JP2015046778A - 振動子パッケージ及び発振器 - Google Patents

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光明 小山
Mitsuaki Koyama
光明 小山
俊彦 加賀見
Toshihiko Kagami
俊彦 加賀見
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Abstract

【課題】温度検出用の水晶振動子を用いて発振周波数の温度補償を行う発振器において、小型化を図ることができ、また発振周波数の長期的な安定化を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】発振器は、容器6内に形成された水晶とは異なる材料からなる台座63に第1の水晶片10を導電性接着剤31により固定し、第1の水晶片10に導電性接着剤32により、第2の水晶片20を固定する。さらに第1の水晶片10の両面に励振電極11、12を設けて、温度補償用の第1の水晶振動子1とし、第2の水晶片20の両面に励振電極21、22を設けて発振部用の第2の水晶振動子2とする。また温度補償用の第1の水晶振動子1を発振回路に接続し、その発振出力に基づいて、発振部用の第2の水晶振動子2と接続される発振回路の制御電圧を補正するようにしている。
【選択図】図2

Description

本発明は、振動子パッケージ及びこの振動子パッケージを用いた発振器に関する。
水晶発振器は、水晶振動子の発振周波数に温度特性があることから、例えばTCXO(温度補償型水晶発振器)では、サーミスタなどの温度検出器による温度検出値に基づいて制御電圧を補正している。特許文献1には、温度検出器としてサーミスタに代えて温度検出用の水晶振動子を用い、この水晶振動子の発振周波数を電圧に変換して制御電圧を補正することが記載されている。
一方、発振器の用途によっては更なる小型化の要求が強く、この種の発振器においては、温度検出用の水晶振動子を用いるとその分の面積が必要になり、小型化を阻む場合がある。
また水晶振動子を囲む容器として水晶とは異なる材質、例えばアルミナなどのセラミックを使用する場合には、水晶振動子が小型になると次のような問題が懸念される。即ち水晶振動子が小型化すると水晶片と台座とを固定するための導電性接着剤からなる固定部分の割合が多くなるが、台座と水晶片との間で応力の経時変化に差異が生じ、結果として水晶片に応力が加わって周波数の長期安定性が悪くなる懸念がある。
特許文献2には、容器に水晶台座を固定し、水晶振動子を水晶台座に固定した構成が記載されているが、温度検出用の水晶振動子を用いた場合の小型化に関する手法については記載されていない。
特開2011−135342号 特開2010−135890号
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、温度検出用の水晶振動子を用いて発振周波数の温度補償を行う発振器において、小型化を図ることができ、また発振周波数の長期的な安定化を図ることができる技術を提供することにある。
本発明の振動子パッケージは、発振出力の温度補償が行われる発振器に用いられる振動子パッケージにおいて、
容器内に形成され、水晶と異なる材質からなる支持部と、
この支持部に導電性接着剤により固定された第1の水晶片の両面に励振電極を設けて構成された温度検出用の第1の水晶振動子と、
前記第1の水晶片に導電性接着剤により固定された第2の水晶片の両面に励振電極を設けて構成された発振用の第2の水晶振動子と、を備えたことを特徴とする。
また本発明の振動子パッケージは、前記支持部は、前記容器の一部をなすものであることを特徴としてもよく、前記第1の水晶片と第2の水晶片とは、切断方位が互いに異なることを特徴としてもよい。
本発明の発振器は、上述の振動子パッケージと、
前記第1の水晶振動子を発振させる温度検出用の発振回路と、
前記第2の水晶振動子を発振させる発振用の発振回路と、
前記温度検出用の発振回路の発振出力に基づいて、発振器の発振出力の温度補償を行う信号を作成するための回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明の発振器は、発振部用の第2の水晶振動子が、支持部に直接固定されずに第1の水晶振動子に固定されているため、材料の経時的変化の差異により第2の水晶振動子に発生する応力を抑制することができ、発振周波数の長期的安定性が増す。
また容器内に設けた第1の水晶片に励振電極を設けて温度補償用の水晶振動子としている。そのため容器の外部に温度補償用の水晶振動子を設ける必要がなく発振器を小型化することができる。
第1の実施の形態に係る振動子パッケージの構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る振動子パッケージのA−A’線断面側である。 前記振動子パッケージに用いられる第1の水晶振動子を示す(a)表面側及び(b)裏面側の平面図及び(c)側面図である。 前記振動子パッケージに用いられる第2の水晶振動子を示す(a)表面側及び(b)裏面側の平面図及び(c)側面図である。 第1の実施の形態にかかる水晶発振器を示す回路図である。 第2の実施の形態にかかる振動子パッケージの構成を示す斜視図である。 第2の実施の形態にかかる振動子パッケージに用いられる(a)手前側及び(b)奥側の支持柱の構成を示す側面図である。 第2の実施の形態にかかる振動子パッケージに用いられる第1の水晶振動子の構成を示す(a)表面側及び(b)裏面側の平面図である。 第2の実施の形態にかかる振動子パッケージに用いられる第2の水晶振動子の構成を示す(a)表面側及び(b)裏面側の平面図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態にかかる振動子パッケージをTCXOに適用した例について説明する。まず本発明の実施の形態にかかる振動子パッケージを図1〜図4を参照しながら説明すると、本発明の実施の形態にかかる振動子パッケージは、図1及び図2に示すように容器6と、第1の水晶振動子1と、第2の水晶振動子2とを備えている。
容器6は、例えばアルミナからなる矩形のベース体61及び蓋体62を備えている。ベース体61の底面の手前よりの位置に、支持部となる例えばアルミナで構成される台座部63が底面から突出するように設けられている。台座部63は、ベース体61の幅方向に伸び、横断面が台形状に構成されている。台座部63の上面には、台座部63の伸びる方向に端子部25a、26a、27a、28aが並べて設けられており、端子部25a、26a、27a、28aには、夫々配線25、26、27、28が接続されている。配線25〜28は、台座部63の手前方向に伸び、ベース体61の底面まで引き回されている。ベース体6の下面側には、接続端子25b〜28bが形成されており、配線25〜28と接続端子25b〜28bとは、夫々ベース体61の底面を貫通するスルーホール64により電気的に接続されている。
続いて第1の水晶振動子1について図3も参照しながら説明する。第1の水晶振動子1には、例えば長さ5.0mm、幅2.5mmの平板状に形成されたBTカットの第1の水晶片10が用いられている。第1の水晶片10の両面における夫々の中央に矩形の励振電極11、12を設けられている。励振電極11、12は例えばクロム(Cr)及び金(Au)の積層膜により、長さ2mm、幅1mmの矩形状に形成され、第1の水晶片10を介して互いに対向するように形成されている。
第1の水晶片10のベース体2と対向する面を裏面、裏面と反対の面を表面とすると表面側の励振電極11の一部には、第1の水晶片10の手前側の周縁に向かって伸びる引き出し電極13の一端側が接続され、当該引き出し電極13は、第1の水晶片10の手前側の側面を介して裏面側まで引き回されている。また裏面側の励振電極12にも第1の水晶片10の手前側の周縁に向けて伸びる引き出し電極14の一端側が接続されている。
第1の水晶振動子1の表面側における奥側の端部には、その両端に端子部15b、16bが形成される。端子部15b、16bには、第1の水晶振動子1の表面を手前方向に伸び、表面側の励振電極11とは離間するように設けられた引き出し電極15、16の一端側が接続されており、引き出し電極15、16は、第1の水晶片10の手前側の側面部を介して裏面側まで引き回されている。第1の水晶片10の裏面側における手前側端部の位置には、端子部13a、14aが、夫々台座部63に形成された各端子部43a,42aに対応する位置に並べて形成され、端子部15a、16aが夫々端子部41a,44aに対応する位置に並べて形成されている。前述の引き出し電極13、14、15、16の他端側は夫々端子部13a、14a、15a、16aに接続されている。
続いて第2の水晶振動子2について説明する。図4に示すように第2の水晶振動子2には、例えば第1の水晶片10と同じ大きさに切り出されたATカットの第2の水晶片20が用いられている。第2の水晶片20の表面側及び裏面側の夫々の中央には、励振電極21、22が設けられている。表面側の励振電極21には、第2の水晶片20の奥側の周縁に向かって伸びる引き出し電極23の一端側が接続される。引き出し電極23は、第2の水晶片20の奥側の側面を介して、裏面まで引き回されている。また裏面側の励振電極22には、第2の水晶片20の奥側の周縁に向かって伸びる引き出し電極24の一端側が接続される。
第2の水晶振動子2の裏面側における奥側の端部には、第1の水晶振動子1の表面側に設けられた端子部15b、16bに対応する位置に夫々端子部24a、24bが設けられており、引き出し電極23、24の他端側は夫々23a,24aに接続される。
第1の水晶振動子1の裏面側の端子部13a,14a,15a,16aは、導電性接着剤31により、夫々台座部63上の端子部43a,42a,41a,44aに電気的に接続されている。また第1の水晶振動子1の端子部15b,16bは、導電性接着剤32により、夫々第2の水晶振動子2に設けられた端子部24a,23aに電気的に接続されている。
これにより第1の水晶振動子1に設けられた励振電極11、12は夫々配線27、26を介して接続端子27b、26bに接続される。また第2の水晶振動子2に設けられた励振電極21、22は、夫々引き出し電極16、15により第2の水晶振動子2の表面を引き回された後、配線28、25を介して接続端子27b、25bに電気的に接続される。
さらに第1の水晶振動子1は手前側で台座部63に固定され、奥側に向けて伸びる片持ちに支持され、第2の水晶振動子2は、第1の水晶振動子1の上方で奥側の部位を第1の水晶振動子1に固定され、手前側に向かって伸びる片持ちに支持されることになる。第1及び第2の水晶振動子1、2をベース体61に固定した後、ベース体61の上方は、例えばアルミナで構成される蓋部62により閉じられる。
上述の振動子パッケージは、導電性接着剤30を介して、配線基板9上に発振回路及び周辺素子と共に実装されて発振装置が構成される。図5は、発振装置の一例を示す回路図であり、この発振装置は、上記振動子パッケージを用いて構成されるTCXO(温度補償水晶発振器)である。このTCXOは、外部に周波数信号を出力する発振部用の主発振部80と、温度補償用の補助発振部81と、温度検出用の発振回路76の発振出力に基づいて、発振部用の発振回路77の制御電圧を補正するための回路である温度補償部7とを備えている。図中の82は補助発振部の制御電圧の入力端であり、83は、TCXOから周波数信号を出力するための出力端である。
主発振部80は第2の水晶振動子2と、第2の水晶振動子2に接続された第2の発振回路77と、を備えている。補助発振部81は第1の水晶振動子1と、第1の水晶振動子1に接続された第1の発振回路76とを備えている。補助発振部81の出力側には、温度補償部7が接続されており、温度補償部7から出力される制御電圧が主発振部76に入力されている。温度補償部7には、補助発振部81側から、周波数検出部72、温度推定部73、補償電圧演算部74及び加算部75が接続されており、これらは集積回路チップの中に設けられる。なお図中78、79は、バリキャップダイオードである。
続いてこの水晶発振器の作用について説明する。まず入力端71から制御電圧が入力され、第1の水晶振動子1と接続された第1の発振回路76で構成される補助発振部81が発振され、周波数信号が出力される。上述の振動子パッケージでは、第1の水晶振動子1として、BTカットの第1の水晶片10を利用している。BTカットの水晶は、例えば0℃から30℃の常温の温度帯域においては、温度と周波数変化率とが概ね比例関係にあり、明確な周波数変化を取り出すことができる。この周波数信号の周波数fを周波数検出部72により検出して、温度推定部73に入力する。温度推定部73では、周波数情報より第1及び第2の水晶振動子1、2の雰囲気温度Tを算出する。補償電圧演算部74は、算出された温度Tより、第2の水晶振動子2の発振周波数の温度差により生じる周波数の誤差を補償するための補償電圧ΔVを算出する。そのため第2の発振回路77を駆動する電圧は、電圧補償部75により補償電圧ΔVが加算された制御電圧V+ΔVとなる。従って第2の水晶振動子2の発振周波数は、温度による誤差が補償されることになり、主発振部80から出力される発振周波数fは、安定することになる。
台座部63と第1の水晶振動子1とは、その材質が夫々アルミナと水晶とであるが、長期的に使用した場合に、アルミナと水晶とは経時的な変化に差異がある。アルミナと水晶とが導電性接着剤により固定された後、アルミナと水晶とが経時的な変化をした場合に固定部分に歪みが生じ、水晶に応力がかかるため、発振周波数が乱れる。水晶振動子を小型化した場合には、水晶片を容器に固定するための導電性接着剤からなる固定部分の割合が大きくなる。そのため経時的な変化の差異により水晶片に加わる応力の影響が大きくなる。
上述の実施の形態では、容器6に温度補償用の第1の水晶振動子1を固定している。そのため振動子パッケージを長期的に使用した場合に、互いの導電性接着剤31により固定される固定部分には、経時的な変化の差異による応力が生じる。従って補助発振部81から出力される周波数信号の周波数は、応力の影響により誤差が生じることになる。
発振部用の発振回路77の発振周波数は、数MHzの出力周波数に対して数Hzの精度が求められるが、温度推定部73で求められる許容誤差は、数十℃に対して0.1℃〜0.01℃程度である。そのため、第1の水晶振動子1の固定部分に応力が発生し、発振周波数に誤差が生じた場合にも、推定される温度は大きな誤差とはならずに温度の測定誤差とみなすことができる。
発振部用の水晶振動子である第2の水晶振動子2は、第1の水晶振動子1に導電性接着剤32を介して、固定されている。第1の水晶振動子1と第2の水晶振動子2とは共に水晶であるため経時的な変化の差異がない。振動子パッケージの長期的な使用をした場合にも第2の水晶振動子2に発生する応力が抑制され、発振周波数に誤差が抑制されるため、発振周波数の長期的安定性が増し、安定した周波数信号を出力できることになる。また上述の振動子パッケージでは、温度補償用の第1の水晶振動子1を発振部用の第2の水晶振動子2を容器6内に固定するための支持部として使用している。従って水晶発振器を構成する場合にも振動子パッケージの外部に温度補償用の水晶振動子を設ける必要がなく小型の水晶発振器とすることができる。
容器6に固定される第2の水晶振動子2は、DTカット、SLカット、HTカットなどの水晶であってもよい。温度補償用の水晶振動子には、そのZTC(頂点温度)が100℃以上あるいは、−100℃以下となる水晶を使用し、‐55℃から150℃の水晶発振器を使用する温度帯域の温度に対する共振周波数の変化を示すグラフが直線に近い値を示す水晶片を用いることが望ましい。
さらに上述の水晶発振器では、雰囲気温度の変化による応力による補助発振部81から出力される周波数信号の周波数誤差を無視するようにしているが、温度推定部73における演算式を温度変化による誤差を補償した演算を行うことにより、第2の発振回路の制御電圧V+ΔVの誤差を抑制するようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
また本発明の実施の形態にかかる発振器に用いる振動子パッケージは、水晶振動子を垂直な姿勢で支持する構成であってもよい。振動子パッケージは、例えば図6に示すように容器60と、温度補償用の第1の水晶振動子4と、発振部用の第2の水晶振動子5とを備えている。
容器60は、例えば各々アルミナで構成されたベース体65と蓋体66とを備えている。ベース体65には、上方に向けて伸びる2本の支持柱34,35がベース体の長さ方向に並べて設けられ、支持柱34側を手前側、支持柱35側を奥側とすると、2本の支持柱34、35は、手前側から奥側を見てベース体65の左側に偏心した位置に設けられる。図7に示すように支持柱34の支持柱35と対向する側の面の上方よりの部位には、2つの端子部38、36が幅方向に並べて設けられる。支持柱35の支持柱34と対向する面の、向かって左側の周縁部には、端子部38、36と同じ高さ位置に端子部37が形成され、向かって右側の周縁部には、端子部37よりも高い位置に端子部39が形成される。夫々の端子部36〜39には、下方に向けて伸びる導電路86〜89の一端側が接続されており、各導電路86〜89の他端側はベース体の表面まで引き回されている。各導電路86〜89は、ベース体65を貫通するスルーホール92によりベース体の下面側に設けられたリード線56〜59と電気的に接続される。
第1の水晶振動子4は、図8に示すように例えばBTカットの円板状の第1の水晶片40の両面に励振電極41、42が設けられている。第2の水晶振動子5と対向する側を表面とすると、表面側の励振電極41には、例えば、支持柱35側(奥側)に向けて伸びる引き出し電極43の一端側がが接続されている。引き出し電極43は水晶片40の側面を介して、裏面側まで引き回されており、引き出し電極43の他端側は、水晶片40の裏面側の奥側の周縁部に形成された端子部43aに接続されている。また裏面側の励振電極42には、水晶片40の支持柱34側(手前側)に向けて伸びる引き出し電極44の一端側が接続され、引き出し電極44の他端側は、水晶片40の裏面側における手前側の周縁部に形成された端子部44aに接続される。また図7中における第1の水晶振動子9の表面側における上側と、下側には、夫々端子部46b、45bが形成されている。上側の端子部46bには、第1の水晶片40の周縁に沿って伸びる引き出し電極46の一端側が接続されており、引き出し電極46の他端側は、水晶片40の表面側の奥側の端部にて引き出し電極43と離間するように形成された端子部46aに接続されている。また下側の端子部45bには、第1の水晶片40の周縁に沿って伸びる引き出し電極45の一端側が接続されており、引き出し電極45の他端側は、水晶片40の表面側における手前側の端部に形成された端子部45aに接続されている。
第2の水晶振動子5は、例えば、図9に示すようにATカットの円板状の第2の水晶片50の両面に励振電極51、52を設ける。表面側の励振電極51からは、第2の水晶片50の図8中の上側の周縁に向けて伸びる引き出し電極53の一端側が接続され、引き出し電極53は、第2の水晶片50の側面を介して第2の水晶片50の裏面側まで引き回されている。引き出し電極53の他端側は、第2の水晶片50の裏面側の周縁部であって、第1の水晶振動子4に設けられた端子部46bに対応する位置に形成された端子部53aに接続される。裏面側の励振電極52には、第2の水晶片50の下側の周縁に向けて伸びる引き出し電極54の一端側が接続されており、引き出し電極54の他端側は第2の水晶片50の周縁部であって、第1の水晶振動子5に設けられた端子部45bに対応する位置に形成された端子部54aに接続されている。
第1の水晶振動子4は、奥側の端部の表面及び裏面に形成された端子部46a、43aが夫々支持柱35に設けられた端子部39,37に導電性接着剤31により電気的に接続され、手前側の表面及び裏面に形成された端子部45a、44aが夫々支持柱34に設けられた端子部38、36に導電性接着剤31により電気的に接続される。これにより第1の水晶振動子4は、垂直な姿勢で支持される。なお第2の実施の形態では、2本の支持柱34、35が支持部となる。
第2の水晶振動子5は、端子部53a、54aが夫々第2の水晶振動子4に形成された端子部46b、495bに導電性接着剤32により電気的に接続される。これにより第2の水晶振動子5は、第1の水晶振動子4と隙間を介して平行に支持される。従って第1の水晶振動子4に設けられた励振電極41、42は夫々導電路37、36を介してリード線57、58と電気的に接続される。また第2の水晶振動子5の励振電極51、52は、夫々引き出し電極46、45により、第1の水晶振動子4の表面を引き回された後、導電路39、38を介して、リード線59、58と電気的に接続されることになる。
容器60は、第1及び第2の水晶振動子4、5を固定した後、上方を蓋体66により閉じられる。また夫々のリード線56,57,58,59は、例えば図5に示した発振回路の形成された配線基板上の導電路と接続され、第1の水晶振動子4が温度補償用の発振回路76と接続されて補助発振部81となり、第2の水晶振動子5が発振部用の発振回路77に接続されて、主発振部80となる。振動子パッケージをこのように構成した場合にも周波数発振用の第2の水晶振動子5は、第1の水晶振動子4に導電性接着剤により固定され、支持柱34、35に固定されない。そのため同様な効果を得ることができる。
1、4 第1の水晶振動子
2、5 第2の水晶振動子
30、31、32 導電性接着剤
6 容器
7 温度補償部
10、40 第1の水晶片
20、50 第2の水晶片
61、65 ベース体
62、66 蓋体
76 第1の発振回路
77 第2の発振回路
80 主発振部
81 補助発振部
11、12、21、22 励振電極

Claims (4)

  1. 発振出力の温度補償が行われる発振器に用いられる振動子パッケージにおいて、
    容器内に形成され、水晶と異なる材質からなる支持部と、
    この支持部に導電性接着剤により固定された第1の水晶片の両面に励振電極を設けて構成された温度検出用の第1の水晶振動子と、
    前記第1の水晶片に導電性接着剤により固定された第2の水晶片の両面に励振電極を設けて構成された発振用の第2の水晶振動子と、を備えたことを特徴とする振動子パッケージ。
  2. 前記支持部は、前記容器の一部をなすものであることを特徴とする請求項1記載の振動子パッケージ。
  3. 前記第1の水晶片と第2の水晶片とは、切断方位が互いに異なることを特徴とする請求項1または2記載の振動子パッケージ
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載した振動子パッケージと、
    前記第1の水晶振動子を発振させる温度検出用の発振回路と、
    前記第2の水晶振動子を発振させる発振用の発振回路と、
    前記温度検出用の発振回路の発振出力に基づいて、発振器の発振出力の温度補償を行う信号を作成するための回路と、を備えたことを特徴とする発振器。
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