JP2015042541A - 小型船舶 - Google Patents

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明 寺澤
Akira Terasawa
明 寺澤
幸司 木下
Kouji Kinoshita
幸司 木下
眞也 椎名
Masaya Shiina
眞也 椎名
清行 奥山
Kiyoyuki Okuyama
清行 奥山
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Abstract

【課題】船内において垂直方向に沿って壁(内壁材)が立設されるようなものに比べて、船内の空間を有効に利用して船室の空間(居住スペース)を広く構成することができる小型船舶に関する技術を提供する。【解決手段】船室を備え、スポーツまたはレクリエーション等に用いられるレジャー用の小型船舶1であって、前記船室は、湾曲する船内の形状に合わせて湾曲するように船内に内壁材が施されて構成されるものである。また、船室は、船室内に露出するように梁部材が設けられて構成されるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、小型船舶の技術に関する。
従来、小型船舶に関する技術は種々知られている。
前記小型船舶には、スポーツまたはレクリエーション等に用いられるレジャー用のものがある(特許文献1参照)。
前記レジャー用の小型船舶は、例えば、操舵室、オーナールーム、ゲストルーム、サロン、ギャレー、シャワールーム、および、ラウンジスペース等の船室を備える。
特開2009−208655号公報
しかしながら、前記小型船舶では、船体および甲板が湾曲するように形成されることから甲板および船体の内面の形状も湾曲するように構成される。
もっとも、前記小型船舶では、船体および甲板の内面の形状が湾曲するにも関わらず、船内において垂直方向に沿って壁(内壁材)が立設されるようにして船室が構成される。
このため、前記小型船舶では、船内の空間を有効に利用することができず、船室の空間(居住スペース)が狭くなるという問題があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、船内において壁が立設されるようなものに比べて、船内の空間を有効に利用して船室の空間を広く構成することができる小型船舶に関する技術を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、船室を備えるレジャー用の小型船舶であって、前記船室は、湾曲する船内の形状に合わせて湾曲するように前記船内に内壁材が施されて構成されるものである。
請求項2においては、前記船室は、前記船室内に露出するように梁部材が設けられて構成されるものである。
請求項3においては、前記船室は、前記梁部材に照明器具が配置されて構成されるものである。
請求項4においては、操舵室と、前記操舵席の前方に配置されるフロントガラスと、を備え、前記フロントガラスが、前記操舵室の左右端部間に亘るように構成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、小型船舶において、船内の空間を有効に利用して船室の空間を広く構成することができる。
本発明の実施形態に係る小型船舶を示す斜視図。 同じく小型船舶を示す斜視図。 同じく小型船舶を示す左側面図。 同じく小型船舶を示す右側面図。 同じく小型船舶を示す平面図。 同じく小型船舶を示す底面図。 同じく小型船舶を示す正面図。 同じく小型船舶を示す背面図。 同じく小型船舶の内部構造を示す側面模式図。 同じく小型船舶の内部構造を示す平面模式図。 (a)同じく小型船舶の後部デッキのフラップ扉が回動した状態を示す模式図(b)同じく小型船舶の後部デッキのフラップ扉の別実施形態を示す拡大図。 同じく小型船舶のトランザムゲートが回動した状態を示す斜視図。 同じく小型船舶の操舵室を示す図。 (a)同じく小型船舶のコントロールパネルのアナログメーターを示す斜視図(b)同じく小型船舶のコントロールパネルのアナログメーターを示す正面拡大図。 同じく小型船舶のオーナールームを示す図。 (a)同じく小型船舶のオーナールームの照明装置の構造を示す斜視図(b)同じく小型船舶のオーナールームの照明装置の構造を示す断面図(c)同じく小型船舶のオーナールームの分光板を具備する照明装置の構造を示す断面図。 同じく小型船舶のサロンを示す図。 同じく小型船舶のギャレーを示す図。 同じく小型船舶のゲストルームを示す図。 同じく小型船舶のラウンジスペースを示す図。 同じく小型船舶の可動ルーフが開いた状態を示す拡大斜視図。 同じく小型船舶の可動ルーフの可動部が移動する状態を示す図。 同じく小型船舶の船尾部を示す斜視図。
本発明の実施形態に係る小型船舶1について、図1から図23を用いて説明する。
図1乃至図8に示すように、小型船舶1は、レジャー用の小型船舶であり、スポーツまたはレクリエーション等に用いられる。小型船舶1は、例えば、全長が約12m、重量が約10トン、および、最大搭載人数が12名となるように構成される。小型船舶1は、エンジン(不図示)を備え、エンジンを動力源としてプロペラ(不図示)を駆動させて推進力を得るように構成される。
図1乃至図10に示すように、小型船舶1は、船体1aの上方に甲板1bが設けられ、甲板1bの上方にキャビン1cが設けられて構成される。小型船舶1は、キャビン1c内にラウンジスペース8と操舵室2とが構成される。小型船舶1は、甲板1bの幅が船体1aの幅よりも狭くなるように構成されて、甲板1bの側部が船体1aの側部よりも内側に位置するように構成される。小型船舶1の船体1aと甲板1bとは、主にFRP素材で構成される。船体1aおよび甲板1bの外形は、離型剤(ワックス)を塗った型にゲルコートを吹き付け、ゲルコートが乾いた(硬化した)後、設計板厚までガラスロービングおよび不飽和ポリエステル樹脂等を積層して行くことによって成形される。
以下には、小型船舶1について、各部の構成を具体的に説明する。
小型船舶1の船体1aには、甲板1b、キャビン1c、エンジンルーム1d、レーダーアーム1e、左右一対の空気導入口1f・1f、後部デッキ1gおよびトランサムゲート1hが備えられる。
甲板1bは、船体1aの上部を覆って船室等を構成する。甲板1bには、船内の船室に採光するための複数個の窓(前天窓11、後天窓12、および、左右一対の側部窓13・13)および係留装置22が設けられている。
前天窓11と後天窓12とは船内に採光するための窓である。前天窓11は、キャビン1cの前方であって甲板1bの船首側に開閉不能な状態(嵌め殺し)で甲板1bに設けられている。前天窓11は、船首側から船体長の約1/5の部分に配置される。
後天窓12は、キャビン1cの前方であって甲板1bの船尾側に開閉可能な状態で甲板1bに設けられている。後天窓12は、船首側から船体長の約2/5の部分に配置される。後天窓12は、船尾側を支点として90度よりも大きい開閉角度まで開くように構成されている。また、後天窓12は、複数の図示しない留め具により密閉可能に構成されている。後天窓12は、開状態にすることによって、船室内の換気、または、バウデッキ(甲板1b)への出入口等に用いることができる。具体的には、後天窓12は、窓枠に図示しないはしご支持部が形成されている。後天窓12は、開状態においてはしご支持部にはしご100を掛けられるように構成されている。
使用されるはしご100は、伸縮自在に構成されて、後述するオーナールーム3の収納ボックス53内に収納されている(図15参照)。はしご100は、使用時に収納ボックス53の側面開口部53bから取り出せるように構成されている。なお、本実施形態において、はしご100に限定されるものではなく、タラップを使用してもよい。
図1乃至図4、図9、図15、図17および図18に示すように、小型船舶1の側部窓13・13は、甲板1bの左右の側部に配置される。側部窓13は、船首尾方向約中央から、船首側から船体長の約1/5の部分に至るように、配置される。左右一対の側部窓13は、船内側が船首側窓13aと船尾側窓13bとに2分割されている。左右一対の側部窓13は、船首側窓13aがオーナールーム2用の窓として構成され、船尾側窓13bがサロン4用とギャレー5用との窓として構成されている。
小型船舶1は、キャビン1c(操舵室2)を境にした船首側と船尾側とにおいて、比較的、船首側が長く構成される。このため、小型船舶1では、前天窓11および後天窓12を配置するスペース(甲板1bにおいて二個の天窓を船首尾方向に並べて配置するスペース)を確保することができる。またこのため、小型船舶1では、左右一対の側部窓13を、船首尾方向に大きく構成することができる。
図1乃至図10に示すように、キャビン1cは、甲板1bの後方を甲板1bよりも突出するようにして覆うことで操舵室2とラウンジスペース8とを構成する。キャビン1cは、後部デッキ1gの出入口部1iから内部に出入り可能に構成されている。キャビン1cは、フロントガラス14、左右一対のサイドガラス15・15、可動ルーフ16および後部デッキ1gの出入口部1iの掃きだし窓45をキャビン1cに備えて構成される。キャビン1cは、その天井部分に開口部が形成されている。
図1、図5、図7、または、図13に示すように、キャビン1cのフロントガラス14は、操舵室2の左右端部間に亘るように構成される。
フロントガラス14は、フロントガラス14の左右幅が操舵室2の左右幅と略同一に形成されて構成される。これにより、小型船舶1では、フロントガラス14が操舵室2の左右端部間に亘るように構成されないものに比べて、操舵室2の操舵席21aからの視界を良好なものとすることができる。
可動ルーフ16は、キャビン1cの天井部分に形成された開口部に設けられる。具体的には、可動ルーフ16は、操舵席21aと助手席21bの上方に配置される。図21と図22とに示すように、可動ルーフ16は、固定部16aと可動部16bとを有し、可動部16bがスライドして移動することによって、開閉可能に構成される。可動ルーフ16の固定部16aと可動部16bとは、それぞれ枠にガラスが設けられて構成される。可動ルーフ16は、可動部16bにガラスの強度を向上させるための桟16cが形成されている。これにより、可動ルーフ16は、可動部16bが安定した動作を行うことができる。
キャビン1cの船尾側端部には、出入口部1iとして、その中央部分に掃きだし窓45が設けられている。掃きだし窓45は、左右方向に移動することで開閉する引き戸に構成されている。掃きだし窓45は、その全面がガラス張りで構成されている。さらに、キャビン1cの船尾側端部は、掃きだし窓45の左右両側の固定部分がガラス張りに構成されている。
小型船舶1は、エンジンルーム1dと、レーダーアーム1eと、左右一対の空気導入口1f・1fと、後部デッキ1gと、トランサムゲート1hと、を備えて構成される。
小型船舶1のエンジンルーム1dは、エンジンが配置されるように構成される。
エンジンルーム1dは、船体1aと甲板1bとで囲まれる空間(船内)に設けられる。エンジンルーム1dは、キャビン1cの後下方に配置される。エンジンルーム1dは、後部デッキ1gの下方に配置される。
小型船舶1のレーダーアーム1eは、レーダー(不図示)が配置されて、レーダーを支持するように構成される。
レーダーアーム1eは、船体1aと一体的に構成される。
レーダーアーム1eは、アーチ状に形成される。レーダーアーム1eは、船体1aの上端から後上方に傾斜して延出し、甲板1bの側部、キャビン1cの後側部、および、キャビン1cの後上部を囲むように構成される。
小型船舶1の空気導入口1fは、船外から船内のエンジンルーム1dに、エンジンの吸気用の空気を導入するように構成される。
小型船舶1は、空気導入口1fから船内に導入された空気は、配管(不図示)を介して、エンジンルーム1dに供給されるように構成される。
図11(a)に示すように、後部デッキ1gは、船尾部であって、キャビン1cの後方に配置される。すなわち、後部デッキ1gは、エンジンルーム1dの上方に構成されている。後部デッキ1gは、略中央部分にエンジンルーム1dと連通する開口部1mが形成されている。後部デッキ1gは、開口部1mを塞ぐようにして開閉可能なフラップ扉41が設けられている。すなわち、小型船舶1は、後部デッキ1gのフラップ扉41がエンジンルーム1dの天板を構成している。これにより、小型船舶1は、後部デッキ1gのフラップ扉41を開状態にすることで、エンジンルーム1d内のエンジン23のメンテナンス作業を行うことができるように構成されている。
フラップ扉41は、船尾側の端部に設けられた蝶番41aを回転軸として、船首側を上げ下げすることで開閉可能に構成される。フラップ扉41の船首側端部には、エンジンルーム1d内に設けられた電動シリンダ42が接続されている。フラップ扉41は、電動シリンダ42の伸縮によって開閉可能に構成されている。
後部デッキ1gの上面には、開口部1mの全周にわたってその縁部に凹部1nが形成されている。凹部1nは、フラップ扉41と相似する形状でフラップ扉41が隙間を有してはまり込む程度の大きさに形成されている。また、凹部1nは、その深さがフラップ扉41の厚みと略同一になるように形成されている。つまり、凹部1nは、後部デッキ1gの上面と開口部1mを覆うフラップ扉41の上面とが同一平面上になるようにして、フラップ扉41を支持するように構成されている。なお、図11(b)に示すように、後部デッキ1gの凹部1nと溝1pとの端部を屈曲させた形状でもよい。
小型船舶1のトランサムゲート1hは、船尾側端部に配置される。トランサムゲート1hは、後部デッキ1gを囲むトランサムの一部で構成される。
図12に示すように、トランサムゲート1hは、回動可能に構成される。トランサムゲート1hは、例えば、トランサムゲート1hを回動させて後方に倒した状態にして、小型船舶1から陸上(例えば、桟橋)に移動するときの通路として用いられるように構成される。
次に、小型船舶1について、船内の構成を具体的に説明する。
図9または図10に示すように、小型船舶1は、船内に船室を備える。小型船舶1は、操舵室2、オーナールーム3、サロン4、ギャレー5、ゲストルーム6、シャワールーム7、および、ラウンジスペース8等からなる。小型船舶1の船室(操舵室2と、オーナールーム3、サロン4、ギャレー5、ゲストルーム6、シャワールーム7、および、ラウンジスペース8等)は、船体1a、甲板1b、および/または、キャビン1cで囲まれる空間に設けられる。
小型船舶1は、キャビン1cに操舵室2とラウンジスペース8とが配置されている。小型船舶1は、キャビン1cの船首側に操舵室2が配置され、船尾側にラウンジスペース8が配置されている。小型船舶1は、後部デッキ1gの床面(ソール)高さとキャビン1cの床面高さが略同一になるように構成されている。つまり、操舵室2は、後部デッキ1gの出入口部1iから船内(キャビン1c内)に入ったところに配置されている。
小型船舶1は、キャビン1cよりも船首側であってキャビン1cの床面よりも低い位置にオーナールーム3、サロン4、ギャレー5、ゲストルーム6、シャワールーム7等が配置されている。また、小型船舶1は、オーナールーム3、サロン4、ギャレー5、ゲストルーム6、シャワールーム7等を配置するための空間を確保するためにキャビン1cの操舵室2の船首側が上方に突出した突出部2aが構成されている。
図9に示すように、操舵室2は、小型船舶1の操舵を行う。操舵室2は、操舵席21a、助手席21bおよびコントロールパネル46を備えて構成される。
図13に示すように、操舵室2は、船首に向かって右舷側に操舵席21aとコントロールパネル46とが配置されている。操舵室2のコントロールパネル46は、キャビン1cにおける突出部2aの側面に設けられている。さらに、操舵室2は、船首に向かって左舷側に助手席21bが配置されている。また、操舵室2には、キャビン1cにおける突出部2aの側面であって操舵席21aと助手席21bとの間の略中央に船内のオーナールーム3、サロン4、ギャレー5、ゲストルーム6、シャワールーム7等につながる通路1jが船首に向かうようにして構成されている。
操舵席21aは、小型船舶1を操舵する者が操舵時に着席する。操舵席21aは、コントロールパネル46に対向するようにして配置されている。操舵席21aは、操舵する者の体格に合わせて上下前後方向に移動可能に構成されている。
コントロールパネル46は、小型船舶1の操作具や計器等が集中的に配置されている。コントロールパネル46は、モニタ47、アナログメーター48、ハンドル49、スロットルレバー50、および、ジョイスティック51等が設けられて構成される。コントロールパネル46は、モニタ47の上方に複数のアナログメーター48が左右方向に並ぶようにして配置されている。アナログメーター48は、外縁部分に金属状のリング48aが装着され、その外側面に8箇所の凹部48bが等間隔で形成されている(図14参照)。また、コントロールパネル46は、モニタ47の表示画面側にハンドル49とジョイスティック51とが配置されている。さらに、コントロールパネル46は、スロットルレバー50が右舷側に配置されている。
助手席21bは、小型船舶1を操舵する者の補助をする者が着席する。助手席21bは、操舵席21aと並ぶようにして左舷側に配置されている。また、助手席21bは、キャビン1cにおける突出部2aの側面に対向するようにして配置されている。助手席21bは、一部がかさ上げされたキャビン1cの床面に配置されている。助手席21bの前方の突出部2aの側面には、空調の吹き出し口2bが設けられている。助手席21bの前方の突出部2aの上面であってフロントガラス14の近傍には、ゲストルーム6に連通している明り取り窓2cが設けられている。助手席21b近傍の左舷側面には、カップホルダー等が設けられている。また、助手席21bの後方の左舷側面には、キャビネット2dが設けられている。キャビネット2dには、収納式の液晶テレビ2eが備えられている。
図9または図10に示すように、オーナールーム3は、主寝室である。オーナールーム3は、船室の中で最も船首側に配置されている。つまり、オーナールーム3は、通路1jの奥側(船首側)に扉3aを隔てて配置されている。図15に示すように、オーナールーム3は、中央に二人用のベッド52が配置されている。オーナールーム3のベッド52は、ベッド台52aとマットレス等の寝具52bとから構成されている。
オーナールーム3のベッド52は、ベッド台に収納ボックス53が設けられている。収納ボックス53は、収納部が二区画に分割されている。収納ボックス53は、ベッド台52aの床面にある各区画毎の床面開口部53a・53a(図15における網かけ部分)とベッド台52aの側面にある側面開口部53bとが形成されている。すなわち、収納ボックス53は、ベッド台52aに寝具52bが配置されていても側面開口部53bから内部の収納物を取り出すことができる。
小型船舶1のオーナールーム3は、側面が小型船舶1の船体1aの形状にあわせて湾曲して構成されている。オーナールーム3は、湾曲する側面の形状に合わせて内壁材54が船内(船内側部)に施されて構成される。オーナールーム3は、その左舷側面に図示しないオーディオ機器やその操作装置56aが埋め込まれるようにして設けられている。そして、オーナールーム3は、その天井にスピーカー56bが設けられている。その他の設備として、オーナールーム3は、その左舷の側面の上方に空調の吹き出し口56cが設けられている。なお、オーナールーム3は、両舷に吹き出し口56を設ける構成でもよい。また、オーナールーム3は、右舷側後方にキャビネット56dが設けられている。
オーナールーム3は、両舷側の側面に側部窓13の船首側窓13aが配置されるように構成されている。さらに、オーナールーム3は、その天井の略中央に前天窓11が配置されるように構成されている。つまり、オーナールーム3は、船体1aに形成されている側部窓13の船首側窓13aと甲板1bに形成されている前天窓11とを介して太陽光を採光可能に構成されている。
以上のように、オーナールーム3は、船体1aの形状に合わせて湾曲するように船室が構成され、その側面に内壁材54が施されている。これにより、小型船舶1は、船内において壁が垂直方向に沿って壁(内壁材)が立設されるようなものに比べて、船内の空間を有効に利用してオーナールーム3の空間(居住スペース)を広く構成することができる。また、オーナールーム3は、その側面に図示しないオーディオ機器やその操作装置56aが埋め込まれている。これにより、小型船舶1は、船内においてオーディオ機器やその操作装置56aを配置するスペースが不要になるため、船内の空間を有効に利用してオーナールーム3の空間(居住スペース)を広く構成することができる。
小型船舶1のオーナールーム3を構成する内壁材54は、クッションで構成される。
オーナールーム3は、船首尾方向に長く構成される内壁材54(クッション)が、上下方向に複数個並べられて鎧張りされるように構成される。
このように、内壁材54がクッションで構成され上下方向に複数個並べられて鎧張りされるようにして、オーナールーム3が構成される、小型船舶1では、船内の空間を有効に利用してオーナールーム3の空間(居住スペース)を広く構成することができるとともに、オーナールーム3内の美観を向上させることができる。
オーナールーム3は、船内(船内側部)に、オーナールーム3内に露出するように複数個の梁部材55が設けられて構成される。オーナールーム3は、船首尾方向に所定間隔を空けるようにして、船内に梁部材55が設けられて構成される。
以上のように、オーナールーム3内に露出するようにオーナールーム3に梁部材55が設けられて船室が構成される、小型船舶1では、オーナールーム3内に露出するように梁部材55が設けられるため、梁部材55を隠すことによってオーナールーム3の空間が狭くなることなく、梁部材55によって小型船舶1の強度を向上させることができる。
図15または図16に示すように、小型船舶1のオーナールーム3は、前記オーナールーム3に露出するように設けられる梁部材55の上下略中央部に、照明器具57が配置されて構成される。
図16(a)、図16(b)に示すように、照明器具57は、梁部材55の上下中央部に形成される切欠55aに埋込まれるように配置されている。照明器具57は、切欠55aから梁部材55の内部に向かって形成される空間に白熱灯、蛍光灯またはLED照明装置等の光源57aが配置されている。照明器具57は、光源57aからの光が切欠55aの側面55bを照らすように構成されている。すなわち、照明器具57は、梁部材55を利用した間接照明として構成されている。なお、図16(c)に示すように、照明器具57は、白熱灯、蛍光灯またはLED照明装置57cの光の照射方向に光を分散させるためのすりガラス等からなる分光板57bを設ける構成でもよい。
以上のように、オーナールーム3には、梁部材55に照明器具57が配置されている。小型船舶1では、前記オーナールーム3内に露出する梁部材55を利用して照明器具57を配置することによって、オーナールーム3(船室)内の空間が狭くなることなく、オーナールーム3内の照明器具57の数を増加させることができる。
図9または図10に示すように、サロン4は、いわゆる談話室である。サロン4は、オーナールーム3の船尾側であって通路1jの右舷に配置されている。図17に示すように、サロン4は、ソファー58とテーブル59とモニタ60とが配置されて構成される。サロン4は、ソファー58の下に収納ボックス61が設けられて構成される。サロン4は、その天井に後天窓12が配置されるように構成されている。さらに、サロン4は、右舷側側面に船尾側窓13bが配置されるように構成されている。つまり、サロン4は、甲板1bに形成されている後天窓12と船体1aに形成されている側部窓13の船尾側窓13bとを介して太陽光を採光可能に構成されている。
図9または図10に示すように、ギャレー5は、いわゆる調理室である。ギャレー5は、オーナールーム3の船尾側であって通路1jの左舷に配置されている。つまり、ギャレー5は、サロン4と左右方向に並ぶように配置されている。図18に示すように、ギャレー5は、シンク62、コンロ63および、収納棚64等が配置されて構成される。ギャレー5は、その天井に後天窓12が配置されるように構成されている。さらに、ギャレー5は、左舷側側面に側部窓13の船尾側窓13bが配置されるように構成されている。つまり、サロン4は、甲板1bに形成されている後天窓12と船体1aに形成されている船尾側窓13bとを介して太陽光を採光可能に構成されている。
図9または図10に示すように、ゲストルーム6は、第2寝室である。ゲストルーム6は、ギャレー5の船尾側であって通路1jの左舷側に配置される。つまり、ゲストルーム6は、操舵室2の助手席21bの下方に配置されている。図19に示すように、ゲストルーム6は、その天井に明り取り窓2cが配置されるように構成されている。つまり、ゲストルーム6は、明り取り窓2cを介してキャビン1cのフロントガラス14からの太陽光を採光可能に構成されている。加えて、ゲストルーム6は、図示しない読書灯が設けられている。ゲストルーム6は、図17に示すように、ゲストルーム6は、中央に二人用のベッド65が配置されて構成される。ゲストルーム6は、船首側(ギャレー5側)にキャビネット66と扉6aとが配置されている。
図9または図10に示すように、シャワールーム7がサロン4の船尾側であって通路1jの右舷側に配置される。つまり、シャワールーム7は、ゲストルーム6と通路1jを挟んで並ぶようにして操舵室2の操舵席21aの下方に配置されている。
図9に示すように、小型船舶1のラウンジスペース8は、船首尾方向中央部のキャビン1c内に配置される。ラウンジスペース8は、キャビン1cの船尾側に配置される。ラウンジスペース8は、船室の中で最も船尾側に配置される。図20に示すように、ラウンジスペース8は、ソファー67、テーブル68およびキャビネット69が設けられて構成される。
図1乃至図5、図7、図9、図10または図15に示すように、小型船舶1は、複数個の窓(前天窓11、後天窓12、および、左右一対の船首側窓13a)をオーナールーム3に備えて構成される。小型船舶1では、前天窓11を介して、オーナールーム3に採光して、オーナールーム3内を明るくすることができる。
さらに、小型船舶1は、オーナールーム3の左右両舷に側部窓13のうち船首側窓13aが配置され、サロン4とギャレー5とに側部窓13のうち船尾側窓13bが配置されるように甲板1b側部に側部窓13が構成される、これにより、小型船舶1では、側部窓13を介して採光されるので、オーナールーム3、サロン4およびギャレー5内を明るくすることができる。
また、小型船舶1では、後天窓12および左右一対の船尾側窓13bを介して、サロン4およびギャレー5に採光して、サロン4およびギャレー5内を明るくすることができる。加えて、小型船舶1は、後天窓12が開閉可能に構成され、船室内の換気、または、バウデッキ(甲板1b)への出入口等に用いることができる。
図1乃至図5、図7、図9、図13または図20に示すように、小型船舶1は、フロントガラス14、左右一対のサイドガラス15・15および出入口部1iの掃きだし窓45をキャビン1cに備えて構成される。フロントガラス14は、キャビン1cの前部に配置され、サイドガラス15・15は、キャビン1cの側部に配置される。フロントガラス14は、操舵席21aの前方に配置され、サイドガラス15・15は、操舵席21aの左方と右方とにそれぞれ配置される。小型船舶1のキャビン1cは、船尾側に後部デッキ1gへの出入口部1iであるガラス張りの掃きだし窓45が配置されている。掃きだし窓45は、キャビン1cの船尾側端部であって後部デッキ1gとの仕切りとして配置されている。
小型船舶1は、操舵室2およびラウンジスペース8が、フロントガラス14、左右一対のサイドガラス15・15、可動ルーフ16および掃きだし窓45で囲まれるように構成される。これにより、小型船舶1では、フロントガラス14、左右一対のサイドガラス15、可動ルーフ16および掃きだし窓45を介して、操舵席21aおよびラウンジスペース8に採光して、操舵席21aおよびラウンジスペース8内を明るくすることができる。さらに、明り取り窓2cを介してゲストルーム6に採光されるので、ゲストルーム6内を明るくすることができる。
図9、図13、または、図20に示すように、小型船舶1の操舵室2とラウンジスペース8とは、互いを仕切る壁が無く、同一空間内に配置される。操舵室2の操舵席21aは、上下または前後に移動可能に構成される。操舵室2の操舵席21aは、360°回転可能に構成されて向き(操舵席21aに着席した操舵者の座る向き)を変えることができるように構成される。小型船舶1では、小型船舶1を操舵するときには、操舵席21aの向きを船首側になるようにする。操舵室2の操舵席21aは、操舵席21aの向きがラウンジスペース8側になるように回転(例えば船首側から180°回転)させたときに、ラウンジスペース8のソファー67およびテーブル68に向合うように構成される。
以上のように、操舵室2とラウンジスペース8とが同一空間内に配置され、操舵席21aの向きをラウンジスペース8側になるように回転させたときに、ラウンジスペース8のソファー67およびテーブル68に向合うように操舵室2の操舵席21aが構成される、小型船舶1では、向きがラウンジスペース8側になるように操舵室2の操舵席21aを回転させたときに、操舵室2の操舵席21aがラウンジスペース8のソファー67およびテーブル68に向合って、操舵室2の操舵席21aとラウンジスペース8のソファー67とでラウンジスペース8のテーブル68を囲むことができる。
したがって、小型船舶1では、機能性を低下させることなく操舵室2とラウンジスペース8とをコンパクトに構成することができ、操舵室2とラウンジスペース8とを構成する空間を有効に利用することができる。
また、小型船舶1の操舵室2は、操舵席21aの隣(左方)に、操舵席21aと同様に上下または前後に移動可能に構成されるとともに360°回転可能に構成される助手席21bを備えて構成される。
操舵室2の助手席21bは、向きがラウンジスペース8側になるように座席を回転させたときに、ラウンジスペース8のソファー67およびテーブル68に向合うように構成される。
このように、向きがラウンジスペース8側になるように助手席21bを回転させたときに、操舵室2の操舵席21aとともに、ラウンジスペース8のソファー67およびテーブル68に向合うように操舵室2の座席が構成される、つまり、小型船舶1では、操舵室2の操舵席21aと助手席21bとラウンジスペース8のソファー67とでラウンジスペース8のテーブル68を囲むことができる。
図1乃至図10に示すように、小型船舶1は、操舵室2から見て、比較的、船首側が長く構成される。
このため、小型船舶1では、前天窓11および後天窓12を配置するスペース(甲板1bにおいて二個の天窓を船首尾方向に並べて配置するスペース)を確保することができる。
またこのため、小型船舶1では、左右一対の側部窓13を、船首尾方向に大きく構成することができる。
またこのため、小型船舶1では、オーナールーム3、ゲストルーム6、サロン4、ギャレー5、および、シャワールーム7を、船首尾方向に広く構成することができる。
図23に示すように、小型船舶1は、シート19と背もたれ20とを船尾部に備えて構成することもできる。小型船舶1のシート19は後部デッキ1gに着脱可能に構成され、背もたれ20はトランサムの内壁に着脱可能に構成される。
1 小型船舶
1a 船体
1b 甲板
1c キャビン
1d エンジンルーム
1e レーダーアーム
1f 空気導入口
1g 後部デッキ
1i 出入口部
1j 通路
2 操舵室
3 オーナールーム
4 サロン
5 ギャレー
6 ゲストルーム
7 シャワールーム
8 ラウンジスペース
11 前天窓
12 後天窓
13 側部窓
14 フロントガラス
15 サイドガラス
16 可動ルーフ
54 内壁材
55 梁部材

Claims (4)

  1. 船室を備えるレジャー用の小型船舶であって、
    前記船室は、湾曲する船内の形状に合わせて湾曲するように前記船内に内壁材が施されて構成される、小型船舶。
  2. 前記船室は、前記船室内に露出するように梁部材が設けられて構成される、
    請求項1に記載の小型船舶。
  3. 前記船室は、前記梁部材に照明器具が配置されて構成される、
    請求項1または請求項2に記載の小型船舶。
  4. 操舵室と、前記操舵席の前方に配置されるフロントガラスと、を備え、
    前記フロントガラスが、前記操舵室の左右端部間に亘るように構成される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の小型船舶。
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