐出させつつ前記記録ヘッドと前記記録媒体とを第1の方向に相対移動させる記録手段と、
    前記検査パターンの記録画像の濃度を測定する濃度測定手段と、
    前記濃度測定手段により測定された濃度が所定の許容濃度から外れる前記記録画像における濃度変化部分が、前記第1の方向に所定範囲以上に渡って連続的に延在するときに、前記第1および第2のインクの混色の発生を検知する検知手段と、
    を含むことを特徴とする記録装置。
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