JP2015044622A - ティシュペーパー製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】香りを継続的に安定して発することができ、しかも使用者が香りの強さを調節できる香り付きティシュペーパー製品を提供する。【解決手段】開封用ミシン目線を切り裂くことにより形成される開封口を一面に有する箱体と、その箱体に前記開封口の範囲を包含するように箱体内面に貼られたシート材と、シート材に形成されたスリットと、を有する収納箱に、複数のティシュペーパーを折畳み重ねたティシュペーパー束が収納されている、ティシュペーパー製品であって、シート材が香料層を有し、開封口の長手縁間の開口具合を調整する開口調節機能を備え、その開口調節機能による開封口の長手縁間の開口具合により前記シート材に形成されたスリットの開き具合が調整可能とされているティシュペーパー製品により解決される。【選択図】図4

Description

本発明は、シート材に形成されたスリットからティシュペーパーをポップアップ式に取り出すティシュペーパー製品に関する。
複数枚のティシュペーパーからなる束が収納箱内に収納され、その収納箱(カートン箱或いはカートンとも称される)の上面に設けられた取出口からティシュペーパーを順次一枚(複数枚を一組とされたものも含む)ずつ引き出して使用するティシュペーパー製品はよく知られる。その取り出し方法は、一枚を取り出すとそれに連続して次の一枚が取出し口から引き出されるポップアップ式となっている。
ところで、このティシュペーパー製品の中には、香りを発するようにした製品があり、消費者に受け入れられている。従来、このような香り付きのティシュペーパー製品は、ティシュペーパー自体に香料を塗布したり、ティシュペーパー自体に香料を封入したマイクロカプセルを担持させたり、或いはティシュペーパー取り出し時にティシュペーパーと収納箱とが摺れる部分にマイクロカプセルに封入した香料を担持させ、取り出し時にマイクロカプセルが壊れて内部の香料をティシュペーパーに付着させるとともに周囲に蒸散させるようにしている。
しかし、ティシュペーパー自体に薬液を付与した製品は、製造後、使用者の手に渡り実際に開封されて使用されるまでの間に、収納箱内で蒸散した香料成分がカートン原紙に吸収されたり、カートン原紙を介して外部に抜け出てしまったりして、使用時に十分な香りが得られなくなっていることがある。
このため、ティシュペーパー自体に薬液を付与した製品では、保管時等における香りの低下を考慮して、製造時に香りをやや強く付与するようにすることが行なわれたりもするが、これが却って使用時に過度に強い香りとなる原因となり、使用者に敬遠される要因となることもあった。
このように、従来のティシュペーパー自体に薬液を付与した製品では、使用時に使用者の好みの香りの強さになっていないという問題がある。
一方、マイクロカプセルを用いた製品では、マイクロカプセル内に香料を封入する煩雑な製造工程を要するうえ、その香料をマイクロカプセルに封入する際の歩留まりが低くコスト高となる問題があった。また、特に、マイクロカプセルを摺れる位置に付与した製品は、ティシュペーパーと収納箱とが摺れる位置が使用開始から使用を終えるまでさほど変化しないため、開封後の初期に香りが強く、使用するにつれて香りが急激に弱くなり、継続的に安定した香りの強さを発現させることが難しかった。
このように従来の香り付きティシュペーパー製品については、使用者が所望する香りの強さではない、製造が煩雑で製造コストが高い、香りを継続的に安定して発することに関し十分に満足するものではない、という問題があり、これらの問題の改善が望まれている。
特開2010−52815号公報 実開平5−49680号公報
そこで、本発明の主たる課題は、香りを継続的に安定して発することができ、また、使用者が香りの強さを調節でき、さらに、製造コストも低くできる、香り付きティシュペーパー製品を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は以下のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
開封用ミシン目線を切り裂くことにより形成される開封口を一面に有する箱体と、その箱体に前記開封口の範囲を包含するように箱体内面に貼られたシート材と、シート材に形成されたスリットと、を有する収納箱に、複数のティシュペーパーを折畳み重ねたティシュペーパー束が収納されている、ティシュペーパー製品であって、
前記シート材が、香料バリア層と香料弱透過層とこれらの間に介在された香料層とを有する積層構造を有し、かつ、前記香料バリア層を箱体に対面するようにして配置され、
前記開封口が、箱体の長手方向に沿って並列する一対の長手縁を有し、その長手縁間の開口具合を調整する開口調節機能を備え、
前記開口調節機能による長手縁間の開口具合により前記シート材に形成されたスリットの開き具合が調整可能とされることを特徴とする、ティシュペーパー製品。
〔請求項2記載の発明〕
前記開口調整機能は、開封口の前記一対の長手縁間が観音開き状に開口量が調整されるものである、請求項1記載のティシュペーパー製品。
〔請求項3記載の発明〕
前記開口調整機能は、前記長手縁の両端部から長手縁と非平行に延在する裂開線を裂くことにより、開封口の前記一対の長手縁間が観音開き状に開口量が調整されるものである、請求項2記載のティシュペーパー製品。
〔請求項4記載の発明〕
前記裂開線が、二重ミシン目線である請求項3記載のティシュペーパー製品。
〔請求項5記載の発明〕
前記裂開線間に長手縁に沿って折り補助線が配されている請求項3又は4記載のティシュペーパー製品。
〔請求項6記載の発明〕
折り補助線が複数並列して配されている請求項5記載のティシュペーパー製品。
〔請求項7記載の発明〕
開口調整機能によって長手縁が開くように可動する部分と、シート材とは、長手縁の中央部近傍のみにおいて接着されている、請求項1記載のティシュペーパー製品。
〔請求項8記載の発明〕
裂開線の端部から収納箱の一面の縁に向かって延在する、開封口の開口調整機構により調整された開口具合の維持を補助する折り線を有する、請求項1〜7の何れか1項に記載のティシュペーパー製品。
以上のとおり、本発明によれば、香りを継続的に安定して発することができ、また、使用者が香りの強さを調節でき、さらに、製造コストも低くできる、香り付きティシュペーパー製品が提供される。
本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品の斜視図である。 本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品に係る収納箱の展開図の例である。 本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品の構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品の可動を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品の上面を箱内面側から観た図である。 本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品の使用状態の斜視図である。 本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品の取出口とシート材とスリットとの関係を説明するための図6のVII-VII断面図である。 本発明の実施形態に係るシート材の断面図である。 本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品の他の実施形態を示す斜視図である。
本発明の実施の形態を図面を参照しながら以下に詳述する。図1〜10に、本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品100を示す。なお、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態は、図1〜8に示す。本実施形態に係るティシュペーパー製品100は、複数枚のティシュペーパー2tが、折り畳まれ積層されて形成されたティシュペーパーの束2が、一面11に開封用ミシン目線20が形成された収納箱1に収納されており、使用時に前記開封用ミシン目線で囲まれる範囲20Xを切り剥がして開封し、その開封により形成される開封口20Xを介してティシュペーパー2tを取り出して使用する。
本実施形態では、束2が所謂ポップアップ形式に折り畳まれ積層されており、開封口20Xを介して一枚を取り出すと隣接して積層されている下層のティシュペーパー2tの一部が開封口20Xから露出されるようになっている。
なお、以下、ティシュペーパーの製品100の性質上、開封口20Xを有する面を上面として使用されることが多いことから、便宜的に開封口20Xを有する一面11を上面11とし、その面を基準として他の面についても定義して説明するが、その位置関係は相対的なものである。
本実施形態の収納箱1は、直六面体形状の製品外観をなすものであり、上面11に開封口20Xを形成する開封用ミシン目線20を有する箱体10と、開封用ミシン目線20が形成されている範囲を箱体上面11の内側面11iから覆うシート材30とで構成されている。
箱体10は、収納箱1の外郭をなすものであり、その大きさ、外観形状、展開形状等は既知の収納箱の箱体の構成を採用できる。一般的なティシュペーパー製品における収納箱の大きさは、概ね長手方向長さL1が110〜320mm、短手方向長さL2が70〜200mm、高さL3が40〜150mm程度であり、本発明に係る収納箱1もこの大きさとすることができる。箱体10は内面や外面に適宜の印刷が施されていても良い。
本実施形態においては箱体10の基材は、人の手によって塑性変形する程度の剛性を有する、バージンパルプ、古紙パルプ等の各種のパルプを主原料とする既知の紙素材や紙加工素材、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリスチレンテレフタレート等の各種のエンジニアリングプラスチック素材が採用される。好適な箱体10の素材は、坪量250〜500g/m2のコートボール紙である。
本実施形態の箱体10の組立て構造は、特に、図2、図3から理解されるように、底面12と一方の長側面13を糊代部12Aで糊付けして筒状とした後、上面11、底面12及びこれらを連接する長側面13から延出する各フラップF,F…を箱内面側に折り返し、各フラップF,F…の当接部分をホットメルト接着剤等により接着して短側面14を構成した構造となっている。但し、本発明の箱体10は、この組立て構造に限定されるわけではない。
他方、本実施形態における箱体10の上面11に形成される開封用ミシン目線20は、囲まれた環状をなす部分を有する。その部分におけるカットタイ比は適宜の値とすることができる。その開封用ミシン目線20で囲まれる範囲20aは、通常のミシン目線の他、二重ミシン目線、ジッパーミシン目線等で構成することができる。一部分のみ二重ミシン目線としてもよい。この本実施形態に係る開封用ミシン目線20で囲まれる範囲20aは、紙箱長手方向に延在する長辺21,21とこの長辺21,21の端同士を繋ぐ短辺22,22とを有しており、その開封用ミシン目線20の囲まれる範囲20aの形状は、収納箱1の長手方向に沿う方向が長い適宜の形状となっている。その具体的形状としては、収納箱1の長手方向に沿うやや細長い矩形、角取り矩形、或いはその矩形の長辺21,21の中央部を外方又は内方に向かってやや膨張させてアーチ状とした形状としたものが例示できる。図示の形態は、矩形の例である。
ここで、本実施形態に係る開封用ミシン目線20は、前記長辺21,21の両端及びその近傍部分である両端部からそれぞれ前記長辺21,21と非平行に収納箱1の外方側に向かって延在する裂開線23,23を有している。したがって、本実施形態における箱体10は、特に図1、図3、図4に示されるとおり、前記開封用ミシン目線20で囲まれる範囲20aを切り剥がすことにより、前記長辺21,21対応する箱体10の長手方向に沿って並列する一対の長手縁21L,21Lを有する開封口20Xが形成され、さらにその開封口20Xは、前記裂開線23,23を裂開することにより、長手縁21L,21L間が観音開き状に開口量が調整できる。つまり、本実施形態における箱体10は、裂開線23,23の裂開により形成される縁23e,23e、その縁間及び長手縁21Lで囲まれる範囲が、裂開により形成される縁間を起線として起立可能となり、その起立具合によって前記開封口20Xの長手縁間21L,21Lが観音開き状に開口量が調整可能となる開口調整機能を有するのである。なお、この起立を容易にし、その起立が維持されるようにすべく、上述のとおり、箱体の基材は、人の手によって塑性変形する程度の剛性を有するものとするのが望ましい。
また、本実施形態では、裂開線23の裂開により形成される縁23e,23e、その縁間及び長手縁21Lで囲まれる範囲が効果的に起立可能となるように、前記裂開線23,23…が上面11の短手方向縁と平行に配されている。
ここで前記裂開線23についても、通常のミシン目線の他、二重ミシン目線、ジッパーミシン目線等で構成することができるが、特に裂開線23については、二重ミシン目線とするのが望ましい。二重ミシン目線は、カット部とタイ部とがずれた位置関係となるようにして一重のミシン目線が並列に配されているミシン目線であり、裂開時にその裂開縁23e,23eに凹凸が形成される。したがって、裂開線23をこのような二重ミシン目としておくと、裂開によって分かれた縁同士が凹凸によって引っ掛かりやすくなり、裂開線の裂開により形成される縁23e、その縁間及び長手縁21Lで囲まれる範囲の起立状態が効果的に維持されるようになるとともに、その起立を再び戻した際にもその戻した状態で維持できるようになる。
他方、本実施形態においては、特に長手縁21L,21Lの観音開き状の開口を行いやすくすべく、前記裂開線21L,21L間に長手縁21Lに沿って折り補助線24が配されている。このように折り補助線24を設けることにより、裂開線23の裂開により形成される縁23e,23e、その縁間及び長手縁21Lで囲まれる範囲が、その折り補助線24を起線として折り起こしやすくなり、当該範囲を起立させやすくなる。なお、折り補助線24は、ミシン目線や折り筋、型押しによるエンボスラインが例示できる。
また、本実施形態においては、前記折り補助線24が、複数並列して配されており、折り補助線24a〜24cの選択によって起立させる範囲を選択したり、複数の折り補助線24a〜24cで、適宜に裂開線の裂開により形成される縁23e,23e、その縁間及び長手縁21Lで囲まれる範囲の起立形状を変形させることにより、当該範囲の起立具合をより調整しやすくしている。なお、図示の形態では、長手縁21Lあたり三本の折り補助線24a〜24cを形成しているが、この本数に限られるものではない。
他方、本実施形態に係るシート材30は、柔軟性、変形性及びある程度の伸張性を有するフィルムシート、紙とフィルムとのラミネートシートであり、図5に示されるとおり、前記開封用ミシン目線20が配されている範囲より大きく、例えば、矩形や楕円形であり、特に開封用ミシン目線20の切り剥がし及び裂開線23の裂開に影響がないように、箱体上面の内面側11iにおいて、開封用ミシン目線20が配されている範囲の外側で接着剤や粘着テープなどの接着手段25によって貼付されている。図示の形態は、箱体における開封用ミシン目線20が配されている範囲を囲むようにして、シート材の周縁部近傍において接着されているので好ましい。このような接着態様とすると、シート材と箱体との対面部間に隙間が形成されて、特に開封口を形成した際に、当該隙間から後述する香料が外部に漏れ出るおそれがなくなる。
また、シート材30には、スリット31が形成されており、このスリット31は開封用ミシン目線20により囲まれる範囲20aで長手方向に沿って位置されている。したがって、特に、図1、図3〜図5に示されるとおり、開封用ミシン目線20で囲まれる範囲20aを切り剥がすことにより、箱体上面11に、前記シート材30の一部及びスリット31が露出される。そして、図6に示すとおり、収納箱1に束2として収納されているティシュペーパー2t等が、前記スリット31から一枚ずつ取り出されるようになる。また、このスリット31により、露出するティシュペーパー2tが支持されて収納箱内部に落ち込むことが防止される。
ここで、本実施形態における収納箱1においては、特に、図4、図5に示すように、前記開封口20Xの開口調整機能によって、長手縁21L,21Lの間を開くようにして可動する部分、すなわち、裂開線23,23の裂開により形成される縁23e,23e、その縁間及び長手縁21Lで囲まれる範囲と、前記シート材30とが接着されており、開封口20Xの長手縁21L,21Lの間の開口量に応じて、前記スリット31の開き具合も調整されるようになっている。可動部分とシート材30との接着は、可動部分の可動とスリット31の開口が連動される態様であれば特に限定はされないが、例えば、開封口20Xの長手縁21Lの近傍部分とシート材30とを一部又は全部接着することで、係る連動が達成される。接着は、接着剤や粘着テープなど、箱体とシート材との素材に応じて適宜の接着態様をとることができる。
特に、係る接着部分26の位置については、好ましくは、図5に示すように、前記開封口20Xの長手縁21Lの中央部近傍のみにおいて接着されている態様である。このように接着部分26を設けると、裂開線23,23の裂開により形成される縁23e,23e、その縁間及び長手縁21Lで囲まれる可動部分を観音開き状に起立させた際に、長手縁21Lの中央部に対応するスリット31の延在方向中央部が強く引っ張られて、スリット31が大きく開くことができ、その一方、前記長手縁21Lの両端部近傍においてシート材31が引っ張られ難く、長手縁両端部に対応するスリット31の延在方向両端部においてはスリット31が殆ど開口されない。その結果、スリット31の開口具合の調整量が大きくとれ、香りの調整機能が効果的に発揮されるものの、特に、スリット31の端が避けて破損するおそれが少なく、また、スリット31の両端部が開かないことによって、上述のスリット31によるティシュペーパー2tの支持力が過度に失われず、露出するティシュペーパー2tの収納箱内部への落ち込みも効果的に防止できる。
また、本実施形態においては、上記開封口20Xの長手縁21Lの開口に応じたスリット31の開口をよりし易くすべく、裂開線23における長辺21Lとの反対側の端部から箱体10の上面11の縁に向かって延在する、折り線28,28が形成されている。この折り線28は、上記折り補助線24と同様に、ミシン目線や折り筋、型押しによるエンボスラインが例示できる。図示の形態では、折り線28が、裂開線23の端部から上面11の四隅に延在するように配されており、係る折り線28によって開封口20Xの長手縁21L,21Lの間を開くようにした際に、開封口20X全体が上方に向かって押し広げられるよう作用し、効果的に観音開き形状が形成され維持されるとともに、スリット31が開きやすくなる。なお、この折り線28は、1本の裂開線23から複数本配することができる。
なお、シート材30については、上記可動部分の可動に応じたスリット31の開き具合の調整をしやすくすべく、箱体に対してやや緩めに貼付してもよい。
他方、本実施形態のシート材30は、特に、図8に示すように、香料バリア層30Bと香料弱透過層30Cとこれらの間に介在された香料層30Aとを有する積層構造を有しており、前記香料バリア層30Bが箱体上面の内面に対面するようにして配置されている。したがって、本実施形態では、香料層30A中の香料が、香料弱透過層30Cを介して緩やかに収納箱1内に揮散され、収納箱1内に収められたティシュペーパー束2への香り付けがなされるとともに、香料層30Aの香料が香料バリア層30Bによって箱体10に対面する側からの揮散が防止される。このように、本実施形態においては、香料弱透過層30Cによる香料の徐放性が発揮されて香り付けの持続性に優れるとともに、合わせて、香料が箱体側から外部に揮散しがたくなっており、長期保管を行なっても使用開始時における香りの低下が非常に少ない。
さらに、本実施形態の収納箱1では、上記のとおり開封用ミシン目線20を裂開して開封した後、使用する際に、適宜裂開線23を裂いて開封口20Xの長手縁21L,21L間の開き具合を調整することにより、スリット31の開口具合が調整される。このスリット31の開口具合の調整は、すなわち箱内外に連通する開口部分の広さの調整である。したがって、本実施形態に係るティシュペーパー製品100では、そのスリット31の開き具合の調整によって収納箱内に揮散した香料がスリット31から外部に逃がす効果量が調整され、使用者によるティシュペーパー2tの香り付け効果の強弱が選択できる。
ここで、本実施形態に係るシート材30の構成等について、より具体的に説明すると、本実施形態のシート材30は、香料を含む香料層30Aの一方面に香料の揮散を防止する香料バリア層30Bを有し、また、香料層30Aの香料バリア層30Bが設けられている面と反対面に、香料の揮散を抑制する香料弱透過層30Cを有しているものであるが、前記香料層30A、香料弱透過層30C及び香料バリア層30Bは、必ずしも単層である必要はなく、その機能を阻害しない態様であれば複数層からなる層であってもよい。
香料バリア層30Bは、樹脂製フィルム層が望ましく、特に、酸素の透過度が200cc/m2・24h/atm未満、炭酸ガスの透過度が900cc/m2・24h/atm未満の樹脂製フィルム層が望ましい。上記ガスの透過度を有する樹脂製フィルム層であれば、香料の揮散を好適に防止することが可能となる。
香料バリア層30Bを形成する樹脂製フィルム層として好適なものは、ポリエチレンテレフタレートフィルム層、ポリ塩化ビニリデンフィルム層、株式会社クラレ社製のエバールなどのEVOH樹脂フィルム層(エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム層)、EVOH樹脂にスチレン系エラストマーを配合した樹脂からなるフィルム層が挙げられ、これらの中から香料との関係で保香性等を考慮して適宜選択することができる。
香料バリア層30Bの厚みは、5〜30μmであるのが望ましい。この範囲であれば、香料の透過を十分に防止できる。また、上記例示の香料バリア性を有する樹脂製フィルム層では、シート材30の剛性を高くする傾向にあるが、上記厚みの範囲であれば、シート材30全体を過度に硬くすることがなく、スリット31からのティシュペーパー2tの取出時の抵抗を過度に高めないようにすることができる。なお、本実施形態のティシュペーパー製品100において、特に好ましい香料バリア層30Bは、厚みを5〜30μmのポリエチレンテレフタレートフィルム層である。
香料層30Aは、香料を含有した薄膜の接着剤層や粘着剤層、香料を練り込んだ樹脂製フィルム層が例示できる。香料層30Aを接着剤層等として形成する場合、例えば、天然ゴム系、天然ゴムラテックス系、アクリル系、ホットメルト系、ポリエステル系の粘着剤や接着剤を用いることができる。香料を練り込んだ樹脂製フィルムとする場合、基材樹脂は、スチレンブロックとジエンブロックを有するゴム質ブロック共重合体が望ましい。係るゴム質ブロック共重合体としては、スチレン-ブタジエン共重合体、スチレン-イソプレン共重合体、スチレン-ブタジエン-スチレン共重合体、スチレン-イソプレン-スチレン共重合体、スチレン-イソプレン-ブチレン-スチレン共重合体、スチレン-エチレン-プロピレン-スチレン共重合体、及びこれらの水素添加物が例示できる。
香料層30A中に含有させる香料としては、天然系あるいは合成系の既知の香料を用いることができる。例えば、レモン油、グレープフルーツ油、ローズマリー油、ペパーミント油、マンダリン油、ライム油、ユズ油、カモミール油、ラベンダー油、ローズ油、スペアミント油等の天然香料;アルコール、ケトン、アルデヒド、リモネン、リナロール、シトロネロール、メントール、ゲラニオール等のテルペン類の合成香料などが挙げられる。
接着剤等や基剤樹脂への香料の配合割合は、香料の種類・揮発性等により定めることができる。継続的に香気を発し、しかもコスト高とならないようにする点から、接着剤等中に含有する場合には、0.5〜15g/m2、特に1〜5g/m2、樹脂製フィルムとする場合には、基材樹脂中に1〜50重量%の香料を配合させるようにするのがよい。
香料層30Aの厚みは、5〜100μm、より好ましくは10〜60μmである。この範囲であれば、香料を十分な量含有でき、また、シート材30全体を過度に厚くしたり硬くすることがなく、スリット31からのティシュペーパーの取出時の抵抗を過度に高めないようにすることができる。
香料弱透過層30Cは、樹脂製フィルム層が望ましく、特に酸素の透過度が700cc/m2・24h/atm以上、炭酸ガスの透過度が4000cc/m2・24h/atm以上である樹脂製フィルム層が望ましい。上記ガスの透過度を有する樹脂製フィルム層であれば、香料層30Aに含有させた香料を適度に揮散させて徐放性の効果を十分に発揮させることができ、継続的に長期間安定した強さの香りを発するようにすることができる。香料弱透過層30Cを形成する樹脂製フィルム層として好適なものは、ポリエチレンフィルム層、ポリスチレンフィルム層、ポリプロピレンフィルム層、ポリカーボネートフィルム層が挙げられ、これらの中から香料との関係で適宜選択することができる。
香料弱透過層30Cの厚みは、10〜80μmであるのが望ましい。この範囲であれば、ティシュペーパー製品100の一般的な保管期間において十分に継続的に安定して香りを発するようにでき、また、シート材30全体を過度に厚くしたり硬くすることがなく、スリット31からのティシュペーパー2tの取出時の抵抗を過度に高めないようにすることができる。
本実施形態に係るシート材30は、香料層30A、香料バリア層30B、香料弱透過層30Cを、Tダイ法による共押出法、押し出しラミネート法、ドライラミネート法によって積層一体化して形成することができる。
他方、本発明に係るシート材30全体としての厚みは、20〜210μmとするのが望ましい。20μm未満では、強度的に不足し、開封口の長手縁間を開く操作によって避けやすくなり、また、ティシュペーパー2tの取り出し時においても裂けあるいは破断の確率が高くなる。また、層構造を形成するのも困難となる。210μmを超えると、シート材全体が硬くなり、ティシュペーパー2tを引き出し難くなる。特に、最初の一枚を取り出し難くなる。さらに、また、引き出し時に摺れて紙粉が発生するおそれも高まる。
ここで、本実施形態における収納箱1の好ましい寸法を例示すると、図5に示したように、開封用ミシン目線20により環状に囲まれる部分の一対の長辺21,21間の距離L4、すなわち、長手縁21L,21L間の最短部の距離L4は、5mm以上、好ましくは10mm以上である。5mm未満であると長手縁21L,21Lの間を開き具合に対するスリット開口効果が過度となり、スリット31の開口調整量が少なくなる。また、ティシュペーパーが箱内に落ちた際に、ティシュペーパーを引き抜きにくくなる。上限値については、箱の強度等の観点から20mm以下、好ましくは15mm以下である。なお、図示の形態のように開封口20Xの環状部分が矩形である場合、長手縁21L,21L間の距離は端部から中央部に関係なく5〜15mmとするのがよい。
長手縁21Lに沿って折り補助線24を設ける場合には、長手縁21Lと折り補助線24との間の距離L5は、10〜30mmとするのがよい。スリット31の開口具合を好適な量に調整しやすくなる。なお、複数の折り補助線24を設ける場合には、その折り補助線間の間隔も同様に5〜15mmとするのがよい。スリットの開口調整がし易くなる。
開封用ミシン目線20で囲まれる範囲20aの長辺21の両端側の端と上面11の短手方向縁との間の距離L6は、5〜15mmとするのがよい。5mm未満であると箱上面の強度が不足し、長手縁21L,21Lの間を開いたり、裂開線23を裂開した際に意図しない部分が破断するおそれが高まる。
また、図示の好適な形態のように長手縁21Lの中央部分でシート材30と箱体10を接着する場合には、その接着部分26の長手縁21L方向長さL7は5〜15mmとするのがよい。可動部分がシート材30を効果的に引き上げてスリット31を開口させるとともに、スリット31の破断がし難い範囲である。
さらに、本実施形態に係るティシュペーパー製品100においてシート材30に形成されるスリット31の長さは、適宜の長さとすることができ、開封用ミシン目線20に囲まれる範囲20aの形状や大きさ、長手縁21Lの長さとの関係で適する長さが採用できる。
以上の例示のティシュペーパー製品の収納箱の寸法であれば、十分に香りの強さの調整機能を発揮させることができる。
他方、本実施形態に係るティシュペーパー束2は、方形のティシュペーパー2tが実質的に二つ折りされ、その折り返し片の縁が上下に隣接するティシュペーパーの折り返し内面に位置するようにして、互い違いに重なり合いつつ積層されたものである。なお、ここで実質的にとは、製造上の形成される縁部の若干の折り返しを許容する意味である。
この積層構造のティシュペーパー束2は、最上位に位置する一枚の折り返し片を上方に引き上げると、その直下で隣接する他の一枚の折り返し片が、摩擦により上方に引きずられて持ち上げられる。そして、本実施形態に係るティシュペーパー製品100では、かかる構造のティシュペーパー束2が、その折り返し縁をスリット延在方向に沿うようにして収納されており、前記スリット31から最上面に位置する一組が引き出されたときに、その直近下方に位置する次の一組の一部が露出される。
なお、本実施形態におけるティシュペーパー2tの積層枚数が限定されないが、この種の製品の一般的な積層枚数を例示すれば、120〜240組である。また、本実施形態に係るティシュペーパーの収納箱であれば、その一枚の大きさは、160〜220mm×180〜240mmである。
なお、本実施形態に係るティシュペーパー束2は、マルチスタンド式、ロータリー式の既知のインターフォルダにより製造することができる。
他方、ティシュペーパー束2を構成するティシュペーパー2tは、2枚〜3枚の薄葉紙が積層されたプライ構造を有している。
その薄葉紙の原料パルプとしては、NBKPとLBKPとを配合したものであり、適宜古紙パルプが配合されていてもよいが、風合いなどの点で、NBKPとLBKPのみから構成されているのがよい。その場合配合割合としては、NBKP:LBKP=20:80〜80:20がよく、特に、NBKP:LBKP=30:70〜60:40が望ましい。
本実施形態に係るティシュペーパー2tの各プライを構成する薄葉紙1プライ当たりの坪量は、好ましくは9〜25g/m2、より好ましくは10〜15g/m2である。坪量が9g/m2未満では、柔らかさの向上の観点からは好ましいものの、使用に耐えうる十分な強度を適正に確保することが困難となる。逆に坪量が25g/m2を超えると紙全体が硬くなるとともに、ゴワ付き感が生じてしまい肌触りが悪くなる。なお、坪量は、JIS P 8124(1998)の坪量測定方法による。
他方、本実施形態に係るティシュペーパーの紙厚は、2プライの状態で100〜160μm、より好ましくは120〜140μmであるのが望ましい。紙厚が100μm未満では、柔らかさの向上の観点からは好ましいものの、ティシュペーパーとしての強度を適正に確保することが困難となる。また、160μm超では、ティシュペーパーの肌触りが悪化するとともに、使用時にゴワツキ感が生じるようになる。
紙厚、シート材の測定方法としては、試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて紙厚は2プライの状態で測定し、フィルム厚みは単層の状態で測定し、シート材はシート材の状態で測定するものとする。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。プランジャーの端子は金属製で直径10mmの円形の平面が紙平面に対し垂直に当たるようにし、この厚みの測定時の荷重は、120μmの際に約70gfである。なお、測定を10回行って得られる平均値とする。
(第2実施形態)
次いで、本発明の第2実施形態を図9及び図10を参照しながら説明する。第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、第2実施形態に特有の構成のみ説明する。
第2実施形態では、図9に示すように、開封用ミシン目線20で囲まれる範囲が、紙箱長手方向に延在する長辺21,21とこの長辺21,21の端同士を繋ぐ短辺22,22とを有しており、その開封用ミシン目線20の囲まれる範囲20aの形状が、収納箱1の長手方向に沿う方向が長い適宜の形状となっているが、特に、長辺21,21の中央部が相互に近づくようにやや膨張させたアーチ状とした形状となっている。したがって、図10に示すように、開封用ミシン目線20の囲まれる範囲20aを切り剥がした際に、その範囲と同形状の開封口20Xが形成されるようになっている。
そして、特に、この第2実施形態は、第1実施形態と事なり、裂開線23を有していない。第2実施形態に係る開封口20Xの形状では、裂開線を構成することなく、長手縁21L,21Lの両端を含む両端及び長手縁で21L,21L囲まれる範囲が起立可能となる。この起立可能な部分とシート材30との接着位置25は、第1実施形態と同様に長手縁の中央部であるのが望ましい。
本第2実施形態においても、その他の構成を第1実施形態と同様にすることによって、使用開始後の香りの強さの調整機能を発揮させることができる。
次いで、本発明の香り調整機能の効果を確認すべく試験を行なった結果を示す。
試験は、図1に示される形状の収納箱を有する第1実施形態に係るティシュペーパー製品を用い、その折り補助線24a〜24cに至るまで裂開線を異なる長さ裂開した試料1〜4を用意し、開封用ミシン目線の環状部分を取り除いて開封した後、試料1については裂開線を裂開せず、試料2〜4についてはそれぞれ折り補助線で長手縁21L間を観音開き状に開くように変形させた後、各試料におけるティシュペーパーの香りの強さを経時的に確認するようにして行なった。
なお、裂開線の裂開長さが長くなるにつれて、スリットの開口量は、多くなるように調整した。試料の折り補助線間の距離は10mmとし、試料2は裂開線を10mm裂いたもの、試料3は裂開線を20mm裂いたもの、試料4は裂開線を30mm裂いたものとした。
香りの強さの判定は、被験者5人による官能評価とし、香りが強いを5、香りやや強いを4、どちらでもないを3、香りがやや弱いを2、香りが弱いを1として、評価した。表中の結果は、被験者の平均を四捨五入した値である。
Figure 2015044622
結果は、裂開線を全く裂開しない試料1から順に、裂開線の裂開長さを長くしスリット開口量を多くした試料のほうが、経時的な香りの低下が観られる。すなわち、本発明のティシュペーパー製品の構成を採ることにより、香りの強さの調整機能が得られることが確認された。
100…ティシュペーパー製品、2t…ティシュペーパー、2…ティシュペーパー束、1…収納箱、11…収納箱(箱体)上面、11i…箱体上面の内側面、12…収納箱(紙箱)底面、13…収納箱(紙箱)長側面、12A…糊代部、F…フラップ、14…収納箱(紙箱)短側面、10…箱体、20…開封用ミシン目線、20a…開封用ミシン目線で囲まれる範囲、20X…開封口、21…開封用ミシン目で囲まれる部分の長辺、21L…開封口の長手縁、22…開封用ミシン目で囲まれる部分の短辺、23…裂開線、23e…裂開縁、24…折り補助線、25…接着手段、26…接着部分、30…シート材、31…スリット、28…折り線、30A…香料層、30B…香料バリア層、30C…香料弱透過層。

Claims (8)

  1. 開封用ミシン目線を切り裂くことにより形成される開封口を一面に有する箱体と、その箱体に前記開封口の範囲を包含するように箱体内面に貼られたシート材と、シート材に形成されたスリットと、を有する収納箱に、複数のティシュペーパーを折畳み重ねたティシュペーパー束が収納されている、ティシュペーパー製品であって、
    前記シート材が、香料バリア層と香料弱透過層とこれらの間に介在された香料層とを有する積層構造を有し、かつ、前記香料バリア層を箱体に対面するようにして配置され、
    前記開封口が、箱体の長手方向に沿って並列する一対の長手縁を有し、その長手縁間の開口具合を調整する開口調節機能を備え、
    前記開口調節機能による長手縁間の開口具合により前記シート材に形成されたスリットの開き具合が調整可能とされることを特徴とする、ティシュペーパー製品。
  2. 前記開口調整機能は、開封口の前記一対の長手縁間が観音開き状に開口量が調整されるものである、請求項1記載のティシュペーパー製品。
  3. 前記開口調整機能は、前記長手縁の両端部から長手縁と非平行に延在する裂開線を裂くことにより、開封口の前記一対の長手縁間が観音開き状に開口量が調整されるものである、請求項2記載のティシュペーパー製品。
  4. 前記裂開線が、二重ミシン目線である請求項3記載のティシュペーパー製品。
  5. 前記裂開線間に長手縁に沿って折り補助線が配されている請求項3又は4記載のティシュペーパー製品。
  6. 折り補助線が複数並列して配されている請求項5記載のティシュペーパー製品。
  7. 開口調整機能によって長手縁が開くように可動する部分と、シート材とは、長手縁の中央部近傍のみにおいて接着されている、請求項1記載のティシュペーパー製品。
  8. 裂開線の端部から収納箱の一面の縁に向かって延在する、開封口の開口調整機構により調整された開口具合の維持を補助する折り線を有する、請求項1〜7の何れか1項に記載のティシュペーパー製品。
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