JP2015045676A - 撮影装置およびカメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】AF動作中にズーム操作がなされても、高速なAF動作を行うことが可能な撮影装置およびカメラシステムを提供する。【解決手段】焦点距離を可変な撮影光学系を有する交換レンズ100を有する撮影装置であって、撮影光学系の焦点距離に応じたズーム位置を検出するズーム位置検出部34と、撮影光学系に含まれるフォーカスレンズ11bの移動を制御する制御部41を有し、制御部41は、フォーカスレンズ11bを移動させる前のズーム位置と、フォーカスレンズ11bを移動させている間のズーム位置に応じて、フォーカスレンズ11bを移動させる位置を補正する。【選択図】 図1

Description

本発明は、焦点距離を可変な撮影光学系を有し、この撮影光学系中の複数のレンズ群をそれぞれ駆動する駆動部を有する撮影装置およびカメラシステムに関する。
フォーカスレンズ群やズームレンズ群をそれぞれ別個に駆動可能にした撮影レンズが知られている。このような撮影レンズにおいて、AF動作中にズーム操作がなされると、AF動作を一時中断し、ズームトラッキング(すなわち、ズーム操作に応じたズームレンズ群の位置調節)を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−255910号公報
上述の特許文献1に開示の撮影レンズにおいては、AF動作中にズーム操作がなされると、AF動作を中断してズーム位置に応じたトラッキング動作を行い、トラッキング動作が完了した後に最初からAF動作をやり直すことから、タイムラグが発生してしまう。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、AF動作中にズーム操作がなされても、高速なAF動作を行うことが可能な撮影装置およびカメラシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係る撮影装置は、焦点距離を可変な撮影光学系を有する交換レンズを有する撮影装置であって、上記撮影光学系の焦点距離に応じたズーム位置を検出するズーム位置検出部と、上記撮影光学系に含まれるフォーカスレンズの移動を制御するレンズ制御部と、を具備し、上記レンズ制御部は、上記フォーカスレンズを移動させる前のズーム位置と、上記フォーカスレンズを移動させている間のズーム位置に応じて、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する。
第2の発明に係る撮影装置は、上記第1の発明において、上記レンズ制御部は、上記フォーカスレンズを複数の速度で移動させることが可能であり、上記フォーカスレンズを移動させる前のズーム位置と、上記フォーカスレンズを移動させている間のズーム位置に応じて、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する際に、上記フォーカスレンズを最高速度で移動させる。
第3の発明に係る撮影装置は、上記第1の発明において、上記レンズ制御部は、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する際に、上記フォーカスレンズを停止させることなく移動を継続させて位置を補正する。
第4の発明に係る撮影装置は、上記第1の発明において、上記撮影光学系を通過した光束を撮像して画像信号を出力する撮像部と、上記レンズ制御部により上記フォーカスレンズを移動させながら、上記撮像部の出力する画像信号に基づいてコントラストのピーク位置を検出するためのスキャン動作を行うAF制御部と、を有し、上記AF制御部は、上記スキャン動作を実行している最中に上記レンズ制御部により上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する際に、上記スキャン動作を停止させて上記フォーカスレンズを補正した位置に移動させ、移動が完了した後に、上記スキャン動作を再度開始する。
第5の発明に係るカメラシステムは、焦点距離を可変な撮影光学系を有する交換レンズと、該交換レンズを着脱可能なカメラ本体とを有するカメラシステムにおいて、上記交換レンズは、上記撮影光学系の焦点距離に応じたズーム位置を検出するズーム位置検出部と、上記撮影光学系に含まれるフォーカスレンズの移動を制御するレンズ制御部と、を具備し、上記カメラ本体は、上記レンズ制御部と通信を行う本体制御部と、上記レンズ制御部より送信され上記本体制御部で受信した上記ズーム位置を記憶するズーム位置記憶部と、を具備し、上記本体制御部は、上記ズーム位置記憶部に記憶されている記憶ズーム位置を上記レンズ制御部に送信し、上記レンズ制御部は、上記記憶ズーム位置と、上記フォーカスレンズを移動させている間のズーム位置に応じて、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する。
第6の発明に係るカメラシステムは、上記第5の発明において、上記レンズ制御部は、上記フォーカスレンズを複数の速度で移動させることが可能であり、上記記憶ズーム位置と、上記フォーカスレンズを移動させている間のズーム位置に応じて、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する再に、最高速度で上記フォーカスレンズを移動させる。
本発明によれば、AF動作中にズーム操作がなされてもフォーカス目標位置を補正してAF動作を行うことにより、高速なAF動作を行うことが可能な撮影装置およびカメラシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るカメラの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るカメラの主として電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおけるスキャン駆動中のフォーカストラッキングの動作概要を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおけるスキャン駆動中のフォーカストラッキングの変形例の動作概要を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおける絶対駆動中のフォーカストラッキングの動作概要を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、被写体距離の逆数(1/L)から焦点距離に応じたフォーカスレンズ位置(LDPls)を算出するためのテーブルを示す図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、被写体距離ごとの焦点距離とフォーカスレンズ位置(LDPls)の関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、フォーカストラッキングの演算を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るカメラにおいて、合焦駆動中またはスキャン中にズーム操作が行われた場合のタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラのレンズ側のメインの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラのスキャン中のフォーカストラッキングの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラの絶対駆動中のフォーカストラッキングの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラのLD駆動の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカメラの本体側のメインの動作を示すフローチャートである。
以下、図面に従って本発明を適用したカメラを用いて好ましい一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るカメラの構成を示すブロック図であり、図2は、このカメラにおける主として電気的構成を示すブロック図である。このカメラは、焦点距離を可変な撮影光学系を有する交換レンズ100とカメラ本体200から構成される。しかし、レンズ鏡筒とカメラ本体を一体に構成しても勿論かまわない。
交換レンズ100内には、レンズ11a〜11cからなる撮影レンズ11を有する。撮影レンズ11によって被写体像が形成される。フォーカスレンズ11bは焦点調節用のレンズであり、フォーカスレンズ駆動機構25によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動機構25は、フォーカスレンズ用アクチュエータとフォーカスレンズ用ドライブ回路を有している。したがって、フォーカスレンズ11bは、撮影レンズを含むレンズ鏡筒内に設けられた光軸方向に移動可能な焦点調節レンズとしての機能を果たす。また、レンズ11a〜11cの一部は、焦点距離を変化させるためのズームレンズである。したがって、交換レンズ100内にはズームレンズ群が設けられている。
またフォーカスレンズ基準位置検出部27は、フォーカスレンズ11bが基準位置に達すると検出信号を制御部であるCPU41に出力する。基準位置検出には、フォトインタラプタ(PI)を用いる(図2のFCPI69参照)。なお、本実施形態においては、フォーカスレンズ11bの位置検出は、基準位置を検出すると、その位置を基準にして、フォーカスレンズ用のアクチュエータ(ステッピングモータ)の相対的な移動量を駆動パルス数によって計測し、フォーカスレンズ11bの基準位置からの位置を求める。
レンズ11aと11bの間には、絞り13が配置されている。絞り13は、絞り駆動機構21によって開口径が変化し、撮影レンズ11を通過する被写体光量を変化させる。絞り駆動機構21は、絞り用アクチュエータと絞り用ドライバ回路等を有する。アクチュエータとしては、ステッピングモータを使用し、マイクロステップ駆動によって細かい制御を行う。なお、絞り13は、レンズ11aと11bの間以外に配置しても勿論かまわない。
絞り基準位置検出部23は、絞りの開口径が基準位置に達すると、検出信号をCPU41に出力する。絞り位置は、基準位置検出部23によって基準位置を取得し、相対的な位置検出によって絞り位置を管理する。相対的な位置検出はステッピングモータへの印加パルス数によって検出し、基準位置の検出はフォトインタラプタ(PI)(図2のAVPI77参照)によって検出する。
交換レンズ100の外周には、距離環51が配置されている。距離環51は、交換レンズ100の外周を回動自在であると共に、撮影レンズ11の光軸方向の所定範囲内で、スライド自在である。この距離環51が被写体側にスライドすると、非RF(非レンジフォーカス)(MF(マニュアルフォーカス)という場合もある)位置に設定され、本体側にスライドすると、RF(レンジフォーカス)位置に設定される。距離環51のスライドにより、RFモードと非RFモード(MFモード)の切り換えを行う。このモードの検出は、RFモード検出部33が行う。また、距離環51は、至近と無限遠の間で回動自在に構成されている。
非RFモードは、ユーザが距離環51の回転方向および回転量に応じてピント合わせを行うモードであり、一方RFモードは距離環51によって指定された距離にピントを合わせるモードである。すなわち、非RFモードもMFモードもマニュアルフォーカスであるが、非RFモードでは距離環51は相対的な距離指定を行うのに対して、RFモードでは絶対距離を指定する点で相違する。
距離環51のスライドによってMFモードが設定されると、距離環51の回転により、距離環51の内側にある遮光羽根が一体となって回転する。この遮光羽根の回転をフォトインタラプタ(PI)(図2のMFPI63参照)によってカウントし、このカウント値に応じてフォーカスレンズ11bを駆動する。なお、距離環51の回転方向および回転量は、フォトインタラプタ以外のセンサによって検出するようにしても勿論かまわない。
距離環51のスライドによってRFモードが設定され、距離環51が回転されると、その回転位置をRF位置検出部31が検出する。RF位置検出部31は、距離環51の回転位置の絶対位置を検出する。フォーカスレンズ駆動機構25は、CPU41からの制御信号に従って、距離環51の回転位置に応じた撮影距離に、フォーカスレンズ11bを駆動する。
RFモード検出部33は、RF/MFモード検出スイッチ83(図2参照)の出力に基づいて、距離環51が非RF位置(MF位置)、RF位置のいずれかに設定されているかを検出する。
MF位置検出部35は、距離環51が非RF位置(MF位置)に設定されている際に、距離環51の回転方向および回転量を検出する。このMF位置検出部35の検出結果に基づいて、マニュアルフォーカスを行う。
交換レンズ100の外周であって、距離環51より本体側には、ズーム環52が外周を回動自在に配置されている。ユーザが手動でズーム環52を回転させるとズーミングを行うことができる。
ズーム位置検出部34は、ズーム環52の回転位置の絶対値を検出し、CPU41に出力する。ズーム位置検出部34は、後述するように、リニアエンコーダZM位置検出部82を有しており、このリニアエンコーダ位置検出部82の出力はCPU41内のA/D変換器44によってAD変換され、このAD変換値は焦点距離を表す。したがって、ズーム位置検出部34は、撮影レンズ11(撮影光学系)の内のズームレンズ群のズーム位置を検出可能であり、撮影光学系の焦点距離に応じたズーム位置を検出するズーム位置検出部としての機能を果たす。なお、本実施形態においては、ズーム環52の回転位置を検出しているが、これに限らず、ズームレンズ群の位置を直接検出するようにしてもよい。
記憶部37は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発メモリ等を有し、CPU41で使用するプログラムや、交換レンズの光学データ等の各種情報や、各種調整値や各種パラメータ等を記憶する。また、記憶部37は、リング部材の回転角と距離の第1の関係と、焦点調節レンズの光軸方向の位置と距離の第2の関係を記憶し、本実施形態においては、第1と第2の関係は、テーブル形式で記憶される。
制御部であるCPU41は、前述した記憶部37に記憶されているプログラムに従い、カメラ本体200からの制御命令に応じて、交換レンズ100内の制御を行う。CPU41は、絞り位置検出部23、フォーカスレンズ基準位置検出部27、RF位置検出部31、RFモード検出部33、ズーム位置検出部34、およびMF位置検出部35からの検出信号を入力し、またフォーカスレンズ駆動機構25および絞り駆動機構21に制御信号を出力する。CPU41は、カメラ本体200と通信を行うためのレンズ通信部としても機能し、ズーム位置検出部34によって検出されたズーム位置は、CPU41からカメラ本体200内の本体制御部203に送信される。
また、CPU41は、フォーカスレンズ駆動機構25を介して、撮影光学系に含まれるフォーカスレンズ11bの移動を制御するレンズ制御部として機能する。また、フォーカスレンズ11bを移動させる前のズーム位置とフォーカスレンズを移動させている間のズーム位置に応じて、フォーカスレンズを移動させる位置を補正するレンズ制御部としても機能する(詳しくは図3ないし図5を用いて後述する)。
また、CPU41は、フォーカスレンズ11bを複数の速度で移動させることが可能であり、フォーカスレンズ11bを移動させる前のズーム位置と、フォーカスレンズ11bを移動させている間のズーム位置に応じて、フォーカスレンズ11bを移動させる位置を補正する際に、上記フォーカスレンズを最高速度で移動させるレンズ制御部としても機能する(詳しくは図3および図4参照、)。また、CPU41は、フォーカスレンズを移動させる位置を補正する際に、上記フォーカスレンズを停止させることなく移動を継続させて位置を補正するレンズ制御部としても機能する(詳しくは図3および図4参照)。
また、CPU41は、フォーカスレンズ駆動機構25および後述する本体制御部203と協働して、フォーカスレンズを移動させながら、撮像部の出力する画像信号に基づいてコントラスト値(AF評価値)のピーク位置を検出するためのスキャン動作を行うAF制御部としても機能する。このAF制御部は、スキャン動作を実行している最中にレンズ制御部によりフォーカスレンズ11bを移動させる位置を補正する際に、スキャン動作を停止させてフォーカスレンズ11bを補正した位置に移動させ、移動が完了した後に、スキャン動作を再度開始する(詳しくは図3参照)。また、CPU41は、本体制御部203から送信されてくる記憶ズーム位置と、フォーカスレンズ11bを移動させている間のズーム位置に応じてフォーカスレンズを移動させる位置を補正する(詳しくは、図8参照)
カメラ本体200内には、撮像素子201、本体制御部203、本体記憶部205が配置されている。撮像素子201は、撮影レンズ11の結像位置付近に配置されており、撮影レンズ11に形成される被写体像を光電変換し、本体制御部203等に画像データを出力する。この撮像素子201は、撮影光学系を通過した光束を撮像して画像信号を出力する撮像部として機能する。
本体制御部203は、制御用のCPU等を含み、本体記憶部205に記憶されている本体制御用のプログラム従って、カメラ本体200を制御し、また、交換レンズ100内のCPU41と通信を行い(すなわち、レンズ制御部と通信を行う)、カメラ本体200および交換レンズ100からなるカメラシステム全体の制御を行う。
本体記憶部205は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有し、前述の本体制御用のプログラム以外にも、種々の調整値等を記憶する。また、CPU41(レンズ制御部)より送信され、本体制御部203で受信したズーム位置を記憶するズーム位置記憶部として機能する。本体制御部203は、本体記憶部205に記憶されたズーム位置をレンズ制御部(CPU41)に送信する。
次に、図2を用いて、電気的構成の詳細について説明する。CPU41は、前述したように、カメラ本体200内の本体制御部203と通信が可能である。また、CPU41は、モータドライバ71に接続されており、このモータドライバ71は、FCPI69、LDMT73、AVMT75、およびAVPI77の駆動を行う。
FCPI69は、フォーカスレンズ11bの基準位置検出用のフォトインタラプタであり、このFCPI69の出力はFCPI二値化回路67に接続されている。FCPI69およびFCPI二値化回路67は、前述のフォーカスレンズ基準位置検出部27に対応する。
LDMT73は、LDモータ(レンズ駆動モータ)であり、前述のフォーカスレンズ駆動機構25内のフォーカス用アクチュエータとして機能する。LDモータとしては、本実施形態においては、ステッピングモータを採用するが、他のモータ、例えばボイスコイルモータを用いても勿論かまわない。AVMT75は、絞りモータであり、前述の絞り駆動機構21内の絞り用アクチュエータとして機能する。
AVPI77は、絞り13の基準位置検出用のフォトインタラプタであり、このAVPI77の出力はAVPI二値化回路79に接続されている。AVPI77およびAVPI二値化回路79は、前述の絞り基準位置検出部23に対応する。
MFPIドライバ65は、距離環51がMF位置にスライドされた場合に、距離環51の回動を検出するためのMFPI63のドライバである。MFPI63は、遮光羽根の回動方向に沿って2箇所、設けられている。このMFPI63の出力は、MFPI二値化回路61に接続されており、MFPI二値化回路61によって二値化される。MFPI二値化回路61、MFPI63、MFPIドライバ65は、前述のMF位置検出部35に対応する。
リニアエンコーダRF位置検出部81は、距離環51がRF位置にスライドされた場合に、距離環51の回転方向における絶対値を検出するためのリニアエンコーダである。リニアエンコーダRF位置検出部81は、距離環51の回動方向に沿って設けられており、リング51の回動方向での絶対位置に応じてアナログ信号を出力する。CPU41内には、A/D変換器43が設けられており、リニアエンコーダRF位置検出部81からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器43によるAD変換値は、ユーザによって設定される被写体距離(絶対距離)を表す(RFリニアエンコーダADと称する場合がある)。
リニアエンコーダZM位置検出部82は、ズーム環52の回転方向における絶対値を検出するためのエンコーダである。リニアエンコーダZM位置検出部82は、ズーム環52の回動方向に沿って設けられており、ズーム環52の回転方向での絶対位置に応じてアナログ信号を出力する。CPU41内には、A/D変換器44が設けられており、リニアエンコーダZM位置検出部82からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器44によるAD変換値は、ユーザによって設定される焦点距離(絶対距離)を表す。
RF/MFモード検出スイッチ(SW)83は、距離環51がRFモードに設定されているか、MFモード(非RFモード)に設定されているかを検出するためのスイッチである。このRF/MFモード検出SW83は、距離環51の光軸方向の位置を検出し、RFモード設定時またはMFモード設定時にオンまたはオフとなり、このオンオフ状態はCPU41に出力される。
次に、図3ないし図5を用いて、本実施形態におけるフォーカストラッキング動作の概要について説明する。従来のカメラ本体とレンズ鏡筒の間では、本体側からレンズ側に駆動先のレンズ位置(LDPlsという)を送信するにあたって、どの焦点距離(ZMENC値という)でLDPlsを演算したかを示す情報を付加して送信していなかった。また、ユーザがズーム操作を行ったとき、この操作されたズーム位置において光学性能が担保されるように、レンズ側においてレンズ駆動(LDという)を行っていたが(これをズーム操作によるフォーカストラッキングと呼ぶ)、本体側では、レンズ内におけるフォーカストラッキングを行っている情報を受信していなかった。
このため、例えば、連写中にズーム操作が行われると、測距時と本露光時でズーム位置が異なる場合があり、この場合には、ピント量がズーム操作分、補正されないため、ピント合わなくなってしまう。また、本体から合焦駆動(絶対駆動)コマンドをレンズ側に送信した場合、AF検出の際のピーク検出時のズーム位置と、レンズ側がコマンドを受信したときのズーム位置が異なる、本体側のピーク検出時のズーム位置に合わせて合焦駆動を行ってしまい、ピントが合わなくなってしまう。
さらに、レンズ内でフォーカストラッキングを行っているかについて、カメラ本体側では情報がないので、レンズから本体への駆動完了応答が遅れている理由が、フォーカストラッキングによるものなのか、別の理由によるものかが分からなかった。これにより、本体側は、発信したコマンドをキャンセルして、次の動作に移行すればよいのか、トラッキング完了まで待ち、露光に移ればよいのか判断がつかなくなってしまっていた。
そこで、本実施形態においては、カメラ本体側からレンズ側にコマンドを送信する際に、焦点距離(ZMENC)付きのコマンドを新たに追加するようにしている。また、カメラ本体側からレンズ側にレンズの状態を知らせることを要求する「レンズ状態コマンド」に応答して、レンズ側からトラッキング状態フラグを追加するようにしている。さらに、追加によって発生したフラグ処理やコマンド受信遷移を行うようにしている。
本実施形態におけるフォーカストラッキング動作は、大きく分けて、スキャン駆動中のトラッキング動作と、絶対駆動中のトラッキング動作がある。スキャン駆動は、コントラストAFを行う際に、フォーカスレンズを一端側から他端側に所定の速度で駆動する動作である。このスキャン駆動を行いながら、撮像素子201からのコントラスト値(AF評価値)のピーク位置を検出する。また、絶対駆動は、コントラスト値のピーク位置を検出した際に、このピーク位置に向けて、レンズ側にフォーカスレンズ11bを駆動させる動作である。このピーク位置(合焦位置)に駆動する動作を合焦駆動ともいう。この他、絶対駆動としては、所定の距離にピントを合わせるための駆動動作等がある。
図3を用いて、スキャン駆動中のフォーカストラッキング動作を説明する。図3において、横軸は焦点距離(ZM)を示し、縦軸はフォーカスレンズ11bの位置(LDPls)を示す。また、実線L1は至近側、実線L4は無限遠側のフォーカスレンズ位置を示している。位置O2は現在位置であり、位置O1は現在位置の焦点距離における無限遠端位置である。位置O3は現在位置基準にトラッキング目標位置として算出された位置である。すなわち、スキャン駆動中に焦点距離が変更されない場合における目標位置である。図3における破線L3は焦点距離を変化させた場合の現在位置O2のピント位置となるフォーカスレンズ11bの位置を示し、破線L2は焦点距離を変化させた場合の目標位置O3のピント位置となるフォーカスレンズ11bの位置を示す。
図3において、スキャン駆動中の現在位置O2において、ユーザが焦点距離Z1からZ2となるようにズーム操作を行うと、フォーカストラッキング動作を行う。この場合は、コントラスト値(AF評価値)を取得したいので、フォーカストラッキング分は最速で駆動し、その後、スキャンを再開する。すなわち、トラッキングの基準位置は、ズーム操作が開始されたタイミングにおける位置O2(この位置における焦点距離はTrac−ZMENC(図6参照))である。また、現在位置O2からフォーカストラッキングの目標位置O4まで最速で駆動し、このフォーカストラッキング駆動中のみ、トラッキングフラグをセットし、フォーカストラッキング駆動が完了したら、トラッキングフラグをリセットする。
焦点距離Z2におけるトラッキング目標位置O4に到達すると、一旦停止を行わず、そのまま通常のスキャン速度で目標位置O5にスキャン駆動する。なお、トラッキング目標位置O4に到達すると、一端してからスキャン駆動を再開するようにしても勿論かまわない。
図4に、図3に示した本実施形態におけるフォーカストラッキング動作の変形例を示す。図3に示した例では、現在位置O2から、ピント位置は同じで焦点距離のみが異なるトラッキング目標位置O4に一旦移動してから目標位置O5にスキャン駆動をおこなっていた。しかし、この変形例においては、ピント位置および焦点距離の異なる位置O5をトラッキング目標位置とし、現在位置O2から位置O5に向けて最速で駆動し、位置O5に到達すると、位置O4に向けて通常のスキャン速度でスキャン駆動を行うようにしている。
次に、図5を用いて、絶対駆動中のフォーカストラッキング動作を説明する。絶対駆動中にズーム操作等により焦点距離が変化すると、最高速度で「絶対位置+トラッキングの目標位置」に向けて駆動する。すなわち、図5において、目標位置O3に向けて絶対駆動しており、現在位置がO2であるとすると、ズーム操作された際に、目標の絶対位置O3までの移動量に、焦点距離がZ1からZ2に変化することによる移動量を加味して、トラッキング目標位置O5を算出する。そして、算出した目標位置O5に向けて、一旦停止することなく、最速で目標位置O5に向けて駆動する。
絶対駆動フォーカストラッキングの場合のトラッキングフラグに関しては、「絶対位置+トラッキングの目標位置」に到達するまでは、トラッキングフラグをセットしたままとする。カメラ本体側は、絶対コマンドを発行したことを知っているので、レンズ駆動(LD)完了時間を予測し、予測されたレンズ駆動完了時間後に露光を開始する。
次に、図6を用いて、本実施形態におけるトラッキングテーブルについて説明する。本実施形態においては、任意の距離(距離の逆数(1/Lで表わす))に対応するフォーカスレンズ11bの位置(LDPlsで表わす)の関係を、図6に示すテーブルで保持している。このテーブルは、交換レンズ100内の記憶部37に記憶されている。
図6では、焦点距離毎のレンズ位置(LDPls)を示し、また、テーブル上での補間演算も示している。図6の上部は、距離の逆数(1/L)と、距離そのものを示している。距離の逆数(1/L)の入力値Px(フォーカスレンズ11bの位置に相当する)に対して、入力値Pxの前後の4つの距離の逆数P1〜P4に対する4つのレンズ位置LDPls(図中のQ1〜Q4)を用いて、線形補間演算により出力LDPls(図中のQy)を算出する。
図6の下部は、縦方向の欄に焦点距離をとり(
Trac−ZMENC−0〜Trac−ZMENC−n)、各行にそれぞれの距離の逆数に対応したLDPlsを示す。例えば、焦点距離がTrac−ZMENC−k2の場合、距離L(i)におけるLDPlsはPls(k2:i)であり、距離L(i+1)におけるLDPlsはPls(k2:i+1)である。また、焦点距離(Trac−ZMENC−0〜Trac−ZMENC−n)に応じて光学的に変化する光学無限、光学至近に対応するLDPlsを含んでいる。
図6に示した補間演算の例では、ズーム環52によって設定されている焦点距離はTrac−ZMENC−k2である。この例では、FCENC(i−1)〜FCENC(i+2)(距離L(i−1)、L(i)、L(i+1)、L(i+2)に対応するデータ)に応じたLDPlsであるPls(k2:i−1)、Pls(k2:i)、Pls(k2:i+1)、Pls(k2:i+2)を用いて、入力値Pxに対応する出力LDPls(Qy)を求めている。
したがって、本実施形態においては、下記の手順で距離の逆数(1/L)の入力データに対応するLDPlsを算出する。
(1) 距離の逆数(1/L)入力データが含まれるFCENC領域を特定し、その両側に隣接するFCENC領域および代表する1/Lデータを求める。
(2)現在のズーム位置と、Trac−ZMENCテーブルから、上述の(1)の両側に隣接するFCENC領域に対応するLDPlsを求める。
(3)上述の(1)(2)のデータから、線形補間式によって、1/L入力データに対応するLDPlsを求める。
図7は、横軸にズーム位置(焦点距離)、縦軸にLDPlsとした時の、各被写体距離(FCENC)での軌跡の一例を示す。すなわち、同一被写体距離における焦点距離毎のLDPlsの変化を示し、図6をグラフ化したものである。図7に示す例において、ズーム位置(入力値)800Ediv、被写体距離FCENC7の場合には、LDPlsは略5000である。なお、本実施形態においては、ズーム位置は、リニアエンコーダZM位置検出部82によって、1024分割で検出され、Ediv単位として表示される。また、FCENC0(光学無限)に対応するLDPls、FCENC15(光学至近)に対応するLDPlsは、それぞれズーム位置(焦点距離)に応じて、一例として図7のように変化することを示している。
図6に戻り、図3〜図5における焦点距離Z1は、図6においてTrac−ZMENC−(n−1)が相当するとする。ここで、この焦点距離を更新前Trac−ZMEMC値=ZmEnc_prevとする。また、図3〜図5における焦点距離Z2は、図6においてTrac−ZMENC−k2が相当するとする。ここで、この焦点距離を現在Trac−ZMENC値=ZmEnc_Nowとする。
図3における位置O2に相当するLDPlsは、Pls(n−1:i)とPls(n−1:i+2)より補間演算より算出する(図6のQz)。また、図3における位置O4に相当するLDPlsは、Pls(k2:i−1)〜Pls(k2:i+2)より補間演算により算出する(図6のQy)。これにより、目標位置のLDPlsが算出されると、この位置に向けて、最速でフォーカスレンズ11bを駆動することにより、フォーカストラッキングを行うことができる。この補間演算については、図8を用いて後述する。
図4および図5に示す例の場合には、目標位置P5の距離の逆数(1/L)に対応するFCENCと、ズーム操作後の焦点距離に対応するTrac−ZMENCとに基づいて、図6に示すようなテーブルから補間演算によって、目標位置のLDPlsを算出すればよい。
次に、図8を用いて、フォーカストラッキング動作の際のトラッキング演算について説明する。図8において、縦軸はフォーカスレンズ11bのレンズ位置(LDPls)であり、横軸は焦点距離(ZM)である。また、R6a、R7a、R6b、R7bの各点に対応するLDPls位置は、図6に示したテーブル(Trac−ZMENCテーブル)に記憶されており、R6a、R7aを結ぶラインはFCENC_nの列に記憶されており、R6b、R7bを結ぶラインはFCENC_n+1の列に記憶されている。
ズーム操作によるトラッキングが発生する前は、フォーカスレンズ11bはスキャン動作もしくは絶対(合焦)駆動によって無限遠と至近の間でいずれかの方向に駆動されているか、またはあるLD位置に停止している。この状態からズーム操作がなされたとする。
以下の手順にしたがって、フォーカストラッキング演算を行う。
(1)焦点距離Z6(ZMEnc_Prev)における位置P6(BasePls)が基準となるPlsであり、位置R6a(Base[n:m]Pls)と位置R6b(Base[n+1:m]Pls)の幅y1をRange2(m)とし、位置R6aと位置P6(BasePls)の幅x1をRange1(m)と、その比をTaget_Ratioとして算出する。ここで幅x1は、Range1(m)=BbasePls−Base[n:m]Plsにより算出できる。また幅y1は、Range2(m)=Base[n+1:m]Pls−Base[n:m]Plsにより算出できる。また比Taget_Ratioは、Taget_Ration=Range1(m)/Range2(m)より算出できる。
(2)焦点距離Z7(ZMEnc_Now)のTrac−ZMENCテーブルに保持されているLDPls位置から、位置R7a(Base[n:m+1]Pls)、R7b(Base[n+1:m+1]Pls)を求め、こられから両者の幅y2をRange2(m+1)として算出する。ここで、幅y2は、Range2[m+1]=Base[n+1:m+1]Pls−Base[n:m+1]Plsにより算出できる。
(3)算出した比Taget_Ratioと幅Range2(m+1)を用いて、位置P7に相当するTrgetPls(図8のx2)を算出する。ここでTargetPlsは、TargetPls=Range2(m+1)*Target_Rationにより算出できる。
(4)上述の(1)〜(3)のトラッキング処理を、トラッキング更新時間TZMENC(例えば1ms)毎に更新し、ユーザのズーム操作が終了するまで継続して行う。
このように、本実施形態においては、図6に示すようなテーブルを用い、図8に示すようなフォーカストラッキング演算を更新タイミング時間間隔で繰り返すことにより、目標位置のLDPlsを算出し、この位置に向けてフォーカストラッキング駆動を行っている。
次に、カメラ本体側から交換レンズ側に送信されるコマンドについて説明する。カメラ本体側からZMENC付き絶対駆動コマンドが送信される場合には、このコマンド情報に、フォーカス目標位置、目標位置算出時に本体が参照したZMENC情報(焦点距離情報)が含まれる。また、ZMENC付きスキャン駆動コマンドが送信される場合には、このコマンド情報に、フォーカス目標位置、スキャン駆動速度、目標位置算出時に本体が参照したZMENC情報(焦点距離情報)が含まれる。
また、駆動目標位置をズーム状態と関連付けることを可能とするために、ZMENC付き絶対駆動、ZMENC付きスキャン駆動、ZMENC付き距離駆動、ZMENC付きデフォーカス駆動であることを示すパラメータを、カメラ本体側からレンズ側に送信している。また、電動ズーム(EZ)の場合にも、同様に、ズーム状態と関連付けるためのパラメータを送信する。
さらに、非同期のLD絶対駆動コマンドにおいて、ZMENC値(焦点距離情報)を考慮した撮影レンズの位置制御を行うために、ZMENC値を送信する。また、レンズ状態を示すフラグも、前述したように、カメラ本体からの要求に応じてレンズ側から送信される。このレンズ状態を示すフラグとして、FCズームトラッキング状態フラグが用意されている。カメラ本体からAskStatusLvが送受信された後、ズームトラッキングがあった場合には、1がセットされ、ズームトラッキングがなかった場合には0にリセットされる。
前述したように、本実施形態においては、フォーカストラッキング時に目標位置まで最速で駆動することにしている(図3の位置O2→O4、図4、5の位置O2→O5参照)。フォーカストラッキング時に高速にすればするほど、短時間でフォーカストラッキングを行うことができるが、高速になるほど、駆動音が大きくなる傾向にある。
そこで、コマンド中に、速度リミットのパラメータを組み入れておく。速度リミットとしては、例えば、通常のフォーカストラッキング時の最高速度(Max速度)と、動画フラグがセットされている場合のフォーカストラッキング時の最高速度(Max速度)の2種類を用意しておく。なお、上述した2種類以外にも、他の条件によって最高速度を異ならせてもよい。また、速度によって駆動音に差がなければ、速度リミットを省略してもよく、また、速度リミットとして同一の最高速度を設定してもよい。
次に、図9に示すタイミングチャートを用いて、本実施形態において、ズーム操作が行われた際の動作について説明する。図9(a)は、合焦動作のためのレンズ駆動(絶対駆動)を行っている際にズーム操作がなされた場合を示し、図9(b)は、スキャン駆動を行っている際にズーム操作が行われ、目標位置絶対駆動コマンド前にトラッキングが完了した場合を示す。
図9において、カメラ本体側からAskStatusLVが所定時間間隔(本実施形態においては、240fpsのフレームレートであり、1フレーム毎)で、レンズ側においてズーム操作がなされたか否かを確認している。
図9(a)において、時刻t76が過ぎたところで、合焦のためのレンズ駆動(絶対駆動)を開始し、時刻t92とt96の間でズーム操作が行われたとする。ズーム操作がなされると、交換レンズ100内のCPU41は、図3、図4において説明したように、トラッキング+目標位置駆動を開始する。また、カメラ本体側からのレンズ状態の問合せに対して、ズームトラッキングを行っている旨のフラグ(トラッキングフラグ)を送信する。
カメラ本体100側では、トラッキング中との状態を検出すると、レンズ駆動中でも本露光に遷移することができる。すなわち、本体側では、レンズ駆動時間を予測することができるので、この時間を考慮して、本露光に遷移することが可能である。
また、図9(b)は、スキャン駆動中にズーム操作が発生し、目標位置に絶対駆動コマンドを送信する前にトラッキングが完了した例である。この場合には、時刻t84とt88の間でズーム操作がなされ、これに応答して、トラッキングを行い、トラッキング分だけ駆動した後、直ちにスキャン駆動を再開している。スキャン中にトラッキングが発生した場合には、必ず1回は、トラッキングフラグを返すようにしている。動作が同期信号タイミング間で完了している場合にであっても、トラッキングフラグを返すようにしている。
次に、本発明の一実施形態に係るカメラの動作について、図10ないし図14に示すフローチャートを用いて説明する。図10ないし図13に示すフローは、交換レンズ100内のCPU41が記憶部37に記憶されているプログラムに従って実行し、図14に示すフローは、カメラ本体200内の本体制御部203が本体記憶部205に記憶されているプログラムに従って実行する。
図10に示すレンズ側メインのフローに入ると、まず、本体からコマンド受信があったか否かを判定する(S1)。カメラ本体200から、スキャン駆動や絶対駆動等のコマンドが交換レンズ100に対して送信されるので、このステップでは、いずれかのコマンドを受信したか否かを判定する。判定の結果、受信していない場合には、待機状態となる。
ステップS1における判定の結果、本体からコマンドを受信した場合には、ZMENC検出時間が経過したか否かを判定する(S3)。このZMENC検出時間は、図8に示したTZMENC時間であり、ズーム位置を検出するための時間間隔である。
ステップS3における判定の結果、ZMENC検出時間が経過していた場合には、ZMENC位置更新を行う(S5)。ここでは、ズーム位置検出部34(リニアエンコーダZM位置検出部82)から最新のズーム位置を取得し、ZMENC位置を更新する。
ステップS5においてZMENC位置更新を行うと、またはステップS3における判定の結果、ZMENC検出時間が経過していなかった場合には、次に、ズーム操作が発生したか否かを判定する(S7)。ここでは、ズーム位置検出部34によって検出したズーム位置の時間的変化に基づいて、ズーム操作がなされたか否かを判定する。
ステップS7における判定の結果、ズーム操作が発生した場合には、次に、スキャン中ズーム操作か否かを判定する(S9)。スキャン駆動は、カメラ本体200からのコマンドに従って交換レンズ100で行う。このステップでは、このスキャン駆動中に発生したズーム操作であるか否かを判定する。
ステップS9における判定の結果、スキャン中ズームであった場合には、スキャン中フォーカストラッキングを行う(S11)。ここでは、図3または図4を用いて説明したように、現在位置から目標位置を算出する。このスキャン中フォーカストラッキングの詳しい動作については、図11を用いて後述する。
一方、ステップS9における判定の結果、スキャン中ズームでなかった場合には、絶対駆動中フォーカストラッキングを行う(S13)。ここでは、図5を用いて説明したように、現在位置から目標位置を算出する。この絶対駆動中フォーカストラッキングの詳しい動作については、図12を用いて後述する。
ステップS11においてスキャン中フォーカストラッキングを行うと、またはステップS13において絶対駆動中フォーカストラッキングを行うと、次に、レンズ(LD)駆動を行う(S15)。ここでは、フォーカストラッキングの場合には、目標位置に向けてレンズ駆動を行い、またズーム操作がない場合には、通常のスキャン駆動や絶対駆動等を行う。このLD駆動の詳しい動作については、図13を用いて後述する。
ステップS15においてLD駆動を行うと、次に、目標位置に到達したか否かを判定する(S17)。ここでは、LD駆動の結果、フォーカストラッキングで設定された目標位置、または通常のスキャン駆動や絶対駆動等における目標位置に到達したか否かを判定する。
ステップS17における判定の結果、目標位置に到達していない場合には、次に、同期時間待ちを行う(S19)。カメラ本体200と交換レンズ100の間は、カメラ本体200から交換レンズ100に送信される同期信号毎に通信を行うことから、この同期信号が受信されるのを待つ。同期信号が受信されると、この同期タイミング毎にレンズ情報を本体に送信する(#21)。レンズ情報としては、前述したように、ズーム操作状態等が含まれる。同期時間待ちを行うと、ステップS1に戻る。
ステップS17における判定の結果、目標位置に到達している場合には、図10に示すフローを終了する。
次に、図11を用いて、ステップS11のスキャン中フォーカストラッキングの動作について説明する。このフローに入ると、まず、トラッキング発生時の現在位置をBasePlsとする(S31)。ここでは、図8を用いて説明したように、位置P6に対応するフォーカスレンズ11bの位置をBasePlsとして記憶する。
続いて、Trac−ZMENCテーブルからTargetPlsを演算する(S33)。ここでは、図6に示したTrac−ZMENCテーブルを用いて、図8を用いて説明した手順で、目標位置を示すTargetPlsを演算する。
TargetPlsを演算すると、次に、目標位置をTagetPlsに更新する(S35)。ここでは、レンズCPU41は、フォーカスレンズ11bの駆動目標位置を設定する。前述したように、ステップS15のLD駆動では、この更新した目標位置に向けてフォーカスレンズ11bの駆動を行う。目標位置の更新を行うと、このフローを終了し、元のフローに戻る。
次に、図12を用いて、ステップS13の絶対駆動中フォーカストラッキングの動作について説明する。このフローに入ると、まず、絶対駆動の目標位置をBasePlsとする(S41)。絶対駆動の目標位置(図5の位置P5参照)は、カメラ本体100から送信されてくるので、ここでは、受信した絶対駆動の目標位置をBasePlsとして記憶する。
続いて、Trac−ZMENCテーブルからTargetPlsを演算する(S43)。ここでは、図6に示したTrac−ZMENCテーブルを用いて、目標位置を示すTargetPlsを演算する。
TargetPlsを演算すると、次に、目標位置をTagetPlsに更新する(S45)。ここでは、レンズCPU41は、フォーカスレンズ11bの駆動目標位置を設定する。前述したように、ステップS15のLD駆動では、この更新した目標位置に向けてフォーカスレンズ11bの駆動を行う。目標位置の更新を行うと、このフローを終了し、元のフローに戻る。
次に、図13を用いて、ステップS15のLD駆動の動作について説明する。このフローに入ると、まず、目標位置更新が発生したか否かを判定する(S51)。前述したように、ステップS35、S45において、目標位置の更新がなされる場合がある。このステップでは、これらの目標位置の更新がなされたか否かを判定する。このステップS51における判定の結果、目標位置の更新が発生した場合には、目標位置の更新を行う(S53)。
ステップS53において目標位置の更新を行うと、またはステップS51における判定の結果、目標位置の更新がなかった場合には、次に、フォーカスレンズを駆動する(S55)。ここでは、設定されている目標位置に向けて、レンズCPU41はフォーカスレンズ駆動機構25(LDMT73)によってフォーカスレンズ11bを駆動する。フォーカスレンズ11bの駆動を行うと、元のフローに戻る。なお、目標位置に達すると、ステップS17(図10参照)における判定の結果に応じて駆動を停止する。
次に、図14に示すフローチャートを用いて、本体側メインの動作について説明する。図14に示すフローにおいては、同期タイミング毎に、交換レンズ100からカメラ本体200に対してレンズ情報が送信されてくる(#81)。
図14に示すフローに入ると、まず、1stレリーズ操作があったか否かを判定する(S61)。ここでは、カメラ本体100に配置されているレリーズ釦の半押しに連動する1stレリーズスイッチがオンになったか否かに基づいて判定する。1stレリーズ操作がなされると(#83参照)、ステップS61における判定の結果がYesとなる。
ステップS61における判定の結果、1stレリーズ操作がなされると、次に、スキャン駆動コマンドを発行する(S63)。ここでは、コントラストAFによる自動焦点調節を行うために、交換レンズ100に対してスキャン駆動を行うように、レンズCPU41に対してスキャン駆動コマンドを送信する(#85参照)。
スキャン駆動コマンドを発行すると、次に、合焦位置が見つかったか否かを判定する(S65)。カメラ本体200の本体制御部203は、フォーカスレンズ11bのスキャン駆動中に撮像素子201から取得した画像信号に基づいてコントラスト信号(AF評価信号)のピーク位置を検出する。このステップでは、合焦位置に対応するピーク位置を検出できたか否かの判定を行う。
ステップS65における判定の結果、合焦位置が見つかると、絶対駆動コマンドを発行する(S67)。ステップS65において、合焦位置が見つかったことにより、この合焦位置に対応する絶対位置にフォーカスレンズ11bを駆動すべく、レンズCPU41に対して、絶対駆動コマンドを送信する(#87参照)。
絶対駆動コマンドを発行すると、次に、レンズ駆動を完了したか否かを判定する(S69)。交換レンズ100のレンズCPU41は、同期タイミング毎にレンズ駆動完了等のレンズ情報をカメラ本体200の本体制御部203に送信する(図10の#21参照)ので、このステップでは、レンズ側からレンズ駆動完了の情報を受信したか否かを判定する。
ステップS69における判定の結果、レンズ駆動が完了すると、次に、2ndレリーズ操作があったか否かの判定を行う(S71)。ここでは、カメラ本体100に配置されているレリーズ釦の全押しに連動する2ndレリーズスイッチがオンになったか否かに基づいて判定する。2ndレリーズ操作がなされると(#89参照)、ステップS71における判定の結果がYesとなる。
ステップS71における判定の結果、2ndレリーズ操作があると、露光を行う(S73)。ここでは、撮像素子201がシャッタにより適正露光時間の間、露光して画像データを取得する。ここで取得された画像データは画像処理された後、記録媒体等に記録される。露光が終了すると、本体側メインの動作を終了する。
以上説明したように、本発明の一実施形態においては、撮影光学系の焦点距離に応じたズーム位置を検出するズーム位置検出部34と、撮影光学系に含まれるフォーカスレンズ11bの移動を制御するレンズ制御部(CPU41等)を有し、レンズ制御部は、フォーカスレンズ11bを移動させる前のズーム位置と、フォーカスレンズ11bを移動させている間のズーム位置に応じて、フォーカスレンズを移動させる位置を補正している(図3−5、図10のS11、S13等参照)。このため、AF動作中にズーム操作がなされても、高速なAF動作を行うことが可能となる。
また、本発明の一実施形態においては、フォーカスレンズ11bを複数の速度で移動させることが可能であり、フォーカスレンズ11を移動させる前のズーム位置(例えば、図3の焦点距離Z1)と、フォーカスレンズ11を移動させている間のズーム位置に応じて、フォーカスレンズ11を移動させる位置を補正する際に、フォーカスレンズを最高速度で移動させる(例えば、図3の位置P2から位置P4への移動)。このため、フォーカストラッキングを最速で移動させ、スキャン駆動を通常速度で駆動することができ、高速なAF動作を行うことができる。
また、本発明の一実施形態においては、フォーカスレンズ11bを移動させる位置を補正する際に、フォーカスレンズ11bを停止させることなく移動を継続させて位置を補正している(例えば、図3の位置P4において一旦停止することなく、スキャン駆動に移行している)。このため、高速なAF動作を行うことができる。
また、本発明の一実施形態においては、スキャン動作を実行している最中にレンズ制御部によりフォーカスレンズ11bを移動させる位置を補正する際に、スキャン動作を停止させてフォーカスレンズ11bを補正した位置に移動させ、移動が完了した後に、スキャン動作を再度開始している(例えば、図10のS9においてスキャン中と判定されると、スキャン動作を停止し、S11においてフォーカストラッキングを行った後、スキャン動作を再開している)。このため、スキャン動作中にズーム操作がなされても、高速なAF動作を行うことができる。
また、本発明の一実施形態においては、本体制御部203はズーム位置記憶部(例えば、本体記憶部205)に記憶されている記憶ズーム位置をレンズ制御部に送信し、レンズ制御部は、記憶ズーム位置と、フォーカスレンズ11bを移動させている間のズーム位置に応じて、フォーカスレンズを移動させる位置を補正している(例えば、図8参照)。
なお、本発明の一実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話、スマートフォーンや携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。いずれにしても、ズーム操作可能な撮影のための機器であれば、本発明を適用することができる。
また、本明細書において説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御に関しては、プログラムで設定可能であることが多く、記録媒体や記録部に収められる場合もある。この記録媒体、記録部への記録の仕方は、製品出荷時に記録してもよく、配布された記録媒体を利用してもよく、インターネットを介してダウンロードしたものでもよい。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等の順番を表現する言葉を用いて説明したとしても、特に説明していない箇所では、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11a〜11c・・・レンズ、13・・・絞り、21・・・絞り駆動機構、23・・・絞り基準位置検出部、25・・・フォーカスレンズ駆動機構、27・・・フォーカスレンズ基準位置検出部、31・・・RF位置検出部、33・・・RFモード検出部、34・・・ズーム位置検出部、35・・・MF位置検出部、37・・・記憶部、41・・・CPU、43・・・A/D変換器、44・・・A/D変換器、51・・・距離環、52・・・ズーム環、53・・・RF指標、54・・・RF基準線、61・・・MFPI二値化回路、63・・・MFPI、65・・・MFPIドライバ、67・・・FCPI二値化回路、69・・・FCPI、71・・・モータドライバ、73・・・LDモータ、75・・・AVモータ、77・・・AVフォトインタラプタ、79・・・AVフォトインタラプタ二値化回路、81・・・リニアエンコーダRF位置検出部、82・・・リニアエンコーダZM位置検出部、83・・・RF/MFモード検出SW、100・・・交換レンズ、200・・・カメラ本体、201・・・撮像素子、203・・・本体制御部、205・・・本体記憶部

Claims (6)

  1. 焦点距離を可変な撮影光学系を有する交換レンズを有する撮影装置において、
    上記撮影光学系の焦点距離に応じたズーム位置を検出するズーム位置検出部と、
    上記撮影光学系に含まれるフォーカスレンズの移動を制御するレンズ制御部と、
    を具備し、
    上記レンズ制御部は、上記フォーカスレンズを移動させる前のズーム位置と、上記フォーカスレンズを移動させている間のズーム位置に応じて、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正することを特徴とする撮影装置。
  2. 上記レンズ制御部は、上記フォーカスレンズを複数の速度で移動させることが可能であり、上記フォーカスレンズを移動させる前のズーム位置と、上記フォーカスレンズを移動させている間のズーム位置に応じて、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する際に、上記フォーカスレンズを最高速度で移動させることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 上記レンズ制御部は、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する際に、上記フォーカスレンズを停止させることなく移動を継続させて位置を補正することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  4. 上記撮影光学系を通過した光束を撮像して画像信号を出力する撮像部と、
    上記レンズ制御部により上記フォーカスレンズを移動させながら、上記撮像部の出力する画像信号に基づいてコントラストのピーク位置を検出するためのスキャン動作を行うAF制御部と、
    を有し、
    上記AF制御部は、上記スキャン動作を実行している最中に上記レンズ制御部により上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する際に、上記スキャン動作を停止させて上記フォーカスレンズを補正した位置に移動させ、移動が完了した後に、上記スキャン動作を再度開始することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  5. 焦点距離を可変な撮影光学系を有する交換レンズと、該交換レンズを着脱可能なカメラ本体とを有するカメラシステムにおいて、
    上記交換レンズは、
    上記撮影光学系の焦点距離に応じたズーム位置を検出するズーム位置検出部と、
    上記撮影光学系に含まれるフォーカスレンズの移動を制御するレンズ制御部と、
    を具備し、
    上記カメラ本体は、
    上記レンズ制御部と通信を行う本体制御部と、
    上記レンズ制御部より送信され上記本体制御部で受信した上記ズーム位置を記憶するズーム位置記憶部と、
    を具備し、
    上記本体制御部は、上記ズーム位置記憶部に記憶されている記憶ズーム位置を上記レンズ制御部に送信し、
    上記レンズ制御部は、上記記憶ズーム位置と、上記フォーカスレンズを移動させている間のズーム位置に応じて、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する、
    ことを特徴とするカメラシステム。
  6. 上記レンズ制御部は、上記フォーカスレンズを複数の速度で移動させることが可能であり、上記記憶ズーム位置と、上記フォーカスレンズを移動させている間のズーム位置に応じて、上記フォーカスレンズを移動させる位置を補正する再に、最高速度で上記フォーカスレンズを移動させることを特徴とする請求項5に記載のカメラシステム。
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