JP2015042529A - 車両用収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べて使用性を改善できる車両用収納装置の提供。
【解決手段】ベース40がスライド方向Dに並んで配置される第1、第2のホルダ部45,46を備える。そのため、ベース40がスライド方向Dと直交する方向に並んで配置される2つのホルダ部を備える場合(従来)に比べて、装置10の幅(車両左右方向長さ)を短くできる。そのため、シフトレバーと平面視でラップすることを従来に比べて簡単に抑制できる。よって、従来に比べて装置10の使用性を改善できる。また、リテーナ20とレール30がそれぞれスライド方向Dと直交する断面視で周方向に全周にわたって設けられているため、全周にわたって設けられていない場合に比べて、リテーナ20とレール30の剛性は高い。そのため、ベース40がスライド方向Dに並んで配置される第1、第2のホルダ部45,46を備える場合であっても、装置10の剛性を確保できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、2個のホルダ部を備える、車両用カップホルダ装置等の車両用収納装置に関する。
特許文献1は、車両のインストルメントパネル部位に配設される車両用収納装置であって、2つのホルダ部を備えるベースを車両後方(車室内側)にスライドさせて使用する、車両用収納装置を開示している。特許文献1開示の装置では、2つのホルダ部は、ベースのスライド方向(車両前後方向)と直交する方向(車両左右方向、装置幅方向)に並んで配置されている。
しかし、従来の車両用収納装置には、つぎの問題点がある。
2つのホルダ部が車両左右方向に並んで配置されているため、車両のシフトレバーがインストルメントパネル部位に配設されている場合、ホルダ部とシフトレバーとが平面視でラップしやすい。ホルダ部とシフトレバーとが平面視でラップすると、ホルダ部への収納物の出し入れ時に収納物や手がシフトレバーに当たり易い。そのため、車両用収納装置の使用性上で改善の余地がある。
登録実用新案第30885980号公報
本発明の目的は、従来に比べて使用性を改善できる車両用収納装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) リテーナと、
前記リテーナに収納されるレール収納位置と前記リテーナから引き出されるレール引出し位置とに、前記リテーナにスライド可能に支持されるレールと、
前記レールに収納されるベース収納位置と前記レールから引き出されるベース引出し位置とに、前記レールの前記リテーナに対するスライド方向と同方向に前記レールにスライド可能に支持されるベースと、
を有し、
前記リテーナは、互いに対向するリテーナ上下壁と、互いに対向するリテーナ左右壁と、を備えており、前記リテーナ上下壁と前記リテーナ左右壁とで前記スライド方向と直交する断面視で周方向に全周にわたって設けられており、
前記レールは、互いに対向するレール上下壁と、互いに対向するレール左右壁と、を備えており、前記レール上下壁と前記レール左右壁とで前記スライド方向と直交する断面視で周方向に全周にわたって設けられており、
前記ベースは、前記スライド方向に並んで配置される第1、第2のホルダ部を備える、車両用収納装置。
(2) 前記ベースは、ベース底壁と該ベース底壁の外周部から上方に立ち上がるベース側壁とを備えており上方のみに開放する箱状となっており、
前記第1、第2のホルダ部は、前記ベース側壁の内側で前記ベース底壁から上方に立ち上がり前記ベースの内部スペースを2つに分けるベース仕切り壁を前記ベース底壁に設けることで設けられており、
前記ベース仕切り壁の前記ベース底壁からの立ち上がり量は、前記ベース側壁の前記ベース底壁からの立ち上がり量に比べて小とされている、(1)記載の車両用収納装置。
(3) 前記レールまたは前記ベースに、前記スライド方向に並んで設けられる第1、第2のサポート孔を備えるサポートが、平面視で前記第1のサポート孔が前記第1のホルダ部に位置し前記第2のサポート孔が前記第2のホルダ部に位置するサポート第1の位置と、該サポート第1の位置より前記リテーナの奥側にスライドして平面視で前記第1のサポート孔が前記第2のホルダ部に位置するサポート第2の位置とに、前記ベース底壁から上方に隔たった位置で前記スライド方向にスライド可能に支持されている、(2)記載の車両用収納装置。
上記(1)の車両用収納装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
ベースがスライド方向に並んで配置される第1、第2のホルダ部を備えるため、ベースがスライド方向と直交する方向に並んで配置される2つのホルダ部を備える場合(従来)に比べて、装置の幅(車両左右方向長さ)を短くできる。そのため、シフトレバーと平面視でラップすることを従来に比べて簡単に抑制できる。よって、従来に比べて装置の使用性を改善できる。
また、リテーナとレールがそれぞれスライド方向と直交する断面視で周方向に全周にわたって設けられているため、全周にわたって設けられていない場合に比べて、リテーナとレールの剛性(スライド方向の曲げ剛性)は高い。そのため、ベースがスライド方向に並んで配置される第1、第2のホルダ部を備える場合であっても、装置としての剛性を確保できる。
上記(2)の車両用収納装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
ベースが上方のみに開放する箱状となっており、第1、第2のホルダ部がベース仕切り壁をベース底壁に設けることで設けられているため、第1、第2のホルダ部を箱状にできる。そのため、第1、第2のホルダ部をカップホルダとして使用できるだけでなく、携帯型メディアプレーヤ等の小物を収納可能な小物入れとして使用することができる。また、ベース仕切り壁のベース底壁からの立ち上がり量が、ベース側壁のベース底壁からの立ち上がり量に比べて小とされているため、比較的長尺の収納物であっても、第1、第2のホルダ部の両方を利用して収納することができる。
上記(3)の車両用収納装置によれば、レールまたはベースに、スライド方向に並んで設けられる第1、第2のサポート孔を備えるサポートが、サポート第1の位置とサポート第2の位置とに、ベース底壁から上方に隔たった位置でスライド方向にスライド可能に支持されているため、つぎの効果を得ることができる。
サポートがサポート第1の位置にあるとき、第1のホルダ部に収納されるカップ類の側面を第1サポート孔の縁部で保持できるとともに、第2のホルダ部に収納されるカップ類の側面を第2サポート孔の縁部で保持できる。また、サポートがサポート第2の位置にあるとき、第1のホルダ部にサポートによって邪魔されない収納物(たとえば500ml紙パック等)を収納することができるとともに、第2のホルダ部に収納されるカップ類の側面を第1サポート孔の縁部で保持できる。よって、装置の使用性上有利である。
本発明実施例の車両用収納装置の分解斜視図である。 本発明実施例の車両用収納装置の作動図である。(a)は、レールがレール収納位置にあり、ベースがベース収納位置にあり、サポートがサポート第1の位置にある場合を示している。(b)は、レールがレール収納位置にあり、ベースがベース引出し位置にあり、サポートがサポート第1の位置にある場合を示している。(b´)は、レールがレール収納位置にあり、ベースがベース引出し位置にあり、サポートがサポート第2の位置にある場合を示している。(c)は、レールがレール引出し位置にあり、ベースがベース引出し位置にあり、サポートがサポート第1の位置にある場合を示している。(c´)は、レールがレール引出し位置にあり、ベースがベース引出し位置にあり、サポートがサポート第2の位置にある場合を示している。 図2(a)のA−A線断面図である。 図2(a)のB−B線断面図である。
以下に、本発明実施例の車両用収納装置を、図面を参照して説明する。
本発明実施例の車両用収納装置(以下、単に収納装置、装置ともいう)10は、たとえば、車両の内装部材であるインストルメントパネルに配置される車両用カップホルダ装置である。ただし、装置10は、車両用カップホルダ装置に限定されるものではなく、車両用小物入れ装置等であってもよい。また、装置10の配置場所は、インストルメントパネルに限定されるものではなく、コンソールパネル等であってもよい。なお、本発明実施例及び図示例では、装置10がインストルメントパネルに設けられる場合を説明する。なお、図中UPは上方を示し、FRは車両前方を示す。
装置10は、図2に示すように、リテーナ20と、リテーナ20にスライド方向(車両前後方向)Dにスライド可能に支持されるレール30と、レール30のリテーナ20に対するスライド方向Dと同方向にレール30にスライド可能に支持されるベース40と、を有する。
リテーナ20は、たとえば樹脂製である。リテーナ20は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。なお、本発明図示例では、図1、図3または図4に示すように、リテーナアッパ21とリテーナロア22の2部品構成である場合を示している。リテーナアッパ21とリテーナロア22とは、爪嵌合、ビス締め、カシメ等により互いに固定されている。なお、本発明図示例では、爪嵌合により互いに固定される場合を示している。
リテーナ20は、図4に示すように、インストルメントパネル1に対して固定されている。リテーナ20は、車両前方側端部に車両前方に突出して設けられる突出部23をインストルメントパネル1が固定されるインパネブラケット2に設けられる孔2aに差し込むとともに、車両後方側端部に設けられる取付け部24をインパネブラケット2にビス24a等を用いて固定することで、インストルメントパネル1に対して固定されている。リテーナ20の突出部23がインパネブラケット2の孔2a内でがたついて異音が発生することを抑制するために、クッション材23a等が設けられていることが望ましい。
リテーナ20は、図2に示すように、車両後方のみに開放するボックス状である。リテーナ20は、リテーナ20の車両前方側端部に位置するリテーナ奥壁25aと、図3に示すように、リテーナ奥壁25aの上端部から車両後方に延びるリテーナ上壁25bと、リテーナ奥壁25aの下端部から車両後方に延びリテーナ上壁25bと対向するリテーナ下壁25cと、リテーナ奥壁25aの車両右側端部から車両後方に延びるリテーナ右壁25dと、リテーナ奥壁25aの車両左側端部から車両後方に延びリテーナ右壁25dと対向するリテーナ左壁25eと、を備える。リテーナ20が互いに対向するリテーナ上下壁25b、25cと、互いに対向するリテーナ左右壁25d、25eを備えているため、図3に示すように、リテーナ20は、スライド方向(車両前後方向)Dと直交する断面視で周方向に全周にわたって設けられている。リテーナ20は、スライド方向Dと直交する断面視で周方向に全周にわたって連続して設けられていてもよく、一部非連続に設けられていてもよい。
レール30は、たとえば樹脂製である。レール30は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。なお、本発明図示例では、レールアッパ31とレールロア32の2部品構成である場合を示している。レールアッパ31とレールロア32とは、爪嵌合、ビス締め、カシメ等により互いに固定されている。なお、本発明図示例では、ビス33を用いた締め付け(ビス締め)により互いに固定される場合を示している。
レール30は、図2(b)、(c)もしくは図2(b´)、(c´)に示すように、リテーナ20に出入り可能とされている。レール30は、リテーナ20に全体または略全体が収納されるレール収納位置30aと、リテーナ20から車両後方(車室内側)に引出されるレール引出し位置30bとに、リテーナ20にスライド方向Dにスライド可能に支持されている。レール30のリテーナ20に対する移動に節度を出すために、図1に示すように、レール30とリテーナ20の一方に一体または別体のレール用節度バネ34が設けられており、レール30とリテーナ20の他方にレール30がレール収納位置30aおよび/またはレール引出し位置30bに位置するときにレール用節度バネ34が入り込む図示略の凹部が設けられていることが望ましい。
レール30がレール引出し位置30bに位置するとき、レール30に設けられるレール用ストッパ35がリテーナ20に設けられるレール用ストッパ受け26に当接しており、レール30がリテーナ20から脱落することが抑制されている。レール30がレール収納位置30aに位置するとき、レール30がリテーナ奥壁25aに当接して異音が発生する場合には、該異音を抑制するクッション材C1が設けられていることが望ましい。
レール30は、図3に示すように、リテーナ20に対して、リテーナ左右壁25d、25eにて左右方向動が規制されるとともに、リテーナ左右壁25d,25eの上下中間部にスライド方向Dに延びて設けられる段差部27とリテーナ上壁25bとで上下方向動が規制されている。すなわち、リテーナ20の、リテーナ左右壁25d、25e、リテーナ上壁25bおよび段差部27が、レール30がリテーナ20に対してスライド方向Dにスライドするガイドレールとして働く。
レール30は、車両後方のみに開放するボックス状である。レール30は、図4に示すように、レール30の車両前方側端部に位置するレール奥壁35aと、図3に示すように、レール奥壁35aの上端部から車両後方に延びるレール上壁35bと、レール奥壁35aの下端部から車両後方に延びレール上壁35bと対向するレール下壁35cと、レール奥壁35aの車両右側端部から車両後方に延びるレール右壁35dと、レール奥壁35aの車両左側端部から車両後方に延びレール右壁35dと対向するレール左壁35eと、を備える。レール30が互いに対向するレール上下壁35b、35cと、互いに対向するレール左右壁35d、35eを備えているため、レール30は、スライド方向(車両前後方向)Dと直交する断面視で周方向に全周にわたって設けられている。レール30は、スライド方向Dと直交する断面視で周方向に全周にわたって連続して設けられていてもよく、一部非連続に設けられていてもよい。
ベース40は、たとえば樹脂製である。ベース40は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。なお、本発明図示例では、主として、図1に示すように、ベース本体41とベース本体41の車両後方側面に固定して取付けられるドア部材(意匠部材)42とを備える場合を示している。
ベース40は、図2(a)に示す、レール30に略全体が収納されるベース収納位置40aと、図2(b)〜図2(e)に示す、レール30から車両後方(車室内側)に引出されるベース引出し位置40bとに、レール30にスライド方向Dにスライド可能に支持されている。ベース40のレール30に対する移動に節度を出すために、図1に示すように、ベース40とレール30の一方に一体または別体のベース用節度バネ43が設けられており、ベース40とレール30の他方にベース40がベース収納位置40aおよび/またはベース引出し位置40bに位置するときにベース用節度バネ43が入り込む図示略の凹部が設けられていることが望ましい。
ベース40がベース引出し位置40bに位置するとき、ベース40に設けられるベース用ストッパ44がレール30に設けられる図示略のベース用ストッパ受けに当接しており、ベース40がレール30から脱落することが抑制されている。ベース40がベース収納位置40aに位置するとき、ベース40がレール奥壁35aに当接して異音が発生する場合には、該異音を抑制するクッション材C2が設けられていることが望ましい。
ベース40は、図3に示すように、レール30に対して、レール左右壁35d、35eにて左右方向動が規制されるとともに、レール左右壁35d,35eの上下方向中間部でスライド方向Dに延びて設けられる段差部36および突出部37にて上下方向動が規制されている。すなわち、レール30の、レール左右壁35d、35e、段差部36と突起部37が、ベース40がレール30に対してスライド方向Dにスライドするガイドレールとして働く。
ベース40は、図1に示すように、スライド方向Dに並んで配置される同容積(ほぼ同容積を含む)の第1、第2のホルダ部45,46を備える。第1のホルダ部45が第2のホルダ部46よりも車両後方に位置している。ベース40は、ベース底壁47aとベース底壁47aの外周部から上方に立ち上がるベース側壁47bとを備えており、上方のみに開放する箱状となっている。第1、第2のホルダ部45,46は、ベース側壁47bの内側でベース底壁47aから上方に立ち上がりベース40の内部スペースをスライド方向Dに2つに分けるベース仕切り壁47cをベース底壁47aに設けることで設けられる。ベース仕切り壁47cのベース底壁47aからの立ち上がり量は、ベース側壁47bのベース底壁47aからの立ち上がり量(全周にわたってベース底壁47aからの立ち上がり量が非一定である場合には立ち上がり量の最小)に比べて小(たとえば1/2以下でありさらに望ましくは1/3以下、さらに望ましくは1/4以下)とされている。
レール30がレール収納位置30aにありベース40がベース収納位置40aにあるとき、図2(a)に示すように、第1、第2のホルダ部45,46のいずれもリテーナ20内に位置しており第1、第2のホルダ部45,46にカップ類や小物等の収納物を出し入れ不能とされている。レール30がレール収納位置30aにありベース40がベース引出し位置40bにあるとき、図2(b)、図2(b´)に示すように、第1のホルダ部45がリテーナ20外に位置しており第1のホルダ部45に収納物を出し入れ可能とされており、第2のホルダ部46の全部または一部がリテーナ20内に位置しており第2のホルダ部46に収納物を出し入れ不能または出し入れ困難とされている。レール30がレール引出し位置30bにありベース40がベース引出し位置40bにあるとき、図2(c)、図2(c´)に示すように、第1、第2のホルダ部45,46のいずれもリテーナ20外に位置しており第1、第2のホルダ部45,46に収納物を出し入れ可能とされている。
レール30またはベース40には、図1に示すように、スライド方向Dに並んで設けられる第1、第2のサポート孔51,52を備えるサポート50が、スライド方向Dにスライド可能に支持されている。第1のサポート孔51が第2のサポート孔52よりも車両後方に位置している。なお、本発明実施例および図示例では、サポート50がレール30にスライド方向Dにスライド可能に支持される場合を例にとって説明する。
サポート50は、たとえば樹脂製である。サポート50は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。サポート50は、図3に示すように、ベース40の上側に配置されており、ベース底壁47aから上方に隔たった位置でレール30に対してスライド方向Dにスライド可能とされている。サポート50は、図2(b)、図2(c)に示す、平面視で第1のサポート孔51が第1のホルダ部45に位置し第2のサポート孔52が第2のホルダ部46に位置するサポート第1の位置50aと、図2(b´)、図2(c´)に示す、サポート第1の位置50aよりリテーナ20の奥側(車両前方)にスライドして平面視で第1のサポート孔51が第2のホルダ部46に位置するサポート第2の位置50bとに、レール30に対してスライド方向Dにスライド可能とされている。
サポート50がサポート第1の位置50aに位置するとき、サポート50がベース40に当接して異音が発生する場合には、図1、図4に示すように、該異音を抑制するクッション材C3が設けられていることが望ましい。
サポート50は、図3に示すように、レール30に対して、レール左右壁35d、35eにて左右方向動が規制されるとともに、レール左右壁35d,35eの上下方向中間部でスライド方向Dに延びて設けられる突出部37とレール上壁35bとで上下方向動が規制されている。すなわち、レール30の、レール左右壁35d、35e、突起部37とレール上壁35bが、サポート50がレール30に対してスライド方向Dにスライドするガイドレールとして働く。
サポート50の移動の節度を出すために、図1に示すように、サポート50とベース40またはレール30との一方に一体または別体のサポート用節度バネ53が設けられており、サポート50とベース40またはレール30との他方にサポート50がサポート第1の位置50aおよび/またはサポート第2の位置50bに位置するときにサポート用節度バネ53が入り込む図示略の凹部が設けられていることが望ましい。なお、サポート50とベース40との一方にサポート用節度バネ53が設けられており、サポート50とベース40との他方にサポート用節度バネ53が入り込む凹部が設けられている場合、サポート50がレール30にスライド方向Dにスライド可能に支持される場合であっても、ベース収納位置40aに位置するベース40をベース引出し位置40bに引出す際にベース40と一緒にサポート50も車両後方に引出すことができ、操作性を向上させることができる。
レール30がレール引出し位置30bにありベース40がベース引出し位置40bにあるときであって、サポート50がサポート第1の位置50aにあるとき、図2(c)に示すように、第1のホルダ部45に収納される収納物(主にカップ類)の側面を第1のサポート孔51の縁部51aで保持できるとともに、第2のホルダ部46に収納される収納物(主にカップ類)の側面を第2のサポート孔52の縁部52aで保持できる。また、レール30がレール引出し位置30bにありベース40がベース引出し位置40bにあるときであって、サポート50がサポート第2の位置50bにあるとき、図2(c´)に示すように、第1のホルダ部45にサポート50によって邪魔されない収納物(たとえば500ml紙パック等)を収納することができるとともに、第2のホルダ部46に収納される収納物(主にカップ類)の側面を第1のサポート孔51の縁部51aで保持できる。
サポート50には、図4に示すように、第1のサポート孔51に収納される収納物の側面を第1のサポート孔51の縁部51aに押し付けることで第1のサポート孔51に収納される収納物の保持性能を向上させるために、第1の側面押圧部材54が設けられていてもよい。また、サポート50には、第2のサポート孔52に収納される収納物の側面を第2のサポート孔52の縁部52aに押し付けることで第2のサポート孔52に収納される収納物の保持性能を向上させるために、第2の側面押圧部材55が設けられていてもよい。第1、第2の側面押圧部材54,55は、単一のバネ部材56(図1参照)により常時各サポート孔51,52内への突出量が大となる方向にサポート50に対して付勢されている。単一のばね部材56を用いるのは、部品点数を削減するためである。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(A)ベース40がスライド方向Dに並んで配置される第1、第2のホルダ部45,46を備えるため、ベースがスライド方向と直交する方向に並んで配置される2つのホルダ部を備える場合(従来)に比べて、装置10の幅(車両左右方向長さ)を短くできる。そのため、シフトレバーと平面視でラップすることを従来に比べて簡単に抑制できる。よって、従来に比べて装置10の使用性を改善できる。
(B)リテーナ20とレール30がそれぞれスライド方向Dと直交する断面視で周方向に全周にわたって設けられているため、全周にわたって設けられていない場合に比べて、リテーナ20とレール30の剛性(スライド方向Dの曲げ剛性)は高い。そのため、ベース40がスライド方向Dに並んで配置される第1、第2のホルダ部45,46を備える場合であっても、装置10としての剛性を確保できる。
(C)レール30がレール収納位置30aにありベース40がベース引出し位置40bにあるとき、図2(b)、図2(b´)に示すように、第1のホルダ部45がリテーナ20外に位置しており第1のホルダ部45に収納物を出し入れ可能とされており、第2のホルダ部46の全部または一部がリテーナ20内に位置しており第2のホルダ部46に収納物を出し入れ不能または出し入れ困難とされている。そのため、第1、第2のホルダ部45,46をスライド方向Dに並んで備える場合であっても、第1のホルダ部45のみを使用する際に第2のホルダ46をリテーナ20内に収納しておくことができる。
(D)ベース40が上方のみに開放する箱状となっており、第1、第2のホルダ部45,46がベース仕切り壁47cをベース底壁47aに設けることで設けられているため、第1、第2のホルダ部45,46を箱状にできる。そのため、第1、第2のホルダ部45,46をカップホルダとして使用できるだけでなく、携帯型メディアプレーヤ等の小物を収納可能な小物入れとして使用することができる。
(E)ベース仕切り壁47cのベース底壁47aからの立ち上がり量が、ベース側壁47bのベース底壁47aからの立ち上がり量に比べて小とされているため、第1のホルダ部45または第2のホルダ部46のみには収納不可能な比較的長尺の収納物であっても、第1、第2のホルダ部45,46の両方を利用して収納することができる。
(F)レール30またはベース40に、スライド方向Dに並んで設けられる第1、第2のサポート孔51,52を備えるサポート50が、サポート第1の位置50aとサポート第2の位置50bとに、ベース底壁47aから上方に隔たった位置でスライド方向Dにスライド可能に支持されている。そのため、サポート50がサポート第1の位置50aにあるとき、第1のホルダ部45に収納されるカップ類の側面を第1サポート孔51の縁部51aで保持できるとともに、第2のホルダ部46に収納されるカップ類の側面を第2サポート孔52の縁部52aで保持できる。また、サポート50がサポート第2の位置50bにあるとき、第1のホルダ部45にサポート50によって邪魔されない収納物(たとえば500ml紙パック等)を収納することができるとともに、第2のホルダ部46に収納されるカップ類の側面を第1サポート孔51の縁部51aで保持できる。よって、装置10の使用性上有利である。
10 車両用収納装置
20 リテーナ
21 リテーナアッパ
22 リテーナロア
25a リテーナ奥壁
25b リテーナ上壁
25c リテーナ下壁
25d リテーナ右壁
25e リテーナ左壁
30 レール
30a レール収納位置
30b レール引出し位置
31 レールアッパ
32 レールロア
35a レール奥壁
35b レール上壁
35c レール下壁
35d レール右壁
35e レール左壁
40 ベース
40a ベース収納位置
40b ベース引出し位置
41 ベース本体
42 ドア部材(意匠部材)
45 第1のホルダ部
46 第2のホルダ部
47a ベース底壁
47b ベース側壁
47c ベース仕切り壁
50 サポート
50a サポート第1の位置
50b サポート第2の位置
51 第1のサポート孔
51a 第1のサポート孔の縁部
52 第2のサポート孔
52a 第2のサポート孔の縁部
54 第1の側面押圧部材
55 第2の側面押圧部材
56 バネ部材
D スライド方向

Claims (3)

  1. リテーナと、
    前記リテーナに収納されるレール収納位置と前記リテーナから引き出されるレール引出し位置とに、前記リテーナにスライド可能に支持されるレールと、
    前記レールに収納されるベース収納位置と前記レールから引き出されるベース引出し位置とに、前記レールの前記リテーナに対するスライド方向と同方向に前記レールにスライド可能に支持されるベースと、
    を有し、
    前記リテーナは、互いに対向するリテーナ上下壁と、互いに対向するリテーナ左右壁と、を備えており、前記リテーナ上下壁と前記リテーナ左右壁とで前記スライド方向と直交する断面視で周方向に全周にわたって設けられており、
    前記レールは、互いに対向するレール上下壁と、互いに対向するレール左右壁と、を備えており、前記レール上下壁と前記レール左右壁とで前記スライド方向と直交する断面視で周方向に全周にわたって設けられており、
    前記ベースは、前記スライド方向に並んで配置される第1、第2のホルダ部を備える、車両用収納装置。
  2. 前記ベースは、ベース底壁と該ベース底壁の外周部から上方に立ち上がるベース側壁とを備えており上方のみに開放する箱状となっており、
    前記第1、第2のホルダ部は、前記ベース側壁の内側で前記ベース底壁から上方に立ち上がり前記ベースの内部スペースを2つに分けるベース仕切り壁を前記ベース底壁に設けることで設けられており、
    前記ベース仕切り壁の前記ベース底壁からの立ち上がり量は、前記ベース側壁の前記ベース底壁からの立ち上がり量に比べて小とされている、請求項1記載の車両用収納装置。
  3. 前記レールまたは前記ベースに、前記スライド方向に並んで設けられる第1、第2のサポート孔を備えるサポートが、平面視で前記第1のサポート孔が前記第1のホルダ部に位置し前記第2のサポート孔が前記第2のホルダ部に位置するサポート第1の位置と、該サポート第1の位置より前記リテーナの奥側にスライドして平面視で前記第1のサポート孔が前記第2のホルダ部に位置するサポート第2の位置とに、前記ベース底壁から上方に隔たった位置で前記スライド方向にスライド可能に支持されている、請求項2記載の車両用収納装置。
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