JP2015046107A - 電子書籍貸出システム、貸出管理装置および利用者端末 - Google Patents

電子書籍貸出システム、貸出管理装置および利用者端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子機器の扱いが苦手な利用者であっても、容易に電子書籍の貸し出しを受けることが可能な電子書籍貸出システム、貸出管理装置および利用者端末を提供する。
【解決手段】 利用者端末10が、書籍に付されたICタグTから書籍IDを読み取って貸出管理装置20に送信し、貸出管理装置20が、受信した書籍IDに基づいて書籍データを取得し、書籍データ記憶媒体Sに格納する。利用者は、書籍データを格納した書籍データ記憶媒体Sの貸出を受け、持ち帰って自宅等にて電子書籍として閲覧することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子書籍の貸出に関し、特に、携帯型端末装置を利用して、電子書籍を貸出すための技術に関する。
従来、図書館においては、利用者である会員に対して会員証を発行し、会員証を提示した会員に対して、書籍を貸出すとともに、貸し出した書籍を会員と対応付けて記録することが行われている。
近年では、コンピュータネットワーク技術の進展に伴い、図書館の利用者がネットワークを介して書籍等の検索、貸出及び返却の手続をすることができるシステムが開発されている(特許文献1参照)。
特開2002−342534号公報
最近では、書籍の内容を構成する文書等を書籍データとして保持し、この書籍データを端末装置のディスプレイに表示して閲覧可能とする電子書籍が普及してきている。しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、紙媒体の書籍の貸出や返却に関するものであり、電子書籍に対応したものではない。特に、高齢者等、電子機器の扱いが苦手な利用者にとっては、電子書籍の扱いは難しいという問題もある。
そこで、本発明は、電子機器の扱いが苦手な利用者であっても、容易に電子書籍の貸し出しを受けることが可能な電子書籍貸出システム、貸出管理装置および利用者端末を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、各利用者が利用する利用者端末と、電子書籍の書籍データを記憶する書籍データ記憶媒体と、電子書籍の貸出を管理する貸出管理装置と、を有し、電子書籍を利用者に貸し出すシステムであって、前記利用者端末は、書籍に付された書籍識別情報である書籍IDを読み取る書籍ID読取手段と、前記書籍ID読取手段により読み取られた書籍IDを貸出要求とともに前記貸出管理装置に送信する書籍ID送信手段と、を有し、前記貸出管理装置は、前記利用者端末から受信した書籍ID及び貸出要求に基づいて、当該書籍IDで特定される電子書籍の書籍データを前記書籍データ記憶媒体に格納する書籍データ記録手段と、を有することを特徴とする電子書籍貸出システムを提供する。
本発明によれば、利用者端末が書籍に付された書籍IDを読み取って、貸出管理装置に送信し、書籍IDを受信した貸出管理装置が、その書籍IDで特定される電子書籍の書籍データを、書籍データ記憶媒体に記録するようにしたので、この書籍データ記憶媒体を貸出すことにより、電子機器の扱いが苦手な利用者であっても、容易に電子書籍の貸し出しを受けることが可能となる。
また、本発明では、前記貸出管理装置は、利用者の会員証から会員識別情報である会員IDを取得する会員ID取得手段と、前記利用者端末から端末識別情報である端末IDを取得する端末ID取得手段と、前記会員ID取得手段により取得された会員IDと、前記端末ID取得手段により取得された端末IDを対応付けて記憶する利用者端末登録手段と、を更に有することを特徴とする。
本発明によれば、会員証から会員ID、利用者端末から端末IDをそれぞれ取得し、取得した会員IDを対応付けて記憶するようにしたので、利用者端末から受信した貸出要求が、どの会員のものであるかを特定することが可能になり、迅速な貸出処理を行うことができる。
また、本発明では、各利用者が利用する利用者端末とデータ通信可能に構成され、電子書籍の貸出を管理する装置であって、利用者の会員証から会員識別情報である会員IDを取得する会員ID取得手段と、前記利用者端末から端末識別情報である端末IDを取得する端末ID取得手段と、前記会員ID取得手段により取得された会員IDと、端末ID取得手段により取得された端末IDを対応付けて記憶する利用者端末登録手段と、前記利用者端末が書籍から読み取って受信した書籍識別情報である書籍ID及び貸出要求に基づいて、当該書籍IDで特定される電子書籍の書籍データを前記書籍データ記憶媒体に格納する書籍データ記録手段と、を有することを特徴とする貸出管理装置を提供する。
本発明によれば、会員証から会員ID、利用者端末から端末IDをそれぞれ取得し、取得した会員IDを対応付けて記憶しておき、利用者端末から受信した書籍IDで特定される電子書籍の書籍データを、書籍データ記憶媒体に記録するようにしたので、利用者端末から受信した貸出要求が、どの会員のものであるかを特定することが可能になり、電子機器の扱いが苦手な利用者であっても、迅速かつ容易に電子書籍の貸し出しを受けることが可能となる。
また、本発明では、電子書籍の貸出を管理する貸出管理装置とデータ通信可能に構成され、利用者が携帯する端末装置であって、書籍に付された書籍識別情報である書籍IDを読み取る書籍ID読取手段と、前記書籍ID読取手段により読み取られた書籍IDを貸出要求とともに前記貸出管理装置に送信する書籍ID送信手段と、前記書籍ID送信手段により送信された書籍IDに対応する書籍データが前記貸出管理装置により書籍データ記憶媒体に格納され、当該格納された旨の情報を前記貸出管理装置から受信する受信手段と、を有することを特徴とする利用者端末を提供する。
本発明によれば、利用者端末が、書籍に付された書籍IDを読み取り、書籍IDを貸出要求とともに貸出管理装置に送信し、送信された書籍IDに対応する書籍データが貸出管理装置により書籍データ記憶媒体に格納され、当該格納された旨の情報を貸出管理装置から受信するようにしたので、電子機器の扱いが苦手な利用者であっても、容易に電子書籍の貸し出しを受けることが可能となる。
本発明によれば、電子機器の扱いが苦手な利用者であっても、容易に電子書籍の貸し出しを受けることが可能となるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る電子書籍貸出システムの構成図である。 利用者端末10の詳細を示す図である。 貸出管理装置20の詳細を示す図である。 書籍データベースD1の記録項目の一例を示す図である。 会員データベースD2の記録項目の一例を示す図である。 貸出情報データベースD3の記録項目の一例を示す図である。 電子書籍貸出システムの処理動作を示すシーケンス図である。 利用者端末10の画面の表示例を示す図である。
<1.システム構成>
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電子書籍貸出システム100の構成図である。図1において、10は利用者端末、20は貸出管理装置、Bは書籍、Kは会員証、Sは書籍データ記憶媒体、TはICタグである。利用者端末10、貸出管理装置20は無線通信機能を備えており、互いにデータの送受信が可能となっている。通信の秘密性が確保されるのであれば、利用者端末10と貸出管理装置20の間は、インターネット等の公衆のネットワークで接続されていても良い。また、利用者端末10から無線通信が可能であれば、貸出管理装置20側は、無線通信を受けるアクセスポイントから有線により通信を行うように構成されていても良い。
利用者端末10は、携帯電話機、スマートフォン、タブレット等の情報処理機能、無線通信機能、カメラ機能、近距離通信機能を備えた携帯可能な端末装置である。本明細書において、近距離通信機能とは、NFC(Near Field Communication)のように、通信距離が10cm程度と非常に近距離で、非接触ICタグや非接触ICカードを翳すことにより通信可能とする機能である。また、本明細書において、無線通信機能とは、無線LANのように、端末自体からは無線で通信されるが、相手先は近距離に限定されない通信となる機能である。本発明を実施するに際し、利用者端末10は通話機能を備えていなくても良い。
貸出管理装置20は、図書館が所蔵している書籍の情報を管理するサーバコンピュータである。本実施形態では、貸出管理装置20は、物理的に本体部20Aと入出力端末20Bの2つに分かれている。本体部20Aは、電子書籍を実現する書籍データを管理し、入出力端末20Bは、利用者や図書館職員に対してユーザーインターフェイスを提供し、貸し出し対象の書籍に関するメモを発行する。入出力端末20Bには、外部記憶媒体を差し込む差込口が設けられており、書籍データを格納するための外部記憶媒体である書籍データ記憶媒体Sの装着が可能となっている。また、入出力端末20Bは、会員証Kから会員IDを読み取ることが可能になっている。
ICタグTは、紙媒体であり書棚に並べられた書籍Bに付されたICタグである。ICタグとは、ICチップに記録された情報を、内蔵アンテナを介して非接触で外部と情報を交換するものであり、電子タグ、無線タグ、RFID(Radio Frequency Identification)などとも呼ばれるものである。ICタグTの書籍Bへの付加は、例えば、表紙の裏側に貼付する等、様々な手法により行うことができる。
会員証Kとしては、利用者を会員として識別する会員識別情報である会員IDを記録可能であれば、磁気カード、接触型ICカード、非接触型ICカード等、様々な方式のものを用いることができるが、本実施形態では、非接触型ICカードを採用している。非接触型ICカードのICチップに会員IDを記録しておくことにより会員証として利用することができる。書籍データ記憶媒体Sとしては、電子書籍を実現するための書籍データを記録可能であれば、様々な種類のものを用いることができるが、本実施形態では、小型かつ広く普及しているマイクロSDカードを採用している。マイクロSDカードは、フラッシュメモリを備えたものであるが、さらに暗号化機能を備えたICチップを搭載し、セキュリティ性を高めたものを採用するようにしても良い。
図2(a)は、利用者端末10のハードウェア構成図である。利用者端末10は、いわゆるスマートフォンに専用のプログラムを組み込むことにより実現される。図2(a)に示すように、CPU(Central Processing Unit)10aと、メインメモリであるRAM(Random Access Memory)10bと、CPUが実行するプログラムやデータを記憶するための不揮発性の記憶装置10c(例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等)と、キーボード、タッチパネル等の指示入力部10dと、外部装置(データ記憶媒体等)に対してデータの入出力を行うためのデータ入出力I/F(インタフェース)10eと、表示部(液晶ディスプレイ等)10fと、ネットワークを介して他のコンピュータと無線通信を行うための通信部10gと、近距離通信規格「NFC」に対応した通信を行う非接触IC通信部10hを備え、互いにバスを介して接続されている。現実には、スマートフォンには、図2に示した以外にも、マイクロフォン、スピーカ、音声処理部等の通話のための機能を有しているが、本発明では用いないため、省略してある。
図2(b)は、利用者端末10の機能ブロック図である。図2(a)に示したハードウェア構成において、CPU10aが記憶装置10cに記憶されたプログラムをRAM10bに読み込んで実行することにより、利用者端末10は、図2(b)に示した各手段を機能させることが可能となる。図2(b)に示すように、利用者端末10は、書籍ID読取手段11、書籍ID送信手段12を有する。
書籍ID読取手段11は、書籍Bに付されたICタグTに記録されている書籍IDを読み取る手段であり、CPU10aが非接触IC通信部10hを起動し、ICタグTから書籍識別情報である書籍IDを読み取ることにより実現される。書籍ID送信手段12は、書籍ID読取手段11がICタグTから取得した書籍IDを貸出要求または取消要求とともに貸出管理装置20に送信する手段であり、通信部10gがCPU10aから受けた送信命令を実行することにより実現される。
図3(a)は、貸出管理装置20のハードウェア構成図である。貸出管理装置20は、汎用のコンピュータで実現することができ、図3(a)に示すように、CPU(Central Processing Unit)20aと、コンピュータのメインメモリであるRAM(Random Access Memory)20bと、CPUが実行するプログラムやデータを記憶するための大容量の記憶装置20c(例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等)と、キーボード、マウス等の入力機器からの入力を受け付ける入力I/F(インタフェース)20dと、外部装置(データ記憶媒体等)に対してデータの入出力を行うためのデータ入出力I/F(インタフェース)20eと、表示装置(液晶ディスプレイ等)に情報を送出するための表示出力I/F(インタフェース)20fと、ネットワークを介して他のコンピュータとネットワーク通信を行うための通信部20gと、近距離通信規格「NFC」に対応したICタグ、非接触型ICカード等に記録された情報を非接触で読み取る非接触IC読取部20hを備え、互いにバスを介して接続されている。
図3(b)は、貸出管理装置20の機能ブロック図である。図3(a)に示したハードウェア構成において、CPU20aが記憶装置20cに記憶されたプログラムをRAM20bに読み込んで実行することにより、貸出管理装置20は、図3(b)に示した各手段を機能させることが可能となる。図3(b)に示すように、貸出管理装置20は、書籍データベースD1、会員データベースD2、貸出情報データベースD3、会員ID取得手段21、端末ID取得手段22、利用者端末登録手段23、書籍データ取得手段24、書籍データ記録手段25を有する。
書籍データベースD1は、図書館が所蔵している電子書籍に関する情報を記憶したデータベースである。会員データベースD2は、会員登録された利用者に関する情報を記憶したデータベースである。貸出情報データベースD3は、電子書籍の貸出に関する情報を記憶したデータベースである。書籍データベースD1、会員データベースD2、貸出情報データベースD3は、記憶装置20cの所定の記憶領域にデータを記憶し、それぞれ対応するデータベースソフトウェアであるプログラムをCPU20aが実行することにより実現される。
図4は、書籍データベースD1の記録項目の一例を示す図である。図4に示すように、書籍データベースD1には、各電子書籍について、電子書籍を特定する書籍ID、タイトル、著者、出版社、貸出可能数が書籍情報として記憶されている。書籍情報としては、図4に示した項目以外でも、電子書籍に関する様々な情報を記憶しておくことが可能である。市販されている電子書籍の場合、書籍IDとしてISBNコードを記憶しておくことができる。
図5は、会員データベースD2の記録項目の一例を示す図である。図5に示すように、会員データベースD2には、各会員を特定する会員識別情報である会員ID、氏名、住所、貸出書籍が会員情報として記憶されている。貸出書籍とは、その利用者に貸し出し中の電子書籍を示しており、書籍IDおよび返却期限で構成されている。1人の利用者が複数の電子書籍を同時に借りることがあるため、会員データベースD2においては、1つの会員IDに対して複数の貸出書籍が記録できるようになっている。会員情報としては、図5に示した項目以外でも、会員に関する様々な情報を記憶しておくことが可能である。
図6は、貸出情報データベースD3の記録項目の一例を示す図である。図6に示すように、貸出情報データベースD3には、各電子書籍について、貸し出し先の会員の会員IDが貸出情報として記憶されている。貸出情報としては、図6に示した項目以外でも、貸出業務に関する様々な情報を記憶しておくことが可能である。
会員ID取得手段21は、会員である利用者が翳した会員証Kから会員IDを読み取る手段であり、CPU20aが非接触IC読取部20hを起動し、専用のプログラムを実行して処理することにより実現される。端末ID取得手段22は、利用者端末10から端末IDを読み取る手段であり、CPU20aが非接触IC読取部20hを起動し、専用のプログラムを実行して処理することにより実現される。
利用者端末登録手段23は、会員ID取得手段21により読み取られた会員IDと、端末ID取得手段22により読み取られた端末IDを対応付けて登録する手段であり、CPU20aが専用のプログラムを実行することにより実現される。書籍データ取得手段24は、利用者端末10から受信した書籍IDを用いて書籍データベースD1を参照し、該当する電子書籍の書籍データを取得する手段であり、CPU20aが専用のプログラムを実行することにより実現される。書籍データ記録手段25は、書籍データ取得手段24により取得された電子書籍の書籍データを、データ入出力I/F20eを介して、書籍データ記憶媒体Sに記録する手段であり、CPU20aが専用のプログラムを実行することにより実現される。
貸出管理装置20は、物理的には、1つの筐体に収められていても良いし、複数の筐体に収められ、それぞれの間がデータ送受信可能に接続されていても良い。本実施形態では、図3(a)に示したようなハードウェア的な構成要素を、図1に示したような本体部20Aと、入出力端末20Bに分けた状態で収めている。具体的には、入出力端末20Bには、図書館職員または利用者とのユーザーインターフェイスが必要な構成要素が収められ、本体部20Aには、その他の構成要素が収められている。なお、利用者端末10と貸出管理装置20の間で通信を行うための通信部10、通信部20として、本実施形態では、無線LANを用いている。
<2.処理動作>
次に、本実施形態に係る電子書籍貸出システムの処理動作について、図7に示すシーケンス図を用いて説明する。まず、会員である利用者は、会員証Kを貸出管理装置20の入出力端末20Bが備える非接触IC読取部20hに翳す。会員証が非接触IC読取部20hに接近すると、会員ID取得手段21は、会員証から会員IDを読み取って取得する(ステップS11)。具体的には、非接触IC読取部20hが会員証から会員IDを読み取り、CPU20aの命令に従って、RAM20b内に保持する。
会員IDが取得されたら、図書館職員は、複数ある利用者端末10の中から1つを選んで、会員である利用者に渡す。この際、渡すべき利用者端末10を貸出管理装置20の入出力端末20Bが備える非接触IC読取部20hに翳す。利用者端末10が非接触IC読取部20hに接近すると、端末ID取得手段22は、利用者端末10から端末IDを読み取って取得する(ステップS12)。具体的には、非接触IC読取部20hが利用者端末10の非接触IC通信部10hと近距離通信を行い、記憶装置10cに格納されていた端末IDを取得し、CPU20aの命令に従って、RAM20b内に保持する。本実施形態では、会員ID取得手段21として会員IDを取得するための通信方式と、端末ID取得手段22として端末IDを取得するための通信方式を同一としているため、1つの通信方式に対応した非接触IC読取部20hを備えるだけで、会員IDと端末IDの取得を可能としている。したがって取得したデータが会員IDであるか端末IDであるかを区別するため、本実施形態では、会員IDと端末IDのデータフォーマットを別のものとしてある。
会員IDおよび端末IDが取得されたら、利用者端末登録手段23は、会員IDと端末IDを対応付けて登録する(ステップS13)。具体的には、CPU20aが、会員IDおよび端末IDが取得されたことを検知すると、会員IDと端末IDを対応付けてRAM20b内に記録する。会員IDと端末IDを対応付けて登録することにより、複数ある利用者端末10のうちの1つと、1人の会員が対応付けられることになる。ここまでの段階で、図書館職員は、貸出管理装置20に設けられた外部記憶媒体の差込口に、書籍データ記憶媒体Sをセットしておく。書籍データ記憶媒体Sとしては、様々な外部記憶媒体を用いることができるが、本実施形態では、上述のようにマイクロSDカードを採用している。
図書館職員から利用者端末10を受け取った利用者は、この利用者端末10を持って、図書館内で自由に動き回って書籍を探すことになる。図書館内の書棚には、通常の図書館と同様、書籍が並べられている。電子書籍として貸出が可能な書籍については、その書籍にICタグTが付されている。このICタグTには、その書籍を特定する書籍IDが記録されている。
利用者は、借りたいと思う書籍を見付けた場合には、その書籍に利用者端末10を近づける。すると、利用者端末10の書籍ID読取手段11が、書籍に付されたICタグTに記録された書籍IDを読み取る(ステップS14)。具体的には、非接触IC通信部10hがICタグTから書籍IDを読み取り、CPU10aの命令に従って、RAM10b内に保持する。この際、CPU10aは、書籍IDを含め読み取った書籍情報を表示部10fに表示させる。
図8は、表示部10fに書籍情報を表示させた際の利用者端末10を示す図である。図8に示すように、利用者端末10の画面には、書籍の外観画像と説明が表示されるとともに、「貸出」、「取消」と表記された2つのボタンが表示される。利用者端末10は、書籍情報を表示し、利用者からの指示待ち状態となる(ステップS15)。
利用者により「貸出」と表記されたボタンが指示されると、利用者端末10の書籍ID送信手段12が、保持している書籍IDを、貸出要求とともに、貸出管理装置20に送信する(ステップS16)。具体的には、CPU10aが、事前に登録されている貸出管理装置20のアドレスを用いて通信部10gに送信命令を送り、通信部10gが書籍IDと貸出要求の送信を行う。
貸出管理装置20は、利用者端末10から送信された書籍IDを、貸出要求とともに受信する(ステップS17)。具体的には、通信部20gが受信した書籍IDおよび貸出要求をCPU20aに渡す。そして、CPU20aは、受け取った書籍IDおよび貸出要求をRAM10bに一時保存する。
続いて、貸出管理装置20の書籍データ取得手段24が、受信した要求情報が、貸出要求であるか、キャンセル要求であるかの識別を行う(ステップS18)。識別の結果、受信した要求情報が、貸出要求である場合は、受信した書籍IDで書籍データベースD1を参照し、該当する書籍データを取得する(ステップS19)。
次に、貸出管理装置20の書籍データ記録手段25が、書籍データベースD1から取得した書籍データを、データ入出力I/F20eを介して書籍データ記憶媒体Sに格納する(ステップS20)。そして、書籍データ記録手段25は、書籍データベースD1において、取得した書籍データの書籍IDに対応する貸出可能数を“1”だけ減じる処理を行う。さらに、書籍データ記録手段25は、受信した端末IDでRAM10b内の所定の領域を参照し、対応付けて登録した会員IDを取得した後、その会員IDに対応する貸出書籍として、会員データベースD2内に、取得した書籍データの書籍IDを記録する処理を行う。また、書籍データ記録手段25は、貸出情報データベースD3において、取得した書籍データの書籍IDに対応させて取得した会員IDを記録する処理を行う。
書籍データを書籍データ記憶媒体Sに格納したら、貸出管理装置20は、利用者端末10に記録確認情報を送信する(ステップS22)。具体的には、CPU20aが、事前に登録されている利用者端末10のアドレスを用いて通信部20gに送信命令を送り、通信部20gが記録確認情報の送信を行う。記録確認情報とは、書籍データを書籍データ記憶媒体Sに格納したことを示す情報である。
利用者端末10は、貸出管理装置20から記録確認情報を受信すると、その記録確認情報を表示する(ステップS23)。具体的には、CPU10aが、受信した記録確認情報を表示部10fに表示させる。この際、画面には、「完了」と表記されたボタンも表示され、利用者からの指示待ち状態となる(ステップS24)。
利用者により「完了」と表記されたボタンが指示されると、利用者端末10は、貸出手続完了情報を、端末IDとともに、貸出管理装置20に送信する(ステップS25)。具体的には、CPU10aが、貸出管理装置20のアドレスを用いて通信部10gに送信命令を送り、通信部10gが貸出手続完了情報と端末IDの送信を行う。
貸出管理装置20は、貸出手続完了情報と端末IDを受信すると、CPU10aが、その端末IDでRAM10bを参照して会員IDを取得する。そして、CPU10aが、その会員IDで会員データベースD2を参照し、貸出書籍の情報を全て取得し、印字部20iに出力する。印字部20iは受け取った貸出書籍の情報及び会員IDを用紙に印字し、貸出メモとして発行する(ステップS26)。この貸出メモに貸出期限の情報も印字しておくことにより、会員である利用者は、どの電子書籍を何時までに返却すれば良いか、一目で把握することができる。貸出期限の情報は、当日の日付に貸出期間を加算した日付を印字すれば良い。
ステップS24において、完了の指示がなされないまま、書籍IDの読取が行われた場合は、次の書籍に関する貸出手続きが開始されることになる。このようにして、完了の指示がなされるまで、複数の電子書籍を選択して貸出手続きを行うことができる。
なお、ステップS18において、受信した要求情報が、キャンセル要求である場合は、その書籍IDに対応する書籍データが、既に書籍データ記憶媒体Sに格納されているかどうかを確認する。そして、書籍データが格納されている場合には、その書籍データを書籍データ記憶媒体Sから削除する(ステップS21)。
利用者は、書籍データを格納した書籍データ記憶媒体Sの貸出を受け、持ち帰って自宅等にて電子書籍として閲覧することができる。具体的には、携帯電話機、スマートフォン、タブレット等の端末装置に書籍データ閲覧用ソフトウェアをインストールするとともに、記憶媒体の差込口に書籍データ記憶媒体Sを差し込んで装着した後、書籍データ閲覧用ソフトウェアを起動して、書籍データ記憶媒体Sに記憶された書籍データを画面に表示させる。このような書籍データ閲覧用ソフトウェアとしては、汎用のものを用いることができる。また、書籍データ閲覧用ソフトウェアを事前に書籍データ記憶媒体Sに格納しておき、書籍データ記憶媒体Sから端末装置にインストールするようにしても良い。また、書籍データ記憶媒体Sに格納された書籍データに対応した書籍データ閲覧機能が搭載された専用端末を用いる場合は、記憶媒体の差込口に書籍データ記憶媒体Sを差し込んで書籍データを読み込むだけで閲覧が可能である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、利用者端末10が書籍に付された情報を読み取る方式、貸出管理装置20が会員証から会員IDを読み取る方式、利用者端末10から端末IDを読み取る方式を近距離通信による方式としたが、他の方式を用いるようにしても良い。
また、上記実施形態では、利用者端末10と貸出管理装置20との通信方式を無線LANによるものとしたが、会員である利用者が利用者端末10を所持して図書館内を移動した際に、図書館内のどこからでも通信可能であれば、どのような方式を用いても良い。
また、上記実施形態では、非接触IC読取部20hを利用して、会員証Sから読み取った会員IDと、利用者端末10から読み取った端末IDを、利用者端末登録手段23が対応付けるようにしたが、これに限定されず、例えば、会員証S、利用者端末10それぞれの表面に会員ID、端末IDを印字しておき、それを認識した図書館職員が入力I/F20dを介して入力する等し、利用者端末登録手段23が対応付けを行うようにしても良い。
本発明は、携帯型の端末を利用して書籍の貸出手続きを行う産業、特に、図書館において行われる業務に利用可能である。
10・・・利用者端末
10a・・・CPU
10b・・・RAM
10c・・・記憶装置
10d・・・指示入力部
10e・・・データ入出力I/F
10f・・・表示部
10g・・・通信部
10h・・・非接触IC通信部
11・・・書籍ID読取手段
12・・・書籍ID送信手段
20・・・貸出管理装置
20A・・・本体部
20B・・・入出力端末
20a・・・CPU
20b・・・RAM
20c・・・記憶装置
20d・・・入力I/F
20e・・・データ入出力I/F
20f・・・表示出力I/F
20g・・・通信部
20h・・・非接触IC読取部
20i・・・印字部
21・・・会員ID取得手段
22・・・端末ID取得手段
23・・・利用者端末登録手段
24・・・書籍データ取得手段
25・・・書籍データ記録手段
100・・・電子書籍貸出システム
B・・・書籍
D1・・・書籍データベース
D2・・・会員データベース
D3・・・貸出情報データベース
K・・・会員証
S・・・書籍データ記憶媒体
T・・・ICタグ

Claims (6)

  1. 各利用者が利用する利用者端末と、電子書籍の書籍データを記憶する書籍データ記憶媒体と、電子書籍の貸出を管理する貸出管理装置と、を有し、電子書籍を利用者に貸し出すシステムであって、
    前記利用者端末は、
    書籍に付された書籍識別情報である書籍IDを読み取る書籍ID読取手段と、
    前記書籍ID読取手段により読み取られた書籍IDを貸出要求とともに前記貸出管理装置に送信する書籍ID送信手段と、を有し、
    前記貸出管理装置は、
    前記利用者端末から受信した書籍ID及び貸出要求に基づいて、当該書籍IDで特定される電子書籍の書籍データを前記書籍データ記憶媒体に格納する書籍データ記録手段と、
    を有することを特徴とする電子書籍貸出システム。
  2. 前記貸出管理装置は、
    利用者の会員証から会員識別情報である会員IDを取得する会員ID取得手段と、
    前記利用者端末から端末識別情報である端末IDを取得する端末ID取得手段と、
    前記会員ID取得手段により取得された会員IDと、前記端末ID取得手段により取得された端末IDを対応付けて記憶する利用者端末登録手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の電子書籍貸出システム。
  3. 各利用者が利用する利用者端末とデータ通信可能に構成され、電子書籍の貸出を管理する装置であって、
    利用者の会員証から会員識別情報である会員IDを取得する会員ID取得手段と、
    前記利用者端末から端末識別情報である端末IDを取得する端末ID取得手段と、
    前記会員ID取得手段により取得された会員IDと、端末ID取得手段により取得された端末IDを対応付けて記憶する利用者端末登録手段と、
    前記利用者端末が書籍から読み取って受信した書籍識別情報である書籍ID及び貸出要求に基づいて、当該書籍IDで特定される電子書籍の書籍データを前記書籍データ記憶媒体に格納する書籍データ記録手段と、
    を有することを特徴とする貸出管理装置。
  4. 電子書籍の貸出を管理する貸出管理装置とデータ通信可能に構成され、利用者が携帯する端末装置であって、
    書籍に付された書籍識別情報である書籍IDを読み取る書籍ID読取手段と、
    前記書籍ID読取手段により読み取られた書籍IDを貸出要求とともに前記貸出管理装置に送信する書籍ID送信手段と、
    前記書籍ID送信手段により送信された書籍IDに対応する書籍データが前記貸出管理装置により書籍データ記憶媒体に格納され、当該格納された旨の情報を前記貸出管理装置から受信する受信手段と、
    を有することを特徴とする利用者端末。
  5. 請求項3に記載の貸出管理装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  6. 請求項4に記載の利用者端末として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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